戦争と貧困と平和構築の記録 2007年(2)

 

幼稚園の先生方が研修旅行で来られ
お話の生きている世界を体験!
  GO! マノボ族のスカラシップ調査に
2 GO! 母親も行方がしれない少女
3 GO! 奨学生候補の調査ほぼ終わった
4 GO! 子どもたちへの愛
5 GO! エディットさんの村にもいった
6 GO! 採用した子は片親や孤児
7 GO! 最初は非常に警戒された
8 GO! 新しい奨学生たちが入ってきた
9 GO! 保護者の説明会が開かれた
10 GO! 故郷から離れる子はさびしい
11  GO! 盲目の少女日本から
12  GO! MCLにも盲目の少女が
 12b  GO! 飛行場に迎えに行ったとき
13  GO! 在日韓国人の張さん
14  GO! ドクター司医師が再訪
15   GO! アジア学院の研修生が到着
16  GO! 若者たちとマノボ族の調査に
17   GO! 東洋英和女学院の教授訪問
18   GO! ミンダナオのバナナは最高
19  GO! アイの手術が成功した
20  GO! 憑依に関して
21   GO!訪問客と原住民の子たち
 21b  GO!山岳高地のマノボ族の村へ
22 GO!隣の村に骨折した子が!
23  GO!新しい患者が運び込まれた
24  GO!新しい奨学生が学校に通い始めた
25  GO!寄贈された車椅子が大活躍!
26  GO!鶏小屋ができました!
27  GO!読み語り活動を再開
28  GO!ラワン巨木もあるアポ山麓
29  GO!お話の生きている社会とは
30  GO!お話の後にココアのおかゆ
31  GO!熱湯がわき出している温泉
32  GO!マノボの子たちの小学校へ
33  GO!マノボの村で読み語り
 34  GO!幼稚園の先生方が研修旅行
35  GO!ミンダナオの市場体験
36  GO!足慣らしに高地マノボの村へ
37  GO!MCL体験記:山元眞神父筆
38  GO!マノボの村での読み語りが続く
39  GO!イスラムの保育所開所式へ
40  GO!マノボ族の山に一泊
41  GO!そして別れの日!
42  GO!保育所開所式の映像



pu1
1)マノボ族のところに
  スカラシップ調査に行った!


キダパワンから、1時間半かけた、
山の、どん詰まりの、
小さな村を、拠点にして・・・!

そこで、小学校の先生から、
地域の、子どもの状況や!
親のいない子で、
貧しい子の、実情をうかがい・・・!

推薦された候補の子の、現状を聞いた後に!
その子が住んでいる、家を見るために!
さらに奥へと、
高地を歩いて、登っていった・・・!

今回の、スカラシップ候補の選択は、
前年の反省から・・・!
クリスチャンを抑えて、
イスラムと先住民の、高校生を重点にした!

今回の、シティオと呼ばれる、
小さな、集落レベルでは!
脳卒中で倒れ、言葉を失い、
歩行も困難な、父親をもつ、若者を訪ね!

また、どのような訳か、
兄弟が皆、3歳頃から、足が曲がり・・・!
ポリオのような状態が、進行している、
二人の若者を、調査した!

後記:その後二人は、MCLの奨学生になり、
大学で、ITを学び!
お兄さんは、パソコンショップで!
弟のベンジー君は、MCLのスタッフになった後、
ダバオの、公共電話オフィスで、働いています!



pu2
2)父親が亡くなり
  母親も行方がしれない少女


加えて、学校の、先生の推薦で!
父親が亡くなり、母親も、
行方がしれない少女を、ふたり選択した!
みな、成績も良く、学習意欲もあるのだが・・・!

貧困ゆえに、学業継続が、困難な子たちだ!
その後、私たちは、
踏みあと道を可能な限り、4WDで登りつめ・・・!
山岳地域を、徒歩で巡って!
さらなる、調査をした・・・!

そのなかでも、父親が亡くなり!
老いた母親と、二人で生活している、少女の家は!
急斜面を、1時間半以上かけて登った、
尾根の、斜面にあった!

その子の家、以外にも、森の中で、住んでいる!
他の家族の家が、あるものの・・・!
道らしい道もなく、
小屋も、貧しいものだった!

衣服も、生活用具も、ほとんど無く!
ちょうど、小さな甥が、遊びに来ていたが、
このようなところに、母と娘が、
二人で、住んでいる事が、驚きであった!

少女の家に向かう道は、
踏みあと道にも、なっていない!
尾根の中腹から、見おろすと、はるか下に、
別のマノボ族の人の、家が見えた!

少女の父は、亡くなり!
少女は、老いた母と、二人で住んでいる・・・!
小さな畑には、わずかなトウモロコシと、
ネギが、植わっているだけ!

あとは、自然に生えている、
地バナナと!
山芋を、食料としていた!

年齢の割に、
小柄でやせているのは、
栄養が、足りない、せいであろう・・・!
家の中には、家具らしいものは、何もない!

しかし、
極貧にも、かかわらず、
笑顔が、明るいのが、印象的だった!

下は、古着を与えた後の写真・・・

ここから、2時間以上、
山の中を、歩き続けて!
小学校に、がんばって通い・・・
今年、6年生を卒業する!

今回の、マノボ族の推薦や、調査には、
20年前に、日本の「アジア学院」で、研修を受け!
アルゼンチン生まれの、ご主人と結婚して、
山で、農業を行っている・・・!
エラさんの、推薦と協力が、大きかった!

エラさんは、フィリピンの先住民団体の代表で、
ミンダナオ子ども図書館の、理事のお一人!
2月には、アジア学院の、研修生も訪問し、
ミンダナオ子ども図書館にも、宿泊する!


山麓に、移住しなければ・・・
中学校に、通うことが出来ない、スカラーたちの宿も!
エラさんが、近くの空き家を、
提供して、くださることになった・・・!

今回は調査の後、山麓の部落に戻り、
皆様から、送っていただいた!
古着の衣服を、分け与えた・・・!
大喜びする、子どもたち!



pu3
3)スカラシップ候補者の調査は、
  ほぼ終わりました

先年度は、ミンダナオ子ども図書館のスタッフたちに、
スカラーの選択を、ゆだねた結果!
ミンダナオ島の、外から移民してきた、
ビサヤ、イロンゴ系のキリスト教徒の、
大学生が、多く採用されたので・・・!

今年は、原点に回帰して・・・!
先住民族と、イスラムの高校生も、公平に採用し!
ミンダナオ子ども図書館の、理念でもある、
「平等」を、進めるとになりました!
今回の選択の過程では、
経済格差の不平等!
病気、戦闘や、貧困などといった!

個人では、
抗いきれない力の、犠牲となった!
さまざまな人々や、子どもたちに、
直に触れる機会を、得ることが出来ました!

あまりにも、日々の経験が多く、重いので!
その全てを、報告することは、不可能ですが・・・!
少しでも、お知らせしたく!
筆を、すすめます・・・!

アラカンのマノボ地区の、首領の運営する、
独立ファンデーションの、要請により!
原住民の、スカラシップ候補者の、調査を開始・・・!

この地区のマノボ族は、
イタリア系カトリック宣教会のFr.ピーター神父や!
Fr.ファウスト神父などが、
長年、支援活動してきており・・・!

その影響もあり!
海外のNGOからも、注目され・・・!
簡易水道施設や、デイケアセンターなど、
基本的な部分は、かなり、整備されてきています。

しかし、2002年の戦闘が、終結すると同時に、
3年ほど前から、
ミンダナオ子ども図書館に、
助けを求めて、来るようになった!
不思議に思って、たずねると・・・!

首領からの、訴えでは!
マノボ族の、貧しい子どもたちへの支援が、
打ち切られて、きている・・・!
と言う、ものであった!


pu4
4)「子どもたちへの愛!」

ミンダナオ子ども図書館は、
宗派や政治を、社会的特徴の一つとして、
否定は、しないけれど・・・!
自身の活動の基準には、しない方針!

唯一の、活動基準は、
「子どもたちへの愛!」 

アラカン地区は、
1980年代までは、ほとんど、
原住民のみが住む、地域であった!

しかし、フィリピン政府の、
島外移民による、バナナ農園などの、
農地開発政策が、推し進められて・・・!

原住民たちは、
無理やり、
山岳地域に追いやられ・・・!

マノボ族や、バゴボ族の住んでいる、土地が、
所有者のない土地、と定められて・・・!
ルソン、セブ、イロンゴ系などの、
島外移民に、売却されていった!

その結果、
原住民たちが、住んでいたにもかかわらず・・・!
山麓の平地は、
移民の所有地と、なっていったのだ!

ミンダナオだけでも、原住民は、14部族あり!
それぞれが、
独自の文化をもち!
独自の言語を、話している・・・!

移民に、土地を奪われた、原住民たちは、
抵抗すると、「共産ゲリラ」の烙印を押され!
戦闘や、強制移住の結果、
低地から、さらに山奥に追いやられ・・・!

さらなる高地の、山の斜面に、
移らざるを、得なくなっていった・・・!
まるで、アメリカの西部開拓によって、
追われて行った、インディアンのように・・・?

もちろん、先住民族たちは、
土地を買うような、現金は持っていない・・・!
その結果、耕作に適した、平坦な土地は、
移民系クリスチャンの、所有となっていった!

土地所有者は、政府と、
また時には、海外資本とも結びつき、
反政府ゲリラを、養成して?戦闘を起こし・・・!
さらに土地を広げて、プランテーションにして、
開拓を進めて、行ったのだという・・・!

まるで、かつてアメリカ西部を、
開拓と称して、戦闘を起こし!
白人の騎兵隊が、
原住民のアメリカ;インディアンを追い払って!
つぎつぎと、開拓地を広げ、占領し!

支配していったのと、同じ事が!
何と、現在進行形で、最近まで、
ここでも、起こっていた!
と、言うのである・・・!

移民による、土地の私有化は、
さらに、その後も、
日本などの、海外資本と結びつき・・・!
高原バナナ等の、プランテーションの開発や・・・!

石油や天然ガスや、希少金属のための、
鉱山開発を、理由として!
低地から、さらに高地へと、
移って、来ている・・・!

いわば、日本も含む、
先進国による?
経済的植民地主義?


pu5
5)エディットさんのいる
  村へも行った

マノボ族の首領が、組織している、
ファンデーションで、役員を、やっており・・・!

現在、ミンダナオ子ども図書館で、
子どもたちの、
面倒を、見てくださっている!
エディットさんのいる、村へも行った・・・!

車で、川を渡って、目的地に向かう!
川を渡り、
丘を越えていった、高地に、
原住民たちの住む、集落がある!

この地域も、ほとんどの土地が、
島外移民系の人々の、
所有になっているという!

その狭間に、
土地の無いマノボ族が、
小さな集落を作り!
地主の土地を、日雇いで、小作している・・・!

エディットさん(45歳)の父親は、
この地で、政府との戦闘が、あった際に殺された!
戦闘時の難民生活から、村に帰ってくると、
土地は全て、移民の所有になっていた!

