戦争と平和構築
2011年の記録から(4)
 ,


この地域の生活は
ほんとうは厳しい
1 都市の貧民街から奨学生を GO! 9 ナポナガン集落に到着 GO!
2 読み語りが始まった GO! 10 川に行く手を阻まれる GO!
3 読み語りが終わりパンを配る GO! 11 カヨパトンに到着 GO!
4 生まれて初めての都市 GO! 12 集落目指して歩き始める GO!
5 奨学生を迎えに GO! 13 斜面の中の小さな白い点 GO!
6 ラブリンとロムニク GO! 14 ようやくパコパコに着いた GO!
7 先住民地域での活動を再開 GO! 15 キアタウに向かう GO!
8 結婚していないから GO! 16 川沿いの村も襲った GO!
17 キアタウでの読み語り GO! 25 奨学生は垢抜けて見える? GO!
18 キアタウ脱出劇 GO! 26 新しい高校の奨学生 GO!
19 ラナコランの下宿小屋へ GO! 27 マノボ族の保育所開所式 GO!
20 下宿小屋で夕食 GO! 28 村の子どもたちを集めて GO!
21 貧しい集落に読み語り GO! 29 みんなで海に行った GO!
22 貧困家庭の調査を開始 GO! 30 少し孤独に感じる子も GO!
23 子どもたちを送り届ける GO! 31 友だちがいるから大丈夫 GO!
24 生活は本当に厳しい GO! 32 みんなで洗濯 GO!

ke31
ダバオの貧民街から
奨学生を


海に張り出した
イスラム教徒の貧民街

ここも、
ミンダナオ子ども図書館が
長く関係し、

奨学生を
採用してきた場所だ。


土地を持てない人々は、
海に張り出して家を建て
貧民街を形成する。



おもに、
イスラム教徒のタウスグ族だ。


かつて奨学生で
スタッフでもあった、
エーフロアーさんのお母さん。

介護科を卒業した娘は、
今は、
ドバイで働いている。


ここから、また
新たに奨学生を採用!

MCLに住んで
通うことになった。


近くここで
読み語りを行う予定だ。

なぜか、
子どもたちは、
ぼくの名を知っていてかけよってくる。
「トモさーーーん!」


「これから、
読み語りをするから、
集まっておいでね!」

「わーーーい!」

家々は、
板張りの上にのっていて、
下は海だ。



町の外れ、
海に張り出して
住んでいる人々。

この地域は、
イスラム教徒のタウソグ族が多い!
海洋民族だと言われている。

MCLの奨学生は、
山からだけではなく、


町の貧困地域からも
来ている。


町の貧困は、
山の貧困ともまた異なっている。

こうした地域では、
皆力を合わせて生きているが、
外部からの差別意識も強い。



山の場合は、
狭い斜面をたがやして、
イモやトウモロコシをうえて
自給自足をする。

しかし、
土地がない先住民の家族は、
山をおりて麓の家々をめぐり、
洗濯や草刈りをして日銭をかせぐ。

ときには、
遠くの町まで出て物乞いをする。

そのけっか、
こうした場所に住みつくのだが、

海にはりだした場所に、
木を組んで家を建てるのは、
土地を買えないからだ。



ke32

読み語りが始まった

貧民街の入り口の広場で
遊んでいる
子どもたちを集めて、

MCLの奨学生たちによる、
読み語りがはじまった。

タガログ語かビサヤ語で、
「読む」のではなく、
自分でお話をアレンジして
「語って」いく!

大事なのは
楽しむこと!

英語でお話を読んでも、
子どもたちの多くは、
ほとんど学校に行っていないので、

何をいっているのか
わからないから。
現地語で話す。

山の子も街の子も、
子どもの笑顔はどこも一緒!


絵本を語るだけではなく、
奨学生たちは劇もする。

子どもたちは、
おお喜び!


「おおきなかぶ」のお話を、
ミンダナオ流にアレンジした。
「おおきなカサバイモ」


ke33

読み語りが終わり、
パンを配る


わーーい!
パンだ、パンだ!


パンを食べられたの
ひさしぶり!


おまえにも、あげるからね!
ありがとう、おにいちゃん!


きょうは、
とっても楽しかった!


また
きてちょうだいね!


これ、ぼくたちがとってきたお魚なの、
買ってくれない?」
「うん!全部買うよ!」
「やったーーー!」

海にはりだした、
家からものぞいている子どもたち。
また来てねーーー!


ぜったい来てね!
ヨウちゃん!


トモさん!

みんなも来てね!


読み語りが終わったら、


みんなで海で遊ぼう!


各々の家には、
ときには数家族が、


いっしょに住んで、
生活している。


ミンダナオ子ども図書館みたいに
宗教や部族がちがっていても、

わたしたちは
一つのファミリー!



