戦争と平和構築
2011年の記録から(2)

イスラム自治区の平和構築と
ダバオの町の貧困と
山に追われた先住民の状況
1 国際監視団が訪れた GO! 16 リグアサン湿原の学校支援 GO!
2 リグアサン湿原へ GO! 17 小学校から奨学生をとる GO!
3 湿原には家々が散在 GO! 18 小学校はひどい状態だ! GO!
4 漁民は資源開発を恐れて GO! 19 ODAによる小学校建設決定 GO!
5 保育所を建設中 GO! 20 日本大使館で署名式典 GO!
6 再びR7へ活動を開始 GO! 21 モスクの建設が進んでいる GO!
7 ブアランで始めて読み語り GO! 22 平和の祈りとモスクの開所式 GO!
8 イスラムとキリスト平和合意 GO! 23 平和の祈りが始まった GO!
9 平和の合意が達成された! GO! 24 マロゴンの農場から GO!
10 村人総出で道を作った GO! 25 2011年学生役員が選出 GO!
11 野焼きをして道を開く GO! 26 キダパワン男子寮が完成 GO!
12 集落への最後の登り GO! 27 マノゴル小学校の卒業式 GO!
13 12年後に卒業できた! GO! 28 マノゴル中高校の卒業式 GO!
14 読み語り後に古着の支援 GO! 29 誕生日と卒業パーティー GO!
15 ブアラン小学校の卒業式 GO! 30 MCLの日常より GO!
31 都市の貧民街から奨学生を GO! 46 キアタウ脱出劇 GO!
32 読み語りが始まった GO! 47 ラナコランの下宿小屋へ GO!
33 読み語りが終わりパンを配る GO! 48 下宿小屋で夕食 GO!
34 生まれて初めての都市 GO! 49 貧しい集落に読み語り GO!
35 奨学生を迎えに GO! 50 貧困家庭の調査を開始 GO!
36 ラブリンとロムニク GO! 51 子どもたちを送り届ける GO!
37 先住民地域での活動を再開 GO! 52 生活は本当に厳しい GO!
38 ナポナガン集落に到着 GO! 53 奨学生は垢抜けて見える? GO!
39 川に行く手を阻まれる GO! 54 新しい高校の奨学生 GO!
40 カヨパトンに到着 GO! 55 マノボ族の保育所開所式 GO!
41 集落目指して歩き始める GO! 56 村の子どもたちを集めて GO!
42 斜面の中の小さな白い点 GO! 57 みんなで海に行った GO!
43 ようやくパコパコに着いた GO! 58 少し孤独に感じる子も GO!
44 キアタウに向かう GO! 59 友だちがいるから大丈夫 GO!
45 キアタウでの読み語り GO! 60 みんなで洗濯 GO!

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IMT国際監視団の
落合さん方が訪れた


2006年からJICAのトップに、
もとUNHCRにいらした
緒方貞子さんがなられて、

ミンダナオ和平にJICAを通して
日本も積極的に関与する方針であること


そのために、
マレーシアやインドネシアと提携して
IMT国際監視団が形成されたことを、
すでにJICAから派遣されてきた
菊池さんから現地でうかがっていた。


今回は、落合さんが、

ミンダナオ子ども図書館に立ちよられた。

夏休みで子どもの数は少なかったが、
奨学生たちの歓迎を受けて

国際監視団のみなさんも
厳しいお仕事の合間、少しリラックス?

政府側と反政府側の間に立ち
和平合意をするという仕事は
並大抵のことではない。


MCLは、海外の団体が入れないような
地域で長く活動してきているので、
どこかで連携して、

和平構築にお役に立てればと思い
すでにODAで、マカブアルに小学校を
建てたりしてきたけれど、


今回は、さらに危険なブアランや、
リグアサン湿原のなかのカルボガンに、
小学校を建てるための計画を話しあった。



ミンダナオ子ども
図書館について

書いた部分のみ抜粋
以下をクリックして
読んでみてください

ここをクリックすれば、 ミンダナオ子ども図書館 抜粋部分に入れます!

ke2
リグアサン湿原へ

東南アジア最大の湿原と言われている
リグアサン湿原は、
ほとんど外国人が入れない地域だ。

湿原は、地平線にかすかに見える
山並みのところまで広がっている。

40年にわたる
政府軍とイスラム反政府軍の
戦争がくり返されている危険地域?

その背景には、この地に眠る膨大な
石油と天然ガス資源をめぐる、
国際的な暗闘があると言われているが・・・?

この広大な湿原地帯に
多くの人々が生活している。
最大の収益は、漁業だ。

私も良く村を訪れると、
鯉の丸焼きを食べさせてくれるが、

鯉、ナマズ、ウナギ、テラピア、雷魚
どれをとっても信じられないくらい大きく
驚嘆するほど美味しい!


洪水の激しいときに、
この地に何度か踏み込んだが、
まるで、果てしない海だった!


洪水になると漁民たちは、
一斉に水が落ちる場所に魚縄をしかけ、
漁網をはる。

屋根まで水が浸かっているのに、
悲壮感がない理由が今はわかる。

洪水になると農地は消えるが、
漁業取引が、かっぱつになるのだ。

農民は困るのだが、
ここの人々は、農業と漁業を使い分けていて、
両方をうまく組み合わせて生活している。


湿原は、巨大なワニの生息地でもある。
世界一おおきなワニは、この湿原に住み、
ギネスブックにも登録されている!


家の手前は、トウモロコシ畑!
家が一段高くなっているのは、
洪水の時に、下が完全に水没し
2階に住むためだろう。

水は、確実に屋根まで来るが、
屋根に舟をつないで寝泊まりし、
漁業をする人々も多い。

洪水は、鉄砲水の様相をしめし、
急激に低地を襲うが、
二,三日後には引いていく。

長くても一週間は続かない・・・。
それも、悲惨さが無い理由だろう。


小舟が無くても、水牛に乗って川を渡る。


ke3
リグアサン湿原には、
多くの集落や
家々が散在している


この地を治めているMILFが、
この上流プランギ川のダム建設に、
敏感に反応する理由は、

ダムによって水位が落ち、
漁師で生活している多くの人々が、困窮する、
と考えているからだと聞いている。

すでに、上流のマノボ族社会は、
ダムに反対の意志を表明。
先日、建設受諾のサインを拒否した。

上流のカルメン、アラカン地域は、
NPAの地域だが、
アラカンでもキダパワンでも、
反対意見が強く出ていると聞く。


「ダム建設による、電力供給だけではなく、
下の洪水を収めるための、
治水効果もあるはずなのに、
なぜ反対するのだろう・・・」

最初、私も理解に苦しんだが、
次第次第にわかってきた。

ミンダナオは、
急峻な谷を持つ山岳地の日本と違って、
なだらかな丘陵地形であり、

日本のように、ダムが出来ると、
谷底の村が水没するという
小さな地域の問題ではなく、
広大な自給地や農地が消滅する。

つまり、川沿いの広大なゆるやかな傾斜地で、
多くの住民が自給しているために、
ダムの貯水が広範囲に広がり、
自給地が失われる。

ミンダナオの住民たちは、
土地問題にものすごく敏感で、
戦闘のほとんどは土地問題だ。

ブキッドノンのダムが、
失敗の良い例だと言われているが、
アポ山の地熱発電による川の汚染もあり、

電力を供給するダム建設には、
NPAもMILFも強く反対している、
と聞いている。

電気が流れても、
貧しい人々には全く恩恵はない。
家に電気も引けないから・・・!

もしも、真剣に洪水対策を考えるなら、
植林による森林復活を通した
洪水対策のほうが、ダム建設よりましだ・・・』
とは、ある先生の話。

川沿いに堤防を作るのも
効果がありそうだ。
灌漑も良い考えだとは思うのだが。

しかし、治水のための灌漑水路による、
水位の低下も漁民たちは非常に怖れている。

灌漑とダムを同一視しているからだろう。
この広大な湿原と川で生活を立てている
漁民の数は5000世帯、半端ではない。

彼等が反政府活動をしているとしたなら、
これは、よほど考えなければならない。
過去、誘拐による殺害も起こっているし・・・。



ここを舞台にした、
絵本を書きました!
「サダムとせかいいち大きなワニ」
(今人舎)


ぜひ読んでみてくださいね!

ke4
膨大な石油と
天然ガスが眠り、
湧出もしているのだが、
資源開発による
環境汚染も
漁民たちは怖れている


洪水が資源発掘の
障害になっているのは事実で、
洪水対策が行われたとたん
資源開発が活発になり、

その結果、湿原の水位もさがり、
漁獲量も減り、
湿原の水が汚染されるのではないだろうか。

アポ山の地熱発電により、
川が汚水で汚染されている現状から、
環境汚染問題が、未だにNPA活動の
焦点になっているように・・・。

魚も美味しいし、ワニもいるし野鳥も豊富、
太古を思わせる湿原の美しさは、
神々の世界そのままだ!

