戦争と平和構築
2008年の記録から(8)



戦闘に負けずに若者たちの
平和構築が始まった!
1 日本大使館主催の調印式に GO! 10 戦闘で焼けた小学校 GO!
2 当時のマカブアル小学校
GO! 11 小学校の修理が始まった GO!
3 奨学生を採用 GO! 12 村民と学校建設を相談 GO!
4 地元の人々の要望から実現! GO! 13 2013年に建った学校 GO!
5 橋渡しの影のお付き合い GO! 14 MCLの今後の課題 GO!
6 書類を代理作成して提出 GO! 15 高校に進学する子の調査 GO!
7 MILFとMNLFの村長が兄弟 GO! 16 読書力の調査も GO!
8 マニラの調印式では GO! 17 雨が降るけれど美しい虹 GO!
9 奨学生の家庭調査で訪れた村 GO!
18 奨学生が平和の祈りを GO! 27 アルバちゃんを訪ねる GO!
19 平和の祈りの場所はMCL GO! 28 家に帰れない奨学生たち GO!
20 涙の輪が広がっていく GO! 29 保育所の修理完了 GO!
21 戦争で亡くなった現地人と GO! 30 プレスクール保育所が完成 GO!
22 シラミとりをしたら平和に! GO! 31 イスラムの文化祭 GO!
23 ミンダナオ情勢と平和の祈り GO! 32 ヤシの葉の家を作った GO!
24 石油と天然ガスをめぐる利権 GO! 33 ムスリムデー前日 GO!
25 イスラム自治区に保育所完成 GO! 34 そしていよいよ当日 GO!
26 読み語りが始まった GO! 35 三つの文化祭 GO!
h1
日本大使館主催の
調印式に
出席しました。


戦闘の後遺症を抱える
イスラム地域のマカブアル村に
小学校が建設されることに
決まり、


日本大使館主催の
調印式に出席しました。

今回の調印式は、
日本政府が主催し、

J-Bird(日本―バンサモロ・イニシアチブズ・
フォー・リコンストラクション・
アンド・デベロプメント)の代表と
MILF代表とARMM(イスラム自治区)代表、
MIT(国際停戦監視団)の代表の
出席のもとで行われた。

選ばれた7団体は、
ほとんどが現地NGOであり、
ミンダナオ子ども図書館も
現地NGOとして選ばれた。

今回は、
主にARMM(イスラム自治区)
における小学校やコミュニティー施設、
水道施設に対する支援。

調印式の様子は、
フィリピンのテレビ局によっても
報道された。


h2
当時の
マカブアル小学校


当時のマカブアル小学校は、
教室も足りず、
危険地域ゆえに
見捨てられたような状態だった。

以下の写真は、
後日、完成された
マカブアル小学校!


マカブアル村は、
ピキットのMILF地域の
中枢に属しており、

戦闘中も子どもたちも含め
難民キャンプ入りが許されず、
ワールドフードなどによる
食料支援もなされなかった地域。


道が意図的に遮断されて
一般車が入れず、
4WDで踏み跡を
たどって入るしかない地域だったが、


かつて、
JICAから選出されて、
IMT国際監視団に派遣された
菊池さん方が、
勇敢にも調査に同行された。


h3
スカラシップ
奨学生を採用


ミンダナオ子ども図書館では、
すでに、2年前から
この地からスカラシップ奨学生を
採用してきた。

小学校の里親奨学制度の
重点地域に指定。
30名の子どもたちが、
学校に通えるようにしてきた。

その後、
読み語りや医療を展開し、

村長をはじめとする
村の人々と、
信頼関係を築いてきた。

下の左の
額にコブのある子の
手術も後日しました。


h4
地元の人々の
強い要望から実現


今回の学校建設は、
地元の人々の強い要望から、
実現したもの。

嘆願があった当初は、
ミンダナオ子ども図書館で
建設を考えたが、

恒久的なしっかりしたものを
建設する必要を考えると、
個人支援に頼る
小さなNGOでは無理!

