ミンダナオ子ども図書館の創設ディレクター:松居友(日本文芸家協会会員)の活動日記
ミンダナオ子ども図書館日記2023年(1)
ミンダナオ子ども図書館日記
2023年(1)


2022A
2023年の
ミンダナオ子ども図書館:日記
目次
 
GO! 「2泊3日の恵みの時」 岡林 亜季
GO! 近藤千咲季さんの訪問感想!
GO! MCLを訪問して下さった
    入田哲也様からの感想
GO! 子どもたちから教えてもらった3つのこと
    ❶願いの大切さ
西村奈々子
GO! 講演会の今後の予定!
GO! 訪問体験;両角 夏子
GO! 新たなモスクが建った!
GO! 機関誌『ミンダナオの風』紹介!
GO! 日本政府の草の根支援で
    地震倒壊した学校が完成
GO! MCL日本人スタッフ
    宮木梓さんの結婚式
GO! MCLの子どもたち(1)
    薪集めに行った!
GO! 16歳で結婚した
    スカラー調査と読み語り
GO! 2023年のお正月
    市場の買い物と海と町


2023年製作の自由日記

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「2泊3日の恵みの時」 
岡林 亜季

(1)「2泊3日の恵みの時」 岡林 亜季 GO!
(2)~小さな不安が吹き飛んだ~ GO!
(3)「笑顔は共通言語」 GO!
(4)~子どもたちとの楽しい時間~ GO!
(5)「結んであげる」 GO!

(6)私の歓迎会 GO!
(7)~学用品配布に同行して~ GO!
(8)実際に活動する姿を見て GO!
(9)子どもたちの未来のために GO!
(10)~言葉や文化が違っていても~ GO!
(11)次回訪問する際は GO!
(12)影響を受けるのは GO!
(13)なんという恵み GO!
(14)~おわりに~ GO!
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(1)「2泊3日の恵みの時」 岡林 亜季


~はじめに~
私がMCLのことを知ったのは、
保育者として勤めている
幼稚園を通してでした。

キリスト教保育の幼稚園なので、
神様の喜ばれることに
用いられることを願って
献金をささげることがあります。

その献金を
用いてくださっている団体の
一つがMCLでした。

そして、今年度は
特別に幼稚園の保護者会講演会に
松居友さん、エイプリルリンさん、
西村さんをお迎えして、
お話を聴く機会をいただきました。

お話を聴く中で
私はMCLの活動に改めて感銘を受け、
訪問者の受け入れをしていると
聞いた時には、

是非現地を訪問してみたいと思いました。
そして後日、
宮木さんに
その旨を連絡したところ
すぐに快諾していただきました。

aki2
(2)~小さな不安が吹き飛んだ~

訪問前は楽しみな思いの他に
“2泊3日という短い期間で
子どもたちと仲良くなれるのか”
“私の拙い英語が通じるのか”
という不安もありました。

そのような気持ちも胸に
飛行機を乗り継ぎダパオ空港に到着し、
MCLスタッフが送迎してくださる車に
乗せていただいて約3時間、
いよいよMCLの敷地に到着しました。

敷地内で
絵本を読んでいた子どもや
キャッチボールをしていた子どもたちが
私の存在に気づいて、
向こうから歩み寄ってくれました。

互いに名前や年齢、
兄弟は何人いるのかなどを話す中で、
自然とハグをしたり、
やっていた遊びに入れてくれたりします。

aki3
(3)「笑顔は共通言語」

お互い
拙い英語でのコミュニケーションですが、
子どもたちの明るさに引っ張られて、
笑顔を向け合うだけで
楽しい気持ちになれました。

気がつくと、
私が訪問前に感じていた不安は
すっかり
吹き飛んでいました。

「笑顔は共通言語」という言葉を
よく耳にしますが、
本当にそうなのだと
実感する瞬間でした。

aki4
(4)~子どもたちとの楽しい時間~

16時頃に台所へ行くと、
当番の子どもたちが
夕食の準備を始めていました。

私が「手伝いたい」と伝えると、
一人の子どもが
食材を切る見本を
見せてくれて、

私に
包丁を委ねた後も
見守りながら
アドバイスをくれます。

きっとこの子も
こうして料理を教わったんだな
と感じました。

夕飯の準備が
落ち着いた後は、
食堂で
おしゃべりが始まります。

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(5)「結んであげる」

私が、
子どもたちの間に座っていると、
女の子たちが嬉しそうに
私の髪をいじりながら、

「あなたの長い髪が好き」
「結んであげる」と言って
ヘアアレンジをしてくれました。

そして大雨の中、
大きなシートをみんなで被って
大笑いしながら
食堂へ入ってきた男の子たちは、

ギターを片手に
弾き語りをしたり
(以前訪問者の方から教わったという
スピッツのチェリーも弾いてくれました)

ペットボトルを使って
ゲームを始めたりと、
賑やかな時間を過ごしました。

MCLの子どもたちは
楽しい方が多くて、
ひょうきんな言動をしては
笑わせ合っていました。

そして
夕飯の合図の鐘が鳴ると、
みんなが
食堂に集まってきます。

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(6)私の歓迎会

私が訪問した8月末は
まだ夏休みで、
通常よりMCLにいる子どもたちの数は
少なかったようですが、
それでもなかなか賑やかでした。

食事は大皿に乗ったお米と
少量のおかずを
取り分けて食べます。
まさに大家族の食卓です。

夕食後には、
食堂で
私の歓迎会を
してくださいました。

楽しい踊りを
見せてくれたり、
それぞれの宗教の曲を
歌ってくれたり、

代表の子どもが
緊張もしつつ
歓迎の挨拶をしてくれたりと、
嬉しい時間を過ごしました。

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(7)~学用品配布に同行して~

翌日、
みんなで朝食を食べた後、
子どもたちは
次々と学校へ向かいます。

私は、
子どもたちが
学校へ行っている間、

MCLのスタッフが支援している家庭を
車で巡って
学用品などを配布する
活動に同行させていただきました。

車に乗って険しい道を進み、
MCLから離れている
山奥などにある
家庭を訪問していきます。

そこでは、
両親を亡くした子ども、
15人兄弟のうち
4人が亡くなっている子ども、

学校の前後は
住み込みでアルバイトをして
生計を立てている子ども、

井戸から
生活のための
水を運ぶ子ども、

地上に住むお金がなく
海の上に建てられた家で
生活をしている子どもなど、

様々な子どもたちと
出会いました。


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ミンダナオ子ども図書館では、
宿泊費なしで訪問を受け入れています。
メールかメッセンジャーで
宮木梓さんにおたずね頂ければ幸いです。
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aki8
(8)実際に活動する姿を見て

私は、
現地でスタッフの方が
実際に活動する姿を見て、

その活動は
とても根気強さが
必要であることを感じました。

支援が必要な
子どもの元へ行くには、
時間やガソリン代などを
多く要しますし、

行政の許可を得ることや、
必要な物資を
準備する必要があります。

また、
はるばる会いに行っても
不在ということも
何件かありました。

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(9)子どもたちの未来のために

そのような中でも、
明るい表情で
あたたかい思いを持って
子どもたちの未来のために活動する,

MCLの皆さんの
お働きを見て、
頭が下がる思いでした。

また、訪問を受ける方たちの表情を見て、
MCLは、現地の方に
愛されている団体であることも
肌で感じました。

aki10
(10)~言葉や文化が違っていても~

2日目の夕飯作りの合間に、
一人の子どもが
「日本語を教えてほしい」と
言ってくれたことがきっかけで、

日本語とビサヤ語を
教え合う
時間がありました。

英語やジェスチャーを交えながら、
互いに思いついた言葉を
教え合う
ゲームのような雰囲気の中、

気づくと私のメモ帳には
20語ほどの
ビサヤ語が並んでいました。

初めて聞く言葉は
1回目は上手く発音できなくても、
何度も繰り返して真似する中で
上達していきます。

その瞬間に嬉しくなりますし、
互いの言葉を
言い合っているうちに、
心の距離が近づくようにも感じました。

また、英語を話せる子どもたちとは、
互いの家族や友達の話、
頑張っていることや
好きなことなどの話をしました。

もっと英語が、
流暢に話せればという思いもありつつ、
互いの文化や大切にしているものに
興味を持って伝え合えば、

国籍や年齢が違っても
親しくなれることを感じて
嬉しくなりました。

aki11
(11)次回訪問する際は

こうして2泊3日は、
あっという間に
過ぎていきました。

次回訪問する際は
短くても1週間は
滞在したいと思います。

しかし、2泊3日でも
MCLの子どもたちや
スタッフの方と
多く交流ができ、

施設の外に暮らす
子どもたちとも
会う機会をいただき、

豊かな時間を
過ごすことができました。

aki12
(12)影響を受けるのは

最終日に友さんへ
今回の滞在で感じたことを
伝えさせていただいた時、
友さんが

「最初は日本人の訪問を受けることで
MCLの子どもたちに
影響が出るのではないか
という考えもあった。

でも、
いざ訪問を受け入れると
影響を大きく受けるのは
日本人の方で、

MCLの子どもたちは
変わらなかった」
ということを仰っていました。
本当にその通りだと思います。

aki13
(13)なんという恵み

私はMCLの子どもたちと
一緒に過ごしている時に、
以下の聖書の箇所を
何度も思い出しました。

「見よ、兄弟が共に座っている。
なんという恵み、なんという喜び。
詩篇133:1-3」

みんながいて、
一緒にご飯を食べて、

生きるために
やるべきことをして、
笑い合って、

そうやって過ごす時間こそが
恵みの時だ
と改めて感じました。

aki14
(14)~おわりに~

訪問を終えた今、
勤め先の
幼稚園の子どもたちに
MCLの子どもたちが、

とても楽しくて親切で
素敵な
友だちであることを
伝えたいという思いや、

これからも保護者の方や
教職員と共に感謝の思いを持って
MCLを支援していきたいという
思いを強く感じます。

豊かな恵みの時に、
心から感謝いたします。




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地震被害調査の記録:10分

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山の先住民の状況から:10分

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マノボ族の酋長の依頼で
読み語りに!:10分


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講演、公演の予定表など
また、ZOOMや対面の講演も家庭集会も、
宮木梓さん、西村奈々子さん、
松居友やエープリルリンが行っています。
メールか現地日本人スタッフ:宮木梓 
メールmclmindanao@gmail.com
電話でのお問い合わせ:日本事務局 密本眞弓 
電話番号090-4277-7373メッセンジャーで


csa0
近藤千咲季さんの
訪問感想(2)!

機関誌「ミンダナオの風」は
わずかでも支援を送ってださる方に、隔月でお送りしている冊子ですが、
今回は、すでにお送りしている秋号から近藤千咲季さんの記事が素晴らしいので、
多くの方々、特に若者たちに読んでもらいたいと思い、サイトに特別に掲載することにしました!
機関誌を購読されたい方は、宮木梓さんにメールをして下さいね!
現地日本人スタッフ:宮木梓 メールmclmindanao@gmail.com
電話でのお問い合わせ:日本事務局 密本眞弓 電話番号090-4277-7373


(1)【Sta. Maria】 GO!
(2)私は英語は苦手 GO!
(3)現在リゾート開発が GO!
(4)【彼らの夢と可能性】 GO!
(5)何が壁となっているのだろう GO!
(6)【私の夢の一歩】 GO!
(7) ボールペンや折り紙をGO!
(8)【まとめ】 GO!

(9)貧困というものは GO!
csa1
私の訪問体験(その②)
愛知学院大学 近藤千咲季
1)【Sta. Maria】


Sta. Mariaは、
白い砂浜に
綺麗な青い海が広がる場所だ。

何人かのスカラーは
そこの出身である。

砂浜には、
沢山の小さい舟が並び、
そこには、
小さい子ども達がいた。

私が近づくと、彼らは、
怖がるような様子で私を見た。
英語で話しかけても
通じていないようだった。

私は、とにかく
笑顔で子ども達に話しかけた。
するとだんだん
一緒に写真を撮ってくれたり、

舟によじ登って、
すごいでしょう!
というような顔で、
彼らは、見てくれるようになった。

おいかけっこをしたり、
抱っこをしたり、
彼らが、だんだん私に
心を開いてくれるような気がした。

最後には
ずっと手を放さず、
私の手を握りしめた。

csa2
2)私は英語は苦手

私は留学を半年していたが、
今でも英語は苦手だ。
言葉は人と人を繋ぐ
重要なものである。

しかし、
Sta. Mariaの子ども達と
一緒に過ごしていくうちに
気付いたことは、

言葉は必要だが、
仲良くなるには、
そこまで重視しなくていいのではないか、
と思った。

白い砂浜に、
たくさんの流木や
ゴミが打ち上げられていた。
台風の影響である。

日本と同様に、
フィリピンは
多くの台風での被害が、
あちこちで起きている。

村の人達は、
形の良さそうな流木や
ゴミを集め、
収益にしている人たちもいる。

csa3
現在リゾート開発が

Sta. Mariaでは、
現在リゾート開発が進んでいる。
それは観光客が訪れ、
その地域の活性化に繋がる?

しかし、
リゾート開発を進めるうえで、
そこに住んでいた村人たちに
お金を渡し、
山奥に追い出しているのだ。

山奥での生活はとても大変で、
さらに苦しい生活が
強いられることを、
村人たちは気づかないのだ。

私たちは、
リゾート開発を進めることは、
私が仲良く遊んでいた子ども達の
故郷を奪っていることを、
忘れてはいけない。

ただ海が広がり、
家が立ち並んでいる
ごく普通の場所かもしれないが、
彼らの唯一の故郷なのだ。

どんどん
自分が知っている景観が
変わるのは、
寂しいことではないのか。

csa4
【彼らの夢と可能性】

何も知らない状態で行くという事は、
現地で子どもたちと触れ合い、
スタッフさんから話を聞いた後に
知ることが多い。
それは時には、心を痛めることがあった。

しかし、
そんな状態で行くからこそ、
彼らの話を聞き逃すことなく
受け止めることができた。

あるスカラーの子が、
家族の話や将来の夢について教えてくれた。
彼女は、
「写真家になるのが夢なの。」
と恥ずかしそうに言った。

しかし「それを叶えるのは、
難しいかもしれない。
そういう専門的な学校に行くのは大変だし・・・」
彼女は悲しい顔をしていた。

csa5
何が壁となっているのだろう

日本では
色んな専門的な学校がたくさんある。
こんな可能性を秘め、
まだまだ成長し続ける彼らに、
何が壁となっているのだろう。

それはお金であるかもしれないし、
様々な理由だ。
しかし彼らの夢をつぶしてほしくない。
なぜなら、私には夢がないからだ。
夢を持っている彼女が、羨ましいぐらいだ。

私はその時、
彼女に何を伝えたらいいのかわからず、
「あなたなら叶えることができるよ。
私が結婚出来たら写真を撮ってよ。」
という言葉しか出なかった。

彼らは、
私にはないものをたくさん持っている。
ダンスがうまかったり、ギターを弾けたり、
しゃべるのがうまかったり。

それぞれに得意なものがあり、
一人一人が誇れるものを持っていた。
そんな彼らのほうが、
日々を楽しく過ごしているように感じた。
csa6
【私の夢の一歩】

私は、MCL の子ども達に、
日本の文化を伝えるイベントを開催した。
私は、京都とくにお寺や神社が好きだ。
京都に毎年何回も訪れている。

MCLの子ども達に限らず、
世界では
日本のアニメの印象が強い。
たしかに日本の誇る文化の一つである。

しかし私は、
京都の魅力を伝えることで、
アニメのほかに、
なにか興味を持ってもらえたらいいなと思い、
子ども達が学校に行っている間、
準備をした。

今まで訪れたことのある、
お寺の写真などを
日本であらかじめコピーしてきて、
画用紙に貼り、説明文を書いた。

フィリピンには夏しか季節がないので、
子ども達はよく
「桜が見たい、雪が見たい」と言っていた。
季節のことを織り交ぜながら、
京都の魅力を子ども達の前で披露した。

