国際交友の記録:
2014年(4)


日本の若者たちの活動報告
1 スカラーたちの卒業式 GO! 16 白い鶏は生け贄として GO!
2 小学校から高校に GO! 17 血と肉を捧げるのは GO!
3 卒業式が始まった GO! 18 野菜売りの少女たち GO!
4 小学校の終業式 GO! 19 家族を助けるために GO!
5 山の保育所の卒業式 GO! 20 ムスリムデー GO!
6 イスラムの小学校と保育園 GO! 21 伝統的な遊びと舞踏 GO!
7 マノボの儀式 GO! 22 獅子舞(!?)が来た! GO!
8 急斜面を駆ける GO! 23 アラカンのスカラー調査 GO!
9 川でお風呂 GO! 24 極貧のカヨパトン集落へ GO!
10 焼畑へ GO! 25 さらにパコパコ集落へ GO!
11 白いにわとり GO! 26 泣きながら飛びこんできた GO!
12 ご馳走にありつくまで GO! 27 まず第一に農業 GO!
13 ダトゥのお家にて GO! 28 米の自給率がまだ低く GO!
14 陸稲の種まき儀式 GO! 29 ラナコランの下宿小屋に GO!
15 土地を奪われて戦闘が GO!
30 厳しいのは大学生の若者 GO! 43 個性ある素敵な絵たち GO!
31 母がいない子と病気の子 GO! 44 絵本の読み語り GO!
32 わたしたちは一つの家族! GO! 45 子どもたちの帰省に密着 GO!
33 食堂が出来た! GO! 46 山の上に住む子どもたち GO!
34 採用は孤児や崩壊家庭の子 GO! 47 はにかんだ笑顔が可愛い GO!
35 祝福していただいた GO! 48 食べれることに感謝 GO!
36 日本の若者たちの活動報告 GO! 49 支援者からの嬉しいお便り GO!
37 11月の学生総会 GO! 50 海辺の村に保育所を約束 GO!
38 こんにちは秀島彩女です GO! 51 漁民だが生活は厳しい GO!
39 MCLで迎える誕生日 GO! 52 政府指定の危険度も低く GO!
40 ゴムの木の植林 GO! 53 絵本なんて見たことない GO!
41 ビサヤの文化祭 GO! 54 2015年の初日の出 GO!
42 カルボガンの小学校 GO!
km17

日本から訪問した
杉菜さんも一緒に
スカラーたちの卒業式


奨学生たちの卒業式は、
大きな喜び。

あの小さかった子たちが、
こんなに大きくなって・・・

特に、
親の居ない子たちや、
いても行方がわからない子たちには、
ハウスペアレントや友人がつきそう。

寂しくなることも
あるかもしれないけれど、
「ぼくらは、
MCLファミリーだから!!!」

ミンダナオ子ども図書館が、
安心して子ども時代を送れ、
のびのびと思春期を迎えて、
大学まで行き。

将来の可能性を
開くための
舞台になってくれれば良いと、
いつもおもう。


km18

小学校から
高校に


ミンダナオでは、
小学校六年を操業すると
高校ハイスクールに入り、

ハイスクールが四年間、
そして、日本よりも2年早く、
大学に入ることが出来た。

しかし、
近年制度が変わり、
高校が、
4年間がジュニアハイスクール。

その後に
2年間
シニアハイスクールが出来て、
その後大学になった。

結果的に日本同様に、
小学校から高卒までが
12年間となり、
二年間増えたが、

経済的に
高校を卒業させるための
親の負担が
さらに厳しくなったといえる。

大学卒業は、
ミンダナオでは、
2割に満たないと思うのだが、

貧困家庭ほど子どもが多く、
一般家庭でも平均して5人、
山では、平均7人ぐらいの
子どもがいる!

そんな兄弟姉妹の中の
ひとりでも、
せめて高校を卒業させたい!
というのが家族全体の夢だけれど、

高校も6年間になり、
さらに大学まで行ける子が
少なくなった?

公立高校は、
授業料は
無いことになっているけれど、

プロジェクトが
いっぱい出されて、
その経費を
払わなければ単位が取れない!

かつてMCLで、
奨学生を一カ月のみ、
一般募集した
時期があったけれど、

一カ月で200人以上
応募してくる!

その子たちに、
学校に行きたい理由をたずねると、
そのほとんどが、
「家族を助けたい!」

km19

卒業式が始まった

下の子の付き添いは、
日本人スタッフの
杉菜さん!!!


パパ、ママは居ないけど
いとこが
駆けつけて来てくれたの!


しかし、
親や兄弟が
駆けつけてくれる子たちは
わずかしかいない。

それでも、
寂しさを吹き飛ばすように
子どもたちは元気に歌う。

やはり卒業はうれしい。
今年は、
小学生からハイスクールに!

私は、
大学は、
先生のコースが良いわ!

私は、
看護師になりたい。

僕は、
エンジニア!
夢は膨らんでいく。

支援者の皆さん、
ありがとう!
これからもよろしくお願いします。

支援者は、
私たちのお母さん、お父さん!
皆さんの子、いますか?


付き添いは、
ハウスペアレントの
アカイさんとローズマリーさん。

下の付き添いローズマリーも
かつては、
奨学生だったが、
今は立派なスタッフだ。


卒業式典が
始まった!

まずは、歌から!

そして、
卒業証書が
渡されていく!


スタッフのアカイさんが、
私の母さん役。


杉菜さん、
ありがとう。


スタッフのタビタさん、
ありがとう!


大学の奨学生の
姉ちゃんといっしょに。


ハウスペアレントの
ダゴルさんと。


ハウスペアレントの
ロース姉ちゃんと。

卒業できたのも、
支援して下さっている
方々のおかげです!
これからも、がんばります!


km20

小学校の終業式

こちらは、
終業式の奨学生たち。

進級していきます。

みんなでいっしょに
歌ったり踊ったり・・


まだ小さかった子たちが、
どんどん
大きくなっていく!


みな、
MCLに住んでいる子たち。

おじさんが、
お祝いに来てくださった!

スタッフのローズ姉さん、
ありがとう!


km21

貧しい
山の保育所の卒業式


イスラムの
貧しい山の保育所の
卒業式に、

日本の若者たちと
一緒に訪れた。


こちらは、
戦闘地域の
貧しいイスラム集落。

非常に厳しい地域だが、
卒業生も出て
平和のために活躍している。

下の写真で、
先頭にたっているのは
今は、大学生の子。

MCLがなければ、
高校にも
行けなかっただろう。



下は卒業して
現地で活躍している
旧奨学生、

下の子は、いま大学生。
教育学を学んで
卒業したら、
先生になる予定。


日本からの訪問者の
皆さんもいっしょに。


わたしも、
妻と一緒に参加した。



両親のいない彼女は、
今年から
MCLに住むことになった。


アンダンテの皆さんが
寄贈してくれた
ハーモニカ。



アンダンテの皆さんによって
贈られたおもちゃに
大喜び!



km22

イスラム自治区、
サパカン村の小学校と
保育園の卒業式


ここは、
イスラム自治区の
湿原の中にあるサパカン集落。

40年以上にわたって、
戦闘が絶えない
危険地域だけれど、

ここの保育園と小学校は、
ミンダナオ子ども図書館が関与して
建った!

