戦争と貧困と平和構築の記録 2008年(1)


和平交渉が決裂し、戦争が勃発!
 

 80万を超える避難民が出て、
通年かけて、避難民救済を実行!
1 GO! 戦闘が起こり避難民が流れ込む
2 GO! 数千の難民がピキットに
  GO! イスラム教徒ミンダナオ自治地域
ウィキペディア引用
 2ーB  GO! 初めて戦争を見て、思ったのは
3 GO! 思いがけない話が聞こえてきた
4 GO! 戦闘は準備され作られて
5 GO! 和平会議が行われたけれど
6 GO! 戦闘音は市内でも聞こえた
7 GO! 救済支援に向かった
8 GO! 雨をしのぐシートも無い
9 GO! 椰子の葉をかぶせた小屋
10 GO! 支援活動を開始した
11 GO! 緊急でシートを購入
12 GO! MCLで徹夜の準備
13 GO! 現地に着くと支援開始
14 GO! 医薬品も緊急至急
15 GO! 活動の中心は奨学生たち
16 GO! 奨学生たちも同行する
17 GO! 悪化の一途をたどっている
18 GO! 多くの難民がずぶ濡れ
   GO! イスラム教徒と政府の和平工程
ウィキペディア引用
19 GO!倉庫に避難している避難民
20 GO!病気やけがの子も多い
21 GO!軍用車にひかれた少女
22 GO!シート支援で手一杯
23 GO!奨学生たちも難民になっている
24 GO!古着の支援も開始した
25 GO!夜を徹して続けられた
26 GO!新たに到着する難民が多い
27 GO!激しい雨が降り出した
28 GO!2万4千を超える難民が
29 GO!難民の列にあぜん
30 GO!何とかたどり着いた
31 GO!子どもたちは喜んだ
32 GO!倉庫に避難した難民たち
33 GO!絶望の色が濃い
34 GO!シートを床に敷いた
35 GO!病気が蔓延している
36 GO!和平について外務省は
37 GO!アジアの平和と反映に


q1
1)戦闘が起こり
  越境して避難民が流れ込んでいる


2008年は、
フィリピン政府と、MILFモロ民族解放戦線との、
和平交渉が、決裂し、
戦争が勃発!・・・と、報道された!

80万を超える、避難民が出て、
通年にかけて、MCLは、
避難民救済を、行いました・・・!

さらに、戦争に、追い打ちを、かけるようにして、
大洪水が、たびたび起こり、
後に、耳に入るには、「起こされて・・・?」
救済支援に、駆けまわりました!




q2
2)アレオサンで、戦闘が起こり、
  数千の難民が、ピキットに、越境しはじめた!

アレオサンは、
ピキット市に、隣接する、
行政区域だ!

戦闘の原因は、報道によると、
表向きは、
「町近郊の土地を、ルソンやセブから、移住してきた、
 クリスチャン系の移民が、地主から、買い取って・・・!

 そこに、もともと住んでいた、
 貧しい、イスラム系の先住民を、
 無理やり、追い出して!
 農地や、宅地を、開発して行った結果・・・!

 イスラム先住民たちは、
 クリスチャン系住民に、反感を、抱きながらも、
 所有者のいない、プランギ河の岸辺や、
 リグアサン大湿原の、湖岸に、移り住んで・・・!

 貧しい、
 漁民としての、生活を、
 余儀なくせざるを、得なくなった・・・!

 しかし、自然豊かな、場所であったが、故に・・・!
 漁民として、魚を、とりながらも、
 かろうじて岸辺に、作物を、植えたりして!
 住み続けて、いたが・・・!

 マニラからの、政府による開発が、進むにつれて、
 貧富の格差が、広がりはじめ!
 イスラムの人たちの、
 行政に対する、反感も、深まっていき・・・!

 イスラム系の住民が、
 自治州としての、独立を求めて、
 反政府組織、MNLFを作り!

 クリスチャンと、
 対立しつつも、独立して!
 イスラム自治州ARMMを、作る活動を、
 開始したのだ、という・・・!」

wikiarmm

以下は、フリー百科事典
「ウィキペディア」
からの、引用です!

