クリスチャンとムスリムが 対立してきた村だが、 今は友情が・・・ |
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vs1 父親が居ない 子の調査 ![]() 現地からの依頼を受けて 調査に行った子の父親は、 殺されていて、 ![]() 子どもたちは プランテーションのはずれで、 母親と祖母と共に、 極貧の生活を送っていた。 ![]() 家ともいえないような 狭いところに、 兄弟をふくめて5人ほどで 寝泊まりしている。 ![]() 調査をした後に、 ふたりとも、 奨学生に採用した。 ![]() まだ、 支援者が見つかっていない子たちが、 200名以上も居るのに・・・。 ![]() 見てしまったからには、 どうしても、 放っておけない。 ![]() とりあえず 自分の私費をつぎ込んで、 80万あるかなあ? この場をしのいでいくしかなさそうだ。 ![]() vs2 奨学生候補の子の 調査はつづく ![]() さまざまな所から口コミで、 時には親が殺害されたり。 家庭が崩壊して、 困窮している子の話が入ってくる。 ![]() 時には アビューズだったり・・・ 放置だったり・・・ ![]() そのまま 放っておくことが どうしても出来ないので、 ![]() 本部で出会っていても、 かならず実家をたずねて 家庭調査を始める。 ![]() 車が入れないので、 徒歩で向かう事も多い。 あっ! ようやく家が見つかった! ![]() ![]() まだ支援者が、 見つかっていない子も 多いのだけれど、 放っておけないので受け入れて、 ![]() 保護するためにも 奨学生に採用して 学校に行かせてあげる。 ![]() 特に、 現地に置いておけない子は、 本人が望めば MCLに住むこともできる。 ![]() 支援者の無い子は、 自由寄付を充てているが、 採用した後、 ため息がいつも出る。 ![]() ![]() 「経済的に大変なのに また背負い込んだな。」 ![]() ミンダナオ子ども図書館の スカラシップや里子支援は、 「学校に行きたい!」 という思いがあれば、 ![]() 成績や学歴よりも 孤児や母子家庭や極貧など、 厳しい境遇の子を優先しています。 ![]() 日本の中高生の年齢に 達している子でも、 保護を目的として、 本人が望めば小学生で採用します。
少しでも幸せな人生を 将来も送ってもらうこと! ![]() まずは以下をクリックして 支援方法のサイトを 読まれることをお勧めします。 ![]() ![]() ボランティアスタッフをしてくれた 佐藤栄亮くんも 支援してくれた。 ![]() vs3 キアタウ村で 5泊した若者たち ![]() 日本の若者たちの未来を考えて、 MCLでの 若者の滞在も考慮した 企画を立てることを始めた。 ![]() MCL内だけでは 体験も限られるし、 それよりもっと 現地の人々のなかにも入って行って! ![]() 仕事もかねて コミュニティーのなかで! 子どもたちとの本当の出会いと、 彼らの生活とを体験させてあげたい! ![]() 今までは、 現地の子どもたちの事だけを 考えてやってきたが、 ![]() 閉塞的な世界に 引きこもっているかのような、 日本の若者たちが世界を知り、 実際に体験し、 ![]() 喜びと希望を持って、 未来に 一歩踏み出せるような、 ![]() そんな場を、 現地の子どもたちや人々と 一緒に作っていく 必要があると思いはじめた。 ![]() 特にフィリピンは日本の隣国だ。 隣の人を自分のように愛せずに、 どうして世界で生きて行けよう! ![]() vs4 訪問者が書いた 体験記録(1) 同志社大学 経済学部 2年 ![]() ![]() この度は学生団体 Novel Standardの活動に、 協力してくださいまして ありがとうございます。 ![]() 個人として 日本にいては体験できない、 また海外に旅行するだけでは 体験することができない、 ![]() 素晴らしい体験を することができました。 これは人生の宝物となりました。 ![]() キアタウの方と 信頼関係を築いてこられた MCLの努力に、 感謝の気持ちでいっぱいです。 ![]() 子どもたちの笑顔を たくさん見ることができ、 とても幸せでした。 ![]() 子どもたちに ここに帰ってくると約束して、 と言われる前から、 帰ってこないといけないなと思い、 ![]() 義務ではなく、 自分が会いにいきたいと 思わせてくれる人に出会えました。 ![]() これもMCLが、 僕たちの間に 入ってくださったからだと思います。 本当にありがとうございます。 ![]() 最後になりましたが、 案内をしてくださった 松居友様、 ![]() フィリピンでの活動を サポートしてくださった スタッフの皆さま、 そして子どもたちに感謝申し上げます。 ![]() ありがとうございました! ![]() 電気も無い マノボ族の村キアタウ。 そこの村の普通の家で、 家族と一緒に生活する体験。 ![]() 泊まる家にも、 必ずスタッフが一人つくものの、 一人一軒、 貴重な体験だ! ![]() ![]() vs5 訪問者が書いた 体験記録(2) 同志社大学 商学部 2年 ![]() 日本へ帰国して まだ1週間も経っていませんが、 ![]() 既にまたフィリピンへ赴き、 MCLの子ども達や、 キアタウの人々と再開したい、 という気持ちでいっぱいです。 ![]() ![]() 自然や子どもが好きな僕にとって、 ここでの生活は、 とても印象的で 有意義なものとなりました。 ![]() ![]() 僕にとって今回が 初渡航ということもあり、 ![]() 文化や言語の違い、 治安等の面で 相当な不安を抱えていました。 ![]() しかし、MCLさんの協力により、 抱えていた不安が解消され、 日本では決して 体験することが出来ないような、 ![]() ![]() 貴重な体験を することが出来ました。 ![]() また、 その体験を通じて、 様々な人々と交流することができ、 ![]() それが僕にとって、 今回一番の 大きな財産となりました。 ![]() 一週間という短い間でしたが、 親切にサポートして頂き ありがとうございました。 ![]() vs6 訪問者が書いた 体験記録(3) 誕生日の夜明け前の ハラナ(祝福) ![]() 関西大学 商学部 2年 ![]() 約1週間、 MCLには大変お世話になり、 非常に貴重な体験を させて頂きました。 ![]() MCLには 3度目の訪問となりましたが、 今回は初めてキアタウに行き、 それも5泊させていただきました。 ![]() 数か月ほど前から 松居さんと直接 メールで打ち合わせをさせて頂き、 ![]() キアタウでのゴムの植林、 ![]() ケロハスでの 古着の配布と様々な活動を することができました。 ![]() 3度目の訪問となった MCLでは、 子どもたちに再び会うことができ、 幸せでした。 ![]() 初のキアタウでは、 夜は予想以上に冷えますが、 それを感じさせない ホットな村の方々に迎えて頂きました。 ![]() 子どもたちも無邪気で、 よく遊んでくれました。 ![]() 2日間に渡っておこなった、 ゴムの植林でしたが、 ![]() 私たち日本人は、 足手まといになるだけ。 ![]() 村の方々も、 私たちを常に 心配されながらの作業でした。 ![]() 「魚を与えるのではなく 魚の釣り方を教えよ」と言いますが、 ![]() まさに我々側の 傲りに満ちた言葉だと思いました。 ![]() 何でも 彼らの方がよく知っていることを 実感しました。 ![]() また私は、 キアタウで忘れがたい 幸せな20歳の誕生日を 迎える事が出来ました。 ![]() ![]() 他にも植林の体験や、 ![]() ![]() 子どもたちへの 古着の配布! ![]() どれをとっても、 この1週間は、 私にとって生涯忘れられない 記憶となりました。 ![]() MCLのスタッフの皆様には、 感謝してもしつくせない 思いであります。 ![]() MCLにはまた、 再び訪れたいと思っています。 ありがとうございました! ![]() ![]() こんな感動的な誕生日 今までに経験したかなあ! ![]() vs7 ミンダナオの習慣 ハラナについて ![]() ミンダナオでは、 ハラナという習慣があり、 ![]() 夜明け前に、 誕生日の人の家の前に集まって、 お祝いの歌をうたい、 ![]() ![]() 祝福の言葉を述べる。 ![]() ミンダナオ子ども図書館では、 親のいない子がほとんどで 誕生日は寂しい日。 ![]() そこで、 必ず夜明け前にその子の部屋や 家の前にあつまってハラナを行う! ![]() ![]() 祝福を受けた子は、 大喜びで泣き出す! ![]() クリスマスは イエスの誕生日で、 お祝いの飾り付けは 9月から始まり、 ![]() クリスマスの前の一週間は、 毎朝、夜明け前に教会に集まって ミサを行って歌う! これも、ハラナ? ![]() vs8 訪問者が書いた 体験記録(3) 翌二日は、 村人とゴムの苗を植えた ![]() 日本の若者たちが、 現地の若者や村人たちと 一緒にゴムの苗を植えた。 ![]() 同志社大学 グローバル 地域文化学部 1年 ![]() キアタウ村での植林など、 ![]() 私達のために、 様々なことを 計画してくださった松居さん。 ![]() ![]() 言葉も全く通じないキアタウ村で、 困っている私達を、 いつも助けてくれて、 本当にお世話になったスタッフの方々、 ![]() ![]() そしてたくさんの 笑顔をくれた子どもたちに、 ![]() 感謝の言葉を 述べたいとおもいます。 ![]() ![]() 我々を受け入れていただき、 本当に ありがとうございました。 ![]() ![]() キアタウ村での生活は、 言葉の面などにおいて 本当に不安でした。 ![]() しかし、 現地スタッフの方々の通訳や 色々な説明により、 村の方々と交流を深められました。 ![]() ![]() キアタウ村では、 一生忘れられないような 経験をさせていただきました。 ![]() ![]() またいつの日か、 子ども達とも約束したように、 ![]() ![]() MCLに戻らさせて いただきたいとおもいます。 ![]() ![]() その時は、 どうぞよろしく、お願いたします。 ![]() ![]() vs9 訪問者が書いた 体験記録(4) 同志社大学グローバル 地域文化学部 1年 ![]() 先日は、貴重な体験を ご提供いただき、 ![]() ![]() 誠にありがとうございました。 ![]() また、 ゴムの木の植林、 ![]() ![]() 古着の配布といった活動を 成し遂げることができ、 ![]() ![]() 学生団体としての 職務を果たすことができました。 ![]() 6日間付き添ってくれた スタッフの皆さんに、 感謝申し上げます。 ![]() vs10 この村には、 MCLの奨学生が たくさん居る ![]() ![]() 女の子たちは、 MCLで渡した、 支援者からの古着を着て、 ![]() ![]() 普段より ちょっとおしゃれして、 来ているな。 ![]() ![]() vs11 ケロハス村に 古着を届けた ![]() ![]() 若者たちはキアタウから さらに貧しいケロハス村に、 古着を届けた! ![]() ![]() 一つの村を拠点にして、 その近隣の さらに貧しい村々に、 ![]() ![]() 交流と支援の輪を 広げていく。 ![]() ![]() ケロハス村は、 キアタウから馬にのるか、 ![]() 急な斜面を 徒歩で行くしかない。 ![]() しかし、MCLでは、 ここからも、スカラーを採り、 ![]() ![]() 保育所も建てているので、 村人たちとは親しい。 ![]() vs12 最後にお別れの 読み語りをした! ![]() ![]() ![]() また、絶対に、 絶対に、帰ってきてね~! ![]() ![]() vs13 保育所調査を 継続 ![]() 保育所を 支援された方々に、 ![]() 保育所の現状を確認するために、 日本から来た若者たちと 山奥の集落を訪れた。 ![]() たった一つの保育所を 調査するだけでも、 車で数時間山岳道路を、 ![]() 時には、川を渡って行き。 そこから徒歩で、登っていって、 まる一日かかる。 ![]() ボランティアスタッフの 杉菜さんと史子さんが、 同行したが、 ![]() ![]() もうビックリ! ![]() こんな山奥にMCLは、 保育所を作っているんだ! ![]() ![]() vs14 2020年時点で、 MCLでは、 約70の保育所を 建てていますが、 2020年に執筆挿入 ![]() 福祉局と連携して依頼を受けてきた 保育所支援なのですが、 引き渡し時点で公の開所式を行い、 ![]() 「竹の壁やトタン屋根の修復そして維持は、 引き渡し後は、すべて村の責任にゆだねる」 と言う書類に、 ![]() 村長や保育士を含めて 公的なサインをして、 引き渡すのですが、 ![]() 極度の貧困地域であるが故に 行政の手もまわらず。 修復費も出せず。 ![]() 5年後ほどから、 痛みが激しくなっている保育所が、 増えてきました。 ![]() それでも、小学校に入るためには、 幼稚園か保育所でABCを勉強しなければ、 入学できない、 と言う規則を政府が作ったので、 ![]() 一生懸命、 勉強している子どもたちを見ると、 いたたまれず、 ![]() 今後、 ミンダナオ子ども図書館で 全保育所をチェックして、 ![]() 訪問した若者たちにも 協力してもらって、 一緒に集落を訪れて、 ![]() 竹壁の修復と 屋根や壁のペンキ塗りを ヒナイヒナイ バスタ カヌナイ ゆっくりゆっくり でも たえることなく 行っていくことにしました。 ![]() 皆さんの支援をたよりながら、 自由寄付も使って、 全保育所を、MCLでチェックして 補修を進めていきます。 ![]() 子どもたちの事を考えると、 MCLの力を継続させて、 完成後も保育所支援を していかなければならないと決心しました。 ![]() 2020年に訪問してきた若者たちが、 保育所補修も行った様子は、 以下のビデオでもご覧いただけます! 地震の悲しみで父さんが ![]() ![]() 2021年の春には、 松居友と妻と娘がミンダナオにもどります。 そして、再度自分の目で 全保育所をチェックして 本格的な補修活動を開始します。 ![]() それも集落の人々との 長いおつきあいの一つだと思います。 日本での5年と今後のMCL 2020年に執筆 ![]() ![]() vs15 アポックアポック村の 保育所は元気だった ![]() 聖マーガレット幼稚園の 皆さんありがとう!!! ![]() ここも何とか予算を計上して、 土台をピンクに、 劣化をふせぐためにも、 屋根をペンキで緑に塗る予定です。 ![]() ![]() 先生もしっかりしている。 ![]() ここから学校には 通えないほど遠いので、 小学校になると村の中心へ下宿する。 マノボ族の村。 ![]() 保育所の後ろが 大きな地滑りが起きていた。 ![]() 予期していなかった場所に、 大きな地滑り。 ![]() これは 山岳地域の大きな問題。 森林の伐採が原因。 ![]() 村人たちと相談し、 植林をすることに決定。 ![]() 斜面には竹を植え、 平坦地にはゴムの木を植える。 ![]() このような急斜面には 竹が一番良い。 植林支援を復旧にも当てていきます。 ![]() MCLの支援金の中から 労働費を出して、 村人たちとやっていきます。 ![]() 植林は、 あらゆるところで行っています。 ![]() 今後は、ゴムの木に加えて、 竹、マホガニー・ラワン なども植林予定です。 ![]() 確実に支援金は 植林の役にたっていますので ご心配なく。 ![]() ![]() 長期ボランティアの史子さん ![]() ボランティアスタッフの杉菜さん。 ![]() ![]() よろしくお願いします。 ![]() オモチャが無くても 子どもたちの遊ぶ力はすばらしい! ![]() ![]() 日本の若者たちが、 この村に泊まって、 滞在できるようにしたいと思う。 ![]() ![]() キアタウのように。 ![]() vs16 子どもたちに 古着や 靴をわたした ![]() ![]() 皆さんから送られてくる、 ![]() ![]() 古着や靴を、 活動地域に持って行って 届けています。 ![]() ![]() 無限に 必要とされています! ![]() 活動範囲が 広大なので・・・! ![]() kot 高校生で 初めての海外の琴美さん お別れ会で、 子どもたちが泣いた ![]() ![]() 17歳、 高校3年生の琴美さん。 ぼくのところに、 電話がかかってきた。 ![]() 「わたし、北海道の琴美です。 このあいだ、 テレビ「なぜここに日本人!」で見て、 どうしても、どうしても行きたくって!」 ![]() 「来ても良いけど、 初めての海外旅行でしょ。 お父さんお母さんには、もう話したの?」 ![]() 「まだです。 わたし、お父さんいないんです。 でも、これからお母さんに話します。」 ![]() 北海道から 初めての海外旅行。 しかもたった一人で! ![]() といっても、 看護婦でお忙しいお母様が、 いっしょに来られて、 一泊してもどられた・・・。 ![]() どうしても、 どうしても、 どうしても、 どうしても来たくって! ![]() 来て良かった! 友だちがたくさん出来たのが、 何よりもうれしい。 ![]() hoi ボランティアも手伝って 保育所建設も 進めた ![]() 保育所建設は、 厳選した資材の選択や注文 現地への移送。 ![]() ![]() 仕事人の給与、 完成にいたるまで、 ミンダナオ子ども図書館が 責任を持って行っている。 ![]() 資材や資金が盗られたり 横流しされたりしないように。 ![]() 下は、 スタッフのラメール君。 ![]() 17歳、 高校3年生の琴美さん、 北海道から一人で、 初めての海外。 ![]() ![]() どうしても、 どうしても、 ![]() どうしても、 どうしても来たくって! 来て良かった。 ![]() 友だちが たくさん出来たのが、 何よりもうれしい。 ![]() vs18 松居さん、 こんにちは! 鈴木琴美です。 昨日家につきました ![]() 家に帰ってからも、 何回も MCLで撮った写真を見たり、 ![]() 今頃みんな学校かなーとか、 ご飯の時間かなーとか 考えちゃって、 すごく寂しいです。 ![]() すんごく MCLに戻りたいです(*_*) ![]() 初めて 日本以外の国を、 自分の目で見て感じて、 ![]() 町も車も 匂いも生活も文化も、 全て日本と違うことにドキドキして、 見るもの見るもの興味を感じました。 ![]() 全部が忘れられない経験ですが、 1番頭の中に残ってるのが、 陽さんと何人かの子どもと、 クリスティーの家に行ったことです。 ![]() クリスティーが毎回毎回、 一緒に家行こうって、 言いに来てくれたことも うれしかったです。 ![]() クリスティーの家まで、 泥道を歩き、 川を渡り、バナナ農園を通り、 ![]() こんなとこに 家あるのかと思いました。 ![]() でも子供たちがすんごい楽しそうに、 ぎゃあぎゃあ騒ぎながら ジャンプしたり、 じゃれあったりして、 ![]() 歩いたり 走ったりしてるのを見て 私も楽しかったです。 たくましいなと思いました。 ![]() クリスティーの家族は、 初めて会った私に、 すごく優しくしてくれました。 ![]() 厳しい生活環境にいながら、 すごくあったかい 家族だなって感じました。 ![]() クリスティーの お姉ちゃんっぷりを、 見ることもできました。 ![]() クリスティーの家族たちだけでなく、 MCLの近くにいる人も、 アンティパスやマロンゴンにいる人、 みんなすごく優しくて、 あったかかったです。 ![]() 見知らぬ私にフルーツくれたり、 話しかけてくれたり、 笑いかけてくれたり、 すごいうれしかったです。 ![]() たくさんの人のあたたかさに、 触れることができました。 ![]() hk MCLの中も 楽しかった ![]() MCLの中も いっつも楽しかったです。 ![]() 他のビジターや スタッフに比べたら、 全然英語しゃべれなくて 最初話すのが怖かったけど、 ![]() どんどん話してくうちに、 お腹痛くなるくらい 笑ったりずっと話してたり、 ![]() 会話力に乏しい私でも、 ここまで仲良くなれたと思って、 すごい楽しかったし うれしかったです。 ![]() 相手の言葉を聞こうって気持ちと、 言葉を伝えたいって気持ちと、 あと笑顔があれば、 なんとかコミュニケーション とれることがわかりました。 ![]() 大学にも行って、 1日だけラマダンも経験して、 ![]() 洗濯や子供たちと勉強したり、 家のペンキ塗りや車の中や外に あんなにぎゅうぎゅうに 乗るのも初めてだったし、 ![]() 書ききれないくらい たくさんのこと経験して、 感じることができました。 ほんとに行ってよかったなって、思います。 ![]() ビサヤ語や生活のことや フィリピンのことなど、 子供たちから いろんなことを教えてもらって、 ![]() わたしもちょっとは、 日本語とか 子供たちに教えたけど、 ![]() それ以上に、 教えてもらうことの方が多くて、 たくさんたくさん お世話になりました。 ![]() 友さんやエイプリンや陽さん、 スタッフの人やビジターの人にも、 たくさんお世話になりました。 ![]() 本当にありがとうございました。 またぜひ、 MCLに行きたいです。 ![]() 今の私の目標は、 大学生になったらMCLに泊まって、 キダパワンの USM大学に留学することです。 ![]() ビサヤ語や文化を学んでみたいと思ったし、 それ以上にもっとフィリピンの人たちと 話したり関わったりしてみたいなって、 思いました。 ![]() 長くなりましたが、 本当にお世話になりました。 ありがとうございました!! ![]() vs19 学校法人 雪見ヶ丘学園 井上幼稚園の園長 松尾琢二先生と 竹田先生が来られた ![]() ![]() 日本での講演会に うかがって知り合った、 愛知の井上幼稚園から、 ![]() 園長・松尾先生と ![]() 竹田先生が、 ![]() MCLを訪れられた。 ![]() ちょうどマノボ族の村に、 ゴムの木の植林をする日だったので、 ![]() 子どもたちと一緒に 植林に参加された。 ![]() vs20 ミンダナオ子ども図書館 の子どもたちと ゴムの木を 荷台に載せた ![]() ![]() ゴムの木の苗は、 種から、 ミンダナオ子ども図書館の子どもたちが、 ![]() 農業担当のスタッフと いっしょに育てていく。 ![]() 苗を購入すると経費がかかるし、 種から育てることによって、 子どもたちも農業の経験になる。 ![]() いつか、 ふる里に帰って植樹をして、 収入を確保できるようになって欲しい。 ![]() 農業と文化は、 これからのMCLの大きな課題だ! ![]() vs21 食事も子どもたちと 薪で料理し、 一緒に食べる ![]() ![]() 井上幼稚園は、 自然体験を大切に 子育てを考えていらっしゃるので、 ![]() さすがに先生も、 こうした場所で あっという間に適応される。 ![]() 現場で子どもたちと 接していらっしゃるだけに、 子どもへの観察力や適応力が異なっていて、 私たちの方が教えられた面も多かった。 ![]() 「朝の5時には起きて、 自分で食事を作ったり、 ![]() 庭からトイレの掃除もしたり。 