ミンダナオ子ども図書館:日記 2015年11月までok





イスラムの子達が、ラマダン(断食期間)に入った
そこで、クリスチャンの子、先住民の子たちが
MCLのモスクのまわりを清掃してあげた



MCLの敷地内には、祈りの場としてのイスラムのモスクと、
先住民のパルバランが建っている。
何故かというと、この近辺には、クリスチャンの教会はあるのの、
イスラムと先住民の祈る場がない。
祈りは、大切な場所、それならMCLの中に作ろう!


そう決めて発信したら、埼玉のあるカトリック教会の有志と、
日本イスラミックセンターが協力してモスクを建ててくださった。
イスラムの子たちは、大喜び。
こうしたことから、友情が芽生えてくる。
 

ラマダンは、約一ヶ月続く。日の昇っているときは食事をせずに、
夜中の1時頃に起きて食事をする。
去年のラマダンの時には、クリスチャンの子たちも数人、
自主的にラマダンに参加していた。


友達が、どんな体験をしているのか、知りたかったのかな?
 今年は、大喜びで、クリスチャンの子たち、先住民の子たちが、
積極的にモスクの周りを清掃した。
イスラムの子たちも、大喜び。
 




野菜売りの少女の家をたずねた
今回は、訪問者とダバオの画家が同行した


大雨の中を、びしょ濡れになって川を渡る 

家は、川向こうに建っている 


妹のビビが野菜売りをしている
以前のジョイジョイそっくり
お姉さんのインダイ次女ギンギンもいた。
すっかり大きくなって年頃の少女
でも、仕事が無くて困っている。
何か、考えてあげなければ!
 
小さかったインダイ(手前)とギンギン(向こう)
パイナップルをプレゼントしてくれた。
滑る中を登っていく 

カリナンの市場に行った 


日系人がたくさんいることで
有名なカリナンの市場に行った。
今、野菜売りの少女のお話を
何とか本にしたいと思っている。
画家にとっても、実際に現地に行くと
気持ちがぜんぜん違ってくる。
 

ミンダナオの食卓は、日本の食事と根底がにている。
たくさんの干物。塩っ辛いけど、ご飯が進む。
塩辛に沖縄と同じゴーヤチャンプルもある。


おいしさの秘訣は、下味づくりだ。
ショウガ、ニンニク、小さなタマネギ
香辛料の草を細かく刻んで
下味を作り


それをだしにして、魚の煮物
肉料理の味付け
スープのだしにする。
軽く酢で締めた刺身もたべる。



ここに保育所を建設することに


保育所の建物が無く、プロックという村の仮設の集会所で
子どもたちが、勉強してる。
 

先生もしっかりしていて
情熱的に子どもに接している。
月給は1500円ほど。


ラナコランの女子寮が完成間近


ラナコランの女子寮。かつては、左の建物で、現地の建て方で壁は竹
木で作ったのだけれど、雨風の激しい場所で、5年ほどたつと
痛みが目立ってきた。そこで、長持ちするように、ブロックとボードで
作り直した。これで、日本からの訪問者も泊まることができる。
かつての下宿施設  今回は、ブロックとセメントでしっかり建てられている。 


周囲では、子どもたちが
おかずの野菜を育てている。


少しでも自給するために。

章さん、もうじき保育所完成しますよ!

山登りが大好きで、いろいろな方向から、
何度もアポ山に登られた西村章さん。
大好きなアポ山が見えるところに、保育所を寄贈してくださった。
もうじき開所式に来られる予定。MCLの子どもたち、も開所式に参加して、
読み聞かせができるのを楽しみにしている。

 


章おじちゃん、ありがとう!!!



MCL館長・松居友、7月1日(水) 
講演会&サイン会のお知らせ

『サンパギータのくびかざり』の出版社:今人舎より


 
松居友がMCLで活動するなかで感じ、
いまの日本の子どもたちに伝えたいことを書いた
絵本『サンパギータのくびかざり』を今人舎より出版しました。
出版を記念して、以下の通り
講演会&サイン会をおこなうことになりました。
ミンダナオ子ども図書館の活動についてや
『サンパギータのくびかざり』に込めた想いなどを語ります。
講演会終了後は、『サンパギータのくびかざり』への
サイン会を予定しています。、
直接みなさんとお話しできる機会となれば幸いです。
どうぞお越し下さい。
「東京国際ブックフェア」会場への入場には、
招待券が必要だそうです。
ご入用の方は、出版社からご招待券をお送りすることも
可能とのことですので、
招待状ご希望の方は、郵便番号、住所、お名前、希望枚数を
6月24日(水)までに下記メールアドレスにお送りください。
(招待状は東京国際ブックフェアHPからも申請できます)

「松居友 講演会&サイン会」(無料)

会 場 :第22回東京国際ブックフェア会場内
時 間 :7月1日
     講演会 14:00〜(こどもひろばにて) 
     サイン会15:00〜(今人舎ブースにて)

場 所 :東京ビッグサイト 西1・2ホール内こどもひろば
    (サイン会は講演会終了後、今人舎ブース(No.6-34)にて開催)
アクセス:東京ビッグサイト(東京国際展示場)
     東京都江東区有明3-11-1
     ゆりかもめ「国際展示場正門」駅より徒歩5分
     りんかい線「国際展示場」駅より徒歩10分

※ 「東京国際ブックフェア」会場への入場には、
招待券が必要だそうです。
ご入用の方は、出版社からご招待券を
お送りすることも可能とのことですので、
「招待状ご希望の方は、
郵便番号、住所、お名前、希望枚数を
下記メールアドレスにお送りください」

〒186-0001 東京都国立市北1-7-23
 TEL 042-575-8888042-575-8888
 FAX 042-575-8886042-575-8886
 Email 
imajin@imajinsha.co.jp
nands@imajinsha.co.jp

 URL www.imajinsha.co.jp

参照サイト
 今人舎ホームページ http://www.imajinsha.co.jp
 第22回東京国際ブックフェア http://www.bookfair.jp
 東京ビッグサイト http://www.bigsight.jp

 
   「サンパギータのくびかざり」を購入したい方は、クリックしてください。
著者印税は、すべて、ミンダナオ子ども図書館に寄付されます。
  



サンタマリアのクラクシン集落の
高校と小学校の奨学生に
学用品を届けた

6月9日
いつも行く白い浜辺の反対側に、小学校と高校がある。
こんなところに、本当に学校があるの???
カヌーで漁をする漁師さん 村が見えてきた。 カヌーとバイクでしか入らない村

村の生活は、とてもシンプルで、
クリスチャン、ムスリム、先住民が
仲良く暮らしている地域だ。

目指す高校があった! 


