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ミンダナオ子ども図書館の創設ディレクター:松居友(日本文芸家協会会員)の活動日記
ミンダナオ子ども図書館日記
ミンダナオ子ども図書館日記

 ミンダナオ子ども図書館:日記 最新の目次
 ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック! 訪問希望の方は ここをクリック!
 ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
若者たちの訪問感想や
講演感想も掲載されています。
 ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作
宮木梓さんによる、
最新の現地活動報告です!

2024年のミンダナオ子ども図書館:日記
目次
 

日本の若者たち海辺の子たちに会いに
 サンタマリアの海の家GO!

❶ミンダナオ子ども図書館の日常からGO!
1)なぜミンダナオ子ども図書館を建てたかGO!
①ミンダナオ子ども図書館をこの地に建てることにしたのはGO!
②スーザン インカルさんを紹介GO!
③ホウキ草を刈って、妖精の岩の上で、妖精と一緒に作っているの!GO!
④アポ山は、フィリピンでは最高峰の山GO!
⑤アポ山という、死者の集まる祈りの場所GO!
2)ミンダナオ子ども図書館の日常からGO!
①ここは、ミンダナオ子ども図書館の台所。GO!
②日本のみんなも、ニワトリをつかまえて首を切って!GO!
③早朝から、起きて薪でご飯を炊いたり!GO!
3)日本の若者たちもいっしょに洗濯!GO!
①お洗濯を、はじめたり!GO!
②訪問してきた若者たちも、いっしょに洗濯!GO!
4)みんなで遊ぼう!GO!
①おかずの野菜を植えようよー!GO!
②バライバライは、楽しいよ!GO!
③竹馬も作るよ!GO!
④ちまたで遊ぶ友情の世界が生きている!GO!

5)運営しているのは子どもたち!GO!
①運営しているのは子どもたち!GO!
②果物がたべたかったら、とってあげるよ!
GO!
③食べ終わったら、みんなで遊ぼう!GO!
④最後に、枯れ葉と草のお掃除!GO!
⑤わたしたちは、お米干し!GO!
6)さあ、海へ行くよーーー!GO!
①さあ、海へ行くよーーー!!!GO!
②訪問を希望される方々は、何日でも滞在できますよ!GO!

❷かつての日本もこんなだった!GO!
1)サンタマリアの海へ向かった!GO!
①ミンダナオ子ども図書館のあるキダパワン市は!GO!
②サンタマリアの海へ向かった!GO!
③海ってどんな所なの?GO!
④素朴な生活が生きている!GO!
⑤この素朴な村の浜に家を建て GO!
⑥海の子たちと友だちになって GO!
2)奨学生の村を訪ねたGO!
①サンタマリアの町に着くGO!
②奨学生の状況を把握GO!
③お父さんは日本人!GO!
④お父さんたちも家族のためにGO!
3)ミンダナオ子ども図書館の海の家に到着GO!
①海の上に浮かんでいるのは養魚池!GO!
②最後に、浜から半島の丘を越えて!GO!
③クラクシン集落に到着!GO!
④ここがミンダナオ子ども図書館の海の家!GO!
4)日本もこんなだった?GO!
①素朴な漁師さんたちの集落!GO!
②愛と友情が生きる力GO!
③日本もかつてはこんなだった?GO!
④ふとんをひいて雑魚寝していた!GO!
⑤子どもが生活する建物はGO!
⑥その子の部屋の前にあつまって
GO!


こんな体験、生まれて初めてー!GO!
1)愛と友情を前面に出してGO!
①みんなで寝ている子が多い!GO!
②ふる里の家では竹の床のうえにGO!
③ぼくも雑魚寝した体験からGO!
④長屋が生活の場でGO!
⑤ミンダナオでも山岳地域や漁村ではGO!
⑥孤立化が浸透してGO!

2) 平和を創っていくのは若者たち?GO!
①本来は日本の文化のなかにもGO!
②若者たちの幸せな未来はGO!
③平和な世界を創っていくのは若者たち?GO!

④日本だけでなく世界の若者たちとGO!
⑤体験こそが大事な気がしてGO!
⑥ふる里に対する想いは変わらず
GO!
3)生きる力は子どもたち同士が!GO!
①なぜこんなに自殺率が低いのかな?
GO!
②いたるところに子どもたちの姿がGO!
③孤独で死ぬってどういうこと?GO!
4)村の子たちが遊んでいるよ!GO!
①海なんか行ったことも無い!
GO!
②浜に着くと感動してGO!
③ミンダナオ子ども図書館の子たちが来た!GO!
5)日本の若者たちも視野に入れて!GO!
①訪問してきた若者にたいしても
GO!
我が家に帰ってきたような気持になるGO!
③こんな体験、生まれて初めてーーー!
GO!
④この子たちもMCLの奨学生の子たちGO!
⑤ありのままの体験ができるようにGO!


 ❹生きる力ってなんだろうGO!
1)生きる力は、子どもたち同士がつちかっていく!GO!
①なぜこんなに自殺率が低いのかな?GO!
②村の子たちが遊んでいるよ!GO!
③ミンダナオ子ども図書館の子たちが来た!GO!
④この子たちも、MCLの奨学生の子たち。GO!

2)友情と愛こそが、生きる力!GO!
①みんなおいでよ、いっしょに遊ぼう!GO!
②遊びのなかでつちかわれる!GO!
③友情と愛こそが、生きる力!GO!
④木に登って、ヤシの実とってあげる!GO!
⑤みんなで食べて。おいしいよ!GO!

3)なかよしが何よりもの幸せGO!
①なかよしが何よりもの幸せGO!
②だいじょうぶ?GO!
③いっしょに遊ぼう!GO!
④なかよしが、何よりもの幸せね!GO!

4)おいしいよ!!GO!
①これ、食べられるかなあ?GO!
②おいしいよ!!GO!

5)とつぜん、難病で亡くなった!GO!
①定期的に奨学生の家を訪れてGO!
②母と娘と二人で訪問・・・GO!
③村の奨学生たちの家々をめぐってGO!
④最後にかつて奨学生だった子の家を訪ねたGO!

6)涙がこぼれて止まらなかった!GO!
①言ってくれたら助けたのに!GO!
②涙がこぼれて止まらなかった!GO!

7)病気は最大の悲しみ!GO!
①薬一つ買えない、貧困世帯の子たちにとってGO!
②病気は、最大の悲しみ!GO!
③この子も同じ難病の奨学生でGO!

8)お母さんのお別れ会GO!
①お母さんが、先に帰られるのでGO!
②お母さん、私が歌ってあげる!GO!
③お別れの挨拶の後GO!
④夕暮れとともに、家族のために
GO!


 ダバオの町の海に張り出した貧困地域
ササの子たちに会いに!!
制作予定

 

2024年:新年度スカラー調査の旅GO!
1)フィリピンでは、8月が新学年の始まりなのでGO!
進学への意思や希望、問題や状況を知るためにGO!
奨学生が通っている山の学校に行きGO!
子どもたちに会って話を聞き、状況を把握!GO!
進学のお祝いの、学用品とお土産を渡す!GO!
古着や靴をあげているのでGO!
大喜びで駆けてくる!GO!

2)今回は、同行した日本の若者がGO!
同行した日本の若者がGO!
訪問した若者たちの体験記GO!
ふる里の学校に通いたい子はGO!
はるか山麓の学校に、歩いて通わねばならずGO!
MCLの本部に移り住むのを希望GO!
3)どうしても放っておけなくなり採用GO!
家庭が崩壊した子を推薦されるとGO!
どうしても放っておけなくなりGO!
この子たちが幸せに育ちGO!

4)ここは先住民優先の小学校GO!
地震で倒壊しGO!
山麓への避難生活を強制されてGO!
空き地に作られた小学校だGO!
マノボ族の奨学生たちもこの学校に通ってGO!
5)山里の我が家には帰れない!GO!
すでに四年以上もひなん場所で生活をしているGO!
山里の我が家には帰れない!GO!
仮設住宅としてはまだ良いところでGO!
ビニールシートの下で暮らしている避難民も多い!GO!
6)深い山奥の村にも向かった!GO!
調査のためにたくさんの学校を巡るGO!
福祉局や先生たちや先住民の酋長からGO!
学校に通えない子を奨学生として採用!GO!
7)スカラーだった子に出会った!GO!
驚いたことにはかつてスカラーだった子にGO!
16歳で結婚したけれど子供も生まれてGO!
貧しくとも幸せそうGO!
妹が高校に行きたくても行けないことがわかりGO!
8)遊びで培われる愛と友情が生きる力!GO!
また別の子たちの調査に向かった!GO!
家庭が崩壊して置き去りにされたりGO!
子どもたちは本当に愛らしくGO!
遊びで培われる愛と友情こそが生きる力!GO!
9)こんなところを歩いて通っているんだ!GO!
先生から依頼された子に導かれて!GO!
その子の家に向かったGO!
毎日こんなところを歩いてGO!
10)家庭が崩壊してGO!
叔父さんの家に住まわせてもらっているけれどGO!
学校に通わせるのは無理との事!GO!
11)おばあさんは泣き出した!GO!
さらに村の福祉局で依頼されたGO!
別の子たちの調査に向かった!GO!
必ず住んでいる家を訪れてGO!
成績は優秀だけれどGO!
食べさして行くのも大変!GO!
その場で採用を決定!GO!
大学まで行けるなんて夢みたい!
GO!
12)貧しいけれど7人は子どもがいる!GO!
また別の子の家に向かった!GO!
平均して7人は子どもがいる!GO!
子どもこそが家族の宝!GO!
お姉ちゃんやお兄ちゃんも下の子の面倒を見たり!GO!
13)将来、家族を助けたいの!GO!
だから下から二番目の妹とわたしがGO!
年下の女の子が選ばれるGO!
圧倒的に女性が多い!GO!
14)地震で教会と家が倒壊してGO!
お母さんといっしょにがんばっていましたよ!GO!
15)『地震の悲しみで父さんが」映像からGO!
翌々日に、地震避難民の支援をしにいったGO!
絵本の読み語りと歌と踊りとGO!
日本から送られてきた靴を配りGO!
家族が集まって今後の事を話し合ったGO!
5人の子どもたちを奨学生に採用GO!
崩れた山の生家に向かったGO!
山崩れの現場にも向かったGO!
家族で住めるように引っ越してくることにGO!
若者たちががんばって修理費を!GO!
家族たちは大喜び!GO!



 日本の若者たちの訪問感想文!
クリックしていただけると、
サイト「ミンダナオ子ども図書館:若者の友情日記」の感想文に飛びます。

 ここにいると自然に明るくなった 福井芽衣GO!
 貴重な体験をありがとう!GO!
   石黒 はるな 11歳 小学校5年生
 ミンダナオ子ども図書館体験記 豊嶋志保  GO!
ミンダナオ訪問記 陳代修平GO!
自分から見たMCLの子供たち 岩淵桃香GO!
 また会いに行きたい 木村 香穂 GO!
 2019年夏と2020年春に滞在しました GO!
大学3年 岸本鮎乃
 MCLのスタッフに応募したキッカケ GO!
MCLスタッフ 西村奈々子
 まゆみさんが、書かれたものです!GO!
 いらなくなった文房具とか絵本とかあったらGO!
立命館宇治中学校3年
中西凜々子
 共有できた喜び! 中西 凛々子 GO!
 ミンダナオ子ども図書館へ行って感じた事  GO!
駿河台大学 太刀川悠介
 17歳初めての海外旅行で来た琴美さん GO!


 日本政府のODAによる精米所が完成!GO!
 序章:天から降りてきた?GO!
1)日本政府のODAとの連携GO!
2)山の先住民地域で地震が繰り返し起こりGO!
3)水田を購入していく事GO!
4)一年間に2.5期作の収穫GO!
5)外部に依頼せねばならずGO!
6) コンクリートのお米干し場と精米所GO!
7)MCLの敷地内のお米干し場と精米機ではGO!
8)厳しい状況になってきました!GO!
9)精米を外注することなくGO!
10)地震で倒壊した学校のODAによる再建GO!
11)石川総領事様と織田副領事様がGO!
12)天から降りてきた言葉のようGO!
13)日本から来る若者たちにもGO!  
 本章:日本政府のODAによる
米干し場と精米所が完成!
GO!
1)開所式の準備を始めた!GO!
2)マンゴーの木陰は来賓席でGO!
3)日本から来た若者もお手伝い!GO!
4)日本の国旗を貼られて行かれたGO!
5)倉庫の前に張られた記念ボードGO!
6) 訪問者にも食事を提供GO!
7)いよいよ授与式が始まった!GO!
8)大喜びしたのは子どもたち!GO!
 国や言語が違っていても兄弟姉妹!松居友 GO!
 立ち上げた理由とこれからの子たち 松居友 GO!
 機関紙『ミンダナオの風』新年号の特別紹介!GO!
ここは、君たちのホーム(ふる里)だからね!松居友
GO!
世界に広げていく手助けを 松居 陽GO!
貴重な体験をありがとう 石黒はるな(11歳)小学校5年GO!
 機関紙「ミンダナオの風」が100号を迎えた! GO!
常盤平幼稚園での講演会の感想!GO!
長崎市立図書館での講演感想の言葉!GO!


松居友執筆の過去の体験や人生の記憶と
子どもたちへの想いの日記!

「0」ゼロに 立つための支援を
ぼくの青少年時代の悩みやミンダナオの子どもに出会って救われた体験など、
とくに、生きる希望を失って、ひきこもりや自殺などを考えている若者たちに
読んでほしいと思って書きました。
 
kako
サイトに掲載してきた過去の活動を整理修正し、
以下に掲載していきます
戦争と貧困と平和構築と国際交友
多くの困難を超えてミンダナオの子どもたちから、
生きる力をもらってきた実体験の記録!
クリックすれば、サイトに飛べます。

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店名:
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口座番号 0018057
口座名:
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現地日本人スタッフ宮木 梓(みやき あずさ)  
mclmindanao@gmail.com

Facebook(Messenger):Azusa Miyaki
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電話でのお問い合わせ
NPO法人:ミンダナオ子ども図書館 日本事務局 
代表理事:密本眞弓
(みつもと まゆみ)
電話番号090-4277-7373
mcl.madoguchi@gmail.com

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nikki
 ミンダナオ子ども図書館:日記 本編2024年製作の自由日記
umibe
日本の若者たち
海辺の子たちに会いに



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日本の若者たちと 海辺の子たちに会いに!
umiie
サンタマリアの海の家 
GO!
nichijo
 ❶:ミンダナオ子ども図書館の日常から

1)なぜミンダナオ子ども図書館を建てたかGO!
①ミンダナオ子ども図書館をこの地に建てることにしたのはGO!
②スーザン インカルさんを紹介GO!
③ホウキ草を刈って、妖精の岩の上で、妖精と一緒に作っているの!GO!
④アポ山は、フィリピンでは最高峰の山GO!
⑤アポ山という、死者の集まる祈りの場所GO!

2)ミンダナオ子ども図書館の日常からGO!
①ここは、ミンダナオ子ども図書館の台所。GO!
②日本のみんなも、ニワトリをつかまえて首を切って!GO!
③早朝から、起きて薪でご飯を炊いたり!GO!

3)日本の若者たちもいっしょに洗濯!GO!
①お洗濯を、はじめたり!GO!
②訪問してきた若者たちも、いっしょに洗濯!GO!

4)みんなで遊ぼう!GO!
①おかずの野菜を植えようよー!GO!
②バライバライは、楽しいよ!GO!
③竹馬も作るよ!GO!
④ちまたで遊ぶ友情の世界が生きている!GO!

5)運営しているのは子どもたち!GO!
①運営しているのは子どもたち!GO!
②果物がたべたかったら、とってあげるよ!
GO!
③食べ終わったら、みんなで遊ぼう!GO!
④最後に、枯れ葉と草のお掃除!GO!
⑤わたしたちは、お米干し!GO!

6)さあ、海へ行くよーーー!GO!
①さあ、海へ行くよーーー!!!GO!
②訪問を希望される方々は、何日でも滞在できますよ!GO!


umia1

1)なぜミンダナオ子ども図書館を建てたか
①ミンダナオ子ども図書館を
  この地に建てることにしたのは

ミンダナオ子ども図書館を
この地に建てることにしたのは、

最初はアパートでめんどうを見ていた
10人ほどの奨学生の若者たちが、
どんどん増え始めたことがきっかけ!

増え始めた理由は、
農業や鉱山資源開発のために起こされた?
戦闘などによって、
イスラム地域のリグアサン湿原地帯で
多い時は100万以上の避難民が出たり、

平地から開発で
山に追われた原住民の住む山岳地帯でも、
極貧で三食たべられず、
病気も治せず、
学校にいけない子がほとんどで、

子どもたちを助けに行くと、
親が殺されていたり、

極貧で
家庭が崩壊した子たちがいて、

どうしても放っておけなくなって、
受け入れ始めたことによって、
アパートを幾部屋も借りるわけにもいかず、
思い切って土地を買って、

ぼくも含めて
みんなで大勢、
家族のように住める
家を作ることに決めた。

umia2
②スーザン インカルさんを紹介

当時、同じアパートに住んでいた方が、
この土地の持ち主の
スーザン インカルさんを紹介してくださった。
何とお爺様が、初代の市長さんで、
マノボの酋長だった方!

当時、
キダパワン市は、
マノボ族しか住んでいなかったという。

しかし、高原の観光や学園都市として
発展するにしたがって、
国の要請もあって、
土地を大学や公共施設に譲り渡して、
マノボ族たちは、山に追いやられ、
最後に残った所がここだという!

インカルさんは、
とても心優しい方で、
「ここは、最後の土地ですけれど、
ぜひ、ミンダナオ子ども図書館にお渡ししたいのです!」
と言って、売り渡してくださった。

umia3
③ホウキ草を刈って、妖精の岩の上で、
 妖精たちと一緒に、ホウキ作っているの!


ここの庭には、岩があって、
地元の人たちの話によると、
岩は、妖精たちの家になっていて、
村の人々は、この岩の横を通るときには、
「タビタビ ポー!」

「ちょっと通して下さいね!」
と妖精たちに声をかけて、
通らせてもらうのだという。
下の写真で、岩の上に座っているのは、
ミンダナオ子ども図書館の妖精たち(笑)!

umia4
④アポ山は、
  フィリピンでは最高峰の山


アポ山は、3000m弱の
フィリピンでは最高峰の山で、
活火山で、岩場にはたくさんの
ブルーベリーが生えている!

キダパワン市は、
アポ山の裏側の高原にある都市で、
マノボ族のガイドをつければ登れますよ!
MCLでも、高校卒業した子たちで、
登りたい子たちを集めて、
7月ごろに、毎年登るようにしています!

ミンダナオの子たちにとっては、
アポ山登頂は、夢のまた夢!
皆さんもいっしょに、登りますか?
その時のサイトは、以下をクリック!
アポ山へGo!

umia5
⑤アポ山という、
  死者の集まる祈りの場所


妖精の岩のあるミンダナオ子ども図書館は、
アポ山という、
死者の集まる聖なる神々の山を
目の前に仰ぐことの出来る
聖なる祈りの場所で、

町からは、少し離れているものの
マノボ族にとっては、
こここそが
キダパワン市の中心であったという・・・

それを聞いて、
聖なる岩の横に、
マノボ族の祈りの家
パルバランを庭に建てました。

この岩を舞台に
お話し青い山の妖精さんたち
松居友が作りましたので
良かったら読んでみてくださいね。
青い岩の妖精さんたち
umia6
2)ミンダナオ子ども図書館の日常から
①ここは、ミンダナオ子ども図書館の台所。

ミンダナオ子ども図書館では、
朝食は、
4時半ごろに子どもたちが起きて、
薪でご飯を炊いて、おかずを煮て、

夕食は、
学校から帰ってきた子たちが、
野菜や果実を庭でとってきたり、

時には、
ごちそうのニワトリを捕まえて
首を切って
料理したりして作ってくれます!

umia7
②日本のみんなも、
  ニワトリをつかまえて首を切って!


台所の周りにも、
庭のあちらこちらにも、
放し飼いのニワトリたちが
ひよこと一緒に走り回っているよ。


日本のみんなも、MCLに来たら、
ニワトリをつかまえて、首を切って
食べてみたら良いよ!
「キャーー!怖いーー!」
「でも、やってみる!」

ある、日本の少女が言った言葉!
「いままで、コンビニの鶏肉しか
食べたことなかったけれど
こうやって、本当に殺して
命をいただいて食べてみると、
感謝の気持ちが沸いて来るわ!」


umiia8
③早朝から、
  起きて薪でご飯を炊いたり!


訪問してきた日本の若者たちも、
早朝から起きて?
子どもたちに起こしてもらって(笑)
いっしょにご飯づくりをしたり、

お土産に持ってきた
ふりかけを
大喜びでごはんにかけて、
食べる姿をみたり、

「毎日、三度食べられるだけでも夢みたい!」
という、感謝の気持ちがこもった言葉を聞くと、
食べられること、生きる事の喜びを
教えてもらったような気持ちになる・・・?


umia9
3)日本の若者たちもいっしょに洗濯!
①お洗濯を、はじめたり!

学校のない日は、
朝食がすむと、みんなで洗濯!
みんな集まって、井戸端や
蛇口端に集まって手で洗濯・・・

以前も書いたと思うのですが、
洗濯機を置いたら喜ぶだろうと思って、
買ったけれども使わない???
「なぜ、使わないの?」と聞いたら、
「ボタンを押すだけで、洗濯できるなんてつまんないよー!」
「みんなで、集まってやる方が、楽しいよ!」

洗濯も遊びといっしょのコミュニケーション!
昔の日本も「井戸端会議」があって、
落ち込んでいても、洗濯場で話して
最後に水で流すと、
心もすっきり!!!

ミンダナオには、
お風呂が無いから、
山では、
川にみんなで洗濯にいった後には、

最後は、
川に飛びこんで
自分を洗濯!

umia10
②訪問してきた若者たちもいっしょに洗濯!

昔は、日本でも
公共の井戸や川で
村人たちが、集まって話をしながら
洗濯をした風景が見られたけれど、
今は、自動洗濯機になってしまい
生活のなかでのコミュニケーションも失われてしまった?

たしかに、便利になったし、
そのぶん会社で仕事をする時間を
稼げるようになったけれど、
隣近所のおつきあいが、無くなっただけ、
地域が寂しくなってきた?

子どもたちも、学校が引けると
部活や塾通いに行かされて
近所の友だちどうしで
野原で鬼ごっこをしたり
かくれんぼをしたり?
助け合いながら、楽しみながら、
友情と愛を分かち合える時が無くなった?

umia11
4)みんなで遊ぼう!
①おかずの野菜を植えようよー!

日曜日や祭日の午前中や
平日も学校から帰ってくると、
子どもたちが声をかけあって、
庭の掃除や野菜作りをしはじめる。

楽しみながらする野菜作りも
マキ集めも、
マキ割りも
遊びといっしょ?

balaib
②バライバライは、楽しいよ!

お仕事が終わったら、
バライバライ
お家を作って、
お昼寝の時間!

ぼくらは、
たこを作って
たこあげするんだ!

たこなんか、
売っていないし、
売っていても、
高くて買えないから、

使わないビニールシートや
ビニール袋をもらってきて
ぜんぶ、
ぼくらで作るんだ!

takeu
③竹馬も作るよ!

竹馬も、
みんなで作るよ!
カナヅチもないから、
石で釘を打つんだ!

日本でも、
かつては子どもたちが、
どこでも遊んでいたけれど、
今の日本では、
ちまたで遊ぶ姿が見られなくなった?

chimata
④ちまたで遊ぶ友情の世界が生きている!

家でも、
学校でも、
児童施設でもない
中間の世界・・・それが、ちまた!

ミンダナオでは、
路上でも市場でも
空き地でも、
いたるとろで子どもたちの姿がある。

ちまたで遊びまわる
子どもたちの姿が
見えない社会は
さびしく孤独な世界な気がする。

ミンダナオ子ども図書館では、
山の村々と同じように、
年齢や男女や宗教や種族の違いを超えて
みんながいっしょに、ちまたで遊ぶ
そんな愛と友情の世界が生きている!

unko
5)運営しているのは子どもたち!
①運営しているのは子どもたち!

毎週、金曜日の夜には、
ミィーティングがあって、
選挙で選ばれた5人の子たちが、
前にすわって、
いろいろな問題や予定などを話し合う。

朝ごはんと夜ご飯は、
何曜日は、だれが作るの?
野菜作りは、みんなでする?
今度の読み語りは、だれが行く?
マキ集めと、マキ割はだれが担当?

ハウスペアレントのスタッフが、
アドバイスをすることもあるけれど、
問題になっている出来事も含めて
ほとんど、子どもたち自身で解決していく。

MCLを運営しているのは、
奨学生の子どもたち!


umia12
②果物がたべたかったら、とってあげるよ!

子どもたちは、いつも
相手の人の気持ちを
大切にしてくれていて、
訪問して来た日本の若者たちにも、
気軽に声をかけてくれる。
「果物が食べたかったら、とってあげるよ!」



umia13
③食べ終わったら、みんなで遊ぼう!

とくに、寂しげな顔をしている仲間を見ると
放っておけずに、声をかけてくる。
「だいじょうぶ?さびしくない?
いっしょに遊ぼう!」


umia14
④最後に、枯れ葉と草のお掃除!

遊びも仕事も、勉強すらも
おたがいの気持ちをつなぎあって
声をかけあって笑いながら、
楽しくやるのがあたりまえ!


umia15
⑤わたしたちは、お米干し!

