戦争と平和構築
2012年の記録から(3)


 マノボ族の収穫祭の踊りに
テレビ東京「なぜここに日本人」の
スタッフたちも涙涙
1 「なぜここに日本人」取材 Go! 13 平和の歌をうたって祈った Go!
2 収穫祭の準備をはじめた Go! 14 紛争を戦ったキムラさん Go!
3 カサバイモを掘った Go! 15 先住民は裏切る理由で Go!
4 その日の夜に村に泊まった Go! 16 謝罪は自虐史観ではなく Go!
5 収穫祭の準備がはじまった Go! 17 湿原の村に読み語りに Go!
6 丸焼き用の豚とカエル Go! 18 テレビ東京のカメラが同行 Go!
7 いよいよ収穫祭 Go! 19 早急に救援支援を開始 Go!
8 収穫祭の踊りが始まった Go! 20 戦闘は拡大 Go!
9 テレビ東京のスタッフも涙涙 Go! 21 ミンダナオ情勢は良くない Go!
10 イスラムの湿原地域にも Go! 22 戦闘が勃発避難民が Go!
11 要塞跡で平和の祈りを開催 Go! 23 今回の戦闘は規模が拡大 Go!
12 イスラムと先住民の踊りを Go! 24 平和を祈って! Go!
25 キャンプに避難した人々 Go! 37 保育所はスタンダードに Go!
26 避難民のためのトイレ作り Go! 38 パンボートが出来あがった Go!
27 支援の届きにくいところに Go! 39 学用品の支給がはじまった Go!
28 緊急支援に心から感謝 Go! 40 湿地帯にも学用品を Go!
29 戦闘の合間に保育所開所 Go! 41 保育所のチェックと撮影 Go!
30 国軍も入れない地域 Go! 42 文化祭ムスリムデー Go!
31 開所式に読み語りをした Go! 43 イスラムの葬儀 Go!
32 戦闘だけでなく貧しい Go! 44 イスラムの歌と踊り Go!
33 ブアラン小学校の卒業式 Go! 45 MILF交渉に合意 Go!
34 拓くん訪問記 Go! 46 平和構築は予断を許さない Go!
35 反政府リグアサン湿原へ Go! 47 和平の合意に関しての分析 Go!
36 イスラム地域に保育所が Go! 48 平和貢献賞をMCLが受賞 Go!

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アラカンの
キアタウ集落で
マノボの収穫祭に
テレビ東京も
同行取材


酋長アオコイ マオガゴン
として妻と参加



僕にとっては、故郷のようなマノボ族の
集落の一つだけれど、


最初のころは、反政府地域故に、
危険で絶対に入れないと
言われていた地域だ。


道もなく
4WDのトラックも入れず、

下の村から、
相乗りのバイクや馬の背中に後ろに乗って、

ジャングルのなかを、

時には川を越えてきた場所。

しかし、長いつきあいで、
村人たちとも友だちになり、
奨学生も採用して、

保育所も建設して、
いまは、道もしっかりしてきて、
下宿小屋も建っている。

MCLに
テレビ東京が同行した

なぜここに日本人
マノボ族の首長になった日本人

映像を 見たい方は ここをクリック
テレビ東京が「なぜここに日本人」の
番組で取材に来ました。 
わたしがマノボ族の首長、
アオコイ・マオガゴンになったこと。
マノボ族の儀式の様子。
危険なイスラム地域にも
読み語りにいきました。
それまでは、ほとんどのテレビも新聞も、
「取材に行きます・・・」
といってなぜかストップ?
実現したときは驚きでした。
現地の子どもの様子を見て、
ディレクターやカメラマンは、
涙をながしていらっしゃいました。



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収穫祭の準備
愛すべき
キアタウ村の日常


赤字は、2020年の執筆です。
今では、村自体が安全を考慮して、
日本からの訪問者も
MCLのスタッフと一緒に、
電気のない竹小屋に泊めてもらって、

地域興しのためにも、
民泊体験ができる場所になっています。
よろしければ、いらしてください!
以下は、日本から若者たちが、
2019年に来た時の映像。
Go!

私の家に、遊びに来てね!

最初の頃は、靴もなく裸足で、
穴だらけの服を着ていたけれど、

繰り返し訪問して、
古着を渡しているので、

とても貧しいのだけれど、
着ているものだけは良く見える。

日本の方々からの支援の古着です。
 
日本のみなさんありがとう!


ヤマイモが主食で、おかずは、
カエルやトカゲしか
食べられないけどおいしいよ!



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収穫祭の前日、
村人たちと一緒に


カサバイモを掘りに山に行った。


この枝木で掘ってとるんだよ!

「おっ!出来てる出来てる。大きいぞ!」

「ぼくは、水をくみに行ってくるね!」

「ありがとう、がんばってね!」

村の酋長(首長)の一人で、
奨学生(右の子)のおじいちゃん。


わたしたち、
これからお料理手伝うの!


「わたしは、
木の臼を回して陸稲を粉にする役目!」


「ぼくは、
野生のバナナをとってあげるね!」


「ありがとうお兄ちゃん!」

「ぼくは、
椰子の実をとるからね!」


「落っこちないでねー!お兄ちゃん!」


「こんなにとれたよ!」


「これって、こうやって料理するのよ!」

「熟れたパパイヤも甘くっておいしいよ!」



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その日の夜は、
村で泊まった


「パパトモは、わたしたちの家で寝てね!」

「ありがとう、うれしいな!」


「陽ちゃんは、どこで寝るの?」

「うちで泊まって!お願い!」



「わたしのお父さん、
ホウキ草でホウキを作っているの。」

「ぼくが、
ほうきのための草を集めてきたんだ!」

「たくさん作ってね!

帰りにぜんぶ、買って帰るからね!」

希望者は、泊まれますよ!
訪問希望の方は ここをクリック!


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収穫祭の
準備が始まった


収穫祭の料理の準備をしている、
奨学生たち。

「うわーーーっ!」
「すっごい!」
「おおごちそうだ!」


ご飯の準備をするのは、
ミンダナオ子ども図書館の
マノボ族の奨学生たち!




丸焼き用の豚とカエル

このマキで、
豚の丸焼きを作るんだよ。

お祝いにかかせないのが、豚の丸焼き!

「あの豚は、うちで飼っている地豚だよ。
自然のえさを食べているからおいしいよ!」

お祝いに欠かせない、豚の丸焼き!

しかし、山ではめったに食べられない
おおごちそう!

こちらは、日常食べるカエルと沢ガニ!

トカゲも、子どもたちが
川まで降りていってとってきたもの。

カエルといっしょにとった沢ガニも、
とっても美味しいよ。


「わたしたちは、イスラム教徒だから、
豚は食べられないの。」

「でも、食卓を少し離してくれたら、

いっしょに食べてもだいじょうぶよ!」



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いよいよ
収穫祭の日が来た


収穫祭の当日、
周囲の村の酋長たちが集まってきた。

僕もその一人。
アオコイ マオガゴンが僕の名前。


普段は三食たべられない村人にとって、

こんなにたくさん豚肉やお米や、
たくさんのおかずが
食べられなんて信じられない!

数年に一度
あるかないかのおおごちそうだ!


まずは、子どもたちに、
バナナの葉でくるんだご飯を渡した。


普段は、お米も食べられない!

それだけに、子どもたちは大満足だ!

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収穫祭の
踊りが始まった


酋長が、
神々への祈りを捧げた後、

いよいよ、
祭りの踊りが始まった。


妻のエープリルリンは、
マノボ族ではなくマンダヤ族だが、
マンダヤ族のビーズと衣装を身につけて、
いっしょに踊った。


収穫祭の踊りは、
まずは草刈りの踊りから始まって、

その後、
踊りながら大地に穴をあけて、


踊って、謡いながら、

皆で楽しく、種まきをした後、


いよいよ収穫をして、

神々に豊穣を感謝します!
バナナもこんなに採れたし!

サトウキビも、たくさん収穫できた!

私達が生きられるために、
この世にやって来て、
いのちをささげて下さった、
精霊たちの集まりである
植物や動物たちよありがとう!

自然界の神々に心から感謝して、
今後の、豊作と平和を願って、
感謝の踊りが始まった!

さあさあ、最後に皆で踊ろう!

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テレビ東京の
スタッフたちも
驚きと感動を
隠せない表情で!


取材の途中で、
涙を浮かべていた・・・


純粋なマノボの文化が、
テレビもない集落から
発信されるのも珍しい。

フィリピンでは、
先住民族の文化がステージのうえで、
ショー化されて紹介されることもあるけど。

けれども、
ここでは本当に感謝の心が生きてる!

精霊や神々と語りあい、
心からの祈りと感謝に
満たされた世界だからだ。


この近くで生まれ育って、
スカラシップで大学を卒業し、
後にスタッフになったピィティーボーイくんと妹。



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テレビ東京の依頼で
イスラムの
湿原地域にも!


今回の取材は本格的だった。

だいたいにおいて、
このような反政府地域の湿原や山岳地域に、

テレビカメラが入ること自体、
初めてだろう。

今までも取材は受けたが、
過去はほとんどが、直前になってストップした。
理由は知らない。


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イスラム地域の
ピキットの要塞跡で、


平和の祈りを開催!


長年日本にいないので、
日本のテレビも見ていないし、
マスコミのことはわからないが、
ここまで取材するとは驚きだった。

さすがに20カ国以上取材してきた
ベテランだからできたのだろう。

「20カ国以上取材してきたけど、
MCLのような
暖かい歓迎の体験は初めてでした」
という言葉が忘れられない。

MCLの若者たちによる、
祭典が始まった



戦争の絶えなかったイスラム地域ピキット。

その中央にそびえる
スペイン時代の要塞跡で、

平和の祈りをすることは、長年の夢だった。

ここは、
日本とも深い関係のある要塞跡で、

第二次世界大戦の時に、
ここに、日本軍の司令部が置かれ、
激戦が展開され敗戦した場所だ。

地下には、防空壕が掘られていて、
軍人たちは、
自決するか湿原地帯に逃げこんだ。
未だに日本軍人の遺骨が眠っているが、
調査はされたことがない。

この地で、私たちは、
ミンダナオ子ども図書館のスカラシップの
子どもたちと一緒に、

ミンダナオ、フィリピン、日本、そしてアジアと
世界の平和を祈った。


ピキットの市長

カトリック(OMI)の司祭

マノボ族の首領

プロテスタントの牧師

すべてミンダナオ子ども図書館の
若者たちが自らの手で企画した、

第六回
平和の祈りの祭典!


スペイン軍が滞在した時代からはじまり、
第二次世界大戦のときの、
日本軍との激戦を経て、

さらにフィリピン政府軍と
イスラム反政府組織の
40年にわたる戦争で犠牲になった、
多くの人々を想いながら祈った。



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MCLの若者たちが、
イスラムと先住民の
踊りを踊った!


竹の踊りは、

人生のさまざまな試練や困難を、

みんなで力を合わせて、

乗りこえて、

平和で幸せな世界を作っていくことを、

意味している。


先住民のマノボ族の祈りの
儀式もした


最初に酋長を囲んで話し合いがもたれ、

踊りながら、
自然界の精霊や神々が招かれて、


感謝の唄と踊りが捧げられる。


楽器の先に馬の頭がついているのは、
馬頭琴?