高校と言っても
まだ、仮の校舎だ。
奨学生は、どこにいるかな?


周辺の漁村から集まってきた
高校生たち。
クラクシン高校 「お小遣いを持ってきたよー」 親のいない子の場合は、 お小遣いがないと、学校も続けられない
受領書にサインしてもらう そして、高校の裏から、岩礁を抜けて、小学校に向かった。
マングローブが生えている 小学校に着いた ここにMCLの奨学生がいますか? 先生が奨学生を呼んでくださった

皆さんのお子さん、ここにいますか?
学用品をもらって大喜びの奨学生たち 


パックンから、
ディレクターを通して写真が届いた



15年近く日本を離れていると
パックンが、有名な俳優であることも
知らなかったので、
失礼してしまった。
「ごめんね」


撮影の時も、撮影されていないときも
同じ表情で子どもたちを愛する、パックン


しかし、とっても自然で
心の温かい人柄の
好青年であることは
すぐにわかった。
子どもたちも、パックンが大好き 
 

また必ず来ますからね
絶対に!
   

いつでもどうぞ
何日でも、泊まっていってくださいな



 今回、今人舎から出版された絵本、
「サンパギータのくびかざり」の画家
ダバオ在住Bong Perezさんの絵を紹介

画家のペレスさんは、JICAの留学生として、
日本にも来られて修士をとられた方。
その絵は、繊細で、子どもたちの表情がすばらしい!
右は、ペレスさんが、
ミンダナオ子ども図書館の子どもたちを
描いた作品です。
知っている子も出ている!
ペレスさんの絵を見たい方は、
以下をクリックしてサイトに・・・
http://fineartamerica.com/profiles/bong-perez.html

ペレスさんに連絡したい方は、
フェイスブックがあります。
Bong Perez

絵本は、今回が初めてだけれども
オーストラリアの本の表紙にもなっています。
日本の出版社の方々、声をかけられたら・・・
いつか、個展、原画展を開催したいと思っています。

 



イスラムの村長さんが、言った言葉が忘れられない
外国が、ここに興味を持ってさえくれなければ
ミンダナオは平和なのになあ!

アメリカ軍は、フィリピン政府と
10年間の共同軍事作戦を展開しようとしています。
日本もそれに参加しようとしている。
http://www.huffingtonpost.jp/…/the-selfdefense-forces_n_711…

対象は中国を抑止する事だとしているけれど、
現地では、2016年に起こると予想されている、
ミンダナオのイスラムとの戦争に備えることだといわれている。
すでに米軍は、ミンダナオのザンボアンガに入っていて、
ミンダナオにおける戦争の準備は、着々とされている。
イスラム国が、日本に近い、ミンダナオにまで
影響を延ばしていると言う噂も盛り上げられて、
危機感を通して日本の参戦への機運を高めている。
表向きは中国との対立だけれど、
現地では、ミンダナオが視野に入っているのは確実で、
アメリカ軍が爆撃を開始すれば、
日本軍も参加せざると得ないと言われている。
2000年に見た、米軍とフィリピン軍の合同演習は、
バリカタンと言われる実戦で、100万の避難民をだした。
その惨状、特に笑顔を失った子どもたちを見て、
ミンダナオ子ども図書館を始めた。
現地に日本...のマスコミは、いっさい入れなかったので、
隣国で100万も避難民が出ている戦争が
起こっているなど、誰も知らなかったし、
今も知らない。僕は、この目でそれを見て、唖然とした。

その後も2002年に、ブッシュ政権によるテロリスト掃討作戦。
死者を葬る暇もなく、川に流した。
だから、リグアサン湿原の川魚は、人の味がすると言われたほどだ!
現地で10年以上、戦争を作る仕掛けを見てきたけれど、
大きな戦争を作る前には、
必ず誘拐殺人、爆弾事件があいついでおこり、
反政府勢力の仕業であると報道される。
戦争機運を高めるために意図的に仕掛けられると言われている。
その意味では、僕が誘拐殺害されて、
イスラム国の仕業と報道される可能性は、
極めて高いと思っている。
爆弾事件も起こるとしたら、日本で起こされるかもしれない。
日本人の参戦気分を高めるために。
現地の人々は、今までの友情の関係から、
現地のイスラム教徒が僕を誘拐殺害することは無いと言っている。
まずお願いしたいのは、僕が殺されても、
現地のイスラム教徒の人々の仕業であると
報道されても、皆さんは信じないでいただきたい。

日本が中国と対立させられてから、
ここ数年で、ミンダナオのデパートから、
あっというまに日本製品が消えていった。
フィリピンの大統領をはじめとして、議員、財界、
銀行やデパートも、ことごとく中華系が占めているから。
逆に、アメリカ、欧州、韓国、台湾などの車や
コンピューターが席巻し始めている。
日中関係が、良ければ良いほど、
地理的にも、技術力でも、日本は漁夫の利を得るわけだから、
欧米は中国と密約で、日本の孤立化を画策し
日本には、武器を大量に買わせて、儲けようとしてもおかしくはない
バナナを中国が買わなくなったとき、財界あわせて、政府に抗議して
アキノ政権を動かしたのは、ごく最近の話。
表向きに言っていることと、実際にやっていることには開きがある。
フィリピンは、絶対に、本気で中国と戦争はしないだろう。
日本軍が、代わりに戦えばそれで良い、というのが本音?
世界の人口の四分の一は、中国人だ。
これは、東南アジア全体にいえることだろう。