ダムが出来て放水路が完備されて、
その結果、水位が減って干拓地が広がり、
広大な農地ができたとしても、

利益を得られるのは土地所有者だけで、
5000世帯と言われている漁民たちは、
土地もなく、逆に漁獲量が減ってしまい、
山岳地帯に追いやられていく?

この地を、ラムサール条約による
特別自然保護地域に指定し、
http://www.env.go.jp/
nature/ramsar/conv/


開発を最低限にして、
豊富な魚と豊かな土地を基盤とした
漁業と農業、

美しい自然と素朴な生活を舞台にした、
ツーリズムによる付加的収益向上が、
この地に最も適している開発ではないかと、
素人なりに私は思うのだが・・・。



ke5
リグアサン湿原の
カルボガンに
保育所を建設中


今回は円福幼稚園のご寄付です!
http://w2.avis.ne.jp/~enpuku/

上記の湿原の入り口カルボガンに、
現在MCLで保育所を建設している。

隣のカルボガン小学校にも
保育所が無いので建設予定だ。

すでに、小学校の里子と
高校生をスカラシップに採用し、

現地とのコンタクトをつなげているが、
保育所も学校も極度に不足している!

湿原が広大なために道も無く、
舟だけが移動手段ゆえ、
悪天候や洪水の時には、
学校に通いきれないで休む子も多い。

そのような状況を考慮して、
この近くのバロンギスには高校もあるので、
ラナコラン同様に将来、
下宿小屋を建設することを考えています。

国家規模の大きな支援も大切だけれど、
爪の垢を掘るような小さな支援も大切だし、
それが、蚤のような小さな現地NGOの
持ち味だと思う。


学校建設の希望は多いけれど、
MCLのような、おもに個人の寄付で
成り立っている小さなNGOでは、
そこまでは無理と考えて、

学校建設は、
日本政府のODA,草の根無償に応募して
お手伝いする形で建てている。


もちろん、個人または団体で
学校建設資金を寄付する話があれば
喜んでお受けいたします。

この地域は、日本政府では危険度が高く
無理だと言われていますが、

しかし、たとえ小さな保育所でも、
地域との平和構築に大きな力を
持っているとつくづく感じます。


今回の保育所は、
長野の篠ノ井にある円福幼稚園の寄贈。
保育園の名前は、
現地の子どもたちで決めますね・・・


これで、
舟で毎日通わなくても保育園に行けるわ!



ke6
かつて足を運んだR7へ
再び活動を
開始することに決定


破壊された施設は、
かつてのまま取り残されていた。

この村で、5年前に
病気を治療した少女にも出会った


反政府組織が使っているUSA製の武器。
国軍から払い下げてもらったそうだ・・・。

結果的に儲けているのは、
武器製造会社だけ?


この地域は、
2003年のテロリスト掃討作戦の後に、
病気の子の救済で良く入った場所。

当時は、国軍の警護が厳しく
一般者は入れなかったが、
病気の救済目的ゆえに、

国軍が特別に配慮して
検問を通して入れてくれた。

私たちが救済した子も多く、
奨学生もいて大学を卒業しているが、

日本の某NGOが、
R7であるこの地に力を入れたい
と言う意向を聞き、
敬意を表して私たちは、
さらに貧しく困難な対岸のARMM
イスラム自治区に力を入れることにした。

(私たちは、いつも国際的なNGOが入ると、
その地を任せて、
より困難な地域での活動を開始する)

その後、そのNGOは
この地域から引いたようで、
久しぶりに訪れたが、

あまりにも見捨てられた状況なので
MCLで再び、この地域もターゲットにして、
対岸のARMMと平行して、

保育所建設や奨学支援などを
進めていくことにした。
現地の人々も、とても喜んでくれた。
「MCLが、戻ってきてくれた!」



ke7
ブアランで初めて
ムスリムとクリスチャンの
子たちが集まって
一緒に読み語りをした


30年にわたる戦闘で
丘の上のクリスチャン集落ニューバレンシアと
丘の下のイスラム集落ブアランは、
全く交流を絶っていた。

2008年の大きな戦争は、
この地域を発火点として
80万の避難民を出した!

その後も、絶えず
避難民化した子どもたち!

その中には、
多くのミンダナオ子ども図書館の
奨学生たちが混じっていた。


ブアラン小学校の若き校長先生

イスラム教徒の子もクリスチャンの子も
一緒に読み語りに集まった


ミンダナオ子ども図書館は、
2003年の戦闘の頃から、
この地域のイスラム教徒の
子たちと関わり続けてきた。

当時は、国際的なNGOは、
決して足を踏み入れない地域だった。

まず最初にブアランに、
高橋毅氏の寄贈による保育所が建設された。

その後、奨学生を採用したが、
彼等は繰り返し避難民化した。

彼等が、避難民化するたびに、

私たちは、救済支援を繰り返した。

昨年、MCLは、
丘の上のクリスチャン集落にも
多湖ご夫妻の寄贈により保育所を建設!

決してイスラム教徒を受け入れなかった
クリスチャン集落が、心を開いた。

その地で読み語りをし、
山元眞しんぷがミサをあげた。


子どもたちのために、
いっしょに炊き出しをする
ムスリムとクリスチャンの親たち



ke8
ブアランで
イスラム教徒と
キリスト教徒の
平和の合意


クリスチャンとイスラム教徒が、
一緒に、食事の用意をした


40年にわたって、
イスラム教徒とキリスト教徒が対立!

多くの家族が、
この地から逃げ出していった。

激しい憎悪の結果、
お互いに集落に入ることを拒否!

それが、
MCLの働きで交流が再開!

国軍と行政も含めて、
平和合意が行われることになった!

政治的な合意なので、
MCLは、背後に立ち直接関わらないが、

会議の前に
読み聞かせをすることにした。


国軍も交えた合意会議の前に、
読み語りをした。


読み語りは、
イスラム教徒のマギンダナオ語と、

キリスト教徒のビサヤ語が、
同時に使われた。

MCLに住み込んでいるザイノディン君兄妹が、
両方語れるので大活躍!

大人たちが、
どんなに戦争をしても、

子どもたちの心は、

イスラム教徒もクリスチャンも変わらない!

このような子どもたちの姿に、

長年憎しみあってきた地元の人々の心も、
開かれていく。

ブアラン小学校には、
24名のイスラムの奨学生がすでにいるので、

今回は、
同数のクリスチャンの奨学生を、

まずは、
この地から採用することにした。



ke9
国軍とピキット市政の
仲介のもと
イスラムとクリスチャン
住民の平和に関する
合意が達成された



40年にわたって敵対し、
交流が途絶えていた

二つの集落が平和に合意!

子どもたちは、
日本政府が建設する
ブアラン小学校に
通うことになった!


イスラム教徒側と、
クリスチャン側の議論が続く。



私たちも、最初少し加わったが、

MCLは、宗教や政治に関与しない立場なので、
後は任せた。



ke10
クリスチャンの集落と
イスラムの集落を
結ぶ道を、
村人総出で作った


合意のある前日、
イスラムの人々、クリスチャンの人々に
MCLの奨学生を加えて、

両村を結ぶ道を切り開いた。


40年間、途絶えていた、
クリスチャンとイスラムの
二つの集落を結ぶ道が、

両村の人々の協力で、切り開かれていく!

これで、
丘の上のクリスチャン集落の子どもたちが、
すぐ下のブアラン小学校に
通うことが出来る!


40年間、交流が途絶えていた間に、
下草どころか、
いたるところに灌木が生い茂り行く手を阻む。

チェーンソーがあるわけでもなく、
大きなノコギリもなく、手刀だけで大木も倒す。

微熱が有ったが、私も雑木を伐る。

北海道にいた頃は、薪割りもしていたのだが、
チェーンソーを使うわけではなく、
使用する道具は蛮刀のみ!

これで、大木から雑木まで伐る!

こんな小さなものでと思うが、
さすがにテクニックがすごい!
特に、ジャングルの木々は、
蔓でからまっているので、

いくつもの大木の根本を、
蛮刀で堀を付けておき、


最後に、一個を倒したとたん、
蔓に引っ張られて軒並みに、
次々と倒れ始める!

葉を散らしながら、雪崩のように倒れる、
木々の迫力はすごい!


これは、陽が映像におさめたので、
いつか上映したい!


クリスチャン集落の役員。

ブアラン小学校の校長先生。

ミンダナオ子ども図書館の
奨学生の若者たちも手伝った。


MCLの奨学生たちも、

この作業に参加した。


道がつながることによって、
平和への足がかりがつながる!

むろん、平和構築はこれからだ。
ブアランのイスラム教徒の奨学生は25名。

これから、クリスチャンの奨学生を同数とる。


クリスチャンもイスラム教徒も、
力を合わせて平和の道を切り開く!



