戦争と貧困と平和構築の記録 2008年(2)



 2008年は、本当に大変な年だった
1 GO! 本当に大変な年だった
2 GO! 子どものための炊き出し支援
3 GO! 医療活動も続いている
4 GO! 覚えていますかこの子たち
5 GO! 避難民キャンプの状況
6 GO! 数人の病人をかかえて車に
7 GO! 間髪をいれず難民キャンプに
8 GO! 緊急支援報告
9 GO! 雨に打たれずに眠れる
10 GO! ワールドフードやJICAも
11 GO! 大雨がキャンプを襲った
12 GO! ビニールシートをありがとう
13 GO! 現地で直接家族に手渡す
14 GO! 出られなくなった車を
15 GO! ビニールシートをさらに届ける
16 GO! 読み語り支援を決定
17 GO!腹部を撃たれた少年
18 GO!戦車が轟音をたてて
19 GO!難民キャンプは辺境へと
20 GO!ピキットの要塞跡
21 GO!展開を予想するのは難しい
22 GO!キャンプで見つかった少女
23 GO!可哀そうな子供たちと老人
24 GO!総攻撃が始まるとしたら
25 GO!現地から聞こえてくる言葉
 25B  GO!戦争が、作られる理由は?
26 GO!病気の子どもが増えている
27 GO!くり返し現地を訪れ
28 GO!初めて見た難民キャンプ;松居陽
29 GO!状況は良いとも悪いとも言えない
30 GO!毎日新聞の記事


th1
1)2008年は、本当に大変な年だった

緒方貞子さんが、
2006年に、JICAのトップになられ、
IMT国際監視団による、和平構築で・・・!

フィリピン政府と、
MILF・モロイスラム解放戦線との、
和平構築が、実現しかけた、ものの・・・!

マレーシアにおける、サインの直前に、決裂し!
2008年に、戦争が起こり、
80万の、避難民が出た・・・!

脇道や、畑や、草原に、
避難民たちが、あふれかえるのを、見て!
特に、子どもたちを、放っておけず、
救済支援活動を、始めた・・・!


以下の映像は、
その時の記録です

戦争と平和
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th2
2)子どものための
  炊き出し支援を開始した

こちらは、避難民キャンプで、
ミンダナオ子ども図書館が、おこなった、
炊き出しの様子・・・!


直接、家族に、米を渡さず・・・!
ミンダナオ子ども図書館の、スカラーたちが、
避難民の子たちのために、
自ら、炊き出しをして・・・!

直接、その場で、お皿に分けて!
子どもたちに、
食べさせて、あげる・・・!

あえて、米を直接、渡さない理由は、
袋に入れて、米を渡すと、
持ち帰って、ご飯を炊いた、としても・・・!

子どもたちに、食べさせないで、
大人だけが、
食べて、しまったり・・・!
どこかに、売られて、しまったり!

その結果、子どもたちに、
食事が、行き届かない事も、
しばしば、起こると、聞いていたから・・・!

そんなわけで、炊き出し支援は、大成功!
子どもたちと、母親たちも、
本当に、幸せそうだ・・・!

子どもたちの、
幸せで、うれしそうな、笑顔ほど、
美しいものは、ない!
と、いつも思う・・・!

子どもたちこそ、未来だから・・・!
戦争や、貧困がなく、
子どもたちが、
幸せに、成長していける、社会を・・・!

縁の下の、力持ちになって、
創る、ことこそが・・・!
大人たちの、役割だと、思うのだが!



th3
3)医療活動も続いている

新しい、患者たちも、
次々に、運び込まれて来た・・・!

MCLの医療活動は、
根本的には、貧しい、子どもたちのための、
活動なのだけれど・・・!

子どもたちの、ためにも!
何とかして、病気になった、親も救って、
あげなくてはならない、ケースが、
しばしば、出てくる・・・!

大方の、活動資金が、
個人の、支援者の方々の、
ご寄付で、なりたっている!
蚤のように、小さなNGOが・・・!

どこまで、治療できるのかは、
予算との、格闘だ・・・!
よろしければ、
寄付を、お願いします!

一つでも、
虹のような、笑顔が、
生まれるように・・・!



th4
4)覚えていますかこの子たち

今は、治療のために、
ミンダナオ子ども図書館に、
母さんと、家族も、
いっしょに、住んでいます・・・!

とっても、元気に!
そして、
明るく、なりました・・・!