日本から浴衣を持ってきたので、
スタッフの梓さん共に浴衣を着た。
子ども達は、みんな楽しそうに、
話を聞いてくれていた。

csa7
ボールペンや折り紙を

さらに、
子ども達が勉強に使う
ボールペンや折り紙を、
寄付物として渡した。

それは、私が大学で
国際協力ボランティアという
サークルに所属しており、
顧問の先生にお願いし、
寄付物を分けてもらったものだ。

最後に、
スピッツのチェリーを
みんなの前で披露し終えた。

京都のお寺などに
興味をもってくれた子どもは、
ほんの少しかもしれない。

しかし私は、MCL にいることで、
フィリピンの文化に触れることで、
自分も自国の文化を共有したいと思った。
互いの文化に触れることは、

互いを理解しあえ、
面白い発見になると考える。

私の夢は、
こうしたMCLの子ども達や海外の人に、
もっと日本の文化を知ってもらい、
いつか日本に訪れることができたら
一緒に観光して、
直接日本のものに関わってもらうことだ。

csa8
【まとめ】

私は、
彼らから学んだことはたくさんある。
一番は、
家族に感謝をすることだ。

今こうして
普通に一緒に過ごせていることが、
どれだけ幸せなことかを
あらためて実感することができた。

一緒に過ごしたくても、
いろんな理由で過ごせない子どもたちが、
日本にはたくさんいることを、
私は忘れてはいけないだろうし、
一日一日を大切に過ごしていこうと感じた。

また自分の苦手なことを、
なにか小さいことをきっかけでも、
挑戦することは、
私にとって、
いろんなものを得ることができた。

仲良くなれるか心配だった
スカラーとも仲良くでき、
ギターも弾けるようになり、
次MCLに行くときの目的もできた。

また彼らはいつも“笑顔”だ。
しかし彼らは、それぞれに
心のどこかに多くのことを抱えている。

csa9
貧困というものは

貧困というものは、可哀想、
幸せじゃないという
イメージがあるかもしれない。
私も実際にボランティアを始める前は、
そのイメージがあった。

しかし、
彼らの笑顔を見て、
彼らと過ごすことで、
彼らの笑顔は本当に輝いている。

幸せの定義を決めるのは
難しい問題で、
答えはないのではないかと思う。

彼らが抱えている問題に、
私は触れていいのかもわからないし、
私が彼らにできることは何かを、
今でも考えることがある。

しかし、彼らとMCL で
一緒にご飯を食べたり、
スポーツをしたり、
コーヒーを飲んで語ったりと過ごすことは、
小さいことだけど、

彼らの気持ちに
寄り添うことができる
一つなのかなと、今思う。

これから私は、
彼らの笑顔を見続けるために、
何かできることはないか少しずつ探して、
返していきたい。

彼らが、
MCLの家族に受け入れてくれて、
その家族の一人として、
またみんなが待っている
あの場所に帰りたい。

彼らの笑顔を、
またたくさん
写真に撮りたい。


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kk0
MCLを訪問して下さった、
入田哲也様からの感想
宮木 梓

(1)機関誌『ミンダナオの風』は GO!
(2)子ども図書館に実際に訪れて GO!
(3)この度の訪問では GO!
(4)少しおどろいたのは GO!
(5)町のスラム地区 GO!
(6)充実しすぎ GO!
(7)本当にありがとうございました GO!
(8)訪問して下さった方の視点で語られ GO!
(9)日本に滞在し講演をして回ります GO!

kk1
機関誌「ミンダナオの風」は
わずかでも支援を送ってださる方に、
隔月でお送りしている冊子です!

今回は、これから送付される95号秋号の
宮木梓さんの記事から、
MCLを訪問して下さった、入田哲也様からの感想を
特別にサイトに引用しました。


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kk2
子ども図書館に
実際に訪れて
kk10
訪問して下さった方の
視点で語られ

子ども図書館に実際に訪れて
まず、最初に
感じたことは、


よく、これだけの施設を
創り上げたものだと
とても、感心したことと、

今回、お会いできませんでしたが
これを成した松居さんに
素直に、
尊敬の念を覚えた次第です。

次に思ったのは
子供たちが、
想像以上に明るかったことや、

朝早く起きて
朝食の支度や
敷地内の掃除をしている姿にも
感心しました。

kk3
この度の訪問では

そして、この度の訪問では
たくさんの貴重な
体験をさせていただきました。
山岳地帯の学校を周ったり、

ダバオ市の海沿いの
スラム地区の家庭訪問に
同行させていただいたりなど、

外国人の旅行者では
まず、行くことが
出来ないような場所へ
連れて行ってくださり、

それは、
私の心にいつまでも
深く残るであろう
本当に貴重な経験となりました。

kk4
少し驚いたのは

山岳地帯の学校を周っているときに
少し驚いたのは、
学校の数が意外と多いような
気がしたことです。

自分の想像では
学校の数は、少なく限られていて
生徒たちは、何時間もかけて
登校しているのかと思っていましたが、

山の中でも、
所どころに学校があり、
生徒もそれなりにいて、

日本の山間部の過疎地の学校より
生徒数が多く、
賑やかかもしれない
という印象でした。

それと
少し話が反れますが
(スタッフの)サダムさんが、

山の中の道なき道を、
あたかも自分の家の庭のように
迷うことなく、

縦横無尽に
車を走らせていたのにも
驚きました(スゴすぎ!)。

kk6
町のスラム地区

また、スラム地区においては
そこに住む人の現状を
実際に、見させていただいて、
改めて、厳しい生活の状況を感じ取れ、

特に、宮木さんが言っていた
「子ども図書館から
出て行ってしまった女の子の家

(MCLの寮で暮らしていましたが、
家族の元がいいと、
寮を出て実家に戻りました)」だという、

その家は見たところ、
4畳半程の
大きさでしたでしょうか、

そこに、乳児を含め
母親と子供合わせて4、5人が、
住んでいると聞かされたときは
ただただ胸が痛くなる想いでした。

kk7
充実しすぎ

今回、3泊4日という
短い滞在でしたが
非常に内容の濃い
〝充実しすぎ(笑)〟な日々でした。

それから、滞在中
明るく接してくれた子供たち、
私が、朝食の時間に行かなければ
「朝食は食べないのか」と
気遣ってくれたり、

短い滞在期間にも関わらず、
歓迎会や送別会まで開いてくれて、
(かなり照れくさかったですが^^;)
彼らの好意が、有難く嬉しかったです。

ただ、一つ
滞在後に気が付いて
少し気になっていたことが
ありまして、

それは、私は長いこと
普段朝食を食べる習慣がなく
滞在中も、
3回朝食に行かなかったのですが、

それは、もしかしたら
口に合わないから食べなかったと、
誤解される行為だったかもしれないと、
後になって気が付いた次第です。

kk8
本当に
ありがとうございました


口に合わないなど、
そんなことは全くなく
単に習慣で食べなかっただけなので、
食べようと思えば、食べられたのだから
ちゃんと頂けばよかったと、

なぜあの場で、
気が付かなかったのかと
少々反省いたしましたm(_)m

最後になりますが、
この度の私の訪問を
歓迎してくださったこと、
また、とても貴重な体験を
させていただいたことを

宮木さんをはじめ
子ども図書館のスタッフの方々、
そして、子供たちに
心から感謝申し上げます。
本当にありがとうございました。


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講演、公演の予定表など
また、ZOOMや対面の講演も家庭集会も、
宮木梓さん、松居友やエープリルリンが行っています。
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ぜひいつか、
子どもたちに会いにしらしてくださいね!

入田さまには、
帰国後のお忙しい中、
感想を寄せていただき
本当にありがとうございました。


ミンダナオで長く暮らしていて、
当たり前のようになっていることが、
訪問して下さった方の視点で語られ、
新鮮に感じることがあります。

コロナ禍後、
訪問して下さった皆様から、
「とてもよかった」と言って
いただけることが多くうれしいです。

もし、訪問を希望される場合は、
mclmindanao@gmail.com
宮木梓まで、メールで
ご相談いただけましたら幸いです。


kk9
日本に滞在し、
講演をして回ります


毎年6月と10月には、
ミンダナオ子ども図書館館長の松居友が、
日本に滞在し、
スタッフの西村奈々子と講演をして回ります。

また、西村奈々子は、
一年の半分は
日本に滞在して講演を行い!
半年はミンダナオに滞在し活動します。

講演先は、学校関係、図書館、
一般家庭での家庭集会など、
規模や場所に関係なく、
どこへでも伺います。

講演の内容は、
ご要望に合わせて
一緒に考えて参ります。
以下が、以前の演題の一部です。

松居友:
「絵本やお話の持つ力」
「ミンダナオ子ども図書館設立までのお話」
「戦争と平和について」等…

著書『サンパギータのくびかざり』(今人社)
『サダムとせかいいちのワニ』(今人社)
「手をつなごうよ」の背景(採流社)

西村奈々子:
「ミンダナオの子どもたちから教えてもらった
生きる力と本当の幸せ」
「ミンダナオから日本の社会問題の
解決のヒントを考える」
「寄り添い協力し合う国際協力」等:…

講演の中で、オンラインで
ミンダナオ子ども図書館とつなぎ、
子どもたちと
リアルタイムでの交流も可能です。

講演の受付窓口になっています。
関心のある方は、お気軽にお問い合わせくださいね。
現地日本人スタッフ:宮木梓 
メールmclmindanao@gmail.com
電話でのお問い合わせ:日本事務局 密本眞弓 
電話番号090-4277-7373
どうぞよろしくお願い申し上げます。
日本の皆様からの、子どもたちへのサポートに、
重ねてお礼を申し上げます。



MCLの子どもたちの日常と
山のマノボ族と
海のクラクシン村をテーマにした
過去の映像を集めました

現地を理解する上で、
参考になると思いますので、
ご覧いただければ幸いです。
先住民族の文化祭マノボデー

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マノボ族の酋長になった:2分

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マノボデーのカサバイモ:33分
 
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若者たちと画家の
ミンダナオ子ども図書館
マノボ族の村での体験記:10分

 
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サンタマリアの
海の下宿小屋を訪ねた:10分

 

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山の貧困地域
マグペットのスカラー調査!


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海の下宿小屋のある
サンタマリアの里帰りと
スカラー調査


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地震の悲しみで父さんが!12分

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滝の村から避難して:11分

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マノボ族の酋長の依頼で
読み語りに!10分


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土地を追われるマノボ族:20分

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サンタマリアの映像
漁村をぬけて岬へ


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サンタマリアの映像
村の子供たち


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美しい白浜と海
サンタマリアに寮を!


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サンタマリアの浜で遊ぶ
地元の子どもたち


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朝起きて花壇のお花を
世話する子どもたち

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雨が降ってるのに滑り台

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ミンダナオ子ども図書館の
日常風景

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ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作



子どもたちから 
教えてもらった3つのこと
❶願いの大切さ

西村奈々子
機関誌『ミンダナオの風』から特別掲載

コロナ明けで、日本からも
若者たちが、訪れるようになりました!
今回来られた石﨑未羅さんは、
18歳になったばかりの高校3年生!
奈々子さんのZOOM 講演でMCLを知って、
がんばって飛行機券を購入して、初めての海外旅行!
5日間の短い期間でしたが、
山のマノボ族のスカラー調査にも同行!
しかし、最高の体験は、
MCLの裏にある竹とビニールシートで作った、
小さな小屋で暮らしている
極貧のマノボのスカラーの家をたずねた時に
ジョイニ―という、スカラーの子に出会った事!
採用当時は小学生で、障害をもって生まれた小さな妹を
一生懸命めんどうをみて、可愛がっていた優しい子!
妹は、生まれた時からたくさん病気があって、
ミルクもたくさん飲めませんでしたが、
お姉ちゃんに抱っこしてもらて、にこにこ笑って、
とてもかわいい子だったのを覚えています。
「将来、妹を助けたい!」という、少女の想いをくんで
スカラーに採用した子ですが、
妹は、2歳で亡くなってしまいました。
その後もジョイニ―は、スカラーを続けていたものの
ハイスクールになっても、支援者がまだいませんでした。
未羅(みら)さんは、それを知って、
「わたしが、支援者になってあげる!」
ジョイニ―は、大喜びでおねえちゃに付添ってお世話をし、
一緒にサンタマリアの海にも行き、
空港にも見送りに行きました!
別れの時には、抱きあってなみだ涙!
「また来てねー!」
「ええ、ぜったいまたくるからねー!」
機関誌『ミンダナオの風』は、支援者の方々に隔月で年6回MCLで製作しお送りしているものです。
中高年や若者たちにとっても、これからの日本の未来、
そして今後の世界を考えるうえでのさまざまな良き種が、宿っていると感じられたので、
機関誌を購読されていない、多くの方々にも読んでいただければと想い、
特別に今回は奈々子さんの文章を掲載することにいたしました。
機関誌『ミンダナオの風』は、自由寄付や奨学生支援などでMCLを支援して下さっている方々にお送りしています。
購読を希望される方は、メールかメッセンジャーなどで
MCLの日本人スタッフ宮木梓(Azusa Miyaki)さんに連絡して下さいね!

mclmindanao@gmail.com

電話でのお問い合わせも可能です!
日本事務局 密本眞弓 電話番号090-4277-7373
ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!
スタッフの西村奈々子ですGO!
1)ミンダナオを訪れた4年前
GO!
2)願い続ける力 GO!
3)願いを見失う!?日本の現状 GO!

4)夢のある人! GO!
5)たとえ願いを見失っても GO!
6)ななこお姉ちゃんGO!
講演会の今後の予定! GO!
❶願いの大切さ
nako1
こんにちは。
スタッフの西村奈々子です


こんにちは。
NGO
法人ミンダナオ子ども図書館(MCL)スタッフの
西村奈々子です。

コロナ禍を経て、
私がずっと会いたかったミンダナオ島で子どもたちと
2
ヶ月の日々を共にし、

子どもたちから
たくさんのことを教えてもらいました。
それらの学びは、
今の日本の抱える社会問題の解決に向け、
大切なヒントとなると感じています。

今回から連載で、
「ミンダナオの子どもたちから教えてもらった
3つのこと」のお話をします。
1. 願いの大切さ


nako2
1)ミンダナオを訪れた4年前

私は初めて
ミンダナオを訪れた4年前、
先住民が住む山岳地帯の集落を訪れた。
そこで出会ったのは、
アイミーという中学2年生の少女。

10人兄弟姉妹がおり、
父親は働いているが不安定収入、
母親は体が悪く働けない。
ご飯は芋やバナナを
1日2食食べるのがやっとという生活をしていた。

MCLとして就学支援をしようと、
アイミーに学校に行きたい理由と夢を聞いた。
すると、私の目を見て真っ直ぐに
「家族を助けたい!だから学校の先生になりたい。」
と話してくれた。

学校に行けるように
私は家族でアイミーの支援者となることを、
彼女の真っ直ぐな願いを聞き、すぐに決めた。

nako3
2)願い続ける力

コロナ禍の間、
アイミーとは手紙のやり取りを続けていた。
「コロナによって、私のお父さんは仕事を失い、
私も学校で勉強することができていないです。
でも、あなたの支援に感謝しています。
勉強をがんばりたいです!」

そこに綴られていた文章を読み、
私はどうしてこんなにも
彼女は諦めない力が強いんだろう。
と勇気をもらうと同時に、理由がわからずにいた。
そして、先日MCLで4年ぶりの再会を果たした。
アイミーは高校3年生になっており、すっかりお姉さん。

彼女にもう一度、夢を聞いた。
「家族と貧しい人たちを助けたい!
だからナースになりたい!」
また力強く答えるアイミーが、やっぱりかっこいいと感じた。
そして、アイミーの夢を諦めず、努力する強さは、
願い続けることからきているのだと気づいた。

彼女は幼い頃からずっと、
家族を助けたいと願い続けている。
貧しい人たちを助けたい理由を聞いた時も、
「私の家族と同じように、
貧しい人たちは困っているから助けたいんだ。」
と答えていた。

彼女の原動力は、
彼女が幼少から願い続けてきた
「家族を助けたい」想いである。
思い返せば、MCLの子どもたちはみんな夢を語れる。
彼らの夢の源は、
幼少期から強く願い続けてきたことを
忘れていないことだと気づいた。

nako4
3)願いを見失う!?日本の現状


もちろん、日本の皆さんにも
幼少期から必ず願いがある。

家族を幸せにしたい。ヒーローになりたい。
自由になりたい。周りの人を笑顔にしたい。
こんな大人になりたい、
反対にこんな大人にはなりたくない!
などたくさんの願いがあるはずだ。

幼少期の好きも
願いと通じるものだと感じている。
例えば、可愛いものが好き→可愛いものを作りたい。
動物が好き→動物を守る仕事がしたい。
好きなアニメや本のキャラクターがいる→
あのキャラクターのようにかっこいい人に、
優しい人になりたい。

これらはどれも願いである。

願いに優劣はなく、国境も違いもない。
私は、子どもの頃の真っ直ぐな願いは
世界を素敵な場所にし、
人々を幸せにすると信じている。


nako5
4)夢のある人!

では、
どうしてミンダナオの多くの子は
願いや夢を語れて、
日本の子たちは途中で語らなくなる?