お米干しも
大変なお仕事だと思うのだけれど、
端で見ていると
ぜんぜん辛そうが顔をしないで
笑顔で助け合いながら
遊んでいるように見える時もあるぐらい!



umia16
6)さあ、海へ行くよーーー!!!
①さあ、海へ行くよーーー!!!

最も興奮するのが、
海へ遊びに行くことだ!
山で育った子たちは、
海を見たことも無く、
大喜びで駆けてくる!
「海に行けるなんで、夢みたい!」


umia17
②訪問を希望される方々は、
  何日でも、滞在できますよ!


夏休みや週末など、
帰郷できない子たちは寂しい時期なので
海辺のリゾートに連れて行ってたけれど、
海沿いの子たちを奨学生に採用することもあり、
素朴な生活の匂いのする
漁師さんたちの海辺の村に家を作った!


 waka2
❷:かつての日本もこんなだった!
 katuj1
1)サンタマリアの海へ向かった!GO!
①ミンダナオ子ども図書館のあるキダパワン市は!GO!
②サンタマリアの海へ向かった!GO!
③海ってどんな所なの?GO!
④素朴な生活が生きている!GO!
⑤この素朴な村の浜に家を建て GO!
⑥海の子たちと友だちになって GO!
katuj2
2)奨学生の村を訪ねたGO!
①サンタマリアの町に着く
GO!
②奨学生の状況を把握GO!
③お父さんは日本人!GO!
④お父さんたちも家族のためにGO!
katuj3
3)ミンダナオ子ども図書館の海の家に到着GO!
①海の上に浮かんでいるのは養魚池!
GO!
②最後に、浜から半島の丘を越えて!GO!
③クラクシン集落に到着!GO!
④ここがミンダナオ子ども図書館の海の家!GO!
katuj4
4)かつての日本もこんなだった!GO!
①素朴な漁師さんたちの集落!GO!
②愛と友情が生きる力GO!
③かつての日本もこんなだった?GO!
④ふとんをひいて雑魚寝していた!GO!
⑤子どもが生活する建物はGO!
⑥その子の部屋の前にあつまって
GO!


katuj5
5)愛と友情を前面に出してGO!
①みんなで寝ている子が多い!GO!
②ふる里の家では竹の床のうえにGO!
③ぼくも雑魚寝した体験からGO!
④長屋が生活の場でGO!
⑤ミンダナオでも山岳地域や漁村ではGO!
⑥孤立化が浸透してGO!


6) 平和を創っていくのは若者たち?GO!
①本来は日本の文化のなかにもGO!
②若者たちの幸せな未来はGO!
③日本だけでなく世界の若者たちとGO!


 sansan
1)サンタマリアの海へ向かった!
①ミンダナオ子ども図書館のあるキダパワン市は!

ミンダナオ子ども図書館のあるキダパワン市は、
湾岸の町ダバオから、
アポ山のすそ野をめぐって
反対側に行った
高原地帯にある学園都市!

標高は、300m弱でアポ山麓の高原地帯。
それゆえに涼しく、
夜はときどき寒く感じる時も・・・
そして、ぶぶぶぶーーーん、と音がして、
とつぜん、アトラスオオカブト虫が飛んでくる。

昆虫好きの人には、
たまらぬ場所で
チョウチョウも大きくて有名だそうです!

熱帯フルーツの産地としても有名で
ミンダナオのフルーツバスケット
とも言われていて
8月には、
国道に置かれたフルーツの食べ放題の
フルーツフェスティバルも開かれますよ!
右の写真に写っているのは、スタッフの一人!

sansan2
②いよいよ、
サンタマリアの海へ向かった!

ミンダナオ子ども図書館の
奨学生たちは、
山から来た マノボ族やバゴボ族といった
原住民の子たちが多く、
靴など買えないので
普段は、裸足て歩いているし、

ジャングルの中を
3時間も歩かないと
学校に行けない子の場合など、
村から出たことも無かった子も多い。


また、戦闘が繰り返し起こる
イスラム地域から来た子たちも、
三食たべるのも大変で、
村から出るのも危険なので、
大きな街に行ったことも無く、
まして海など見たことも無い!

ほとんどの子が、
山裾の町まで
降りてくるだけでも大変で
海など見たことも無い子が多い。

MCLに住むようになった子たちも、
夏休みや
クリスマスお正月には、
親元に帰りたい子は、
車で送り届けるようにしているけれど、

なかには、
貧困状況が激しく食べられなかったり、
家庭が完全に崩壊していたりなどなど、
いろいろな事情があって、
帰ることが出来ない子もいる。

そういう子にとっては、
休みの時期は、さびしくなる時期なので
「みんなで海に泳ぎに行こうーーー!」
というと、大喜び!
「海って、しょっぱいってほんとう???」
「サメに襲われたりしない?」

sansan3
③海ってどんな所なの?


最初は、リゾートに行ったけれど、
竹の小屋で寝る庶民リゾートでも、
これだけたくさんの子たちがいると、
宿泊費も食事代も結構かかるし、
庶民的な生活のもつ雰囲気が無く
故郷に帰ってきたような気がしない。

それで、ダバオ湾沿いの人々に聞くと、
「あの向こうの半島の先に
漁師さんの小さな村々があって、
車も四輪駆動でないと入れないし、
昔ながらの白砂の美しい浜もあるらしいよ!」

それで、行ってみて驚いたことには、
本当に素朴でカヌーで漁をしている
漁師さんたちの生活が生きている
美しい白浜の漁村だった。

漁師さんたちは、
昼間は、男同士が集まって
ヤシ酒を飲んで歓談しているので、
のんびりしているなあああ・・・
と思ったけれど、

午後には、浜から舟に乗り
ときには、徹夜で魚を捕りに
沖へ沖へと出かけていき、
なんと早朝に帰ってくるので、
昼間の酒飲みが、ゆいいつの休み時!

舟も漁船というよりは、
村で木を削って舟体を作り
その横に竹で浮きをつけた
カヌーのような小舟なのだ!

しかも、魚を獲るのは、
釣り竿か、
手編みの網を海に入れてとるので
それほど多く、
また大きな魚が獲れるわけでもない!


sansan4
素朴な生活が生きている!

一つの浜に多くの家族で住んでいて
庶民的な共同生活はあっても、
自分の土地ではないので
生えているヤシを採るのが精一杯で
畑を持てるわけもなく、

とった魚を市場で売って、
日銭を稼いで
家族で食べていくのがやっと・・・。
ときには、魚も十分とれず、
子供も多いし、
学校に行かせるのも大変!

でも、貧しくても
子どもも大人たちも、お互いに助け合い、
共同生活が成り立っているし、
少なくとも海の幸や、
魚が獲れれば
お互いに分かち合って生きていけるし、

自分名義の土地は無くても、
隣人どうしで助け合い、
なぜか、
ホッとするような
素朴な生活が生きている!

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⑤この素朴な村の浜に家を建て

しかし、こうした一見幸せそうな村でも、
お父さんが、海上で亡くなったり、
お母さんが、町に働きにいったきり、
居なくなったりして、
家庭が崩壊してしまった子どもも、
あちらこちらに居て、

そうした家庭の場合は、
祖父母や親せきや
近所の人たちが、
取り残された子どもたちを引きとって、
めんどうを見ているケースも多いのですが、

子どもを預かった家でも、
我が子だけでも子どもたちが多く、
食べさせていくだけでも大変で、
預かった子までは、
とても、学校にまで
行かせてあげることができません。

そのような現状がわかってくるにつけて、
浜の貧困世帯の子たちも支援し、
助けて行くことも考えると、
思い切って、
この素朴な村の浜に家を建て、

そこを拠点にして、
極貧で家庭が崩壊したような
不幸な子たちの支援も視野に入れ、
活動を始めることにしたのです。

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⑥海の子たちと友だちになって

そうすれば、
本部に住んでいる
海を見たことも無い山の子たちも
休み時には、ここに来て、

海の子たちと友だちになって、
泳ぎもできるし、
海辺の生活の楽しさや、
困難さも理解できて、
将来の夢や希望を
考えていくきっかけにもなるだろう!

さらに、
日本から来た若者たちにとっても、
山や湿原地帯での体験に加えて、
金持ちの集まるリゾート地とは異なった
ほんものの海の生活の貧困と
漁師さんたちの頑張る姿や

たとえ貧しくとも、
子どもたちが、愛と友情をもって遊ぶ
そんな幸せそうな姿から
「本当の幸せってなんだろう!」
といった、夢や希望を見いだせるだろう!

そしてここでも、
ミンダナオ子ども図書館の子たちと同様に
イスラム教徒も

キリスト教徒も
なかよく助け合いながら
生活している素晴らしさ!

素朴な浜の子どもたちと
いっしょに遊ぶ楽しさを
実体験する喜びを得られ、
将来の夢や希望を見出す事も
出来るかもしれない!

そんな思いが重なって、
思い切って、ここに、
ミンダナオ子ども図書館の
海の家を建ることにしたのです!


santach
2)奨学生の村を訪ねた
①サンタマリアの町に着く

ミンダナオ子ども図書館の海の家は、
ダバオから湾岸沿いにディゴス市にまで行き
ディゴス市から左に折れてダバオ湾の岸沿いを
南に向かって走っていくと
最後に尾根を越えたところで、
サンタマリアの町に着く。

私たちは、
以前は北コタバト州が活動地域だったけれど、
その後、活動がマニラの政府直轄の
福祉局本部でも評価されて、
フィリピン政府直属の特定非営利法人となった。
それゆえに、ミンダナオ全域を含む
フィリピン全土での活動が認められた。

サンタマリアもダバオ市も
北コタバト州ではないけれど、
例え北コタバト州内の
近隣地域であったとしても
どの地域で活動する場合にも、
必ず、まず最初に市役所や村役場にたちより、
福祉局の役員やソーシャルワーカーに話をした後に、

必要に応じて、
さらに警察や
時には軍を訪れて、
場所や内容を伝えると同時に、

現地の治安の状況など
詳細な情報を聞いてから
活動を開始する。
下は、同行してくださった
軍の方が、子どもの髪をそっている様子。


santach2
奨学生の状況を把握

今回は、
サンタマリア市役所の許可を得たのちに、
まずは市内の学校に行き、
ここに通っている奨学生の状況を
把握すると同時に
支援者などからの手紙を渡した。

小中学校は、山の奥の村から
時には、ジャングルの中を
裸足で歩いて通えても、
高校になると、学校が遠い町にあり、
馬かバイクの後ろに乗せてもらって、
通わなければならなくなるので、
遠いしお金もかかるし、

町の親戚の家に住んで
通える子の場合は良いけれど、
状況によっては、
ミンダナオ子ども図書館の本部に移り住んで、
大学まで通うケースも多い。

santach3
③お父さんは日本人!

サンタマリア市の学校に行った後、
今回は海沿いの道を行き、
村の役場にも立ち寄って、
不安定な状況は無いか、
地域の最新の情報を聞き取った。
村の職員もMCLのことは良く知っていて
喜んで迎えてくれる。

この村は、
戦前から日本人が多く住み
漁師をやっていた村で、
市の職員の方々もほどんどが日系人だ。
読み語り活動をした時に
耳元で密かに
大戦中の話も聞いて驚かされた。

「敗戦後、広大な土地は米軍のものとなり、
私の母も戦前からここに住みついて、
漁業をやっていた日系人の一族で、
米軍兵士の子である
私を身ごもったのですが、
米軍が去っていくときに、
このあたりの土地を与えられたのです。」

「 けれど、多くの日系人は土地を奪われ、
山へと追い出されていきました。
しかし、母は土地を受け継いでも、
住んでいる日系人たちを追い出すことなく、
彼らが同じ土地に住み続け、
作物を植えて
生活することを認めてきたのです。」

しかし、
生活は苦しく困難で、
この村からも奨学生を採用している。
写真の子たちは、
ミンダナオ子ども図書館に住んでいるけれど、
お父さんは、日本人!

santach4
④お父さんたちも家族のために

別の村に住んでいる
奨学生だった子の家も訪ねた。
彼女も高校を卒業して、
18歳で結婚して、
幸せな家庭を築いていた!

高校を卒業して結婚して、
妊娠している子もいたけれど、
「まずは、赤ちゃんがだいじだから、
無理をしないで、
子どもを産んでね!」

「何か、困ったことがあったら
駆けこんでおいで!
相談に乗ってあげるから!
家族が、何よりも大事だからね。」

お父さんたちも、
家族のために、
いっしょうけんめいに働いている。
獲ってきた魚を買わせてもらって
今晩の料理にみんなで食べよう!

umimcl
3)ミンダナオ子ども図書館の海の家に到着
①海の上に浮かんでいるのは養魚池!

サンタマリア市から
海に張り出した半島の海岸沿いを行くと、
海沿いの道は、まだ舗装されていず
遠くに、網で囲った養魚池が見える。
漁師さんは、養魚池の網のそばの
木の小屋で魚を育てている!

道は時には、海沿いに続き、
満ち潮の時は、
多少海に浸かりながら
4WDで抜けていく・・・

umimcl2
②最後に浜から半島の丘を越えて!

半島の岬は、
高い丘になっていて、
海岸沿いは、
岩壁なので道はなく、
丘を登る道がついているだけ!

そこを、
何とか登るしかないけれど、
水牛に荷車をつけるか、
馬で登るか、
車は、4WDでしか登れない・・・
でも峠まで登ると
素晴らしい眺めが広がっている!


umimcl3
③クラクシン集落に到着!

峠を降りて、
クラクシン集落に到着!
最近は、
素朴なリゾートも出来てきたけれど、
舟でしか、来ることができないし!

幸いなことに
素朴な漁村としての
心休まるあたたかい
庶民の生活が生きている。

クラクシン集落を抜けて、
その道の
一番先の行き止まりに
ミンダナオ子ども図書館の海の家がある。

この先の崖沿いを抜けて
子どもたちは、
学校に通っている。

umimcl4
④ここが、ミンダナオ子ども図書館の海の家!

「海の家についたよーーー!」
子どもたちは、大喜び。
車から降りると、
家の中に荷物を置いて、
すぐに外に飛び出してくる。


 岬の細道を超えて訪問者の若者が、村の子どもたちといっしょに、
マングローブの浜に建つ小学校の映像などをご覧になりたい方は、
以下をクリックしてください。

海の下宿小屋に!   海の下宿小屋 サンタマリア
   
ryou1
4)日本もこんなだった?
①素朴な漁師さんたちの集落!

小さな漁村、クラクシン村は、
素朴な、漁師さんたちの集落!
家も竹小屋の質素な作りで、
高床の竹の床の上に、
親も子どもも
おじいちゃんおばあちゃんといっしょに、
10人ぐらい住んでいたりする。


裏山でとってきた、
竹で作った家の前には、
漁師さんたちの
木造りのカヌーがあり、
ヤシの木に針金が張られ、
子どもから大人に至るまで、
洗濯ものがかけられているのを見ると、

仕事も家庭も
親子も家族も隣人たちも、
生活がすべて一つになっていて、
なぜか心がほっとして
ふるさとに帰ってきたような気持になる。

ryou2
愛と友情が生きる力

子どもたちも、
家に引きこもったりせずに、
家族のために洗濯をしたり、
友だちどうし、
いたるところで
遊びまわっているのを見ると、

大自然と一体になった、
ちまたこそが子どもたちの遊び場で、
そこでこそ、
真の人間関係を体験し、
学ぶことが出来る?

遊びの中で体験する
愛と友情が、
将来、困難に出会っても、
引きこもらずに、
生きる力になっているのが感じられる。

ryou2-3
日本もかつてはこうだった?

今の日本の子どもたちの場合は、
学校の授業が終わった放課後から、
野原や公園で、
子どもたち同士で思うぞんぶん
遊ぶ体験があるのだろうか?

ミンダナオの僻村は、
それなりに貧困や教育
家庭崩壊や戦争などなど、
社会問題は抱えているのだけれど、
子どもたちの表情は
生き生きとしていて、
引きこもりも自殺もほとんど無く、

そんな子どもたちが、遊んでいる様子を見て、
日本から来た若者たちは、
時には泣いて感動し、
また日本の高齢者の方が
必ずおっしゃるのが、
「かつて日本もこうでした・・・!」

ryou3
④ふとんをひいて雑魚寝していた!

思い出してみると、
ぼくも夏休みには毎年、10日間ほど
千葉県の千倉の海に行き、
浜で泳ぎ遊びまわっただけでなく、
とりわけ磯が大好きで、
磯岩から飛びこんで海中にもぐっては、
エビやカニをつかまえた・・・。

当時の千倉の海辺は、
漁師さんもいる簡素な砂浜で、
小学校の頃に通った
明星学園の海の家も
畳と瓦の日本家屋・・・

一部屋が8畳間から、
二部屋つなげると
12畳ぐらいの畳の部屋で、
8人~12人ぐらいの子どもたちが、
ふとんをひいて雑魚寝していた!

外の料理場も
炭火や木材で料理していたし、
料理するのを手伝って、
庭に植わっている大根やカブや
キュウリやトマトやカボチャなども摘んできて、
先生といっしょに料理して食べた!
まるで、今のミンダナオ子ども図書館のよう・・・!

ryou4
⑤子どもが生活する建物は

下の写真は、
ミンダナオから近い
ボルネオ島の長屋の写真。

木造で部屋が繫がっていて、
前にベランダやポーチがあり、
洗濯ものも干せるし、
交流の場としても機能している。
「ごはんできたよ、
みんなで家(うち)に食べにおいでーー!」

下は、
日本の長屋の写真。

ミンダナオ子ども図書館でも
アジアの文化の良さである
個室や壁を作らない
こうした、
ボルネオや日本の民家の伝統を
なるべく受けついで、

子どもが住む建物は、
食堂やオフィスのある一階は
セメントでも、
あえて寝起きして生活する場は、
2階にして、
温かみのある
木と竹の床と壁にして、

部屋のまえには、
広い木のポーチを作り、
子どもたちは、
部屋に閉じこもることなく
勉強したり遊んだりできるようにした。

ryou6-2
⑥その子の部屋の前にあつまって

誕生日の時には、
ハラナと言って、
夜明け前に、
その子の部屋の前にあつまって、

歌ったり踊ったり
誕生日の祝福の言葉を贈る!
家庭崩壊している子が多いだけに、
誕生日は、悲しくなる時でもあるから、
太陽が昇る前に祝福して、

夜は、夕食前に
お誕生のパーティーをひらく!
下の写真は、最近訪問してきた
小学校5年生のはるなちゃんの誕生日です!
サイトをご覧になると、
自分で書かれた感想が読めますよ!

貴重な体験をありがとう!GO!
   石黒 はるな 11歳 小学校5年生


ポーチからは、
木々の向こうに
神聖なアポ山が眺められるし、
夜は、カブトムシが飛んでくるし
妖精たちといっしょになって、
ホタルたちも踊っているよ!


konnaTMJ
 こんな体験、生まれて初めてーーー! 
 
1)愛と友情を前面に出してGO!
①みんなで寝ている子が多い!GO!
②ふる里の家では竹の床のうえにGO!
③ぼくも雑魚寝した体験からGO!
④長屋が生活の場でGO!
⑤ミンダナオでも山岳地域や漁村ではGO!
⑥孤立化が浸透してGO!


2) 平和を創っていくのは若者たち?GO!
①本来は日本の文化のなかにもGO!
②若者たちの幸せな未来はGO!
③平和な世界を創っていくのは若者たち?GO!

④日本だけでなく世界の若者たちとGO!
⑤体験こそが大事な気がしてGO!
⑥ふる里に対する想いは変わらずGO!

3)生きる力は子どもたち同士が!GO!
①なぜこんなに自殺率が低いのかな?
GO!
②いたるところに子どもたちの姿がGO!
③孤独で死ぬってどういうこと?GO!

4)村の子たちが遊んでいるよ!GO!
①海なんか行ったことも無い!
GO!
②浜に着くと感動してGO!
③ミンダナオ子ども図書館の子たちが来た!GO!

5)日本の若者たちも視野に入れて!GO!
①訪問してきた若者にたいしても
GO!
我が家に帰ってきたような気持になるGO!
③こんな体験、生まれて初めてーーー!
GO!
④この子たちもMCLの奨学生の子たちGO!
⑤ありのままの体験ができるようにGO!

konnaT
1)愛と友情を前面に出して
take1
①みんなで寝ている子が多い!


ミンダナオ子ども図書館で
子どもたちが住む家の部屋は、
ふる里の竹小屋や木の家と同じように、
一つの部屋に6,7人の子どもたちが、
木の床にゴザをひいて、
いっしょに寝られるようにした。

山では、
床も竹の場合が多く、
一部屋しかなかったりするから、
寝るところ
食べるところも同じ部屋で、

食事のあとも竹床の隙間から、
食べ残しのアワやヒエ、
トウモロコシなどを落としてやると、
縁の下に住んでいる地鶏やヒヨコたちも
ヤギといっしょに、
大喜びで食べて育っていく!

けれど、ダバオの福祉局から来られた
ソーシャルワーカーの指導で、
「子どもの寝る場所は床ではなく、
ベッドにするように・・・!」
と言われ、あえて、
ふる里の家の床と同じような感じの
竹の二段ベッドにした。

けれど、
二人でも寝られるダブルベッドの大きさにしたら、
さらにマニラの中央福祉局から視察に訪れた
ソーシャルワーカーの方から、
「ベッドは、一人1スペースの個人用にするように!」
との指示が出された。

そこで、しかたないので、
一人1スペースに作り替えて部屋に置いたら、
子どもたちが怒って言った!
「一人ひとりで寝るなんてつまらないよ!」
「さびしいよー!」
「みんなでいっしょに寝るほうが、楽しいよー!」


take2
②ふる里の家では竹の床のうえに


ふる里の家では、
子どもたちは竹の床のうえで、
家族が寄せ集まって夕ご飯を食べた後、
みんなで寝ている生活だから、
「みんなで寝るほうが、さびしくないよー!」と、
言っているその気持ちは、よくわかる!
「しかし、個人主義的な学問から得た?
知識を優先している、大都市生まれの
富裕層の学者や専門家の上から目線?で見下ろすと、
そういう指導的な見解が出てくるのかなあ・・・?」(笑)


そう思って、
子どもたちの気持ちも無視できず、
そのことを地元のキダパワン市の
福祉局のソーシャルワーカーに話すと、なんと。
「だいじょうぶ!
わたしたちも、辺境の地で育った体験があるから、
山の子たちの気持ちがわかります。
したいようにさせてあげて、くださいね!
ないしょに、しておきますから・・・!」


それを耳にして、
日本の役所ではちょっと考えられないなあ。
如何にもフィリピン的に
答えてくださったなあ、と思た。
「それはそれで、いいんじゃない!」(笑)


そんなわけで、
子どもたちは、
竹のベッドに寝ている子もいるけれど、
今でも、床にゴザを引いて
みんなで寝ている子が多い!
ベッドは、単なる物置き場?


日本から来た皆さんも、
男女の宿舎は別だけれど、
同姓のスカラーたちの寝ている
同じ部屋で床に寝転がって
夜を過ごすことも出来ますよ!

キダパワンは、
300mの高原地帯で、
夜はちょっと寒くなるから
フリースのジャケットがある方が良いかな?
市場でイスラム教徒の布の衣装マロンを買って、
寝袋代わりに使うと、
お土産にもなって良いかもね!

take3
③ぼくも雑魚寝した体験から

ぼくも、小学校時代に、
房総半島の先の千倉にある、
臨海学校の寮で
雑魚寝した体験から、
ミンダナオ子ども図書館で時を過ごす
子どもたちの気持ちは良くわかる!

ミンダナオ子ども図書館の寝る部屋とポーチは、
日本家屋で言えば和室と縁側!
ふすまを開けると、
部屋と部屋の境もなくなりひとつとなり、
雨戸を開くと、
庭の自然と生活の場の境もとれて、
太陽も月も星も宇宙がすべて一体となる。

家の建て方と
宇宙とのつながりに関しては、
拙著『沖縄の宇宙像』でも書いたけれど、
沖縄の家は、
ナカバラ(大黒柱)を中心にした
宇宙を体現した構造で、
四方の柱も、
天頂の女神、北極星に導く星々だった。

これは、
火の神の存在する囲炉裏を中心とした
アイヌの宇宙像にも通じていて、
古代の縄文時代から、
家は宇宙を再現し、
祈りを通して宇宙とつながった空間であった。

上の写真は、マノボ族の祈りと、
イスラムの獅子踊りの写真だけれど、
つまり、人はもともと
神々に祈りをささげる場として家を建て、
集落を創り、
常に壮大な宇宙を意識しながら
この世で生きていたのです。
アイヌの宇宙像に関しては、
拙著『火の神の懐にて』でも書きました。

松居友執筆の本
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take4
④長屋が生活の場で


古代や中世の教会や
城に象徴されるように、
西洋文化も元々そうだったと思うのだけれど、
物質文明が発展して、
貧富の格差社会になればなるほど、
富裕層の自尊心が高まって?

人間と自然、
富裕な人と極貧の人とのつながりが分断されて、
友情や愛よりも
知識が優先され始め、
共存共生よりも個人主義が育成されて、
人々は互いに心に壁を作り始め、
家どうしにも
強固な外壁を作るようになっていった?

しかし、フィリピンでも
貧困層の集まって住んでいる地域は、
互いに壁を作って生活をはじめたとしても、
コンクリートや鉄壁ではなく、
木材や竹や草や布で出来た、
くぐって抜けていけるような壁で、
長屋にあったような近所づきあいが、
生きている気がする!


