2015年4月以前の記事


 MCL訪問 



こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

2月から3月にかけて、
たくさんの方がMCLを訪ねてくださいました。  

子どもたちによる歓迎会やお別れ会、
支援している奨学生を訪ねたときの様子などを
紹介します。

 


MCLは、
ダバオ空港から
車で3時間ほどの
キダパワン市にあります。


飛行機が朝早いときや、
夜遅いときは、ダバオにある
MCLのお家に泊まることができます。
 

歓迎会  
 

訪問者の方が、
MCLに到着した日の
晩ごはんのあと・・・
 
子どもたちが、
歓迎会をしてくれます。
 

今晩の司会は、
私たち!
 

ギターに合わせて歌います。
 

始めは元気に
「ロラレ」の歌から!
 
   

歓迎のごあいさつ
 
     
 

それぞれの民族の歌で歓迎。
私たちは、ムスリム。
 

こちらはマノボ(先住民族)の
子どもたち
 

そして、ビサヤ(クリスチャン)
 

訪問者の方の自己紹介


特技を披露したり、
お互いに質問しあう
場面もあります。


 

ようこさんは、
高校を卒業する奨学生に
プレゼントを
持ってきてくださいました。
 

素敵なプレゼントを、
どうもありがとう。

  支援している奨学生を訪ねる
 

北海道から来てくださった
もとむさん


MCL訪問は
3回目です。


奨学生の彼女と、
1年ぶりの、
再会です。
 

支援している奨学生は、
イスラム自治区のパガロンガンに
住んでいます。

3月2日(月)
彼女の通う
小学校を訪ねました。


彼女のために、
靴を持ってきて下さいました。
 
 

小学校に行った後は、
実家を訪問。
お土産に興味津々です。
 

お友達のご夫婦も、
いっしょに来てくださいました。
 

ピキットの市場で、
ムスリムのスカーフの試着
 

関東から来て下さった
レオさんは、
2回目の訪問。

支援している奨学生は、
MCLに住んでいます。

彼女は、何日も前から
レオさんの到着を
心待ちにしていました。
 

前回の訪問で撮った写真を
アルバムにしての
プレゼント。

友達も集まってきて、
うらやましそうです。


支援者の方と
いっしょに写っている写真は、
宝物になります。
 
 

3月8日(日)

ロカトンに読み語りに、
レオさんもいっしょに
参加しました。
 

レオさんの見守る前で、
絵本を読む彼女。


レオさんの
訪問の感想を紹介します。

感想を、
どうもありがとうございます。


子供達が夢中になっているはやりの「サンダルけり遊び」では、よろこびが爆発し、
笑顔がはじける。土曜の夜みんなで見る映画。星空の下、歓声、笑い声がひびきわたる。
仲間で一緒にみる楽しさに満ちている。その場で子供達の笑顔に包まれる幸せを感じる。
子供達は底抜けに明るいので、その中にある悲しみや痛みのことを想像することは難しい。
そのことをふと思い、無力感におそわれたりもします。

日曜日には、みんなでルカトン集落へストーリーテリングに出かける機会がありました。
戦闘避難者達が作った集落で、MCLの子供達による絵本の読み聞かせ、「大きな株」
の劇、歌と踊りがあり、絵本を一緒に読み、パンのおやつを一緒に食べました。
「私達はあなた達の仲間である」という思いを届ける場であることがよくわかります。
痛みを知っている子供達から子供達への愛、困難な状況にあるからこそ多くの愛が働く
場所で、MCLは活動を続けているのを目にすることができました。
ここに「子ども図書館」の原点があり、MCLという共同体のの愛の実践があること、
そしてこのような営みが本当の幸福をもたらすものであること、を思いました。

MCLでは外から帰るとみんなが迎えてくれます。ほっと安心できる場所です。
つくづくMCLは「施設」ではなく「家庭」であると思う。管理されたホームではなく、
家族の待つ家なのだと思う。そのことがもたらす幸福感は決定的に大きいと思います。
MCLの家の構造がイバン族のロングハウスを模して作ったものだとは、松居さんに教
えられて気がつきました。家族の交わりを確保するための構造です。

MCLのことが、訪問するたびに少しずつ深くわかるようになり、共感する思いも
深まります。そして、日本でしばらく暮らしているうちに忘れてしまう大事なことが、
ここに来ることで思い出したり深まったりします。
子供達との遊び、お話し、食事、食器洗い、一緒にいることを喜んでくれている。
何よりも私を友人として受け入れてくれるのがうれしい。
一人ひとりの顔が心に残ります。
できることならまた何度でも、訪問させていただければ、と思っています。



関西から来られた
まちこさんは、
初めてのMCL訪問です。
 

まちこさんの奨学生は、
アラカン地区のミオカン小学校に
通っています。
 

3月17日(火)
お友達のよしろうさんといっしょに、
ミオカン小学校を訪ねました。
 

プレゼントを手渡します。
 

とてもたくさんの子どもたちが、
集まってきました。
 

まるで、
映画スターになった気分です。
 

ミオカン小学校から、
レイク・サガン村の実家を
訪問しました。
   

ここが、
彼女のお家です。
 

なかなか会えないから、
ゆっくりおしゃべりします。


来てくれて、
どうもありがとう。
 
 

アラカンの小さい食堂で、
お昼ご飯
   

食後のコーヒーを
入れているところ
 

3月21日(土)ニューバレンシア

以前に紹介した、
あやさんと奨学生
 

あいこさんは、
3月26日に
マキララ地区の
マロゴン小学校を訪ね、
奨学生の卒業式に参加
 

ようこさんは、
たくさんの奨学生を
支援して下さっています。

小学生の彼女とは、
初めての対面です
 

プレゼントのキャップを
使ってくれている、
高校3年生の彼と。
 


3月27日(金)
高校4年生の奨学生の
卒業式に、
出席して下さいました。
 

3月29日(日)
学生総会では、
外に住む奨学生も参加して、
記念写真


滞在中に支援を決めてくれる方も・・・

2人で高校生を
支援してくれることを決めた
関西国際大学の
なおさんとえりさん。

ソーシャルワーカーという、
同じ夢を目指して頑張ります。

 
 

カリナンに住む
小学生の彼女も、
関西国際大学の
ぐにさんが
支援してくれることが
決まりました。
 

MCLに住む、
幼稚園に通う彼女は、
アジア太平洋立命館立命館大学の
しげんさんが、
支援を決めて下さいました。

本当に、
ありがとうございます。

活動地域をまわる  
 

スタッフが
活動地域をまわるのに、
訪問者の方が
同行することもあります。

ここはアラカン地区のパコパコ小学校


山の上の、
景色のいいところにあります。


 

2月7日(土)ニューイスラエル

車の荷台に揺られて
読み語りに行くのも、
初めてで楽しい。

保育所の開所式に参加して、
フィリピン料理の
ご馳走をいただきました。
   

2月2日(月)カリナン

大雨の中を、歩いて
奨学生の通う学校に向かいます。

地元の少年が、
滑りやすい道を歩くのに、
手を取って
助けてくれました。


 2月3日(火)

サンタマリアに建てる保育所の、
建設予定地の調査に同行
 

日本からの訪問者に、
人が集まってきました。
 

関西国際大学の
学生さんは、
MCLで衣料支援の準備も
手伝ってくださりました。
 

こちらは
アラカン地区のキアタオ村
 

3月18日(水)
子どもたちと
夢中で遊ぶとしやさん
 

スタッフは、
2015年度の
プロフィール更新のために、
インタビュー
 

3月14日(土)
サンタマリアでの読み語りに
参加した、まちこさんとよしろうさん
 

まちこさんは、
ホームステイも体験
 

3月17日(火)
この日は、
アラカン地区を回っています。
 

ダラッグ小学校の子どもたち
   
 