イスラム教徒ミンダナオ自治地域

ARMMは、
旧西ミンダナオ地方(Western Mindanao, Region IX)の
バシラン島と、旧中部ミンダナオ地方
(Central Mindanao, Region XII)の一部から
1990年11月6日に設立された地方である。

この地方は、フィリピンの地方の中では唯一、
独自の「政府」を持っていた。
またキリスト教国のフィリピンの中では
独特の歴史・文化を持っているが、経済的には最も貧しく、
治安も安定していない[2]。

2000年代前半にはモロ・イスラム解放戦線(MILF)と
国軍の衝突が激しくなった。
2012年にフィリピン政府とMILFの間で、
イスラム教徒ミンダナオ自治地域に代えて
バンサモロ自治地域を発足させるという
バンサモロ枠組み合意が成立した。

2018年
にはフィリピン議会でバンサモロ基本法が成立し、
2019年1月の住民投票で批准され、
2019年2月26日にバンサモロ自治地域が発足した。
これによってイスラム教徒ミンダナオ自治地域は廃止された。

 


hajimete

2)ーB 初めて戦争を見て、思ったのは

初めて、この地で、起こる(起こされる?)
戦争を見て、思ったのは!

政府の認可を、受けて、土地所有権を得た、
移民系の、クリスチャン系住民を、
土地を、奪われた、
イスラムの人々が、恨んで・・・!

反政府組織を作り!
ゲリラ戦を、起こし始めたのが、
原因かと、思ったのだが・・・!

マスコミでは
「イスラム反政府勢力が、
 農民を、殺害した・・・」
という、報道が、流れているだけで・・・!

イスラム教徒=残虐と、言う、
ステレオタイプの報道を、流すことで、
反イスラムの、イデオロギーを、意図的に、
形成しよう、と言う思惑が、あるかもしれず・・・!

現地の人々の、言うには、
背景を知らずに、
マスコミや、報道を、
鵜呑みには出来ない!とのこと・・・




q3
3)思いもかけない話が、
  伝わってきた

前後して、現地で、活動している、
DSWD(社会福祉局)の、グレイスさんから、
思いもかけない話が、
伝わってきた!

「行政が、農民に、
 武器を、無償で、手渡している!
 それが、今回の戦闘を、発生させている、
 原因の一つです・・・!」

つまり、行政が、
クリスチャン系の農民に、武器を、渡すことによって!
住民を、民兵として雇い!
戦闘を、起こさせている・・・!
というのである!

そうしたことは、
こちらでは、既成の事実で、戦闘の多くは、
政府側に、雇われた民兵と、
反政府組織との間に、意図的に仕掛けられた、
いざこざが、発端となるというのだ!

「イスラム組織が、農民を襲った!」
と言う、報道は、
表向きは、事実としても・・・!

その背後に、すでに、
極貧のクリスチャン農民に、武器を持たせて、
民兵として、雇い入れ・・・

彼に、イスラム反政府組織に、属する村の、
住民を、襲わせた・・・!
という点も、見逃せないのだという!


q4
4)戦闘は、
  周到に準備され作られて

戦闘は、
突然地域で、勃発するのではなく、
その発端が、周到に、準備され、作られて!

勃発すると、マスコミに流され、
世論となって、
さらに、拡大させられていく・・・!

それをきっかけに、
戦闘から、戦争へと、
規模が、広げられていき・・・!

軍用車に乗った、
国軍の軍隊も!
送り込まれてくる、と言うのが、
現地で、言われていることなのだ!

過去、世界で、起こってきた・・・
また、現在、
中東などで、起こっている戦争も・・・!
地域紛争も・・・!

そのような、机上での準備が、なされて・・・
意図的に、
起こされた、のかもしれない?
と、思うようになった!

今回の戦闘は、背後に、現在進行中の、
イスラム自治区の、拡大を含む、和平会議が、
陰を、落としているから、
なおさら、複雑だ・・・!

正直に言って、そのような、
国際的な、政治的、経済的な動きが、
戦争と、絡んでいる、
などとは、つゆ知らず・・・!

ただひたすら、
可哀そうな、子どもたちの事を、思って!
救済活動を、始めて、
あっという間の、8年・・・!

人々の口先から、
この様なことが、聞こえてくるとは、
真実と、断定できなくとも、
思いもかけない、事ばかりだった・・・!


q5
5)和平会議は、
  マレーシアのクアラルンプールで

表向けには、
フィリピン政府と、MILFの交渉が、
最終合意に、達してきている!
と、いうのだが・・・!

ミンダナオでは、
最終的な、調印に、
反対する、勢力も、根強く・・・!

ARMMの、
領有問題が、執行される、ぐらいなら、
戦闘も、辞さない!
という、考えも聞く・・・!

今回の、戦闘の目的は、
和平交渉の決裂を、
意図したもの、なのだろうか・・・?


q6
6)アレオサンの戦闘音は、
  ピキット市内でも聞こえた!