ここを舞台にした、
絵本を書きました!
「サンパギータのくびかざり」
(今人舎)


ぜひ
読んでみてくださいね!




ke34
生まれて
初めての都市


ミンダナオ子ども図書館の子どもたちは、
電気もない、
山から来たから、


町を見たこともないし、
デパートに、
いったこともない!

それでせめて、
都会を見る体験をさせてあげた。


生まれて初めての
エスカレーター!

「こわい!」
「怖いー!」
高校生でも、
初めてのエスカレーター。



二階から見た
デパート。

お水をたくさん、
買わなくてはならないから、

とくべつに、
自動車にのせてあげるね!



お米やおかずも、
ここで買っていこう。


さいごにみんなでアイスクリーム!
ばんざーーーーい!



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奨学生を迎えに

エルマリーとモクモク、


そしてラブリーを
山の家に迎えに行った!

この先にほんとうに
家があるの?


夏休み里帰りしていた、
奨学生たちや子どもたちを、


MCLにまで、
送り届けるだけの費用を、
食べるのも大変な家族で親が、
負担できる訳もないので、


私たちが車で
迎えに行かなくてはならない。


車から降りて、
ときには、
何時間も山道を歩いて!

ゴムの木を撮影している
息子の陽。


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ラブリンとロムニック

お父さんが居なくなり、
お母さんが気が触れて、
疾走したまま帰らない。


おばあさん一人で、
面倒を見ているが、


生活の糧を
得られる当てもなく・・・。
MCLに住んでいる子たち。



ke37
先住民の住む
アラカンでの活動を
再開


まずはカヨパトン!
そこから山道を歩き
パコパコ集落への旅。


アラカンは、
マノボ族の聖地、
アンセストラルドメイン
(特別保護地)にも指定されている。

MCLにとっても
重要な活動地域だ。
NPA(反政府組織)でも有名だけど・・・


カヨパトンへ行く途中で、
ファウスト神父に会った。
私たちが司教館に
住んでいた頃の事を
想いだして下さった。


その2年後に、
ファウスト神父は刺客に殺害された。
シスターの話だと
政府から送られた暗殺者。

原住民を守るために、
鉱山開発に
反対していたからだという!

アロヨ政権の当時、
先住民を擁護していた弁護士や
議員も多数殺害されている!

ミラノミッション会で、
貧困克服と平和構築に
大きな貢献をしている
ピーター神父共々、

ファウスト神父は、
私の尊敬するイタリアの神父。
頭に巻いた、赤いバンダナが、
ピーター神父と一緒のスタイル。

たぶん、原住民の人々から、
酋長に任命さられているからだろう。
僕と同じように・・・。

ミンダナオ子ども図書館は、
Non politic Non religious sect 
非政治団体で特定の宗教宗派の下では
行動しないけれど。

その中でぼくはカトリックだけれど、
カトリックはアフリカ、南米、
アジアにも広がっていて
民族種族も多様でミッション会も多く、

大家族のような雰囲気があって、
どこかに居場所が
あるような気がしてほっとする。

ぼくは、三位一体が気に入っていて、
父なる神だけ拝むとイスラムのよう?
子なるイエスに集中するとプロテスタント?
聖霊や精霊だと先住民族?

カトリックでは、その三つが一体になっている?
マリア様の母性も神聖だし、
仏教の弥勒菩薩に似ているような?
これは、ぼくの勝手な解釈。

kew

結婚していないから、
命をかけて


しかし、貧しい人々の立場から見ても、
30年以上こうした場所で命がけで
活動し続けている、
こうした神父の働きには
頭が下がる思いがする。

結婚していないから、
命をかけてどこでも行ける?
神父さんだけでなく、
ブラザーやシスター方もすごい・・・!

日本の若者よ。
自殺する勇気があるのなら、
神父やブラザーやシスターになって、
命を捨てた思いで活動したら!


ぼくも、神父さん方と
キダパワンの司教館に住んでいたころ、
ブラザーになることを考えたけれど、

イスラムの戦争孤児たちを
救済していく過程で思ったのは、
逆に平凡な一信徒だから
団体規定に縛られることなく、

変な信者だと眉をしかめられても、
やれることがあるのではないか・・・?
カトリック信者だけれど先住民の酋長!
アオコイ マオガゴンが僕の名前。

たとえば、
先住民の祈りに
酋長として参加したり。

クリスチャンとともに、
イスラムの子たちをひきとって、
いっしょに家族として暮らしモスクを建てたり。
聖職者だったらできない?