洗濯も遊びも、 本当に自立している。」 ![]() vs22 その後、 アラカンの電気のない、 キアタウ村に行き宿泊。 ![]() 夏休みだったので、 村の子どもたちに、 読み語りをし、 ![]() ![]() 子どもたちと一緒に、 いろいろなびをされた。 ![]() ![]() ![]() サイトを見ればわかるように、 子どもたちが自然を感じ、 ![]() 神を通して妖精たちとも、 いっしょに生きることが出来るように、 させてあげている幼稚園なので、 ![]() 今回の訪問は、 絶好の機会となった・・・? お忙しい中、 4泊5日の短い日程だったにもかかわらず、 ![]() あっという間に、 現地の子どもたちの中に とけこんでいった。 ![]() 大自然の中で 友だちどうし遊んで、 のびのびと生きていた時代の 子どもたちの、自然な本来の姿に、 ![]() 幼稚園の先生方がふれるには、 MCLに来られて、 電気もない 山々の村などで過ごされて、 ![]() 子どもたちと素朴な遊び、 伝統的な遊びをしたり、 ![]() 一緒に 川で洗濯をしたり、 泳いだり、 ![]() ![]() トウモロコシやコーヒー豆を 木の臼でひいたり、 ![]() 薪で料理を作って、 竹の家で、 現地の家族と 食事を共にしたりする体験が、 ![]() 貴重かもしれない。 川で捕ったカエルの煮込み! ![]() ![]() また いつでもいらしてください。 子どもたちと歓迎いたします。 ![]() vs23 園長先生から いただいたメール ![]() 先日は一週間にわたり、 お世話になり ありがとうございました. ![]() 大切な時間の中、 支援先の村々への訪問まで 帯同させていただき、 ![]() 私たちにとって 何事にも変えることができない 大きな恵みを 受けることが出来ました。 ![]() 子どもたちとの時間は、 今日本で関わっている子どもたちの 本来持っている力を 再確認する時間となりました. ![]() と同時に豊かさの中で 鈍くなってしまった 子どもたちの感性や ![]() 力強く生きようとする 力の弱さを 現実の問題として 突きつけられたようにも感じております。 ![]() 現地に行かなくては 知ることが出来ないことを ミンダナオ子ども図書館の お働きも併せて、 具汰的に知ることが出来ましたこと、 ![]() 子どもたちへ保護者へ どのように伝えるかが、 私たちの今の宿題です。 ![]() vs24 園長先生もいっしょに、 子どもたちと マノボの村サアグで 植林をした ![]() 伐採の跡地に広がっていく、 バナナプランテーション。 ほとんど日本に、 そして最近は中国に輸出されていく ![]() 本来は ジャングルだった場所が、 ほとんど伐採されている。 ![]() 大量の材木が、 日本に輸出されていった。 ![]() その結果、土地に保水力が無くなり、 鉄砲水が起こっては土砂崩れを併発。 下流のイスラム地域は、 毎年洪水に襲われている。 ![]() 下の土地は、 ほとんど移民系クリスチャン ビサヤ、セブ、イロカノ、ルソンから 移民してきた人々の所有となってしまい、 ![]() その中の丘だけが、 マノボ族の首長の土地。 プランテーションは麓にまで迫っている。 ![]() ここを守るためにも、 現金収入の生じる ゴムの木の植林は効果的だ。 ![]() 首長の強い願いもあり、 4ヘクタールをここに植えた。 ![]() 今回の寄贈者の方々 1.山田 穂積さま 2.久岡 喜美子さま 3.内海 公子さま 4.箱田 昌平・貴代子さま ![]() 現地の子どもたち、 家族たちに代わって、 ここで心から感謝いたします! ![]() 彼らが、 自分たちの収入を 自分たちの手で確保し、 ![]() 子どもたちを学校に行かせることが 出来る日が、 8年後には来るでしょう。 ![]()
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vs25 マノボ族の キアタウ村で 子どもたちと過ごした ![]() ![]() 小さな竹の家で、 素朴な家庭料理を食べて、 ![]() 子どもたちや 家族と一夜を過ごす。 ![]() 翌日、 読み語りをし、 ![]() ![]() おもしろいことに、 大して言葉が通じなくても 心が通じていく・・・ ![]() 読み語りの後 絵本「おおきなかぶ」を スタッフと一緒に演じた! ![]() ![]() ![]() そして、 子どもたちと楽しく遊んだ。 ![]() さすがに 子どもとの遊びが上手? ![]() いいえ、子どもたちが、 先生の相手を してくれているのです??? ![]() ![]() 言葉が、それほど 通じていないはずなのに、 完全にとけ込んでいる。 ![]() 大事なのは、 言葉の意味よりも 込められた心。 ![]() ミンダナオ子ども図書館に 住んでいる子どもたちも、 学校から帰ってくると本当によく遊ぶ。 ![]() かつて僕も 子どもの頃に遊んだ 「はないちもんめ」や「はんかちおとし」 ![]() 竹馬やゴム草履で野球もする。 庭のグワバの木や、 マンゴスティンの木に登って 実をとってくれたり。 ![]() ![]() 僕も小学校が明星学園で 5,6年の担任が 無着成恭せんせいだった。 ![]() 何しろ、4年生まで、 試験が無く、 通信簿が無く、 家で勉強しなくて良かった! ![]() とにかく夕暮れ時まで、 自然の中で カエルやザリガニを追いかけて 友人たちと徒党を組んで遊び回った。 ![]() ミンダナオの 特に山の村に来ると、 そんな自分の少年時代を 思い出す光景にたくさん出会う。 ![]() vs26 園長・竹田の ミンダナオ滞在記 ~ミンダナオで見て・聞いて・ 感じた5日間~ ![]() 昨年度、 フィリピンのミンダナオにある 「ミンダナオ子ども図書館」(以下MCL) の松居さんが 幼稚園に講演をしに訪れてくれました。 ![]() その際「いつでも来てください。」 というお言葉をいただき、 春休みの5日間を使って 園長・竹田でミンダナオへ行ってきました。 ![]() 滞在は短い期間でしたが 様々な経験をさせていただき、 たくさんのことを感じ、 考えさせられる時間となりました。 ![]() まずは、 井上幼稚園が支援している お友だちとの出会いから ![]() アンジェリカちゃん (写真と名前は、別です) ミンダナオ子ども図書館のスタッフである 兄弟と一緒に敷地内に居住。 8人兄弟。母子家庭。 ![]() 私たちが訪問することを とても楽しみにしていたが、 恥ずかしくて 声をかけれなかったとのこと。 ![]() 話しかけると照れながら、 受け答えしてくれました。 ![]() お兄さんはとてもハンサムな方で、 お礼にと 体をマッサージしてくださいました。 ![]() 感謝を伝えること。 自分で出来ることを 心を込めて行うことだと いうことを教えて下さいました。 ![]() アレア・カイちゃん (写真と名前は、別です) ミンダナオ図書館のある キダパワン市内の 貧困している町に お母さんと二人で住んでいます。 ![]() およそ2畳ほどの部屋を 間借りして住んでいますが、 家主から3月いっぱいで 退去してほしいと言われてしまいました。 ![]() しかし、小学校の先生が 手を差し伸べてくれ、 先生の家に住むことに。 ![]() お母さんが先生の家の 洗濯を担うことで生活をしています。 きれいな目の女の子。 ![]() 困難にある中でも 穏やかな表情をしていた、 お母さんが印象的でした. ![]() tk 4泊5日の 滞在記録です。 1日目 名古屋国際空港を飛び立ち 4時間でフィリピンのマニラに到着。 マニラにてダバオ行の 飛行機に乗り換えました。 ![]() 警備員のお姉さんに ものすごい形相で睨まれたり、 パスポートを投げ返されたり、 飛行機の搭乗口の人が隠れて トウモロコシを食べていたりと、 早速文化の違いを感じました。