私が講演に行くと、
「夢がある人?」と問いかけても
小学生までは手がみんな挙がるけれど、

中高大学生になると、挙がらない。または、
「その質問はセンシティブなので避けてほしい」
と先生たちから言われることもある。
願いも夢も自由にいくつも持っていいものなのに、
持たなくなっていく。

それも当然だ。
現代の日本の教育では、成長していくにつれて
人と比べて評価されたり、
点数によって、それは無理だと判断される。
そうすると、願いを見失ってしまう。
見失うほどに、学校や環境に適応しようと
成長した子どもたちの努力でもある。

nako6
5)たとえ願いを見失っても

たとえ願いを見失っても、
願いは、必ずあなたの中にある
ということを伝えたい。
どうやってそれを思い起こすか?
その一つの最良の手段は、
幼少期から今までの自分自身を振り返ること。

そうすると
自身が願い続けてきたことが思い返せる。
繰り返すが、願いはいくつあってもいい、
願いに間違いも正解もない。

だからこそ、一つひとつを振り返り、
せめてあなた自身だけでも
自身の願いを知っておいてほしいと願いながら
日本中にこうして想いを届けている。

私の願い私は幼少期から
「家族と一緒に幸せになりたい」
と願い続けている。

幼少期、
父も母も仕事に忙殺されていた。
その結果、
父は私が小学3年生の頃からうつ病になった。

私は、2歳ほど記憶のない頃から、
おばあちゃんっ子だ。
幼少期の私は、
遊んでほしいと駄々もこねなかったし、
物が欲しいとも言わなかった。

仕事で忙しいのは知っていたし、
物を買ってもらうには
もっと働かなければお金が稼げない。
これ以上働かないでほしい。

元気で笑顔でいて欲しいと
子どもながらに家族のためを想い、
できることを日々一生懸命に
していた私自身を思い出した。

今では、それが、
どれだけ家族の幸せに貢献していたか、
小さな体でどれほど一生懸命に
家族のために生きていたかがわかる。
その私自身を心から尊敬している。

nako7
6)ななこお姉ちゃん

私はMCLの子どもたちに
アテななこ(ななこお姉ちゃん)と呼ばれている。
MCLで働いているけれど、
それ以前に、MCLのみんなも
私にとっての大切な家族になってくれた。

一人っ子で日本では、
寂しい想いもしてきた私にとって、
かけがえのない兄弟姉妹ができた。
そのことが嬉しくて仕方なくて、
今ではMCLファミリーも
私が一緒に幸せになりたい家族である。


MCLのお仕事をしていて、
文化も価値観も、
生きている環境も違うが故の問題や、

どうやっても上手くいかず
解決できないんじゃないか。
と思うほど難しい課題は、
日々耐えることなくやってくる。

それでも、MCLのお仕事やめたくないな。
関わり続けたいなと思い続けられる。
その想いの奥底には、
私の「家族と一緒に幸せになりたい」という願いが
原動力となっている。
その大切な気づきを得た。

皆さんも、
ご自身の願っていることに
気づくきっかけになれば幸いです。
願いは、私たちに生きる力や、
物事をやり続ける原動力に必ずなると
ミンダナオの子どもたちから教わりました。

次回も引き続き、
子どもたちからの学びをお届けしたいと思います。



nako8
講演会の今後の予定!
 
今後、講演会は、松居友は毎年妻のエープリルリンといっしょに、
2月と6月と10月には、日本に滞在し、北海道から九州まで全国を巡ります。
6月は、娘の藍花(アイカ)と舞花(マイカ)も大学が夏休みなので、一緒に旅する予定です・・・
日本でも公立の小中学校で学び、日本語もペラペラだし、質疑応答に参加して実体験を語ったり、
若者同士の対談もOK!


講演先は、学校関係、図書館、一般家庭での家庭集会など、規模や場所に関係なく、どこへでも伺います。
講演の内容は、ご要望に合わせて一緒に考えて参ります。以下が、以前の演題の一部です。
松居友:【絵本やお話の持つ力】 【生きる力って何だろう】
【子ども図書館の活動のお話】 【戦争と平和について】
【著書「サンパギータのくびかざり』『サダムとせかいいちのワニ』の背景】などなど。何でもご相談くださいね!

ZOOM講演や子どもたちの交流会等は、年間いつでも可能です!
日本での対面講演の中で、オンラインでミンダナオ子ども図書館ともつなぎ、
子どもたちとリアルタイムでの交流を交えた講演会も可能です。
現地日本人スタッフの宮木梓さんか、西村奈々子さんにメールでご相談ください。
  
講演や訪問など関心のある方は、何でもお気軽に、以下にお問い合わせくださいね。 
現地日本人スタッフ:宮木梓 メールmclmindanao@gmail.com
メッセンジャー (Azusa Miyaki)
電話でのお問い合わせは、日本事務局 密本眞弓で可能です。 
電話番号090-4277-7373



nk14

訪問体験;両角 夏子
機関誌『ミンダナオの風』から特別掲載

機関誌『ミンダナオの風』は、
支援者の方々に隔月で年6回
MCLで製作しお送りしているものです。

松居友が編集し
日本人スタッフの宮木梓と西村奈々子が執筆していますが、
今回のように、訪問してきた若者たちにも
体験や感想を書いてもらったりしています。
訪問してきた若者たちを見るたびに思うことは、
今の日本の若者たちの、感性は素晴らしい‼
今回の2023年夏号;95号には
大学生の両角夏子さんが書いて下さいましたが、
本来、サイトに全文は載せないのですが、
中高年や若者たちにとっても、
これからの日本の未来、
そして今後の世界を考えるうえでの
さまざまな良き種が、宿っていると感じられたので、

機関誌を購読されていない、
多くの方々にも読んでいただければと想い
関連写真と一緒に掲載することにいたしました。
機関誌『ミンダナオの風』は、
自由寄付や奨学生支援などで
MCLを支援して下さっている方々にお送りしていますが、

独特の存在感と良さがあると言われています。
購読を希望される方は、
メールかメッセンジャーなどで
MCLの日本人スタッフ
宮木梓(Azusa Miyaki)さんに
連絡して下さいね!

mclmindanao@gmail.com
電話でのお問い合わせも可能です。
日本事務局 密本眞弓 
電話番号090-4277-7373

訪問希望の方は ここをクリック!
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GO! 1)訪問体験
GO! 2)国際協力に興味があり
GO! 3)『子どもたちとの交流』
GO! 4)驚いたのは
GO! 5)よく懐いてくれて
GO! 6)『食事と屠殺』
GO! 7)鶏の屠殺体験
GO! 8)『スタッフさんとの現地訪問』
GO! 9)考えを共有出来る
GO! 10)『パーティーの大切さ』
GO! 11)涙が止まらなかった
GO! 12)訪問したおかげで


1)訪問体験
両角 夏子


自分を
愛せるからこそ、
他人を受け入れられる。

まさか、
ミンダナオに訪れて、
そんなことが学べるとは、
思ってもいなかった。

教えてくれたのは、
他でもなく、
現地の人々や子どもたちだった。


2)国際協力に興味があり

私は、
国際協力に興味があり、
何かアクションを
自分で起こしたいと思っていた。

しかし、国どうしで貢献する
というイメージが大きく、
自分一人の行動では、
何も貢献できない気がして、
動き出せずにいた。

そんな時に、
このMCL訪問という
機会をいただき、

何かを
与えることだけでなく、
直接関わり接することで、

子どもたちの拠り所になったり、
特別な経験になったりすると、
気づくことができた。


3)『子どもたちとの交流』

生活してみて、
最も
印象に残っているのは、
子どもたちとの関わりだった。

日本での私は、
オンライン授業中心の生活で、
人との関わりが、
自分にとって楽しいことであるのを忘れ、
むしろ、新しい出会いを恐れていた。

ミンダナオに着いた途端、
子ども達が、
たくさんの質問をして
私のことを知ろうとしてくれた。

私は、
1ヶ月生活することや、
英語が通じるか、
ということへの不安があったが、

子どもたちは、
自分から過去や将来の夢、
恋愛など、
多くのことを語りかけてくれた。

子どもたちの
フレンドリーさのおかげで、
すぐに打ち解けることができた。


4)驚いたのは

そこで驚いたのは、
日本で人々が気にしていることを、
現地の子どもたちは受け入れ、
何も問題ない、
と言ってくれたことであった。

日本では体型や容姿、
性を気にして、
やりたくてもできないことがある時も、
存在しているが、

ミンダナオでは、
何一つ気にせずに自信を持ち、
自分を好きに
表現することができた。

それは子どもたちが、
「ありのままがいいよ」と、
言ってくれたこと、

子どもたち自身も、
ダンスやスポーツなどで
自由に自分を表現していたことに、
影響されていたのだと気づいた。


5)よく懐いてくれて

また、
私は普段の生活で、
小さな子どもたちと関わることが、
多くあった。

よく懐いてくれて、
英語を話せない子どもも、
たくさん遊んでくれた。

何かするのは、
言葉が必須と考えていたが、
フィーリングで楽しませることが出来て、
子どもと関わることに、
自信を持つことができた。

そして、
子どもが
大好きであるということを
思い出した。

今帰国して、
国境関係なしに
子どもと関わる仕事につきたいと
思うようになったが、

日本にとどまっていては、
考えることは、
無かったかもしれないと思うと
貴重な経験ができたように感じる。


6)『食事と屠殺』

日本と異なっていたものの一つに、
食文化があった。
お米が中心という面では、
変わりはなかったが、

日本の一汁三菜のようなものはなく
驚いた。
私は、野菜が好きで
日本でも欠かさず食べていたので、

肉と米が、
メニューのほとんどであるような
チェーン店を見た時には、
味は、とても美味しかったものの
日本が恋しくなった。

肉は鶏肉が主で、
宗教によって、
豚肉を食べていない人々もいた。

子どもたちは、学校がある日、
朝早くからご飯を準備して、
眠そうな顔をしながら、
ご飯を食べていた。

いつも私に、
「もっと食べて!」
「もうお腹いっぱい?」
と尋ねてくれた。

もう⼀度、訪問できるとしたら、
最初に、子ども達に囲まれながら、
食事をして、
おしゃべりをしていたいと思う。


7)鶏の屠殺体験

鶏の屠殺体験というものも、
することができた。

日本では、
農業学校のようなところでしか
経験できないが、

フィリピンでは、
当たり前に鶏が飼われており、
イベントの時には、
料理にして食べるとのことだ。

私は、
MCLで飼われているうちの一羽の首を切り、
スタッフさんたちに、
スープにしてもらい食べた。

すると、
日本で調理する時の何倍も手間をかけ、
命をいただく瞬間を見たせいか、
食への意識が変わった。

普段、
日本で嫌いなものは食べずに廃棄する人、
消費期限が切れ廃棄されていく食料を
多く見てきていたので、

どんな形でも良いから、
自分が、
ご飯を食べられている事のありがたみを
皆が、実感できたらいいと思った。


訪問希望の方は ここをクリック!
訪問希望の方は
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8)『スタッフさんとの現地訪問』

平日、
子供達が学校に行く間、
スカラーの子どもたちの様子や事情を、
聞きに行ったり、

夢ポッケと呼ばれる
子どもたちへの支援物資を、
村に届けに行ったりした。

私は、
訪問してから2週間ほど、
毎日、
子どもたちと同じ部屋で寝ており、

朝から晩まで
話をしたり
遊んだりして、
子どもたちと密接に関わっていた。

一方で、
この訪問という機会により、
MCLの活動の内部を、
詳しく見させてもらったおかげで、

どのようにして、
子どもたちを支援しているのかを
詳しく知ることができた。

日本では、
最近オンライン会議など、
直接会わずに対話が可能になり、
気軽に関われるようになったが、

MCLでは、
直接人と関わることを
大切にしているように思えた。

スカラーがいる村の状態を、
オンラインや電話で報告されても
真相は見えない。

現地の人々は、
自分の目で見て
状況を把握することに、
時間をかけていて、

効率化することよりも
大切なことなのかもしれない、
と気づくことができた。


9)考えを共有出来る

また、
私にとって心の支えとなったのが、
MCLで過ごす、
日本のスタッフさんだった。

子どもたちの考えていることに悩んだり、
気になるけど
英語では表現できなかったりする時に、
気軽に文化の違いや
考え方を共有してくれた。

子どもたちや
現地の人と話すのとは違い、
同じ言語であるからこそ、
真理まで聞き
自分で理解することができた。

そこから
私が学んだのは、
現地の人々や子どもたちと、
英語で話すことが出来るなら、

日本でより多くの人と
コミュニケーションをとり、
考えを共有出来るということだ。

日本では、言語の壁も少なく、
お互いの意見が聞きやすいのに、
表現しようとしていない人が、
多くいる気がしている。

言語が通じるからこそ、
まず同じ国の人どうしで、
価値観を話し合うことを
大切にするべきだと気づくことができた。


10)『パーティーの大切さ』

MCL の人々や子どもたちは、
歓迎やお別れの時、
また結婚式や誕生日・記念日などを、
とても大切にしていた。

飾りを
自らの手で作るのに
時間をかけたり、

小さな子どもたちに
衣装を着せて、
主役を囲んだりして、
素敵な光景を
たくさん見ることができた。

悲しい出来事が起こっても、
忙しくても、
そういった機会に、
みんなで一つの場所に集まり
お祝いすることは、

一見簡単に感じても、
それぞれの準備があり、
成立するものなので、
大切にしたいと思うことができた。


11)涙が止まらなかった

こうしてお別れの時がきて、
子どもたちが、
歌を歌ってくれた時には、
涙が止まらなかった。

訪問して
初日からの思い出が、
フィードバックして浮かび、
また訪問したいと強く思った。

何よりも、
笑顔で踊ってくれて、
涙してくれる子どももいた時に
とても愛おしく感じた。

様々な経験を通して、
私が、想像してきた
国際協力へのイメージが
ガラッと変わり、

むしろ、
子どもたちから
気付かされることが多くあった。

恵まれない環境で育って
MCLにいる、
子どもたちが
多いにも関わらず、

自分の魅力に気づいて、
愛することができていることが、
素晴らしいと思えた。


12)訪問したおかげで

訪問したおかげで、
日本や自分の考え方の
悪いところ・
直したいところにも気づけたが、

良いところ・
続けるべき文化も
再認識することができたので、

これから、
それらをどう表現していくかを、
MCLの子どもたちを見習い、
考えていこうと思う。








機関誌には、
子どもたちの絵手紙やサンキューカードも
同封して送られてきますよ!



ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
ミンダナオ子ども図書館
支援方法
ここをクリック!

mos 
新たなモスクが建った!

 以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、
以下をクリックしてください!
12分
新たなモスクが建った! ビデオ映像は ここを クリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!
1)新たなモスクが建った! GO!
2)もうじきラマダンだから! GO!
3)大地震が襲った! GO!
4)
各地で土砂崩れが発生し GO!
5)ラマダンのイスラムの子たちも GO!
6)山の子どもたちは大喜び!
GO!
7)読み語りは愛と友情の支援
GO! Go!
8)食料と古着の支援GO!
9)ミンダナオ子ども図書館の建物は GO!
10)震災後の最後の問題 GO!

11)皆で草刈りをしてあげよう! GO!
12)中村氏がモスクの再建を約束!
GO!
13)モスクが完成!
GO!
14)子どもたちが食事の準備! GO!
15)パーティーが始まった! GO!
16)感謝の色紙が渡された
GO!
17)食べられるだけでも幸せ!
GO! Go!
mos1
新たなモスクが建った!

2019年の大地震で
ミンダナオ子ども図書館の
モスクが崩壊した!

それ以降、
経費の問題があり、
モスクの再建が
延び延びになっていたが、

ようやく五年後の
2023年に
中村様のおかげで
モスクを建てることが出来ました!


ミンダナオ子ども図書館は、
山岳地域の極貧の原住民の子たちや
家庭が崩壊した
クリスチャンの子たち、

そして、
戦闘が絶えないイスラム地域で、
親が殺されたりした
イスラムの子たちを収容して、

大学まで行ける
スカラシップを提供し
孤児施設の許可を得て、
本部にも住めるようにしているけれど、

子どもたちは、
民族や宗教が違っていても
わたしたちは、兄弟姉妹!
一つの家族なのと言って、

驚くほど仲良く
平和に暮らしている。


mos2
もうじき
ラマダンだから!


イスラムの子たちは、
年一回、一ヶ月ほど、
ラマダンという
祈祷時期を迎える。

ラマダンの時期には、
断食をして終日祈り、
夜のみ食事をして過ごすけれど、
クリスチャンと原住民の子たちが、言った!

