ミンダナオ子ども図書館だより

『ミンダナオ子ども図書館』(略称:MCL)はフィリピンの現地NGO法人です。
MCLは地域の村に入っての絵本などの読み聞かせ活動、
医療支援、就学支援、保育所支援、子どもシェルター、難民救援活動、植林活動などをおこなっています。


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現地住所:Mindanao Children's Library :
Brgy. Manongol Kidapawan City
North Cotabato 9400 Philippines

 

あずさのラジオ ミンダナオの風

フィリピンのミンダナオ子ども図書館より、
現地日本人スタッフが子どもたちの様子をお届けします。



ママスコをした後、
ローズさんの家の
子どもたちと一緒に



インタビューに答えてくれた
ジェシカさんと
メルボーイさん(右)
 
第30回 歌って踊って、愛と幸せを分かち合う
「ママスコ」に行こう!
(2018年12月)


「ママスコ」って、ご存じですか。

フィリピンではクリスマスシーズンになると、
近所の家々を回ってクリスマスソングを歌ったり踊ったりして、
お金やお菓子などをもらうママスコというイベントをやります。

「物乞いでは?」と言われることもありますが、
本当の意味は違うようです。

ジェシカさんとメルボーイさんに
ママスコの楽しみ方を聞きました。
実際にママスコに行ったときの様子も録音してきましたので、
その雰囲気もお楽しみください。



  新年度
  

皆さん、こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

フィリピンでは、新年度が始まりました。
MCLの奨学生たちも、
それぞれの帰省先から寮に戻り
元気に通学しています。

子どもたちへのサポートに、
心よりお礼を申し上げます。

今年度も、
どうぞよろしくお願い申し上げます。
(2019年6月24日)

  
     
     
     
 

マノンゴル小学校に通う
奨学生
 

マノンゴル高校


新しいクラスで、
しっかり勉強します!


日本公演終了  



  皆さん、こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

MCL奨学生の日本公演は、
5/29・30の東京公演を最後に
無事終了しました。

子どもたちは、
6月1日の朝にダバオに到着しました。

もうすぐ新年度が始まるので、
それぞれの学校に戻る準備で大忙しです。

5/31には、
吉祥寺や新大久保で
家族のために
たくさんのお土産を買っていました。

奨学生たちの日本公演のために、
本当にたくさんの方々が、
会場や食事の準備、
移動のお手伝い、
ホームステイなどを
助けてくださいました。

本当にありがとうございました。

(2019年6月7日)

     
     
     
     
   

公演後のお昼寝


帰国のための荷造り
 

たくさんの方々が、
公演に遊びに来てくださりました。

本当に
ありがとうございました。


 日本公演より 

 

こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

来日中の奨学生たちは、
5/25に東京で、
5/28に山口で公演をして
東京に戻ってきました。

本日5/29と、
明日5/30は東京で公演をして、
5/31の深夜の飛行機で
ミンダナオに戻ります。 
(2019年5月29日)

     
     
   

東京から移動中
高速のサービスエリアで
 
     
     
     
     
     
     
   

みんなで
ロラレ!


公演が終わるまで
あと少し。

皆さまのご支援に、
心よりお礼を申し上げます。



日本公演より  



皆さん、こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

日本公演中の子どもたちは、
本日5/24は移動日でした。
7人が車、
6人が新幹線で、
湯布院から東京まで移動しています。

昨日5/23の、
湯布院での公演や交流会の様子です。

明日5/25は午後1時より、
東京の学習院女子大学で
公演します。

お時間のある方は、
ぜひ見にいらして下さいね!
(2019年5月24日)
  
     
     
 

テレビの取材を受ける
アズミンさん
 

湯布院の見成寺での
お料理交流会
 
     
   

これから東京に移動


初めての新幹線

ご支援に、心よりお礼を申し上げます。


日本公演  

 

皆さん、こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

日本公演中の子どもたちは、
5/19~23まで
大分県の湯布院に滞在しています。

湯布院に滞在中は
見成寺さんに
泊めていただいて、 
老人ホームやお寺で公演をしています。

今日5/22は久しぶりの休養日。
洗濯をしたり、
ギターを弾いたり、
のんびり過ごしています。

日本公演も、
残すところ後1週間程。
5/23の湯布院公演の後は
5/24に東京に移動し、
5/25に学習院女子大学で公演します。

お時間の合う方は、
ぜひ見に来てくださいね。

皆さまのご支援に、
心より感謝を申し上げます。
(2019年5月22日)

