戦争と平和構築
2014年の記録から
(1)



避難民の緊急支援に向かった
1 イスラム地域で内戦、緊急支援 GO! 12 バチカン声明 GO!
2 早急にシートを持っていく GO! 13 友人の悟郎司教から手紙 GO!
3 ビニールシートの支援を最優先 GO! 14 戒厳令まにら新聞 GO!
4 あくまで独立を求めて GO! 15 イスラム自治区も訪ねた GO!
5 家族のために死んでいく GO! 16 雨よけのシートをくばった! GO!
6 現地報道の記事から GO! 17 ビニールシートを配った GO!
7 炊き出しをした GO! 18 病気の少女を見つけた GO!
8 奨学生も非難していた GO! 19 車いすを届けた GO!
9 避難民が向かってきている GO! 20 古着の支援もした GO!
10 日本国会で集団的自衛権が通り GO! 21 神戸震災20周年ですね! GO!
11 東京新聞:集団的自衛権の記事 GO!
22 MCLの奨学生の調査 GO! 34 良い仕事について両親を助けたい GO!
23 奨学生で片親の子たち GO! 35 日本では自殺や引きこもりが GO!
24 劣化ウランの影響では? GO! 36 足を踏み入れて15年 GO!
25 足が腫れてきた奨学生 GO! 37 子育てという言葉が変に感じる GO!
26 義眼を入れる手術予定 GO! 38 なぜこんなに明るいのかなあ GO!
27 イスラム教徒の子どもたち GO! 39 愛をもって見守り GO!
28 ミンダナオ和平アキノ政権 GO! 40 みんなでやる方が楽しいよ GO!
29 少なくとも今回は GO! 41 貧困で大変なのが GO!
30 状況は楽観視できない GO! 42 機関誌にかんするお返事 GO!
31 宮木梓さんの機関紙の記事 GO! 43 NGOにとって寄付とは? GO!
32 秀島彩女さんの記事から GO! 44 さて、話をもどしましょう GO!
33 日本の子ミンダナオの子 GO!
mk1
イスラム地域で、
MILFとBIFFが内戦
避難民の
緊急支援に向かった
 

まずは、
ピキット市側に

避難してきた
人びとのところに行き、

炊き出し支援を
すると同時に、

現状を調査した!


先日、
避難民救済支援をし
たばかりなのだが、

ピキットの福祉局所長補佐で、
ミンダナオ子ども図書館の役員、

ソーシャルワーカのグレイスさんから
再び連絡が!

「リグアサンの湿原地域で、
戦闘が起こり、

前回以上の
大量の避難者が出ている!」

それに答えて、
まずは現地調査をかねて、
即刻炊き出しの支援を決定。


mk2
早急に、
ビニールシートを
持って行く・・・


難民が出て
最もきびしい時期の一つが
避難した直後で、

そうした時期には、
一般の国際NGOは、

まず調査をして
早くて1ヶ月後、

ときには、
数ヶ月後から
活動を開始する。

体育館や学校のように、
屋根のある場所に、
避難できれば良いのだが、

大量の難民が収容しきれずに、
一部の家族は、
木下や野原、

時には
路上横の空き地に
寝ることになる。

貧しい彼らが、
雨よけや地面に牽く
ビニールシートを
買うお金があるはずもなく、

雨が降ったら
びしょ濡れにならざるをえない。


mk3
まずは、最優先で
ビニールシートの
支援をする


私たちは、この十年間、
何度も行ってきた救済で、
そのことを知っているので

まずは、
最優先でビニールシートの支援を
するのだが、

ところが、今回は、
先日の難民救済で、
ストックしておいたロールを全部使い果たし
持参することが出来なかった。

その代わり、
ご飯を炊いて子どもたちにあたえる、
炊き出し支援を実行した。

幸いなことに、
おそらく今後も、
戦闘がしばしば
起こるだろうという予感から、

なけなしの資金で、
ダバオに行くスタッフ頼んで、
6ロールをとりあえず購入。

奨学生たちが、
力を合わせてカットして、
翌日届ける約束をした。


mk4
あくまで
独立を求めて


今回の戦闘は、
政府との和平交渉を
推進しようとしている
MILFモロイスラム解放戦線と、

そこから分離して、
和平交渉を拒否して、

あくまで
ミンダナオの独立を求めて、
戦闘を続けようとする、

BIFFバンサモロ
イスラム自由戦士との
内部抗争。

その結果、
MIFL側とBIFF側の
司令官が死亡し、

一般市民には、
死者はいないものの、
戦士がかなり死んだようだ。


mk5
家族を食べさせるため
応募して、
戦闘で死んでいく


戦士になっているのは、、
貧しいイスラムの若者たち。
学校にも行けず、

家族を食べさせるために、
給与のある戦士に応募して、
戦闘に立たされて死んでいく。

奨学生に採用した若者が、
言った言葉が忘れられない。

MCLの奨学生になれて良かった!
大学まで行けるから
良い仕事について家族を養える!

ぼくは、ゲリラには、
出来れば
なりたくなかったんだ!

このあたりから採用されて、
アルカイダやISとなり、
はるかかなたの
中東に送られていく
若者たちも多いという。

今後、
戦闘拡大の危険も大きいので、
住民は、
急きょ町に近い場所に避難した。

国軍は、
様子見をしている状況で、
参戦はしていないが、

国軍が参加するとなると、
状況は良くない。




mk6
Civilians flee as MILF, BIFF clash

PAGALUNGAN, Maguindanao
(MindaNews/16 February) –
Hundreds of Moro civilians from outlying
villages here
and in nearby Pikit, North Cotabato
fled following clashes since Saturday night between
rivals Moro Islamic Liberation Front
and Bangsamoro Islamic Freedom Fighters.

Children and work animals in tow,
the villagers carrying valuables
evacuated the interior villages of Kalbugan
in Pagalungan and Buliok in Pikit Sunday night
en route to the Pagalungan gymnasium
in Barangay Poblacion
and in Mahad School in Poblacion Pikit, respectively.

“Walang tigil ang putukan,
pina-bakwit kami ng mga barangay kapitan,”
(There was endless gunfire, the village chiefs
told us to evacuate) one of the evacuees said.

Obviously tired of the long walk,
the children fell asleep easily at 9 p.m. Sunday.
Others entertained themselves b
y viewing movies on portable DVD player.

In the gymnasium the children slept
close to each other on the concrete floor
covered with tarpaulins, malong (shawls) and cartons.

Carabaos, cows, goats and chickens litter
around the Pagalungan town hall compound.

More civilians arrived early Monday morning in Pagalungan Poblacion,
fearing an escalation of hostilities
following the death of one MILF commander.

Villagers said the MILF and the BIFF
have been fighting since Saturday night.
The fighting intensified following the reported
death of Commander Falcon of the MILF
in a clash with the group of
BIFF commander Kagui Karialan.

BIFF spokesperson Abu Misri Mama said
four other MILF rebels were killed
when they attacked the group of Karialan.

Capt. Joanne Petinglay,
6th Infantry Division spokesperson, said
both armed groups have been
“staring at each other since last week.”

On Saturday night they clashed,
leaving one MILF commander dead,” she said,
adding the encounter site was deep inside
the Maguindanao marshland.

She said they the BIFF who figured in a clash
with PNP Special Action Force (SAF)
commandos in Mamasapano,
Maguindanao on Jan. 25
wanted to cross North Cotabato from Maguindanao
but the MILF prevented them from coming in.

She said the Army is on stand by and
did not interfere in the fighting
but ensured the safety of civilians.


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Civilians flee as MILF, BIFF clash



mk7
ミンダナオ子ども図書館で
炊き出しをした



MCLのスカラーで、
片手が萎えている子のおばさん!

