戦争と平和構築
2011年の記録から(2)


活動の根幹は愛と友情!
1 父を殺された悲劇から GO! 12 頭島さんからのお便り GO!
2 訪問者たちと家を訪ねる GO! 13 頭が下がる思いが GO!
3 先住民の村へスカラシップ GO! 14 生活は非常に貧しい GO!
4 奨学生を採用決定 GO! 15 開所式は終了した GO!
5 原住民の村へ保育所調査 GO! 16 活動の原点が見えた GO!
6 保育所を建てることに GO! 17 涙をおさえられなかった GO!
7 別のマノボの村を訪れた GO! 18 マノボ集落を訪問 GO!
8 ポッカリ抜けたような集落 GO! 19 決まったら泣き出した GO!
9 子どもたちは働き者 GO! 20 大きな木が浮かんだ GO!
10 親戚の子に会った GO! 21 日本の若者たちが同行 GO!
11 ロロヨシのお別れ会 GO!
22 活動の根幹は愛と友情 GO! 33 私たちにできることは? GO!
23 マノボ族の村に泊まった GO! 34 知美さんからの便り GO!
24 馬に乗り出発 GO! 35 朝ごはんの手伝いを GO!
25 最後は徒歩で登る GO! 36 MCLの日常から GO!
26 カンポゴンの村に着いた GO! 37 早朝に起きて籾米干し GO!
27 滝に遊びに行った GO! 38 朝の4時に起きて GO!
28 村の子も一緒に昼食 GO! 39 誕生日祝いにハラナ GO!
29 文香さんからの便り GO! 40 多湖さんの保育所完成 GO!
30 書ききれないくらい GO! 41 開所式のご飯を食べる GO!
31 枕元で子どもたちが GO! 42 三つの文化祭 GO!
32 初めてわかる問題も GO!
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父を殺された
悲劇から


妻の病気を治すために、
一時的にバナナプランテーションに
土地を貸した父が、
翌年になって、

「植えたバナナの代金は、支払うから、
貸した土地を返して欲しい!」
と、いったとたん、
その場で殺された!


そのとき長男は、
仕事に出かけていたが、
兄弟たちが家にいた。


酔って父親を殺した男は、
拘置所に入れられたが、
二万円払って
サッサとでてきた。


お兄ちゃん、長男は、
何度も殺害した男を
殺そうと思ったという。

でも、
自分が殺されたら家族が困る。
そう思ってとどまった。

その後も続く
極貧の生活、
それに加えて複雑な心。

このままでは、
経済的にも心理的にも、
不安定なので放っておけず、

「ミンダナオ子ども図書館に、
小屋を建ててあげるから、
母さんと兄弟で移るように」
と提案した。

弟と小さな妹二人は、
すでにMCLの奨学生だったし、
ミンダナオ子ども図書館に住めば、
少なくとも、
食べ物はだいじょうぶだし。

お兄さんも、スタッフとして
雇うことになった。
その後5年ほどたち、現在は、
ドールに雇われて仕事をしています。


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訪問者たちと
家を訪ねる


MCLに移転する話をつめるために、
父親を殺された、奨学生の一家を、
日本人の訪問者たちと訪ねた。

そこで話し合って、
まずお兄ちゃんが、
家族にひとあし先だって、
MCLに来て、家を建てることになった。


そのご、学年が終わったら、
お母さんも含め、
兄弟姉妹みんなで、
MCLに引っ越すことにした。


お昼のおかずの山芋を、
掘りにいっていた
お母さんも、もどってきた。


父親が殺され、
毎日の食べものにもことかく家族たち。
それでも、MCLに住めることがきまって、
ずいぶん、顔つきが明るくなった。


お茶の水女子大からきた
訪問者のなかには、
犯罪心理学を、
学んでいる学生もいる。


何を、
感じたのだろうか。


その後2018年、
大学生になったハニーは、
来日公演に日本を訪れ、支援者に会った。
そのときの、感動的な様子が
NHKで報道されました!


NHK国際報道
フィリピンミンダナオ島
ミンダナオ子ども図書館の
若者たちによる
踊りと唄の日本公演で
父親を殺された奨学生ハニーさんが、

支援者と出会い感動の涙涙・・・
涙なしには、
見られない作品です。
 
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以前に立正佼成会さんと
共に訪れた

ダバオサイドの
先住民の村へ
スカラシップ調査


ダバオのカリナン地域の
バナナ農園を抜けていくと、

大きな谷の端っこ、
追い落とされそうな場所に、
小さなマノボの集落がある。

この広大なバナナ農園、
ご存じのスミフル。
日本の住友フルーツの農園。

住友フルーツの皆さん、
一緒にスカラシップ支援を
しませんか?

農園の中や表の村道にすんでいる人々は、
ミンダナオ島外からの移民系が多く、
バナナ農園のメンテナンスなどの
日雇い仕事で、
多少の収入はあるのだが、

たとえ日雇い仕事であっても、
高校中退か卒業の学歴と
住民票の提出を求められるので、

土地を追われ、
移住を余儀なくされ、
隠れた谷や裏山に追いやられた
先住民たちは、

小学校卒業の学歴もなく、
住民登録もしていないので、
非正規雇用にもやとってもらえず、
極端に貧しい。

下の腐ったような山は、
捨てられたバナナを
ひろってきてきざんだもので、
豚のエサだ!

これを売って、
なんとか彼らは、
食いつないでいる!

「お腹がすいたら、
捨てられたバナナをひろってきて、
たくさん食べたらいいのに!」
というと、

「そんなの、ぜったい食べちゃだめだよ!」
「食べたら死ぬよ!」
「ぼくのおじさんも、死んだよ。」

「それなら、
これを食べた豚は死なないの?」
「こうやって外に置いたまま、雨で洗って、
何日も太陽で干せば、だいじょうぶ!」

「でもね、豚もときどき死ぬんだよ!」
「豚は、死んだら売ればいい!」

過剰な農薬、化学肥料で、
プランテーションでは、下草も生えない。
空中散布を受けて、
無くなった子たちもいる。

でも、現地で売っていて
食べるバナナは、
自家栽培のバナナだけ!

トゥンダン、ビナガイ、
赤いバナナや

1メートルもあるティンドクや、

小さくてかわいい
でも、とっても甘い
セニオリータなどなど、

たくさんあって、
とってもおいしい!

「プランテーションで働いたら?」
ときくと、
出生届も学歴もないので、
たとえ日雇いでも、
雇われることはないのだそうだ。



洪水と植林活動

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立正佼成会の訪問を
きっかけに知り合った
子どもたち!

ここから奨学生を
採用することに決定


先祖伝来の土地として
守られているはずなのに、
「祈りの山国際リゾート建設のために、
金をやるからここから出ていけ!」

「いやだ!出ていかない!」
そう答えたとたん、その場で、
酋長である父親と母親を殺された!
娘たちを二人、奨学生に採用した。

娘の一人は、
撃たれた母親を助けようと
駆け寄ったとたん、
足先を撃たれた。

ミンダナオ子ども図書館の
スカラシップの特徴は、
極貧のなかでも特に、

親の居ない子、
片親の子、
厳しい環境の子たちが優先されるが、
学習意欲も大事なポイント。

スタッフたちが家を探し、
次々に質問をしていく。

最近は、スタッフたちも
写真技術が向上し、
カメラを使うようになったので、
時々私も写っている。

前は、全部、
今でもほとんど、
息子の陽とぼくが撮影を
引き受けていたのだけれど。


立正佼成会の皆さん、
覚えていますか。
皆さんが帰られた後、
子どもを病院へ!

