honp
ミンダナオ子ども図書館の創設ディレクター:松居友(日本文芸家協会会員)の活動日記
ミンダナオ子ども図書館日記


2022A
2022年
ミンダナオ子ども図書館:日記
目次
 
お兄ちゃん お姉ちゃん 結婚おめでとう!(1)
子どもたちがパーティーを準備した!
 
GO!
お兄ちゃん お姉ちゃん結婚おめでとう!(2)
マノボ族の山と懐かしの海を巡って! 
GO!
山の貧困地域のスカラー調査! GO!
ミンダナオ水田プロジェクト! GO!
ダバオ市の貧困地域のスカラー調査! GO!
国際都市ダバオについて感じた事! GO!
2022年卒業した子と新学年の子! GO!
マキララのスカラーと水田調査  GO!
地震避難地域のスカラー調査   GO!
海の下宿小屋サンタマリアの里帰り  GO!
関西学院大学 西村奈々子講演感想    GO!
台風Odette支援開始!  GO!
台風の被災者緊急支援のお願い!   GO!
明けましておめでとうございます!  GO!
台風災害緊急支援に関して!   GO!
母の日父の日おめでとう!  GO!

2022年製作の自由日記


お兄ちゃん お姉ちゃん 結婚おめでとう!(1)
子どもたちが
パーティーを準備した!


以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
    子どもたちが     パーティーを準備した! 映像へGo!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!
 
1)結婚おめでとう! GO!
2)
MCLの食堂で記念パーティー GO!
3)花びらが蒔かれた GO!
4)飾り付けの垂れ布は  GO!
5)パーティーが始まった! GO!
6)
最後に二人で乾杯!GO!
ko1
結婚おめでとう!


ポップミュージックの作曲家のたかゆき君と
福祉の仕事をなさっている琴子さん。
二人は、
ミンダナオ子ども図書館で偶然出会って、


海のサンタマリアの寮にも行き、
それがキッカケで結ばれて、
夫婦になった!


二人の結婚式に招待されて、
ミンダナオに帰省の前に、
日本で付添人となって参加した後、


二人は、なつかしのミンダナオに
新婚旅行で来られた。



MCLの子どもたちは、
再会に大喜び!
「結婚記念のパーティーを
ミンダナオ子ども図書館でしてあげよう!」




子どもたちは、
庭でお花を摘んで、
結婚歓迎パーティーの準備をはじめた!



自分たちが植えて育てている
お花を摘んで
新郎新婦や自分たちの
胸や頭にさして飾る!



お祝いのケーキも作って
いっしょに食べる
フルーツも木に登って摘み取った!


ko2
MCLの食堂で
記念パーティー



MCLの食堂で、
子どもたちがパーティーの準備をしているあいだ、
わたしたちは、外の小屋で、
呼ばれるのを待っていると、



支援して下さっている
イスラムの奨学生が、やってきて大喜び!
彼は、戦争で親も殺されて、
弟と二人でMCLに住んでいる。



お花を持った少年がやってきて、
「さあ、会場に入ってね!
ぼくは、最後についていくからね。」



まずは、新郎が若者と手を取り合って
会場になっている、
MCLの食堂に入っていった。




新郎は、中に入ると
新婦を迎えるために、
戸口の脇に立った。



いよいよ、新婦が、
スカラーの少女に導かれて、
会場に向かった。




その後を、
花を持った少年がついていく。



ko3
花びらが蒔かれた


新婦が入場したとたん
「ウエルカムーーー!」
「キャーーー!」
という叫び声がわき起こり、


いっせいに歓声と拍手がなされ、
花びらが、
新郎新婦に向かって蒔かれた!

ko4
飾り付けの垂れ布は


飾り付けの垂れ布は、
イスラムの祭りで使われているもの、
クリスチャンとイスラムと原住民の
儀式文化が混ざっている。



子どもたちにとっては、
二人とも家族のいちいんで、
「お兄ちゃん!」「お姉ちゃん!」
「お帰りなさーい!」



「結婚おめでとうーーー!」




ko5
いよいよ、
パーティーが始まった!



飾り付けがステキで、
すごい会場に思えるけれど、
シンプルなMCLの食堂のなか。


飾り付けも、
準備もみんな子どもたち!
幸せそうな二人を見て大喜び!




「まずは、二人でダンスをして下さいね!」
司会者の依頼で
手を取り合ってダンスをし始めると、
エープリルリンが近づいてきて、




「結婚式のダンスは、
新郎が、新婦の腰に手を置いて、
新婦は、新郎の方に両腕をのせて、
抱き合っている形でするの!」




ko6
最後に二人で乾杯!


その後、二人の名前をのせた
ケーキを切って、
お互いに食べさせてあげる
儀式が続いた。




新郎と新婦が、
互いに相手の口に
ケーキを入れたとたん、
「キャーーーーー!!!」
と言う叫び声が、会場に広がった!




そして、最後に
二人で乾杯!



このあと、
ふたりの写真を撮った!



その後も、
子どもたちの歌や踊りが披露されて
みんなでケーキやお菓子を食べて、
楽しいパーティーが終わった!




MCLの庭の
大きな岩に住む、
妖精さんたちも大喜び!


koto2
お兄ちゃん お姉ちゃん結婚おめでとう!(2)
マノボ族の住む山と
懐かしの海を巡って!

以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
    子どもたちが     パーティーを準備した! 映像へGo!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!

1)マノボ族のいる村に向かった GO!
2)山での生活は厳しく GO!
3)ここに住んでいる人々は GO!
4)村に着くと奨学生に GO!
5)
いよいよ滝に向かった GO!
6)滝つぼに飛びこんだ!GO!
7)懐かしの海サンタマリア GO!
8)クラクシン集落を目指して GO!
9)下宿小屋に向かった! GO!
10)ヤシの実を採ってくださった!GO!
11)学校から帰ってきた! GO!
12)子どもたちとも遊んだ!GO!

13)またいつでもおいで!GO!

tk1
マノボ族が住んでいる
村に向かった



ミンダナオ子ども図書館で、
新婚パーティーがすんだ翌日、




マノボ族の奨学生が住んでいる
村に向かった。


もともと山麓の平地に住んでいた
原住民たちだが、
土地の所有権がないと言う理由で、
山に追われた人々だ。



読み語りや医療、スカラシップ支援などで
くり返し訪れているので、
子どもたちもMCLの事をよく知っていて、
手をふって迎えてくれる!



今回は、
地元に住んで学校に通っている
奨学生の子たちに、
学用品とお小遣いを届けるのが目的だ。




tk2
山での生活は厳しく


山芋や川でとれるカエルやカニを
おかずにするのがせいぜいで、
収入がないので、
お米や塩なども買うことが出来ない。



そうした貧困世帯は、
わたしたちが活動をしている
山の原住民や湿原のイスラム地域に
無限に存在しているけれど、


ミンダナオ子ども図書館では、
そのなかでも母子家庭や父子家庭、
崩壊家庭の子たちを
奨学生に採用している。



写真の子も、
お父さんがいなくなり、
お母さんだけだけれど、
母親ががんばって、
下の村に出稼ぎに出たおかげで、



普段は食べられない、
ご飯が食べられて、
幸せそうだ!


服も買えない子が多いけれど、
この地域の子たちには、
日本の方々から追っていただいた、
古着をわたしているので、
そこそこの格好をしている・・・



下の子も、
いっしょうけんめい竹を削って
生活用品を作るお手伝いをしている。
着ている物は良いけれど、
靴までは、届いていない・・・



tk3
ここに住んでいる人々は


ここに住んでいる人々は、
これから向かう山奥の滝のそばに
小さな集落を作って、
住んでいたのだけれど、


地震で土砂崩れが、
起こりえるという理由で
滝のそばの村から、
かなり下地に避難生活を強制された。


すでに、
2年以上前に地震は収まり、
滝の村も家も残っているのだけれど、


地震が再来して
土砂崩れが起こる可能性がある
という理由で、


村に帰ることは、
許されないのだと言う。


推論にすぎないとは思うのだけれど、
滝の周辺は、
リゾート地として開発が進んでいるので、


貧しくて汚らわしく見える原住民たちを
地震を理由に、
リゾート地から追い出そうとしているように
思えてならない・・・



2019年に地震が起こった後に、
この村に救済支援をしたときのサイトへは、
以下をクリックして飛ぶことが出来ます。
目的のサイトへGo!

tk4
村に着くと奨学生に


村に着くと、奨学生に、
学用品とお小遣いを渡し、

困っていることはないか、
近況を訪ねて調査をした。



少女は、ほほえみながら答えた。
「地震で避難生活は、大変!
でも、ここから学校に通えるだけでも幸せ!



学校は、この避難場所から、
歩いて40分ほど山を下ったところにある。
校舎は、多少ひびが入っているけれど、
野外で授業は、継続されている。


ここで教えている先生の一人は、
もと、MCLの奨学生だった子だ!



tk5
いよいよ滝に向かった


奨学生を訪問して
本来の仕事を終えた後、
わたしたちは、
いよいよ滝に向かった!



私が最初にこの地を訪れた
二〇年以上前には、
道も山道で4WDしか登れず、


原住民の
マノボ族だけが住んでいる
辺鄙な秘境だったけれど、


その後、キダパワンが
フィリピン最高峰で3000m弱もある
アポ山の裏側の
登山基地として有名になり始めて、


秘境で妖精しか住んでいなかった
吹き出し温泉の聖地
アゴ湖と、


このウオーターフォールに
開発の波が押し寄せてきた。
アポ山登山のサイトをご覧になりたい方は、
以下をクリックしてみて下さい!

目的のサイトへGo!


tk6
滝つぼに飛びこんだ!


ここも休日などには、
たくさんの人が来るようになって、

以前来た時には、
たくさん人がいたのに、


地震のせいか、
今は猿しかいない
ジャングルになっていた。



新郎は、
勢いよく滝壺に向かっていくと、


滝の落ちる岩に
体を載せて寝そべった!


新婦も滝壺に
足を入れて、


滝を見上げた!


二人にとっても
一生の心に残る
新婚旅行になっただろう!


猿たちも
妖精達も
山から見送ってくれた!



MCLの子どもたちの日常と
山のマノボ族と
海のクラクシン村をテーマにした
過去の映像を集めました

現地を理解する上で、
参考になると思いますので、
ご覧いただければ幸いです。

先住民族の文化祭マノボデー

ミンダナオには、14部族の先住民が住んでいます。
それぞれ、異なった言葉をしゃべり、文化にも特徴があります。
これは、初期の頃に行った、マノボの文化祭。
準備のために、山に食べるためのヤマイモを
とりに行ったり、ニシキヘビもとって来て料理しました。
文化人類学者にとっても、珍しい映像です。

映像を 見たい方は ここをクリック

マノボ族の酋長になった:2分

映像を 見たい方は ここをクリック 

マノボデーのカサバイモ:33分
 
映像を 見たい方は ここをクリック

若者たちと画家の
ミンダナオ子ども図書館
マノボ族の村での体験記
:10分

 
映像を 見たい方は ここをクリック
 

サンタマリアの
海の下宿小屋を訪ねた
:10分
 
  
映像を 見たい方は ここをクリック

山の貧困地域
マグペットのスカラー調査!


以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
マグペットの スカラー調査に向かった

海の下宿小屋のある
サンタマリアの里帰りと
スカラー調査

2022年7月5日

以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
サンタマリアの スカラー調査!

地震の悲しみで父さんが!12分

映像を 見たい方は ここをクリック

滝の村から避難して:11分

映像を 見たい方は ここをクリック

マノボ族の酋長の依頼で
読み語りに!
10分


映像を 見たい方は ここをクリック

土地を追われるマノボ族:20分

映像を 見たい方は ここをクリック
  

サンタマリアの映像
漁村をぬけて岬へ


ミンダナオ子ども図書館の子どもたちと
クラクシン集落をぬけて素晴らしい眺望の岬の上へ。
漁師さんの村は、血がつながっていなくても、
子供も大人も一つの家族。

映像を 見たい方は ここをクリック

サンタマリアの映像
村の子供たち


岬の頂上から、漁村にもどり、
下宿小屋の場所で子どもたちが、
ヤシの木に登り、実をとって食べる。
親を助けてがんばる少年
そして親を亡くして奨学生に採用した、感動的な少女の姿。

映像を 見たい方は ここをクリック    

美しい白浜と海
サンタマリアに寮を!


映像を 見たい方は ここをクリック
  

サンタマリアの浜で遊ぶ
地元の子どもたち


映像を 見たい方は ここをクリック
  

朝起きて花壇のお花を
世話する子どもたち


ミンダナオ子ども図書館の夜明け。
朝起きて、ミンダナオ子ども図書館の花壇の
お花を世話する子どもたち。

朝4時半には起きて、朝食の支度をするのも子どもたち。
野菜作りも、お米干しも、
子どもたちが自分たちで決めてします。
本当にしっかりした、良い子たち。

映像を 見たい方は ここをクリック

雨が降ってるのに滑り台

雨が降っているのに、滑り台!
紅く見えるのは、ファイアーツリー(火炎樹)です。

映像を 見たい方は ここをクリック

ミンダナオ子ども図書館の
日常風景


ミンダナオ子ども図書館の子どもたちの日常。
ゴムタイヤで遊ぶ、男の子たち。
みんなで、薪をつかってお料理。
お庭で、クリスマスのための歌の練習。
親が戦争で殺されたり、いなくなったり。
極貧で、三食食べられない家庭の子たち。
それでも、明るく、生きる力にみちている。

映像を 見たい方は ここをクリック 
   

tk7
懐かしの海
サンタマリア



ミンダナオ子ども図書館の本部のある
北コタバト州のキダパワンに滞在し、
原住民の住む山岳地帯を巡った後、


いよいよ二人が出会った思い出の場所
ミンダナオ子ども図書館の下宿小屋がある
サンタマリアのクラクシン集落に向かった。


この地域は、ダバオ州に属しており
日本政府の定める危険度では、
北コタバト州よりも一段低く設定されている。



いつもは、海沿いの道を
岬の先まで行きつめた後、
海に突き出ている先端の山の峠を
4WDでいっきに駈け上るのだが、


今回は、
地震の影響もあって、
道が崩れやすくなっているので
避けた方が良いという。


そこで、手前の村から
漁師さんの舟を借りて、


浜沿いの海を舟に乗って
岬の先端にある
クラクシン集落に向かった。



現地の漁師さんたちは、
船体を木で作り、
両側に太い竹をさし伸ばした


手作りの
アウトリガーカヌーで
毎日、毎晩、漁に出ている。



手漕ぎのカヌーもあるけれど、
今回は人数も荷物もあるので、
エンジン付きのカヌーで向かった。



tk8
クラクシン集落を
目指して



半島沿いに、
波を越えながら行くと
やがて遠くに、
岬の先端が見えてきた。


先端の岡の上には、
小さな灯台が立ち、
その左の付け根に、
目指すクラクシン集落がある。



クラクシン集落は、
新婚夫婦の二人にとって
懐かしい出会いの場所!




いよいよ、
想い出のクラクシン集落に到着!




舟が着くと、
子どもたちが駆け寄ってきた!



この村とは、
下宿小屋を建てる以前からの
親しいお付き合いがある。


この村の貧困家庭で
両親や片親しかいない子たちを
奨学生に採用!
保育所も建設した。


また、訪問者の方を
とりわけ素朴の漁師さんの
竹の家に泊まらせてあげて、


家族と一緒に食事して、
本物の現地体験が、
出来るようにしてあげている。


読み語りや、
MCLと現地の子どもたちの
遊びもしょっちゅうしているので、
現地の子たちはみんな、MCLを知っている。


私たちが着くと、
子どもたちが駈け寄ってきた。
「MCLが来たよー!」
「ママエープリルとパパトモもいるよー」




tk9
下宿小屋に
向かった!