最近ダバオで多く見かける若者たちは、インド人と韓国人。
日本は、武器ばっかり買わされて、周辺諸国と対立させられて、
若者たちも、中高年も、アジアに対してすっかり引きこもり?
円安になっても、なかなか輸出が伸びないのは、
現地で見ているとあたりまえ?
こうした事実を書けば書くほど、殺される確率は高くなると、
周りの人々は心配するけど、日本の子どもたち、
若者たちの事もとっても心配。


今年の2月にも、小さな戦闘が起こり、避難した子どもたちへ、
ビニールシートをとどけ、炊き出しをした。
幸い数週間で帰ることが出来たが、この14年で、
何度避難民救済をしたことか!!!
2008年の80万の避難民の時には、湿原地帯の上を見ると、
アメリカ製の無人偵察爆撃機が、ふわふわと飛び爆弾を落としていた。
そのうち日本も軍隊を送り込んでくるのだろうか。
集団的自衛権をたてまえに。
それにしても、反政府ゲリラと呼ばれている、
ミンダナオのイスラム教徒のなかに、
第二次大戦中に逃げた、たくさんの日系人がいることを、
日本政府の人々は知っているのだろうか。
日本人が、日本人の末裔を殺すことになることを!

   
   



平和を心から願い、現在の日本を心配する
大学時代の親友、松浦悟郎司教が、本を出版
皆さん読んでみてください!

大学時代の親友、松浦悟郎司教さま(通称悟郎ちゃん)から、
新刊『平和をつなぐ』(ドンボスコ社)が、送られてきました。
ありがとう。時々あっては、励まし合う仲、がんばっているね、悟郎君!
簡潔で、わかりやすく、しかも鋭いところを突いているね。
MCLの事も載っています。みなさん、読んでみてください。
以下のサイトから、注文できますよ。
http://www.donboscosha.com/product/6858

「宗教者という立場から平和を訴え続けてきた松浦悟郎司教が、
普遍的な価値である人間の尊厳や互いを大切にし合う関係の実現
という視点から現代社会を見つめ、平和の実現のために今、
私たち一人ひとりが何をすべきなのかを説く。」
●目次...
はじめに
1.“ぼんやり”で導かれる日本
2.集団的自衛権行使がもたらすもの
3.集団的自衛権と結びついていく法
4.「国を守る」ということ
5.戦争は、非人間化への歩み
6.非暴力、非軍事でつくる平和
7.平和に取り組む国際社会の中で
8.日本国憲法を平和の礎に
おわりに
私の伝えてきたこと

A5判並製 109頁 定価本体550円+税
みなさん、読んでみてください。以下のサイトから、注文できますよ。
http://www.donboscosha.com/product/6858

私の上智時代の聖歌隊の友人、松浦悟郎名古屋司教
(ぼくらは、悟郎ちゃんと呼んでいるけれども・・・)。
カトリック正義と平和で活躍し、キリスト者九条の会でも平和を目指して・・・
ミンダナオ子ども図書館に関しても、最初期から心から協力してくれた友人。
その悟郎ちゃんが、ミンダナオ子ども図書館最初期に送ってくれた
英文のサイトへの文章を、再度掲載しました。
My wonderful memory in Mindanao
I visited Mindanao on 1990 and it was also my first visit in Philippines.
That time I had an opportunity to meet and
I talked with some groups of indigenous people of the mountain area.
It was so wonderful experience that I was able to hear their stories
and exchange cultures with each other.
Until now I cannot forget about spending special night with them in the mountains.
That was already in the evening we meet some groups of indigenous people
on the path of the mountain and they decided to stay and sleep on that place.
I confused because there were only bushes around the path,
but they began to work immediately cutting bushes
and made an open space for talking and sleeping.
Actually after that I could have many surprising experiences of their abilities
and wisdoms about how to survive in the nature.
Also we talked about some problems
about situation of the native people in Mindanao.
After talking I show their dancing and singing.
We also exchanged culture and then we slept on the field.
I thought it was an end of the day, but in the midnight many Datu
(chiefs of the community from different areas) began singing and sharing.
One Datu sang like " Today we had good friend from Japan.
Their songs were very interesting for us." Then next Datu continued,
" Oh! It's true. We want to be friends with them forever."
And then next and next they laughed laud and sang many songs.
They enjoyed their meeting so much on whole night!
I heard their pleasant voice and chat in the dream.
What a wonderful time it was!
I had to think and ask myself about what is a real richness,
especially when they appealed us ,
"Please don't take our earth, which we inherited from our ancestors.
We only hope that we can live here peacefully."
I promised in my mind that I will do my best for not to break their wish.
After 10 years I met Mr. Tomo Matsui,
who has been my good friend from the time of the university.
I heard from him that he lives now in Mindanao and works for poor children
especially indigenous people and Muslim.
Then I feel a possibility to be realized
what I promised in myself at that night in Mindanao.
I am so happy now that I can walk with people of Mindanao through him.



今、日本の子どもたち、若者たちに
ミンダナオ体験から伝えられる事
鏑木さん父子の漁村体験

4月25日

日本の子どもや若者たちの現状、とりわけ精神や心の不安定、
満たされない生活感、孤独感、生きる力の欠如や引きこもり
はては、多発するいじめや自殺といった、問題をを知るにつけて。

またそれとは正反対に、こちらの子どもたちの、生き生きとした表情
子どもたちが、子どもたち同士で、遊び、歌い、
また明るくはしゃぎながら協力して仕事をこなしていくようす。
ちまたの、子どもたちもさることながら、
とりわけ、ミンダナオ子ども図書館の子どもたちは、
貧困や家庭崩壊や戦争の悲惨な状況から、
ときには、親や兄弟姉妹を失って、やってきたにもかかわらず、
驚くほど笑顔が絶えず、生きる力に満ちている。

そんな、子どもたちのいる、僻村やミンダナオ子ども図書館にやって来て、
いっしょに遊び、歌い、料理や洗濯をし
週末は、山岳地帯の僻村に同行して、絵本の読み語りを体験したりした、
日本の子どもや若者たちや、孤独な中高年の方々が、
突然のように、感動し、泣き出し、心を回復していく様子を見るにつけて、
こうした日本の人々、とりわけ子どもや若者たちの事が放っておけなくなり、
何かできないかと、考え始めた。