今は、
すっかり治りました!


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マノボ族の村に
保育所建設の調査


頭島さんの
たっての願いで、
マノボの村々を訪れた。

保育所調査で訪れたのだが、
このような調査の時にこそ、
現地の現状が飛びこんでくる。

会う人々に、
質問をしながら、

最も貧しく、
最も大変な集落に
案内してもらいつつ、

調査が
進められていく。

そのあまりにも
貧しい状況に、
唖然とされた頭島さん!


「ミンダナオ子ども図書館の
活動の原点を見た気がした・・・」
と、おっしゃった。

貧しい集落の中でも、
比較的ましな首領の家。


この集落で唯一、
6年生を卒業する子がいた。

この子を、
コンタクトパーソンとして、
スカラシップに採用しようか?

ぼろぼろで貧しく、
家の様子すらなしていない、
極貧の家庭が多い集落!


先ほどの首領が、
面倒を見ているが、
首領自体も、しばしば、
三食たべられない日があるという。


そんな家を、
二軒紹介してもらい訪ねた。


小学校2年生で
止まった子がいる。
2年生になると、
午後の授業があって、
お弁当を持って行けないからだ。

今年は、
日本の経済事情も厳しく、
なかなか支援者が見つからない。

それでも、私の弱みで、
いったん見てしまうと、
どうにもならない!

せめてこの集落から、
小学校を卒業する子と
二人の小学生の
スカラシップ候補をとりたいと想った。


実現するだろうか・・・!


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ここに保育所を
建てることになった


ここは、
上記の集落から
下に数キロ下った集落。

子どもたちは、
たくさんいるのだが、
保育所が、
下のような代物で、


しかも、
山麓に住んでいる地主が、
撤去を依頼している、
とわかった。

保育所の先生に質問して、
調査をしているのは、
マノボ族で
スタッフのマリベール。

私たちは、
ここに保育所を
建設することにした。

そうすれば、
この周辺の多くの村々から、
子どもたちが来れるし、
集落が助かる。


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保育所建設調査に
別の山頂の
マノボの村を訪れた


キダパワンの隣、
マグペット市のDSWD(福祉局)から、
保育所建設の依頼があり、

福祉局の職員と、
保育所担当のスタッフのジケロくん、
スカラシップ担当のスタッフ
マリベールと共に現地を訪れた。

道には、橋がなく、
車で川を渡る。
増水していないので良かった。


マグペット市地域では、
ボアイボアイと
ウオーターフォール集落に
保育所を建設しているが、

その両者に挟まれて、
多くのマノボ族の集落が
山岳地域に点在している。

現地は、
粘土質の赤土の道で、
雨が降れば、
スリップして帰れなくなる。

バイクの車輪跡があるだけで、
車の轍はまったくない。

そんなところを
四輪駆動車で二時間ほど、
山を登っただろうか。

山頂から伸びる
尾根状の場所に、
突然集落があった。

こんなところに!
と思われる場所に、
小学校がある!
教室数は足りないが、
それでもしっかりした学校だ!

そこからの眺めは絶景で。
ミンダナオの
広大な平地が見渡せた。

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アポ山の山麓に、
ぽっかり抜けたような
マノボの集落


低地を追われた彼等が、
貧しくともせめて、
平和に住める土地を探して、
ここまで登ってきたのだ。

彼等の生活の基盤は、
ホウキ草でホウキを作って、
下の村にまで売りにゆくこと。

そして、
ほぼ野生のようなコーヒー豆を、
干して売ること。

途中でバナナが、
植わっている農場があるが、
プランテーションのような
大規模なものではない。

それらの土地は、
ほぼ、
下界に住んでいる
お金のある有力者のものだ。

そうした畑の草刈りや、
収穫の手伝いをして日銭を稼いで、
何とか食べていくのが
原住民たちの置かれた状況!

ここには、
移民系の人々の家も若干あり、
そうした関係からか、
電気が引かれていた。

先住民だけなら、
電気が引かれることはないだろう。

こうした移民系の人々の家は、
このような高地でも、思ったより良い。
バナナ農場の管理などを、
金持ちから任せられているからだ。

それらの家の少し下に、
貧しい先住民マノボ族たちの
家がつらなっていた。

彼らの住んでいるところまでは
電線もなく、
たとえ引かれても、
電気代など払えない!

家も竹とヤシの葉で葺いた
家とも言えない
掘っ立て小屋だ!


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マノボの子たちは、
本当に働き者だ!


小さい子でも、
水をくんだり、
薪を運んだり。

ホウキ草の
ホコリのような種子を、
地面に叩きつけてとったりして、
家のお手伝いをしている。

一家族に、
7人から12人ほどの
子どもたちがいる。

避妊をしなければならないだって!?
コンドーム買うお金
どこにあるの?!

フィリピンに来て、
自然に生まれてくるものは、
生まれてきたらいい、
と思うようになった。

貧しくても良い、
みんなで助け合って
生きていく事が大切だと・・・。

少子化政策が成功した
日本のような、
寂しい国にならないためにも。


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かつて
MCLボードメンバー
亡きインカルさんの
親戚の子に会った!


どん詰まりのように見える、この村。
実は、このさらに奥に、
七つほどの集落を抱えている。
全て、マノボの集落だ。

そこから、
大きな荷物を頭に載せて
来る人々に出会った。
その中の一人は、少年だ。

汗びっしょり、
しかし、目元の涼しい
利発そうな子。

「いくつなの?」
「12歳。」
「学校は?」
「小学校二年生。」
一緒にいた叔父さんが笑っていった。

「MCL、知っているよ。
うちの兎唇の子を治してもらったしね!」
少年に「君の名前は?」ときくと、
「インカル!」と答えた。

「エッ!」と驚くとおじさんが言った。
「スーザン・インカルさんの親戚だよ!」
ぼくは、空いた口がふさがらない。

亡きスーザン・インカルさんは、
ミンダナオ子ども図書館に
土地を譲って下さった方で、

お隣さんであり、
初代のボードメンバーだった。

おじいさんは、
なんとキダパワン市の
初代の市長で
マノボ族の酋長!

ミンダナオ子ども図書館の奨学生たちも
たくさん通っている、
南ミンダナオ州立大学の土地も、
寄贈されている。

インカル市長の頃は、
ミンダナオ子ども図書館のある、
キダパワン市は、
マノボ族しか住んでいなかった。

その後、経済が発達するにしたがって、
移民の人々が入ってきて、
所有者のない土地として、
安く売られた。

その結果、
先住民族として住んでいた
マノボ族たちは、
次々に山に追いやられた。

スーザン・インカルさんが、
ミンダナオ子ども図書館に
売ってくださった土地は、
インカル一族の最後の土地だったのだ。

ミンダナオ子ども図書館の中に
大きな岩があるが、
実はそれは、
先祖の集まる神聖な岩なのだそうだ。

今でも横を通る人は、
「ちょっと通させてくださいね!」
と精霊たちに声をかけて通る。
そここそが、祈りの場であったという!