(笑) ![]() そこからさらに 2時間半飛行機に乗り、 現地時刻18時過ぎに ダバオへ到着。 空港へ松居さんが迎えに来てくれました。 ![]() 竹「MCLまでどのくらいなんですかね?」 園「1時間ぐらいでしょ」と 松居さんが来るまで話していた2人。 車に乗り込みどれくらいかかるか聞くと 園・竹「3時間!!?」と驚いてしまいました。 ![]() そこから車に揺られること3時間。 (信号がほとんどなく、 また道路の状態もあまりよくない中、 結構スピードを出すので まるでジェットコースターのようでした。) ![]() 工事渋滞などもあり、 MCLのあるキダパワンに着いたのは 21時半でした。そこで少し遅い夕食。 道に並ぶ屋台で食べたのですが、 味付けが日本によく似ていて とってもおいしくいただきました。 ![]() (ウィンナーの炭火焼き、 角煮みたいなもの、 鳥の内臓の煮込みみたいなのなど) お腹もいっぱいになり、MCLに着くと すぐさま眠りにつく2人でした。 ![]() ko1 2日目(朝~昼) シュ!シュ!という物音に気づき 目を覚ましました。 外に目をやるとやっと日が登ったくらい。 時間は5時半でした。 ![]() 何の音か確かめに行くと 子どもたちがほうきやココナツの皮で 床や建物の周りを掃除する音でした。 また台所では朝食作りをしていたり、 ![]() 他にも草刈り、洗濯、トイレ掃除など 子どもたちが早くから 家事に取り組んでいました。 ![]() しかし驚かされたのは、 こうしたことをやらされているのではなく 子どもたちが自主的に 進んで組んでいるということ。 (しかもみんな楽しそう) ![]() そしてこの日は ゴムの樹を植樹しに行くということで トラックに500本積み込みました。 朝からヘトヘトです…。 ![]() そして朝食を済ませ、 植樹&里帰りに同行させていただきました。 フィリピンは3月から6月までが夏休み 車でいろいろな村を周り 子どもを送り届けます。 ![]() ピックアップワゴンに子どもも含め 12人程乗っています。もちろん道は 舗装などされていない道がほとんどです。 5時間かけて子どもを送り届け、 植樹をする村へ。 ![]() トラックから大量のゴムの樹を降ろして、 山の頂上まで運びました。 多少体力に自信のあった園長・竹田ですが、 二人ともばてている中、 「Are you OK?」と笑いながら 登っていく子どもたちでした。 ![]() そして区切りがつくとその村で昼食。 昼食後、松居さんは 支援する子どもを選ぶため面談。 そして私たちは追いかけっこや 地元の遊びで子どもと遊んで過ごしました。 ![]() ![]() ko2 2日目(昼~夜) 植樹をした村を後にして ひたすら山道を3時間。 再び車に揺られ、この日泊まらせていただく マノボ族の村に到着。 電気も水道もない村でトイレは男性の場合 「そこらへんでして」という感じです。 ![]() この日は 園長・竹田それぞれ別の一般のお宅に MCLのスタッフ(ジョジョさん、タタさん)と 泊めてもらうことに。 ![]() 英語があまり話せない私たちにも 積極的に話しかけ、 明るく振舞ってくれる姿に 心が温かくなりました。 ![]() 晩御飯は魚の開き、 魚のスープ、 鶏肉の焼いたものを頂きました。 ![]() 後で聞いたことなのですが、 これだけのメニューは この村ではかなりのごちそうで、 一年に一回あるかないか、 という程のおもてなしだったそうです。 ![]() そして夜はふけ、 ココナツワインまで ごちそうになり、 なんとかの英語で話は盛り上がりました。 ![]() ミンダナオには そこらじゅうに犬がいるのですが、 扱いがネズミ程で、 家に入って来ようものなら ほうきで叩かれてしまいます。 ![]() それを見て、 竹「日本では犬は家の中で飼ってるんだよ」 ジョ「なかで!?ご飯はどうするの? 自分のを分けてあげるのかい?」 竹「そうだよ、一緒に食べるんだよ。」 ジョ「外には出ないの?」 竹「首にひもをつけて外に出るんだよ、 牛みたいに。」 ジョ「おぉ~(信じられないといった様子)」 ![]() また恋の話は、万国共通で盛り上がるようで、 タ「フィリピンの女性は好き?」 竹「もちろん!とってもやさしいよね。」 タ「そうなんだよ!優しくて、笑顔がすてきで、 一生懸命家族のために働いてくれる。 ガールフレンドはこっちでつくりなよ」 ![]() ジョ「でも私は日本の女性が好きです」 竹「日本の女性も優しくて可愛らしいよ、 でもすごく強い! (精神的な意味でと言いたかった…)」 ジョ「おぉ!カラテ!? 日本人は女性も空手をするの?」 竹「(まぁいっか)もちろん!みんなやるよ!」 ![]() みんなで笑いながら そんな会話が続いていたが、 ふと外に目をやると 蛍が数匹光っていました。 ![]() それを見て、 竹「すごくきれいだね。」 タ「日本にはいないの?」 竹「いるけど探すのはすごく難しいよ。」 ![]() タ「なんで?」 竹「蛍はきれいな森や川でしか 生きられないんだよ」 タ「日本にはきれいな自然はないの?」 と、とても驚かれました。 ![]() この日は満月だったのですが、 月のない日には 星と見間違える程の蛍が光るそうです。 ![]() 他にも様々なことを話しましたが、 言葉がいまいち 理解できなかったことも 多々ありました。 ![]() それは相手も同じことでしょう。 それでも言葉はちゃんと通じなくとも 心がぐっと近づくことのできる 時間となりました。 ![]() そしてこの日は スタッフとお家の家族と 川の字になって就寝。 ![]() 別々の家に泊まると聞いた時の 不安が嘘かのように、 もっとこの時間が続いて欲しい という気持ちを胸にしまい 寝袋に入りました。 ![]() bn ボ~と景色を 見てると ![]() 3日目 朝、起きて家の外に出て ボ~と景色を見てると、 タタさんが コーヒーを持ってきてくれました。 ![]() 竹「見渡す限りきれいな緑と山で すごく美しい景色だ。」と言うと、 タ「私たちはいつもこんな景色を見ているが 何度見てもやっぱり美しいと思う。」 と話してくれました。 ![]() たくさんの関わりの中で、 ミンダナオの人たちは 普段身近に存在しているものに対しても、 あることが当たり前と思わず、 感謝の気持ち、尊重する気持ちをしっかりと 心の中に宿していることを感じました。 ![]() こうした気持ちの欠如は 現代社会における 人間の問題点の一つですはないでしょうか。 物の豊かさが必ずしも 幸せに直結しないことを痛感した瞬間でした。 ![]() そしてお昼からは 村の子どもたちに、 絵本の読み聞かせをしました。 園長・竹田も一冊ずつ読ませてもらいました。 ![]() そして、昼過ぎに村を出てMCLへ。 「MCLへ直行なので3時間ぐらいでつきます」 という説明に「3時間か~近いな。」と ここ2~3日で 完璧に時間の感覚がずれてます。 そしてMCLへ着くと夜には子ども達が 歓迎&送迎会を開いてくれました!! ![]() 4日目 この日はお昼までMCLの中で 子どもたちと過ごしました。 MCLにはゴムの樹、ココナツ・バナナの木、 名もわからない草や木が生い茂る 緑豊かな敷地があり、 その中を子どもたちが説明しながら歩き、 草花を使ってあそびました。 ![]() またお昼からは 支援している アレア・カイちゃんの村を訪れたり、 市場にも連れて行ってもらいました。 ![]() アレア・カイちゃんの住む村も 貧しい人が大勢暮らし、 4帖ほどのうす暗い部屋に 一家全員が 住んでいる家があるかと思うと、 ![]() すぐ隣には2階建て、 庭付きの豪邸で 昼から外でカラオケをする家もあり、 格差の大きさを 一目で把握することができました。 ![]() 市場では、いろいろな現地の フルーツを食べさせてもらったり、 「ハロハロ」もごちそうになりました。 「日本にもハロハロがあるの!?」 