私と陽は、撮影記録を取り編集。


ke11
場所によっては、
野焼きをして道を開く


時には、
野焼きをしながら道を切り開いた。


伝統的な焼畑農業が、
定着していた地域なので、


野焼きの技術は、よく理解している。

記録撮影に集中している
息子の陽。


傷の応急処理をする
妻のエープリルリン。

日本から送られてきた薬品が、
ここでも役に立った!



ke12
クリスチャン集落への
最後の登り


これで、
かつてあった道が完成する!


ここを駆け上がれば、
丘の上へ!


さあ、これで道ができた!
子どもたちが学校へ通える!


クリスチャン集落のある丘に登ると、
広大な風景が突如開けた!


遙か彼方のリグアサン湿原まで見渡せる
素晴らしい眺めだ!

「昔は、この道を通って
したのイスラム集落に降りて行って、

いっしょにバスケットボールをしたよ。
やっぱり平和は良いなあ!」

平和構築は、始まったばかりだ。

まだまだ、紆余曲折が考えられるが、

この経験は、
彼等の子孫に語り継がれる事だろう。


クリスチャン集落の奨学生の子たちを、
これから、もっと採用しなければ。


彼等が、
平和を作る世代に成長するために!


MCLの若者たちも、
ほんとうによく頑張った!

この体験は、彼等が将来を考える、
貴重な糧になるだろう!



この時の
映像をご覧ください
Go!


MCLの季刊誌
『ミンダナオの風』
31号を
pdfで添付しました

季刊誌『ミンダナオの風』は、
寄付を下さった方に
年四回(3月、5月、7月、10月)、
ミンダナオからお送りしているものです。
編集は、松居友

ウエッブサイトの記事とは多少異なり、
踏み込んだ内容を
執筆する形で制作しています。
購読希望の方は、
制作費と送料程度の
購読費で結構ですので
自由寄付という形で、
思いついたときに思いつく額を
郵便振替口座に
振り込んでいただければ
年四回、現地よりお届けします。

31号のテーマは
『ミンダナオ子ども図書館流の
平和構築(1)』

Go!
郵便振替口座番号:00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

ke13
ブアラン小学校が
建設されて、
最初の入学以来、
何と12年後に
卒業式が出来た。


昨年、12年たってようやく第一回卒業式!
つまり、6年間は学校が閉鎖され、
避難民生活が続いてきたのだ。


先日、4月1日に行われた、
ブアラン小学校の第二回卒業式
(記事は以下に掲載)
このときは、感動して泣き出す親もいた。


イスラムの子クリスチャンの子たちを交えての
初めての読み語り


イスラム地域の子たちは、
丘の上のクリスチャンを怖れ、

クリスチャン集落の子たちは、
イスラムの人々を怖れてきた。

かつてクリスチャン集落の若者たちは、
下のイスラムの村に
ボスケットボールをしに行ったという。

だが、いつの間にか道は閉鎖され、
雑草や木が覆い被さり、
クリスチャンの子たちも遠い地域に通っていた。

そのようにして、何と30年の歳月が過ぎた。
しかし、今、クリスチャンの子たちも、
大勢でイスラムの村を訪れた。
読み語りを楽しむために・・・!

子どもたちは、素直でいつも可愛い!

彼等には、
憎しみは感じられない!

「おおきなかぶ」の劇に、
熱心に見入る子どもたち。


MCLは、平和構築のためのNGOではない。
子どもたち一人一人が可愛いので、
困っている子たちがいると
黙してはいられない!
ただそれだけ・・・!

平和構築のために、
読み語りやスカラシップや
医療や古着の支援をしているのではない!

子どもたちが幸せになれるために、
読み語りやスカラシップを出し、
医療や古着の支援をしているだけ!

子どもたちの幸せに、
平和構築が必要ならば、
平和構築の努力もする!


ke14
読み語りが終わって、
古着の支援が・・・


捨てるはずだった古着が、
平和構築に役立つなんて!


そして最後に、炊き出しのご飯を
みんなで食べた!



一緒に子どもたちの
炊き出しを準備する


イスラム教徒と
クリスチャンの親たち!


トウモロコシは、食べられるけれど、
お米のごはんを食べられるのは、ひさしぶり!


おいしいねえ!

警護に派遣された国軍兵士たちも
子どもたちにご飯を・・・。






平和への歩みは
まだまだ続く


これからここに、
MCLが外務省に提案した、
日本政府のODA草の根無償による
6教室の学校が建設される。

日本政府の草の根無償による
学校建設が、6月から始まる。
ミンダナオ子ども図書館が、
外務省に提案した企画だ。

最後まで、
セキュリティーの問題が検討されたが、
先日も、国際監視団の落合直之氏の提案で、

コタバト市から、国軍側とMILF側の
セキュリティーに関するお墨付きをもらった。

MILF側は、私たちの事を良く知っていて、
そこで出会った方も、
同行したブアラン小学校の校長先生の親友!

今回の学校建設の
設計監督技師マンソーリ氏は、
BDAのエンジニア。

私たちは、
重要なメンバーが現地を訪れるときは必ず、
市長を通して国軍側とMIFLの
BDAピキット支部に報告して、

背後からセキュリティーを保障してもらうが、
今回は、落合氏のおかげで、
コタバトの中央で
合意が出来たことをうれしく思う。

話の内容は、共通して、
MILF側とは問題が無いという意見で、
国軍側からは、
NPAの方が難しい、と言う話が度々出た。

具体的な地域の名前もポンポンとあがり、
それらがことごとく、
MCLと関わりを持っている地域であることが、

先方にとっても、
私たちにとっても興味深く、
スタッフ共々話が弾んだ???

MIFL地域に関して恐いのは、
はみだしの誘拐グループであり、
その通りだ!

誘拐犯に囲まれたら抵抗せずに、
目的は、ぼくだから、
ぼくをおいて逃げるように、

そしてMCLのお金は、
子どもたちのための支援金だから、
身代金は、ぜったいに払っちゃだめだよ!
と、スタッフや奨学生たちには言ってある。

MCLは、取り立てて
平和構築活動を意識しているわけではない。

一人一人の子どもたちが、
平和で幸せで、貧困の無い世界で
生きてほしいと願っているだけ・・・!

まずは、友達になること、
それから、何が出来るかを考えよう!



ke15
ブアラン小学校の
卒業式


ちょうど、13日前に、
読み聞かせがあった小学校で、
卒業式があった!

私は、過労がたたったのか、
激しい下痢腹痛、頭痛、体中に痛みが走り、
歩くこともままならずダウン。

5日間ほど、
入院していて出られなかったが、

MCLボードメンバーのグレイスさん、
プレシデントのアスレーさん、
そして息子の松居陽が出席した。


今年卒業する
スカラシップの子どもたち!



成績優秀で表彰された子たちも


MCL代表として松居陽が参加、
スピーチをした!



校長先生と陽は、
よほど気があったようだ。

両親のいないジハード君は、
MCLに住んで高校に通う。

陽曰く
「本当にブアランは良いところだ。
イスラムの子たちは、本当に可愛い!
校長先生も良い人だね。」

MCLの奨学生たち、今度高校に進学する!

後段右端から、校長先生、松居陽、
アスレー、グレイスさんニットニット、フェ!



この時の
映像をご覧ください
Go!

ke16
ARMMイスラム自治区、
リグアサン湿原の
学校を支援


リグアサンの湿原地帯は、
MILFの地域であると同時に、
MNLFや誘拐集団の跋扈する
不安定な地域と言われている。

海のような広大な湿原の隅々からは、
天然ガスや石油の湧出が確認されていて、
その利権をめぐる現地有力者の争い、

その背景に、政府や各国企業、
世界の国々が関与している。

ミンダナオの母なる川パイドプランギは、
アラカンの上流地域から流れ出すと、

リグアサン湿原にいったん流れ込み、
ここから、再び大河となって、
コタバト市に達し海に注ぐ。

この川は、
かつてはミンダナオのハイウエーであり、

コタバトの下のイスラム国と、
ピキットの上のイスラム国とを結ぶ道であり、
商業も文化も、この川を通して発展してきた。

川の中には多数の中州があり、
そこここに集落があり、
多くの人々が住んでいる。

これらの集落には、道が無く、
舟でしか到達できない。

その意味でも、
いったん誘拐されて連れ込まれると、
複雑な地形ゆえに、発見が困難となる。

それも、この地域が、
いわゆる反政府勢力の拠点として、
長く歴史をたどってきた、ゆえんでもある。

私たちが行くというので
武装した兵士たちが同行してくれた。

国軍の兵士ではない。


私たちは、プランギ川のピキットサイドの
ほとんどの村々には、
かねてから行ってはいたが
イスラム自治区(ARMM)側は難しかった。

理由は、パンボートと呼ばれる
舟でしか到達できないからだ。

一昨年、亡くなったボードメンバー、
アスレーさんのお父さんのつながりで、
サパカン集落に入り、

そこに、保育所を建設、

多くの子どもたちを
奨学生として受け入れた。


この地とのつながりは2005年、
瘤のある少女の救済に始まるのだが、

それ以来、戦闘も繰り返され、
最も危険な地域として、
この地に入ることは不可能だった。

今回行った村から
すぐのところに住んでいる。

あれから6年、
すっかり少女になっただろう。
次回は訪ねる予定。



ke17
カルボガンと
バロンギスの
小学校から奨学生を
取る事になった


警護に同行しているのは、
もちろん、国軍ではない。
MILFの正規軍でもない。

MCLに応募する子たちの中には、
大学でクリミノロジーを学びたいと
志望する子も多い。
軍や警察にはいるための犯罪学だ。

親を国軍に殺された
少年たちもいるから、

復讐心から、
武器を持とうとする気持ちも
解らないではないのだが、

MCLでは、唯一、
軍に応募できるクリミノロジーには、
奨学金は出さないことに決めている。
武器では、解決できないこともある?