3月22日(日)
あやさんは、
イスラム地域での
読み語りに参加
 

3月16日(月)
イスラム地域の
ピキットの食堂で、
お昼ごはんを食べる
よしろうさん
 

4月1日(水)
カリナンでの
平和の祈りに参加した、
たつきさんとりょうさん

  

2月3日(火)
サンタマリアの海に向かって歩く、
あかりさん



MCLでは、
訪問者の方を
家族として歓迎しています。

訪問者の方ためのプログラムはありませんが、
スタッフの活動に同行して、
いろいろな地域を見ることができます。



MCLで子どもたちと過ごす  
 

晩ごはんをつくる子どもたち
 

配膳中
 

食後の歯磨き
 

女子寮の本棚
 

宿題中
 

集まっておしゃべり
 

お部屋訪問
 

いっしょに
寝るのも楽しい。
 
     
 

朝の洗濯
 

朝ごはん
 
   

学校に行く身支度
 

そして、
思い切り遊びます。
 

スタッフのお部屋を訪問。
小さい赤ちゃんがいました。
 

3月1日に
生まれたばかりの女の子。

ムスリムのスタッフと、
クリスチャンのお嫁さんの
赤ちゃんです。
  
お別れ会
 

帰る日の前の晩に、
子どもたちが
お別れ会をしてくれます。
 

お別れのあいさつ
 

気をつけて、帰ってね。


 私のこと、
忘れないでね。

 

訪問者の方からも、
ごあいさつ
 
 

最後に、一人ひとり、
お別れに行きます。
 
 


 
   



  来てくださった皆さん、どうもありがとう!

また、遊びに来てくださいね。

 
 
 



平和の祈り  

2015年4月1日(水)



こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

  ダバオのミンタルというところにある日本人墓地で、
MCLの子どもたち、
立正佼成会のスタッフ、
ダバオの日系人会の皆さんといっしょに
平和の祈りをしました。


2015年3月 練習風景  
 


3月29日(日) 夕食前・・・
 


民族衣装を着けて、
最後の練習
 


小さい子も見学

 

ダンスの確認
 


歌声に、
みんなが集まってきます。
 


もうすぐ、晩ごはん!

 4月1日(水) 平和の祈り 



朝4時にMCLを出発した子どもたち。

ミンタルの日本人墓地に
到着。

ダバオから車で1時間ほどの
カリナンという町には
戦前、大きな日本人町がありました。

ミンタルは、
カリナンのすぐ近くにある
小さな町です。
 
 


立正佼成会の方の
ごあいさつ
 


イスラム式で
開会のお祈り
 


集まって下さった、
日系人会の皆さん



MCLの子どもたちの歌

  
     
 

立正佼成会の方のお祈り
 

日系人の方は、
なめらかな
日本語とビサヤ語で
スピーチ
 

子どもたちも、
日系人の歴史の話を
真剣に聞いています。

  

集まった皆さんで記念写真

 

ビサヤ(クリスチャン)の衣装
   
   

マノボ族(先住民族)の衣装
 
     
   

マギンダナオ族(ムスリム)の衣装
 



イスラム教徒、
キリスト教徒、先住民族

MCLの子どもたちは
みんなとても仲良しです。

平和の祈りが
届くといいな・・・

カリナンの歴史博物館へ  

 
 


カリナンには、日系人の歴史を
日本語で紹介する
小さな博物館があります。
 

地元の方も、
 

子どもたちといっしょに
お出迎え
 

フォークダンスを
披露してくれました。
 


日本からお父さんと来た、
16歳の男の子2人
 


同じ年頃の子が来てくれて、
うれしい。




さあ、私たちの出番!

歌に合わせて、
踊ります。
     
     
  
 

次は、マノボのダンス
   
    

観客席からも、お客さんを
ひっぱってきて、
みんなでダンス!
 

最後に
立正佼成会の皆さんと、
「花は咲く」や「ふるさと」を
合唱しました。
 
    

博物館を見学
 

戦前の日本人町の記録を、
興味深く見ています。
 

浴衣のお人形と、
記念写真
 
 

そして、MCLに帰りました。
   


世界が平和でありますように。

子どもたちが笑顔でいられますように。


 
「夢ぽっけ」を配る



こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

3月末に、
立正佼成会からたくさんの「夢ぽっけ」が届きました。

「夢ぽっけ」というのは、
立正佼成会の子どもたちが
ご飯を1食がまんしたお金で
学用品やおもちゃを買って、
袋に詰めたもの。

MCLは、
ミンダナオの村の子どもたちに、
「夢ぽっけ」を届けるお手伝いをします。
  
 
2015年3月末 準備

 

ある日の午後・・・
子どもたちは元気に遊んでいます。
 


スタッフさんはお仕事中。
大きなコンテナの中に
詰まっているのは・・・
 


「夢ぽっけ」の入った
段ボール箱

 

配りやすいように、
箱から出して、
 


大袋に
詰めなおします。
 


私も手伝う!
子どもたちも参加。

2015年3月30日(月)パコパコ  
 


今日は、
アラカン地区のパコパコ村で
「夢ぽっけ」を配ります。

 


MCLから車で3時間ほど走った
山の上にある
マノボ族の暮らすパコパコ村。
 


まずは、お話会をするよ!
みんな座って、座って!


  


 
 


私は、本なしで
マノボのお話をするよ。
 
 


歌ったり・・・
 


笑ったり・・・
 


踊ったり・・・
 




定番の「大きなかぶ(キャッサバ)」の劇。

訪問者のようこさんはキャッサバ役。
名演技に、
みんな大喜びの大笑い! 



 パコパコの子どもたちも、
歌ってくれました。
 


そして、おやつ!
 
 


おいしかったねぇ。

お話とおやつの次は、
いよいよ「夢ぽっけ」を
配ります。
 


立正佼成会の方が、
日本の子どもたちが描いた絵を
紹介。

エイプリルさんが、
「夢ぽっけ」について
説明します。
 
 

村長さんから、
一人ひとり名前を呼ばれて、
MCLのこどもたちから「夢ぽっけ」を
手渡されます。
 
     

 

何が入っているのかな?

 

おもちゃがたくさん!
 


大事に使うね。
どうもありがとう。



この後、アラカンのモイヤス村、
31日もアラカンのレイク・サガン村でも
「夢ぽっけ」を配りました。

4月も、マキララ地区や、イスラムのピキットをまわり、
「夢ぽっけ」を届けていきます。

立正佼成会の皆さん、
どうもありがとうございました。


  





3月の学生総会
   




こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。   

円安の影響が厳しいため、
2か月に1度開催していた学生総会を
今年度は3か月に1度に減らすことになりました。

2015年度は
3・6・9・12月の最終日曜日が
学生総会の日になります。

3月の学生総会のテーマは、
「イスラムの文化祭」です。



2015年3月の週末 文化祭の練習   
 


3月の毎週末、
ムスリム奨学生たちは
ピキットの公園広場に集まって
文化祭の練習をしていました。
 


鐘と太鼓に合わせて、
女の子たちのダンス
 


当日は、どんな衣装で
踊るのでしょう。



 男の子たちのダンスは、
農作業の様子でしょうか。



 田植えをしているように
見えます。
 


こちらは、結婚式の劇の
練習中
 


  当日が、楽しみです。

 3月29日(日) イスラムの文化祭 



イスラム風に飾られた、会場

   
 


3月の学生総会の朝です。

 