中途半端な仕事は、
したくないので、
日本政府の支援を
仰ぐことに決めて活動開始した。

その意味でも、
今回の認可は、
現地の子どもたちを含む
多くの人々の
期待に応えるものだ。



h5
現地行政と
日本政府とを結ぶ
橋渡しの
陰のお手伝い


現地の子どもたちと
親の希望から出発し、
さらに村長と学校の先生の
期待を確認した後、

ピキットの
DSWD(福祉局)を通して、
ピキッ市の行政としての
意志を確認。


ミンダナオ子ども図書館は、
現地の人々と現地の行政と、
日本政府とを結ぶ橋渡しの
陰のお手伝いをすることにしました。


h6
書類を代理に
作成して提出完了


さっそくピキット市の
エンジニアに依頼して、
見積もりと計画書を作成し、
ピキット市から提出する
書類を代理に作成して提出完了。

また、陰で、
ミンダナオ子ども図書館の
ボードメンバーであり、
キダパワン市の役所や銀行などの建築も
手がけている設計技師(エンジニア)の
ダニー氏のアドバイスや協力も大きい。


この地域は、
2000年の戦闘時期から、
意図的に車の通る道を破壊しており、
(反政府勢力に指定された地域の特徴)
今回も大使館から建設における
安全の確保について打診があった。

私たちは急遽、
マカブアル村の村長以下役員と
学校の先生方との会合を現地で開き、
予定していたピキット市長との
会談に結びつけた。

その結果、
政府側と反政府側、
市行政と村の両者から
安全の保証が得られた。

村は、MILFの勢力下にあり、
市行政側はMNLFに属しているので、
行政側の安全保障だけでは不十分。
その点で、両者の保証が
得られたことは大きい成果だ。


2008年当時、アロヨ政権は
MNLFは体制側とし、
MILFは、反体制組織としていた。
2018年、ミンダナオ出身の
ドゥテルテ大統領は
MILFを正当な組織として認定し
和平を進めている。



h7
マカブアルの
村長(MILF)と
市長(MNLF)が、
従兄弟どうし!


私たちは、事前に考慮して、
行動を起こす前には、
かならず現地の政府側と反政府側の
両方の人と連絡をとり
安全を保証してもらってから行動する。

しかし、
マカブアルの村長(MILF)と
市長(MNLF)が、
従兄弟どうしてあったのには驚いた!

ピキットのある構造の一面を
かいま見た体験?
というより、
現地ではそれが当たり前。


今後の予定としては、
現地の視点に立ちつつ、
IMT(国際停戦監視団)と
JICAなどと連絡を密にとりながら、
現地の学校建設を開始する。

現地には、
スタッフが毎週おもむき、
状況を逐一報告していく予定。

完成すればピキットで
おそらく最も新しく美しい、
5教室の小学校が建つ。

閉ざされていたMILF地域の中枢に、
こうした学校施設が建ち、
将来的には500人を超す
子どもたちに喜ばれるのは、
和平構築への大きな一歩!



h8
マニラでの調印式では、
最後に英文の俳句で
戦闘の悲劇が
述べられた


2001年2002年と、
現地の悲惨な難民キャンプを
見たときの私のショック。
それをきっかけに始めた
ミンダナオ子ども図書館!