インカルさんは、貧しい人を救って、
ともに生きていこうとする
MCLの活動を、
心から理解し愛して下さり、
理事も引き受けてくださった。

この少年は、山に追われた
インカル一族の
末裔のひとりだったのだ!

山頂に近い自分の集落から、
学校に通うには
遠すぎるので、

この小さな村に、
仲間と共に
崩れかけたような下宿小屋を持ちながら、
小学校に通っているのだという。

亡きスーザン・インカルさんの
声が聞こえるような気がした。
「この子を奨学生にしてあげてください!
将来、立派なマノボの指導者になるために」


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二週間滞在された
頭島さん(ロロヨシ)
のお別れ会


山元しんぷさんと
一緒に来られた頭島さん、
子どもたちから、
ロロヨシと呼ばれて親しまれた。
ロロとは、おじいちゃんの事だ。

忙しい神父さん一行が、
三日で帰られた後、
意を決して、一人残られた。

言葉がさほど出来るわけでもなく、
海外で一人になったのは
初めてとのこと。

最初は、
不安そうだったのだが、
数日もたつと、
すっかり溶け込んでしまった。

私は、いつも、
「せめて二週間はいないと、
本当のMCLは、わかりませんよ」
と言ってきた。

二週間というのは、
日本では
大変な長い日にちなのだが、

頭島さんがおっしゃるように、
こちらでは、あっという間。
ここでは、時の流れが違うのだ。

時の流れの違いに気がつき、
こちらの時に身を移したとき、
初めて、
本当のミンダナオが見えてくる。

お別れ会。
これで、二度目。
今回は無くても良いから・・・
と言っていたのだが。

子どもたちが、
どうしてもやりたがった。

そして、
唱っているときの声が、
いつもと全く違うのに、
おそらく気がつかれたことだろう。

「短期間の滞在では、
現地の様子、
MCLの活動がいかに大変か、
子どもたちの本当の姿も、
わからないですね。」

「日本にいる人には、
想像もつかないでしょうね。
一枚のお礼の葉書や手紙を子どもたちに
書いてもらうだけでも
スタッフたちがどんなに努力しているか!」

「帰ったら、
私から話しましょう。」


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頭島さんからのお便り
実に、いろいろと
考えさせられた
日々だった
松居友 様
私にとって二度目のMCL訪問、
滞在中は何かとお世話になり
ありがとうございました。