大喜びで
迎えてくれた。

大ぜいの人びとが、
すでに私たちを知っていて、

本当に
心から歓迎してくれる。



ミンダナオ子ども図書館の
読み語りで出会ったことのある


子どもたちも、

大喜びで
歓迎してくれた!





mk8
MCLの奨学生たちも
避難していた


会えて、
本当にうれしそうだった。

まだ
避難して間もないが、

これから生活や状況が
厳しくなったら、

MLCの本部に、
兄弟家族と一時的に
住むように話した。

ミンダナオ子ども図書館は、
敷地自体を難民キャンプとして
使用できるように登録してある。


手に多数の
湿疹のようなものが出来て、
手が痛くてたまらない少女!

MCLの奨学生
医療で治すことにした。



mk9
まだまだ、次々
避難民が
向かってきている


ぼくが、初めて体験した
2000年の
バリカタンと呼ばれる
米比合同演習と、

2003年の
テロリスト掃討作戦の時の
130万を超す難民。

2008年の
和平交渉決裂による
80万の難民に比べれば、

今回は本当に、
微々たる、
地域的な難民だ。

それ以外にも、
毎年のように
避難民救済に向かっている。

それにしても、
とにかくどのような戦争も、
僕は、心底拒絶する気持が、
トラウマのように出来上がった。

イスラム教徒、クリスチャン、先住民など
種族や宗教の違いは、
ぼくには、
あまり意味をなさない。

とにかく、
子どもたちへの愛だけだ!


mk10
日本の国会で
集団的自衛権が通り


日本の国会で
集団的自衛権が通り、
米軍とフィリピン政府軍に交じって
自衛隊も合同演習バリカタンに
参加しはじめた!

それゆえに、
集団的自衛権を行使して、
次回、大規模な戦争が、
ミンダナオで起こされれば、

米軍とフィリピン政府軍との
合同演習バリカタンに、
日本軍(自衛隊)も加わって、

戦闘を起こす可能性が
あると現地で
言われ始めている。

バリカタンというのは、
演習というのは名ばかりで、
40年以上続けられている
実戦なのだ!

その合同演習に、
自衛隊(現地では日本軍)
が加われば、
大変な戦争になると、
現地では言われている。

実際このピキットの町はずれの
スペイン時代の要塞には、
かつて、
日本軍が駐留していて、

敗戦と同時に
湿原地帯に逃げ延びて、
イスラムゲリラとして生きてきた
日系人たちも多い。

要塞の地下には、
日本軍人の遺骨がたくさん眠っているが、
まだ、正式な調査はされていないという。

そんな、
世界大戦の残酷な記憶もあり、
もし合同演習バリカタンが次に起こると、

米軍に加わって、
日本軍も攻め込んできて、
大変なことになると、
現地では言われている。
もしもそうなれば、
私たちは、
その戦禍を受けている
子たちのために、

カトリック教会のグレイスさんや
ライソン神父と協力して、
難民救済をするつもりでいる。


ミンダナオ紛争を戦った
「キムラさん」の正体

日系イスラム戦士、「日本への思い」を語る

中坪 央暁 : ジャーナリスト 
フィリピン南部のミンダナオ島で
1970年代から続いたミンダナオ紛争。
分離独立を求めて政府軍と戦った
イスラム武装勢力
「モロ・イスラム解放戦線」(MILF)の中に、
日系3世の大隊長がいる。
祖父が大正時代に
日本からフィリピンに渡って約100年、
現在67歳になる“日系イスラム戦士”が経験した
戦いと平和への思いとは
どのようなものなのだろうか。
現地で本人を直撃した。
GO!



mk11

集団的自衛権で
国民安保懇 
閣議決定撤回を要求

東京新聞

集団的自衛権の行使を容認する
憲法解釈見直しの
閣議決定に反対する学者や弁護士、
元官僚らでつくる「国民安保法制懇」は二十九日、
閣議決定の撤回を求める声明を発表し、
政府に提出した。

声明は安倍政権が閣議決定した武力行使の
新三要件で「他国に対する攻撃により、
国民の生命や権利が覆される
明白な危険がある場合」に、
行使が容認 されるとしたことについて
「この要件は『日本に対する急迫不正の侵害』
という従来の要件とは異なり、
客観的な歯止めではない」と批判した。


解釈変更の閣議決定は「特定の政権の判断で
憲法解釈を自由に変更する前例となり、
政府の憲法解釈を不安定化させる」とし、
憲法によって権力を縛る立憲主義を
覆す行為だとして、撤回を求めた。

自衛隊が集団的自衛権を行使して
米軍の対テロ戦争に協力した場合、
日本がテロ組織に報復される懸念にも言及した。

声明の提出に合わせ、
法制懇の委員九人は
衆院議員会館で記者会見した。
元外務省国際情報局長の
孫崎享(まごさきうける)氏は
「集団的自衛権の本質 は、
米国の戦略のために自衛隊を使うことだ。
あたかも日本の防衛のために
集団的自衛権を使うように説明するので、
訳が分からなくなる」と指摘した。


小林節慶応大名誉教授は、
新三要件について
「他国が攻撃された結果として、
日本人の人権が全否定されるような事態が
あり得るのか。考え付かない」と述べた。

mk12
対イスラム国、
米の武力行使加速に
懸念 
バチカンが声明

産経新聞ニュース
ローマ法王庁(バチカン)は4日、
中東各国に駐在する
バチカン大使らによる会合の声明を発表、
イスラム教スンニ派過激組織
「イスラム国」の活動は
国際法に基づく手段で
止めさせるべきだとする一方、
米国などによる
武力行使の加速には懸念を示した。


会合にはイラクやシリア、エジプト、トルコ、
国連などに駐在するバチカン大使らが参加。
大使らはイスラム国の行動を
「国際社会は看過できない」と
強調する 一方、
「武力行使だけでは問題は解決できず、
対話促進のために
イスラム教とキリスト教の指導者らが
重要な役割を果たすべきだ」と指摘した。
(共同)

mk13

 MCL発足時から
かかわってくださっている、
大阪司教区の松浦悟郎司教さま
実は学生時代の
友人の悟郎ちゃん
からメールをいただきました。

(ご本人の許可を得て掲載)

松居君 今の世界は本当にどこか
悪いスパイラルに入ってしまったようです。
イスラム国の非道さはあるにしても、
その原因を作っていったのは
米国を中心とする同盟国なのですから、

その反省の上に立って
解決を図らないと
ますます泥沼に陥っていくでしょう。

日本はわざわざこのスパイラルを
悪化させるような
首の突っ込み方をしそうで
心配です。

平和憲法を持っている日本こそ、
本当は両者の和解の働きが
本来できるはずですが・・・。
何とか頑張らないとと思っています。

これまで貧しい子供たちのために
活動してきたミンダナオ図書館が
そのような大国のエゴの結果に
巻き込まれないようにと
願っているし、また祈っています。
松浦悟郎


mk14

ミンダナオは厳戒態勢 
まにら新聞
 
原文を読まれる方は、クリックしてください 原文記事へ移行
ミンダナオ地方の治安当局は、
米国が国際テロ組織アルカイダに代わる
「最大脅威」となった過激派
「イスラム国」(シリア領内)と
イラク国境への空爆拡大を発表した事態を受け、
厳戒態勢を敷いている。

イスラム過激派アブサヤフや、
反政府武装勢力モロ・イスラム解放戦線(MILF)
から離脱した
バンサモロ・イスラム自由戦士(BIFF)が
これに反発して比国内でテロ攻撃を
仕掛ける恐れがあるため。

既に10日夜から11日にかけ、
同地方コタバト州ミドサヤプ町で
国軍とBIFFが交戦し、
双方で計12人が死亡している。


政府とMILFの和平合意に基づいて起草された
バンサモロ基本法の国会提出直後だったため、
関連が指摘された。
BIFF側は襲撃は認めたが、
法案提出との関連は否定した。(12日・スター)