ぼくの小さい頃には、
東京の杉並でも、
そんな雰囲気がご近所にあって、
生垣の向こうから隣の家のおばさんが、
「お風呂がわいたよ、入りにおいでー!」とか、
いって呼んでくれたし、

学校に行くときも
表の玄関からではなく、
家の裏から生垣を抜けて、
隣の家の庭を通って近道していくと、
「柿の実がなったから、取りにおいでー!」
と言われた思い出もある。

take5
⑤ミンダナオでも山岳地域や漁村では

ミンダナオでも山岳地域では、
山芋や地バナナや沢ガニを、
子どもたちがとって帰ると
家の人たちが近所の人たちに声をかける。

漁村の浜沿いの村では、
土地なしの漁民たちは、
浜辺の空いている地に竹の家を建てて住み、
大人たちも休み時の昼食時にはあつまって、
飲みながら昼めし時を過ごしているし!

魚が獲れると
母親やおばあちゃんたちも近所の人に、
「魚が獲れたから少しわけてあげるよー!」といって
バケツに、残った小魚をいれて、
わけあって食べたりする。

take6
⑥孤立化が浸透して

しかし、ミンダナオでも
ダバオのような都会生活では、
ゆとりのある人々の家は、
高いコンクリートの塀で囲まれた
西洋的な住宅地域になってきている。

近所づきあいは、
日本よりもあったけれど、
市場が隅に追いやられ、
近代的な店舗が、広まるにつれて、
芋やバナナの炉端焼きや焼鳥の屋台が、
衛生管理のせいか排除され始め?
サリサリストアも少なくなり、

人々の関係も、
しだいに孤立化が、
浸透して
いきはじめているような
気がしてさびしい。

逆に日本では、
昔ながらの昭和を思い出させるような
商店街や出店などが評価され、
復活しているような気がして
うれしい時もあるけれど・・・

下は、
ぼくの絵本を描いてくださった画家、
ボンペレス氏の絵です!


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2) 平和な世界を創っていくのは若者たち?ryou8
①本来は日本の文化のなかにも

今こそ、
人間関係の希薄さの中で、
引きこもりや自殺が多くなった日本やアジア
そして、世界の若い世代が、
ミンダナオ子ども図書館に来て、
特に貧しい中でも、
力強く明るく生きる子どもたちから、
死を超えた、愛と友情を感じ取り、

本来は、日本の文化のなかにも、
世界の文化の根源にも生きている、
愛と友情の力に目を開き、
どうやって心に取り戻したらよいのかを、
ミンダナオの特に貧しい地域の
子たちなどから感じ取り、
より良い未来に向けて、
希望ある一歩を歩み始めて欲しいと思いはじめました。

父や母の願いであった
またそれこそが、
編集者であった父や
画家であった母の願いであったような気がして、

絵本「サンパギータのくびかざり」と
「サダムとせかいいち大きなワニ」
そして、若者を意識して
「手をつなごうよ」を書きました。

ryou10
②若者たちの幸せな未来は

ぼくは、近代化が間違っているとは思わない、
日本では、
電車や地下鉄を見てもすごいと思うし、
自然や文化も、信じられないほど美しく
安心して一人で山も歩けるし、
街中も安全で、
外国の人たちにとっても
憧れの国であることが理解できる。

特に最近は、欧米だけではなく、
中国や韓国やベトナム
タイやインドといったアジアの若者たちが、
時には、恋人同士や家族で
自国語で笑顔で話しながら、
井の頭公園や吉祥寺の繁華街を
歩いていたり・・・

日本の若者たちも、
アジアの若者たちも
イクメンで父親が赤ちゃんを抱いたり、
子どもといっしょに遊んだり。

恋人同士で、
ベンチで抱きあって
楽しんでいる様子を見ると、

若者たちの平和で幸せな未来は、
アジアからはじまって
世界に広がっていくような気がしてならない?


ryou21
③平和な世界を創っていくのは若者たち?

近代文化を否定することなく、
かつてあったアジアの良さを
再びよみがえらせて
ホップ、ステップ、ジャンプと飛んで、

これから生まれてくる子供たちが、
安心して
幸せに育つことができる
愛に満ちた平和な世界を創っていくのは、
壁を越えて飛びたつ
若者たち?


ryou77
④日本だけでなく世界の若者たちと


日本の若者たちだけでなく、
以前、カナダから来た若者も
また台湾の赤十字社のスタッフたちも
帰るときには、
感動して涙を流していました。

子どもたちへの愛と友情には、
国境も人種や宗教の違いも関係なく、
本当の平和を蘇らせる力だと感じます。
そういう意味でも、
これからは、MCLの門戸を開いて
近隣の中国、韓国、ASEANから
インド、アフリカ、欧米や南米の若者たちも
交流できる場にしたいと思っています。

そして、山の原住民の村々
サンタマリアの素朴な漁村での体験など、
スタディーツアーはしませんが、
スタッフが毎日のように巡っているので
それに同行して、
素朴な子どもたちに出会える体験が、
できるようにしたいと思っています。



ryou22
⑤体験こそが大事な気がして

そうした体験こそが、
未来を背負う若者たちにとって
大事なような気がして、
とりわけMCLの子たちと同様に、
崩壊家庭や極貧の家庭、
母子家庭や孤児の子たちを視野に入れて、
訪問したい人はだれでも、
ダバオの飛行場に着く時間を教えてもらえれば、
スタッフが車で迎えに行きますよ!

往復の飛行機代の一人6万円程度で
3か月まで、ビザなしで滞在できます!
基本的に、「訪問者」の滞在は
3カ月としていますが、
しかし、3か月以上滞在したい人は、
「ボランティア」という立場で可能です。
その場合、ダバオの入国管理オフィスで
ビザをとる必要があります。

入館管理局の人もMCLの事は知っているし、
スタッフが同行して、
お手伝いしますね・・・

ただ、ビザ取得の諸経費は、
ご自身の負担でお願いしますね!



ryou23
⑥ふる里に対する想いは変わらず

また、ミンダナオ子ども図書館の奨学生で
大学を卒業して、
良い仕事につけるようになった子たちも、
卒業後の人生は、
自分で決めることになっています。
海外に行きたい子も良いけれど、
幼なじみがいる、
ふる里に対する想いは変わらず、

何が本当の幸せかを考え始めて、
ふる里の山の村の
保育所や学校の先生や
福祉士になって
地元の村や
役所で活動している子たちが
多くなってきています。

おめでとう。 昨年2024年9月に教師免許試験に合格した イスラム教徒の奨学生たち! SabilとMaam Aida Idsla。
アルハムドゥリラー! MCLでは、原住民、ムスリム、クリスチャンの子たちが 「私たちは、宗教や部族や言葉が違っていても 兄弟姉妹、一つの家族!!!」といって、 なかよく平和に暮らしています。 そして大学を卒業して、 教師や社会福祉士など、 国家試験を受けたい子には、 検定試験の費用を支援しています。

ikiruP1
3)生きる力は子どもたち同士が!

①なぜこんなに自殺率が低いのかな?

生きる力は、
家で親や兄弟姉妹から、学校で先生や教師から、
教わることもあるのだろうけれど、
ミンダナオの山の村を見ていると、
兄弟姉妹を含めて、
子どもたちが、子どもたち同士で、
とりわけ、ちまたでの遊びの中で
つちかっていくように見える!!

ちまたというのは、
家でも学校でも、施設でも塾でもなく、
その中間にある
草原や路地裏といった
だれでも遊べる場所で、

そこで、近所の子たちが集まって来て、
石けりをしたり!
縄跳びをしたり!
缶けりをしたり!
おままごとをしたりする!

ぼくの小さい頃も、
いたるところにちまたがあり、
学校を出てからが本番で、
湿原や野原や路地で、
鬼ごっこからかくれんぼまで、
いろいろな遊びをしたものだった。

ikiruP2
②いたるところに子どもたちの姿が

フィリピンから
日本に帰って驚くことは、
フィリピンでは、
山の村でも海辺の浜でも、

町の路上や裏道でも、
いたるところに子どもたちの姿があり、
お母さんの屋台をてつだったり、
遊んだりしていることだ!

そういう
ちまたで生き生きと生活し、
遊んでいる子どもたちを見ると、
ぼんとうに明るく愛と友情に満ちていて、
この子たちから
本当の生きる力を
教えてもらっているような気がするときがある。

フィリピンのちまたには、
子どもたち同士が、
友情と愛のなかで築いていく
遊びの世界が息づいているから
こんなに自殺率が低いのかな?

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③孤独で死ぬってどういうこと?

ミンダナオ子ども図書館の子どもたちに、
「日本では、自殺する子どもや若者が多いんだよ!」
というと、驚いて!
「何で死ぬの、あんなに豊かな国なのに!」
「孤独で死ぬんだよ・・・」というと、
「孤独で死ぬって、どういうこと?」

そこで、
「君たちは、孤独な時は無いの?」
「あるよー!」
「でも、自殺したいと思わないの?」
「思わないよ、だって友だちがいるもーーーん!」
「宗教や種族がちがっても、
みんな一つの家族だもーーん!」

友情と愛が
生きる力であることを、
子どもの時から、
遊びを通して体験している!!!

murakoP1
4)村の子たちが遊んでいるよ!

①海なんか行ったことも無い!

MCLに住んでいる子どもたちは、
山で育った子が多いから、
靴も無く、
裸足で生活していた子がほとんどで、
山麓へ歩いて行くだけでも大変な事。
バイクがないから、
水牛にのって学校へ!

尾根から、はるか彼方に、
海は見えるものの、
町はおろか、
海なんか行ったことも無い子がほとんどで・・・

電気もきていないので、
テレビも携帯も見たことが無い・・・
そういう子たちにとって、
海は、お話で聞いただけの
あこがの空想の世界!

murakoP2
②浜に着くと感動して

そこで、
実際に海に行き、
浜に着くと感動していう!
「わーーーっ!」
「すごーーーい!」

川でしか、
泳いだことはなかったけれど、

水着なんかないから、
着の身着のままで、
あっというまに、海に飛びこんでいく!

「わーーしょっぱーーぃ!」
「あっ!村の子たちが遊んでいるよ!」
「わたしたちも、やってみよう!」

でも山の子たちも、
ふる里の山や
MCLの敷地内でも、
たくさんの遊びを体験しながら
育っているので、

浜辺でも、
貝や砂をつかって、
すぐに遊び始める!

murakoP3
③ミンダナオ子ども図書館の子たちが来た!

地元の子たちも、
MCLのことをよく知っているので、
ミンダナオ子ども図書館の
子どもたちが来ると
大喜びでかけてくる!
「ミンダナオ子ども図書館の子たちが来たー!」

浜の子たちも、
ミンダナオ子ども図書館の子たちも、
すでに知っている子がいると大喜び!
「~ちゃん!げんきーーー?」
「会えて、良かったーーー!」

shiyaP1
5)日本の若者たちも視野に入れて!
①訪問してきた若者にたいしても

ミンダナオ子ども図書館の子どもたちも
そうだけれど、
浜辺の村の子どもたちも、
とりわけ貧困世帯の子たちは、
英語もしゃべれない子も多い。

しかし、
言葉が通じなくても、
目を見て、手を取りあえば、
心が通じることを知っている!

だから、日本から訪問してきた
若者にたいしても、
外国人だからとか、
言葉が通じないから・・・とか、
まったく意識することなく、

本当に心に壁を作らずに、
笑顔でかけよってきて
手を取りあって遊ぼうとする!

shiyaP2
我が家に帰ってきたような気持になる

ぼくも、ミンダナオに来る前には、
オーストラリアのザルツブルク大学に留学したり、
チェコスロバキアや東ドイツ、
スイス、フランス、イタリア、スペインなどの
ヨーロッパの国々を独り歩きして、

絵本の編集者としても、
スェーデンやノルウェーやフィンランド、
アメリカやカナダ、
タイやスリランカ、
インドやオーストラリアや
ニュージーランドにも行ったけれど、

まったく言葉が通じないのに、
明るい笑顔で手をつないで、
遊びまわり、
まったく言葉が通じなくても、
心が通じて、

外国にいるはずなのに、
まるで、ふる里の
我が家に帰ってきたような気持になる
そんな、体験は初めてだった。

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③こんな体験、生まれて初めてーーー!

これは、ぼくだけではなく、
ここに来た、日本の若者たちも
同じような体験をして、
子どもたちから、
生きる喜びと力をもらい、
心の底から感動して帰っていく!

「わたし、こんな体験、生まれて初めてーーー!」
「かえりたくなーーーい!」
「ここに住みたいなあーーー!」
「でも、世界にこういう場所があるって
わかっただけでも、
ほんとうにほんとうに良かった!」
「これからの将来のことを
考え始めるきっかけになったわ!」

「将来、辛い時や、
孤独で悲しい時が来ても、
もう大丈夫!
いざとなれば、ここに帰って来れるからね!
ここは、わたしのふる里だもん!」

shiyaP4
④この子たちもMCLの奨学生の子たち

ほんとうに、明るく
愛と友情に満ち溢れた子どもたちだけれど、
実際の生活は貧しく、
魚が獲れないときは、おかずも無く、

お米も買えないので、
ご飯も食べられず、
後ろの山で、
山芋をほって食べるしか無かったりする。

写真の子も、
少年は、耳が奇形になっていて、
お父さんは、亡くなって、
お母さんも、
街に出たまま帰ってこない。

おばあさんが、
預かって育てているけれど、
学校にまでは、行かせられず、
ミンダナオ子ども図書館の奨学生に採用した。


この地域でも最近、
貧困世帯が
増えているような気がしてならない。
親が、街に出稼ぎに行ったまま
消息が途絶えてしまい、

取り残された子どもたちを
親戚のおばさんやおばあさんが、
めんどうを見ずにはいられなくなる
ケースが増えていることだ。

shiyaP5
⑤ありのままの体験ができるように

親戚の家族であっても、
すでに7人以上、子どもたちがいて、
預かった子たちは、
小さい子たちの育児や家事
薪拾いや掃除を手伝うのが仕事で、
学校にまでは、行かせられない。

そんなこともあり、
ミンダナオ子ども図書館では、
海辺の村々も調査して、
奨学生を採用している。

経済が、発展?してきた結果、
先進国と後進国?
都市と田舎の格差は、激しくなり、
豊かな人は、より豊かになり
立派な家に住み、

貧しい人たちは、
町からさらに遠い、
山や海辺の貧困地域に追いやられ、
竹小屋に住み、
貧しい生活を強いられる・・・

リゾートで、
優雅な時を過ごすのも良いけれど、
そんな現状を、
日本の若者たちにも知って欲しい・・・
そう思って、宿泊費をゼロにして、
家族として迎えて、

学習ではなく、
スタディーツアーでもなく、
うちの子たちといっしょに、
ありのままの体験が、できるように
活動してゆこうと、
スタッフといっしょに考え始めています。

  ikinani
6)生きる力ってなんだろう?
 
1)生きる力は、子どもたち同士がつちかっていく!GO!
①なぜこんなに自殺率が低いのかな?GO!
②村の子たちが遊んでいるよ!GO!
③ミンダナオ子ども図書館の子たちが来た!GO!
④この子たちも、MCLの奨学生の子たち。
GO!

2)友情と愛こそが、生きる力!GO!
①みんなおいでよ、いっしょに遊ぼう!GO!
②遊びのなかでつちかわれる!GO!
③友情と愛こそが、生きる力!GO!
④木に登って、ヤシの実とってあげる!GO!
⑤みんなで食べて。おいしいよ!GO!

3)なかよしが何よりもの幸せGO!
①なかよしが何よりもの幸せ
GO!
②だいじょうぶ?GO!
③いっしょに、遊ぼう!GO!
④なかよしが、何よりもの幸せね!GO!

4)おいしいよ!!GO!
①これ、食べられるかなあ?
GO!
②おいしいよ!!GO!

5)とつぜん、難病で亡くなった!GO!
①定期的に奨学生の家を訪れてGO!
②母と娘と二人で訪問・・・GO!
③村の奨学生たちの家々をめぐってGO!
④最後にかつて奨学生だった子の家を訪ねたGO!

6)涙がこぼれて止まらなかった!GO!
①言ってくれたら助けたのに!GO!
②涙がこぼれて止まらなかった!GO!


7)病気は最大の悲しみ!GO!
①薬一つ買えない、貧困世帯の子たちにとってGO!
②病気は、最大の悲しみ!GO!
③この子も同じ難病の奨学生でGO!


8)お母さんのお別れ会
GO!
①お母さんが、先に帰られるのでGO!
②お母さん、私が歌ってあげる!GO!
③お別れの挨拶の後GO!
④夕暮れとともに、家族のために
GO!
ikiru1
1)生きる力は、
  子どもたち同士がつちかっていく!

①なぜこんなに自殺率が低いのかな?


10年ほど前までは、
日本の青少年の自殺率は、
アジアで最高だと言われた。
その後、韓国の自殺率が
日本の自殺率を超えたが、
あいかわらず日本の青少年の自殺率は高い。

ぼくも思春期の頃
哲学的にも心理学的にも
死についていろいろ考察し考えた挙句、
死にそうになった体験はあるけれど、
不思議な力によって、
死の瀬戸際から奇跡的に救われた。

この時の体験は、
あえて若者たちも読めるようにサイト
マイナスから「0」ゼロに立つための支援を
のなかの「死か発狂の瞬間に」で書きました。
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/
mindadiarytomo1make.html#syunkan


そんな実体験があるだけに
日本の子どもたちの事を考えると、
いてもたっても居られない
気持ちになりはじめ

ミンダナオの子どもたちから教えてもらった
生きる力ってなんだろう?
という疑問に対する答えを、
サイトで伝えていく事が
一つの使命だと思い始めました。

山や海の自然のなかで
貧しくっても明るく生きている
ミンダナオの子どもたちの生きる力は、
親が子どもに伝えていく
生活力もあるけれども、

子どもたち同士が、
生活や遊びの中でつちかっていく!!
愛と友情に、
基盤があるような気がしてなりません。

フィリピンのちまたには、
子どもたち同士が、
友情と愛のなかで築いていく
遊びの世界が息づいているから
こんなに自殺率が低いのかな?

ikiru2a
②村の子たちが遊んでいるよ!


MCLに住んでいる子どもたちは、
山で育った子が多いから、
海を見て感動していう!
「わーーーっ!すごーーーい!」

あっというまに、
海に飛びこんでいく!
「わーーしょっぱーーぃ!」

「あっ!
村の子たちが遊んでいるよ!」
「わたしたちも、やってみよう!」

彼らも、MCLの敷地内で
たくさんの遊びを体験しながら
育っているので
すぐに遊び始める!

comCL
③ミンダナオ子ども図書館の子たちが来た!

地元の子たちも、
MCLのことをよく知っているので、
ミンダナオ子ども図書館の子どもたちが来ると
大喜びでかけてくる!
「ミンダナオ子ども図書館の子たちが来たー!」

すでに知っている子もいると
大喜び!
「~ちゃん!げんきーーー?」
「会えて、良かったーーー!」

ミンダナオ子ども図書館の子どもたちもそうだけれど、
現地の村の子どもたちも

日本から訪問してきた
若者にたいしても、
外国人だからとか、
言葉が通じないから・・・とか、

本当に
心に壁を作らないで、
笑顔でかけよってきて
手を取りあって遊ぼうとする!


ikiru4
④この子たちもMCLの奨学生の子たち。

このクラクシン集落を基盤にして
この半島の他の村々も
サンタマリアの海沿いの集落にも
読み語りで巡っているので、
大喜びで駆けてくる。

この子たちも奨学生で
イスラム教徒だけれど
親が亡くなり、
おばあさんだけで子育てをしている。
耳に障害があるけれど、
いつか治してあげたいと思っています。

ikiru2
2)友情と愛こそが、生きる力!
①みんなおいでよ、いっしょに遊ぼう!

ミンダナオ子ども図書館の海の家に着くと
地元の子どもたちも、MCLの事は良く知っていて、
「ミンダナオ子ども図書館が来たよー!」
と言って駆けてくる。

特に休みの時などは、
大勢のミンダナオ子ども図書館の子たちが、
何台もの車に乗ってやってくるので、
地元の子どもたちも大喜び。

浜について車から降りたとたん、
「みんなおいでよ、いっしょに遊ぼう!」
「~ちゃんもいるよ!」

そして手をつなぐと
浜にひっぱっていき、
ヤシの木に登ったり
砂遊びをしたりしはじめる。

MCLの子たちも
大喜びで駆けていき、
浜の子たちととけこんで、

すぐに
いっしょに遊び始める。


yuai2
②遊びのなかでつちかわれる!


子どもたちが育っていくために
一番大切な人間関係の実体験は、
保育園や幼稚園、
学校や塾などでの
授業やクラブ活動もそれなりに
良いのかもしれないけれど、

しかし、生きる力と喜びを教えてくれる
実体験と呼べる本物の体験は、
自然のなかでの遊びでこそ
培われるように思えてならない。

遊ぶことは、
ただ楽しいだけではなく、

たとえば浜で友だちに
砂をかけてもらうだけでも、

太陽や海の音といっしょに
友だちの言葉や表情に、
友情や愛を感じて、
心から幸せな気持ちになれる。

「みんなおいでよ、
いっしょに遊ぼーーー!」

日本から来た若者たちが、
そんな現地の子どもたちの
遊ぶ姿に影響されて、
手を取り合って、

いっしょに遊び始めると
心から感動して
次第に心が癒されていくのがわかる。

yuai3
③友情と愛こそが、生きる力!

正直ぼくも、
そんな子どもたちの姿を見ていると、
ふる里に帰ってきたような気持になり、
本当にこころがホッとする。

ぼくも小学校の頃には、
千葉県の千倉の海辺に建つ、
古い農家を改造したような
小学校の海の寮で、
友だちたちと遊んで過ごしたことを思い出す。

前の記事でも少し書いたけれど、
当時の千倉の海辺は、
漁師さんもいる簡素な砂浜で、
小学校の頃に通った明星学園の海の家も
畳と瓦の日本家屋・・・

一部屋が8畳間から、
二部屋つなげると、12畳ぐらいの畳の部屋で、
8人~10人ぐらいの子どもたちが、
ふとんをひいて雑魚寝していた!

外の料理場も
ミンダナオ子ども図書館と同様に、
炭火や木材で料理していたし、

料理するのを手伝って、
庭に植わっている大根やカブや
キュウリやトマトやカボチャなども摘んできて、

先生といっしょに料理して食べた!
まるで、
今のミンダナオ子ども図書館のよう・・・!
ミンダナオ子ども図書館の海の家も、

そこで遊びまわる、
貧しくても
明るい子どもたちの姿も、

浜で生活している漁師さんたちの
竹の小屋や家族の姿も、

なぜか、子ども時代に体験した
日本の僻村の生活を思い浮かべる。

yuai4
④木に登って、
ヤシの実とってあげる!


海の家でも、
子どもたちが、
浜に生えているヤシに登って
ヤシの実をとってくれる。

そして、とれたヤシを
ナタで割って言う。
「まずは、ヤシ汁を飲んでね!」

ヤシ汁は、香りがあって
汁もあまり甘くなく
さわやかで
喉が渇いたときには最高の飲み物!

ミンダナオ子ども図書館の庭にも
高いヤシの木が生えていて、
たのむと
何と小学生の女の子でも、
ヤシに登って実を落としてくれる!

ただ、一つ注意しなければならないのは、
実ったヤシの実は、
強い風で枝から離れて、
落ちてくる事があるということ!

だから、ミンダナオでは、
ヤシの木の根本に座って
休んだりしないように。
「ヤシの実が落ちてきたら危険!」

yuai5
⑤みんなで食べて。おいしいよ!

まずは、ヤシ汁を飲んだ後、
ヤシの実をナタで
半分に割って、
実の中についている白い果肉を

スプーンか、スプーンが無い場合は、
ヤシ柄の皮を切ってナイフにして
なかのヤシの実を食べる。
特別に甘くは無いけれど、
ほんのりとした甘さと香りで
さわやかでとってもおいしい!

最後に残ったヤシ殻も
乾燥させて
ヤシ殻炭として料理に使えるし、
ヤシの汁から、
ヤシ油も作れるし!

台風が来ても
大雨が襲ってきても、
ヤシの木だけは倒れずに残り
その下に、カカオやコーヒーや
トウモロコシも植えられて
本当に有益な農業資源だ!

nakaY1
3)なかよしが何よりもの幸せ
①なかよしが何よりもの幸せ

僻村の素朴な生活のなかで
おたがいに助け合いながら生きている
子どもたちを見ると、

本当の幸せって何かを
教えてくれる!

たとえば、
近所の幼い子が、一人で遊んでいて
なんだか、寂しくなって
泣き出したとしても、

nakaY2
②だいじょうぶ?

「どうしたの?」
「なぜ、泣いているの?」
それでも、黙って、
通り過ぎようとすると、
放っておかずに追いかけて、

声をかける、
「だうじょうぶーーー?」
「おんぶしてあげるから、
いっしょに遊ぼーーー!」

nakaY3
③いっしょに、遊ぼう!

「手をつないであげるから、
ここから、こうやって、
ぴょーん、と、とんでみたら?」
いっしょにあそぶと、たのしいよーーー!」

nakaY4
④なかよしが、何よりもの幸せね!

そんな子どもたちの
自然にあふれだす、
友情と愛の姿を
日本の若者たちがみると、

「なかよしが、何よりもの幸せね!」
ときには、感動して、涙を流す若者もいる。

ひとりで海に入っていこうとすると、
それを見ていた子たちが、やってきて、
「たくさん、珊瑚石も落ちてるし、
滑って転んだらあぶないから、

わたしの手でささえてあげるね!」

「わたしたちも、海で泳ぐーーー!」
そうさけぶと、
たくさんの子たちが、海に飛びこんでくる。
水着なんか、持っていないから
ほとんどの子が、
着の身着のままで泳ぎ始める。
「うわーーーしょっぱーーーい!」

oishi1
4)おいしいよ!!
①これ、食べられるかなあ?