この子たち、
MCLスカラーに、なりますよーー!
どなたか、里親になって、
支援して、くださいませんか!




th5
5)避難民キャンプの状況

道路脇に、この様な、
仮設テントや、避難小屋が、
延々と続く・・・!

難民キャンプの、状況は、
ピキットでは、
あまり、変わっていない・・・!

難民は、増えても、減ってもいない!
ただ、日にちが、たつにつれて、
親も、子どもたちも、やせ細り!
生活に、疲れが、見え始めている・・・!

「もう、こんな生活は、早く切り上げて、
 河べりや、自分の農地で、
 平和に、暮らしたい!」
と言う、ため息混じりの、声が、聞こえてくる。



th6

6)行くと必ず、数人の病人を抱えて
  車に乗せて帰ることになる

避難民の病気で、多いのが、
風邪と、高熱、
そして、天然痘や、皮膚の病気・・・!

栄養が、悪く、
ガリガリに、痩せている・・・!

この、体力では、
ちょっとした、病気でも、
命取りに、なる事が、良くわかる・・・!

下は、難民の状況を、見て回る、
MCLの、スカラーの子たち!
日本から、送られてきた、
古着を、着ているので・・・!

地元の子たちより、
こざっぱりして、見えるけれど!
彼らも 、
同じような、極貧の難民で、親がいない・・・!

下の写真で、
後ろに、いるのは、
3年前から、歯が出てきた、奇形の子!

その後、
ミンダナオ子ども図書館の、
医療プロジェクトで、手術をして、
完治しました・・・!

「あっ、MCLの車が、来たー!」
「あの若者たちが、
 スカラシップの、子たちなんだ!」

「あれっ、あそこの村の、
 ・・・ちゃんもいる!
 スカラーだったんだねー!」

現場でも、
そんな、親しみのある、言葉が、
あちらこちらから、飛んでくる!

もう何度も、
読み語り活動も、した頃から、
長年、出会っている、人々だから!
友だちのように、迎えてくれる・・・!




th7
7)間髪をいれず、
  ピキットの難民キャンプへ

日本での報告会が、終わり!
現地に帰り、
まだ、かなり疲れが、残っていたが、
翌日、難民キャンプを、訪れた・・・!

今回訪ねた、難民キャンプは、
シリックと、ブアラン、
そして、国道沿いの、一カ所を訪れた・・・!
ビニールシートも、まだまだ、足りない!

ピキット近郊では、
戦闘は、比較的、落ち着いているものの、
難民たちは、
恐れて、帰ろうとしない!

DSWD福祉局の、調査では、
約4000世帯が、
国道沿いの、空き地で、
避難生活を、継続している・・・!

帰ろうとしない、理由は、
難民たちの、多くが、
これからも、戦闘が、続く・・・!
と、考えているからだ!




th8
8)ピキット緊急支援報告
8月16日記載


ピキットの状況は、
避難民の一部が、帰省した!
と言う、報道は、あるのですが・・・!

現地では、増えている!
というのが、実感です・・・!

政府軍が、
アレオサンのMILFが、制圧していた村を、
一部、奪回して・・・!
反政府側は、しばし攻撃を、控えた形ですが・・・!

しかし、現地から、聞こえてくるのは、
これから、さらに、
本格的な、戦闘が、拡大するだろう・・・!
と言う、悲観的な見方です!

成立、直前だった、
イスラム自治区の、拡大承認が、
ボツに、なれば・・・!

イスラム側は、いよいよ、
聖戦(ジハード)に入る!
覚悟で、いるようです・・・!




th9
9)これで雨に打たれずに眠れる

ミンダナオ子ども図書館の、支援で、
ようやく、ホッと、
息をついた、人々・・・!
下の写真の右端には、松居友も、写っていますね!

海外からの支援も、入り始めて、きたので、
私たちは、
逆に、ホッと一息・・・!

今後は、さらに、
海外支援からも、取り残された、
より遠隔地の人々の、緊急の医療や、
古着や、タオルや、シーツの支援を、開始し・・・!

そして、スカラーたちの、
絵本の「読み語り!」、による、
子どもたちの、心の支援と・・・!

ビニールシートの支援も・・・!
場所を、選択しつつ、
かゆいところにも、手が、届くような、
こまめな、活動を、していきます・・・!

さらに、戦闘が収まって、平和になってからも、
難民たちが、村に帰ったら!
友達になった、よしみから・・・!
将来も、彼らの村で、読み語りを行い!

戦争で、
親が、殺された、子達などを!
奨学生に、採用して・・・!