予定を変更し、
ビザ日程をギリギリまで使う
十九日間の滞在となっりましたが、
そこから見えてきたものは
いろいろあります。

私自身、
支援者の一人ですが、
現地MCLの活動や、
子どもたちの生活の様子は、
まだ良く分かっていなかった事を感じました。

本当のMCLを理解していただくためにも、
今回の滞在中、自分の目で見たもの
体験した感想を、
多くの方々に、少しでも
紹介してみたいと思いました。

日本の支援者の方々にも、
現地の活動や、
子どもたちの生活の様子を
知って頂くための一助になれば幸いです。

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スタッフたちに、
頭が下がる
思いがした


 <1月13日> 
MCLの活動は、
毎朝のスタッフミーティングから始まる、
スケジュールに従って
行動開始である。

3名のスタッフと供にカティンド村に向かう、
目的はスカラーに手紙を書いて貰うこと、
支援をして下さる方々への
サンキュウレターやソーリーレターである。

その日の行動の効率を考え、
学用品等も同時に届ける。
スタッフたちの仕事の大変さは、
移動距離の大きさである。

四駆でやっと登れるような
荒れた山道を,
二時間~三時間
喘ぐように登って行く。

数枚の絵手紙を
書いて貰うためにも、
時間と労力を惜しまないスタッフたちに、
頭が下がる思いがした。

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村の人々の生活は
非常に貧しい


 <1月15日> 
今日は、
ウオーターホールへストリーテーリングだ。
ウオーターホールは、
アポ山への登山口でもあり、
美しい滝が有るので有名な村でもあるが、

急な坂道を
上って行く事には
変わりはない。
村の人々の生活は非常に貧しい。

四十人ぐらいの子どもたちを
二回に分けての移動である。
朝早く、第一陣が出発、スタッフは、
第二陣を迎えるために又山を下る。

第二陣が到着した時には、
もう正午を過ぎていた。
先発隊が
昼の食事をつくって待っていた。

流れ落ちる滝を前に、
みんなで食べる
昼飯の味は格別だ。

ミンダナオは、
スコールの多さでも
有名であるが、
この日のスコールは別格ものだった。

四駆が動けない、
やむのを待って帰路につくが、
大スコールの後の
荒れた山道は滑りやすい。

四駆の運転は、
スタッフにとって緊張の連続である。
子どもたち全員を
無事に運び終えた時は、
もう夜の帳が辺りを支配していた。

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握手を交わし
開所式は
終了した


 <1月18日> 
マキララのカタパガン村の
保育所開所式に参加した。
松居さんは急用が出来、
ダバオへ行く事になった。

プレシデントのアスレーが中心になって
セレモニーを進めて行く。
保育所の使用目的や取り決め事項等を
読み上げ確認をとる。

村の主だった人達との
調印を済ませ、
握手を交わし
開所式は終了した。

その後スタッフ全員で、
集まった子どもたちに、
歌やパフォフオーマンスを交えながらの、
絵本の読み聞かせが始まった。

村の人達も交えて昼食をすませ、
喜びのうちに無事終了。
スタッフ達の仕事は多種多様だ
多くの仕事をこなして行く。

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MCLの活動の
原点が見えた


 <1月20日> 
先日、ひょんな事で知り合う事になった
レリンダ・ランダウィさんに会うために、
マグペットのイナムアランという
村に向けて車を走らせた。

彼女は以前、
日本に住んでいた事が有り
日本語が話せる。
松居さんとスタッフのマリペールの三人で
道を尋ねながら四駆で登って行った。

レリンダさんに会う事が出来
いろんな話を聴く事ができた。
彼女は、この村のもっと上の山奥に
とても貧しい集落が有る事を話してくれた。

松居さんの表情が変わった。
是非そこに
案内してくれませんか、
四人でその集落をめざした。

途中四駆も登れない山道にさしかかった、
徒歩で登るしかない。
松居さんもまだ、
足を踏み入れた事の無い村だ、

上り詰めた所に
数戸の集落があった、
一見してこの集落の人たちの
極貧の生活が窺える。

中でもとりわけ目立つ家があった
九歳を頭に八人の子どもと両親が、
二畳程の家の中で生活している、
一日一食がやっとだという。

松居さんが呟いた、
これを見ると、もう黙っては居れない、
何とかしなければ。
スタッフのマリペールの
聴き取り調査が始まった。

MCLの活動の原点が見えた、
これだ。
同時に日本の支援者の皆様の
温かい心を感じ胸が熱くなった。

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溢れる涙を
抑えることが
できなかった


いよいよ
MCLを離れる時がきた。
あっという間に
時が過ぎた気がする。

夕食後、子どもたちが
サヨナラパーティをしてくれた。
別れの言葉やグループで歌を歌ってくれた。
しかしいつもと違う、
声が出ていないのだ。

子どもたちの胸の内が窺え
目頭が熱くなった。
ロロヨシ(ヨシおじいちゃん)明日帰るんだね・・
そうだよ明日、日本に帰るよ・・

堰を切ったように
子どもたちが抱きついてきた、
もう溢れる涙を
抑えることができなかった。

MCLの子どもたちは
実に良く働く、
当番の子どもたちだろうか、
朝四時には炊事を始める。

他の子どもたちも
五時には起きる。
学校に行く前に庭の掃除、

一階の床をヤシの実で磨く、
二階のフロアーのモップがけなど
苦もなくやってのける。

学校から帰ってくると、
洗濯や掃除に勉強と
楽しそうにやっているのだ。

日本ではなかなか
見られない光景である。
子どもたちは底抜けに明るく
笑顔を絶やさない。

ロロヨシ、サヨウナラ、
次は何時来るの。
子どもたちの目に
妖精の涙がキラリと輝いた。
ありがとう。
  =頭島義成=
     
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お茶の水女子大学の3人と
一橋大学の女子学生が

山上の
マノボ集落を訪問


お茶の水大学で、
心理学を学んでいる3名と、
一橋大学で
経済を学んでいる一人。

日本の若者たち
4人の女性が、
ミンダナオ子ども図書館を訪れた。

きっかけは、
お茶の水大学で
講演したこと。

学校と本で学んだことが、
初めて、
現地の子どもたちに出会い、

人々との交流で
息を吹き返していく。

学校で見た若者たちが、
時がたつたびに、
ここで息を吹き返したように
のびのびとしていく姿を見るのは、
楽しい。

もともと
キダパワンの市に近い、
山麓に住んでいたマノボ族が、

プランテーションや
移民の土地所有に追われて、
こんなにも高い、
尾根上に集落を作って、
住み着くことになった。


MCLに土地を譲って下さった、
名門のマノボ族亡き
スーザン・インカルさん。

お父さんは、
初代のキダパワン市長だったが、
土地を譲り、
売り渡していった。

その親戚たちも、
今は、低地の土地から追われ、
この村のさらに奥の集落に移っている。


自分たちの所有地は、ほとんど無く、
ホウキ草で箒(ほうき)を作っては、
町に売りに行くのが、
唯一の収入源だ。




大事なのは、
地元の人々の生活の状況を
しっかりと見て受け止て、


相手の気持ちを感じ取り、
生活の状況を理解して、


微力ながらも、
何が出来るか考えることだ!


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スカラシップが、
決まったとたんに
泣き出した!

この地から、
高校生の奨学生を一人選んだ!

成績も良いし、
今後もこの村とつながりを
作って行くための、
コンタクトパーソンとしての
役割を果たしてくれるだろう!

家は非常に貧しいが、
自ら野菜を売りながら
高校まで進学したけれど、
それ以上は無理で、
学校を断念しなければならなかった子だ。

でも、ミンダナオ子ども図書館との
出会いがあって、
大学まで行けるという
信じられないことが現実になった!

ほとんどの子たちが、
学校に行きたくても行けない。

学校に行きたい理由は?と聞くと、

ほとんどの子たちがこう答える。
「わたしが、がんばって卒業して
少しでも良い仕事について、
家族を助けたい!」



村に着くと、
読み語りの場所を決め、


子ども達が座るための
ビニールシートを引いた。

読み語りをするために、
村を回って
子どもたちを集めた。


こんな小さな村に
こんなにたくさんの
子どもたちがいるなんて!

若者たちは、ビックリ!



村を回って、
子どもたちを集める時に、
村の人々と話をし、

その地の
生の声を聞きながら
現状を把握していく。


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大きな
木のイメージが、
浮かんだ!


いよいよ
読み語りが始まった!

読み語りが
MCLの基幹の活動だ!


読み語りは、
ミンダナオ子ども図書館(MCL)の
根幹をなす活動だ。

MCLを創設し始めた頃、
ぼくの心には、
大きな木のイメージが浮かんだ!

根っこから、
太い幹をへて、
天空に向かって、
何本かの大枝が張り出し、

そこからさらに、
無数の小枝が広がって、
その先に、
たくさんの葉が茂っている!

これが、
ミンダナオ子ども図書館の
平和構築の全体像だが、

根っこから出てくる、
太い根幹が、
読み語りの活動だ!

読み語りの活動を基幹として、
そこから、
いくつかの大枝がわかれていく。

それらの大枝が、
戦争避難民救済支援であり、
戦争で親を殺されたり、

貧困で家庭が
崩壊した子どもたちの、
小学校から大学までの
スカラシップ(奨学制度)支援であり、

薬も買えずに、
死んでいく子どもたちの
投薬から手術までの
医療活動支援!

さらに、
保育所も建てられず、
大木の下で勉強している村への
保育所や学校建設支援であり、

ジャングルの伐採によって起こされる
洪水対策に、
山岳民族の収入も考慮した、
コーヒーやカカオやゴムの植林支援だ!

va21

MCLの活動に
日本の若者たちが
同行することで


現地の子どもたちの、
貧しくても
いきいきとした様子に感動し、
困難な現状に心を打たれ。

ときには、村で数日過ごし、
帰るときには、
再会を約して
涙をためて、若者たちは帰って行く。

そんな、日本の
青少年の様子を見るにつけ、

さらに、
孤独や自殺や引きこもりの多い、
今の日本の子どもや若者たちが、
置かれている状況を聞くにしたがって、

十数年間にわたって、
ミンダナオの子どもたちのことのみ
考えてきたものの、
日本の子どもたちの事も放っておけず、

日本の子たちも視野にいれて、
訪問してきた青少年が、
ミンダナオ子ども図書館に
滞在しながら、

現地の子どもたちから
生きる勇気と希望をもらう
体験をさせてあげて、

彼らが日本に帰ったら、
物が豊かでも、心の豊かさが欠けていて、
それが、日々の生活を寂しく、
時には苦しくしている現状に気づいて、

ミンダナオ体験を生かして、

これからの日本を、
どのようにしていったら良いのかを考えて、
行動し始めて欲しい、
と思うようになった。

中高年の訪問者が必ず言う、
「かつて日本にあったものが、
ここにはそのまま生きている!」
と言う言葉を、
若い世代もミンダナオで見て感じ取り、

それをどのように、
日本で復活させていったら良いのかを、
考えて欲しいと、思うようになった。
青少年こそ未来だから!

ミンダナオで貧しい集落を訪れて、
MCLの奨学生たちと
読み語りの体験をすると、

何か物資を支援する以上に、
子どもたちとの心の距離が、
いっきに縮まる!

読み語りの支援は、
お金や物資の支援とは
価値観が異なる、
愛と友情の心の支援だから!

それだけに、
現地の子どもや、
日本から来た若者たちにも、
ひと味ちがった感動が残る!



最後に海の
下宿小屋に泊まった

9分
 
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避難民に読み語りと
炊き出し支援を行った

8分
 
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ミンダナオ子ども図書館 支援方法
va22

活動の根幹は、
愛と友情が
何よりも大事!