イスラムにとって大事な時期なので
「もうじきラマダンだから、
モスクのまわりに生えた草を
刈ってキレイにしてあげよう!」


mos3
大地震が襲った!

ところが2019年に
大地震が襲った!

とりわけ、
原住民の住む山岳地帯では
地滑りが起こり、

多くの建物が、
崩壊した。

ミンダナオ子ども図書館で建てた
保育所も、
いくつも倒壊した。


しかし、ミンダナオ子ども図書館の建物は、
理事長でプロの設計技師でもある
ダニー氏が、
耐震構造で建てて下さっていたので、

倒壊は、免れたものの
ヒビが入り、
修復が必要となった。


MCLに住んでいる子たちも、
建物の補修が完了するまでは、
家に戻れず、

庭に
ビニールシートの屋根を張って、
その下で寝泊まりする
避難生活を余儀なくされた。

しかし、
子どもたちは、
本当にたくましい。
嫌な顔一つせずに、
シートの下で寝泊まりし、


皆で助けあって
炊事をしていく。


ただ、
イスラムの子たちにとって大切な、
モスクだけは、

ダニー氏の設計ではなく、

イスラムの技師の施工のせいか、
柱が崩れ、
壁にもヒビが入り、
修復は不可能であることがわかった。

結局、
現在のモスクは解体して、
新たに別のモスクを
建てなければならない!

mos4
各地で
土砂崩れが発生し


しかし、
あちらこちらの山岳地帯で
地震のために、
各地で土砂崩れが発生し、


山に住んでいる
原住民たちは、
自分の村や家を放棄して、

ふもとの
安全地帯に避難して、
避難生活を
始めなければならなかった。

屋根代わりに
ビニールシートを
張れれば良いほうで、

雨よけの
シートも足りず、

シートがあっても
草や土の上で、

何日も
時には何か月も
寝ざるを得ず。

たとえ草の上に
寝られたとしても、
食べるものが、
なかなか見つからない!


We need food!

mos5
ラマダンの
イスラムの子たちも


ミンダナオ子ども図書館に住んでいる
子どもたちも、

日々の生活は大変で、
寝る場所にも困窮する
日々だったけれど、

イスラムの子たちも
本来はラマダンの期間で、
断食をして、

日常の活動は、
控える時期であるにも
関わらず、

地震で困窮を極めている
極貧の原住民や
クリスチャンの子たちを
放っておけず、

スタッフと一緒に
みんなで力を合わせて
救済活動を開始した!


mos6
山の子どもたちは
大喜び!

山の子どもたちは
大喜び!

「ミンダナオ子ども図書館が、
来てくれたよーーー!」

「スカラーになっている
***ちゃんも、
いるよーーー!」

ミンダナオ子ども図書館では、
こうした山の貧しい集落に
くり返し来ては
読み語りをしている。


そのなかから
とりわけ極貧で
親がいなかったり
片親の子を奨学生採用したり、

病気の子がいると
医師のもとに連れて行って
時には手術もしているので、

村の子たちも村人たちも
MCLのことは知っていて、
大喜びで迎えてくれる!

今回も、
原住民やクリスチャンの
歌と踊りにまじって、

イスラムの歌や踊りも
いっしょに楽しんだ!

mos7
読み語りは
愛と友情の支援


読み語りは
子どもたちに対する
愛と友情の支援だけれど、

子どもたちが
大喜びすることによって、

落ち込んでいた
親たちも大人たちも
笑顔をとりもどしていく。

mos8
食料と古着の支援

そして、
読み語りを終えた後、
MCLの子どもたちと話し合って、

いよいよ、
食料の支援と

日本から送られてきた
古着の支援を
開始した。

お腹をすかせていた子も
ご飯を食べさせてもらって、
大喜び!

そして、
袋に詰めた
お米や缶詰と、

日本から送られてきた
古着のはいった
ビニールの袋をもらって
避難場所にもどっていった。

MCLの子どもたちは、
トラックに乗ると
次の避難場所に向かった。

子どもたちは、
手をふって見送ってくれた!
「また来てねーーー!」
「また、くり返し来るからねーーー!」

mos9
ミンダナオ子ども図書館の
建物は


ミンダナオ子ども図書館の建物は、
MCLの理事長で、
設計技師のダニー氏によって、
耐震構造で建てられていたため、

倒壊は免れたものの、
コンクリートの壁に亀裂が入り、

修復が完了するまでは
住むことが出来ず、

子どもたちは、
一時的に庭のシートの下で
避難生活を
余儀なくされましたが、

ダニー氏によるチェックと、
皆さまからの
ご支援による修復のおかげで、

さらに強度も加えて
無事に再建できました!

オフィスと訪問者が泊まれる
本館と、
スタッフが住んでいる第二棟

そして食堂件、
女子寮である第三棟に
住むことが可能になりました。

皆さま
本当にありがとうございます!
心から感謝いたします。
台所もしっかりと整備され、

訪問者の方々が、
泊まれる部屋も出来ましたよ!

mos10
震災後の
最後の問題


しかし、
震災後の最後の問題は、



モスクを再建するための
予算が見いだせないことだった。


倒壊の可能性があるために
モスクの周囲に
ロープを張り、


イスラムの子たちに
「モスクの中に入っては駄目だよ!」


と言っているのに、
イスラムの子たちは、

「アッラーが、
守って下さっているからだいじょうぶ!」
といって、


モスクの中で
いつものように
祈祷をささげることを止めない!
 

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講演、公演の予定表など


MCL映像サイト

MCL文庫
mos11
皆で
草刈りをしてあげよう!


今年もラマダンに入るよ。
皆で草刈りをしてあげよう!

ラマダンは、
イスラムの子たちにとって
とっても大事な時!



以下:ウィキペディアから
この月において、ムスリムは日の出から日没にかけて、
一切の飲食を断つことにより、空腹や自己犠牲を経験し、
飢えた人や平等への共感を育むことを重視する。
また親族や友人らと共に苦しい体験を分かち合うことで、
ムスリム同士の連帯感は強まり、
多くの寄付(ザカート)や施し(イフタール)が行われる
原住民の子もクリスチャンの子たちも、
兄弟姉妹と感じて
いっしょに生活している
イスラム教徒の子たちにとって、

ラマダンは、
昼間は、断食をして
食事も水も断ってモスクで祈っている。

イスラムの子たちにとってラマダンが、
キリスト教徒のクリスマス同様に、
いかに大切な時かを
知っているので、

ラマダンが近づくと
モスクの周りに
雑草が生えているのを見て

「イスラムの子たちのために
モスクのまわりを
きれいにしてあげよう!」

といって、
モスクの周りの
掃除と草刈りをしてあげる。

ラマダンに参加する子たちは、
昼間は、断食をするけれど、
夜は、
御馳走を食べてもいいので、

クリスチャンの子たちが、
イスラムの子たちのために
鶏を焼いたりして
御馳走を準備したりする。

そのとき
クリスチャンの子が言ったことは、

「パパとも、
イスラムの子たちのために、
モスクを再建してあげて!」


驚いたのは、
あるクリスチャンの子が、
「わたしも、ラマダンに参加していも良い?」
と聞くと、

イスラムの子が、「うん、良いよ!」
「いっしょにお祈りしよう!」
そして、なんと一緒に
ラマダンを過ごしている事だ!

mos12
中村氏が
モスクの再建を約束!


2019年の地震で
MCLのモスクが、
倒壊寸前になってから
5年目2023年のある日、

日本から
建設会社を運営なさっている
中村氏が、

フィリピン人のスタッフと
訪れられて、

モスクを見て
心を痛められて、
驚いたことに、

モスクの再建を
約束された!

子どもたちは、
大喜び!

中村氏は、
奥様がフィリピン人で、
結婚して子どものいる息子さんと、
未婚の二人の娘さんがいらっしゃる。


そして、後日
奥様と娘さんたちといっしょに
ミンダナオ子ども図書館を訪れられた。

子どもたちは、大喜びで、
「いっしょにあそぼ―ーー!」
と叫んで、

草の上で
こちらの伝統的な遊びである、
「お手て、つないでーーー」や
「うしろのしょうめん、だーーーれ!」
をしはじめた。

それを見て、
中村氏は、涙を流され。
娘さんも、
未来への夢と希望を
見つけられたようだ!

mos13
モスクが完成!

こうして、
MCLの敷地内に
新しいモスクが完成した!

子どもたちは、大喜びで、
モスクの開所式
オープニングセレモニーを準備した。

開所式が、
始まるよーーー!

子どもたち、
とりわけ
イスラムの子たちは、

イスラムの正装である
トンドをまとって
集まってきた。

イスラムのスタッフたちも、
着飾って来た。


そしていよいよ、
オープニングセレモニーが
開始された!


開所式は、
まずは、
オスタージュ(祈祷師)による
アラビア語の祈りから始まった。

オスタージュを務めているのは、
イスラムのスタッフで
かつて奨学生だった
ジェニッササンの御主人。

二人の子どもたちといっしょに
家族でMCLに住み、
ご主人は、
オスタージュ(祈祷師)も務めている。

開所式の
司会と進行は、
原住民、イスラム、クリスチャンの
奨学生たち!


そして、
いよいよテープカット!


こうして、
新しく建ったモスクが、
中村一家とスタッフの方々から、

MCLの子どもたちに
美しいモスクが
渡された!


イスラムの子たちは、
これでいつでも
モスクでお祈りが出来るね!!!

クリスチャン、
原住民の子たちも、
イスラムの子たちといっしょに
大喜び!

mos14
子どもたちが
食事の準備!


モスクの側の台所では、
子どもたちが、
パーティーの食事の準備をしている。

台所の側に
モスクを建てたのは、

イスラムの子たちや
スタッフの希望で、
理由は、

ラマダンの時には、
食事を食べるのは夜だから、

料理したご馳走を
すぐにモスクの側に
運べるように、

モスクは、
台所の側に建てるが
良いとのこと!

ラマダンの時には、
クリスチャンの子たちも
昼間から料理を作ってくれるし、
モスクの側でいっしょに食べたりもする。

このモスクでも、
その後、
滞在した日本人の若者たちが、
モスクでラマダンに参加し食事もした。

mos15
パーティーが始まった!

開所式の後、
みんな食堂に集まって、
開所祝いのパーティーが始まった。

パーティーには、
ダバオで大学に行っている
娘の友だちも参加して、


MCLの体験に
大喜び!

まずは、
イスラムの子たちが、
モスクが建った感謝の言葉を
中村氏家族に向かって語った。


そのあと、
クリスチャンのスタッフの子が
お祝いの歌をうたった!


MCLには、
20名のスタッフがいるけれど
その大半が、かつて奨学生で、
MCLの敷地内に家を建てて、

大半が結婚して
子どもを持っている。

だから、
大きくなった奨学生たちが、
スタッフの子たちの面倒を見て、
MCLは、大きな家族!

パパともだった僕も、
ロロとも(ともおじいちゃん)
と呼ばれるようになってきた。

mos16
感謝の色紙が
渡された


妻のエープリルリンが
感謝の言葉を
中村家族に述べた後、

感謝の祈りを捧げ、
みんなで祈った!

そして、
祈りを捧げた後、

感謝の色紙が
中村氏に渡された!


その後、
さらに奥様へも、
感謝状が渡された!


そして、
いよいよパーティーの
食事が始まった。

食事のあいだも、
中村氏の
フィリピン人のスタッフの方々が、

MCLの子どもたちに
歌と踊りを
披露して下さった!

ダバオの学校から来た、
娘の友だちたちも、

次女の舞花も
歌を楽しく披露してくれた!
子どもたちは大喜び!

mos17
食べられるだけでも幸せ!

子どもたちが
自分で作ってくれた
食事もとっても美味しい!

いただきまーーす!


こんな
ご馳走が食べられるなんて、
夢みたい!!!


イスラムへの偏見が強い日本の人々、
とりわけ子どもたちに
アジアのイスラムの子たちの
本当の姿を伝えたいと思って
書いた絵本です!

購入サイトへ!


無事にラマダンを迎えた
ミンダナオ子ども図書館の子どもたち

映像を 見たい方は ここをクリック
12分です!

ミンダナオ地震支援
クリックすると
サイトから映像に飛べます!
     
19b
地震被害調査の記録:10分

映像を
見たい方は
ここをクリック!

19c
読み語り支援の記録:12分

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19d
山の先住民の状況から:10分

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19e
山崩れで亡くなった:11分

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19f
 滝の村から避難して:11分


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19g
マノボ族の酋長の依頼で
読み語りに!:10分


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19h
 スカラシップ決定調査:10分

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19i
 立正佼成会とMCL現状:12分

映像を
見たい方は
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kika1
機関誌『ミンダナオの風』紹介!
今回は、特別に機関誌『ミンダナオの風』初夏号:94号を4
皆さまに、ご紹介させていただきますね!

機関誌『ミンダナオの風』は、カラーで8ページ!
現地で製作し年6回
わずかな御寄付でも隔月で郵送している冊子です。
クリスマスには、子どもたちが描いた
手書きのカードも同封されています。
支援者の方々は、読まれて感動し、
大切にとっておかれる方々が多く、
サイトやネットとは異なった
充実感があるとおっしゃいます!
ご希望の方は、現地日本人スタッフのの宮木梓さんに、
メールかメッセンジャー等で
お知らせいただければ幸いです。
mclmindanao@gmail.com

ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
ミンダナオ子ども図書館
支援方法
ここをクリック!
コロナ明けで、日本からも若者たちが、訪れるようになりました!
今回、ミンダナオ子ども図書館に、
40日間滞在された近藤千咲季さんが、
この機関誌に「訪問体験記」を、書いてくださいましたが、
フェイジーなどいくつかの国々を旅したけれど、
ミンダナオ子ども図書館の滞在は、言葉では表せないほど、
感動的で良かった!とのことです。
サンタマリアの海にも行って、子どもたちと遊び、
山のマノボ4族の村に、読み語りにも行き、
庶民の文化の香りがするキダパワンの町の市場にも行き、
夜の道脇に店を広げている焼き鳥の屋台で、
地鶏やナマズや雷魚の蒲焼きを食べたり、
バロットと呼ばれる、アヒルの半熟ゆで卵を食べたりしたけれど、
何よりも感動的で心に残ったのは、子どもたちとの出会いでした!
現地語での会話が通じなくっても、心が通じるし、
MCLの子どもたちは、わたしの事を「お姉ちゃん!」と呼んでくれて、
なぜか片言の英語でも、みんなで大笑いしたり、
心のこもった、楽しい会話が出来たし、
悲しい過去の体験や、不安や想い、そして、
未来への夢や希望も率直に話してくれた!
外国人でありながら?
こうして心を分かち合えた体験こそ、
本当に深く心に残る、愛と友情の体験だった!
絶対に、また何度も何度も、ここに帰ってきますからね・・・!
(松居友が執筆)



以下は、近藤千咲季さんが、機関誌94号に書いて下さった記事です!
私の訪問体験(1)

近藤千咲季
日本に帰国して半月が経ったが、
もうMCL に帰りたいと思ってしまう。
アテチー(私の愛称)が、もう懐かしく感じる。
MCL に来て初めに感じたことは、
「なぜこんなすぐに私を受け入れてくれるのか」ということだ。
MCL に来る前、私は不安で仕方がなかった。
あまり知識を入れずに訪れようとしていた私は、
ほとんど何も知らずにミンダナオに訪れた。
子どもたちと会話できるかな。仲良くできるかな。
不安がぐるぐると回っていた。
しかし、そんな不安はすぐに消えた。
それは空港に迎えに来てくれた、スカラーの存在が大きい。
ドリアンをシェアし、車で無言の時間がなかったように感じるほど、
楽しい会話が飛び交った。
彼らのおかげで、緊張が少しずつ解けた。
最初の不安はどこにいったのかと思えるくらい、
MCL の子どもたちはみんな親切で、すぐに受け入れてくれた。
みんな元気いっぱいで、笑顔が溢れていた。
そのおかげか、三日目にしてもう一年ぐらいいるのではないか、
と思えるくらいまでなじんだ。
みんな挨拶から始まり、一人一人の距離が近いからこそ、
すぐに仲良くなれるのかもしれない。
日本人は、仲良くなるまで一定の距離を保つのが普通である。
そこは少し文化の違いを感じ、
そこはフィリピンの文化の良さだと思う。
(機関誌から抜粋)


4WDの購入を目指して
宮木梓
機関誌の活動報告に度々出てくるように、
MCLの活動地域は山間部や湿原地帯の僻地がほとんどで、
輪駆動車なしでは、現地を回ることができません。
アラカンでは橋のない川を車で突破し、
サンタマリアでは、海岸に降りる前に急斜面の山越えをし、
ピキットの湿原のぬかるんだ泥だらけの道を進みます。
MCL に来て下さり、スタッフと一緒に
アラカンの山やサンタマリアに行った訪問者の方にも、
MCL の車が、ときには道なき道を進む様子に、
「本当にここを車で渡ることができるの!?」と驚かれます。
現地を回らなければ、MCL の活動は成り立ちません。
車が使えなくなる度に、大切なご寄付でレンタカーを借りている状況なので、
スタッフたちと、どうしてももう1台四輪駆動車が必要だと
頭を悩ませていたところ、北野生涯教育振興会さまが、
130万円のご支援を用意して下さりました。
そこで、年末に、ともさんとスタッフが、
ダバオで車の値段の調査をしたところ、
三菱自動車から、山岳地帯を回ることのできる、
タイヤが大きく車高の高い車で、
たくさんの奨学生たちが乗れる4WD車が出ているのを見つけました。
ただ、フィリピンでも4WDの値段は高く、約380万円になるそうです。
380万円の4WD購入のために、あと260万円が必要です。
僻地の村々を回るための4WD購入に賛同して下さる方がおられ、
少しでもご支援をいただけましたら、大変助かります。

振込用紙の通信欄に、「車」と書いていただければ、
こちらで自由寄付の目的を把握することができます。
いつもお願いばかりで大変心苦しいのですが、
僻地で暮らす子どもたちにも教育を受ける機会があり、
将来の夢を持ち続けてほしいと願っています。 
どうぞよろしくお願い申し上げます。 (機関誌から抜粋)
ご質問などございましたら、現地日本人スタッフのの宮木梓さんに、
メールかメッセンジャー等でお知らせいただければ幸いです。
mclmindanao@gmail.com


3年のコロナ禍を経た子どもたちへ、
国際交流を届けたい!