スカラシップを、与えられる、
平和な日を、夢見つつ・・・!
スカラーの若者達と、
共に、がんばりますねー!




th10
10)世界食糧機構(ワールドフード)や赤十字、
   日本のJICAも一部支援を開始


上の写真は、日本政府の、
ODAによって、提供された、ビニールシート!
さすがに、品質が、すばらしい!!!

米の支援、生活必需品の支援も、
始めることが、出来て・・・!
うれしい、限りです!

ただし、支援が、許可されているのは、
行政が、作った、
大規模な、難民キャンプ(役場や、学校など・・・)
に、限られており・・・!

戦闘地域や、反政府地域!
と、指定されている・・・
町から、外れた、小さな難民キャンプや・・・!

国道から、奥に入った地域の、
避難民たちには!
食糧や、米も、
届けるのが、厳しい状況です・・・!

ビニールシートは、
JICAが、来て!
大きなものを、6カ所ほど、配りました・・・!

戦闘の、長期化を、覚悟して!
安全な、市街地に近い、場所に、
移住してこられる、方々も、多く見られ・・・!

今後も、独自に、
支援を、継続していく、
必要が、ありそうです・・・!

しかし、市街地に入れず、
国道沿いに、骨組みだけを、
建てている、家族も、多くあり・・・!

医療も、避難民が、あまりに広範囲に、
散らばって、いるために・・・!
赤十字も、入って、動いてはいるのでが、
手が、回らない、状況です!

メディアでは、
避難民の数は、ミンダナオ全域で、
推定13万人とも、16万人とも、
言われています・・・!

ミンダナオ子ども図書館は、
他のNGOが、入ってきた地域は、
活動を、物資から、
読み語りに、シフトさせつつ・・・!

大規模なNGOの、手が回らない、
置き去りに、されている地域の、
難民に、むしろ、集中して・・・!

地域の住民の、ニーズに、応えて!
地域の平和が、もどるまで、
活動を、続けていく、予定です・・・!


th11
11)大雨が
   難民キャンプを襲った


皆さんが、
支援して、くださっている・・・!

ミンダナオ子ども図書館の
スカラー(奨学生)達は・・・!

多少の雨でも、
負けずに、行動していく、心を持った!
実に、頼もしい存在・・・!

ビニールシート設置中に、
一転、雲行きが、怪しくなり!
あっという間に、大雨が、襲ってきた・・・!

今まで、晴れていた、天空が、
一転、にわかに、
かき曇り・・・!

まさしく、
「襲う!」の形容詞が、ピッタリの、
熱帯雨林の、集中豪雨!

激しい風に、
必死に、ビニールシートを、
押さえる、少女!


th11b

12)ビニールシートをありがとう!

ちょっとした、ビニールシートが、
どんなに、ありがたいかを、実感する瞬間だ!

しかし、
雨が、降り出すと!
何と、子ども達が・・・!

雨の中に、飛び出して、来て・・・!
踊り、始めた!

お年寄りたちも、最初のうちは、
愛と友情で、悲しみを、
乗り越えようと、するけれど・・・!

だんだん、気持ちが、落ちこんでいき、
トラウマで、
表情が、なくなってくる・・・!


th12
13)ビニールシート一枚にしても、
   現地で家族に直接手渡す


ミンダナオ子ども図書館流で、
いくら、バランガイキャプテン(村長)や、
DSWD(福祉局)の、スタッフから・・・!

シートを、数枚(時には、一本丸ごと!)
手渡して、欲しい!
と、言われても・・・!

その場で、渡さず、
必ず現地に、同行して!
自分たちの、手で、一つ一つ、
困っている家族に、渡す・・・!

こんな頑固な、NGOが、
一つぐらい、
有っても、良いだろう・・・!

MCLの活動は、本当に、細部に、
重箱の隅を、ほじくるようで!
たとえ、有力者に、
煙たがられようと・・・!

これも、
2000年、2002年に、
大量の難民を、
目の当たりに、したからだけれど・・・!

役場などに、物資を、置いて、帰るのではなく!
実際の、難民のいる、場所に、
案内して、もらい・・・!

ていねいに、一家族づつ、手渡して、いくと・・・!
その喜びの、表情で、
こちらの心が、癒されて行く!

たとえ、
活動が、深夜に、及ぼうとも!
決して、丸投げは、しない・・・!

確かに、
緊急支援における、米などの、
広い地域への、大量の支援は、
非常に、有効・・・!

ワールドフードや、JICAをはじめ、
国際舞台での、
大規模国際NGOの存在は、重要だ!