エディットさんのご主人も、
反政府系ゲリラの、烙印を押されて、殺害された!
現在のご主人は、
島外から来た、イロンゴ系の人・・・!

これらの経過を、見ていると、
反政府ゲリラの、レッテルや・・・!
あちこちで起こる、戦闘は・・・!

原住民を、
土地から、追い出すために!
意図的に、仕掛けられた?
戦いのように、思えてくる・・・!

現在のイスラム地域で、
起こっている、戦争や!
山の原住民を、視野に入れた、
NPAに対する、テロリスト掃討作戦も?

もしかしたら、
同様の観点から、意図的に、作られた?
資源開発を、目的に起こされた、
戦争なのかも、しれない???!!!

反政府系ゲリラという、烙印を押され、
掃討作戦が、展開され・・・!
避難民となって、
平地に避難したまでは、いいものの・・・

戦闘が終わり、
避難生活から、自分の村に帰ってみると、
土地は、奪われて・・・!
戻ろうとしても、居住地から追いやられ!

より高地の、さらに貧しい地域に、
強制的に、移されていく・・・!
そんな、仕掛け構造が、
体験者の話から、見えてくる!

その後、原住民たちは!
移り住んだ、山岳地域を、
保護地区として、与えられる場合もあるが・・・!

おおかたの人々は、個人の土地も、なくなり!
食べるものにも、事欠く生活を、
余儀なくされる!

近年は、その山岳地域の、
保護地区でさえ!
鉱山開発の手が、入ってきている!

「川が汚染されるから、掘削をしないでくれ!」
と、鉱山開発に反対した、
奨学生のお父さんも!
その場で、銃で撃たれて、殺されている!

今回、私たちが採用した、
マノボ族や、バゴボ族の子たちは、
上記のように、住んでいた地から、
追いやられた、地の子たちが多い・・・!

宗教的には、先住民族の、
伝統的な信仰が、基本であるが!
なぜか、プロテスタント系の、
クリスチャンも多い・・・?
 


pu6
6)採用した子は
  ほとんどが片親や孤児


採用した子は、ほとんどが、片親や孤児!
崩壊家庭の子たちであり!
親戚の間を、
たらい回しになっていた、子たちも多い・・・!

家庭崩壊が起こる、原因の一つは、
貧困から来る、
親の出稼ぎだ!

町に出たまま、音信が途絶え、
別の男や、女と結婚!
町に行ったまま、帰ってこない!

親の病死や、戦闘による死亡もある!
貧困のために、
病気になっても、薬が買えず・・・!

死ななくて良い、病気で・・・
死んでいく! 

下の写真は、
父親を、失った少女!
ミンダナオ子ども図書館の、
高校スカラシップに、応募した・・・!

戦争が、繰り返し起こる(起こされる?)、
イスラム地域の場合は、
避難生活中に、病死したり・・・!

戦闘に、巻き込まれて、
銃弾を、受けたりした子が多い・・・!
下の彼も、腹部に、銃弾を受けた!


彼の事は
以下の映像にも
出てきます!
池上彰のジャパンプロジェクト
世界の”命の現場”で
奮闘する日本人
パックンが来た!

映像を 見たい方は ここをクリック 
下は、両耳が膿んで、一年もたつ子!
病院に、連れていき、
すでに、治療は、始まっている!

また、祭りの際の暴発?で、
腹部を、射抜かれて!
貧困のために、手術を完了できずに、
腹から、排便している子もいた!

まず、治療をしてから、
奨学生に、採用して!
学校に、行くように決定・・・!

また、本人や兄弟が、
ポリオの子も!
山岳地域に、しばしば、見受けられる!

マノボの子を抱く、イスラム教徒の奨学生!
ミンダナオ子ども図書館の、奨学生たちは、
ボランティアで、
活動を手伝っている・・・!




pu7
7)最初は非常に警戒された

マキララのバゴボ地域でも、
マノボ地域同様に!
最初は、非常に警戒された!

スカラシップは、政治目的ではないか!
口だけで、子どもをさそって、
日本に、売り渡すのではないか!
後で大金を、請求されるのではないか、等々!

事実、そのような目的の、
口先だけの、支援が、
現地では、大半を占めるのだと言う!
支援を口実にした、人身売買! 

話が、進んで行くに従って、良く聞く言葉は!
「ミンダナオ子ども図書館というのは、
 本当に、貧しい子たちを、助けるために、活動している、
 例のファンデーションか! 」

「それなら、親戚に当たる・・・さんも、
 スカラーに、入っているだろう・・・!

 牧師や、首領からも、
 話を、聞いているよ!
 はじめから、わかっていれば、
 こんなに、警戒などしなかったよ!」

ミンダナオは、大変な口コミ社会だ!
電気も、携帯もない、
こんな辺ぴな、山奥にまで!
ミンダナオ子ども図書館の噂が、
伝わっているのか、と唖然とする!
うれしい、
瞬間でもあるが・・・!
身が、引き締まる、瞬間でもある!

追伸:
ミンダナオ子ども図書館は、
反政府を、支援している団体ではない!
戦闘で、親が、殺された子の中には・・・!

反政府系で、
政府軍に、殺された親を持つ子も!
政府系の民兵で、
ゲリラに、親を殺された子もいる・・・!

民族や、政治や、宗教に捕らわれず、
貧しい子たちの、
教育と、医療を、支援しており・・・!

来年は、ビサヤ・イロンゴ系の、子たちも採用!
イスラム教徒、先住民族、キリスト教徒が、
本部の図書館では、
仲良く、生活している!


pu8
8)新しいスカラーたちが、
  入ってきた


今回は、
不足している、
イスラム教徒の子たちと!
先住民族の高校生を、多く採った。

イスラム教徒の高校生は、
多くが、地元のピキットの、高校に行くので、
現地に住む、ケースが多いが・・・!

山岳高地に、住んでいて!
学校まで、距離があり、通学が困難な!
マノボ族や、バゴボ族の子たちが、
本部に多く、住むことになった・・・!

下の写真は、歓迎パーティーの、ひとコマ
フィリピンは、中学が無いので、
ハイスクールの、一年生と言っても、あどけない!
日本の、中学一年生に相当する・・・!

その後、ハイスクールは、
ジュニアハイスクールが、4年制!
シニアハイスクールが、2年生!
総合して、日本と同じ、6年間になりました!


大学生の多くは、自立して、
社会に、踏み出すことを、考慮して・・・!
MCLで、下宿代を払って、
下宿生活を、始めるようにしているが・・・!

高校生は、未成年なので!
下宿はさせずに、
ミンダナオ子ども図書館で、あずかり!
共同生活が、出来るようにしている・・・!


pu9
9)保護者のための
  説明会が開かれた


年に一度、保護者説明会を開き!
MCLスカラシップの規定など、
きちんと、責任の所在や、方針を、
説明を、した後に・・・!

保護者や親の、責任も含めて、
納得していただき!
正式な契約書に、サインをしてもらう!

親が、いない子も多く、
親戚や、近所の人が、来るケースも多い!
中には、自分の名すらも書けない、
保護者もいるけれど・・・!

子供を、あずかる、わけであるから!
保護者と、NGOとの、
キチッとした取り決めが、
必要なのは、当然!

子どもに対する、保護者の責任と、
ミンダナオ子ども図書館の、関係についての、
合意を、この場で求める・・・!
下は、MCLの代表で、妻のエープリルリン!

例えば、大学になると下宿して、
恋愛や、アルバイトは、認められるけれど!
妊娠したり、妊娠させたら、アウト!
理由は、学業より、まずは・・・!

子育てに、専念するため!
などの、生活規定をはじめ・・・!
読み聞かせや、医療などの活動に、
できるだけ、協力して、もらうこと・・・!

日本の支援者も、
決して、裕福ではないこと!

寄付は、
大半を、救済支援の活動に使い!
経済的には、
常に、逼迫していること等々・・・!

支援者には、必ずお礼の手紙を書き!
まだ、英語で、文が書けない子は、
絵手紙を添えて!
機関誌に入れて、送ること・・・!

支援者から、返事が来たら!
日本語は、訳してわたすけど、
返事は、英語で書くか、
絵手紙にすること!

イスラム、クリスチャン、原住民・・・!
宗教や、種族が、違っていても、
兄弟姉妹、一つの家族として、
仲良く、暮らすこと!

言葉は、母語を使っても、
良いけれど・・・!
解らない子が、入ってきたら、
解る言葉で、話すこと!



pu10
10)初めて故郷から離れる子は、
   最初はさびしい


おおかたの子たちが、
初めて、生まれ育った、ふる里から離れて!
麓の街のそばの、
郊外に、住み始めるので・・・!

ミンダナオ子ども図書館で、
沢山の仲間と、生活しているのは、
楽しいけれど!

夏休みや、お正月のように!
他の友だちが、
ふる里に、帰っていくと!


理由があって、
我が家に、帰れない子たちは、
寂しくなる!

そこで、
毎年年明けや、
夏休みの時期には!
海に、泳ぎに、行くことにしている!

フィリピンでは、
学年の切り替えが、4,5月で!
その二ヶ月が、「夏休み!」と、
呼ばれている・・・!

山で、生まれ育ち!
キダパワンという、小都市にすら、
行ったことのない、子たちが、ほとんど・・・!

そんな子たちが、
生まれて初めて、海を見て!
海で泳ぐ・・・!
その、はしゃぎぶりは、大変なものだ!

日本から、送られてきた、古着を着ると!
見違えるよう・・・!
馬子にも、衣装!!!

彼らが、大きく育つ頃には!
戦闘の無い、
平和なミンダナオに、なって欲しい・・・!


pu11

11)盲目の少女日本から

盲目の少女、といったら、
上岡さんに、叱られて!
笑われるかも、しれないけれど・・・!

奈良に住む上岡さん(27)は、
少女のような、
心の持ち主であることは、確かだ!
MCLを知ったのは、ニュースでだった・・・!

メールで、返事を、いただいたときには、
見事な、日本語なので!
まさか、
盲目だとは、思わなかった!

後になって、
関西のラジオで、
トーク番組を、持っていたことを、知って納得!

11月の、大阪市立図書館の講演会場で、
始めて、お目にかかり!
そのときに・・・!

ミンダナオ子ども図書館に、来られることを、
決心された、ようだったが・・・!
まさか、本当に、
来られるとは、思わなかった!

たびたび、マニラなどには、
行ったことが、ある!
という、話は聞いていたが・・・!

上岡さんは、
ミンダナオ子ども図書館にいる、
盲目の、ジュンジュン君の事が、
気になっていた、ようだった!

ちなみに、
ミンダナオ子ども図書館には、
ジュンジュン君と、ベルリーンさんの、
二人の、盲目のスカラーがいる!

上の写真は、
ジュンジュン君とベルリーンさん!
家族が、違っていても、
二人は、兄妹のように、仲が良い!

