sinnen
機関紙『ミンダナオの風』新年号の
特別紹介!
サイト上には、表紙と松居陽の記事と
小学校5年生で訪問してきた少女:石黒はるなちゃんの記事のみ載せました。
支援者のまだいない奨学生の記事と松居友の記事もお読みになりたい方は、
わずかでも自由寄付を送ってくださるか
宮木梓さんに、メールで問い合わせてみてください!
mclmindanao@gmail.com
2025年の1月にお届けし、年6回隔月にお送りいたします。
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ここは、君たちのホーム(ふる里)だからね!松居友 
世界に広げていく手助けを 松居 陽
貴重な体験をありがとう 石黒はるな(11歳)小学校5年
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機関紙『ミンダナオの風』は、松居友が編集し、ミンダナオで制作し、
隔月に支援者の皆様にお送りしている機関紙です。
今回は特別に、上記の講演による感想文とも関連して
今後の日本の若者たちを視野に入れた活動や、
新たにMCLで活動を開始して
日本での講演会も行っていく、松居陽の記事も出ていますので、
サイト上に、一部のみを掲載することにいたしました。
この機関紙を楽しみにして、
時には生きがいにしてくださっている方々も多くいらっしゃいます!
ご希望の方は、自由寄付でも奨学生支援でも良いので、振り込んでいただくか、
現地日本人スタッフの宮木梓(あずさ)さんにメールか
mclminndanao@gmai;.com
日本事務局の密本眞弓さんにお電話していただければ幸いです。
電話番号090-4277-7373

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ここは、君たちの
ホーム(ふる里)だからね!松居友
ミンダナオ子ども図書館の
庭で遊んでいる子たちを見ると
戦争孤児や極貧で家庭が崩壊したり、
物乞いやアビューズを受けながらも生き抜いてきた
子たちとは思えないほど生き生きとしていて、当人曰く
「宗教や種族、国や言葉が違っていても
兄弟姉妹、一つの家族!」
明るく愛と友情に満ち溢れています。

そして近年、
片言の英語も話せない日本の子どもや、
心の悩みや孤独を抱えた若者たちが、
「わたし、初めての海外旅行だけれど、
英語もはなせないけど、どうしてもここに来たくって!
家族も貧しいから、必死でアルバイトして、
飛行機代だけ、稼いできたの!
でもここに住めるだけでも夢みたい!」

そして帰るときには、
子どもたちに抱かれて泣き出して、
「ここに住みたーーい!
でも、日本に帰っても、だいじょうぶ!
いざとなれば、ここに来れば救われるもん!」

なるほど、MCL の子たちは、
さびしく孤独な人たちを救う
天使たちだったんだ!
落ち込んだらいつでも帰っておいで!
ここは、君たちのホーム(ふる里)だからね!
仏教や神道の人たちにとっても、駆け込み寺?

かつていっしょに、活動していた息子の陽も
奥さんと二人の子たちと、
MCL に戻って住み始め
日本以外の国々も視野に入れて、
サイトを立ち上げて、
機関紙の執筆も始めてくれています!
戦争だらけの今の時代、
ミンダナオで繰り返される戦争を
実体験してきただけに、
世界の平和に少しでも役立てればと思い、
国境を越えて、
これからの未来を作っていく若者たちが、
愛と友情を分かち合いながら育っていける
平和な家にしていきたいと思っています!
コロナ明けで、5年以上も停まっていた、
原住民とイスラムとクリスチャンの文化祭も再開しました!
みんなで登るアポ山登山も。始めたいと思っています!
みんな来て!
いっしょに食べて謡って踊ろうよ!
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世界に広げていく手助けを 松居 陽
9月1日午前4時、暗闇の中で歌声が爆発した。
今日で3歳の息子の海( かい) は
眠そうにきょとんとしている。
ベランダへ出ると、MCL の子供たちが
誕生日のセレナーデを歌ってくれていた。
小さな女の子が2人、
木登りして採ってきたマンゴスチンを
ビニール袋いっぱいプレゼントしてくれたので、
つい20個ほど一気食いしてしまった。
10月のランソネスも11月のドリアンもおいしいが、
9月のマンゴスチンは格別だと思う。

MCL では相変わらず子供たちが元気いっぱいで、
10年前はまだ小さかった子たちも、
今では高校生や大学生の
頼もしいお兄ちゃんお姉ちゃんになっており、
コロナ過のオンライン授業で普及した
スマホを器用に使いこなし、宿題(?)をしている。
立ち上がるのに数分かかる
デスクトップ1台を全員がシェアしていた、
10年前とはご時世が違う。
スマホといえば、面白いことにMCL に移ってから、
息子がスマホで動画を見たいとせがむことが
全くなくなった。
新しくできたたくさんの友達と、
MCL の大きな敷地内を走り回る
彼の姿を見ていると、
本当に幸せな気持ちになる。
もちろんすべてがキラキラしているわけではない。
ご近所がプラスチックのゴミを燃やすと
ひどい頭痛がするし、
デング熱の流行で蚊の心配もしないといけない。
0歳児と3歳児の父親として、
また60人の子供たちのお兄ちゃんとして、
なんとか解決策を見つけたい懸念も多い。

10年前MCL にいたときは、スライドショーなど
父の講演をサポートする映像を作ったり、
野菜売りの少女たちを題材にした
ドキュメンタリー『げんきなやさい』の
上映会を行うことで支援者を集めていた。
  
その頃のミンダナオは戦闘が多発しており、
戦場や難民キャンプで撮った
痛ましい映像が多くなってしまったが、
現在は、MCL や日本政府も力添えした
平和構築が実を結び、
以前とは比べものにならないほど平穏になっている。

今回も、奨学生とその家族の生活の現状を追って
映像を作っていくとともに、
各言語に自動翻訳可能な英語版ウェブサイトや
ソーシャルメディアを作り、
基盤を世界に広げていく手助けをできればと思っている。
この機関誌も、
英語版を求める声が広がりつつあるようで、
翻訳していきたいと思っている。

支援者の皆様や日本の若者たちとも、
様々なメディアを通して、
または日本滞在の際、
もしくは願わくはMCL に来ていただいた際に
交流していければと切に願っております。
これからもよろしくお願い致します。

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sinnen3
貴重な体験をありがとう
石黒はるな(11歳)小学校5年
サイト上には、一部ばっすいして載せました・・・本文は素晴らしい!
ミンダナオ子ども図書館に、行ってみたいと思った理由!
・普段と違う環境の生活を体験してみたかった。
・いろんな国に行ってみたい
・自然の中で、お友達と遊びたい。
・楽しそうだから

初めてMCL の施設の中にはいったときは、
逃げだしたいぐらい緊張していました。
ちがう言語だけれど、だいじょうぶかな?と思っていました。
けれど「いっっしょに遊ぼう!」と声をかけてくれたり、
わたしもちょっとなら分かる英語で
がんばって話そうとしてくれて
うれしかったです!

最後に「MCL」の方々に、
ひとことお礼を言いたいと思います。
とても貴重な体験をありがとうございました。
世界には、まだ苦しんでいるたくさんの子がいると思います。
だから、これからも活動を続けてほしいです。
五日間、ほんとうにありがとうございました。

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