そこの卒業式にも
呼ばれてうかがった。



km23

  
マノボの儀式

 Ritual Ceremonya
 ボランティアスタッフ 野田 杉菜


「明日キアタウで
焼畑にお米の種を植える、
年に一度の儀式があるので
行きませんか?」

2014年2月18日早朝、
友さんの一言で
寝ぼけ眼を擦りつつ、
急遽キアタウ村へ
お米を植える儀式を見に行った。

マノボ族の調査をしておられる
訪問者の方と
現地スタッフと共に、
舗装されていない山道を
ガタゴトと進んでゆく。

バナナのプランテーションを通り過ぎ、
急斜面にある
トウモロコシ畑を横切りると、
アラカンの広大な
山岳地帯が広がった。

3時間かけてたどり着いたのは
皆様お馴染み、
ミンダナオの山岳地帯に
隠れるように存在するキアタウ村だ。

MCLはこの村からも
スカラーを
たくさん採用している。

キアタウ村に着くと
「明日はご馳走でバボイ(豚)が出るよ!」と
子ども達が
嬉しそうに話しかけてきた。

普段はカサバ芋や
バナナを蒸したものを
食べているので、
豚はとっておきのご馳走なのである。

マノボ族がほとんどのこの村は、
昔ながらの伝統が生きている。
今回の儀式、
その名も「リトワル・セレモニア」。
題名に記したものが現地語だ。

年に一度の伝統行事で、
友さんも
見たことが無いと言っていた。 

そんなところに
無知な私がお邪魔して、
素人の目線で、貴重な文化に
触れることを可能にするところ、
MCL。

私の見た
マノボの儀式の様子を読むことで、
隣国の風に触れていただければ!…と、
偉そうなことを言ってみたり。
しばしお付き合い頂ければ幸いである。

km24

〝急斜面を駆ける〟

2月19日、
早朝6時。
山の人々の朝は早い。

早々に朝食を済まし、
焼畑のある場所まで
歩いて行く。

キアタウの子どもたちに先導され、
まだ朝露で滑る斜面を
下っていく。

朝焼けで光る
断崖絶壁の丘を下り、
まだ小さなバナナの生える畑を下ると、
木々が生い茂る森へ行き当たる。

キアタウの子どもたちは
転げるように
急斜面を走り下ってゆく。
そのスピードといったら
大人はとてもついて行けない。

よたよたと進む
私たちを時々チラチラと見て、
少し行ったところで
待っていてくれる。

急斜面を下るのに必死な
私たちを尻目に、
子どもたちは
焼畑までの道のりを
遊びながら進んで行く。

パチンコに
そこらへんの石ころを掴んで
鳥を射ち落とそうとしたり、
鳥の鳴き真似をしたり、
歌を大声で歌ったり…

そこにある物を
何でも
遊びに変えてしまう。

km25

〝川でお風呂〟

どんどんと
森を下っていくと
川の近くにたき木の火が見え、
村の男衆がそこに集まっていた。

その手前の急斜面で
私は一回転して転げ落ちた。
幸い
擦り傷だけで済んだが、

これがさっきまでの
何も生えていない
断崖絶壁だったら
死んでいたと思うと肝が冷えた。

泥だらけになって
川のそばまで辿り着くと、
透き通った水が流れるそばで、
大きな豚一匹が
既に解体され横たわっていた。


ここまで豚を
連れてきて潰したのだろうか…
近くの大きな岩には
真新しい血の痕が残っていた。

すぐに出発するかと思いきや、
後からやって来た女衆と
子どもたちが
川で水浴びを始める。

「杉菜も入りな!」
と誘われるので、
私も川で頭を洗った。

山で生活する人々にとって
水は貴重品だ。

そんな水を
好きなだけ使うことのできる
川でのお風呂は、

「待ってました!」と云わんばかりの
張りきり具合である。
大人もしかり。

km26

〝焼畑へ〟

思う存分
身体を洗った後、
やっと焼畑へと向かいだす。

男衆は豚や薪を持ち、
女衆と子どもは、
それに続いて
急斜面を登っていく。

木の根をつたい、
竹のゲートをくぐると、
焼かれた土が見え始めた。 

森を抜けたところ、
急斜面に扇状に広がる
広大な焼畑が現れた。

テニスコート優に6個分はある。
あまりの広さに
「何日かかって焼いたの?」と聞くと、
「1日だよ。
村の大きい男64人全員で焼いたんだ」
と返ってきた。 

こっちの人は度々、
人数にものをいわせて、
途方も無い作業をやりこなしてしまう。
その忍耐とやら凄まじいといつも思う。

続々と集まる村の人々は、
一度焼畑の傍に建てられた
小屋に集まる。

そこで衣装や道具を纏い、
ダトゥ達(酋長)が集まると、

儀式の用意がされている
焼畑の下部に下りていき、
そこで儀式が始まった。

km27

〝白いにわとり〟

コの字に集まり
内側にダトゥと男衆、
その外側に
女衆と子どもが並んでいた。

最初にダトゥが
神様(スピリット)に呼びかける。
良いスピリットをカヤッグと呼び、

畑が
良いスピリットに見守って
もらえるように呼びかけるのだ。

次に
マノック(にわとり)を捧げる。

マノボ族の伝統で儀式の際は、
スピリットに必ず、
白いにわとりを
捧げるしきたりになっている。

マノックは祈りを捧げた後、
動脈を切り、その血を
後から蒔くバンゲ(種もみ)や
その他の儀式の道具に垂らしていく。

これは悪い虫や鳥に、
蒔いた種が狙われないようにする
おまじないである。

次に、
種まきに参加する全員が
マノックの血を
手の平につけてもらいに来る。

その後、女衆は
トードソック(バンゲを入れるかご)に
バンゲを入れてもらい、

男衆は竹や木の槍で
一斉に土に穴を開け始めた。

穴を開ける様子は
舞を舞っているようだし、
種を蒔く姿も
とてもリズミカルだ。

種を蒔いたあとは
素足で踏んで土を被せていた。

穴を開ける道具で
竹の棒をパガパックと呼び、
それを振り下ろすたびカラカラと
音が鳴る仕組みだ。

単調な農作業に
楽しさを見出そうとしているようで、
小さな工夫に笑みがこぼれた。

km28

〝ご馳走にありつくまで〟

大人が儀式を行っている間、
大きい子どもたちは
お昼ご飯の準備をしていた。

かまど作りや
バボイをさばく作業など、
力仕事は男の子が。

バナナの皮でお皿を作ったり、
小さい子の子守、
おかずの盛り付けなどは
女の子が行っていた。

それより小さい子どもたちは、
儀式の様子を
高台からじっと見ていた。

焼畑なので、
時折風に吹かれて灰が舞う。
目を擦る姿が
とても愛らしいと感じた。

太陽が真上まで昇った頃に
一度作業を辞め、
全員で
お昼ご飯の準備に取り掛かる。

日本の様に、
すでに切り分けられた肉は
出てこない。
大きなお鍋でマノックを煮たり、

バボイの骨は
男衆が力いっぱい
包丁を振りかざし、
肉片を飛ばしながら切り分けていく。

みんな
朝ごはんを食べずに
準備や農作業をしているので、
お腹はぺこぺこのはずなのに、

みんなが
ご馳走を食べれるように
準備に没頭しているようだった。

ミンダナオに居ると、
“動物の肉をいただく”
ということがリアルに感じられる。

こちらの人々は
ご飯を食べる前に
必ず祈りを捧げる。

命を頂くことに関しての
リアルを知っているだけに、
頂く命には
常に敬意をはらうことを忘れない。

これはミンダナオで守っていくべき
極めて大切な
文化じゃないかと
勝手に思っていたりする。

ようやくご飯を食べ出し、
ご馳走に舌鼓をうつ。

おしゃべりに花を咲かせ、
お昼寝をし、
また種蒔きを繰り返す。

作業は夕方まで続き、
帰りは馬に乗せてもらい
村まで帰った。

今回蒔いたお米は
7月に収穫予定だ。

キアタウ村の人々が無事に
お米を
食べることができるよう、
私もひっそりとカヤッグにお祈りした。

km29

〝ダトゥのお家にて〟

儀式が無事に済んだ夜、
キアタウ村の
ダトゥの家に泊まらせてもらった。

そこでダトゥと
たくさんお話した中で
印象的なものがある。

あるスタッフの奥さんが
グワパ(美人)だという話をしている時、
ふとダトゥが
「グワパ(美人)とパンギット (不細工)、
何が違うんだい?一緒だろ?」と呟いた。

続けて「一番大事なのは心だ。違うかい?」
と付け加えた。
一瞬キョトンとしてしまったが、
「ああ、そうかも…」と
なぜかすんなり腑に落ちた気がした。

よくミンダナオの人は
「目に見えないもの、心が一番大事」と言う。
それはそうだが、私にも好みがある!
と反発する心があった。

しかし、こちらで
他人の本心を見抜くことは
日本より難しいことだと、
7ヶ月間の短い滞在期間だがわかる。

表面上では
ホスピタリティー溢れるフィリピン人だが、
決して簡単に
心の内には入れてくれないのが現実だ。

それでも
彼らと向き合っていこうと
思うのはなぜなんだろう…

一生答えが出なくても良いが、
その周りをよたよたと、
キアタウの急斜面を
歩くように廻り続けていくことに
意義があるんだと、
自分に言い聞かせている。

あとの4ヶ月、
私はこれからも
よたよたと近寄ったり、
離れたり、歩いてゆく。

km30

陸稲の
種まき儀式に関して
アイヌと沖縄の
宇宙観の視点から


今回の企画を実現させたのは、
増田和彦氏。
焼き畑を中心に、
日本と東南アジアの神事・芸能・演劇を
調査し続けてきた専門家だ。

今回もMCLを通して、
マノボ族の首長とコンタクトをとり、
アラカン地域の大首長の了解をもとに、
キアタウで
本格的な焼き畑神事を実現された。

長年の研究をまとめた大著を、
最近出版されているので、
是非お読みいただきたい。
相当高度な研究書だ。

焼き畑は、
日本では縄文文化に起源を発し、
いわゆる人類の根源である狩猟採集文化と
農耕文化の堺に位置している。

その根源が、
ミンダナオの先住民族社会に、
そのまま生きているのには驚いた。
その意味でも、
こうした調査はとても歓迎出来る。

戦闘などが起こり、
平和と貧困の問題が、
子どもを直撃しているのを見かねて、

この十年、
文化の宝庫を目の前にしながら、
心を向ける時間が無かった。

今も変わらず忙しいだけに、
研究者や専門家をはじめとして
著作家や児童文学者、絵本作家、
ドキュメンタリー映画作家などなど
来ていただいて、

こうした文化を保存し、
新たな創造を試みたり、
次世代に伝えて欲しいと思う。

いつでもいらしてください。
誠心誠意協力しますよ!
ここは、
先住民族もイスラム文化も・・・・
国立民族博物館も驚くべき場所で、

危険という事で、
来たくても入れない人々が多く、
MCLだけが入れる場所が、
たくさんあります!