たくさんの大学・高校生奨学生が
集まりました。
 


イスラムの民族衣装が
華やかです。
 


円安の乗り切るため、
3月からお小遣いが
いつもの半額になります。

円とペソの
レートの説明を
しています。
 


学生総会に参加するのは、
高校生以上の奨学生ですが、
MCLに住む小さい子どもたちも、
観に来ています。

ともさんからも、
円安について説明。
 

 
MCLの外に住む奨学生に、
支援者の方から届いた
お便りが手渡されます。
 

私を支援して下さって、
どうもありがとう。
  
卒業するまで、
あきらめずにがんばります。
           
     
 

支援者のようこさんも
総会に参加


  
支援している奨学生たちと、記念写真
 


自分のお母さんのように
慕っています。

私を学校へ行かせてくれて、
どうもありがとう。
 

今年、大学を卒業した奨学生が
一人ひとり挨拶をします。
 


うれしくて、
つい涙が・・・
 


あきらめずに勉強を続けて、
本当によかった・・・



見守る奨学生も、
もらい泣き
 


記録を取るスタッフも、
感動した表情です。
 


立正佼成会の方も、
観に来て下さいました。
 


次はお待ちかねの、
ムスリム民族の文化紹介
 


出だしは、
男の子のダンス
 


 


続いて、女の子
 

 


農作業を表現するダンス


 
 


ダンスから、結婚式の劇へ、
一続きで舞台は進みます。

花嫁さんを迎えに行くところ。
 


きれいなお嫁さんが
やって来ました。
   

誓いのお祈り
 

そして、特別な食事を
口にします。
 

みんな真剣に見つめています。
 

劇はステージの外にとびだして、
これは田んぼのシーン

 

お客さんも、移動。

とても興味深い劇でした。
 

次はマロンダンス
 

マロンと呼ばれる、
布を輪にしたスカートを使って
踊ります。

今は肩から
掛けています。
 

マロンは、
水浴びのときや、
眠るとき、
車の荷台に乗るときの日除けに
毎日使うけど、
ダンスにしても
きれいだね。

ムスリム料理のお昼ご飯  
 


待ちに待った、お昼ご飯
 


今日の献立は、ムスリムの料理
 


食堂の前は、大行列
 


配膳を手伝う、
MCLに住む奨学生
 
 


ご馳走に舌鼓・・・
 


ムスリム奨学生の皆さん、
お疲れ様!
 


素敵な出し物だったね。



次回の学生総会は、6月の最終日曜日。

テーマは「マノボの文化祭」です。
ミンダナオの先住民族の文化が
紹介されます。


  


  
2014年度 卒業式



こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

3月はフィリピンも卒業式の季節。

今日紹介するのは、
MCLに住む子どもたちの通う
マノンゴル高校の卒業式の様子です。

   

2015年3月27日(金)マノンゴル高校   



3月の気持ちよく晴れた
ミンダナオ図書館の朝・・・

   

 


いつもと同じように
お洗濯をしたり・・・

 


木の上のお家で
遊んだり・・・




だけど、あれ?
お姉さんたちが、おめかししてる!
 
   そう、今日は高校生の
お兄さん、お姉さんの卒業式なのです。

支援者の方も、
卒業式に駆けつけてくれました。

支度が終わって、
村からMCLまで来てくれた
お母さんと、
日本から来てくれた
支援者の方と
記念撮影。


今年、
MCLからマノンゴル高校を
卒業するのは
男の子1人、
女の子6人です。
 

MCLから高校までは
歩いて5分くらいです。

MCLの小さい子どもたちも、
見に来ています。



支援者の方と一緒に
入場することに・・・

胸にお花をつけてもらいます。
 

 

遠くの村から来てくれた
お母さんと一緒に


 


晴れて
入場行進です。


 




 



私は支援者の方と入場 
 


私は
大好きなおばあちゃんと!
 


私は
MCLのスタッフさんと!



 お客さんが見守る中、


 

全員が入場しました。

歌から式が始まります。

  
 


中央の
一人だけスカーフを着けているのが、
MCLの奨学生。
イスラム教徒です。

 


左から3番目の彼女も奨学生。
MCLでもいつも歌っています。
彼女はマノボ族。





一番手前の
一生懸命歌っている子も
MCLの子どもです。

マンヤン族。
 
 


卒業証書を
受け取ります。
   
 


オーナーのリボンを
受け取る子も・・・
 


みんな
誇らしげです。
 



支援者の方も、
感慨深げ・・・


私は、
リボン拾っちゃった!


 

頭に巻いちゃった!



高校卒業、おめでとう!   

  
卒業式のあと
 


支援者の方から
お祝いのプレゼント。





彼女はこの後、
実家でお祝いするために
お母さんと村に戻りました。 




支援者の方は、
MCLの晩御飯で卒業の
お祝いしようと、ケーキを買いに
キダパワンの 市場へ・・・
 


パン屋さんでは、
チョコレートケーキを3枚買いました。



 次は果物屋さん
 


ここではリンゴを
50個買いました。
 


MCLのキッチンに
配膳をお願いします。


 


私たちにまかせて!

今日の食事当番




リンゴとケーキで
お祝いの晩御飯。

 



とてもおいしかったよ!
どうもありがとう!

お兄さん、お姉さん、
卒業ほんとうにおめでとう!  







  
支援している子に会いに




こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

3月は、フィリピンの学校も卒業式の季節です。

支援してきた奨学生が小学校を卒業するのをお祝いするために、
支援者の方がMCL訪ねてくれました。

  
  
2015年3月16日(月) シリック小学校

 


支援者の方が来られる予定の
3月21日は土曜日。

学校はお休みなので、
家を直接訪ねることになります。

 


元気にしていた?

21日に支援者の方と
村を訪ねるので、
お家にいて下さいね。




はい、家で待っています。

とても大人しい感じのする彼女は、
イスラム地域ピキットにある
シリック小学校の6年生。

3月に小学校を卒業します。

3月21日 (土) ピキットのプラザ(公園広場)



訪ねる奨学生のお家は、
ニューバレンシアという
村にあります





彼女の村にも、
日本から支援された
お洋服を箱に詰めて
持っていきます。

 


服を送って下さった皆さん、
どうもありがとう。

私は今日はお留守番。
行ってらっしゃい!



MCLから西へ車で2時間弱・・・
ピキットに到着




あれ、広場のステージに
MCLの奨学生たちがいる!
 
 


イスラムの伝統的な音楽も
聴こえる・・・




イスラムのお姉さんたちが
踊っています。 




お兄さんたちも・・・

 
 


3月29日の学生総会は
イスラムの文化祭




そのための練習をしていたのです。
これは、
イスラムの結婚式の劇の練習 
 


東京テレビの取材も
一緒に来ています。

 


奨学生に、インタビュー




慣れないので、
少し緊張・・・

 

お昼ご飯  



先にお昼ご飯にしましょう。

ボードメンバーのグレースさんも
同行してくれました。

 
 


おかずは
イスラム地域の湿原で採れる
お魚

 


ご飯はMCLで炊いて
お弁当にして持ってきました。

少しでも経費節約。
 

日本から、支援している奨学生を訪ねてこられた
あやさんとあいこさん。

今日は、 あやさんの子どもに会いに行きます。


 HALAL(ハラール)
 


食堂の壁にある見慣れないマーク・・・

何だろう?

アラビア語かな?

 


これは「ハラール」という、
「食べてもイスラム法に反しませんよ」
というマーク 


イスラム教徒の多いピキットの食堂には、
「ハラール」が付いています。

 


フィリピンには
イスラム教徒の人もたくさんいるので、
コーヒーにも・・・

 


ビスケットにも・・・





水にも
「ハラール」が付いています。 



ニューバレンシア(ムスリム集落)  



国道から道を奥に入って1時間・・・

ここは、ニューバレンシアという村です。
村の中に、ムスリムとクリスチャンの集落があります。

   



MCLの贈った保育所もあります。

昨年は子どもの数が少なく
一時的に閉園していましたが、
来年度は開園される予定です。

  
 


まずは、ムスリム側の集落へ・・・

奨学生の女の子は
お家にいるかな・・・


服の入った箱も
担いで持っていきました。
 


目指すのは、左側のお家です。



あっ!
彼女が駆け出てきて、あやさんを抱きしめた・・・!