 
   2008年の時の
戦闘の映像
 


戦争と避難民救済
:ミンダナオ子ども図書館の活動 13分
映像を 見たい方は ここをクリック
説明
ミンダナオで戦闘が勃発。
80万の避難民が出た。
イスラムの地域で、
ミンダナオ子ども図書館の
奨学生たちもたくさんいる。
時に砲撃音がとどろく中、
イスラム、クリスチャン、
先住民族の奨学生たちと一緒に、
私たちは、子どもたちの救済に向かった。
 

mk15
イスラム自治区サイドの
キャンプも訪ねた


湿原地帯の最も厳しい地域
カルボガン集落の人びとも、

ほとんど
ここに集まっていた。

この人たちは、皆
MCLの事をよく知っている。
奨学生もいる。

和平を構築する
重要な地域として、

小学校の建設計画を
日本政府に提出したが、
返事をまだ受け取っていない。

非常にセンシティブな
状況になってきた。
予想したとおりだが・・・

この地域には、
すでに日本政府による
学校建設が完成した、

サパカン集落の人びとも
避難民化している。

この場所の
避難民の状況は
さらに厳しく、

とりあえず翌日には
ビニールシートを持って行く
約束をした。



mk16
翌日、
雨よけのシートを配った!


夜を徹して、
シートをカットする、

MCLの奨学生と
スタッフたち!


緊急支援をお願いします!


新たに避難民が、
集落にあつまっていた。

雨よけも無く、

このままでは
地面に寝るしかない。

ミンダナオ子ども図書館の事は、
よく知っていて、

大喜びで
歓迎してくれた。 


現地福祉局の
わずかな支援が
あるだけで、


他の支援は
まだほとんどない。



緊急支援の
自由寄付をお願いします。


1万円で、1ロール
100メートルのシートが買えます。

5メートルで切っていくので、
20枚がとれ、
20家族を救えます。



mk17
ビニールシート
を配った(2)
 



MCLのスタッフたちと
左は、MCL役員でDSWD福祉局の
グレイスさん


現地日本人スタッフの
梓さん

かつて
山元眞神父さまが支援していた、

イスラム奨学生で、
今はスタッフのサダムくん 


イスラム自治区の奨学生で、
スタッフになった
エズラハイダさん。


もと奨学生で、
やはり奨学生でクリスチャンの
ニナさんと結婚した、

イスラム教徒のバイアン君。


村人は、
私たちの事を
よく知っていて、

子どもたちも一緒に、 

読み語り、奨学生、医療で、

普段からおつきあいのある
村の人たちだけに、

今回の難民救済支援で、
さらに心がつながった。

平和構築とは、
こういうものだと思う。

「隣の人を、
自分のように愛しなさい。
神は愛である。」

神が愛であるならば、
すべて神が創られたものは、

イスラム教徒も
クリスチャンも先住民も、
皆兄弟姉妹であるはず。 


皆さんも愛の支援、
おねがいします。




mk18
病気の少女を見つけた

13歳で結婚していた。

手術で足を
切断する以外に無いだろう。

しかし、
助かるかどうかはわからない。

母親は、
手術をさせたくない。 


下の子は、
ミンダナオ子ども図書館の
奨学生!

大喜びで
駆け寄ってきた。

下の写真は、
かつて車いすを約束し
今回、探していた子。

難民キャンプで
車いすを約束して
探していた子を見つけた。

車いすさえあれば、
学校に通える。

寄贈する
車いすがあることを話すと、
本人も母親も大喜び!

次回、
なるべく早く、
車いすを届けることを約束した。

かつて難民キャンプで見つけた子に、
再び、難民キャンプで会うとは、
なんと皮肉な偶然だろうか。



mk19
戦争が心配な
イスラム地域に、
車いすを届けた


3台の車いすを
寄贈してくださったのは、

大久保さんご家族!
息子さんは、
マニラで大学に通っている!


数日前に洪水があったが、

思ったより早くひいて、
この地域の被害は少なかった。


一台は、
ピキットの福祉局の局長補佐で
ミンダナオ子ども図書館の理事、


グレースさんの希望で
貧しい地域の若者に届けた。


いすの後ろには、
「末日聖徒 イエス・キリスト教会」
のラベルが。


ありがとうございます!


宗教、民族、
宗派を越えて、


愛と友情は広がる・・・



同じ村に
歩行困難な子がいた。

松葉杖を約束した。


どなたか、
松葉杖の支援を
していただけませんか。

医療支援の
自由寄付でもOKです。
よろしくお願いします。

ミンダナオ子ども図書館 支援方法

mk20
古着の
支援もした


日本の支援者の方々から
届けられた古着を

こうした
調査などに共に持っていく。

本当に、
無限に需要がある。

MCLの活動は、
積極的外向型と
呼んでいるように、

絶えず、
毎日のように
現地に赴き、

奨学生たちに会うと同時に
実に多くの集落と
つながりを持ち続けて活動している。

イスラムのピキット市の
全集落をはじめ、

先日戦闘があり、
死者の出た
イスラム自治区の集落、

マノボ族の山の
多くの集落にいたるまで、

古着の需要は、
膨大だ。





mk21
神戸震災の
20周年ですね


今、ミンダナオ子ども図書館で、
日本人スタッフをしてくださっている、
宮木梓さんは、
震災を子どもの頃に体験したかたです。
季刊誌『ミンダナオの風』に
以下の記事を執筆して下さったので
抜粋して掲載しました。
季刊誌は、年四回、絵本も交えて、
寄付をくださった方々にお送りしています。


私は14歳のときに
西宮で阪神・淡路大震災を経験した。
幸い家族も家も無事だったが、
道路は液状化でひび割れ、
泥水が噴き出し、
ガスや水道は1 ヶ月止まった。

お店からは
食品も日用品も消え、
母はパニックになった。

父は、海外出張中だったので、
アスファルトの下の割れた水道管から
あふれる水を
バケツで運んでお風呂に貯め、
飲み水のために給水車に並ぶのは
私と妹の仕事だった。

学校は休校になっていたが、
自分たちが家族のために
働けることがうれしかった。

たくさんのボランティアが
私たちの町にもやって来た。
そこで初めて自分が、
「助けられる立場」になったのだと知った。

それまで、自分が
アジアやアフリカの
かわいそうな子どもたちを
助けてあげるのだと思っていた。

どこか遠くから来たボランティアの人たちは、
崩れた家や、
マンションや高速道路を見て
「すごい」「ひどい」「かわいそう」
と言いながら、
次々に写真を撮った。

私にとって崩れた街並みは
すぐでに日常になっていたし、
自分をかわいそうだと思いもしなかった。
だから、外の人から
「かわいそうな被災者」と
名前を付けられたことがショックだった。

この人たちは、何日かしたら
壊れていないきれいな町に戻って、
「かわいそうな被災者」を
助けるボランティアを
したと褒められていいなぁ、と思った。

もちろん、被災地には
ボランティアが必要だったし、
膨大な救援物資の仕分けや、
温かい食事の炊き出しをして、
たくさん助けてくれたことも知っている。

それでも、当時の私はボランティアを
心から受け入れられなかった。
ただ、救援物資の箱に書かれた
励ましのメッセージはすごくうれしかった。
自分たちは、
世界から見捨てられていない、と思った。

ミンダナオ子ども図書館で
暮らしている子どもたちは、
3食満足に食べられないほど
生活の厳しい家庭から来たという。

けれども、自分たちは貧しく
社会の底辺にいるというような
劣等感を感じない。
経済的に恵まれた日本で育った私を、
自分たちと同じように受け入れてくれる。


新しい生活に慣れない私に、
「ご飯の鐘が鳴ったで。食堂行こう。
お腹空いたやんな」と教えてくれる。
一人でいると、
「寂しくない?ここに座り」と心配して
ぎゅうっと抱きしめてくれる。