今回のキアタウも、
初めての調査が入った場所だ。
僕は同行しなかったけれども、
日本人ボランティアスタッフの
杉菜さんが同行。

彼女は、絵本で育ち、
絵も描けるので、
ゆくゆくはキアタウなどを舞台に
絵本などを出そうと思っているので
そのことを話すと、大喜びで同行。

下の写真は、
村人といっしょに水浴びする杉菜さん。
神事の前の水浴びは、
おそらく禊ぎ(みそぎ)と
関連する習慣だろう。

僕もかつて、
アイヌ文化や
沖縄文化の本を書いた。
現在絶版ですが、
画像をクリックすると
アマゾンの購入サイトに飛べます。 

上智大学の独文科で、
木村直司教授のもとで
ゲーテを学びその根底にある、

中世錬金術の宇宙像に関心を持ってから、
人類の根底にやどる
狩猟採集文化に惹かれていき、

現代の科学技術文化の
問題を解決する方針として、
人類の基本の宇宙像を明らかにしようと思い、
(その思いは、
『昔話の死と誕生』(教文館)で語られています)

北海道に移住したときに、
アイヌのおばあちゃんに会って
話を「火の神の懐にて」の本にまとめ

さらに沖縄の宮古、池間島で、
古老から話を聞き
死生観宇宙観を
「沖縄の宇宙像」にまとめた。


km31

土地を奪われて
戦闘が起こった地域で、
マノボ族の集会があり


ミンダナオに惹かれた理由は、
戦闘で困窮している
子どもたちとの
出会いがきっかけだったが、

同時に、
マノボ族の世界に、
イタリア人のピーター神父に誘われて、
入っていったことにもある。

当時、
土地を奪われて
戦闘が起こった地域で、
マノボ族の集会があり、

酋長をはじめとする
多くのマノボの人々が集まり、
山の集落で徹夜で集会をしたのだが、
そこに連れて行ってもらった。

何も知らずに
ついて行ったのだが、
驚いたこと、
驚いたこと・・・

午後遅くから、
殺された家族に関する
事実告白が行われたので、

これは、裁判に出すための
準備かと思いきや夕食後、
酋長たちが前に集まって語り始めた・・・
やがて一人の酋長が立ち上がり、

四角形に左回りに歩き出し、
手をさしのべて、
片手の小指と親指を
開き鳥のようにひらひらさせながら、
語り始めた。

要するに
スピリットがついて、
様々な霊の言葉で語り出したのだ。


東北の恐山の巫女なども同じなのだが、
沖縄やアイヌ、
シベリアのシャマニズムを
学んでいた僕には、

すぐにこれが、
シャーマンであることが
理解できた。

四角に左に回る方向は、
盆踊りで櫓を軸に
左に回るのと同様に、

また沖縄の家同様に、
ナカバラである中心の柱が天につながり、
神木を左に回ることによって天界に向かい、
そこで神々と会うという方向を意味している。

シャマニズムに関しては、
読んでいたものの
本物のシャーマンが生きている世界に
飛び込むとは思わなかった。

しかもその後、驚くべき事に、
参加している全ての人々が
右手を高くかざして、
シャーマンと同じようにひらひらさせ
何事かをつぶやき叫び始めたことだ。


結局、
沖縄同様に
最高神の太陽神が、
集会の最後に酋長に憑き、

結論として、
「神によって造られた世界が、
木や草、動物なども種類は異なっていても
一体となって存在して、

単体として
宇宙を形成しているように、
人類も、種族、宗教の違いを超えて、
調和して生きて行くように」

と太陽神が語っている、
と言うことで
平和が大事だという結論が出た。

夜明け前のことだ。
そのときの酋長とは、
今も友達でいる。


km32

白い鶏は、
生け贄として
捧げられる


人類は、
動物や植物を
殺して食べることによって
生かされている。


自分たちが殺すことによって、
生きられること、
その罪の許しと感謝を、
生け贄の儀式は、
象徴的に表現している。


それと同時に、
送られるスピリットが、
天界で村人の感謝の心を告げ、

天界のスピリットたちが、
喜んで地上に再び訪れ、

これから先の未来にも、
この世に
豊穣が訪れるように祈願する!


アイヌのカムイノミを彷彿とさせる祈り!
いつかウタリ協会と共同で
祈りを捧げたいですね
萱野志朗さん、どうですか?

ワシントンに招かれて、
アイヌ文化のシンポジウムに
いっしょに参加したのが懐かしいですね。
そのときの本
「First fish first people」

上述の本には、
私の原稿も載っていますよ!
クリックされたら、
Amazonの購入サイトに入れます。


こちらは、
日本のアイヌ文化
イナウ写真へGo! 
カムイノミ写真へGo!

km33

血と
肉を捧げるのは


血と肉を捧げるのは、
人類の根源的な祈りのあり方。

アイヌでは、
熊の血と肉を捧げる。

沖縄では、豚。
こちらのお祝いの
豚の丸焼きも同じ系譜?

中東では羊で、
血を飲み肉を食べるが、
それが、キリスト教では、
パンと葡萄酒、

神道や仏教では、
御神酒と餅などになって
祈りの場に伝えられている。

イエスが、
自分の血と肉を
パンと葡萄酒にたとえたように。


こうした儀式を
軽蔑してはならないと思う。
アイヌのおばあちゃんから
言われたことだが、

皆さんが
スーパーで買っている鶏肉も、
豚肉も、魚介類も、穀類から野菜も、
全て自分の肉体を差し出して、
死に向かった者(カムイ)たちで、

死の現場も見ずに、
感謝もせずに
食べている都市の人々こそが、

少し常識から離れた
異常な世界に
生きているように、
ここにいると思えてくる。


そういえば、
黒い鶏で悪霊を
追い出す事もあると聞いているが、

MCLのスカラーの少女に、
霊が憑いて大騒ぎになり
声も変わり、
考えられない力が出るのだが、

しっかりと受け止めて、
本来の心(スピリット)を呼び戻すという
考えられない体験も数回した!

神父さんや
恐山の巫女ではあるまいし、
本当にこんな事があるとは思わなかったが
人を救うという事は、
一筋縄ではいかない物だ!


km34

野菜売りの少女たち、
その後


エミリーとギンギンが、
休学したので家を訪ねた。


家は、焼けてしまったので
家族は、
元の場所に戻っていた。

まだ屋根も
完成していないので
シートを渡してあげた。


いわゆる貧困でも
成績優秀の子では無く、

むしろ家庭に
多くの問題を抱えた子を
MCLは、優先して
選んでいくので、

しばしば、休学してしまうことがある。
理由はいろいろだが、
兄弟が多く、
家族が苦労しているので、

自分だけが、
学校に通っていくことに
後ろめたい気持ちを
持つようだ。

たとえ親が
望んだとしても。


子どもたちが
休学するたびに
私たちは調査に訪れる。

今回の原因も、
家が焼けてしまい、

兄弟姉妹や母さんが
野菜売りで
苦労しているのを見かねて
働きに出ようとしたのが原因。

一度は、母親の薦めで
知り合いの子守に
ギンギンはなったが
辛くて辞めてしまった。

それで野菜売りに
もどろうとしたが・・・
食べるのも苦しい毎日。


やはり学校に戻りたいが、
飛び出しただけに
もどる勇気も無く、

そのときに
私たちが訪ねて
ほっとしたのか、
MCLにもどることになった。


km35

土日は、
家族を
助けるために


こちらの方でも、
家族の置かれている
状況を鑑みて、

土日は、
家族を助けるために
家に帰って野菜売りを
手伝うことを許可した。


福祉局の指導では、
こうしたことは、
児童労働
チャイルドレイバーに当たり、

許容できないことに
なっているのだが、
現実は、そんなに
単純では無い!

働くのか学校に行くのか、
あるいは、働きながら
学校にも行くのかは、
本人たちが自分で決める!


いろいろな状況を体験しながら、
子どもたちは、
成長していく。

下のキティンは、継父の娘で
MCLにすんでいたのだが、
家族を助けるために家に戻り
そこから小学校に通っている


妹を抱いているインダイは、
自ら進学をストップして
母さんを手伝ったり、
幼い妹や弟の面倒を見るために家に戻った。

それはそれで良いと思う。
学校だけが
全てでは無いのだから!


エミリーは、彼らの親戚で
父親が無くなり、
母親も居ないけど、
ギンギンと大学まで行くことに決心した。

そして将来、
遠くに住んで居る
母親と兄弟を助けたい。


妹が、
小さい頃の
クリスティンそっくりになった!

下は、
奨学生のジョイジョイ
成績は優秀で表彰された。


km36

ムスリムデー

 1月26日晴天の中、
2ヶ月に一度の
学生総会が催された。

今回の学生総会は
「ムスリムデー」。
マギンダナオ族の文化を
中心とした祭典となった。

全ての大学生・高校生スカラー
総勢200人強が
ミンダナオ子ども図書館に
一堂に会した。

ミンダナオ子ども図書館には、
「ルマド(先住民族)」、
「バンサモロ(ムスリム)」、
「ビサヤ(移民)」と
大きく分けて3つの民族が暮らしている。

学生総会は、
それぞれの文化や伝統の
再認識・保存・共有・相互理解を
目的としている。

毎回民族の特色を活かした
出し物をスタッフや学生が考え、
進行も自分たちで行う。
さぁ、ムスリムデーの始まり始まり…!


国歌斉唱を
マギンダナオ語で!


会場は、
MCL内にテントを張る


司会の2人。
進行もスカラーたちで!


km37

今回のテーマは
「伝統的な遊び」と
「舞踊」!


ムスリムの一日を劇にした。




伝統的な遊びで
思いっきり遊ぶ!


みんな大はしゃぎ!
 




マギンダナオ族の
伝統舞踊「パマロンダンス」
MCLに住んでいる
インサイダーのムスリム3人娘。

3人とも普段から仲良し。
メイクも衣装も
ばっちり決まってる!



この日のために、
夜な夜な練習してきた3人。
とっても美しい舞だった。


今度は、
男の子たちが
劇遊びを演じた!




km38

獅子舞(!?)が
来た!


おやおや、
なぜか外が騒がしい…?
獅子舞(!?)が来た!





支援者の方が
スカラーに
会いに来て下さった。

ちょっと恥ずかしい…
でもとっても嬉しい!


 「クリンタン」という楽器。
不思議な音が…


文化祭が終わって、
最後にみんなで
ムスリム料理を食べた。

料理を作ったのも
奨学生の子どもたち!