下宿小屋は、
寄贈して下さった方々のおかげで、
立派なものができました。
皆さんも泊まれますよ!



管理して下さっているのは、
親のいない奨学生の
おじいちゃん、おばあちゃん!



日本から訪問された方々、
とりわけ日本では、
少し引きこもりで
生きる希望を失っていた青少年が、


こうした素朴な漁村の生活に触れ
とりわけ、貧しくとも明るく
仲良く遊ぶ子どもたちから、
生きる希望と気力を
もらえることもわかってきました。


日本の未来を考えると
こうした方々を


MCLでは、本部もここも、
宿泊費なしで開放する
決断をしました。




tk10
ヤシの実を採って
くださった!



浜には、
立派なヤシの木が
たくさん植わっています。


下宿小屋のある敷地内にも、
ヤシの木が生えています。



おじいちゃんが、
ヤシの実を採ってくださった!



わたしたちもやってみるわ!!



ヤシの実が採れると
おじいちゃんは、まず
ヤシの実に穴をあけて、


中の汁を飲めるように
してくれました。




ヤシの汁は透明で、
さわやかな甘みがあって、
体にもとっても良いということです。



汁を飲み終わった後、
椰子の実を二つに割って、
下の写真の左にある
皮を薄く切ったものを


スプーンにして
白くて柔らかい椰子の肉を
削ってすくって食べます。
歯ごたえもあって最高!




tk11
子どもたちが、
学校から帰ってきた!



MCLの宿舎は、
村の最先端に立っていて、
そこから先は、岩の崖と、
さらにその向こうに岬の先端が望めて、


よく見ると
岬の丘の頂上に、
白い小さな灯台が望めます。


そちらを見やると驚いたことに、
岩陰から子どもたちが現れて、
崖っぷちの海水のなかを
次々とやってきました。


みると小学生の男の子や女の子達!
学校が終わり、
村に帰ってきたのです!


「あっ!
子どもたちが、学校から帰ってきた!」
「こんなところが通学路なんだ!」



赤い服を着た一人の男が、
岩壁にそって向こう側に行った後、


子どもを背中に背負って
帰ってきました。
子どもがまだ小さいので、
海の中を通らせるのに
不安を感じて迎えに来たのです!



tk12
子どもたちとも遊んだ!


その後も夕暮れまで、
海で泳いだり、
舟を漕いでみたり・・・



子どもたちとも
遊びました。


この村の子たちには、
日本の支援者の方々から送られてきた古着を
読み語りの時にわたしているので、


以前は服も穴だらけで、
裸に近い姿でしたが、


今は、こちらでは手に入らないような
ステキな古着を着ていました。
「こんなお洋服を、ありがとう!」




その日は、
夕暮れまで子どもたちと遊んだ。




tk13
またいつでもおいで!


夕食は、
スタッフとお嫁さんが
いっしょに料理して下さいました。



写真は、
イスラムのスタッフのエズラさん。


この村でも、
イスラム教徒とキリスト教徒が
仲良く共存して住んでいて、
教会もモスクも建っています。


イスラム教徒の家の庭には
ヤギが飼われていて、
キリスト教徒の家の庭には、
豚が飼われています。



魚や貝やカニなど、
とりたての海産物は、
とってもおいしい!





皆で楽しく、
いただきました!




ミンダナオ子ども図書館で出会い、
結婚の大きな舞台に立ち
新婚旅行で、
原点から歩き始めた二人。


楽しいことも辛いことも
困難なことも夢も希望も、
未来にあるだろうけれど、
また、いつでも何度でもおいで!!!

訪問希望の方は ここをクリック! ミンダナオ子ども図書館 支援方法

mag1
山の貧困地域
マグペットのスカラー調査!

以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!

マグペットの スカラー調査に向かった
1)スカラーの調査に向かった GO!
2)子どもが楽しそうに遊んでいる GO!
3)橋もない川の岩に足を乗せながら GO!
4)掘っ立小屋のような家だ GO!
5)まずは長女をインタビューした GO!
6)支援者になっていただけませんか?GO!
7)必ず地域の市役所を訪問して GO!
8)
スカラーの家が見えてきた
 GO!
9)訪問なさって経験してみませんか!GO!
10)竹で出来た簡素な家に GO!
11)スカラーの家が見えてきた GO!
12)スカラーの子に会えた! GO!
13)
二人とも会えて大喜び! GO!
14)スカラシップ決定調査:映像 
GO!
mag2
マグペットの
スカラーの調査に
向かった


マグペットは、
MCLが活動している山岳地域のひとつで、
原住民のマノボ族が、
多く住んでいる地域!

地震があったときには、
かつて酋長からの依頼を受けて、
親が亡くなったり、
父親が殺された子を調査して、
スカラーに採用した地域でもある。

今回は、山岳地域に入る前に、
麓の地域から
スカラーに応募してきた子の家を訪ねた。


以下の写真か、
ロゴをクリックしていただければ、
当時の活動を基に製作した
スライド映像をご覧になれます。

スカラシップ決定調査

mag3
子どもたちが楽しそうに
遊んでいる


家に向かう道に入る手前で、
子どもたちが楽しそうに
遊んでいるので、

訪問する家をたずねると
「ぼくたちの家の隣だよ!」

「わたしたちで、
案内してあげるから、ついてきて!」
といって、案内してくれた。




mag4
橋もない小川の上を
岩に足を乗せながら


子どもたちに導かれて、
細道を歩いていくと、
思いもかけない山道で、


橋もない小川の上を
岩に足を乗せながら
踏み越えて
渡らなければならなかった!



家族は、非常に貧しく、
マニラのごみの山に住んでいたけれど、
極貧で父が病気で亡くなり、
母親は、マニラに残り、

子どもたちは、
母方の祖母がいる
ミンダナオの家に住むことになった。

しかし、
祖母も非常に貧しく、
親戚の家の側で、
一人暮らしをしているという。


mag5
掘っ立小屋のような
家だ


小川を渡ると、
祖母の親戚の家の前に出た。
林の中だけれど、
思ったより大きな家で驚いた!

おそらく、
周囲のヤシや果樹園の
運営かメンテナンスの仕事をして
生活をしているのだろう。


長男だと言われる子が、
祖母の家に案内をしてくれた。


祖母の家は、
親戚の家の後ろに建っている
掘っ立小屋のような家だった!

下の写真の家に
なんと兄弟姉妹4人が
一緒に住んで
寝泊まりしているのだという。


家の横で、お婆さんが、
食器洗いをしていた。
親戚の家の家政婦のように
働いしているのだろう。


祖母の話だと、
親戚は、極貧ではないので
孫たちを受け入れ
食べさせることは出来ても、


親戚の家も子だくさんで、
学校までは、
行かせられないという。




mag6
まずは、
長女をインタビューした


私たちは、
孫の聞き取り調査を
親戚の家をかりて始めた。


今は、円安や物価高も激しく、
MCLの経済状況も厳しく、
採用するとしても、
4人全員は無理で、

多くても二人が限度なので、
祖母の推薦で、
まずは、小学校4年生になる
長女をインタビューした。


過去の成績もよく、
将来は、学校の先生になりたい
という夢を語ってくれた。



mag7
支援者になって
いただけませんか?


そして二人目は、
今年からジュニアハイスクール
(日本での中学校)に入った
長男のインタビューを開始した。

二人とも、
大学まで行きたい理由は、
自分が、がんばって大学を卒業して、
良い仕事を見つけて、
母さんや家族を助けたいという。



どなたか、
支援者になっていただけませんか?
とっても良い子たちです。




mag8
必ず地域の市役所を
訪問して


私たちは、現地で活動するさいには、
安全も考慮して、
必ず地域の市役所を訪問して、
活動目的を話すとともに、
現地の状況を聞くようにしている。

今回もマグペット市の市役所を訪問した後、
スカラーの通っている学校に寄って、

スカラーの家庭や学習の状況を
先生からうかがい、


その後、
スカラーの家に向かった。


ミンダナオでは、
山でも街でも
隣近所や兄弟同士で、
子どもたちが本当に良く遊んでいる!




mag9
スカラーの家が
見えてきた


山道を超え、
貧しい家々のあいだを抜けて
進んでいくと、



目的のスカラーの家が見えてきた。
洗濯物が干されていて、
生活の匂いを感じさせる。



私たちが来たことを知って、
スカラーの子はやってきた。



久しぶりの再会に、
頭をなぜてあげようとすると、
頭に傷がある。

緊急ではなさそうなので、
とりあえず塗り薬をわたし。
状況を見て、必要があれば、
治療することを約束した。

新学年が始まるので、
学用品の入ったカバンと
学校のプロジェクトに使う
お小遣いとを渡し、


支援者の方から送られてきた、
お土産も渡して、
お送りする写真を撮った。



インタビューを終えて、
写真を撮った後、
生活の状況を知るためにも
家を見せてもらった。

ここが、台所で、
その後ろがトイレ!



「また来るからねーーー!」


mag10
訪問なさって、
こういう経験を
してみませんか!


今年から学年替わりの時期が、
7,8月になったので、
(かつては、4,5月だった)
この時期は、全スカラーの訪問に
各地を駆けまわらなくてはならない。

MCLの本部には、
80人余りの奨学生が住んで、
近くの学校に通っているけれど、

遠隔地の山や湿原や
海岸にある村に住み、
遠くても一生懸命
歩いて学校に通っている子たちも
100名あまりいる。

極貧生活をしている子たちの中でも
とりわけ孤児や崩壊家庭の子たち、
母子家庭や父子家庭や
戦争で親が殺された子たちなどを優先して、

スカラシップを提供して、
大学まで通えるようにしているのが、
MCLのスカラシップ支援だけど、

自分の村に住んで、
学校に通うか、
MCL本部に住んで生活するかは、
本人と保護者の判断に任せている。

たとえ、本部に住んでいても、
自分のふる里に住んで
学校に通いたい子は、
翌年から通えるし、
辺境地域に住んでいて、
MCL本部に住みたくなった子は住める。

とりわけ、
小学校からジュニアハイスクール(中学)
その後、シニアハイスクール(高校)や
大学に通いたい子たちは、

その希望や願いを
山を降りて
MCLの本部にまで来るだけの
交通費も出すことなど
出来ない貧困家庭なので、

学用品やプロジェクトに使う
お小遣いの支給も含めて
私たちが車で、
毎年数回たずねて、
直接話を聞いて行動するようにしている。

しかし、
時には家にたどり着くまでに
数時間かけて車で山道を行き、
さらにそこから徒歩や馬で
行かなければならない家も多い。

皆さん、
訪問なさって、
一緒にこういう経験をしてみませんか!
宿泊費はとりません。
何日でもご家族でどうぞ!
訪問希望の方は ここをクリック!

ミンダナオ子ども図書館 支援方法
mag11
竹で出来た
簡素な家に


その後、
MCLで寄贈した保育所を横切って、
貧しい家々のあいだを抜けて、


さらに山の奥に住んでいる
スカラーの家に向かった。


道沿いには、
貧しいマノボ族の家々が並んでいる。



スカラーの家に到達するには、
斜面につけられた
細道を歩いて登って行かなくてはならない。




竹で出来た簡素な家に、
子どもたちや祖父母が一緒に住んでいて、
子供だけでも、
平均して7人ぐらい。




mag12
スカラーの家が
見えてきた


山道を登っていくと、
山奥にようやく
スカラーの家が見えてきた。



家の周りには、
他の家はほとんどなく、
雑草に混じって、
イモや豆のツルが生えている。


高価に売れる、
ヤシの木やバナナは、
土地所有者の物であり、

彼らは下の道路に近いところに
比較的大きな家を建てて
裕福な生活を送っている。

貧しい原住民たちは、
土地所有者のヤシやバナナを
管理することを条件に、
竹小屋を建ててもらい、

空いた土地に、
野生のカサバイモや
豆を植えることで、


それを食材としたり
山菜として売ったりして、
何とか生活を送っている。


これらは、食材にすると同時に、
集めて束にして山菜売りに行き。
日銭を稼いで、
塩やオイルや米を買うための山菜だ。



山菜売りの少女のビデオを
松居陽が製作しました。
プロフェッショナルな
見ごたえのあるビデオ映像です!

su33
山菜売りの少女
ドキュメンタリー映像:松居陽  
文:松居友

松居陽制作の感動的な
野菜売りの少女の
ドキュメンタリービデオ
 
下をクリックしてご覧ください!
野菜売りの少女 映像1
野菜売りの少女 映像2
野菜売りの少女 映像3   

家も土地も自分の所有ではなく、
土地の所有者が
植えさせた作物を、


盗まれないように、
見守っているのが仕事だ!



mag13
スカラーの子に
会えた!


早速、スタッフが、
スカラーの状況調査を始めた。



現地に行き、
実家を伺うことによって、
スカラーの状況が深く理解できる。



家は、本人のものではなく、
土地の所有者が、
小作人のために建てたものだ。



これが、トイレだ!
トイレがあるだけでも、
まだ良い方だ!



ここにお婆さんは、
孫と住んでいる。


スカラーの子は、
まだ学校から帰っていないので、

スカラーの死んだ親の
母方の祖母に
状況を語ってもらった。



下は、初めて山であった時のおばあさん。
ほうき草を採ってきて、
ホウキを作って売って
何とか生活している。

ここが、
両親が亡くなって、
スカラーに採用した子の家!



当時の写真には、
長男と長女が映っているけれど、

今は、長男は、マキララに、
長女は、ダバオに近い山の
父方の祖母の家にいるという。

お婆さんと一緒に住んでいるのは、
末の男の子が一人だけ。



下の親戚の家に
遊びに行っていると聞いて、
山を降り、


スカラーの子に会えた!

学用品を受け取って
大喜び!




mag14
二人とも
会えて大喜び!


こちらは、
後日、ダバオの山の集落で、
会うことの出来た
長女の写真と映像です。



彼女の亡くなった
お母さんの名前は、
私の妻と同じエープリルリン!


二人とも
会えて大喜び!



学用品と
お小遣いを渡した。


これからも
この子たちを
大学まで支援していきますね!




mag15
スカラシップ決定調査:
映像


以下の写真か、
ロゴをクリックしていただければ、
当時の活動を基に製作した
スライド映像をご覧になれます。

スカラシップ決定調査


マノボ族の酋長から
「地震後も支援が届かず、
避難生活を余儀なくされている!
MCLしか、支援に来てくれない!」
と言われて、

読み語りとビニールシートと
子どもたちの食事の支援に
駆け付けたときに、

親が死んだ子と、

父親が殺された子を

奨学生に
採用してくれないかと言われて、
後日、その子の家を訪れたときの映像です。




マノボ族の酋長からの依頼を受けて、
読み語りに行った時の映像と、

マノボ族の酋長の依頼で
読み語りに!10分

映像を 見たい方は ここをクリック
再度、訪問して
奨学生に採用した時の映像を
カット無しに載せました。

スカラシップ決定調査:10分
映像を 見たい方は ここをクリック

   **************


詳しくお知りになりたい方は、
以下をクリックして
奈々子さんが編集された
クライドファンドのサイトをご覧ください!
支援の方法も載っています!!