神々に感謝し
平和の祈りが捧げられた!



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最後に
みんなで平和の歌を
歌って祈った


とりわけ戦闘の狭間で死んでいった
子どもたちのために心から祈った!

現在フィリピン政府とMILF反政府勢力との
平和交渉が始まった事もあり、
本当の平和がきますように!

そして、隣国である日本や韓国、
ロシアや中国、
インドネシアや東南アジア諸国と、

平和のなかで隣人としての
友情を結べるように!

さらに世界の人々と、
平和のうちに愛を分かち合えますように!

私は、集まった人々の前で、
日本人として日本軍が行った残虐な行為を、
心から謝罪した!
すると「いい人もたくさいたよ」と
耳元でささやいてくれる人も多い。

この日本軍の指令部があった要塞で、
敗戦の結果日本軍が玉砕した。
地下の防空壕に逃げこんで自決した結果、
地下には遺骨が、
まだたくさん眠っているという。

地元の人々は、怖がってはいらない。
そして、多くの日本人たちが、
目前に広がるリグアサン湿原に逃げ込んで、

今にいたるまで、自分の中に日本人の血が
混じっていることを明かさず、
イスラム戦士となって生き続けている。

ときどき、僕にそっと
「自分の父親は、日本人」と
あかしてくれる人にも会った。
しかし、じっと僕を見つめて
ニヤッとほほえむ日系人が多い。


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ミンダナオ紛争を戦った
「キムラさん」の正体

日系イスラム戦士、
「日本への思い」を語る
中坪 央暁 : ジャーナリスト
(以下をクリックして
東洋経済のサイトで読めます)

https://toyokeizai.net/articles/-/178118

フィリピン南部のミンダナオ島で
1970年代から続いたミンダナオ紛争。
分離独立を求めて政府軍と戦った
イスラム武装勢力「モロ・イスラム解放戦線」
(MILF)の中に、日系3世の大隊長がいる。
祖父が大正時代に
日本からフィリピンに渡って約100年、
現在67歳になる“日系イスラム戦士”が
経験した戦いと平和への思いとは
どのようなものなのだろうか。
現地で本人を直撃した。



日本が貢献した
「イスラム紛争終結」

の舞台裏

ミンダナオ和平プロセスは成田から始まった




tv15

ダバオでは、
先住民は裏切る、
という理由で

日本軍が穴を掘って、
先住民たちを生き埋めにしたという
記録も残っていて辛い。

戦前まで日本人町もできて、結婚もして
先住民と仲良くやってきたのに。

戦争がすべてを崩し現地で家庭をもっていた
日系人たちは家族で山に逃げて、
日本人の血が入っていることを隠して、
今まで生きてきた。
下の写真の一家も日系人で
子どもたちはMCLの奨学生!

わたしも時々山深い集落で活動していると、
後ろに老人がやってきて、
小声で日本語で声をかけてくれる。
「わたしのお父さん、日本人」
下のおばあちゃんもそうですよ!

MCLの奨学生にも日系人はたくさんいる。
真ん中の少女にも、
日本人の血が流れている!

日本の若者たちと行った山の中の深い洞窟も、
多くの日本軍の兵士たちが、
中に閉じこもったまま自決した場所。

近い将来、先住民地域の洞窟も含めて、
ミンダナオ子ども図書館として
平和の祈りと共に遺骨収集も行い、
将来の平和への道を
開いていきたいと感じている。


日本の若者たちと遺骨の眠る洞窟に
行った時の記録映像です。
GO!


tv16
戦争当時の
謝罪するのは、
自虐史観からではなく

他国も同様の過ちを犯している事に
気づいてもらい、

未来の子どもたちのためにも、
共に戦争を回避するように願うためだ。

現地の多くの人々は、
戦争が続いている体験ゆえに、
そのことをよく理解してくださり、

「近い将来、この要塞の
日本兵の遺骨取集にも協力ましょう・・・」
と言ってくださる。


子どもたちにとっては、平和がなにより!
これからも、スタッフ一同がんばります!


今回の平和の祈りに関して執筆した、
季刊誌「ミンダナオの風37号」を
特別掲載しました。
 ここをクリック(PDF)

季刊誌は、登録いただいた方に、
自由寄付でお送りしています



tv17
イスラム地域、
リグアサン湿原の村に
読み語りに行った


リグアサン湿原は、
東南アジア最大の湿原と言われ、
世界一大きなワニも、
この湿原に住んでいると言われている。

ギネスブックの世界一大きなワニは、
7メートルあり、
ミンダナオで捕らえられており、
つい最近までダバオで生きていた。

しかし、リグアサン湿原は、
外国人の入れない危険な場所でもあり、
まったく調査がされていない。

僕も始めてこの地に来たときは、
戦争の激しかった時期で、
案内の人に言われた。

「絶対に舟で、この湿原の奥に
入っては駄目ですよ。
人食いワニがたくさんいて
生きて帰れないですからね!」

すると、隣にいた案内の人が、
ニヤッと笑って耳元でささやいた。
「人食いワニというのはゲリラの事ですよ!」

今はこうして舟で入っているけれど、
当時は、信じられないことだった。

なぜ入れるかというと、
人食いワニと友だちになったから???



tv18
テレビ東京の
カメラが同行。


イスラム反政府組織の活動地域であると、
言われているこの湿原に、

TVが入ること自体が初めてだろう。

少なくとも海外スタッフが・・・。
最初の頃は、
僕たちも入ることが出来なかった場所。


ちょうど結婚式に向かう


舟に出会った



いよいよ、読み語りが始まった

「はらぺこあおむし」を読むのではなく
語るのは、イスラム教徒のアミンさん。


現地語のマギンダナオ語で語る。
ここのイスラム教徒たちは、
マギンダナオ族だから!


妻のエープリルリンも語った。
彼女は、先住民のマンダヤ族と
移民系のビサヤ族の混血。


マギンダナオ語では話せないので、

フィリピンの国語、
共通語のタガログ語で語る。


ミンダナオだけで、
イスラム、クリスチャン先住民
合わせて15部族、

15の言葉が、使われている。


ミンダナオは、
北海道と四国を合わせたぐらいの島だけれど、

多部族、多宗教で世界の縮図。
本当に面白い。


最後にみんなで踊りと、

「おおきなかぶ」の

劇をした!


建てたばかりの

保育所が、まぶしかった!


くり返し、くり返しまた来るからね!
待っていてね!


本当に平和で、
何でこんなところで
戦争が起こされるのかわかない。

戦争の理由は、
この湿地帯に眠る膨大な石油と天然ガス。

ある村長が語った言葉がわすれられない。
「世界がここに関心をもって
くれさえしなければ、
ここは、平和だったのになあ・・・」

戦争の理由は、
この地の石油と天然ガスをめぐる
国際的な利権の争いだと語ってくれた!



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テレビ東京が帰国後、
早急に
ビニールシートを切って、
救済支援を開始


子ども図書館でシートを切る子どもたち。
こうした子どもたちの姿は、
本当に美しいと思う。

こうした子たちのためにも、
戦争のない平和な社会、
貧困のない平等な社会、

根底に愛のある社会を作りたいと心底思う。


翌日には、シートを届けた!

今回は、
支援活動をしているのはMCLだけ!


戦闘は
まだ大規模に拡大していないだけに、

国際的なNGOだけでなく、
地元の行政にも、具体的な動きはない。

IMT国際停戦監視団なども、
現地調査はしているが、

恐らくより避難民が多く出ている、
ダトゥピアン側で活動をしているのだろう。

 
避難民救済支援をお願いします!
まずは雨よけのシートが
緊急支援で必要です。
1ロール100メールが1万円で、
5メートル単位で、20家族を助けられます。
緊急支援と書いて、以下に振り込んで
いただければ幸いです。

郵便振替口座番号:
00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

今回の戦闘は、
規模が拡大する可能性が高く、
今後も避難民が激増していく
可能性があります。


まずは、ビニールシートのストックをして、
避難民状態が継続するにしたがって、
炊き出し支援や医療支援を
状況に合わせて行っていきます。

外で放置されていた人々にとって、
こうした出会いがどんなに心の慰めになるか。
たとえ数日の出会いであったとしても。


今回は、100世帯に配り終えたけれども、
まだ圧倒的にたりない。

緊急支援予算を貯蓄していないだけに、
また、多くの親のいない子たちを
630名も奨学生で抱えており、

そのなかの123名と
共に生活しているがゆえに、
自分たちの食べ物の
確保だけでも厳しいのだけれど・・・。
子どもたちを放っておけない!


ぼくは、自分の写真を撮られるのが苦手で、
写真は、ほとんどスタッフではなく、
ぼく自身が、撮っているのだけれど、

「スタッフに写真撮らせて松居さん、
オフィスで文章だけ書いているんじゃないの?」
と言われてから、
私もときどき撮ってもらうことにした・・・。
やれやれ。


しかし、避難民の中には、
MCLの奨学生たちもおり、

とても、雨に打たれるまま放っておけない。
祈るしかない。


とりあえず家から持ち出した
食べ物はあるけれど、何日持つか?

米の支援の要望が出ているが、
まだ、とてもそこまでは対応できないでいる。
小さなNGOの限界を感じる悲しさ!
でも、可能な限りは努力したい。



tv20
戦闘は拡大
さらに皆さんからの
支援のシートを届けた


避難民は大量に出ているものの、
戦闘は、BIFFの分離過激派にたいし、
反政府のMILF側が、
「現在は、9月27日の政府との
平和交渉の回答を待っている段階であり、
結論が出る前に戦闘を起こすようであれば、
場合によっては、MILFが、
BIFFとの戦闘も辞さない」と言う、
強行姿勢をしめしたために、
BIFF側が、とりあえず戦闘を
収めることにして、
つかの間の停戦状態となっている。

少し説明が必要だろう。
BIFFは、バンサモロ イスラム自由戦士
と呼ばれる集団で、
MILFから分離して、
独自に過激な戦闘を起こしている。
率いているのは、
オンブラ カトウと呼ばれるコマンダーだ。
カトウというからには、日系人?

ほとんど、言葉を濁して言わないが、
こどもを治してあげた
イスラム教徒のお父さんが、
別れ際に密かに自分が日系人であることを
語ってくれた経験もある。

そんなわけもあって、
カトウと言うのは日系人かと思ったりもしたが、
(ちょっと日本人に似た顔だ)
https://www.youtube.com/
watch?v=IIghw-N1Vz8

これは、推測思い込みのたぐいだろう。
ただ、NPAも含めて、
反政府組織のなかに、
日系人がかなりいることは確かなようだ。

ただ、現場から聞こえてくる
反政府組織の内実は複雑で、
日本人には想像しがたいが、
(これはあくまで、聞こえてくる話であると
解釈して欲しいのだが、
戦闘や戦争の発端を想像するのに
役立つかもしれないので、あえて書くが・・・)
BIFFには、ある議員などの方から
資金が流れている、と言った
考えられない(噂話)が聞こえてくる。

つまり、来年の5月は、
フィリピンの地方選挙であるがゆえに、
戦争を起こすことによって、
国の予算が、大量におりてきて、
その一部が流れて選挙資金になるとか。

あくまでちまたの噂としてではあるが・・・
ただ、こうした裏の流れで
日本の現状を見てみるのも興味深い。
私が心配なのは現在の日本で、
尖閣諸島の問題が、
必要以上に拡大されている?
その背景に何があるかを考えてみるのも
良いかもしれない。

南シナ海、東シナ海などをはさんで
中国と対立しているのは、
日本とフィリピン後はベトナム?
アジア人の国でクリスチャンが多いのが
フィリピンとベトナムと韓国で、
その背景には
欧米先進国の存在が見え隠れする?