Sukran!!!ありがとう!

km39

アラカン地域の
スカラーの調査


アラカンの山岳地域は、
低地を追われた先住民たちが
こもった地域で、

貧しさもさることながら、
樹木はことごとく伐採されて
生活が困難な地域でもある。

ミンダナオ子ども図書館は、
すでに長くこの地域と
関わり奨学生も多く採って来た。

キアタウ集落など、
しばしば訪問者の滞在で
サイトでも取り上げられる。

今回は、
この場所の集落にもどって
学校に通い始めた
奨学生を調査した。

彼らは、極貧故に
ミンダナオ子ども図書館に住んで
学校に通っていたのだが、

マニラの福祉局から来た講師が
ダバオで講義をし、
それに参加するように言われて
スタッフが参加し、

そこで
「親のいる子は集落に返し、
親の責任で育てるべきだ。」という
もっともらしい話を聞かされ、

去年、本人や保護者も望まなくても、
あえて無理やり、
親元に帰した子たちの
その後を追って、
調査するために行った。

というのも、
スカラシップは
継続しているにもかかわらず、

戻した子たちが、
ことごとく
学校をストップしていったからだ。

原因としては、
成績が伸びず、
学業に関心が無くなり、

それゆえに、
町に仕事を探しに行ったのではないか、
というのが
スタッフの推測だった。

ただし、
直接本人や家族に会って、
真実を聞かなくてはいけないと思い、
僕自身が決断して、
赴いたのだ。


km40

まずは極貧の
カヨパトン集落へ


確かに
ミンダナオ子ども図書館の
奨学金は、
勉強のできる子よりも,

親が居なかったり、
生活が極端に厳しい子たちを
選んでいるので
勉学に関心が無くなることもあるだろう。

しかし、
マニラの福祉局からの要請で、
10数人の奨学生を
保護者がいるからという理由で、
親元に帰して、

ほぼ全員が
学業を停止して
町に職を探しに行き、

そのなかの8割以上が
町の生活にたえられずに、
何とか戻れないかと、
MCLに泣きこんできている。

親元に帰るのではなく、
ミンダナオ子ども図書館に
帰りたいと・・・

このことは、
親が子育てに責任を持つべきだ
とする意見には同意する物の
実態はそう簡単ではない事を意味している。

すでに僕は、
スタッフの行政的な意見を聞いたときに
「建前上はわかるが、そう簡単ではない」
と思っていただけに、
真実を確かめなければならないと思った。

保護者のもとに、
戻された子たちのなかには、
学校が好きだった子たちも多い。

なぜ学業を停止して、
町に出たのか・・・

町に出て何を見て、
体験し、
何を感じたのか・・・

何故に、
町からもどりたいと懇願し、
家ではなく、
MCLにもどりたいと
泣きついてきたのか・・・


km41

さらに
パコパコ集落へ


ストップした理由を調べるために
本人の村をたずね、
親に会って
親のサイドからも話を聞いた。

そこから見えてきたのは、
想像以上に
貧困の現状が厳しい
山の村々の状況だった。


今ダバオは、
次々とモールと呼ばれる
デパートが建ったり、建設ラッシュ
そして、道路の補修で
国道が整備されている。

人々の生活が豊かになった
わけでもないのに、
どこからお金が
落ちてくるのかと思いきや
詳しい知人が曰く、

「海外の投資マネーが
大量に落ちている。
引き上げたときが大変だね!」

海外からの投資資金が
建設会社に落ちるのだが、
その会社自身が、
海外の物だという。

先進国と、
先進国の企業と結びついた
資産家だけが肥え太り、

貧しい者は、
ますます貧しくなる仕組み?

実際に見ていると、
米を始め、
物価だけがどんどん上がり、

庶民の生活自体は、
物価高のせいで
ますます厳しくなっている。

まして、
山の貧困地域の現状は悲惨で、

塩や生活必需品や
文具などが
どんどん値上がりし、

ただでさえも
現金収入が無いのに、
たとえMCLが学用品や学校の諸経費を
支払ったとしても、

子どもを学校に
行かせることなど
できない状況になっている。

子どもたちは子どもたちで
親から、
口減らしを強要された
わけでもないが、

朝早くから
父親や兄さんたちは、
山に仕事に出かけ、

姉さんや妹たちは、
川で洗濯をしたり、
赤ちゃんの世話もして、
苦労しているのに、


大勢の兄弟姉妹のなかで、
自分だけが、
学校に行ける事に
後ろめたさを感じて、

一日二回、
お芋に塩を付けて、
兄弟が川でとってきた
カエルや蟹を食べる毎日。

しかも、
自分は、年頃になると
食べる量も増えてくるし・・・。

親としては、
せめて一人でも学校を卒業して、
将来、良い仕事について
欲しいにもかかわらず、

家族が苦労しているのを
見ていたたまれず、
自分は、少なくとも
小学校を卒業したから、

弟や妹のために
自分は、スカラシップを断念してでも
働きに出ようと決心して
ダバオなどの町にでたのだが・・・。

しかし、
そこで体験したのは、
劣悪な労働条件だけではなく
レイプや売春!


km42

泣きながら
MCLに
飛びこんできた


しかし、
そんなことは親にも言えず、
実家に帰ると
親に負担をかけるばかりだし・・・

それ故に
数人の子たちが、
泣きながら
MCLに飛びこんできた!

「なんとか、MCLに戻して欲しい!」
町には戻りたくないし、
家にも帰れない!

スタッフとしては、
政府の指導で
親の居る子を実家に返したのだが、

現実的には、そのことによって
売春などのさらに不幸な環境に
思春期の子たちを置くことになり
愕然としている。


結果的に、
ミンダナオ子ども図書館で
三食たべられ、
学校に行けるということが、

保護者にとっても
本人にとっても、
どれほど幸せで守られているかが
わかってきて、

ソーシャルワーカーもはじめとして、
独自にしっかりと実情を見極めて、
一人一人の境遇に合わせて
判断すべきだ!
という結論に達し、

六月の新学期から、
ほとんどの子が、
再びもどってくる事になった。

キダパワン市の福祉局の
ソーシャルワーカーに相談すると、
「わたしたちには、わかりますよ!」
「大丈夫、
見て見ぬふりをしていきましょう!」


km43

今後の方策としては
まず第一に農業


しかし、
大変なのはMCLの食費!
外部の奨学生も加えると、
一日、100キロ近い米が消費される。

今後の方策としては
まず第一に農業。
水田を買い足して
自給率を上げなくてはならない。

それによって、
現在は300名以上の子たちの
米をまかなっているが、
米だけでは、まだまだ足りない。

自給できるだけではなく
余剰米を売って
少なくとも最低の食材を買えるように
しなければならない。

下は、
ラナコランの
MCLの下宿小屋で
ここは女子寮。

ここにも遠くて通えない子や
たべられない子たちが
30名ほどいるけれど、

下宿している子たちに聞いても
生活は
非常に厳しいとのこと。

また、
大学生の男子寮もキダパワンにあり、
高校生は、マロゴンにあって
多少の野菜は育てているけれど、

塩や醤油や
油を買うまでには
とてもじゃないが至らない。

せめて、
家にいては学校に通えない、
全ての奨学生を本部や
下宿小屋に受け入れて、

衣食住をまかなって、
食べさせて行けるように
するためには、
農業に力を注いで、

まずは、
水田を増やしていくことが
最大の解決策だと思い始めた。


家に送り返してしまうと、
小学校を卒業して、
13,14歳になると
食べる量も多いし、

普段でさえも、
米は食べられず、
ヤマノイモを一日二食で
沢ガニがおかず。

学校に持たせるための
お弁当など、
作れるはずはない!

もちろん、我が子を愛しているから
口減らしに出て行ってくれ
とは言えないけど
思わず、愚痴がこぼれることも・・・

そんなわけで、
13,14歳になったら
親から結婚を強制されて、
家を逃げ出した奨学生も!

しかし、町に逃げて
仕事を探しても
女中や食堂やバーが関の山で
給料は、月に3000円もないし、

朝の3時に起きて、
夜の11時まで働かされるし、
アビュースを受けて、
MCLに逃げ込んできた子も多い。


km44

MCLでも、
米の自給率が
まだ低く


今回、
上の子たちが
パコパコの実家に案内してくれた。

顔は知っていたので
奨学生かと思ったのだが、
小学校は近くて通えたけれど、
中高校は、遠くて通うことが出来ず、

高校一年生になって
MCLのラナコランの下宿小屋に
住まわせてもらってた子たちだった。

しかしMCLでも、
米の自給率がまだ低く
「住むのは良いけど、
奨学生ではないので、
米までは与えられない」
と、スタッフに言われてしまい。

結果、MCLの下宿小屋にも住めなくなり、
かといって実家からは、
学校までは遠くて通えず、
友達の家にすみこんで
通っていることがわかった。

しかし、友だちの家でも、
たべるのも厳しく
中高校一年を
何とか過ごしたけれど、
もうこれ以上は無理だという。

下の子は、母親が継母で
自分の家も上のように焼けてしまった。

監獄を逃げた犯罪者が
燃やしていったのだという。

下の子の場合も
学校の先生が、
スカラシップを出して
学校に行かせてくれていたのだが、

その先生が突然亡くなられて
スカラシップもなくなり、
二人とも成績は良いし
学校にすごく行きたいのだけれど
もう不可能だという。


今回行って良かった!
早速スタッフで下宿小屋の管理をしている
ジケロ君に、
彼らを下宿小屋にもどし
米も支給してあげるように話した。

彼は、戦前にダバオに住んでいた
日本人の子孫で日系人!
子どもたちは、大喜びで、
早速日曜日には、
MCLの下宿小屋に移るという。

今年の六月から、
彼女も奨学生候補にして
スカラシップを出そうと決めたが、
まだ、200人近く支援者が
見つかっていないのに
また背負い込んでしまった。

km45

ラナコランの
下宿小屋に


MCLの下宿小屋そのものも、
かなり老朽化してきたので、
壁を中心に張り直し、
塗り直さなければならないが、

少なくとも米は、支給している。
しかし、おかずまでは渡せず、
親が支給するように
話しているのだが・・・

親とて
子だくさんで、
自分たちが食べるだけで
精一杯で、

米すら
食べられないのだから。
食材までは、
とっても無理なのだ。

そこで、MCLでは、
野菜の種を支給して、
子どもたちがスタッフといっしょに
畑を作るようにしているのだが、

なかなか学業との両立は難しく、
20人以上の
毎日の総菜を
自給するまでには至らない。

結局、
水田を増やして米を売り、

調味料や
魚の干物や野菜など、
食材を加えてあげないと、
下宿生活は難しいことがわかってきた。

親も自分たちの事で
精一杯なのだ。


以下のラベルを
クリックしていただければ、

既存の他の
いろいろなサイトや映像に
飛ぶことが出来ますよ!


