2013年6月まで
洪水の中、支援者へ報告するための スカラシップの子の成績進級調査をする 6月下旬、イスラム地域は、しばしば洪水に襲われた |
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今年は、洪水もくり返し襲ってくる まだ、大洪水までにはならないけれども 支援者に送る手紙や成績表を受け取り 現地の子どもたちに学用品を届けるために スタッフは洪水の中を現地に向かう |
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車の後は、舟を借りて 小学校に向かう |
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MCLが来たことを知って 子どもたちは大喜びで 集まってきた 水の中を・・・ |
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新学年のバッグと学用品を届け 支援者へのお礼の絵手紙を描く子どもたち |
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私たちの支援している子どもたちのいる場所が、本当に考えられないほどの山岳地域だったり、湿原地域だったり しかも奨学生は620名にのぼり、3000メートル弱のアポ山山麓いったいから、東南アジア最大のリグアサン湿原に及び ようするに富士山山麓一周地域から霞ヶ浦一帯を想像すれば理解させる地域で、しかも4WDのみで登れる地域であるばかりではなく 時には戦闘が起こったり、洪水が起こったり、がけ崩れで道が先へ進めなかったり・・・ 数名の子どもたちに学用品を届けたり、お礼の絵手紙を描いてもらうだけで、丸一日かかる!!! それでも、子どもたちの笑顔を見るために、活動を続けるスタッフたち。 |
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6月17日 ボアイボアイの子達に学用品を届けた |
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絵手紙を描いてもらう |
サアグ集落の新しい奨学生たちに 学用品を届けた 6月14日 |
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マノボ族の村、サアグ。 そこまで到達するだけでも、3時間ほどかかる そのような場所に、学用品を、2ヶ月に一回届けることが どんなに大変なことか、文明国の人には理解できない? 電話も電気もないので、家族が山に農作業に行っていなければ またたずねなければならない・・・ |
戦闘の耐えない山岳地、タガイタイの 殺された酋長の子達にも学用品を届けた 6月14日 |
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時には激流を越えて 山道を歩き登って 学用品を子どもたちに届ける。 同行した訪問者いわく 「これは想像以上だ! 日本の支援者にも体験させてあげたいものだ!」 |
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今日は、お母さんが遠くから帰ってきたが いつもは子どもたちだけで生活している。 小学生のお姉ちゃんがご飯を作り、下の子の面倒を見ている |
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次に向かった家は、 マノボ族の酋長の家 しかし、昨年酋長は殺されて 母親だけで生活している。 |
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夫はマノボ族の酋長だったが、昨年殺された。 土地の問題が原因だそうだ。 このような山奥にまで 希少金属の鉱山開発の手が伸びている それが、戦闘や殺害の原因だという |
昨年、保育者が突然辞めて居なくなり 荒れた保育所を再建するための調査をした 7月1日 昨年、保育者が辞めて放置され、荒れた保育所が一つあり、修理再建するための事情調査を行った。 保育所は、毎年状況を調査、修理の必要な場合や、歳月がたった保育所は、 全面的に塗装修理を行いますので、丹原さん安心してください。 |
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村長が選挙で代わった結果もあり、以前の保育者(中年男性)が辞職した。 厳しすぎるという批判も集落にあった。 新村長のもとで、新たな保育者が選ばれた。30代でがんばって高校を卒業し保育者になる3児の母。 |
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一年近いブランクの後、保育所は荒れてしまった。イスや机もなくなったが、すべて修理しペンキを塗ってMCLで再生させる。 毎年保育所のチェックをしていますが、来年は、すべての保育所を修理しペンキを塗りなおして再生させる予定です。 建物の支援はアフターケアが大事。 |
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イスラム地域で洪水が起こり避難民発生 6月15日 |
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保育所を新築移転するブロッドをたずね 奨学生に学用品をわたした |
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MCLが来たよ! 子どもたちが大喜びで寄ってくる。 先日、読み語りをしたばかりだ。 |
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偶然だが、同じ丹原さんの寄贈の保育所が、戦闘で穴が開き去年のうちに急きょ村で移転し新築中であったが、 そこも洪水が襲うので、さらにMCLで学校敷地内に移転新築することに決めた。 |