バナナのプランテーションや
湿原に湧出している
膨大な石油と天然ガス資源を始め、
国際資本はフィリピンとくにミンダナオに
大きな権益も持っているし、
米国は米比合同演習バリカタンも行っている。

フィリピン政府も財界も、
兄貴分としてのアメリカには、
簡単にはたてつけない?
しかし、どんなに領土問題が強くなっても、
フィリピンが、独自に
中国に戦いを挑むことは無いと
現地では言われている。
理由は、

1,独自に戦うほどの軍事力は持たない。
2,フィリピンの財界も含め、
  経済界はほとんどが中華系である。
  たとえば、ミンダナオでもダバオの銀行
  デパート、財界のほとんどは中華系で、
  コタバトなどは、中華系で経済が持ってい
  ると言われている。
  ダバオにもコタバトにも大きな中華街
  があり中国語学校に多くの子供がいる。
3,政治界でも中華系は多く、良い例が
  今のアキノ大統領で、議員や市長など
  地方でも非常に多い。
4,種族も複雑で、日本と異なって、
  実に多くの種族で構成されていて、
  反政府運動も活発だ。

だいたいにおいて、フィリピンは、
米軍の駐留を拒否して追いだした過去もあり、
イラク戦争の時にも、
派兵してサッサと撤退した。

私には、今回の中国との対立の構図の
最大の目的と対象は日本に思える。 
日本に武器を大量に買わせ
軍事力を強めて戦争を起こす?
こちらで聞こえてくるのは、

1,支持を得るための政治的理由
特に自国の現状に問題が山積している場合は、
問題から目を背けて支持を得る。
来年5月の地方議員から市長、
村長、村の役員にいたるまでの選挙だが、
これらは現地の広大な土地所有者どうしの
私兵を使ったりする生臭い権力闘争。
世界的には、アメリカの大統領選
にまでいたる大きな選挙の年だ。
戦争を起こすメリットは、人々の心を
内政から外に向けさせること?
軍事に関係した企業からの支持を得る事?
目的は、選挙資金の獲得だ。

そのおこぼれには、
国際NGOも含まれるかもしれない?
巨額な国家資金が落ちてくるわけで、
戦争で儲かる産業は多い。
また国家予算を軍事費で落とし、
そこから選挙資金が得られるとも聞く。
MCLは政治に関与しないので、
国からの資金供給に頼っていない。
99%個人の寄付だけれど・・・。

2,世界的な経済不況をしのぐため
特にアメリカの経済不況は深刻で
ドルが基軸通貨から滑り落ち、
世界が多極化してしまうと打撃を受けるのが
石油・鉱物資源や
プランテーションの国際資本だろう。
資本が資源資本や軍需産業に大きく頼り
日本も、部品その他で、
おこぼれを得ているとしたならば、
戦争が起こらずとも危機感を高めて、
国の軍備を増やさせることは、
大変なもうけを拡大させる。
戦争そのものが起これば
国家予算を投入した、
大きな消費が起こり軍需景気が展開する。

フィリピンは、軍備を装備するにしても
国家予算はしれているし、
米軍に頼るしか戦争をする方法はない。
ベトナムだってしれている。

米軍はフィリピンに軍備を投入するほどの
経済的余裕があるかどうかは疑わしいし、
そう考えると東アジア地域で
唯一、軍備を備える経済力を持っているのは、
中国に抜かれたとは言え日本だ。
後は、韓国と台湾ぐらいか・・・。

ミンダナオでの戦争が起こる(起こされる)
形態を見るにつけ、
ちまたでつぶやかれる噂話を聞くにつれて、
今回の中国や韓国等をめぐる
対立をあおる動きの背景には、
どうみてもまだ金を持っている日本を
危機感の中に陥れることによって、
日本国民の税金で
大量の武器を買わせる事にあると思える。
ただ、日本には平和憲法がある。
憲法九条を持っているので大ぴらには、
軍備を拡大できない制約がある。

そう考えると、今一番求められているのは、
憲法を改正(改悪?)して、
日本が正式に軍隊を持てるようにして、
海外派兵をやらせて、
大量の戦闘機、空母、ミサイル、戦車などを
買わせることだろう。
(黒い字の文は、
2012年に執筆したものですが、
その後、集団的自衛権が閣議決定され
日本は大量に武器を購入し、
米軍とフィリピン軍の合同演習
バリカタンにも参加するようになった・・・
現地の巷のうわさでは、
「次回ふたたび、合同演習という名の実戦が
ミンダナオで始まるとしてならば、
政府軍と米軍といっしょに日本軍が攻めてくる」
と言われ始めた!!!)


日本はマスコミも含めて、
世界の裏の事情に疎く、
市民、庶民は、簡単に戦争に走るような
気がすることがあって、
ミンダナオから見ていると不安で仕方がない。
しかし、二つの世界大戦と長崎や広島の
原爆投下の惨事の体験もあるので、
それほど愚かではないと思うのだが。



tv21
ミンダナオの情勢は
良くない?


ミンダナオの情勢は、
表向きはMILFとフィリピン政府の
ピーストークが進んでいる
格好になっていますが、
ぼく自身の所見では良くなく悲観的です。
MILF軍もフィリピン国軍も、
現地では、すでに戦闘準備に入っている。

7月19日あたりからラマダンに入り、
地域的な戦闘や爆弾事件、
誘拐事件が頻発し、
戦争への気分が意図的に高められて、
8月のラマダン明け19日あたりから、
リグアサン湿原などを舞台にして、
イスラム軍が反撃を開始するというのが、
現地から聞こえる筋書きだが・・・。

今回も、ほぼ同様の筋書き通りに、
事が進んでいるように見える。
ある意味ではさらに大規模に、
MILFがいうように、
最終戦に突入するのかもしれない。
MILF側は、
ミンダナオの独立自治を要求しているし、
リグアサン湿原の天然ガスと石油をめぐる
利権の交渉も合意にいたっていない。

MILF側は、今回の戦争を、
最終戦と位置づけているが、
場合によってはミンダナオのかなりの範囲に
拡大して第三次世界大戦になる?
過去の経過を見ているせいか、
ピーストークはあくまでも
表向きのパフォーマンスであって、
現実的には戦争を視野に入れて、
全てが進んでいるように見える。

ダバオからコタバトに至る道路も、
未だかつて見ないほどの大規模補修と
コンクリート化が完了しつつある。
アスファルトではなくコンクリートを使うのは、
戦車が通れるようにするためだと聞いている。
小さな誘拐事件なども頻発しつつあるし、
実際に小規模な戦闘も起こり、
人々の顔も緊張気味実だ。

軍の動きも活発だし、
国際NGOも集まりはじめた。
これら典型的な戦争の前触れが
至る所に見いだされる。
ミンダナオ子ども図書館も、
いざというときに、
子どもたちを助けるための準備を始めた。


過去の経験から推測すると、
ミンダナオでの戦争は2000年に、
その後アフガンとイラクに拡大したように、
ミンダナオを発火点として、
世界のどこかに飛び火している。
今回は、推測に過ぎないがイランかシリア?
または、南シナ海をめぐって、
フィリピンと日本とベトナムが、
対中国で戦闘を開始する?

戦争の理由はいつも同じだ。
石油と天然ガス、希少金属などの鉱物資源と
プランテーションなどの農業資源。
2008年もピーストークの決裂が
戦争勃発の理由だった。
今回も、同様のシナリオが
進んでいるように見えてならない。

ただし、過去と異なるいくつかの状況は、
米国政府の財政状況が、
軍事予算にどれらけたえられるかと言う点と、
米国がASEAN諸国を飛び越えて、
中国とどのような話をしているのか・・・。

怖いのは、日本が簡単にひっかかって、
軍用機や武器を購入し、
軍事演習を開始したあげく、
ある種の勢力にそそのかされて、
愚かな動きをすることだろう。

その点、
フィリピンは本格的な戦争をしようにも、
経済がもたないし、
日本ほど安易にナショナリズムが機能しない。
ようするに一皮むけば
多種族、多宗教でバラバラだ。

ただ、ミンダナオは、
鉱物資源と農業資源が豊富なだけに、
海外からの視線が強い。
杞憂にすぎなければ良いのだが。
戦闘に巻き込まれる、
子どもたちの事が心配だ。



tv22
戦闘が勃発し、
避難民が出ている!


7月8日のサイトで以下のように書いた。
「 ミンダナオの情勢は、表向きは
MILFとフィリピン政府のピーストークが
進んでいる格好になっているが、
私自身の所見では非常に良くなく悲観的だ。」

「MILF軍もフィリピン国軍も、
すでに戦闘準備に入っている。
7月19日あたりから、ラマダンに入り、
地域的な戦闘や爆弾事件、
誘拐事件が頻発し、
戦争への気分が、意図的に高められて、」

「おそらく8月ラマダン明け19日あたりから、
リグアサン湿原などを舞台にして、
イスラム軍が反撃を開始するというのが、
過去の筋書きだが・・・。」

「今回も、ほぼ同様の筋書き通りに、
事が進んでいるように見える。
ある意味ではさらに大規模に、
MILFがいうように、
最終戦に突入するのかもしれない。」

あれから約一ヶ月弱、
想像したとおりの展開で
戦争が勃発しはじめた

http://www.philstar.com/nation/article.aspx
http://www.tempo.com.ph/2012/
kato-group-attacks-military-posts/

現在、戦闘を起こしているのは、
政府と和平交渉をしている
MILFモロ解放戦線ではなく、
Bangsamoro Islamic Freedom Movement
略称BIFMと呼ばれる分離過激派。

MILF側は直ちに会議を開き、
今回の戦闘には関与していないこと、
平和交渉における
政府の回答を待つことを確認した。
しかし、政府の回答しだいでは、
MILFも含めた
全面的な戦争に発展するだろう。

本格的な戦争が起こるとしたら、
ラマダン明けで今月の後半だ。
現地では非常に悲観的で
2008年は、
平和交渉を再開することで終始したが、
MILF側は今回の戦闘を
ミンダナオ全域を視野に入れた
最終戦と定義している。

2008年のときには、
約80万の避難民が出たがわたしの感じでは、
2000年2002年の
テロリスト掃討作戦などの時より
まだ悲惨さが少なかった。
悲惨さの度合いは、
空爆なども含む戦闘の激しさと同時に、
避難民生活が
長期化するか否かにかかっている。

2008年は、場所によっても異なるが、
6ヶ月から8ヶ月ぐらい。
しかし、2002年の時には、
2年から3年以上、避難民状態で過ごした。

そのときの子どもたちが、笑顔どころか、
表情がないのを見て胸が痛み、
それをきっかけに
ミンダナオ子ども図書館を始めたことは、
度々、他誌でも書いてきた。

MILF側は、ミンダナオの
独立自治を要求している

リグアサン湿原の天然ガスと石油をめぐる
利権の交渉も合意にいたっていない。
MILF側は今回の戦争を、
最終戦と位置づけているが、
場合によっては2002年以上に
ミンダナオのかなりの範囲に
拡大する可能性があるかもしれない。

過去の経過を見ているせいか、
ピーストークはあくまでも
表向きのパフォーマンスであって、
現実的には戦争を視野に入れて
全てが進んでいるように見える。


ダバオからコタバトに至る道路も、
未だかつて見ないほどの大規模補修と
コンクリート化が完了しつつある。
小さな誘拐事件や
殺害なども頻発しつつあるし、
イスラム地域以外の先住民族地域にも、
NPA掃討作戦と称して覆面をかぶった
不気味な男たちが入り、
ミンダナオ子ども図書館の奨学生も
恐ろしくて避難したりしている。

山でもNPAを対象にした
小規模な戦闘も起こり、
村の人々の顔も緊張気味実だ。
軍の動きも活発だし、
国際NGOも集まりはじめた。

これら、典型的な戦争の前触れが、
至る所に見いだされる。

いつも支援ばかりお願いしているようで
心苦しいのですが、子どもたちのために
避難民救済支援をお願いします!