今回、上岡さんは、
6月から盲学校に入る、ジュンジュン君に!
持ってきた、教材と、時計で、
時刻の読み方と、アルファベットを教えてくれた!

この世の中に、時計という物が、あるという事も・・・!
アルファベットで、全ての言葉を、書きあらわせる、
ことすら、知らなかった、ジュンジュン君には!
天地が、ひっくり返るような、
画期的な、出来事だった!

奨学生たちも、上岡さんが、教えているのを見て、
忍耐強い、上岡さんの様子に、
感銘を受けたようで!

みんなで
ジュンジュン君の勉強を、
手伝っている姿は、傍目にも美しかった。

ちょうど、ぼくが、日本に帰った折に、手に入れたDVD!
「奇跡の人」を、映画鑑賞した後、だっただけに・・・!
上岡さんの姿が、ヘレンケラーに、字を教える、
サリバン女史の姿と、ダブったのだ!

ジュンジュン君にとって、この経験は、
画期的な、ことであることは!
様子の、著しい変化でわかった・・・!

字が、読めなくても、
お話を聞いて、育っているので・・・!
みんなで、読み語りに行くと、
子どもたちの前に座って、昔語りをはじめる!


pu12
12)MCLにも、
   盲目の少女がいます!


ミンダナオ子ども図書館には、
ベルリーンさんもいて!
山で、お母さんが、
めんどうを、見ていたけれど・・・!

子どもも、多いし!
仕事もしなければ、生きていけず・・・!
本人と、お母さんの希望で、
ミンダナオ子ども図書館が、気に入って!
ここに、住むことになった・・・!

どこに、住むかは、様々な状況から!
どうしても、保護が、必要な子に関しては・・・!
学校の先生や、福祉局の、
ソーシャルワーカーと相談して・・・!

保護者とも、話し合い、
決めることが、あるけれど!
MCLに来て!
しばらく、生活を体験した後に・・・!

本人が、どこに住みたいか?
保護者は、子どもを、どこに住まわせたいか?
最終的に、決めてもらう!

たとえ、
MCLに、住んだとしても・・・!
ふる里は、それなりに、大事なので・・・!

正月休みや、夏休みには、
出来るだけ、スタッフが、
スカラーを、ふる里に、送り届けて!
休み明けには、迎えに行くし・・・!

数年たって、
やはりふる里に、戻りたくなった子は・・・!
保護者に、本人の希望を、話して!

ふる里にもどって、生活しながら!
アウトサイダーの、スカラーとして・・・
学校に、通う事もできる!

しかし、ほとんどの子たちは!
友だちの、たくさんいる、
ミンダナオ子ども図書館に!
住み続けたいーーー!!!

ベルリーンさんの場合、
盲目の子の世話について、
専門的に、学んだことも無いのに!
受け入れて、大丈夫だろうか?

と、心配したけれど・・・!
驚いたことに、
子どもたちが、みんなで、世話をしてくれる!
ぜんぜん問題なく、楽しく成長していった!

でも、二人にとって、
上岡さんとの出会いは、
大きな、体験だったようだ!

歌だけ歌って、馬鹿騒ぎしてた、
ジュンジュンくんも!
物思いに沈むようになり、聞くと・・・!
いろいろと、将来の事を、考え始めている!

しかし、一般の公立学校では、
盲目の子を、教育するのは難しい!

その後、ダバオ市に、盲学校があることが解り、
二人とも、MCLのスカラーとして、
入校させてあげることに、決定し!

6月から、盲学校で、
勉強する事が、決まった!
異常なぐらい、関心を集中させている!

kamikami
12b)上岡さんを
    飛行場に迎えに行ったとき


上岡さんを、飛行場に、迎えに行ったとき!
芝生で座り、ジュンジュンくんが、
飛行機の音を、耳にして・・・!
言った言葉が、忘れられない!

「飛行機の足につかまって、
 空を飛ぶんだね!」
鳥のようなものの、足につかまって、
空を飛んで来るのを、想像していたらしい!

そこで、ぼくが、
「お客は、飛行機の、お腹のなかに入るんだよ!
 そして、着陸して、出てくるときは、
 ウンコのように、お尻から、出てくるのさ!」
と説明して、二人で、笑ったのを思い出した・・・!

上岡さんのおかげで、
盲目でも、世界を旅できる!
信じられない人生が、広がったのだ・・・!

「まずは、学校に入学して、文字を覚え!
 英語と、タガログ語を、勉強すんだ!」
と、はりきっている・・・!


上岡さんは、お兄さんが、
インドネシアで、勉強しているだけに!
イスラム教徒にも、理解があり、
ピキットの読み聞かせにも、参加して、市場を巡った・・・!

盲目の日本人の、しかも女性が!
このようなところまで、来ることに、
市場の人々も、ビックリして!
たちまち人気者・・・!!!

最後の、お別れ会では、
イスラム教徒の若者たちが、
心を込めて、歌ってくれた!!!

10日間ほどの、短い滞在の間に・・・!
彼女が、ミンダナオ子ども図書館の、
若者たちの中に、残した足跡は、
とっても深く、大きかった!

とりわけ、ジュンジュン君には、
一生を、決定するような、
足跡だった!!!

ミンダナオ子ども図書館で、
山地を、巡るときには!
盲目の子が、他にもいないか?
たずねていきたいと、思っている・・・!

多くの事を、勉強させられた、
とっても貴重な、日々だった!
上岡さんに感謝・・・!!!

追記:
上岡さんは、奈良の田舎で!
お父様は、猟師もなさっている、農家の家庭!
宗教を、聞いたら・・・!

「屋根の上に、白い蛇が、すんでいて、
 拝んでいるような、感じの宗教よ!」
と、言っていた・・・!
ミンダナオの若者たちも、
同じような妖精を、たくさん信じている!




pu13
13)在日韓国人の帳さん

在日韓国人の、帳さんが、
お母さんと、訪れられた!
帳さんは、現在、北京の大学で、勉強中・・・!
韓国語、中国語、日本語が話せる!

2週間の滞在で、
すっかり、若者たちと親しくなり!
心の壁を越えた、
暖かい交流が、胸を打つ・・・!

奨学生の、家庭調査に同行し!
時には、道無き道を行き、川を渡り・・・!
ずいぶん、驚かれもし、
感動もされた!!!

最後の日には、
若者たちと、涙涙涙・・・・・・!!!

「毎年、必ず来てねーーー!」
と言う、若者たちの、声に、
送られて、帰られた!

心の交流が、出来る方が、来られると!
本当に、うれしい!!!

日本では、
人権を中心にした、活動をなさっており!
志を持って、生きて、いらっしゃるだけに・・・!

安易に、物事を、とらえておられず!
普段は、訪問者を、お連れしない地域にも、
安心して、同行して、いただけた!

ミンダナオ子ども図書館の、
家族の、一員となって、くださるだろう!!!


pu14
14)ドクター司医師が再訪

マノボ族の、プロック8村と、
マキララの、バゴボ族の村の、健康調査!
村の子たちの、検便をし・・・
子どもたちの、診察をしてくださった!

僧侶のような姿で、
飄々と、活動していく姿は!
不思議な、印象と感動を、
人々の中に、わき起こす・・・!

新潟の病院の先生で、
タイで、熱帯医学を、勉強し直し!
現在は、マニラから、ミンダナオに!
活動の拠点を、移される・・・!

MCLは、
ドクターの出張診療所となり!
持参の電子顕微鏡と、薬を置いて、
次の拠点に、向かわれた!

また、もどってこられる予定で!
次回は、
イスラム地域の、子どもたちの、
健康状態を、チェックする予定・・・!


pu15
15)アジア学院の研修生が到着

今回は、研修生たちは、
ネグロスでの、一ヶ月の研修の後に・・・
ミンダナオに、来られた!

ネグロスの研修には、
MCLから、理事でもある、
マノボ族の牧師、ガボン氏と!
ピキットの、イスラム教徒の若者を送る!

二人とも、感動して、帰ってくるなり、
ガボン師から、
「この経験を生かして、MCLを、
 有機農法の、モデル農場にしたい!」
との、提案を受ける!

ガボン師は、マノボ族の間で、
大きな影響力が、ある人だけに!
将来が、楽しみだ・・・!

イスラムの若者は、奨学生となり!
専門として、
農業を、勉強していく予定だ・・・!

これらの地域の農業が、
軌道に乗れば!
平和にも、貢献するはずだ・・・!

アジア学院の、長嶋氏と!
韓国の牧師の、バン師と!
バンサランの、ルーラルライフセンターへ行った!
ここは、バプテスト教会が運営する、モデル農場!

山羊の飼い方!
傾斜有機農法!
フィッシュポンド(魚池)などを!
総合的に、展開し、
自給を基盤とした、農業に感銘を受ける!

その後、ネグロスからもどられた、
ガボン師の提案で・・・!
MCLを、有機農法の、
農場に、したいとのこと!

いよいよ、ミンダナオ子ども図書館の、農業部門が!
始動し始めた・・・?

ちょうど、マノボのプロック8で、
水牛の話が、出ているので!
参考に、していきたい・・・!

フィッシュポンドも、
可能性があると、思われるし!
今後、いろいろな貧困地域で、
活かせるだろう・・・!



pu16
17)アジア学院の若者たちと
   高地のマノボ族の調査に行く


高地のマノボ族の、状況調査に同行した、
アジア学院の若者たちは、
山道を行く、私たちの様子に、驚き!
感銘を、受けた様子・・・!

写真のように、
かなりの山地を、谷を越えて行く・・・!

このようなところに、
マノボ族のスカラー候補が、住んでいる!
スカラー候補の、ジャニット マラカスさんの、
家の前で、ご両親と・・・!

ウオーターフォール集落の、読み語りにも参加!
ここは、マノボ族の集落で、
下のボホランノン集落よりも、貧しさが目立つ!

兄と弟が、ポリオの、
アロナ アモールさんは、この村の出身!

ウオーターフォール集落は、
その名の通り、美しい滝があり!
アポ山の、登山口にもなっている・・・!

この、マノボの集落の下には、
イスラム教徒の集落もあり!
そこでも、読み語りをした・・・!

アジア学院の若者たちは、
2月25日の日曜日の、ムスリムデーにも参加!
今後の、彼らの将来に、
アッラーの祝福が、ありますように!


pu17
17)東洋英和女学院の
   石津珠子教授が訪れた!


支援している、アンダスくんに、会う事ができた!
アンダスくんの、お母さんと一緒!
父親は、病気で、
母親も、仕事が無く・・・!

バナナプランテーションの開発で、
低地から、山に追いやられ!
食物の自給も、不可能になり、
厳しい生活!

その様子を、見て、
石津教授は、心を痛める・・・!

ミンダナオの若者たちの、
豊かな、精神性の背後には!
想像もつかない、深い困難や、悲しみがある・・・!
そこに、触れずして、
ミンダナオを、語ることは出来ない?

ムスリムデーと、平行して、
スタッフによる、
患者の救済活動が、続く・・・!