「0」ゼロに 立つための支援を

2021年 今後のMCL 

子育てよりも、子育つ世界!

スタディーツアーを 辞めた理由、 訪問者は無償で受け入れ!

何故ここに日本人 TV録画!

ミンダナオ子ども図書館の 日常から

原住民、イスラム、クリスチャン 私たちは一つの家族!

奨学生を決定に山へ!

地震の悲しみで お父さんが!

酋長の依頼で! 読み語りに!

クリスチャンの文化祭 ビサヤデー!

イスラムの文化祭 ムスリムデー!

原住民の文化祭 マノボデー!

English Video 1 Yo Matsui

English Video 2 Yo Matsui

English Slide video! Yo Matsui

愛に捧ぐ黙想 松居 陽


無題3 松居 陽



さらに厳しいのは、
大学生の
若者たちだ


さらに厳しいのは、
大学生の若者たちだ
大学は、町にしかないから、
町で下宿しなければならない。

キダパワンやカバカン、
アラカンの町に住んで
大学に通うのだが、
町での生活は大変だ。

下宿代は、月に350ペソを出し、
キダパワンの大学の子たちには、
男子寮と女子寮を建てて、
下宿料は無し、
米も支給しているのだが・・・

お小遣いも必要で、
高校生には、月400ペソ、
大学生は800ペソの
お小遣いをだしてはいるものの、

お小遣いは、大学の授業のコピー代や
諸経費に消えていき、
副食のおかず代にもならず、
ご飯に醤油をかけて
食べているような状態だ。

ミンダナオ子ども図書館に
住んでいる子なら、
おかずもあって、
良いのだが・・・

2月に一回ある総会では、
みんな集まり、お小遣いを渡し
昼は、栄養補給もかねて
たらふく食べさせているのだが・・・

大学生は、町で生活する代わりに
アルバイトもOKで、
就職活動に
結びつけるように話しているが、

MCLの子たちは、
学費も下宿も出しているから
良いようなものの、

キダパワンやダバオでは、
夜になると、ホテルやロッジのそばに、
明らかに大学生とみられる年齢の
女の子たちが立っている。

大学を出たいがために、
売春までする少女たちだ。
大学を出て両親や家族、
兄弟姉妹を助けたいがために・・・

そうしたことを見ても、
MCLの場合は、
女子は、本部に住まわせて
身の安全も含めて、
面倒を見ることにしているのだが、

キダパワンに
住む子は良いが、
アラカンやカバカンの
下宿の子たちは多少心配だ。

しかし、お小遣いまで出しているし、
MCLで下宿も選定し支払って、
仲間や友達同士で助け合って
暮らしているので、
変な話は聞こえてこない。

しかし、
最近の物価高は異常で
町の下宿の子たちからも、
悲鳴に近い声が聞こえてくる。

このことを考慮しても、
少なくとも下宿している子たちの場合も
米だけでも
支給しなければならないだろう。

アラカンやカバカンにも、
下宿を作る必要もある。

卒業して結婚し、
幸せになった子にも出会った。
とにかく幸せになってくれさえしたら、
それで十分。



自分の家庭も厳しく、
下宿している一人の子の母親は、
夜逃げしてしまい、
家庭崩壊し、

その姉妹は
下宿生活も続けられずに、
六月から全員が、
MCLの本部に住むことになった。

崩壊家庭が起こるのも、
経済格差が生み出す
貧困状況ゆえではないか。


km47

キアタウの
病気の子を迎えに
母が居なくなった
子も調査
 


私がくると、
キアタウに住んでいる
初等小学校の子たちが
大喜びで迎えてくれた。



先日まで
肥えていた双子の兄弟。
両方とも病気で
すっかり痩せている。

早速車にのせて、
MCLに向かった。
とにかく病院で検査を受けて
対応を考える。

医療費も逼迫している。
年間140名近くの子を
治療しているが、
どこまで今後も可能だろうか。


彼女も奨学生だが、
最近母親がいなくなってしまい。
父親も村を離れ、
祖母の家に一人残された。

今後は、
ミンダナオ子ども図書館に
住んで生活することに・・・

下の子たちも、
MCLの奨学生だが、
なんとか
キアタウで生活している。



km48

MCLの子どもたち
わたしたちは、
一つの家族!




基本的に、
男の子は、
小学校以上になると、

大学生と同じ寮に移るように 
福祉局の指導で
決められている。

本部は、
小学校の男女と、
日本で言えば中高の女子。

大学生は、
下宿に出て、
旅立ちの用意をする。


しかし、数名、
力仕事をするために、
MCLに残っている子もいる。

スタッフたちも、
『仕事人』というよりは
家族の一員。

子どもたちは、わたしたちのことを、
「ママ エープリル」


「パパ とも」と
呼んで抱きついてくる。




原住民もイスラム教徒も
クリスチャンも
宗教や民族が違っても
わたしたちは、一つの家族!



km49

全員で食べられる
食堂が出来た!
開所式には、
支援者も訪問


本部に住む子どもたちの数が
100人を超し、
三棟に分かれて
食事をしなければならなくなり、

それが寂しかったことと、
福祉局の認定を得るためにも、

規格にあった食堂と台所、
宿舎作りをしなければならず困っていたが、
皆さんの助けで
念願の食堂を作る事が出来ました。


全員がいっしょになれる、
食堂と台所と宿舎も出来た!
念願の120名全員が一緒に食べられる
食堂が出来ました。

伴野正夫さま、佐藤浩市さま、
亜矢様、前田ご夫妻
小倉ライオンズクラブ、
鹿児島日本語学校などの
多くの方々のおかげです。

開所式当日は、お越しになり
子どもたちと一緒にお祝いしました。
当日は、
MCL日本窓口の前田容子さんも、

桃山学院学長をなさっている
ご主人と参加。
楽しい時を過ごされました。

食堂は、
フィリピン政府の福祉局の
基準に合わせた設計で、
すでに法人資格はとっているのですが、

これから順次
福祉局の認定基準を満たし、
認定法人にしていくための一歩です。

食堂の二階は子どもたちの宿舎です。
宿舎を寄贈してくださったのは、
磯綾子さま、
佐藤浩市さまと奥様の亜矢さん。

亜矢さんは、
ミンダナオ子ども図書館を
訪問され、
奨学生を支援してくださってます。


栄介くんも数カ月滞在。
避難民の支援も行いました!


しばしば原宿で
チャリティーイベントを開いて
MCLを助けてくださっています。

「Leela」という名のお店を
恵比寿でなさっています。
行ってみたら?

km50

採用の基準は
孤児や片親の子
崩壊家庭の子


ミンダナオ子ども図書館のスカラシップは、
採用の基準は成績ではなく、
親のいない孤児や片親の子、
崩壊家庭の子、

親はいても兄弟姉妹が多く、
自給地もなく、
3食たべるのも難しいような
貧困家庭の子どもたちです。

現在スカラシップの子どもたちは、
620名。
中には戦闘で両親を殺されたり。

ハラスメントの
対象になっていたりする子も多く、
現地に置いておけない子どもたちは、
MCLの本部に
住めるようにしてあげています。

その数が、100名強。
大勢ですが、
一つの家族として
一緒に食事をしたがります。

そのご飯を作る
台所を寄贈してくださったのが、
北九州小倉ライオンズクラブの方々、
そして土肥基さま 大久保一興さま、 濱田博さま。
皆さん本当にありがとうございます!


km51

神父さまに
来ていただいて、
祝福していただいた


神父様に来ていただき
祝別式をした。


祝福をしていただかないと
子どもたちは怖がる。

だって、
変な妖精が
来るかもしれないから!!


祝別式の後、
みんなでお祝いした。

お祝いの歌を
歌った後で、

いよいよ祝福の本番!

おたがいに、
お祝いのケーキのクリームを
顔に塗りつけ合って
大喜び!



km52

日本の
若者たちが見た
活動報告


当時ボランティアスタッフの
宮木梓さんと秀島彩女さんが
自分の写真と文でつづって
作ったサイトです。

宮木梓さんは、
現在正規のスタッフです。


km53

11月の学生総会

こんにちは。
ボランティアスタッフの宮木 梓です。
11月30日に行われた、
今年最後の学生総会の様子を
ご紹介します。



奨学生の日
11月の学生総会は、
奨学生みんなが主役。
テーマは、
「Working Together,
Success is the Fruit of Sacrifice」


竹とビニールシートで
作った
手作りの会場。

クリスチャン・ムスリム・マノボ
3種類のお祈りから
始まります。

2か月ぶりに集まった、
500人程の高校・大学生の
奨学生たち!

学生生活で起こる
様々な問題を、

一人だけで悩まず、
みんなで考えます。

仕事場と家庭の境目のないMCL!
スタッフの子どもたちも
お母さんの膝の上に
座って参加!
 