さらにその後も
難民キャンプを訪れて、
子どもを救済したり、

難民が村に帰っても、
心が破壊された
子どもたちへの
読み語りと、

医療をしてきた記憶が、
ドッと胸によみがえり、
不覚にも目頭が熱くなった。

現在は、この地から
多くの大学、高校、小学校の
奨学生を採用している。

戦闘当時、父親を亡くし、
心が千々となり、
表情の失われていた彼らが、
今は生き生きとした顔で
大学や高校に通っている。

今年の奨学生候補も、
多くが、こうした村から、
応募してくる若者たちで、
父親を戦闘で失っていたりする。


ただ一つ気になるのは、
ピキットで唯一、
反政府組織の奥の院と
呼ばれ恐れられてきた、

ここからさらに奥にある、
ブアラン村の学校が、
2000年の砲弾の跡を
残したままであることだ。


h9
今回、
奨学候補生の
家庭調査で訪れた、
ブアラン村


今年度の奨学生候補は、
ブアラン村から
特に選ぶことにした。

先年暮れには、
高橋毅氏の寄贈で、
保育所も建設されたのだが。

願わくば、
このブアラン村に、
小学校を建ててほしいのだが・・・。


ブアラン村では、
父親が亡く
母親やお年寄りが
子どもを育ているケースが多い。

ベールを被った子も
奨学生に採用したが、
これも戦闘の悲劇だ。


村人たちは、
恐れて帰ることが出来ず、
最近になってようやく
戻ってきた。


下の壁にいたっては、
2000年、2002年の戦闘で
壁が破壊されたままの
ブアランの小学校だ。

教室内部は、
破壊されたままで
地べたが剥きだし。

このようなところで、
毎日勉強している
子どもたちの
複雑な内面を考えると・・・・。

何とかこの村に
日本の支援で、
学校を建ててあげたい。



h10
今回の戦闘で焼けた
ブアラン小学校


砲弾で屋根は焼け

壁にも砲弾や銃で
破壊された跡がある


家並の奥に見える、
高橋毅氏寄贈の
保育所は無事だった。


今回の奨学生候補の一人。
親がいず、
祖母と暮らしている。


ほとんどの家が、
崩れかけたような
粗末な家だ。


森と湖沼に覆われた
ブアラン村周辺の地は、
2000年の
バリカタンと呼ばれる
フィリピン政府軍と米軍の合同演習
という名の実戦?と、

それに続く2003年の
米軍によるテロリスト掃討作戦
の結果、戦闘の被害が、
最も深く激しかった地域。

その後、2014年に
集団的自衛権が通って以来、
日本の自衛隊も、
この合同演習バリカタンに
参加している。

現地では、
次回戦争が勃発したら
米軍と一緒に日本軍(自衛隊)も
攻め込んでくると恐れられている。


幸い2020年現在では、
ドゥテルテ大統領は、
ミンダナオから米軍を排除し、
米軍との合同演習を拒否しているので
バリカタンは行われていない。


以下、集団的自衛権に関する
日本弁護士連合会の記事です。
https://www.nichibenren.or.jp/
library/ja/activity/
data/constitution/self_defence_qa.pdf


あれから7年たった今も
小学校は、
砲弾の傷を残したまま。
政府もNGOも、
恐れてここまで来なかった。



h11
ブアラン小学校の
修理が始まった


村人たちも、
ようやく数年前から
少しずつこの地に戻り始め、

学校も、
4年生までしか無かったのが、
今年から、5年6年が増設される。
けれども、勉強する教室が足りない。

教室が足りなくて
あっても、
下の写真のようなところで
勉強することに。

この地は、
あまりにも背景が複雑で
今は無理だけれど、

いつかここに
小学校を建ててあげたら、
平和構築に大きな貢献と
なるだろうと思った。

そのことを提案すると、
校長先生が、
村長や住民たちに
提案してみると言われた。



h12
ブアラン村民との
学校建設に関する
相談会が開かれた


40年間対立してきた、
イスラム集落と、
クリスチャン集落からも
役員が参加。


平和への一歩が、
記された。


下の写真で、
立って話をしているのは
ブアラン小学校の校長先生。

イスラム教徒で、
子どもたちへの献身的な
心を持った方で、
ミンダナオ子ども図書館の
平和の祈りにも参加された。




h13
2013年に
ブアランに学校が
建ちました


その後、
2013年にようやく
ブアランに学校が建ちました。

その後も含めると、
直接的、間接的に
MCLが関与して建てた学校は、
6校にのぼります。


J-BiRD
日本のODAによる
学校建設が確定。
その後に完成した
マカブアルの小学校


こちらはさらに、
2011年に完成した
第二棟のブアラン村の小学校

その後も、
IMTの中川さんからの
推薦依頼を受けてサパカンに。

その後さらに
第四棟目は、
2016年に
最も困難な湿原の村で
平和構築に大きな影響を持つ
カルボガンに小学校を建設。
2018年までに、
四棟の小学校が
ミンダナオ子ども図書館の提案で
最も困難な戦闘地域の村に建てられ
現地の人々の話からも
平和構築に、日本は
多大な貢献をしたと言う話が
あちらこちらから聞こえてくる。


J-BiRD

その様子を
ビデオでご覧ください。

平和構築と学校建築 
映像を 見たい方は ここをクリック
山麓のイスラム教徒と
山上に住むクリスチャンが
40年以上にわたり対立し
入ったら殺す、と言ってきた
ブアラン村が、
学校建設で平和交渉をして
かつてあった道を切り開き
平和が作られた過程を
映像におさめました。
ブアラン村の開校式では、
ミンダナオ子ども図書館の
子どもたちが
平和の祈りを開催しました。
そのときの様子も
上の映像で見られます。