  
 


学校では大人しかった彼女が
涙と笑顔でお迎え




1年半ぶりの再会です。 


 

卒業おめでとう!
お祝いのプレゼント。
 


何かしら・・・

 

前回の訪問の時に一緒に撮った写真を、
アルバムにして贈ってくれました。
 


それから、たくさんの文具!
小さい子たちも見せてもらいます。

 

久しぶりだね。
ご飯ちゃんと食べてる?
学校はどう?
高校に進学する?

マギンダナオ語のできるスタッフが、
通訳をしてくれます。




最後に家族写真

 



バイバイ、また来るね!

高校でも勉強
がんばってね! 

ニューバレンシア(クリスチャン集落)  
 


次はクリスチャン側の集落に移動


 

急な斜面を登ると・・・

 


広大な湿原が下に見渡せます。
 


取材に答えるともさん
 


こんにちは。
 


子どもたちがたくさん
 


ここでも、お洋服を配ります。

 


サイズに合ったものを



一着一着手渡します。

 
 



 
 

 


 


配り終わったら、おやつ



ココナツジュース 
 


村の人が作ってくれた
甘いもち米のお菓子

 

おいしい!
MCLのスタッフさんたち



僕たちは
アイスキャンディー

 
 






竹でできた教会

 



 



モンゴ豆を選別するお母さんと子どもたち

 

 

急な坂道を降りて帰りました。



 



カバサランでの読み語り 
2015年3月22日(日)



   現地スタッフの宮木 梓です。

2月にMILFとBIFFバンサモロ自由戦士の内戦を避けて、
避難生活をしていたカバサランの人々が、
3月に入り少し状況が落ち着いたので
自分たちの村に戻りました。

避難生活で疲れたカバサランの子どもたちに、
笑顔を届けたい。

MCLのイスラム教徒の奨学生たちを中心に、
読み語りに行きました。


衣料支援の準備

 


2015年3月20日(金)放課後・・・
スタッフはこの部屋で
何をしているのかな。


 

あさって、カバサランに
お話とお洋服を
届けに行く準備よ。
 


日本から届いたたくさんの服を、
子ども用・大人用・男性用・女性用と分けて
箱に詰めなおします。

 


作業は暗くなっても続きます。



大きい奨学生たちも、
手伝います。


夕食の後も、服を詰め続けて・・・

 
さすがに疲れたねぇ・・・
 


朝です。
 


夜遅くまで準備した、
服の詰まったたくさんの箱

 


カバサランの子どもたちに、
喜んでもらえるかな。
  
 
 


カバサランへ出発   

 


トラックの荷台に、
準備した服を積み込みます。

 


たくさんの箱を運ぶのも
みんなで協力すれば、

 


あっという間!



  気持ちよく、晴れた朝
 


さあ、出発!

 

トラックの荷台は



とても暑いけれど、
 


歌ったり、おしゃべりしたり・・・



MCLから、車はピキットに向かって走ります。

   
   
読み語り



MCLを出てから3時間・・・

ようやくカバサラン小学校に
着きました 

 



子どもたちが、走って集まってきます!

 
 


あっという間に、
子どもたちでいっぱいの広場

 


東京テレビの取材で
パックンも同行しました。
 


さっそく子どもたちと
ハイファイブ!
 


観客席の
準備をしよう。




今日は、私もお話読むの。
緊張するな・・・




ビニールシートは満席
 


こんにちは、MCLです!
 


パックンも自己紹介
 


さあ、
お話のはじまり、はじまり!


  


  
 

 
 


  
 

 


本当にたくさんの人が、
お話を楽しみにしていたんだね。
 


 
 
 


子どもたちに、
絵本を読んであげるMCLの奨学生
 

 



私たちは、おやつのパンを
配るよ。 
 


今日は子どもたちが多いから、
一人ひとつずつね。
 


  
 


私たちは、ビニールシートの
お片付け



私は、ドキドキしてうまく
お話できなかったの・・・

次は、お友達やお姉さんみたいに
上手に読めたらいいな・・・ 
 

衣料支援   



読み語りの後は、
日本から送られてきた
たくさんの服を配ります。
 
 


ここでも奨学生たちが、
大活躍!
 


トラックの右側からも、
 


左側からも、
人が押し寄せるけど・・・

 


たくさん持ってきたから、
順番に
ちゃんと並んでね!
 


新しい服を
めったに買えないから、
一生懸命・・・



 
 
 
 


 
 



やっと配り終わったぁ!

 
 


一杯5ペソのシェイクで
一休み・・・


 

車イス支援   
 


丁寧に梱包されて運ばれたのは・・・

 


日本から届いた車イス!
 


さっそく練習してみます。



これで、学校に通えるね。


支援して下さった久保山さん、どうもありがとうございました。

   
 
テレビ東京の取材

 

ここは、

2月に村の人たちも
紛争を避けて避難していた、
「危険なイスラム地域」
だそうです。
 



 

平和構築のためには、
何が一番大切だと思いますか?

 


ここに住んでいる人たちは穏やかですし、
平和を望んでいます。

もともと、私たちは
イスラム教徒もキリスト教徒も
お互いを尊重して
共に仲良く暮らしていました。

世界がこの湿原に眠る石油に
関心を持たなければ、
平和に暮らせるのに・・・



お昼ご飯   
 


今日のお昼は、





MCLから持ってきた、バナナの葉に包まれたお弁当。
鶏肉をしょうゆで煮たものがおかずです。

バナナの葉っぱが、いい香り・・・ 
 
 


村の人たちも、
湿原で採れた雷魚を焼いてくれました。
 


ここでもバナナの葉が、
お皿です。
 


あぁ、お腹すいた!



   
 


もうへとへと・・・
そろそろ帰りましょう。

トラックは揺れるけど、
横になりたい・・・

それでもピースしてくれる
子どもたち
  


夕日が沈むころ、MCLに到着




喜んでもらえて、うれしかったね。
  



また、行きたいな。



訪問された、ジプロスの
鏑木 諒さまの感想


今回のMCLについて
 
 

まずフィリピンは、治安も環境も酷い印象が、自分のなかでは強かったため
最悪な場所だと思っていました。
率直な意見をいうと、日本に住んでいる僕にとっては、とても酷い場所でした。
ご飯もトイレもその他の整備も、とても良い国とは言えませんでした。
けれどフィリピンの人達が、日本の人達より満足そうに暮らしている
理由がわかる気がしました。
口では説明できませんが、実際に行ってみるとわかります。

テレビで激しい紛争があったとか、報道されることもあり、
その映像は、何回かは見たことがありますが
実際に行ったときと映像越しでは、まったく実情は違いました。
アナウンサーは、まるで今も紛争が起きて危ないような口調で説明します。
行ってみたけれど、そこまで危険な場所でもないし、
行ってみなければわからないこともありました。
特に人の温かさは映像やニュースでは解りません。
MCLの人達の温かさ、村の人たちの温かさは決して忘れる事が出来ません。
約束した通り、また必ず会いに行きたいと思います。


二度目の訪問

昨年の6月に松居さんとお会いして、ミンダナオの実情を知りました。
会った場所は不登校になってしまった生徒さんが通う
サポート校での勉強会でした。

私は20年に渡り東京で塾を経営しています。
年を追う毎に日本の子供達から学ぶ意欲が減退し、
未来への意欲が失せて行くのを実感していました。
今迄、沢山の海外ボランティアをなさっている方のお話を聞いてきましたが、
持論は、「日本の中にもまだまだ救われなければならない現実がある」と言う物でした。
マザーテレサ曰く、自分の国で困っている人を助けなさい、と言う考えに同意でした。
自分の国で、すなわち日本で困った人とは、
私にとっては学ぶ意欲や生きる意欲を失いつつある子供達です。
先ずは日本の子供達をなんとかしたい、これが私の思いでした。