しかし、ミンダナオ子ども図書館のような、
ハツカネズミのような、
NGOの良さは・・・!
独自独特のものがある、と思う!

今後は、
読み語りを、開始して!
子どもたちの、心の救済と、共に・・・!

古着や、シーツや、タオルを、こまめに、配り!
現地の、子どもの、
病気の状態を、聞き出して・・・!

緊急入院の、必要な場合は、
すぐに、病院に運び!

また、薬での治療も、
現地の医師と、
共に、開始する予定です!




th13
14)雨のために出られなくなった車を

雨のために、
出られなくなった、車を、
難民キャンプの、人々が、
大勢で、押し出して、くださった!

お互いが、
心から、助け合えるとき!
戦闘地域にも、つかの間の、
真の平和が、感じられる・・・!

ありがとう!
今度は、「読み語り」で、戻ってくるからね!
子どもが、緊急医療の、必要な時は、
連絡して、くださいね・・・!

ミンダナオ子ども図書館は、
大規模な、国際NGOに、比べると・・・
規模も、資金力も、小さいのですが!

最も、追い詰められた、
子どもたちや、人々を、慎重に選んで!

本当にこまめに、効率的に、
資金を、大切に使うと・・・

少額でも、思った以上に、
大勢の人々を、救済できる、事が!
今回の経験で、わかって来ました・・・!

そして、何よりも、
現地の人々との、長く続く、心の交流が・・・!
平和構築のためには、
大事ですね!




th14
15)ビニールシートをさらに届ける

多湖さま、伊藤さま、
難民支援を、早速、ありがとうございます!

上の写真で、
左に、写っているのは、松居友です・・・

ビニールシート、一巻き100mが、1万1千円ほど!
それを、5mづつに、切り、
20家族に、届けることが、出来ました!

多湖さまの、ご支援で、
二巻き、40家族に、くばりました・・・!
「これで、夜も、雨をしのいで、寝られる!」

今後は、土曜日、日曜日に、
読み語りと、炊き出し、そして、
古着の支援を、
MCLの子どもたちと、する予定です!

伊藤さまの、ご支援は!
炊き出しに、使います・・・!

支援を、振り込まれる方、
振り込まれた、方は、
出来れば、メールか、FAXで、お知らせ下さい!

直ちに、
緊急の、支援金として!
救済支援に、活用していきます・・・!

シートを、もらって、
ホッと、一息ついた、家族たち!

しかし、
まだまだ、足りないので、
もらえなかった、家族は、困惑!
必ず、すぐに、戻ってくるからねーーー!

まずは、
最も、支援を、必要としている、
家族を、慎重に、選び出して!
シートを、渡す・・・!

th15
16)週末は、ここで読み語りと炊き出し
   古着の支援を決定!


もちろん、学校は、休み!
それでも、子どもたちは、集まって、
けなげに、みんなで、いっしょに遊ぶ・・・!

食べ物も、ほとんど、
底を、ついているけど・・・!
ままごと、遊び!

バナナの花房、
これだけが、今日の、食べ物!

お腹を、すかせた、
子どもたちを、抱え!
呆然としている、母親・・・!

日曜日には、別の場所で、
読み語りと、
古着の支援を、した・・・!

カバカン側の、集落の支援が、
一段落した、ところで・・・!

次は、カルメン側の、
調査と、支援を、
開始しなければ、ならない・・・!


表面的には、反政府側のMILFと、
政府側のMNLFの、対立だ!
とは、いうものの、その背景には、
かなり、根深いものが、あるようだ・・・!

しかし、それよりも、不安なのは、
国軍の、動きだ・・・!

どうやら、7月から、8月ごろに、
大きな戦争が、勃発しそうだ!

いつも、戦闘が、始まるのは、
ラマダン明けの、この時期だが!
着々と、準備が、始まっている?




池上彰の
ジャパンプロジェクト


 
世界の”命の現場”で
奮闘する日本人


 
パックンが来た! 
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th16

17)目の前で両親と弟を殺され
   腹部を撃たれた少年をMCLに引き取る

目の前で、両親は、撃たれ!
流れ弾に当たり、目の前で、弟を失い、
自分も、腹部を、撃たれた少年・・・!

福祉局の支援で、病院に、入院・・・!
手術も終わり、
2週間たって、
退院にまで、こぎ着けたものの・・・!

家族も、亡くなって、いないし、
貧しい家系で、
引きとってくれる、親戚もない・・・!