h14
ミンダナオ
子ども図書館の
今後の課題


今年度の予定として、
ARMM(イスラム自治区)サイドの
パガルガンの学校等の調査を
独自に始めます。

私たちは、ピキット以前には、
医療などで、
イスラム自治区の
パガルガンと
関係を有してきました。

ARMMサイドは、
ミンダナオ子ども図書館の
出発点となった地です。

とりわけ戦闘直後に
学校を焼かれた
イノクオグ集落など・・・・

2003年、パガルガンの
イノクオグを訪れた体験を、
訪問直後書いた
奨学生ベビンさんの記事


ベビンは、現在スタッフで、
ライブラリーを担当している。
2018年には、奨学生を卒業し
スタッフとなったレイナルド君と結婚し
子どもと共にMCLに住み、
現在はMCLの副代表。
ノエミ・バセテ(通称ベビン)  レイナルド・パセテ君  
 アドミンオフィサー 農業植林担当
父親が殺害され
シスターの所に住みながら
学校に行っていた
大学までは無理なので
MCLの奨学生に。
妻と創設に携わった。
しっかり者で信頼も厚く、
代表の妻をサポートして
副代表を務めている。
副代表をしている
ベビンさんのご主人。
しっかり者で信頼も厚く、
妻の仕事を精神的にも
サポートしながら、
MCLが自給している
200人分の米の
水田管理と
植林支援を支えています。

また今年は、ARMMサイドの
イスラム地域の卒業生の一人
エズラさんが、
スタッフに採用されます。
 
 イズラハイダ・バンスナンさん
 スカラシップセクション
イスラム自治区出身のイスラム教徒。
MCLで目の義眼手術をした卒業生。
お父さんが、イスラム教徒の司祭で
しっかりした女性。
外部の奨学生たちの状況、
特にイスラム教徒たちの
状況をしっかり把握。

すでに同地からの
奨学生候補も出そろっており、
より貧しく困難なイスラム自治区に
ウエイトを置いて
活動を進めていきます。


MCLのスタッフたちは、
ハウスペアレント、会計、経理、
ソーシャルワーカー、医療、
スカラシップ、保育所等を含めて
2018年現在は25名。
そのほとんどが、
MCLの元奨学生です。


ミンダナオ子ども図書館の役員
およびスタッフ構成は、
以下をクリック

GO!



h15
ARMM
サパカン集落の
今度高校に
進学する子を調査


サパカンには、
小学校の里子が
16名ほどいる。

イスラム自治区で、
ラジャムダを超えて
ランディングピースから舟に乗る。

リグアサン湿原の
入り口だ!

バランガイは
ブリオクに属しているが、
バランガイから、
多くの家族が、
戦闘を嫌って移住。

こちらに中心が移った。

そのようなわけで、
子どもたちが多いが、
小学校の設備が
それに追いつかない。

去年、
JICAに学校建設を申請したが、
MILFの活動地域なだけに、
ペンディングとなっている。

確かに
ミンダナオの情勢は、
あまり良くない。

7月か8月ごろに、
大きな戦闘が
起こるかもしれない。

戦闘が起こると
この子たちが皆
避難民として困窮するのだ


MCLでは、
ここに保育所を建てて
その後、
多くの奨学生(里子)を取っている。

そのようなわけで、
とても親しくして下さる。

しかし、
子どもたちはごらんのように、
穴の空いたコンクリートに座って
授業を受けている状態だ。

MCLでは、
この地域は重点地域で、
今度は、
この先のカルボガンに
保育所を建設する予定。


2018年現在
サパカンとカルボガンに
ミンダナオ子ども図書館の
日本政府のODAへの提案で
小学校も建ちました。



h16
小学校を卒業するとき
中高校スカラシップに
上がるための
読書力の調査


自己紹介などを
タガログ語で


絵本の英語と
タガログ語を読む。

最後に内容を質問し、
理解を確かめる



h17
今年はよく
雨が降るけど
美しい虹も多い

君たちの笑顔こそが

わたしたちにとって

何よりも美しい虹!

今日も
ミンダナオ子ども図書館の
一日が終わった。

60人の子どもや
若者たちが、
眠りにつく・・・

お休みなさい!