と前夜話をしたところでした。 ![]() そして夕方には、 空港のあるダバオへ向かうため、 MCLをあとにしました。 ![]() 別れ際に子どもたちが 「また来ることを願っているよ」 と声をかけてくれました。 必ずまた来たい! と思える出会いと経験の数々でした ![]() ダバオまでの車の中で 松居さんは 「ミンダナオに来れば世界が見えてくる」と 話してくださいました。 ![]() 実際に様々な村を回ったり話を聞く中で、 資本主義による一方的な産業、 宗教問題、格差問題、 森林伐採、教育格差、 ![]() 政治など世界各地で起きている、 様々な問題を ミンダナオも抱えられていることを 感じることができました。 ![]() しかしそうした現状の中でも、 人々は常に前を向き、 笑顔を絶やさず、 家族のために働いて 生活をしている姿が見られました。 ![]() 豊か=幸せという価値観を 本質から 考えなおさせられるような 経験の数々でした。 ![]() 5日目 朝7時にダバオ空港に着き夜7時に 名古屋空港に着く移動の1日でした。 園「戻ってからの生活が 物足りなく感じるかもね」 という程、私たちにとって刺激的な、 そして、考えさせられる経験となりました。 ![]() vs27 夢、遊び、最後に 夢 「Do you hava Dream?」 歓迎会を開いてくれた時に、 子どもたちに対して訪ねた質問です。 その返事は迷うこと無く全員が「YES!!!!」。 目を輝かせ、絶対的な将来への希望が その一言に溢れていました。 ![]() またゴムの木の植樹の際、 現地に向かうピックアップの荷台の上で 隣にいた女の子が歌っていた歌の歌詞 ♪I hava a Dream. I belive me.♪ 希望を持つことの意味を このミンダナオで教えられました. ![]() ミンダナオ子ども図書館の支援は 就学、医療、農業、貧困など 様々な支援を展開していおられます。 ![]() 様々な宗教を バックボーンに持つ子どもたちですが、 それぞれに絶対的な存在に 支えられていることに加えて、 ![]() 家族の一員として金銭的、物質的な ミンダナオ子ども図書館の支援を得ることは 困難な家庭の状況の中にあっても、 夢や希望を具体的な目標として歩む 大きな力となっています。 ![]() 「わたしはせんせいになりたい!」 「わたしはかんごしになりたい!」 全員の夢を聞くことは出来ませんでしたが、 子どもたちの持つ希望や夢を、 自分のことがごとく願わざるをえません。 ![]() 「Yes!!」という全員の声が 今でも頭の中で鮮明に響いています。 「教育は無限大に可能性を広げるもの」 改めてその事を実感した ミンダナオ訪問でした。 ![]() dr1 遊び 子どもたちと色々な遊びを楽しみました。 自然の中でかけまわり、 鬼ごっこなど ゲームの要素がある集団遊びをし、 ![]() 山の子どもたちとは、 木の実を採ったり 家畜の鶏を追いかけ回したり、、、、。 ![]() 遊びながらふと思い出したのが、 幼稚園の子どもたちと遊ぶ中で 時々聞かれる言葉 「どうやって遊ぶの?」でした。 ![]() 本来子どもは遊ぶことに バリアフリーで無くてはならない 存在だと思います。 ![]() しかし、 日本の子どもたちが過ごす環境は 「遊び方」なる押しつけが 往々にして子どもたちの自由な発想を 阻害しているように感じます。 ![]() 言い換えれば 「情報」が多すぎるのだと思います。 目で見たことを、耳で聞いたことを、 鼻で臭ったことを、手で触ったことを ダイレクトに遊びに展開することが 出来るミンダナオの子どもたち。 ![]() 子どもが本来持つ潜在的な力を、 否が応でも 発揮できる環境が うらやましく感じました。 ![]() その反面、 ミンダナオの子どもたちにとって 遊びを広げ、視野を広げる為の 道具や遊具の不足はとても深刻です。 ![]() 教育を受けることが出来ない 貧困の中にある 子どもたちにとって、 そしてその親にとって、 ![]() 遊びを豊かに展開することの大切さを、 ひとつの価値として持つことが できたらいいなあと感じています。 ![]() 松居さんが 絵本やストーリテリングを 支援の一番の柱とする 意味が少しわかった。 ![]() dr2 最後に ミンダナオ子ども図書館への訪問は、 井上幼稚園の子どもたちの今、 そしてこれからの将来を 客観的に感じることが出来た 経験となりました。 ![]() 豊かさとは何か? 日本が抱えている様々な問題の 原因となるものは、よくよく考えると その「豊かさ」が 原因となっていることも少なくありません。 ![]() 環境問題、原発問題、 子どもたちの教育の問題、健康の問題など。 様々な情報が氾濫し、 便利で物質的にも豊かと感じている 環境に疑問を持ち、 ![]() 少なくとも子ども時代は、 目で、耳で、口で、鼻で、 手でそして心で感じることを 生活の基盤としていくことが大切であると、 ミンダナオの子どもたちとの触れ合いから 改めて感じることが出来ました。 ![]() そして豊かさの 方向性を変える教育を 幼稚園から展開することが 自分自身の大きな役割だと感じています。 ![]() ミンダナオ子どもと図書館の働きが 隅々にまで展開されることを 祈っています。 何年か後、また訪問します。絶対 ![]() その後翌年、 井上幼稚園の他の先生方も、 ミンダナオ子ども図書館を訪問されました。 ![]() vs28 丹羽正吉さん、お母さん、 山下直子さんそして池田愉香さん マノボの村に 古着を配った ![]() ![]() 丹羽正吉さんは、 体が生まれつき不自由だが、 何度もケニアに行き 貧しい人々の支援をしている。 ![]() ![]() 今回、 お母様と山下直子さんとご一緒に、 ミンダナオ子ども図書館を訪問し、 ![]() ![]() マノボの集落を訪ねた。 ![]() どんな 印象をもたれたのだろう・・・ ![]() vs29 電気の無いマノボの村 キアタウにも泊まった ![]() 電気も無い マノボ族の村キアタウで 一泊したことは、 ![]() 生涯 忘れられない思い出になった。 ![]() 現地の子どもたちにとっても、 心に残る 良い体験となったことだろう。 ![]() ![]() ぼくは、とくに国際交流に 関心を持ったことも、 国際交流の方法や意義について、 学んだこともないのだけれど、 ![]() ![]() このように、 日本から訪れた人々、 特に、若者たちが、 ![]() 大きな感動と 生涯忘れられない体験をして、 ほとんどの子たちが、 涙ながらに帰って行くのを見て、 ![]() ![]() また、現地の子たちも、 外国人などほとんど見たことも ない子たちだけれど、 ![]() 純粋に喜ぶのを見ると、 こうした交流の持つ意味は、 大きいような気がしてきた。 ![]() 活動を始めた頃は、 日本から訪問者が来ると、 上から目線で見おろして接する結果、 変な影響を現地の子どもや若者たちに 与えてしまうのではないか。 ![]() そして、彼らの持つ純粋な心を 崩してしまうのではないか、と心配で、 あえて訪問者を 受け入れないようにしていました。 ![]() しかし、驚いたことに、 日本から来た若者たちの方が、 自分の先入観を打ち崩されて、 ![]() 時には泣きながら、 「日本にいるときは、 こうしなくちゃ、ああしなくちゃ、 そんな思いにとらわれて、 ![]() 心に壁をつくって、 今まで必死に生きてきたけれど、 ここに来て、子どもたちに囲まれて、 心の壁が一気に崩れて、楽なった! ![]() 本当に、 ここに来て良かった! 生涯忘れられない体験だ! ![]() もう、この体験をしたから、 日本は寂しくてつらいと思うけれど、 だいじょうぶ! ![]() こういう場所があるということがわかったし、 落ち込んでも、引きこもっても、 自殺したいと思っても、 いざという時は、 ここにこれば救われるから! ![]() ミンダナオの子どもたちがぼくを、 わたしたちを救ってくれる! ![]() vs30 MCLの訪問者たち ![]() 支援者の方も 一緒に保育所建設 ![]() ![]() 教文館の編集者 倉澤さん ご夫婦も訪れてくださった。 ![]() ![]() ![]() 上智大学 関西ソフィア会の笠原さんは、 二度目の訪問。 ![]() ![]() 支援者の高橋くん (私の高校時代の友人) ![]() 会えて大喜びの奨学生。 ![]() ![]() 子どもたちにとって、 自分を学校に行かせてくれている支援者は、 第2のお父さん、 お母さんのような存在だ! ![]() ![]() vs31 支援者に会えて 大喜びの奨学生 ![]() ブアラン小学校で 支援している子に出会った。 ![]() 戦闘が絶えない 不安定な時期だったが、 福祉局とも連絡を万全に取り、 学校を訪問。 ![]() 普通では、 とても入れないニューバレンシア。 ![]() クリスチャンとムスリムが 対立してきた村だが、 MCLの努力で今は友情が・・・ ![]() その村のイスラムの子を 支援してくださっている磯綾子さん。 尾根上の実家まで訪ねた。 ![]() 本当に偶然だったが、 ここまで入れたのは、 神様アッラーのお導きだろうか。 ![]() vs32 ブアランで 両親が居ない子を 先生が・・・ ![]() 両親がいず、 最近叔母とこの地に来たが、 孤独と戦闘の毎日に 泣き出した・・・。 ![]() 再訪して、 早期にスカラシップ奨学生として採用し、 MCLに引き取ろうと思う。 本人も希望。 ![]() この子も、 父が居ず 母親だけで困窮している。 ![]() 成績は良いのだが、 母だけでは、 小学校を 卒業させることだけでも難しそうだ。 ![]() 追伸: その次の週に、 この子の調査をしようとしたが、 すでに戦闘が激しく 現地に入ることは出来なかった。 ![]() しかし、 戦闘が収まってから再訪して、 奨学生に採用しました。 ![]() vs33 前田さん夫妻が、 お友達を連れて再訪! ![]() 9日間、 前後2日を 日本との移動日に充てて、 ![]() ![]() 正味 1週間滞在された、 前田夫妻と友人たち。 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ほぼ50代から 60代の面々の動向を、 ![]() ![]() MCLの本部でと、 ミンダナオの山岳地域、 マノボ族の村などで、 ![]() ![]() 何を体験されたのかを、 写真を通して追ってみます。 ![]() vs34 前田さん寄贈の 保育所・開所式 ![]() この保育所の開所式は、 マノボ族の 伝統に則って行われた。 ![]() 祈りを捧げるときに、 白いニワトリを 生け贄として神々に捧げる。 ![]() この地は、 世界大戦の時に、 日本軍と米国軍が決戦を交えた場所。 ![]() しらなかったのだが、 この村の首長が語ってくれた。 ![]() そして、 まだ若い40代ぐらいの このマノボ族の首長は、 ![]() 自分の父親は、 この地域の首長のなかでも最高位で、 日本軍とも 親しかったことをかたり、 ![]() そっと、なんと、 ももたろうの歌を歌ってくれた。 ![]() 父親からならったそうだが・・・。 この地域には、 多くの日系人がいることは確か。 ![]() さらに向こうの アポ山に近い山岳地域では、 ![]() 新人民軍との 戦闘が絶えず起こっていて、 ![]() ![]() 資源開発や プランテーション開発に対する 諍いが繰り返されている。 ![]() 貧しい地域だけに、 ここに足場を作り、 ![]() さらに山岳地域へと 活動を広げていく、 拠点にしようと思っている。 ![]() この村から 奨学生の子も採用。 ![]() 集まってきた子たちに、 ![]() 日本の支援者の方々から 送られてきた、 古着も配った。 ![]() ![]() 子どもたちは大喜び! ![]() vs35 さらに奥の 極貧の村にも 古着を配った ![]() ![]() こうした山奥の 孤立した集落では、 子どもたちの洋服も 買うことが難しい。 ![]() ![]() 普段は、上着やスカート。 ズボンも無く、 ![]() 下着や靴も まったく買えない。 ![]() 今日は、 外国からの訪問者が来ているので、 これでも、 最高の服を着て集まってきたのだ。 ![]() ![]() 普段は、裸同然で、 靴も無いから 学校にも行けなかったり、 ![]() ![]() 鉛筆も買えないし、 ![]() 一年生の時は、 午前の授業だから学校に行けても、 ![]() 二年生になると、 村の子の70パーセントが ストップしてしまう村もある。 ![]() 午後の授業が出てきて、 お米もおかずも無いから、 ![]() ![]() 学校に お弁当を持って行けない! ![]() 兎口の子は、記録して、 20人ほど集まったら、 ![]() 迎えに行って 毎年、ダバオで手術を行う。 ![]() vs36 読み語りもした ![]() 読み語りが始まるよー! そういうと、 村中の子どもたちが、 大喜びで集まってくる。 ![]() 今回はスタッフが 読み語りを行うけれど、 普段は、MCLの奨学生たちが、 大勢同行して、彼からが読み語りを行う。 ![]() 絵本も見たことも 読んでもらったことも、 読み聞かせの活動の事もまったく知らずに、 ![]() このような 山奥の貧しい村の竹の家で育った 子たちなのだけれど、 ![]() なぜか、 子どもたちは、 見事に読み語りを行っていく。 ![]() 現地の子たちは、 もちろん、 学校にも行ったことが無い子が多く、 ![]() フィリピンの国語のタガログ語も 英語も知らない。 ここは、マノボ族の村なので、 日常会話はマノボ語だけ! ![]() そこで、 マノボ族の子たちが中心になって、 マノボ語で物語る。 ![]() イスラムの奨学生はマギンダナオ族で マギンダナオ語だけれど、 タガログ語で語って、 マノボ族の奨学生が通訳する。 ![]() それにもかかわらず 見事に語り、 聞く子たちも 夢中になって聞くのでビックリ! ![]() なぜこんなに、 聞く力や語る力があるのかって? 答えは、 「お話が生きている世界だから!」 ![]() つまり、絵本や本が無くても、 小さいときから、両親や祖父母や 近所の人たちからも、 民話を語ってもらって育っているから、 ![]() 語ってもらって育てば 自分でも語れるし、 ほんとうの意味でのお話の生きている世界 ミンダナオ! ![]() お話が生きている世界では、 子どもも大人も 妖精がいることを信じているし、 子どもたちの伝統的な遊びも生きている。 ![]() vs37 キアタウ村に泊まり 子どもたちと 伝統的な遊びをした ![]() ミンダナオの山の子どもたちは、 日本人には、 想像も出来ないことだろうけれど、 ![]() 電気もなく、夕暮れは蛍が飛び交い。 明かりと言えば、良くて小瓶に入れた 石油に芯をさして、 灯すのが明かりのある生活。 ![]() 水道もなく、 水は、15分も尾根を下って 下の川から汲んでくる。 ![]() 汲んでくるのは子どもたち。 お母さんが 料理するのを手伝うため。 ![]() ![]() 女の子たちも 洗濯物を頭にのせて、 朝早くから尾根を下り川におりて洗濯。 ![]() そのあと、 おたがいにシラミをとって、 ![]() 最後に、 みんなで自分を洗濯! ![]() 男の子たちは、 いっしょに川におりていって、 カエルを捕ったり、 ![]() ![]() トカゲを捕ったり、 カニを捕ったり、 ![]() ![]() ときには崖を登って 皆でニシキヘビを捕まえる。 もちろん持って帰って料理をするため!