難民は、国道沿いにも、逃れてきているが・・・
前回も、報告したように、
国道沿いは、
ハウスベースの、避難民が多い!

ハウスベースとは、
知人や友人、親戚などを、頼って、
難民が、民家の庭先や、路地に、逃れてくるケースで、
雨露をしのぐ、場所が、あるだけましだ!

当然、
町や、国道沿いに、
親戚や、知人がいる、人々のみ可能で!

それが
親戚の家で、あろうとも、
国道沿いに、家がある、という事は、
土地持ちで、極貧ではない・・・!


q7
7)私たちは、
  救済支援に向かった


私たちは、現地調査をした、翌々日、
国道沿いの、ナラパアン村と、
奥地に入った、ダリガウィン村の、
二手に分かれて、救済支援に、向かった!

現状は、
ダリガウィン村が、
ひどい状態だ・・・!

写真はすべて、ダリガウィン!
ここは、一般的に、
ほとんど、人の入らない、
辺ぴな、地域で!

4WDか、
ダンプトラック無しでは、
到達することは、出来ない、村だ!

このような、へんぴな地域に、
逃れて、くるのは、
100パーセント、イスラム教徒たちで・・・!

最も、貧しい生活を、
辺境で、強いられている、
人々だ・・・!



q8
8)雨をしのぐための
  ブルーシートも買えない


彼らは、
雨を、よけるための、
ビニールシートを、買う事も、できない!

たとえ、買えても、
とても、雨露をしのぐ、
大きさのものは、不可能だ・・・!

文字通り、
戦闘で、住む場所を、失い!

さまよっている、
人々たちだった・・・!

ミンダナオは、
雨が多い・・・!


とりわけ、この地域は、
前回、お伝えした、
洪水地区からも近く、
水はけが、悪い・・・!

ご覧のように、
地面も、泥だらけ!
泥の上に、
椰子の葉を、敷いて、寝ている・・・!



q9
9)屋根も椰子の葉を
  かぶせただけの小屋もある


これでは、
土砂降りになれば、雨に当たる!

このような場所で、
寝起きしながら、時には、数ヶ月・・・!

酷いときには、
数年を、
過ごさなければ、ならないのだ!

赤子や、
お年寄りには、
とりわけ、厳しい環境だ!



q10
10)現地に到着すると、
   早速、支援活動を開始した

このような、環境では、
何よりも、まずは、
ビニールシートが、必要!


雨の多い、地域なので、
シートが無いと、
ずぶぬれに、なってしまう!

貧しい家庭が、多く、
子どもたちの多くは、
靴も無く、素足だ!

厳しい、環境のなかで、
最初は、恐れ、
呆然と、立ちすくんでいた、子どもたちだが・・・!

私たちの活動を、
理解するに、つれて・・・!

だんだん、
笑顔を・・・!

取り、戻していく・・・!
その笑顔に、救われるのは、
ぼくたちの、方だ・・・!



q11
11)緊急に市場でシートを購入

日本からの支援を、
仰いでいる、余裕が、無いので!
なけなしのお金で、
緊急に、市場でシートを購入!

1ロール、100メートルのシートを、
10本、買い込んで!
MCLの若者たちが、
徹夜で、10メートルに、切っていった!

スカラーたちが、全員同行するのは、無理なので!
居残り組は、
早朝、4時から起きて、
皆の弁当を、用意してくれた!

こういう時の、彼らは、
驚くべき事に・・・!
3時、起きでも!
嫌な顔、ひとつせずに、準備する・・・!

時には、
景気づけに、
みんなで、歌を、唱いながら・・・!



q12
12)ミンダナオ子ども図書館で
   徹夜の準備


彼らは、
本当に、頼りになる!

また、こうした経験を、経て、
平和を作る、意思を持った、
次世代の子たちが、育っていく・・・!

祝日であるにも、かかわらず、
グレイスさんのおかげで、用意された、
市の、ダンプトラックに!
皆で、協力して、荷物を積み込む・・・!

休日を、返上して、
参加して、くださった、
ダンプの運転手にも、感謝!

ダンプに、乗り込むと、
再び、現地に、向かった・・・!

現地は、道らしい道も無く、荒れていて!
ダンプカーか、4WDしか、
入れない、場所だ・・・!

小雨の、
降りしきる、なかを・・・!
現地に向かう、若者たち!




q13
13)現地に着くと、
   早速支援活動が開始された・・・


現地に、着いて、
唖然とした・・・!