シスターと司教館に住んでいて、
そのご、共に生きていく連れ合いだと感じて
MCLミンダナオ子ども図書館を
いっしょに立ち上げた、
今の妻と結婚することに決めた。


でも、家族を捨てて、
命がけで活動できる
聖職者たちが、
うらやましいと感じることがしばしばある。

とりわけフィリピンのカトリックは、
多様で柔軟でいごこちがいい。
マリア様のローソクの煙を
手であおいで肩につけて健康を祈る。
まるで日本の仏教か神道みたい。


ke38
ナポナガン
集落に到着


ナポナガン集落は、
カヨパトンに行く手前。
ここからも奨学生が複数来ている。

今回の調査を活用して松居陽が、
マノボ族の
ドキュメンタリー映画を制作。
文化プロジェクトの一環


家に戻っていた、
ビーメールグレイスさん、

ビサヤ系だが、
16人兄弟姉妹がいる。


奨学生のジェサ。
今度中学校。

高校までは遠いし、
両親は、MCLに住まわせたかったけど、
ジェサは、貧しくても親の元に居たいので
村にとどまる。

どこに住むかは、
本人しだいで、
MCLに住んでいても
村に住みたくなれば、翌年から帰れる。

ジェサは、
大学になったら
キダパワン市に住むことにした。



ke39
川に行く手を
阻まれる


多少
川が増水していた。

奨学生の男の子たちが、
川に入り、


障害となる
大きな石をどける。

川で遊んでいる、
地元の子どもたち。

川で洗濯をしている、
お母さんたち。

川底のチェックが終わり、
荷台にみんな乗って、


いよいよ、
川をわたる。

車高を高くして、
特別な荒れ地用のタイヤをつけた、

四輪駆動でしか、
いけない場所だ!


ke40

カヨパトンに到着


母さんと、
郷里に戻っていたジョジョは、
高熱を出して、
すっかり痩せていた。


こうした村では、
ちょっとした病気が、
そのまま命取りになる。

MCLに戻って、
治療をすることに決めた。


母親と父親が別れたエラ。
祖母の強い要請で、
カヨパトンに住むことになったが、

あんなに明るかった顔が、
表情が失われて暗くなっている。
大丈夫だろうか・・・


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カヨパトン集落から
パコパコ集落
目指して歩き始める


車で行き止まりの
カヨパトン集落から、
いよいよ歩いて、
パコパコに向かった。


今回の調査には、
ピキットのブアラン小学校の
校長先生も同行した。


ロクサンさんの家の前を通ったが、
両親の手伝いで、
山に下草刈りやトウモロコシの収穫や
洗濯に行って居なかった。

ジェジェも両親を手伝って山へ。
里に帰った奨学生たちは、
貧しい一家を助けて早朝から山へ。

山を越えていくと、
こんなところに
と思う場所に家があり、
マノボ族の人々が住んでいる。

こんな高地に
と思うかもしれないが、
もともと耕作が容易な
低地に住んでいた人々なのだ。

低地の良い土地が、
所有者の無い土地
(土地登記がない)という理由で、

お金のある移民系の人々に
政府によって売却され、
さらに転売されてきた。

その結果、
自分たちの自給地を失い、
山へ山へと逃れていった。


ここから小学校までは、
数時間の道のりがある。

高校になると、
ほとんど
歩いて通える距離ではない。

いつかこの子たちも、
学校に行かせてあげたいが・・・

スカラシップを与えたとしても、
学校まで遠いし、
お弁当も持っていけないので、
続くかどうかが疑問だ。

MCLに住み込めば、
近所の学校に行けるのだが、
まだ幼いので、
親から離れることが良いとは言えない。

ラナコランに建てた下宿小屋も、
あっという間に、
満杯になってしまったし。

そこで考えたのが、
学校継続が
まだ確実と言えない子の場合は、
奨学生として採用して、

学費や文具費や
プロジェクト代を支給するが、
支援者を付けずに数年間、
様子を見ることにした。


その分、
負担は大きくなるが、
せっかく支援者をつけても、
ストップしてしまうと悲しいから・・・



ke42
斜面の中の
小さな白い点


実は、
ミンダナオ子ども図書館の
奨学生のお母さん。

条件の悪い斜面に、
かろうじてトウモロコシを植えて、
生活している!

彼等が植えているトウモロコシは、
原種に近いものだが、
収穫量が少ないし安い。

ハイブリッドのトウモロコシは、
(企業によって遺伝子操作がなされた)
収穫量は多く単価も高いが、
種子は高価で、

しかも遺伝子操作のためか、
一回しか育たないので、
毎回、企業から高価な種子を
購入しなければならない。

そのうえ、ハイブリッドの品種は、
化学肥料や農薬も大量に使うので、
結局、収穫して売っても、
原価を吸収できずに赤字になる。

海外の種子企業、
肥料企業、農薬企業だけが、
儲かるように出来ている???


