戦争と平和構築
2009年の記録から(5)



日本人(外国人)を受け入れるための準備?
1 ゲストハウスが完成! GO! 9 料理も最初はキッチンで GO!
2 日本人を受け入れる準備 GO! 10 山の方が効率的? GO!
3 郷に入れば郷に従う GO! 11 ご飯の食べ方 GO!
4 郷に入れば・・・山元神父 GO! 12 奨学生が作った合言葉 GO!
5 洗濯と水浴び GO! 13 スプーンで食べなさい! GO!
6 なぜ洗濯機を使わないの? GO! 14 雑貨屋から始めよう GO!
7 炊事とご飯の食べ方は? GO! 15 ミンダナオの徒然の問題 GO!
8 農業はまず自給から GO! 16 少女を売り飛ばすケース GO!
17 カナダからの手紙 GO! 26 クリスマスの夜の花火 GO!
18 お便りが届いた! GO!  27 ストリートチルドレンの子 GO!
19 会うことが出来た! GO! 28 温泉の流れる滝へ行った GO!
20 会えるのを楽しみにして! GO! 29 私たちのファーザー GO!
21 山元神父さんが来られた! GO! 30 山田順子さんを悼んで GO!
22 乗り合い舟に乗って GO! 31 キアタウに保育所が完成 GO!
23 読み語りが始まった GO! 32 ゆめポッケを届けた GO!
24 読み語りが終わり GO! 33 ブグアック村にも保育所 GO!
25 新年のミサを村のチャペルで GO! 34 初等小学校が完成した GO!
35 ミンダナオ紛争の特徴 GO!

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ミンダナオ子ども図書館の
ゲストハウスが完成!


今年、向かって右端の建物が、
つながったゲストハウス。
山元神父さんが音頭をとって、
「Mの会」で先日、完成させた。

ここを使った第一陣は、
立正佼成会の子どもたち。
仏教徒、イスラム教徒、先住民族、
プロテスタント、カトリック、
みんなで平和の祈りを開催した!



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日本人(外国人)
を受け入れる
ための準備?


今までの8年間は、
ミンダナオ子ども図書館は、
その活動においては、
現地の子どもたちの事しか視野に入れずに
プロジェクトを推進してきた。

しかし、今年度から日本の家族や
若者たち同士の交流も視野に入れて、
「Mの会」の力で、
ゲストハウスを作ることになった!
下は、最初期のメインハウス!

しかし現地と日本では、
思い描いている以上に、
文化的、生活的ギャップが
あることも確かであり、

フィリピン政府の認定非営利法人として、
プレシデント、バイスプレシデントを始め、
執行役員はすべて現地人であり、
彼らが実質的にマネージメントをしており
発言権も有している。

確かに私は、エキゼクティブ ディレクターで
ファウンダー(創立者)という立場なのだが、
役割は、フィリピンと日本をつなぐことが主で、
フィリピン国内での実質的な権限はなく、

現地での運営は、
フィリピンサイドが責任を背負って行っており、
私の意見がすべて通るわけでもなく、
合議制で進めている。

日本の方々は、
私がすべてをコントロールしているかのように
思われているかもしれないけれど、
現地スタッフたちが、独自の見解を出してこれば、
受け入れざるを得ない立場。

私は、活動を行う際は、
必ず彼らにアドバイスを求め、
彼らの判断を尊重して、事を進めている。

「寄付をしているのは日本人で出資者なのだから、
こちらの意見を尊重し、受け入れるべきだ!」
といった考え方は、先進国からの上から目線で、
現地に根ざした活動を、
継続していくのは難しいだろう。

なるべく上から目線を捨てて、
彼らが自分たちの文化に誇りを持ってほしいので、
「先進国の生活は、確かに物は豊かでも、
こちらの方が、子どもたちの心は豊かだよ」
という話をするけれど・・・

しかし、門戸を開くと決めたからには、
訪問者の皆さん方にも、
現地の様子を事前にお伝えして、
ご理解ご対応をお願いしたいので、
まずは日常生活からお話しますね。



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郷にいれば
郷に従う事が
できますか?


郷にいれば、郷に従う事ができますか?
まずはトイレから!
ビジターにとって、これが一番、
悩みの種のようだ!!!

これがトイレ!
日本のように便器に蓋がない。
ということは、直接、陶器の上に
お尻をのせてウンコする!

おしっこも同じ場所で、便器の上からするから、
おしっこも、かかっている・・・!
使った後には、便器全体に水をかけて
洗い流してあるものの、
衛生上不安になるだろう。

私たちは、座る前に、
全体に水をかけて、
便器全体を再度、
洗い流してから座るけれども・・・。

訪問者の事を思うと、
あえて蓋を置くことにしましたが、
普段はわきに置いてあるだけなので
便器の上に乗っていませんので、
自分で置いてくださいね。

一番の問題はトイレットペーパー?
トイレットペーパー等、
現地では、高くて買えない人がほとんどだし、
田舎や山ではチリ紙すらも売っていない。
今は、MCL内のサリサリストアー(雑貨屋)で
トイレットペーパーも買えます!


「トイレットペーパー無しで、どうやってお尻をふくの?」
お尻の穴を、きれいにするのに、
直接、後ろからお尻に水をかけて、
手を使って肛門を洗うのです!

便器に座ったままの姿勢で
背後から、右手に持った水くみバケツで
水をお尻にかけながら、
左手の指で肛門をこすって、
ウンコを洗い落としていくのです!
もちろんウンコは、手に付くけれど、
最後にきれいに、手も指もあらいます!

デパートでは、トイレットペーパーを売っているので、
それを使っても良いけれど、
ただし、トイレの水管が詰まらないように、
横に置いてある、
ゴミバケツに捨ててくださいね!

手動式の水洗便所だから、
便器に残ったおしっこやウンコは、
最後に水で流します!
そのさい、便器ごと全体に水をかけます。

そして、便器から離れたら、
周りのタイルにも水を流して、
次の人のために、便所自体をきれいにして終わる。
聞くところによると、
インドや東南アジアでは、同じスタイル?

慣れてしまうと、
使用後水をかけない日本の便座の方が、
不潔に感じるぐらい。
お尻も水で洗わず紙だけだと、
ウンコが肛門に、うっすらと残っている気がする。

良く聞かれるのが、
水でお尻を洗った後、
どうやって濡れたお尻を乾かすの?

答えは簡単!
濡れたまんまパンツをはく!
熱帯は、暑いから自然に乾く・・・???
ハンカチなど持って生活している子もいないし。

私は、北海道時代に山に登り、
アイヌの人々とも、
自然のなかで生活したので
山でのトイレの無い生活も問題がない。

水がなければ、木の葉で拭くし・・・。
ミンダナオで何よりも助かったのは、
自然の中で生活できる体験を
北海道でしていた事だった?