海底は、
沖に行くほどサンゴ礁になっていて、
魚や貝や

青い大きなヒトデなんかも
住んでいる。

岬の先のあたりは、
手つかずのサンゴ礁だから、

ダバオ湾内なので
海面はおだやかで、
潮の流れや波もたたず、
ダイバーたちには、
絶好の潜り場だろう!

oishi2
②おいしいよ!!

漁民たちも
深夜か早朝に舟を出して、
お兄ちゃんやお父さんが、
近海で網をおろして
徹夜で漁をして、

夜明けあたりにもどってくると、
お姉ちゃんや妹や
小さな弟もいっしょになって、
家族でとれた魚を
舟から降ろすと、

みんなで魚や海産物を切って
砂浜に干したりして、

干された魚や鮮魚も樽にいれて、
兄さんの動かす舟で、
町の市場に卸に行く!

市場に舟でついてから
魚を売りに行くのは、
お母さんやお姉ちゃん

お父さんたちは、
徹夜の仕事で疲れているから、
眠ったり、
木の下にあつまって、
酒を飲んで話したり・・・

家に残って
イクメンしたり・・・

漁業労働は、
良くてモーターが一つついているような
手漕ぎの木製カヌーのような舟だから
ほんとうに大変で、

しかも収入は、
魚が売れても一日1000円ぐらい!
それで子どもも多いし、
同居世帯を加えると、
14~5人を食べさせていかなければならない。

これでは、
子どもたちを
小学校に行かせてあげるだけでも大変!


ikiru5
5)とつぜん、難病で亡くなった!
定期的に奨学生の家を訪れて

この村にも、近隣の村々にも
家庭が崩壊したり、
子どもが多く
極貧で食べていけない家庭も多く、

定期的に奨学生の家を訪れては、
支援者からの寄付で購入した学用品や
お小遣いを手渡し、
スカラシップを続けることに問題がないか?
あるとしたらその解決は何か?
といったことを、

毎月うかがうたびに、
本人と保護者を交えて
対面で話し合い、
必要とあれば、
MCLに移り住むことをも検討する。

nanby2
②母と娘と二人で訪問・・・

こうしたスカラー調査は、
日本から来た若者たちにとっても、
外国人が入ったこともない地域に住んでいる
現地の子たちの集落や家を訪ね、
家族や村人たちと会って
直接、話を聞くほどに、

真の現地への理解が深まり、
ツーリズムといった旅行では得られない、
生涯忘れがたい体験になっていくようだ。

nanby3
③村の奨学生たちの家々をめぐって

今回も、訪問者の母子は、
スタッフといっしょに
村の家々をめぐって、
奨学生の調査に同行した。

村を歩くと
生活の匂いが感じられて
外国人でありながらも、
なぜかふる里に帰ってきたような
気持ちになるのは、なぜだろう。

スカラーの家の前まで来ると、
お兄ちゃんと妹が、迎えてくれた!

スカラーの家だけではなく、
村のサリサリストアーと呼ばれる
家の一部を改造して作った
お店などに立ちよって、
焼きバナナやピーナッツや
串焼きを食べたりするのも楽しい。

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④最後に、
かつて奨学生だった子の家を訪ねた


とても良い子で、
お父さんは、いないけれど、
頑張って大学を卒業し、

近隣の町で
仕事を見つけて、

お母さんとおばあちゃん、
そして兄弟姉妹も
学校に行けるようにがんばっていた。
そうやって家族をささえていたけれど、

とつぜん、難病に襲われて、
薬もじゅうぶんに買えず、
手術をする費用など出すことができないので、
あっというまに亡くなってしまった。

貧困家庭にとって、
最大の困難は、病気だろう!
毎日、ご飯を三食たべられないような家庭では、
薬を買うことも不可能で、
死ななくても良い病気でも、
死なざるを得ない状態に追い込まれていく。



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6)涙がこぼれて止まらなかった!
①たとえ卒業したとしても、言ってくれたら助けたのに!

ミンダナオ子ども図書館の医療は、
優先対象は、
スカラシップの子どもたちと
彼らの家庭の兄弟姉妹。
そして、スタッフの家族たちになっているけれど、

読み語りで、
山や海沿いの貧困地帯を訪れて、
そこで、読み語りが終わった後に、

村人たちに、
家庭が崩壊して学校に行けなくなっている
貧困家庭の子たちが居ないかどうかをたずねて、
状況次第でその場で、
スカラシップに採用すると同時に、

病気で、薬も買えず
治療も不可能な子がいないかどうか?
うかがって・・・
治療を必要としている子がいた場合は、
すぐに車で再訪して、薬を渡したり、
状況によっては、そのまま車で
病院につれていったりする。

過去も10年以上、
戦闘被災地の難民支援もしてきたので、
思い出すと、
なんと多くの子どもたちの
病気からの救済活動をやってきたことか!

「たとえ、卒業してMCLから離れても
何か困ったことがあったら駆け込んでおいで!
ミンダナオ子ども図書館は、
君たちの我が家だからね・・・!」
と、スカラーたちには、話しているのだけれど・・・!

namida2
②涙がこぼれて止まらなかった!

今回のように、
予期せぬことがおこったりすることもある。
奨学生の子たちは、
妻にとってもぼくにとっても、


小さいころから
成長を見てきただけに、
家族のひとりで、
わが子のような子たちだから・・・

亡くなると、
まるでわが子を失ったような
深い悲しみに包まれてしまう。


ikiru7
7)病気は最大の困難で悲しみ!
①薬一つ買えない貧困世帯の子たちにとって

カゼ薬一つ買うことのできない
貧困世帯の人たちにとって、
「食べられないこと」と平行して、
病気は、最大の困難の一つだ。

機関紙「ミンダナオの風」の
最終ページの上にも書いてあるけれど、

貧しいからといって、必ずしも不幸とは限らない
私たちの生活の方が、豊かな国の人々の生活よりも
はるかに美しいと感じるときだってある。
けれども、どうにもならないのが、たべられないときと、
お金が無くて学校に行けないとき、
病気になっても治せないとき・・・

kanas2
②病気は、最大の悲しみ!

確かに、お金が無くて
米も買えず、
塩や野菜も買えなくって
学校にお弁当を持っていくことも
出来ない子も多いけれど、

それでも、
お腹がすいたことを忘れるために
お昼休みには、友だちたちと
外に飛び出して遊んだり、
元気に歌ったり踊ったり!

また、MCLの奨学金で
大学を卒業して
教師の資格をとった子たちも
ふる里の学校の教師に採用されると、

そこそこの給料が入ってくるので、
パンやおにぎりを買って
お弁当を持ってこれない子たちに
食べさせてあげたり、
鉛筆や学用品を買ってあげたりしている。

極貧の子たちにとって、
そうした支援が、
どんなにうれしいかを、
MCLでの体験から知っているんだね!

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③この子も同じ難病の奨学生で

写真の子も
亡くなった子と同じ難病の子で、
サンタマリアの別の集落の出身で、
かつては、MCLに住み
近くの学校に通っていたけれど、

亡くなった子と
同じ難病であることが、
検査で明らかになり、
緊急にダバオの病院に入院させた。

その後、精密検査をして
点滴と薬を支給することになったけれど、
薬をストップすると危険で、
月々の検査と治療費だけでも、
毎月10万円近くかかることが判明した。

しかし、可能な限り治療は続け、
周囲への影響を考えると、
実家から近い町に移り、
学校と相談して、
授業は、オンラインで受けることになった。

兄弟姉妹とお母さんと
おばあさんしかいないけれど、
毎月の経費や食費は供給し、
検査や治療費や薬は、
スタッフが同行して支払う

完治するまで、治療を続けるからね!

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8)お母さんのお別れ会
①お母さんが、先に帰られるので

お母さんが、先に帰られるので
お母さんのお別れ会をした!

ミンダナオ子ども図書館では、
訪問者が、来られた時には、かならず
ウエルカム パーティーと
フェアウエル パーティーを
子どもたちの希望ですることになっている。

その間、かならず
原住民、イスラム、クリスチャンの歌と
出会いの喜びの歌をうたったり、

歓迎やお別れのダンスを踊ったりして、

訪問者に自己紹介をしてもらったり、
出会いの喜びの気持ちを告げたり、
再会の願いを語り、
お別れの寂しさから、ハグしたり!

kaasa2
②お母さん私が歌ってあげる!

今回は、
母親が、先に帰国するので、
クラクシンの浜の家の前で、
お別れ会のパーティーをした。

娘さんが、
母さんのために、
お別れの歌をうたった。

その後から
みんなでMCLの
お別れの歌をうたった。

妻もぼくも、
現地の集落の子どもたちといっしょに、
お別れの歌をうたった。

大学が休みだったので
次女のマイカも参加して歌った。

娘にとってもスカラーたちは、
いっしょに育った
兄弟姉妹!

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③お別れの挨拶の後

そして、お別れの挨拶の後、
スカラーたちは、
列をなして並んで、
お別れの言葉を述べながら
想いを込めて抱き合うのだった。

いつでもまた、
もどって来てねーーー!
あなたは、わたしたちのお母さん、
家族だからねーーー!

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④夕暮れとともに、家族のために

夕暮れになると、
家族を養うために
漁に出かける漁師さんたち!

初めて漁師さんたちを見た時には、
昼間であるにもかかわらず、
集まって酒を飲みながら
何時間も話をしたり、

ハンモックで昼寝をしたり
子どもを抱いたりしているので、
仕事もせずに、
のんきなものだと勘違いして思ったけれど、

なんと夕暮れになると
舟で沖合に出て、
夜明けまで漁をして、

早朝に戻ってくるのがわかり、
ほんとうに頑張っているんだなあと
その家族を思う心と、
生きる力に感動した。

みなさん、
良かったら、ミンダナオ子ども図書館に来て、
MCLの子どもたちや
集落にいる子たちと
過ごしてみてくださいね!

かけがいのない体験になると
思いますよ!

訪問希望の方は、
現地日本人スタッフの宮木梓さんに
メールで、ダバオ空港への到着時刻を伝えてくださいね。
スタッフが、車でお迎えに行きます。
宿泊費はとりません。
詳細は、以下をクリックして見てください!
訪問希望の方は ここをクリック!
ダバオの町の海に張り出した貧困地域
ササの子たちに会いに!!
制作中


sinnen
 機関紙『ミンダナオの風』新年号の
特別紹介!


サイト上には、表紙と松居陽の記事と
小学校5年生で訪問してきた少女:石黒はるなちゃんの記事のみ載せました。
支援者のまだいない奨学生の記事と松居友の記事もお読みになりたい方は、
わずかでも自由寄付を送ってくださるか
宮木梓さんに、メールで問い合わせてみてください!
mclmindanao@gmail.com
2025年の1月にお届けし、年6回隔月にお送りいたします。


ここは、君たちのホーム(ふる里)だからね!松居友 GO!

世界に広げていく手助けを 松居 陽GO!

貴重な体験をありがとう 石黒はるな(11歳)小学校5年GO!
 

機関紙『ミンダナオの風』は、松居友が編集し、ミンダナオで制作し、
隔月に支援者の皆様にお送りしている機関紙です。
今回は特別に、上記の講演による感想文とも関連して
今後の日本の若者たちを視野に入れた活動や、
新たにMCLで活動を開始して
日本での講演会も行っていく、松居陽の記事も出ていますので、
サイト上に、一部のみを掲載することにいたしました。
この機関紙を楽しみにして、
時には生きがいにしてくださっている方々も多くいらっしゃいます!
ご希望の方は、自由寄付でも奨学生支援でも良いので、振り込んでいただくか、
現地日本人スタッフの宮木梓(あずさ)さんにメールか 
mclminndanao@gmai;.com
日本事務局の密本眞弓さんにお電話していただければ幸いです。 
電話番号090-4277-7373


ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
 

ここは、君たちの
ホーム(ふる里)だからね!
松居友

ミンダナオ子ども図書館の
庭で遊んでいる子たちを見ると
戦争孤児や極貧で家庭が崩壊したり、
物乞いやアビューズを受けながらも生き抜いてきた
子たちとは思えないほど生き生きとしていて、当人曰く
「宗教や種族、国や言葉が違っていても
兄弟姉妹、一つの家族!」
明るく愛と友情に満ち溢れています。

そして近年、
片言の英語も話せない日本の子どもや、
心の悩みや孤独を抱えた若者たちが、
「わたし、初めての海外旅行だけれど、
英語もはなせないけど、どうしてもここに来たくって!
家族も貧しいから、必死でアルバイトして、
飛行機代だけ、稼いできたの!
でもここに住めるだけでも夢みたい!」

そして帰るときには、
子どもたちに抱かれて泣き出して、
「ここに住みたーーい!
でも、日本に帰っても、だいじょうぶ!
いざとなれば、ここに来れば救われるもん!」

なるほど、MCL の子たちは、
さびしく孤独な人たちを救う
天使たちだったんだ!
落ち込んだらいつでも帰っておいで!
ここは、君たちのホーム(ふる里)だからね!
仏教や神道の人たちにとっても、駆け込み寺?

かつていっしょに、活動していた息子の陽も
奥さんと二人の子たちと、
MCL に戻って住み始め
日本以外の国々も視野に入れて、
サイトを立ち上げて、
機関紙の執筆も始めてくれています!
戦争だらけの今の時代、
ミンダナオで繰り返される戦争を
実体験してきただけに、
世界の平和に少しでも役立てればと思い、
国境を越えて、
これからの未来を作っていく若者たちが、
愛と友情を分かち合いながら育っていける
平和な家にしていきたいと思っています!
コロナ明けで、5年以上も停まっていた、
原住民とイスラムとクリスチャンの文化祭も再開しました!
みんなで登るアポ山登山も。始めたいと思っています!
みんな来て!
いっしょに食べて謡って踊ろうよ!

 

世界に広げていく手助けを 松居 陽
9月1日午前4時、暗闇の中で歌声が爆発した。
今日で3歳の息子の海( かい) は
眠そうにきょとんとしている。
ベランダへ出ると、MCL の子供たちが
誕生日のセレナーデを歌ってくれていた。
小さな女の子が2人、
木登りして採ってきたマンゴスチンを
ビニール袋いっぱいプレゼントしてくれたので、
つい20個ほど一気食いしてしまった。
10月のランソネスも11月のドリアンもおいしいが、
9月のマンゴスチンは格別だと思う。

MCL では相変わらず子供たちが元気いっぱいで、
10年前はまだ小さかった子たちも、
今では高校生や大学生の
頼もしいお兄ちゃんお姉ちゃんになっており、
コロナ過のオンライン授業で普及した
スマホを器用に使いこなし、宿題(?)をしている。
立ち上がるのに数分かかる
デスクトップ1台を全員がシェアしていた、
10年前とはご時世が違う。
スマホといえば、面白いことにMCL に移ってから、
息子がスマホで動画を見たいとせがむことが
全くなくなった。
新しくできたたくさんの友達と、
MCL の大きな敷地内を走り回る
彼の姿を見ていると、
本当に幸せな気持ちになる。
もちろんすべてがキラキラしているわけではない。
ご近所がプラスチックのゴミを燃やすと
ひどい頭痛がするし、
デング熱の流行で蚊の心配もしないといけない。
0歳児と3歳児の父親として、
また60人の子供たちのお兄ちゃんとして、
なんとか解決策を見つけたい懸念も多い。

10年前MCL にいたときは、スライドショーなど
父の講演をサポートする映像を作ったり、
野菜売りの少女たちを題材にした
ドキュメンタリー『げんきなやさい』の
上映会を行うことで支援者を集めていた。

その頃のミンダナオは戦闘が多発しており、
戦場や難民キャンプで撮った
痛ましい映像が多くなってしまったが、
現在は、MCL や日本政府も力添えした
平和構築が実を結び、
以前とは比べものにならないほど平穏になっている。

今回も、奨学生とその家族の生活の現状を追って
映像を作っていくとともに、
各言語に自動翻訳可能な英語版ウェブサイトや
ソーシャルメディアを作り、
基盤を世界に広げていく手助けをできればと思っている。
この機関誌も、
英語版を求める声が広がりつつあるようで、
翻訳していきたいと思っている。

支援者の皆様や日本の若者たちとも、
様々なメディアを通して、
または日本滞在の際、
もしくは願わくはMCL に来ていただいた際に
交流していければと切に願っております。
これからもよろしくお願い致します。


sinnen3
 貴重な体験をありがとう
      石黒はるな(11歳)小学校5年
        サイト上には、一部ばっすいして載せました・・・本文は素晴らしい!

ミンダナオ子ども図書館に、行ってみたいと思った理由!
・普段と違う環境の生活を体験してみたかった。
・いろんな国に行ってみたい
・自然の中で、お友達と遊びたい。
・楽しそうだから


初めてMCL の施設の中にはいったときは、
逃げだしたいぐらい緊張していました。
ちがう言語だけれど、だいじょうぶかな?と思っていました。
けれど「いっっしょに遊ぼう!」と声をかけてくれたり、
わたしもちょっとなら分かる英語で
がんばって話そうとしてくれて
うれしかったです!


最後に「MCL」の方々に、
ひとことお礼を言いたいと思います。
とても貴重な体験をありがとうございました。
世界には、まだ苦しんでいるたくさんの子がいると思います。
だから、これからも活動を続けてほしいです。
五日間、ほんとうにありがとうございました。


 
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skaC
 2024年6月~7月
新年度スカラー調査の旅


1)フィリピンでは、
      8月が新学年の始まりなのでGO!
進学への意思や希望、問題や状況を知るためにGO!
奨学生が通っている山の学校に行きGO!
子どもたちに会って話を聞き、状況を把握!GO!
進学のお祝いの、学用品とお土産を渡す!GO!
古着や靴をあげているのでGO!
大喜びで駆けてくる!GO!

2)今回は、同行した日本の若者がGO!
同行した日本の若者がGO!
訪問した若者たちの体験記GO!
ふる里の学校に通いたい子はGO!
はるか山麓の学校に、歩いて通わねばならずGO!
MCLの本部に移り住むのを希望GO!

3)どうしても放っておけなくなり採用GO!
家庭が崩壊した子を推薦されるとGO!
どうしても放っておけなくなりGO!
この子たちが幸せに育ちGO!

4)ここは先住民優先の小学校GO!
地震で倒壊しGO!
山麓への避難生活を強制されてGO!
空き地に作られた小学校だGO!
マノボ族の奨学生たちもこの学校に通ってGO!

5)山里の我が家には帰れない!GO!
すでに四年以上もひなん場所で生活をしているGO!
山里の我が家には帰れない!GO!
仮設住宅としてはまだ良いところでGO!
ビニールシートの下で暮らしている避難民も多い!GO!

6)深い山奥の村にも向かった!GO!
調査のためにたくさんの学校を巡るGO!
福祉局や先生たちや先住民の酋長からGO!
学校に通えない子を奨学生として採用!GO!

7)スカラーだった子に出会った!GO!
驚いたことにはかつてスカラーだった子にGO!
16歳で結婚したけれど子供も生まれてGO!
貧しくとも幸せそうGO!
妹が高校に行きたくても行けないことがわかりGO!

8)遊びで培われる愛と友情が生きる力!GO!
また別の子たちの調査に向かった!GO!
家庭が崩壊して置き去りにされたりGO!
子どもたちは本当に愛らしくGO!
遊びで培われる愛と友情こそが生きる力!GO!

9)こんなところを歩いて通っているんだ!GO!
先生から依頼された子に導かれて!GO!
その子の家に向かったGO!
毎日こんなところを歩いてGO!

10)家庭が崩壊してGO!
叔父さんの家に住まわせてもらっているけれどGO!
学校に通わせるのは無理との事!GO!

11)おばあさんは泣き出した!GO!
さらに村の福祉局で依頼されたGO!
別の子たちの調査に向かった!GO!
必ず住んでいる家を訪れてGO!
成績は優秀だけれどGO!
食べさして行くのも大変!GO!
その場で採用を決定!GO!
大学まで行けるなんて夢みたい!
GO!

12)貧しいけれど7人は子どもがいる!GO!
また別の子の家に向かった!GO!
平均して7人は子どもがいる!GO!
子どもこそが家族の宝!GO!
お姉ちゃんやお兄ちゃんも下の子の面倒を見たり!GO!

13)将来、家族を助けたいの!GO!
だから下から二番目の妹とわたしがGO!
年下の女の子が選ばれるGO!
圧倒的に女性が多い!GO!

14)地震で教会と家が倒壊してGO!
お母さんといっしょにがんばっていましたよ!GO!

15)『地震の悲しみで父さんが」映像からGO!
翌々日に、地震避難民の支援をしにいったGO!
絵本の読み語りと歌と踊りとGO!
日本から送られてきた靴を配りGO!
家族が集まって今後の事を話し合ったGO!
5人の子どもたちを奨学生に採用GO!
崩れた山の生家に向かったGO!
山崩れの現場にも向かったGO!
家族で住めるように引っ越してくることにGO!
若者たちががんばって修理費を!GO!
家族たちは大喜び!GO!

 
 
ビデオ映像をご覧になりたい方は、以下をクリック!
新年度スカラー調査の旅 2024年
映像写真に、
背景や説明を加えた文をお読みになり
より深く現地の状況や活動の内容を知りたい方は、
以下のサイトをご覧ください。


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1)フィリピンでは、
  8月が新学年の始まりなので


 フィリピンでは、6月7月の2か月が年度休暇(日本でいう夏休み?)で、
8月が、進級、新学年の始まりなので、
進学への意思や希望、問題や状況を知るために、


日本では、4月が入学、進級、新学年だけれど、
フィリピンでは、学校の入学、進級、新学年の時期が異なっていて、
8月が、始まりる時期になっています!
四季がないから、「春休み」「夏休み」「冬休み」という名前も無く、
6月7月の2か月間が年度休暇で、
12月20日から新年の1月5日は、クリスマス・正月休みなので、

MCLに住んで、学校に通っている子も、
夏休みや正月休みには、ふる里に帰りたい子は、
送り迎えして帰れるし、
いろいろな事情から、帰れない子たちは、
さびしくならないように、サンタマリアの海の家に遊びに行って、
夏休みやお正月休みを過ごしています。

この時期の来られる訪問者の方々も、
いっしょに過ごすことが出来ますよ!

サンタマリアの浜 映像クリック!
希望する子は、7月下旬に
あこがれのアポ山に4泊5日で登るようにもしています。
日本の若者たちもいっしょに登れるよ!
MCLの若者たちが、荷物もしょって、
ご飯も炊いて食べさせてくれるし、
マノボ族のお父さんが、ガイドになって案内してくれますよ!
アポ山登山のサイトを見たい方は、以下をクリック!
アポ山登山の サイトへGo!




奨学生が通っている山の学校に行き
ミンダナオ子ども図書館の奨学生(スカラー)は、
本部に住んでいる子たちと、
MCLで作った山の下宿小屋や、
町の下宿施設に住んでいる子たちを含めると
総勢200人弱の子たちを、学校に行かせてあげています。

とりわけ、外部に住んでいるスカラーたちが、
安心して進学していけるためにも、
毎月のように、奨学生が通っている学校に行き
状況を把握することは大切で、
お小遣いや学用品を渡し、
支援者の方々への絵や手紙を書いてもらうために、
担当のスタッフが、ソーシャルワーカーといっしょに、
4WDの車で、日々山や村々を駆けめぐって調査をしています。


cho1-3

先生方から、子どもたちの状況を聞き取り、
子どもたちに会って話を聞き、状況を把握!


学校に着くと、まずは先生方から、子どもたちの状況を聞き取り、
学校での成績や出欠の状況から、
家庭での問題がないかを調査します。
そして、問題がありそうな場合は、本人の話を聴いて、
場合によっては、山に住んいる親や祖父母や親せきや
保護者の方の家に直接うかがって、話を聞き取ります。




支援者へのお礼の絵や手紙を、書いてもらった後、
進学のお祝いの、学用品とお土産を渡す!


崩壊家庭や極貧の孤児であったとしても、
奨学生(スカラシップスチューデント)であるという事は、
「孤児(オルファン)」と呼ばれるよりも誇れることで、
MCLは、孤児施設としての政府の認可も得ていますが、
孤児院(オルファネージ)ではなく、
奨学生が泊まる宿舎(ボーディングハウス)と呼ばれていて、
学校でも子どもたちは、成績がいま一つでも
「スカラー=奨学生!」と呼ばれています。


cho1-5

読み語りや古着の支援などで、
他の子たちにも、古着や靴をあげているので、


こうしたへんぴな山の地域では、
山の子どもたちが住む僻村や学校でも、
MCL(ミンダナオ子ども図書館)の子どもたちが大勢で訪れて、
絵本の読み語りをしながら、歌ったり、踊ったり!
そして最後に、
日本の支援者から送られてきた古着や靴を配って
パンやご飯を食べたりしているので、
子どもたちは、MCLの事を良く知っていて、


cho1-6

私たちを知っていて、大喜びで駆けてくる!

なかには、ぼくの事も知っている子もいたりして、
「MCLが、来たよーーー!」
「ママエープリルも、パパ友もいるよーーー!」
といって、笑顔でかけよってきたりします。

写真の子たちも、貧しくても、かわいい服を着ているのは、
古着の支援をしているから・・・!


scaC2
2)今回は、
  同行した日本の若者が


今回は、同行した日本の若者が、
学用品とお土産を渡してくれた!