まずは雨よけのシートが緊急支援で必要です。
1ロール100メールが1万円で、
5メートル単位で、20家族を助けられます。
緊急支援と書いて、以下に振り込んで
いただければ幸いです。
郵便振替口座番号:
00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館


tv23
今回の戦闘は、
規模が拡大する
可能性が高い


今後も避難民が
激増していく可能性があります。
まずはビニールシートのストックをし
避難民状態が継続するにしたがって、
炊き出し支援や医療支援を
状況に合わせて行っていきます。

何度となく、くり返される戦闘に
うんざりさせられますが、
子どもたちのためにも負けられません。


戦闘を恐れて逃げてきた人々。
このような状況で
雨がふればずぶ濡れになる。
雨を避けるためのシートを
買う経済的な余裕もない。

自分たちで椰子の葉を編み、
米袋を切って壁に貼り付けるのがせいぜいだ。


中には、
バナナの葉を屋根にしている人もいるが、
地面に敷くためのシートもない状態。

子どもたち自身も頑張って、
自分たちの寝るための寝床を作る。


小さな子たちも沢山いる。
この様なところで雨に打たれたら・・・。

まだ二晩目だけれども、
バナナの葉のうえで寝ている子たちも多い。

表情は、まだ明るいが、
この状態が長引くにしたがって
重い雰囲気がキャンプを包んでいく。
この様な状態で、
半年、時には一年半も生活していくことが、
どのような精神的なトラウマを生んでいくか
想像しただけでも悲しい。

しかも、一回だけならまだしも、
30年間、およそ3から5年に一度、
この様な経験をして大人になっていくのだ。
国連の調べでは、
避難民の累計が一番多いのがミンダナオだ。


避難民になっても、
頑張って勉強する子どもたち。
避難民になっている子たちの中には、
ミンダナオ子ども図書館の
奨学生たちも多く含まれている。


時期を見て、
トラウマを解消するための読み聞かせ支援
炊き出しや医療古着の支援を計画しています。


避難民は、数カ所に避難
学校に避難した子どもたち

この学校には、MCLの奨学生たちも多くいる。
今回は、山側での戦闘で避難民が出た。

戦闘は、恐らく初期的なもので、
MILF自体が参戦していないが、
ラマダン期間中に初期的な戦闘が
各地で起こり、その後ラマダン明けに
ミンダナオの広域に広がり、
半年から一年、長いときには
2年近く避難民生活を強いられるのが、
いつものパターンだ。

今回は、8月の20日前後がラマダン明け。
MILFと政府との平和交渉も
今ひとつ進展がないなか、
大きな戦争の勃発を予感させる。

ミンダナオ子ども図書館は、
くり返しご説明しているように、
特定の宗教のもとでは、行動しないし、
政治には関与しない団体だ。
Non Politic & Non Religious Sect

政府を否定することも、おもねる事もしない。
さまざまな宗教や宗派の方々や団体と
良い企画であれば協力し合うが、
特定の宗教団体の下での行動はしない。

「子どもたちへの愛」が基本原則だから、
そこに困窮している子どもたちがいれば、
イスラム教徒であれクリスチャンであれ
先住民族であれ仏教徒であれ
神道信徒であれ無宗教であれ
出来るだけの事はする!

奨学生たちのなかには、
イスラム教徒もクリスチャン先住民族もいるし、
スタッフには、仏教に心を寄せる者もいる。
ボードメンバーには、イスラム教徒、先住民族、
プロテスタントの牧師、
カトリックの信者、無宗教とさまざま。

しかし、いったん事が起これば、
子どもたちのために活動する。
現地とのおつきあいも
スカラシップや医療を通して、
すでに10年以上関わり続けているので
信頼もしてくださる。


tv24
平和を願って、
立正佼正会から
贈られてきた
ゆめポッケを渡した


日本の仏教団体である立正佼成会については、
詳しいことは、わからないけれども、

子どもたちが一食抜いてためたお金で
学用品やぬいぐるみ等を買って、

家族で作った、
思い思いの可愛らしい布袋に入れて、

世界の貧しい子どもたちのために
捧げるこの行いは、
ほんとうに素晴らしいと感じる。

何よりも受け取った子どもたちの
真に喜ぶ顔から、

ゆめポッケは確かに物ではあるのだけれど、
物にも子どもたちが心を込めて
作ることによって、

愛や友情そして平和への想いが、
見えない仏霊となって
こもるのではないだろうか。

小さいときもらったゆめポッケを、
子どもたちは大事にして、

学用品は、使ってしまったとしても、
ぬいぐるみやそしてとりわけ布袋を
大学になっても、

だいじにだいじに持っていて、
結婚しても持っていって、
生まれた子供にあげたりしている!

下の二人の少女たちもMCLの奨学生。
父親がいない子と手が少し不自由な子。
でも、本当に大喜びで駆けてきた。
ゆめポッケももらったし


信仰、希望、愛そして自由、平等、博愛
全て大切だが、愛や博愛が無ければ、
信仰も希望も自由も平等も無に等しい!
ここで活動していてつくづく思う。

『信仰!信仰!』と叫びながら
武器を持って殺し合うところに
希望はあるのだろうか?
『自由!自由!』と叫びながら
貧富の格差を拡大させつつ儲けるところに
平等はあるのだろうか?
『希望』や『平等』をかかげても
愛がなければ無に等しい。

だれよりも人を愛し、
また愛を必要としているのは
子どもたちとお年寄りだろう。

いくら経済的に豊かでも
多くの子どもや若者たちが自殺したり
イジメをしたりする社会、

お年寄りが孤独に暮らし、
一人死んでいく社会に、
愛や博愛があるのだろうか?
希望や平等があるのだろうか?

大きな意味での愛
『神の愛』を確信するからこそ、
人々は、希望を持ち平等に向かって努力し、
分かち合い、その結果、
愛を基盤にした信仰を持ち、
争いや戦争をすることなく真の心の自由を
得ることが出来るのではないだろうか。


子どものころ、福音館書店で祖父が、
聖書カルタを発行していた。
聖句をカルタにしたものだ。
言葉の力というのもは本当にすごい!

そのなかの語句が、未だに心に浮かんでくる。
「野の花は、どうして育つか」とか
「放蕩息子が、帰ってきたよ」とか
「寝たままつり下ろされた、痛風の病人」とか、

五,六歳のころにもかかわらず、
聖書からのいろいろな言葉が、
今も声となって聞こえてくる。

そのなかにこんな言葉があった。

「剣を持つ者は、剣で滅びる」
剣を持とうとした弟子に
イエスが言った言葉だ。

子どもの時のカルタの言葉が、
その後も重く蘇り
特に思春期のころに考え続けた。

自分もしくは身近にいる愛する者が、
何者かに殺されそうになっているとき、
そこに武器があったら守るために、
それを取るべきだろうか・・・。
イエスは、武器を持つな武器を取るな
武器を使うなと諭している!

イエス自身は、自ら殺されても武器を取らず、
人を恨まず愛を持ち続けて、
十字架に向かった。
そして張りつけになって死んだ。
殺すことを否定して、殺されることを選んだ。

確か十七歳の時、
結論を出したのを覚えている。
「決して武器は持つまい、
殺すことよりも殺されることを選ぼう」

とりたてて悩んでいたわけでもなく
決心した場所の事も覚えている。
何の変哲もない昼下がり、
高校帰りに実家のある
井の頭線の富士見ヶ丘駅の改札を出て
踏切をわたる前の銀行の前で・・・。
平凡な昼下がりのお日様がまぶしかった。


避難民救済支援をお願いします!
まずは雨よけのシートが緊急支援で必要です。
1ロール100メールが1万円で、
5メートル単位で、20家族を助けられます。

緊急支援と書いて以下に振り込んで
いただければ幸いです。
郵便振替口座番号:
00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

今回の戦闘は、
規模が拡大する可能性が高く、
避難民が激増していく可能性があります。

まずは、ビニールシートのストックをし
避難民状態が継続するにしたがって
炊き出し支援や医療支援を
状況に合わせて行っていきます。

 支援申し込み


ここで活動をしていると常に死を意識する。

スタッフには、幾度も話してある。
「誘拐を目的に囲まれても決して抵抗するな。
僕をおいてはやく逃げよ。
目的は、僕なのだから。

僕は彼らといっしょに行く。
決して、身代金を払うな。」
そのたびに浮かんでくる言葉。
「剣を持つ者は、剣で滅びる」
殺すことよりも殺されることを選ぼう。 

武器を買うな。
武器を持つな。
武器を使うな。
愛に生きよ。


tv25
 難民収容キャンプに
避難した人々


避難民収容所に避難した人々たちは、
まず寝る場所を確保するために、
雨よけのシートをかけるための木組みを作る。


今回は最初に、ピキット市のはずれの
空き地に避難している人々を訪ねた。


家で飼っているアヒルといっしょに避難・・・。
家に置いておくと盗まれてしまうから。


避難所は、
モスクの側で場所は良い。


移動はおもに平地の人々は、
水田を耕作するときに使う水牛でおこなう。


すでに30年以上にわたって、
およそ3年おきに起こる戦争のたびに、
避難生活を余儀なくされてきた人々。


飼料ではなく草を食べて育ってくれるヤギは、
乳も飲めるし、すばらしい家畜だ!


シートをカットする
スタッフたち


ここは、ピキット市の中心の広場、
この裏の丘に市役所がある。


この市の福祉局のソーシャルワーカーで
署長補佐のグレイスさんは、
カトリックでMCLの理事の一人、
同僚のイスラムの理事
サミー氏といっしょにイスラムの婦人組織と
連携をとりながら活動する。


保育科修士課程のさとみさんも
幼稚園の先生のさとこさん
田坂好生さんも救済支援に参加


今回は日本の学芸大学の
若者たちも参加した。


訪問者が参加する場合は、
行政とも、MILFのコマンダーなどとも、
グレイスさん方が連絡を取り合い、


役所や、現地の村長、
そして司令官などと安全を確認して、


時には、政府側と反政府側の
両方に話をつけて訪問する。


現地では政府側も反政府側も、
おたがいに連絡を取り合える関係があり、
それほど対立した様子には、
見えないのだが。


避難民にとって、何よりも早急に必要なのが、
雨をよけて寝るためのビニールシートだ。


海外NGOの支援などは、
数週間から数か月後の場合が多い。
「それまで、どこで寝たらいいの?」

小規模な戦闘の場合は、
棒を建てても避難民救済にビニールをもって、
誰も来てくれない時もある。

ミンダナオ子ども図書館は、
蟻のような小さなNGOで
現地に住んで活動しており、
地元から奨学生も採用しているし、

保育所を建てたり、
医療支援をしたりしているので、
現地の最も困難な場所の情報がすぐに入り、
早急に救済活動を行える。

それでもあまりにも小さなNGOなので、
資金源も乏しく、
全体にいきわたるような
大規模な活動をすぐに行えるわけではない。

いまだに多くの避難民が、
寝る場所もなく困っているのを見ると、
心が痛む。



 戦争と平和
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vt26
避難民のための
トイレも作った


意外とないのがトイレだ!