フィリピン:
少年兵戦闘防止、
国連と反政府軍が合意

 【マニラ矢野純一】
フィリピンを訪問中の、
子供と武力紛争に関する
国連事務総長特別代表、
ラディカ・クマラスワミ氏が8日、
毎日新聞とスペインの通信社の取材に応じた。
特別代表は、
同国南部ミンダナオ島で政府軍と紛争を続ける
反政府組織「モロ・イスラム解放戦線(MILF)」
との間で今後9カ月以内に、
MILFの軍事活動に関与していた
全ての未成年者の身元を確認し、
戦闘参加を防ぐ仕組みを作ることで
合意したことを明らかにした。

 MILFと国連は09年8月、
少年兵の徴用や、
紛争に18歳未満の未成年者を
まきこまないことで基本合意し、
双方の間で具体的な
実施方法について協議していた。
ラディカ特別代表は、
今回の合意について「共同で作業を進める
中立なパートナー選定で(合意から)
時間がかかったが明るいニュースだ」としたうえで、
日本政府に対し
資金面での支援を期待を表明した。

 ユニセフ(国連児童基金)マニラ事務所は、
MILFの軍事活動に関与していた
未成年者564人を確認。
最終的には1000人以上に上るとみている。


http://mainichi.jp/select/world/news/
20110409ddm007030137000c.html

上記の記事が出た。
私の知る範囲でも、父親を殺されて、
積極的に戦士になる子も多く、

少年兵戦闘防止は、
概念のみの理想論では
一筋縄には行かないだろう。

ミンダナオ子ども図書館の奨学生になって、
高校に通い、大学を出ることで、
戦士にならない道を歩んだ子の例も多い!

政令も大事だが、貧困も含め、
現地の子たちの置かれている、
真の状況を把握することが大切だと思う。



ke18
カルボガンの小学校は
酷い状態だ


ブアランの小学校は、
日本政府の支援による
学校建設のめどが立ったが、

この地域は、
まだ先になるのかもしれない。

去年ブアランと同時に応募した、
ARMMサパカンの小学校は、
危険すぎるという事で却下された。

カルボガンよりも安全なのだが、
隠れたような小さな運河が、
広大なリグアサン湿原の入り口となり、

戦闘後の人口、子どもの数も多くなり、
こちらがまずは課題だろう。

将来を見据えて、
この地とのコンタクトを続け。
平和への足がかりを作らなければならない。
子どもたちのために。



ke19
日本政府の海外支援
ODAによる
ブアランの小学校
建設が決定した


ブアラン村民との打ち合わせに
クリスチャン集落からも
役員が参加
平和への一歩が記された!


村の中心はイスラム地域、
この丘の上にクリスチャンの集落がある。

30年間まったく交流が途絶えていた。
それどころか終始対立し、
2008年の戦闘もここから勃発!

しかし、
日本政府のJICAが学校建設を決定!
そのための集会が、
クリスチャンの役員を交えて話し合われた。

このようなことは初めての事だ!
学校ができあがったら校庭で、
日本からの訪問者も交えて、
平和の祈りを行うことに話が決まった。
校長先生が村人に説明する。

MCLのプレシデントのアスレーと
副プレシデントのマージーが会議をリード。
共に元奨学生だった!

小屋の外にも村人たちが集まった。

この方が、
新しく選ばれた村長さん。



ke20
マニラの
日本大使館主催で
署名式典が行われた


ミンダナオ子ども図書館では今回、
マカブアルの小学校に次いで二度目。
三日後にマニラで行われた
大使館主催の式典。

草の根・人間の安全保障無償資金協力

平成22年度草の根・
人間の安全保障無償資金協力
J-BIRD案件(9件)合同署名。
大使とのサイン交換。

華麗なる広間で!
なんだか友さん偉くなったみたい???

ミンダナオ子ども図書館は、
現地の切なる要請と、
平和貢献に役立つことを確認し、
現地の思いを実現するために協力。

ODA草の根無償は、
日本の国民の税金を使っているので、
MCLも無償で貢献している。

人件費はとっておらず
査察のガソリン代も自分たちで負担して、
ODAのお金は100%現地に


前回建設したマカブアルの小学校は、
200名だったのが、
現在は600名の子どもたちが通っている。

平和がもたらされ、道も建設されて、
避難していた人々が帰り、
新しい家も建ち始めている。


J-Bird草の根無償は、
現地のLGOやNGOが対象だ。
MCLは、フィリピンのNGO。
現地にも来られ、いろいろお世話になった
大使館の(勇敢な)スタッフたち
なかなか情熱的で良い仕事をしている。





ke21
モスクの建設が
進んでいる


MCLにモスクを建設することは、
長年の課題だった!

MCLのある、マノゴル村には、
プロテスタント教会もカトリック教会もある。

ただ、モスクだけは無かった。

イスラムの子や若者たちにとって、
一日五度の礼拝は重要で、
今までは図書館を使っていたが、

礼拝がモスクで出来ないがために、
MCLに住むことを
断念していった子も多かった。

そのようなイスラムの子の気持ちを察して、
クリスチャンの子たちがぼくに言ってきた。

「パパ友!
イスラムの子たちのお祈りする場所が、
この村にはないよね!」

「お祈りする場所がないなんて、
かわいそうだよ!」

「パパ友、イスラムの子たちのために
MCLにモスク建ててあげてよ!」

子どもたちの声を聞いて
日本の支援者の方に話すと、その方は、
イスラム教徒もキリスト教徒同様に、
祈りを捧げる場所があるようにするために、

日本の有志ある方々に声をかけて、
宗派を超えて、
モスクの建設にこぎ着けてくださった。
画期的なことだ!



ke22
完成したモスク!
3月のスカラシップ
学生総会は
平和の祈りの日
モスクの開所式!



日本から、
京都暁星学園高校の仁科夫妻と
幼稚園のユウカちゃんが来られた。


今年の役員およびスタッフの構成が紹介。
2011年度役員およびスタッフに関しては、
あらためて報告します。



その後、モスクの開所式に!

今回のモスクは、高島均明治学院大学教授が、
日本人の有志たちと協力し、
日本イスラミックセンターに呼びかけて、
実現したものだ。

宗派を超えて、
子どもたちのために贈られたモスク!
画期的な試みと言えよう。


建設の経緯を記した、
高島教授からのメッセージが、
モスク内に掲載され披露された!


立派なモスクを設計して下さった
エンジニアのマンソーリ氏は、
JICAの草の根無償等でも技師を務めている。


今まで、MCLのあるマノゴル村には
クリスチャンの教会は多々あっても
イスラム教徒のモスクだけは無かった。
そのため、イスラム教徒の奨学生は、
祈る場所が無く、MCLに住みたくても
住めない理由だった。

今、モスクが出来て大喜び!
クリスチャンの子たちからも
良かったね、と声をかけられた。



ke23
平和の祈りが始まった!

平和の祈りは、


子どもたちの
歌と踊りで始まる!




今回は特に、
日本の地震被害についての
報告があり、
鎮魂と平和の歌をうたった!


日本の地震と津波、
原発の被害者の報告があり、
その人たちのためにも祈った!

日本にいる、支援者の事を想い、
泣き出す子たちも・・・


日本政府JICAの支援で建設が決まった
ブアランの小学校の先生方も参加された。


京都暁星高校の仁科先生ご夫妻が、

日本の地震の様子と
日本の子どもたちの抱えている
問題について語り、

その後で、
みんなで日本の支援者の方々や
被害に遭われている人々、そして、
日本の若者や子どもたちのために歌い祈った!

若者たちは、涙をためて
家族のような支援者の方々、

兄弟姉妹のように感じられる、
子どもたちや若者たちのために、

歌い祈っていた!

京都暁星高校ホームページ
 http://www.kghs.ed.jp/

この子たちは、
国境というものを超えて人間を感じ、
考える素質を持っている!
心に壁がないといつも感じる。

私たちも、歌った!
仁科先生や子どもたちの目に涙が浮かぶ。


MCLでは、みんな家族

宗教の違い、宗派の違い、民族の違い、
国の違い、豊かな国と貧しい国、

金持ちと貧乏人。
そのような人為的に作られた壁を超えて、


互いに心を通わせ、愛し合え、
心も、富も、知恵も、
分かち合える時代を彼等だったら作れる・・・。


少なくとも、MCLには、
そのような家族の雰囲気がある。

ここには、
世界の平和につながる芽が感じられる!



ke24
MCLファームのある
マロゴンの農場から


マロゴンの下宿小屋の近くにある、
MCLの農場にいった。

ミネラルウォーターがなくっても
ココヤシの汁を飲めば、
のどの渇きもなくなるよ!