しかし松居さんのお話を聞いて、窮状迫る危機がそこにある事を知りました。
“今”何とかしなければならない現実がある。
しかも日本のこんな近くに。
紛争で家も学ぶ機会も、親でさえも奪われてしまった、ミンダナオの子供達。
しかし、昨年の訪問で明るく元気に、
みんなで助け合って生きている姿に驚きを隠せませんでした。
不自由があふれているのに幸せに満ちた生活。
片や満ち足りた環境にあってそれを感じられない生活。

この子たちが交わる事で、お互いに足りないものが補い合えるのでは無いか!
ミンダナオの子供達に学ぶ環境を、
日本で学ぶ子供達を、いつかミンダナオの子供達と触れ合わせたい。
そう思う様になりました。

今回高2になる息子とその従兄を、一緒に連れて訪問させて頂きました。
見る物全て初めて。
多少は聞きかじっていたかも知れませんが、
余りにも無いものが多すぎたことでしょう。
どれだけ日本は満たされていて、
満たされている事すら感じられない程生活が、スムーズに進みます。
自ら努力をして掴みにいかなくとも、全て揃っていて、
親が先生が親戚が、向こうの方から声をかけてくれ、行動を促してくれる。
環境や、大人の言いなりでいれば、簡単に生活できます。
そうやって自ら行動する事を忘れてしまった、日本の子供達。
そんな生活に慣れた彼らは、困った事があると私の所に来て、
これどうしたらいい?と聞いて来ます。
私にも解らないから、自分で誰かに聞いてごらん。
そんなやり取りが繰りかえされました。
水が飲みたい、
こんなに多くて食べられない、
疲れているから休みたい、
トイレの使い方が解らない。
自ら発しなければ何も叶わない生活。
遊びもそうです。ゲームなど無い世界。
誰かと何かをして、遊ばなければ暇を持て余します。

徐々に、MCLの子供達の明るさと積極性に引きずられ、
行動出来る様になりましたが、
彼らは正しく、日本の子供達代表でした。
恐らく衝撃的な体験だったでしょう。
しかし学んだことは、沢山あった旅だったと思います。
何が本当の幸せか、日本が全てでは無い事、
学ぶとは、働くとは、家族とは。
良い高校、良い大学良い会社。その為に勉強する。
そのラインから外れると不安になる。
でもそれは、日本だけの話しであり、
世界にはもっと別の考えや生き方がある事。
それを別に、日本で実践しても良い事。
そして何より大事なのは、人は人と支え合って生きるという真実。
そんな経験を、是非一人でも多くの日本の子供達にして欲しい。
そして、一人でも多くのミンダナオの子供達が、学ぶ機会に恵まれて欲しい。
改めてそう思った旅でした。

松居さん、宮木さん、現地スタッフの方々、
そしてMCLの子供達に心より感謝申し上げます。
一人でお多くの子供達に、スカラーシップが与えられる様に、
微力ながらお手伝いをさせて頂ければと思います。
本当に有難うございました。
そして子供達の為に、今後益々の活躍をお祈り申し上げます。


 
 
 
 
 
 
 

鏑木さまの経営する、ジプロスに関しては、
以下をクリック。


ジプロス事業(新体感型学習プログラム)
小中高大学~社会人までの一貫教育を目指しています。
 
 




サンタマリアで保育所の開所式
  

  

こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

MCLの活動の一つに、保育所の建設があります。


フィリピンでは、保育所か幼稚園を経由した子でないと、
小学校に入学できません。
ABCを学ばずに小学校に入学すると、
先生が大変だからという理由です。

でも、僻地の村々に暮らす小さい子どもたちにとって、
遠くの保育所まで歩いて通うことは大変です。

だから、小さな村々に住む子どもたちが小学校に上がれるよう、
保育所が必要なのです。


3月13日(金) 子どもたちが海に到着

  


朝早く出発して、車で3時間。
まずはお昼ご飯。 
 

おやつの準備もしておこう!
 

MCLの畑で採れた、
キャッサバ芋を持ってきました。
 

こちらでは、
カヌーを組み立てています。
 

ともさんの左にいるのが、
日本から、組み立て式のカヌーを
持ってきてくださった吉田さん。

今回建てた、
保育所の支援者の一人です。
 

救命ベストのつけ方を、
教えてもらいます。




 

さあ、出発!
 

吉田さんも、カヌーで海へ・・・
 

あっという間に、


沖まで行っちゃった! 
 



 

ただいま!
 

その間、保育所のペンキ塗りも
行われていました。
 

明日の開所式に間に合うかな・・・
 

床のセメントも、まだ半分・・・
 

僕たちも手伝うから、
大丈夫だよ!
 

村の子どもたちが、
見に来ています。
 

明日、楽しみやな。
ほんまやな。
 

キャッサバ煮たの、できたよ!
おやつにしましょう。


泳いだら、お腹ぺこぺこ。 
 

コーヒー飲みますか?


海で食べると、もっとおいしいね。 

 

訪問者の方たちも、
キャッサバをいただきます。

 

こちらでは、ココナツの中の
白いところを食べています。

 

ゴミ拾い
 

乗ってきた軽トラの荷台で休憩
 

保育所のサインボード
 

晩ご飯は、魚。
さっき、村で買ってきたばかりで、
とても新鮮。

 

おいしそうに、揚がりました。



 

暗くなったので、
懐中電灯を使って料理。




お腹すいた・・・
ご飯、たくさんよそってね。 
   

こちらの魚スープも
おいしそう!
 

明日の読み語りの練習も、
しっかりします。
 

訪問者の方が持ってきてくださった
お人形で、人形劇に挑戦


晩ご飯のあとも、
練習は続きました。

  2015年3月14日(土) コラグシン保育所の開所式
 

夜明けです。
 
 

薄暗いうちから、
ご飯の準備
 

僕は、ご飯を炊く係り。
 

水の量は、このくらいかな・・・
 

こちらでは、魚を揚げています。
 

ハウスペアレントさんは、
サツマイモの茎のサラダ作り


玉子焼きチーム 
 

僕は、お湯を沸かそう。
 

お湯が沸くまで、歌う。
 

みんな、お湯沸いたよ。
コーヒー飲もう。
 

あー、おいしい・・・
 

私は、波打ち際を散歩。
 

あれ、これは何だろう?
 

村の子たちが、
砂浜で遊んでいました。
 

お絵かきが好きみたい。
 

アルファベットがグルグル続く。
 

漁村の朝
 

舟のメンテナンス
 

漁に使う網の、繕い中
 

竹でできた教会
 

イスラムの神さまを讃えることばが
描かれた舟もある。
 

この舟の持ち主は、
コンピューターが好きらしい
 

朝ご飯の前に、
もう一度練習。
 

ペンキ塗りも、
大急ぎで続いています。
開所式は、午前9時から・・・


私は、のんびり
お菓子でも食べよう。

 
 

朝ご飯は玉子焼き
 

 



水浴びして、おしゃれして、
さあ、出発! 
 

開所式の準備中
 

手作りのサインボード

 

まずは、読み語りから。

こんにちは、MCLです!

 

ともさんとエイプリルさんも
見守っています。


 

昨日練習した人形劇

カエルのお母さんの指揮に
合わせて歌います。
 

次のお話は、何だろう・・・


 

青虫がたくさん食べて、
さなぎで眠って、
きれいなちょうちょになるお話

 

おむすびころりん

ビサヤ語で語っています。

  
 

私は、「ロッタちゃんの自転車」の
お話をするよ。

 

一緒に歌おう!