今回は、ヘアリップを中心に!
10数名の、治療を、
ダバオメディカルセンターで、一気に行った!
スマイルファンデーション主催の、治療に参加!


山から、子どもたちを、
ミンダナオ子ども図書館に、運び一泊!
翌日、ダバオで、スクリーニングを終えた後、
手術日が、決まり、再度ダバオに運ぶ!

術後は、
病院の体育館で、一泊!

いつもながら、医療プロジェクトは、
子どもと、家族の面倒を、
手取り足取りする、スタッフにとっては!
最も過酷な、活動の一つだ・・・!
 

今回は同時に、
ダバオメディカルセンターで、
足が曲がった、子どもたちの、診察も、
行っている!

山奥の、マノボの若者で!
その家の兄二人は、
今年度の、スカラシップ候補者だ!
3番目の女の子は、すでに歩行が困難!


何とか救済しようと、ドクターに診せると、
医師は、顔をしかめた!
「あなた方の、ファンデーションは、
 難しい患者ばかり、運んでくるね!
 これは、筋ジストロフィーだと、思われるよ!」

筋ジストロフィーは、
足から次第に硬直が、体の上部に進み!
やがて、からだが麻痺し、
肺と心臓が、硬直して、死に至る病気だ! 

彼らの家庭は、ひどい困窮状態で!
山地の谷間に、ほとんど土地はなく、
父親が、一人で、5人の歩行困難な子を、
養っていくことは、どう見ても不可能・・・!

二日後に、神経内科の検査を受けて!
その結果を、見て決めるが・・・!
この分では、MCLの敷地内に、
小さな家を、建てて・・・!

家族で移り住み、
両親に、仕事を与える以外に、
なさそうである・・・!

と言っても、養って、行けるだろうか・・・!
ミンダナオ子ども図書館の、住人は、
今年の春、新しいスカラーを加えると、
60名近くに、なりそうである!
神よ、我らを守り給え・・・!



pu18
18)ミンダナオのバナナは最高!

下の写真のバナナは、こちらでは、
「ダバオ!」または、
「マニラノン!」
と、呼ばれている種類・・・!

昔は、あちこちに、自然に、生えていたが・・・!
今は、山に行かないと、見られないバナナ!
上の写真で、共に、写っているのは、
モンキーじゃなくって、次女の舞花(笑)!

上下の写真は、ほんもののモンキー君・・・?
この、バナナの特徴は、
何と言っても、種があること!
小さな種が、無数に入っているが・・・!

驚くべき事に!
時々、大きな種が、入っている・・・!
下の写真は、鳥の糞ではなくって、
バナナの種!

バナナは、
南米が、原産地だと、思っていたが?
ミンダナオには、
太いバナナもあるし・・・!

これも、ネットリとして、
独特の味と香り!
焼きバナナにすると、おやつに最適!

バーベキューを、もじって、
バナナキューと、呼ばれている!

赤いバナナも、あるし!
歯ごたえと、香りが独特・・・!

日本でいう小さな、モンキーバナナは、
現地では、
セニョリータ(お嬢ちゃん)と、呼ばれていて!
甘くて、とっても美味しい!

おどろきは、ティンドクという名の、バナナで!
意味は、「オッ立つ!」
なんと、長いのは、1m弱ぐらいもあって!
数本が、ぶらさがっている・・・!
MCLにも、植わっているよ!

「オッ立つ!」というのは、
立ち上がる、と言う意味もあるけど、
どうやら、ブツブツブツ・・・!

そして、ジャングルの中で、驚いたのが、
本物のモンキーバナナを、見たことだ!
それは、親指ぐらいの、
小さなバナナで、種だらけ!

「このバナナを、食べるのは、
 猿だけだよ!」
つまり、これこそが、
バナナの原種中の、原種だった・・・!

そこで思ったのは!
バナナは、ミンダナオから、
世界に、広がったのでは、ないかということ!
そこで、サイトで調べてみると・・・

バナナは、東南アジアを含む、
マレーシア熱帯アジアなど・・・!
バナナの栽培の歴史は、
パプアニューギニアから、始まったと、
考えられている・・・!
と、言う事は、ミンダナオも原産地!

「バナナの木」と、言われるように!
高さ、数mになるが、実際には、草本であり!
その意味では、園芸学上は、
果物ではなく、野菜?


一回のびて、
花芽をつけて、実ったら、それでおしまい!
根元から、次のカブ芽が、育ってくる・・・
花芽の椰子の、実汁スープも美味しいよ!


pu19
19)アイの手術が成功した
今年、奨学生になる、
アイ(仮名)の手術が、成功!
アイは、アラカンのマノボ族だ・・・!

祭りの日に、
家の台所で、料理をしていると!
外で、銃が暴発し、
銃弾が、アイの腰から腹を、射抜いた・・・!

土地もなく、
高地の貧しい、マノボ族だったから、
父さんが、
あちこちから、借金をして・・・!

安い、公立病院で、緊急の、手術をしたが!
手術の半ばで、費用がつきた・・・!
アイは、切断された腸を、
接ぐ、手術に、移行することなく・・・!

腹の脇から、
排便することになった!
薬を買う、お金もなかったから、
傷口は、大きなケロイド状になった・・・!

退院した後、家庭は、さらに極貧になったから・・・!
傷が、癒えるまもなく、
女給や、洗濯女をしながら、
家計を、手伝った!

銃痕のあとから、血が、にじむこともあった!
下は、同じ状態で、手術をした別の子!
すでに数名、
同様の、手術をしました!


女給をしているとき、
突然、脳障害が起こり、意識が失われた!
意識が、失われると同時に、
異様な声を、発して、転がり出した・・・!

意識を、取り戻した後、
彼女は、何も、覚えていない!
かつて働いていた、食堂では、
彼女を、男たちが、取り押さえたが・・・!

腹の手術の、
大きな傷を、見たとたん!
大の男たちが、
わっと、逃げ出したそうだ・・・!

先日も、同様の症状が、MCLで起こり!
意識を失った、アイは、
うめきながら、転がった・・・!

てんかんに似た、症状に、
皆、悪魔が、憑いたと思って、恐れた!
無理矢理、強引に、若者たちが、
力ずくで、押さえ込もうと、するが・・・!

塩を、まいたり!
ニンニクを、持たせたり!香を焚いたり!
悪霊よけの、祈祷をしたりと!
騒然と、なったが・・・!

ぼくが、「冷静になるように!」皆を諭し・・・!
彼女の頭を、腕に抱いて、
優しく、語りかけると・・・!
次第に、落ち着きを、取り戻していった・・・!

「悪霊が、憑いているのに、
 トモさんは、怖くないの?」
「うん、僕は、
 ぜんぜん、怖くなんかないよ!」

積極的で、明るい子だし!
非常に、がんばりやだし!
スカラシップには、弟も、応募してきたが、
私たちは、アイを採用した・・・!

費用は、かかるけれども、
手術をして、彼女を救うことが、先決だと、
判断したからだ!

私たちの、医療プロジェクトは、
17歳以下という、規定がある・・・!
アイは、20歳だが、
奨学生になると、例外規定が有効になる!

勉強に対する、情熱も高いし!
結婚が、不可能でも、
大きな良い働きを、するだろう・・・!

その後、彼女は結婚して、幸せになった!


pu20
20)憑依に関して
   若干書いておきたい


非常に、書きづらい、ことだけれど・・・!
憑依に、関して・・・!

日本では、ぼくは、
ユングの深層心理学者の、河合隼雄さんとも、
面識が、多少あり・・・

ゲーテの自然科学を、基盤にして・・・!
ユングの深層心理を、学んでいた・・・!

フロイトも、そうだが・・・!
ユング深層心理学は、錬金術や、
東洋にもつながる、伝統的な、
コスモロジーとも関連して、興味深い・・・!

30年前に書いた、拙著、
「昔話の死と誕生」や、
「昔話とこころの自立」は、
「わたしの絵本体験」も、加わって・・・!
大学時代の、ユング心理学や、ゲーテの影響がある!

しかし、まさか実際に、
憑依に、出会うとは、思わなかった・・・!

意識の下の、
無意識に宿る、トラウマなどが!
意識の壁を、ぶち破って、
発狂となって、出て来たのだ・・・!

追記:
いつか、書かなければならないと、思ってはいるが・・・!
ミンダナオに入って、20年!
これを、書いているのは、2020年・・・!
それまでに、ミンダナオ子ども図書館で、
何と5人の憑依=発狂現象、に出会っている!


その最初が、アイ(仮名)だった!
精神的、肉体的なトラウマが、深層に宿っていて!
それが、ある瞬間に、
突然、蘇ってきて、
意識を破壊して、表に出てきたのだろう・・・!


具体的には、
写真の子は、別の子だけれど!
子ども時代に、
目の前で、母親が殺されたり・・・!

また、戦争体験で!
家族が、襲われ、恐怖を感じたり!
精神的、肉体的な、
アビューズもあろう・・・!

女性が、多いが!
女性であるにも、かかわらず、
男の声を発して、暴れることもあり!

同じ村から来た、友だちが、
「死んだ、誰々さんの霊が、憑いている!
 あの世に、連れて行こうと、している!」
と、教えてくれる、こともある・・・!

霊も妖精も、死者の魂の存在も・・・!
現地では、大人も、子どもたちも、
信じて、生きている社会だから!
当たり前の、ことなのだけれど・・・!

実際に起こると、恐怖でもある!
発狂者が、向かってくると、
子どもたちは、みな、
恐れて、逃げ回る・・・!

しかし、なぜかぼくは、
それを、怖いとは思わない!
創造神の愛を、信じているので、
愛の力で、抱き留めて!声をかけて!

心のなかにひそむ、悪霊を、追い払って!
本人の魂に、呼びかけて!
元の魂を、呼び戻す・・・!
そうすると、驚いたことに!

突然、意識が戻り・・・!
その後、自分が、
どのような状態だったか!
何があったかも、まったく覚えていない!

その後も、
憑依現象は、起こるものの・・・!
だんだん、希薄になり、
やがて、正常に戻っていく!

ただ、ひとつだけ、驚いたことは・・・!
こうして、悪霊から助け、身を守ってあげると!
その後、どうしても、
特別な気持ちを、抱くようだ!

アイは、正常になり、やがて結婚を決めた!
そして、婚約式の時に、教会の外で、ぼくに出会うと、
うれしそうに、近づいてきて、
幸せになれたことを、感謝し!
去って行こうとした、瞬間・・・!

ワッと、泣き出すと!
一瞬、抱きついてから、パッと離れて!
彼の方へ、駆けていった!
父親との別れ!のような、気持になったのだろう。
「幸せに、なってねーー!」

別の子の場合は、
「あなたと結婚したい!」と、言い出した!
僕は、歳だし!すでに、妻子もいるのに!
もちろん、断ったが・・・!

ミンダナオの先住民や、イスラムの場合は、
一夫多妻が、認められていて・・・!
酋長や、ダトゥは、
4~5人の妻を、娶っても、良いのだという!