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翌日、すぐにビニールシートを届け 古着と読み語りと医療支援をした |
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ちょうど翌日は独立記念日、祝日だったために、子どもたち、特に高校生と大学生の奨学生たちで、避難民救済支援をした。 今年から、ミンダナオ子ども図書館に移り住むようになった子どもたちも、今回、初めての体験。 イスラム教徒、先住民族、クリスチャンが協力して救済活動を展開した。 |
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最近のNGOの動向を見ていると 和平協定再会いご、ほとんどのNGOが ピキットなどのMILF地域に比重をかけて 活動している感じが現地では否めず、 逆に、MNLF側の貧困地域の事が気になり MCLでは、あえてMNLF地域を意識して 活動しようと考えていた矢先だっただけに 戦闘の発生と奨学生の父親の死は ショックだった。 それから、2週間後、さらに規模の大きな 戦闘が、国軍を交えて発生し、 現在も続いている。 MCLでは、 すぐにビニールシートを持っていき、 古着の支援もし、 薬による医療支援もしたが、 奥地までは、戦闘が頻発して 入れない状況になっている。 さらに戦闘は、 広がる恐れもあり、 避難民救済に走らなければならない 可能性が高いのですが、 現在、MCLでは、 奨学生たちの新年度の学費支払いで 資金が枯渇の状態で (平和構築も意識して 反政府地域の集落などから 意識的に多くの奨学生と採用したため まだ、200名以上が、支援者無しの状態。 自由寄付を充てていたために、 資金が枯渇。) 避難民救済にかける資金が無く 今後、戦闘は拡大の方向に走るか、 縮小に向かうかは予期できないのですが、 当時に、洪水による避難民も発生しており 緊急支援をお願いできれば幸いです。 今後戦闘は、ピキットの背後、 カルメンからビキッドノンにいたる イスラム教徒、先住民族の混合している 地域に拡大するという話だ。 日本政府が、 ダム建設を計画している地域でもある |
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古着支援をした |
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訪問者の若者たちも、子どもたちと手伝って・・・ |
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子どもたちへの読み語り |
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このさらに奥で、両親が殺され 自分も腹部を撃たれていた奨学生の若者も イスラムの子どもたちに読み聞かせをした。 |
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沈んだ、避難民キャンプに笑顔が戻ってくる |
父親が居ない子たちの調査 |
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父親が殺され、プランテーションのはずれで、母親と祖母と共に、極貧の生活を送っている。 家ともいえないような狭いところに、5人ほどで寝泊まりしている。 |
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調査をし、奨学生に採用した。 まだ、支援者が見つかっていない子たちが 200名以上も居るのに。 でも、見てしまったからには放っておけない。 とりあえず、自分の私費をつぎ込んで、 この場をしのいでいくしかなさそうだ。 |
前田さん夫妻が、お友達を連れて再訪! |
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9日間、前後2日を日本との移動日に充てて、正味週間滞在された前田夫妻と5人の友人たち ほぼ50代から60代の面々の動向を追い、MCLとミンダナオの山岳地域、マノボ族の村などで 何を体験されたのかを追ってみたい。 ごめんなさい、あまりにも活動が次々起こり、サイトに載せる暇もなく、さらに体調を崩して、写真を掲載するだけでやっとでした。 |
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さらに奥の極貧の村に古着を配った |
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読み語りもした |
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キアタウ村に泊まり 子どもたちと伝統的な遊びをした |
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その夜は、子どもたちと民家に泊まった |
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早朝のキアタウ村 |
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ゴムの木の植林地を見た |
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ダバオ市のイスラム貧困地域で古着を渡す |
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また必ず、帰ってくるからね! |