     
     
     
     
     
     
     
   


奨学生の日本公演  

 

 皆さん、こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

来日したMCL奨学生たちの公演会も、
残すところ半月になりました。

5/11~12の徳島の鳴門公演、
5/13の山口の防府公演、
5/15~16の福岡公演の様子です。

中学校で授業に参加して
生徒さんたちと交流したり、
小学校の体育館で踊りを
披露したり、
カトリック教会でミサに参加しました。

本日16日は、福岡から愛知に移動し、
5/17~18は愛知で公演します。
その後、九州の湯布院に移動します。

お時間のある方は、
ぜひ公演に遊びにいらして下さいね。
(2019年5月19日)

     
     
     
     
 

公演後のお昼寝
 

皆さまのご支援に、
心よりお礼を申し上げます。


奨学生の日本公演会  



皆さん、こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

奨学生の日本公演の様子です。
5/7~5/10は、
関西で公演しました。

子どもたちは今晩、
四国の鳴門に移動し、
5/11~12は鳴門で公演します。

最新の日程表は、
このページの上の 「講演・公演の予定表など」で
見られますので、
もしお時間のある方は
ぜひ奨学生たちに
会いにいらして下さいね。

皆さまのご支援に、
心よりお礼を申し上げます。
(2019年5月10日)

   

先住民マノボ族の
日々の生活を表現した踊り

「パマアス」
 
     
     
     
     
 

ムスリムのマギンダナオ族の、
結婚式などで踊られる
扇を使った踊り「パグアピール」
   
     
   
 

ムスリムの男の子が主人公の、
「サダムとせかいいち大きなワニ」の
読み語り
   

クリスチャンのビサヤ族の
竹と帽子を使った踊り
「カラトン・ソブレ」
     
     


会場のみんなで、
「ロラレ」を踊る 
   

アヒルをまねした、
「マイパト」の踊り
 

日本語で自己紹介に挑戦
 

お箸で食べるのが
上手になりました。
 
   

ホームステイでの
朝食の様子
 

たくさんの方に、
公演に協力していただいたり、
参加していただいています。

どうもありがとうございます。

  
MCL奨学生の日本公演会



  こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

MCLの奨学生とスタッフの合計8名が、
4月6日から約2か月間、
日本各地を公演して回っています。

4月9日~4月24日の立正佼成会連続公演終了後は、
群馬の高崎、兵庫の龍野、福岡の志免を回り、
5/5は横浜で公演予定です。

この後5月末まで、
大阪、奈良、鳴門、山口、福岡、愛知などを
回りますので、
もしご都合が合えば、
ぜひ子どもたちに会いに来てくださいね!

最新の日程表は、このページの上の
「講演・公演の予定表など」
をクリックしていただくと見られます。
(2019年5月4日)

     
     
     
     
     
     
 

舞台裏で衣装の着替え
 

西播磨の武将・赤松氏の
鎧着付け体験


ぜひ、私たちに会いに
来てくださいね!
 

高崎公演の後の、記念撮影

公演中の皆さまのご協力に、
心より感謝を申し上げます。

  
日常より



こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

日本が春休みに入り、
MCLを訪ねて下さる訪問者の方も
増えてきました。

MCLに暮らす子どもたちの
日常の様子です。

皆さまのあたたかいご支援に、
心より感謝を申し上げます。
(2019年3月22日)

  


日本から来てくださった大学生。
ココナツの実を割って、
中の白いところを削って食べています


支援している奨学生と 
 

こちらも、日本からの大学生。
車の荷台に乗って、
サンタマリアに行きました。
 

トウモロコシを収穫
 

茹でトウモロコシを作るよ!
 
 

こちらは、
ご飯を炊く火を使って
焼トウモロコシ
   
     
 

スイカ
 

もうすぐ学年末テスト。
頑張って勉強します!