酋長の洗礼を受けた時に、教えてもらった事だけれど・・・!
「酋長の役割は、
 孤児や、母子家庭の、面倒を見ること!
 困窮した家庭の、世話をすること!

 諍いや、戦争が、起こりそうなときは、
 酋長同士が、集まって話し合い、
 平和を、作ること!
 そして、悪霊を追い払うこと・・・!」

僕が、それをしているから、
「お前を、マノボ族の酋長とする!」
と、いって!酋長たちに、囲まれて、
酋長の洗礼儀式を、受けた!

授けられた、名前は、
「アオコイ マオガゴン!」
「心から、人を愛する、我らの友!」
それゆえに、悪霊に憑いた、男性や女性から、
悪霊を、追い払うのも、酋長の役割なのだ・・・!

ところが、
悪霊を、追い払ってもらった、女性が・・・!
払ってくれた、人に対して、
特別な気持ちを、持つことが、解ってきた・・・!

その様子を見て、ぼくは、
イエスに、悪霊を、追い払ってもらった後?
イエスが、十字架につけられるまで、添い続けていった!
マグダラのマリアを、思い出した!
一説によると、イエスの妻であったのでは・・・?

しかし、小さいときから、見守って、
育ててきた、子どもたちは・・・!
ぼくにとっては、我が子のようなもの!

いくら、年頃の娘に、なってきたとはいえ、
我が子のような、子と、
結婚する気には、なれない!

そうした子たちは、その後、
別の男性と、すぐに結婚していく・・・!
とりあえず、言えることは!

「幸せになれて、良かったね!
 これからも、幸せな人生を、送ってねーー!



 
pi21
21)大阪兵庫からの訪問客と
   集落の原住民の子どもたち


大阪、兵庫から来られた、
訪問者の方々と!
マノボ族の集落、
プロック8に、読み語りに行った・・・!

復活祭開けで,
集落の子供達は、
大喜びで、訪問者を迎えてくれた!

みなさん、
読み語りの、専門家の方々で!
現地で、
お話組木の、実演をして下さった!

大阪の図書館司書OB、小林さん!
読み語りのプロ、錺さんなど!
若者たちに、
指導も、してくださった・・・!

それにしても、
絵本を、見たこともない、原住民の子どもたちが!
2時間以上も、集中して、お話を、聞くのにビックリ!
「日本の子たちの、集中は、
 45分が、限度なのに・・・!」

マノボ族の村、
ドンパナカにも、行き!
山の奥なので、ビックリ!


支援している
スカラーにも、会えた!
!!

manobo
21b)山岳高地のマノボ族の村へ

キダパワンから、1時間半の、山道を行き!
マノボの村を、訪ねた・・・!
今回の目的は、この村から、スカラーに、選んだ子を迎え!
MCLに、連れてくるためだ!

下の写真が、スカラーの家!
4WDしか、登れないような、高地にある!

ミンダナオ子ども図書館の子たちは、
ほとんどが!
このような、
似たような、環境から、来ている子たちだ!

この村の、子どもたちは、
ほとんど、小学校にも、遠くて通えない!

たとえ、
1年生の時には、通えたとしても、
2年生になると、
ほとんどの子が、ストップする・・・!

驚いて、理由をたずねると・・・!
理由は・・・
2年生になると、午後の授業が、始まって、
お弁当を、持って、行けないこと!

そして、ジャングルの中を、
靴も無いから、何時間も、裸足で歩いて、
通わなければ、ならないから!
「原住民!」と、馬鹿にされること・・・!

私たちは、この地を、
来年の、里親奨学の、
重点、選択地区にしようと、考えている!

写真は、
今回の、スカラーの子の、お母さん!
お母さんも、靴が無く、
裸足だ・・・!

娘二人(前夫の子)が、
小学生の、スカラーとして、
MCLに、住み込みで、通うことになった・・・!

ちなみに、
下の青い服の少女は、
わたしたちで、すでに、兎口の治療をした!
兄弟姉妹のなかの、3番目の子・・・!

前夫は、
自分の山羊が、盗まれそうになって・・・!
追いかけたとたん、殺害された!
その頃からの、つきあいである・・・!

その後、現在の夫と、一緒になったが・・・!
娘が、年頃になるにつれて、
「危険なので・・・!」
MCLで、面倒を、見て欲しいとのこと・・・!

継父と、娘との、
良くないケースは、よく起こる!
保護を、目的として、本部にあずかる子に、
少女が、多い、理由の一つだ・・・!

ミンダナオ子ども図書館は、
子どものシェルターや・・・!
孤児施設としても、認可を、得ている!


pu22
22)隣の家に骨折した子がいる
   というので向かった

一週間前に、骨折!
木から落ちて、足と手を折った・・・
もちろん、治療するだけの、力も財力もない、
本当に、貧しい家だ!

この家のなかで、少女は、寝ていた!
実の母親は、亡くなっていて、
継母が、同行・・・!

村人たちは、
私たちが、治療を、決断した事を!
心から、喜んでくれた・・・!

男泣きに、泣く、村人もいる!
「神様のおかげだー!」と、天に、手をあげて!
感謝する、村の酋長・・・!
みんなで、協力して、少女を車まで運ぶ!

レントゲンの結果!
かなりひどい、骨折で!
放っておいたら、
一生、歩けない事が、わかった・・・!

足には、ステンレスの、補強をして・・・
手の骨折も、含めて、15万円ほどの治療費!
国民健康保険に、加入している訳もなく、
出生届すら、ないのだから・・・!

緊急治療は、なぜか、次々に重なる・・・!
イスラム戦闘地域の、スカラーの、
年老いた、父親が、
高熱で、意識がもうろうとして、緊急入院!

戦闘地域のピキットから、
他の病気の子どもたちを、病院に、運んだ後・・・!
MCLに、帰ってくると、
別の地域からも、子どもが、運ばれてきた!

見た感じは、
たいしたことが、なさそうに見えたが、
全身が、むくみ膿んでいる!

キダパワン市の病院に、診せた結果、
「これは、キダパワンでは、無理!
 ダバオ市の病院に、
 今すぐにでも、運んでください!」

「ええ、でも、もう、夕暮れですよ!」
「そうしないと、明日にも、
 亡くなるかも、しれない!」

そのようなわけで、
現在、夜の8時だったけれど・・・!
プレシデントのアーロン君と、
結婚予定の、秘書ジクジクさんが!
患者を、車に乗せて、ダバオに向かった・・・!

出かける前に、さすが、プレシデントらしく、
「医療費は、どうしますか?
 ダバオでの、治療となると、大変ですよ・・・!」
概算すると、ひと月分で、40万円を超えていた!

下の子たちは、
同月に、治療した子たちだが!
月予算の10万を、はるかに超えて、
4ヶ月分の、医療費を、すでに使い切っている・・・!
治療の必要な子は、無限にいる?

今度は、私たちの方が、
「おお、神様・・・!何とか、なりますように!」 
救済を優先して、GOサインを出す。
明日のことは、思い煩うな・・・・・・?



pu23
23)新しい患者が運び込まれた!

イスラムの若者たちの、民族楽器による、
10月の日本公演から、ミンダナオに、帰ると・・・!
息をつく暇もなく、
さまざまな、状況が、待ち受けていた!

まずは、骨折した、
マノボの若者、14歳の救済!

彼は、前回に、少女ローズマリーちゃんを、救済した、
ボアイボアイ村に、隣接する、
山岳地帯の、貧しいマノボの、村はずれの家に、
寝かされていた・・・!

彼の家も、同様に、
山中の、貧しい小屋であった!
父親は無く、母親と生活!

すでに、2週間も、寝たままであった!
骨折は、サントルの実を、とろうとして、
木から、落ちたのが原因!

木は、高木で!
実は、枝の先端に、なっているから、
落ちたら、ただではすまない!
木から落ちて、骨折した子の救済は、これで3人目!

もちろん、
医者にかかり、治療する事は、
貧しい彼らには、不可能なことなのだ・・・!

とりあえず、宛木をほどこし、
村の祈祷師に、
なにやら、炭と油に、薬草溶かして、
塗ってもらって、いたけれど・・・!

しかし、気休めになっても、
骨が、つながる、わけがない・・・!
本人は、病院に行くのを、恐れ、嫌がったが!

「このままでは、一生歩けなくなり、
 下手をすると、体が腐って、
 死んでしまう!」
などとと、説得して、ようやく病院に運んだ!

案の定、完璧に、骨折している!
手術は、翌週に、
実行されることになった!

貧しい地方の、公立病院では、
専門医師は、
週一回、訪れるだけ!
多くの患者が、通路に寝ている・・・!

しかし、
骨折は、完治して、
しっかり、歩けるようになった!


以前、骨折して、病院に運ばれた・・・!
ローズマリーちゃん(写真下)も、
すっかり、
歩けるようになった!

二人とも、皆さん方の、医療寄付がなければ!
一生、歩行困難だったろう・・・!
手のギブスは、取れずにいるので、
今年は、学校を、お休みする。

彼女は、母親が、亡くなっていて!
継母に、育てられているが、
ミンダナオ子ども図書館が、すっかり気に入り・・・!

ご両親の了解も、得て、
お姉さんと、ここに住み!
MCLの子として、学校に、通うことになった!
下は、妹の世話をしている、姉のマリベールさん!

二人とも、素直で、とっても良い子だ!
お姉さんは、すでに、
MCLのある、マノゴル村の、小学校に通い始めたが!
まだ、支援者が、見つかっていない!

どなたか、
支援者に、なっていただけませんか!
マリベールグマイ:十三歳 マノボ族 六年生 
支援者が、決まりました!

もう一人の、
緊急で、ダバオの病院に、
運ばれた子も、命をとりとめた!
現在は、ダバオから、MCLに戻り、
キダパワンの病院で、術後の検診を受けている。

キダパワンの医師や、看護婦も、
この子が、命をとりとめて、生還してきたので!
ビックリして、感動していた・・・!
これも、皆さんのおかげです!

医療活動も、切れることなく、続いていく・・・!
下の写真は、デング熱で、入院した、
マノボ族の奨学生の、ローズマリーさん!
2020年、MCLスタッフとなって、活躍!
結婚して、二人の子どももいて、幸せ!


下右は、
体内に、細菌感染が、広がり!
緊急入院した、マノボ族の子・・・!

下のドクターは、
いつも、お世話になっている、チュー先生!
中国系で、献身的で、
本当に、すばらしい方・・・!



pu24
24)新しい奨学生が
   学校に通い始めた!


ミンダナオ子ども図書館では、
未成年にあたる、
ハイスクールの子は、
本部か、MCLの施設に、住むことが出来るが!
下宿は、させないと、言う規約がある・・・!

フィリピンには、中学がないので!
高校生と言っても、
実質的には、日本の中学生だから・・・!

結婚適齢期を
はるかに、過ぎてしまっている!

(2020年に加筆)
 
フィリピンでは、2016年から、
シニアハイスクールが、スタートします・・・!
これまでのハイスクール(4年制)が、
ジュニア ハイスクールと、呼ばれ・・・!