男性ならば藪の中や、
どこでもトイレでよいけれど、
女性は囲いがないと難しい。


現地の人々に穴を掘ってもらって、

ビニールシートで周りを囲って、

出来上がったトイレに、
避難民たちはおお喜び!



vt27
ピキット市から外れた
支援の届きにくい
避難場所にも
シートを届けた


避難は、およそ集落単位で移り住み、
避難小屋を建てていく。

近隣の町とつながりの深い集落は、
市のそばに避難場所を与えられるが、

山の奥から来た人々には、
町はずれの辺鄙な土地にしか
与えられない場合も多い。

ミンダナオ子ども図書館は、
とりわけ辺境の村々と
つながりを持って活動しているので、

そうした集落の人々が、
どこに避難してきており、
どんなに困難な生活をしているかを
知っているし耳にしているので、

そのような人々を優先して、
活動を展開していく。

他のNGOや政府の支援が入った場所は、
それらの団体に引き渡し、

さらに支援の入らない地域の人々のもとに、
向かうようにしている。


大きな支援団体は行政からの要請もあり、
おおよそ国道沿いの政府側の安全で
避難民の多い地域に、
集中して支援物資を運ぶのが普通。

状況を把握するために、
そのような場所にも行きチェックするが、
他の団体が入っている場合は、
すぐにもっと厳しい場所に移動する。

それゆえに大きな支援団体の人たちからは、
「ミンダナオ子ども図書館は、
来ても写真だけとって、
すぐにどこかに行ってしまうよね・・・」
と言われているらしい。
確かに、他の団体が来ていると、
状況写真だけを撮ってあとはまかせて、

もっと辺境の取り残された
避難民たちのところへ移っていくので、
そういわれても仕方がない。

小さな団体だから、
経済的にもやれることがわずかだし・・・。

現地の村長さんや校長先生に、
「私たちの活動の中心は、
子どもたちによる読み語り、
友情と愛の支援です」というと、

がっかりされて、
「もっと色々なものを持ってきて
くださらないのですか?」

でも読み語りで
落ち込んでいた子供たちが元気になって、
炊き出しで食べさせてシートももらって、
お母さんや家族も明るくなって、おお喜び!
「また来てねー!」
「絶対に来てねーーー!」

そして実際に、
何に困っているかをチェックした後、
次回は米の配給や
病気の子を病院に運んだり・・・

何度も何度も繰りかえし通って、
戦争が終わってその後も
読み語りに村を訪ねて、
長い付き合いがはじまる。

「私たちの村にも、MCLが来てくれた!」
「困ったり病気になったりしたら、
あそこに行けば救ってくれる!」
「よかったーーー!」

tv28
緊急支援に
心から感謝!


2012/09/14現在
戦闘は、BIFFの分離過激派にたいして、
MILF側が、9月27日の政府との
平和交渉の回答を待つように強く指示を出し、
場合によっては、BIFFとの戦闘も
辞さない強行姿勢をしめしたために、
BIFF側が、
とりあえず戦闘を収めることにして、
つかの間の停戦状態となっています。


カバサランとバゴンイギッドには、
入れなかったのですが、
今は何とか入れ保育所も完了したので、
27日前に早急に開所式を済ませますが、
政府との交渉が決裂した場合は、
MILF側は最終戦争に入ると言っており、
現地では、交渉が決裂する公算が
強いと考えられています。


ミンダナオ子ども図書館では、
500世帯にシートを配布しました。
その後、市長令によって
帰宅が促されましたが、
恐れて帰宅できない家族が
現地に残っています。


親戚のところに非難している子どもも多く
奨学里子支援の子どもが休学し、
現地から離れて、
お礼の手紙を出せない状況も
起こっています。


今後さらに戦闘が拡大する恐れがあります。
帰宅した家族にとっても渡したシートは、
いざという時の緊急避難に役立ちます。
今は、寄付金はポンドして、
いざという自体に備えている状態です。


状況は、逐次サイトでご報告していきます。
支援者のみなさん、
現地の子供たちに代わって、
心から感謝いたします。



tv29
平和構築のために
戦闘の合間をぬって
保育所の開所式を実施した


上記でピキットで戦闘が起き、
避難民が出た事を記した。

戦闘は、
MCLが協力して学校と保育所を建設した
ブアランと山岳部で始まったが、


MIFL側が、BIFFに政府との平和交渉の
結果を待つように圧力をかけて
とりあえず治まっている、と書いた。

避難民が出始めたとき、
MCLでは上に写真で載せたように、
ビニールシートを届けた。

そのときピキットで砲撃が始まり、
戦車が向かい、
大砲の音が聞こえ始めた地域が、
リグアサン湿原ぞいのこの地域だった。

まさに二つの保育所を建設中だっただけに、
建設はストップし状況次第となった。

実はMCLでは、この地域が戦火に
近く見舞われることを予想して、
カバサランとバロンギス集落に
保育所を建設したのだった。

なぜ?あえて危険な場所に?
と思われるかもしれないが。
今、戦火に見舞われそうなこの地域に
保育所を建設し、
いざ大変な事態になり人々が困窮したときに、
駆けつけられるような、
村人たちとの信頼関係を今のうちに、
築いておこうと思ったからだ。


事態は、
思った以上に早く進展し、

まだ建設が終わっていないうちに
戦闘が始まったが、
上記のような理由で
一時休戦といった状況に入った。

この休戦期間に、
ほとんど完成している保育所を建設し終えて、
開所式を済ませられないだろうか・・・
イスラムのスタッフが動いた。

結果的に保育所は完成し、
状況を見極めて、
開所式を実行する日取りを決めた。

最悪の結果も考えて今回に限っては、
MCLの子供たちを同行させないことにして、
読み聞かせは、スタッフで行うことにした。

それと同時に、
たえず戦闘に見舞われているこの二つの村は、

立正佼正会の方々から贈られてきた、
「ゆめポッケ」という、
母親たちが、手縫いで作ったバッグに、
子供たちと選んだ学用品や
ぬいぐるみを加えたものを
渡す活動を実行した。
(MCLは、non-rerigious sect
特定の宗派のもとで活動しないが、
宗派を超えて良い支援、
心の籠もった支援のお手伝いならば、
どんな宗派でも宗教でも喜んでする。
ゆめポッケは一つ一つ手作りで、
子供たちにとっても喜ばれている。)

今回もただ開所式のサインだけではなく、
子供たちに読み聞かせをすると同時に

ゆめポッケを配ることで、
子供たちがとっても喜んだ。

つい一週間前には、
砲撃音がしていた地域だけに、
最初は、さすがに村人たちも
緊張した顔をしていたし、
MILF側の警備も物々しかったが、

学用品とおもちゃをもらって
子供たちが喜ぶ顔と、
読み聞かせでの歓声や笑い声で、
さすが村人たちも
つかの間の平和を感じていた。

ライフルを持った一人が曰く。
「MCLは、やることが他と違うなあ・・・」

tv30
カバサランと
バロンギスに着いた


ここは国軍は入れない地域だが、
年月をかけて福祉局は入れる。

わたしたちも5年以上のお付き合いで、
もちろん奨学生たちもいる。


わたしたちを警護してくれているのは、
MILF(反政府ゲリラ?)の人々だが、
いつも思うのは、
いったい何から守ってくれているのだろう?

川沿いに舟で行くと子供たちも、
人々も最初はちょっと
緊張したような顔で見るが、
MCLであることがわかると、
大喜びで手をふってくれる!
下は奨学生たちもいる小学校、
子供たちもMCLを知っている。

対岸はARMMイスラム自治区で、
同行した福祉局の職員たちも緊張気味だが、
そこにもMCLの建てた
保育所もあり、奨学生もいて、
人々が手をふるのであっけにとられている。

MCLは、政府も反政府も関係なく、
貧しく困難な状況にある子供たちの所なら、
どこにでも行く・・・

右は手の不自由な奨学生のポールくん。
大学で法律学を専攻し弁護士になる。

渡辺さんご夫婦、
ピーター ポールくん元気ですよ。
10月から、ノートルダム大学に復帰して
弁護士をめざして法律の勉強を続けます。

大変困難な状況から来た若者だけに、
いろいろと迷いもあったけれども、
一歩一歩しっかりと自分の人生を歩んでいく。
そうした成長の様子を見ていくのも、
この仕事の楽しみの一つだろう。



tv31
保育所の開所式
今回はスタッフが
読み聞かせをした



かつて奨学生で、大学で
マスコミュニケーションを学んだアルベルト君。
京都暁星高校の皆さん
彼も元気で活躍しています。
ラジオ局の経験の後に、
MCLにもどってきて今は役員もしています。

見事に、
「三びきのやぎの がらがらどん」を語ります。

日本のみなさん、
日本語の絵本も送ってください!
読めなくても自分でお話を作って、
絵を見て語ることが出来る、
想像力豊かな子供たちだということが、
わかってきました。

保育所のサイン式



中本山實相院
発菩提心の会の
サンタクロースの皆さん



トトロの奥様

10月の季刊誌に同封して、
写真をお送りします。




tv32
この地域は戦闘が
絶えないだけではなく
本当に貧しい。


10月には、本格的な戦争が、
この地域で起こると言われている。

戦争だけは、起こして欲しくない。


何よりも子供たちが、かわいそうだ。

もしも、
こうした子供たちと日常的に出会い、

長年にわたって
関係を持つことが無かったなら、

戦争勃発に対してこれほど神経質になり、
トラウマ状態になったりはしないだろう。

我が子のように愛する子供たちが、
半年から一年近く、
避難民生活を余儀なくされ、

表情も失われていく過程を
見ているがゆえに、

極度の悲しみから、
トラウマが起こりはじめる。



tv33
イスラムの
ブアラン小学校の
卒業式


学校建設もした
イスラム地域ブアランの小学校の卒業式。

ここは12年かかって、
初めての卒業生を一昨年出した。

と言うことは6年間も子供たちは、

戦闘で避難民状態が続き
卒業できなかったと言う事なのだ。
先年は息子の陽が開校初の卒業式に出た。
下はその時の記録です。
平和構築と
学校建築
 
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今年はスタッフでマノボ族のアルベルトが、
卒業記念講演に招かれて、