ゆめポッケと読み語り

  

こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

3月9日(土)マリログ村で、
3月10日(日)ダトインダ村で、
読み聞かせと
ゆめポッケの配付をしました。
(2019年3月16日)



マリログ村での読み聞かせ 
   
     
     
     
     


ダトインダ村での読み聞かせ  
     
   

MCLの活動へのご理解とご支援に、
心より感謝を申し上げます。

  
日本公演の練習



こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

今年も、4月から5月にかけて
奨学生たちが来日し、
ミンダナオの踊りや歌を披露します。

来日する奨学生とスタッフの
練習風景です。
(2019年2月24日)

     
     
     
 

支援者の方が来てくださるので、
ダバオの空港に
お迎えに来ました!
 

2年ぶりの再会に、
とてもうれしそう。
 

MCLに向かう前に、
ダバオで晩ご飯
 

MCLの休日の朝
 

トウモロコシが実ったよ!


ご支援に、
心よりお礼を申し上げます。

  
ゆめポッケ

  

こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

今年も、
日本の立正佼成会の子どもたちが
一食断食をして、
ミンダナオの子どもたちに、
おもちゃや文具のつまった
ゆめポッケを届けてくれました。

2月から3月にかけて、
村々を回り
子どもたちにゆめポッケを手渡します。

日程は、
2/16(土)ガナタン村マカティ(アラカン)200袋
2/17(日)カラワグ(ピキット)200袋
2/23(土)マホンコグ(マグペット)250袋
2/24(日)ルアヨン(マキララ)200袋
3/2(土)アッパーマサワン(マリログ)150袋
3/3(日)バコントロナン(マキララ)200袋
3/9(土)ダトインダ(プレジデントロハス)250袋
3/10(日)カムタン(アンティパス)200袋
3/16(土)タングラッド村(サンタマリア)250袋
3/17(日)タンダグキッド(カライサン・キダパワン)100袋
の予定です。

2月16日(土)の、
MCL奨学生による読み聞かせと、
ゆめポッケ配付の様子です。

立正佼成会の皆さま、
たくさんのゆめポッケを届けてくださり、
どうもありがとうございます。
(2019年2月17日)

 

はいはーい!MCLです!
 

プログラムの始まりは、
元気にロラレの歌から!
 
 

読み聞かせが始まりました。
   
     
 

みんなで、ムスリム、マノボ、ビサヤの
歌を合唱します。
 

チャンポラード(ココア味の甘いお粥)の
炊き出し
 
     
 

子どもたちに実際に
絵本を手に取ってもらいます。
   
 

ゆめポッケについての説明
 

一人ひとり名前を呼んで
手渡します。
 
     
     

途中で雨が降ったけど、
子どもたちに喜んでもらえて
よかった!

 
日常より 



こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

MCLで暮らす子どもたちの
日常の様子です。

奨学金のご支援に
心よりお礼を申し上げます。
(2019年2月4日)
  
     
     
     
     
 

機関誌を封筒に
入れる作業


モンゴ豆 


トウモロコシ

 
晩ご飯 



こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

1月17日の晩ごはんに、
訪問者の方がダバオからMCLに来る途中で
マンゴーとするめをお土産に
買ってきてくださいました。

大喜びの子どもたちの様子です。
(2019年1月24日)

  
     
     
     
 

支援者や訪問者の方々から、
お便りやプレゼントが届きました。
   
   

ご支援に、
心より感謝を申し上げます。


  キッチンガーデン



明けましておめでとうございます。

こちらは、1月3日から授業が始まり、
1月10日~11日は、
後期の中間テストでした。

男の子たちが、
モスクの側の畑に
トウモロコシを植えました。

Tシャツの裾に種を入れて、
キャッサバ芋の茎で
土に穴をあけながら
植えていきました。

収穫が楽しみです。
(2019年1月10日)

  
     
     
 

大きくなったトウモロコシ
 

「落花生を植えたので、
踏まないで下さい」
 

サツマイモ
 

カボチャとスイカ
   
 

ご支援に、
心より感謝を申し上げます。

今年も
どうぞよろしく
お願い申し上げます。
 

  
大晦日



  皆さん、こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

こちらでは、
大晦日に長寿を祈って、
年越しスパゲティや焼きビーフンを食べます。

2018年も、たくさんのご支援を
ありがとうございました。

皆さまも良いお年をお迎えくださいね。
(2018年12月31日)



帰省する前に、
日本からの古着を
もらう子どもたち
 
   

お土産がたくさん
詰まった鞄
 

12月18日に、
ほとんどの子どもたちが
帰省しました。

 

 

お休み中のMCL。
食堂の机も
2つしか使っていません。


帰省していない5人の奨学生と、
ダバオに訪問者の方のお迎えに
行きました。

 
 

ダバオにあるMCLの家で
 
   

訪問者の方が、
トロンボーンを教えてくださりました。

 

 

クリスマスイブが誕生日の子の
バースデーセレナーデの後、
コーヒーをご馳走になりました。

 

今から、
年越しスパゲティを作ります!