ミンダナオ子ども図書館に、日本の人々、
特に若者たちや子どもたちを受け入れよう、と決心したのが3年前。
(それまでは、現地の純粋な子たちの心に、先進?国の上から目線の風を
吹き込みたくないと考えて、あえて支援者以外の訪問者が、
来ないようにしていたのだが・・・)

受け入れを決断して、3年間様子を見てみると
現地の子どもたちは、大喜びして、いつの間にか覚えた日本語を使ったり、
日本の「ふるさと」の童謡を自然に覚えて、歌ったり・・・
そうした影響を受けながらも、そのナチュラルな本質は、
なんと、ぜんぜん変わらない!!!
それどころか、逆に日本の若者や子どもたち、高齢者たちが、
大きな影響、生きる力や希望や喜びを抱いて、
時には、泣きながら、またくるからね、またくるからね、と
どちらが故郷かわからないような言葉を残して、帰っていく!!!

そうした様子を見るにつけて、思い切って決断した!
日本の人々、とりわけ、若者たちを受け入れよう!!!


ちょうどそうしたことを考える、きっかけとなったひとつは、
三田の家で、不登校の学校を経営する、梅木先生との出会い。
そこで毎年、授業や講演を頼まれるにつけて、
不登校や引きこもりに悩んでいる、この子たちに出会い、
できれば、この子たちをミンダナオに連れて行って、
MCLの子どもたちと出会わせたい・・・。

すでに、関西大学や同志社大学、佼正学園、立教大学、ICU、お茶の水女子大、
一橋大学、学習院、桃山学院、立教女学院、秋田国際大学、立命館大学などなどの
若者たちが訪れてきて、共に遊んだり、山のマノボ族の村に泊まって、
読み語りや植林体験をしたり、させてあげてきたけれど、
ミンダナオ子ども図書館は、山岳民族の村には、良く行っているが
海での活動地域は、ダバオ郊外のイスラム地域ぐらいだった。

山で育った山岳民族の子たちや、内陸のイスラム教徒の子たちは
海も見たことがないので、いつか海のMCL(下宿小屋)を作りたいと思っていたが
ちょうど、先述の梅木先生の学校で講演したときに出会った
塾経営者で、子どもたちの事も真剣に考えられている鏑木さんに
その話をすると、意見が一致して、かつてからの計画だった、
海のMCLを、本格的に検討することになった。

日本の若者たちが、素朴な漁村で、子どもたちと遊び、漁を体験し、
ちょうど、山のマノボ族の山岳地帯に、遠くて学校に行けない子たちや
親のいない子たちが、下宿しながら学校に通えるように作った
アラカンのラナコランのような、MCLの寮を作って
現地の子たちと、日本の子たちが、リゾートではなく
(金持ちの集まるリゾートは、現地の目から見ると変な感じ・・・)
本物のミンダナオの生活体験できるように、計画を進める決心をした。

今回、忙しい合間を縫って、鏑木さんが、息子さんと甥御さんをつれて来られた。
漁村に泊まり、子どもたちと遊び泳ぎ、漁にも出た。


 

サンタマリア市の市場体験
市場は、スーパーと異なり、庶民の生活が感じられる 


リサーチのために、
ただ市場を歩き回るのではなく、
料理を作るときに、
観察と生活が結びつく


上のココナッツの殻の実を買って



割って中身を轢いてもらって
中の白い実を削りだして


真っ白な粉は、このままでもおいしいけれど


これを煮込んで野菜を入れて


ギナタアングーライを作ると美味しい。
海が近いから、魚のラポラポを煮込もう


白浜のサンタマリアの漁村に泊まった
ここは、ダバオからも遠くなく、ダバオ州に属しているため
北コタバト州より、日本政府の定める危険度が低い

山のマノボ族の村
キアタウもそうだけれど
民宿するときは、
必ずスタッフが同宿する
今回は、妻子も一緒に


小さな小さな、竹小屋のような家だけれども
そんななかで、子どもたちと一緒に遊んだり、歌ったり
昼間に市場で買ってきたおかずや
海で捕れた魚を煮込んで
みんなでご飯を作ったり


MCLのスタッフたちと
夜は、歓談をした。

翌日は、子どもたちと海で遊び、
漁師さんの舟に乗せてもらって、漁にも出た
 

体験学習でもない、
スタディーツアーでもない
リゾートでの休暇でもなく
現地の人々の生活に
子どもたちへの愛と友情で
とけこんで、そこで何かを考える。

現地の子どもたちと、友情を結ぶ体験
友人が困っていたら、
助けたくなるだろう。
貧しくて学校に行けなければ
何とか行かせてあげたいと
思うに違いない。

私たちも、接待で行ったのではない
今回いっしょに村に行き
奨学生を採用するのが目的だった。


一緒に現地で行動して
MCLの仕事を見て
実際に体験することで
若者たちは、きっと
何か大切なことを
学ぶだろう。
 

ミンダナオ子ども図書館は、子どもたちが中心のファミリーだ。
子どもたち自身が、自分たちの代表を選出して選び
金曜日の夜には、毎週ミィーティングをして問題を討議したり
読み語りの計画を、話し合ったり。
もちろん、ハウスペアレントもソーシャルワーカーも、
スタッフも会計や経理も含めて15人ほどいるけれども
(そのほとんどは、卒業生たち)でも、中心は、子どもたち。
朝は、4時半に起きて、グループで薪で朝食を作るし、
(昼は、学校から帰ってきて、みんなで食べるけど、料理担当のスタッフが炊事)
夜も、子どもたちが料理する。
また、洗濯も外で、和気あいあいとおしゃべりしながら、自分自身の服など洗う。
これが、いどばた会議で、日本の洗濯機でボタンを押すのが寂しくなる。
畑作りや庭造りも、子どもたち・・・

こういう事を、MCLに滞在しながら、日本の若者たちもやってみると
愛と友情のコミュニケーションの中で、生活することの喜びが感じられて
生きることの幸せのなかに、勇気と力が沸いてくる。