h18
子ども図書館に
スカラーたちが
集まり
平和の祈りを行った


ミンダナオに戦闘が広がる中
ミンダナオ子ども図書館に
スカラーたちが集まり
平和の祈りを行った


平和の祈りは、
平和巡礼と称して、
本来はピキットの市庁舎の裏にある、
丘の上の要塞で
行われる予定だった。

この要塞は、
スペイン時代に建てられて、

その後、
第二次世界大戦の時に、
日本軍が、
司令塔として使ったものだ。

地下壕がめぐらされていて
今でも、日本軍の遺骨があると
言われているが、

危険地域であるという理由で
いまだに
調査されたことがない。

当時の日本軍は、敗戦で追われ
多くの軍人が、
リグアサン湿原地帯に逃げた。

いまでも、
日本人の血が混じっている
イスラム教徒がたくさんいて、

私も出会っているけれども
イスラム反政府ゲリラになって
いる人も多い。


h19
今回は、
政情をかんがみて、
祈りの場所は
子ども図書館


祈りはまず、
平和を表現する
踊りから始まった。

これも皆、
スカラーたちが
自ら相談して決めたことだ。

その後、
各部族の代表たちによる、
自分たちの言語の
祈りや歌が続いた。

とりわけ歌は、
他の宗教や宗派、
他の言語の歌でも、
みんなで歌った。

特定の宗教に属していても、
友人の持っている
異なった宗教に敬意をはらい、

友人によりそって、
背後から支援する気持ちで、
共に歌うことは可能なのだ。

アッラーの歌、
マノボの神マナマの歌、
イエスの歌を全員が歌う。

神は一つで、
呼び名と風習が
違うだけたと、感じる。



h20
祈りながら涙を流し、
涙の輪が、
広がっていく


民族は異なっても、
宗教が異なっていても、
平和に対する願いと愛は同じ。

日本からも、
日本キリスト教団
小田原教会所属のI氏が祈りを捧げ、

マノボの代表として
ガボン牧師が
マノボ族の祈りをささげた。

そして、最後の締めを
カトリックを代表して
山元眞神父が話された。

事態が緊迫しているだけに、
祈りに込める思いも深かった。

イスラム代表のホサイン師は、
妹の突然の死に
帰られたのが残念!

代わりに、
スカラーのプレシデント、
イスラム教徒のバイヤン君が、
感動的な祈りを述べた。


h21
これらの祈りは、
ミンダナオ戦で亡くなった
多くの現地人


そして、
世界大戦で亡くなられた
米軍と日本軍の兵士から始まって

現代に至る戦闘で
亡くなった人々の
霊を慰めるために、

ミンダナオ子ども図書館が
音頭をとってはじめたものだ。

来年こそは、
ピキットの要塞跡で開催し

毎年、
ミンダナオ子ども図書館の
スカラーを核にして
開催していきたいと思っている。

次回は、
仏教界の方々も参加されるだろう。

関連記事は、
行橋カトリック教会のサイトで
今回の訪問の報告が載っています



h22
世界中の人々が、
宗教や宗派を超えて、
シラミのとりっこをしたら、
世界は平和になるだろう


私(松居友)にも、
話す機会が与えられたので、
こんな内容の話をした。

「言葉で平和を語ることも
大切だけれど、
行動で示すことも大事。」

「たとえば、
お互いのシラミを採ること。」
全員当惑した顔!
「それって、どういう事???」

「ミンダナオ子ども図書館では、
イスラム教徒もクリスチャンもマノボ族も
仲良く暮らしているよね。」

「わたしたち、
宗教が違っていても、
部族や言葉が違っていても兄弟姉妹!」

『一つの家族だもん!」
「うん、そうだよ!}
「パパ友が、君たちを見ていて、
平和だなと感じる事の一つはね。」

イスラム教徒やクリスチャンやマノボ族が
いっしょになって互いの頭の
シラミをとりっこしているところ!」
(大笑い)

「世界中の人々が、
宗教や宗派を超えて、
シラミのとりっこをしたら、
世界は平和になるだろう、
ミンダナオ子ども図書館のようにね!」



h23
ミンダナオ情勢と
平和の祈り


ご存じのように、
ミンダナオでは長く
イスラム教徒とキリスト教徒の対立が
続いていると言われています。
しかし、これは宗教対立ではなく、
先祖から受けついだ土地の
領有権をめぐる対立であることは、
現地でも知られています。

元々、先住民族の地に、
イスラム教が入り、
そのころは比較的平和だったのですが、
植民地主義による土地領有という概念に、
移民政策に乗った経済植民地化
(大規模プランテーション)等の
政策が加わり、
この豊かで美しい地を
複雑な場所にしてしまったのです。


この問題を解決するために、
フィリピン政府とMILFは、
40年間以上も
和平交渉を行ってきました。
近年は、IMT
(国際停戦監視団)も入り、
マレーシアや日本政府も加えて
交渉が行われ、