私も、子どもたちに、たくさんたくさん
助けてくれている人がいるよ、
忘れられてないよ、と伝えたい。
そして、しっかりご飯を食べて、
安心して学校に行ってほしい。
そのために働くこと
が、大人になった私のできることだと思う。

mk22
MCLの奨学生の調査

支援者に毎年
スナップショットを送るため
また、その年の
奨学生の状況をしるために、

子どもたちの家々をまわって、
調査をする。

子どもたちの現状
村々の状況を知るためにも
足で巡り、直接顔を合わせることは
重要な要素だ。

MCLの日本人スタッフの
梓さんも
子どもたちに直接出会うことで、

スカラシップ支援者に
新しい子を紹介するときの
気持ちが全然変わって来るという。

この子の支援者は、
この後見つかった。
貧しくて、三度の食事も難しい家庭。
お母さんは、出稼ぎに出たまま音沙汰なし。

優しいお父さんが、
がんばっているけど、
奨学金が無いと学校にいけない。

この地域は、絶えず戦争にさいなまれて
去年の春に、
戦闘で避難民になっているときに
出会った子だ。


彼女は、生まれつき足が短く
膝からしたが、少ししかない。

そんな子だからこそ
大学まで行って
良い仕事に就いて欲しい。

食事も困難なことがあるので
今年からMCLに
住むようになるかもしれない。



mk23
MCLの奨学生で、
片親の子たち


この村の子たちには、
片親が多い。

お父さんも、
娘が奨学生になれて
喜びを隠せない!

戦争や戦闘のしばしば起こる村。
片親になった理由は、
いろいろある。

病気、戦争、
不慮の事故。

この子たちは、
まだ支援者が
いない子たちです。

どなたか、
支援者になっていただけませんか!!

ミンダナオ子ども図書館支援方法

村の役員の方が曰く
「MCLは、他のNGOとは、ぜんぜん違って、
ほんとに心から人を助けるNGOですね。」

「うちの娘たちが
奨学生になっていること、誇りです!」

村の出口近くには、
私服の護衛兵たちが、守ってくれていた。



mk24
劣化ウランの
影響では?


2000年の比軍と米軍の
合同演習と言う名の実戦。
そして、2003年のテロリスト掃討作戦。

当時、
130万を超える避難民が出て、
私たちは、終始救済に向かった。

そのとき以降、
ちょうどその時期に妊娠していた
子たちが生まれると、

こうした奇形の子が、
あちこちに増えていった。

驚いて、日本に帰り、当時
カトリック正義と平和協議会で働いていた、
大学時代の親友、
松浦悟郎司教さん(悟郎ちゃん)に
写真を見せると、

「松居君、これ、劣化ウラン、ちゃう・・・」
といって、イラクの爆撃による
劣化ウラン被害の写真を見せてくれた。
以下は、グーグルの写真サイトです!
Go!
驚いたことに、まったく同様に症状だ!

それを聞いて、
中日新聞が取材を言ってきたのだが・・・
なぜか、没になった。

当時は、
朝日もNHKも全てマスコミは、
MCLに来るという取材、
北コタバト州に入るという
取材が許されなかった。

なぜだか、未だに分からないが、
最近になって
「なぜここに日本人」の取材が許されて、
リグアサン湿原まで行けたのは驚きだった。
ez1
なぜここに日本人
マノボ族の首長になった
日本人

 
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僕が一番心配なのは、
今回のイスラム国への米軍の爆撃で、
多くの子どもたちが死ぬだけではなく、

劣化ウランの症状が、
イラク戦争の時以上に、
中東全体で広がることだ!



mk25
足が腫れてきた
奨学生


手足の異常も
多く見られる。

MCLでは、
こうした子の将来を考えると、
なるべく、奨学生に採用して、

医療を保証して
学校も大学まで
やらせることにしている。



mk26
義眼を入れる
手術をする予定


そろそろ、
義眼を入れても
良い頃かもしれない。

父親はいない、
今年から、
MCLに住みたいという。

この子たち、
まだ支援者がいないのですが。
下の男の子も、
睾丸が腫れてきたので、
手術をします。


ミンダナオ子ども図書館支援方法
スタッフの彼女もかつて、MCLの奨学生。
MCLで手術して義眼を入れている。
お父さんは、イスラムの宗教指導者。

銀行に受かったけれど
ベールをはずすように強制されて、
それがいやで、MCLのスタッフに。



mk27
イスラム教徒の
子どもたち


イスラム地域の内戦が
外圧によって広げられるにしたがって、
イスラムに対する偏見が、
フィリピンでも強くなりそう。

しかも、この地域は、
大規模な戦争に
巻き込まれそうなので、

今から逆に
奨学生調査や保育所建設で、
しっかりつながりを持ち、
重点的に歩き回って、

いざというときに、
この子たちを救済に走れるように、
重点地域として
活動することに決めた。



mk28
ミンダナオ和平
アキノ大統領、
警官隊と国軍の連携不足認める。
国民に協力訴え事態沈静化図る

マニラ新聞より、
上記をクリックすれば、サイトに入れます。


アキノ大統領は首都圏マニラ市の
マラカニアン宮殿で
28日午後6時40分から演説を行い、
警官40人以上が死亡した
ミンダナオ地方マギンダナオ州での
モロ・イスラム解放戦線(MILF)との交戦で、
実行部隊の国家警察特殊部隊(SAF)と
現地に駐屯する国軍との連携が十分に
取れていなかったことを初めて認めた。

国会議員らから「和平交渉を中断すべき」
との声も上がる事態を招いており、
大統領自らが国民向けに
「ミンダナオ和平実現」への
協力を強く呼び掛け、
緊急事態の沈静化を図ったものとみられる。


MILFと軍警察の戦闘で
多くの犠牲者を出した交戦は
包括和平合意後初めてとなるもので、
バンサモロ基本法案に対する
批判が高まっていた。

演説でアキノ大統領は
「和平交渉を今中断すれば
テロリスト勢力を手助けすることになる」
と訴え、国民に支援を呼び掛けた。


大統領によると、国家警察は昨年5月ごろ、
イスラム系テロ組織、
ジェマ・イスラミヤ(JI)の
構成員とみられる2人の
隠れ家に関する情報を得、
プリシマ長官=停職処分中=を中心に
捜査を進めていた。

大統領は以前から、
国家警察と国軍の双方に
連携を密にするよう指示していたが、
SAFと国軍部隊が連携を開始したのは、
SAFが追跡対象の2人に
遭遇してからだったという。

SAFが実行した作戦について大統領は
「自身は命令を出していない」と弁明。
実行命令を出した責任者を
名指して批判もしなかった。

ロハス内務自治長官と
エスピナ国家警察長官代理は先に、
SAFの作戦を把握してなかったと
表明している。

演説で大統領は
「事実がはっきりしない段階で
非難はできない」とも述べ、
MILFへの糾弾も慎重に避けた。

大統領はSAFが追跡していた
2人は過去に国内外でテロ活動を行い
複数の逮捕状が出ていた
凶悪犯であると指摘し、
作戦の正当性を主張。
さらに、聖書に書かれた
「真理があなたがたを自由にする」
という記述を引用し、
「全容解明は調査委員会の結果を待とう」
と呼び掛けた。

大統領は、一部上院議員などから
和平交渉を中断すべき
との非難が出ていることに触れ、
「和平交渉を頓挫させたい勢力が
悲劇を悪用している」と批判。
その上で、ミンダナオ和平の実現は
「フィリピン国民全体の積年の願いだ」と強調、
バンサモロ基本法案の審議継続の
必要性をあらためて訴え、
国民の理解を求めた。 