生きる力というのは、他をけ落として
勝ち抜くことでは毛頭無く、
友情と愛に心を開き、お互いに、
自分を犠牲にしてでも助け合うことなのだ。


貧しい海の漁村や山の村でも、こうした体験で育った大人たちが
互いに話し合い、協力し、喜びをわかちあい、
捕れた魚や野菜を、食べ物がない隣人たちと分かち合って生きている。
子どもの頃の、とりわけ遊びで培われていく
友情と愛の体験こそが、人を自立させていくのだ。
MCLに日本から来た、ある若者が、つくづくため息をついていった。
「ここの子どもたちは、本当に自立している!!!!!」

海のMCLを、前々から企画していた理由はいくつかあるが、
その最大の目的は、日本の若者たちとの交流だった。
もちろん、ミンダナオ子ども図書館こそが、
最も良い交流の場所では、あるのだけれど、
個人で来るのは、良いのだけれど、
大学や学校単位で、学生に勧めるとなると、
MCLのあるキダパワンが、北コタバト州に属するために
高度な危険地域となってしまい、行政的に問題がある。
(本当は、僕の体験でも、危険な思いをしたことは無く、
マニラやニューヨークのほうが、よっぽど怖い。特にマニラは、恐ろしい。)
キダパワン市自体も、北コタバト州のダバオよりの端に位置し、
カトリック教会の司教区があり、キリスト地域で安全であるといわれている。
アポ山の登山口で、海外からも人が来るし、総合病院も四つあり、
ドクターも十人ほど待機していて、(MCLの患者は、特別価格で治療してくださる)
ダバオと提携していて、CTスキャンも完備していて、
デング熱もコブラにかまれても、大丈夫だ。
大学も、USM州立大学からノートルダム大学まで、小さいのを加えると
七つはゆうにくだらない、高原の学園都市なのだ。
さらに、山には温泉もあり、熱帯果樹も豊富で、ダバオのように暑くなく
老後を過ごすには最高の場所!
日本の川崎市と、姉妹提携をしている町。

話がそれたが、しかし、行政区域は、北コタバト州に属するために
危険度は一段上のため、個人の決断で行くしかない。
ただ、MCLでは、もしものことがあると困るので、町や外を歩くときにも
必ずスタッフと同行するなど、滞在の規約を作っている。
MCL訪問規約

しかし、多くの方々から、MCL体験を望む声が、特に学校関係から挙がり
そこで、ダバオ州に隣接しているアラカンのラナコラン村に、
山のMCLの寮を作ったときに、近隣のキアタウ村から声が挙がって
そこで、滞在でいるようにした。
しかし、MCLでも、夏休みや正月に、子どもたちと海水浴に行っていたけれども
どうしても、リゾートが好きになれず、
また、海に近い漁村の生活や貧困の状況も気になり、
長く考えてきたのが、海のMCLだった。
そこに、サンタマリア市が現れた。
   
 
   

サンタマリア市は、海に隣接、美しい白浜を持っていると同時に
イスラム、クリスチャン、先住民族が、仲良く平和に共存している。
MCLの理念や方針に、見事に一致した地域




鏑木さんの息子さんと甥御さんに聞くと
また絶対帰ってくるよ、と言っていた。
何か心に響くものがあったようだ。
将来の日本を考える上で・・・

子どもたちこそが未来だから


すでに、サンタマリア市の市長と会い、DSDW福祉局とも連携し、保育所も建設開始、山の先住民民族の集落の調査もした。
今回は、この海辺の村から、五人の崩壊家庭の子たちを奨学生に選択。
また、別の村からも、五名を選び、人々との交流と市への支援を開始した。
今回の鏑木さん親子の訪問も、その一環。

 
 

訪問された、ジプロスの
鏑木 諒さまの感想


今回のMCLについて
 

まずフィリピンは、治安も環境も酷い印象が、自分のなかでは強かったため
最悪な場所だと思っていました。
率直な意見をいうと、日本に住んでいる僕にとっては、とても酷い場所でした。
ご飯もトイレもその他の整備も、とても良い国とは言えませんでした。
けれどフィリピンの人達が、日本の人達より満足そうに暮らしている
理由がわかる気がしました。
口では説明できませんが、実際に行ってみるとわかります。

テレビで激しい紛争があったとか、報道されることもあり、
その映像は、何回かは見たことがありますが
実際に行ったときと映像越しでは、まったく実情は違いました。
アナウンサーは、まるで今も紛争が起きて危ないような口調で説明します。
行ってみたけれど、そこまで危険な場所でもないし、
行ってみなければわからないこともありました。
特に人の温かさは映像やニュースでは解りません。
MCLの人達の温かさ、村の人たちの温かさは決して忘れる事が出来ません。
約束した通り、また必ず会いに行きたいと思います。


二度目の訪問

昨年の6月に松居さんとお会いして、ミンダナオの実情を知りました。
会った場所は不登校になってしまった生徒さんが通う
サポート校での勉強会でした。

私は20年に渡り東京で塾を経営しています。
年を追う毎に日本の子供達から学ぶ意欲が減退し、
未来への意欲が失せて行くのを実感していました。
今迄、沢山の海外ボランティアをなさっている方のお話を聞いてきましたが、
持論は、「日本の中にもまだまだ救われなければならない現実がある」と言う物でした。
マザーテレサ曰く、自分の国で困っている人を助けなさい、と言う考えに同意でした。
自分の国で、すなわち日本で困った人とは、
私にとっては学ぶ意欲や生きる意欲を失いつつある子供達です。
先ずは日本の子供達をなんとかしたい、これが私の思いでした。

しかし松居さんのお話を聞いて、窮状迫る危機がそこにある事を知りました。
“今”何とかしなければならない現実がある。
しかも日本のこんな近くに。
紛争で家も学ぶ機会も、親でさえも奪われてしまった、ミンダナオの子供達。
しかし、昨年の訪問で明るく元気に、
みんなで助け合って生きている姿に驚きを隠せませんでした。
不自由があふれているのに幸せに満ちた生活。
片や満ち足りた環境にあってそれを感じられない生活。