マノボ族からのメッセージを伝えた。
彼もMCLの奨学生で、
大学でマスコミニケーションを学んだ。


この小学校にもMCLの子供たち
(うちの子たち、と呼んでいる)
が30名近くいる。

クリスチャンとイスラムと断絶していたのだが、
MCLとIMT国際停戦監視団の協力で、
両者が30年ぶりに和解し
同じ学校に通っている。

その事は、前にも書いたが、
先日の朝日新聞でも記事になったようだ。


tv34
拓くん訪問記

吉田拓郎から父親がとって
名前を拓也にしたという。
みんなの前で吉田拓郎の歌を歌ってくれた。

学校を出て自衛隊に入り、
今はそこを出て世界を旅している。
ひとりで、中国からチベットをぬけて
インドへも行った。

中国の印象を聞くと、
いろいろと興味深く語ってくれた。

実際に旅をした人の話は、
マスコミや学問だけの報告とはことなり、
中国人に対する偏見もなく、
むしろ敬意を感じさせた。

感情的に中国敵対をあおっている、
口先だけの言葉とは違う。

こういう若者たちが日本にまだいることに、
救いを感じた。

自分の目で見て偏見無く、
物事を判断して、
事実と真実をつかんでいこうとしている。


tv35
イスラム
反政府地域である
リグアサン湿原地帯へ


イスラム地域のリグアサン湿原にも行った。
現在は、戦闘が起きていて、
とても入れない地域だ。


さすがに世界を旅しているので、
もちろん、

イスラム教徒に対する偏見もない。


湿原の村々をまわって奨学生に渡す、

バッグと学用品を子どもたちに配った。


こうした地域の子どもたちは、

バッグも学用品も買うことが出来ない。


拓君からのメー

電気のないという
現代では希な状況のなかでの
キアタオでの生活は貴重な体験でした。 

村に至るまでの風景も
村の丘からの風景も絶景で、
しかも村自体はとてもよく整備されていて、

綺麗だったので、
表向きには貧しい村だとは
あまり思えませんでした。 
本当にありがとうございました! 
是非また尋ねさせてください。 

明日からタイに行き、
インドビザを取得しそれからインドに
向かうことにします。


tv36
イスラム地域に
杉の子幼稚園寄贈の
保育所が出来た
 
杉の子幼稚園


保育園の建設は、
ピキット市の福祉局からきた依頼だ。
依頼理由は、政府が、
「小学校入学前に幼稚園で少なくとも
ABCと計算を学ばなくては、
小学校には入学させない」
という新し制度を作った事にあるという。

幼稚園は文科省の系列で小学校に併設される。
しかし、貧困地域では小学校に行くのにも、
ジャングルの中を3時間ぐらい
歩かなければならない。

幼い子どもたちではとても通えない。
そこで、へんぴな集落の場合は、
福祉局の下で運営される
保育所でも良いことになった。

ところが貧しい村では、
とても保育所を建てる予算がない。
そこで、仕方なく木下で勉強しているという。

そこで、福祉局のグレイスさん達から、
「スタンダードだと大きくて高額になるけれど、
土台がブロックでさえあれば、
小さくて竹壁の簡易保育所でも良いので、
建てられませんか・・・」という話が来た。
そこで、
「日本の方々に聞いてみます!」
と答えて始めたのが保育所建設支援です。

こうして、保育所建設が始まった。
ミンダナオ子ども図書館は、
貧しい中でも最も大変な集落と
関連をもって行動している。
すでに、70棟以上を建てた。

保育所と言っても日本のように、
子どもを預かる場所ではなく、
子どもたちにABCを午前と午後に、
2時間ほど教える学習場所なのだ。

ただ、最後の問題は、
村に少なくとも日本でいう
中学校(現地ではジュニアハイスクール)
を卒業した若者がいるかどうかだ!

中学を卒業していないと先生になれない!
しかし、山の村では
小学校を卒業するのも難しい。

そのようなわけで、
そのような地域から奨学生を採用して、
高校や大学を卒業して
故郷の保育士になっている奨学生も多い。

給与は村で支払われて
日本円で月に6000円ぐらい。
でも、彼らにとってふる里は、
思い出もいっぱいあってとってもたいせつ!
故郷のために尽くしたい!


tv37
その後2015年から
簡易保育所ではだめで

大きくてドアが二つあり、
外に二つのトイレがある
スタンダードのみ政府の認可が
得られることになり、

簡易保育所は40万から建てられたのですが、
現在は、資材の値上がりもあり、
竹壁と土台コンクリートで90万円
総コンクリートで130円になってしまった。
貧困層は、教育も受けられず
ますます貧困に!

格差ばかりが広がる社会。
貧困地域の現実を知らない人々は言う。
「資材費だけを村に落とせばいいんだから、
そんなにかかりませんよ!」
しかし、集落にお金を持って渡すと
紛失されたりするので、

ミンダナオ子ども図書館の場合は、
資材の購入から
山奥や湿地帯への車や舟の手配、
ガソリン代から建設労働者の費用まで、

MCLスタッフが全てを仕切って
完成までもっていった後に、
引き渡しのサイン式を行います。

MCLの保育所は、
最後に机からイス黒板まで寄贈します。
プラスティックのイスは、
壊れたら現地では修復できないので、
木や竹のイスや机。

さらにその後も開所式には読み語りもして
村から不幸な子を奨学生に採用し
長いお付き合いが始まります。

ただ10年以上たつ保育所も多く、
契約サインでは建設後の修復は、
村の責任になっているのですが、
貧困村では経費も出せず、

ボロボロのまま使われていて、
子どもたちのことを考えると放っておけず、
予算が大変だけれど、
少しづつ修復を始めていきます。

今後の事ですが、来年の2021年には、
妻と私もミンダナオ子ども図書館に戻り
おそらく生涯ミンダナオを中心に
活動を続けていきます。
以下をクリックしてださい!
日本での5年と 今後のMCL
もどったら、活動の一つとして、
すべての保育所を
私自身目で状況をチェックして、
山の集落が住民不在で子どもがいなくなって
閉鎖してしまった保育所は、
放棄せざるを得ないにしても、

数人でも子どもが学んでいる保育所は、
土台や壁や屋根を予算が許す範囲で
少しずつ修復していく予定です。

すでに修復には、
日本から来た若者も参加したりして、
国際交流を深めています。
今後も状況は随時報告していきます。
以下は、2019年の記録映像です!
日本の若者たちと 保育所修復も行った ビデオ記録映像へGO!
Go!

山の下宿小屋に泊まった翌日
MCLで建てた保育所の
修理をしに山道を登っていった。

これが先住民の子どもたちが、

学校に通う道なんだ!

小さな子では、あんな遠くまで通えない!


だから、ここに
MCLで保育所を建てたんだね!



杉の子幼稚園の寄贈の保育所が

コタバト市の近くに完成


イスラム地域で子どもたちの人数も多い。
杉の子幼稚園

開所式には、
北コタバト州のDSWDの所長さんも
直々に出席されて、
多くの子どもたちとともに祝った。 

杉の子幼稚園の皆さん!
園長先生をはじめとする先生方ありがとう!
いつかいらしてください。
杉の子幼稚園

正式なサインをともなう、

開所式の後、

MCLの若者たちが、
イスラムの奨学生を中心にして、
読み語りをした。


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立正佼成会
平和基金からの寄贈で
MCLの舟が出来た


こちらは、
洪水支援の一環として行われたパンボート。

立正佼成会平和基金からの寄贈で、
舟を作りエンジンをいれた。

これで、洪水があっても
早急に救援に向かえるし、
湿原地域における保育所建設への資材運び、

若者たちとともに行く読み聞かせ、

湿原の村に学用品をとどけたり出来る。
今までレンタルしてきたが、
経費の削減にも大きく役立つ。

このリグアサン地域の出身で、
舟に乗り慣れているはずの
スタッフのアミン君が滑って川に落ちた?

実は、民希さんが舟に乗るのを
手伝っているときに、
民希さんが滑りそうになって助けた瞬間、
自分が川に落ちてしまった!


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学用品の支給が
始まった


MCLのスタッフたち、
そのほとんどは卒業生たちだ。

小学生たちにわたす、
MCLのロゴが入っているバックパック。
緑と黒と赤はミンダナオの森と大地、
そして太陽をあらわしている。

そのなかに学用品をいれて小学校にとどける。
日本の感覚では、
携帯か何かで先生に連絡して、
会う約束と時間を決めて、
車でスーーっと持っていくだけの、
簡単な仕事のように思えるだろう。
ところが実は、
これがけっこう大変な仕事なのだ。

何が大変かというと、
辺境の地にある学校の場合、
携帯の電波が届いているわけがなく、
先生に連絡ができない。電話もない。

さらに、
現地までの道のりが半端ではない。

山道を何時間もかけて
4WDで登っていくだけではなく、
リグアサン湿原のように
舟でしか行けない場所もある。

着いたのは良いけれど、
学用品をとどけるだけではなく、

ひとりひとりの子どもたちの状況を確認して、
支援者へのプロフィール写真を
撮影しなければならない。

子どもたちは、お礼の手紙を書く。
字の書けない子の場合は、絵手紙を描く。

しかし、事前に連絡をつけられないために、
当日、学校に来ていない子もいる。

その場合は、状況を聞いてから、
本人の自宅を訪れなければならない。

学校までは、なんとか来るまで行けても、
本人の自宅はさらに山の中・・・

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リグアサン湿原地帯へも
学用品を届ける


こちらは、全く道というものがなく、
舟でしか到達できない。湿原地帯。

東南アジア最大の湿原と言われていて、

湿原の中には沢山の僻村が広がり、
4000世帯以上の人々が住んでいるという。

彼らのおもな仕事は、
小さな舟で魚をとる漁師さんたち。

湿地で、毎年数回の洪水に襲われる。
時には、水が屋根下にまで達する。

ミンダナオ子ども図書館でもいくたびとなく、
洪水支援を行ってきた場所。

しかし、洪水さえなければ、
湿地にトウモロコシなどを育てられるし、
土壌は豊かで、

魚も巨大な鯉や雷魚
そして、6メートルもあるウナギや
8メートルのワニもすんでいると言われている。

極貧であっても、なんとか食べていける。
自然豊かな湿原なのだ。

しかし、貧しくて大変なのは、
病気になった時と、

鉛筆も買えず学校に行きたくても
いけないこと。

和平構築のためもあり、
わたしたちはここからも多くの
奨学生を採用しており、

授業費と共に
学用品を支給している。

東南アジア最大の湿原地帯であるだけに、

奨学生たちに学用品を届けるだけでも、

パンボートと呼ばれる舟に乗って、
湿原地帯の集落を訪ね、

バックパックに詰めた学用品を届ける。

集落に着くと子どもたちに会い、
学用品を渡すと同時に、

子どもたちの状況を聞き、

とりわけ、戦争孤児など
親のいない子の場合は、
親戚に養われていたとしても、
食べていくのも大変な場合が多く、

代父母と話し合い、
場合によってはMCL本部に移って、

そこから近くの学校に通うことも相談する。
ミンダナオ子ども図書館に
住みたい子は非常に多い。

おお喜びする、
子どもたちや代父母の顔を見ると、
がんばらなくちゃ!