ミンダナオ水田プロジェクト クライドファンディングのサイトへ Go!

 土地を追われるマノボ族:20分
映像を 見たい方は ここをクリック

 マノボ族の酋長になった:2分
映像を 見たい方は ここをクリック

マノボデーのカサバイモ:33分
 
映像を 見たい方は ここをクリック

sienS

詳しくお知りになりたい方は、以下をクリックして
奈々子さんが編集された
クライドファンドのサイトをご覧ください!
支援の方法も載っています!!

ミンダナオ水田プロジェクト クライドファンディングのサイトへ Go!

水田購入は食料自給の体制を確立することにより、
ご支援金を教育、医療をミンダナオの子どもたちに
安定して届けられるようにすると共に、
MCLが将来的に活動を継続するために達成したいプロジェクトです。

支援が必要な理由

ミンダナオ島では物価の高騰と円安の影響により、
食費の確保が難しくなっています。
米は所有する水田14ヘクタールで250人分賄えていますが、
その他のおかずを含む食費に多額の費用をがかかり、
教育や医療の支援を十分できない、
新しく子どもたちの支援の受け入れが難しい現状です。

水田1ヘクタール当たり、
18人の子どもたちが3食を食べ続けられます。
10ヘクタール達成すればさらに、
180人の子どもたちに
緊急時でもお米を届けられるように備えられます。

また、お米を市場で売ることで、
おかず等の食材の購入に充てることができ、
MCL
内の自給自足につながります。


現在イスラム地域で再び紛争が勃発し、
日本では報道されないものの
現地ではあちらこちらで避難民が出ています。
戦闘はまだ小規模なものの、
イスラムとクリスチャンの対立や
イスラムの有力者どうしの対立を利用した
無差別な殺害や銃殺が、あちらこちらで起こり、
村の人々が不安になり
家を捨てて街の近くに避難してきています。
MCLでは、米の支給を企画しているが、
円安や物価の上昇と日本の経済状況も厳しい事もあり
寄付総額も減り、支援を届けられずにいます。
現在の地域紛争が、
かつてのように250万人が5年近くも
難民生活を余儀なくされたような、
大規模な戦争に拡大しなければ良いのだが、
状況が今後悪くなっていく可能性も高いです。
さらに水田を10ヘクタール購入して、
米を避難民救済にも充てる事を目指しています。
大変な時代ですが、
皆さまご協力いただければ幸いです。

10月15日のミンダナオの様子(館長松居友より)

詳しくお知りになりたい方は、以下をクリックして
奈々子さんが編集された
クライドファンドのサイトをご覧ください!
支援の方法も載っています!!

ミンダナオ水田プロジェクト クライドファンディングのサイトへ Go!


sasa1
ダバオ市の貧困地域の
スカラー調査!

以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!

ダバオ市の 貧困地域の調査!
1)ダバオは、港湾都市で  GO!
2)貧困地域のササ GO!
3)原住民やクリスチャンたちも GO!
4)読み語りをすると GO!
5)現地調査を開始した GO!
6)貧困地域に入って行った GO!
7)生活の匂いが感じられて GO!
8)スカラーだった子の家を覗くと
 GO!
9)妹と一緒にMCLに住んで GO!
10)スカラーを停止した子を訪ねた GO!
11)他のスカラーも訪ねた GO!
12)最後の子のチェック GO!
13)ダバオ福祉局の要請で GO!
14)送られてきた服や靴を届けた GO!
sasa3
ダバオは、港湾都市で

ミンダナオは、
北海道と四国をあわせたほどの
大きさの島だけれど、
フィリピンでは、最も豊かな島と言われていて、

ダバオも港湾都市で、
バナナやパイナップル、
サトウキビやカカオなどが、
日本をはじめ、中国、韓国にも送られている。

ぼくたちは、
スカラーたちの調査をするために、
ダバオの海沿いに張り出した貧困地域
ササに向かった。

ダバオの海沿いに張り出した貧困地域は、
イスラム教徒のバジャウ族が多い!

もともとイスラム教徒は、
海洋民族だった人が多いようで、
漁をしながら、マレーシア、
インドネシアなどを経由して移住してきたという。

フィリピンで400年前に、
最初に王国を建てたのもイスラム教徒で、
マラウィを首都として
マギンダナオ王国を建てた。
マギンダナオ王国:Wikipedia
しかし、その後もミンダナオは、
アジアの海洋交差点のような島で、
豊かな上に位置的な重要性るからか、
その後もスペインや日本、アメリカの
侵略や支配を受けてきた。
フィリピンの歴史:Wikipedia
sasa4
貧困地域のササ

貧困地域のササには、
本当にたくさんの子どもたちがいる!

学校が終わると、
学用品を家に置いて、
近所の友達たちと一緒に、
海に飛びこんで泳いだり!


海辺の貧困地域の子たちにとって
海に飛びこんで遊んだり、
蟹や魚を獲ったりも、
山の子たちとおんなじ楽しい遊び?

こうした遊びによって、
笑い合い、助けあい、
分かち合って、
真の友情が培われていく?

sasa5
原住民や
クリスチャンたちも


海辺には、イスラム教徒が多いけれど、
物乞いや仕事を探して
山やへき地からやってきた
原住民やクリスチャンたちも住んでいる。

それにしても、
ここの子たちや人たちは、
宗教や部族が違っていても、
楽しそうに共同生活を送っている!

まるでMCLのようだけれど、これこそが、
ミンダナオの本来の姿のような気がする。
とりわけ、貧困層の人たちを見ると、
人の本来の姿が、
見えるような気がするときがある。

そうした様子を見ると、
いつも聖書の言葉を思い出す。
「貧しい人は、幸いである。
天国は、彼らのものである!」

sasa6
読み語りをすると

大都市の貧困地域は、
ゴミ捨て場もあるけれども、
海沿いに広がっている場合が多い。

海岸沿いの海に張り出した場所は、
土地所有権を
必要としないからだろう。

ダバオ市の南端のササと呼ばれているこの地域も
イスラム教徒が多いけれど、
クリスチャンや原住民も
たくさん仲良く住んでいて、
くり返し読み語りに訪れてきた。


なつかしい写真!
スカラーで、
筋ジストロフィーのベンジー君もITを学んで
コンピューターショップで働いているし、

下の子たちも
高校生や大学生になった。

ササから応募して来たスカラーも
採用されているし、
その子たちも、自分の生まれ育った場所で
読み語りをすると、大喜びで迎えられる!

「~さんもいるよー!」
「読み語りしてくれるんだって!」
「わーーーい!」

絵本は、家庭で親子を愛でつなぐだけではなく、
宗教や部族を超えて友情を生み、
真の共同体を育てていく力もある?
日本でももっと、公園や空き地や路地裏で
絵本の読み語りをしたらいいのに!

読み語りが終わると
パンをくばったり、
甘いおかゆを炊いて、食べさせてあげたりする。

こちらの貧しい子たちにとっては、
パンやおかゆも普段は、
物乞いをしながら食べさせてもらう
貴重な食べ物のひとつなのだ!


そんな貧しい子たちの集落だけれど、
少しも卑下した様子もないし、
友だちとも、家族や兄弟姉妹とも、
本当に愛情をもって接しているのが感じられる。

妻も私も、スカラー調査や読み語りで、
くり返し訪れているので、
現地の子たちも私たちを良く知っていて、
私たちが来ると駈け寄ってきて叫ぶ!

「MCLが来たよーーー!!!」
「ママエープリルとパパトモもいるよーーー!」

sasa7
現地調査を
開始した


ササの貧困地域に入る前に、
近くのカレンデリアと呼ばれている
簡易食堂でお昼ご飯を食べた。

カレンデリアは、庶民的で
レストランよりも安いし、
自家製の惣菜は、心がこもっているようで
美味しく感じられる!

野菜と肉に魚や牛肉のスープを入れた
ブラッドを頼んだ。
こちらでは、スープをスプーンで
ご飯にかけて食べていくのが普通!

ぼくは、おこげが好きなので、
頼むとおこげご飯も出してくれた!


sasa8
貧困地域に
入って行った


昼食が終わって、
いよいよ貧困地域に入って行った!
子どもたちは、
どこでも明るく迎えてくれる。


入り口に近い沿岸沿いの道は、
コンクリートで固められていて、
下の方は見えないけれど
細道の下は海!

浜沿いの家々は、
セメントで建てられたものが多かった。
比較的裕福で
収入のある人たちが住んでいるのだろう。

歩いていくと、
イスラム教徒の礼拝所
モスクも建っていた!


私たちは、この地域からも
多くのスカラーを採っている。
すでに大学を卒業して
しっかりと働いている子たちもいる。


sasa9
生活の匂いが
感じられて


海岸沿いの道から
沖へと張り出していく
小道を歩いていくと、
木造の素朴な家が多くなり、

コンクリートの細道の両側に
海が見え始め、
家々が、木の柱の上に竹の床を貼って
建てられているのがわかる。

洗濯ものが干されていたりして、
家々は貧しいけれど、
生活の匂いが感じられて、
高級住宅地にはない温かさを感じる・・・?

家の軒下に、
バナナや自家製のお菓子も
袋に詰めて売られている
サリサリストアーが見受けられる。

子どもたちも寄ってきて
親兄弟が捕ってきた魚を差し出して言う!
「おいしーーーよ!」
「これ買ってーーー!」

子どもたちの笑顔や明るい姿を見ると、
親から無理やり言われて、
お手伝いをしている
という感じがしない?

子どもたちが口にするのは、
「ぼくたちこうやって、少しでも
家族を助けてあげているの!!!」

また、おじいちゃんおばあちゃんが
お店で寝ていても、
文句を言わないし、
だれも変だと思わない!!!

sasa10
スカラーだった子の
家を覗くと


かつてスカラーだった子の家の前を通ると
高校を卒業して
結婚の道を選んだ子が
二人の息子の母親となっていた。

上の子は、しっかりと学校に通っているけれど、
下の男の子は、発達障害があるようで
いつも家にいて、
自分が世話をしているのだという。

発達障害の子の親になるだけでも
大変だろうと思うのだけれど、
まったく屈託ない笑顔で
子どもと楽しそうに家庭で日々を送っている。

しかも、このような貧困地域では、
障害児を預かる施設もないだろうし、
そんなこともまったく考えていない様子。
「ご主人も良い方なのだろうなー!」

さらにかつてスカラーだった
アブドゥル君にも会えた!
大学を出て薬局に努めたけれど、
給与が安いから、
バイク配達便の仕事に切り替えたという。

バイク配達便の給与は比較的良くって、
家も冷蔵庫や扇風機を買えたけれど、
兄弟姉妹が10人以上もいて、
できれば一番下の子を
スカラーに採用してもらえないだろうか・・・

自分がそうだったように、
MCLに住まわせてあげたら、
将来も心に残る
素晴らしい体験が出来ると思うから・・・!

アブドゥル君は、本当に性格も良い子で
MCLの活動も、心底から支えてくれた。
外国人は入れないと言われていた、ここササで、
多くの人々から信頼を受けて、
活動できるようになったのも彼のおかげだ!

そのことを考えると、
すぐにでもスカラーに採用したいけれど、
ただ、支援者のいない子は多いし、
ちょっと状況を見させてほしい・・・との
スタッフからの返答だった。

ez6
 土地を追われるマノボ族:20分
映像を 見たい方は ここをクリック  
sasa11
妹と一緒に
MCLに住んで


母子家庭のスカラーがやってきた。
いまは、コロナの影響で
シニアハイスクールもオンラインでしか
授業を受けられないけれど、

成績も優秀で、
大学に進学したいという希望を語った。

ただここに住んでいると、
母子家庭で、
日々食べていくのも大変!

お兄さんは、
学校を辞めて働いているけれど、
兄弟姉妹も多くて
家族を養っていくのも大変!

彼女も出来れば
妹と一緒にMCLに住んで、
キダパワンの大学と
妹は小学校に通いたいという。


「私は、スカラーで家族で一人だけ
学校に通えているけれど、
下の妹は小学生だけれど、
プロジェクト代もかかり、
学校に通えなくなってきたの・・・」

MCLに住む場合も、
家庭の事情を考慮すると寂しくならないように、
一人よりも出来れば兄弟姉妹
二人で住む方が良いとスタッフも考えている。

小学生の支援者のいないスカラーの子は少ないし、
家庭状況の困難さも考慮して、
その場で、スカラーに採用した。
お母さんもお姉さんも大喜び!


さっそくプロフィール用の
写真を撮影。

どなたか、支援者になっていただけませんか?
支援に関するご希望、ご質問は、
メールで現地日本人スタッフの
宮木梓(あずさ)さんに連絡してみてくださいね。
mclmindanao@gmail.com
ミンダナオ子ども図書館 支援方法
saas12
スカラーを
停止した子を訪ねた


ジュニアハイスクールを卒業して
シニアハイスクールに通う決心をして、
実家に帰宅した後、
スカラーを停止してしまった子を訪ねた。

停止した理由は、
おそらくササでの生活が、
食費や生活費やプロジェクト代を考えると
大変だからだろうと思い、

MCLの本部に移って
近くの学校に通ったらどう?
と聞くと、
思いがけない返答が返ってきた。

実家に住まわざるを得ない理由は、
「私たちは母子家庭で、
お母さんは
仕事が無くなってしまったの!」

「だからわたしが、
ここで仕事を見つけて働いて、
今は、わたしが家族を養っているの!
港湾事務所のお手伝い!」


自分の気持ちでは、
高校と大学を卒業して、
良い仕事について、
家族を助けたいのが理想だという。

住む場所も、
MCLならば、毎日食事もとれるし
寝る場所もあるし、
学校も近いから最高!


「でも、
家族を助けることが一番大事だから、
ここに住むことに決めたの!」


コロナの時期にスカラシップを辞めて
仕事を探したり、
結婚した子も出たけれど、
理由の多くは自宅待機で、
家族の世話になっているばかりの事に耐えられず、

また親や保護者としても、
仕事を見つけて結婚して
自立してくれたら、
経済的にも生活上も
めんどうを見て養う責任から逃れられるし・・・

14,5歳で結婚したりさせられていく理由も、
結納金への期待や
面倒を見てもらう側に移りたいといった
保護者の期待もあるようです。

sasa13
他のスカラーも
訪ねた


夏休みで帰郷している
他のスカラーたちも訪ねた。

とりわけジュニアハイスクールを卒業して
シニアハイスクールに進学する子。
シニアハイスクールを卒業して
大学に進学する子たちの場合は、

進学を希望するか否か。
希望するとしたら、
どこの大学の何の専門コースに進みたいかを
保護者を交えて確認する必要がある。


ミンダナオでは、14,5歳から
結婚適齢期に入るので、
母子家庭の場合などは特に、
学校に行かせるよりも結婚させて、

家に滞在して、
弟や妹や自分の世話や面倒を
見てもらいたいという
希望があることがある。

町だけではなく、
山の原住民の村々でも、
湿原のイスラム地域の家庭でも、
親の言いなりに
結婚させらる子もいるけれど、

わたし自身の考えでは、
未成年(フィリピンでは18歳以下)の結婚が、
必ずしも悪いとは思わない。

本人が嫌で
無理やり結婚させられることには、
抵抗感があるけれど、

MCLの子たちでも、
ふる里に帰って幼なじみと出会って
恋に落ちて
若くして結婚する子もいる。

けれど、
貧しくても幸せになってくれれば
それが一番だと思う。
学歴だけが、全てではないから!