支援者の方々から
届いたお便りも、
学生総会で手渡されます。

 
お手紙がもらえるのは、
とても
うれしいことです。




プレゼントが
届くこともあります。


今回のゲストスピーカーも、
元ミンダナオ子ども図書館の奨学生。
学校の先生として、
活躍しています。

先輩のことばを
真剣に聞きます。
自分も卒業するまで
あきらめないぞ。
 

友さんと、エイプリルさんからもお話。
円安で厳しいけれど、
心配せずに
勉強に集中してくださいね。

お話の後は、
各学校ごとの出し物。
イスラムの女の子たちが、
歌っています。

こちらは、
ギターに合わせての歌と

男の子たちのダンス!

照れずに
まじめに踊ります。

流行りの歌にのせて、
コメディ風のラブストーリーを演じます。
ケータイのテキストメイトから、

恋人を見つけたけど、
(観客は大喜び!)

妊娠して
泣いちゃった・・・

男の子たちが
慰めている様子
 
ダンス!ダンス!
ダンス!
 
みんな踊るのが
大好き!


自分たちで
作詞作曲した歌を
ギターにのせて
歌います。


マギンダナオ(ムスリム)
のダンス。
 
 
彩女さんと私は、
奨学生じゃないけど、
日本の歌を歌いました。

 
ミンダナオ子ども図書館
に住む高校生たちも、
ずっと練習してきた
ダンスを披露。
  
出し物の次は、
成績の優秀な学生の表彰。
 
 
 
 総会の前日・・・
日本から届いた支援物資を
仕分けしています。

 
そして当日、
クリスマスが近いので、
総会の最後に、
奨学生一人ひとりに古着のプレゼント。
 
新しい服は、
なかなか買えないので、
とてもうれしい。

 
これは、
小さな弟にぴったりだな。

大事に着よう。
 
物資を送ってくださった
支援者の皆様、
本当にありがとうございます。

総会の後は、
お昼ご飯!

鶏や魚などのご馳走です。
ふだんは、あまり食べられないので、
栄養補給!

思い思いの場所で
いただきます。
 
違う種族や宗教でも友達!
奨学生になっていなかったら、
出会えてなかったかもしれないわ!

うれしい
久しぶりの再会!

学生総会って楽しいな。
僕たちも高校生になったら、
参加するんだ!


km54

みなさんこんにちは。
ボランティアスタッフ
秀島彩女です


日本はだんだんと
寒さが増してきた頃でしょうか?
お身体に
お気をつけてお過ごしください。

ミンダナオは相変わらず
穏やかな風と、
さんさんの太陽に
照らされて暖かい日々です。

寒さが苦手な人には
天国のような場所ですね^^
早くも12月、
2014年最後の月になりました。

ほんとうに
時間がたつのはあっという間、
一日一日を
大事に過ごしていきたいものです。
 
km55

MCLで迎える誕生日 

今日お話ししようと思うのは、
MCLで迎える
誕生日について!

私がMCLの習慣のなかでも
特にいいなあと思う、
日本では体験出来ない
ハラナと呼ばれる素敵な習慣。

明日は○○ちゃんの
誕生日だね~どきどき!
早起きしなくっちゃ!

誕生日の日 
朝4時半ごろから
みんな起きだします。

あたりはまだ真っ暗。
みんなぞろぞろと
お誕生日の子の
部屋の前に集まります。

早起きなんて
へっちゃらだよ~!!


何が始まるのかな~??
さあみんなで
歌を歌って
○○ちゃんを起こそう!! 

そうなんです、
MCLでは誕生日の日には
その子の部屋の前で
朝4時30分ごろから、

誕生日ソングやMCLソング、
いろんな歌を
誕生日の子のために
みんで歌うんです^^
ハラナと呼ばれるこちらの行事!

部屋の外の
椅子に座ってみんなから
歌のプレゼントをもらう女の子



たくさんの歌を歌います。
だいたい
30分くらい??かな。
みんなほんとに歌が大好き!!

みんなに
お祝いしてもらって
誕生日の子もとても嬉しそうです。

だんだんと空が
明るくなってきました。

○○ちゃん
喜んでくれてよかったね!! 
これからもみんな
仲良く家族でいようね!!^^


はいチーズ!^^

いえ~い!!

 
誕生日おめでと~う!! 

 
楽しかったなあ。
さあそろそろ
学校に行く準備しなくっちゃ!


早く早く~
遅刻しちゃうよ!!

子どもたち今日も
元気に学校へ行きます。

勉強頑張るぞ~!!


いってらっしゃい
いつも仲良しお姉ちゃんと弟^^

お金で買った物ではなく
「愛」がたくさん詰まった
誕生日プレゼント
とっても嬉しいですね。

きっとみんな
大きくなっても
忘れることはないでしょう。

ちなみに
ともさんの誕生日の日は
子どもたちさらに
いつも以上に気合いが入ります!!

前日からそわそわ!!
明日パパともの誕生日だよ!!
早起きするよ!!
っという子どもたち。

今年も楽しみ。
こんな誕生日。
一度は
経験したいと思いませんか??^^

ぜひぜひMCLに
遊びにいらしてくださいね。


km56

ゴムの木の植林

こんにちは。
ボランティアスタッフの
宮木 梓です。

ミンダナオ子ども図書館の
活動のひとつに、
ゴムの木の植林があります


生活の自立と、
洪水対策のために
イスラム地域では、
毎年のように洪水があります。

それは、
上流の山々の木を
切ってしまったからです。

ジャングルの木々の多くは、
高度成長期の日本に
輸出されていきました。


ゴムの苗は、
ミンダナオ子ども図書館の
敷地内で育てられています。


10月1日(水)みんなのリレーで、
苗をトラックに積み込みます。
 

イスラム地域のピキットへ、
1000本の苗木を運びます。

図書館から車で約2時間。
山道をトラックが
入られるのは、ここまで。


歩いて
苗木を運びます。

植林場所に、
着きました。

きつい斜面を
登っていきます。


今は、
木が1本もありません。

土はとても固く、
穴をあけるのも一苦労です。

 
ミンダナオ図書館のスタッフも、
地元のおじさんも、

護衛の兵隊さんも、
 
みんなで木を植えます。

今日、1000本
全ての苗木を
植えられなかったので、

残りは地元の人々に
植えてもらいます。

この先、
植えた苗木を育てるのは、
ミンダナオ子ども図書館ではなく、
地元の人たちです。

今はまだ細いゴムの木だけど、
大きくなると
50年は収入が約束されます。

植林は、洪水対策だけでなく、
プランテーション開発で
土地を追われた先住民族の、
生活を守るためでもあります。

武器を
苗木に持ち替えて、
未来の平和ために、
木を植えます。


km57

9月の集会は、
ビサヤの文化祭


こんにちは。
ボランティアスタッフの
宮木 梓です。

ミンダナオ子ども図書館では、
2ヶ月に1度、
奨学生の高校生・大学生が
みんなで集まります。



9月の集会は、
ビサヤの文化祭
 
   
2014年9月28日(日)
ビサヤ(移民系クリスチャン)の文化祭。

ミンダナオ子ども図書館には、
先住民族やクリスチャン・イスラムの子どもたちが
一緒に暮らしています。

今日の主役は、私たち、ビサヤ。

500人以上の学生が
集まるので、
竹でテントを建てました。

家の遠い子どもたちは、
前日から泊まり込みで
参加します。


司会の2人が、
上手に
みんなを盛り上げます。

代表の
エイプリルリンさんから
お話がありました。

支援者の方から届いた
お手紙やプレゼントも、
総会で本人へ手渡されます。

学校生活で起こる
それぞれの問題を、
みんなで出し合い話し合います。
 
ともさんからも、
お話がありました。
コンピューターばかりでなく、
友達と遊ぶことが大切なんだよ。

さあ、遊ぼう!  
 
ビサヤの伝統的な遊び
ビーチサンダルを使います。

うわぁ、上手!

次は、
何して遊ぶ?
 
フォークダンス!

踊ったあとは、歌いましょう。
弟のギターにのせて、
お姉さんが歌います。

歌の披露が続きます。

タガログ語でもなく、
英語でもなく、
私たちのことば、
ビサヤ語で歌います。
 
近くにいるけど知らなかった、
お互いの民族や文化・宗教。
今日は、ビサヤのこと、
紹介してくれてありがとう。

 
次の総会は11月。
また会うときまで、
お互いに勉強がんばろうな。
  
学生総会は、
奇数月の最終日曜日です。
ぜひ、皆さまも参加してみて下さいね!


km58

カルボガンの小学校
こんにちは。
ボランティアスタッフの宮木 梓です。
この秋、イスラム地域の
カルボガン集落にある小学校に、

ミンダナオ図書館の責任で
新しい校舎を建てる計画を、
日本政府に提出します。
  
日本大使館の中川さんと、
小学校に行く

カルボガン集落は、
反政府地域の
リグアサン湿原というところにあります。
 

10月30日(木)
図書館から
2時間くらい車で走って、
小舟に乗り換え。


このリグアサン湿原にも、
ミンダナオ子ども図書館の
奨学生がたくさんいます。

でも、フィリピン政府と
モロ・イスラム解放戦線の
和平交渉が、2016年までに
うまくいかなかった場合、
戦場になってしまうもしれません。


小舟で1時間、
小学校に到着。

川の水があふれて、
校舎まで来ています。

6年生の教室も水の上です。

戦争が起こる前に、
カルボガンの人たちと、
ミンダナオ子ども図書館で、
力をあわせて新しい校舎が建ったらいいな。

村の人たちと仲良くなれば、
もし戦闘が起こっても
子どもたちを助けに
集落に入れてもらえます。


リグアサン湿原にある
集落のひとつサパカンにも、
もうすぐ、ミンダナオ子ども図書館が 
地方政府に提案した小学校が、
日本大使館の支援で完成します。

中川さんの提案で、
洪水のときの避難所にもなる、
しっかりした校舎です。

JICAから、
IMT国際停戦監視団に
派遣されている中川さん。

向かって左にいる、
カルボガンの村長さんとごあいさつ。

前の村長さんと今の村長さんが
けんかの仲直りしたので、
新しい校舎の建設を提案できます。
 
工事の責任者と、
校舎を建設する場所を相談しています。

イスラム地域の小学校なので、
黒板の上には、
ローマ字とアラビア語のアルファベットが
貼ってあります。

校長先生は、
イスラムのベールをかぶった女の人です。
中川さんは、たくさんの質問をします。
生徒はみんなで何人ですか?
新しい校舎に教室は、
いくつ必要ですか?