訪問者の方も、歌に参加 




続いて、開所式 
 

保育所を、どうもありがとう。
 

寄付してくださった
吉田さんのごあいさつ


書類にサイン 
 

副代表のベビンさん
 

サインボードを取り付けます。
 

おやつのパン

 

もう、お昼近く・・・
お腹すいたね。

 

村の人が、カニや貝などの、
海のご馳走を用意してくれました。
  

お昼ご飯のあとも、海水浴。

 

村の人が、海で取れた
貝を売りに来ました。

 

コーヒーも、
海の中で飲みたい。

 

晩ご飯のしたくをしながら、
おしゃべり



バナナが煮えたよ!
おやつにしよう! 


アツアツをほうばります。
 


今晩のおかずは、
何だろう。 


カヌーも子どもたちに大人気。
吉田さん、持ってきてくださって、
ありがとう。 

 

家族で挑戦。
お父さんとお母さんと一緒だから、
怖くない。

 

晩ご飯は、
モンゴ豆とハヤトウリの炒め煮
だそうです。


ホームステイ  



私は訪問者の方と一緒に、
MCLの子たちが料理していた晩ご飯は食べずに、
保育所の先生のお家に、泊まりに行きました。

  
 

晩ご飯は、
新鮮なイカ墨のスープ


 

奨学生が一人、
付き添いで泊まってくれました。


 

朝です。




早朝から、
先生の妹さんがお洗濯中 

 

おトイレ

 

先生はお弁当作り


 

私たちは、朝のコーヒー

 


コーヒーとパンは朝食ではなくて・・・




朝ご飯は、白いご飯と
コーンビーフ


MCLの子たちが、遊びにきてくれました。

「あんたらも、ご飯食べていき!」と
先生。
 

最後にみんなで
記念写真


 

バナナの花



3月15日(日) 最終日   
 

MCLの朝ご飯はこれから

 

ご飯の準備ができました。


 

朝食後は、

きれいな貝殻を拾ったり・・・
 

みんなで、おしゃべりしたり・・・
 

そして、お昼ご飯の準備


トゥバを、
飲んでみませんか?
 

トゥバというのは、
ココナツの樹液が自然に発酵したお酒。
甘ずっぱい味。


お昼のおかずは、
コーンビーフとジャガイモ炒め 


配膳中
 
 

食前のお祈り



食後のお皿洗い
 

ここにも、ハイジの本
持ってきてん!
 

そして、帰る準備・・・
 

トラックの荷台
 

ガタガタ道を、揺られて帰ります。
 

帰るのが名残惜しく、
 

最後の最後まで、
 

海を眺めます。
 

バイバイ!
 

また来てね。
 

また来るね。




  




緊急支援
  

  

2015年1月末にBIFFバンサモロ自由戦士と警察特殊部隊の戦闘で40名近くが亡くなりました。
戦闘が避けられないと感じた住民たちが、村から避難し始めました。

MCLは、現地福祉局のソーシャルワーカーで、MCL役員のグレイスさんから、
避難民発生の連絡を受け、緊急支援を開始しました。


2015年2月6日(金)  
 

避難民発生の連絡を受け、
急きょ衣料支援の準備を開始

 

晩御飯の後だったのですが、
訪問者の学生も一緒に仕分け。
 

大人用と子ども用に、
日本から届いた服を分けて詰めます。
 

野宿する避難民に配る、
ビニールシートを切ります。

 

避難している子どもたちも、
お手伝い
 

ビニールシートの芯で遊ぼうと、
友達と取り合い
 

こんな時でも、笑顔
 

一家に一枚ずつ、
公平にシートを配れるように、
リスト作り

 

右端が、
現地福祉局で働くグレースさん
 

マギンダナオ語を話せる奨学生が、
大活躍
 

お年寄りに、避難生活は厳しい・・・
 
     
 

雨や日差しをしのげるよう、
ビニールシートを配ります。

 



服の詰まった箱は、
現地のリーダーから
人々に配ってもらうことになりました。

2015年2月16日(月)  
  

BIFFと警察特殊部隊の戦闘に続いて、
イスラム地域で、MILFとBIFFの内戦が起こりました。

ここは、ピキットの避難所。
本来は、イスラムの人たちの学校です

     
 

持てるものだけ持って、
逃げてきた人たちがたくさん・・・

 

こうしている間にも、
続々と避難民がやって来ます。
 

人が集まるので、
アイスクリーム屋さんもやって来ました。
 

ビニールシートの予備がなかったので、
炊き出しをしました。
 

3つの大鍋でご飯を炊きました。
 

現地の方も、
配るのを手伝ってくれました。
   


こちらはイスラム自治区サイドの避難所 
 

普段はバスケットボールのコートです。
 

明日、ビニールシートを届けに行きます。

2015年2月17日(火)  
 

野外での避難生活
   
   

昨日、ダバオで買ってきた、
ビニールシートを切ります。

円安の影響で資金が少なく、
とりあえず6ロールを用意しました。
 

車につんで、避難所へ
     
 

カルボガンの村長さんに出会いました。
 

MCLの奨学生たちも避難しています。
 

避難所でも、サリサリストア
 

ビニールシートを配ります。
 

早く村に帰られればいいのですが・・・
 

他の団体も、救援に入っていました。

2015年3月2日(月)  
 

支援物資の中から服を集めて詰めます。
 

スラム地域の奨学生を、
支援して下去っている方が訪ねました。
 

日本からのお土産
 

かぼちゃやトウモロコシの種も、
いただきました。
 

途中、ピキットの市場で、
ムスリムの女性のショールを
見立ててもらっています。
 

イスラム自治区の避難所に到着
   

UNHCRがテントを支援
 

私たちは、古着を届けました
  

の後、状況が少し落ち着いたようで、
3月8日(日)に、避難所の前を通ったときには、
みんなが村に帰っていました。

避難生活は厳しいので、ホッとしました。

たくさんの古着を送って下さったり、緊急支援をして下さって、
どうもありがとうございました。


私たちは図書館

 
 
皆さま、こんにちは。
現地スタッフの宮木 梓です。

ミンダナオ子ども図書館の活動の中心のひとつに、
村々を回っての絵本の読み語りがあります。

今年に入ってからの、読み語りの様子を紹介します。

 

 
 
2015年3月8日(日) マキララのロカトン  


MCLから車で1時間ほどで
ロカトンに着きました。

 

子どもたちがMCLの建てた
保育所の前で
待っていてくれています


どんなお話が聴けるか、楽しみだな。

 

私は、ハイジの絵本を選んだの。

私も山の暮らしが好きだから。



     
 

みんな、真剣に聴き入っています。

 

 

得意の「おおきなかぶ」の劇。
かぶをキャッサバ芋に変えて
演じます。

イヌがネコを呼んできたところ。
 

お母さんたちも、大笑い。

 

ネコの次は、サル、ネズミと続いて・・・
 

やっと抜けた!大きなキャッサバ!
 

お話のあとは、おやつ

 

私たちも、お腹すいたね。


また来るね、バイバイ!
 
  
2015年2月7日(土) マキララのニューイスラエル 


今日は、新しい保育所の開所式です。
 
 

サミット延岡さまのご寄付で建ちました。
どうもありがとうございます。
 

こんにちは、MCLです!
     