二日前の、下調査で、
シートを、配ったときは、
250家族だった、難民が・・・!

500家族ほども、急増しており!
そこらじゅうの、道ばたに、
あふれ出している・・・!

少な目に、1世帯、5名と見積もっても、
2500名の、難民が・・・!
逃れてきている、計算だ!

村長の話だと、
難民の規模は、2村から、始まって、
アレオサン全域の、
5村に、広がっているという・・・!

ピキット市で、
急遽、2ロール、買い足したものの、
とても、足りない・・・!

そこで、10メートルのシートを、
さらに、半分に、切って、
5メートルずつにして、渡した・・・!

多くの家族が、
雨露を、しのぐための、
窮余の策だ・・・!



q14
14)医薬品の
   緊急支給も行われた


洪水医療のために、
購入した、医薬品を、
難民救済のために、流用した・・・!

洪水医療に、関しては、
この後に、報告しますが・・・!
そのために、仕入れた医薬品が、
思わぬ時に、役立った、形です!

特に、多いのは、
風邪の症状を、
発している、子どもたちだ!

ずぶぬれに、なるような、
環境で生活し・・・!
泥のなかに、寝ているような、状況なのだから、
当然だろう!

今回、洪水支援として、
10万円を、寄付してくださった、山本幸子さま!
買い求めた、医薬品の一部は、
難民支援に、振り向けました!

子どもたちに、代わって、
心より、感謝いたします・・・!




q15
15)活動の中心は、
   MCLに住んでいるスカラーたちだ!


ソーシャルワーカーの、グレイスさん!
ボードメンバーで、
イスラム教徒のホセイン氏!
(スカラーで、卒業生の、アスレーさんの父親!)

イスラムのスタッフと、奨学生が、中心になり!
キリスト教徒や、先住民の奨学生や!
スタッフも、一緒に、
支援活動を、展開・・・!

活動の中心を、担うのは、
ミンダナオ子ども図書館に、住んでいて、
皆さんが、スカラシップ支援を、してくださっている・・・!
子どもたちや、若者たちだ!

私は、彼らを、誇りに思う!
皆さんも、誇りに思って、くださいね!




q16
16)救済の現場に奨学生が、
   可能な限り同行する!


スカラシップの若者たちを、
同行させる、というよりも・・・!
前夜から、
若者たち自身が、自分たちで、緊急の会議を開き!

彼ら自身の、発言と、決断で、
グループ別に、
行動計画を、作り実行!

クリスチャンの若者!
マノボ族の若者!
そしてイスラム教徒の若者たちが・・・!
共に手を結んで・・・

不幸な状況に、置かれている人々、
とりわけ、子どもたちのために・・・!
活動を、開始!

こうした現場での、彼らの行動力は、
怖くて、現場に、近寄ろうとしない、
関係者よりも・・・?
はるかに、頼もしく、献身的だ!!!

子どもの頃から、
くり返し、戦争を、体験してきた、
イスラム教徒の、スカラー達などは・・・!
すでに、現状を、良く理解している!



q17
17)地域の状況は
   悪化の一途をたどっている


装甲車に加えて、
戦車までが、導入され!
国道を、西に、向かっている・・・!

政府軍と、MILF軍は、
本格的に、戦闘を開始!

戦闘は、
ピキットの、北西を、ほぼおおい、
南へと、拡大している・・・!

それにつれて、難民は、
大量に、
市内近くに、流れ込んでいる・・・!

国道は、
閉鎖状態に、たびたびなるが・・・!

私たちは、
ピキット市の、DSWDからの、
緊急の、ビニールシート支援の、要請を受けて!
軍のチェックを、通過している・・・!

私たちの活動を、
普段から、知っている、
軍の、警護要員も、多いが・・・!

常に、現地と、
密に、連絡を取り・・・!
最大のチェックを、しながら、活動している!


q18
18)大雨が襲い
   多くの難民がずぶぬれ状態

先日から、大雨が、ピキットを襲い!
多くの難民が、
ずぶぬれ状態で、
寝られぬ夜を、過ごしている・・・!

ぼくも、スタッフも、
疲労が、溜まって、きているが・・・!
現地の、子ども達の事を、考えると、
気持ちが、千々に、乱れる!

熱帯雨林の、雨は、
半端では、ない・・・!

すでに、寄付のあった、
20万円分の、シートは、使い果たした!

慈照院の副住職の、
二之宮保育園の園長を、なさっている、
村中祐邦さまから、10万円!