この子たちが交わる事で、お互いに足りないものが補い合えるのでは無いか!
ミンダナオの子供達に学ぶ環境を、
日本で学ぶ子供達を、いつかミンダナオの子供達と触れ合わせたい。
そう思う様になりました。

今回高2になる息子とその従兄を、一緒に連れて訪問させて頂きました。
見る物全て初めて。
多少は聞きかじっていたかも知れませんが、
余りにも無いものが多すぎたことでしょう。
どれだけ日本は満たされていて、
満たされている事すら感じられない程生活が、スムーズに進みます。
自ら努力をして掴みにいかなくとも、全て揃っていて、
親が先生が親戚が、向こうの方から声をかけてくれ、行動を促してくれる。
環境や、大人の言いなりでいれば、簡単に生活できます。
そうやって自ら行動する事を忘れてしまった、日本の子供達。
そんな生活に慣れた彼らは、困った事があると私の所に来て、
これどうしたらいい?と聞いて来ます。
私にも解らないから、自分で誰かに聞いてごらん。
そんなやり取りが繰りかえされました。
水が飲みたい、
こんなに多くて食べられない、
疲れているから休みたい、
トイレの使い方が解らない。
自ら発しなければ何も叶わない生活。
遊びもそうです。ゲームなど無い世界。
誰かと何かをして、遊ばなければ暇を持て余します。

徐々に、MCLの子供達の明るさと積極性に引きずられ、
行動出来る様になりましたが、
彼らは正しく、日本の子供達代表でした。
恐らく衝撃的な体験だったでしょう。
しかし学んだことは、沢山あった旅だったと思います。
何が本当の幸せか、日本が全てでは無い事、
学ぶとは、働くとは、家族とは。
良い高校、良い大学良い会社。その為に勉強する。
そのラインから外れると不安になる。
でもそれは、日本だけの話しであり、
世界にはもっと別の考えや生き方がある事。
それを別に、日本で実践しても良い事。
そして何より大事なのは、人は人と支え合って生きるという真実。
そんな経験を、是非一人でも多くの日本の子供達にして欲しい。
そして、一人でも多くのミンダナオの子供達が、学ぶ機会に恵まれて欲しい。
改めてそう思った旅でした。

松居さん、宮木さん、現地スタッフの方々、
そしてMCLの子供達に心より感謝申し上げます。
一人でお多くの子供達に、スカラーシップが与えられる様に、
微力ながらお手伝いをさせて頂ければと思います。
本当に有難うございました。
そして子供達の為に、今後益々の活躍をお祈り申し上げます。



鏑木さまの経営する、ジプロスに関しては、
以下をクリック。


ジプロス事業(新体感型学習プログラム)
小中高大学~社会人までの一貫教育を目指しています。
 




ミンダナオ子ども図書館の
2014年~15年度の
奨学生の状況
 

ミンダナオ子ども図書館のスカラシップは、山岳地域や戦闘地域の僻村の子たちの中でも
孤児、片親、母子家庭、崩壊家庭の子たちを第一候補として採用しています。
第二候補として、僻村の中でも、自給地も無く極貧で、兄弟姉妹も多く
スカラシップ支援が無いと小学校も出られず、三食たべられない家庭の子を加えています。

 

2014年度の卒業生

 

 













MCLでは、年4回
大学生たちが集まる総会を開催

3月ムスリムデー
6月先住民族デー
9月クリスチャンデー
12月にスカラーズデー

を開催し(是非いらしてください)
文化相互理解と友情を深めています。
また、僻地への読み語りや
時には戦争や洪水避難民救済も
奨学生自ら行っています。


なにがしかの理由で、
現地に放っておけない子たちは、
MCL本部に住むことが出来ます。
その数、80名ほど・・・


小学校卒業・・・・・54名
高校卒業・・・・・・・60名
大学卒業・・・・・・・33名 


小学校の奨学生・・・・・145名


1年生・・・・・3名
2年生・・・・・5名
3年生・・・・・17名
4年生・・・・・36名
5年生・・・・・50名
6年生・・・・・34名 


高校生の奨学生・・・・・251名


1年生・・・・・56名
2年生・・・・・53名
3年生・・・・・72名
4年生・・・・・70名


フィリピンでは、小学校の後は、ハイスクール(高校)になります。
中学校という概念は無く、高校は、4年制でしたが、
今年から高校4年(ジュニアハイスクール)の後に
高校2年(シニアハイスクール)が加わり、6年制となります。



大学生の奨学生・・・・・139名


1年生・・・・・60名
2年生・・・・・31名
3年生・・・・・21名
4年生・・・・・26名
5年生・・・・・・1名



支援者のある奨学生・・・・・402


小学生・・・・・136名
高校生・・・・・167名
大学生・・・・・・99名


支援者のまだ無い奨学生・・133名


小学生・・・・・・9名
高校生・・・・・84名
大学生・・・・・40名


現地に放っておけない子たちなので、
支援者がいなくても、自由寄付やスカラシップ残予算で
学校に行かせています。
支援していただければ、幸いです。


MCLでは、
イスラム教徒、クリスチャン、先住民族を
なるべく公平に採っていますが、
山岳部に追われた
先住民族の貧困度が高く、
相対的に多く採用される
結果となっています。


イスラム教徒の奨学生・・・・・159名


キリスト教徒の奨学生・・・・・112名


先住民族の奨学生・・・・・・・・264名


奨学生全体数・・535名


皆さんの支援を
よろしくお願いします!