ミンダナオ子ども図書館便り:4月26日報告 1:奨学生候補の子の調査 2:井上幼稚園の園長・松尾琢二先生と竹田先生が来られた 3: 園長・竹田のミンダナオ滞在記., 4: 小学校の卒業式 5:共同通信社の三井さんが来られて、このような記事を書いてくださいました。 6:共同通信社のカルンソッドさんは、Japan Timesに以下の記事を書いてくださいました |
学校法人 雪見ヶ丘学園
井上幼稚園の
園長・松尾琢二先生と竹田先生が
来られた |
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日本での講演会にうかがって知り合った、 愛知の井上幼稚園の園長・松尾先生と竹田先生がMCLを訪れられた。 ちょうどマノボ族の村に、ゴムの木の植林をする日だったので、 子どもたちと一緒に参加された。 その後、アラカンの電気のない、キアタウ村に行き宿泊。 夏休みだったので、村の子どもたちに読み語りをし、伝統的な遊びをされた。 サイトを見ればわかるように、子どもたちが自然を感じ、神を通して 妖精たちと生きるようにさせてあげている幼稚園なので、絶好の機会となった・・・? お忙しい中、4泊5日の短い日程だったにもかかわらず あっという間に、現地の子どもたちの中にとけこんでいった。 幼稚園の先生方が、自然の中で生きていた時代の 子どもの自然な本来の姿にふれるには、MCLに来られて 電気もない山々の村などで過ごされて、 子どもたちと素朴な遊び、伝統的な遊びであそんだり 一緒に川で洗濯をしたり泳いだり、薪で料理を作ったり 竹の家で、現地の家族と食事を共にしたりする体験が貴重かもしれない。 |
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ミンダナオ子ども図書館の子どもたちと ゴムの木を荷台に載せた |
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食事も子どもたちと薪で料理し、一緒に食べる |
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井上幼稚園は、自然体験を大切に子育てを考えていらっしゃるので さすがに先生も、こうした場所であっという間に適応される。 現場で子どもたちと接していらっしゃるだけに 子どもへの観察力や適応力が異なっていて 私たちの方が教えられた面も多かった。 「朝の5時には起きて、自分で食事を作ったり、庭からトイレの掃除もしたり。 洗濯も遊びも、本当に自立している。」 またいつでもいらしてください。 子どもたちと歓迎いたします。 園長先生からいただいたメール 先日は一週間にわたり、お世話にりありがとうございました.
大切な時間の中、支援先の村々への訪問まで帯同
させていただき、私たちにとって何事にも変えることができない
大きな恵みを受けることが出来ました。
子どもたちとの時間は、今日本で関わっている子どもたちの 本来持っている力を再確認する時間となりました. と同時に豊かさの中で鈍くなってしまった子どもたちの感性や 力強く生きようとする力の弱さを現実の問題として 突きつけられたようにも感じております。 現地に行かなくては知ることが出来ないことをミンダナオ子ども図書館
のお働きも併せて具汰的に知ることが出来ましたこと、
子どもたちへ保護者へどのように伝えるかが私たちの今の宿題です。 |
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園長先生もいっしょに、子どもたちと マノボの村 サアグで植林をした |
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伐採の跡地に広がっていく、バナナプランテーション ほとんど日本に、そして最近は中国に輸出されていく |
下の土地は、ほとんど移民系クリスチャン ビサヤ、セブ、イロカノ、ルソンから 移民してきた人々の所有となってしまい その中の丘だけが、マノボ族の首長の土地 プランテーションは麓にまで迫っている。 ここを守るためにも、現金収入の生じる ゴムの木の植林は効果的だ。 首長の強い願いもあり 4ヘクタールをここに植えた。 |
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本来はジャングルだった場所が、ほとんど伐採されている。 大量の材木が、日本に輸出されていった。 その結果、土地に保水力が無くなり、鉄砲水が起こっては土砂崩れを併発 下流のイスラム地域は、毎年洪水に襲われている。 |
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今回の寄贈者の方々 1.山田 穂積さま 2.久岡 喜美子さま 3.内海 公子さま 4.箱田 昌平・貴代子さま
現地の子どもたち、家族たちに代わって、ここで心から感謝いたします! 彼らが、自分たちの収入を自分たちの手で確保し 子どもたちを学校に行かせることが出来る日が、8年後には来るでしょう。 |
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上は、松尾園長先生、左上は竹田先生、上右はMCLの奨学生 左のボランティアスタッフの大野理実さんも一緒に。 理実さんは、お茶の水女子大の修士を一年休学して参加している。 もうじき 横浜市立大学 国際総合科学部の若者(女性)も 休学して8ヶ月滞在する予定。 ボランティアの若者たちの働きは、すばらしい! 短期訪問者とはまた異なって、深く理解し先の人生に生かしていく。 こうした点を鑑みて、長期ボランティア受け入れを考えたいと思い始めた。 正規 スタッフの場合は、全員・一律6000ペソ(約10000円)の月給 これは、現地では私立小学校の先生やデパートの正規スタッフの初任給ほど そに加えて、子どもの大学までの学費はMCLで面倒を見ている。 つまり生活費と医療と学校教育をMCLで保証している。 (本来は、社会保障として国がやるべき事だと思うが・・・) 医療費は、診察代は保険が無くても日本のように高額ではない。 私立病院の専門医に診てもらって診察代が、450ペソ(1000円ぐらい)、 薬は日本と同額で、すべて入れて多めに見積もって1500ペソぐらい。 |