演説は約20分間にわたり
フィリピン語で行われた。

アキノ大統領は犠牲となった警官に
弔意を示すとともに、
30日を国家を挙げて
「追悼の日」とすると表明した。
(鈴木貫太郎)


mk29
少なくとも、
今回は


中央政府が直接指示していないので、
大規模な戦争になることは無いだろう。
しかし、 2016年の大統領選を含む、
国政選挙にむかって・・・

不穏な状況が、多く出てくるだろう。
 
『実行部隊の国家警察特殊部隊(SAF)と
現地に駐屯する国軍との連携が
十分に取れていなかったことを
初めて認めた。」


つまり、今回の戦闘勃発に関しては、
国家警察特殊部隊の暴走と
解釈することもできるが、
このことは、政府の中にも、
国会議員らから「和平交渉を中断すべき」
との声も上がる事態を招いており、

今回の和平交渉を良しとせず、
あわよくば崩壊させて、
大きな戦争に持って行こうとする、
動きがあることを証明している。

こうした動きに対して、アキノ大統領は、
早期に決断を出さずに、
和平交渉を実現させるために、
慎重に対応している事は、評価に値する。

「大統領は、一部上院議員などから
和平交渉を中断すべきとの
非難が出ていることに触れ、
「和平交渉を頓挫させたい勢力が
悲劇を悪用している」と批判。
その上で、ミンダナオ和平の実現は
「フィリピン国民全体の積年の願いだ」と強調、
バンサモロ基本法案の審議継続の
必要性をあらためて訴え、
国民の理解を求めた。」
 


mk30
状況は
楽観視できない


ただ、状況は楽観視できない。
現地では、むしろ悲観的な意見が多い。
アキノ大統領が、平和をのぞんでも、
最終的に2008年に和平交渉が
直前になって決裂し、
80万の避難民を出す戦争になったように、

今回は、それ以上に大規模な、
ミンダナオ全域をあげての戦争になり、
米軍はもとより、集団的自衛権を行使して、
日本軍も参加するのでは無いかと、
現地ではいわれている。

「SAFが実行した作戦について大統領は
「自身は命令を出していない」と弁明。
実行命令を出した責任者を
名指して批判もしなかった。
ロハス内務自治長官と
エスピナ国家警察長官代理は先に、
SAFの作戦を把握してなかったと
表明している。」


ここ数年で、
ダバオからイスラム地域に向かう国道は
完全にコンクリート化されて、
信じられないぐらい道が良くなった。
喜ぶべき事かもしれないが、
現地では、コンクリート舗装は、戦争を控えて
戦車が、通れるようにするためだという。

戦争が起こったら、ぼくたちは、
若者たちと協力して、
イスラムもクリスチャンも先住民族も、
団結して、戦争避難民の救済に
向かおうと思っている。

現地にたくさんいる、
仲間(MCLの奨学生たちや子どもたち)を
放っておくことは出来ないから。

ミンダナオ子ども図書館で行った、
平和の祈り
    

mk31
季刊誌『ミンダナオの風』
48号の 記事の一部をご紹介
PDFへGo!

現地日本人スタッフの
宮木 梓さんの
記事から抜粋


10月に、山の村に
読み語り行くのに
連れて行ってもらった。

お話を語る高校生の奨学生たちにとって、
ものすごく楽しいことらしく、
絵本を選んだり、晩御飯のあと、
歌や劇の練習をしたりと大騒ぎだった。  

最初は恥ずかしがって、
家に隠れていた山の村の子どもたちだけれど、
奨学生がお話を語りだすと、
みんな身を乗り出して聴いていた。  

語るのがとても上手な女の子がいて、
普段一緒に過ごしているのに
気が付かなかった一面を見せてもらえた。

私たちは図書館に住んでいるけれど、
様々なお話を運んでいく奨学生や、
その前でワクワクしている
小さな子どもたちを見ていて、
私たち自身がまるで図書館のようだと思った。  

高校生の女の子たちが、
先月号の季刊誌を出す封筒に
切手を貼るのを手伝ってくれていたとき、
「私の、ミンダナオ子ども図書館での
一番楽しかった思い出の一つは、
読み語りに行ったこと」と話しているのを聞いた。

親を亡くしていたり、見捨てられていたり、
満足に食べらなかったり、
事情があってここに来た子どもたちだけれど、
ここは孤児院ではなくて、図書館だ。  

両親や家族と過ごせるのが一番だけど、
図書館でみんなと一緒に暮らすのも楽しかった、
と感じてもらえればうれしい。   
私は、図書館に住んでいるって、
何て素敵なことかしら、と思っている。


mk32
ボランティアの
秀島 彩女さんの
記事から抜粋


もうひとつここにきて
いいなと気づいたこと、それは「停電」。
ここMCLがあるKidapawan はよく停電する。
お昼、夜、短い間停電することもあれば
3~4時間停電することも。

夜停電した時はとりあえず真っ暗。 
初めは嫌だなと思っていた停電、
母に「また停電で大変だったよっ」
と伝えると、
「停電で困るのってパソコン使えなくなる
あやめちゃんだけじゃない??」
と言われて、
確かに・・・図星だった。  

その日から私は停電した時は、
いつもしないこと、
停電したからこそしかできないことをやろう、
子どもたちは、どんなことをしているのか
見てみることにした。

わかったこと、
停電した瞬間は
みんなキャーキャー言っているけど、
少し時間がたつと暗さにも慣れてきて、
いつも感じることができない
感覚を感じることができるのだ。  

あたりは虫、動物の鳴き声、自然の音、
ホタルのひかりと星の光だけ。
地面に寝転がって、
満点の星空をみんなでただただ眺める。
時々大きな流れ星が
目の前を通り過ぎていく。  

こんなにただ星を眺めるのが
素敵なことだったとは!
これほどすがすがしい気持ちに
なれる瞬間は
日本ではなかなかないな、と思った。  

そしてもうひとつ停電のいいところ
それは、 キャンドルをともして、
いつも話せない子とゆっくり話ができること。

家族の話や将来の夢、不安なこと、
これまで聞けなかったこと
知らなかったことも、
二人で同じ時間を共有することで
知ることができるのだ。  

これからも
自分のことを知ってもらうのと同時に、
もっともっと子どもたち
ひとりひとりのことを知っていきたい。
日本にいると感じることのない気持ちや
世界観を感じる日々、
一日一日を大切に過ごしていこうと思う。


mk33
日本の子ども
ミンダナオの子ども
        
松居友


比較することは、
あまり好きでは無いのだけれども、
日本の子どもたちと
ミンダナオの子どもたちを比べてみると、
生きる力は圧倒的に
ミンダナオの子どもたちが優っている?


生きる力って、何だろう。
厳しい競争に勝ち抜くこと?  
他人をけおとしてでも、
自己実現を成就すること?
 
リーダーになって人の上に立ち、
指導力を発揮すること?
   

ミンダナオの子どもたちは貧しくて、
三食たべることすら大変で、
場合によっては
小学校を卒業することも困難だから、

社会的に高い地位について、
指導力を発揮しようと
夢見ているようにも思えないし、
他人をけおとしてでも競争に勝ち抜いて、
自己実現しようとしているようにも思えない。  

早朝に、父さんと母さんが、
山に仕事にでかけるときには、
長男は親につきそって、
力仕事にいっしょにいくし、
長女は末の赤ちゃんを背に抱いて終日子守。

次女は、料理と家の掃除。
三女や次男やその下の子たちは、
水くみや森での薪探し。

それがおわると
子どもたちは協力して、
タライのなかにたくさんの洗濯物をいれて、
はるかしたの川や沢にまでおりていって、
洗濯したりしてすごす。  

そんなわけで、学校に行けるのは、
兄弟姉妹のなかでも、
5番目ぐらいの妹が多く(男の子たちは力仕事)、
家族みんなで働いて、
一人でも小学校を
卒業させようとこころみる。  


mk34
良い仕事について、
両親を助けたい


そんなこともあって、
MCLのスカラシップに
応募しようとする子たちの、
応募理由の99パーセントは、

「自分が学校にいって、
少しでも良い仕事について、
両親を助けたい。
妹や弟を、
学校にいかせてあげたい・・・。」  

そんな貧困状況なら、
人生に夢も希望もなく、
さぞかし気持ちが暗いだろうとおもうと、
それが全く逆で、
訪問した日本の若者たちもびっくりするほど、
表情はゆたかで明るいのだ。  

川に洗濯にいくときは、
村の他の子たちもみないっしょ。
おしゃべりしながら楽しくやるし、
干しおわったら川に飛びこんで
遊びながら自分を洗濯!  