「結婚した子には、子どもが生まれたら、
ときどきご主人と一緒に
MCLに子どもを連れておいで!
泊ってっても良いよ!」


「困ったことがあったら、駆けこんでおいで!」
とも言っている。
MCLは、親のいない子にとっては我が家だから!
MCLは、彼らの駆け込み寺?

sasa14
最後の子のチェック

アブドゥル君の家に来てもらって、
最後のスカラーの子のチェックをした。
携帯を持っているのは、
今は授業がオンラインでしか受けられないから。

母親も一緒に来られたけれど、
一番下の二人の妹もいっしょだった。

スカラーの子はしっかりした子で、
これからも勉強を続けていく意思を
明確にしてくれた。
母親も大喜び!

そして言われた。
「下の子は、まだ小学校だけれど、
母子家庭で10人も兄弟姉妹がいて、
食べていくだけでもやっとなのです!」

「もしも、できましたら、
小学校の下の子を
一人でも良いからスカラーに
採用してもらえませんか!」

スタッフは、答えた。
「MCLでは、スカラーに採用したけれど、
支援者がまだ見つかっていない子が、
25人もいるのですが・・・

でも
小学生だったら、
採用できるかもしれませんね!」

後日報告する約束をしてわかれた。
本当に助けを必要としている子は、
貧困地帯ではそこらじゅうにいる!!!

sasa15
ダバオ福祉局の
要請で


後日、
ダバオ福祉局(DSWD)からの要請で、
ダバオ市のソーシャルワーカーが同行した。

すでに前から妻のエープリルリンも
NGOやソーシャルワーカーの会合で
講演したりしているので、

ミンダナオ子ども図書館の事は
知っているし、
評価も聞いているけれど、

今回は、スカラー調査と
新規スカラー採用の活動に同行して
実際に活動を
見てみたいのだという。

そこで、
スカラーたちに集まってもらい、
福祉局職員からの質問に、
答えてもらった。


福祉局の職員たちは、
その道のプロであるけれども、
スカラーたちだけではなく、

現地の子どもたちから大人に至るまで、
みんなが、MCLの事を知っていて、
大勢の人々に慕われているのを見て、
言葉につまるほど、感動していた。

MCLは、
近く北コタバト州から
フィリピン直轄のNGOに
格上げされると言われており、

そうすると
ミンダナオ島を含むフィリピン全体で
活動が許されることになる。

それでも、MCLは、
あくまで子どもたちの家庭として、
小さく素朴でシンプルな、
蚤のようなNGOとして
生きていきたいと思います。

sasa16
送られてきた
服や靴を届けた


最後にササのスカラーたちに
学用品や日本から送られてきた
服や靴を届けた。

本当にありがとうございます!
いつかいらしてください。
ご一緒に届けに行きましょう!

それにしても、
貧困地域でいつも感じるのは、
極貧でも、
愛と友情に満ちた子どもたちの素晴らしさ!


彼らが教えてくれたのは、
愛と友情こそが生きる力!

訪問希望の方は、
現地日本人スタッフの
宮木梓(Azusa Miyaki)さんに
メールかMessengerでたずねてみてください。
mclmindanao@gmail.com
訪問希望の方は ここをクリック!


MCLでは、滞在費をとりません。
スタディーツアーは行いませんが、
状況にもよりますが、
スタッフと活動を共にすることも可能です。

スカラーの支援者の場合は、
本人に会い、
その子の村をたずね実家に行き、
奨学生の状況をわかるようにいたします。


以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!

ダバオ市の 貧困地域の調査!


イスラム地域の読み語り:8分
映像を 見たい方は ここをクリック 

ミンダナオ子ども図書館 支援方法
dava1
国際都市ダバオを見ながら
感じた事!
1)ダバオは港湾都市  GO!
2)
一番目にするのは中国人 GO!
3)近年目につく外国人は GO!
4)戦前までは日本人も GO!
5)
イスラム地域にも要塞があり GO!
6)日本語で語りかけてきた日系人 GO!
dava2
ダバオは港湾都市

ダバオには、大きなチャイナタウンがあり、
たくさんの中国人も住んでいるし、
私たちも中華街に買い出しにいったりする。
(ミンダナオでは中国人は、外人ではないみたい!)

最近は、医療系の大学に学びに来る
インド人や韓国人の若者も多い!
戦前は、日本人も多く住み、
東洋一の日本人町がカリナンにあり、

日本人学校もあった!
その系譜で日系人会の運営する
「ミンダナオ国際大学」もある。

ダバオは、フィリピンでは
マニラについで大きな都市。
ミンダナオは、マニラの人たちにとっては
危険地帯という意識が強いけれど、

前大統領のドゥテルテ一族が、
市長になってから
取り締まりが厳しくなり、
今は、夜でも町を歩けるぐらい安全になった。

僕の気持ちからいうと、
正直なところ、
マニラよりもずっと住みやすく
安全なところだと感じられます。

ダバオ空港は、国際空港で
アジアの各国に飛んでいるのだけれど、
日本へも直行便が出来るといわれながら、
未だに直行便が飛んでいない!

dava3
一番目にするのは
中国人


ダバオで一番目にするのは中国人で、
伝統的な中華街もあり、
避難民救済のシートを格安に売ってくださったり、

キダパワンの総合病院で、
MCLの子どもたちの
医療を担当して下さっているのも
中国系のウォン先生!

この病院には、
中華系のお医者様が沢山います!
わたしもお世話になっています。

娘の藍花もウォン先生に憧れて
女医をめざして
ダバオの医学部に入りました!


dava4
近年目につく
外国人は


ミンダナオには、
ダバオ市にもコタバト市にも
大きな中華学校が建っていて、

キダパワン市のお店にも
中華系のお店には、
招き猫や
中華系の飾りが飾られています。

フィリピンの歴代の大統領も
中華系の血が混じっていますし、
ダバオの市長もやり
現在は副大統領もやっている
サラ・ドゥテルテさんには、

原住民、クリスチャン、イスラムそして
中華系とドイツ系の
血が混じっていると言われていて、

東南アジアの航行の交差点でもあった
ミンダナオは、民族、文化、宗教の
多様性の島と言えそうですね。
食べ物にもそれは現れていそう!



そして、
近年急速に増えて目につくのは、
インド人と韓国人!

医学部の医師や看護師を目指して
ダバオの医療系の大学には、
本当に多くのインド人が増えて、
いたるところで見かけます。

インド料理のお店も増えて、
そして、韓国の若者たちも
ミンダナオにはたくさん住んで
大学に通っていて、
急速にインドや韓国料理のお店も増えました!



訪問希望の方は ここをクリック!

ミンダナオ子ども図書館 支援方法

 戦争と平和:14分
映像を 見たい方は ここをクリック 
洪水と植林活動:11分

映像を 見たい方は ここをクリック
平和構築と学校建築:8分 
映像を 見たい方は ここをクリック
マノボデーのカサバイモ:33分  映像を 見たい方は ここをクリック


ミンダナオ子ども図書館 支援方法
dava5
戦前までは日本人も

また、戦前までは日本人も現地になじみ、
ダバオ近郊のカリナンには、
東洋一の日本人町があって
日本語の学校もありました。

現地の原住民と結婚して、
現地社会に溶け込んでマニラ麻などを
栽培して輸出していたけれど、
大戦が勃発し敗戦近づくと、
ミンダナオは日本軍と米軍の決戦場所になり、

多くの日本兵たちは、敗戦を前に山にこもり、
原住民たちの裏切りを恐れて
穴を掘り集団殺害や人肉食いも行ったと、
私も現地の人たちから聞いています。
http://yu77799.g1.xrea.com/
worldwar2/Philippines4.html


現地の原住民などと結婚していた
日本人に対するイメージは良かったのに、
敗戦に追い込まれると
狂気に近い行動を起こすようになったのが原因で?

現地で家族を持っていた日本人たちは、
家族みんなで山に逃げ、
自分たちが日本人であることを隠して
原住民として生きてきたのです。

これは、日本人に限った行為ではなく、
戦争という異常な状況から
いたるところで起こる(起こっている)
出来事であると思います。

私の叔父も軍医でしたが、
レイテで亡くなりました。
とにかく「戦争」は、嫌ですね!

dava6
イスラム地域にも
要塞があり


イスラム地域にも
スペイン時代の要塞があり、
その地下に日本軍がたてこもり、

敗戦と同時に
広大なリグアサン湿原に逃げこんで、
日本人であることを隠して生きてきました。

ミンダナオの歴史も知らず、
この地でこのような活動を行うことも
考えていなかった私は、
地元に根差した活動を長年やっていますと、

それとなく現地の原住民のお年寄りから
「実は、私のお父さんは日本人です」
といった言葉を片言の日本語で語られて
驚くことがしばしばあります。

ミンダナオ紛争を戦った「キムラさん」の正体
日系イスラム戦士、「日本への思い」を語る
中坪 央暁 : ジャーナリスト
記事へGo!



2022年
卒業した子と
新学年に進んだ子たち!

2022年8月31日製作
フィリピンでは、3~4月が卒業式で6月が入学式で、
学校も6月から始業式が始まったのですが、
コロナ明けから5~6月が卒業式で、
入学式と新学年が始まるのが8月になりました。
MCLのスカラーで今年大学を卒業したのは14人で、
原住民5人、イスラム5人、クリスチャン4人です。
そのなかの上段の右と左端の子二人が、
成績優秀で表彰されました。
左端の子は、山の原住民との間に生まれた日系人です!
MCLでも、新学年の前に全スカラーの学ぶ意欲や
置かれている状況を調査するためにも、
4WDの車でしか入れない山岳地帯や湿原を巡って、
お小遣いと学用品を本人に直接手渡していきます。

2022年進級のMCLスカラーたち
今年は、コロナで自宅で学習しなければならない等
学校で友だちに会うこともままならず、
MCLに住んでいない貧困家庭の子たちの家族には
生活が大変ゆえに結婚を強要されたり・・・
学校へ行きたくてもあきらめて、
町のお店でアルバイトしたり
家政婦や女中になった子も多い年でした。

それでも左の表からわかるのは、
新学年で学校に通い続けていく子たちの数ですが、
小学校:41人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・男子:13人 女子:14人
ジュニアハイスクール(4年間):76人・・男子:26人 女子:40人
シニアハイスクール(2年間):52人・・・男子:22人 女子:27人
大学:59人・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・男子:13人 女子:44人
奨学生合計:199人


そのなかで、未だに支援者が見つかっていない子たちは、
小学校:3人・・・・・・・・・・・・・(女子3人)
ジュニアハイスクール5人・・・・(男子4人、女子1人)
シニアハイスクール6人・・・・・(男子4人、女子2人)
大学11人・・・・・・・・・・・・・・・(男子4人、女子7人)
支援者のいない子の合計:25人


25人のスカラーたちを支援者無しでも
放っておけずに受け入れて
学用品やお小遣いや下宿代や生活費を支援して
学校に行かせてあげてます。

皆さん、ご支援をよろしくお願いいたします!
支援方法のサイトは以下をクリックしてご覧ください!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/siennhouhou.htm
支援したい子の相談やご質問、訪問の希望などは、
現地日本人スタッフ宮木梓(Azusa Miyaki)に
メールかメッセンジャーでお願いいたします!
mclmindanao@gmail.com

会いにいらしてくださいね!
スカラシップを支援して下っている方々には、
年6回の機関誌『ミンダナオの風』に、
子どもたちが支援者に向けて描いた
絵や感謝の手紙
そして、成績表のコピーや写真を同封して
お送りしています。

ご希望の方は、
ぜひミンダナオ子ども図書館にいらしてくださいね!
ダバオ国際空港に到着する時間を
メールで現地日本人スタッフの
宮木梓(Azusa Miyaki)に伝えていただければ
スタッフが車で空港までお迎えにあがり、
その後もキダパワン市の
ミンダナオ子ども図書館にお連れいたします。

その後、MCLに住んでいる奨学生の場合も、
ふる里や下宿小屋から通っている子の場合も
支援している子に会えるように
車で山の学校にも行き、
奨学生の生家にもお連れいたします。

何日でも滞在なさってください、
宿泊費はとりません!
80人余りの子たちと遊んだり、
寝食を共にすることができます。


皆さん、ご支援をよろしくお願いいたします!
支援方法のサイトは以下をクリックしてご覧ください!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/siennhouhou.htm
支援したい子の相談やご質問、訪問の希望などは、
現地日本人スタッフ宮木梓(Azusa Miyaki)に
メールかメッセンジャーでお願いいたします!
mclmindanao@gmail.com


makisui
マキララのスカラーと
水田調査

2022年7月12日:活動日
以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!

マキララの スカラーと水田調査! 映像にGo!   
1)スカラー調査と水田GO!
2)皿洗いをしていた二人の少女 GO!
3)山の家に向かった GO!
4)地震時に会った家族の映像GO!

5)家が修復されて GO!
6)スカラ―の少女に出会った! GO!
7)水田の状況調査 GO!
8)MCLの未来と継続を考えると GO!
9)小作人の家族を訪ねた GO!
10)精米もご飯作りも子どもたち! GO!

11)薪集めも炊き出しも! GO!
sui1
スカラー調査と水田
地震で父を失った子も
元気に学校に通っていた!

午前のスカラー調査を終えて、
山岳地帯から再び国道に出て、
アポ山麓と反対側の山岳地帯に向かった。
MCLのスカラーたちは、
本当に山奥から来た極貧子たちがおおい。

日本からの訪問者が同行されると、
「こんなところにこんなに多くの人たちが
住んでいるなんて考えられない!」
と言われるほどの山奥やへき地が多く、
4WDの車でないと到達できない。

タイヤも深堀で大きく、
山道を行くのでガソリン代が馬鹿にならない。
世界的な資源供給不のせいか、
ガソリン代の値上げが、
MCLの活動費を圧迫している!

このトヨタのハイラックスは、
台湾赤十字社が寄贈して下さったもので、
本当にほんとうに役にたっています!感謝!
けれど、もう一台の4WDが使い古されてダメになり、
どなたか寄贈していただけませんか?

sui2
皿洗いをしていた
二人の少女が


ちょうどお昼時だったので、
こちらではカレンデリアという
国道沿いの簡易食堂で昼食を食べようとしたら、
皿洗いをしていた二人の少女が、
調理場から飛び出してとびついてきた!

なんと奨学生の姉妹だった!
普段はMCLに住んでいる子たちだけれど、曰く

「夏休みに家に戻ったのだけれど、
母子家庭で貧しくって、
年頃の子がもどってくると
母親だけでは食べさせれあげられないの!

だから、
私たち食堂で働いて、
母と妹と弟たちを食べさせてあげているの!」

sui3
山の家に向かった

地震で父親を失ってスカラーになった
家族の家が再建されたと聞いて、
山の家に向かった。

川を超え


馬かバイクか
トラックでしかたどれない道を

山奥へと登っていった。

こんなところに?
と思うような谷間にも
家が見える。


道沿いに家が建ち始めて
目的の集落に
近づいているのがわかってきた。


しかし、
家々のかなりは
地震で倒壊したまま残されていた。


この付近の山岳地域での収入は、
谷間の斜面にゴムの木を植えて
汁をとって
固まったゴムを洗って売ることだ。


MCLで建てた保育所もあった。
幸い保育所は地震の影響を逃れて
無事だった!

北野財団の皆様
ありがとうございます!