ご支援に、
心より感謝を申し上げます。

  
学生総会



  皆さん、こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

12月16日(日)
今年最後の学生総会、
奨学生たちの文化祭(スカラーズデイ)
がありました。
(2018年12月16日)

   

奨学生たちによる
ディスカッション

 
 

クリスマスのプレゼント交換
 

学校ごとに踊りを披露

コタバトファウンデーション科学技術大学
アラカン校

 

マノンゴル高校
女子
   

マグペット高校
 

マノンゴル小学校


お昼ご飯 
   
   

奨学金のご支援、
どうもありがとうございます。


楽しいクリスマスを
過ごして下さいね!



奨学生の作ったお話 「フアンとフィエ」  


皆さん、こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

MCLで暮らす奨学生のホニョさんの
作ったお話を紹介します。
(2018年12月2日)

  

Junio P. Renet199767日生)21歳 ビサヤ族

マノンゴル高校5年生(6年制)

 このお話は、下クリックすると、
昔話文庫のサイトに移ります。
もっと大きな字で読むことが出来ますよ。
Go!

 こんにちは。僕は、6月に生まれたので「ホニョ(現地語で6月)」と名付けられました。ビサヤ族で、ローマンカトリックを信仰しています。出身は、プレジデント・ロハスのラ・エスペランサです。僕は父親を知りません。母は結婚せずに僕を産みました。父親の違う、姉が一人います。姉は結婚しましたが、すぐに離婚してしまい、母親の元に戻ってきました。姉には、現在9歳になる息子が一人います。姉は野菜売りをして、生計を立てています。母親は仕事がなく家にいるので、僕たちの生活はとても苦しかったです。僕は、小学5年生、14歳の時にMCLの奨学生になりました。2008年に、母と姉が僕を一人残して家を出てしまい、僕は学校を止めてゴムの樹の樹液を集める仕事をして生活することになりました。9歳の時です。その時、僕を雇ってくれていた人が、僕をかわいそうに思ってその人の家の敷地に住まわせてくれました。それから、13歳までその人のゴム農園で働きました。ゴム農園の雇い主は、キダパワンのインディケイシーという大学で先生をしていました。そこで、MCLの代表のエイプリルさんが学んでいて、雇い主がMCLの奨学金のことを知り、僕に勉強をしたいか聞いてくれました。僕は、雇い主の元を離れてMCLに移ることを怖く感じましたが、その時に一緒にいた、いとこのジムジムもMCLの奨学生になることが決まり、ジムジムが一緒ならと、MCLの奨学生になりました。ジムジムも、父親が家を出てしまい経済的に困っていて、奨学金を必要としていたのです。ジムジムは、高校1年生でした。奨学生になることが決まった僕らを、雇い主がアラカンのラナオコランまで送ってくれて、そこでMCLから迎えに来た日産ナヴァラに乗せられました。キダパワンのMCLに着いたときにはもう夜で、その夜は停電していたので真っ暗でした。真っ暗な中、エイプリルさんに家庭環境や夢などをインタビューされたのを、よく覚えています。そして、MCLの奨学生になった僕は、マノンゴルで小学校を卒業し、高校はマキララ地区のマロンゴンの男子寮に移りました。ジムジムも、マロンゴンの寮にいたからです。しかし、高校1年生を終了したときにマロンゴンの寮が閉まり、MCLに戻ってきました。ジムジムは高校を止めてしまいましたが、僕は勉強を続けることにしました。一緒に小学校を卒業した、エクセルやラブリー・アツ、ジュリエットも止めて結婚してしまいましたが、僕は、この4月にジュニアハイスクールを終了し、シニアハイスクールに進級しました。高校を卒業するまで、後2年です。僕の夢は、プロの運転手になることです。特に、トラックなどの大型車を運転することに憧れています。だから、大学は自動車科に進学したいです。そして、大学を卒業できたら運転を仕事にして、家族を助けたいです。僕は、2012年にギナティランの近くのイルマビスという村で母と姉に会って以来、家族と連絡が取れません。親戚がイルマビスにいて、おそらく今でも、母たちはイルマビスで暮らしているのでしょうが、母は携帯電話を持っておらず、MCLに連絡はありません。保護者がイルマビスにいることがはっきりしないので、僕もそこに帰省することができず、夏休みもクリスマスもMCLで過ごしています。大学を卒業し、仕事に就いてお給料をもらえたら、まず、家族を探しに行きたいです。2012年に母親に会った時は、お米が買えずにキャッサバ芋やサツマイモばかりを食べていました。将来いい仕事に就いて、家族にお米を買ってあげたいです。それに、少しでもいいので、MCLにも寄付をして、僕と同じような境遇の子どもたちが学校に行くのを助けたいです。高校の勉強は楽しくて、とくに道徳が好きです。数学は、少し苦手です。僕はMCLに入ってから、奨学生として色々な経験をさせてもらえました。特に楽しかったのは読み語りで、これまでに行ったことのないような遠くの村に行ったり、夏休みに海に行ったこと、MCLで建設支援した保育所の建物のペンキ塗り、それから、調理用の薪を軽トラで買いに行ったり、MCLの家庭菜園で働くことです。家族と会えなくて寂しいですが、今は学校を止めずに卒業することを目標にがんばっています。好きな色はピンクと青で、好きな食べ物は野菜です。特に、小松菜とニンジンが好きで、好きなおかずは、野菜のココナツ煮や八宝菜です。趣味は音楽を聴くことで、いつもラジオをイヤフォンで聴きながら寝ています。男の子たちとバスケットボールをすることや、畑で野菜の世話をすることも好きです。MCLでの寮生活が寂しいと家に戻る奨学生もいますが、僕は帰るところがないので、MCLで勉強を続けさせてもらって、とても感謝しています。日本で僕らを支えて下さっている支援者の皆さまに、神さまの祝福があるようお祈りしています。