その話を、聞いて、放っておけず!
彼を、ミンダナオ子ども図書館に、
引き取ることに、した・・・!

14歳だけれど、
度重なる、戦争と貧困で、
学校に行けず、まだ、小学校4年生!

ショックのせいか、表情が、無いが、
まじめな、好青年であることは、
良くわかる・・・!

避難所で、病気の子を、チェックして、
病院に、運ばなければ、ならない子は、
すぐに、キダパワンの病院へ・・・!

医師も、MCLの事は、よく知っていて、
自分の給与は、無しで!
診察から、手術まで、してくださった・・・!

手術は、MCLのある、キダパワン市の、
総合病院へ、運び込むけれど・・・!
そこでは、手術が、不可能な場合は、
ダバオの、病院へ運ぶ・・・!




th17
18)数日後、難民キャンプを訪れると
   戦車が、轟音をたてて、通り過ぎていった

ガリガリガリ・・・と!
異様な、音を立てて、疾走する戦車に!
人々の顔も、引きつっていたが・・・

戦車から、顔を、覗かせている、
政府軍の、兵士の顔も!
引きつっていた・・・!

どこから、
M16ライフルや、
ロケット弾の攻撃を、
受けるか、わからないからだ・・・!

こうした、戦車の活動や、
砲弾を使った、戦闘で、
MILF軍は、しだいに、押し返された、様相で・・・!

市政は、
学校や、施設に、滞在している、難民たちに、
半ば、強制的な、
帰省を、促している・・・!

そのために、
公的な、難民キャンプから、
難民の姿は、だいぶ消えたが・・・!

逆に、難民たちは、
公的なキャンプから、追い出された、形で!
道路沿いに、
新たに、テントを張って、避難している・・・!

まだ、地域では、
戦闘が、続いていて、
帰省を、恐れているからだ・・・!

装甲車と、異なって、
キャタピラをはいた、戦車は、
さすがに、不気味だ!!!




th18
19)境界周辺で新たに発生
   難民キャンプは、辺境へと移っている

町から、
遠くない地域の、人々は、
ほぼ、帰宅したが・・・!

戦闘は、イスラム自治区との、境界周辺で、
新たに、発生しており!
難民キャンプは、
辺境へと、移っている・・・!

具体的な、地名は、避けるが、
ピキット周辺でも、
反政府勢力は、山岳地域などに・・・!

新たに、集結して、
体制を、立て直して、
総攻撃に、備えているという・・・!

イスラムには、
聖戦による、
聖都奪回の、歴史がある!

メッカを、追われた、モハンマドは、
メジナに、引き下がり、
体勢を、立て直した、後に!
聖都メッカを、奪回した・・・!

攻撃されれば、必ず、挽回するのが、
イスラムの教えだ、とすると、
彼らが、このまま、
引き下がるとは、思えない・・・!



th18b
20)ピキットの要塞跡

写真は、
ピキット市の、要塞跡!
スペインに、占領されていた時代の、要塞だけれど・・・!

世界大戦の、ときには、
ここに、日本軍の、司令部があり・・・!
防空壕も、掘られていた!

しかし、
敗戦で、日本軍の、兵士たちは、
湿原に逃げ・・・!

今も、イスラムゲリラとなって、
生き続けている、
日系人も、多い・・・!



ミンダナオ紛争を戦った
「キムラさん」の正体

日系イスラム戦士、「日本への思い」を語る
中坪 央暁 : ジャーナリスト


GO!





th19
21)今後の展開を、予想するのは難しい

政府は、今回の戦闘を、
MILF側の、一方的な、違反行為と断定して!
和平交渉の、棚上げ・・・!

そして、棄却を、示唆しているが・・・!
MILF側は、それに、反発している!

互いに、総攻撃も、辞さない!
という、
過激な、論調が、出ているが・・・!

一方で、今回の展開は、かなり周到に、
事前に、準備された、ドラマであり!
反政府側が、それに、引っかかった、
という見方も、根強い・・・!

直前に、平和交渉に、
政府側が、異議を、申し立てて・・・!
ホゴにする、計画に、
イスラム側が、引っかかった、と言うのだ!

そのシナリオは、米国によって、書かれ、
日本も、側面から支援した!
と、言うのだが、真相は、闇の中だ・・・!
(もちろん、米政府は、否定している・・・)

ただ、この劇の、しこりは、
かなり深く、
影響を、及ぼすだろう・・・!




th20
22)難民キャンプで見つかった、
   アルバ(9歳)ちゃん

アルバちゃんは、極端な、
栄養失調の、状態だった・・・!