小田原市の、MIさまから、10万円!
合計、20万円が、振り込まれたので・・・!

その中の、10万円で、
10本分の、シートを、購入しました!
(残りの10万は、様子見で、
 医療か、追加のシートかを、決める予定です!)

1本、100メートルで、
20軒分×今までで30本=600軒!
一軒に、ほぼ、約7人が、生活しているから・・・
600軒×7=4200人が、救われています!

ミンダナオ全体では、
16万人の、難民が出ている・・・!
と言う、報告も、あるが!

ピキット市の、現地では、DSWDの計算だと、約3万人!
3割が、ハウスベース!
5割が、学校や倉庫!
2割が、国道や、野外に!
避難していると思える、との事・・・!

最も、辛く、大変なのが、
国道や、野外に、
野宿している、難民達だ・・・!


wikipedia3

以下は、フリー百科事典 からの、引用です!
「ウィキペディア」

 イスラム教徒と政府の和平工程と
バンサモロ自治地域への移行


一方、フィデル・ラモス大統領のフィリピン政府と、
ヌル・ミスアリ
率いるモロ民族解放戦線(MNLF)の間では、
1997年7月に和平協定が成立し、和平工程が開始された。


和平に反対するモロ・イスラム解放戦線(MILF)の勢力の増大、
2000年のジョセフ・エストラーダ大統領による和平協定破棄、
フィリピン国軍とMILFの武力衝突など、和平に逆行する動きが続いたものの、
ベニグノ・アキノ3世大統領の下でMILFとの対話が進んだ。


2012年10月15日にはフィリピン政府とMILFの間で
「バンサモロ枠組み合意(英語版)」が調印され、
「失敗した実験」であるARMMに代わり、
「バンサモロ自治地域」
(Bangsamoro Autonomous Region in Muslim Mindanao, 略称 BARMM )が
設立されることが決まった。


2014年3月27日には、アキノ大統領とMILFのムラド議長の間で、
「バンサモロ包括合意」が調印され、
バンサモロの法的地位を定める
「バンサモロ基本法」(Bangsamoro Basic Law)の制定を目指すこととなった。


その後もMILFと国軍の衝突、基本法の審議の中断などが続いたが、
2018年7月26日、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領が
「バンサモロ基本法」(バンサモロ組織法、Bangsamoro Organic Law)に調印、

2019年1月21日にARMM住民に対して
バンサモロ基本法の成立を問う住民投票が行われ、
同時にイサベラ市とコタバト市では、
新自治地域への編入を問う住民投票が行われた。


2月6日にはコタバト州の一部と北ラナオ州の一部のバランガイで
新自治地域への編入を問う住民投票も実施された。


投票の結果、バンサモロ自治地域を成立させるバンサモロ基本法は批准され、
同時にコタバト州の西部の町村に属する63のバランガイがコタバト州に属したまま
バンサモロ自治地域に編入されることが決まった。


2月22日にはバンサモロ暫定自治政府が発足、
2月26日にイスラム教徒ミンダナオ自治地域はバンサモロ自治地域へと移行した。
なおスールー州は住民投票でバンサモロ基本法の批准が否決されたため、
2024年9月9日にバンサモロ自治地域から除外された。




q19
19)倉庫に避難している避難民達

倉庫や、学校などに、
避難している、人々の生活は・・・!

たとえ、セメントの、床の上で、
寝ざるを、得ないとしても!
屋根が、あり、
雨が、避けられる、だけでも良い・・・!

しかし、多くの、避難民たちは、
町外から、来た、ゆえにか?
屋根のある、避難所には、入れてもらえずに・・・!

外の、道路端や!
グランドや!
野原に、避難している!

野外の、避難民の、子ども達には、
ろくな、雨よけの、屋根もなく・・・!

雨が、降ると、
ずぶぬれに、なる・・・!

q20
20)病気やけがの子も
   多く出てきた

慣れない、難民生活で、
大やけどをおった、少女・・・!

緊急に、MCLのある、
キダパワン市の、病院に運び・・・!
緊急治療を、開始した!

病室で、
ホッとしている、母さんと、少女!

下は、小児科医の、ウオン先生!
本当に、良く、お世話になっている、
中華系で、本当に良い方!!!

ミンダナオ子ども図書館では、
治療費や、入院費以外にも、
付き添いの、家族の、
食事や宿泊などの、面倒も見ている・・・!


後日、追記・・・
戦争が終わって、この子は、
ミンダナオ子ども図書館の、奨学生になった!



q21
21)軍用車にひかれて
   頭部を骨折した少女


私たちの、主治医を、してくださっている、
モダンサ医師が!