途中で出会った
奨学生のお父さん、
お母さんたち。


谷底のロクサンさんのお母さんは、
谷底でワラビを採っていた!
もちろん売るために。


どこまでも広がる、
木の無い原野。

昔はここが、
ジャングルだったなんて、
誰が信じるだろう。


ke43

ようやく
パコパコに着いた


初めて見る、
パコパコ集落。

この地を、
もっと良く知るために、
読み語りを、
近く行うことにした。


村で唯一
初めて高校を卒業する
首領の娘。

大学へは、
行けないのでMCLの奨学生に・・・。

将来は先生になって、
村の子たちを助けたい!

パコパコの初等学校。
ケロハスやキアタウの子も、
4年生までは、ここに通う。

しかし、
5年生になると
ここから遙か彼方のラナコランまで、

朝の4時に起きて、
通わなければならない。

ラナコランの下宿小屋は、
他の集落の子たちで
いっぱいだし、
どうしたらよいのだろう。

大勢子どもがいても、
高校まで通っているのは、
4名だけ。


先住民の子たちは、
服も下着もなく

裸で生活している子たちも多い。


いがいと下着が、
求められている。

使い古しでも良いから、
送ってくださいね!


ke44

パコパコから
キアタウへ向かう


昔は、
深い深いジャングルだった。

巨大なラワンの木々が、
大地を、
ことごとく覆っていた。

それらの木が、
次々に伐採されて、
海外、特に
高度成長期の日本に輸出されて、

その結果、
丸裸になったなんて・・・!


この地域の下流域が、
ピキットの大湿原地域で、
毎年繰り返される洪水は、
上流のこの地の森林伐採の結果なのだ。

そういえば、
私も子どもの頃、
小学校の工作の時間に、
ラワン材を使っていたな。

先生の説明だと、
南の国から来たラワン材は、
非常に安価で節がなく、
工作にはうってつけとの話だった。

日本は、外国
とくに発展途上国の木を
大量に伐採輸入して、
自国の森を保護したのだな。

フィリピンの若者たちは、
日本には、
森がないと思っている。

自国に森がないから、
ミンダナオの森を切って、
木を輸入したのだと。



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2008年のウエッブサイトから
洪水は川沿いの
村々も襲った


水量は激しく、ムアランでは、
200世帯が、
鉄砲水で家を流されたという。
写真のように、
水は軒下まで達している。

道は水のせいで、
ところどこと寸断され、
タリタイからラジャムダまでも
容易にたどり着くことができない。

家の庭で泳ぐ子どもたち、
飲み水が心配だ。


道路は、
至る所で寸断されている。


ラァジャムダ高校も水の中だ。

この地域は、
戦闘による難民は居ない。
しかし、洪水による難民が出ている。

水は、数日で引くので、
戦闘難民のような悲惨さはないが、
戦争状態で復旧は遅れるだろうし、
病気が、ここでも心配だ。

この比較的立派な村道は、
2年前にアメリカ政府の支援
(USAID)で作られたものだ。

高く作られた道路は、
町側の堤防の役割を担っているようだが、
反対側の家々は、軒まで達する水の下に、
水没するようになってしまった。

この経験を、
今後の復旧やODAによる
道路や灌漑整備に注意深く、
活用しなければならないだろう。


以上は、2008年の私たちの活動記事だが、
こうした問題を解決するためには、
広大な山岳地域の植林支援を、
実施する以外にないだろう。

鉄砲水は、
驚くべき早さで、
下流のピキット地域を襲う。
上流の山々に、保水機能がないからだ。

単に植林をして、
ジャングルを復活するだけでは、
この地域に追い詰められたマノボ族の
生活が圧迫される。

マノボの人々の収入を、
ある程度確保しつつ、
植林を可能にするには、
どうすればよいのか。


ke45
キアタウでの読み語り

キアタウ村に入ると、
本当にホッとする。
人々は明るく、
子どもたちが可愛い!

しかし、ここも以前は、
カヨパトンやムヤス集落同様、
暗く落ちぶれて、
外界と閉ざされた集落だった。

MCLが入り、奨学生をとり、
さまざまな活動をすることによって
こんなに人々の表情が、
明るくなるとは驚きだ!

驚きは、
表情だけではない。
久しぶりに来るたびに、
子どもたちが、増えていくのだ!

新たに生まれるだけではない、
ここが、住みやすいので、
町から戻ってくる
村人たちも多いのだ!

電気は、
未だにないのだけれど・・・
故里に帰っている奨学生


まずは、
みんなでお昼ご飯


こんなに
ご飯やおかずを



お腹いっぱい
食べられることは珍しいこと!



読み語りが始まった!

ここの子たちは、
何度も、
読み語りを体験しているので、

お話を聞くのが大好きだ!