  
 

きれいな絵本だね。

 

私にもお姉さんみたいに、
お話ができるようになるかな。
 

図書館が来てくれるって、
楽しいね。
2015年2月1日(日) ピキットのプノル  
 

出発前にお祈りをします。

 

空のきれいな日です。
 

溝口 幸二さまのご寄付で建った、
新しい保育所。
どうもありがとうございます。
 

こんにちは、MCLです。
今日は、たくさんのお話を持ってきました。
 

MCLについて説明するのも、
私たち奨学生。



どんなお話が聴けるのかしら・・・

 
     


大人になっても
お話を聴くのは楽しいね。
 


お話の間に歌ったり、踊ったり。
 
 

それから、おやつの時間です。

 

大人にも、パンを配っています。
 

とてものどかな日です。


お父さんたちは、家の下で
お話を聴いていました。 
 

おつかれさま!

 

帰り道、持ってきたお弁当を
みんなでいただきました。


 おいしいね。楽しかったね。

  

帰ったら、お昼寝
・・・

練習風景  
 

読み語りに行く子どもたちは、
前の晩から練習します。
 

ギターが得意で大活躍

 

ハウスペアレントさんからも、
アドバイス。


緊張せずに、
上手くお話できるかな・・・

 
 

明日のMCは、私たち!


 

歌とダンスの練習中。
晩御飯の後でもがんばります。

 

土曜日は学校が休みなので、
夕方も練習中。

 

そろそろ6時。
暗くなってきました。

 

心を合わせて歌うために、
何度も歌いました。

  

私たちはまだ小さいからお留守番だけど、
いつか読み語りに行きたいな・・・

お兄さん、お姉さんの練習を見たいけど、眠たいよ・・

  

図書館の私たち、あなたの村にもきっと行くから、
楽しみにしていてね!



ダバオ州のマノボ族
マリコンコン村を訪ねる




立正佼成会が
不安定な戦闘地域の子どもたちに
希望を与えるために
信者の方々が手作りする
巾着に、学用品や
ぬいぐるみが詰まったバッグ
「夢ポッケ」を届けるための
地域を選んだ。
避難民が出ているイスラム地域にも
届けるけれど
ここ、マノボ族の集落
マリコンコン村にも届けることにした。

村では、アバカと呼ばれている
マニラ麻の乾燥もしていた。
この地域は、かつて日本人が
戦前まで沢山住んでいて、マノボ族と結婚し
マニラ麻を生産していた。
「郷に入りては、郷に従え」のことわざ
通りに、先住民と調和して
平和に暮らしていたのだが、
世界大戦が勃発して、
日本が軍隊を送り込み
穴を掘って、マノボ族を生き埋めにしたり
した結果、多くの日系人たちも
日本人であることを隠して山に逃げた。

このことは、日本語を流ちょうに話す日系人で
今は創価学会の老人が、現地で語ってくださった。

初めてこの村を訪ねたのだけれど
おどろいたことに、首長の奥さんは
私たちが、よく行っているアラカン地域の出身であることがわかった。
「キアタウは、知っていますか?」と質問すると
「もちろんですよ。あの近くのケロハス村の出身です。
この村に嫁いでから、もうずいぶん長い間、帰っていませんけど。」
ケロハスというのは、キアタウ村を訪れた訪問者なら想像がつくだろうけれども
キアタウからさらに山道を、一時間ほど下っていった、山の奥の小さな村だ。
ぼくは、びっくりしていった。
「MCLでは、ケロハスの若者をスカラシップで採っているんですよ。
彼は、ケロハス村で、初めて高校を卒業して、大学まで行った、たった一人の若者で、
名前は、ピティーボーイ・・・」
そう言ったとたん、首長の奥さんは、目をまん丸にして、次の瞬間、
黒い瞳から、涙がこぼれだしてきた。
「それ、私の・・・甥っ子です。もう、十年以上帰っていないけど、元気ですか?」
「えっ、甥御さん。元気もなにも、今、MCLのスタッフをしていますよ。
今度一緒に、ここに来なくっちゃね。」
さらに涙が、こぼれだして止まらない。不思議な縁だと、つくづく思った。
ケロハスの下のあたりで、大戦中に日本軍と米軍がぶつかって
多くの日本の兵隊たちも山に散り、洞窟に逃げた場所。
今でもこの地域に行くと、後ろから肩をたたけれて、それとなく年寄りが言うことがある。
「実は、私の父は、日本人。」
MCLのスタッフの一人も、奨学生も数人いる。
僕が、マノボの酋長で、アオコイ マオガゴンという名だというと、
すっかり顔つきが変わって、飾りの足輪をプレゼントしてくださった。
 
   

 MCLの活動は、子どもたちへの愛、ただそれだけ 


 アジアにおける日本の過去も、漠然としかしらなかったし・・・
 ミンダナオに来たいとも、思ったことは無かったし、ミンダナオの歴史も、戦前まで東洋一の日本人町が、あったことすら知らず。
 まして、NGOを立ち上げたいとも思ったことが無く、偽善的な感じがして、ボランティアさえ関心が無く、興味が無かった僕が、偶然、ミンダナオに放り込まれて、こんな仕事を始めたのは、神に導かれて、子どもたちとの愛に出会ったからだろう。
 それにしても、ミンダナオの戦争も、ゲリラの事も知らなかった僕が、ミンダナオで活動し始めて、いろいろなことを見せつけられて、唖然とし続けたのが、ここ10年だった。

 プランテーションなどの開発で、土地を追われた先住民が、極貧で山で生活している。
 学校にも行けず、若者たちは反政府ゲリラ(共産ゲリラとも言われている)に参加したりする。理不尽な格差を体験すれば、反政府になる気持ちもわかるが、武器を持つことだけは認められず、MCLは、警察や軍人になるための大学の犯罪学コースは、MCLの奨学生としては、認めないことにしている。

 それにしても驚きは、山に追われている共産ゲリラのなかに、結構たくさん、日系人たちが居ることが、次第にわかってきたことだ。
 かつてダバオ近郊に住んでいて、敗戦と同時に、日本軍と一緒に山に逃げ、終戦後も日本に帰ることが出来ずに、親戚のマノボ族をたよって山に住み着いた日本人。
 山の中で、片言の日本語を話すおばあさんやおじいさんに良く会う。
 知り合いのマノボの牧師も、奥さんが日系人でかつてゲリラだったし。スタッフの親戚で「祈りのリゾート開発」で、保護地から出て行けと言われて反抗した酋長が殺されて、それに抵抗していた牧師も、日系人でかつて共産ゲリラだった。(祈りのリゾートを作ろうとしたのも有名牧師で、複雑。今も問題が続いている・・・)
 酋長の母親も腹をうたれ、、娘も足を撃たれたけれども、娘はMCLの奨学生になり、今高校に通っている。そこでは、かつて立正佼成会の夢ポッケをくばり、「平和の祈り」の祭典をした。

 イスラムの湿原地帯にも、日本軍のいた要塞跡が残っていて、そこでも平和の祈りの祭典をしたが、多くの日本軍人がここでもリグアサン湿原に、敗戦で逃げて、そままイスラム教徒になっている。 子どもの病気を治してあげたイスラム教徒のお父さんも、別れる間際に、自分の祖父は日本兵だったと、教えてくれた。
 数人の日系人のイスラム教徒にも会っている。地域が地域であるだけに、MILFやBIFFといった、反政府勢力になって、活動している日系人も多い。(BIFFを創設した、オンブラ カトウは、カトウという名や顔つきを見ても、日本人の血を引いているように思えるのだが???)
 日本政府が今後、集団的自衛権を行使して、米軍と共にミンダナオに日本軍が入って、イスラム反政府勢力や共産ゲリラを空爆したら、戦前戦中の日本人の血を引いた、日系人の末裔たちが沢山死んでいくだろう。

 MCLは、非政治で特定の宗派の元では行動しない(non politic non religious sect)。
 ぼくも、政党にも、九条の会にも所属していないし、団体として唯一所属しているのは、カトリック教会だけで、それもただの平信徒でしかないけれども、とにかく、子どもたちの置かれる状況を見ると、すべての戦争だけは、大嫌いだ。
 イエスが、「武器を持つな、剣をもつものは、剣で滅びる」といったように、どんな危険地域に入るときも、武器だけは持たないことにしている。
 人を殺すのだったら、自分が殺された方がましだと思うから。