支援に関する一般的な質問は、
現地日本人スタッフの梓さん
にお願いします
mcl.v.staff@gmail.com


 ミンダナオ子ども図書館支援方法
支援方法は、上のロゴをクリックして入ってください。




パックンが、テレビ東京の方々と来られ
カバサランに読み聞かせと
古着の支援をした


突然、テレビ東京の関係の方から、連絡が入った。 
池上彰の番組で、ミンダナオ子ども図書館を取材してとりあげたいが・・・

4月12日生放送「池上彰のJAPANプロジェクト」
~命の現場と向き合う日本人~
世界のどこかに誰かが行かなくてはならない。
危ないと言われる地域で活動する日本人がいる。

池上彰が「世界で踏ん張る日本人」と生放送で対話

放送日時 4月12日(日)19:54~21:48(2h)生放送

中東の過激派「イスラム国」や
様々な過激派組が
世界各地で破壊活動を展開している。

「世界で今、何が起こっているのか?」
池上彰が地図や映像を駆使し解説して
「混沌の世界」を伝える。

世界には「危ないと言われる地域」が
たくさんある。
しかしそこで活動している日本人がいる。

この番組は「誰かがそこにいないとならない」
と思い、踏ん張っている日本人の声を聞く。

最初は、正直に言って、
お引き受けするのを躊躇した。
理由は、イスラム国を前面に
イスラム教徒の人びとを
いかにもテロリスト集団のように
報道する傾向が、今の日本に
はびこっているように感じられ、
それに荷担したくなかったからだ。

ミンダナオ子ども図書館では、
イスラム教徒もクリスチャンも先住民も
みんな仲良く生活している。
彼らは、自ら、自分たちは家族で
兄弟姉妹だと言っている。
たしかに、ミンダナオでは、
イスラム自治区を中心に
不穏な動きがあるのだが、
こちらの人びとの見方からすると
「意図的に政府とMILFを分断し
戦争を起こさせるための工作では?」
と言われているほどだ。

それは別にしても、
ミンダナオ子ども図書館には、
多くのすてきなイスラム教徒の
我が子のような子どもたちがいて、
戦闘地域でも、200名あまりの奨学生が
MCLの支援で元気に学校に通っている。
イスラム文化祭をつい先月末に開いて
みんなで楽しんだばかり・・・
そうした子たちもひっくるめて
イスラム教徒=テロリストといった
図式に当てはめられるのは
ちょっと心外・・・
友人や我が子をテロリスト呼ばわり
されているようで胸が痛む・・・

それでも、考えあぐねた結果、あえてこの企画に挑戦しようと思ったのは、
逆に、ミンダナオ子ども図書館や、私たちが行っている地域の人びと、
特に無邪気な子どもたちの素顔や純真な笑顔。
どこの国の人びととも変わらない庶民の姿を、
映像を通して、日本の人びとに、伝えることが
可能かもしれないと思ったからだ。
(テレビ映像は、編集次第でどのようにも変えられるけれど・・・)

「ミンダナオは、海外からの力が入りさえしなければ平和な土地なんだがなあ・・・」
という、村長の言葉が思い浮かんだ。
中近東もそうだけれど、ミンダナオも40年間の戦争の原因は、
リグアサン湿原にねむる、膨大な天然ガスと石油の利権を
どこが獲得するかと言う問題の背後に、国際資本が絡んで起こされているという。

福祉局に、事前に状況を伺いに行くと驚いたことに、
つい最近まで戦闘で避難民が出て、MCLで救済活動をしていた
カバサランやカルボガンの人びとが、現地の村に戻り、
すっかり平和になり、しかもそこに読み語りに行くことも可能だという!
そこで、市長に話を通し、さらに現地の村長を訪れて話をつけ
両方の確証の元に決断を下した。
さらに当日は、MILFの軍人が護衛につき、
北コトバト州のMILF最高司令官にも、お会いして
協力関係を持ち、万全の準備をしてから活動を開始。



パックンを交えて、歌と踊りと読み語り

前日に、有名な俳優で
米国と日本の血をうけついだ
パックンが到着。
(ごめんなさい、15年以上も
日本のテレビを見ていないので
存じ上げませんでした・・・)
しかし、とっても気さくで自然な若者で、
たちまちMCLの子どもたちに、大人気。
撮影していようが(仕事の時も)
撮影していまいが、
水道のプラスティックの配管で
子どもたちが作ったフラフープで
子どもたちと一緒に遊んだり、
ゴム草履のベースボールをしたり、
心から子どもたちを愛していることが
良くわかる。

翌日は、子どもたちと
トラックの荷台に載って
本来は極度の危険地域である
カバサランの集落に向かった。
この向こう側は、イスラム自治区で
12万の避難民が出て問題になっている、
ママサパノも遠くない。


MCLのイスラムやクリスチャンや先住民族の若者たちと
現地で読み語りのまえの踊りをおどる、パックン
 

普段は、全くのどかで平和な村。最近、15軒の家が焼かれた。
MILFとBIFFの戦闘で、村人全員が避難していた。
敵味方に関係なく、僕はとにかく、一切の戦争が嫌いだ。
かわいそうなのは、子どもたち。

 
避難民の時に約束した車いすを
少年に届けた

大久保さん、ありがとうございます!


久保山 真由美さん
この子に、二台目の
車いすを寄贈しました。
ありがとうございます!


避難民の時にあった少年
車いすさえあれば
学校に通えるんだけど・・・
「これで大丈夫だね!」

皆さんから支援していただいた
古着を人びとに届けた
 

ミンダナオ子ども図書館での体験、子どもたちとの出会い。
そして、イスラムの人びととの交流。
思いがけない体験を胸に、時には涙を目にためながら
パックンも、制作者の方々も、撮影の方々も、
来られたときの緊張した顔とは、
全く異なった笑顔を携えて、別れを惜しみながら帰路につかれた。
「必ずまた来ますからね。今度は、子どもをつれてプライベートに・・・」
子どもたちも、抱きつきながら、大喜びで、撮影隊の方々を見送った。
「バイバイ。また来てね・・・」
「もちろん、さよならは言わないからね。また来るからねーーーー!!!」
月明かりの夜、みんなの愛情のこもった別れの抱擁と歓声に送られて
パックンは、明かりのついた食堂から出ると
昇ってきたばかりの半月と金星を見上げて、
こみ上げてくるものを押さえきれない様子だった。
 



支援しているイスラムの子に再会


まずは、学校に行き
支援している少女と弟に出会った。
再会し、学用品と靴を届ける。
イスラム教徒のしっかりしたよい子だ。


ピキットに行く途中に通過するARMM(イスラム自治区)のプランギ川沿いに
支援している子の学校と家があるので訪ねた。
この地域の奥からは、地域戦闘(リドー)による避難民が出ているが
国道沿いにあるこの子の家は、今のところ大丈夫だ。
元気に学校に通っているが、まえに書いたように、この子の足が腫れてきていて
医師の診断を受ける予定。
日本からの贈り物を家族に届けた。