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《郷に入れば郷に従え》
   山元 眞 しんぷ(Mの会)

2005年11月末に
初めてミンダナオ子ども図書館を訪ねた。
今でもはっきりと思い出す。
初めてトイレを見て、
松居さんから「使用方法」を聞いたとき
《郷に入れば郷に従え》という
諺が思い浮かんだこと…。

「マニュアル・ウオッシュレットで最高だ、これ」
とたぶん声を出して叫んだ?と思う。
すべてがマニュアル、アナログの世界で、
自分の幼少時代に
タイムスリップした気がして懐かしくもあった。

不便であることが自然。
自然は身体にも心にもいい。
今は廻りを見渡すと人工のものばかり
温かいものがあまりない。
ミンダナオには、きれいな空気。
土の温かさ、肌にフィットする風がある。
《生きた心地》がする。

新しいものがいい、
新製品はそれまでのものよりもいい…
という価値観がひっくり返った。
同時に「経済のシステム」に人間は
振り回されていることにも気づいた。
人々を犠牲にして、一部の人が富を得る。
果たして「便利」なものは本当に
人間にとって「いいもの」なのか…
という疑問も湧いてきた。

科学の発展やモノの進化は、
本当に人間の成長に役立っているのか
疑問に思えてきた。
人間をだんだんと怠慢にしていく…。
できることができなくなる…。
気をつけないと「退化」してしまう。

幼稚園では、自然のもの、本物を大切にしている。
人間の成長発達段階は、
どんなに科学が発展しても、
いつの時代も変わらない。
時代が進んだからといって
赤ちゃんは以前よりも成長して誕生してくるだろうか。

かつて6歳になってできることが、
今では2歳でできるようになっただろうか。
人間の動作。つかむ。つまむ。ねじる。
まわす。たたく。押す。
ひっぱる。さらには、歩く、走る、跳ぶ
などの動作はすぐにできるものではない。
それぞれの成長発達段階に応じて、
繰り返しながら、少しずつ身につけていくもの。

今、中学生になっても、
先のような動作が的確にできない若者が
増えているように思えてしかたがない。
このような神経、筋肉の発達にともなう
感情や感性の発達も十分でないような気がする。

そのような人間の基本能力が身についていないと、
人のことを思いやるなど
人間の《高度な力》は育たない。

ミンダナオ(子ども図書館)を訪ねるたびに
息を吹き返すような気分になる。
足の裏から《なつかしさ》を感じる。

4回目の今回は手洗いで洗濯もした。
手押しポンプで水をたらいに汲んで…。
靴も洗った。草取りもした。
自分の身体が、とっても喜んでいるように感じた。



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洗濯と水浴び

以前は、洗濯も水浴びも蛇口でしていた。
しかし、若者たちは、
川での洗濯になれているのか、
蛇口の栓を閉じることなく、
水が常時、出しっぱなしで大量に使われる。
これには、ほとほと参ってしまった。

水道では、大変な金額になるので、
早速水道は、料理用に限定しました。
キダパワンはアポ山に近く、
井戸水も飲み水として問題はないと
言われているのですが、
飲む場合は、キッチンの蛇口の水を使用してください。

わたしは、水道水を飲んでもいますが、
訪問者の方は、スタッフに話して、
ミネラルウォーターを
母屋のサリサリストアーで買われて飲む方が、
安心だと思います!


洗濯と水浴びが、
大量に水を使う原因なので、
そのために井戸を掘りました。
昔ながらの手漕ぎのポンプ!!!

水浴びは、
服を着たままするのが普通!

石けんを使って、
服の下の体を洗い、
最後に水をかぶって流す。

井戸水だと、それほど冷たくないけれど・・・
山では川縁の泉で、同じ光景に出会う。

まずは、川で洗濯して、
洗濯が終わったら、水浴びをして、
自分を洗濯してお仕舞い、というケースが一般的!
小さい子たちは、素っ裸で水浴する!

手漕ぎの井戸は、
水が出しっぱなしになることはなく、
合理的で節約できる。

洗濯物干しも、
各々の井戸の近くでしている。
日本という先進国から来た者として、
最初は思った・・・

「何も知らない現地の若者に
『文明生活】を学ばせたい!
大きくなって海外に出ても、
いっぱしの文明人として生きられるように!」

そんな思い高ぶった気持ちに、
当初は憑りつかれたけれど、
そんな思惑は、
共同生活でことごとく崩れてしまった!


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なぜ、
洗濯機を
使わないの?


驚いた事に、
「洗濯機を買ってあげたら
感動するだろう」と思って置いたけれど、
彼らは、まったく使いたがらない!

「なぜ、洗濯機を使わないの?」
「スイッチ押すだけで、
洗濯するなんてつまらないよ!」
「みんなで、やる方が楽しいよ!」

その様子を見て、
ぼくが子どもの頃に生きていた言葉、
「井戸ばた会議!」を思い出した。
洗濯=コミュニケーション!

今は、井戸端風景の無い日本。
スイッチを押せば全部洗濯機が、
全自動でしてくれる先進国の生活が
ひどく味気ないものに感じられる。
「最後は、自分を洗濯するんだ!」

ただし、ビジターは、
水浴は井戸端でなくとも
下の写真のトイレの右のシャワー個室で、
水浴びが出来ますから、ご心配なく。

しかし、せっかくミンダナオに来たのなら、
若者たちと一緒に井戸端で洗濯し、
水浴びをすることを、
お薦めしますが・・・

結局、こちらでの生活は、
どこにでもある、
村の風景に戻っていった。
昔ながらが一番!

洗濯は、
最高のストレス解消作業!
襟元など、汚れやい部分は、
特別に石けんをつけてゴシゴシ洗う。

イライラ頭に来ているときは、
思いっきり力を入れて、
強くこすって汚れを落とす(冗談)!

私も良くやったが、
今は忙しくて洗濯の暇もない。

皆さんも、頼めば大喜びで、
子どもたちがやってくれるけど、
自分でやってみるのも良いですね!
その分、ストレスが洗い流されていく?

洗濯は、数人の気のあった仲間と
わいわいお喋りしたり、
手伝いながらやるのがふつう。

洗濯風景のあるところに喧嘩はない?
何とものどかな風景だ!
体力も付くし集中力も磨けるし!
よけいな事は忘れられる 。

洗濯物が
ミンダナオの風と日差しを浴びて、
喜んで息をしている!!!


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炊事はどうするの?
ご飯の食べ方は?


日々の食卓の野菜つみ。
野菜は、スカラー達が
自分たちで畑を作って植えている。

少しでも自立した生活を
したいという気持ちから・・・
豆やオクラ、芋やピーナツなど、
山で植えているような野菜を育てている。
下はバナナの花芽で、煮物にするとおいしいよ!

ただ、焼き畑的な移動農業で、
日本人の目には、
全部が雑草に見える?
どこに野菜があるのか探すのが大変?

これから農地を広げて、
仕事がないマノボの家族や
卒業生たちの農業体験場としても
展開していく予定です。

現在は、ネグロスで
有機農法を体験した
現地日本人スタッフの宮木梓さんが、
指導してくれています。


写真は、ドジョウインゲン。
ウナギインゲンと名付けた方が
良いほど長い!