この集落から
さらに山を歩いて、
目的とする家族の家に向かった。


sui4
地震時に会った時の
家族の映像を挿入


地震の悲しみで父さんが ここをクリックしてご覧ください。
地震と教会が崩れたショックで、
牧師をしていた夫が、
自殺した家族に出会った。


妻は、妊娠3カ月で
9人の子どもがいる。
まずはともかく、
5人の子どもたちをスカラーにした。



しかし、
家も崩れて住む場所もない。


そこで、上の子たちに案内してもらって、
当時訪問して来ていた
日本の大学の若者たちと一緒に
崩れた山の生家にむかった。


向こうの青いのが教会で、
手前の白いのが生家。


見た目は
セメントの立派な家だけれど、
中に入ってみると、


床も壁も
すっかり破壊され崩れていた。


行政によると
ここにはもう戻れないのだという。


sui5
家が修復されて

その後、
家が修復されて
戻れたと聞いてうれしかった!
今回は3年ぶりにこの家を訪ねた。


こんな山奥にも人が住んでいて
教会もあるなんて
信じられない!


人々が、
川沿いの斜面に住んでいるのは、
川沿いは土地の所有権が無く、
川の水をくんで
炊事や洗濯がしやすいため!

目指していた
教会とスカラーたちの生家が見えてきた。


かつて崩壊していた
家の壁や床も、
すっかり補修されていた!

家の中に入ってみると
床も補修されて
生活が出来る場所になっていた。

上の4人のスカラーたちは、
上の三人がシニアハイスクールを卒業して
長女は結婚して子どもが生まれ、
その下の男の子は、
ジュニアハイスクール(中学)を卒業して、
町で働いて母さんと妹を助けていた。

sui6
帰り道でスカラーの
少女に出会った


帰り道を歩いていると、
向こうから学校帰りの子たちが来て
何とその中の一人は、
3年前に出会った少女だった。


当時は
小学生の4年生だったけれど、
今年から
ジュニアハイスクールの1年生になる!

兄弟姉妹の中では、
いまも奨学生として
学校に通い続けている唯一の子だ!


私たちに会えて
嬉しくて涙を流している。

「ほら、お父さんが天国から
見下ろしているよ!」

「だから、がんばって
大学まで行こうね!」


「ここから大学までは、
歩いて通えないから
MCLに住んで、
近くの大学に通ったらいいよ!」

「もってきたバナナ
お土産にあげるね!」

sui7
水田の状況調査

地震の子たちの調査を終えた後、
マキララの水田の
状況調査に向かった。

このマキララ地区の水田以外にも、
MCLでは3か所に水田を持ち、
250人分の奨学生と
スタッフ家族の米を自給している。

寄付して下さった、
前田ご夫妻、東京メソニック、
台湾赤十字社の看板が建っています。
ありがとうございます!

ここ以外にも水田がありますが、
他団体や個人の方々の御寄付で
購入することが出来ました。
心から感謝申し上げます!

MCLの創設期である2003年から
米の値段は毎年上がり続け
当時の3倍から4倍になっています。

もしも、水田を購入していなければ、
多いときには300名を超える奨学生に加えて、
50名ほどいるスタッフとその家族、
そして戦争や洪水避難民の緊急支援もあり、
経済的に継続することが不可能だったと思います。

sui8
今後のMCLの
未来と継続を考えると


MCLでは、単価は高いのですが、
灌漑設備が行き届いている
水田を購入します。

灌漑設備が重要なのは、
体験からエルニーニョなどで干害が起こると
灌漑なしの水田は乾燥してしまい、
食料が自給できなくなって大変だからです!

また、現地では
有機栽培も視野に入れた
合鴨農法も行われていて、
フィッシュポンド(魚池)のある水田もあります。

2.5期作なので
2年間で5回の収穫があり、

今後のMCLの
未来へ向かって継続していく事を考えると、
農業基盤をしっかりと打ち立てることが、

子どもたちを100年、
200年と助け続けていくための
道造り基盤だと思っています。

エープリルリンの計算によると、
さらに10ヘクタール(2か所)
水田を購入すれば、

米だけでなく、
250人分のおかずを含め
全食費を
賄えることがわかってきました。

約2000万円ほどかかるのですが、
今年からスタッフになった
23歳の奈々子さんが、
クライドファンドを立ち上げました!

対面と同時に
MCLの子どもたちとの
ZOOMでの講演も開始しています。

ご連絡いただければ幸いです!
西村奈々子メール
mcl.nanako@gmail.com
講演、公演の予定表など
sui9
小作人家族を
訪ねた


水田を運営管理して下さっている
小作人家族の家を訪ねた。

小作人は、
地主が所有権を持っている土地に
作物を植えて
特定のパーセントを自分のものととする事ができる。

水田は法的に、
個人で5ヘクタールが限界だけれど、
MCLのような非営利法人になると
所有規模の制限は変わって来る。


小作人の家族は雇い主にもよるけれど、
土地なしの極貧家族よりは、
生活は安定している。
しかし、決して楽ではない。


MCLでは、
小作人家族もスタッフとして
同様の優待処置を付与しています。

小作人家族もスタッフの家族同様に、
子どもたちは小学校から大学まで行けて、
病気も検診から手術まで保証し、
保険と年金も支払ってあげています。


食べられて、
病気になっても治せて、
学校にも行ける。
生活と医療と教育を保証してあげています。


今回は、MCLのスカラーとして
シニアハイスクールに進学する子の
インタビューをしました。
シニアハイスクールは、どこに行きたいの?
将来大学は、どこのどの学部に行きたいの?

お父さんお母さん曰く、
「まだ下にも
何人か子どもたちがいるけれど、

MCLの小作人になれば、
子どもを何人産んでも
育てられそうですねえ!」(笑)

sui10
精米もご飯作りも
子どもたち!


水田で収穫された籾米は、
子どもたちが
MCLの庭で干して乾燥させ


袋に入れた後に、
穀物倉庫に移し。


精米も彼らが行う!

精米機を寄付して下さったおかげで、
外部でお金を払って精米せずに済みます。
本当に大きな経費削減になっています!

精米機の寄贈に
心から感謝申し上げます!


MCLの子たちは、
仕事も決して嫌がらず、
協働しながら笑顔で進めていく
本当い明るい子どもたち!


少しでも食費を削減するために、
米だけではなく、
野菜も育てています。

こうした農業体験が、
ふる里に帰った時にも役立ちますし、
会社や企業や、
どんな仕事についたにせよ、

「仕事は、言われたことをやるだけではなく
自分で考えて創ること!」
という本物の体験学習?
にもなる気がします・・・

sui11
薪集めから
炊き出しも


庭での野菜作りだけではなく、
炊事用の薪の準備も、
子どもたちが力をあわせて
協力して実行していきます。

子どもたちだけではなく、
スタッフたちもみんな一緒!
下の写真は、
妻でMCL代表理事のエープリルリン!
その下が、ぱぱトモさん!


薪集めが終わったら
川で自分を洗濯してから、


お昼ご飯を
薪で炊いて食べました!



MCLに戻っても
日常の野菜作りも
マキ割りも、


毎日のご飯作りも
子どもたちと若者たち!


男の子も女の子も
区別なくいっしょ!


おかずは質素だけれども、
なぜか、
とっても美味しい!!!


ご飯を1日3回も
食べられるだけでも
本当に幸せ!


マキララの スカラーと水田調査! 映像にGo!  
高画質でご覧になりたい方は こちらをクリック!


makila
地震避難地域
マキララのスカラー調査(1)

2022年7月12日:活動日
以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!

マキララの スカラー調査! 映像にGo!
1)マキララのスカラー調査GO!
2)小学校とジュニアハイスクール GO!
3)村から山道を超えて GO!
4)子どもたちは助けあい!GO!

5)聞き取り調査を始めた GO!
6)スカラー調査が終わり GO!
7)お昼ご飯をご馳走になった GO!
8)手術を約束した GO!
9)町に近い子の家を訪ねた GO!
10)お母さんが殺されてしまった! GO!

11)地震関係の活動映像! GO!

地震で2年以上も避難生活を強いられている
マキララのスカラー調査!


2022年7月12日
私たちは、
マキララのスカラー(奨学生)の調査をした。

マキララは、MCL(ミンダナオ子ども図書館)のある
キダパワン市の隣の市だけれど、
比較にならないくらい小さな市だ。

アポ山の山麓に位置していて、
山頂周辺は、
深いジャングルで覆われていて、
たくさんの猿も住んでいるけれど、


バゴボ族と呼ばれている原住民も住んでいて、
戦前に原住民と結婚して、
ダバオの近くに住んで、
マニラ麻を栽培していたけれど、

第二次世界大戦が勃発して、
原住民と結婚していた日本人たちは、
家族で山に逃げて、その後は
自分が日系人であることを隠して生きて生きた。

MCLのスタッフやスカラーの中にも
この地に生まれた日系人が
何人もいる。


スカラーたちの住んでいる村は、
アポ山麓を四輪駆動車で
登って行った先にある!

登っていくと突然視界が開けて
バナナプランテーションの農場に飛び出した!

高地栽培のバナナプランテーションをぬけて
走っていくと、
驚いたことに!


若者が駆け寄ってきて
手をふった!

何と、ついこの間、
大学の教育学部を卒業した
MCLのスカラーだ!

教育学部を卒業して
ふる里の村の学校の教師に応募!
それが内定して、
書類を届けに村役場に行ってきたという。

MCLの卒業生で、
地元の学校の先生になった子は多い!

ソーシャルワーカー(福祉士)になって、
役場の福祉局の職員になった子も多い!

まずは、
ブハイ村の中心に建っている
村役場を訪ねた。

地域で活動するときには、
必ずその地の役場のDSWD(福祉局)を訪れて、
MCLのソーシャルワーカーが目的を説明して、
代表と共にサインをする。



maki2
小学校と
ジュニアハイスクール


村の中心には、
たいてい学校が建てられていて、
この村では、幼稚園と小学校と
ジュニアハイスクール(中学)が建っていた。

山のへんぴな村の場合は、
幼稚園と小学校だけだったりするけれど、
村の近くに住んでいる子どもたちは、
安心して幼稚園や学校に通えるから
それだけでも幸せ!

僻村では、
小学校に通うだけでも
ジャングルの踏みあと道を
5~10㎞ほども通わなければならない。

屋根に数字が書かれているのは、
戦争になった時に、
ドローンからの爆撃を避けて
避難所として守るため!

地震災害で学校は崩れたまま
3年近くたつのに
まったく修理の手が届いていない。


コロナのために、
対面授業がなされていないという
理由は、考えられるとしても、


へき地では、
オンラインで受けられるはずもなく、
子どもたちは学校に来ては
宿題を受け取って、

家で勉強して
学校に提出しなければならない。



ビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!

マキララの スカラー調査! 映像にGo!

maki3
村から
山道を超えて


村から出て
山道を超えて、
プランテーションの行きつく端に、

目的のスカラーのいる
避難所があった!


避難所に支援があったのは
地震後の短期間で、
その後は、ほとんど支援は来ないという。

このような状態で、
すでに3年近く暮らしているのだ!

家も倒壊したり、
地滑りがあったりして、
ふる里には帰れない。

たとえ帰れても、
家を建てるだけの資金もない!

しかし、支援でもらった
ビニールシートや貯水タンクが
役にたって生活している。


maki4
子どもたちは
助けあい!


子どもたちは助けあい
分かち合い
明るく
生きる力に満ちている!

こうした子たちが
生きる力に満ちているのは、
一人で頑張ろうとするのではなく、

困ったことがあったら
お互いによりそい、
理解しあって助けあい、
心の壁を作らないからだと思う。

そんな心が育まれるのは、
日常生活をいっしょにして、
いっしょにがんばり、
楽しく遊ぶ体験があるから?


maki5
スタッフたちは、
聞き取り調査を始めた


両親は、
バナナプランテーションで働いているものの
給与は安く
兄弟姉妹も10人もいて、

子どもが病気になり
借金をして治したものの、
その借金も返すことが出来ず、

家族の家を建てるどころか、
子どもたちを学校に行かせることも
不可能になってしまった。

スカラーの候補に推薦された子も、
ジュニアハイスクール(中学)は
卒業できたものの、

シニアハイスクールに進学したくても、
町まで通うための資金も出せない。
大学なんて
夢のまた夢!

いままでは、がんばって!
成績も優秀で
表彰もされてきた!

本人の気持ちとしては、
何とか自分ががんばって、
良い仕事について、
家族を助けたい!

兄弟姉妹を
学校に行かせてあげたい!

その思いをくんで
MCLに住んで
大学まで行かせてあげることにした!


maki6
応募してきた
スカラーの調査が終わり


私たちは、スカラーを採用する際には、
決定する前に、
必ず応募してきたスカラーの実家を訪問する。

実家を見ると、
その子の背景が
明確に見えてくるから!

今回わかったことは、
両親はそろっていても、
父親がプランテーションで時給を稼いでいても、
いつも仕事が与えられるわけではなく。

雨の日や風の強い日や、
収穫が終わった時などは、
仕事がストップしてしまい
給与も時給なのでもらえない!

兄弟姉妹が多く
病気の子もいたりして
借金の返済もあって、

地震後の避難生活からも
抜けられないでいる事だった。

そんな家族の悲惨な様子を見て、
自分ががんばって家族を助けるために、
大学まで卒業できるMCLの
スカラシップに応募してきたのだった!

ビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!

マキララの スカラー調査! 映像にGo!
maki7
お昼ご飯を
御馳走になった


応募してきたスカラーの調査が終わり、
昼食をごちそうになった!

どのような食事をしているかを知ることは、
家族の生活そのものを知るのには良いので
御馳走をいただくことにした。

お米も買えないから
普段の主食は、
ヤマイモ(カサバイモ)か
カルダバと呼ばれる食用バナナ。



バナナと言っても甘いバナナと異なって
カルダバと呼ばれる
ジャガイモのような
味のない芋バナナ!

生のまま食べるのではなく、
お鍋に水を入れて、
バナナを皮ごと炊きこんで
ゆでていく!



そのまま食べると味気がなく、
普段は、市場で売っている
塩辛や塩を付けたり、

砂糖汁に付け込んで
焼き鳥のように炭火で焼いて
バーベキューのようにして食べる。
炉端で良く見るバナナキュー!

食べ慣れると懐かしく、
独特の香りがあって、
何もつけずに食べても
おいしい気がする。


子どもたち家族にとっては、
食べられるだけでも幸せよ!


今回は特別に、
お酢のなかに塩を入れて出してくれた!
お客さまだから、
これを付けて食べてね!


家族にとっては、
普段は塩やお酢も
お金を出して
買わなければならない貴重品だ!


こうしたバナナは、
半ば野生のようなバナナで、
林の中に植わっている。
MCLにも生えていますよ!

プランテーションの中にも
廃棄されたバナナが落ちていて
しばらく置くと黄色くなって
甘いバナナになるけれど、

現地の人たちは、
落ちているバナナを食べようとしない。
だって、農薬がしみ込んでいるもん。
しかし、輸出されるときには、
洗浄されるから大丈夫との話。


maki8
手術を約束した

娘さんが産んだ
二人の兎口の子も
MCLで手術を支援する約束をした。

ミンダナオ子ども図書館では、
スカラシップと並行して
医療支援も行っている。

市販の薬も買うことが出来ない
貧しい人々にとっては、
病気は、最大の危機の一つ!

この子たちの父親も、
子どもの病気を治すために
借金を抱えこんでしまい、
食べていくのも困難な生活になってしまった。

おもに奨学生たちや
17歳以下の子どもたちを対象としているが、
予算がある限り、
薬から手術まで行うことにしている。

幸い兎口の手術は、
海外のファンデーションと連携して
毎年十数人の手術を
ダバオの病院でしている。

しかし、
最近は医療支援が減ってしまい、
コロナなどでMCL自体も
支援活動に困難をきたしている!