2018617日)

  
     
  

「フアンとフィエ」 

語り:ホニョ P. レネット

 

 むかしむかし、ある山の奥の奥に、兄と妹とおじいさんが住んでいました。兄の名前はフアン、妹の名前はフィエといいました。二人は父親が違いましたが、仲のいい兄妹でした。

 三人は、とてもとても貧しい暮らしをしていました。フアンとフィエは、毎日山へ、さつま芋やキャッサバ芋、里芋、バナナなどを探しに行かねばなりませんでした。どんなに小さなお芋でも、家に食べるものが何もないよりはましでした。二人は大きな麻袋を持って山に入り、お芋やバナナを見つけるとその中に入れ、袋がいっぱいになると家に帰りました。二人が袋いっぱいのお芋やバナナを持って帰ると、家で待っていたおじいさんはとても喜びました。そして、お芋やバナナを茹でて、朝ご飯を作ってくれました。朝ご飯がすむと、フアンとフィエは、また麻袋を持って、昼食や夕食のために食べ物を探しに行かねばなりませんでした。

 フアンとフィエは、いつも同じ山に食べ物を探しに行っていました。しかし、ある時から、その山ではバナナやお芋があまり採れなくなりました。兄妹の家族で、その山のバナナやお芋を採り尽くしてしまったのです。二人は、食べ物をたくさん家に持って帰ることができなくなってしまいました。

 ある日、フアンは頬杖をついて、どこで食べ物を見つけたらいいか考えていました。そして、ハヤトウリや豆、さつま芋の葉や蔓、山菜などを探しに行こうと思いました。兄妹は山で野菜や豆を採り、お芋やバナナの代わりに毎日の食事にしました。しかし、山の野菜や豆も、しばらくすると採り尽くしてしまいました。家族は、また食べるものがなくなりました。

 フアンは、これから何を食べればいいのだろうと考えました。そして、グアバやマラン、グヤバノ、椰子の実などの木になっている果物を採って飢えを凌ごうと思いました。

「他にもまだ食べられるものがあるかしら…。果物もなくなってしまったら、これから何を食べていけばいいのかしら…」

 次の日の朝まだ暗いうちに、フアンは寝床から飛び起きました。一緒に寝ていたフィエとおじいさんは、ぐっすりと寝ています。フアンは、水を飲み、身支度をととのえると、急いで友達の家を訪ねました。友達が、山にほうきの材料になる草を採りに行くのについて行くためです。