オクラは、
こちらでもオクラというけれど、
私には、雑草にしか見えないけれど、
雑草の中に野菜が混じっている?

写真は、日本ではハトウリ?
こちらではオポ。

アナリンがキノコを見つけた!
これは自然のものだけれど、
食べられるよ。

こちらの大根は小さい!
日本に行って、
まず驚くのが大根の太さ!
住んでいる人々の足に比例する?


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農業はまず
自給から


山羊の飼育を始めた。
寄生虫を警戒して、
家屋形式で育てている。

山羊は、飼育のスペースも取らず、
急斜面の山でも飼えて、
乳も飲めるし、
ミンダナオには合っている。

肉用の山羊から飼い始めた。
しかし、食べるのは
なんだか可哀想?

美しい庭も若者たちで造園しました。
さぞかし高価だっただろうって?
経費はゼロ!
近所から頂いた株分けで、
芝草もすべて増やしていった。

稲は、こちらでは2,5期作!
二年間で5回の収穫があるのだが、
食べ盛りの子たちの米を
下宿も含めて200人分が必要で、
一日で50キロが消費される。

籾米を干すのも
スカラーの若者たち。

2020年には、
米は自給しています。
精米機も置かれて、
精米費も削減できました!


庭は、全部雑草に見えるけれど、
ここは、れっきとした野菜畑!

アジア学院の元副校長の
長嶋ご夫妻が来られたときに、
「農業は、自給をまず基本にして、
現地の市場に出荷するような方向で、
地元に根ざした展開をするのが良いように思う」
と言われた。

ミンダナオに来た始めの頃は、
儲けがわずかしかない現地消費よりも、
日本に輸出すれば、利益があがるはず・・・。

ミンダナオのような狭い市場で、
みみっちい利益の仕事を進めるよりも、
海外消費を視野に入れた、
世界規模のトレードの方が、
貧しい人々の経済を潤すのでは?
と考えたのを思い出す。

しかし、今は、トレードに収益を頼るのではなく、
地元に根ざした経済圏のなかで、
金持ちにならなくても三食たべられ、
子どもの病気を治し、
学校に行かせられるような
地産地消の社会を作ることが、
大切だと考えるようになった。

確かに、日本は貿易で
経済発展をさせてきたけれど、
自給をおろそかにした?つけが、
これから回ってくるのではないだろうか?

アメリカ等に製品を
買ってもらっていた頃は良いにしても、
貿易のみに頼った社会が、いかに不安定かを、
これから体験するのではないだろうか?

ミンダナオに来て気がついたことの一つは、
若者たちに教えることより、
若者や子どもたちから、
学ぶことの方が多い?


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料理も最初は
キッチンで


料理も、最初は本棟の二階の
ちゃんとしたキッチンでしていました。
タイルの料理台の横に、
オーブン付きのガスレンジを置き、
電気釜や冷蔵庫も備えました。

一通り料理道具もそろえたけれど、
70人分の料理を作るとなると、
手狭で効率が悪く、
急きょ見かねて一階に、
こちら式の薪でやる台所を作った。

こうした外付けの台所は、
ダーティーキッチンと卑下して呼ぶけれど、
全部こちらで料理するようになった。
70人分の料理を、
子どもたちだけでチームを組んで、
効率よく料理していく。

いや間違えました。
効率よりも、お喋りしながら楽しく料理していく、
と表現した方がよいのかな?
魚の解体は、内臓を取り、
大事に卵を別にしてから料理します。

勇んで買った文明の利器、
冷蔵庫やレンジは、どうなったかというと、
ほとんど使われずに、
使ってもすぐに崩れてしまい、
古物商に売ってしまった。

ガスレンジも壊れて使い物にならず、
すべては、薪に代わった。
オーブンは、今も使用は出来るのだけれど、
誰も使おうとはしない。
食べ残し置き場となっていた。

唯一使っていたのが、電気釜と冷凍庫だけ。
しかし、それらもすぐに壊れてしまった。
日本や欧米のように
家族が4,5人で暮らす家なら良いけれど、
100人近い大家族では、
文明の利器も役に立たない???


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山での
炊事スタイルの方が、
効率的で経済的?


最初の頃は、電気もない山育ちで、
家電製品も使ったことのない哀れな子たちに、
せめて電化製品の使い方を教えてあげたい、
と思ってそろえていたのだけれど、

今思うと、先進国の
上から目線で得意げになっていた自分が、
みっともなく思えてくる!

文明の利器は、それから以後も、
次から次へと壊れていき、
山での炊事スタイルの方が、
よっぽど効率的で経済的で
料理もおいしく出来ることが分かり、

今は、先進国カゼ、金持ち国カゼを
吹かせていた自分を深く恥じている。
生活スタイルは、時を経るにしたがって、
逆にこちら式になっていった。
Back to Nature!!

先進国の文明が、
いかに脆くはかないものか、
つくづく感じるこの頃。
私は、この子達との生活を誇りに思い、
彼らに養われていることを、心から感謝しています。

2020年には、
第三棟に連携して、
食堂と台所が出来ました!

しかし、ガスレンジやオーブンも
電気釜も使っていません。
料理は、
廃材のヤシやゴムの木を使っています。

唯一、料理用の家電製品としては、
生の魚を冷凍して保存しておく冷凍ボックスが、
使われている程度です。



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ご飯の食べ方

お皿一つが一人前。
おかずは、魚と卵、
粗食だけれど・・・
写真は、妻とぼくの二人前!

ただ、ご飯は好きなだけ、
お皿にとって食べられる。
私も子どもたちと一緒に、
一緒のものを食べて生活している

フィリピンではよく、
金持ち家族は使用人と
別のテーブルで別の食事をしたり、
客人には、専用の豪華な食事を用意する。

下は、日常に食する
川でとれたカエルの煮こみ!!
特別扱いされなくなったら、
心に壁が少し消えた証拠?

使用人にも、階級があって
食べる場所や順番が、
異なっていたりする。
おそらく植民地時代の風習の残りだろう。

客人を特別にもてなすのは、
日本にもある習慣で、
貧しい家では、
みんなで食卓を囲んで分かち合う。

ミンダナオ子ども図書館では、
みんな一緒に、粗末な食事を食べるけれど、
ただ、それとなくビジターには、
一皿余分に、
おかずが置いてあったりして・・・

子どもたちは、外国人が珍しいし、
とにかくお客さまが大好き。
でも、自然に接するようになったら、
受け入れてくれた証拠かな?

とにかく、ご飯をたくさん食べて
お腹を満たす事が優先で、
おかずが足りないときは、
醤油をかけて、ご飯を食べることも!

一汁一菜が基本で、
汁は、ご飯にかけて食べるのが普通。
とにかくよく食べる。


家では、貧しくて三食たべられない
家庭の子たちだったから。
朝食べてから、
昼前に焼きバナナのおやつを食べて、
それから昼食!

午後は、帰ってきてから、
残りご飯か、掘ってきたお芋を食べて、
その後に夕食!