現地を、訪れた、山元眞神父と、
行橋カトリック教会の、メンバーたちと、相談して!
救済を、決断した!

3ヶ月の、病院治療の後に、
一年の、栄養補給・・・!
そして、3年のリハビリが、始まる!

下は、病院に、収容された、
アルバちゃん!




th21
23)かわいそうなのは、
   子どもたちとお年寄り

きつい、難民生活で、
もっとも、かわいそうなのは・・・!
子どもたちと、お年寄りだ!

下は、ブアランの小学生!
10歳で、
私たちの、スカラーの一人!
彼女は、熱を、出していた・・・!

2000年の、戦闘で、すでに、父親を失っている・・・!
母親は、行方が、知れない・・・!
彼女を、育てているのは、
年老いた、祖母一人だ!

もう少し年が、上になったら・・・!
ミンダナオ子ども図書館で、
いっしょに、暮らすことに、なるだろう!

その後、少女は妹と、
ミンダナオ子ども図書館に、住み!
2018年、現在は、大学生で!
妹は、高校生です!




th22
24)総攻撃が始まるとしたならば、
   ラマダン明けだろう

9月になって、イスラム教徒は、ラマダンに入った・・・!
ミンダナオ子ども図書館にいる、
イスラム教徒の子たちも、断食を、している!

10月1日の、ラマダン明けまで、
ラマダンは、最も重要な、祈りの月だ!

もしも、本格的な、
総攻撃が、始まるとしたならば・・・!
過去の事例を、帰り見ると、
ラマダン明けに、なるだろう!


以下はフィリピン
インサイドニュースの
9月1日の記事からの抜粋
http://www.t-macs.com/
*
政府、MILFとの合意文書を破棄

最高裁で29日、
デバナデラ訟務局長が、
モロ・イスラム解放戦線(MILF)との
先祖伝来の支配地に関する、合意文書には、
どんな形であれ、
政府が署名することはない、と述べた。(Star)

◆ラマダンも戦闘継続へ
政府が、合意文書を破棄したという、
29日の話を、受けて、
モロ・イスラム解放戦線(MILF)は、31日、
和平プロセスが、
全面戦争に至る、可能性もあると警告した。
(Inquirer)



◆MILFのテロ組織指定を

北コタバト州は、このほど、
命令系統から離脱した、急進派部隊の、
掃討作戦を支援するため、
モロ・イスラム解放戦線(MILF)を、
テロ組織に指定するよう、
アロヨ大統領に、強く訴える決議を出した。(Star)


◆MILFの武器工場を制圧
国軍は、29日、マギンダナオ州で、
モロ・イスラム解放戦線(MILF)急進派
カト部隊の武器工場を兼ねる、
訓練キャンプを制圧した。(Star)


  ***************


9月になって、
イスラム教徒は、ラマダンに入った。
ミンダナオ子ども図書館にいる、
イスラム教徒の子たちも、断食を、している!

ラマダンは、
10月1日の、ラマダン明けまで、
イスラム教徒の子たちにとっては、
最も重要な、祈りの月だ!

もしも、本格的な、総攻撃が、
始まる、としたならば、
過去の事例から、見ると、
ラマダン明けに、なるだろう!



th23
25)現地から聞こえてくる言葉

フィリピンの新聞記事を、見ても、
MILF側は、和平条約への、サインに関する、議題からも、
かなり巧妙に、追いつめられて、いるように、
感じられて、ならない・・・!


スペインによる、植民地化から、
数えると、400年間!
フィリピンの内部に、独立した、イスラム自治州を、作るために、
イスラム教徒が、抵抗し続けてきた、歴史を見ると・・・!

たとえ、追い詰められた、としても、
イスラム教徒は、
簡単に、引き下がるとは、思えない・・・!

ピキットでも、山岳部で、
MILFは、軍を、展開している・・・!
という、情報があり、
状況を、見守る必要が、ありそうだ!

戦闘が、激化すれば、
フィリピン政府内では、
イスラム教徒と、対立した政党が、
有利に、なるだろう・・・!

ルソンやセブや、海外のマスコミでは、
戦闘の根本は、イスラム教徒とキリスト教徒の、
宗教的な、対立によるものだと、
語られる場合が、多く・・・!

ぼくも、最初は、そう思い込んで、いたけれど・・・!
なんと、現地では、日常の生活も、
イスラム教徒と、キリスト教徒は、お互いに、助け合ったりしていて、
対立は、あまり感じさせない!