話し合いで
お腹もペコペコになったので、
お昼ご飯です。

よく洪水になる
大きな川だけど、
おいしいお魚がたくさんとれます。
  

こうして、カルボガンに
新しい校舎を建てる話し合いは終わりました。

計画は、この後、
フィリピンの首都のマニラと東京で相談されて、
来年、日本政府から返事がきます。


km59

 ひとつひとつ
個性ある素敵な絵たち
 
こんにちは!
ボランティアスタッフの秀島彩女です。
日本はそろそろ肌寒くなって
きているころでしょうか?

ミンダナオは相変わず
暖かで穏やかな風が吹いています。
みなさまお身体に
お気をつけてお過ごしください。

今回は
子どもたちが好きなことについて!
MCLの子どもたち特に女の子、
絵を描くのがとても大好き!!
そして上手!!


色鮮やかに繊細に、そして
それぞれの個性が溢れる
絵を描きます!^^


物資支援をして下さった
支援者のみなさんに
お送りしている絵葉書も、



子どもたちが
描いてくれています。


このどれかが
皆さんにも届くかも?^^


みんな真剣にお絵かき



ほんとに鉛筆、色鉛筆、
紙の消費が早い早い!!


物資支援続々お待ちしております!! 
よろしくお願いいたします!!



 子どもたちの
作品の数々




床に這いつくばって
一生懸命描く子どもたち



素敵な小さな贈り物

子どもたちとともに
お絵かきを楽しむ


日本にいるときは
お絵かきをするという
時間は全くなかったのですが、

MCLにきてから
私も時々子ども達と
お絵かきをするようになりました。


改めて
お絵かきって楽しいな
と気づけて嬉しいです。

少しですが
紹介させていただきたいと
思います!^^



これからも
子どもたちと
楽しんで
絵を描いていきたいと思います。


km60

絵本の読み語り
皆さまこんにちは。
9月からボランティアとして
働かせていただいている宮木 梓です。

ミンダナオ子ども図書館の
活動のひとつに、
村々を訪ねての
読み語りがあります。

 10月25日(土) 
マグペットでの読み語り

ミンダナオ子ども図書館から、
マグペットの村へ。
川に水没した道を渡って・・・


山を登って・・・
2時間くらいで着きました。 
何が始まるんだろう?

お話、聴きたい?
聴きたい!

ギターの上手な
奨学生の演奏に
合わせて、

まずは歌から!

こんにちは、
ミンダナオ子ども図書館です!
 

私が選んだのは、
この絵本!

「14匹のおひっこし」
ビサヤ語でお話します。

語るのは、
ミンダナオ子ども図書館に住んでいる
奨学生たち!

その後、
劇が始まりました!

「おおきなかぶ」を
キャッサバに変えての劇
おじいさんがキャッサバを植えます。

キャッサバは、なかなか抜けません。

おじいさんは、
おばあさんを呼びに行き・・・
おばあさんは、息子を呼びに行き・・・


犬はネコを呼びに行き、
ネコはネズミを呼んできて、
ようやくキャッサバは抜けました。



お話のあとは、
おやつの時間!
 
語ってくれた奨学生たち。
準備や練習、
お疲れさまでした。


ばいばい、またね。

km61

子どもたちの
帰省に密着
 

みなさまこんにちは
ボランティアスタッフの秀島彩女です。
10月19日。
子どもたちの帰省に同行! 
 
セメスターブレイクで
1週間学校がお休みの
子どもたち。

長期休暇の際
MCLで家族がいる子どもたちは、
だいたい家族の待つ
それぞれの遠くの村や町へ帰っていく。

いつも子どもたちの
歌ったり遊んだり、
毎日とてもにぎやかな
MCLが静かなのは
なんだか寂しくて変な感じ
。  

半年ぶりや1年ぶりの故郷、
そして家族に会えるからか、
朝からとても嬉しそうな子どもたち、
車の荷台に乗って準備万端!

何事かと見に来た私に
「oban ka??(一緒に来る??)」って、
満面の笑みで
聞いてくる子どもたち、

思わず私も
「Oo oban ko!!(うん私も行く!!)」
と答えてしまった。

かなり遠いとは聞いてたが
この子達が来た所、住んでる場所を
一度は見てみたいと
思っていたから嬉しい機会。

まあ3時間くらい
かかるかなと覚悟はしていた・・・・
まさか丸一日かけた旅になるとは・・。

MCLを出発して
2時間くらい
車で走ったところで山道に入った、

もうそろそろ着くかなと思いきや
そこからが長かった。

石だらけの道を
がたがた揺られながら進み、
2つの川を渡り、

道と言っていいのか
わからない道を
どんどんどんどん山奥に入っていく。

一秒たりとも
平らな道はなかった。
始終体が上下に飛び跳ねていた。


嬉しそうに
帰っていく子どもたち。

家族との
幸せな時間が過ごせますように!!

もう少しで家につくとすごく嬉しそうな彼。
すごく疲れてたけど
彼の嬉しそうな顔を見て
私も元気になった。

車で川を渡るなんて!!
最初は、
ほんとにびっくりしてしまった。

km62

山の上に住む
子どもたち
 

MCLを出たのが朝8時30分、
お昼休憩を挟んで
やっと目的地が見えてきた。

すでに15時30分ごろ、。
お見送りを終えたころには
日が暮れかけていた。
家に帰るのがこんなに大変なんて・・・!

お昼休憩後
走ること約1時間30分、
遠くに何か見えてきた・・・!!

「え?山の頂上の頂上の頂上に村???
えっなんでこんなとこに村が!!」
見える景色に唖然とする私。
ついに彼の故郷に!!

正直こんなところに
人が住んでるのかと思ってしまった。

km63

はにかんだ笑顔が
可愛い
村の子どもたち


ここで生まれ
ここで育ち、
一生を終える
子どもたちがいる。

これまでの私には
到底想像できなかった。
豊かな自然とともに生き、
機械やものに頼らない生活。

携帯やパソコンに頼らない
人間同士の深い付合い。

ここで育った子どもたちの想像力、
感性は計り知れない
のだろうと確信します。

子どもたちとしばしお別れ

さあ
もう少しで家につく!
車を降りて「Bye! Ate Ayame!」っといって
私にぎゅーっとはぐをする、
彼とそのお姉ちゃん。


そして彼らは
嬉しそうに歩き出した。
見えなくなるまで
私に手を振りながら。

彼らの嬉しそうな顔を見れて
うれしい反面、

たった一週間という
短い間だが離れるのが
とても寂しく感じた私でした。

元気に帰っていく
子どもたち
また来週会おうね~!!

 
もう少しで
家にかえれるよ~!!
わくわく!!

無事にお見送りを
終えたころには
もう日が暮れかけていた。

とても疲れていたが
Philippineのきれいな夕焼けを
見ることが出来た。
 

私はこの夕焼けが大好きだ。
MCLでもきれいな
夕焼けをよく見ることが出来る。


とても疲れたし、
こんなに大変な旅になるとは、
思ってもいなかったが、

日頃私を笑顔にしてくれる
大好きな子どもたちの
故郷を訪れることが
出来てとても嬉しかった。

今日も MCLで残っている
子どもたちとともに
子どもたちの帰りを
楽しみに待っている


km64

子どもたちの日常
~食べれることに感謝~
 

みなさまこんにちは 
はじめて記事を書かせていただきます。
9月から日本人ボランティアスタッフ
をしています秀島彩女です。

私は主に
MCLの子どもたちの
日々の姿を

みなさまに
お伝えすることが
できればいいなと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

そこで今日
お伝えしたいと思うことは
子どもたちの食について!

子どもたちが
日々どんな食事をしているか
みなさんご存知ですか?^^


もりもり食べるぞ!!
にんじん、インゲン豆、キャベツ、ウリ、
鶏肉の野菜スープ
玉子とレバー
子どもたちの食事は基本3食のみ、


おやつは
各自その辺になってる
果物ゲットできたらラッキー!
みたいな感じです。

ごはんも
それぞれ給食当番があって
自分たちで作ります。

朝は4時に
目覚まし時計をならして
頑張って起きてごはんを作ってる
子どもたち、偉い!!

野菜、魚が中心で
時々鶏肉のおかず。
「おかず一品にごはん大盛り」
のような感じです。

食べ盛りの子どもたち
みんな3杯でも普通に
食べてしまいます!