さらに、寝る前に残りご飯を食べる。
一日何と、五食か六食?
50キロの米袋が、一日で消費される生活。

日本人の目には、
おかずが少ないので、
ぼくも繰り返し
「これでよいの?」とたずねたけれど、

答えはいつも、
「これだけあれば充分過ぎる。
だって、三食とも、
お米のご飯が、食べられるんだもの!」

最初の頃は、せめて魚一匹を
まるごと焼いたのを喰いたい!とか、
サンマが食いたい!とか、
トンカツ一枚ペロリと喰いたい!と、
夢にまで思ったけれど・・・・

今は、なぜか、
質素なのが良くって、
すっかりなれてしまって、夢にも見ない。


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スカラー達が
作った合い言葉
Eat together,
sharing one another

みんなで、分かちあって、
一つのテーブルを囲んで食べよう!

フィリピンでは、
ご飯をたくさん腹に詰め込む
習慣になじんでしまって、

日本に帰ると、一人分のおかずが、
こちらの一家十名のおかずに匹敵する
分量だったりして、
食い過ぎて太ってしまう。

興味深いことに、現地の食事は、
日本人の目には粗食だけれど、
彼らにとっては、
毎日、お腹一杯食べれるだけでも幸せで、

あれだけ痩せて小柄だった子たちが、
三ヶ月ぐらいから、ふっくらとし始めて、
一年後ぐらいから、急速に背が伸び始める!


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スプーンだけで
食べなさい!


外のレストランや食堂などでは、
スプーンとフォークで食べるけれど、
家では、スプーンはあっても、
手で食べるのが普通!

ミンダナオ子ども図書館では、
最初スプーンとフォークを用意して
食べさせていたけれど、

フォークは貴重品で、
全体のミィーティングや帰省の時期になると
あっという間にフォークの数が減っていく
(家や下宿に持ち帰ってしまうから)。

怒ったハウスキーパーのテルマさんは言った!
「フォークは、もう出さない!
スプーンだけで食べなさい!」

それ以来、フォークは出さないことになった。
その後、みんな町にフォークを
買いに出かけたかって?
とんでもない、
家と同じで、手で食べています。

フォークを買うぐらいだったら、
焼きバナナを買った方が良い???

訪問者には、
ちゃんとスプーンとフォークを出しますね。
置いていなかったら、言ってくださいね!
こっち式で、
手で食べてみるのも良いですが・・・

私はときどき手で食べます。
日本のおにぎり同様に
手で食べるときは、独特の味わい!

なれると、手の方がおいしいです(笑)。

こちらの食べ方の悪いところは、
少し残す習慣があること。
残すのが礼儀という見方もあり、
残すことによって、
他の人がおこぼれに預かれる?

山の原住民の家では、
床が、割った竹で出来ていて、すき間があるので、
その下にいるニワトリや家畜が、
おこぼれに預かれる。

食前の祈りは、
イスラム教徒とキリスト教徒の子たちが
相談して作った。
下がその祈りの文言でとりあえず英語。

Bless us oh Lord and these are gifts,
which we are about
to receive as a goodness
through our God!

食前の祈りは、
スタイルはそれぞれ自由。
クリスチャンの子たちは、十字を切るけれど、
イスラム式の子たちは、最後に顔を撫でる


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小さな雑貨屋から
始めよう


ミンダナオに始めて来たときに、
孤児施設ハウスオブジョイの烏山さんが、
「卒業生が経済的に自立するためにも
サリサリストアを建ててあげたい」
と言ったのを覚えている。

サリサリストアとは、小さな小さな雑貨屋。
「そんな小さな事をするよりも、
ファエトレードみたいにして、
ちょっとしたものでも日本で売れば
こちらでは大きなお金になるのに」と思ったものだ。

日本でちょっと稼げば、こちらでは大きなお金になる。
こうして、多くの人々が海外出稼ぎに出るけれど、
それで幸せになれば良いけれど、
ただひたすら海外に頼ることしか
考えられない状況になっていく?

あれから6年がたち、
私はいま、烏山さん同様に、
卒業生の仕事の一つに、農場と平行して
小さな雑貨屋を作ることも考えています。

将来、小さな大衆食堂を平行させて作り、
いつかパンを焼いて、
読み語りの時に子どもたちにくばったり、
子どもたちのお小遣いかせぎに、
町で販売すのも良いかもしれません。

「パンデサール、パンデサール。
焼きたての朝のパンだよー。」
そういって、自転車にパンを乗せたり、
子どもたちが、手提げにパンを入れて売りにくるのは、
ダバオの朝の風物詩。

現地で、現地に根ざして、
現地の人々のために仕事をすることで、
若者たちが生きていくことを学ぶことが、
まずは大事だと思います。

フェアトレードを否定しているのではなく、
海外出稼ぎが悪いと言っているのでもない。
まずは、地産地消が大事で、
トレード(貿易産業)は、プラスαと言うこと。

ただひたすら海外に頼ることしか
考えられない性格になってしまうと、
そういう人々の心情を見透かした、
人身売買も含む、海外派遣業もさかんになり、

自国の良さも可能性も見えずに、
海外に目を向けてしまっては、
心が、寒々としてしまうのではないだろうか?

今私は、かつてサリサリストアーを見下して、
「日本で売れば儲かる、
こちらの人々に簡単に高額なお金が入る」
と考えたこと自体を恥ずかしく思う。
外国人としての傲慢が有ったような気がして。


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ミンダナオに関する
徒然の問題

児童を悪用した犯罪に関して


質問
「前回の帰国の途上で
ダバオオリエンタルで児童を悪用した犯罪
(shild explitation とでもいうのでしょうか)
の予防を担当している警察官と
隣り合わせになりました。
かれは、8割方はフィールドに出て
犯罪の芽を摘んでいるそうですが、
どう思われますか。」


興味深い点です。
実際、ミンダナオ子ども図書館には、
その種の子たちが多く来ていますので、
私も注目している点です。
私たちは、たいてい
こうした慎重に扱わなければならないケースの場合は、
地元のDSWD(市の福祉局)の
ソーシャルワーカーと連携を持って活動しています。

MCL理事のグレイスさんも
イスラムのピキットサイドですが、
キダパワンやマグペットなど、
他の市のソーシャルワーカーとも
連携を持っています。

ミンダナオ子ども図書館は、
関連のある市町村からも
表彰されていますが、
政府認定のソーシャルワーカー達が
スタッフとして内部に居るのもその理由からです。

お会いになった方が、
どのような犯罪を
調査または見ていられるのか、
ミンダナオにおける犯罪例の一覧、または実態。
そして、どのように予防をされているのか、
お教えいただければこちらの活動にも
非常に参考になりますのでお願いします。


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少女を
売り飛ばすケース


大都市型と山岳地帯が多い地方では
児童犯罪も形態が異なっていると思います。
山岳地帯では、大都市型の強制売春は、
あまり見られません。

逆に、エージェンシーによる海外からの斡旋で、
お金を借りる形でビサをもらい、
海外に送られていったまま、借金を返済できずに
売春を強要されていくケースが
原住民の人たちの中にあり、