西村奈々子
国際交流が私にくれた気づき
私は、ずっと引っ込み思案な小学生でした。
英語を喋ったり海外に行くなんて、当時は全く思っても見ませんでした。
けれど、中学校でカナダに短期留学に行かせてもらい、
海外って面白いと興味を持ち、英語の勉強が好きになりました。
他の教科はやる意味が見出せなかったけれど、
英語は使えるようになりたい!という意欲があったので、
いつも一番成績が良かったです。
それでも、ずっと英語のスピーキングは苦手なままで…
今でも正直英語を話すのは苦手だなあと思っています。
それでも、ミンダナオに行きたい!と思う理由は、
MCL の子どもたちとお話しするのが楽しいし、
みんなの生きるエネルギーすごい!
一緒に生きてみたい!と思ったからです。
苦手なこともやりたいと思えるほどのワクワクや、
見たいと思う景色に踏み出す一歩のきっかけに、
MCL との国際交流がなればいいなあ、と思っています。
オンラインでも、対面でも交流の機会をこれからも、
引き続き作ってゆきたいと思っています。
オンライン講演、交流会は、子どもたち対象に限らず、
皆さまいつでもご依頼をお待ちしております。
そして対面での講演、交流会は2023 年6 月〜7 月、
10 月〜2024 年2 月は日本にいる予定です。
ぜひご質問、ご依頼はお気軽に
mcl.nanako@gmail.com までお問合せください。
(機関誌から抜粋)


機関誌『ミンダナオの風』は、カラーで8ページ!現地で製作し年6回、
わずかな御寄付でも隔月で郵送している冊子です。
クリスマスには、子どもたちが描いた手書きのカードも同封されています。
支援者の方々は、読まれて感動し、大切にとっておかれる方々が多く、
サイトやネットとは異なった充実感があるとおっしゃいます!
ご希望の方は、現地日本人スタッフのの宮木梓さんに、
メールかメッセンジャー等でお知らせいただければ幸いです。
mclmindanao@gmail.com

ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
ミンダナオ子ども図書館
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gako
日本政府の草の根支援で
地震倒壊した学校が完成
 以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、
以下をクリックしてください! 11分
日本政府による エンバシー学校建設 ビデオ映像は ここを クリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!
1)草の根支援で学校が完成!GO!
2)山の先住民の状況から GO!
3)学校が崩壊していた! GO!
4)かつて日本人が多く住み GO!
5)蚊帳と懐中電灯を届けた GO!
6)4年たっても避難民は帰れず GO!
7)学校に行けるだけでも幸せ! GO!
8)教室をのぞくと GO!
9)立派な校舎が建った! GO!
10)生きる力は遊びで培われる! GO!
11)中学校に行けるなんて! GO!
12)開所式の当日が来た! GO!
13)いよいよ開所式が始まった!GO!
14)地震避難民支援ビデオ集 GO!

日本政府の草の根支援で
地震倒壊した学校が完成!


2018年と19年に、
ミンダナオの最高峰2954mの
アポ山山麓を
相次いで大きな地震が襲った!

アポ山山麓は、
ミンダナオ子ども図書館の活動地域で、
山奥にも村々があり、
多くの原住民たちが住んでいる。

幸いミンダナオ子ども図書館の建物は、
理事長で設計技師のダニー氏が、
耐震も考えて建てたので、
無事だった!

むしろ大変なのは、
地震の結果、
山麓への避難生活を強いられている
原住民の人たちだった。

その中には、知り合いの酋長や
奨学生たちも沢山いる!
救済活動に走りまわったが、

ある保護地に建てられた学校が、
完全に倒壊しているのを見て
心が痛み、
日本政府のODAに応募した。

日本政府による草の根支援で、
地震で倒壊した学校の
再建をお願いしたところ、

本当に嬉しいことに
建設が認められ、
下の村に再建されました!

設計も建設指導も
MCLの理事長のダニーが請負。
建設決定のサイン会にも
代表でうかがいました。

以下の記録は、
ダバオ領事官からから
領事様が来られた時の
開所式までの記録です。



emb2
山の先住民の状況から
以下のブルー枠内の写真は、
地震避難民支援活動で
2019年ごろに
エンバシー村に行った時の記録ビデオ、

「山の先住民の状況から」
から取ったものです。
映像を直接ご覧になりたい方は、
以下をクリックしてくださいね!
映像を 見たい方は ここをクリック

掲載した写真は、
皆さんに、現地に小学校を再建した
背後の理由をご理解いただけるようにと、

5年前に起こった、
2018年にマグニチュード7.2の
大地震が起こった後、

2019年に
現地に住んでいた
避難民の方々を支援すると同時に、

崩壊した学校を調査した時の
ビデオ記録から
ピックアップした写真です。


学校が崩壊していた!

地震の結果、
山岳地の尾根先の
先住民の保護地に建てられた学校が、

倒壊していると聞き、
調査に訪れた。

MCLは、主に個人の寄付で、
スカラシップと医療を中心に
運営されている、
蚤のような小さな現地NGOで、

建物は、簡易保育所が限界で、
学校のような大きな建物は、
独自に建設は不可能なので、

いままでもJICA等と連携して、
日本政府外務省の草の根無償支援等で
イスラム戦闘地域等で
平和構築のための学校を3棟建ててきた。

今回、
キダパワン市から近い地域で
数回の強度地震が起こり、
建物も崩壊したため、

外務省から、
ミンダナオ子ども図書館のある
マノンゴル村の学校も一部崩壊したので、

「MCLの奨学生たちも通っている
マノンゴル村を
支援するのはどうだろうか」
といううれしい声が聞かれたけれど、

キダパワン市に近いこの場所には、
それなりの政府や市の支援が
入ることを考えると、

むしろ学校建設など不可能な
原住民の住む地域の方が良いと思い、
理事たちとも相談して、

極貧で先住民保護地域となっている
エンバシー村の学校を
視察すると同時に、
避難民の救済支援を行った。

emb4
ミンダナオには
かつて日本人が多く住み


崩壊した学校の広場の
使われていない演台に
マニラ麻が干されていた。

ミンダナオには、
かつてたくさんの日本人が移住して
現地の先住民たちと結婚し、
マニラ麻を栽培していた。

しかし、第二次世界大戦が襲い
日本軍がフィリピンに投入されると、
戦況が不安になるにしたがって、
現地の先住民たちの裏切りを恐れて、

ミンダナオでも
原住民の虐殺や生き埋めが
行われたと言う。

現地人と結婚していた家族などは、
殺害を恐れて、
家族で山に逃げ込んで、

家族を守るために
自分が日本人であることを隠して、
マノボ族やバゴボ族として、
山で生き延びてきた。

そうした過去の事実を知ること無く、
ぼくもミンダナオに住み着いて、
極貧の子どもたちの
救済支援を始めたけれど、

山奥の先住民や
湿原地帯のイスラム教徒の
方々から、
自分の父親や祖父が
日本人であることを語られて驚いた!

ミンダナオには、
こうした日系人と呼ばれる人々が
非常に多く居住している。

この地域も、
そうした日系人が多く居て、
生活は厳しく、
スカラーに採用している。

emb5
蚊帳と懐中電灯を
届けた


今回は、
皆さん方から届けられた資金で、
蚊帳と懐中電灯を購入して、

読み語りをした後に
古着や米といっしょに、
避難民の家族に届けた。

山の下に避難して、
ビニールシートの下で生活している
避難民たちの生活は
非常に厳しい!

けれど、
子どもたちの生きる力は素晴らしく、
子どもたちこそが
彼らの生きる喜び!

日本の皆様方からの
ご支援に、
みんな心から感謝していた。

以上
2019年の戦争避難民救済の記録です。
もっと知りたい方は、
以下をクリックしてサイトでご覧くださいね!

GO!

emb6
4年たっても
避難民は帰れず


2019年以降、
地震避難民救済活動を開始して4年。
エンバシー村の学校が完成し、
2023年にダバオ市から、
領事様がお越しになる事が決まり、

その前に、
私たちは現地を訪れて、
避難民の状況を調査した。

地震が起きて
4年経ったものの
避難民たちは、
相変わらず自分の家には帰れず、

エンバシー村の外れで
避難生活を送っていた。

仮設住宅に
住んでいる家族もあるけれど、
相変わらず多くの人々が、

仮小屋のような竹の小屋や
ビニールシートの下で
生活している。


emb7
学校に行けるだけでも
幸せ!


子どもたちも、
厳しい生活を
避難所で強いられているけれど、

それだけに、
学校に通えることが、
大きな喜びであり、
幸せだという!

学校が建っているこの地区は、
学校が崩壊した尾根上の
先住民の保護地とは異なり、

先住民に、
ビサヤやイロンゴ
そして、イスラムの人々も住む
エンバシー村の中心に建つ学校。

小学校6年までと
現地で呼ぶ
ジュニアハイスクールという
日本の中学が4年まであるけれど、

木造にベニア板の
簡易校舎しか建っていない。

そこに、
避難民の子どもたちのために
緊急の教室が
4教室増やされたが、

ビニールシートや
竹壁で覆われた
一時しのぎの粗末な教室だ!


emb8
教室をのぞくと

教室をのぞくと
子どもたちは、
竹壁や草壁

あるいは
ビニールシートの
教室の中で
授業を受けていた。


仮設された教室は、
床が地面のままだけれど、

中で勉強している
子どもたちの表情は、
元気で明るい!

学校で友だちと出会い、
休み時間は自由に遊び、
勉強が続けられるだけでも、
幸せなのが感じられる。


ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
ミンダナオ子ども図書館
支援方法
ここをクリック!

emb9
立派な校舎が
建った!


エンバシー村に
日本の支援で、
立派な4教室の校舎が建った。


設計と施工は、
ミンダナオ子ども図書館の理事長で
プロの建設技師である、
ダニー氏が行った。

ダニー氏は、
キダパワンやダバオ市の
コンクリートのビルも
設計施工している。


耐震性も考慮して
設計されているので、
かなり強度の地震でも
倒壊しない。

ミンダナオ子ども図書館の建物も、
ダニー氏の設計施工で
建てられていたので、

今回の地震でも
倒壊を免れたが、
多少壁にひびが入ったりしたので、

子どもたちは、
MCLの庭にシートを貼り、
数週間は、
その下で寝泊まりをした。

しかし、皆様方の支援、
そして立正佼成会さまが、
母屋の再建費用を出してくださったので、
良い強度を高めてもどることが出来た。

ただ、モスクだけはダニー氏の
設計施工ではなかったために
崩壊したまま
使用することは不可能になったが、

これも最近、
建設関係の仕事をなさっている
中村様からのご支援で
新たなモスクが完成した。

(このことは、次の記事で
書きたいと思っています!)


emb10
生きる力は
自由遊びで培われる!


日本領事の訪問を交えた
開所式について、
校長先生や
他の先生方とも話し合った。

このような
未だ校舎らしい建物も無い、
素朴な山間の学校であるだけに、

子どもたちにとっては、
こんな立派な校舎が出来て
そこで勉強できるだけでも
大きな喜び!

それにしても、
山の子どもたちの
遊ぶ力はすばらしい!

休み時間になると、
子どもたちは、
凸凹の土だらけの校庭に飛び出して、
友だちどうしで自由に遊ぶ!

男の子も女の子も一緒、
でも、女の子が元気で
遊ぶ力が素晴らしい?

子どもの頃の
愛と友情に満ち溢れた、
自由遊びこそが、

将来に大きになっても
失われることの無い、
愛と友情を通しての
生きる力をあたえてくれる!?

それにしても、
男の子も元気だけれど、

どうしてこんなに
女の子たちが
元気で活発なんだろう。

フィリピンは全般的に
女性の力が、
すごいけれど、
これはアジアの特徴かな?

西洋の神が
オーディンやボーダンなど
男神で戦の神だったことを考えると、
アジアは、伝統的に女神社会?

子どもの遊ぶ姿を
ビデオでご覧になりたい方は、
以下をクリックして下さいね!

映像を 見たい方は ここをクリック

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小学校を卒業して
中学校にも行けるなんて!


この村の学校は、
小学校だけだったけれど、

日本政府の支援で、
今回の4教室が加わって、
ジュニアハイスクールに登校できる!

フィリピンでは、
6年間の小学校の後に。
4年間のジュニアハイスクール。

日本で言えば中学校と
2年間のシニアハイスクール
日本で言えば高校が続く。

しかし、山の子たちは、
小学校を卒業出来るだけでも
夢みたいで、

ハイスクールには、
はるか山麓の町まで
何時間もジャングルを歩いて
通わなければならず夢のまた夢!

それが、今回の日本からの支援で
少なくとも
ジュニアハイスクールに
通えることになったのだ!


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開所式の
当日が来た!


領事様が来られるよー!
開所式が始まるから、
早くおいでーーー!

先生から言われて、
子どもたちが、
大喜びで
学校にかけてくる。

高学年の子たちは並んで
先生から
開所式の準備を請け負う。

先生には、
マノボ族、クリスチャン、
そして、イスラム教徒の
先生もいらっしゃる。

いよいよ
領事様が、到着された!

日本とフィリピンの国旗をふって
子どもたちは、
大歓迎!

着ているのは、
マノボ族の子たちは、
カラフルでとっても可愛い
マノボの衣装!

ちょうどこの時期に
ミンダナオ子ども図書館を訪問していた、
日本人の大学生の
若者たちも参加した!

MCLではスタディーツアーはしていませんが、
毎日のように山河や海を巡って
活動していますので、
こうした本当の活動に参加できますよ!


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いよいよ
開所式が始まった!


子どもたちが、
領事様をお迎えした後
いよいよ、開所式が始まった。

校長先生の
感謝と喜びの
お話の後、

わたしが、
この地に学校が
建設されるに至った経緯と、
領事様をご紹介し、

いよいよ、
領事様のお話をうかがった。

そして、いよいよ、
開所式の象徴である、
美しく作られた大きな鍵が、

領事様から、
校長先生に渡された!

子どもたちは、
歓声をあげて大喜び!

その後、
ミンダナオ子ども図書館にも
立ち寄られ、

大喜びで子どもたちは、
領事様ご一行を歓迎!


領事様からの
直接のお話を聞けて、
子どもたちは、
おお喜び!

また来てねーーー!