それだけではなく、
踊りや歌も覚えていて、

スタッフたちと一緒に、
歌ったり踊ったりする。

本当に、
絵本やお話が大好きで、

生活に
根付き始めているのがわかる。



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キアタウ脱出劇

キアタウは、
とても美しいところだが
想像以上に、過酷な山岳地帯にある!

とにかく、
雨が少しでも降ると、
車での脱出が、
不可能になるのだ!

このようなアクシデントは、
しょっちゅう起こるので、
変な話だが、
何が起こっても、少しも驚かなくなった。

あらゆる困難を、
しっかり受け止めて、
最良の解決策を、
慌てずに模索していく。


荷台には、
太いロープが入っているので、
それで、ひっ張ることに・・・。


この地の大地は、粘土質で、
雨さえなければ、乾燥して硬いが、
いったん雨が降ると、

磨き上げられた大理石のように、
つるつるになる!
そうなると、
どんなに頑張っても脱出は不可能!


みんなで押せば、
解決することもあるが、
それでも駄目な場合は、
みんなで、ロープで引っ張る。

大人も子どもたちも、
村人たちが、
大勢で助けに来てくれる。

子どもたちが、
お世話になっている
ミンダナオ子ども図書館の事だ、
僕らに任せなさい・・・。

みんなで力を合わせて、
泥だらけになりながらも、
夢中で救援する姿は、
本当にフィリピン的だ!

(都会はどうだかしらないが・・・)

困難も楽しんでしまうのも、
フィリピン的かもしれない。


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ラナコランの
下宿小屋へ

キアタウを脱出して

ここはかつて、
立正佼成会の方々と、
平和の祈りをした場所。


皆で、
下宿小屋に泊まった!


ラナコランの下宿小屋は、
京都暁星高校と
河野優子様の寄贈で建てた。
建設費は60万円。

遠くて学校に通えない、
遠隔地の子たちのために、
建てた小屋だ。

私は、今回初めて泊まったが、
驚くほど快適で、
まるで別荘?

訪問者の方々、
ご希望があればお泊めします。

ポーチで勉強し、
食事を取る子どもたち!

地域の子たちにも、
文庫として解放している。

この地域は貧しく、
本も絵本も辞書もないので、
奨学生たちだけではなく、
多くの子どもたちに解放し、
地域の発展に寄与している。

下宿小屋は、保育所とも異なって、
小学校から高校までの
多くの子どもたちに利用され、

大きなインパクトを地域に与える
試みである事が解ってきた。


この地域は、マノボ族の
アンセストラルドメイン
(保護地区)でもあり、

彼等の、
昔話や楽曲、
伝統の祈りやさまざまな文化が
未だに生きている場所でもある。

戦中に、下のダバオ地域のカリナンから、
マノボ族と結婚した多くの日系人が
逃れてきた場所で混血も多い。
下の奨学生も日系人。

文化的に興味深い地域なので、
この下宿小屋に併設して、
マノボ文化研究所を作り、
大学を卒業した奨学生たちが中心になって、

昔話を集めたり、
文化を保存研究したりできる、
文化施設にしたいと思っている。


もちろん本部は、
ミンダナオ文化研究所という名で
キダパワンに作るが、

ここで集めた昔話や貴重な文化の映像などを、
出版したりネットで紹介したり、
保存したりするプロジェクトを考えている。
今回の陽の映像も、その過程の一つだ。

才能ある卒業生たちに仕事を作り、
提供するのも目的の一つ。
ミンダナオ強みは農業と文化。

ke48

ラナコランの
下宿小屋で夕食


下に見えるのが、
下宿小屋の
ハウスペアレントでスタッフ、
奨学生のお母さんだ。

遙か彼方には、
フィリピン最高峰、
アポ山の姿も望める。


ここに拠点を置くことで、
さらに山奥のマノボ族の集落へ、
皆で、読み語りに行ける。


明日のムヤスの
読み語りに備えて、
おやすみなさい。


翌朝は、
さわやかな高原の夜明け

見事にアポ山が顔を出した!