また、集落の人々と語り合い、
地域の状況も聞いて、
困ったことがないか調査する。


とりわけ医療は、薬も買えず、
高熱があって、
医師の診察が必要なケースも多く、

その場合は至急、
保護者といっしょに車に乗せて、
MCLの本部で泊まり、

翌日、病院で医師の検診を受け、
状況によってはすぐに入院させる。


tv41
保育所の
チェックと撮影


学用品の支給と同時に、
保育所の現状もチェックします。

2020年現在では、
すでに、建設後10年以上
たっている保育所も多くあり、

保育所の修理は、
村で行う規定なのですが、
極貧ゆえに行えず、

壁が穴だらけになっている
室内でかろうじて続けていたり、
個人の私有物になっていたり。

村人たちが村から去ってしまい、
保育所も使われない村もあり

来年2021年には、
5年間の日本滞在から引き上げて
MCLで活動していきますので、
松居友がすべてチェックして
修復していく予定です。

修理費がかかるのですが、
使い続けている子どもたちのことを考えると、
放っておくことはできません!



tv42
文化祭ムスリムデー

今年は、2月末の日曜日の学生総会
(高校大学の全奨学生が集まる)で、
恒例のムスリムデーを開催した。

イスラム教徒とキリスト教徒と先住民族、
ミンダナオを構成する
三つの文化宗教の若者たちが、
いっしょに生活をしている
ミンダナオ子ども図書館。

対立を無くし互いを理解し合い、
尊重し認め合いながら生活するためにも、
文化祭は、大事な相互理解の機会だと思う。

そんなMCLの基本理念を
具現化しているのが文化祭だ。
今年のテーマは、「葬儀」。
結婚式、通過儀礼、
病魔払い、出産儀礼などと同様に、
重要なコスモロジー(宇宙像)を秘めた儀式だ。

今年は、
日本から6名の若者たちが参加した。

「MCLに来て子供たちに会うと、
笑顔が満開になれる!」
というのは、ご本人たちの言葉。
茅野の支援者の湯沢さんの娘さんは、
子供の頃を中国で過ごした体験を持つ。

さらに下のお嬢さんたち。
学校や裁判所にこれから勤務のかたわら、
毎年?何とか暇を見つけて、
必ず、かーーならず!MCLに来るという。
この出会いが、今後どのように
発展していくか楽しみだ。

北野生涯教育振興会も
奨学生を支援してくださっている。
トヨタ、日産、ホンダなどの車の電気を
製造している会社の財団。
http://www.kitanozaidan.or.jp/ 

アジアでもタイや中国に工場を持ち、
その地の優秀な学生たちに、
奨学金を授与してきた。

ところがフィリピンには工場はなく、
MCLのような、成績よりも、
孤児や片親で極貧の子を優先する、
変わったスカラシップ?に、

光栄なことに初めて奨学金を
12名の大学生に出してくださることに・・・!

今回は都合により、
直前に訪問をキャンセルなされたが、
予定通り卒業と新規奨学生の授与式を行った。

スカラシップだけではなく、
下記に記事を載せたが、
毎年2つの保育所を寄付してくださっている。


tv43
イスラムの葬儀

拙著『沖縄の宇宙像』や
『火の神の懐にて』でも書いたのだが、
葬儀にはこの世を超えた
宇宙像が含まれている。

イスラム文化にもキリスト教文化にも、
ミンダナオでは、
もともと宗教が到来した以前の
先住民族の世界観が根強く生きているようだ。

今までは10年間、
おもに貧困の問題、戦闘の問題、
宗教や民族の違いの問題に、
実践的に取り組んでくる過程で
現地を理解するのが精一杯だったが、

これからは時間を見つけて、
以前行ってきたように、
文化の深層の宇宙像にも
目を向けていきたい。

死者の死を悲しむ。
この時点で死者の魂は、
体から離れているはずで、
どこにいるかが注視される。
頭はどちらの方向に?

真剣に見守る、
クリスチャンや先住民族の奨学生たち。

特別な、布にくるまれて、

墓に運ばれる。

衣を脱がされて、遺体に水がかけられる。

水は下に流れるスピリットで、
死と清めの儀式に必ず現れてくる。 

今回の葬儀は、MCLの奨学生で、
本物のオスタージュ(伝道師)の
若者が担当した。

死体には、
新たな白い布が着せられる。
この世と他界の区別が示されている。

死んだ霊はイスラムの場合は、
どのような過程を踏んで
どこへ行くのか興味深い。

墓の方向も気になるところだ。


死体を埋めるときに、
上から布で風を送っている。
風は魂と深い関係があると考えられる。

最後に、隅にたてられた棒の意味と、
方角なども調べる必要がある。

こうした葬儀などの深層を見ていくと、

以外とイスラム教徒もクリスチャンも
仏教徒も神道も、
深層でつながっているのがわかってくる。


tv44
イスラムの歌と踊り

まずはピキットのマギンダナオ族の子たちが、

マギンダナオ語で歌った。

そして、踊ってくれたのは、

ピキットのマギンダナオ族ではなく、

ダバオの海に張り出した貧困地域の、

タウスグ族の奨学生たち。

日本から来た若者たちにとっても、

またとない貴重な体験になった。



tv45
反政府武装勢力
和平に向け
「枠組み」合意


フィリピン、ミンダナオの
イスラム反政府勢力MILFが政府と、
和平に向けての枠組みで
合意したという非常に嬉しいニュースが
10月8日、日本を駆けめぐった。

ただ過去の経緯もふり返って現状を見ると、
とても楽観的にはなれない。
後年、この枠組みが崩壊して、
80万人の避難民が出る戦争が勃発!


とりあえず、「枠組み」が決まっただけで、
MILFと政府が土俵に登ったところであり、
これから交渉も本番にはいる。

それ以外にも不安な要素は多い。
国際停戦監視団の働きも、
ミンダナオ子ども図書館の
平和構築への活動もこれからが本番だ!


今回の平和構築活動で、
日本の果たした役割は大きい。
緒方貞子氏が、JICAに移籍してからの
日本政府、JICAとりわけ
IMT国際停戦監視団の働きは大きかった。

ミンダナオを発つ直前、
IMTの落合さんが突然MCLを訪れ
情勢について語った。
枠組み合意の可能性にも触れた。
落合さんご苦労様です!

今、JICAの本部にもどられ、
JICAオフィスもダバオからコタバトへ。
UNHCRも含めこれからが正念場でしょう。

ARMM地域を、今後どのように
取り込んでいくのか鉱物資源を含めて、

どのような取り組みを
国際資本に解放していくのか、
とりわけ貧富の格差の是正をどうすかなど、
課題は多い。

平和構築はようやく始まったばかりだ。
朝日新聞に、かなり詳しい記事が出た。
朝日新聞記事へ

他誌にも多くの記事が紹介されている。
非常に嬉しいニュースではあるものの、
平和交渉は、
緒に就いたばかりであるという事を
認識しなければならない。


今回の平和構築活動では、
日本も含めた国際的な動きと同時に、
ミンダナオ子ども図書館が、
10年間にわたって草の根で
動いてきた働きも、
小さくなかったと思います。

これは、何と言っても、
ミンダナオ子ども図書館の子供たちの働き。

現地のイスラム反政府地域から、
ピキット、ARMMを含んで
200名近くのスカラシップの
貧しい子供たちを採り、
数知れない読み語りを実行したのも彼ら。

もと奨学生で今スタッフは、
この地域に13棟の保育所を建設。
一棟の小学校(これは日本政府と協働)
一棟の初等小学校を建設している。
この地域で、MCLと言えば、
だれもが知っています。

そして、松居友一人で手が回らず、
不手際も多かったにもかかわらず、
MCLを支え続けて来られた
支援者の方々のお力だと思います。
10月25日の平和貢献賞は
もちろんこうした方々のお力!!!

ただ、後述しますが、
平和構築は緒に就いたばかりで、
これからが正念場です。
ご一緒に、頑張りましょう。



tv46
平和構築は、
緒に就いたばかりで、
今後も予断は許せない


朝日新聞
紛争40年、ミンダナオ和平へ合意、
自治政府樹立目指す

http://www.asahi.com/international/
update/1007/TKY201210070135.html

フィリピン南部ミンダナオ島で
10万人を超える死者を出し、
40年以上続くイスラム系住民らによる
武力紛争でアキノ大統領は7日、

闘争の中核組織
モロ・イスラム解放戦線(MILF)との間で、

自治政府の樹立による
恒久和平を目指すことで合意したと発表した。


大統領の任期が終わる2016年までに
ミンダナオ島のイスラム系住民が住む地域に
新たな自治政府をつくるための枠組みを
明記した文書に近く双方が署名する。

MILFは、分離独立要求を取り下げ、
武装闘争を停止することになる。
まず政府とMILFと国際機関の代表からなる、
「移行委員会」を設置し、
自治政府の権限など詳細を決める。
憲法改正や基本法の法整備をしたうえで、

16年の統一選挙後の運用開始を目指す。

MILFの兵力は公称約12万人、
政府推定約2万人と、

東南アジアで最大規模の武装勢力とされる。
本格的な武装解除は、
16年以降になる見通しだ。 


以上の記事で注意すべき点は、
恒久平和が実現したのではなく、
「目指す」ことで合意した点だ。
期限は、アキノ大統領の
任期が終わる2016年。
今後、4年以内に実現しなければ、
情勢は元の木阿弥にもどる。
MILFは、分離独立要求を取り下げ、
武装闘争を停止することになる。

本来MILFは、
ミンダナオの独立をかかげていた。
東ティモールが独立したときから、
キリスト教徒地域は独立させて、
イスラムが400年にわたって
独立を要求し続けているミンダナオは、
なぜ駄目なのか・・・。
これが、イスラム教徒のこの地域での
率直な気持ちだった。

こうした気持ちを、
根強く抱いている人々は、少なくない。
かつて、MNLFが政府との
合意にいたった時にも、
独立を目指す一派が、
分離してMILFを形成した。

MILFの勢力が無視できなくなった時点で、
今回政府側は、MILFと和平交渉をする
舞台に立つと言ったわけだが、

今回の合意に賛同できないグループが、
新たにMILFから分離して、
新規の独立闘争を始める可能性はある。
その最も有力なのがBIFFだ。
ロイターの記事には以下の記述が見える。


ロイター
http://jp.reuters.com/article/
topNews/idJPTYE89700U20121008

新しい枠組みでは新自治政府の名称を
「バンサモロ」自治政府とし、
徴税権などの権限や
天然資源の配分拡大のほか、
自治政府内の治安により
積極的な役割を担うとみられる。

島の反武装勢力が支配する地域は、

原油やガス、鉱石などの
天然資源が豊富で、
同島全体で計3120億ドル
(約24兆5000億円)相当の
鉱物資源があるとされる。

ただ、合意後にMILFから分派した、

バンサモロ・イスラム自由運動(BIFF)の
スポークスマンが、
独立を求めて戦いを継続すると、
発表するなど予断を許さない状況だ。


BIFF(BIFM)も含め、
あくまで独立を目指そうとするグループが、
どのように動くかが今後の焦点の一つだろう。  
MILFが政府と交渉に入るのとは別に、
新たなグループが独立を目指して、
活動を開始する可能性も高い。

この点を産経ニュースはこう指摘している。

産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/world/news/
121007/asi12100715470001-n2.htm

だが、不透明な点や課題は多い。
一例を挙げれば、ミンダナオ島の豊富な
石油や天然ガスの開発権などを、
中央政府が新自治政府に、
一部移譲するか否かという問題がある。
MILFの軍への編入、
武装解除の行方も不明だ。