 
 
 
2013年の平和の祈りの記録(サイト「ミンダナオ子ども図書館だより」から)


戦時中に日本軍も司令部を置いた
ピキットの要塞跡で、初めての
平和の祈りの祭典を開催


    

MCLの若者たちによる、祭典が始まった  
      

戦争の絶えなかったイスラム地域ピキット
その中央にそびえるスペイン時代の要塞跡で、
平和の祈りをすることは、長年の夢だった。
ここは、日本とも深い関係のある要塞跡で、第二次世界大戦の時に、
ここに日本軍の司令部が置かれ激戦が展開され、多くの犠牲者を出した場所だ。
地下には、防空壕が掘られているが、未だに、調査はされたことがないという。
この地で、私たちは、子どもたちと一緒にミンダナオ、フィリピン
そして世界の平和を祈った。
カトリック(OMI)の司祭 マノボ族の首領 プロテスタントの牧師 


 ピキットの市長



ミンダナオ子ども図書館の若者たちが、自らの手で企画した、
第六回平和の祈りの祭典!
ピキット市長、多くの村長、そしてイスラムの聖職者、
マノボ族の首長たち、プロテスタント教会の牧師、
地元カトリック教会、オブレート会の神父も参加し
子どもたち若者たちと共に祈った。

スペイン軍が滞在した時代からはじまり、
第二次世界大戦のときの、日本軍との激戦を経て、
さらにフィリピン政府軍とイスラム反政府組織の
40年にわたる戦争で犠牲になった多くの人々を想いながら祈った。

イスラムの踊りをおどった 
   
マノボ族の儀式もした 
  
   
  
 

みんなで平和の歌を歌って祈った 
    
 

とりわけ戦闘の狭間で、死んでいった子どもたちのために、心から祈った!
 現在、フィリピン政府とMILF反政府勢力との平和交渉が始まった事もあり、
本当の平和がくるように!
そして、隣国である日本や韓国、ロシアや中国、インドネシアや東南アジア諸国と
平和のなかで隣人としての友情を結べるように、
さらに世界の人々と、平和のうちに愛を分かち合えるように!
 私は、集まった人々の前で、日本人として日本軍が行った残虐な行為を、
心から謝罪した! 
 

今回の平和の祈りに関して執筆した、季刊誌
ミンダナオの風37号を特別掲載しました。 ここをクリック(PDF)

季刊誌は、登録いただいた方に、自由寄付でお送りしています
 
 

上で述べた、ケロハスやキアタウの子たちが通っている
パコパコ小学校のMCL奨学生の調査


佐藤亜矢さん、彼女も元気ですよ。
今は、実家から通っています。


先ほどのピティーボーイの妹も
ここの学校に通う奨学生
ピティーボーイは、貧しいマノボ族を40年間
支援し続けてきたイタリア人のファウスト神父の奨学生で
高校まで卒業して、その後MCLで大学に行った若者。
ファウスト神父は、鉱山開発に反対してNPAと思われ
殺害された。多くの人びとが泣いた。僕も泣いた。

活動に同行した
日本から訪問した大学生たちが
ここで何を感じ取ったのだろうか


大学卒業間近の
明さんからの便り



母に勧められるがまま、意思疎通に日本語が使えない、
日本と違う世界をみる機会は今しかないと思って、
事前に調べるようなこともせずに即決しました。

大学の単位は取り終わって卒論だけなのですが、
うつ気味になり、
教授に相談して稀に研究室へ行く生活を送っていました。
なので、せっかくフィリピンの方で
学びの機会があったのにも関わらず、
体力がもたなくて子供と遊ばずに
寝てばかりだったことが悔やまれます。

なにも考える元気がなくて、
食事もとらず、お風呂にも入らず、
ベッドにいるだけの無気力な毎日を過ごしていたんですが、
子供たちの笑顔に凄く癒されました。
しかも、人見知りが激しいので、
どうしようと緊張していたのですが、
フィリピンは日本と違って時間の流れがゆったりで、
ユーモアがある方が沢山いて、
落ち着いてのんびり過ごすことができました。

一方で、私は物が溢れた生活を送っていますが、
ごはんがまともに食べられない、
靴を履いてなくて裸足の子供たちを見て、
変な話、漸くそういう方たちがいるということを
実感した気がします。

歓迎会も泣きそうでしたし、お別れ会は号泣しましたが、
一番印象に残っているのはday careの開所式です。

通うのが困難な子も登校できるようになったということ、 友さんとエイプリルさんの MCLの活動へかける情熱に心うたれました。
実は、リボンが切られたときに泣きました。
日本では大抵の人が物を浪費する生活を送っていて、 それが当たり前だと思ってる人は 私も含めて沢山いると思いますが、
これからは、物を大切にして、
無駄遣いしないことを心掛けます。

私個人では出来ることは少ないですが、 やはり将来的に人の笑顔が見られるような事を主にする 仕事に就きたいと思いました。
友さんとエイプリルさんは本当に素晴らしい方です、 私も見習いたいと思いましたし、 MCLを訪問して本当によかったと心から思います。
就職できたら、奨学支援をしたいです!
 
 
 

訪問した大学生からの便り









 








江口 奈穂

 今回は急な訪問を受け入れてくださり
ありがとうございました。
MCLの活動を通して、日本との違いや
フィリピン内での格差を
感じることができました。

実際に子ども達と関わってみると
子ども達はいつも明るく笑顔で接してくれて
日本で悩んでいた事が
ちっぽけなものだと感じました。

そして、学校に行くことが難しい子や
経済的に、ご飯を食べることが
困難な子がいて、私にできることは何かと問い、
サークル活動においてこの現状を
知ってもらう啓発活動をすることや
支援者を募っていくことだと、考えました。

日本にいると物が溢れ、
人との繋がりが軽薄になっていて、
日本の貧しさに気付きました。
今回の経験は私の価値観に
大きな影響を与えました。
ありがとうございました。

小林 恵梨

貴重な体験をさせていただいて
ありがとうございました。
村の子どもたちは裸足や
上の服しか着てない子がいて、
日本との違いを、見ることができました。

学校が遠すぎることや家庭の事情で
学校にも行けない子どももいて、
私たちが、日本で送る生活を当然のことと
思ってはいけないと思いました。
だからこそ、
MCLにいる子どもたちは
学校に行けることを
幸せに思ってるのではないかと、
感じました。

日本の子どもは、自分のことばかりで
周りを見ていない人が多いと、感じていました。
MCLの子どもたちは、他人のことを気遣い、
親切にできる子どもたちばかりでした。
いつも元気で明るくて、幸せそうに笑っていて、
私まで元気になれました。
日本でもフィリピンの現状を、
多くの人に知ってもらい、
そのような子どもたちの支援者が、
増えてほしいです。
そのためには、
実際に行った私たちが、啓発活動をしたり、
支援者を募っていかなければいけない
と思いました

吉國 敬一郎

今回、ミンダナオ子ども図書館に、
ビジターとして受け入れて頂き
ありがとうございました。
ミンダナオ子ども図書館での経験は
私の人生にとって、
大変貴重な宝物となりました。
今回の訪問は
10日間という
短い期間でしたが、
友さん達の活動に同行できたことによって
様々な体験ができました。
MCLでは私たちビジターを温かく
受け入れてもらったので、
すぐに馴染むことができました。
MCLには6日間という短い滞在でしたが
多くの子ども達と出会うことができ
大変貴重な体験ができました。
また、是非訪問したいです。
今回はありがとうございました。


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