妖精のいる木!
時期になると、蛍の乱舞が見られる!


何とも気持ちよさそうに水浴する
水牛の一郎くん。

寄贈者の名にちなんで、
一郎と名付けられた水牛君
否、水牛さん(雌)です。


あっという間に、
みんな友だち!






また会いましょう!

今回の滞在で最も活躍したのは
5歳のユウカちゃんだった。



ke25
5月の学生総会で
新しいプレシデント
と役員が選出された

2011年度:
MCLの学生役員


選挙は、推薦立候補のあと、
各々の見解を表明し、
その後、公正な
記名投票で決められる


プレシデント
移民系クリスチャン(ビサヤ)


バイスプレシデント
マノボ族とイスラム


会計なのど役員




ke26
Mの会寄贈
キダパワン寮が完成


大学・高校の男子学生20名ほどが、
ここに住み込んで学校に通う。

町での下宿代が高騰している折、
これは大きな経費削減浮いた分を、
医療などの他の支援に回せる。
ここがキッチン件スタディールーム、
料理は、外の空間で作り
この裏に併設してトイレがある。


ベッドルームは、20人寝られるが、
一つのスペースに
二人寝ることもこちらでは多く、
そうなると最大40名収容可能となる。


設計施工は、
エンジニアでMCLのボードメンバー、ダニー氏。
きちっとした仕事で評価が高く、
行政や大きなビルの建設も引き受けている。


寄付は行橋や小倉カトリック教会等の
方々で構成するMの会


神父様をお呼びして開所祝別式

若きキダパワンの神父さん、


聖水をまき祝別し、


その後みんなで会食。

将来的には、周囲にフェンスを建てて、
女子寮も併設する予定。


Mの会の皆さんありがとう!!!



ke27
マノゴル小学校の
卒業式

オーナースチューデント
(表彰された子)
の表彰式からはじまる


あちらこちらの小学校に、
奨学生はいるが、


今回はMCLのあるマノゴルと
ブアランの卒業式に主席した。

皆さんの支援している子たちは、
ここにいますか?


こちらの卒業式は、
表彰や歌やスピーチで進行していく。

華麗な衣装は、学校から借りる。
セレモニー好きな国だなあ、といつも思う。

今年は、どういうわけか、
小学校の子たちにも成績優秀者が続出した!


親代わりに、繰り返し舞台にあがった。
下の左と右端は実の娘。


卒業生たち、
今度は中高校に



今年はグライデルが、
成績最優秀で表彰された!

グライデルは、最優秀成績で卒業。
ソーシャルワーカーを目指したい!

卒業生代表として
グライデルが、英語でスピーチをした。


今後の成長が楽しみ!

成績が二番目の子もMCLの奨学生だった。

「ヤレヤレ、あまり早く大きくなるなよ・・・」
と、私は彼等に言う。

成長していくのはうれしいのだけれども、
いつまでも子どもでいてほしいと願うのは、
親心だろうか?

高校へ新たな旅立ち。
支援者の方々ありがとう。
これからもサポートしてくださいね!



ke28
マノゴル中高校の
卒業式


プロック8集落のウェルマーも、
すっかり大きく成長した。
今度、大学生だなんて!!!

皆、小さいときから知っている、
思い出深い
子たちだけに、



私の胸に、感慨が起こる。



その後、
スタッフになったベンジー君!


卒業成績が最優秀の子も
MCLの奨学生だ


それ以外の子たちも頑張って、
いろいろな栄誉に輝いたが、


それよりも、
卒業したこと自体がうれしい!



ke29
エープリルリンの
誕生日と
卒業記念パーティー



MCLを共に立ち上げてきた
妻のエープリルリン!

責任ある仕事ゆえに、高校2年のまま休学。
その後も、問題が起こると停止!

2年間で卒業するところを、
8年かけて26歳で高校を卒業!
今年から大学に進学する。

彼女がいなかったら、
ミンダナオ子ども図書館は無かっただろう!


親友のセントメリー高校の
先生方も駆けつけて下さった。

先生やシスターがたの方が、
彼女を頼りにし、
悩みを打ち明け相談に来る・・・。

先生が、生徒に人生相談にのって
もらうのだから?????


誕生日のケーキを互いにわけあって!


顔に塗って、食べる?


MCLでは、
みんなが兄弟姉妹でひとつの家族!




ke30
MCLの日常より






















ke31
ダバオの貧民街から
奨学生を


海に張り出したイスラム教徒の貧民街

ここも、
ミンダナオ子ども図書館が長く関係し、

奨学生を採用してきた場所だ。


土地を持てない人々は、
海に張り出して家を建て貧民街を形成する。



おもに、イスラム教徒のタウスグ族だ。

かつて奨学生でスタッフでもあった、
エーフロアーさんのお母さん。

介護科を卒業した娘は、
今は、ドバイで働いている。


ここから、また
新たに奨学生を採用!

MCLに住んで通うことになった。


近くここで読み語りを行う予定だ。

なぜか、子どもたちはぼくの名を知っていて
かけよってくる。「トモさーーーん!」


「これから、読み語りをするから、
集まっておいでね!」


家々は、板張りの上にのっていて、
下は海だ。



町の外れ、海に張り出して住んでいる人々。


この地域は、
イスラム教徒のタウソグ族が多い!
海洋民族だと言われている。

MCLの奨学生は、山からだけではなく、

町の貧困地域からも来ている。


町の貧困は、
山の貧困ともまた異なっている。

こうした地域では、
皆力を合わせて生きているが、
外部からの差別意識も強い。



山の場合は、狭い斜面をたがやして、
イモやトウモロコシをうえて自給自足をする。

しかし、土地がない先住民の家族は、
山をおりて麓の家々をめぐり、
洗濯や草刈りをして日銭をかせぐ。

ときには、
遠くの町まで出て物乞いをする。

そのけっか、
こうした場所に住みつくのだが、

海にはりだした場所に、
木を組んで家を建てるのは、
土地を買えないからだ。




ke32
読み語りが始まった

貧民街の入り口の広場で
遊んでいる子どもたちを集めて、


MCLの奨学生たちによる、
読み語りがはじまった。


タガログ語かビサヤ語で「読む」のではなく
自分でお話をアレンジして「語って」いく!

大事なのは楽しむこと!


英語でお話を読んでも、
子どもたちの多くは、
ほとんど学校に行っていないので、


何をいっているのかわからないから。
現地語で話す。


山の子も街の子も、
子どもの笑顔はどこも一緒!



絵本を語るだけではなく、
奨学生たちが劇をする。



子どもたちは、おお喜び!

「おおきなかぶ」のお話を、
ミンダナオ流にアレンジした。
「おおきなカサバイモ」




ke33
読み語りが終わり、
パンを配る


わーーい!パンだ、パンだ!

パンを食べられたのひさしぶり!

おまえにも、あげるからね!
ありがとう、おにいちゃん!


きょうは、とっても楽しかった!

またきてちょうだいね!

これ、ぼくたちがとってきたお魚なの、
買ってくれない?」
「うん!全部買うよ!」「やったーーー!」

海にはりだした、
家からものぞいている子どもたち。

また来てねーーー!


ぜったい来てね!ヨウちゃん!

トモさん!


みんなも来てね!


読み語りが終わったら、


みんなで海で遊ぼう!


各々の家には、ときには数家族が、


いっしょに住んで、生活している。


ミンダナオ子ども図書館みたいに
宗教や部族がちがっていても、

わたしたちは一つのファミリー!



ここを舞台にした、
絵本を書きました!
「サンパギータのくびかざり」
(今人舎)


ぜひ読んでみてくださいね!



ke34
生まれて初めての都市

ミンダナオ子ども図書館の子どもたちは、
電気もない、山から来たから、


町を見たこともないし、
デパートに、いったこともない!

それでせめて、
都会を見る体験をさせてあげた。


生まれて初めてのエスカレーター!

「こわい!」「怖いー!」
高校生でも、初めてのエスカレーター。



二階から見たデパート。

お水をたくさん、買わなくてはならないから、

とくべつに、自動車にのせてあげるね!

お米やおかずも、ここで買っていこう。

さいごにみんなでアイスクリーム!
ばんざーーーーい!



ke35
奨学生を迎えに

エルマリーとモクモク、


そしてラブリーを
山の家に迎えに行った。

この先にほんとうに家があるの?


夏休み里帰りしていた、奨学生たちや、
子どもたちを、


MCLにまで、送り届けるだけの費用を、

食べるのも大変な親が、
出せる訳もないので、

私たちで、迎えに行かなくてはならない。


ときには、何時間も山道を歩いて!