4月5月は、
フィリピンの夏休み。
奨学生たちが、

読み語りのプロジェクトに
参加することが、
出来る日々だ。


親のいない子も多いので、
帰郷できない子は、
寂しくならないようにプロジェクトを組む。


ke49
貧しいムヤス集落に
読み語り


車が入れないので、
絵本を馬に積んでいく。


ここには、
多湖さん一家と
親戚の方々寄贈の保育所がある。


多湖さん、
Relativesのところ修正してありましたよ。
ちょっと、
たどたどしい字ですけど。


ムヤスを見ると、
かつてのキアタウを思い出す。

非常に貧しく、
何よりも、
人々の心が沈んでいる。

生活が、
厳しいこともあるが、

教育や医療も含めて、
貧困から脱出する希望が、
感じられないのだ。


MCLが入ってから、
キアタウや他の集落には、
希望が感じられる。

今回の調査で、
パコパコの首領が、
告白していたが、

「沢山の子どもたちが居ながら、
中学校に進学している子が数名。
大学まで行った子は、
もちろん皆無。」

「そんな集落に、
MCLのスカラシップで
大学まで行く子が、
出ることが可能になった!」

「これは、気持ちの上でも
画期的なことなのですよ!」


イスラム教徒の
ザイノディン君が、
先住民の子たちに読み語り。

宗教や民族の違いを超えて、
他の地域の
貧困の現状を体験する事は、

彼の生涯に、
大きなインパクトだ。
今年から大学生になる。


読み語りに集まる。
子どもの現状を、把握することによって、
村の状況を理解するのも
大切な、私の役割だ。


とりわけ目立つ、
極貧の子には声をかけ、
読み語りが終わった時点で
家に案内してもらう。


病気の子が、
居ないかもチェックする。


おおきなカブの劇が
大好評


「おおきなかぶ」
現地では、
「おおきなカサバイモ」の後に、


みんなで
マノボ語、ムスリム、ビサヤの歌をうたい、
最後に平和の歌をうたう。



その後、
みんなにパンを配り、


絵本に触れる時間を作る。


英語やタガログ語の本は
読めないけれど、

大事なのは、
絵本というものに触れること。


ke50

読み語りの後
貧困家庭の
調査を開始



貧しい家を選び、
ソーシャルワーカーと



一軒一軒たずねて、
村の状況を聴き取る。


子どもの服や下着などは、
もっとも、
買えないもののひとつ。


古着の下着も、
たくさん送ってくださいな!
多少ぼろぼろでも、
はければ大丈夫!


とりわけ、
崩壊家庭の子たちを探し、
新たな奨学生候補を
選んでいくのだ。



下の写真のお母さんは、
なんと、

下の写真の右に写って、手を上げている
奨学生のピティボウイ君
その後、スタッフになった
の小学校時代の同級生だった!

15歳で結婚して、
ここに住み着いている。

下の写真は、その家。
このようなところに、
4人の子どもたちと一緒に住んでいる!

毎日の食べ物にも、
事欠く生活。


足にひび割れがある少女。
早速、母親といっしょに
病院につれていき
医師の診断をあおぐことに。

治療は、
くり返しくり返し山に通い
かならず、
完治を見とどけるまでおこなう。


最貧困層に光を当て、
その中から、
新しい奨学生を選び育てて行く。


それが、MCL流だ。


ke51

カヨパトンに
子どもたちを
送り届ける


フィリピンでは、
一年は3月末で終わり、
4月5月が、夏休みとなる。

MCLに住んで、
近くのマノゴル小学校に、通っている子たちは、
当然、帰るための旅費がないので
郷里の村に送り届ける。

遠いアラカン地域カヨパトンの村は、
川を渡り、
4WDでしか行けないところに集落はある。
マノボ族の集落でも、非常に貧しい地域。

パンクやスタックは日常茶飯事。
今回も、
大型タイヤがパンク!

慌てず、
早急に処理して旅を続ける。


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この地域の生活は、
ほんとうに厳しい


子どもたちは、
一日三食たられず、

ほとんど、
裸の状態で過ごしている。

この川を、
4WDで渡航するのだ。

故里に帰った、
奨学生のロクサンさん、
今度、高校に進学する。

奨学生を、
村に届けると同時に、
衣料支援をした。

指が6本ある
ジョジョさんの家。


窪田まゆみ様寄贈の保育所が
役立っている



木に登っている、
この地出身のMCLの奨学生を、

見上げている、
村の子どもたち!

多くの子たちが、
小学校や高校に行きたいけれども、
貧困ゆえに行けない。


この村からは、
比較的多くの子たちを、
奨学生として、
採っているのだけれども、

私の力が及ばず、
なかなか、期待に応えきれない。

14,5歳になると少女たちは、
結婚していく。

それでも、子どもたちは、
ほんとうに、
よくお手伝いをする。

下は、MCLの奨学生になって
生活保護をはじめた子たち。

MCLの奨学制度は、
特に親のいない
子どもたちの保護からはじまる。


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故里に戻った
奨学生たちは、
垢抜けて見える?


父親がいず、
後ろの家で、小学校4年生の姉さんに
面倒を見てもらいながら、
暮らしていたジョジョたち。

MCLに住んで
今は、すっかり子どもらしくなった?

下の写真の子が、
お姉さんのジュエリン。
彼女が、
たった一人で弟妹の面倒を見ていた。

MCLに住み、
彼女もすっかり安定した。

指が6本あるジェジェさんも、この村の出身。
現在は手術で5本
お父さんは、マノボの伝統を受け継ぐ首領だが、
とっても貧しい。

日本から送られた古着のせいか?
町に近い場所での、
暮らしのせいか、
ちょっと、垢抜けて見える奨学生たち???