昨年末には
いったんまとめられましたが、
フィリピン政府は、
最終回答を引き延ばし、
業を煮やしたマレーシア軍や日本も
一時撤退を決めました。


その後
フィリピン政府が歩み寄りを見せ、
先月から、
交渉再開が宣言され、
再びマレーシアのクアラルンプールで
和平交渉が再開され、
仮調印までたどり着き、

8月5日には、
イスラム自治区の領有権をめぐって
最終決着が着く
という話になっています。


しかし、このシナリオは、
調印後新たに
ARMM(イスラム自治区)に
加入する事になる
地区の行政関係者や利害関係者には、
飲みにくい部分があるようで、

それが今後、
戦闘を交えた行動として
複雑化する可能性もあります。


h24
石油と天然ガスが湧出
その利権をめぐる
駆け引きが背景に


ピキットの背後には、
広大な湿原が広がり、
相当の埋蔵量の石油や
天然ガスが湧出しており、

その権利をめぐる駆け引きで、
フィリピン政府だけではなく、
米国、日本、オーストラリア、
中国なども注目している事が
事態を複雑にしています。


ミンダナオ子ども図書館は、
特定の宗教には関わらない、
非営利、非政治団体です。
よって、いっさいの政治的、
宗教的背景で行動いたしません。

犠牲となる子ども達の事のみを考えて
女性やお年寄りを含めた
救済支援活動を、
皆様の力をお借りして
実行していきます。


また、8月23日には、
ピキットの丘に残る、
世界大戦中に日本軍によって
防空壕が掘られた
スペイン時代に築かれた要塞跡で、

イスラム教徒、キリスト教徒、
先住民族のスカラー300名と、
日本からの訪問者や
現地のピースゾーンの人々や
宗教指導者と共に、

戦死した日本軍人から
現在の戦闘の犠牲者を含めた
慰霊祭を計画しています。


h25
イスラム自治区
ナムリ村に
錺様支援の
保育所完成


イスラム地域の中でも、
とりわけ孤立している
ARMM(イスラム自治区)

ピキットには、
国際的支援が集まっても、
こちらにはなかなか
集まらない。

重点地域としているこの地域は、
湿原地帯にあり、
道路が無く、
無数に張り巡らされた
湿原の支流が道。

保育所を寄付してくださった
KAZARIさんは、
この地域の奨学生を
支援して下さっているかた。


開所式の様子です

まずは、寄付をしてくださった
方の名前をしるした
看板を設置。

その後、
村長、保母
そしてミンダナオ子ども図書館の代表
として松居友がサインする。


山元神父さんが、
現地訪問された。
カトリックの神父だけれど
何の抵抗もなく
皆さんから喜ばれた。


子どもたちのイスも
寄付の中にふくまれています。
プラスティックだと
現地で修理がきかないので、
竹のイスにしました。

ミンダナオでは、
宗教の違いがあっても
心のつながりが優先されて、

僕もカトリックだけれど
どこでも、何の抵抗もなく
受け入れてくださる。



h26
読み語りが始まった

絵本は、どこでも大評判!
現地は、イスラム教徒の
マギンダナオ族
マギンダナオ語が話されている。

上の写真で読んでいるのは
カトリックのスタッフ。
フィリピンの国語のタガログ語で話し
隣のイスラムのスタッフが、
マギンダナオ語に訳して語る。

絵本なんて
見たことも無いけど
夢中になって!!!

みんなで歌う。
イスラムの歌、
先住民の歌
クリスチャンの歌。


ここでも、
先住民、イスラム
クリスチャンの
スタッフたちが大活躍。


絵本も見たことが無い
子どもたちは、
絵本にびっくり。

最後には、
皆手にとって
見られるようにしてあげる。


訪問者も感動の一時



道は無く、帰りも舟で。
船首に立ち
ワニをチェックしている少年?