 その日の午後遅く、たくさんのほうき草を背負ってフアンは家に戻りました。ほうきを作って売れば、食べ物を買うことができます。

「フィエ、おじいさん、ほうき草を採ってきたよ!」

 フアンは、妹とおじいさんを探しました。そして、目を腫らして泣いている妹を見つけました。

「フィエ、どうしてそんなに泣いているの!?」

「おじいさんが亡くなってしまったの…」

 フアンは驚いて高床の家に駆けあがり、おじいさんの姿を探しました。おじいさんは寝床に横たわり、冷たくなっていました。

 それから七日後に、おじいさんのお葬式と埋葬がありました。お葬式には、叔父さんが現れ、二人を引き取って養ってくれることになりました。フアンとフィエは、おじいさんを恋しく想うこともありましたが、叔父さんの小屋で幸せに暮らしました。

 兄妹が叔父さんの小屋に引き取られてから、四年の月日が流れました。ある日、叔父さんが突然小屋からいなくなってしまいました。近所の人とささいな誤解からけんかになり、身の危険を感じて、小屋を残して逃げ出したのです。フィエも、実母のママ・メリーが引き取りに来て、一緒に逃げることになりました。フアンだけが、叔父さんの小屋に残されることになりました。

 フアンが一人残されてから七か月が過ぎた頃、叔父さんとフィエとママ・メリーがフアンのところに帰ってきました。フアンは、また家族がそろったのでとてもうれしく思いました。

 家族が再会したうれしい一日が暮れて、夜になりました。フアンたちは、家族みんなで寝床につきました。フアンは、安心してぐっすりと眠りました。次の日の早朝は肌寒く、暖かい布団が気持ちよかったので、フアンはなかなか目を覚ましませんでした。

 いつもより少し寝坊してフアンが目を覚ますと、一緒に寝ていたはずの叔父さんと、フィエとママ・メリーはいなくなっていました。フアンが眠っている間に、家を出て行ってしまったのです。フアンは、大きな声でフィエの名を何度も何度も呼びましたが、返事は戻ってきませんでした。近所の家々も、フアンのいる小屋からは離れているので、誰からの返事もありませんでした。フアンは泣きながら、いつまでもフィエと叔父さんと母親を呼び続けました。しかし、彼らは戻ってきませんでした。フアンは、また一人ぼっちになりました。

 一人小屋に残されてからもフアンは、毎日毎日食べ物を探しに小屋を出ました。果物や山菜、お芋など、毒でないものなら何でも食べて、お腹を満たしました。

 ある晴れた朝、フアンはいつもの様に食べ物を探しに山へ行き、ゴムの樹の種を見つけました。フアンは、ゴムの樹の種を集め、売ってお金に変えようと思いました。フアンは、袋いっぱいにゴムの樹の種を集め、市場に売りに行きました。それは、500ペソになったために、フアンはお米と鶏を買って、うれしい気持ちで家に帰りました。

 次の日、フアンは朝早く起きて、前の日にゴムの樹の種を見つけたゴム林に行きました。また、ゴムの樹の種を見つけられるかと思ったからです。ゴムの樹の種を探していたフアンは、お昼になりお腹が空いたので、何か食べられるものはないかとそこらを見渡しました。そして、林のはずれに大きなマンゴーの樹を見つけました。フアンは、その樹に登って実を採ろうと思いましたが、そこまでに大きな岩があってマンゴーの樹までたどりつけません。その大岩の手前には、これまた大きな大きなサントールの樹がありました。フアンは、マンゴーではなくサントールを昼食と夕食にしようと思いました。サントールの、香りのいい甘酸っぱい実をたくさん食べた後、フアンは実を袋いっぱいに詰め、市場へ売りに行きました。それは、330ペソになりました。

 このように食べ物を探し、市場へ売りに行き、フアンは一人でも何とか生きていけそうに思いました。また、フアンは山で見つけた果物や野菜や花の種を、叔父さんの残してくれた小屋の周りに植えていきました。フアンは、人生にどんなに辛い試練があっても、それに負けずに生きていこうと思いました。

 

   

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