一見この食事、
「えっ!スープでごはん?
魚一匹で
ごはん3杯もたべるの??」
と思われる方もいるでしょう。

私も初めはそう感じました。
ですが、予想以上に
MCLのおかずはたくさん
ごはんが進むんです!^^

少量のおかずでご飯を
たくさん食べれるように
おかずやスープの味は濃いめに
してあるようです。

味付けはとても良いです!!
確かに質素なおかずであることは
変わりありませんが、
毎食たくさん食べる子どもたち。

子どもたちにとって
「3食のごはんをしっかり食べれること」
は本当に嬉しいことなのだ。
という事がわかります。

日本では食べたい時に
食べたいものが手に入る
生活をしている人がほとんど、

どれだけ自分が恵まれていて
贅沢してたのかを
考えさせられます。

ここでの生活を通して、
子どもたちと同じものを食べ
生活することで、

三食しっかり食べることが
できればそれで十分だ。
と感じます。

そんなMCLの子どもたち
ごはんを食べる前には
必ずお祈りをします。

そのお祈りはイスラム教の子も
キリスト教の子も一緒に
お祈りができるように
つくられているそうです。

日本にいても、
どこにいても
日々食べられることに感謝することは
とても大切なことですね。

どんな時も、
どこにいても
忘れないようにしたいものです。

これからも
子どもたちがたくさん食べて
すくすく成長していくことを願います。

支援者の皆様
日々暖かいご支援
ほんとうにありがとうございます。

km65

支援者の方からの
嬉しいお便り


こんにちは
ボランティアスタッフの秀島彩女です。
この度スカラシップ支援をして
頂いている支援者の方から
嬉しいお便りを頂きました。

ホームページへの
公表の承諾頂きましたので
ご紹介させていただきたいと思います!!
いつもほんとにありがとうございます。


支援者さまより

訪問を期に読みかえしました。
10年近く支援させて頂きいていますが
支援してるだけ
というのが現状でした。

私もその間は
子育て真っ最中でしたし
訪問するまで支援していることを
家族には言ってませんでした。

海外から
手紙が来てるなぁと
思っているくらいでした。

読みかえしてみて
四人の子とかかわっていたんだと
再認識しました。

Jocelynさんも
少女から女性に成長し、
訪問して彼女に会えて
とても嬉しかったです。

彼女が大学を卒業する時はぜひ、
オーストラリアに留学している
娘と訪問し
一緒にお祝いしたいなぁと思っています。

訪問したことでMCLの子供達の
顔がわかるようになったので
広報ミンダナオの風が届くの
以前に増して楽しみになりました。

あの子がでてる、元気そうだなぁ
と思いながら癒されてます。
機関誌「ミンダナオの風」は、
すべて保存してますし、

訪問の際に
子供達が書いてくれた絵、
支援した子供達の手紙は
私の宝物になっています。


全ての支援者のみなさま、
いつもあたたかい
ご支援ありがとうございます。

ほとんどの子どもたちたちが
自分の支援者の方の
名前をちゃんと憶えていて
日々感謝の気持ちを
忘れずに過ごしてます。

これからも
そんな子どもたちを
どうぞよろしくお願いいたします。

みなさまの心温かいご支援が
子どもたちの未来を
明るいものにしています。


km66

海辺の村に
保育所建設を約束
 


この村では、
クリスチャンと先住民、

そして
イスラム教徒が
平和に共生している。


まるで、
MCLのような村。 

イスラムの人たちは、
ヤギを飼っている。

先住民や
クリスチャンの人たちは、
豚を飼っている。


保育所の先生と会い、
保育所の先生に
保育の現状に関して
意見を聞いた。

近年政府は、
新しい制度を作った。

子どもたちが
幼稚園か保育所を経なければ
小学校にあがれないという、

理由は、
ABCの字も数字も
読めない書けない子が、
小学校に入学すると、

小学校の先生が
一から教えなければならず
負担が大きいとのこと。

幼稚園は、
文科省の下で
小学校に併設して建てられるが、

学校のある村までは、
遠くて通えない
僻村の村の子も多い!

そんな子の場合は、
村で保育所を建てて
中高を出た人が教えても良い。

保育所と言っても
子どもを預かる場所ではなく、
ABCや数字を教える
場所なのだ!

しかし、極貧の村では、
しっかりした保育所を
建てられる予算もない。

そこで、木の下で勉強していたり
掘っ立て小屋で
学んだりしている・・・

それを見かねて、
現地からの要望もあり、
MCLで保育所を建てる
支援プロジェクトを始めた。

下の写真が保育所!
あくまで仮設の保育所で、
子どもも多く、

とても全員を
収容しきれないという。

もう少し大きく、
しっかりした
保育所が必要だ。

そこで、
ミンダナオ子ども図書館で
保育所を建てることにした!


km67

漁民だが、
生活は厳しい


ほぼ、
100%漁民だが、
生活は厳しい。


特に、
医療と教育は大変。


椰子の林の中に
漁師さんたちの家々がある。


手作りのカヌーで漁をする
漁師さんたち!


妻のエープリルリンが、
子どもたちといっしょに
料理を作った。



やがて
夕暮れが訪れてきた。



それでも、
子どもたちは、
夕暮れどきまで、

浜で
遊び続けるのだった!


km68

政府の指定する
危険度も低く


この浜は、
ダバオ州に属し、
政府の指定する危険度も低く

日本の人々、
若者たちが、
訪れるのも(行政的に)容易。

日本から、
大学や法人から、

「ミンダナオ子ども図書館と交流したいが
北コタバト州は、
高度の危険地域にしていされていて、
訪問しにくいので、

ダバオ州に海のMCLを作れないか・・・
そこがあれば、
訪問も交流も可能なのだが。」

という、意見や
寄付の申し出がでていた。

日本の若者が、
現地の若者や子どもたちと交流し
精神的に開かれていくケースも、
しばしば目にしていることもあり、

日本の人々、
若者たちが、
訪れるのも(行政的に)容易。


km69

絵本なんて、
見たこともない
子どもたち


浜辺に、
持ってきた
ビニールシートを広げて、
その上に子どもたちは座る。


さあ、
わたしがお話を
語ってあげるから、

絵を見てちょうだい!


絵本なんて、
見たこともない
子どもたちは、

お話とともに
展開する、

絵本の
絵に夢中!


読み語りが終わったら、
みんなで立って、
歌と踊りを楽しむ!


そして、最後に、
日本人スタッフの梓さんも交えて、
みんなで、
「大きなカブ(カサバイモ)」の劇をした。

ミンダナオ子ども図書館の子たちが、
絵本「おおきなカブ」からヒントを得て、
自分たちで工夫して作った、

「おおきな、おおきな、カサバイモ!」


おじいさんやおばあさんも
出てくるけれど、

猿も出てきて
「うんとこしょ、どっこいしょ!」
最後にネズミが出てきて、

カサバイモのまわりを
コツコツ掘って、
抜けました!


km70

2015年の
初日の出




椰子の林の中に
漁師さんたちの家々!



浜で遊ぶ
MCLの子どもたち!



皆さんの
支援している子はいますか?


正月に残っている子たちは、
家に帰れない子たち。



でも海で、
友だちと幸せ。




生まれてから一度も、
海を見たことも無いし、


砂で遊んだことも
ない子たちだけれど、


あっという間に
砂で家やお城を作り、


海に飛びこんでいく!



サンタマリアの 海辺で遊ぶ子どもたち!
サンタマリアの海辺で遊ぶ子ども

妻のエープリルリンが
ハイスクールの子たちといっしょに
料理を担当。



みんなも
食べに来てね!


海の下宿小屋 クラクシン


以下は選択された主要なサイトです!

ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作

現地日本人スタッフによる、
写真を交えた最新の活動報告です!

ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
訪問等でMCLと出会った若者たちの想いです!

ミンダナオ子ども図書館:日記 松居友制作
松居友による活動報告および
製作映像や想いを載せた自由日記です!
訪問希望の方は ここをクリック!  ミンダナオ子ども図書館 支援方法  スカラシップ、訪問希望 ご質問は宮木梓さんへ メールしてください
mclmindanao@gmail.com
 MCL映像サイト


MCL文庫
メールニュース 希望!
集合メール専門会社のサイトに飛びます!
読むのを楽しみにしていらっしゃる方も・・・
登録削除もここから可能です。
 
 講演、公演の予定表など
西村奈々子さんと宮木梓さんが中心となり、
毎月土曜日の(1)一般、(2)若者のZOOM交流会や
奈々子さんや梓さん、エープリルリンや
松居友の講演会なども企画調整しています。

サイト全体の目次へは、以下をクリック!
選択したビデオ映像やテーマ別の記事サイトにも以下から入れます!

サイト全体の目次INDEXGo!
クレジットカードによる寄付が可能になりました!
寄付された方には、隔月に機関誌「ミンダナオの風」をお送りします!
単発寄付(左)と各月寄付(右)があります。
金額欄をクリックして、振込金額を選択し、
右隣の「寄付をする」をクリックしていただくと、
クレジットカード決済で著名な
ミンダナオ子ども図書館のサイトEdinetは、保護されていない通信ですが、
サイトは保護されています、
個人情報が流出することはありません!

携帯のデーターが古い場合は、エラーが出る可能性あり、その場合は、パソコンで試してみてください!


小学奨学金1年のエラーを修正しました!
郵便局、銀行、コンビニATM、ネット振込は以下!  
寄付された方には、隔月に機関誌「ミンダナオの風」をお送りします! 
郵便局からの振り込み
自由寄付、スカラシップ里親支援等
郵便振替口座番号 00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

ミンダナオ子ども図書館 支援方法
銀行またはATM
インターネットでの振り込みは以下へ

銀行名 
ゆうちょ銀行 金融機関コード 9900
店番 
019  預金種目 当座
店名:
〇一九店ゼロイチキユウ店
口座番号 
0018057
口座名:
ミンダナオ子ども図書館
 振込を確認しましたら、子どもたちの写真または絵が描かれたお礼ハガキを現地からお送りしています!
領収書等が必要な方は、宮木梓までご連絡ください。
現地日本人スタッフ宮木 梓  mclmindanao@gmail.com
Facebook:Azusa Miyaki
日本事務局 前田容子 FAX:0743 74 6465 携帯電話:090 5091 7514
ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!

ミンダナオ関連で執筆した絵本や本です!
青少年から大人まで
購入サイトへ!
絵本
購入サイトへ!
絵本
購入サイトへ!

サイト全体の目次INDEXGo!