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地震避難民支援ビデオ集
20d
 地震の悲しみで父さんが!12分
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地震被害調査の記録:10分 
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読み語り支援の記録:12分 
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山の先住民の状況から:10分 
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山崩れで亡くなった:11分 
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滝の村から避難して:11分 
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マノボ族の酋長の依頼で:10分
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スカラシップ決定調査:10分 
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立正佼成会のおかげで:12分 
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MCL日本人スタッフ
宮木梓さんの結婚式

以下の写真でビデオ映像を作りました
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11分
宮木梓さんの結婚式 ビデオ映像は ここを クリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!
1)MCLスタッフ宮木梓さんの結婚式 GO!
2)村の子たちが小学校に行こうとしても GO!
3)梓さん夫婦の場合も婚約は GO!
4)教会主催の勉強会に出席したけれど GO!
5)MCLにも婚前夫婦が二組いる GO!
6)話を元に戻すと GO!
7)いよいよ結婚式が始まった! GO!
8)酋長さんは牧師さんも司っている GO!
9)日本で言えば神主さんが GO!
10)結婚式が終わり宴会が始まった! GO!
11)MCLに帰ってきた GO!
12)原住民の結婚の儀式から始まった!GO!
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1)MCL日本人スタッフ
宮木梓さんの結婚式


ミンダナオ子ども図書館の現地スタッフ
宮木梓さんは、
山に住む原住民マノボ族で
もと奨学生の若者と夫婦になった!

すでに数日前に、
日本からいらしたお父さんと、
息子のタク君は、
現地の村に宿泊していたけれど、

私たちは、招待を受けて、
結婚式の当日に
山奥の集落を訪問した。

ここが、
夫の家族が住んでいる、
マノボ族の集落。

極貧で一日に
三食食べるのも難しく、
結婚も、村の酋長にたのんで行う
家庭内結婚がほとんどで、

「教会や施設で結婚式を行うなんて、
経費がかかって不可能だよ!
字も書けないし、
名前も書けないからね!」

そのようなわけで、
村には出生届も住民票も
出されていない夫婦や
子どもたちが多い。

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2)村の子たちが、
小学校に行こうとしても


こうした村の子たちが、
小学校に行こうとしても、
学校からは、
住民票や出生届証の提出が求められる。

住民登録や出生届だけでも、
2000ペソ(四千円ほど)かかるけれど、
「毎日、ご飯も食べられないのに、
そんなお金出せるわけないよ!」

そこで、MCL奨学生として
採用するときには、
MCLスタッフが、役所に通って、
住民登録や出生証明書の支払いと
代行登録を行っている。

そんな極貧の村だけれど、
子どもたちは、
なぜか自然で、
本当に可愛い!

貧しくても、
生きる力に満ちているのは、
子どもたち同士の
遊びが生きている世界だから?

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3)梓さん夫婦の場合も、
婚約は


梓さん夫婦の場合も、
婚約は、
すでにマノボ集落の夫の家で、
行われていたが、

息子のタク君も大きくなってきたし、
梓さんの生涯ビザの申請や、
タク君の将来も視野に入れて、

今回は、正式な?
結婚式と披露宴をして、
その後、教会と役所に
婚姻届けを出す事にした。

多少収入のあるマノボ族や
町に住んでそこそこの
生活をしている人たちでも経費を考えて、
自宅で簡単な婚約の儀式を行い、

結婚式のための貯蓄を始めて、
妊娠して子どもが生まれてから、
結婚式と披露宴を行い、

子どもの出生届も含めて、
行政に登録するケースが
町でも多い。

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4)教会主催の勉強会に
出席したけれど


ぼくも、
現在の妻との結婚式を
キダパワン市のカトリック教会の大聖堂での
集合結婚式で行うために、

司教の導きを受けて
行政への登録の仕方も含めた、
教会主催の勉強会に
妻と二人で出席したけれど、

4~50人ほど集まって来ていた
結婚式の希望者たちの半分以上が、
妊娠してお腹が大きいか
すでに子どもがいるのに驚いた!

中には、数人子供がいて、
赤ちゃんも抱っこしている
夫婦?もいる!

しかし、それでも人々には偏見がなく、
「愛しあっていれば
親の承認を得て同棲して、
子どもも生んだらいい!
愛こそが結婚だから!」

カトリックもプロテスタントも
子どもが生まれてから、
結婚式と披露宴を
するのも普通に認められている。

家庭結婚の次の段階が、
教会結婚式で、最初は戸惑ったけれど
今は、ぼくも
それで良いと思うようになった。

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5)MCLでも、
婚前夫婦が二組いる


MCLでも、親に認められて
一緒に生活しながら、
結婚費用を貯めている
新婚?夫婦が二組いる。

先日、
そのなかの一組が、
妻が妊娠したことをきっかけに、
結婚式と披露宴を行った!


結婚式は、
カトリックの大聖堂で
複数の方々と行った後、

披露宴は、お金が無いので、
妻とぼくとで資金を出して、
MCLのなかでパーティーをした!

子どもたちも、おお喜び。
「お姉ちゃん!
幸せになって、良かったねーーー!」

式を挙げた二人も
子どもたちの祝福を受けて
おお喜び!

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6)話を元に戻すと

話を元に戻すと、
今回、梓さんの結婚式は、
夫の家族が住む
山の集落で行われる事になった。

マノボ族の酋長で、
プロテスタントの教会の
牧師も兼ねている
首長のもとで、


知り合いを呼び集めて、
行われた!

即席で建てた式場に招待して、
いよいよ、
結婚式が始まった!

まずは新郎が、
父と母に導かれて入場し、
会場の中で新婦を待ち、


新婦が、
ゆっくりと入場してくる。



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ミンダナオ子ども図書館
支援方法
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7)いよいよ
結婚式が始まった!



梓さんのお父さんも、
新郎の父親と母親も、


MCLの理事で
マノボ族の酋長で
牧師でもあるガボン氏も、
MCLのスタッフたちも、


厳かな祈りから始まった
結婚式を
神聖な儀式として
受け取っている。

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8)酋長さんは、
牧師さんも司っている


原住民の酋長さんは、
キリスト教で
プロテスタントの牧師さんも
司っているので、

酋長の服で、
聖書に基づいて
礼拝を捧げるが、

収穫祭など、
マノボ族の行事を行う時には、

ヤギや鶏を
生贄に捧げて、

その血を飲み、
肉を食べて、

アイヌや沖縄に
そっくりな儀式を行う。

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9)日本で言えば、
神主さんが


日本で言えば、
神主さんが、

僧侶や牧師も行っているようで、
最初は、
驚いたけれど、

宗教の違いや民族や
国境の壁を越えた、
曖昧さが、

厳格に白黒を分ける、
西洋やイスラム文化と異なって、
かえってアジア的で
良いような気もしはじめた。

宗教や民族や
国籍が異なっていても、
神の愛はひとつで、
人類はみな兄弟姉妹!

MCLの子どもたちの心にも
共通する
原点を見た気がした。

聖書で
イエスが語った言葉が浮かんだ。

「信仰、希望、愛
その中で最もおおいなるのは
愛である!」

「どんなに深い信仰を
持っていても、」

「どんなに大きな
夢や希望も抱いていても、」

「愛が無ければ、無に等しい!
なぜなら神は、愛だから!」

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10)結婚式が終わり
宴会が始まった!



祝福の祝いには、
こちらでは、
豚の丸焼きを食べる!

普段は、
米すらなかなか食べられない
極貧の山の民にとっては、
豚の丸焼きも、

祝福で、
長生きの象徴でもある、
麵でゆであげたスパゲッティも、

年に、
何回も食べられないほどの、

おおご馳走!

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11)ミンダナオ子ども図書館に
帰ってきた!


ミンダナオ子ども図書館に帰ってくると、
子どもたちが、
大喜びで迎えてくれた!

驚いたことに子どもたちが、
独自の披露宴を
準備してくれていた。

さっそく、
結婚披露宴の
パーティーが始まった!

新郎が、
まずは会場に入って、
入り口のそばで新婦を待つ。


子どもたちに導かれて、
新婦がやってくると、


新婦は父親といっしょに
披露宴会場
(MCLの食堂だけれど・・・)
に入場した。


入り口で、
新郎は新婦を迎え、
顔を合わせて手を取り合って、
なかに入ると、

子どもたちが、おお喜び!
大歓声で迎えて、
声をあわせて歌を謡ってくれた!
披露宴が始まるよ!!


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12)原住民の結婚の
儀式から始まった!


披露宴は、
マノボの家庭で
内輪で行われる、
結婚の儀式から始まった!

親が、
新郎新婦の頭をつけさせ、


結婚の誓いと
愛の約束を語らせる。

その後、
おたがいの口に
食べ物を入れて、


結婚の誓いの
ぶどう酒を飲みあった!
山ではぶどう酒などないから、
ヤシ酒を飲む!


そして、
愛の口づけを交わす。

子どもたちは、
悲鳴に近い声をはりあげて、
祝福する!
「結婚おめでとう!!!」


幸せになって
良かったねーーー!

みなさんも、
結婚披露宴は、
ミンダナオ子ども図書館でなされたら!



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なぜここに日本人
マノボ族の首長になった
日本人

 
テレビ東京が
「なぜここに日本人」の番組で
取材に来ました。 
わたしがマノボ族の首長、
アオコイ・マオガゴンになったこと。
マノボ族の儀式の様子。
そして、危険なイスラム地域にも
読み語りにいきました。
それまでは、ほとんどのテレビも新聞も、
「取材に行きます・・・」といって、
なぜかストップしていましたので
実現したときは、
驚きでした。
現地の子どもの様子を見て、
ディレクターやカメラマンは、
涙をながしていらっしゃいました。
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先住民族の文化祭
マノボデー
 
 ミンダナオには、
14部族の先住民が
住んでいます。
それぞれ、
異なった言葉をしゃべり、
文化にも特徴があります。
これは、初期の頃に行った、
マノボの文化祭。
準備のために、
山に食べるためのヤマイモを
とりに行ったり、
ニシキヘビもとって来て、
解体し料理しました。
文化人類学者にとっても、
珍しい映像です。
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マノボデーのカサバイモ
33分
 
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マノボ族の酋長になった
2分


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マノボ族の酋長の依頼で
読み語りに!
10分


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土地を追われるマノボ族:20分

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MCLの子どもたち(1)
薪集めに行った!



以下の写真でビデオ映像を作りました
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12分
薪集めに行った! ビデオ映像は ここを クリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!
 
1)MCLのスカラシップ採用の基準が GO!
2)奨学生の学費とお小遣いを支援 GO!
3)子どもたちが協力して炊事 GO!
4)
薪で料理をするほうが良いよ! GO!
5)子どもたちが薪を作っている! GO!
6)数か月すると薪は無くなり
GO!
7)ここが製材所! GO!
8)バナナを入れる木箱を作っているGO!
9)仕事場の後ろに家が見えるよ!
GO!
10)何とかつてのスカラーの子が!GO!

11)薪集めはMCLの子どもたち! GO!
12)薪がトラックにいっぱいになった!
GO!
13)仕事だけでなく遊びが大事!
GO!
14)さあ皆でお昼ご飯を作ろう! GO!
15)MCLに帰ってきたよ! GO!
16)これで美味しいごはんが炊ける!
GO!
17)
毎日食べられるだけでも幸せ!
GO!

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ミンダナオ子ども図書館の
スカラシップ採用の基準が


ミンダナオ子ども図書館は、
スカラシップ採用の基準が、
戦争孤児や極貧による崩壊家庭、

様々な事情で、
保護を必要としている子どもたちを
スカラシップの名目で採用し、

本来なら小学校すら
卒業するのも不可能な子たちを、
小学校から大学まで
行けるようにしています。

しかし、その中でも現地の戦闘地域や、
ジャングルの中を
徒歩で3,4時間かけて
踏み後道を山を越え、

川や湿原を渡って
通わななければならない
原住民やイスラムの子たち、

また、
ゲリラになるための訓練や、
継父によるアビューズ等を受けて、
保護しなければならない子たちは、

保護者と福祉局の許可を得て、
MCLの本部に住んで、
安心してすぐ近くの学校に
通えるようにしています。


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200人ほどの奨学生の
学費とお小遣いを支援


外部の下宿小屋やボーディングハウスに
住まわせてあげて、
高校や大学などに通っている
子たちを含めると、

現在は、
200人ほどの奨学生の
学費とお小遣いを支援していますが、
本部には、男子寮と女子寮があり、

男子が30人ほど、
女子が50人ほど、
80人ほどの奨学生たちが、
住んでいますが、

さらにスタッフも
敷地内に家を建てて
家族で住んで良いことになっていて、
現在スタッフは、20人ほど!

妻や夫、
娘や息子を含めると
総計で家族は、
50人ぐらいが住みついています。

とうことは、
本部だけでも130人余りの
食費と生活費と医療費を
賄っているのです。


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子どもたちが協力して、
炊事をします


食事も、一日三回、
100人分以上を
用意しなければなりません!

炊事だけでも大変なのですが、
すべて子どもたちが
朝は、4時半ごろに起きて
協力し合って朝食を準備して、

昼は、スタッフたちが、
子どもたちが庭で育てている
野菜などを採ってきて、
昼食を準備して、

子どもたちは、
近所の貧しい友だちをさそって、
学校からお昼を食べに帰ってきます。

そして、夜も
子どもたちが協力して、
炊事をします。


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薪で料理をするほうが、
良いよ!


電気もない場所で育ってきたので、
最初は、炊事や洗濯は、
電気や水道が整っているここでは、
先進国では当たり前に使われている、

大きな電気釜を買ってご飯を炊き、
洗濯も洗濯機でしたら楽だし、
子どもたちも驚いて
お喜ぶするだろうと思ったのですが、

これだけの人数の子たちを
養うとなると、
電気製品は、あっという間に壊れて、
使い物にならなくなってしまいました。

「薪でご飯や料理をするほうが、
良いよ!」という
子どもたちの意見を取り入れて、

それ以降は、
薪で作るようになりましたが、

男の子も女の子も
協力し合って、

本当にしっかりと
薪でご飯を炊いて、
美味しい料理を作ってくれます!

前にもサイトで書きましたが、
「洗濯も、洗濯機でボタンを押すだけで
洗濯できるなんてつまらない!
みんなでやる方が楽しいよ!」

日本にもかつてあった
井戸端会議の様子が、
今も残っているのです!



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子どもたちが
庭で薪を作っている!


ミンダナオ子ども図書館では、
食事の用意をするのは、
子どもたち!

庭で廃材を切り割って
料理用の薪を作ったり、

おかずの野菜を
有機農法で育てたり、

寄付で購入できた水田で
140人分の米を賄っています!
感謝です!

そこで収穫された
お米を干して、

寄付で購入できた
精米機で精米して、
(感謝です!)

コメ袋に詰めて
保存したり。

本当に、
皆さまのおかげで、
ここまで来ることが出来ました!

あと10ヘクタールあれば、
日本からの訪問の若者たちを含む
おかずも自給できます!

奈々子さんが、
宮木あずささんと連携して、
ZOOM交流やクラウドファンディングなどで
がんばっています!
よろしくお願いいたします。

西村 奈々子
mcl.nanako@gmail.com
宮木 梓
mcl.v.staff@gmail.com

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数か月すると
薪は無くなり


しかし、
数か月すると薪は無くなり、

薪にするための廃材を求めて
製材所に行かなければ、
ならなくなる!

寄贈していただいた
トラックのエルフに
スカラーたちもスタッフたちと
いっしょに乗り込んで、

さあ、みんなで
薪を獲りに行こう!



ミンダナオ子ども図書館から出発!

MCLの正門を抜けて、


マノンゴル村を
通り抜けて、

製材所のある
山麓に向かった。

かつてはほとんどが、
凸凹のラフロードだったけれど、
今は開発が進んでいるせいか、
国道は、コンクリートの道になっている。


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ここが製材所!


廃材を安く買える
製材所に着いた。

子どもたちは、
車から降りると、

製材所から、
廃材を選んでトラックに載せ始めた。

ここでは、
ゴムの木の廃材を集めたものを、

切断して板を作り、

それを組み合わせて、
輸出用のバナナを入れる
木のケースを作っている。

従業員たちは、
慣れた手つきで、
ゴムの木を切て、

板を作り、


その際に出る、
一番外側の廃材を
山のようにまとめて
積み上げていく。

ラワンなど、
自然林の木を使わずに、
ゴムの木の廃材を使えば、

自然保護にも役立つ!



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バナナを入れる
木箱を作っている


作業員たちは、
慣れた手つきで、
丸太を切って、
木の板を作っていく。

そして出来上がった
板を基にして、

母親や女性たちが、
子どもたちといっしょに、
バナナを入れる
木箱を作っている。

仕事場で、
大人だけではなく、
子どもたちも手伝って、
輸出用のバナナをいれるための、

木箱づくりの仕事を
進めていくるのには
驚いたけれど、

だれも
子どもたちが、
仕事の邪魔をしているとは
思っていない。

日本であれば、
「仕事場に子どもを入れるなど、
とんでもないことだ!」といって、

子どもたちを仕事場から
追い出すような気がする・・・

また、小さい子たちは、
廃材から出た
木材のヌカで
おままごとをしている!