この村の子たちにとって、
MCLの奨学生になって、
MCLに住むのは、大きな夢だ!


北九州小倉ライオンズクラブの
寄贈したヤギが
子を産んで増えてた




極貧のこの村に、
ヤギを寄贈して下さった

ライオンズクラブの方々。
ヤギが、子を産んで増えています!



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新しい高校の奨学生
この村から、
唯二人高校に行っていた、
ジェジェさんと従妹。

従妹だけが村に残り、
たった一人で、
はるか山麓の村に通っていた。

それを見かねて、奨学生に・・・
MCLに住み込んで、
学校に通えるようにしてあげる。

大の仲良しだったので、
ジェジェは大喜び!!



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京都暁星高校が寄贈
マノボ族アマベル村の
保育所開所式


霧の中を
山上のマノボ族の集落へ。


ここには、
戦前に原住民と結婚して
ダバオ近郊にすみ、


戦争と同時に、
日本人であることを隠して
山に逃げた、
日本人の末裔である


日本人の血の混ざった
マノボ族の人々も多い。
上の写真の奨学生もそう。
下は日本軍が玉砕した洞窟には、
今も人骨が眠っている。


京都暁星高校は、
カトリックの高校で
宮津にある不登校の子どもたち、
学校に行きたくなかった子どもたち、

さまざまな、
事情のある子どもたちを
優先的に受け入れている。

海外、特に
フィリピンとの交流を重視し、
植林や学校建設なども、
生徒主体に行っている。

MCLの初期からの仲間で、
イスラム地域のパイドプランギ、
マノボ地域のカティンド、
ラナコランには下宿小屋を、

そして今回、
アマベルに
保育所を建設して下さった。

MCLの若者たちのスカラシップ支援も
3名して下さっており、
去年11月、招かれて、
滞在した記事もサイトに掲載されている。

京都暁星高校ホームページ
 http://www.kghs.ed.jp/


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村の子どもたちを
集めて読み語り


お話は、
マノボ族の奨学生が通訳して、

子どもたちの母語である、
マノボ語が使われる。

日本から来た娘さんは、
言葉が通じないけれど、
なぜか、心が通じるという、
不思議な体験を現地でした。


そんな体験を、
子どもの頃からした子は、
本物の国際人?

この方が、
保育所の先生。


テープカットと開所セレモニー

保育所は、
サインをしたあと、
テープカットで、
開所式がはじまる。


基本的に、
贈呈した後の維持や修理は、
村に任せられるのだが、


だんだんわかってきたことは、
収益のない貧しい村では、

簡単な補修ですら、
難しいということ。

それゆえに、
建設後も状況を見ながら、

子どもたちと村のためにも、
MCLで、
補修もしていくことに決めた。



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夏休みの終わり
みんなで海に行った


こちらの夏休みは、
4月から6月初旬まで。

そのころになると、
自分の生まれた集落に、
戻りたい子は、
車で村まで送り届ける。

親がいなかったり、
辛いことがいろいろあった
生まれ故郷だけれど、

友だちは、たくさんいるし!
ふるさとは、
いつまでもふるさと!

だから、帰りたい!

しかし、
いろいろな理由から、
帰れない子たちもたくさんいる。

MCLの子たちも、
少なくなって、
残った子たちにとって、
夏休みは、さびしくなる時。

そんな子たちを見て、
夏休みには、残った子たちは、
みんなで、海に泳ぎにいって、
楽しく時を過ごすことにした。


初めて、
海を見る子も多い。


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最初は少し孤独に
感じる子も


特に、
今年から初めて、
MCLに住み込む子たちは、

まだ慣れないので、
孤独を感じる。

そんなときは、
様子を見て声をかける。

初めて海で泳いだわ!
海の水ってしょっぱーーい!


ぼくも、いま行くからね!


あっという間に溶け込んで!

MCLの家族になっていく!


わたしの娘もいつも一緒!




2019年下のハニーさんは
大学生になり、


日本に公演にいって
テレビに出演!


NHK国際報道
フィリピンミンダナオ島


映像を 見たい方は ここをクリック

ke59
さびしい時も
あるけれど、
兄弟姉妹のような
友だちといっしょだから
だいじょうぶ。



それが、
ミンダナオ子ども図書館!



ここでは、
みんな一つの家族!



夕暮れても遊びは続く!







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みんなで洗濯

男の子も、
女の子も、


小さい子も、
大きい子も、


私の娘も、自分で洗濯、
みんなで洗濯!


最後は、
自分の体も洗濯!