それを卒業して、
シニア ハイスクール(2年制)が、加わり!
シニア ハイスクールを、卒業してから、
大学に、進学することになります!

日本では、小学・中学・高校の6・3・3制ですから、
順調に行けば、18歳で卒業して、
いよいよ、大学受験となり!
大学4年間の後、22歳で、大学卒業・・・!

ところが、これまでのフィリピンでは、
4年制の、ハイスクールを卒業し!
16歳で、大学に、進学していましたので・・・
大学卒業は、それから4年後の、20歳!

それを他国と同じ、レベルにするために、
4年間のジュニア ハイスクールの後に、
2年間のシニア ハイスクールが追加され
4・2制となりました・・・!

http://www.millionmiler.com/philippines/etc/
Senior_high_school/Senior_high_school.html


ところが、
子どもたちの気持ちは、複雑・・・!
山での結婚適齢期は、15歳から18歳!
大学出てから、結婚すると、20歳!
それでも晩婚なのに・・・

シニア ハイスクールが、2年間加わったために、
今までは、20歳で、大学を卒業できたのに・・・!
これから以降は、
大学を卒業したら、22歳!

結婚適齢期を
はるかに、過ぎてしまっている!!!

実際に、この制度が、適用された直後!
ジュニア ハイスクール(中学)を、16歳で卒業したら、
故郷に、もどったり・・・!

シニア ハイスクール(高校)を、18歳で卒業したら、
大学に行かないで、結婚を選んだり・・・!
そんな子たちが、急増した!


本部に、住んでいる子たちは、
マノボ族や、湿原のイスラムの子など、
山地や、僻地に、住んでいるために・・・!
遠距離で、中高校には、通えない子たちが多い!

極貧家庭は、もとより、
親のいない子、片親の子、家庭が崩壊した子!
虐待や障害など・・・!
諸問題を、背景とした子が、多いけれど!

MCLに、来ると!
なぜか、皆とっても明るく、快活・・・!
実の娘も、いっしょに育つ!
(下の写真の、左端が、長女の藍花・・・!)

ミンダナオ子ども図書館は、彼らにとって、
社会に、旅発つ時まで、守られながら・・・!
人並みに、生きていける、オアシスなのだ!
と、つくづく感じる。

皆さんから、送られてきた、古着を着て、
山にいたときとは、
見違えるようだ・・・!

今回の、古着支援は、
ミンダナオ子ども図書館に住む、奨学生たち!
外部に住む、奨学生たち!
そして、里親の子の、奨学生たち(小学校)・・・!

それから、新学期を迎えて、
学校に、着ていく服や!
靴や鞄の、無い子たち、にも渡した・・・!

イスラム地域の戦闘における、
難民キャンプの支援も、継続しており・・・!
今後は、心のケアとしての、読み語りと!
医療に!重点を、置いていきます。

ミンダナオ子ども図書館での、生活は、
皆で、いっしょに食事を、作り!
各自のお皿は、自分で洗う・・・!

掃除も、洗濯も!
子どもたちが、相談してながら、
スケジュールを、決めて、自から実行!

土日の午前は、
ご飯のおかずにするための、野菜を植えて!
菜園も、作り・・・!

夕食後は、
勉強と、読書の時間だったり!
翌日が、休日の時は、
スクリーンで、映画を見る時も・・・!

彼らが、言うには!
「わたしたちは、
 宗教や、部族が違っていても、
 兄弟姉妹で、一つの家族!」

ここには、真の平和が、宿っているなあ・・・!
いろいろな困難が、あったとしても、
愛と友情で、神さまが、
守ってくれて、いるようだね・・・!


pu25
25)寄贈していただいた
   車いすが大活躍!


子どもたちが、
学校に通い始めて
日本で寄贈していただいた
車椅子が大活躍!
プロテスタント教会の
H氏から寄贈された2台の車いす。
筋ジストロフィーの兄妹が、
学校に行くために大活躍!

手もなえていて
歩行も困難な車いすの子が、
たとえ近くであるにしても、
公立の学校に、
毎日、通うことが出来るだろうか???
スタッフたちは、多忙で同行出来ないし・・・
子どもたちだけでは、無理ではないか?
と思っていたけれど、

様子を見るにしたがって
解ってきたことは、
障害が、ある子もない子も、
MCLの子たちにとっては、
何の抵抗もなく
兄弟姉妹で一つの家族!

ちゃんと
車いすで引いていくし、
学校でも
皆でめんどう見るし!

ようするに山の家で、
兄弟姉妹が、
小さいときから助けあって
生きてきたように、
たとえ血がつながっていなくても、
助けあって生きていくのがあたりまえ!

MCLのスカラシップの子たちが、
みんなで手分けして
毎朝学校に通っています。
うれしそうな
彼らの写真を見てあげてください。

彼らを支えてくださっているのは、
支援者の皆さん方。
皆さん方の上にも、
彼らからの
笑顔の支援をお送りします!!!
心からありがとうございます。

pu26
26)鶏小屋ができました


ひよこが
100羽はいりました!

私が日本滞在中に訪れた、
Mさんご夫婦からのメールが、
良く雰囲気を醸し出しているので
掲載させていただきます!

松居友 さま
この時間、みんなは眠りについていて、
星が強く輝いているころですね。
今、マウント・アポは、
しっかりと目を見開いて、
ミンダナオ図書館全体を見つめている。

となりの土地の、
木からぶらさがったバナナも、
白い袋をかぶったまま、
すやすやと寝息をたてている。

音のでない足をもった、
アポの精霊が廊下を歩いてきて、
閉じられたドアをゆっくりと通りぬけて、
中で眠っている子供たちの
ひたいに手をあて、
アポの魂である
気高き呪もんを描いていく。

そのとき、アポの魂と
眠っている子供の魂がひとつになる。
想いだしているといろいろ想像して、
ミンダナオ図書館が、
映画を見ているみたいに見えてきます。


pu27
27)読み語り活動を再開、
   マノボ族の村ルモットで


入学手続きも終わり、
学校も始まり、
新しい生活に戸惑っていた
子どもたちも、
日常に慣れ、
笑顔がこぼれるようになった。

子どもたちの生活も、
落ち着いてきたところで、
新しい奨学生が中心になり、
読み語り活動を開始した。
彼らにとっては、初めての経験!

先輩の指導で、
絵本の持ち方、
読み語りの仕方などを習い、
物語を覚えていく。

ミンダナオでは、
言語が多様で、
今回は、マノボ族の村なので、
マノボ族の子たちが中心になり、
主要言語はマノボ語。
読むと言うより、
英語やタガログ語の絵本の内容を覚えて、
独自に語る、
という方法を採る。

イスラムやクリスチャンの子も
読み語りをするが、
そのときは、
共通語のタガログか、
まだ学校に行っていない
小さい子たちの場合は、
タガログ語も解らないので、
マノボのスカラーが、通訳になる。

昼食は、
たいがい現地でとるので、
朝早くからお弁当作り。
バナナの葉に、ご飯を盛って、
鶏肉の煮込み(佃煮状)をのせた
イスラム料理、
パステルをみんなで作る。

男の子たちは、
支援用の古着を車の屋根に積み込む。
山地なので、バンは使えない。
二台の4WDチェロキージープと
スズキのノマド、
現地車のタマラウ(2WD)に
載せられるだけのせる。

荷台にも乗り込み、
5人乗りに12人は乗り込む。
10人乗りのタマラウには、
20名近くが詰めこまれる。
スタッフも交えると40人ぐらいが分乗。
2019年には、禁止になった!

中古でも良いから、
4WDのトラックが欲しい。
そうすれば全員が、
読み語りに参加できるし、
絵本のボックスや古着、
難民キャンプへの米やシートの支援も、
現地のトラックを借りずにすむ。

水田で収穫された
米の移送もできる。
120万円ほどで
中古が手に入るようなのだが・・・。
下は、後に台湾赤十字社から
寄贈された4WD!

北海道時代から使っている
私のノマドは、腐りがひどく、
ショックアブソーバーが、
バンパーを突き破って飛び出すなど、
たびたび、ひどい故障をする状態。
(自分の姿を見ているような気がする)



pu28
28)ラワンの巨木もある
   アポ山ろく


現地は、
ラワンの巨木もあるアポ山ろく。
ほとんど家らしい
家もないのに、
どこからともなく、

たくさんの
マノボ族の子どもたちが
集まってきた!

いよいよ読み語りの開始!
フィリピンらしく、
みんなで踊ったり歌ったり。
とにかく
楽しい時を過ごすことが大事!

奨学生と
現地の子どもたちの
心のふれあいを重視することが
優先で、
読み語り方法などなど、
しかつめらしいことは
あまり言わないで、子どもたちに任せる。

今回は、
ほとんどの子たちが、
初めての読み語り体験だった!
楽しんでいるように見えるけれど、
かなり緊張しているのも確か。
でも、
初めてにしてはとっても上手だ!

すでに、
経験のある大学生もいるが、
日本の中高生が中心。
小学生も、
照れながらも上手に話す。

昔話など、
家庭のなかでお話(語り)が
生きている世界なので、
読み語りに対する抵抗もなく、
子どもたちは、
実に自然に取り組んでいく。

日常生活そのものが、
語りの世界なので、
聞く子たちの方も、
かなりの集中力があり、
日本の子たちとの違いが、
明白にわかる瞬間!
ぼくも、ミンダナオに来て初めて、
お話が、本当に生きている社会を知った!


pu2
29)お話が生きている社会とは?

お話が生きている社会とは?
子どもも大人も、
愛や友情が
心に豊かに生きていて、
生きる力がたくましく、

山や海や森や
里や家にもどこにでも、
妖精や妖怪や
お化けや天使が
住んでいると思っている社会!

まるで、
MCLの子たちのように!
フィリピンの青少年の自殺率は
アジアで最低!

時期を見て、
自殺や引きこもりの多い
日本の青少年も視野に入れて、
それなりの図書館作りに、
踏み込まなければならないだろう!


pu30
30)お話の後に
   ココアのおかゆ!


お話の後に、
ココアのお粥が
デイケアセンターから支給された。
薄いおかゆに
ココアを混ぜたものが、
コップに一杯
与えられるだけだけれど、
砂糖も買えない家族にとっては、
おおごちそう!

三食たべられない
この地の子どもたちには、
貴重な栄養補給になる。
興味深いのは、
お姉さんが妹や弟に、
自分の分を
食べさせている姿が多いこと。

貧しい家庭であればあるほど、
少ないものを
皆で分け合って
食べる習慣が身についている!
与えているお姉さんにとっても、
どんなにか
自分一人で食べたいことか、
様子を見ればすぐにわかる。
けなげだ!

その後、
皆さんから送られてきた古着を渡した。
今回は、私たちが来るというので、
親が良い服を着せてきたが、
家はボロボロの小屋で
普段は裸に近い姿。

それでも、
すでに5年間も
支援してきている所なので、
人々の様子も
ずいぶん明るくなった。
下は、古着をもらって
大喜びの子どもたち!