仕事場で子どもたちが、
楽しそうに遊んでいても。
だれも、
文句を言わない!

むしろ親たちは、
そのような子どもの姿を
うれしそうに見守っている!

こうした仕事場の雰囲気を見て、
ぼくも、MCLのなかでは、
子どもも仕事場の中で遊んだり、

ゆりかごの中で
赤ちゃんをあやしながら
仕事をしても良いことにした。
ミンダナオ子ども図書館と同じだね!


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仕事場の後ろに
家が見えるよ!


仕事場の後ろに
山のように積まれた
木のヌカ山に登ってみると、

驚いたことに、
工場の後ろに、
たくさんの家々が
並んで建っていた!

何とそれは、
作業員の家族の住んでいる家で、
結婚している作業員たちは、
工場の後ろの敷地内に、

自分で家を建てて
住んでも良いことに
なっているのだ。

お父さんやお母さんが
働いている
工場から抜け出て、

我が家に向かう
子たちの後についていった。

仕事場と我が家が
一体になっているのも
ミンダナオ子ども図書館と同じだね!

家庭と仕事場に
壁や境界を作らないのも
子育つ環境に良いような気がして、
MCLをそのような場所にしたけれど、

この工場も、
家庭と仕事場の境の無い、
そのような仕組みの場所になっていた。



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何とかつての
スカラーの子が!


どのような家に住んでいるのか
興味深くなり、
居住地に降りて行ってみた。

家自体は、
こちらの山の家々のように、
良くて木か、
質素な竹小屋のような家だ!

おそらく労働者として工場で働き、
仕事で給与が貯まれば、
自分の土地を買って
家を建てるつもりだろう。

ある家の前を通りかかると、
なかから中年の女性が顔を出し、
その話を聞いて驚いた!

何とその方の娘さんは、
かつてMCLの奨学生で、

ハイスクールを卒業すると
16歳で
結婚したのだった!

母親が呼ぶと
中から女性が出てきた。
確かに見た覚えのある
顔つきの女性だった。

女性は、うれしそうに微笑むと、
自分は結婚して
母と夫と
この家に住んでいるのだという。

夫も良い人だし、
子どもも一人いて、

家族を持てて、
とても幸せだと語ってくれた。

そして、
夫も中から顔を出して、
家族がとても
幸せなのが感じられた!


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薪集めをしているのは、
MCLの子どもたち!


一生懸命に
薪を集めているのは、

ミンダナオ子ども図書館の
子どもたち!

ご飯を炊くのに適した薪を
選んで集めて

大量の薪を
袋で束ねて

肩に担いで
運んでいく!

小さい子たちも、、
女の子たちも、

嫌な顔一つせずに、
お互いに協力し合って、
薪を集め、

集めた薪を
袋で覆って手で持ったり

肩に担いで
運んでいく。

私の妻も
小さいときから山で育ち、

家族のために
山の斜面で薪集めをして、
家に運んだ。

他の子たちも
山やへき地で育ってきたので、

ミンダナオ子ども図書館の
薪集めなどお手の物!

ぼくも真似して運んだ。
かつて北海道で、
薪ストーブを炊くために、
薪割をしていたことを思い出した。



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薪がトラックに
いっぱいになった!


廃材を集めて
積んでいく子どもたち!

途中で休憩して、
パンを食べ、
コーラを飲んだけれど、

あっという間に、
トラックに積まれた薪が
いっぱいになった!

MCLの
子どもたちの力は、
本当にすごい!


薪が積まれたトラックは、
さっそくスタッフの運転で、


MCLに帰って行った!

トラックは、
MCLに帰っていくけれど、

私たちは、
子どもたちと残り、
ここから3台の車に
分散して乗り、

別の場所に向かった!
そこで昼ご飯を食べて、
川で遊ぶため!



kawa13
仕事だけでなく、
遊びが大事!


ここは、
車でも入れる山の川!

時々子どもたちと
遊びに来て、
車を川で洗った後、
水浴びを楽しむ!

今日は、ここで
泳いで遊んだ後に、

薪でご飯を炊いて
お昼を食べることにした!

子どもたちは、
大喜び!

さっそく
川に飛び込むと、
泳ぎ始めた。

海では、泳いだことも、
海を見たことも
無い子たちだけれど、

川で泳ぐのは、
慣れている!

山では、タライに
洗濯ものを詰め込んで、
川に降りていき、

川で洗濯した後に、
川に飛び込んで
自分を洗濯!

水着など
買えるわけないから、
服ごと、川に飛びこんで
はだかで泳いでいた子どもたち!


パンツだけで
泳ぐこともあるよ!
(下は、山での子どもたちの写真!)


さらに家族のために、
カエルやカニをとって
バケツに入れて持ち帰る!


カエルやカニは、
貧しい家族にとっては
おおごちそう!




kawa14
さあ皆で、
お昼ご飯を作ろう!


友だちどうしで
思う存分遊んだ後、


さあ、みんなで
お昼ご飯を作ろう!

川沿いに
落ち枝を拾って集めて、

それに火をつけて、

お鍋を置いて、
お昼ご飯を作り始めた!

さすがに、
山での炊事にも慣れていて、

子どもたちも
スタッフといっしょに、
お昼ご飯の用意をする!


あっというまに、
ご飯も炊けて、

魚も焼けて、

煮物も出来あがった!

煮物の汁は、
こちらでは、
ご飯にかけて食べるけど、

山では、
スプーンやフォークを使わずに、
手で食べるのがあたりまえ。

慣れると、
手の感触で、
食べ物が感じられて、
口に入れると美味しいよ!



kawa15
ミンダナオ子ども図書館に
帰ってきたよ!


川での遊びも楽しいけれど、
ミンダナオ子ども図書館に帰ってくると、
なぜか心がホッとする!

やはり子どもたちにとっても、
スタッフたちにとっても、
MCLは、我が家だね!

ぼくも、日本から
ミンダナオのダバオに着き、
キダパワンの街に入り、
ミンダナオ子ども図書館に着くと、

なぜか不思議なくらい
心がホッとするのは何故だろう。

自然と子どもたちに囲まれて、
最小限に食べられて、

学校に行きたければ行けて、
病気も治せて、
子どもたちにとっては、
MCLは、天国のような場所だという!

さっそく子どもたちは、
トラックの荷台から、
薪を降ろし始めた。


あっという間に、
薪は積み下ろされて、


山のように、
無造作に積み上げられた薪は、

翌日、
薪が乾燥されやすくするために
ひとつひとつ手に取って、

四角く重ねて
風通しの良い
積み上げにしていった。

乾燥された薪は、
その後、
台所の側に置かれた。


kawa16
これで美味しい
ごはんが炊ける!


薪が積まれて
子どもたちは、
おお喜び!

「これで、
美味しいご飯が炊ける!」

さっそく
薪をかまどに入れて、
ご飯やおかずを
料理し始めた!

男の子も女の子も
協働し合って
料理をしていく!

「さあ、できたよ!」

「みんな、
食べにおいでーー!」

食堂に座って
朝食をほおばる子どもたち!

庭で育てた
瓜の卵炒め!

鳥の足の煮こみ!
軟骨もおいしく食べられる!

魚のテレピアの
唐揚げ煮込みは、
頭までしっかりと
食べられて美味しい!

おこげご飯も
美味しいよ!


kawa17
毎日食べられる
だけでも幸せ!


山では、
お米のご飯も、

めったに食べられなかった
子どもたち!

MCLでは、
この子たちが
庭で野菜を育て、

お米干しや
精米もしている。


ミンダナオは、
お米は2.5期作で
2年で5回の収穫があるし、

米の値上げが心配で、
水田も購入し続けて、
現在240人分のお米は
自給しているけれど、

何とか
あと10ヘクタール
購入できれば、
お米を売ってその利益で、

魚や鳥などの
おかずも、

塩や砂糖や
野菜や調味料も
すべて自給できて、

安心して
生活していける!

こうやって
毎日ご飯が
食べられるだけでも幸せ!



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(12分)
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立正佼成会のゆめポッケ
17分


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kok1
16歳で結婚した
スカラー調査と読み語り




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16歳で結婚した スカラー調査と 読み語り ビデオ映像クリック
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1)活動の根幹GO!
2)
とっても賑やかな大家族 GO!
3)
本当の幸せって何だろうGO!
4)MCLが来たよー!GO!
5)読み語りの前に歌と踊り!GO!
6)
MCLの紹介!GO!
7)いよいよ読み語りが始まった!
GO!
8)原住民とイスラムとクリスチャンの歌GO!
9)山芋堀の劇をした!GO!
10)最後に絵本を手に取って GO!
11)ゆめポッケを渡した!
GO!
12)終わってからパンを渡す GO!

sy1
ミンダナオ子ども図書館の
活動の根幹は


ミンダナオ子ども図書館の活動の根幹は、
戦争や災害による避難民や
僻村の子どもたちへの読み語り!

そこで出会った
孤児や崩壊家庭の子どもたち、
極貧で学校にも行けず、
放っておくことが出来ない子たちを

本人と保護者が望めば、
スカラシップ採用して、
小学校から大学まで行かせてあげている。

とりわけ現地に置いておけない子は、
MCLの本部や
宿舎に住めるようにして、
衣食住を提供している。

今回の山岳地域の
マノボ族の村への読み語りは、
休日が重なったので、
スカラーの子の家によった。

母も父も病気で亡くなり、
祖母が子どもたちの面倒を見ているけれど、
兄弟姉妹も多く学校にも通えず、
食べるのも厳しい!
我が家は、それでも心のふる里!

水田のなかに出来た小道を行くと、

田んぼの隅の
空き地に建てられた、
少女の実家の見えてきた。

少女の一家は、
おそらく
田んぼの草刈りを手伝って、

わずかながらの日銭を稼ぎながら、
何とかかんとか、
食べる暮らしをしているのだ!

空き地に入ると、
粗末な家が見えてきた。

竹で作られた
質素な素朴な家だけれど、
家があるだけでも
ましな生活!

台所もあって炊事もできる。
しかし、電気やガスがあるはずもなく、
周囲の林から採ってきた
薪でご飯を炊いている。

「わたし、お母さんもお父さんも
病気で死んでいないの!」
でも家に着くと、お姉ちゃんが大喜びで、
抱きしめてくれた!

「ここに住んでいるのは、
一番上のお姉ちゃん。
結婚して夫婦でここに住んでるけれど、
たくさん子供がいて、生活は大変!
でも、我が家に帰れて、幸せよ!」

家に入ると、
お姉ちゃんが出てきた。
お姉ちゃんは、MCLのスカラーだったけれど、
年末年始に里帰りして、
スカラーを辞めて結婚したの!

小学生の低学年の時から
MCLで暮らして育ててきた子だけに懐かしい。
それにしても、
16歳で結婚するとは思わなかった。

支援者の方にとっても、
ショックだったがゆえに、
今回、妹といっしょに家を訪問して

結婚の理由と
その後の状況を調査して、
支援者の方へ、
結婚理由と感謝の手紙を書いてもらった。

14,5歳から結婚するのは、
こちらでは当たり前だけれど、
両親とも病気で亡くなっているので、
親の都合で結婚させられたわけではない。

「わたし、お正月に里帰りしたら、
幼なじみに出会って恋に落ちて
それで、結婚を決めたの!
まだ、妊娠はしていないけれど、
抱いているのは、お姉ちゃんの子ども!」


sy2
とっても賑やかな
大家族


家には、
すでに結婚して子供のいるお姉ちゃん夫婦や
親戚の子どもたちも沢山いて、
とっても賑やかな大家族!

食べさせていくだけでも大変だろうけれど、
お姉ちゃんのご主人も、
田んぼの草刈りや種まきなどなど、
頑張って家族を養っている。

「お父さんもお母さんも病気で亡くなって、
ときには、
お姉ちゃんも働いているので、
子どもたちのめんどうを見る人もいないし、

だからわたし、結婚して、
夫とこの家に住んで、

わたしが、
子どもたちの
めんどうを見ることにしたの!

彼氏も幼なじみで、
とっても良い人だし、
ここでみんなで助け合って、
子どもたちを育てていきたいの!」

若くして結婚しても、
幸せだったら何よりだね!


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本当の幸せって
何だろう


スカラーの家に寄った後、
さらに山を車で登って、
山奥に住む原住民
マノボ族の住む村へ向かった!

先進国の視点から見ると、
貧しくってお米も食べられず、
電気もガスも届いていない
原住民の村は、

極貧地域であるだけに、
貧困=不幸のように
思えるけれど、

兄弟姉妹で助けあい、
隣人同士で支え合って暮らしている
貧困地域の人々の
幸せそうな笑顔を見ると、

貧しくっても、
何よりも子どもを大切に愛して
暮らしている様子に、

むしろ電気もガスも
冷蔵庫も洗濯機もある街から来た、
私たちの方が、
彼らから、

生きる喜びと力とを
もらっているような気持になって、
本当の幸せって何だろうと
考えさせられるようになる。


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MCLが来たよー!

村について、
スカラーたちが
読み語りの準備を始めた。

土の上にビニールシートを引いて、
子どもたちが
座る場所を作る。

こんな辺ぴな寒村なので、
どこから
こんなに多くの子どもたちが
集まって来るのだろう!

子どもたちは、
ビニールシートの上に
座り始めた。

マノボ族の住むこの村には、
過去も何回か訪れて、
奨学生も採用している。

日本の支援者の方々から、
送られてくる古着や靴も
届けているので、

以前は、裸足で
穴だらけの服で
裸同然の子たちだったけれど、

今日は、子どもたちは皆、
皆さんから送ってもらった
古着を着ているので
とってもおしゃれで可愛い!!!


sy5
読み語りの前に
歌と踊り!


読み語りの目的は、
何よりもみんなで、
楽しい時を過ごすこと!

愛と友情のなかで、
楽しい時を過ごすことが
読み語りの目的だから、

まずは、
みんな総立ちになって、
読み語りの前に、
歌と踊りが始まった!

ロラレの歌と踊りは、
ミンダナオ子ども図書館に
来られた方々なら、
だれでも記憶に残っているに違いない!

ロラロラローーラ
ロラロラレ

ロラローラーローラー
ロラロラレ
ヘイ!!!


MCLに来た人ならば、
必ず思い出す
懐かしい歌と踊り!


こうした歌や踊りも
誰かが教えたのではなく、
子どもたちが自分たちの体験から、

ギターと太鼓の伴奏も付けて
みんなで踊って
歌うもの!


スカラーたちの
歌って踊る姿を見て、

初めて歌って踊る
村の子たちも、
歌と踊りに大喜び!


ロラレの後にもう一曲、
「楽しくって幸せなの!」
という名の歌と踊りを楽しんだ!


この歌と踊りを
ビデオ映像でご覧になりたい方は、
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読み語りの前に、
MCLの紹介!


読み語りの直前に、
スカラーたちは、
MCLの紹介をした。

「MCLは、戦争で親が殺されたり、
極貧で家庭が崩壊した子を
奨学生に採用して、
大学まで行けるようにしています!」

「遠くて村から学校に通えない子や
家に住めなくなった子は、
ミンダナオ子ども図書館の本部に住んで、
学校に通えます!」

「小学校から大学まで、
今は、全部で200人ぐらいの奨学生がいるけれど、
今、本部に住んでいるのは、
80人ぐらい!」

「この子は、パパトモの娘さん!
次女の舞花ちゃんで高校生!」

「MCLでは、
イスラム、クリスチャン、先住民が
仲良く一緒に暮らしています。


宗教や部族が違っていても、
私たちは兄弟姉妹、一つの家族!
大事なのは、愛と友情!」


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いよいよ
読み語りが始まった!


最初の読み語りは、
戦争で親を失ったイスラムの若者。

マギンダナオ族で、
母語は、マギンダナオ語だけれど、

フィリピンの国語になっている
タガログ語を使って、
マノボ族の子どもたちに
お話しをした。


選んだのは、
日本から寄贈された、
日本語の絵本だけれど、
日本語は、ぜんぜんわからないのに、

絵を見ながら、
お話を理解して
自分で作って語っていく!

今度は、マノボ族のスカラーが、
マノボ語で絵本を読み語った。

母語は、大事だから、
必ずその地域の言葉でも
読み語りをする。

ミンダナオの子どもたちは、
本当にお話を語るのが上手!
なぜこんなにお話が出来るのか
最初は、ぼくも驚いたけれど、

ある子が、
「絵本が無くっても、語れるよ!」
といって、
何と民話を語り始めた。

するとほとんどの子が、
「ぼくも、わたしも、語れるよーーー}

幼いころから、
お話を身近に
語ってもらって育ってきた子たち!