ニシキヘビの蒲焼きは、 ぼくも食べるけどおいしいよ! ![]() iki 生きる力って なんだろう? ![]() 山の集落の子どもたちは、 幼い頃からほとんど裸で育って、 友だちどうし集まって、 山菜を摘んだり、 ![]() ![]() 家族を助けるために マキを集めたり、 料理をしたり。 ![]() 上の子が下の子の 面倒をよく見るし、 ときには赤ちゃんを抱いて いっしょに遊ぶ。 ![]() 町など見たこともない、 携帯も、本も絵本も 見たこともない子どもたち。 ![]() でも民話は語れるし、 花いちもんめや うしろのしょうめんだーれといった、 ![]() 伝統的な遊びは、 ほんとにたくさん知っているし、 ![]() いっしょに遊び、 いっしょに山を歩きまわって、 お手伝いしたりしているから、 ![]() 幼くっても、 相手の気持ちをすぐ理解して、 困っていたら、 ![]() ![]() すぐに手をさしのべて助けてくれる。 下は、身障者カヌーで パラリンピックの役員もしている 吉田義朗さん。 ![]() 辛いこと悲しいこと、 怖いことがあっても、 ぜんぜんへこたれずに助けあう! ![]() 村で家庭が崩壊して、 お父さんやお母さんがいなくなって、 孤独になってしまう家庭の子もいるけれど、 ![]() 近所の誰かが 理解して声をかけてくれる。 「うちの子になりな!」 ![]() 一人暮らしのお年寄りを 村で見たことがない。 なぜかというと 放っておかずに声をかける。 ![]() 「うちに住みな! 子どもたちの面倒を見てくれない?」 ![]() これぞ、 自然な共同体? ![]() 生きる力がほんとうにすごい! ほとんど自殺も無いし、 引きこもりも無い。 ![]() ミンダナオ子ども図書館の子どもたちに 「日本では、青少年の引きこもりや 自殺がすごく多くて、 世界でも一番か二番に多いんだよ!」 ![]() と言ったら、 子どもたちはビックリして、 「なんで死ぬの?あんな豊かな国なのに!」 「孤独で死ぬってどういうこと?」 ![]() そこで「こっちには、自殺は無いの?」 と聞くと考え込んでから、「たまーーにあるよ。」 「原因は?」「ラブだね!」 聞くと親の反対で恋愛結婚ができなくって、 心中するカップルが多いらしい。 ![]() 「皆だって、家庭が崩壊したりして、 孤独なときは無いの?」 と聞くと、 ![]() 「寂しいときは、もちろんあるよ! でも、自殺しない! だって友だちがいるもん!」 ![]() とりわけ、 ミンダナオ子ども図書館では、 宗教や部族が違っていても一つの家族。 兄弟姉妹なのだそうだ。 ![]() ミンダナオにいると、 生きる力って何だろう、 と考えさせられる。 ![]() vs38 その夜は、 子どもたちと ![]() 夕暮れまでいっしょに遊び、 ![]() ![]() 一人ひとり別の民家に泊まった。 ![]() ![]() ![]() そして、早朝のキアタウ村 ![]() 一泊、できれば数日、 こうした村に民泊すると、 村の人々の生活がわかり、 訪問者にとっては、良い体験! ![]() ![]() かつて初めて訪れたときは、 外国人が決して入れない 高度な危険地域と 言われていたのだけれど、 ![]() 人はみな人で 友情と愛があれば心が通じる。 ![]() 泊まった家には、 一泊1000ペソおよそ2000円を 渡してあげる。 ![]() 貧しい村人にとっては 一ヶ月分の収入! ![]() 「めったに食べられない米や鶏肉は、 ださなくっても良いから、 日常食べているカサバイモやカエルを 料理してだしたら良いよ。」 ![]() ![]() と言っているのだけれど、 恥ずかしいと思うのか、 陸稲を炊いて、 ニワトリを捕まえて料理してくれる。 ![]() これは、 年一回のクリスマスか、 父や母の誕生日のおおごちそうだ! ![]() 泊まる家は できるだけ竹で出来た、 子どもの多い貧しい家を優先する! ![]() ![]() 帰るときには もう家族の一員! 「かならずまた、帰ってきてねーーー!」 ![]() vs39 ゴムの木の 植林地を見た ![]() 最初に この風景を見たときには、 広大な原野だと思った。 ![]() けれど、 本来はラワンやマホガニーなど 熱帯材のジャングルであり、 ![]() それらがほとんど 切り倒されて、 ベニヤや建材や紙を作る原料として、 ![]() なんと、そのほとんどが、 1960年代頃から 日本に持って行かれたことが だんだん解ってきた。 ![]() ぼくも、 小学校の頃、 美術工芸の先生がラワン材を見せて、 ![]() 「これは年輪や節が無いから、 加工には打ってつけなんだよ」と、 ラワンで本立てを作ったのを覚えている。 ![]() 後日出会った船乗りだった日本人が、 ぼくに語ってくれた。 「ミンダナオには、 なんどもなんども船で行ったよ。 熱帯材を取りにね!」 ![]() 北海道と四国を合わせたほどの大きさの ミンダナオ島の熱帯材は、 ほとんど切り尽くされてしまい、 アポ山の周辺に3パーセントぐらいしか 原生林は無いという。 ![]() こうして木が切り払われた結果、 保水力が無くなり、 下のリグアサン湿原一帯では、 毎年、4,5回の大洪水が襲ってくる! ![]() それを見ていたたまれなくなり、 微力だけれど、 何もしないより何かしようと思い立ち、 植林を始めた。 ![]() 熱帯材を植えて、 原生林を復活させたかったけれど、 ラワンやマホガニーは、 成長するまで80年はかかる。 ![]() それで、地元の人々の意見から、 ゴム、カカオやヤシを植えることにした。 こうした木なら、 8年後から収穫が可能になり、 生活も支えられてくるから。 ![]() 井上幼稚園での 講演会を 設定してくださったのは 愛知こどものとも社 の北原さん。 ![]() ぼくは、ミンダナオに移り住み 現在まで、 ミンダナオ子どもたちのために 生きてきたのだが、 ![]() 昨年あたりから、 日本の子どもたちの現状、 自殺やいじめ、 引きこもりや交遊が無く、 ![]() 競争原理と個人主義に毒されて、 家庭も心も崩壊している様子に 至る所で接して以来、 日本の子どもたちを放っておけず、 ![]() 国家まで、アジアの中で引きこもり、 隣国との友情ももてずに 自殺やいじめ 「戦争」に走ろうとしている? ![]() 再び絵本の出版や児童心理、 子どもや親の心の自立など 日本の状況も視野に入れて、 活動することに決心。 ![]() 未来を担うのはいつも子どもや若者たち! 9月には、絶版になっていた 「わたしの絵本体験」 「昔話と心の自立」 「昔話の死と誕生」も教文館から再版し、 ![]() ![]() ![]() 以下の絵本を 今人社から出しています。 ![]() ![]() ミンダナオの世界を書いた 児童書『手をつなごうよ」(彩流社) ![]() これからも、 一般著作の執筆も 開始していく予定です。 ![]() 北原さんは、 当時札幌こどものとも社で 私が、北海道でアイヌ文化を探求し、 執筆していた頃からの長いおつき合い。 ![]() すでに高齢にもかかわらず、 足もお悪いのに、 何と娘さんの手に引かれて ミンダナオまで来られ、 ![]() 山岳地で出た難民の人々に、 衣料支援をした。 ![]() 娘さんは、四国の 高松シオン教会の牧師婦人。 ![]()
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毎回振込後に、宮木梓からお礼のメールとが届きます! 奨学金は物価高騰もあり、2021年より以下に変更いたしました。 一年間、小学校42000円、中高60000円、大学72000円 卒業後も支援額を変更して継続、別の子を紹介希望、終了希望は、 通信欄かメールで宮木梓宛に、寄付の内容や要望をお書きいただければ、 宮木梓が、対応いたします。 メールが難しい方は、日本事務局に携帯かお電話で対応いたします。 |
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