みなさん、
よろしかったら
医療支援をお願いいたします。

通信欄に「医療支援」と書いて
振り込んでいただければ
医療活動にのみ使いますので・・・


マキララの スカラー調査! 映像にGo!
また、
必ずもどって来るかねーーー!



maki9
町に近い子の
家を訪ねた


町と言ってもマキララ市は、
小さな町で、
役所以外には
大きな建築物もない。

スカラシップに
応募してきた子の家は、
マキララ市の郊外で、
家はトタン屋根だけれど、

MCLの奨学生たちの実家の多くは、
屋根はヤシの葉で葺いた
竹小屋が多く、

それに比べると
セメント建てで一派な家だ。
貧困家庭には見えないし、
なんで応募してきたのだろう?


スタッフたちが話を聞き始めた。
今回同行したスタッフの一人は、
スカラシップセクションの担当者で
マノボ族で元奨学生だったローズマリー。

もう一人は、公的に認められた
ショーシャルワーカー(福祉士)のアイリーンで
MCLには、3人の福祉士が
スタッフとなり仕事をしている。

20人ぐらいいる
スタッフのほとんどは、
元奨学生だった子たちだ!

結婚して、
MCLの敷地内に家を建てて
子どもも生まれて、

夫婦で子どもを育てながら
仕事もしている。


maki10
お母さんが
殺されてしまった!


今回、スカラシップに応募してきた子の父親は、
母親に彼女を妊娠させたまま、
結婚もせずに親子を見捨てたまま
どこかに消えてしまった。

娘を一人で抱えて困惑した母親は、
彼女を生んで4か月後に、
中東に出稼ぎに行き、
そこで殺されてしまった!

彼女は、
祖父母の元に引き取られたが、
母親の事も
父親の事も覚えていない。

ただ、母親が大学を卒業した時の写真が残っていて、
それが唯一の想い出だ!
その写真を祖母が見せてくださったが、
それを見て娘は泣き出した!


祖父母は、
何とか頑張って孫娘を
ジュニアハイスクール(中学)を卒業させたけれど、
祖父が病気がちで仕事が出来なくなり、


シニアハイスクールにまでは、
進学させてあげることは出来ない。
まして、大学は不可能だ。

そのようなわけで、
福祉局からMCLの話を聞いて
応募してきたのだった。


話をしながら
泣き出す娘を見ていると、
こちらの胸も痛んだ!


彼女の思いは、
何とか大学を卒業して、
病気がちなおじいさんを助けるためのも
家族のためにも、


薬学部に行き、
薬剤師になりたいとの事だった。

そこで、私たちは、
彼女の純粋な姿に希望を託して、
その場で、
スカラシップに採用した!

信じられないくらいの大喜び!
どなたか、支援者になっていただけませんでしょうか?
本当にいい子です、
ぜひ会いにいらしてくださいね!



ビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!

マキララの スカラー調査! 映像にGo!

maki11
地震関係の活動映像!
地震被害調査の記録:10分
映像を 見たい方は ここをクリック
読み語り支援の記録:12分
映像を 見たい方は ここをクリック
山の先住民の状況から:10分
映像を 見たい方は ここをクリック
山崩れで亡くなった:
11分

映像を 見たい方は ここをクリック
滝の村から避難して:11分
映像を 見たい方は ここをクリック
マノボ族の酋長の依頼で
読み語りに!
10分

映像を 見たい方は ここをクリック
スカラシップ決定調査:10分
映像を 見たい方は ここをクリック


santas
海の下宿小屋のある
サンタマリアの里帰りとスカラー調査

2022年7月5日
以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!

サンタマリアの スカラー調査!
1)MCLに里帰り! GO!
2)海の下宿小屋のあるサンタマリア GO!
3)市役所や村役場を訪ねて GO!
4)車はだめで舟で向かった! GO!
5)スカラーの調査を始めた! GO!
6)次の集落に向かって! GO!
7)日本人の血が入った人が多い村 GO!
8)すぐに調査! GO!

pm1

MCLに里帰り!

6月末のダバオでの
娘の卒業式が終わり、
7月に家族でMCLに帰ってきた。


6月末に卒業式があり、
7月は学校は夏休み!
8月初旬から新学期、新学年が始まる!

娘にとってもミンダナオ子ども図書館は、
自分が生まれ育った我が家であり、
スカラーたちは、兄弟姉妹!
果樹に登ってパパイヤをとってくれた!


毎日、洗濯をする子どもたち。
男の子も、女の子も
毎日、たくさん集まって洗濯をするけれど、

夏休みは、皆ほとんどの子たちが
ふる里にもどったので、
いつもよりずいぶん静かになった。


洗濯ものが干されているけれど、
いつもよりずっと少ない!


以下は、
日常のMCLの様子です。



お米干し場も
普段よりは静か!

人数は少なくなっても
しっかりと作業をしていく
頼もしい若者たちとスタッフ!



ここ10年で、
米の値段は倍以上になりましたが、
お米だけはMCLの水田で
250人分を自給しています。


以下は、
日常のMCLの様子です。



農業は、生きていく基盤だと思うと、
これからの課題は、
水田を増やして、米だけではなく、
食費や生活費もまかなっていけるようにして、

皆さまからのご支援は、
すべて孤児や崩壊家庭の
子どもたちの教育費に
充てて行けるようにしたいと思っています。

2022年にスタッフになった
23歳の西村奈々子さんが、
対面からオンラインでの講演を企画開催し、

講演、公演の予定表など
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/lecturedaiary.html
水田購入に関しても、
クライドファインドなどを考えて
尽力して下さっています。

ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/mindadiaryuujoN.htm
里帰りした子が多くて、
少し寂しくなったけれど、

MCLに残っている子どもたちと
スタッフの子どもたちも
毎日一緒に楽しく遊んで、

ご飯もみんなで作って食べて、
明るく幸せそうな子どもたち!



pm2
海の下宿小屋のある
サンタマリアに!


夏休みや冬休みの期間中に
MCLに滞在しているスカラーたちを
ふる里に送り届けるのは、

子どもたちが幼少年時代を友達たちと
遊び育ってきたふる里は、
たとえ両親が死んだり家庭が崩壊して
孤児になったりしても、

親戚もいるし、
何よりも幼なじみの友だちが沢山いて、
懐かしく奥ゆかしいふる里だから!

同時に現地で学校に行っている
スカラーの子たちを調査して
支援者の方々にお礼の手紙を書いてもらったり
辛い子がないか聴き取り調査をするため!

ただし、
どうしても帰ると危ない子は、
MCLに留まります。

すでに夏休みに入り、
イスラムの湿原地域も原住民の山岳地域も、
スタッフが子どもたちを車に乗せて、
送り届けたけれど、

最後に残ったのは、
海の下宿小屋のあるサンタマリア!
サンタマリアから来てMCLに住んでいる
二人の子たちを送り届けると同時に、

現地に住んでいるスカラーの子たちの
現状を調査するために、
妻とわたしも同行して、
クラクシンとドンナレジナ集落に向かいました!



pm3
市役所や
村役場を訪ねて


現地で活動する場合は、
市役所や村役場を訪ねて、
来訪の理由を説明し、

活動の許可を得てから、
現地の状況も把握して
目的地に向かう!

お昼だったので、
食堂で昼ご飯を食べた。

高級レストランよりも
カレンデリアと呼ばれている
庶民の食堂の方が
安くておいしい?

いっしょうけんめい
お手伝いをしている
少女の顔が印象的で、
話を聞くと、

おばさんの話では、
娘の父親は、
下では間違って台湾と書いたけれど、
中国の上海の生まれだそうだ。

ミンダナオでは、
中国人、日本人、ミクロネシアやインドネシア、
スペインや米国の血が混じってい人もたくさんいて、
庶民のなかでは、みんないっしょで一つの家族!?


pm4
車はだめで
舟で向かった!

普段は、4WDで岬の急坂を乗り越えて
クラクシン集落に入るのだけれど、
坂道が多少崩壊しているという事で、

今回は、
手前の集落から
魚舟で向かうことになった!


こちらの漁師さんたちの舟は、
村で手作りで、
両サイドにアウトリガーと呼ばれる
木の浮きが付いているカヌーがほとんど!


手漕ぎではなく、
今はほとんどがエンジンで航行!


クラクシン生まれの二人のスカラーも乗船。
水平線の向こうには、
フィリピンの最高峰のアポ山が望める。


クラクシン村に着いた!




舟を降りると、

目の前になつかしい、
MCLの海の下宿小屋があった!



スカラーのおばあちゃんが待っていた。
スカラーが、駈け寄ると
二人は抱きあった!

「わたし、
お父さんもお母さんもいないけれど、
おばあちゃんに会えて幸せ!」


この一家は生活も大変で、
MCLでは、このおばあちゃんに
海の下宿小屋の管理人になってもらい、
お給料もだしています。


皆さんも宿泊費なしで泊まれますよ!
おばあちゃんが、ご飯も作ってくれますし、
寝床も準備してくださいますよ!


こちらは
もう一人のスカラーの子、

両親ともいるけれど、
お母さんが持病があり大変で、

兄弟姉妹もたくさんいて、
彼女がMCLに住み込んで、
家族を助けるためにがんばっています。

先月大学1年生を卒業し、
8月から大学2年生になります!
家族のために、
本当に頑張る若者たち!


pm5
スカラーの調査を始めた!

現地に住んで学校に通っている
スカラーもいるので、
その子たちの家を訪れ
状況を聞き取り調査するとともに、

支援者へのお礼の手紙を書いてもらい、
奨学生を継続する気持ちも確かめて、
保護者のサインもいただくようにしている。


しかし、貧しい家庭は多く、
支援を必要としている子は
無限にいる。

MCLでは、そのなかでも
母子家庭や崩壊家庭、
孤児やアビューズ等々、

真に保護を必要としている子を
戦績に関係なく
スカラシップに採用して、

本人の希望と
保護者の承諾があれば、
MCLの本部に住んで
近くの学校に通えるようにしている。

また、本人希望により
ふる里に帰って住みたくなった子は、
帰れるようにしている。

大学は町にしかないので、
MCLの本部か町の下宿小屋か、
ボーデイングハウスに住めるようにしている。



pm6
次の集落に向かって!


ふたたび舟に乗って、
クラクシン村から次の村へと移動する。


舟が着くと車に乗って、


そこから岬や峠を越えて、
ドンナレジナ村へ向かった!


行く途中で原住民、イスラム、
クリスチャンの村々を抜けていく。
道行く人々もベールをかぶっていたりして
宗教が違っていても仲良く生活している。

イスラム教徒の村には、
モスクがあり、
ヤギが飼われている。


原住民やクリスチャンの家には、
豚が飼われている。


pm7
日本人の血が入った
人が多い村


戦前までここは、
日本人の集落だった!

今も日系人と呼ばれる
日本人の血が入った人が多い!


まずは、
この村に住んで学校に通っている
奨学生たちを訪ねた。

高校生になると
ここから学校までは、
お金を払ってバイクに乗せてもらって、

サンタマリアの町の学校にまで
通わなければならず経費も大変!



シニアハイスクールまでは、
何とか通えそうだけれど、

サンタマリアに大学は無く、
大学は、MCLに住んで
通わなければならないだろう。



それでも積極的に学んできたい
という気持ちが良くわかる。
スカラシップ支援を続ける契約に
サインをしてもらった。


戦前までは、この地は、
日本人の移民の所有する土地だったが、
敗戦後、土地は没収され、
米軍の所有地となった。

その後、米軍が撤退するときに、
米兵との間に生まれた子に
村全体を含む
広大な土地が渡された。

今もその所有権は、
その一族に渡されていて、
末裔たちが、
村長もされている。

読み語りの時に
白人の血が混ざった村長に会ったけれど、
思いやりのある良い方で、
こう語ってくださった。

「米軍から所有権を受けたときに、
住んでいる住民を排除せず、
土地の所有権とヤシ林は供与できないが、
小作人としてヤシを管理すると同時に、
地面には、好きなものを植えて良いことにした。」

こうして今も多くの日系人が
この地にとどまっているが、
収入は少なく
何とか食べられても生活は貧しい。

MCLでは、
山のマノボ族、バゴボ族のところにも多い、
極貧の日系人の子どもたちを
奨学生に採用している。

下の写真の白服の子も
マノボ族の日系人で
家庭が崩壊して、
MCLに住んだけれど、

大学でサイコロジーを学び、
2022年の今年、
成績優秀で表彰されて、
キダパワンの大学を卒業した。


pm8
すぐに調査!

既存のスカラーの調査が終わると
生活の現状を知るためにも、
その集落に支援や助けを
必要としている子がいないかをたずねる。

今回は、父親が死んで、
兄弟姉妹は4人いるものの、
母親は再婚しさらに5人の子を生んで
育てている家族に出会った。

再婚した夫との子は、
同居して面倒をみることが出来ても、
前夫の子たちは隣家に住みながら、
食材だけはあたえられているものの、


遠くのサンタマリア市の
ハイスクールに行くための
バイクに乗る費用もだせず、
学業を続けることが出来ないという。


前夫の子たちが住んでいる
近くの家を実際に見ると、
その生活の大変さが良くわかる。
その場で、スカラーに採用した。


コロナや世界の不安定な
状況にもかかわらず、
放っておけずに、
またひとり抱えこんでしまった?

神のみぞ知る未来!
もしも可能でしたら、
支援者になっていただけますか?


いらっしゃったら本人の家にまで
お連れいたします。
サンタマリアの海の下宿小屋にも、
何日でもお泊り下さいね。



支援方法のサイトはこちらです!
ミンダナオ子ども図書館 支援方法

訪問希望のサイトはこちらです!

訪問希望の方は ここをクリック!

ビデオ映像:海の下宿小屋に
海の下宿小屋に!

ビデオ映像:サンタマリアの海辺で遊ぶ子ども
サンタマリアの 海辺で遊ぶ子どもたち!

ビデオ映像サイト:海の下宿小屋
海の下宿小屋 クラクシン

MCL映像サイト
以下の写真でビデオ映像を作りました!
ご覧になりたい方は、以下をクリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!

サンタマリアの スカラー調査!


関西学院大学の学生さん方の講演感想が、感動的なのでここに掲載しました。
本編は、「講演、公演予定表など」のサイトに載っています。
以下をクリックしていただければ、ご覧になれますよ!