こういう自然で明るく、
愛と友情に満ちた子たちの笑顔を見ると、
ぼくの心も明るくなって、
天使たちに救われたような気持ちになる!

そんな体験を、日本の若者たちや支援者の方々にも、
ぜひ体験していただきたいと思い、
宿泊費なしで、何日でも泊まり、
スタッフと、活動に同行することが出来るようにしました。

今回も、高校に入って初めての海外旅行なの、
という少女が、現地に同行し、感動して、
帰るときには泣き出しました!
若者たちの話を聞くと、
日本では孤独でさびしいみたいで、
「ミンダナオで子どもたちに会えて、私のほうが救われた!!!」

そういう子がとても多く、
日本の未来を切り開いていく青少年の事を考えると、
とりわけ引きこもりや孤独や貧困など、
悩みを持った子たちこそ、MCLに来てもらって、
本部に住むスカラーの子たちだけではなく、
純粋な山の子たちに会えるように
スタッフたちに同行して活動することが
大切だと思うようになりました。
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以下は、「ミンダナオ子ども図書館;日記」に掲載された
訪問した若者たちの体験記の一部です!

Go!をクリックして読んでみてくださいね。
 ここにいると自然に明るくなった 福井芽衣GO!
 貴重な体験をありがとう!GO!
    石黒 はるな 11歳 小学校5年生
 ミンダナオ子ども図書館体験記 豊嶋志保  GO!
ミンダナオ訪問記 陳代修平GO!
自分から見たMCLの子供たち 岩淵桃香GO!
「2泊3日の恵みの時」 岡林 亜季GO!
近藤千咲季さんの訪問感想!GO!
MCLを訪問して下さった入田哲也様からの感想GO!
子どもたちから教えてもらった3つのこと 西村奈々子GO!
訪問体験;両角 夏子 GO!
訪問希望の方は ここをクリック!ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!

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奨学生たちは、本部に住んでいる子もいるけれど、
ふる里の学校に通いたい子は、郷里の学校に就学できる。


MCLのスカラーの子たちは、
本部に住んでいる子たちもいるけれど、
例え家庭が崩壊しても、
親戚や幼い頃から遊んだ友だちはふる里にいるし、
本人と保護者の意見を聞いて、
ふる里に住んで、ふる里の学校に通いたい子は、
友だちのたくさんいる郷里の学校に就学できるようにしています。
cho2-4

しかし、ハイスクール(中高生)になると、
はるか山麓の学校に、歩いて通わねばならず、

フィリピンでは、小学校が日本と同じ6年生までで
その後が、ハイスクールと呼ばれる学校になり、
10年以上前までは、ハイスクールが4年間で、
卒業後すぐに日本よりも2年早く、16歳で大学に行けて、
20歳で大学を卒業できたけれど、

その後、ハイスクールが、
4年間のジュニアハイスクール(日本の中学?)の後に
2年間のシニアハイスクール(日本の高校?)が加わって、
日本と同じ18歳で大学進学、そして卒業は22歳になりました。

そうなると、親の学費も大変で、
以前は、16歳で働いて結婚する子が多かったけれど、
学校を継続するには、働かずに勉強して食べるだけ・・・?
しかも、ハイスクールは、山の村にはなく、
はるかふもとの町にまで、
バイクに乗せてもらって通わなければ、行けないこともあり、
中高になると、山に住んでいたスカラーたちも、
本部に移り住むのを希望する子が多くなります。
cho2-5

MCLの本部に移り住むのを、希望する子たちも多くなる。

また、状況によっては、小学生でもアビューズを受けていたり
川での洗濯やたきぎ集めや、
農作業や兄弟姉妹のお世話をさせられて、
学校に行かせてもらえず働かされたり、
ジャングルの中を靴も無く、
何時間も歩いて通わなければならなかったり。

帰りは、電気も無い、お化けが出そうなジャングルの踏み跡道を
月明かりに導かれて、川を超え、
尾根を登って、歩かなければならなかったり。
3年生になって、午後の授業があるようになると、
お昼のお弁当も持って行けず、エンピツも買えなかったりして、
学業をストップしてしまう事も多く、

3年生に進学したとたんに、
村の子の半分以上が学業停止をする村もあります。
そんなわけで、小学生のころから、
MCLの本部に住みたい子も多いのですが、
スカラーでMCLに住みたい子は、
保護者の理解を得て、住めるようにしています。


scaC3
3)どうしても
  放っておけなくなり採用


先生からも、親が亡くなったり
家庭が崩壊した子を推薦されると、

ぼく自身も、現地の状況を知って活動を継続していきたいので、
できるだけ、スタッフと同行して山々を巡っているのですが、
かつては、ぼくが、山岳地域のドライバー!(笑)
町の福祉局員や学校の先生方も、
ミンダナオ子ども図書館の事はよくご存じで、
困窮している子の中でも、
親が亡くなったり家庭が崩壊した子を、
スカラーに採用してもらえないかと紹介されます。

もとMCLの奨学生で大学を卒業して資格を取り、
福祉局の職員やソーシャルワーカーや
学校の先生になっている子も多いです!


cho3-2

どうしても放っておけなくなり、
家を訪問して、状況を確認した後、奨学生に採用する。

そうした子を紹介され、
話を聞いて、表情を目にしてしまうと、
どうしても放っておけなくなり、

まずは、スタッフが、資料を作った後に、
本人に同行してもらって、住んでいる実家に行き、
家の状況を確認した後、保護者から話をうかがい。

近所の方々からも話を聞いたのちに、
奨学生として採用しMCLの本部に来て見てもらい、
どこに住むかも決定します。

cho3-4

これからこの子たちが、幸せに育ち、
自立して、大学を卒業するまで
20年は、頑張らなくっちゃ!

我が子のように感じられる、不幸な子たちを放っておけず、
奨学生に採用した後、いつも必ず思う事は、
「ああ、また我が子のような子が増えたなあ、
この子が、これから幸せに育って、自立して、
大学を卒業するまで、20年は、頑張らなくっちゃ!」

これを書いている現在、ぼくは71歳ですから、
最近思い始めているのが、
ぼくが他界しても、子どもたちが安心して育っていける場所
『ミンダナオ子ども図書館』が、
これからもさらに、100年200年、
継続して行けるようにするためには、どうしたら良いかな?
農業と文化が基盤かな?



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4)ここは
  先住民優先の小学校


ここは、IPスクールといって、先住民優先の小学校。
もっと山上の村に、校舎はあったけれど、地震で倒壊し、


ミンダナオ島に、もともと住んでいたのは、原住民たちで、
今でも14部族が、あちらこちらに住んでいて、
独自の文化を維持しながら、独自の言語を話している。
マノボ族、バゴボ族など、

山の高地に住んでいる原住民は、
背は低く色黒で、髪の毛がチリチリしていて、
現地では、ネグロイド(黒人種)と呼ばれていて、
南米から黒潮に乗って海を渡り、
ミクロネシア、メラネシアに漂着した、
南洋系の種族だと言われている。
  1947年、
ポリネシア人の民族移動の
新説を実証するべく、
ノルウェーの学者
ハイエルダールが
南米のペルーから
南太平洋の島まで
いかだコンチキ号で
航海したときの
貴重な記録。
冒険物語としても
楽しめる名著。
 
また、ムスリムの人々は、比較的背が高く、
女の人は、髪の毛が長くまっすぐで、肌もそれほど黒くない・・・。
種族的には、マレーシア、インドネシアからなど
大陸から来たマレー系の種族だと言われている。

また宗教に関しては、
14世紀にマレーシア、インドネシアからイスラム教が、
200年前には、スペインからキリスト教が入ってきて、
とりわけミンダナオは、第二次世界大戦の前までは、
東南アジアで一番多く、日本人が住み着いていた島で、
日本も深く関係している。

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先住民たちも、山麓への避難生活を強制されて、

仮設の施設に移り住まざるをえなくなり、


原住民たちは、
ミンダナオ子ども図書館のあるキダパワンなど、
アポ山の山麓の高原地帯の平地に住んでいたのだけれど、

バナナプランテーションや鉱山資源開発など、
海外からの資本の開発地域の拡大によって
平地から山岳地域に追いやられて、
作物も育ちにくい、高地に住まざるを得なくなった。

ミンダナオ子ども図書館の建っている土地も、
マノボ族の酋長で、キダパワン市の初代市長だった方の、
ひ孫のスーザン インカルさんが、
「最後に残った土地を、ミンダナオ子ども図書館に渡したい!」
といって、譲ってくださった聖なる地で、
庭の石には、今も先祖の霊たちが住んでいるという。


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一時的に、空き地に作られた小学校だ。


北海道と四国を合わせたほどの島であるにも関わらず、
東南アジア、インド、中国、韓国、日本、
そして南米から欧米を含めた
世界文化の軸となるアジアの海洋交差点?
歴史的にも多様で、変化に富んでいるにもかかわらず
原住民の心や文化や世界観もいまだに生きている、
世界の縮図のような不思議な文化、宗教、種族の島!

ぼくもマノボ族の酋長から、
「お前のやっていることは、酋長のやることだから、
お前に酋長の洗礼をさずけて、正式な酋長にするよ!」
と言われた。
テレビ東京の番組
「何故ここに日本人」で
マノボ族の酋長になった日本人
として、紹介されました。
よろしければ下をクリックして
ご覧くださいね!


何故ここに日本人 TV録画!
テレビ東京なぜここに日本人
 
 
驚いて、「酋長のやることって何ですか?」と聞くと、
「親のいない子や母子家庭や貧困家庭の面倒を見ること、
喧嘩や仲たがいがあったら、仲直りさせておさめること、
部族間同士の争いや戦争が起こりそうになったら、
酋長同士が集まって、平和を築くこと!」

ちょっと驚いたけれど感謝して受け入れて
アオコイ マオガゴン(心から愛される我らの友)という
名前をいただいて、酋長にさせていただいた。
「これからも、愛おしい子どもたちのために
貧困の克服と、平和構築に生涯をささげていかなくっちゃ!!!」

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山に住んでいた、マノボ族の奨学生たちも、
この学校に通って、マノボ語でも勉強している!


山に追われて住んでいたマノボ族たちは、
地震ゆえに強制的に、山麓の村はずれに避難させられたけれど、
村には、原住民のための学校も無く、
一般の小学校では、マノボ語による授業も無いので
政府の支援で、IPスクールが建てられた。

トタン屋根と竹壁で、床も土の簡易学校だけれど
学校に行けるだけでも、幸せ!


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5)山里の我が家には帰れない!

先住民たちは、すでに四年以上も
ひなん場所で生活をしているけれど、

ふたたび地震が、起こる可能性があると言われて、

避難生活で一番困るのが、
作物や家畜を山に残したまま避難して、
帰ることも許されないので、
山芋や野の作物や、川のカエルやカニもあまりとれず、
食べ物が無いこと・・・

とりあえず学校では、支援食物のプロジェクトがあって
お昼ご飯だけは、米とおかずで食べられるから、
子どもたちは、大喜び!


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山岳地は、危険であるという理由で
山里の我が家には、帰れない!


できれば山に帰って、小川のカエルやカニや、地鶏のニワトリや、
植えた野生のカサバイモやトウモロコシ、
野のバナナやヤシの木に登って
ヤシ汁を飲んで果肉を食べたりしたいけれど、
行政によって、山岳地帯に住むと、
土砂崩れが起きて危険であるという理由で、
山の家には、戻れないことになってしまった。

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ここが、原住民たちが住んでいる仮設住宅!
仮設住宅としては、まだ良いところで、

避難生活をしている原住民たちは、
最初は、ビニールシートの下で生活を強いられていたのですが、
4、5年たつとさすがにシートもボロボロになり、

多少なりとも余裕がある家族や、
日雇いでも仕事が見つかった家族は、
廃材に鉄板を張った家を作って生活を切り抜けていくのですが、


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ビニールシートの下で暮らしている、避難民も多い!

とりわけ、へんぴな所に避難している家族は、
日雇い労働もなく、日々の食事だけでも大変で、
なかには5年以上もビニールシートの下で、
親子と祖父母と7人ぐらいの子どもたちが、
いっしょに生活している場所もたくさんあります。

そのような環境にいる子たちは、
一日に一回でもご飯が食べられれば良いほうで、
ガリガリに痩せていて、
それでも、家族を助けるために一生懸命がんばって、
生活しているようすを見ると放っておけず、

親の方の強い希望もあり、
崩壊家庭では無いけれど、
二人ぐらいをスカラーに選んで、本部に住んで、
大学にまで行かせてあげる決断をしました。
可能な限り二人選ぶのは、いっしょの方が寂しくないから・・・!
訪問希望の方は ここをクリック!ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!


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6)深い山奥の村にも向かった!

調査のために、たくさんの学校を巡ると同時に、

そして、ほとんどの子たちのスカラー希望の理由が、
「何とか自分ががんばって、家族や兄弟姉妹を助けたいから!」
普段スカラシップは、高卒までが多いけれど、
MCLの場合、あえて大学まで卒業できるスカラシップにしたのも、
大学を卒業できるのは、
20パーセントぐらいの富裕層の子たちで、
就職率もダントツに良いし、
「もし、この子が我が子だったら、
大学まで行かせてあげたい!」そう思ったから!

そして卒業後も本人が望めば、学校教師や福祉職員の
資格試験も受けさせてあげています。
MCLは、市町村の学校や役所とも、
たえず連携して活動していますので、
卒業して教師や役所の職員などに、採用されて
働いている子も多いです!

ふる里の学校の先生になって、 給与が入るようになると
自分の給与で、貧しい子に学用品を買ってあげたり、
お昼ご飯をふるまったり・・・
MCLのような活動を、
自分の村の子たちに対してやっている子も多いです!

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福祉局や先生たちや、先住民の酋長から、
スカラシップの採用の依頼が来た子どもたちの調査に
深い山奥の村にも向かった!


7月、8月、9月の新学年が始まる前の時期には、
福祉局のソーシャルワーカーや、
学校の先生や知り合いの酋長などから、
親が亡くなったり殺されたり、
地震や洪水の災害を受けたりして、
「困難な状況で、可愛そうな子がいるから
助けてあげてくれないか!」という、依頼が来ることが多い。

そうした場合、状況を詳しく聞いてから、
これは、放っておけないという子を選んで、
どんなに山奥であっても、時には馬にのり、斜面を登り歩いて、
その子の住んでいる村と家を訪れて、
生活状況を把握して、保護者から状況をうかがって、
最終的に本人の気持ちを聴いてから、受け入れの最終決定を行います。

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家庭調査で、親戚の家に住んでいながらも、
学校に通えない子を奨学生として採用!

現場を知っている方々から、
「本当に、大変な活動していらっしゃいますねえええ・・・」
と言われますが、
奨学生に採用されて、うわさには聴いていたMCLに住み、

すぐ近くの学校に行く事が出来て、
とりわけ、たくさんの友だちたちと家族のように、
唄って遊んで勉強して・・・
好きなだけご飯を食べて生活できることに、
大喜びする子たちも多い!



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7)かつてスカラーだった子に出会った!

驚いたことには、
かつてスカラーだった子に出会った(右の子)!

今回は、山奥の僻村で、
なんと、かつてスカラーだった子に出会った!
写真を見て、思い出される方もいらっしゃるかな?


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16歳で結婚したけれど、子供も生まれて、

ミンダナオでは、以前から、16歳で結婚する子も多く、
先進国の目からすると
「なんでそんなに若くして結婚するの?
口減らしで、無理やり結婚させられているんじゃないの?」
といった、否定的な意見も聞くのですが、

10年ほど前までは、16歳でハイスクールを卒業して、
20歳で大学を卒業できるのが、学校制度で、
大学にまで行ける子は、20パーセントの裕福な家庭だけだとすると、
16歳が、学校から出て社会に踏み出す時期で
18歳が、成人式であるから、
16歳から20歳までが、結婚適齢期だったのもわかります。


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貧しくとも幸せそう
その後、ハイスクールが、ジュニアとシニア合わせて6年間になったとき、
多くの奨学生たちが、成績も良いのに、大学に進学せず、
ハイスクールを卒業して故郷に帰っていった・・・!

せっかく、「大学卒業まで支援したい」と、思っておられた支援者の方々は、
とてもがっかりされたけれど、本人曰く、
「22歳で、大学卒業するなんて、結婚適齢期をのがしているわ!
ふるさとに帰って幼なじみと結婚して、子どもを持つ方が幸せよ!」

じっさい、そうして故郷に帰って結婚した子が、
子どもを持って幸せそうに暮らしているのを見ると、
「本当の幸せってなんだろう???」
日本でつちかった価値観がひっくり返ったような気になり、
人それぞれが、多様な幸せを実現できる社会こそが良いのかなあ?
と思い始めるようになった・・・!


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しかし、妹が高校に行きたくても行けないことがわかり
奨学生に採用した!

それでも、学校に行き続けたい子のためには、
自分の夢が実現できる社会は、
あってしかるべきだと感じてならない。
それぞれが、自分の困難を乗り越えて、
自分の夢や希望を達成できる社会。

ちゃんと毎日、ごはんを食べられて、
病気になったら薬を買ったり、病院にも行けて、治療を受けて治せて、
学校に行きたい人は、行けるし、
行かなくっても、早く結婚して幸せになりたい人は、それも良し!


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8)遊びで培われる
  愛と友情こそが生きる力!


また、別の子たちの調査に向かった!

それでも、家庭が崩壊して、
父親や母親を失ったりした子は放っておけない

地元に置いておくのが困難で、ときには危ない子たちは、
親族や保護者、そして福祉局と相談して、
MCLに引き取って大学に行けるようにする。


とりわけ、都市化が進むにしたがって、
父親や母親が、町に出稼ぎに行ったきり帰らず、
ときには、リクルートで海外に人身売買のように送られていったきり、
音信不通になってしまったり、
町に物乞いに行かされたまま、ストリートチルドレンになって放置されたり・・・

そのような境遇に置かれた子たちこそ、引きとって、
人生の旅立ちの時まで、幸せに成長して行ってほしい!
そして、旅立った後も、
何か困難なことがあったり、さびしくなったりしたら駆けこんでおいで!
ミンダナオ子ども図書館は、君たちの我が家だからね!!!

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家庭が崩壊して、置き去りにされたり、
救わなければならない子も、無限に!

イスラム地域の戦争孤児や、
原住民の貧困地域における家庭崩壊で、
落ち込んでいる子たちを見て始めた活動だけれど、
戦争は、いくぶん落ち着いて、
山の開発で道路や電気も通ってきたけれど、
開発が進めば進むほどに、
貧困地域では、家庭が崩壊して置き去りにされたり、
お金が無いから、物乞いをしなければ生きていけない子たちも
増えてきているような気がする。

物質文化が先進している日本でも、
青少年の自殺率はアジアではかつて一番!
今は、韓国がトップだというけれど、
生きる希望や夢を失って、引きこもりや自殺などに走る子が多い!

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でも、子どもたちは本当に愛らしく、
生きる力に満ちている!

ミンダナオは、経済的な貧困度は高いけれど、
でも、自殺率は、アジアで最低!
日本の青少年の自殺率が問題になっていた頃に、
MCLの子どもたちに、
「日本では、自殺する子が増えているんだよ!」という話をすると、
子どもたちは驚いて、
「何で死ぬの、あんな豊かな国なのに!原因は?」
「孤独で死んだよ!」と言うと、もっとビックリして、
「孤独で死ぬってどういうこと?」

そこで、「ミンダナオでは自殺は無いの?」と聞くと、
「あるよ!でも、理由はラブだね!」
つまり、恋愛が破れて自殺する子がいるという・・・
「君たちだって、大変な環境から来たでしょう?
MCLに住んでいて、孤独な時は無いの?」と聞くと、
「あるよ!でも大丈夫!だって、友だちがいるもん!」
「ここでは、宗教や種族が違っていてもみんな兄弟姉妹!
一つの家族だもん!」
苦しくても、生きる力に満ちた子どもたち。

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遊びで培われる愛と友情こそが、生きる力!

そういう子どもたちの声を聴き、笑顔を見ていると、
さびしくても、愛と友情を失わず、
悲しくっても生きる力に満ちていて、
こちらの心が救われていくのが感じられる。

これは、訪問してきた日本の若者たちも、
心の底から感じることのひとつ!


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9)こんなところを
  歩いて
通っているんだ!

学校の先生から依頼された子に、導かれて!

学校の先生から、「かわいそうな子がいるから、
MCLのスカラーに採用してあげてくれませんか?」
と言われて、依頼された子に導かれて、その子の家に向かった。
実際に通学している道を歩き、住んでいる家を見て、
本人を交えて、
受け入れて養っている保護者の方から話を聞くと
その子の真の置かれている状況が見えてくるし、

そうした背景を、ぼくもスタッフたちも知っている事が、
今後、その子の成長を見守るためにも重要な事だと思うので、
採用の場合は、必ず住んでいる家に足を運ぶ。
また、日本から訪れてきている若者にとっても、
そんじょそこらの海外旅行では体験できない、
貴重な真実の体験になる!


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その子の家に向かった。

写真の子は、ミンダナオ子ども図書館に
支援者の方々から送られてきた、
使いふるしのすてきなバッグ?を背負い、
かわいい古着も着ているので、
そこそこの家に住んでいるような、様子だったけれど、
何と、信じられない山のなかの小道を行くのには驚いた!

ヤギは山に住む人にとっては、貴重な動物。
エサをやらなくっても、放し飼いで草を食べてくれるし、
子どものためのお乳は飲めるし、
最後にお肉も食べられる!

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毎日、こんなところを歩いて、
家から、学校に通っているんだ!

それにしても、山の中の一軒家!
養ってくれている叔父さんの家。
壁も柵も、竹で出来ているけれど、
屋根はトタンで、こちらの家としてはまだ良いほう?

しかし、住んでいる土地も叔父さんのものではなく、
土地の管理をする労働者として、
森のなかに住まわせてもらっている。

ゴムや林業の利益のわずか数パーセントが手元に残る収益で、
生活は厳しい。


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10)家庭が崩壊して

家庭が崩壊して、叔父さんの家に住まわせてもらっているけれど

叔父さんの一家も子どもが多く、

少女のお母さんは、病気で亡くなり、
お父さんは、働きに家を出て街へ行ったまま、
連絡も途絶え行方もわからず、帰ってこない!

少女は、叔父さんの所に預けられたまま
住まわせてもらってはいるけれど、
叔父さんの一家も子だくさんで、食べるだけでもやっとの生活。

小学校までは、何とか卒業させられたけれど、
食べ盛りの年ごろになってきているし、
ハイスクールまでいかせるのは、とても無理との事・・・。

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学校に通わせるのは、無理との事!
ミンダナオ子ども図書館に住んで、学校に通うことにした!


そこで、奨学生として採用し、
ミンダナオ子ども図書館に住んで、学校に通うことにした。
MCLに住めば、毎日ご飯が食べられて、学校も近くにあって、
たくさんのお友だちといっしょに通えるし、

帰ってきても、楽しくみんなで唄ったり踊ったりして遊べるし、
お姉ちゃんたちに、勉強も手伝ってもらえるし、
しかも、大学まで行けるなんて夢みたい!!!


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11)おばあさんは、泣き出した!


さらに、村の福祉局で依頼された、

学校の先生からの要請以外にも、
村や町の福祉局DSWDからの依頼も多い。
福祉局では、ソーシャルワーカーの方々が働いておられて、
いろいろな辺境の村々や学校からも、
困難におちいっている子どもたちや
若者たちの救済の依頼が届いている。

また、MCLの活動も、必ず市役所の福祉局に立ち寄って、
行く場所とその目的を告げ、
危険性も含めて現地の詳細な状況をうかがってから
活動を開始する。

そんなわけで、役所もMCLの事を良く知っていて信頼してくれており、
困った子のスカラー採用を依頼されることも多い。
また、福祉局のソーシャルワーカーには、
MCLの卒業生もいたりする。

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別の子たちの調査に向かった!
スカラシップ採用決定の前には、


スカラシップ採用決定の前には、
必ず家を訪れることにしている。

しっかりした顔つきの
ハイスクールの兄妹だったので、
まさか、こんな山奥に住んでいるとは思わなかった!

ヤシの木やコムの木や、
山芋や野バナナが生えている
森のなかを抜けていくと、家が見えてきた。


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必ず、住んでいる家を訪れて、
保護者から、家庭の状況をうかがう。


山の奥にもかかわらず、
ひかくてき良い家だったので驚いたけれど、
この周辺の土地所有者でもある、おばあさんの家で、
お母さんが、おばあさんの面倒を見て、
お父さんは、山仕事をしていた。


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成績は、優秀だけれど、
一年前に母親は死に、父親はいなくなり、
おばあちゃんの家で、面倒を見てもらっている!


子どもたちは、成績優秀で将来が期待されていたけれど、
お母さんが、病気で亡くなった後、
お父さんは出稼ぎに出たまま、行方も知れず。

取り残された二人は、
おばあちゃんの家に住まわせてもらっているけれど、
おばあちゃんは、お年寄りになって自炊すらも難しく、

ひとり身のおばさんが移り住んで、
めんどうを見ることになった。


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母親の面倒を見ている叔母さんも、独り暮らしで、
子どもたちも年ごろになると、食べさして行くのも大変!
おばあさんは、泣き出した!

しかし、おばあちゃんもおばさんも、
森でゴムの汁を集めたり、
ヤシの実をとったりするような肉体労働は出来ず、
ほうき草を乾かして、
作ったほうきを売ってかせぐぐらいがせいぜいで、
仕事らしい仕事が無く、収入らしい収入も無く、

残された子たちを、学校に行かせてあげながら、
どう養ったら良いかもわからないという。
とつぜん、おばあさんは、泣き出した!