給与返上で、
治療に、当たって、くださっている・・・!

幸い、今のところ、
良いようだ・・・!




q22
22)緊急のビニールシート支援で
   手一杯

今は、ビニールシート支援で、手一杯で・・・!
医療活動は、緊急以外は、
先延ばし、しているけれど・・・!

過酷な、環境の生活が、
長引けば、ながびくほどに・・・!

あちら、こちらから、
風邪、熱、腹痛の症状の、
訴えが、出てくる・・・!

ぼく自身も、
ダンプの荷台で、雨に打たれたり・・・!
激しい活動で、多少熱が、出たりするものの!

避難民の、特に、子どもたちの事を、考えると、
そうも、言って、いられない!
子ども達は、食べるものも、ほとんど無く、
おなかもすかせ、始めているし・・・!

幸い、難民キャンプで、
ワールドフードの支援と、
DSWD福祉局による、炊き出しが、始まった・・・!

炊き出しを、手伝っているのは、
なんと現地で、
自分も、避難民になっている、
ミンダナオ子ども図書館の、奨学生たち!

下の写真の、右の子は、
DSWDの人と共に、料理をしている、
ナスロディン君!
日本では、中一の男の子だ・・・!




q23
23)現地のスカラー達も、
   かなりの数が難民となっている

学校は、休校状態で、
学校自体が、
避難民収容所に、なっている!

しかし、そこに避難している、
MCLの、外部スカラー達が、
積極的に、難民救済活動を、手伝って、くれている・・・!

小学生や、小さい兄弟姉妹が、いる子たちは、
MCLに、家族で、
住まわせたり、しているけれど・・・!

中高校生になると、
現地で、避難生活をしながら、
家族や、隣人を、助けている・・・!

彼らのパワーは、たいしたものだ!
炊き出しから、
ビニールシートの配布や・・・!

難民キャンプでの
病気の子ども達の、チェックまで・・・!

自分自身も、難民生活を、送っているから、
彼らから、語られる、情報は、
実に正確で、役に立つ・・・!

私たちは、
彼らの判断を、仰いで、
独自に、活動している、国際NGO?



q24
24)古着の支援も開始した

MCLで、良く行っている、
辺ぴな、遠い集落で!
小学生のスカラーたちも、住んでいる、
ブアラン集落の子たちも・・・!

現地には、小学校も、あるのだけれど・・・
身近で、戦闘が、
絶えず起こり、危険で!
避難場所に、することが出来ず・・・!

MCLで、建てた、
保育所の、子ども達も、いっしょに、
国道沿いの、空き地に、集まって、きていた・・・!

着るものも、持てず・・・
銃声のなかを、必死に、
逃げだして、きたものだから・・・!
着るものも、持ち合わせて、いない!

皆さん、これから、
長い、難民生活が、はじまります・・・!

1998年から、2002年の戦闘では、
避難民の数は、
130万人に、のぼり・・・!
5年近くも、避難生活が、続きました!

それに比べると、今回の戦争では、
避難民は、まだ、数十万人と、
言われて、いますが・・・!

これから、
増え続けていくと、思われます・・・!

古着の支援も、お願いします!
シーツや、タオルも、有効です・・・!

下は、古着の支援を、求めて、
並ぶ、子ども達・・・!



q25
25)ビニールシートの緊急支援は
   夜を徹して続けられた


夜に、なっても、外で、寝るしかない・・・!

屋根が、無いと、
雨が、降ってきたら、どうしよう!

そう思うと、
不安で、なかなか、寝られない!

ビニールシートの支援を、しているのは、
今のところ、
ミンダナオ子ども図書館だけだ!


すでに、
4200人あまりを、完了したけれど・・・!
まだまだ、足りず!

明日は、さらに10本!
1400人分ほどを、届ける・・・!

ミンダナオ子ども図書館の、
軽トラックを、皆知っていて・・・!

国道沿いの、
木組みの、梁から、
必死に、手を振る、子たちもいる!

とにかく、まずは、
夜露を、防いで、
寝られる場所を、確保することが、大切・・・!

わたしたちは、深夜にいたるまで!
徹夜で、
避難民のための、シート配りを、行った・・・!

実際、国道や、村道沿いには、
至る所に、
MCLが支援した、シートが、並んだ・・・!



q26
26)新たに到着する
   難民の数も多く


難民が、連日のように、辺境から、
町近くに、逃れてきて、
野原や、空き地で、
避難生活を、始めるのを見ると・・・!