講演、公演の予定表など 
kandai
関西学院大学 
西村奈々子講演感想

貧しいと幸せじゃない? 1年生
本日はお話ありがとうございました。
ミンダナオ図書館の活動やフィリピンの現状について、
ネットで検索した情報のみで、
はっきりと理解できていなかったので、
西村さんのスライド、動画を拝見して実際の様子を学べました。


貧しいと幸せじゃないという考えが、
どこか自分の中にありました。
今回の講演から、フィリピンの方の大きな愛、
温かい気持ちが国民の皆さんの幸せで、
その幸せを紛争、
貧困で壊してしまうことがとても心苦しく思いました。
同じ世界に生きているのに、
どうしてこんなにも差が生まれてしまうんだろう、
どうして状況が改善しないんだろうと思います。
世界のことを他人事に考えるのではなく、
自分事にして活動されてる西村さんをとても尊敬します。


機会があれば、
ミンダナオ図書館に伺いたいなと思っております。
私も自分なりに少しでも協力できることはないのか、
自分で考えようと改めて思いました 。



足りないところを補い合う:1年生
私は最近、フィリピンについて調べて、
現状を知る機会が増えましたが、あくまで情報にすぎず、
現地の人がどのように暮らしているのかや、
それについてどう考えているのかわからなかったため、
今回のミンダナオの子供たちについてのお話は、
とても勉強になりました。


また、どんなに恵まれていない環境にあっても、
家族や貧しい人を助けたいという気持ちや
人を想う温かい気持ちを持っていて、
恵まれた環境にいる私たちの方が、
貧しい心を持つようになってしまっているのではないかと思い、
お互いの国の人に足りないところを補い合う、
共に生きる国際協力の考え方にすごく共感しました。
たくさんお話ししてくださって
本当にありがとうございました 。



優しいところだな:1年生
実際に子供たちと会って見たお話を聞かせてもらって、
ありがとうございました。
あと、最初に質問させてもらったんですけど、
うまく説明できなかったけど、
読み取って答えてくれてありがとうございました。
寄り添い共に生きていくということに心が動かされました。
常に家族のことを思って一生懸命に生きていくというのを聞いて、
自分は甘えてるな、まだまだやれるなと思いました。


今まで貧しい国の人達は、笑顔とかなく、
勝手にくらいイメージしか持ってませんでした。
でも、今回とても明るくあたかかく
優しいところだなとイメージが変わりました。
これからもっと国際協力について知りたいと思いました。
今回はありがとうございました 。



子ども達と関わってみたいな:2年生
本日は本当に貴重なお話を聞けてとても勉強になりました!
ぜひ実際に現地を訪れて、
ミンダナオに住んでいる子ども達と関わってみたいなって、
強く思いま思いました!!


現地で体感したお話とは:2年生
フィリピンの現状はネットで調べたらいくらでも出てくるが、
それと現地で体感したお話とは全然違って、
フィリピンの課題や
逆に人々のあたたかさを知ることができて
とても有意義な時
間でした!
奈々子さんの問題に対する考え方や、
現地の人々との付き合い、
今後を見据えた活動
に圧倒されました。
是非機会があればそちらにお伺いしたいです!



世界平和のために:3年生
世界平和のために、
当事者意識をもって
活動されていることを実際にお話しから感じて、
私の支援に対する意識だったり、
受益者さんの理解はまだまだだなと思いました。
これから私にできることを、
また新たに見つめ直して活動していこうと思います。
貴重なお時間をありがとうござい
ました!!
ミンダナオ図書館にもぜひお邪魔させてください!



寄り添って生きることへ:3年
受益者さんへのイメージが払拭されました。
自分より恵まれない環境にいるとか、
少し弱い立場にいるなどという、
悪いイメージを持ってい
たのですが、
そんなことは全くないのだと感じました。
寄り添って生きることへとても大きな尊
さを感じました。



受け取ってもらう側の方のお話:3年
貴重なお話本当にありがとうございました!!
何かしてあげようではなくて、
一緒に生きて寄り添うことで、
見えてくる問題がある、
という言葉
がとても印象に残りました。

初めて私たちの支援を、
受け取ってもらう側の方のお話を聞いたのですが、
現地のリアルな話や熱い気持ちを持って活動しておられる
西村さんのお話を聞いて、
私たちもミンダナオ子ども図書
館の子供たちの事を
もっと想像して、考えて、
寄り添った支援に出来る様に
頑張らないとと強く
思いました。

フィリピンに行った際は、
ぜひぜひミンダナオ子供ども書館に
訪れたいなと思います!
ありがとございました!


何もできない私でよかった:3年
今回のお話を聞くまで、
「私たちの支援は本当に必要なのか」と思う時がありました。
しかしな
がら、今回、
フィリピンの現状や生活などのお話を聞き、
フィリピンへの支援に対して
明確な意
義や目的が見えたと思います。

今回のお話の中で、特に
「何もできない私でよかった」というお言葉が
印象に残っています。
身、「一人では何もできないから、
なんの力にもなれないだろう」と、
ある物事に対して向き合
うのを
諦めてしまうことが多々あります。
これからは、「何もできない私」だからこそ、
何かの
力になれないか、
という考え方に変えたいと思いました。


「世界平和」という目標は非常に大きく、
簡単に叶うようなものではないと思います。
しかし
「叶わない」と諦めてしまったら、
現状は何も変わらないと考えます。
そのため、未来を担う私
たちが、
積極的に声を上げ、
行動していく必要があるのだと感じました。

本日は貴重なお話ありがとうございました!!



考えたことを貫かれ:3年
本日は講演会を開いてくださり、
誠にありがとうございました。

私たち回生の代はコロナによって、
大学生になってからの
フィリピンでの活動をすることが
できていませんが、
西村様のお話を聞いて、
活動し続ける重要性について
再度考えることができ
ました。

また、正直なところ入会当初から
例年通りの対面活動をすることができず、
コロナの中
団体として生き残るために
どうするかに追われる日々でしたので、
活動の先に人がいる支援が、
久しぶりで西村様のお話を聞いて、
ミンダナオ子ども図書館の人たちが
どのように活動されて
いるのか、
本やサイトだけでは分からないことが直接感じ取り、
受益者様の人となりの一端を知
ることができて
安心いたしました。

また、これはミンダナオ子ども図書館様のサイトや
SNSを拝見していても感じたことではありますが、
西村様のお話を聞いていても、
コロナであろうと
自分自身がなすべきであると考えたことを貫かれ、
試行錯誤されている姿に、
私自身ももっと活動に
注力しなければならないと強く思
いました。

今回のことで
ミンダナオ子ども図書館様に関われた縁を
どのような形になるか分かりませんが、
繋げていけたらと思っております。
本日はありがとうございました。



関係あることを知ったため:3年
先日は、お忙しい中
貴重な講演をして下さりありがとうございました。
以下感想です。長くなり
すいません。

【紛争に関して】
無抵抗な民間人に対し戦車が突入し、

また、講演を聞くまでは、
ミンダナオ島にいるイスラム教とキリスト教など
宗教の違いから紛争
が生じると思っていましたが、
島にある天然資源の利権をめぐり第
国が関与することで、
争が起きている事実を知り、非常に勉強になりました。


【ミンダナオ子ども図書館の現在の支援に関して】
大量に伐採して日本に輸出することで、
日本の高度経済成長期を支えたということを知りまし
た。
その反面、木材が大量に伐採されたことにより、
地盤が悪くなり、
そのため洪水被害が起き
ており、
解決の為に植林支援を実施していることを知りました。

なので、それまでは、ミンダナ
オ島は
日本とあまり関係が無いように思っていましたが、
関係あることを知ったため、
今後
Eco- Habitat関西学院で
支援をしていきたいと改めて思うようになりました。

【読み聞かせに関して】
紛争で傷ついた子供の心を癒すツールとして、
絵本の読み聞かせを行うのですが、
絵を見ただけ
で、
すぐにオリジナルの物語を母語で子供たちに話せることは、
すごいなと思いました。

【ミンダナオの子供たちに関して

宗教や文化が異なる子供たちが食文化を共にする為に、
話し合いをして譲歩しながら
平和的に
解決していることに驚きました。
特に、キリスト教はクリスマス時に豚肉を食べる習慣が
あり、
一方でイスラム教の子供たちは、
豚を食べられないので同じ部屋で食事をするのだが、
卓を別々にするということを
子供たちだけで考えたことに驚き、生き抜く力を感じました。


【バナナに関して
日本で販売されているバナナの約80%が、
ミンダナオ産と言う事実にまず驚きました。
それと同
時に、バナナのプランテーションを作るたびに、
もともとそこにいた現地の人が
山の奥地へ追い
やられている事実を知り、
ニュースでは全然報じられていない内容だったので驚きました。



供たちと家族になりたいです:3年
本日は、お話を頂きありがとうございました。
私自身、海外ボランティアに興味があったので、
ななこさんのお話をお聞きできて
すごく現実味がましました!
将来ミンナダオ子ども図書館の子
供たちと
家族になりたいです!
本日はお話ありがとうございました!



今できることを全力で:3年
ありがとうございました

普段は聞くことの出来ないお話を聞けて、
大変勉強になりました。
今の所自分は、
日本からしか現
地の方をサポート出来ませんが、
今できることを全力でしようと思います。
心から活動を応援し
てます。
今回は本当にありがとうございました



愛と尊敬と感謝をもって:3年生
本日は、お忙しい中貴重なお話ありがとうございました。
西村さんのお話を聞く中で、
実際に現地にいって
現地の人たちと関わったからこそ感じること・気づくこと・
芽生えた気持ちなどを
伝えてくださったことが印象的でした。

また、実際に学生の頃から
何か国もの途上国に足を運び、
際協力というものに向き合ってきた
西村さんの姿勢と行動力にこちらがパワーをもらいました


また、ミンダナオ図書館の子供たちは、
過去につらい経験をして、また、
貧しい環境にいるけれ
ども、
心は本当に豊かで明るく
毎日を懸命に生きているということを聞いて
心が動かされまし
た。

私たちは、豊かで恵まれた環境にいるにも関わらず、
その環境を特別とは思わず、
何の違和
感も感じず生活していると同時に、
心の豊かさはフィリピンの人々よりも
乏しいものなのかな
と思いました。

フィリピンの子どもたちのように、毎日を大切に、
そして人々同士、
愛と尊敬と感
謝をもって生きることのできる
世界になればいいなと心から思いました。
そのためには、まずは
自分自身
今私が置かれている環境を大切にしていきたいと思います。

西村さんが目指している
夢が
少しずつでも実現しますようにお祈りしております。
また、西村さんのお話を聞いて
ミンダ
ナオ図書館に魅力を感じたので、
来年機会がありましたら
ぜひ訪問させていただきたいです!

本日は、ありがとうございました!


共に助け合う:4年生
本日は貴重な機会を頂きありがとうございました。
西村さんの話を聞いて
「助けようではなく、
共に助け合う」という精神、
考え方に深く印象を受けました。

私達も国際協力関連の支援を実施
する上で、
受益者さんから学ばされるもの、
与えられる経験なども多くあります。
支援する上で
常に謙虚な姿勢で
一緒に解決していく姿勢を持って、
これからも支援を続けていきたいと思いま
す。
改めてお忙しい中、
貴重な機会を頂きありがとうございました。


共に生きる国際協力:4年生
本日は貴重なお話本当にありがとうございました。
ミンダナオ図書館についてだけではなく、
ィリピンの現状や西村様自身のことまで、
本当に深くお話を聞くことが出来て
大変勉強になりました。

私は一度だけフィリピンに行ったことがあるのですが、
その時目の当たりにした現状に対し

人なんかが何ができるんのだろうと
絶望した気持ち本当に共感できたし、
私はそこから別
の道を選んだけど、
寄り添い共に生きる国際協力を選んで
真摯に取り組んでいた西村様の
その
熱意や考え方に本当に感心したし、感動しました!

3年前に行ったきりで忘れていた
途上国の子
供たちの懸命さや
日本にはない様々な愛のカタチを
プレゼンを通して感じることが出来て、
本当にお話を聞けてよかったです!
ありがとうございました!
またいつかミンダナオ図書館に行
かせていただきます。


紛争の原因が:4年生
貧しいからといって幸せではないというわけではなく、
なんなら貧困でも日本よりも幸せかも知れないと思った。
紛争の原因が日本などの先進国が、
フィリピンの資源を狙って起こっている場合が
あると知ったのが
番の驚きだった。
してあげるではなく寄り添うことが大切だと思った。


本当に素敵な素敵な講演:4年生
本日はお忙しい中
私達大学生に素晴らしい講演をありがとうございました

ミンダナオ子ども図書館に関しては事前に、
インスタやHP
を拝見させてもらっていたため
理解していましたが、
その背景であったり、
ミンダナオの紛争の実際の裏側や
子どもたちの素直さ、
やる気、
政府が保育園や幼稚園に通っていない子には、
小学校に行けないような制度を作ったこ
とに関しては、
知らないことだらけだったので衝撃の連続でした。


そんな中でも西村さんを含む
ミンダナオ子ども図書館の方々一人一人が、
その問題に真摯に向き
合い、
子どもたちに素敵な機会を
提供している姿に感銘を受けました。


西村さんが途中仰っていた
「私にできることは本当に小さいこと、
無力だ」という気持ちは、
私自
身も途上国でのボランティア経験を通して
全く同じ気持ちを感じました。
しかし、西村さんはそ
こから
自分の気持ちに正直に進み続けておられ、
本当にこの人は素敵な人だな〜って思っていました。


私は今後社会人になって働き始めるので、
どのように関われるかはわかりませんが、
同じ気持ちを持っている身としては、
出来ることは何でもやろう、
自分も一緒に素敵な世界を作ろうって思
っているので、
是非機会があればまた一緒に活動させください!

本日は本当に素敵な素敵な講演を
ありがとうございました!



ode1
台風Odette支援開始! 
ビデオ映像では、
もっとはるかに多くの写真とビデオを
掲載しておりますのでぜひご覧ください!

ビデオ映像へは以下をクリック!17分
映像をご覧になりたい方は ここをクリックしてくださいね!

台風Odette支援開始!

巨大な台風が、
ミンダナオ島北部と
セブ島を襲った!


ミンダナオ子ども図書館のある
南部は、
被害が少なかったが・・・

カガヤンデオロ市の
福祉局に問い合わせると、

セブ島やミンダナオ島の
都市周辺部や国道沿いには、
国際支援が入っているが、

山岳地域や農村地域、
とりわけ、
ミンダナオの西にある小島、

SIARGAO島などには、
いまだに支援が
行き届いていない!


ミンダナオ子ども図書館は、
蚤のような小さな
NGOだけれど、

それゆえに、
とりわけ支援から
見捨てられたような地域に集中し、

戦争避難民の救済などに
20年間、
取り組んできた。

今回は、
第一回目の支援として、
急きょ日本から送られて来てあった、

靴や古着!
感謝申し上げます!

缶詰やクラッカー等の食材や
MCLの水田で収穫した
米を、

スカラーたちが、
スタッフといっしょに
袋詰めして、

ビニールシートと
いっしょに、

トラックに
積み込んだ!

下のキダパワンから、
右上のシアルガオ島までは、
車と船で15時間かかる。

スリガオ市から
船に乗って、
シアルガオ島に向かう!

船が、
シアルガオ島に着いた!

台湾赤十字社が
寄付して下さった、
ハイラックスと、



四輪駆動車のトラック
エルフで向かった!

山岳地たちを駆けまわる活動が多く、
四駆でないと、難しい。
寄付に感謝!

国道沿いに走って、
目的地に向かった。

確かに、
支援は行き届いていない!

浜で、
シートをカット!!

シートは、
必ず一軒分ごとに
カットする!

ロールごと渡すと、
どこかに売られてしまうこともある。


切って畳んで、
本当に必要としている
人に渡す。

国道沿いでも、
支援がほとんど届いていない!

ビデオ映像では、
もっと多くの写真や映像を
ご覧いただけます!

映像をご覧になりたい方は ここをクリックしてくださいね!

車は、いよいよ
今回の目的地の
僻村への脇道に入った。

僻村は、貧しい!

しばし車を止めて、
村の状況を聞き、


シートを必要としている人を、
紹介してもらう。

その後、
一人一人を訪ねて、
シートを渡していく。


村の若者たちにも
同行してもらい。

状況に合わせて
渡していく!


ビデオ映像では、
人々の喜ぶ顔が、
たくさんご覧になれますよ!