料理も、蛙をとったり煮こんだり、
ごちそうの鶏をつぶすことから、
芋掘りも、おしゃべりしながら楽しくやる。  

MCLでも、
料理をするのは子どもたち。

朝4時半には起きだして、
みんなで楽しく食事をつくり、
その後は、掃除や洗濯、
庭いじりから野菜そだてまで、
みんなで楽しくやっている。  

そのような子どもたちの姿を
目のあたりにして、
日本から訪れた人々は驚く。

「孤児だったり、
問題家庭の子たちだったり、
戦争やアビューズなど、
背景をきくと想像を絶する状況から
きた子たちなのに、
なんでこんなに明るいの?」  

ミンダナオの子たちの特徴は、
困難におちいっても、家庭が崩壊しても、
親が戦争で殺されたり、貧困で家族が崩壊して
たとえストリートチルドレンになったとしても、
自殺したり引きこもったりすることなく、
笑顔をわすれずに生きていくこと。



mk35
日本では、
子どもや若者の
自殺や引きこもりが


逆に日本では、
子どもや若者の
自殺や引きこもりがまんえんしている。
 
子どもだけではなく、
大人や老人の自殺や孤独死もおおい。

講演会で日本にゆくたびに、
人々の顔が暗くけわしくなるばかりか、
東京ではたえず電車が停車して、
人身事故が報告される。
理由はなんと、飛び込み自殺!
 

地方は地方で商店街は閉鎖して、
街に人通りがまったくない。
公園ですら
子どもが遊んでいるようすもなく、
本当にさびしい世界になってしまった。  

急速に子どもの数がへったということは、
少子化政策が、
成功したという事だろうけど、
結婚した大人の視点からみるならば、
子どもを産んだとしても、
保育所にあずけて
育ててもらうのがせいぜいで、

我が子が
幸せに成長できる環境が、
ちまたにないことが実感されて、
生まない方がましだと
考えているせいだろう。
結婚を望まない若者たちも激増している。

さらに追い打ちをかけているのが、
教育費と医療費の高騰だ。  
子どもが幸せに成長できない社会、
楽しくそだっていく事が
できない国に未来はない。
なぜなら、子どもこそ未来だから!  

ミンダナオは、
たしかに貧困率が高いし、
戦争などの問題もあるのだが、
子どもにかんしていうならば、

町でも山でも農村でも、
子どもを見ない場所はないし、
しかも明るく生き生きとしている。
この違いはいったいどこからくるのだろう。  


mk36
ミンダナオに
足をふみいれてから
15年

MCLを設立してから11年。
戦争や作られた貧困のなかで、
あえぐ家族や子どもたちを見て
いたたまれずに、
読み語りと同時に、
教育、医療の活動をおこなってきたが、

それにつけても
近年気になりはじめたのが、
日本の子どもや若者たちの心の病や、
子育てに悩み苦しむ
母親たちの切実な告白。

精神疾患の問題は、
子どもや若者たちだけではなく、
出社できない中高年から、
一人暮らしの老人たち、
ひいては貧困の中に取り残された
母子家庭にまでおよんでいる。


かつてやっていた
絵本や童話や評論の執筆も、
ミンダナオの子どもたちとの
出会いと感動に圧倒されて、
この一〇年ほど、
ほとんどせずに過ごしてきたが、

その間の日本人の心の変わりようには
唖然とせざるをえない。 
今考えているのは、
「どうしたら日本の子どもたちに、
ミンダナオから
救いの風をおくれるか!」という事。

ミンダナオで再婚し、
小学校の4年と5年の
実の娘を育てているが、

MCLで、
親のいない子や崩壊家庭の孤児たち
90名あまりと
いっしょに暮らしてきているせいか、
娘たちは放っておいても
実にのびのびとそだっている。  


mk37
「子育て」
という言葉が
へんに感じられる


MCLにいると、
「子育て」という言葉がへんに感じる。
「子育つ」というのが本当で、
ちまたで遊び友情をはぐくむ体験があれば、
子どもたちは自然にそだっていくものなのだ。

「子育ての責任は、家庭にある。
特に母親の役割は大きい」
などという言葉に、
違和感を感じるのは
ぼくだけだろうか。

子育ての責任が
親や家庭にあるばあい、
親がいなくなったり
家庭が崩壊した子どもたちは、
どのように育ったら良いのだろうか。  

また、子育ての責任は、
保育者や学校の先生にもある、
という考え方も
ここでは奇妙に感じられる。

もしそうだとしたら、
保育園にも学校にもいけず、
教育もうけられない僻村の子たちは、
育てられなかった子たちなのか!



mk38
なぜこんなに
明るいのかなあ?


先日、アジアの孤児施設をめぐっている
日本の人たちが、MCLを訪れた。
曰く「ここの子どもたちは、
本当に他の施設の子どもたちと
ちがいますねえ。

施設にいながら、
こんな明るい子どもたちをみるのは
初めてです。
なぜこんなに明るいのかなあ?」  

ぼく答えた。
「ここは孤児施設ではないからですよ。」
 

ぼくは孤児院をつくろうとも、
施設を運営しようとも
おもったことは無いし、
他の施設をほとんど知らない。

ただ、困難な状況にある
一人一人の子どもたちをみるにつけて、
放っておけない、何とかしたい・・・。
そんな思いで活動してきたら、
自然とこんな形になってしまった。

もちろんここには、
母親役のスタッフたちもいるが、
彼らとてもとは奨学生で、
必要なときには、
助言や指示をあたえるものの、
不必要な干渉はしない。  


mk39
愛をもって見まもり

子どもたちのとって大切なのは、
愛をもって見まもり、
ときどき抱いてあげたり
愛情のある言葉を、かけてあげること。

そしてなによりも大切なのは、
自由にのびのびと遊べる環境を
ととのえてあげ、
将来の夢をもてるように
導いてあげることだとつくづく思う。  

まるで機関車が
煙を噴いて走りぬけるように、
高度成長期をひたすら走りつづけてきた人々は、
成長期がとまり、老齢化して、
自分の事は自分で出来なくなり始めると、
落ちこむどころか精神的に
パニックをおこしはじめる。  

「日本で自殺が多いのは、
個人主義が行き過ぎたからでは無いだろうか」
と、 マニラの修道士が話してくれた。  
「個人が尊重され過ぎる競争優先の社会では、
協調の心がうしなわれて、
孤独な人が増えていく」  

自分の力で
走れなくなった老人は、
施設のベッドにしばりつけられたまま
死をまつ以外に方法はないのだという。
それもお金があればの話で、
一人暮らしの孤独死も多いのだそうだ。  
ミンダナオでは、MCLでも同様だが、
上のお姉ちゃんが下の子に、
「ねえ、そこのお店で
お塩をかってきてちょうだい」といえば、
たとえ夢中で遊んでいる最中でも、
下の子はさっとたちあがり、
明るい笑顔で、
「はい」といって買いにでかける。
 

お姉ちゃんがいったことに、
下の子たちは笑顔でこたえ、
ちっともいやな顔をしないのは驚きだ。
そのかわり、お姉ちゃんは、
きちんと下の子の世話をしてめんどうをみる。  

もちろん、
お年寄りを一人孤独にほうっておくなど、
考えられない。

妻のエープリルリンの
おじいさんもおばあさんも、
当時まだ小学生だった
彼女の膝のうえで亡くなった。


mk40
みんなでやるほうが、
楽しいよ


「自分の力できりぬけろ」という言葉への、
現地の子どもたちの返答は、
「でも、自分の力なんてたかがしれている、
みんなでやるほうが、楽しいよ。」

「自分のことは自分でやれ」への返答は
「一人で出来ないことなんて山ほどあるよ。
みんなで力をあわせるほうが大事だよ。」

「日本では、自殺する人が多いんだよ」というと、
子どもたちはびっくりして
「なんで自殺するの?あんな豊かな国なのに!」
「孤独で死ぬんだよ」というとさらに驚く。
「孤独で死ぬってどういうこと?」  

MCLの子たちは、
親がいなくなって一人取り残されても
死のうとしない。
どこかで誰かが助けてくれるから!