モロ・イスラム解放戦線(MILF) 
フィリピン南部ミンダナオ島の
反政府武装勢力。
政府との和平へと向かう。
「モロ民族解放戦線」(MNLF)に
反発する分子が1970年代に分派し、
84年に結成された。


活動拠点の「キャンプ・アブバカル」には、
ジェマ・イスラミア(JI)や
国際テロ組織アルカーイダ系の
訓練キャンプもあったとされる。
97年から政府との和平交渉を始め、
決裂と戦闘を繰り返していた。


今回の交渉のテーマは、いくつかあり、 
表向きのテーマは、独立自治区の拡大だ。
独立自治区の拡大の背後には、
リグアサン湿原の
膨大な石油と天然ガス資源の
利権をどこが握るかという、
非常に具体的な問題が隠れている。

MILF側としては、
ARMMも含んだ全権を握ることだろうし、
政府側は、半々でどうかと言っている。
こうした石油や鉱物資源、また農業資源
とりわけプランテーションの背景には、
大土地所有者の利権が絡んでいる。

しかも、その背後には
国際的な資本もからんでいる。
ミンダナオのイスラム地域も、
国際的な資本の拡大により、
現地での貧富の格差が、
他のミンダナオどうように
拡大するとしたならば、

今後も、
あらゆる形での戦闘が起こり続けるだろう。
未だに、NPA(新人民軍)との戦闘が、
ミンダナオ、あるいは
フィリピン全域で起こっているように。
その点は、日経新聞が指摘している。


日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/
DGXNASGM0700C_X01C12A0FF2000/

ただ、ミンダナオにはMILFだけでなく、
共産系反政府組織である
新人民軍(NPA)や、
アルカイダとの関連が指摘される
過激派組織アブサヤフも存在する。
11年には住友金属鉱山系の鉱山を
NPAが一時占拠する事件も発生。
日本企業の進出には、
比政府がこうした勢力を抑えて、
治安を強化することが、条件になりそうだ。


戦争の問題は、貧困の問題とつながっている。
根本的に貧困の問題が解決されない限り、
戦争はこの地で、
起こり続けるような気がしてならない。

平和への一歩は、また緒に就いたばかりだ、
ミンダナオ子ども図書館は、
貧しい子供たちを救済し支援し、
読み語りを実行して、

宗教や種族を超えて
生きるすばらしさを体験させ、
貧しい子供たちを学校に行かせ続けます・・・。
皆さん、頑張りましょう。



tv47
ミンダナオの和平への
合意に関しての
分析を掲載


ミンダナオの平和構築の状況に関して、
季刊誌『ミンダナオの風』で
より詳しく分析してみました。
季刊誌は、本来は寄付をくださった方々に、
年5回ミンダナオから発送しているのですが、
現在、新聞諸紙でも、
ミンダナオの状況が取り上げられており、
今後の日本の在り方とも、
深く関係している部分も多いと思い、
今回は、特別にサイト上で
読めるようにしました。

季刊誌『ミンダナオの風』へGO!

内容の一部紹介
(前略)
本来MILFは、ミンダナオ島全体の
分離独立をかかげていた。
さすがに、それは私にも
非現実的に思えたものだが、
それが駄目でも
ミンダナオの少なくとも自治州は、
フィリピン政府から独立した
国家となるべきだというのが主張だった。

東ティモールが独立したときから、
キリスト教徒地域は
国際支援で独立させて、
イスラムが400年にわたって
独立を要求し続けているミンダナオは、
なぜ駄目なのか・・・。
a
これが、インドネシアなどを含む、
イスラム教徒の率直な気持ちだったからだ。
ジェマイスラミアをはじめとして、
こうした気持ちを、
根強く抱いている人々は、
今も末端にいたるまで少なくない。
後略)


tv48
第3回自由都市・堺
平和貢献賞をMCLも
受賞しました!

大賞がお二人、奨励賞が一人です
http://www.city.sakai.lg.jp/city/info/
_jinkenbu/heiwa_jyusyo3.html#shore


大賞
Daw Aung San Suu Kyi
アウンサンスーチー氏

1945年6月19日ヤンゴン市
(旧ラングーン)生まれ。
ミャンマー連邦共和国在住。
国民民主連盟中央執行委員会議長

贈賞理由
同氏は、ビルマ(ミャンマー)の民主化運動を
阻止しようとする軍事政権の圧力により、
1989年から長年にわたり、

軟禁生活を強いられるという逆境にも屈せず、
自国の民主化、平和尊重に尽力してきました。
2010年11月、同氏は解放され、

本年、同国において選挙が行われるなど、
今後、同国の民主化への道筋の中で、

重要な役割を果たすことが期待されています。
同国の民主化は、同国の人々の

基本的な自由・権利の確保のみならず、
アジア地域全体の平和・安定にも

寄与するものと考えられます。

台湾赤十字組織

1904年3月、上海万国紅十字会として設立、
1933年、中華民国紅十字会と改称しました。
1949年、同団体は台湾に移り、
1954年、台湾における法に基づく
唯一の民間団体として、
現在も各国の赤十字と交流し、
国内外の人道支援に尽力されています。

2011年3月11日に発生した
東日本大震災においては、
同団体は、
台湾の人々から寄せられた支援金から、
ただちに約13億円を日本に送金、
さらに約4億円を追加し、
合わせて約17億円が日本赤十字社を通じて
被災地の緊急復旧作業の
支援に充てられました。(後略)


贈賞理由
東日本大震災は、
各地にかつてない甚大な被害をもたらし、
今も避難生活を余議なくされる方も多く、
復興にはまだ多くの時間が必要な状況です。
そのような中、我が国に対し、

多くの国・地域から支援が寄せられました。
とりわけ台湾の人々からも、

同団体を通じて多大な支援をいただき、
その規模はアジアの国や
地域の中で最大のものでした。

特に、同団体は、

救援金を被災地の実情に即した
きめ細かな支援に充てるため、
被災市町及び日本赤十字社と連携し、

継続的な取り組みを続けています。
これら同団体の活動は、

被災地の復興はもちろんのこと、
今後の日台関係の発展、
及び広くアジア太平洋地域の
平和・安定の構築に

大きく寄与するものと高く評価します。

驚いたのは、壇上で
台湾赤十字社の代表が
おっしゃったことです!


「私たちが
今回いただいた受賞金は、
全てミンダナオ子ども図書館に
寄付いたします!」

その寄付金で
子どもたちが食べられるように
水田を購入しました!

そして、MCLを
訪れてくださいました!!!


写真の車は、
その後、台湾赤十字社が


MCLに寄贈して
くださったものです。


ミンダナオ子ども図書館
は奨励賞を
いただきました!


奨励賞
松居 友(まつい とも)氏
受賞者紹介

1953年3月2日東京生まれ。
フィリピン キダパワン市在住。
児童文学者、
ミンダナオ子ども図書館館長。


フィリピンでは、第二次世界大戦後、
南部のミンダナオ島で
独自の文化・社会を築いてきた
モロ(イスラム教徒となった先住民族の総称)と
政府の対立が先鋭化し、

1970年には
民族自決を掲げるモロのゲリラと
政府軍との戦闘がはじまり、
多くの犠牲者や避難民が生まれました。 

2003年には停戦合意がなされ、
断続的に和平交渉が続いてきましたが、
現在も不安定な状態が続いています。

2000年に偶然、
ミンダナオ島を訪問した同氏は、
紛争により難民となり、
貧困により疲弊した子どもたちが、
笑みどころか表情を失っている光景を見て、

この子どもたちを救いたい、
という強い思いから、島に残り、
絵本の読み聞かせ活動を始めました。

2003年には、さらに活動を拡大するため
「ミンダナオ子ども図書館」を設立し、
小学校や保育所建設、
医療支援、奨学金の付与なども行っています。

現在も同図書館には、
貧困等で自宅からの通学が困難な、
言葉も宗教も違う約100人の
子どもたちが共同生活しており、

同図書館はこれまでに、
同図書館に居住する子どもたちも含め、
さまざまな事情を抱え、
学校に通うことが困難な約630人の
子どもたちに奨学金を付与してきました。

近年は、日本の不登校やひきこもり等の
課題のある青年たちを招き、
子どもたちへの支援とフィリピンの
子どもたちとの交流を通じて、
生きる力をつけるための
活動も行っています。



贈賞理由

宗教、民族間の争いが続くフィリピン、
ミンダナオには、貧困のため、
十分な教育、医療を受けることが
できない多数の子どもたちがいます。

同氏は、道路も十分整備されていない

山岳地帯などの村を訪ね、
絵本の読み聞かせ活動を通じ、
子どもたちが、自身の文化や民族の誇りを

再認識する支援をするとともに、
訪問の際、医療が必要な子どもたちへの
きめ細かな支援を行っています。

また同氏は、言葉や宗教の違う子どもたちが、

互いの文化を知り、
違いを認め合い共同生活する
同図書館運営などの中において、
一貫して民族、宗教の違いからくる

対立の解消への取り組みを進めています。

同氏のこれらの取り組みは、
個人の尊厳の回復、

同島における民族和解を促進し、
多様性を認め合う
社会の実現に
大きく寄与するものと評価します。



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現地日本人スタッフによる、
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松居友による活動報告および
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クレジットカードによる寄付が可能になりました!
サイトは保護されています、
個人情報が流出することはありません!


スカラシップの一括支払いも可能です!

毎回振込後に、宮木梓からお礼のメールとが届きます!
奨学金は物価高騰もあり、2021年より以下に変更いたしました。
一年間、小学校42000円、中高60000円、大学72000円

卒業後も支援額を変更して継続、別の子を紹介希望、終了希望は、
通信欄かメールで宮木梓宛に、寄付の内容や要望をお書きいただければ、
宮木梓が、対応いたします。
メールが難しい方は、日本事務局に携帯かお電話で対応いたします。
 
郵便局、銀行またはコンビニ、ATM、ネット振込は以下です!  
基本は、自由寄付です。振り込まれた方には、隔月に機関誌をお送りします。 
郵便局からの振り込み
自由寄付、スカラシップ里親支援等
郵便振替口座番号 00100 0 18057
口座名:ミンダナオ子ども図書館

ミンダナオ子ども図書館 支援方法
銀行またはATM
インターネットでの振り込みは以下へ

銀行名 
ゆうちょ銀行 金融機関コード 9900
店番 
019  預金種目 当座
店名:
〇一九店ゼロイチキユウ店
口座番号 
0018057
口座名:
ミンダナオ子ども図書館
 振込を確認しましたら、子どもたちの写真または絵が描かれたお礼ハガキを現地からお送りしています!
領収書等が必要な方は、宮木梓までご連絡ください。
現地日本人スタッフ宮木 梓  mclmindanao@gmail.com
日本事務局 前田容子 FAX:0743 74 6465 携帯電話:090 5091 7514
ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!


主要な目次を集めました!
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ミンダナオ子ども図書館だより 宮木あずさ制作
現地日本人スタッフによる、
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ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
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ほくの少年時代と思春期から
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地震の悲しみでお父さんが
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地震避難民の救済と読み語り
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イスラム避難民の救済支援
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イスラム湿原に保育所を建てた
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土地を追われるマノボ族
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サンタマリアの海辺で遊ぶ子ども
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原住民の文化祭
戦争と平和
戦争と平和
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洪水と植林活動
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平和構築と学校建設
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ミンダナオ子ども図書館の日常
総合活動報告の 記録映像
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