読み語りが、
MCLの根幹だと、
ぼくが、あくまでも言い張る理由は、

MCLの活動の根幹は、
愛と友情が何よりも大事、
という気持ちが強いからだ。

NGOの専門家に、そんな話をすると、
笑われた。
「そんなの本当の支援じゃないよ!
開発援助にならないよ!」

また、村の長老に話すと、
がっかりした顔をしてよく言われる。
「読み語りって、楽しむだけ?
支援物資は、何にもくれないの?」

でも、読み語りをすることで、
落ちこんでいた子どもたちが
元気になり!
親も喜び!村中が明るくなる!

すると皆、
帰りがけには、言ってくれる。
「こんど、いつきてくれますか?」
「また、ぜったいに来てね!」

NGO支援とは、
ほとんどが数回きりで、
おさらばだと
現地では思われているけれど、

MCLは、一回出会った村とは、
その後もヒナイヒナイ バスタ カヌナイ
ゆっくりゆっくり でも たえることなく
関係を作っていく。

まずは、根幹の読み語りから始めて、
状況をしっかり把握してから、
スカラシップや医療その他の
大枝の支援活動に移っていく。

読み語りが終わって
村人たちと、親しくなった後に、
日本から送られた、
古着や古靴を支援した!

下の子たちは、
日本から送られた
古着を着ている!

もちろん、
その後も何度も読み語りに訪れて、
寒村だった村の人々が、
明るくなっていくのをみると、
わたしたちの心も明るくなる。

そのような関係を持っている村が、
100村はくだらないだろう。
卒業した子も含めると
奨学生だけでも1000人をくだらない。

そのようなわけで、
電気もない山奥の
初めて訪れる僻村にも、
MCLのことは、
口コミで伝わっていて、

私たちが行くと大喜びで、
「ミンダナオ子ども図書館が、
私たちの村にも来てくれたー!」

といって、
家からかけだしてきて
迎えてくれる。

そのような感動的な体験を、
日本の若者たちにも伝えたいと、
つよく思うようになった。

「でも、ぼくは、
外国語ができないからなあ」
という若者もいるけれど、
来てごらん!

ぼくも、世界中を旅したけれど
驚くべき事には、ミンダナオでは、
たとえ言葉が通じなくても、
心が通じて、

少しも寂しくならないどころか、
子どもたちの表情から、
多くを学ぶことが出来るよ!


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日本の若者たちが、
高地のマノボ族の村
キアタウに泊まった



キアタウの子どもたちから、
日本の若者たちが、
何を学んでいくのだろうか!



今回は、
4人の大学生の若者たち。

泊まるときには、
なるべく一人づつ別の家に泊まる。

家は、なるべく素朴で、
収入の少ない家を、
選ぶことにしている。

一泊1000ペソ
日本円では、2000円前後だけれど、
この地域の人々は、
ほとんど現金収入が無いから、

下の村に草刈りや、
洗濯をしに行ったときの
2ヶ月分いじょうの収入になる!

泊まるときには、
かならず
スタッフがいっしょに泊まる。

現地では、
寝るときは布一枚だけれど、
ミンダナオ子ども図書館にある
寝袋をもたせてあげる。

標高は800メートル近いから
夜明け前は、
結構寒い!

雨も多いし、
長袖のレインジャケットと
フリースのジャケットを持参!

飲み水は、スタッフが、
ミネラルウオーターを買っていく。
現地にあるのは、
川からくんでくる水だけだから。
ぼくは、飲むけれど・・・。


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翌日は、馬に乗り
保育所の
開所式に出発!


民泊をした若者たちは翌日は、
馬に乗り、
保育所の開所式に出発!


今回、
北野財団の島村様がいらっしゃって、
寄贈してくださった
3棟の保育所のうち、

先住民地域の
2棟の開所式が行われた!


北野財団の寄贈して下さった
カンポゴンの保育所!

そこまでは、
車で行ける道は無く、
山道を、馬で行くしかない。

ミンダナオの山では、
馬は、最高の乗りものだ!


わたしたちも、
読み語りに行くときなどは、
四輪駆動の車でも入れない場所は、

絵本をつめた箱を、
馬の背に乗せていく。

保育所建設など、
セメントなどの
重い資材を運ぶときは、
馬も良いけど水牛がすごい!


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馬でも歩けない
場所は徒歩で下る



踏みあとしか、
残っていない急な下りは、


雨が降ると、
つるつるすべってたいへんだ!

谷底まで降りると、
大木で作られた橋を越えて、
沢をわたって、


ふたたび
尾根を登っていく!

深いジャングルの中には、
猿もたくさんいて、

木の上から、
なきながら
見おろしているけれど、


ニシキヘビやコブラや
ブルースネークがいるという!


ぼくは、
ニシキヘビは食べたことがあるし、
コブラは見たけれど、

木の上から飛んで襲ってくると言う、
恐ろしいブルースネークには、
まだ会ったことが無い!

この村の小学生、高校生は、
この道を、毎日通って、
学校にいっているのだ!



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カンポゴンの
村に着いた!


建設中の保育所を目指して
最後の登り!


資材を運び上げる困難から、
開所式には、
完成が間に合わなかったが、


一生忘れならない、
想い出になった。
村人たちは、
保育所ができて大喜び!


村長であり、
先住民の酋長も来られていた。


外国人が、
ほとんどまったく、
入った事の無い地域だ!

マノボ族の村人たちは、
民族衣装で迎えてくれた。


まだ、
セメントの床と下壁が、
完成していないけれど、


ミンダナオ子ども図書館の
奨学生たちと、
日本の若者たちが、
良い経験をして友だちになった!


みんなで
昼食を食べた!


床だけ、
まだ完成していない。
セメントを運びあげるのに、
時間がかかっているからだ!



めったに食べられない
お米のご飯と、
ビーフンと鶏肉のおかずに、
大喜びの子どもたち!



開所式が終わり
ようやくラナコランの
下宿小屋まで帰ってきた!


この下宿小屋ができて、
あの山奥の子たちがここに住み、
小さな子でも安全に
学校にいけるようになった!


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祝日、
ウオーターフォールに
遊びに行った



ウオーターフォール村の
状況は良くない。

男性も、小学生の高学年の男の子たちも、
時には、家族総出で、
サトウキビ刈りに駆り出され、

村には、
小さな子どもと
女しか残っていない。


みんなで滝で遊んだ!

つかの間の休日。
家族で時を過ごす感じで、
ときどきみんなで、
この滝に泳ぎにいったり、


おかずになる山芋掘りや
山菜採りにいったり、
ときには、ヤシの実とりや、
文化祭には、ニシキヘビをとりに行って、

生きたヘビのお腹を開いて、
蒲焼きにして焼いて食べた!


子どもたちにとっては、
小さい頃からの日常だけれど、
みんなで遊んだりして楽しむのも、


MCLファミリーの家族としての
大事なときだと思う。


この日は、日本から来た訪問者や
若者たちもいっしょ!
子どもたちが、平気で滝に
飛び込んでいくのを見て、ビックリ!


しかも、
おおはしゃぎで、
その楽しそうなことと言ったら!

このような時を経て
友情と愛が、
さらに、深まっていくのを
感じているようだ!