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その場で、採用を決定!

それを聞いていたたまれず、
ディレクターである妻のエープリルリンの判断で、
その場で、採用を決定した!

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ミンダナオ子ども図書館に住んだら、
毎日ご飯が食べられて、

大学まで行けるなんて夢みたい!

将来の夢も希望も消えてしまい、
どうしたら、今の苦しみを乗り越えられるのかもわからずに、
闇のなかにたたずんで
いた子たちにとって、

ミンダナオ子ども図書館に住んだら、
近くの学校に通えるだけではなく、
毎日ご飯が食べられて、
大学まで行けるなんて夢みたい!

信じられない夢と希望の世界が広がった・・・!



scaC12
12)貧しいけれど
   7人は子どもがいる!


また、別の子の家に向かった!


今度は、小学校の先生から、
「可能であれば、スカラーにとってあげて欲しい」
という依頼があった、別の子の家に向かった。
やはり、かなり山の奥の家だ!


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貧しいけれど、平均して7人は、子どもがいる!

避妊具なんか、売っていないし買えないし!

先生から聞いた話では、
父親も母親も、そろっているけれど、
貧しいにもかかわらず、子どもが10人以上いるという!

山では、平均して7人の子がいるが、
さすがに子どもの数が多く、
年齢が上がってくると、食べる量も増えて食事も大変。

ご飯などめったに食べられず、
年上の子たちが、山に芝刈りに行き、
野生の山芋を引き抜いてそれをみんなで分けて食べている。

カエルやカニを沢で捕って、
ヤシの実の汁で煮こんだおかずがあれば、
めったにない大ごちそう!

日本の方々にそんな話をすると、
「なぜ、そんなにたくさんの子どもを産むのですか?
避妊すれば、良いのにねえ!」
でも、山のお店で避妊具など売っているわけがない。
塩や砂糖が買えたら良いほう!
避妊具なんか見たことも無いし、
たとえ売っていても買えるわけがない!


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子どもこそが、家族の宝!

お兄ちゃんたちは、力仕事で山に芝刈り!

でも、山の原住民のひとたちにとっては、
子どもこそが家族の宝!
赤ちゃんや小さい子の笑顔は、
まるで空から降りてきた天使のよう!
抱きついてこられると、心の落ち込みも吹き飛んでしまう!

ぼくも、ミンダナオ子ども図書館に帰ると、
子どもの笑顔に愛を感じて、
心が真に癒されていく・・・

そして、子どもたちが大きくなってくると、
お兄ちゃんは、父さんといっしょに
山に芝刈りに行って、仕事を助けて
帰りには、炊事のマキに使うために、枯れ枝をたばねて
急斜面を肩にかついで帰ってくる。


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お姉ちゃんやお兄ちゃんも、下の子の面倒を見たり!
料理をしたり、洗濯したり!

お姉ちゃんは、妹といっしょに川で洗濯。
頭に洗濯ものの入った桶をのせて、
ジャングルの急斜面を、川まで降りて行くだけでも大変なのに、
帰りは、洗濯しあがった服をタライにつめ込んで、急斜面を登ってくる。

妹も、料理に使う水を、
プラスチックの大きなボトルやバケツにくんで、急斜面を登ってついてくる。

もちろん仕事が無い時は、
お兄ちゃんも小さい妹や弟のめんどうを見るし、

料理をしたり洗濯したり・・・



scaC13
13)将来、家族を助けたいの!

だから、下から二番目の妹とわたしががんばって学校を卒業して
将来、家族を助けたいの!


奨学生になりたい理由を聞くと、
ほとんどの子たちが、
「お兄ちゃんお姉ちゃんたちは、
学校にも行かずに家に残ってがんばって、家族を助けているから、

わたしたち年下の弟や妹が、なんとか学校を出て、
少しでも良い仕事を見つけて、家族を助けてあげたいの!」

苦労して子どもを育てている両親や、
炊事や育児や山仕事を、がんばってしている、
お姉ちゃんやお兄ちゃんたちを見て育っているから、
まだ小さい年下の女の子たちも、
何とか家族を助けたいと思っている!


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そのような理由もあって、
大家族から、スカラーを二人ほど選ぶ場合、
年下の女の子が、選ばれるケースが多い!


子どもが多く、苦労している家庭から、
ひとりでも奨学生に選ばれて、
小学校を卒業するだけでも大変なのに、

大学を卒業出来たら、給与の良い仕事ができる!
そうしたら、家族を助けられる!


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大学生も、役所や銀行や教師といった仕事も、
ミンダナオでは、圧倒的に女性が多い!

そのような理由もあってか、
ミンダナオ子ども図書館に奨学生として、親や保護者から選ばれて、
学校に通う子たちは圧倒的に女性が多い!
そして、ミンダナオでは、大学生も女性が多く、
役所や銀行や教師といったオフィスワーカーも女性が多い!

道端で、年ごろの男性の若者たちが、
飲みながら話しているのを聞いていたら、
「おれの願いは、しっかりした女の子をつかまえて、結婚する事なんだよ!
なぜって、結婚したら、おれは家庭で、家事と子育てをしたいからさ!」

実際、山の小学校の校庭で遊んでいる子たちを見ても、
圧倒的に元気で活発なのは女の子!
日本でも、「主婦=かかあ殿下」「家のかみさん」というように
天照大御神も女性神で、
伝統的にアジアは女性が男性よりも強い世界?
その方が、世界は平和になるかもね?

上の写真で、山の子たちが遊んでいる映像を
ご覧になりたい方は、以下をクリック!

山の小学校で 遊ぶ子たち!


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14)地震で
   教会と家が倒壊して


地震で教会と家が倒壊して、亡くなったお父さんを持つ、
10人兄弟姉妹の中のスカラーに採用した、5人の子どもたちも
お母さんといっしょに、がんばっていましたよ!

今回、外部スカラー調査の最後に、
2020年の大地震により、山からの避難を余儀なくされ、
教会と家が崩れ、帰れなくなったショックで
父親が自らの命を絶った不幸な家族を避難所で見て、放っておけず、

10人子たちのなかの5人をスカラーに採用した、
奨学生たちに会いに学校を訪れました!

子どもたちは、いまだに山には帰れず、
山麓に住んで学校に通っていましたが、
年上のお姉ちゃん、お兄ちゃんたちが
家庭を支えているとの事!

お母さんも含めて、5人のスカラーの子たちは、
悲しみを超えて、将来に向けてがんばっていました!
訪問希望の方は ここをクリック!ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!

scaC15
15)『地震の悲しみで父さんが』
   記録映像から


『地震の悲しみで父さんが』の記録映像をご覧になりたい方は、
以下をクリックしてくださいね!

地震の悲しみで 父さんが

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翌々日に、
地震避難民の支援をしにいった。

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まずは、避難民の子どもたちのために、
絵本の読み語りと歌と踊りと

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おおきなカサバイモの劇を楽しんだ後
お菓子とパンをくばり

日本から送られてきた靴を配り
炊き出しをした。
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家族が集まって
今後の事を話し合った。

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まずは、とにかく
5人の子どもたちを奨学生に採用した。
しかし、地震で家はくずれて、住み場所もない。

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そこで、上の子たちに案内してもらって
崩れた山の生家に向かった。

床も壁もすっかり破壊され崩れていた
行政によると、ここにはもう戻れないという。

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私たちは、山崩れの現場にも向かった。
奨学生に採用した子の
お父さんもお父さんも亡くなった場所だ。

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父親が死んだ家族は、
MCLの敷地内に建っている

もと、料理担当のスタッフが住んでいた空き家に
家族で住めるように、引っ越してくることにした。

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自分の生活だけでも大変だけれど、
若者たちががんばって、
修理費を寄付してくれた!

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家族たちは、大喜び!
『地震の悲しみで父さんが』の記録映像をご覧になりたい方は、
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地震の悲しみで 父さんが

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 日本政府のODAによる
米干し場と精米所が完成!
jyosyo
序章
天から舞い降りてきた?
序章では、日本政府のODAによるお米干し場と精米所の寄贈へ至る流れと
今後のMCLに置ける農業の意味について書きました!



開所式の様子を 映像でご覧になりたい方は、 ここをクリック!
 序章「天から舞い降りてきた?」:目次
1)日本政府のODAとの連携GO!
2)山の先住民地域で地震が繰り返し起こりGO!
3)水田を購入していく事GO!
4)一年間に2.5期作の収穫GO!
5)外部に依頼せねばならずGO!
6) コンクリートのお米干し場と精米所GO!
7)MCLの敷地内のお米干し場と精米機ではGO!
8)厳しい状況になってきました!GO!
9)精米を外注することなくGO!
10)地震で倒壊した学校のODAによる再建GO!
11)石川総領事様と織田副領事様がGO!
12)天から降りてきた言葉のようGO!
13)日本から来る若者たちにもGO!

日本政府のODAによる
米干し場と精米所が完成!


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1)日本政府のODAとの連携

日本政府のODAには、
とりわけ学校建設でお世話になってきました。
40年以上戦争が絶えず、とりわけピキット市からも遠く、
極貧で竹や木材で簡素に建てられていた学校も、
戦争のなかで、焼かれてしまい。

避難生活から帰ってきても、
外で学ばざるを得なくなっている子どもたちを見て、
「何とかしてあげたい」、と思ったものの、
90%、個人のご支援で成り立っている小さなNGOでは、
保育所を建てるまでがやっとで、

学校を建てるところまでの力はなく、
これは、日本政府の支援を仰ぐしか無いと思い、
当時、イスラムの戦闘地域で和平交渉を開始された
JICAの落合直之さんと出会い、

日本政府のODAで、
外国人は入れないと言われた危険地域に、
平和を築くための一歩として、
学校を建てることが可能になりました。

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2)山の先住民地域で地震が繰り返し起こり

おかげさまで、
イスラム地域に4棟の小学校を建てましたが、
その後、山の先住民地域で地震が繰り返し起こり、
マキララやキダパワン、マグペットの山奥の学校が倒壊し、

ミンダナオ子ども図書館は、
宿舎の倒壊はなかったものの、
モスクや壁に傷みが走り、
しばらくは避難生活を余儀なくされました。

それでもミンダナオ子ども図書館の子どもたちは、
避難民たちへのビニールシートや
古着や靴も届け、

MCLに住んで生活している
奨学生の子たちが主体になって、
読み語りや古着、蚊帳や懐中電灯の支援もしました。

領事様と最初に、学校が地震で崩れた先住民の地域に
ODAで、学校を建設した時のビデオ映像をご覧になりたい方は、
以下をクリックしてください!

日本政府による エンバシー学校建設 ビデオ映像は ここを クリックしてください!
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3)水田を購入していく事
しかし、近年は、円安や物価高や
ガソリン代など活動費の高騰が激しく、
毎年の米も食材の値段も高騰して、
子どもたちが食べていくのも
困難になりつつある状況を心配して、

どんなことがあっても、
子どもたちを放棄することなく、
養い続けていく事を考えると、
まずは、水田を購入していく事、
そして農業に力を注いでいく事であると思いました。

その後、いろいろな方々からのご寄付もあり、
水田をほぼ、19ヘクタール購入できました。

その後の世界的な経済や政治の不安定化、
物価高や円安といった状況にもかかわらず、
MCLをここまで維持できたのは、
水田のおかげだと思っています!

水田を寄付してくださった方々には、
心から感謝をしています!

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4)一年間に2.5期作の収穫

ミンダナオは、熱帯地方で冬が無く、
田植えと稲刈りを並行して行うことが出来、
一年間に2.5期作の収穫があります!
ということは、2年で5回の収穫があるのですが、

過去見ていて大きな問題は、
エルニーニョと呼ばれる干害や
大雨や鉄砲水で水害が起こり、
稲が全滅したりすることです!
そこで、灌漑用水路のある水田を購入してきました。

20ヘクタールで、
約200人分の米が自給できると聞いたので、
約19ヘクタールまで到達したのですが・・・
運営は、現地で小作人家族がやってくれています。

しかし、小作人家族もメンテナンス作業がせいぜいで、
家族に子どもたちも多く貧困であるがゆえに、
スタッフ同様に子どもを
MCLの子として、学校に行かせています。

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5)外部に依頼せねばならず

問題は、小作の家に、
耕運機やトラクターなどあるわけもなく、
水牛もいないので、田植えや収穫時には、
トラクターや耕運機を外注で借りて行わなければなりません。

加えて、肥料や農薬、
田植えや草刈りや借り入れには、
日雇人たちに経費を払わなければならず、

とりわけ収穫後の
籾米の乾燥や精米のためには、
乾燥場を借りて、
精米も外部に依頼せねばならず、

その代金を完成米を売って支払うと
残る米は、100人分ぐらいやっとだ、
という事がわかってきました。

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6) コンクリートのお米干し場と精米所

そこでまずは、MCLの敷地内に、
コンクリートのお米干し場と
精米所を作ることを考えました。

そうすれば、
内部に住んでいる奨学生たちや
スタッフ家族も手伝えます!


幸い多くの支援者の方々の
ご支援で完成し、
内部に住んでいる奨学生60人ほどと、

スタッフ20人と
子どもも含めた家族も50人ほど
110人ほどに
米を供給することが出来るようになりました。

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7)MCLの敷地内のお米干し場と精米機では

しかし、大学生になると
男の子たちも女の子たちも、
大学がある町に下宿する子たちも出てきますし、
そこにもお米を届けたり、

極貧でも
片親や祖父母を助けるために、
遠くても山村に住んで、
古里から学校に通っている子たちや、

戦争や地震の避難民救済の
緊急支援が必要な時も、
お米を配布しなければなりません!

貧困地域での読み語りでも、
ご飯を炊いて、大勢の子たちといっしょに食べます!
しかし、MCLの敷地内のお米干し場と精米機では、
そこまではお米をまかなえません。

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8)厳しい状況になってきました!

それでも、過去そうした活動が出来たのは、
米自体の値段が安かったからです。
しかし、ここ数年、異常な円安や物価高状況では、
本部にいるいる子どもたちやスタッフ家族を養いつつ
学校に行かせてあげるのがせいぜいで、

円安や米や食材やガソリンの値段も高騰して、
食材費や活動費に加えて、
医療費も底をついてしまうほどの、
厳しい状況になってきました!

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9)精米を外注することなく

それを可決する方策のひとつとしては、
本来ならばMCLで、本部の外に土地を購入して、
外部にもう一つ、
大きな米干し場と精米所も作ることによって、
精米を外注することなく、独自に行えれば、

収穫のたびに、米の一部を売って充てることなく、
収穫米のすべてを乾燥精米して、
本部に住む、奨学生とスタッフ家族のお米から
外部に住んでいる奨学生たちを含めると
200人余りを食べさせていく事が出来ます。

もしも、豊作で余剰米が生まれれは、
売って、おかずを買う費用にも
満てることができます。

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10)地震で倒壊した学校のODAによる再建

しかし、MCL独自には、
土地を買って、広大な米干し場を作り、
倉庫や精米所を作るに至るなどは
とても不可能な夢のまた夢だと思っていました!

ところが驚いたことには、ダバオの領事館から、
「地震で倒壊した学校のODAによる再建を考えたい・・・」
というお言葉があり、
「MCLのある、マノゴルの学校を考えている」との事でしたが、

キダパワンのなかでも、
都市周辺ではなく、
山岳地帯の原住民マノボ族の学校が
地震で完全に倒壊してしまったのに心を痛めていましたので、
そちらに建設をお願いしました。

そして、石川総領事様と織田副領事様が、
開所式に来られたのですが、
マノボ族の子どもたちが、
心から迎えてくれる様子に感動されて、

「ミンダナオ子ども図書館は、
よくぞまあこんなに山奥の
先住民の住む辺鄙な場所で、
活動されているのですね!」

そして日本からの訪問してきた若者たちも
いっしょに開所式に参加して、
現地の人々に喜ばれているのを見て
感動していらっしゃいました!
領事様と最初に、学校が地震で崩れた先住民の地域に
ODAで、学校を建設した時のビデオ映像をご覧になりたい方は、
以下をクリックしてください!

日本政府による エンバシー学校建設 ビデオ映像は ここを クリックしてください!

「ぜひこれからも、
協力してやっていきたいですね!」
とおっしゃってくださいました。

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11)石川総領事様と織田副領事様が

そして驚いたことには、
MCLの本部にもどって、
子どもたちが送別会をした後に、

石川総領事様と織田副領事様が、
「ここの米干し場は、
子どもたちも手伝えて良いけれど、

すべての米を精米するには、
さすがに小さいでしょうねえ。」

「ODAでは、土地代は出せませんが、
土地さえあれば、コンクリートのお米干し場と倉庫、
そして、精米所を寄贈することは出来ますよ!」
と、予想もしなかったお言葉をかけてくださいました!

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12)天から降りてきた言葉のよう

ぼくも70歳を超えて体力も衰え、
これからもさらに高齢者になることを考えると、
今後も、20年、30年、
他界してもスタッフたちが、
100年、200年と貧困格差があるかぎりは、

極貧で不幸な子どもたちやスタッフ家族、
そして外部に住む子どもたち全員を養い、食べさせ、
戦争や災害が起これば
救済支援も行っていきたいと考えていましたので、

石川総事様と織田副領事様の言葉は、
とつぜん、
天から降りてきた言葉のように感じて感動しました。

その後、理事会でも話し合い、
理事長でカーバックのダニー氏が、
安価で自分の農地を譲ってくださり、
そこに設置が可能となり、すぐさま建設開始!

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13)日本から来る若者たちにも

そして、いよいよ今回、
石川総領事様と織田副領事様をお迎えして
日本から来た若者たちも手伝って、
待望の開所式を行う事ができました。

開所式の様子を 映像でご覧になりたい方は、 ここをクリック!
さらに米干し場と精米所の完成後も
本部や外部に住むスカラーたちに加え、
山の貧困地域の子どもたちや
日本からくる若者たちや訪問者の方々にも、

お米に加え、おかずも可能な限り自給できるように、
背後の果樹園に、養鶏所と野菜畑、
そして、小川が流れている場所に魚の養殖池をつくって
少しでも、自給できるようにしていきたいと思っています。

そうした思いも込めて、
以下に開催式の写真を載せましたが、
ビデオ映像もつくりましたので、
ご覧になりたい方は、
以下をクリックしてご覧ください!

開所式の様子を 映像でご覧になりたい方は、 ここをクリック!
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本章
日本政府のODAによる
米干し場と精米所が完成!



日本政府のODAによる
米干し場と精米所の開所式が、
石川総領事様と織田副領事様をお迎えして
行う事ができました!

開所式の様子を 映像でご覧になりたい方は、 ここをクリック!
 
1)開所式の準備を始めた!GO!
2)マンゴーの木陰は来賓席でGO!
3)日本から来た若者もお手伝い!GO!
4)日本の国旗を貼られて行かれたGO!
5)倉庫の前に張られた記念ボードGO!
6) 訪問者にも食事を提供GO!
7)いよいよ授与式が始まった!GO!
8)大喜びしたのは子どもたち!GO!
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1)開所式の準備を始めた!

スタッフたちが、

MCLのスカラー(奨学生)たちと、
ODAの開所式の準備を始めた!



日本から来た
若者たちも一緒に、
開所式の準備をした。


日本政府によって寄贈されたのは、
広々とした
コンクリートのお米干し場と、


米の貯蔵の倉庫と精米所!
精米所の中には、


立派な
精米機が置かれました。


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2)マンゴーの木陰は来賓席で

開所式は、お米干し場に接した、
マンゴーの果樹園で行われるので、
強い日差しや雨が降ることも考慮して、


倉庫とマンゴーの木を
ロープでつなぎ、


そこにビニールシートをかけて広げて、
太陽光を避けて、
安心してパーティーも開けるようにしました。


マンゴーの木陰は、
来賓席で、


最悪の場合、
雨が降ることも考慮して、
厚めのシートをかけました。


MCLの子たちやスタッフたちも、
こういう作業は、
しばしば文化祭の時など、
図書館の庭でもやっているので慣れています!


最後に、マンゴの幹と枝に、
カラフルな布幕と飾りつけが出来れば、完成です!


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3)日本から来た若者もお手伝い!
日本から来た15歳の少女も、
見事に手縫いでお手伝い!


「高校一年生に入ったばかりで、
初めての海外旅行なの!」


「英語も、あんまりじゃべれないけど、
なんだか、とっても楽しいわ!」


「来てよかった!
もっと英語を勉強して、
かならず、かならず戻ってくるわ!」


布幕と飾りつけが出来たら、
そこにパネルを張って完成!


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4)日本の国旗を貼られて行かれた

「総領事様と副領事様が、
到着されたよーーー!」



石川総領事様と織田副領事様は、
米干し場と倉庫、
そして、精米所と精米機をご覧になり、



ひとつひとつ
チェックをなされた後、
日本の国旗を貼られて行かれた!


貼られているのは、
フィリピン人のお連れの方。




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5)倉庫の前に張られた記念ボード

チェックが終わり、
国旗が貼られた後、
いよいよ授与式がはじまった!


まずは、倉庫の前に張られた
授与の記念ボードの前にかけられた、
布を外して、


その前で、
記念撮影を行った。



寄贈してくださった、
日本の皆様のご支援に、
心から感謝いたします!


これで、
戦争孤児や
極貧で家庭が崩壊した子たちも、


MCLの本部に住んでいる
スカラーの子たちとその家族。
夫婦や子どもを交えて120人ほどに加えて、


MCLの支援の下で、
地元や宿舎や下宿して、
学校に通っている奨学生たちも含めると、
200人ぐらい、いっしょに食べて行けるでしょう!


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6) 訪問者にも食事を提供
さらに、 さまざまな体験や心を癒す場として
日本や世界の訪問者や若者たちにも、
宿泊費なしで何日でも滞在できる場所として
MCLを開放することにしましたので、
6)
これから増えていくように思える、
訪問者の方々にも、
食事を提供できるでしょう。


さらに、今まで繰り返し起こった、
戦争や洪水や地震による
避難民への食料支給支援にも、
役立てていけると思います。


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7)
いよいよ授与式が始まった!

石川総領事様が、
子どもたちへの愛と
平和への想いを語られました。

領事様と最初に、学校が地震で崩れた先住民の地域に
ODAで、学校を建設した時のビデオ映像をご覧になりたい方は、
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日本政府による エンバシー学校建設 ビデオ映像は ここを クリックしてください!


お言葉を頂いた後、
石川総領事様と織田副領事様と
握手を交わすことができました。


この支援は、
今後も多くの子どもたちを
救う力になることでしょう。


村長さんや
地元の方々からも
お言葉をいただきました。


ミンダナオ子ども図書館の
理事の方々からも、
大きな感謝の言葉をいただきました。


最後に、理事長で
この土地を安く提供してくださった、
ダニー氏からお言葉をいただきました!


これからもMCLは、責任を持って
出来る限り多くの、
不幸な子どもたちを助けて行きます!


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8)大喜びしたのは子どもたち!
授与式で、
何よりも大喜びしたのは、
極貧から来た子どもたち!


これで、
これから先の未来も、
ご飯が食べていけるよねーー!



毎日、ご飯が食べられて、
安心して、学校に行けるなんて
夢みたい!!!




日本の人たちも来てね!
いっしょに食べて、
いっしょに踊って歌って
いしょに遊ぼう!


わたしたちは、
宗教や民族、国籍や言葉が違っていても、
兄弟姉妹!



ひとつの家族だもん!


開所式の様子を 映像でご覧になりたい方は、 ここをクリック!

訪問希望の方は ここをクリック!ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!

 

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 国や言語が違っていても兄弟姉妹!
 1)国や言語が違っていても兄弟姉妹! Go!
 2)ポーチでおおはしゃぎ! Go!
 3)交流もできる場所 Go!
 4)生きる力もすばらしい! Go!
 5)どこのNGOなのですか? Go!
 6)でもやってみる! Go!
 7)日本人のぼくが Go!
 8)救ってもらっている Go!
 9)どうしてあんなに語る力が? Go!
 10)本当にお話が生きている世界 Go!
11)愛と友情で溶け合って  Go!
 12)日本の子どもや若者たちも Go!
 訪問希望の方は ここをクリック!ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
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1)国や言語が違っていても
  兄弟姉妹!


戦争孤児や貧困による家庭崩壊などなど
精神的にも肉体的にも
大変な状況から来た子が、
MCLに住んでいる子たちなのだけれど、

訪問者たちがいつも驚くのは、
とっても笑顔が明るく
友情と愛をもって互いに相手を認め合い、
「国や言語が違っていても兄弟姉妹!
わたしたちは、ひとつの家族!!!」

訪問してきた若者たちには、
「お兄ちゃん!お姉ちゃん!」
高齢の方々にも、
「お父さん!お母さん!」
一つの家族として接してくる。

子どもたちは僕の事は、
「パパともーーー!」と呼んで
学校に行くときとか
帰ってきたときには、手を振るし、

近くにいると駆けよって抱きついてくる。
「パパトモとママエープリルが、
日本に行ってしまうと
さびしいよーーー!」

「お仕事だから、しょうがないって
ハウスペアレントの人が言うけれど、
できればいつも、ここにいてーーー!」

そんな子どもが可愛くて、
この子たちのためなら、
命のふたつやみっつ、あげてもいい!
(あればの話だけれど・・・)
と思うのは、僕だけだろうか?
訪問してこられた方々も同じ?



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2)ポーチでおおはしゃぎ!