原住民の勧誘人を使って
少女を売り飛ばすケースがあります。
それゆえに、スカラーには、
海外出稼ぎに行かない方が良いよ、
と言っています。

また、日本にスカラーと共に行くときは、
浮かれ気分をたしなめるために、
日本でのフィリピン人の現状と実態を
多少でも理解してもらうために、
大阪の釜が崎に泊まり、
フィリピン関係の人に会う機会を作っています。

この地で、多いのが親の養育放棄です。
離婚や殺害によって、孤児になったり。
戦闘による殺害や、
毒殺、撲殺で父親が殺された子も数名います。
父親が投獄中の子も数名います。

次に多いのが、レイプです。
福祉局や学校とも連携して、
ミンダナオ子ども図書館では、
レイプで子どもを産んだ女性は、
積極的に奨学生に受け入れています。

近親にレイプされるケースも多く、
多いのが継父。
日常こちらで接している(明るい)子たちですが・・・
どの子かは、おはなしできません。

都市のストリートチルドレンの場合は、
売春なども多いですね。
それから、外国人による少年愛好が
意外と多いと耳にしています。

かつて、ある施設に近寄っていた外国人男性が、
変態趣味の疑いがある話は、
耳に入っていますが・・・

MCLは、行政とも連携して、
ソーシャルワーカーも3名いますし。
ハウスペアレントも4名、常時施設内にいます。
スタッフも20名!

フィリピン政府直轄の認定法人で
結構知られており、
活動は範囲は、
フィリピン全体で認められています。

ミンダナオ子ども図書館は、
保護者との契約で
高校生は、MCL内部での恋愛は禁止・・・
家族のように、兄弟姉妹、
親子のように互いに愛し合うこと。

大学生の場合は、外部では恋愛はOK。
文通もかまわないけれど、
妊娠したり、させたらストップして
まずは、赤ちゃんのめんどうを見ること、
と言う規約があります。

これは、訪問者にも適応され
問題が起こった場合は、
現地スタッフと学生との対話の結果、
スタッフと理事、そして行政との決断で
場合によって退避勧告が行われます。

写真は、
本文とは関係がありません


we17
カナダからの手紙

支援者が送ってくださった、
カナダの子ども達からの手紙を届けに、
奨学生が住んでいる
村を目指した!

遠くに山が見えるが、
あの山の中腹に
学校のあるスマヤソン集落がある。
この道を4WDで行くのだが・・・。

この地域は、ホウキづくりが主産業で、
ホウキ草が干してある。
奨学生のいるスマヤソン集落は、
さらに奥の山のなかにある。

4WDの車で途中まで言ったが、
これ以上は無理と判断して歩いていった。
カナダの子どもたちから送られてきた
一通のバースデーカードを届けるために。
それこそが、MCLの仕事!

カナダのバンクーバーは
冬のまっただ中だろうか。
カナダの日系人の集まりクローバーの会が、
山の、父親の居ない少女を
支援してくださっている。

お友達から届いた
バースデーカードに
大喜びのエリザベスちゃん!!


we18
現地から、
お便りが届いた!
写真をありがとうございます。
早速エリザベスちゃんの写真を
私たちのブログに載せました。
http://cloverforever.jugem.jp/

自分たちが書いたカードが一緒に
映っているのをみて、
繋がったという実感があったのでしょう。
子どもたちもとても喜んでいます。

エリザベスちゃんの笑顔が
私たちに分けてくれることは、
はかりしれません。

この機会をいただいていることに、
松居様にもエリザベスちゃん
にも大変感謝しています。
取り急ぎ、お礼まで。
石本さゆり



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会うことが出来た

学校から帰りがけに、
エリザベスに会うことが出来た。
ちょうど雨宿りをしていたよその家を借りて、
お返事を書く。

彼女には、父親が居ない。
ここからさらに離れた奥の
徒歩でしか近寄れない辺鄙な山奥に、
母親と住んでいる。

土地がないので、
そこら辺に生えている
野生のバナナや芋を市場で売って、
かろうじて生活しているという。

ミンダナオ子ども図書館のボードメンバーで、
地域の保育所の先生をしている
ビックビックさんと、
返事の手紙を書いているエリザベスちゃん。

あれだけ貧しい、
しかも厳しい生活をしていながら、
とても明るく利発な子だ。
将来も楽しみ!

カナダの皆さん、
いつか会いにいらしてくださいね!

ミンダナオは、冬がないから、
いつでもバナナが食べられまーす!


we20
山元しんぷさまから、メッセージが届いた!
みんなに会えるのを
楽しみにしています!

            
やまもと まこと

松居友さん
わたしたち、すべての人の救い主の誕生…
こころから喜びましょう!

そちらに行く日が近づいてきました。
昨晩から通風の兆候があり、
目覚めても足が痛く…
今朝のミサをパスするほどでした。

通風の痛みが始まると
収まるまで二日はかかります。
困った!と思って応急処置
(ただ水をいっぱい飲むだけ…) をして…
不思議と痛みが増さず…収まりました。

このところの不摂生のたまものです。
運動不足、睡眠不足、栄養過多?…など。
気にはしていたのですが…ドキッとしました。
明後日は出発できそうです。
よかったです。

22日にキャンドルサービスと終業式をしました。
その時に子ども たちと家族の皆さんの
「やさしい気持ち」がいっぱい詰まった
「おもいやり貯金箱」を奉納しました。

「だれがいちばん喜ぶと思う?」と
子どもたちに尋ねたところ、
即座に一人の子が「フィリッ ピンの子どもたち!」
と答えてくれました。

わたしは「神さま!」
という答えを期待していたのですが…。
子どもたちはやはりスゴイです。

11月に
松居さんと倉橋神父さまが、
幼稚園でお話ししてくださった
あの時は実にタイムリーで、
子どもたちはずっとフィリッピンや
ボリビアの子どもたちを意識して
待降節を過ごしたようです。

本当に うれしいことです。
おかげさまで、
みんなのやさしい気持ちが
いちだんと大きくなったようです。

「おもいやり貯金箱」は子どもの手作りで…
年少は「お家」、年中 は「天使」、
年長は「クリスマスツリー」の形に作りました。

お金だけをいただいて
貯金箱はみんなに返すのですが、
ミンダナオに行く時、
それぞれ1個ずつお持ちしたいと思います。

「サンタさんが来る前に、だれが来るの?」
という問い掛けにも
「イエスさま!」と
迷わず答えてくれる子どもたちです。
感動します。

小さい時から思いやりの気持ちを
膨らませることができて、幸せです。
ありがとうございました。
みんなに会えるのを楽しみにしています。     
               やまもと。


山元しんぷは、
子どもたちの才能や資質、
宗派や部族の違いを問わず
すべての子どもたちを
心から等しく愛してくれるので、

子どもたちは、「父さん」
「父さん」と呼んで飛んでくる。
イスラムの子たちも、
「父さん」と親しみを込めて呼ぶから面白い。

こちらでは、神父の事をFather 
と呼ぶ習慣があるが、
言葉の中に、それ以上の気持ちを
彼らが込めているのが良くわかる!


we21
行橋カトリック教会から
山元眞神父さんが
来られた!