ゴムの木を撮影している息子の陽。



ke36
ラブリンとロムニック

お父さんが居なくなり、
お母さんが気が触れて、
疾走したまま帰らない。


おばあさん一人で、面倒を見ているが、


生活の糧を得られる当てもなく・・・。
MCLに住んでいる子たち。



ke37
先住民の住む
アラカンでの活動を
再開


まずはカヨパトン、
そこから山道を歩き
パコパコ集落への旅


アラカンは、マノボ族の聖地、
アンセストラルドメイン
(特別保護地)にも指定されている。

MCLにとっても重要な活動地域だ。
NPA(反政府組織)でも有名だけど・・・


カヨパトンへ行く途中で、
ファウスト神父に会った。
私たちが司教館に
住んでいた頃の事を
想いだして下さった。


その2年後に、
ファウスト神父は刺客に殺害された。
シスターの話だと政府から送られた暗殺者。
原住民を守るために、
鉱山開発に反対していたからだという!
アロヨ政権の当時、
先住民を擁護していた弁護士や
議員も多数殺害されている!


ミラノミッション会で、
貧困克服と平和構築に大きな貢献をしている
ピーター神父共々、ファウスト神父は、
私の尊敬するイタリアの神父。
頭に巻いた、赤いバンダナが、
ピーター神父と一緒のスタイル。
たぶん、原住民の人々から、
酋長に任命さられているからだろう。
僕と同じように・・・。

ミンダナオ子ども図書館は、
Non politic Non religious sect 
非政治団体で特定の宗教宗派の下では
行動しないけれど。
その中でぼくはカトリックだけれど、
カトリックはアフリカ、南米、
アジアにも広がっていて民族種族も多様で
ミッション会も多く、どこかに居場所が
あるような気がしてほっとする。

ぼくは、三位一体が気に入っていて、
父なる神だけ拝むとイスラムのよう?
子なるイエスに集中するとプロテスタント?
聖霊や精霊だと先住民族?
カトリックでは、その三つが一体になっている?
マリア様の母性も神聖だし、
仏教の弥勒菩薩に似ているような?
これは、ぼくの勝手な解釈。

しかし、貧しい人々の立場から見ても、
30年以上こうした場所で命がけで
活動し続けている、こうした神父の働きには
頭が下がる思いがする。
結婚していないから、
命をかけてどこでも行ける?
神父さんだけでなく、
ブラザーやシスター方もすごい・・・!

日本の若者よ。
自殺する勇気があるのなら、
神父やブラザーやシスターになって、
命を捨てた思いで活動したら!


ぼくも、神父さん方と
キダパワンの司教館に住んでいたころ、
ブラザーになることを考えたけれど、

イスラムの戦争孤児たちを
救済していく過程で思ったのは、
逆に平凡な一信徒だから
団体規定に縛られることなく、

変なカトリック信者だと眉をしかめられても、
やれることがあるのではないか・・・?
カトリック信者だけれど先住民の酋長!
アオコイ マオガゴンが僕の名前。

たとえば、
先住民の祈りに酋長として参加したり。

クリスチャンとともに、
イスラムの子たちをひきとって、
いっしょに家族として暮らしモスクを建てたり。
聖職者だったらできない?

シスターと司教館に住んでいて、
そのご、共に生きていく連れ合いだと感じて
MCLミンダナオ子ども図書館を
いっしょに立ち上げた、
今の妻と結婚することに決めた。


でも、家族を捨てて、
命がけで活動できる聖職者たちが、
うらやましいと感じることがしばしばある。
とりわけフィリピンのカトリックは、
多様で柔軟でいごこちがいい。
マリア様のローソクの煙を
手であおいで肩につけて健康を祈る。
まるで日本の仏教か神道みたい。



ke38
ナポナガン
集落に到着


ナポナガン集落は、カヨパトンに行く手前。
ここからも奨学生が複数来ている。

今回の調査を活用して松居陽が、
マノボ族のドキュメンタリー映画を制作。
文化プロジェクトの一環


家に戻っていた、ビーメールグレイスさん、

ビサヤ系だが、16人兄弟姉妹がいる。


奨学生のジェサ。今度中学校。

高校までは遠いし、
両親は、MCLに住まわせたかったけど、
ジェサは、貧しくても親の元に居たいので
村にとどまる。

どこに住むかは、本人しだいで、
MCLに住んでいても村に住みたくなれば、
翌年から帰れる。ジェサは、
大学からキダパワンに住むことにした。



ke39
川に行く手を
阻まれる


多少川が増水していた。

奨学生の男の子たちが、川に入り、


障害となる大きな石をどける。


川で遊んでいる、地元の子どもたち。

川で洗濯をしている、お母さんたち。

川底のチェックが終わり、
荷台にみんな乗って、



いよいよ、川をわたる。

車高を高くして、
特別な荒れ地用のタイヤをつけた、


四輪駆動でしか、いけない場所だ!



ke40
カヨパトンに到着

母さんと、郷里に戻っていたジョジョは、

高熱を出して、すっかり痩せていた。

こうした村では、ちょっとした病気が、
そのまま命取りになる。
MCLに戻って、治療をすることに決めた。


母親と父親が別れたエラ。
祖母の強い要請で、
カヨパトンに住むことになったが、
あんなに明るかった顔が、
表情が失われて暗くなっている。

大丈夫だろうか・・・



ke41
カヨパトン集落から
パコパコ集落
目指して歩き始める


車で行き止まりのカヨパトン集落から、

いよいよ歩いて、パコパコに向かった。

今回の調査には、
ピキットのブアラン小学校の
校長先生も同行した。


ロクサンさんの家の前を通ったが、
両親の手伝いで、
山に下草刈りやトウモロコシの収穫や
洗濯に行って居なかった。

ジェジェも両親を手伝って山へ。
里に帰った奨学生たちは、
貧しい一家を助けて早朝から山へ。

山を越えていくと、
こんなところにと思う場所に家があり、
マノボ族の人々が住んでいる。

こんな高地にと思うかもしれないが、
もともと耕作が容易な
低地に住んでいた人々なのだ。

低地の良い土地が、所有者の無い土地
(土地登記がない)という理由で、

お金のある移民系の人々に
政府によって売却され、
さらに転売されてきた。

その結果、自分たちの自給地を失い、
山へ山へと逃れていった。


ここから小学校までは、
数時間の道のりがある。

高校になると、
ほとんど歩いて通える距離ではない。

いつかこの子たちも、
学校に行かせてあげたいが・・・

スカラシップを与えたとしても、
学校まで遠いし、お弁当も持っていけないので、
続くかどうかが疑問だ。

MCLに住み込めば、
近所の学校に行けるのだが、
まだ幼いので、
親から離れることが良いとは言えない。

ラナコランに建てた下宿小屋も、
あっという間に、満杯になってしまったし。

そこで考えたのが、
学校継続がまだ確実と言えない子の場合は、
奨学生として採用して、
学費や文具費やプロジェクト代を支給するが、
支援者を付けずに数年間、
様子を見ることにした。


その分、負担は大きくなるが、
せっかく支援者をつけても、
ストップしてしまうと悲しいから・・・



ke42
斜面の中の
小さな白い点


実は、
ミンダナオ子ども図書館の奨学生のお母さん。

条件の悪い斜面に、
かろうじてトウモロコシを植えて、
生活している!

彼等が植えているトウモロコシは、
原種に近いものだが、収穫量が少ないし安い。

ハイブリッドのトウモロコシは、
(企業によって遺伝子操作がなされた)
収穫量は多く単価も高いが、
種子は高価で、しかも遺伝子操作のためか、
一回しか育たないので、
毎回、企業から高価な種子を
購入しなければならない。

そのうえ、ハイブリッドの品種は、
化学肥料や農薬も大量に使うので、
結局、収穫して売っても、
原価を吸収できずに赤字になる。

海外の種子企業、肥料企業、農薬企業だけが、
儲かるように出来ている???


途中で出会った奨学生のお父さん、
お母さんたち。


谷底のロクサンさんのお母さんは、
谷底でワラビを採っていた!
もちろん売るために。


どこまでも広がる、木の無い原野。

昔はここが、ジャングルだったなんて、

誰が信じるだろう。


ke43
ようやく
パコパコに着いた


初めて見る、パコパコ集落。

この地を、もっと良く知るために、

読み語りを、近く行うことにした。

村で唯一
初めて高校を卒業する首領の娘。

大学へは、行けないのでMCLの奨学生に・・・。

将来は先生になって、
村の子たちを助けたい!

パコパコの初等学校。
ケロハスやキアタウの子も、
4年生までは、ここに通う。

しかし、5年生になると
ここから遙か彼方のラナコランまで、

朝の4時に起きて、通わなければならない。

ラナコランの下宿小屋は、
他の集落の子たちでいっぱいだし、
どうしたらよいのだろう。

大勢子どもがいても、
高校まで通っているのは、4名だけ。


先住民の子たちは、服も下着もなく

裸で生活している子たちも多い。

いがいと下着が、求められている。

使い古しでも良いから、送ってくださいね!



ke44
パコパコから
キアタウへ向かう


昔は、深い深いジャングルだった。

巨大なラワンの木々が、
大地を、ことごとく覆っていた。

それらの木が、次々に伐採されて、

海外、特に高度成長期の日本に輸出されて、
その結果、丸裸になったなんて・・・!