一人ストリートチルドレンになっても、
必ず別のストリートチルドレンが
やってきて言葉をかける。
「一人じゃさびいだろう!
俺たちの仲間になれよ。」

日本では、
孤独な母子家庭がふえている、
という話をすると、
「近くの人たちといっしょに住んで、
いっしょに食べたら良いのに、なぜしないの?」

子どもの貧困が増えている話をすると、
「自分の家によんで、
自分の子にしたら良いのに。
MCLみたいに!」
こういった言葉が、
自然にポンポン飛びだしてくる。  


mk50
貧困で大変なのが

経済的な貧困で大変なのが、医療と教育。
でも日本もMCLのように、
医療と教育を無償にして生活を保障すれば、
子どもをたくさん産んでも、
何の問題もないはずだ。
それどころか、生活の喜びが倍増し、
地方も活性化するだろう。
 

ミンダナオのように、
子どもが学校を引けたら、
親の職場に直行し、
職員もお客も大喜びで
子どもに声をかけてむかえたら、
親も子育てが楽しくなる。  

MCLみたいに
(地方都市の役所や銀行でもそうだが)、
職場に子どもたちがはいってきたら、
「・・・ちゃん。おかえりなさーい」といって、
母親の仕事机の横に、
ござをひいて昼寝をさせたり、

工場の修理工の後ろでも、
木の長椅子をおいて、
そこで妊娠中の奥さんが、
ごろ寝をしている風景があれば、
仕事場と家庭の壁もくずれて、
社会は生き生きとしてくるだろう。  

個人と社会、家庭と会社、
保育園や幼稚園、学校と家にしか、
意識が向かない思考は
閉じこもりの壁型思考だ。
その中間に存在する曖昧な場所、
「ちまた」こそが壁をときはなち、
人々の心を解放し孤独から救う場所。

ちまたで、
子どもたちがおおぜい生き生きと
遊んでいる姿をみることがない国は、
本当にさびしい。  

個人と個人の間に存在しつつ、
人をささえるのが愛だとすれば、
ちまたこそ愛と友情の空間。  
妖精のように存在していても見えない、
友情と愛の力こそが、
人々を幸せにし、生きる力をあたえてくれる。


最新の季刊誌『ミンダナオの風』47号
pdf版 をご覧になれます。

ミンダナオの風47号にGo!

mk51
季刊誌に関して、
さっそく以下のような
ご返事をいただきました。


季刊誌の件 全て了解しました。
わざわざご説明いただき
ありがとうございましたm(_ _)m
縁あって自由寄付をさせていただいた後に、
季刊誌が届き、
興味を持って拝読する中で
写真の子どもたちの、
生き生きとした表情と美しい笑顔が
あまりにも素敵で驚いてしまいました。

それと同時に 、
日本の子どもたちが失っているものを
突きつけられた気がして、
私たち大人の責任を感じました。

この子たちのような笑顔を目標に、
自分も自分の仕事(教職)を
頑張ろうと思いました。
あの笑顔、あの表情に出会えて
私の人生観が変わり、その感謝の気持ちを、
スカラシップ支援という形で
させていただいています。

今思えば、
表情の臨場感がしっかり伝わる
上質の紙での印刷の季刊誌だったからこそ
ここまで心に残ったのだと、
改めて気づきました。

スタッフの方々は全てにおいて、
色々と考え尽くされて
一つ一つのことに
取り組んでいらっしゃると思います。
季刊誌の件は、全く異議なしです。

また現地の方のお心遣いも、嬉しく、
益々応援したくなりました。
これからも、よろしくお願いしますm(_ _)m  
T.S.匿名



mk52
NGOにとって
寄付とは?
季刊誌に寄せる思い!


季刊誌が日本に届いて、
それを読まれた方から、
おおよそ以下のような疑問が寄せられました。
それは、季刊誌が、紙質も印刷も、
他の団体の季刊誌よりも上等で、支援金が、
印刷経費に消えているのではないか、
と言う疑問です。

同様の疑問を、
前にも聞いたことがありますので、
重要なポイントとして、
お答えしたいと思います。


私も出版社にいたので、季刊誌に関しては、
出発時点から
試行錯誤したことの一つでした。
とりわけ、支援金を
どのように使うかは大きな問題で、
季刊誌にかかる印刷代と発送費は、
支援金から出さねばならない。  

そこで、他の団体の季刊誌を見たのですが、
その多くは日本で印刷しているものでした。  
日本の印刷製本費は非常に高く、
それを見ただけでも、
これではとても季刊誌は出せない!
と思ったほどです。  

出発時に、
ほかの多くの団体に聞いても、
NGOの経費の大きな負担は、
三つあることがわかってきました。


1,季刊誌などの報告・宣伝費。   
季刊誌だけではなく、ポスターや報告の会場費、
新聞の折り込みや広告など。  
幸いMCLは、季刊誌以外にまったく
宣伝費も会場費も使っていません。
そのかわり、お声をかけていただければ、
家庭集会でも喜んでうかがっています。


2,人件費と日本事務所。   
日本の人件費は、桁違いに高く、
こちらの一五倍から二〇倍。   
そこで対策として、
事務作業はほとんど現地で行い、
日本事務局は、日本NPO法人をとっているものの、
入金確認のはがきの送付とそれに付随する仕事を
完全ボランティアでやっていただいているのです。
つまり、日本における人件費はゼロ。
心から感謝です!

長く支援者への対応は、
現地で私一人でやってきましたが、
さすがに少し大きくなると一人では無理で、
今は、現地日本人スタッフが一人と
日本人ボランティアで対応。
大きな経費削減になっています。  
 
実際に有名なNGOから話を聞くと、
寄付の60から70%は、
人件費で消えていくのだという。
それを聞いて対策を考えた結果ですが、
MCLが、小さなNGOでも
かなり大きな活動ができるのは、
人件費が少ないことで、
それを地域の人々に還元できるから!