たとえば、
ピキット市の、ソーシャルワーカーで、
カトリック教会の、平和活動も行っている、
グレイスさんは・・・!

神父さんや、教会員たちといっしょに!
命がけで、
戦闘地域に残された、
イスラムの子どもたちの、救済に・・・!

爆弾の、落ちる中を、
イスラムの支援者たちとも、手を取り合って、
いっしょに、駆けまわって、
救済活動を、行っている・・・!

グレイスさんは、イスラムの人々からの、信頼も厚く!
MCLの、理事でもあり、
彼女と、彼女の友人の、イスラムの理事が、いるからこそ、
MCLの活動も、ここまで、可能だったのだ・・・!

tukurare


25ーB)戦争が、作られる理由は?
現地から、聞こえてくる、言葉によると、
戦争が、仕掛けられ?作られる理由は・・・!

国際政治の、枠組みと!
それによる、農業資源や、鉱物資源の、
資源確保が、目的なのだと・・・!
地元では、言われている!

実際に、現地では、
イスラム教徒とキリスト教徒、そして、原住民たちも、
宗教や種族、言葉の、違いがあっても、
長年、仲良く、暮らしてきた、のだけれど・・・!

戦争は、そんな平和な、社会の外側から、
意図的に、作られる!
と、言うのだ・・・
そして、戦争が、意図的に、「作られる」理由は・・・!

2年前、日本が、
イスラム自治区や、MILF支援を含む、
日本バンサモロ・イニシィアティブを、発表したとき!
ある、バランガイキャプテン(村長)が、
言った、言葉が、忘れられない・・・!

「国際社会が、支援して、学校や、道路や、
 農業の灌漑施設を、作ってくれるのは!
 うれしいのだが・・・!
 また、戦争が、始まるきっかけに、なるかも、しれない!」

何を、言っているのか、
最初は、わからなかった、けれど!
話を聞きながら、見えてきたのは、
国際支援は、飴と鞭が、一体になった活動で・・・!

表向きは、地元に、喜ばれる、支援をしながら、
裏では、資源開発などの、
経済的利益を、目的として、
国際資本が、地元の有力者と、繋がって・・・!

土地所有権のない、漁民などを、辺境へ追いやって、
農地を、開発したり・・・!
土地を奪って、石油や天然ガス、希少金属といった、
資源を、得るのが、目的なのだという!




th24
26)難民キャンプでは、
   病気の子供が増えている
この子たちも、すぐに、病院に運んだ!


上の子も、下の子たちも、
手術の後に、
奨学生として、採用した子たち!

避難生活ちゅうに、
病気で、もっとも多いのが、
激しい下痢と、腹痛!
そして、高熱の症状だ・・・!

折しも、ミンダナオでは、
高熱を、発して!
悪寒と、痙攣を、引き起こす、
奇妙な、風邪が、流行っている・・・!

ミンダナオ子ども図書館の、
子たちも・・・!

すでに、5人が、
引き付けを、起こして、入院している!




th24b
27)繰り返し現地を訪れ

私たちは、繰り返し、現地を訪れて、
人々から、聞き取り調査を、行い!
何に、困窮し、
何を、必要としているかを、たずねた・・・!

その結果、相変わらず、需要が、高いのが!
新たな難民たちの、ための、
ビニールシートであり!
薬品で、あることが、わかった・・・!

薬品に、関しては、
すでに、赤十字も入っており!
あちこちで、赤十字のマークが、入った車を、
見かけて、いたので、安心していた、のだが・・・!

聞いてみると、
今回の、赤十字の支援は、
食料(米)と、水であることが、わかった!

食料、
とりわけ、米の支援は、
ワールドフードも、入っている!

薬品の支援に、関しては、
アメリカのNGOが、入った!
と、聞いていたが、
一部の地域に、限られている・・・!