確かにワニはいる。
ギネスブックに載っている
世界一のワニは、
ミンダナオ生まれ。



h27
アルバちゃんを
訪ねる


かつてやせ細り、
餓死寸前で
難民キャンプで見つかった
アルバちゃん。

行橋カトリック教会の
ミルク支援で、
すっかり丈夫になりました。

目は見えないけど、
座ることも
出来るようになりました。

これからも、
支援を続けます。





h28
家に
帰れない
奨学生たちがいた


ラガイェンでは、
リドー(地域戦闘)で
避難民化して家に
帰れない
奨学生たちがいた。


幸いカキムさんは、
村に帰っていた。
しかし、残りの二人は
非難したまま
行方がわからない。

現在、
小学校の生徒の半分は、
非難したまま戻っていません。



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ブロッドの保育所
修理完了


戦闘リドーで壁に穴が空き、
部分的に破壊された
保育所だったけれど、

そのようなところで
勉強をするのは、可哀想なので
すぐに修理をしました。

丹原さん、
修復完了しましたので
ご心配なく。

その他の保育所も、
すべてチェックしました。
だいじょうぶです。



h30
小雀保育園が寄贈した
プレスクール保育所
が完成した


長野の佐久市にある、
小雀保育園が
寄贈してくださった
保育所が、
マキララ地区に完成した。

今は、
至って平和だが・・・
この地域は、5年前まで
戦闘が絶えなかった地域。

NPA(新人民軍)と政府軍との
衝突した地域だ。
開所式の後に
読み聞かせも行った。

子どもたちは、
目をまん丸にして、
お話や歌に聴き入っている。

ピキットの政情で、
保育所建設が遅れているますが、
必ず建てて行きますので
ご心配なく。



h31
ムスリムデー
イスラムの文化祭
2008


ミンダナオ子ども図書館には、
イスラム教徒、先住民族、
移民系クリスチャンが
ほぼ同数いる

昔は皆、
仲良く暮らしていたのだが、
植民地化、資本主義化が
進むにしたがって
貧富の格差が大きくなり

不幸な対立や
蔑みが生まれるように
なってしまった。

それが、
ミンダナオの情勢を
不安定にしている
大きな原因だ。

この不幸な対立を
解消するために
ミンダナオ子ども図書館では、

ムスリムデー、マノボデー、
ビサヤデーの
三つの文化祭を
毎年行っている

1月の最終日曜日が
ムスリムデー。

年明けを告げる
最初の行事だ!

現在、
高校大学の奨学生は、
150名を超えている


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今回は、
庭に大きなヤシの葉の
屋根を持った家を作った


こちらでは、
結婚式で作るそうで、

竹を組み

ヤシの葉を編んで、
手際よく作業を進めていく。

なんと、
10代の若者たちだけで・・・・


年齢の割に、
情緒的にはとても素直で
幼いのだけれど、

精神的には
自立していて、強靱だ!
もちろん肉体的にも。

中には、
初めて経験する子も
少数いるが、

ミンダナオ子ども図書館の
こうした場が、
文化の伝承の機会になればうれしい。



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ムスリムデー
前日


最後の飾り付けに
熱がこもる。

イスラム教徒独特の
装飾の美しさ。

そして、
独特のイスラム料理。


ヤシの殻に小さな穴を開けて、
小麦粉を油の中に
垂らしながら作る
独特のお菓子・・・
ピナクタグ


親や保護者も
手伝って、
伝統料理が作られていく

結婚式や
晴れの日に
作られるものが多く、

こうした機会が
伝統の継承の場になる


それと宗教や部族が異なった
文化に触れることによって、
お互いの理解と友情が深まる。


下は、今回子どもたちが作った
イスラムの伝統料理のピナクタグ
とってもおいしいお菓子!



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そして、
いよいよ当日


会場も出来て
飾り付けも終わり

先住民、イスラム、クリスチャンの
大学生と高校生の奨学生たちが
全員集まった。

まずはミィーティングが始まり、
諸問題が話し合われる。

自治組織になっているので、
年始の投票で選出された
各部族の代表の学生が、

事前に話し合い計画して
前に出て議題をすすめていく。

私も含め
スタッフは脇役だ。


ミィーティングの後は、
いよいよ、
ムスリムデーが始まった。

今回は、
先年に選ばれて
日本に行き公演した
若者たちが中心になり、

民族舞踊を披露した。

先輩の世代から、
若い世代へと、

ここでも貴重な
伝統文化が
引き継がれていく。


毎回感じることだが、
イスラム文化は
実に華やかで
伸び伸びとして、
しかも、ユーモアに富んでいる

こうした経験を通じて、
自分たちの文化を継承し、
その美しさや
すばらしさを体験して、
次の世代が育っていけば、

お互いの文化の違いを
尊敬しつつ共生できる
時代がきっと
訪れるのでは・・・・
と言う、期待が胸をよぎる



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三つの文化祭 
ミンダナオ子ども図書館では、
先住民、イスラム教徒、クリスチャンが
仲良く平和に住んでいます。
みんな、私たちは兄弟姉妹、一つの家族だといっています。
しかし、お互いに理解し合うのは大事なこと。
そこで、毎年、
先住民、イスラム、クリスチャンの文化祭を行います。
文化は、食べることから踊りまで。
映像は、かなり初期のものです。


先住民族の文化祭
マノボデー
映像を 見たい方は ここをクリック

イスラム教徒の文化祭
ムスリムデー
映像を 見たい方は ここをクリック

 移民系
クリスチャンの文化祭
ビサヤデー
映像を 見たい方は ここをクリック


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毎回振込後に、宮木梓からお礼のメールとが届きます!
奨学金は物価高騰もあり、2021年より以下に変更いたしました。
一年間、小学校42000円、中高60000円、大学72000円

卒業後も支援額を変更して継続、別の子を紹介希望、終了希望は、
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店名:
〇一九店ゼロイチキユウ店
口座番号 
0018057
口座名:
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領収書等が必要な方は、宮木梓までご連絡ください。
現地日本人スタッフ宮木 梓  mclmindanao@gmail.com
日本事務局 前田容子 FAX:0743 74 6465 携帯電話:090 5091 7514
ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!