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ボランティアスタッフの規定 ミンダナオ子ども図書館に住む限りは、 生活費、食費、宿泊費、 入院した場合の医療費 (薬代も含む全額)は、 MCLが責任を持つ。 正規スタッフのこの規定を ボランティアスタッフにも適応する。 給与はでないが、アルバイト代として 月1000ペソを支給 これがあれば、 町でちょっとおいしいものを食べたり 生活必需品を買えるし、 私用でダバオに出かけることも出来る ただし、 8ヶ月以上の長期滞在が原則。 ボランティアスタッフ したい方 メールで連絡ください |
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マノボ族のキアタウ村で 子どもたちと過ごした |
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小さな竹の家で 素朴な家庭料理を食べて 子どもたちや家族と一夜を過ごす |
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翌日、読み語りをし、最後に「おおきなかぶ」を演じた |
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おもしろいことに、大して言葉が通じなくても 心が通じていく・・・ |
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絵本「おおきなかぶ」を一緒に演じた |
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その後、子どもたちと楽しく遊ぶ |
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さすがに子どもとの遊びが上手? いいえ、子どもたちが先生の 相手をしてくれているのです??? |
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言葉が、それほど通じていないはずなのに 完全にとけ込んでいる 大事なのは言葉の意味よりも 言葉に込められた心 |
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竹田先生の逆立ちに刺激されて 次々に逆立ち |
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ミンダナオ子ども図書館の子どもたちも 学校から帰ってくると 本当によく遊ぶ。 かつて僕も子どもの頃に遊んだ 「はないちもんめ」や「はんかちおとし」 竹馬やゴム草履で、野球もする。 庭のグワバの木や、マンゴスティンの木に 登って実をとってくれたり。 僕も小学校が明星学園で 5,6年の担任が無着成恭せんせいだった。 何しろ、4年生まで、試験が無く 通信簿が無く、家で勉強しなくて良かった! とにかく夕暮れ時まで、自然の中で カエルやザリガニを追いかけて 友人たちと徒党を組んで遊び回った。 ミンダナオの特に山の村に来ると、そんな 自分の少年時代を思い出す光景に たくさん出会う。 |
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昨年度、フィリピンのミンダナオにある「ミンダナオ子ども図書館」(以下MCL)の松居さんが 幼稚園に講演をしに訪れてくれました。 その際「いつでも来てください。」というお言葉をいただき、春休みの5日間を使って 園長・竹田でミンダナオへ行ってきました。 滞在は短い期間でしたが様々な経験をさせていただき、 たくさんのことを感じ、考えさせられる時間となりました。 井上幼稚園が支援しているお友だち アンジェリカちゃん ミンダナオ子ども図書館のスタッフである兄弟と一緒に敷地内に居住。 アレア・カイちゃん ミンダナオ図書館のあるキダパワン市内の貧困している町にお母さんと二人で住んでいます。 |
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ミンダナオでの4泊5日の滞在記録です。 |
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1日目
名古屋国際空港を飛び立ち4時間でフィリピンのマニラに到着。 2日目(朝~昼) シュ!シュ!という物音に気づき目を覚ましました。外に目をやるとやっと日が登ったくらい。 2日目(昼~夜) 植樹をした村を後にしてひたすら山道を3時間。 3日目 朝、起きて家の外に出てボ~と景色を見てると、タタさんがコーヒーを持ってきてくれました。 そして、昼過ぎに村を出てMCLへ。 この日はお昼までMCLの中で子どもたちと過ごしました。
朝7時にダバオ空港に着き夜7時に名古屋空港に着く移動の1日でした。
「Do you hava Dream?」歓迎会を開いてくれた時に、子どもたちに対して訪ねた質問です。
子どもたちと色々な遊びを楽しみました。自然の中でかけまわり、
ミンダナオ子ども図書館への訪問は、井上幼稚園の子どもたちの今、 |
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民話、絵本原稿、青少年から大人までの読みものを 自由購読で提供しています。 |
何故ここに日本人などのテレビ映像 その他の貴重な活動映像を掲載 |
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スカラシップや訪問希望、 また種々のご質問やお問い合わせは 現地日本人スタッフ宮木梓(あずさ)へ ! mclmidanao@gmail.com |
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