BIFFとMILFの戦闘避難民の現状を同時に調査


先にも書いたが、北コトバト州側のピキット
その湿原沿いのカバサラン集落にBIFFが集結して、
MIFLとの戦闘(リドーと呼ばれる地域戦)があり、
避難民が出ていたが、カバサラン側は、福祉局の指導で
家にもどり始めていた。しかし、十四軒の家が焼かれた。

イスラム自治区のパガルガン側は
今回、MCLで学校建設を進めている
カルボガン集落。
こちらはまだもどらず、UNHCRが
シートの支援をしていた。
さすがにお金があるので、シートの質が
全然違う。
良かった良かった。

こちら側も近々もどれるという話を聞いたが
その後、国軍(フィリピン政府軍)が
イスラム自治区に派遣されていて
戦闘を恐れる避難民が、
大量に避難し始めているという
ニュースが流れている。
基本的に、MILFから分離した
BIFFを押さえる目的で、派兵されている、
とはいうものの、どこでどう戦闘が起こされ
るかわからず、国軍が入ったことにより
大きな戦争になる可能性が高くなり
人びとは、一斉に避難し始めたと思われる。

あせらずに、注視する必要があるだろう。


みんなで、62歳の誕生日を祝ってくれた!

3月2日、みんなで誕生日を祝ってくれました。
私と3人の子どもたち。合計4人。
子どもたちのなかの2人は、自分の誕生日がわからないので、一緒にお祝い。
あやさん、シェーラも一緒ですよ。
誕生日の最大のお祝いは、夜明け前、
四時半に部屋の前に集まって、
ハラナと呼ばれる夜明けのお祝いの歌と祝福をすること。
これが最高の楽しみ!
(西山さん、写真を撮られていたから、
FBに載せません?シェアしますよ!)
ハラナは、ビサヤの習慣で、
MCLに住んでいる全部の子たちのハラナをします。
そんなわけで、時には一週間に三度ほど、
四時半に起きて、その子の部屋のまえに、
子どもたちと一緒に私も行き。
歌って祝福します。
お祝いのケーキとスパゲッティは、
予算がいつもぎりぎりなので、
月末に、その月の誕生日の子を一緒に祝います。
今回の誕生日は、特別に私の日に祝ってくれましたが、
スパゲッティとケーキとコーラを特別に寄付しました?
年始めも同じで、麺を食べるのは、長生きを祈願してです。


 



UNHCRが避難民の救済を開始

BIFFの拠点のある、カバサラン集落には
避難民たちが、福祉局の指導で
避難民キャンプから帰り始めていた。
しかし、14軒ほどの家は、焼かれたようだ。

こちらは、MCLで学校を建設する予定の
カバサラン集落の人びと。
ここの避難民のために、古着を届けた。

UNHCRが、避難民のために
ビニールシートを用意していた。
これほど早急に活動を行う例は、珍しいが
福祉局で、UNHCRの派遣員に会った。
かつてミンダナオ子ども図書館にも来られた人たち。
お互いに、再会し、喜び合った。
UNHCRが来て、良かった良かった。

今回、カバサラン集落で小学校を建てる
建設技師にも会った。
「今は、、難民化しているが、大丈夫。
現地は、比較的安定している。
難民たちも、もうすぐもどるだろう。
学校建設は、可能だと思うよ。」
BIFFが、MILFと国軍に押さえられているようだ。
思ったより、平和の可能性もあるような気がした。
MILFは、これ以上の戦争を望んでいないようだ。

ただ、今後も余談は許さない状況に変わりは無い。

国軍部隊投入へ

武装集団同士の交戦長期化受け、「国軍部隊投入で事態収拾図る」と参謀総長

マニラ新聞

 ミンダナオ地方マギンダナオ、コタバト両州の州境付近で、14日から続く反政府武装勢力モロ・イスラム解放戦線(MILF)とバンサモロ・イスラム自由戦士(BIFF)の交戦で、国軍のカタパン参謀総長は19日、事態収拾のため、近く国軍部隊を投入する考えを明らかにした。首都圏ケソン市の国軍本部で記者団の質問に答えた。

 交戦地域の拡大で、避難住民が2万人を超えたためだが、国軍介入が事態悪化につながる恐れもある。また、BIFFはMILFとの戦闘に加えて、コタバト州キダパワン市にある州庁舎襲撃を計画しているとされ、予断を許さない状況が続きそうだ。

 交戦はマギンダナオ州パンガルガン町で始まり、その後、隣接する同州ダトゥモンタワル、コタバト州ピキット両町にも広がった。

 国軍が介入する上で問題となるのは、部隊投入対象となる地域の選定。戦力面でMIFFに劣るBIFF側は、小グループによるゲリラ戦を続けているとみられ、「仲裁に入ったレフェリー(国軍部隊)が殴られることもあり得る」(カタパン参謀総長)状況だ。

 また、両州に点在するMILF支配域に国軍部隊が不用意に入った場合、MILFとの遭遇戦が発生する可能性もある。「三つどもえ」の交戦を回避するため、MILF指導部との連携など、慎重な対応が必要となる。

 今回の交戦原因は、主に(1)リド(土地をめぐる争い)(2)BIFF構成員によるMILF支配域通過をめぐるトラブル--の2点が指摘されている。発生直後、MILFの部隊指揮者が死亡したことから、「報復戦」の様相も呈している。このため、カタパン参謀総長は「(MILFとBIFFの)組織的戦闘なのか、それとも部族間同士の争いなのか。事態を複雑化させないため、交戦原因と現状の把握をまず進める」と述べ、部隊投入の時期は明示しなかった。

 BIFFは、現政権発足直後の2010年12月、MILF第105部隊のカト元部隊長により結成された。MILFの離脱者らで構成され、兵力は1千人程度とされる。カト元部隊長は、MILFと比政府の和平交渉に不満を持ち、08〜09年に町役場占拠事件などを起こした。(酒井善彦)

  


 

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