明日から配る、予定で、購入した、
ビニールシート10本分では、とても足らず、
さらに、数十本が、必要になるだろう!

シートは、1本100メートル、
4500ペソ、およそ1万円で!
家族数にも、よるけれど、およそ140人ぐらいが、
多少なりとも、雨を避けて、
生きていける・・・!

しかし、これからの先の、
長い、難民生活を、考えると、
どこまで、乗り切って、いけるのかなああ!!!


q27
27)激しい雨が降り出した

徹夜の支援活動に、疲れ果て!
明け方に、帰って、
この活動日記便りを、作成している、合間にも、
激しい雨が、降り出した・・・!

現地の、子ども達は、
どうしているのだろう・・・!
そう考えると、放っておけず!

その後も、
何度も、避難地へ、通い続けた・・・!
子どもたちは、
屋根が、出来て大喜び!

しかし、
戦域が、さらに、拡大している!

これ以上、悲しみが、
広がらない事を、願うのみだが・・・!


註:ピキット支援を、振り込まれた方は、
お名前と、ご住所、金額を、
メールで、即刻に、お知らせください!

緊急支援として、
メールを、いただき次第、
こちらで、振り込まれたものとして・・・!

即刻、現地の活動資金に、計上し!
すぐに、子どもたちを救う、行動に、
移したいと、思います!!!



q28
28)大変な状況になった!
   戦闘は拡大し、2万4千を超す
   難民が、出ている!

難民は、
アレオサンや、ミッドサヤフといった、
近隣の町との、境を、超えて!
大量に、ピキット市に、流れ込んでいる・・・!


昼夜を、問わず!
水牛などに、なけなしの、
家財道具を、積みこんだ、難民たちが・・・!

ピキット市内に、向かって、
移動している・・・!

戦闘は、ピキット市の、領域にも入り!
ラガイエン、タプドク!
ブアラン、クランボク!
シリック、プノル・・・!

カチラカン、ダマラサク!
マナウラナン、パマリアン!
タキパン、ナラパアン!
カラカカンに、広がっている・・・!

ピキット市周辺の、西側は、
ほとんどの住民が、避難して!
ゴースト村化、しはじめた・・・!



q29
29)絶えることのない、
   難民の列に唖然とする


前回の報告で、大阪の、
千里ニュータウン・カトリック教会に、
ベースを置く!
千里サンパギータの会から、10万円!

多湖、御夫妻からも、
10万円の、寄付があった・・・!

現在、その全てを使って、
ビニールシートを、約20ロール買って!
ミンダナオ子ども図書館の、
子どもたちが、カットして・・・!

現地の福祉局(DSWD)と、
協力しながら、
毎日のように、配っている・・・!

ここでも、ミンダナオ子ども図書館の、
奨学生スカラー達が、
緊急配布された、シートを、配っている・・・!

下の写真では、
MCLのボードメンバーで、
ピキット市の福祉局の、ソーシャルワーカーでもある、
グレイスさんも、写っている!

何度も行き、スカラーもいる、
タキパン村でも、戦闘があり!
政府側民兵、2名が、死んだ・・・!

現地で、雇われる、民兵たちには、
貧しい人々が、多く・・・!
家族を、食べさせるために、
意を決して、民兵に、応募する!

そうして、民兵になったものの、
最前線に、立たされて、
父親が、殺されて!

さらなる、極貧の状況に、
追い込まれた子たちも、居て!
MCLの奨学生に、採用している!

数字で、公表されないが、
政府側は、もとより・・・
MILF側の、死者たちは、
もっと、多いだろう!

各地で、戦闘が、広がり続け!
現地では、終始!
砲声や、機関銃の音が、聞こえてくる・・・!

ビニールシートを、届けるために、乗っている、
ダンプトラックの、荷台のうえで、
大きな、砲声を聞き!

しばしば、
頭を下げて、荷台に隠れた!



q30
30)パイドプランギまで、
   何とかたどり着いた!


途中の村々は、
ゴーストタウン化して、いるけれど、
パイドプランギ集落には、
大勢の難民たちが、集まっていた・・・!

パイドプランギは、長年、
お付き合いしてきた、集落の一つで!
行橋カトリック教会が、寄付して下さって、
建てた保育所も、難民収容施設になっていた!

先日まで、洪水で、
行くことが、出来なかった、集落だけに、
本当に、心配したけれど・・・!