いま僕と妻は、
息子の陽のために建てた
スタジオの二階にいます。
6畳間ぐらいのところで、
小さなポーチがついていて
そこで仕事もしているけれど、

学校が終わると子どもたちは、
たくさん二階に駆けのぼってきて
「ポーチでおしゃべりしてもいい?」
「ギターで歌ってもいい?」
「コーヒーのみたーーい!」

3畳ほどのポーチで、
木の床にもすわって
夕方まで、おおはしゃぎ!

夕ご飯食べた後も、
月夜の夜も妖精たちと
唄って踊っておおはしゃぎ!

ぼくは、
おおはしゃぎしている
子どもたちの隅で、
パソコンで仕事をしているけれど、
なぜか、ぜんぜん気にならない!



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3)交流もできる場所

しかし、大勢の子たちが来たくても
ポーチは狭くて
大勢これないから可愛そう!


それで、思い切ってポーチにつなげて、
コミュニティースペースを
作ることを決心しました。
ポーチからは、美しいアポ山が望めますし、

子どもたちや、訪問してきた方々も、
神聖な山を仰ぎながら、
歓迎会や送別会を開いたり、
女子も男子も自由に来れて
コーヒーに砂糖をいっぱい入れて飲んだり、
おやつを食べて大勢で唄ったり踊ったり!

そう考えると
耐震性も考慮して、
コンクリートでしっかり建てて
一階は図書スペースとして、

二階は交流スペースとして、
ZOOMでも、
日本の青少年と
交流もできる場所にしたいと思っています。

ぼくも歳で、
スタジオにはトイレも無いし
螺旋階段で目が回るので、

第一棟と同様に二階へは、
車椅子でもあがれるスロープにして、
バストイレも作り、

いくつか部屋も付け加えて、
特にお年寄りの訪問者や
小さい子のいる家族が、
安心して泊まれる部屋も
加えたいと思っています。

洗濯も炊事も部屋掃除も
子どもたちが
大喜びで手伝ってくれるし、

子どもたちの明るくかわいい笑顔が素敵で
老後を過ごすには最高な場所かな?

将来は介護を学んだ
卒業生の子も雇って、
青少年だけではなく、
お年寄りも視野に入れた
ミンダナオの楽園にしようかな?

天に昇る道と言われる
神聖な山、アポ山も見えるし

森にすむ精霊や妖精たちが集まる
神聖な岩も敷地内にあって、
子どもたちの言うには、
夜になると天使や妖精も精霊も
お化けのワクワクも飛んでくるよ!

よろしかったら
いらしてくださいね!


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4)生きる力もすばらしい!

しかし、活動を開始した頃には、
原住民、イスラム、クリスチャンの
宗教や民族や言葉すら異なっている
いわゆる「孤児や問題児?」たちを、
こんなにたくさん、孤児施設?に収容し。

養護施設の運営に関する
経験も専門知識もない僕が、
同じ場所でいっしょに暮らしたら、
喧嘩や殴り合いなど
大変な事になるのではないか!と、
不安に思ったりもした。

ところが驚いたことに、
心配や不安とは、全く正反対で、
子どもたちはみんな明るく、

愛と友情に満ち溢れて、
自分たちで
料理も洗濯もやるし。

草刈りや野菜の植え付けや
花壇づくりも
楽しそうに毎日やるし、

勉強もお互いに教えあって、
助け合ってやっていく。

もちろん、当時一緒にMCLを始めた
16~18歳の若者たちの、
小さい子たちに対する
愛と友情の手助けがあったからこそ
やってこられたと思う!

そうした子たちも
その後、大学を卒業して
結婚し子どもも持って、
MCLの中で家族として住みながら、

スタッフとして20人ほど働いている。
年齢を超えて、
子どもたちや若者たちの持つ
生きる力もすばらしい!


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5)どこの
  NGOなのですか?


MCLの立ち上げに必要とされた
フィリピン政府公認の
特定非営利活動法人の資格をとったのも、
後に妻になってくれたエープリルも含めて
当時、16~18歳前後の若者たち!

きっかけは、
拙著『手をつなごうよ」(彩流社)
にも書きましたが、

僕が上記の若者たちと、
戦争避難民の救済に
走り回っていたとき、

落ち込んでいる避難民の子どもたちに
読み語りと食事を配っていると、
病気の子どもたちがいて、

「いくらなんでも可哀そうだから、
自費で病院に運んで
治療してあげたい!」と、
同行していた福祉局の方に話すと、

「どこのNGOなのですか?」と聞かれ、
「NGOでは、ないのですが・・・」
と答えると、
「それでは、ここでは活動できません!」
と言われてショックを受けた。

どうして人を救うのに
法人資格が必要なのか不思議に思い、
その方が、
クリスチャンだったので、

「イエスは、病気の人たちを救ったけれど
どこのNGOに属していたのですか?」
と、聞くと困った顔をして
「もし誘拐や人身売買で、
子どもや少女が、
連れ去られることもあるので・・・」

確かに、人身売買や
臓器移植のための
誘拐の話を聞いていたので、
なっとくしたけれど、

しかし、残虐な戦争の結果、
不幸なめにあっている、
可愛そうな子たちを目にすると
放っておけない気持ちは、
ますます強まるばかりだった。


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6)でもやってみる!

当時7人ほど
一緒に読み語り活動をしていた若者たちに、
「医療などの活動を続けるには、
法人資格が無いとダメ
と言われたけれど、

僕は、現地語も使いこなせず
行政知識もまったくないし、
どうしたら良いかわからない!」

そう言うと、若者たちは笑いながら、
「極貧で育った私たちには、
法人資格なんて
何の事だかわからない!」

「でも、やってみる!」と言って、
いろんな人に聞きながら、
驚いたことに、
なんと半年で非営利活動法人の
資格を取ってしまった!

正式名は、
Mindanao Children`s Library
Foundation Inc.
省略して、MCLと呼ばれているけれど、

イスラム、クリスチャン、原住民が
共同生活しているので
M=ムスリム C=クリスチャン 
L=ルマッド(原住民)
の非営利法人だと思われていることも(笑)

それにしても、16~18歳の若者たちが、
「わからないけれど、やってみる!」
と言って笑顔で実際に行動を起こして、
法人を立ち上げてしまうとは・・・!

その辺に
ミンダナオの貧しい若者たちの
生きざまがあるように思えてならない。

当時の僕に、出来た事といえば運転手
若者たちが学校に行った後に
食器洗いと便所掃除。


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7)日本人のぼくが

読み語りで、山の村々を巡るときも、
国語のタガログ語はもとより、
ビサヤ語もたどたどしく、

原住民のマノボ語やバゴボ語
場所によっては、
マンダヤ語などなどわからないし、
(ミンダナオには14部族あり、
それぞれの言葉を使っている!)

ましてや、ムスリムのイスラム語や
ムスリム部族のマンダヤ族語や
マギンダナオ語やタウソグ語などできないし、

ミンダナオにまぎれ込んだ
日本人のぼくが、
唯一出来ることと言ったら運転手?

設立してから20年ほどたって、
すでに200人ほど卒業して
MCLから巣立っていき、

町や村の行政の福祉局員になったり、
学校の先生になったり
保育士になったりしているけれど、

それでも、活動地域を走っていると、
放っておけない子たちに出会い、
毎年10~20人ほどの子どもたちが、
MCLに入ってくる。

そのたびに、
「ああ、また引き受けてしまったなあ!
この子たちが大学を卒業するまで、
あと20年は頑張らなくっては・・・!」

孤児や虐待や崩壊家庭の子など、
救済を必要としている子は、
無限にいて、

今も200人ほど奨学生がいて、
80人ほどが本部に住んで、
敷地内で遊びながら、
近くの学校に通っています。


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8)救ってもらっている

子どもたちは、昔も今も
楽しく遊ぶ姿はかわらない!
そんな子どもたちの姿を見ていると
こちらの心の方が、癒され満たされる。

救ってあげているつもりが、
彼らから生き方を教わり、
救ってもらっているんだなあ!

奨学生たちは、
学校がない土日や休日には、
原住民の住む山の村や、

戦争で避難生活を
余儀なくされている
子たちのところに駆け寄って、

自分たちで切断したシートを渡したり、
古着や靴をくばったり、
パンをみんなに手渡したり・・・

読み語りに至っては、
楽しいことが大切だから
まずは、歌って踊って
そのあとに読み語りを開始する!

生まれた時から、
絵本なんか、見たことも無いのに!

日本語の絵本だと字も読めないのに!
絵を見てお話を作って語りだす。
語る力の素晴らしさ!


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9)どうしてあんなに
  語る力が?


彼らが育った僻村や山村には、
絵本も本もまったく無いし、
電気すら来てないから
テレビもラジオも無い生活だけれど、

そのような所に育っていながら、
どうしてあんなに、
語る力があるのだろう?

最初は驚いたけれど、
次第にわかってきたのは、
どこでもおじいちゃんおばあちゃん
お母さんお父さん、

村の近所のお年寄りや
おばさんやおじさんたちや
酋長さんやマナナンバルという名の
巫術師や祈祷師の人たちなどが、

愉快な民話や
大木や森の泉に住む
妖精やお化けの怖い話!

自分の体験談も含めて
子どもたちに
いろいろなお話を
毎日のように語っていること。

その体験があるから、
子どもたちの心には、
大人になっても
愛情のある言葉が聞こえてきて、

読み語りに行くと、
たとえ絵本や本が無くても
どの子も民話が語れる子たち!

ある若者は、
昔話を語りながら、
しだいにぼろぼろと涙を流し始めた。
びっくりして後で聞くと、

「この話は、
ぼくの亡くなった父さんが
いつも語ってくれた話なんだ!」

どの子もみんな、
お話を聞いて育っているから、
絵本の絵を見ただけで、
お話を作って語ることも出来る。


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10)本当にお話が
   生きている世界


ぼくも「昔話とこころの自立」(教文館)や
「昔話の死と誕生」(教文館)で
お話が心に生きていることが、
将来、いろいろな困難や孤独や
社会的なさまざまな圧力にぶつかっても

それを乗り越えるための
生きる力になるという事を
自分の体験から書いたり
講演会で語り続けてきたけれど、

ミンダナオに来て
初めて体験したのが、
本当にお話が生きている世界!

とりわけ電気も無い
山や湿原地帯に住む人々の
心の温かさと、
子どもたちが
明るく生きる力に満ちていること。

真に生きるための愛と友情が、
お話を通して身近な人々から
語り伝えられている世界。

それこそ、人間愛が自然とともに
神とともに生きている
世界であると思った。

お話が生きている世界に生まれて
家族みんなで助け合い、
友だちどうしで遊びあい、

家族や近所の人たちからも
お話し=愛を受けて
育った子どもたち!

経済的には貧しくても
心豊かな子どもたちが、
先進国?の私たちの
心を見事に救ってくれる!


kyou11
11)愛と友情で溶け合って

高齢者の方々が来られると
「昔の日本はこうでした・・・」
とおっしゃるけれど・・・

愛と友情で溶け合って
言語や宗教が異なっていても
独自の伝統を失わず!
下はMCLのムスリムとクリスチャンの
スタッフが結婚式した時の
ムスリムの獅子踊り・・・


地域や国の壁を作らず
一つの家族として接することが出来るのが、
アジアの伝統的な心のありかた?
下は原住民の子たち・・・

ミンダナオの原住民や
クリスチャンやムスリムの生活にも、
下はムスリムの悪魔祓い
この写真を載せた後、
ユネスコ国際文化保存協会が
ニューヨークから極秘に調査に入りました!


原住民の
収穫祭の儀式も
アイヌや沖縄とそっくりで

ミンダナオの原住民の
祈りに使われる木幣と
北海道のアイヌのイナウはそっくり!
下の写真は、マノボ族の木幣

下の写真は、
北海道のアイヌ民族の
祭儀の時に使われるイナウ・・・


ぼくもマノボ族の酋長から、
「お前がやっていることは、
酋長がやっていることだから酋長になれ!」
と言われて
酋長の洗礼を受けました。

「酋長のやることって何ですか?」
と聞いたら
「親の無い子の面倒をみること。
母子や父子家庭などの子の世話をすること。」

「喧嘩があったら仲裁し、
部族間の争いが起こりそうなときは、
酋長たちが集まって
平和な社会を創ること!」

「お前は、それをしているから酋長にする」
と言われて授けられた名前は、
アオコイ マオガゴン
心から人を愛する我らの友・・・

日本の神道も仏教も
北海道のアイヌ文化や沖縄の信仰にも
特に女性が強いアジアには
そうした宇宙観が生きている?

下は、ぼくが北海道の千歳と
沖縄宮古島の池間島で
アイヌのイトばあちゃんと
前泊徳生おじいさんから聞いてまとめた本です。



kyou12
12)日本の子どもや
   若者たちも


ミンダナオの貧困地域で生活している
大人にも子どもたちにも、
お互いに愛し合い
助け合う心が今でも生きていて、

それが、たとえ苦難に出会っても、
困難を切り抜けて
生きる力になっていると
感じてなりません。

世界の国家の首長である
大統領や首相たちが、
神から愛を授かった酋長であることを
認めて人々を導いていけば、良いのになあ・・・

大統領や首相の役割は、
原住民の酋長や首長と同様に、
親の無い子の面倒をみること。
母子や父子家庭などの子の世話をすること?

喧嘩があったら仲裁し、
部族や国家間の争いや
戦争が起こりそうなときは、
酋長たちが集まって平和な社会を創ること!

そう考えると
これからの世界を築きあげていく
日本の子どもや若者たちも
ミンダナオの子たちと出会って
愛と友情に心を開かれて、
日本が失った何かを感じ心に蘇らせて、

日本に帰ってからも
夢や希望を失うことなく、
閉ざされたように見える心を
復活させていってくれたら良いなと
思い始めました。

どなたでも、
宿泊費なしで何日でも
場合によっては何か月でも
滞在できることにしましたよ!

若者たちよ、
スマホや本から飛び出して、
いしょに山の子どもたちに
会いに行ってみようよ!


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 ミンダナオ子ども図書館の
立ち上げた理由とこれからの子どもたち

ミンダナオ子ども図書館を創設したきっかけはGO!
日本そして世界の青少年を視野に入れてGO!
1)ミンダナオ子ども図書館の設立 GO!
2)雨が降ったら大変だ!GO!
3)サダムとせかいいち大きなワニ GO!
4)表情を失っている子どもたち GO!
5)戦争は繰り返し勃発し GO!
6)可哀そうなのは子どもたち GO!
7)山に追いやられた原住民たち GO!
8) そういった子を目の前にすると GO!
9)住んでいる家を訪ねて GO!
10)そうした子たちの場合 GO!
 
11)ふる里はなつかしの場所 GO!
12)この子が我が子だったら GO!
13)子どもたちが率先して GO!
14)ここが一番いい! GO!
15)子育つ社会ミンダナオ GO!
16)まるで探検旅行のよう! GO!
17)夢と希望と生きる力 GO!
18)孤独で死ぬんだよ GO!
19)これからの20年! GO!
20)平和に子育つ GO!
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ミンダナオ子ども図書館を
創設したきっかけは

ミンダナオ子ども図書館を創設したきっかけは、
2000年前後のイスラム地域での戦争を見て、
土端で避難生活をしている子どもたちが、
表情を失っているのにショックを受けて、

読み語りで心を元気にさせて、
病気の子は治療して、
親が殺されたりして生活が困難な子たちは、
奨学生として本部の宿舎に引き受けて、
大学まで行けるようにしてあげたいと思い、
当時、いっしょに住んでいた
16,7歳の5人の若者たちが、
法人資格をとったのが出発でした!


ミンダナオでは、
40年いじょも戦争や戦闘が絶えることなく、
当時UN国連の方から聞いた
「世界で避難民の累計が
世界一多いのここなんですよ!」
という言葉に、
隣国でこんなことが
起こっているという事すら知らずに
生きてきた、自分にショックを受けました!


山岳地帯では、
プランテーションの開発などで
平地から山に追われた原住民の子のたちが、
裸足で服もボロボロ、
一日に二食がやっとでお米も食べられず、
斜面で採ってきた山芋が主食で、
川で採れたカエルと沢ガニがおかず。
小学校にも行かれない!


そんな子たちの中でも、
戦争で親が殺されたり、
貧困で家庭が崩壊した子たちを奨学生に採用し、
とりわけ保護を必要としている子たちは、
本部に住んで学校に通うことができる、
ミンダナオ子ども図書館を
若者たちと立ち上げてからあっという間の20年!
すでに200人以上の卒業生たちが出ています。


今でも外部をあわせると、
200人余りの子たちを奨学生に採用していて、
80人余りの子たちといっしょに、
敷地内で生活していますが、
子どもたちの笑顔に、
生きる力をもらっているのは、ぼくのほう!

ぼくも今年の3月で71歳になり晩年を迎えて、
これからも子どもたちが20年30年、
ぼくが他界しても百年~二百年と、
幸せに育っていける場所として残すには、
これからの20年間、
最後に何ができるだろうかと考えはじめています。


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日本そして
世界の青少年を視野に入れて

今までは、ミンダナオの子どもたちに
気持ちを集中させて来ましたが、
日本の引きこもりや自殺が多い社会の子たちが、
ミンダナオ子ども図書館に来て子どもたちに会い、
驚くほど感動して愛と友情、
生きる力をもらって帰っていく様子もみるにつけて、
日本は、物質的経済的には他国よりも良くても、
青少年の自殺率は、アジアではかつて一番、
今は韓国についで二番!
フィリピンはアジアで自殺率が最低!


物は豊かで満ち溢れていても、
日本の子どもたちの多くが、
学校に行けずに引きこもったり、
生きる希望や幸せが見えなかったり、
そんな心の貧困に悩む日本の若者たちが、
ミンダナオ子ども図書館の子どもたちとで会って
生きる希望や夢を見いだして、
泣きながら帰っていく姿を見るにつけ、
これからは、
日本そして世界の青少年を視野に入れて、
活動を開始することに決めました!


夢や希望が見いだせず
落ち込んでいる子たちにとって、
ミンダナオ子ども図書館が、
心を癒し将来への夢と希望を見いだせる場として、
3か月でも一年でも、
心が癒されるまで宿泊費も無く滞在できる
駆け込み寺にすることも決心しました。


現地スタッフの宮木梓(あずさ)さんに、
メールでダバオ空港に着く時間を
送っていただければ、
スタッフが空港まで迎えに行きます。
註:ダバオからキダパワンまでは車で3時間ほど。
バスや公共のバンも走っているのですが、
日本人の旅行者は、お金がたくさん入った
財布が歩いているように見えるので(誘拐など危険!)
旅慣れている人以外は、
MCLのスタッフが運転する車での移動をお願いします。

訪問希望の方は ここをクリック!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
いまも世界で戦争が勃発して東アジアも危ない
という声が聞こえてくることもあり・・・
どうしたら戦争のない平和な世界を、
これからの若い世代が作っていけるのだろうか?
そう考えると、日本の若い世代は
本当の幸せを探し求めているだけに
心が純粋で美しく、真に未来を築けそう!!!


そんな思いも込めて、若者たちも読めるように、
写真と文を合わせて載せた絵本スタイル?で、
ときどき自由日記をこのサイトに、
載せていこうと決心しました。
サイトや本を読んだ子たちも、
サイトや本から飛び出して、
ミンダナオ子ども図書館の子どもたちに
会い(愛)に来てみたら?

子どもたちの持つ純粋な愛と友情こそが平和を作る!
20年間で土台ができた上に、
これからの20年間で
しっかりした家を建てる時が来た!


 
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1)ミンダナオ子ども図書館の設立


上の写真は、
ミンダナオ子ども図書館の入り口!
下の写真は、ハウスオブジョイ!

2000年頃にマティーの孤児施設
ハウスオブジョイから、
https://hoj.jp/
キダパワンに新たな孤児施設を建てるから
いっしょに来ないかと、
佑川神父様に誘われてキダパワン市に移り、

キダパワン市の司教館に住んできたころ、
とつぜんバリエス司教から、
「この先のイスラム地域で勃発した
戦争が拡大し、100万の避難民が出ている!

現地の神父が、信徒たちと命がけで
避難所にも入れてもらえないイスラムの人々、
特に子どもたちを救済しに走っているが、
とても人手が足りない!
私たちも手助けに行かなくては・・・
いっしょに行きますか?』と言われ!

ニュースでは、耳にしていたけれど、
まさか、ここから車で
一時間半ほど先のイスラム地域で
そんなに大きな戦争が、
起こっているとは信じられず。
さそわれるままに車にのり
戦闘地域の避難民救済に向かった!

戦争地帯など見たこともなく、
平和ボケした
日本から来た僕が、
リグアサン湿原と呼ばれる
東南アジア最大の湿原地帯に入ったとたん、

道路わきから
湿原沿いの平野や空き地など
見渡す限りの場所に、
避難民の仮小屋が
広がっているのに唖然とした!


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2)雨が降ったら大変だ!

難民キャンプと呼ばれるからには、
避難民たちは、テントも張られた
キャンプ場と呼ばれるところに集められて、
寝たり食べているのかと思ったけれど、
ほとんどが、道端や空き地や野原で、

木の枝を折って立てた上に
バナナの葉か、ヤシの葉を
被せて雨よけにして、

土の上にも
バナナの葉を敷いただけの
仮小屋とも言えないところで
暮らしている。
これじゃ、雨が降ったら大変だ!!!

それにしても、
リグアサン湿原の広大な事!
かつて、北海道でカヌーもしていた僕が
「いつか、ここをカヌーで行きたいなあー!」
と、驚きの声をあげると、
同行されていたソーシャルワーカーが言った。

「この湿原地帯には、
絶対に入らないでください!
世界一の大ワニがいますから。
入って生きて
帰ってきた外国人はいませよ!」

そして、
耳元でそっとささやいた。
「人食いワニとは、ゲリラの事です!!!」


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3)サダムとせかいいち大きなワニ

本当にこの湿原には、
ギネスブックにも載っている
7mを超える
世界一大きなワニがいて、

そのワニと戦争をテーマに
力を合わせて困難を超えていく
イスラムの若者を主人公に
ひさびさに絵本を作りました。

「サダムとせかいいち大きなワニ」(今人社)
サダムくんも、
今はミンダナオ子ども図書館の
スタッフです!
奥さんと子どもと住んでいます。


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4)表情を失っている子どもたち

避難民の生活は、
とりわけ老人と子どもたちには
本当に大変で・・・

特に、
表情を失っている子どもたちを見て
ショックを受けて、
笑顔をとりもどすために、
すでに若者たちと始めていた
読み語りの活動を
ここでしたいと思った。

そして、
読み語りだけではなく、
食料の支給や古着や靴や、
医療支援もしたいと強く感じた。

それが、
ミンダナオ子ども図書館の設立の動機で、
そのことは、
拙著「手をつなごうよ」(彩流社)で
書きましたので、読んでみてください。


mst5
5)戦争は繰り返し勃発し

それにしても、
日本の隣の国で、
こんなことが起こっているとは、
何も知らずに育っていた自分に
強いショックを受けた!

その後、
2003年ごろには、
司教館所属の孤児施設から離れて
5人ほどの16,7歳の若者たちと一緒に
アパートに住んで独立し、
読み語り活動を始めたけれど、

(独立して活動することを勧められたのは、
あまりにも積極的に
イスラムや原住民の貧困地帯などでも
読み語り活動を開始したので、
宗教団体としては、
責任を持ちきれないと思われたから・・・)

その後も戦争は、繰り返し勃発し、
政府軍とアメリカ軍の合同演習
バリカタンと呼ばれる大きな戦争になり、
国際NGOが、欧米から集まって来て、
NGOの見本市と呼ばれた時もあった。

(現在日本軍?も
バリカタンには参加しているので、
次に大きな戦争が起これば、
政府軍とアメリカ軍に
日本軍も加わって攻めてくると
現地では言われています・・・)

しかし、
その後、イラク戦争が勃発すると
まだ大量の避難民がいるにもかかわらず
「もう、ミンダナオじゃない、
イラク、イラク・・・」と言いながら、
国際NGOは、あっという間に消えていった。

そのころ現地で会った、国連UNの方から、
「ミンダナオでは、40年以上戦闘や戦争が
起こり続けており、
世界で一番、戦争避難民の累計が多いのが
ミンダナオなのですよ!」と言われて、

隣国の日本に住み育ちながら、
フィリピンでの戦争など、
何も知らずにいた自分が理不尽で
大きなショックを感じた。
日本人は、アジアの引きこもり???


mst6
6)可哀そうなのは子どもたち

それにしても、
戦争で、何よりも可哀そうなのは、
お年寄りと子どもたち、
地べたにヤシの葉を敷いて
木の枝にバナナの葉を載せて
雨露をしのいでいる。

とりわけ
表情を失った子どもたちの姿を見て、
いたたまれなくなり、
絵本の読み語りを根幹に
スカラシップ、避難民救済活動を
10代後半の若者たちと始めた。

その後、
病気の子どもを放っておけず
私費で病院に連れて行って
治療してあげたいと
現地の福祉士に話をすると、

「どこのNGOですか?」
「NGO法人ではないですが・・・」
「それでは、
ここでの活動は許されません!」

その方が、クリスチャンだったので
「でも、イエスは病人を救ったではないですか!
どこのNGOに属していたのですか?」
と言いうと、困った顔をして、

「でも、誘拐とか
人身売買に連れ去られると危ないので、
法人登録が必要なんです。」
と言われた。

なるほどと、理解して、
当時、16,7歳の5人ぐらいの
学校に行かせてあげていた若者たちに話すと、
「わたしたち、極貧の家庭から来てるから、
法人資格の取り方なんで知らないわ。」
「でも、やってみる!!!」と言って、

何と半年で
法人資格を取ってしまった。
フィリピン政府公認のNGO
ミンダナオ子ども図書館だった。
Mindanao Children‘s Library
Foundation Inc.