今回で、5回目の
ミンダナオ子ども図書館訪問。
忙しいクリスマスのミサを終えて、
一足飛びでミンダナオへ。

神父の仕事は激務だ。
精神的ストレスと
幼稚園の園長も務めているので、
年末はヘトヘト・・・

福岡の行橋カトリック教会を、
同僚のボリビア滞在の神父さまにまかせて、
日本を発つ。

飛行機の中では、むさぼるように眠り、
今回同行されたなじみの教会員で
Mの会の山本幸子さんが声をかけても
寝言のように答えるだけだったという。

疲れている日本人を代表して、
肩にしょってやってきた?
ところが、ご本にもおっしゃるように、

ミンダナオに着いたとたん
(ミンダナオ子ども図書館に着いたとたん)
すっかり心も体も解放されて
本来の自分を取り戻した・・・!
ミンダナオ子ども図書館、心の回復の旅。


we22
今回は、
乗り合い舟にのって

イスラム地域の
ナブンダスを目指した。


ナブンダスは、
リグアサン湿原の入り口にある集落。
集落の面影もない中州の村だ!

神父が、イスラム地域の、
よりによって乗合舟に乗り、
中州の集落に行っただけでも、
地元でも驚くべき事で、

しかも、外国人である日本人が・・・
キダパワン教区司祭のジェシー神父も、
「よくもまあ!」と言ったきり、
開いた口がふさがらない。

地元ピキットのOMI(オブレード会)の
ライソン神父なら、行くだろう。
「来年もまた、お目にかかりましょう」というと、
ライソン神父はこう答える。
「生きていればね・・・」


しかし、この中州の村は、
私たちは、もう5回目だ。
本当に、原始のミンダナオを感じさせる
美しさと素朴さ。

ミンダナオ子ども図書館では、
市川鉄子さまの寄贈で、
ここに保育所を建設している。

その後も、たびたび訪れては、
子どもたちと会う。

来年は、ここの小学生の子たちを
スカラシップに採用していこうと思っている。

cvb

読み語りが
始まった

学校までは遠く、貧しい村で
洪水が起こると、
島全体が水の中に沈んでしまう。

そうしたらどうするのですか、と聞くと。
椰子の木に
つかまったりするのだという。

確かに、魚採りの小舟や、
バナナの幹を切った筏をロープで
椰子の木に結びつけて
洪水をしのいでいた姿が思い浮かぶ・・・

子どもたちとの久しぶりの再会!
毎年来るたびに
子どもたちや村人たちの
表情が柔和になる。

山元しんぷさんと山本幸子さんと
この村出身のスカラーで
大学生のHadiguiaさん。

読み語りに夢中になる
子どもたちの姿!

街から離れたこうした地域の
子どもたちほど、
真剣で集中する。
この顔、何度見ても美しいと思う。

冨 高 英 徳さま
Hadiguiaさんは元気ですよ
クリスマスプレゼントを
ありがとうございます!


we23
読み語りが終わり
行橋カトリック教会から送られてきた
古着を配った


ここでは、古着も貴重だ!
今日は、
ミンダナオ子ども図書館が来るというので、
皆、精一杯のおしゃれをしてきた!


でも、普段はほとんど
裸足で裸の子どもたち。


新年の何よりものプレゼント!

古着の他にも
日本から送られてきた
米が入っていた!

米は、貴重だ!
湿地はあるが、
ここで育てられているのは
ほとんどがトウモロコシ。

行橋カトリック教会が作ったユニフォーム
背中の天使のデザインは、
スペイン在住の有名な画家、
九十九(つくも)画伯の制作。

キリスト教徒ではないが、
行橋カトリック教会の
ステンドグラスを始め、
壁画のデザインは全て手がけている。

地元のお父ちゃんがそれを着て、
山元神父さんと山本幸子さんと記念撮影(背中の)
イスラムの父ちゃんたちも、
大はしゃぎだった。


we24
大晦日の夜の
新年ミサを
村のチャペルで!


ミンダナオ子ども図書館のある、
マノゴル村には、
チャペルがあるが、神父が不在だ。

山元神父さんが、
新年の大晦日のミサをあげてくださった。
村人たちは大喜び!

本当に暖かに、
晦日の夜が更けていく。
新年のミサは、ローマ教皇の出す、
平和のメッセージが土台になる。

今年のメッセージのテーマは、
「神の創られた被造物を守ることと平和」
深い意味での環境と平和がテーマだ。

山元神父さんの温かい人柄と、
心のこもったわかりやすい説教。
自然界のスピリットにも言及した話は、
大いなる共感を呼んだ。
こんなに暖かなミサは滅多にない。

その夜は、
ストリートチルドレンの子たちも
いっしょに食事をし
ミサにも出て、元旦を祝った。


we25
クリスマスの夜は、
花火を見に行った!


クリスマスの夜は、
みんなでキダパワンの街に
花火を見に行った!!!

年末は、
キダパワンの街で花火が上がる!
ことしも、みんなで見に行った。

ここで、5人の
ストリートチルドレンに会った。
泊まるところがないというので、
とりあえず、一晩
ミンダナオ子ども図書館に泊まり、

翌日、
彼らの両親に会いに出かけた。
思った以上に辺鄙なマノボの村だった。
想像以上に貧困だ。


we26
ストリートチルドレンの
子たちの家を
探し訪ねて・・・


町外れに住んでいるのかと思ったら、
町外れの田舎道を車で走り、
さらに曲がって奥まで行くと
道が無くなった。

ここからは、
歩いていくしかない。

小道を子どもに案内されていくと、
何と川に出た。

川を渡って行くと
集落とも言えない場所に出た。
数件のマノボ族が住んでいる。

年をとって、盲目のマノボの
おばあちゃんと歓談する。
体はそれほど悪くないし、
まだまだ働けると思うのだけど、
目が見えなくてね・・・

子どもたちの家は、
家という体裁も無い家もある。

ほとんど学校には、行っていない。
親も、家に居なかったりする。
街に近い親戚の家に出ているという。

クリスマスから新年は、
彼らにとっての稼ぎ時。
つまるところ
物乞いのシーズンなのだ。

かろうじて、
親がいる子の親に話を聞くと、
この子たちはもう、
11月から、家を出たまま、
どこにいるのかもわからなかったという。

途中で、
ゴミ山の子たちにも手を振っていたし
そのようすからして、
物乞いをしながら、
街のゴミを拾って生活をしていたらしい。

たくましいといえば、
たくましいのだが・・・
子どもたちの希望もあり、

親戚や親の承諾を得て、
正月をミンダナオ子ども図書館で
過ごすことにした。

彼ら曰く
「ミンダナオ子ども図書館は、天国みたいだ!」


we27
温泉の流れる
滝に行った


山元しんぷさん、
お別れの日。
久しぶりに温泉滝行った!
無料で入れる滝と温泉。

向こうに見える
滝壺の左の崖から、
ボトボトと
お湯がしたたり落ちている。

流れる川の底からも、
お湯がにじみ出ていて温かい。
手前の岩間には、
こぼれ出るお湯をためた温泉がある。
結構、温度も熱くて体中が暖まる。

周囲は、
全くの原始のジャングル。
岩で囲った温泉以外は、
手つかずの自然だ。

滝壺の水も、
温泉のおかげでいくぶん温かく、
滝壺で泳いでは温泉に浸かる。

溜まった疲れが
お湯に溶けて、
体がいくぶん軽くなる。


we28
私たちのファーザー!