読み聞かせが終わって、
MCLの奨学生たちの待望の昼食。
下の写真の奨学生たちは皆、
この地の子と同じような、
あるいは、もっと酷い
貧困家庭から来た子たちだ。

今は学校にも行けて、
皆さんから支援された古着も着て、
そのうえ
初めてのボランティア活動で大満足。
一皮むけて大人になった?

「ミンダナオ子ども図書館のスカラシップは、
 ただ支援してもらうだけの存在ではなく、
 自ら貧しい子どもたちのために
 活動している!」
と言う誇りが感じられる。

満足そうな
彼らの表情を見るのは、
本当にうれしい。
パステル(バナナの葉っぱで包んだゴハン)
は皆、手で食べる、私も。


pu31
31)熱湯がわき出ている温泉が!

ここから
さほど遠くないところに、
3000m弱の高峰、
アポ山の裏の登山口があり、
その近くに、
熱泉がわき出ている温泉があり、
マノボ族の聖地になっている。

ミンダナオの原住民たちにとっては、
ことのほか神聖な場所で、
この地にまつわる伝説も多く、
たくさんの妖精や妖怪や
死者が集まる場所!

MCLに住んでいる子たちは、
マノボ族、バゴボ族、ビラーン族など
原住民の血を
受け継いでいる子が多いので、
この地のことも
伝説で聞いて知っている。

驚くべき事は、
この地からは、遙か遠くから来た
バゴボ族の青年に、
この温泉の話をして、
名前を言ったとたんに顔が青くなり、

「お祖父さんが、
 昔話で語ってくれた場所だ!
 お祖父さんの話だと、
 そこに行って帰ってきた者は一人もいない!
 人の入れない、
 妖精たちの住む聖地だから!」

MCLのマノボ族の子どもや若者たちも、
話で聞いたことはあっても、
訪れたことがない。
そこで、今回は時間が余ったので、
「行こう!」
「わーーーーーぃ!」
ものすごい熱泉にビックリ。

ここは
手つかずのジャングルで、
まさに妖精のいる場所だ!
祈りの儀式も行われている。

この熱泉からお湯を引き、
水を加えた素朴な温泉がある。
「パパ友!入ってもいい?温泉に!」
「でも、水着も着替えもないけど・・・」
「大丈夫、服のままはいるから。」
「ぬれたまま帰っても良ければいいよ!」
「やったーーーー」
あっと言う間に、大半が飛び込んだ。

僕も
たまに入る温泉だけれど、
実に薬湯の効能あらたかで、
帰るとぐっすり眠り
疲れがどっと流れさる。
聖地だけあって、
人々が傷を癒しにきたりする。

ここの泥を塗る療法が、
流行ってきたようだ。
それを見て、
泥パックをし始めた子もいる。
とにかく心身ともに
充実した楽しい一日だった。


pu32
32)プロックエイトの
   マノボの子たちの小学校へ!


ここは、
たびたび登場する
プロックエイトの村の
マノボの子たちが行っている小学校。
この村の全員40名ほどが、
皆さんのスカラシップを受けています。

村自体は、
貧困を絵に描いたようで、
この地を訪れた
訪問者の方々は、
驚かれると同時に、
明るく遊ぶ子どもたちが大好きになる。

ちょうど休み時間で、
子どもたちは遊んでいた。
遊び道具は、
ないけれども、
いろいろな遊びを知っている!

スタッフは、学校の先生に
プロジェクト代などの経費を
計算してもらって、
皆さんから預かった支援金を渡す。
一人一人
全て子ども別の領収書を発行して
明瞭に会計をこなす。

また、写真下の米袋は、
昼食を持ってこられない子どもたちのために
購入した米(食料補給支援!)
MCLの里親奨学金を使って購入している。
購入先は、
NFA(国家食料組合)から
市価より安く手に入れている。

下の写真は、
プロックエイト村から仕事が無い
(日雇いのため常に仕事があるわけではない)
お父さん二人が、
子どもたちの昼食を、
ボランティアで作っているところ。

昼食と言っても、
こちらでは米が食べられれば
贅沢なぐらいで、
副食の野菜汁は、
村の父親たちが育て
管理している畑から採ってきたもの。

下は、今年から初めて
学校に通う子どもたち。
13名いるが、
まだ支援者が決まっていない。
小学1年生と2年生。


pu33
33)マノボ族の村
   トガウで読み語り


マノボの聖地と言われる
トガウで読み語りをした。
一軒だけ、
比較的良い家があり、
その中で読み語りをしたが、
2時間も山道を入る貧しい地域だ。

滋賀県マキノの民話を題材にした
紙芝居を、
イスラム教徒の若者ダニー君が、
マノボ族の子どもたちに語っている。
非常に語りも上手で
子どもたちも大喜び!

下の写真は、
語りの後に、
皆さんから送られてきた
古着を渡しているところ。

読み語りがあるというので、
子どもたちは、
それなりの格好をしてきているが、
多くの子どもたちが、
ふだんは裸同然だ。

そこからさらに
奥の行き詰まりの村、
ボアイボアイ部落にも行き、
読み語りのスケジュールをたてた。

この地域は、
骨折した女の子を救済した村。

非常に貧しく、
子どもたちは、
昼食の弁当を
学校に持参できずに、
ほとんどの子が休学したまま。
来年は、
この村の子たちを支援する予定。

この子たちの通う地域の
高校といっても、
村から徒歩で2時間ぐらいかかるが、
なんとUSAID(アメリカ政府支援)で
無線使用のコンピューターが入った。
こんな山の奥にとビックリした。

しかし、そのために
コンピューター使用料が
プロジェクト代として加算された。
月額200円ぐらいだが、
貧しい人々にとっては、大変な金額!
学校をあきらめざるをえず、
教育格差が、
ますます広がっていく。

マノボ族の多いこの地域で、
中高学校に通ている子は
5パーセントに満たない。
後の95パーセントは、
移民系の子どもたち。
ここには、
私たちのスカラーが二人おり、
授業料を納める際に先生からうかがった話。

貧しいものは、
ますます貧しく、
社会から切り捨てられていく構図が
ここにもあった。

今朝、
MCLでラジオを聞いていると、
政府軍が、この村の一軒一軒を
「反政府ゲリラが、潜んでいる」
と言う容疑で家宅捜査をした、
というニュースが入った。

私たちは、
この村と関わっているので、
ニュースには動じないが、
小学校を卒業するだけでも大変で、
中高校生は一人もいないが、

日本からの支援で、
極貧のこの村から、
反政府ゲリラにならなくても、
平和を考えられるような学生を
送り出したい。


pu34
34)幼稚園の先生方が
   研修旅行で来られた


福岡の行橋から
8名の幼稚園の先生方が、
山元神父さんに引率されて
研修に来られた。
8名のうち、
何と6名が初めての海外旅行!

初の海外旅行に
ミンダナオというのは興味深い。
他の海外旅行とは、
全然違うだろうから。
しかも目的地の一つは、
イスラム地域のピキット。
最初のパイロット保育所を建設した
プランギ村。

そして、
高地のマノボ族の村の
保育所を訪問。
ミンダナオ子ども図書館でなければ、
決してアレンジできない場所だ!

マニラまで迎えに行ったが
さすがに緊張の様子。
表情のこわばった?
若い先生方を見て、
「この子たちだいじょうぶ?」
私の方が緊張した。

到着して、
まずはキダパワンの街の市場へ。
そこで、寝袋にもなる
イスラムのマロンを購入!

マロンは、
衣装として、
女性も男性も着て
外を歩けるし、

夜は、
そのなかで
寝ることも出来る!
本当に、役に立つ着物。

訪問者が来ると、
料理担当のスタッフと、
市場に買い出しに行く!
行くときには、
車のこともあるけれど、
できればこちらの
オートバイに接続した公共乗りものの
トライシクルに乗って出発!



pu35
35)ミンダナオの市場体験

ミンダナオの市場には
庶民の生活の香りがして、
ミンダナオの生活の
生きた雰囲気がする!

子どもたちも、
お母さんを手伝ってお仕事!
「ねえ!かってちょうだーーい!」
「美味しいよ!」
仕事場に子どもが一緒にいるのは、
市場でも、
銀行や役所でもあたりまえ!

役所で順番を待っていると、
子どもが駆け込んできて、
職員が声をかけたのにビックリ!
「ほら、お母ちゃんあっちにいるよ!」
「着がえさせてもらったら、
 横で寝てなさい!」

それを見習ってMCLでは、
スタッフが、仕事をしている部屋で、
赤ちゃんをあやしながら仕事をしても、
子どもが入ってきても良し!
「これ、わたしが
 お家で育てたカボチャなの!」

ミンダナオの総菜は、本当に豊かだ!
下の写真は手前から、
ショウガ、ニンニク、
小さなタマネギ、赤ピーマン、
向こうには小さなトマト、
上にはコショウや香草!
これらを小さく切って
炒めてラマス(下味)を作る!

料理が、香りも味も
奥深く美味しいのは、
下味のすごさから来ることが、
市場でわかる!
そして、新鮮な魚が豊富!
どでかい南洋マグロも
切り身で売っているので、
わずかに酢をかけて刺身で食べる!

肉も,
その場で解体して切った、
ニワトリや豚や牛の肉!
生きたニワトリも売っているよ!

急に元気になった先生方を見て、
スタッフも私たちもホッとした。
「料理が美味しいわけが、わかったわ!
 どこで食べても、
 生活の生きた香りと味がする!
 日本は、今はどこでもコンビニ味・・・」

その後は、
先生方の心はどんどん解放されて、
帰るときにはすっかり
「失った何かを
 とりもどしたような気持ち!」

「日本に行きたくないなあ!」
「また、必ず帰ってくるからね!」と、
どちらが故郷かわからないような、
言葉と涙を残して、
もどっていかれた。

年配の訪問者が
必ず言う言葉が、
「私が子どもだった頃の日本も、
 こうでした!」



pu36
36)まずは足慣らしに、
   高地マノボの村を訪ねた


到着翌日は、
まずは足慣らしに高地マノボの村、
ウオーターフォールを訪ねた。
結構な山道で、
途中で一台車が登れなくなり
最後は徒歩で!

良くあることなので、
私たちは驚かないが、
皆さんビックリ。
しかし、滝は美しい!
まずは、マノボの子どもたちとの出会い。

写真は園長の山元眞神父さん(再訪)

下は、主任の品川忍先生。
さすがに日常、
子どもとつきあっているだけに、
とけ込み方がとっても上手だ。
あっと言う間に、
子どもとの距離が縮まっていく。

といっても素朴で、
人なつっこいマノボの子たちが、
素直に心を開いて、
受け入れてくれた?