この地域の下流域が、ピキットの大湿原地域で、
毎年繰り返される洪水は、
上流のこの地の森林伐採の結果なのだ。

そういえば、私も子どもの頃、
小学校の工作の時間に、
ラワン材を使っていたな。

先生の説明だと、
南の国から来たラワン材は、
非常に安価で節がなく、
工作にはうってつけとの話だった。

日本は、外国とくに発展途上国の木を
大量に伐採輸入して、
自国の森を保護したのだな。

フィリピンの若者たちは、
日本には、森がないと思っている。

自国に森がないから、
ミンダナオの森を切って、木を輸入したのだと。




2008年の
ウエッブサイトの
記事から!
洪水は川沿いの
村々も襲った


水量は激しく、ムアランでは、
200世帯が、鉄砲水で家を流されたという。
写真のように、水は軒下まで達している。

道は水のせいで、ところどこと寸断され、
タリタイからラジャムダまでも
容易にたどり着くことができない。
家の庭で泳ぐ子どもたち、飲み水が心配だ。

道路は、至る所で寸断されている。

ラァジャムダ高校も水の中だ。

この地域は、戦闘による難民は居ない。
しかし、洪水による難民が出ている。

水は、数日で引くので、
戦闘難民のような悲惨さはないが、
戦争状態で復旧は遅れるだろうし、
病気が、ここでも心配だ。

この比較的立派な村道は、
2年前にアメリカ政府の支援
(USAID)で作られたものだ。

高く作られた道路は、
町側の堤防の役割を担っているようだが、
反対側の家々は、軒まで達する水の下に、
水没するようになってしまった。

この経験を、今後の復旧やODAによる
道路や灌漑整備に注意深く、
活用しなければならないだろう。

以上は、2008年の私たちの活動記事だが、
こうした問題を解決するためには、
広大な山岳地域の植林支援を、
実施する以外にないだろう。

鉄砲水は、驚くべき早さで、
下流のピキット地域を襲う。
上流の山々に、保水機能がないからだ。

単に植林をして、
ジャングルを復活するだけでは、
この地域に追い詰められたマノボ族の
生活が圧迫される。

マノボの人々の収入を、
ある程度確保しつつ、
植林を可能にするには、どうすればよいのか。



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キアタウでの読み語り

キアタウ村に入ると、本当にホッとする。
人々は明るく、子どもたちが可愛い!

しかし、ここも以前は、
カヨパトンやムヤス集落同様、暗く落ちぶれて、
外界と閉ざされた集落だった。

MCLが入り、奨学生をとり、
さまざまな活動をすることによって
こんなに人々の表情が、
明るくなるとは驚きだ!

驚きは、表情だけではない。
久しぶりに来るたびに、
子どもたちが、増えていくのだ!

新たに生まれるだけではない、
ここが、住みやすいので、
町から戻ってくる村人たちも多いのだ!

電気は、未だにないのだけれど・・・
故里に帰っている奨学生


まずは、みんなでお昼ご飯

こんなにご飯やおかずを


お腹いっぱい
食べられることは
珍しいこと!



読み語りが始まった!

ここの子たちは、
何度も、読み語りを体験しているので、

お話を聞くのが大好きだ!

それだけではなく、踊りや歌も覚えていて、

スタッフたちと一緒に、歌ったり踊ったりする。

本当に、絵本やお話が大好きで、

生活に根付き始めているのがわかる。



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キアタウ脱出劇

キアタウは、とても美しいところだが
想像以上に、過酷な山岳地帯にある!

とにかく、雨が少しでも降ると、
車での脱出が、不可能になるのだ!

このようなアクシデントは、
しょっちゅう起こるので、変な話だが、
何が起こっても、少しも驚かなくなった。

あらゆる困難を、しっかり受け止めて、

最良の解決策を、慌てずに模索していく。

荷台には、太いロープが入っているので、
それで、ひっ張ることに・・・。


この地の大地は、粘土質で、
雨さえなければ、乾燥して硬いが、
いったん雨が降ると、

磨き上げられた大理石のように、
つるつるになる!

そうなると、
どんなに頑張っても、脱出は不可能!

みんなで押せば、解決することもあるが、
それでも駄目な場合は、
みんなで、ロープで引っ張る。

大人も子どもたちも、
村人たちが、大勢で助けに来てくれる。

子どもたちが、お世話になっている
ミンダナオ子ども図書館の事だ、
僕らに任せなさい・・・。

みんなで力を合わせて、
泥だらけになりながらも、
夢中で救援する姿は、本当にフィリピン的だ!

(都会はどうだかしらないが・・・)

困難も楽しんでしまうのも、
フィリピン的かもしれない。



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ラナコランの
下宿小屋へ

キアタウを脱出して

ここはかつて、
立正佼成会の方々と、平和の祈りをした場所。


皆で、下宿小屋に泊まった!

ラナコランの下宿小屋は、
京都暁星高校と河野優子様の寄贈で建てた。
建設費は60万円。

遠くて学校に通えない、
遠隔地の子たちのために、建てた小屋だ。

私は、今回初めて泊まったが、
驚くほど快適で、まるで別荘?

訪問者の方々、
ご希望があればお泊めします。

ポーチで勉強し、食事を取る子どもたち!

地域の子たちにも、
文庫として解放している。

この地域は貧しく、
本も絵本も辞書もないので、
奨学生たちだけではなく、
多くの子どもたちに解放し、
地域の発展に寄与している。

下宿小屋は、保育所とも異なって、
小学校から高校までの
多くの子どもたちに利用され、
大きなインパクトを地域に与える
試みである事が解ってきた。


この地域は、マノボ族の
アンセストラルドメイン(保護地区)でもあり、

彼等の、昔話や楽曲、
伝統の祈りやさまざまな文化が
未だに生きている場所でもある。

戦中に、下のダバオ地域のカリナンから、
マノボ族と結婚した多くの日系人が
逃れてきた場所で混血も多い。
下の奨学生も日系人。

文化的に興味深い地域なので、
この下宿小屋に併設して、
マノボ文化研究所を作り、
大学を卒業した奨学生たちが中心になって、

昔話を集めたり、
文化を保存研究したりできる、
文化施設にしたいと思っている。

もちろん本部は、
ミンダナオ文化研究所という名で
キダパワンに作るが、

ここで集めた昔話や貴重な文化の映像などを、
出版したりネットで紹介したり、
保存したりするプロジェクトを考えている。
今回の陽の映像も、その過程の一つだ。

才能ある卒業生たちに仕事を作り、
提供するのも目的の一つ。
ミンダナオ強みは農業と文化。


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ラナコランの
下宿小屋で夕食


下に見えるのが、下宿小屋の
ハウスペアレントでスタッフ、
奨学生のお母さんだ。

遙か彼方には、
フィリピン最高峰、アポ山の姿も望める。


ここに拠点を置くことで、
さらに山奥のマノボ族の集落へ、
皆で、読み語りに行ける。


明日のムヤスの読み語りに備えて、
おやすみなさい。


翌朝は、
さわやかな高原の夜明け

見事にアポ山が顔を出した!

4月5月は、フィリピンの夏休み。
奨学生たちが、

読み語りのプロジェクトに
参加することが、出来る日々だ。


親のいない子も多いので、
帰郷できない子は、寂しくならないように
プロジェクトを組む。


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貧しいムヤス集落に
読み語り


車が入れないので、絵本を馬に積んでいく。

ここには、多湖さん一家と
親戚の方々寄贈の保育所がある。


多湖さん、
Relativesのところ修正してありましたよ。
ちょっと、たどたどしい字ですけど。


ムヤスを見ると、
かつてのキアタウを思い出す。

非常に貧しく、
何よりも、人々の心が沈んでいる。

生活が、厳しいこともあるが、

教育や医療も含めて、
貧困から脱出する希望が、感じられないのだ。


MCLが入ってから、
キアタウや他の集落には、希望が感じられる。

今回の調査で、
パコパコの首領が、告白していたが、

「沢山の子どもたちが居ながら、
中学校に進学している子が数名。
大学まで行った子は、もちろん皆無。

そんな集落に、MCLのスカラシップで
大学まで行く子が、出ることが可能になった!
これは、気持ちの上でも
画期的なことなのですよ!」


イスラム教徒のザイノディン君が、
先住民の子たちに読み語り。

宗教や民族の違いを超えて、
他の地域の貧困の現状を体験する事は、

彼の生涯に、大きなインパクトだ。
今年から大学生になる。


読み語りに集まる。
子どもの現状を、把握することによって、

村の状況を理解するのも大切な、私の役割だ。

とりわけ目立つ、極貧の子には声をかけ、

読み語りが終わった時点で
家に案内してもらう。

病気の子が、居ないかもチェックする。


おおきなカブの劇が大好評

「おおきなかぶ」現地では
「おおきなカサバイモ」の後に、


みんなで
マノボ語、ムスリム、ビサヤの歌をうたい、

最後に平和の歌をうたう。


その後、みんなにパンを配り、


絵本に触れる時間を作る。


英語やタガログ語の本は読めないけれど、

大事なのは、絵本というものに触れること。



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読み語りの後
貧困家庭の
調査を開始



貧しい家を選び、ソーシャルワーカーと


一軒一軒たずねて、村の状況を聴き取る。


子どもの服や下着などは、
もっとも、買えないもののひとつ。


古着の下着も、たくさん送ってくださいな!
多少ぼろぼろでも、はければ大丈夫!