リスター君の
お兄さんも参加。

すっかりMCLが、
気に入った様子だ。


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村の子どもたちも
一緒に
お昼を食べて遊んだ!



この村出身の
奨学生も多い。

村では、
3食たべられない
家族も多い!

肉や魚どころか、
米のご飯も食べられない!

それが、
わかっているので、
村の子たちも皆呼んで、

一緒に食べ、
一緒に遊んだ。



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MCLに滞在した、
長谷山文香さん、
佐藤知美さん
からのお便り


友さん
こんばんわ。
パソコンの調子が悪く、
連絡が遅れてしまい申し訳ありません。
2日前4人で集まって
写真を見せていただきました。

膨大な量の写真の中から、
友さんやスタッフの方が
カメラを向ける視点が
わたしたちのそれとは違ったり、

「あ、これ知らない!
見ておきたかったー!」
と感想を漏らしたり、
日本に帰ってきてからも
新たな発見がありました。

写真鑑賞会とともに、
わたしたちの9泊10日を
振り返りましたので、
うまく言葉にできていない部分が
たくさんありますが、以下に記します。

レクチャーを聞いた直後に
友さんをおいかけ、
ミンダナオの場所さえわからないままに
訪問希望を申し出ました。

専門的な知識も見解も
もたないわたしですが、
ゼロからの
MCL滞在の珍しい1例として。

ほとんど衝動的に、
訪問希望を申し出たわたしたちですが、
正直不安でいっぱいでした。

渡航情報やネットなどを見ても、
「渡航延期推奨」や「危険」の文字が。
また、経済的に子どもたちを
支援できるわけでもなく、

子どもたちに何かを教える
技術ももたずに訪問して、
果たして子どもたちは
受け入れてくれるのか。

でも、そんな不安は
MCL到着後すぐ、
子どもたちの歓迎で
吹き飛びました。

わたしたちが
無意識的に作ってきた壁を、
壊すのではなく、
飛び越えてきてくれる感じ。

「こっちもたのしいよ」
と教えてくれるようでした。

一緒に絵本を読んだり、
日本でいうと
「かごめかごめ」のような遊びをしたり、
抱きついたり。

「アテアヤカー」と笑顔で話しかけてくれ、
可愛くって愛しくって、
溶けてしまいそうでした。

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日記帳には
書ききれないくらい


思い出すと
日記帳には書ききれないくらい、
たくさんの
経験をさせていただきました。

キアタウという、標高の高い、
電気の通っていない
小さな村で一泊したこと。

そこでホタルの木や
白いペンキをぶちまけたような
星を見たこと。

「日本人は
星を見たことがないのか?」
と驚かれたこと。

建設途中の保育所を見に、
山登りをしたこと。

スタッフや子どもたちが
ナイトのように
わたしたちを気遣ってくれながらの
頂上到着でした。

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枕元で
子どもたちが


滞在半ばで具合が悪くなり
部屋で寝ていると、
ふと目を開けた時に、

枕元で子どもたちが
心配してくれていたことに
気づけたこと。

支援者である日本の財団、
企業の方と日程が偶然重なり、
ピキットでの2つの保育所の
開所式に居合わすことができたこと。

最後の日は、
学生が集まる
総会が始める前から、
頭が真っ白になり涙が止まりませんでした。

泣かないって思ってたのに。
「わたしを忘れないように」
と子どもたちがつけてくれた
指輪やブレスレットは、

日本では浮くくらい
日に焼けた肌に
キラキラしています。

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初めてわかる
問題も


ただ、楽しい滞在の中で、
行ってみて初めてわかる問題も
たくさんありました。

移動中の車で、何度も
バナナのプランテーション農場の
横を通りました。

バナナ以外の植物が
一切生きていない裸の土壌。
農薬の恐ろしさ。

何年かすると土壌自体が
使えなくなるとのこと。
そして、企業はそれを見越してか、
期間を設けて土地を借用するそうです。

今まで10円でも安いバナナを買い、
ときには腐らせてしまうことも
あったわたしは、
ただただ恥ずかしく思いました。

また、子どもたちの着ている服は、
ほとんどが古着ですが、
「ミンダナオは暑い」という先入観からか
(もちろんわたしもそう思ってました)、
Tシャツがほとんどのように感じられました。

標高の影響もあるのか、
MCLの夜は少し冷え込みます。

シーツにくるまって寝、
朝3時や4時に起きて
炊事や掃除を行う子どもたちが何度か
「寒い寒い」
と言っているのを聞きました。

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わたしたちに
出来ることは
なにか?


日本の保育の場では、
保育園主催のバザーなどで
「集まりすぎるから古着は持ち込み不可」
など決められる場合もあるそうです。

それを子どもたちに
回してあげられないか。

みんなに長袖を買ってあげることは
わたしたちには出来ないけれど、
アナウンスをして集めることなら
可能ではないか。

就寝時間がきて、部屋に戻ると、
わたしたちの会議が始まります。
「いま、わたしたちに
出来ることはなにか?」

保育学、教育学、社会学、
そして心理学といった異なる分野で
「子ども」を学ぶ
4人で訪問できたからこそ、
とらえることが出来た部分も
大きかったと思います。

えるだけではなく、
行動にする。
これからのわたしたちの課題です。

また今回、3人中2人が
「はじめまして」
からのMCL滞在だったため、
このような話を真剣に交わせる
大事な友だちが日本に増えたことも
MCLで得た宝物となりました。