だから、
お話を語ることが出来るのが
当たり前の社会だった。
お話の生きている世界ミンダナオ!


マノボデーのカサバイモ:33分
 
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原住民とイスラムと
クリスチャンの歌も唄った!


お話とお話のあいだに、
原住民とイスラムとクリスチャンの
伝統的な子どもの歌も
唄うことにしている。

同じミンダナオの
違った文化の美しさに
触れることも大事だから!

まず最初に
イスラムの歌を唄った。

エキゾチックで
独特なメロディーに、
子どもたちは、
すっかり引き込まれていく。

次に唄ったのは、
マノボ族の子どもの歌!

子どもたちにとっては、
なじみ深い歌で、

合いの手を入れて
大喜びで歌う
マノボ族の子どもたち!

そして最後に、
ビサヤ語で
クリスチャンの歌を唄った。

この地域には、
ビサヤ語を話す子たちもいて、

みんなにとっても
なじみ深い童謡だ!

以下に、イスラムの歌とマノボの歌を
唄った時の映像を載せました。
クリックしてみてくださいね!
ビデオ映像には、 ここをクリック!

sy9
山芋堀の劇をした!

読み語りでは、
いつも最後に劇をする。
劇の名は、
「おおきなカサバイモ」

わたしの父が編集した福音館の
絵本「おおきなカブ」にヒントをえて
ミンダナオには、
カブが植わっていないので、
カブをカサバイモに変えて
子どもたちが作った劇だ!

カサバイモは、
山や庭にも植わっていて、
ミンダナオでは自然に生えている
長芋の一種。

ジャングルのなかでも生えていて、
米を買うお金もない
山に住む人々にとっては、
重要な主食!

とりわけ子どもたちは、
親が仕事に忙しいときに、
カサバイモを掘りに
仲間といっしょに山に入り、

カサバイモを見つけると、
「うんとこしょ!」「どっこいしょ!」と、
カサバイモを引っこ抜いて、
肩や背中にかついで持ち帰る。

学校にもいけない
極貧家庭の子たちだけれど、
こうやって仲間と協力して、
家族を助ける。

帰る途中で
川を渡るときには、
カエルや蟹をとって帰る。

カエルや蟹は、
大ご馳走!
ヤシの実の汁で
炊いて食べるとおいしいよ!

ときには、
ヘビもとらえて食べる!

カサバイモの劇に話をもどすと、
原本の絵本には出てこない、
猿やカエルも出てきて、
うんとこしょ!どっこいしょ!

そして最後の結末は、
ネズミが出てきて、
カサバイモのまわりを
コツコツほって、

みんなで力をあわせて
見事にお芋を引っこぬく!

ネズミが、
芋の周りをコツコツほって、
カサバイモを抜くわざは、
大きなお芋が、
ひっぱってもぬけない時に、

子どもたちが、最後に、
カサバイモのまわりを
コツコツ掘って、
引っこ抜く時の体験から来ている。

ミンダナオの子どもたちの
表現力と想像力は
素晴らしい!

日本だったら先生に
「絵本のお話と違うじゃない!
原本の通りにやりなさい!」
と、怒られそう?


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最後に
絵本を手に取って


読み語りが終わると、
最後に子どもたちに絵本を渡す。
プレゼントするわけではないけれど、

絵本や本など手に取って
見たことも無い子どもたちにとって
こうして自分の手に取って、
開いてみることで、

たとえ日本語が読めなくっても
絵を見るだけで
深い興味が湧いてくる!

「自分も絵を描いてみたい!」
「字が読めるようになりたいなあ!」

親の話を聞くところによると、
学校にいくことへの
深い興味も沸いているという。

その後、
子どもたちとスカラーたちが、
レロンレロン シンターを
唄って踊っていっしょに遊んだ!!

これは、日本でも知られている
「後ろの正面だーーーれ!」

敵と味方に分かれて
勝ち負けを競う
バスケットや野球などの
ゲームも良いのだろうけれど、

みんなで手をつないで
楽しく歌ったり踊ったりする
こうした伝統的な遊びからこそ、

心の基層に息づいている、
愛と友情で平和を作る
希望と勇気が培える気がする!

そして、子どもの頃の
こうした遊びの体験こそが、
将来つらい事があったとしも
死なずに生きる勇気になる!

MCLの子たちは、
貧しく親に見捨てられたり
殺されたり、
辛い体験をしてきた子たちだけれど、

明るく死なずに生きる力があるのは、
家庭も大事だけれど、
ちまたの遊びの体験が、
彼らを支えているのだと感じる!


sy11
ゆめポッケを
渡した!


ゆめポッケは、
仏教団体の
立正佼成会の子どもたちが、

一食ぬいて貯めたお金で、
世界の貧しい子どもたちのために、
オモチャやぬいぐるみや
学用品を買って、


それを親や会員の方々が、
手縫いして作った布袋に入れて
子どもたちに届けるプロジェクト!


ミンダナオ子ども図書館の子どもたちが、
貧困の子たちが住んでいる
僻村や都市の貧民街に
出かけて行っては、読み語りをしたり、

病気の子どもがいると
薬から手術まで
無償で行っているのを見て、

佼成会のスタッフたちが感動して
ゆめポッケを配る活動を開始した。

佼成会の若者たちが、
次期代表の庭野光祥さまとMCLを訪れて、
自らの手で「ゆめポッケ」を
現地の子たちに渡された。

その時の若者たちの
感動的な様子は素晴らしく、
今も心に沁みとおる!

その時の映像をご覧になりたい方は、
以下をクリックしてくださいね!

ゆめポッケ17分

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ぼくは、新興宗教については無知だけれど、
ゆめポッケには、
ひとつひとつに作り手の
真の心がこもっていて、

小さいとき受け取った
手作りの袋やぬいぐるみを、

大学を卒業するまで子どもたちは、
大事に持っていたり、
その後も結婚して子どもが生まれるまで、
大切に持ち続けていたりしている。

立正佼成会とは、
長年のお付き合いで、
地震があったときには、
母屋の修復費も出してくださったし、

毎年贈られてくるゆめポッケを
今年もMCLのスカラーたちが、
貧困地域の子どもたちに
心をこめて手渡している。


sy12
終わってから
パンを渡す


また、読み語りの時には、
必ず終わってからパンを渡すか、
炊き出しをして
ココナツのおかゆを食べさせてあげる。

子どもたちの服装は、
以前この村に来た時に、
皆さまから送られてきた
古着を渡しているので、

今回は、
みんなそれを着てきて、
思った以上に
可愛らしい服装で集まってきていた。


古着を渡す以前には、
この村の子たちは、

穴の開いたボロボロの服を着て、
下着や靴もあるはずはなく、

素足で
はだか同然だった!

それでも、
ふだんは今でも、
なかなか
お米のご飯も食べられないし、

パンなんかは、
夢のまたゆめ!

普段食べているのは、
劇で出てきた
カサバイモぐらい。

それがわかっているので、
MCLでは、
読み語りに行くときには、

炊き出しをして、
お米でおかゆを作ったり、
一人一人にパンを渡す!

そんな貧困地域の
子どもたちだけれど、
なぜか笑顔が美しく、
とっても幸せそうに見えて、

私たちの心の方が、
彼らの心によって癒される!

物やお金が、
あふれているから幸せ???
お金や物がなくっても
心が豊かなら幸せ???

聖書の言葉が浮かんできた。
「貧しい人は幸いである、
天国は彼らのもの!」

貧しいからといって、
必ずしも不幸とは限らない。

私たちの生活の方が、
豊かな国の人々の生活よりも
はるかに美しいと
感じるときだってある。

けれども、どうにもならないのが、
たべられないときと、
お金が無くて学校に行けないとき、
病気になっても治せないとき・・・



なぜここに日本人
マノボ族の首長になった日本人


テレビ東京が「なぜここに日本人」
の番組で取材に来ました。 
わたしがマノボ族の首長、
アオコイ・マオガゴンになったこと。
マノボ族の儀式の様子。
そして、危険なイスラム地域にも
読み語りにいきました。
それまでは、ほとんどのテレビも新聞も、
「取材に行きます・・・」といって、
なぜかストップしていましたので
実現したときは、驚きでした。
現地の子どもの様子を見て、
ディレクターやカメラマンは、
涙をながしていらっしゃいました。
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講演、公演の予定表など



2023年のお正月
市場の買い物と海と町



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2023年のお正月 市場の買い物と海と町 映像ビデオへGo!
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1)正月休暇は、寂しくなる時期! GO!
2)まずは市場で食料を買い入れ!GO!
3)獲りたてのマグロが並んでいるGO!
4)庶民のリゾートに泊まったGO!
5)リゾート地で物売りをしながらGO!
6)
海で泳ぐのは、あこがれの一つ!GO!
7)リゾートとしては、まだ庶民的?GO!
8)今では、夜でも歩ける街GO!
9)ダバオのモールに寄った!GO!
10)
年越しの焼きそばを食べたGO!
umi1
正月休暇は、
寂しくなる時期!


MCLの奨学生には、親のいない子が多く、
クリスマスから正月の休みには、
里帰り出来る子は帰るけれど、
複雑な事情で帰れない子もいる。


そんな子たちにとって
クリスマスから正月休暇は、
寂しくなる時期!

そのことを考慮して、
毎年この時期には、
海に泳ぎに行ったり、

ダバオに家で、
お正月を迎えたりする。

今年は、毎年行くサンタマリアの浜に
行くことが出来ず、
ダバオとキダパワン市の中間の
ディゴスの海辺のリゾートに泊まった。


umi2
まずは市場で
食料を買い入れ!


まずは、スタッフとディゴスの町に出て、
街の市場で、
休暇中に食べるための
食料を市場で買い入れた。

スーパーやモール
最近はやりの
コンビニでも買えるけれど、
市場の素材は新鮮で、

生活の匂いと活気があって、
なぜか心が暖まる。


「この貝、生きているよー!」

「イカも貝も魚も
捕りたてだよー!」



「モズクも
海ブドウもおいしいよー!」


小さな女の子が、
一人で売っているので、聞いてみた。
「一人で、お仕事しているの?」
「ええ!」

「お母さん、お父さんは?」
「お父さんは居ないの!
お母さんは、別のお仕事・・・」

頑張っている少女を見て
放っておくことが出来ず買ってあげた。

寂しいときもあるだろうけれど、
市場のまわりの人も知っていて
見守り支えてあげているのがわかる。


umi3
獲りたてのマグロが
並んでいる


ここは、南海マグロの漁業基地でもあり、
本当に大きな獲りたてのマグロが
新鮮に切られて並んでいる。

さっそく、マグロの切り身を買った。
こちらでは、わずかに酢をかけて、
刻んだキュウリといっしょに
刺身マグロを食べる習慣がある。

料理の下味も、
ラマスと呼ばれている、
ニンニクや玉ねぎやショウガを刻んで
下味を作ってから煮たり焼いたり・・・
コクがあって美味しい。

訪問者が、
ミンダナオの料理を食べて必ずいう事。
「味に深みとコクがあって、
本当においしいね!」


umi4
庶民のリゾートに
泊まった

今回の海水浴には、
キダパワンとダバオの中間にある
ディゴス市のそばの
リゾートに泊まった。

リゾートと呼ばれているけれど、
質素なヤシの葉でふかれた
屋根の小屋で寝る
庶民的なリゾート地。

河口の向こう側には、
漁師さんたちの
素朴な村が見える。

河のほとりに立っていると、
リゾートで魚を売った
母親と息子が、

バケツを抱いたまま
二人で河口に立ち、

泳ぎながら、
河を渡って
漁村に帰っていくのが見えた。

お父さんが捕った魚を
リゾートで売りながら、
生活を支えているのだ!

漁民たちの生活は、
決して裕福ではなく、

逆にリゾート開発で
住んでいた土地を追われて、
対岸や山に
移らざるを得なくなり、

貧困にさらに
追い打ちをかけられていく
漁師さん家族も多い。


umi5
リゾート地で
物売りをしながら


川沿いには、
リゾート地で物売りをしながら、


かろうじて食べている
漁民もいた。


その生活は、
決して豊かとは言えない。

柵の向こう側は
リゾート地だけれど、


日常は、
入ることが許されていない。



umi6
海で泳ぐのは、
あこがれの一つ!


極貧の山で育った
原住民の子たちは、

靴すら履いていず
裸足ゆえに、

山裾の町まですら
降りたことがなく、
山裾からは、
遠くに海が見えるのだけれど・・・

海に行ったことも無く、
ましてや海などで泳ぐのは、
夢のまた夢!!!

川では
泳いだことはあっても、

初めて海で泳いで、ビックリするのは、
「うわーーー、ショッパイ!!!」
海の水が、塩辛い事すら
知らない子がいる。

でも、広大な海を前に
波にのって浮かれて
大喜び!

砂で遊ぶのも
初めて!!!


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リゾートとしては、
まだ庶民的?


休暇中に
家族親戚みんなで訪れて、
ファミリーバンディング!

みんなで食べて
飲んで唄って?

酔っぱらっても
孫たちが
面倒を見てくれる???

漁師さんたちも許可を得て
カヌーで息子と
漁をした後、、

リゾートに
カヌーを入れて、

魚を売りに来ても
良いことになっている。

バケツに魚を入れて
息子といっしょに
売りに来た漁師さん。

みんなで
楽しく遊んだ後、


子どもたちは、
自分たちで
夕ご飯の支度をしてくれた。

いつもの事だけれど、
本当に自立して
しっかりした子たち!

ぼくは、この子たちを
養っているのではなく、
この子たちに
養ってもらっていると感じる・・・

彼らにとっては、
毎日食べられるだけでも
幸せ!




umi8
今では、
夜でも歩ける街


ダバオは、フィリピンでは
ルソン島のマニラに次ぐ
大きな町だけれど、

40年以上続いた
ミンダナオ島の
イスラム地域での紛争ゆえに、
危険なイメージが強い。

確かに、イスラム地域は
今年も小さな紛争や殺害が起こり、
安全とは言い難いが、

ドゥテルテ大統領が
かつて長年市長を務め
今では、
夜でも歩ける街になった。

マニラとダバオを訪れた
多くの人は、
マニラよりもダバオの方が、
安全で住みよいという。

最近は、
大きなモールも次々と出来て、
海外からも、インド人、韓国人、
中国や台湾の人々が住み、
大学などに通っている。


umi9
ダバオの
モールに寄った!


ここ数年で
ダバオの町は発達?して、
たくさんのモールが建った。

山で育った
スカラーたちにとっては、
大きなモールは驚きの場所。

エスカレーターにも
あまり乗ったことがないので、
怖くて乗れない子もいる。


ぼくとしては、良し悪しは別にして、
一つの体験だと思う。


しかし、この格差に
彼らは、何を感じているのだろうか?

確かに物は、
豊かにあふれているけれど、
たとえダバオ市に住んでいても、
貧しい子たちには別世界?


食べ物の値段も、
市場と比べてみると、

格段に違うし、
海外からの輸入物資も
たくさん売られていて、

それなりの良さはあるけれど・・・
大学を卒業して、町の企業に就職したり、
海外に出稼ぎに行った子たちが、
ミンダナオ子ども図書館に戻ってきて
必ず言う言葉は、

「町に住んでも、海外に出稼ぎに行っても
さびしいよーーー!
MCLとふる里が一番いい!
本当の幸せって何だろう。」



umi10
年越しの焼きそばを
食べた


まさかこんな立派な家を
買うとは思わなかったけれど、
この地区の所有者が、
私たちの事を気に入って、

「この家は、
息子の想いのこもった家で、
古いけれども、
MCLに買って欲しい・・・」

と言って、
当時500万円ぐらいで譲り受けた家。
古いのでエアコンも無いけれど、
心を込めて建てたことが良くわかる。

この家が持てたおかげで、
ダバオでの活動で
スタッフたちも
毎回、ホテルを予約しなくても済み、

空港からも近く、
訪問者も泊まったり
娘たちもここに住んで、
大学に通っている。

スカラーたちも
しばしば皆でここに泊まり、
クリスマスやお正月を
お祝いしている。

今年もお正月をここで迎え、
大晦日には、
焼き鳥と焼きそばと
フルーツを食べた。

焼き鳥は、
お祝いのときの
食べもの!

それと長生きを願って、
麺類と
フルーツを食べるけれど、

こちらでは、
年越しの焼きそばか、
スパゲティー!

年が明けると
花火が空を飛ぶ!
「明けましておめでとうこございます!
今年もよろしくお願いします!」





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