そしてお別れの日
私たちのファーザー!


 ー異邦人の救いー         
                       
山元 眞

ルカ福音書は一貫して
「異邦人への救い」、聖霊の働き、
そしてそれが貧しい人々に
もたらされたことを強調しているように思える。

年末にフィリッピンのミンダナオ島に行き、
年を越した。
聖家族の主日に出発し、
公現祭の翌日に帰国した。

「救い主の誕生」について思い巡らした。
危険といわれている
イスラム地区の難民を訪ね、
炊き出しをした。

電気もない
山岳地帯の貧しい村を訪ね、
人々の温かさに触れた。

公現祭には
マノボ族の子、ビサヤ族の子、
そしてイスラムの子たちと
ミサに参加した。

少しわかった。
人々は律法を越えて救われることが。
幼子は「万民の救い主」として
生まれたことが。

十字架の上で死ぬ幼子の人生は
聖霊に満たされたものであり、
その発せられるみ言葉は
異邦人に向けられていたものだということが。

北コタバト地方に
「ミンダナオ子ども図書館」という施設がある。
本部では、六十人ほどの子どもたちが
日本の人たちから奨学金を受けて
共同生活をしながら学校に通っている。

貧しい子どもたちの中でも
最も貧しいと思われる子どもたちが
優先的に奨学金を受ける。

宗教、民族、文化を越えて
共に生きる
「そこ」には真の平和がある。

かれらは紛争によって生まれた
難民のところにも
「読み語り」に行き、炊き出しをし、

医療の必要な子は
「図書館」に連れ帰り
必要な治療を受けさせる。

子どもたちが子どもたちを助ける。
公現祭の前晩、
降っていた小雨が止み、見上げると
「図書館」の真上に星空があった。

真上に。
そこだけに星がきらめいていた。
少しわかった。「ここ」に救い主がいると。
「万民のために整えてくださった救い」があると。
「異邦人を照らす啓示の光」があると。

翌日、子どもたちと公現祭のミサに参加し、
「図書館」を後にした。
心は喜びで一杯だった。

上智大学、雨宮神父主催
『今日のみことば』 
2009年2月2日から、一部抜粋


何の期待も、何の先入観もなく
何の意図も、何の利害関係もなく
何の宗教も、何の部族もなく
何の国も、何の地域もなく
ただ愛し合う事って、
難しいことなのだろうか?



we29
山田順子さんの
死を悼んで

季刊誌『ミンダナオの風』表紙より

ミンダナオ子ども図書館の出発時から
日本事務局を
無償のボランティアで一人で支え
ミンダナオ子ども図書館を心から愛し、

子どもたちから、
「母さん、母さん」と慕われていた、
山田順子さんが亡くなった!
癌だった・・・

この写真は、
亡くなる一か月前のもの
すでに車椅子ではあったものの
気丈で明るく
いつも笑顔を絶えさせない

末期がんとは思われない、
気力と美しさに満ちた方。

「末期癌なら
ミンダナオ子ども図書館で
最後暮らしたい
子どもたちや若者たちに囲まれて・・・

クリスマスには、必ず行きます
そのために今、がんばっている
みんなによろしく」
12月2日、日本を発つ私に語られた言葉

とつぜん、クリスマス前に知らせが入った
ミンダナオ子ども図書館の子どもたちは
泣いた


we30
諏訪淑子先生の寄贈で
キアタウに
保育所が完成!


ミンダナオ子ども図書館は、
困難で貧しい地域を選んで
活動しているけれども、

ここ、キアタウは、
その中でも最も山深く
困難な地域だ。

しかし、
私が知る限りでも、
最も美しい村である。

雄大な風景も美しいが、
子どもたちの心も
純粋で美しい!!!

ここの保育所作りは、
困難を極めた。

麓の町で、
資材を買っても、
車でこの地まで運ぶのが大変。

道が悪路なので、
天候が悪いと
車が現地近くまで入れない。

さらに、現地近くから、
ブロック、砂利、トタンなどの
資材を馬で運ばなければならない!
建設は村人たちの手で・・・

開所式の日に、
ここで読み語りを行った!

子どもたちは大喜び!
真剣にお話を聞く子どもたち。


we31
この村に
ゆめポッケを届けた


この村に
立正佼成会から送られてきた
ゆめポッケを届けた。

「ゆめポッケ」とは、
仏教団体の立正佼成会が
行っているプロジェクトで、
家庭で、母親と子どもたちが、
巾着のような袋を作り、

一食抜いてためたお金で、
貧しい地域の子どもたちのために、
学用品やオモチャを選んでつめたもの。

それを、世界の難民や
貧困地域の子どもたちに届けている。
ミンダナオ子ども図書館に声がかかり、
お手伝いさせていただいた。

2009年は、
山に追われたマノボ族の地域に。
来年、2010年は、
イスラム地域に届ける予定。

手作りであるだけに、
一般の物資支援と異なっていて、
一つ一つに、まごころがこもっていて
子どもたちが本当に喜ぶ!

子どもたちだけでなく、
親も感動して大喜び!

なにしろ、ここの子どもたちは、
こうした学用品や
オモチャを見たことも、
さわったこともないから。


we32
ブグアック村にも
保育所が完成!

N.T.さん、ありがとう!