ひとしきり、
子どもたちと遊んだ後に、

いよいよ
読み語りが始まった。
美しい滝の見える側での読み語り。

下の写真で、
読み語りをしているのは、
奨学生のアロナ・アモールさん。
彼女は、この村の出身。
マノボ語で読み語りをした。

この後、皆で
彼女の家を訪ねたが、
18歳の兄は、
足も腰も首も曲がっていて、
生まれながらのポリオで
こちらを見ていない子。
10歳の弟は、
多少軽度だがやはりポリオだ。

アロナ・アモールは、
アモール=愛というその名が示すように
本当によい子。
彼女が、一家の心の支えだ。
体の曲がった兄をさすりながら、しきりに
「ここが痛いのよ!」と私にいう。

出来れば、治療して欲しい
という事だろうが、
18歳で自分で体も動かせない、
一見、肉の塊にしか見えない子を、
どのように治療したら良いのだろう。

兄も、声をふりしぼりながら泣く。
アロナが居ないと寂しいという。
アロナもワッと泣き出す。
私ももらい涙だ。
周りで見ている奨学生たちが、
哀れだと言う!
彼らの家庭も
別の意味で大変なのだが・・・。

私は、
「なんて愛のある家庭なのだろう。
 少し愛を分けてもらいたいぐらいだね」と答える。
アロナと彼女の家族が喜ぶと思い、
山元神父さんに
「祝福してあげてください!」

そのときの様子を、
山元神父さまは、
カトリック新聞の記事に
こう書いていらしゃいます!

pu37
37)カトリック新聞より!
   山元眞神父執筆

狭い戸口から入ると、
そこには、家の土間に座り込んだ
二人の子どもがいた。
子どもといっても一人は十八歳。
細い腕と足。小さな体。頭は普通の大きさ。
体はひねったような状態で
土間に座りこんで下を向いている。

もう一人は、十歳くらいだろうか。
その子も土間に座りこんでいる。
その子は大きな目を輝かせて、
部屋に入って来たわたしたちに歌を聞かせてくれた。
細い細い棒を定規のようにして、
絵を描いてみせてくれた。
しっかりした線で車の絵を描いている。
(白黒写真は、ご本人が撮影!)

フィリッピン、ミンダナオ島の奥地にある村を訪ねた。
読み聞かせに行く子どもたちに同行した。
四輪駆動の車でやっと行けるような山村。
その村に、日本から奨学金を受けて
学校に行っている子どもがいる。
その兄弟想いの女の子の家に、
寄ったときの様子がそうだった。

イエスは、
町や村を巡って教えながら、
エルサレムへ向かって進んでおられた。すると、
「主よ、救われる者は少ないのでしょうか」
と言う人がいた。
イエスは一同に言われた。
「狭い戸口から入るように努めなさい…。」

極貧の村。
貧しくされた人たち。
難病に悩む家族。
とても救われているとはいえない状況。
これ以上に不幸で
残酷な所はないと思えるほどの家。
しかし、狭い戸口から入ると、
そこには救われた者の姿があった。
兄想い、弟想いの女の子の名はアモール。

「愛」という名。
静かに涙を流しながら、
兄弟の状態を説明している彼女からは、
えもしれない暖かさが溢れ出ていた。
この家族は、
この女の子の愛で、
救われているのだと思った。

家の中は、
一緒に訪れた子どもたちでいっぱい。
一人の子が座る場所を譲ってくれた。
弟の真ん前。
わたしの目を見つめながら
歌を聞かせてくれた。
家に入りきれなかった他の子どもたちが
窓から、入口からのぞき込む。
その子たちの温かいまなざしが、
その家をいっそう温かくする。

ここはまさに、
救われた者の場だと思った。
何もできない自分勝手で無責任な想い。
苦しんでいる人たちに何もできない自分。
救われている人は、
この家族とそれを取り囲む人たち。
救われてないのは、
むしろ自分だと思った。

イエスの名による祝福。
これしか与えられなかったが…。
この場合、祝福は与えるものではなく、
あなたは神から祝福されていますよ、
という宣言にすぎないと思った。
そして、その祝福された人に触れるとき、
わたしもまた、
その祝福に包んでいただくのだと気づかされた。
 (中略)
狭い戸口から入って、そして見たもの。
それは愛から溢れ出る涙だった。


pu38
38)マノボ族の村での
   読み語りが続く


ミンダナオ子ども図書館では、
読み語りの時には、
必ずイスラム教徒、先住民族、
移民系クリスチャンの歌を披露する。
写真は、
マノボ族の子たちの前で絵本を語る
イスラム教徒の奨学生。
彼らも、本当にうれしそうだ。

今回はさらに
日本人グループが加わった。
下は日本民族?の
福岡の幼稚園の先生たちが、
「むすんでひらいて」をしているところ。
これは、大受けに受けたものの一つ。

さらに、極めつけは、
山元神父の甥御さんによる、
大道芸だった。
パントマイムもこなし大喝采!
プロに近い技に、
魔法だと思った子たちもいた。

日本的価値観を捨てきれずに、
上から目線で
原住民を観察しに来る訪問者を、
地元の子たちは、
あまり受け入れないが、
このように無心にとけ込む人々に、
子どもたちは、
すぐに心を開いて飛びついてくる。



pu39
39)いよいよ最大の目的地、
   イスラム地域の保育所開所式へ


まずは、
ピキット市長を表敬訪問。
写真は、左からおなじみ
DSWDのグレイスさん、
市長夫人、市長、
山元神父、DSWD所長。
皆さん、とても温かい人々。

保育所の先生方もいっしょに、
写真を撮った。
普通ではとても入れない場所だが、
今回は、日本から賓客も来ているので、
市長が、
6名の軍の兵士を護衛に出してガード。
現地に到達した。
そんなに危険とは思えないのだが・・・・

新しいパイロット保育所が出来た!
それにしても、
住民も子どもも賓客も、
あまり楽しいので兵士まで
笑顔でとけ込んでしまっていた。

下は、
新築された保育所!
MCLを絶えず支援し、
去年ガンで亡くなられた
溝田美恵子さんが、
行橋カトリック教会の方々と寄贈され、
名前も入っている。

内部の様子。
椅子と机もそろった。
亡くなられた美恵子さんは、
生前から
幼稚園を作るのが夢だったから、
不思議なことに
ミンダナオでかなったわけだ。

同時にこの村から、
溝田美恵子さんの支援で、
大学生の奨学生を一人採用した。
父親は亡く、
お母さんだけで非常に貧しく、

下のように椰子の葉で、
屋根を葺くものを作り生活している。
一つ1ペソ(2円にもならない)。
息子さんが、
大学に行けるようになったのを、
涙を目に浮かべて喜ばれていた。

山元眞神父さんも支援している
イスラム教徒、サダム君と再会。
下の写真、右端がサダム君。
左も今年新たに奨学生になった若者。

このような出会いを通して、
イスラム教徒で、
ほとんど外人に会ったことのない彼らも、
何かを感じ取るのではないだろうか。

その後、
サダム君は、大学を卒業して

現在は、結婚して、
MCLのスタッフとして働いています。
二人の子のお父さん!



pu40
40)滞在5日目
   マノボ族の山に一泊


背の高いラワンの茂る
ジャングルに近いが、
ミンダナオ子ども図書館の役員の一人で、
保育所の先生をしながら、
マノボ族のために、
献身的に生きていらっしゃる、
ビックビックさんの家に行った。

この家は、
写真でも紹介された場所だ。
(ポプラ社:世界の国々『フィリピン』下の写真)
ビックビックさんの保育所と
黄色い服が当人。

周囲に他の家が、
一軒も見えない山の中の家。
もちろん電気も無く、
蛍が飛んでいる。
家も小さいので、
皆、床にゴザを敷いてねる。
食事も薪で作り、まるでキャンプみたい。

しかし、翌日
外へ出てさわやかさにビックリ!
ラジオ体操後、
朝食が済んでさっそく保育所へ。

その楽しかったことと言ったら!
写真は、こちら流の
「後ろの正面だーれ」
をしているところ。

さすがに現役の先生方で
子どもの扱いも見事だ。
下は、
「とうりゃんせ」をしているところ。

もちろん、
日本語で歌っている。
それでも、
子どもたちはもう夢中だ。

さらに極めつけは、
「花いちもんめ」
「あの子じゃわからん」と言いながら、
アッッカンベーをすると、
子どもたちは、
それこそ大喜びだ。
このような日本の伝統的な遊びは、
こちらでも、そのまま子どもに受ける。

部屋に入っても、
「おおきなかぶ」を演じたり。
一人一人パーフォーマンスが出たりと、
とどまる所を知らない・・・
こちらの保育所は、
プレスクールと言って、
一日二時間ぐらい集まって、
小学校に入学するための
単語の学習が中心。

子どもを預かる
日本の保育とは異なるけれど、
それだけに、
ビックビックさんなどの保育者にとっては、
新鮮な驚き。
保育所で遊ばなくっても、
子どもたちはいつも友だち同士で、
野山をかけめぐって遊んでいる!

マノボの子たちは、
日常がのびのびと
解放されているだけに、
せめて保育所では、
学習に集中が求められ、
日本の子たちは、
日常が解放されていないから?
保育所では、
のびのびすることが求められる?

入所して3ヶ月にならない
先生3人に対して、
古株の先生方が、
「あんな事も出来たのゼーンゼン知らなかった!」
新しい先生方も、
「あの先生、あんなとこがあったなんて、ビックリ!」
どうやら先生方の
相互交流が出来たようだ。
先生方が、マノボの子たちに
心を開いてもらった?



pu41
41)そして別れの日

お別れパーティーを開いたが、
その前からすでに、

先生も子どもたちも、
涙涙・・・

ここでも、
先生方は大ハッスル。

山元神父の炭坑節まで加わって、
ミンダナオの夜は、
更けることを知らない。

フィリピンの神父と
あまりにも違う神父像?に、
若者たちは大はしゃぎ。
親のいない子も多いので、
「お父さん、お父さん」と言って離さない。

劇団四季に勝るとも劣らない?
心のこもった
「おおきなかぶ」の演技。

ミンダナオ子ども図書館の若者たちは、
この話を、
絵本で知っているので、
今後は読み語りの現場でやるだろう。

それと、
「むすんでひらいて」は、
現地語に訳して
定着させようと思っている。

最後は、
笑いと涙の中で。
「必ず、必ず、もどってきてね・・・・・・!」



pu42
42)保育所の開所式の映像!
イスラムの湿原
ナブンダスの保育所

映像を 見たい方は ここをクリック

外国人が、
決して入れないといわれていた、
イスラム反政府勢力の跋扈する、
東南アジア最大の湿原、リグアサン湿原。
感動的な失言地帯を舟で行く。
世界最大の8メートルのワニもいるという。
拙著『サダムとせかいいち大きなワニ』
(今人社)舞台

映像を 見たい方は ここをクリック

小雀幼稚園寄贈
マキララ山の保育所

映像を 見たい方は ここをクリック
 
先住民とクリスチャンが混ざった
山岳地域。
この地域は、
政府軍と新人民軍との戦争が起こっていて、
入ることができなかった。
しかし、戦争が終わり
人々とつながりをもち、
保育所も建設をはじめた。

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