3,水田による自給自足   

以上、1と2で、
大きな経費削減をしていると同時に、
水田を購入し、奨学生とスタッフを合計して
ほぼ、200人分のお米を100%自給しています。

さらに、余剰米による収入で、
本部のおかずの無料化も実現。
ご支援は100%、
子どもたちの教育と医療費に向けています。  
はっきりいって、極度に進む円安で、
対応に必死だというのが現実ですが・・・。



mk53
さて、話を
季刊誌にもどしましょう


MCLの季刊誌は、
日本で印刷すればとても高額。
それが可能なのは、
季刊誌をミンダナオのダバオの
老舗の印刷会社で印刷しているからで、
印刷価格は、日本で白黒で印刷する程度。
製本料にいたっては10分の一で、
日本よりも比べものにならないほど安い。

さらに、用紙が上質紙で
驚かれる方もいらっしゃるのですが、
「フィリピンの人々のために頑張っているから、
写真も美しいし、
普通紙の値段で上質紙を提供しますよ。」
つまり、MCLの季刊誌は、印刷所のご厚意で、
日本の白黒誌よりも安くできているのです。

季刊誌制作に関して、
気になったのは発送費でした。
海外だと高額ではないか・・・しかし、これも、
ほぼ日本の国内での
発送と代わりがない価格です。

さらに、よく言われるのが、
写真が美しくて、子どもたちの顔を見たり、
写真を見るだけでも生きる喜びで、
MCLの機関誌だけは、大切の保存して、
本のように時々読み返しては楽しんでいます、
と言うお便りを良くいただきます。

ゴミ箱に直行するほど、もったい事はありません。
それゆえに、絵本のように、末永く保存して、
息子や娘や、
近隣の友人たちにも見せたい内容の、
単なる報告書ではないものを
作るにいたったのです。

読者からは、個人だけではなく家族で楽しんでいる、
という手紙も多く、それゆえ若者たち、
青少年にも楽しめる連載などもはじめたのです。
つまり、単なる報告書を一段進めて、
心に残り、手元に残しておきたい、
価値ある印刷物、冊子にしようと思ったのです。  

コンピューターでも良いのでは
と言う意見もありますが、
良い印刷物は絵本や本と同様に、
いつも側にいてくれる天使のような感じ!
サイトは、電源が消えると消えるお化けのよう!

特に、自殺や孤独、
不登校の多い日本の人々や若者、
子どもたちも楽しめる記事を加えています。
助けていながら、助けられてもいる。
お互いに助け合うための手段の一つが
季刊誌です。

 戦争と平和
14分
 映像を 見たい方は ここをクリック
平和構築と
学校建築
8分 
 映像を 見たい方は ここをクリック

クレジットカードによる寄付が可能になりました!
寄付された方には、隔月に機関誌「ミンダナオの風」をお送りします!
単発寄付(左)と各月寄付(右)があります。
金額欄をクリックして、振込金額を選択し、
右隣の「寄付をする」をクリックしていただくと、
クレジットカード決済で著名な
ミンダナオ子ども図書館のサイトEdinetは、保護されていない通信ですが、
サイトは保護されています、
個人情報が流出することはありません!

携帯のデーターが古い場合は、エラーが出る可能性あり、その場合は、パソコンで試してみてください!


小学奨学金1年のエラーを修正しました!
毎回振込後に、宮木梓からお礼のメールが届きます!
奨学金は、物価高騰もあり、
小学校と大学のみ2000円加えた額に変更しました。
年間、小学42000円、中高60000円、大学72000円継続支援の方で変更を希望されない方は、以前の額で結構です!


卒業後も支援継続されたい方、別の子を希望、終了を希望等は、
メールか振り込みの通信欄で宮木梓宛に、
メールが難しい方は、日本事務局に、FAXかお電話で対応します。
 
日本事務局 前田容子 FAX:0743 74 6465 携帯電話:090 5091 7514

ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!
郵便局、銀行、コンビニATM、ネット振込は以下!  
寄付された方には、隔月に機関誌「ミンダナオの風」をお送りします! 
郵便局からの振り込み
自由寄付、スカラシップ里親支援等
郵便振替口座番号 00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

ミンダナオ子ども図書館 支援方法
銀行またはATM
インターネットでの振り込みは以下へ

銀行名 
ゆうちょ銀行 金融機関コード 9900
店番 
019  預金種目 当座
店名:
〇一九店ゼロイチキユウ店
口座番号 
0018057
口座名:
ミンダナオ子ども図書館
 振込を確認しましたら、子どもたちの写真または絵が描かれたお礼ハガキを現地からお送りしています!
領収書等が必要な方は、宮木梓までご連絡ください。
現地日本人スタッフ宮木 梓  mclmindanao@gmail.com
日本事務局 前田容子 FAX:0743 74 6465 携帯電話:090 5091 7514
ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!


主要な目次を集めました!
クリックして飛んでくださいね
ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作
現地日本人スタッフによる、
写真を交えた最新の活動報告です!
ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
訪問等でMCLと出会った若者たちの想いです!
ミンダナオ子ども図書館:日記 松居友制作
松居友による活動報告および
製作映像や想いを載せた自由日記です!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法
支援方法
「0」ゼロに 立つための支援を
ゼロに立つための支援を
訪問希望の方は ここをクリック!
訪問希望
MCL映像サイト
何故ここに日本人などのテレビ映像
その他の貴重な活動映像を掲載
機関誌『ミンダナオの風』 にこめた思い!
機関誌『ミンダナオの風』編集にこめた思い!
ミンダナオ子ども図書館のミッション 理事、役員、スタッフ 活動の概要を紹介
ミッション・ビジョンとボードメンバー 
MCL文庫
民話、絵本原稿、青少年から大人までの読みものを
自由購読で提供しています。
ミンダナオオから発送の 機関誌「ミンダナオの風」 
過去の機関誌PDF
MCL 会計報告
会計報告
 日本の子ども ミンダナオの子ども
日本の子ども ミンダナオの子ども
MCLへの 若者たちの想い! 
機関誌『ミンダナオの風』若者たちの想い!
無題3 松居 陽
無題3:松居陽
イクメンに 未来をたくせそう! 
イクメンに未来をたくせそう!
2021年 今後のMCL 
今後の活動指針
 愛に捧ぐ黙想 松居 陽
愛に捧ぐ黙想:松居陽
ぼくの少年時代と 思春期から   
ほくの少年時代と思春期から
子育てよりも、子育つ世界!  
子育てよりも、子育つ世界!
講演、公演の予定表など 
講演、公演の予定表など
メールニュース 希望! 
メールニュース希望!
原住民、イスラム、クリスチャン 私たちは一つの家族!
原住民、イスラム、クリスチャン、私たちは一つの家族!
小学生や若者たちの 講演感想!
講演感想
近年の若者たちの訪問体験記!
ミンダナオ子ども図書館の活動とは?

MCLを知っていただくために、多くの映像のなかから選びました。
  
 山の下宿小屋に!
山の下宿小屋に
海の下宿小屋に! 
海の下宿小屋に
奨学生を決定に山へ!
奨学生決定に山へ
酋長の依頼で! 読み語りに!
酋長の依頼で
地震の悲しみで お父さんが!
地震の悲しみでお父さんが
アポ山へGo!
アポ山へGO!
地震避難民の 救済と読み語り! 
地震避難民の救済と読み語り
イスラム避難民の 救済支援! 
イスラム避難民の救済支援
ウイルス期間に 洪水が襲った!
 洪水が襲った
 イスラム湿原に 保育所を建てた!
イスラム湿原に保育所を建てた
 土地を追われる マノボ族!
土地を追われるマノボ族
 サンタマリアの 海辺で遊ぶ子どもたち!
サンタマリアの海辺で遊ぶ子ども
クリスチャンの文化祭 ビサヤデー!
クリスチャンの文化祭
イスラムの文化祭 ムスリムデー!
イスラムの文化祭
原住民の文化祭 マノボデー!
原住民の文化祭
戦争と平和
戦争と平和
洪水と植林活動
洪水と植林活動
平和構築と学校建設
平和構築と学校建設
ミンダナオ子ども図書館の 日常から
ミンダナオ子ども図書館の日常
総合活動報告の 記録映像
総合活動報告の記録映像
海の下宿小屋 クラクシン
海の下宿小屋
何故ここに日本人 TV録画! 
テレビ東京なぜここに日本人
池上彰の番組 パックンが来た!
池上彰の番組、パックン
NHK国際放送 ミンダナオから来日! 
NHK国際放送
English Video 1 Yo Matsui   English Video 2 Yo Matsui English Slide video! Yo Matsui 
kako
過去の活動を整理し、完成版をここに掲載していきます
戦争と貧困と平和構築と国際交友
ミンダナオの子どもたちから、生きる力をもらってきた実体験の記録!
2007
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2007
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2007
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2008
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2009
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