泊まりに来てね!
わたしたちで、ご飯を作って、
洗濯もしてあげるよ!


支援してくださって
ありがとうございます!



ミンダナオ子ども図書館の
総合活動映像

50分
 
  
2001年に創立し、翌年に若者たちの手で
立ち上げた、ミンダナオ子ども図書館の活動を
総括的にまとめた映像です。
拙著『手をつなごうよ』(彩流社)で執筆した
世界の映像版。
戦争の中の子供たちの支援救済からはじまり、
平和の祈り、洪水、植林支援、保育所建設等々を
息子の陽のビデオと共にまとめました。

写真は、松居友です。
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2019年
訪問者の家族や
若者たちが体験した
ミンダナオ子ども図書館
の活動
 

2019年マカシンディク
戦闘避難民救済

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マカシンディク
第二回戦闘避難民救済
読み語りと炊き出し

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若者たちと画家の
ミンダナオ子ども図書館
マノボ族の村での体験記

10分
 
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サンタマリアの
海の下宿小屋を訪ねた

10分
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2020年の
活動のビデオ映像記録

ミンダナオ子ども図書館
の日常生活から

映像を 見たい方は ここをクリック
18分です!
ウイルス閉鎖期間に
戦闘が起こった!

10分
映像を 見たい方は ここをクリック

地震の悲しみで
父さんが!

12分
映像を 見たい方は ここをクリック

クレジットカードによる寄付が可能になりました!
サイトは保護されています、
個人情報が流出することはありません!


スカラシップの一括支払いも可能です!

毎回振込後に、宮木梓からお礼のメールとが届きます!
奨学金は物価高騰もあり、2021年より以下に変更いたしました。
一年間、小学校42000円、中高60000円、大学72000円

卒業後も支援額を変更して継続、別の子を紹介希望、終了希望は、
通信欄かメールで宮木梓宛に、寄付の内容や要望をお書きいただければ、
宮木梓が、対応いたします。
メールが難しい方は、日本事務局に携帯かお電話で対応いたします。
 
郵便局、銀行またはコンビニ、ATM、ネット振込は以下です!  
基本は、自由寄付です。振り込まれた方には、隔月に機関誌をお送りします。 
郵便局からの振り込み
自由寄付、スカラシップ里親支援等
郵便振替口座番号 00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

ミンダナオ子ども図書館 支援方法
銀行またはATM
インターネットでの振り込みは以下へ

銀行名 
ゆうちょ銀行 金融機関コード 9900
店番 
019  預金種目 当座
店名:
〇一九店ゼロイチキユウ店
口座番号 
0018057
口座名:
ミンダナオ子ども図書館
 振込を確認しましたら、子どもたちの写真または絵が描かれたお礼ハガキを現地からお送りしています!
領収書等が必要な方は、宮木梓までご連絡ください。
現地日本人スタッフ宮木 梓  mclmindanao@gmail.com
日本事務局 前田容子 FAX:0743 74 6465 携帯電話:090 5091 7514
ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!


主要な目次を集めました!
クリックして飛んでくださいね
ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作
現地日本人スタッフによる、
写真を交えた最新の活動報告です!
ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
訪問等でMCLと出会った若者たちの想いです!
ミンダナオ子ども図書館:日記 松居友制作
松居友による活動報告および
製作映像や想いを載せた自由日記です!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法
支援方法
「0」ゼロに 立つための支援を
ゼロに立つための支援を
訪問希望の方は ここをクリック!
訪問希望
MCL映像サイト
何故ここに日本人などのテレビ映像
その他の貴重な活動映像を掲載
機関誌『ミンダナオの風』 にこめた思い!
機関誌『ミンダナオの風』編集にこめた思い!
ミンダナオ子ども図書館のミッション 理事、役員、スタッフ 活動の概要を紹介
ミッション・ビジョンとボードメンバー 
MCL文庫
民話、絵本原稿、青少年から大人までの読みものを
自由購読で提供しています。
ミンダナオオから発送の 機関誌「ミンダナオの風」 
過去の機関誌PDF
MCL 会計報告
会計報告
 日本の子ども ミンダナオの子ども
日本の子ども ミンダナオの子ども
MCLへの 若者たちの想い! 
機関誌『ミンダナオの風』若者たちの想い!
無題3 松居 陽
無題3:松居陽
イクメンに 未来をたくせそう! 
イクメンに未来をたくせそう!
2021年 今後のMCL 
今後の活動指針
 愛に捧ぐ黙想 松居 陽
愛に捧ぐ黙想:松居陽
ぼくの少年時代と 思春期から   
ほくの少年時代と思春期から
子育てよりも、子育つ世界!  
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講演、公演の予定表など 
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メールニュース 希望! 
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原住民、イスラム、クリスチャン 私たちは一つの家族!
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講演感想


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