子どもたちと離れるのが、
苦しくって、寂しくって、
本当は1番言いたかった
「ありがとう」が
あまり伝えられなかったことが
心残りでした。

今では
次回訪れるときの宿題、
と都合のいい解釈をしていますが。

最後に、
今までNGOの活動やボランティア、
国際情勢に足を
踏み入れたこともなかったわたしが、

今回MCLを訪問したいという
衝動にかられたのは、
友さんが見せてくださった
子どもたちのスライドと、
こんな言葉がきっかけでした。

「子どもたちを助けようと思う前に、
まず子どもたちと
友だちになってください。
友だちになれば、
相手が必要としているものは
わかってきます。」

「(日本の心の貧しさに触れて)
ぼくはMCLの子どもたちに、
『君たちが日本人をたすけてやってくれ』
って言ってるんですよ。」

本当にその通りになってしまいました。
日本に帰り、MCLを訪れた話をすると、
「ボランティアで?」
と聞かれることが何度かありました。

そのたびに、
「こっちがボランティアされて
のこのこ帰ってきちゃいました。」
と苦笑している毎日です。

子どもたち、友さん、スタッフの方々、
本当に本当にありがとうございました。
長谷山文香

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MCLでの記憶

お茶の水女子大学
佐藤 知美

MCLでの10日間は
本当に毎日が楽しく
てキラキラとしたものだった。

全力で子ども達との
触れ合いを楽しみ、
見たり聞いたりした現実を
深く考えた。

子ども達はどこまでも明るく
懐っこく又可愛かった。
こんなに日本で
自分を解放できた事があるだろうか。

子ども達と共に
心行くままに
歌い踊り遊び大声で笑った。

MCLで過ごす間は、
なるべく子ども達と
同じように過ごすよう心掛けた。
ご飯は手で食べ、朝は早く起き
ココナッツの実で掃除をした。

中でも印象的だったのが、
井戸で洗濯をしている際に
子ども達が寄ってきて
手伝ってくれた時の事だ。

初めは服を洗濯していたが、
しまいには私も
丸ごと洗われてしまった。
太陽の下、服ごとの水浴びは
なんとも気持ちが良かった。

5日目には
電気のない村キアタウに一泊した。
夜6時には辺り一面真っ暗になり、
ただ蛍の光が木に宿り、
満天の星空となる。

朝は太陽の光と木や葉、
家々が織り成す影は
なんとも美しかった。

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朝ご飯の
手伝いを頼まれた


6日目の晩には、
次の日の
朝ご飯の手伝いを頼まれた。

いつももてなそうと
してくれる子ども達が
手伝ってと言ってきてくれた事が、
仲間として気を許し
認めてくれたような気がして
本当に嬉しかった。

前日は夜遅く
朝4時起きはきつかったが、
何がなんでも起きようと思った。

9日目は総会の後、
送別会を開いてくれた。

子ども達に負けない
満面の笑みでと思い、
歌い踊っていたが
途中から堪えきれなくなった。

‘I miss you.’
‘Come back again.’
と泣き出す子ども達。
また必ずMCLへと誓った。

この10日間、
子ども達の純粋さに心癒され、
子ども達の屈託のない笑顔に
幸せをもらった。

しかし、貧困や戦闘により
暮らしが厳しい人々や
家庭環境で心に
傷を負った子ども達、

家族の為学校へ行けない
子ども達がいるというのも
また私達が見てきた現実である。

フィリピンでは、
保育園を出ないと
小学校に入れない規定が制定され
今後厳しくなっていく、
という話も聞いた。

この年齢の子ども達に
保育が重要だという以上に、
小学校への架け橋として
保育園が必要となる。

今になって講演で
松居さんがおっしゃっていた
言葉が蘇る…
「まずは友達になって、
それから出来ることを考えよう。」

10日間を通して、子ども達には
多くのものをもらった。
これから大好きな友達に
私達は何ができるだろうか。

最後になりますが、
お忙しい中私達を迎い入れ、
多くを教え様々な経験を
させて頂いた松居さんを始め
スタッフの方々に
感謝と敬意を表します。

その夜は、みんなに
読み語りをした!



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MCLの日常から

かつて奨学生、
今は、スタッフのベビン!
同じ奨学生のレイナルドと結婚。
女の子の赤ちゃんが、生まれました!

朝は、4時半に起きて、
子どもたちが、
自分たちで、
食事の準備をはじめる。


車いすの彼女も奨学生。
毎日、他の子たちが協力して、
彼女を学校に連れていく。MCLには、
車いす用のスロープもできています!
(その後、高校を卒業して結婚し
赤ちゃんが生まれました!)


庭の草刈りも、
みんなで協力して楽しくやるよ!

バナナの木も切りたおして、
ちゃんと乾かして、
ご飯を炊く材料にするの。


草を刈った後、
ここを畑にして、

野菜を植えておかずにするの!


畑仕事だって、
みんなでやれば、
とっても楽しい!


ニワトリは、地鶏の放し飼い!
卵をうんで、
増えたらいいな!


お料理は、
80人ぶんのおかずを作るのよ!

みんなで作るのが、
とっても楽しい。


ガスでなんか、
炊いてられない!
たきぎが一番!
ゴムの廃材を薪にするの!


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早朝に起きて
籾米を干す



自分たちが食べる米をは、
自分たちで干す!


まだ朝焼けの残る時、
みんなで庭に出て、
籾米を広げる。


再来週には、
みんなで田んぼの刈り入れに行く予定!


野菜や米を育てること、
ヤギやニワトリを飼うことも、
わたしたちが、自分たちでやるの!


米を収穫したら、ご飯を炊いて!
香料となる、
果実を取り入れて、


ニワトリをさばき、
卵を集めて料理して、

魚も外で、
子どもたちが焼く!

時には、
ヤギも解体する。

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朝の4時に起きて

朝食の用意。


昼食、夕食も、


自分たちで料理する!


洗濯も掃除も、楽しくこなす!
洗濯機があってもつかわないよ!
だって、ボタンを押すだけで
洗濯できるなんてつまらないよ!

おしゃべりしながら、
みんなで、
楽しく洗濯するほうが、
ずっとずっと楽しいよ!


生活の基本が、
しっかりと身についている
子どもたちを

見ていてとても
すがすがしい。



こちらは夕暮れ時の
籾米の収納






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誕生日のお祝いに
早朝みんなで歌う

ハラナ

ハラナというのは、
窓辺や部屋の前で、
夜明け前の4時頃に起きて、
愛の歌を奏でる習慣!

ミンダナオ子ども図書館では、
誕生日の子がいると、
必ずハラナをする!

ギターのメロディーと、
子どもたちの歌声が、
夜の闇の中で聞こえてくると、
私も、眠い目をこすりながら必ず参加する。


誕生日は、
子どもたちにとっては、
特別の日!

特に、親のいない子にとって、
寂しくないように、
ケアしてあげる大事なときだ。

希望者が、祝福の言葉を述べる。
激励や未来への希望の祈り、
そして、愛情のこもった言葉を、
心をこめてプレゼントする。

物のプレゼントは
無いのだけれど、
心のこもった歌と言葉が、
寂しい子どもの心を癒す。

最後に言葉をかけるのは、
私の役だ。


父親がいない、
母親がいない、
両親がいない。
家族が遠くに住んでいて、会えない・・・

何で自分は、ここにいるの?
なぜこの世に生まれてきたの?
時には、自分が見放され、
捨てられたように感じる子どもたち。

この世に誕生したことを、
時には、素直に喜べない。
捨てられた小石?

でも、こうやって、
お互いに兄弟姉妹のように
愛し合うと、
私たちは、一つの家族!

それを確かめ、
支え合うとき、
それが愛のこもったハラナとなる。

捨てられた小石ほど、
可愛らしく美しい。

こんな美しいものを、
神様は愛をこめて
造ったと思うと、
いつも感動する!


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多湖ファミリー
親戚たちによる
もう一つの保育所が
マノボ集落
ムヤスに完成


ムヤスは、
アラカンの山岳地帯にある、
非常に貧しい集落だ。

ほとんど、
全てがマノボ族!

ムヤス集落の
新しい村長さん!

ムヤスは、
山上の非常に貧しい村!

最初にこの村に、
保育所を作る決定をしたとき、
前集落長が、語った。

「このような、
見捨てられた村に、
目をかけて下さって、
感謝の言葉もありません!」


その言葉が、
忘れられない!


開所式の読み語り


今日は、
これでも特別な日なので、
みんな、最高の服を着て集まってきた。
もちろん古着だ!


ほとんどの子たちが、
以前に、
ミンダナオ子ども図書館で渡した、
皆さんから送られてきた、
古着を着ている!。

夢中で、
お話を聞く子どもたち!


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米も食べられない貧しい村で
開所式のご飯を!

ここの子どもたちは、
ほとんど、米は食べられない!
お米なんか、
買えないから!

あまりの貧しい状況に、

スタッフたちのために持ってきた、
弁当のおかずも、
子どもたちを優先して、
すべて、あたえてしまった!