子どもたちは、元気そうに、
大喜びで、迎えてくれた!
一難去って、また一難、
踏んだり、蹴ったり・・・!



q31
31)子どもたちは、
   喜んでくれたが!


子ども達は、
ミンダナオ子ども図書館の、スタッフたちが、
来てくれたのを、見て!
大喜びで、迎えてくれたが・・・!

可哀想に、
すっかり、雨に打たれている、子もいた!

上の写真は、
パイドプランギの、子ども達・・・!

車が、止まると、
ビニールシートを、求めて、
多くの家族が、駆け寄ってくる!

決定的に、
ビニールシートが、足りない!

衣服も、ぐちゃぐちゃ!
戦闘難民、救済の予算が、
欠如している・・・!

緊急に、井戸予算と、
車修理の予算を、
難民救済に、充てて!
活動を、開始したが・・・!

この、大量の、難民たちを見ると!
ミンダナオ子ども図書館の、
懐が、尽きるのも、間がないだろう
・・・!



q32
32)穀物貯蔵倉庫にも避難している
   その数は、数千を超えている

急遽、難民の
避難センターとして与えられた、
穀物貯蔵庫。

ここにも難民が殺到している!
スカラーも避難している。
 

上は、
スカラーのマリアンさん。
一人となりの左の男性は、
スカラーのロニー君。
父親が見あたらずに涙ぐんでいた。

穀物倉庫の中は、
難民でごった返していた。

むき出しの
コンクリートの上に、
何日も寝なければならない。

私たちは、
100メートルのビニールシートを
コンクリートの床に敷いた。

これで、
少なくとも、
濡れ汚れたコンクリートの上で
寝なくても良くなった!

子ども達も
大人達も大喜びだ!


q33
33)人々の表情には、
   絶望の色が濃い


もう
40年以上も
このような生活の繰り返しだ!

今回こそは、
和平協定が締結されると
期待していただけに・・・

裏切られた
と言う思いが、
イスラム教徒の人々に根強い!

こうした繰り返しが、
より強力な抵抗運動へと
人々を駆り立てていくのだろう。


q34
34)ビニールシートを
   穀物倉庫の床に敷いた

私たちは、
千里サンパギータと
T夫妻によって送られた
ビニールシートを
穀物倉庫の床に敷いた!

今後、
さらに
ビニールシートの需要が増える。

また、
医療薬品が、
足りないので
前回の分に買い足すことを決定!

この難民数だと
大量に
医療薬が必要だ。


q35
35)雨に打たれる生活のために
   病気が蔓延している

加えて、
子どもや大人の
衣服が足りない!

なけなしの衣服しかなく、
それも、
たちまちぬれてしまって、
震えている。

皆さん、
緊急支援をお願いします!

古着の支援等も有効です!
(シートは、
 現地で買った方が良いと思います)



q36
36)ミンダナオ和平問題について
   外務省のサイトより抜粋
   (平成25年3月11日)

(1)フィリピン政府と
ミンダナオを拠点とする
モロ・イスラム解放戦線(MILF)との
和平プロセスは,
約40年にわたる武力衝突を経て,

2003年の停戦合意,
2004年からの国際監視団
(IMT:International Monitoring Team)
の活動により進展。

2008年8月,
懸案の土地問題の解決をめぐる
国内調整に失敗して
武力衝突が再燃したが,

2010年2月に
和平交渉が再開された。

2011年8月には、
アキノ大統領とムラドMILF議長との
トップ同士による会談が、
成田で行われたことを契機として
和平交渉が進展し、

2012年10月、
フィリピン政府とMILFとは
ミンダナオ和平に関する
「枠組み合意」に署名するに至り、

2016年に
バンサモロ自治政府を
創設することで一致した。

q37
(2)日本政府は,ミンダナオ和平が
  アジアの平和及び繁栄に
  不可欠であるとの認識の下


IMT社会経済開発部門への
開発専門家派遣,
元紛争地域における
経済協力の集中的実施,

和平交渉にオブザーバー参加して
助言を行う国際コンタクト・グループ
(International Contact Group:ICG)
への参加等を通じ,

ミンダナオ和平プロセスの進展
及びミンダナオ地域の
復興・開発に貢献してきている。

特に,我が国支援案件の総称「J-BIRD
(Japan-Bangsamoro Initiative for
Reconstruction and Development)」
(※Bangsamoroはミンダナオの
イスラム教徒を指す。)は,
ミンダナオの住民の間でも広く知られている。
https://www.mofa.go.jp/mofaj/press
/release/25/3/n0311_04.html



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