主要な目次を集めました!
クリックして飛んでくださいね
ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作
現地日本人スタッフによる、
写真を交えた最新の活動報告です!
ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
訪問等でMCLと出会った若者たちの想いです!
ミンダナオ子ども図書館:日記 松居友制作
松居友による活動報告および
製作映像や想いを載せた自由日記です!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法
支援方法
「0」ゼロに 立つための支援を
ゼロに立つための支援を
訪問希望の方は ここをクリック!
訪問希望
MCL映像サイト
何故ここに日本人などのテレビ映像
その他の貴重な活動映像を掲載
機関誌『ミンダナオの風』 にこめた思い!
機関誌『ミンダナオの風』編集にこめた思い!
ミンダナオ子ども図書館のミッション 理事、役員、スタッフ 活動の概要を紹介
ミッション・ビジョンとボードメンバー 
MCL文庫
民話、絵本原稿、青少年から大人までの読みものを
自由購読で提供しています。
ミンダナオオから発送の 機関誌「ミンダナオの風」 
過去の機関誌PDF
MCL 会計報告
会計報告
 日本の子ども ミンダナオの子ども
日本の子ども ミンダナオの子ども
MCLへの 若者たちの想い! 
機関誌『ミンダナオの風』若者たちの想い!
無題3 松居 陽
無題3:松居陽
イクメンに 未来をたくせそう! 
イクメンに未来をたくせそう!
2021年 今後のMCL 
今後の活動指針
 愛に捧ぐ黙想 松居 陽
愛に捧ぐ黙想:松居陽
ぼくの少年時代と 思春期から   
ほくの少年時代と思春期から
子育てよりも、子育つ世界!  
子育てよりも、子育つ世界!
講演、公演の予定表など 
講演、公演の予定表など
メールニュース 希望! 
メールニュース希望!
原住民、イスラム、クリスチャン 私たちは一つの家族!
原住民、イスラム、クリスチャン、私たちは一つの家族!
小学生や若者たちの 講演感想!
講演感想
近年の若者たちの訪問体験記!
ミンダナオ子ども図書館の活動とは?

MCLを知っていただくために、多くの映像のなかから選びました。
  
 山の下宿小屋に!
山の下宿小屋に
海の下宿小屋に! 
海の下宿小屋に
奨学生を決定に山へ!
奨学生決定に山へ
酋長の依頼で! 読み語りに!
酋長の依頼で
地震の悲しみで お父さんが!
地震の悲しみでお父さんが
アポ山へGo!
アポ山へGO!
地震避難民の 救済と読み語り! 
地震避難民の救済と読み語り
イスラム避難民の 救済支援! 
イスラム避難民の救済支援
ウイルス期間に 洪水が襲った!
 洪水が襲った
 イスラム湿原に 保育所を建てた!
イスラム湿原に保育所を建てた
 土地を追われる マノボ族!
土地を追われるマノボ族
 サンタマリアの 海辺で遊ぶ子どもたち!
サンタマリアの海辺で遊ぶ子ども
クリスチャンの文化祭 ビサヤデー!
クリスチャンの文化祭
イスラムの文化祭 ムスリムデー!
イスラムの文化祭
原住民の文化祭 マノボデー!
原住民の文化祭
戦争と平和
戦争と平和
洪水と植林活動
洪水と植林活動
平和構築と学校建設
平和構築と学校建設
ミンダナオ子ども図書館の 日常から
ミンダナオ子ども図書館の日常
総合活動報告の 記録映像
総合活動報告の記録映像
海の下宿小屋 クラクシン
海の下宿小屋
何故ここに日本人 TV録画! 
テレビ東京なぜここに日本人
池上彰の番組 パックンが来た!
池上彰の番組、パックン
NHK国際放送 ミンダナオから来日! 
NHK国際放送
English Video 1 Yo Matsui   English Video 2 Yo Matsui English Slide video! Yo Matsui 
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過去の活動を整理し、完成版をここに掲載していきます
戦争と貧困と平和構築と国際交友
ミンダナオの子どもたちから、生きる力をもらってきた実体験の記録!
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