とりわけ、崩壊家庭の子たちを探し、

新たな奨学生候補を選んでいくのだ。


下の写真のお母さんは、なんと、

下の写真の左に写って、手を上げている
奨学生のピティボウイ君
(その後、スタッフになった)
の小学校時代の同級生だった!

15歳で結婚して、ここに住み着いている。

下の写真は、その家。
このようなところに、4人の子どもたちと
一緒に住んでいる!

毎日の食べ物にも、事欠く生活。


足にひび割れがある少女。
早速、母親といっしょに病院につれていき
医師の診断をあおぐことに。

治療は、くり返しくり返し山に通い
かならず、完治を見とどけるまでおこなう。


最貧困層に光を当て、
その中から、新しい奨学生を選び育てて行く。


それが、MCL流だ。



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カヨパトンに
子どもたちを
送り届ける


フィリピンでは、一年は3月末で終わり、
4月5月が、夏休みとなる。

MCLに住んで、
近くのマノゴル小学校に、通っている子たちは、
当然、帰るための旅費がないので
郷里の村に送り届ける。

遠いアラカン地域カヨパトンの村は、川を渡り、
4WDでしか、行けないところに集落はある。
マノボ族の集落でも、非常に貧しい地域。

パンクやスタックは日常茶飯事。
今回も、大型タイヤがパンク!

慌てず、早急に処理して旅を続ける。



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この地域の生活は、
ほんとうに厳しい


子どもたちは、一日三食たられず、

ほとんど、裸の状態で過ごしている。

この川を、4WDで渡航するのだ。

故里に帰った、奨学生のロクサンさん、
今度、高校に進学する。

奨学生を、村に届けると同時に
衣料支援をした。

指が6本あるジョジョさんの家。


窪田まゆみ様寄贈の保育所が
役立っている



木に登っている、
この地出身のMCLの奨学生を、

見上げている、村の子どもたち!

多くの子たちが、
小学校や高校に行きたいけれども、
貧困ゆえに行けない。


この村からは、比較的多くの子たちを、
奨学生として、採っているのだけれども、

私の力が及ばず、
なかなか、期待に応えきれない。

14,5歳になると少女たちは、
結婚していく。

それでも、子どもたちは、
ほんとうに、よくお手伝いをする。

下は、MCLの奨学生になって
生活保護をはじめた子たち。

MCLの奨学制度は、特に親のいない
子どもたちの保護からはじまる。



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故里に戻った
奨学生たちは、
垢抜けて見える?


父親がいず、
後ろの家で、小学校4年生の姉さんに
面倒を見てもらいながら、
暮らしていたジョジョたち。
MCLに住んで
今は、すっかり子どもらしくなった?

下の写真の子が、お姉さんのジュエリン。
彼女が、たった一人で弟妹の面倒を見ていた。
MCLに住み、彼女もすっかり安定した。

指が6本あるジェジェさんも、この村の出身。
現在は手術で5本
お父さんは、マノボの伝統を受け継ぐ首領だが、
とっても貧しい。

日本から送られた、古着のせいか?
町に近い場所での、暮らしのせいか、
ちょっと、垢抜けて見える奨学生たち???

この村の子たちにとって、
MCLの奨学生になって、
MCLに住むのは、大きな夢だ!


北九州小倉ライオンズクラブの
寄贈したヤギが
子を産んで増えてた




極貧のこの村に、ヤギを寄贈して下さった
ライオンズクラブの方々。
ヤギが、子を産んで増えています!




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新しい高校の奨学生
この村から、唯二人高校に行っていた、
ジェジェさんと従妹。

従妹だけが村に残り、たった一人で、
はるか山麓の村に通っていた。

それを見かねて、奨学生に・・・
MCLに住み込んで、
学校に通えるようにしてあげる。

大の仲良しだったので、
ジェジェは大喜び!!



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京都暁星高校が寄贈
マノボ族アマベル村の
保育所開所式


霧の中を
山上のマノボ族の集落へ。

ここには、
戦前に原住民と結婚して
ダバオ近郊にすみ、

戦争と同時に、
日本人であることを隠して
山に逃げた、
日本人の末裔である

日本人の血の混ざった
マノボ族の人々も多い。
上の写真の奨学生もそう。
下は日本軍が玉砕した洞窟には、
今も人骨が眠っている。


京都暁星高校は、カトリックの高校で
宮津にある不登校の子どもたち、
学校に行きたくなかった子どもたち、

さまざまな、事情のある子どもたちを
優先的に受け入れている。

海外、特にフィリピンとの交流を重視し、
植林や学校建設なども、
生徒主体に行っている。

MCLの初期からの仲間で、
イスラム地域のパイドプランギ、
マノボ地域のカティンド、
ラナコランには下宿小屋を、

そして今回、
アマベルに保育所を建設して下さった。

MCLの若者たちのスカラシップ支援も
3名して下さっており、
去年11月、招かれて、
滞在した記事もサイトに掲載されている。

京都暁星高校ホームページ
 http://www.kghs.ed.jp/



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村の子どもたちを
集めて読み語り


お話は、マノボ族の奨学生が通訳して、

子どもたちの母語である、
マノボ語が使われる。

日本から来た娘さんは、
言葉が通じないけれど、

なぜか、心が通じるという、
不思議な体験を現地でした。

そんな体験を、
子どもの頃からした子は、本物の国際人?

この方が、保育所の先生。


テープカットと開所セレモニー

保育所は、サインをしたあと、

テープカットで、開所式がはじまる。


基本的に、贈呈した後の維持や修理は、
村に任せられるのだが、


だんだんわかってきたことは、
収益のない貧しい村では、

簡単な補修ですら、難しいということ。

それゆえに、建設後も状況を見ながら、

子どもたちと村のためにも、
MCLで、補修もしていくことに決めた。



ke57
夏休みの終わり
みんなで海に行った


こちらの夏休みは、4月から6月初旬まで。

そのころになると、
自分の生まれた集落に、戻りたい子は、
車で村まで送り届ける。

親がいなかったり、
辛いことがいろいろあった
生まれ故郷だけれど、

友だちは、たくさんいるし!
ふるさとは、いつまでもふるさと!

だから、帰りたい!

しかし、いろいろな理由から、
帰れない子たちもたくさんいる。

MCLの子たちも、少なくなって、
残った子たちにとって、
夏休みは、さびしくなる時。


そんな子たちを見て、
夏休みには、残った子たちは、
みんなで、海に泳ぎにいって、
楽しく時を過ごすことにした。


初めて、海を見る子も多い。



ke58
最初は少し孤独に
感じる子も


特に、
今年から初めて、MCLに住み込む子たちは、

まだ慣れないので、孤独を感じる。

そんなときは、様子を見て声をかける。

初めて海で泳いだわ!
海の水ってしょっぱーーい!


ぼくも、いま行くからね!


あっという間に溶け込んで!

MCLの家族になっていく!


わたしの娘もいつも一緒!




2019年下のハニーさんは
大学生になり、


日本に公演にいって
テレビに出演!


NHK国際報道
フィリピンミンダナオ島

ミンダナオ子ども図書館の
若者たちによる
踊りと唄の日本公演で
父親を殺された
奨学生ハニーさんが、
支援者と出会い、
感動の涙涙・・・
涙なしには、
見られない作品です。


映像を 見たい方は ここをクリック

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さびしい時も
あるけれど、
兄弟姉妹のような
友だちといっしょだから
だいじょうぶ。



それが、
ミンダナオ子ども図書館!



ここでは、みんな一つの家族!



夕暮れても遊びは続く!







ke60
みんなで洗濯

男の子も、女の子も、


小さい子も、大きい子も、


私の娘も、自分で洗濯、みんなで洗濯!


最後は、自分の体も洗濯!

泊まりに来てね!
わたしたちで、ご飯を作って、
洗濯もしてあげるよ!


支援してくださって
ありがとうございます!


ミンダナオ子ども図書館だより:サイトへGO!
現地日本人スタッフによる、
写真を交えた最新の活動報告です!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法
ミンダナオ子ども図書館日記(松居友制作)にGO!
松居友による活動報告および
製作映像や想いを載せた自由日記です!
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