th25
 
28)初めて見た難民キャンプ
   松居 陽
 
先日、僕は、生まれて初めて、
難民キャンプと言うものを、見てきた。
雨の中、ろくなテントが無い者達も多く、
地面は、ぬかるんでいた。

七月二十七日からの、戦闘で、
四日目の難民生活を、営んでいる彼達は、
まだ、士気も高く、
子ども達には、笑顔が見られた。

それでも、数日前と比べると
住居を追われた、世帯の数は、ほぼ二倍!
今では、八つの村から、約五百家族が、
やむなく道路沿いに、住んでいる。

戦闘の理由は、と言うと、
土地を追われた、と感じる、ムスリムが、
収穫の時期に、自治区から村々に乗り込み、
農作物を、奪っているだとか・・・

地方の市長が、
クリスチャンの農民達に、武器を持たせ、
逆に自治区の人間を、挑発しているなど・・・

少なくとも、こんな、
うやむやな証言が、飛び交っている中、
証拠も無しに、原因を決め付ける権利は、
誰も持っていないだろう。

僕達は、と言えば、
ああだこうだと、口論している暇なく、
当然これら犠牲者、特に子供達のために、
何ができるかを、検討している。

古着、米、ビニールシートと、
薬品を分配した後、
彼らの気力が、尽きる前に、
読み聞かせを、しに行くつもりだ。

音楽、踊りや、遊びを楽しみ、
ちょっとした、パン菓子を添えて、
彼らの笑顔を、絶やさないための、
手助けを、行っていきたい。

それにしても、
僕と、彼らの子供時代と、見比べてみると、
なんという違いだろう。

僕は、当然物質的に、
より豊かな環境に、育っていたし、
健康的で、安全な生活を、営んでいた。

考えてみると、スカラー達も、
ずいぶん荒んだ、現実から来たのだ。
しかし、現実で苦労しているのにも、かかわらず、
あるいはそのためか、

彼らは、いつも、
自分の目の前で、
起きていることを、受け止め、経験する力、
いわゆる、勇気を持っているのだ。

そして、愛するということが、
どれ程大切なものなのかを、実際に悟ったのだろう。
毎日、生存の戦いに、
表情が、硬くなった子供達も、

MCLへ到来して、
まもなく、太陽のように輝き、
解き放たれたように、見えるようになるのは、

彼らは、苦しみの中で、
すでに習得したからなのであろう、
幸せになるために、必要不可欠な知恵と能力を。

   松居 陽





th26
29)ミンダナオの状況は、
   良いとも悪いとも言えない

日本の新聞でも、紹介されたが、
IMT(国際停戦監視団)の中核をなす、
マレーシア軍は、撤退した・・・!

和平交渉が、進展せず、
業を煮やしての、撤退だ!

フィリピンの国軍は、
MILFに対する、
強硬姿勢を、貫いている・・・!

IMT国際停戦監視団には、
日本政府も、人材を、文民派遣しているが!
マレーシア軍の撤退を、
戦闘の拡大のきっかけと、考える、向きもある・・・!

今後、
どのような、展開を見せるかは、
余談を、ゆるさない・・・!

ピキットでは、戦渦は、多少おさまったものの、
ARMM(イスラム自治区)等では、
今まで以上の、激しい戦闘が、
起こっている、とも聞く!

ダトゥピアンなどでは、
国際NGOが、入ることが、制限され、
難民は、悲惨な状況だと、聞く!

ミンダナオ紛争は、
多少日本でも、報道されているが、
単に、イスラム教徒とキリスト教徒の、
対立として、描いている・・・!

紋切り型の、報道は、
現地でも、多い!




th30
30)毎日新聞の記事

今回、光っていたのが、
毎日新聞社の、
10月29日の記事だった!

現地を、良く知っている者からすると、
ジャーナリストの矢野純一氏が、
ダトゥピアンに、直接踏み込んで!
現地取材をしている、意気込みには、敬意を表したい!

ARMMの、この地域は、
現在も、最も不幸な、地域とされている!

ピキットでは、
国際的な、NGOなどが、
初期の頃から、入っているが、
この地域は、色々な理由で、支援が無い・・・!

理由の一つは、矢野氏が、指摘するように!
「国軍は、『危険』を理由に、町へ通じる道を、
 通行止めにするため!
 国際機関からの、援助の食料や、
 飲料水が、十分に届かない。」

ピキットの、ポンポン神父からも、
上述の状況は、
間接的に、ぼくも耳にしている!

さらに、インターネット上に、公開された
「ねずみ」の取材など・・・!
久々に、本格的なジャーナリスト魂を、
感じさせる、ものだった!
興味ある方は、以下の記事をクリック。
http://mainichi.jp/select/world/news/20081111dde007030079000c.html
(期限切れ2018年次)

日本でも、アフリカに駐在の、NGO関係者の記事で、
朝日新聞に、
アフリカにおける、部族間闘争の裏側に、
「資源をめぐる思惑がある」と、書かれていたが!

この様な、表面で、語られていることの、
さらに内側を、キチッと報道する、姿勢が、
日本のマスコミにも有る!ということは、
うれしいことだと、思う・・・!




 戦争と平和
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