当時は、
北コタバト州のNGOだったけれど、
現在は、フィリピン政府直轄の
特定非営利活動法人で
フィリピン全土での活動が認められている。


mst7
7)山に追いやられた原住民たち

大変なのは、
イスラム地域だけではなく、
プランテーションや鉱山開発によって、
平地に住んでいたものの、
土地を奪われて山に追いやられた
マノボ族やバゴボ族といった原住民たち!

反抗すると
共産ゲリラというレッテルを張られ、
戦闘が起こされて、
避難生活を余儀なくされ、

帰ってみると自分の土地はなく、
さらに山奥に追いやられた家族の子たち。
現金収入がないので、
山芋やカエルや沢ガニしか食べられず、
病気になっても薬も買えず。

ミンダナオでは、極貧で靴もなく、
小学校の一年生に入学しても
70%の子どもたちが
2年生になると
辞めていく先住民の村もある!

辞める理由は、
2年生になると、
午後の授業が出てきて
お弁当なんか持っていけないから!

鉛筆やノートなんか買えないし・・・
学校に行くなんて夢のまた夢!
学費や生活費も
貧しく苦労している親になど頼れないし、

家では、
赤ちゃんや
小さい子の面倒を見たり、
畑の作物を育てたり、
焚火でご飯を作ったり、

洗濯ものをいれた
タライを頭にのせて
急な山の斜面の踏み跡道を
川まで下っていってそこで洗濯!

男の子は、山仕事をさせられて、
帰りに川をわたるときに、
晩御飯のおかずにする
カエルやカニを捕ったり、

炊事用の
薪を拾い集めて、
背中に担いで帰ってくる。

mst8
8) そういった子を目の前にすると

それでも、
がんばってそれなりに、
幸せに生きている子も
たくさんいるけれど、

親が居なくなったり、
家庭が崩壊した子たちの場合は、
時には、継父や継母から、
アビューズを受けていたり・・・

また、たとえ両親がいても、
10人以上もの兄弟姉妹がいて、
超極貧であるにがゆえに、
十分な食事もとれず、
ガリガリに瘦せてしまっている子もいる。

そういった子を
目の前にすると
気持ちが,
どうしてもいたたまれず、

そうした子が安心して生活し、
安心して食べられ、
友だちと手を取り合って
学校にいかせてあげて、

出来れば、
大学まで行けるようにして
将来は、家族を助けるために
良い仕事に就かせてあげたいと思う。


mst9
9)住んでいる家を訪ねて

そんな気持ちで始めた
ミンダナオ子ども図書館だけれど、
うわさが広がるほどに多くの子たちが、
奨学生になりたくって
訪ねてくるようになり、

一時は、
10月ごろに一か月間、
公募の期間にしたりしたけれど、
毎年、何と一か月で
300人ぐらいの応募があり、

採用の方針として
すべての子たちの現状を知ってから
最終決定するがゆえに、
どんな山奥でも必ずスタッフと一緒に
住んでいる家を訪ねて、

保護者に会い、
(家を見ると生活環境が把握でいる!)
近隣の人々からも
事情を聴いて、

ソーシャルワーカーと
スタッフたちと相談して
最終決定するのだけれど、

月に300人も応募が来ると、
人数があまりにも多く、
調査作業も大変で、
本部での一般公募はあきらめて、

読み語りや医療などの活動で、
僻地を訪ねた折に、
それとなく村人や学校の教師に、
家庭事情や極貧で困っている子がいるか
聴いたりたずねたりして、

その後に、
学校にも来れずに苦労している子に
直接会いに行って、

保護者にも会って、
隣近所の人々からも話を聞き、
最終決定するようにしている。


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10)そうした子たちの場合

特に両親ともに居なくなり、
近所の人が養っていたり、
生活自体も困難で
保護を必要としている子たちや、

山の奥に住んでいて、
ジャングルのふみ踏み跡道を、
朝晩3時間もかけて、
歩いて通わなければならない
子たちなど、

とりわけそうした子たちの場合は、
本人と保護者を車に乗せて
ミンダナオ子ども図書館に来てもらい、
奨学生の子たちにも会わせてあげて
学校も近くにあるの行ってみて、

食事や洗濯も、
みんなで助け合って
楽しくしている様子も
見せてあげてから、


ここに住んで学校に通いたいか、
それとも、里にとどまって
学校に通いたいかを
最終的に判断してもらう。

mst11
11)ふる里はなつかしの場所


でも、ふる里はなつかしの場所で、
幼馴なじみや思い出もあるし、
ふる里にとどまって、学校に通いたい子や、
MCLにいたけれど、
里にもどって、学校に通いたくなった子は、
それもOK!

そうした、
外部に住んでいる奨学生には、
スタッフが車で山野を巡り、
学用品やお小遣い
支援者からの贈り物や手紙などを届け、

奨学生からは、
支援者への
お礼の手紙や絵をもらって帰り、

それらを、
機関紙「ミンダナオの風」と一緒に
支援してくださる方々に
お送りしています!

ミンダナオ子ども図書館は、
図書館という名ではあるものの、
孤児施設としての認可も受け、
孤児として
本部で住めるようにしています。

設立した後も10年以上
イスラム地域での戦争や
原住民地域での家庭崩壊が続き、
本部には、多い時には100名以上の
子どもたちが住んでいたときもありました。


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12)この子が我が子だったら

「オルファン・孤児」という言葉で、
本人も呼ばれると辛いだろうと思い
「スカラシップスチューデント・奨学生」
という名で学校でも呼ばれ!

普通の孤児施設だと
ハイスクール(中高生)までが多いけれど、
「この子が我が子だったら、
大学まで行かせてあげたい!」と思い、
大学まで可能なスカラシップにしました。

現地では、
大学に行けるなんて夢のまた夢!
モールでも買い物ができるような
20%の富裕層の子だけ!

でも、戦争なども体験した
極貧の孤児たちだけれど、
ミンダナオ子ども図書館に住んでいる
原住民、イスラム、クリスチャンの子たちが、

「宗教や部族が違っていても、
大事なのは愛と友情!
わたしたちは兄弟姉妹、一つの家族!」
と言って育っていき、

読み語りや、
時には、避難民救済といった活動を、
みんな手をつないで行い、
原住民、イスラム、クリスチャンの
子たちを救っていく!

本部でも
お互いの状況や
気持ちも理解して
助け合って生きていく。

ミンダナオ子ども図書館子どもたちは、
辛い体験をしてきただけに、
他の子たちにも
思いやりと愛を注ぐことが
自然にできる子どもたち・・・!


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13)子どもたちが率先して

それゆえに、大学を卒業しても
行政の市役所や
村役場などで評価され、
ソーシャルワーカー・社会福祉士などで
雇ってもらえるケースが多く、

村に戻って学校の先生や
幼稚園や保育所の先生に採用されたり・・・
本当にいろいろな場所や会社でも
好感をもって
受け入れられて行っています。

採用してくださった福祉局の職員曰く
「MCLの子たちは、
宗教や部族の違いを超えて、
助け合って生きることを知っているし、

戦争や災害で
窮地に陥っている子たちを救い、
読み語りで、
僻村に多くの友だちを作ったりして、
貧困の子たちの心も
良く理解できる子たちね!

平和を構築するすべを、
実体験でして来ているから、
福祉局や役所の職員、
学校や保育園の先生になっても、
子どもたちの状況や
気持ちが良く理解できる!」

これからも
ミンダナオ子ども図書館では、
子どもたちが率先して話し合い、
原住民の住む山奥の寒村や、

戦闘が絶えず、
洪水も頻繁に起こり
避難生活の続く、
湿原地帯のイスラムの村々をまわって、
読み語りや医療の活動をしていきます。


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14)ここが一番いい!

2024年現在、
卒業生たちは200名を超しました。
サウジやドバイや台湾や日本など、
海外に行く子もいますが、

「できるだけ、
ふる里を良くする方が良いよ!
海外に行っても寂しいだけだぞ!」
と言っていたのですが、

やはり家族を置いて
海外に出稼ぎに行くというのは、
結果的には寂しいようで、
帰ってくると必ず
「やっぱり、ここが一番いい!!!」
と言います。

でも、海外で頑張って貯金をためて。
古里に土地を買って
家を建てて、
両親と一緒に住んで
子どもの将来の教育費も積み立てて。

良い家庭を築いて
子育てを続けていくのも
良い選択なのもしれないと
思い始めるようになりました。

海外に出稼ぎに行きたいという
ほとんどの理由が、
「家族を助けたい!」
「ぼくが、わたしが、がんばって、
弟や妹を学校に行かせてあげたい!」
学校に行きたいのとほぼ同じ理由!


mst15
15)子育つ社会ミンダナオ

本部には、
小学校から大学までの奨学生が、
現在は、80名あまり住んでいます。
奨学生以外にも、約20名のスタッフが、
敷地内に住んでいますが、
ほとんどがかつての奨学生。

ほとんどが、
結婚して子どもも数人持ち、
仕事場で赤ちゃんをあやしたり
子どもたちが、
入って遊んでも良いようにしています。

子どもが生まれても
奨学生たちも大喜びで
みんなで赤ちゃんや
子どもたちの面倒を見てくれるし!

給料は、そこそこだけれど、
衣食住は、ほぼタダ!
医療費と学費も大学までOK!
年金と保険も保証しています。

奨学生たち80人に、
スタッフの妻や夫や赤ちゃんや
子どもたちを加えると本部には、
120名ほどが敷地内に住み、
子育てしなくても、
子育つ社会ミンダナオ子ども図書館!

また、下宿小屋や自分の村に住んで
学校に通ってる奨学生も100名近くいて、
皆様からのご支援で、
学用品やプロジェクト代、お小遣いからお米、
古着やバックなども渡しています。


mst16
16)まるで探検旅行のよう!

外部の奨学生たちに学用品や支援物資、
お小遣いなどを届けたり、
成績表やお手紙や

小学生の場合は、
お礼の絵を描いて
もらったりするためにも、

スタッフは、毎日のように
山岳地帯の村々を
車で走り巡っていますので、
皆さんが来られたら、
活動に同行して体験することもできますよ!

スタディーツアーはしないけれど
実体験として、
スタッフと一緒に海沿いや
山野や僻村や先住民の村々を巡り、

時には舟にのって、
イスラムの湿原地帯を
巡ることが出来ますよ!
まるで探検旅行のよう!!


mst17
17)夢と希望と生きる力

特に引きこもりがちだった
日本の若い世代の子たちが、
ミンダナオ子ども図書館の子どもたちや、

山や海の僻村の子と出会って
心が癒やされて、
これからも生きていく
夢と希望と生きる力が湧き上がってくる
そんな様子を見るに及んで!

日本の若者たちも視野に入れて、
宿泊費なしで何か月でも滞在でき、
ミンダナオ子ども図書館の子どもたちと遊び、
ご飯を炊き、洗濯をし、

唄ったり踊ったりして
心を癒すことのできる場にしようと決めました。
帰るときには、
ほとんどの子たちが泣きながら、
「帰りたくなーーーい!!」
「ずっとここにいたいーーー!!」

「でももう日本に帰っても、大丈夫!!
いざという時は、ここに来ればいいもん!!」
ミンダナオ子ども図書館は、
まずは日本の子たち
ゆくゆくは世界の子たちの駆け込み寺?

「また絶対に帰ってくるからねーーー!!!」
そう言って、笑顔の上に
涙しながら旅立っていきます。
それを見て、
日本の青少年たちから話を聞きますと、

学校では、受験競争やクラブ活動で
勝ち負けや競争の毎日で
学校が終わっても塾通い・・・
友だち同士で遊ぶ時間も無く、
引きこもりや孤独な子も多いということ!


mst18
18)孤独で死ぬんだよ

自殺率も、
以前はアジアで一位。
今でも、韓国についで二位!
それに比べると、フィリピンは、
アジアで最低の自殺率!

MCLの子どもたちに、話すとビックリして!
「何で死ぬの?あんな豊かな国なのに!」
「孤独で死ぬんだよ。」
「えっ!孤独で死ぬってどういうこと?」

「みんなは、孤独なとき無いの?」
「あるよー!でもだいじょうぶ。
だって、友だちがいるもーーん!」
「ここでは、みんな、家族だもーーん!」

孤独で死ぬことが、想像できない子供たち。
ゆいいつ自殺で考えられるのが、
「LOVEだね!」
聞くと、失恋したり結婚を認めてくれなくて、
彼女と彼氏といっしょに木から飛び降りたり・・・

華厳の滝で
飛び降りて心中した話を
子どものころに聞いたけれど、
日本も昔は、そうだった?

そんなMCLの子たちに会うと、
日本の子たち若者たちが、
信じられないくらい感動し笑顔をとりもどし、
生きる夢や力を得て
再会を約束して帰っていく!


mst19
19)これからの20年!

そんな、日本の子たちを放っておけず、
いよいよこれからの20年!
日本の若者たち、
子どもたちを視野に入れて、

母子家庭や崩壊家庭を含む親子が、
宿泊費なしで滞在し心を癒し、
生きる希望を見いだせる場所として、
開放することにいたしました。

飛行機代だけでも自分で出して(6~7万円?)
ダバオ空港に、着く日と時間を、
現地日本人スタッフの宮木あずささんに、
伝えていただければ、
スタッフが、車でお迎えに行きますよ。
訪問の詳しい情報は、以下をクリック!
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いま、日本に大切なのは、
子どもたちや若者たちが、
生きる希望と夢と喜びと、生きる力を復活させ!
彼らの力で、これからの日本や世界を
愛に満ちた平和な世界に作り上げていくこと!


mst20
20)平和に子育つ

世界が、子どもたちの事を一番上に考えて、
その下に母親たち、さらに父親たち
そして、家庭の下で大人たちが
政治、経済、医療を支え、
平和に子育つ社会が出来ればいいなあ・・・

貧しいからと言って、
必ずしも不幸とは限らない
私たちの生活の方が、
豊かな国の人々の生活よりも
はるかに美しいと感じるときだってある。

けれども、どうにもならないのが、
食べられないときと、
学校に行きたくてもいけないとき、
病気になっても治せないとき・・・


   *******************
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ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作

現地日本人スタッフ
宮木梓さん製作の活動報告サイトです!


ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
日本とミンダナオの青少年の交流
そして一般の講演にも力を注いでいる
MCLと世界の人々を結ぶ
青少年の感想を基にした愛と友情の日記!


「0」ゼロに 立つための支援を
松居友執筆の過去の体験や人生の記憶と
子どもたちへの想い!


MCL映像サイト
何故ここに日本人などの
テレビ映像その他の
貴重な活動映像を掲載


MCL文庫
民話、絵本原稿、
青少年から大人の読みものを
自由購読で提供しています。


何故ここに日本人 TV録画!
テレビ東京なぜここに日本人

池上彰の番組 パックンが来た!
 池上彰の番組、パックン


MCLの子どもたちの日常と
山のマノボ族と
海のクラクシン村をテーマにした
過去の映像を集めました

若者たちと画家の
ミンダナオ子ども図書館
マノボ族の村での体験記:10分
 映像を 見たい方は ここをクリック
サンタマリアの
海の下宿小屋を訪ねた:10分
 
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山の貧困地域
マグペットのスカラー調査!
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海の下宿小屋のある
サンタマリアの里帰りと
スカラー調査
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地震の悲しみで父さんが!12分
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サンタマリアの浜で遊ぶ
地元の子どもたち

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ミンダナオ子ども図書館の
日常風景
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サイト全体の目次INDEX
2006年からの活動の写真と報告を、
総合的にまとめたサイトの目次です。


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 mcl100
機関紙「ミンダナオの風」 が
100号を迎えた!

松居友
 
 ミンダナオ子ども図書館で、
隔月に発行している機関誌
『ミンダナオの風』が、100号を迎えました!
長年にわたり、ミンダナオ子ども図書館を
支えて下っている方々に、心から感謝申し上げます。

機関誌は、カラー印刷なので驚く方も多いのですが、
ダバオの懇意の印刷所で、
極安で印刷されていますし、
出来あがった機関誌は、子どもたちが折って、
描いた絵やお手紙と一緒に、封筒に入れたりしています。

中高生・大学生支援の方には、
クリスマス号を除き
感謝のお手紙を同封しますが、
ニューイヤーズカードは、
小学生支援の方にも同封しています!

成績表は、小学生の支援者には同封されませんが、
中高生と大学生の支援の方々には9月号か、
同封が間に合わない場合は、クリスマス号に同封!
7月か9月号には、全ての奨学生支援の方々に、
子どものスナップショットが同封されます。

ぼくは、子ども時代に、
福音館の編集者だった亡き父に、
絵本の読み語りをしてもらって育ち、
福武書店の編集者時代には、
絵本編集をしていただけに、
手元に残る紙の印刷物には、独特の存在感と、
手に取ってくり返し読める、喜びがあると感じています。

日本の子どもたちも、
一人で部屋でさびしいときには、
本棚の箱から機関誌を取り出して
明るい子たちの写真を見れば、
心が癒されて元気になるでしょう!

また登校拒否をしていた、青少年たちも思い切って、
ミンダナオ子ども図書館に飛んできて心が癒され感動し、
生きる力を見いだすのを見ると、
彼らが涙ながらに語ってくれる体験談を書いてもらって、
他の若者たちにも読んでもらえるように、
掲載して行こうと思うようになりました。
編集者根性がもどってきた???

機関誌に感動したら、
思い切って日本を飛び出して、
MCLの子どもたちに会いにおいで!
3カ月ほどいたらいいよ!宿泊費とらないからね!
  









  sho8
8)『ミンダナオの風100号』(松居友執筆)
機関紙『ミンダナオの風』は、わずかでも寄付を送ってくださる方々や
スカラシップで子どもたちを支援してくださる方々に、隔月でお送りしている冊子です、
ミンダナオ子ども図書館のスカラシップは、成績よりも孤児や片親、母子家庭の子、
親がいても学校にいけない極貧の子を採用基準とし大学まで通えます。
その中の特に何らかの事情で保護を必要としている子は本部に住み、生活を保障。
現在本部には、先住民、イスラム、クリスチャンの子たちは、80名ほど住んで学校に通っていますが、
中には戦闘地で親が殺されるなどの、極度の困難から来たにもかかわらず、
本当に素直で明るく、お互いに助け合って、スタッフ家族も含めると百数十人が平和にくらしています。
日本の若者たち家族たちが来られると、子どもたちに囲まれて感動して、
生きる力と喜びを得て、帰るときには涙涙!
今回、機関紙100号に掲載させていただいた、豊嶋志保さんの感想文。
訪問者のなかでは、とっても静かで内気な女の子であるにもかかわらず、執筆された感想文がすばらしい!!!
そこで今回は特別に、支援者の方々以外にも、また特に若者たちに読んでもらいたく、
思い切ってサイトにも、同時に掲載させていただきました。
これをきっかけに、機関紙『ミンダナオの風』を定期購読されたい方は、
現地日本人スタッフの宮木梓(あずさ)さんに、メールかメッセンジャーでご連絡いただければ幸いです。
mclmindanao@gmail.com
以下のサイトもご参照いただければ幸いです。

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クレジットカードによる寄付が可能になりました!
寄付された方には、隔月に機関誌「ミンダナオの風」をお送りします!
単発寄付(左)と各月寄付(右)があります。
金額欄をクリックして、振込金額を選択し、右隣の「寄付をする」をクリックしていただくと、
クレジットカード決済で著名な
ミンダナオ子ども図書館のサイトEdinetは、保護されていない通信ですが、
サイトは保護されています、
個人情報が流出することはありません!

携帯のデーターが古い場合は、エラーが出る可能性あり、その場合は、パソコンで試してみてください!


小学奨学金1年のエラーを修正しました!
郵便局、銀行、コンビニATM、ネット振込は以下!  
寄付された方には、隔月に機関誌「ミンダナオの風」をお送りします! 
郵便局からの振り込み
自由寄付、スカラシップ里親支援等
郵便振替口座番号 00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

銀行またはATM
インターネットでの振り込みは以下へ

銀行名 
ゆうちょ銀行 金融機関コード 9900
店番 
019  預金種目 当座
店名:
〇一九店ゼロイチキユウ店
口座番号 
0018057
口座名:
ミンダナオ子ども図書館

 振込を確認しましたら、
子どもたちの写真または絵が描かれたお礼ハガキを現地からお送りしています!
領収書等が必要な方は、宮木梓までご連絡ください。

現地日本人スタッフ宮木 梓  mclmindanao@gmail.com Facebook:Azusa Miyaki
電話でのお問い合わせ:日本事務局 密本眞弓 電話番号090-4277-7373
ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!




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「0」ゼロに 立つための支援を
松居友執筆の過去の体験や人生の記憶と
子どもたちへの想いの日記!

ぼくの青少年時代の悩みや
ミンダナオの子どもに出会って救われた体験など、
とくに、生きる希望を失って、ひきこもりや自殺などを考え、
意識している若者たちには、ぜひ読んでほしいと思って書きました。


kako
サイトに掲載してきた過去の活動を整理修正し、
以下に掲載していきます
戦争と貧困と平和構築と国際交友
多くの困難を超えてミンダナオの子どもたちから、
生きる力をもらってきた実体験の記録!

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上記の年代目次を
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ビデオ映像やテーマ別の記事など
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機関誌『ミンダナオの風』から 
 ks
支援してくださる全ての方に、
機関紙『ミンダナオの風』を隔月でお送りしています。


サイトからは得られない充実感が、
機関誌を購読することで
えられます!

購読希望の方は、サイト上のクレジット決済か
郵貯または銀行振り込みでスカラシップ支援や自由寄付等を
送っていただければ登録して
隔月でミンダナオよりお送りいたします。
奨学生の写真やカード、
里親には本人からの手紙や成績表や写真等、
クリスマス号には全員に子どもの描いたカードも入っていますよ!


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選択したビデオ映像やテーマ別の記事サイトにも以下から入れます!
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 メールニュース 希望!
集合メール専門会社のサイトに飛びます!
登録や解除も可能です。
 
 講演、公演の予定表など
ミンダナオ子ども図書館では、宿泊費なしで訪問を受け入れています。
また、ZOOMや対面の講演も家庭集会も、
宮木梓さん、松居友やエープリルリンが行っています。
支援方法の詳細などは、
メールかメッセンジャーで宮木梓さんにおたずね頂ければ幸いです。

 スカラシップ、訪問希望 ご質問は宮木梓さんへ メールしてください
mclmindanao@gmail.com
電話でのお問い合わせ:日本事務局 
密本眞弓 電話番号090-4277-7373

ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!


 以下の三つのサイトは、活動内容が掲載されていく
MCLの中心に位置するサイトです!
 
ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作
MCLの子どもたちの日々の様子
支援活動に広範な地域を駆けまわって
活動しているスタッフの
最新の活動状況をお伝えしている
現地スタッフ宮木梓さん製作のサイト!


ミンダナオ子ども図書館:日記 松居友制作
MCL創設者の松居友の編集による
活動報告や子どもたちへの想いや
ミンダナオの状況を平和への願いを込めて
写真と映像を組み合わせて
作成している自由日記です

ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
本とミンダナオの青少年の交流
そして一般の講演にも力を注いでいる
MCLと世界の人々を結ぶ
青少年の感想を基にした愛と友情の日記!
 MCL映像サイト
何故ここに日本人などの
テレビ映像その他の
貴重な活動映像を掲載
 MCL文庫
民話、絵本原稿、
青少年から大人の読みものを
自由購読で提供しています。
 
 「0」ゼロに 立つための支援を
松居友の過去の体験や
人生の記憶と
子どもたち若者たちへの想い日記!
 
MCLを知っていただくために、
映像サイトにあるMCL映像サイト
多くの映像のなかから選びました
 何故ここに日本人 TV録画!
テレビ東京なぜここに日本人
 池上彰の番組 パックンが来た!
 池上彰の番組、パックン
イスラム避難民の 救済支援!
イスラム避難民の救済支援
 

 
English Video 1 Yo Matsui   English Video 2 Yo Matsui  English Slide video! Yo Matsui
 クリスチャンの文化祭 ビサヤデー!
クリスチャンの文化祭
イスラムの文化祭
イスラムの文化祭
 
原住民の文化祭
原住民の文化祭
  
 アポ山へGo!
アポ山へGO!
イスラム湿原に 保育所を建てた!
イスラム湿原に
保育所を建てた
  
サンタマリアの 海辺で遊ぶ子どもたち!
サンタマリアの
海辺で遊ぶ子ども
  
 戦争と平和
戦争と平和
 
総合活動報告の 記録映像
総合活動報告
の記録映像
 
 山の下宿小屋に!
山の下宿小屋に
 海の下宿小屋 サンタマリア
海の下宿小屋
 
 
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奨学生決定に山へ
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酋長の依頼で
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地震の悲しみでお父さんが
戦闘避難民救済
2019年の戦闘避難民救済活動
 
 地震避難民の 救済と読み語り!
地震避難民の救済と読み語り
 
 洪水が襲った!
洪水が襲った
土地を追われる マノボ族!
土地を追われるマノボ族
 
 愛に捧ぐ黙想 松居 陽
愛に捧ぐ黙想:
松居陽
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子育てよりも、
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 平和構築と学校建設
平和構築と学校建設
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ミンダナオ子ども図書館
の日常
 
洪水と植林活動
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貴重な活動映像を掲載
 
松居友執筆の本
著書印税は、ミンダナオ子ども図書館に寄付しています。一つの家族ですから!
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