この村も、山沿いに位置している。
山沿いは、反政府勢力の
通り道になっていると言う都合で、
政府軍との戦闘がしばしば起こる。

ブグアク村も、
その様な村の1つだ。
この村とのおつきあいは長く、
大学を卒業したスカラーも出ている。

多くの子たちが、
皆さんの支援で学校に行けていて、
その意味で、
貧しくても夢のある村となった。

ここでも、
立正佼成会から届いた
ゆめポッケを配った。
イスラム難民の村では初めて。

絶えず起こる戦闘で、
家族は、山の家を離れて
山麓に避難する。

しかし、帰ってみると
せっかく植えたトウモロコシも
他の作物も枯れている。

新たに播く種を買うお金もなく
食事にも事欠く生活。
それでも、子どもたちは元気だ。

ここから来た子の高校生8名ほどは、
ミンダナオ子ども図書館に住んでいる。
学校までひどく遠いし
食事もろくに食べられないからだ。


we33
初等小学校が
完成した


全国海外教育事情研究会と
WE21おだわら寄贈の
初等小学校が完成した。
こちらが、かつての小学校。

これが、今回完成させた小学校
ミンダナオ子ども図書館で、
初めての、初等小学校が完成した。

初等小学校とは、こちらで呼ぶ、
プライマリースクールの事。
1年から4年生までの、小学校だ。
おもに山の遠隔地に置かれていて、
年齢の小さな子でも、
歩いて行かれる距離に建てられている。

ミンダナオ子ども図書館では、
小学校建設は、
経費の関係上不可能と思っていた。
それで、JICAの草の根資金などに応募して
建ててきたが、

上左の写真の小学校を見るに見かねて
保育所建設応募の2団体で、
合計30×2=60万円の建設費で、
初等小学校を建てる決心をした。
保育所はDSWD(福祉局)の管轄だが、
小学校は文科省の管轄になる。

この地域は、絶えず戦闘にさらされており、
反政府的な意識が強いという事で、
海外などの支援もまったくなく
そんなわけで、
小学校も屋根に穴が空いたままだった。

小学校が出来て、子どもたちは大喜び!
父母たちも、先生たちも、大喜びだ・・・
今回、ここから、10名の
小学校のスカラシップを
採用することも決めた。

高校生も数人とる。
かつてのマカブアル同様に、
閉ざされた反政府的な人々の心を
開いていくための一歩。
今後の重点地域の1つになるだろう。


we34
ミンダナオにおける
紛争の特徴


危険の特徴
1,紛争が起こっていることを
感じさせない奇妙な紛争


ミンダナオは、現地があまりに自然豊かで、
人々の表情もある意味で
生き生きとしているので、
この様な地域で30年も紛争が
続いているなどとは想像が出来ない。

しかも、3年から5年置きに、
比較的大きな戦闘が起こり、
そのたびに大量の難民が出ているといった事が
繰り返されているのだ。

私自身、2000年にミンダナオの
ダバオオリエンタルに入ったときには、
この島でこんな大規模な戦闘が
起こっていることすら意識しなかった。

実際に日本の新聞では、
国軍兵士が30人ほど死亡の
小さな記事しか無かったし、

当時ミンダナオで
50万人近い難民が出ていると言った
事実を知っていた人は、
皆無だったのではないだろうか?

現地には、
赤十字を始めとする
国際的なNGOが活動していたから、
知られないはずもないのだが、

とにかく、偶然現地で
地平線まで続くかと思われる
難民を見て唖然としたのだった。
あの光景は、
忘れられずに脳裏に焼き付いている。

世界のNGOが集まった現地は、
当時NGOの見本市とまで言われたが、
翌年、アフガン戦争が勃発したとたん、
潮が引くように国際NGOが消えていった。

まだ、大勢、
難民が居るというのに・・・

支援を継続させたのは、
ミンダナオ子ども図書館と
いくつかの現地NGOだけ。

その後も、たゆまず、
読み語りやスカラシップ、
医療による平和構築活動をしているのは、
MCLのみ。

あの風景に比べれば、
今回の戦闘はまだ小規模で、
拡大しなければ良いがと思う。


we35
2,世界の紛争体験者が見た、
ミンダナオの紛争。


チベットなどの紛争を
体験してきたCさん曰く。
「ここは、一見平和そうで
何も起こっていないように見えるだけに、
とっても怖い!!!

チベットなどでは、
民衆が蜂起して騒然となる。
だけど、ここではジャングルや
普通の民家に反政府組織がいて、

30年以上にもわたって
プロフェッショナルな兵士として
訓練と実践を繰り広げて来ているから、
本当に怖い。

どこで何が起こっているのか
わからないし、
よそ者には、
現地の色分けが分からない。」

アフガニスタンで
選挙監視団を体験した来た人が、
2006年の選挙監視を
コタバトでしたときの印象。

「アフガニスタンでも
選挙監視をしてきたが、
こここは
比べものにならないほど怖かった!」

この選挙期間は、
しばしば
小規模の戦闘が起きた。

ミンダナオの怖さは、
一見まったく平穏で
何もないように見えるところに、
突然激しい戦闘が起こること。

相手がプロフェッショナルで、
なかなかその姿が
見えない点にあると言う。

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主要な目次を集めました!
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ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作
現地日本人スタッフによる、
写真を交えた最新の活動報告です!
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ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
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会計報告
 日本の子ども ミンダナオの子ども
日本の子ども ミンダナオの子ども
MCLへの 若者たちの想い! 
機関誌『ミンダナオの風』若者たちの想い!
無題3 松居 陽
無題3:松居陽
イクメンに 未来をたくせそう! 
イクメンに未来をたくせそう!
2021年 今後のMCL 
今後の活動指針
 愛に捧ぐ黙想 松居 陽
愛に捧ぐ黙想:松居陽
ぼくの少年時代と 思春期から   
ほくの少年時代と思春期から
子育てよりも、子育つ世界!  
子育てよりも、子育つ世界!
講演、公演の予定表など 
講演、公演の予定表など
メールニュース 希望! 
メールニュース希望!
原住民、イスラム、クリスチャン 私たちは一つの家族!
原住民、イスラム、クリスチャン、私たちは一つの家族!
小学生や若者たちの 講演感想!
講演感想
近年の若者たちの訪問体験記!
ミンダナオ子ども図書館の活動とは?

MCLを知っていただくために、多くの映像のなかから選びました。
  
 山の下宿小屋に!
山の下宿小屋に
海の下宿小屋に! 
海の下宿小屋に
奨学生を決定に山へ!
奨学生決定に山へ
酋長の依頼で! 読み語りに!
酋長の依頼で
地震の悲しみで お父さんが!
地震の悲しみでお父さんが
アポ山へGo!
アポ山へGO!
地震避難民の 救済と読み語り! 
地震避難民の救済と読み語り
イスラム避難民の 救済支援! 
イスラム避難民の救済支援
ウイルス期間に 洪水が襲った!
 洪水が襲った
 イスラム湿原に 保育所を建てた!
イスラム湿原に保育所を建てた
 土地を追われる マノボ族!
土地を追われるマノボ族
 サンタマリアの 海辺で遊ぶ子どもたち!
サンタマリアの海辺で遊ぶ子ども
クリスチャンの文化祭 ビサヤデー!
クリスチャンの文化祭
イスラムの文化祭 ムスリムデー!
イスラムの文化祭
原住民の文化祭 マノボデー!
原住民の文化祭
戦争と平和
戦争と平和
洪水と植林活動
洪水と植林活動
平和構築と学校建設
平和構築と学校建設
ミンダナオ子ども図書館の 日常から
ミンダナオ子ども図書館の日常
総合活動報告の 記録映像
総合活動報告の記録映像
海の下宿小屋 クラクシン
海の下宿小屋
何故ここに日本人 TV録画! 
テレビ東京なぜここに日本人
池上彰の番組 パックンが来た!
池上彰の番組、パックン
NHK国際放送 ミンダナオから来日! 
NHK国際放送
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