映像をご覧になりたい方は ここをクリックしてくださいね!

最後に、
村の中心に到着!

村長の
お宅横に駐車!

靴や古着、
食料や米を車から降ろし、



村長の
家の前に置く。


いよいよ
物資の支給が始まった!


家族数の物資が、
袋詰めされていて、


村長が名前を呼ぶと、
前に出てくる!

厳格な方法だが、
そうしないと、


取り合いの
喧嘩になったり、


同じ家族が
何度もとりに来たりして、


混乱した状況に
なりかねないから。


次は、
スカラシップ支援の
調査を約束!


また、
くり返し来るからね!


こうした村が、
この島に他にも
たくさんあることを考えると、

スカラシップの採用も含め、
今年いっぱいは、
くり返し来て、

支援活動を
して行かなければ、
ならないだろう!

ご支援、
よろしくお願いいたします。


ode2
台風22号の
被災者緊急支援のお願い

MCLスタッフ:宮木梓

台風22号の被災者緊急支援
MCLスタッフ:
宮木梓


昨年12月16日、
フィリピン中部のビサヤ地区を、
非常に強いスーパー台風22号
(フィリピン名:Odette/オデット)が直撃しました。

この台風により、
観光で有名なセブ島やボホール島、
ミンダナオ島東北部にある
港湾都市のスリガオが、
大きな被害を受けました。

2021年12月31日の
フィリピン災害対策当局の発表では、
死者405人、行方不明者82人、負債者1147人、
避難生活者50万人、住宅全壊約17万戸、
住宅損壊約53万戸になるそうです。

新年が明けても
被災地の多くで停電が続き、
携帯電話がつながらないことも多く、

フィリピン政府でも
被災状況の詳細を把握できない程の
大規模な災害になっています。  
ビデオ映像では、
もっと多くの写真や映像を
ご覧いただけます!

映像をご覧になりたい方は ここをクリックしてくださいね!

MCLからスリガオは、
車で14時間かかる程遠いのですが、
インフラの復旧が遅れ、
飲料水の確保も困難な被災者の状況に、

スリガオの福祉局と連携しての
支援活動を決定し、
2022年1月27日~29日にかけて、
第1回支援を行いました。

国際NGOも支援に入っていますが、
都市や海岸沿いの国道に近い地域に
集中しているので、

福祉局からの強い依頼で、
MCLは、
国際支援から取り残されている
被害の激しい西の離島、

シアルガオ島の貧困集落へ
フェリーで渡っての
継続支援に
力を入れて行くことにしました!


初回の支援は、
状況の調査に重点を置きましたが、
支援から取り残されている貧困地域に
これから本格的な支援活動を開始して、

親が亡くなったりした
奨学生の引き取りも視野にいれて、
繰り返し
被災地に行く予定です。

家を失った方への
ビニールシート配付や炊き出し、

医療支援、
親を失った子どもたちへの
生活・奨学金支援など、

日本でもコロナのオミクロン株が流行し、
大変な時期ですが、
少しでも助けていただければ、
本当にありがたいです。 

ミンダナオより、
皆様のご健康と安全を
お祈りいたしております。
ミンダナオの子どもたちへの皆様のご支援に、
心より感謝を申し上げます。

                                            
台風22号被災者への
物資・医療支援・
親を亡くした子の奨学金支援

郵便振替口座番号:00100-0-18057 
口座名:ミンダナオ子ども図書館

他銀行やATMダイレクト  
ゆうちょ銀行 金融機関コード 9900
店番 019 預金種目 当座 
店名:〇一九店(ゼロイチキユウ店)
口座番号 0018057 
口座名:ミンダナオ子ども図書館



ビデオ映像では、
人々の喜ぶ顔が、
たくさんご覧になれますよ!

映像をご覧になりたい方は ここをクリックしてくださいね!





ビデオ映像では、
もっと多くの写真や映像を
ご覧いただけます!

映像をご覧になりたい方は ここをクリックしてくださいね!


最新号一部紹介

2022年
明けましておめでとうございます!

新年号の機関誌『ミンダナオの風』の表紙を掲載いたしました。
機関誌は、寄付を下さったすべての方に隔月でお送りしていますが、
編集と表紙の記事は、松居友が書かせていただいています。

隔月で支援者の方々に
ミンダナオからお送りしている
機関誌です!



















ミンダナオ子ども図書館は、
20年の歳月を経てようやく土台が出来た感じ!
これから先の20年、いよいよ家を建てる時が来た?

イメージとしては、縁の下の力持ちが農業で、
MCLでは、すでに200人分の米を自給し、

子どもたちも敷地内で有機農法で野菜を作り、
訪問者の家族も食べさせてあげているけれど、

彼らがふる里にもどったとしても、
また日本をはじめ世界の若者たちにとっても、
有機農法は、
創造の根幹をなす重要な体験だと思います!

これからは、
さらにしっかりと農業を土台にして、
その上に家を建てて行きたいと思っています。

農業の上に打ち建てられるのが医療と文化!
僻村の貧しい家族にとって、
なによりも辛いのは病気!

今までも町の病院の医師たちと連携して、
医療活動で、
多くの子どもたちを救ってきましたが、

奨学生の中にも、
看護師の資格を持つ子も増えてきたし、
今年から長女も貧しい子どもたちを助けたいと、
ダバオの大学の医学部に入りました!

フィリピンでは私立の医学部でも、
年間の授業料は20万円!
私の月給6万円でもだいじょうぶ!

10年後には、
敷地内にクリニックを作ることも、
夢ではなくなってきたのです!

そして、もう一つは文化でしょう!
人類の基盤としての
貴重な狩猟採集文化を持った原住民!
アジア的なイスラムやクリスチャンが生みだした
独特の祈祷や祭祀、

唄や踊りも受け入れた芸能文化を
MCLの若者たちやスタッフたちが
日本公演でも披露したり、

民芸や絵画や昔話や創作を、
作品や絵本や本にして
発信して行くことも視野に入れて活動し、

心に悩みを抱えている
日本の青少年や家族たち、
韓国や中国やアジアの隣国はもとより、
アフリカや欧米の若者たちとも交流して、

愛と友情のなかで生きる喜びを分かち合い、
未来への夢と希望をもって、
平和を作っていける家にしたいと思っています。


機関誌『ミンダナオの風』のクリスマス号が
到着が年明け後になってしまいました

前年は、コロナの影響と今年の春の大統領選の影響もあり、
ダバオの印刷所が想像以上に混みあって
支援者の方々に隔月にお送りしている
機関誌『ミンダナオの風』のクリスマス号が印刷に2カ月もかかり
発送が遅れて、日本の支援者の方々への到着が
年明け後になってしまいました。
そのこともあり、一部サイトに載せました。

2019年夏と2020年春に
MCLに滞在しました

岸本鮎乃
Go!

MCLのスタッフに
応募したキッカケ

スタッフ 西村奈々子

Go!


tf
台風災害緊急支援に関して!

ミンダナオ島の北部を襲った台風の被害が、
北ミンダナオで想像以上に大きく、
ミンダナオ子ども図書館として、
現地の子どもたちの事を考えるといてもたってもいられず、
スリガオの福祉局と連携して小さなNGOですが、
年明けに支援活動を開始することにしました。

みなさまのご支援、よろしくお願いいたします。
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/siennhouhou.htm
 まずは、トラック2台と車に、
古着と食糧支援として米と缶詰や干物、
そして雨よけのビニールシートを届けます。
そして、現地の福祉局職員と共に状況を把握して、
必要な避難場所に行きます。

かつてのタクロバンの台風支援や
マラウィの戦争避難民救済もそうでしたが、
ミンダナオ子ども図書館は、
4WDのトラックで行きますので、
国際支援が多く入っている都市部は他のNGOにまかせて、
支援が行き届かない
より困難な山岳地域や僻地を訪れて支援します。
タクロバンの支援の映像は、以下をクリックしてご覧ください。
http://www.edit.ne.jp/~mindanao/tacrobanSS.mp4

今回の支援も一回では無く、
1月から2月にかけてくり返し行き来する必要があると思います。
支援の後に、必ず他の場所を巡って現地調査を行い、
次の支援を継続していく予定です。
可能であれば後日、MCLの奨学生の若者も同行して、
避難所の子どもたちに読み語りをしたいと思っています。

また、イロイロ島のタクロバン支援でも親が無くなった
中学生の娘を奨学生に採用してMCL本部に住まわせましたが、
彼女も大学を卒業して今は結婚して子どもが授かり
幸せに暮らしています!
同様に今回も台風で家族を失った子がいれば、
数人奨学生に採用する予定でいますが、
スリガオまでは学用品を届けるには遠すぎるので、
MCLの本部に住んで学校に通えることが基本です。
この件も、現地の福祉局と話し合って結論を出していきます。

MCLは、フィリピン政府直轄のNGOですので。
スリガオまでのガソリン代も馬鹿になりませんし、
古着もクリスマス時期で多くの子たちに配ったので少なく、
缶詰などの食料品も含めてよろしければご支援をお願いいたします。
寄付は振込で、また物資支援の方法も書かれています。
よろしくお願いいたします。
ミンダナオ子ども図書館 支援方法
ミンダナオ子ども図書館の通常の活動範囲である、
北コタバト州とダバオ州などミンダナオ島南部は、
台風の被害は少なく、
奨学生たちも無事ですのでご安心ください!












hahatiti
ミンダナオ子ども図書館の日常生活から
子どもたちが、
母の日と父の日を歌って祝ってくれました!
母の日おめでとう!
製作:松居 エンジェル 藍花
(7分です!)
映像を 見たい方は ここをクリック
父の日おめでとう!
製作:松居 エンジェル 藍花
(7分です!)
映像を 見たい方は ここをクリック

クレジットカードによる寄付が可能になりました!
寄付された方には、隔月に機関誌「ミンダナオの風」をお送りします!
単発寄付(左)と各月寄付(右)があります。
金額欄をクリックして、振込金額を選択し、
右隣の「寄付をする」をクリックしていただくと、
クレジットカード決済で著名な
ミンダナオ子ども図書館のサイトEdinetは、保護されていない通信ですが、
サイトは保護されています、
個人情報が流出することはありません!

携帯のデーターが古い場合は、エラーが出る可能性あり、その場合は、パソコンで試してみてください!


小学奨学金1年のエラーを修正しました!
郵便局、銀行、コンビニATM、ネット振込は以下!  
寄付された方には、隔月に機関誌「ミンダナオの風」をお送りします! 
郵便局からの振り込み
自由寄付、スカラシップ里親支援等
郵便振替口座番号 00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

ミンダナオ子ども図書館 支援方法
銀行またはATM
インターネットでの振り込みは以下へ

銀行名 
ゆうちょ銀行 金融機関コード 9900
店番 
019  預金種目 当座
店名:
〇一九店ゼロイチキユウ店
口座番号 
0018057
口座名:
ミンダナオ子ども図書館
 振込を確認しましたら、子どもたちの写真または絵が描かれたお礼ハガキを現地からお送りしています!
領収書等が必要な方は、宮木梓までご連絡ください。
現地日本人スタッフ宮木 梓  mclmindanao@gmail.com
Facebook:Azusa Miyaki
日本事務局 前田容子 FAX:0743 74 6465 携帯電話:090 5091 7514
ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!

この前のサイトに入るには、以下をクリックしてください!
GO!


サイト全体の目次へは、以下をクリック!
選択したビデオ映像やテーマ別の記事サイトにも以下から入れます!
サイト全体の目次INDEXGo!


kako
サイトに掲載してきた過去の活動を整理修正し以下に掲載していきます
戦争と貧困と平和構築と国際交友
多くの困難を超えてミンダナオの子どもたちから、
生きる力をもらってきた実体験の記録!
2007
(1)
2007
(2)
2007
(3)
 2007
(4)
 2007
(5)
2008
(1)
2008
(2)
  
 2008
(3)
2008
(4)
2008
(5)
2008
(6)
2008
(7)
2008
(8)
2008
(9)
GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO!
2008
(10)
 
2009
(1)
2009
(2)
2009
(3)
2009
(4)
2009
(5)
2010
(1)
2010
(2)
2010
(3)
2011
(1)
2011
(2)
2011
(3)
2011
(4)
2011
(5)
GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO!
2011
(6)
2012
(1)
2012
(2)
2012
(3)
2013
(1)
2013
(2)
2013
(3)
2013
(4)
2014
(1)
2014
(2)
2014
(3)
2014
(4)
2015
(1)
2015
(2)
GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO!
2015
(3)
 
 2015
(4)
 2016
(1)
 2016
(2)
 2016
(3)
2016
(4)
 
 2016

2016
梓(2)
2017  2017
2018
 
2019  2019
 
2020
 GO!  GO! GO! GO! GO! GO!  GO! GO! GO! GO! GO! GO! GO!  GO!
2020
2021 2021
2022 2022
GO! GO! GO! GO! GO!

以下の三つのサイトは、
スタッフにより活動内容が掲載され更新されいく

MCLの中心に位置するサイトです! 

ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作
MCLの子どもたちの日々の様子
支援活動に広範な地域を駆けまわって活動している
スタッフの最新の活動状況を絶え間なくお伝えしている
現地日本人スタッフ宮木梓さん製作の活動報告サイトです!
ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
日本とミンダナオの青少年の交流
そして一般の講演にも力を注いでいる
西村奈々子さんの編集による
MCLと世界の人々を結ぶ愛と友情の日記!
ミンダナオ子ども図書館:日記 松居友制作
MCL創設者の松居友の編集による
活動報告や子どもたちへの想いやミンダナオの状況を
写真と映像を組み合わせて
平和への想いを込めて作成している自由日記です
以下は主要なサイトです!
訪問希望の方は ここをクリック! ミンダナオ子ども図書館 支援方法 講演、公演の予定表など
ミンダナオ子ども図書館では、宿泊費なしで訪問を受け入れています。
また、ZOOMや対面の講演も家庭集会も、宮木梓さん、西村奈々子さん、松居友やエープリルリンが行っています。
支援方法の詳細などは、メールかメッセンジャーで宮木梓さんにおたずね頂ければ幸いです。mclmindanao@gmail.com
MCL文庫
民話、絵本原稿、青少年から大人の読みものを
自由購読で提供しています。
MCL映像サイト
何故ここに日本人などのテレビ映像
その他の貴重な活動映像を掲載
 メールニュース 希望!
集合メール専門会社のサイトに飛びます!
登録や解除は、ここから可能です。
 

近年の若者たちの訪問体験記等!
MCLを知っていただくために、過去の映像からいくつか選びました。
 
 山の下宿小屋に!
山の下宿小屋に
 海の下宿小屋に! 
海の下宿小屋に
 奨学生を決定に山へ!
奨学生決定に山へ
 酋長の依頼で 読み語りに!
酋長の依頼で
 地震の悲しみで 父さんが!
地震の悲しみでお父さんが
 戦闘避難民救済
2019年の戦闘避難民救済活動
地震避難民の 救済と読み語り! 
地震避難民の救済と読み語り 
 イスラム避難民の 救済支援! 
イスラム避難民の救済支援
 洪水が襲った!
 洪水が襲った
「0」ゼロに 立つための支援を
ゼロに立つための支援を 
 何故ここに日本人 TV録画!
テレビ東京なぜここに日本人
池上彰の番組 パックンが来た!
 池上彰の番組、パックン

サイト全体の目次へは下をクリック!
総合的なサイト目次に入れます!

サイト全体の目次INDEX
Go!