最後には、
おかずもなくなり、
ご飯だけが残ったが、


それでも夢中になって、
残りご飯をほおばる、
子どもたち!



ミンダナオ子ども図書館 支援方法
va42

三つの文化祭 
ミンダナオ子ども図書館では、
先住民、イスラム教徒、クリスチャンが
仲良く平和に住んでいます。

みんな、私たちは兄弟姉妹、
一つの家族だといっています。
しかし、
お互いに理解し合うのは大事なこと。

そこで、毎年、
先住民、イスラム、クリスチャンの
文化祭を行います。
文化は、食べることから踊りまで。
映像は、かなり初期のものです。



先住民族の文化祭
マノボデー

映像を 見たい方は ここをクリック 

イスラム教徒の文化祭
ムスリムデー

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 移民系クリスチャンの文化祭
ビサヤデー

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ミンダナオ
子ども図書館の
日常生活から
2020年 写真:宮木梓
映像を 見たい方は ここをクリック
18分です! 

MCLの年越しと
年明け2021年

10分です! 
映像を 見たい方は ここをクリック

ミンダナオ子ども図書館の
日常生活から
2020年 写真:宮木梓

18分です!
映像を 見たい方は ここをクリック


2019~20年の記録
戦闘と地震が起こった

 ウイルス閉鎖期間に
戦闘が起こった!

10分
映像を 見たい方は ここをクリック

 地震の悲しみで
父さんが!
12分
映像を 見たい方は ここをクリック

滝の村から避難して
11分
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マノボ族の酋長の依頼で
読み語りに!

10分
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スカラシップ決定調査
10分
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2019年
若者たちと
絵本画家の体験記

10分
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訪問希望の方は ここをクリック!

クレジットカードによる寄付が可能になりました!
ミンダナオ子ども図書館のサイトEdinetは、保護されていない通信ですが、
サイトは保護されています、
個人情報が流出することはありません!


スカラシップの一括支払いも可能です!

毎回振込後に、宮木梓からお礼のメールとが届きます!
奨学金は物価高騰もあり、2021年より以下に変更いたしました。
一年間、小学校42000円、中高60000円、大学72000円

卒業後も支援額を変更して継続、別の子を紹介希望、終了希望は、
通信欄かメールで宮木梓宛に、寄付の内容や要望をお書きいただければ、
宮木梓が、対応いたします。
メールが難しい方は、日本事務局に携帯かお電話で対応いたします。
 
郵便局、銀行またはコンビニ、ATM、ネット振込は以下です!  
基本は、自由寄付です。振り込まれた方には、隔月に機関誌をお送りします。 
郵便局からの振り込み
自由寄付、スカラシップ里親支援等
郵便振替口座番号 00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

ミンダナオ子ども図書館 支援方法
銀行またはATM
インターネットでの振り込みは以下へ

銀行名 
ゆうちょ銀行 金融機関コード 9900
店番 
019  預金種目 当座
店名:
〇一九店ゼロイチキユウ店
口座番号 
0018057
口座名:
ミンダナオ子ども図書館
 振込を確認しましたら、子どもたちの写真または絵が描かれたお礼ハガキを現地からお送りしています!
領収書等が必要な方は、宮木梓までご連絡ください。
現地日本人スタッフ宮木 梓  mclmindanao@gmail.com
日本事務局 前田容子 FAX:0743 74 6465 携帯電話:090 5091 7514
ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!


主要な目次を集めました!
クリックして飛んでくださいね
ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作
現地日本人スタッフによる、
写真を交えた最新の活動報告です!
ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
訪問等でMCLと出会った若者たちの想いです!
ミンダナオ子ども図書館:日記 松居友制作
松居友による活動報告および
製作映像や想いを載せた自由日記です!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法
支援方法
「0」ゼロに 立つための支援を
ゼロに立つための支援を
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MCL映像サイト
何故ここに日本人などのテレビ映像
その他の貴重な活動映像を掲載
機関誌『ミンダナオの風』 にこめた思い!
機関誌『ミンダナオの風』編集にこめた思い!
ミンダナオ子ども図書館のミッション 理事、役員、スタッフ 活動の概要を紹介
ミッション・ビジョンとボードメンバー 
MCL文庫
民話、絵本原稿、青少年から大人までの読みものを
自由購読で提供しています。
ミンダナオオから発送の 機関誌「ミンダナオの風」 
過去の機関誌PDF
MCL 会計報告
会計報告
 日本の子ども ミンダナオの子ども
日本の子ども ミンダナオの子ども
MCLへの 若者たちの想い! 
機関誌『ミンダナオの風』若者たちの想い!
無題3 松居 陽
無題3:松居陽
イクメンに 未来をたくせそう! 
イクメンに未来をたくせそう!
2021年 今後のMCL 
今後の活動指針
 愛に捧ぐ黙想 松居 陽
愛に捧ぐ黙想:松居陽
ぼくの少年時代と 思春期から   
ほくの少年時代と思春期から
子育てよりも、子育つ世界!  
子育てよりも、子育つ世界!
講演、公演の予定表など 
講演、公演の予定表など
メールニュース 希望! 
メールニュース希望!
原住民、イスラム、クリスチャン 私たちは一つの家族!
原住民、イスラム、クリスチャン、私たちは一つの家族!
小学生や若者たちの 講演感想!
講演感想
近年の若者たちの訪問体験記!
ミンダナオ子ども図書館の活動とは?

MCLを知っていただくために、多くの映像のなかから選びました。
  
 山の下宿小屋に!
山の下宿小屋に
海の下宿小屋に! 
海の下宿小屋に
奨学生を決定に山へ!
奨学生決定に山へ
酋長の依頼で! 読み語りに!
酋長の依頼で
地震の悲しみで お父さんが!
地震の悲しみでお父さんが
アポ山へGo!
アポ山へGO!
地震避難民の 救済と読み語り! 
地震避難民の救済と読み語り
イスラム避難民の 救済支援! 
イスラム避難民の救済支援
ウイルス期間に 洪水が襲った!
 洪水が襲った
 イスラム湿原に 保育所を建てた!
イスラム湿原に保育所を建てた
 土地を追われる マノボ族!
土地を追われるマノボ族
 サンタマリアの 海辺で遊ぶ子どもたち!
サンタマリアの海辺で遊ぶ子ども
クリスチャンの文化祭 ビサヤデー!
クリスチャンの文化祭
イスラムの文化祭 ムスリムデー!
イスラムの文化祭
原住民の文化祭 マノボデー!
原住民の文化祭
戦争と平和
戦争と平和
洪水と植林活動
洪水と植林活動
平和構築と学校建設
平和構築と学校建設
ミンダナオ子ども図書館の 日常から
ミンダナオ子ども図書館の日常
総合活動報告の 記録映像
総合活動報告の記録映像
海の下宿小屋 クラクシン
海の下宿小屋
何故ここに日本人 TV録画! 
テレビ東京なぜここに日本人
池上彰の番組 パックンが来た!
池上彰の番組、パックン
NHK国際放送 ミンダナオから来日! 
NHK国際放送
English Video 1 Yo Matsui   English Video 2 Yo Matsui English Slide video! Yo Matsui 
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