以下の「ミンダナオ子ども図書館だより」は、 松居友が執筆してきたものです




最も難しい地域で今回、小学校建設を考えているカルボガンに
洪水の衣料支援をした

 すみません、日本に行く準備に忙しく、サイト更新がままなりません。
以下の写真に関連した記事は、季刊誌『ミンダナオの風』47号に掲載しましたので
以下をクリックして読んでいただければ幸いです。
 

ミンダナオの風47号にGo!






かつての奨学生に会った 

対立していた前村長と現村長が和解
父を警護している息子さんと一緒に 
まだ決定ではないものの
反政府地域で最も困難な場所
リグアサン湿原の最奥の集落カルボガンに
小学校建設の可能性を調査。
大きな弊害の一つが、
前村長と現村長の激しい対立だった。
武器を持って、互いに殺すと公言していた。
しかし、両者の間に入り、対話を推進、
先日は、洪水支援のいっかんとして
集落の人々に古着の支援をした。
その時、両者の友情が戻り奇跡が起こった!
MCLでは、サパカンの小学校建設をふくめ
現在、この地域に力を入れている。
なぜなら、今まで行ってきた
政府と反政府MILFとの和平交渉が
2016年の大統領選の直前に決裂し、
ミンダナオが戦場になると噂されているから・・・
その場合、最大の戦闘地が、
このリグアサン湿原だというのだ。
ここには、MCLの奨学生も沢山いて
先日の保護者のミィーティングでも、
来年からMCLに子どもたちを移したいという
イスラムの親がたくさん出てきた。
戦争になったら、現地がいかに危険か
過去の経験から知っており、
安全なMCLに子を移したいというのだ。
それ故にこそ、今から現地支援を拡大し
地域和平を構築して、今のうちに
現地との友好を深めていこうと考えている。
子どもたちを安全に救済するために!






 
 

雨が漏りモスクが大変
どなたか寄付できませんか
平和に貢献するために
保育所と同じ40万円でOK
松居友メール:mcltomo@yahoo.co.jp
 

   
 
    
  
 



日本の若者たちが
キアタウに泊まった 





文化人類学者の増田氏を
極秘のイスラムの儀式に・・・


 
松居さんとスッタフの皆様のお陰をもちまして、ピケット行きは大成功でございました。
パイド プランゲの「カパギパット」(悪霊退去呪術)。
畔のバランガイホールでの宿泊。水没した民家や学校。ほか深い感銘を持っても戻りました。
「カパギパット」(悪霊退去呪術)は、病気などの霊を(鎮圧するのでなく)、
日本のお盆などのようにお土産(食物)を持って帰っていただく。
ここに特徴があるように思います。
これは、帰国の翌々日早稲田大学で行なった研究発表でも触れましたが、
数枚様態がわかる写真がありましたので、これだけできちんと研究発表するつもりでございます。
 ピケットでの宿泊は、マギンダナオ族がいかに温厚で平和な人々かの証です。
いつも通り危険な思いは一度もありませんでした。
 ルソンや平地キリスト教徒の方の作っているイメージを払拭するものであります。
今回は、だれも拝観することのできない儀礼を学べて大変な幸運でございました。
いつも、無理なお願いで恐縮に存じます。                  増田 和彦
 
先日、訪問規定で、
MCLでの大学生の場合、
独自の意図で卒論や修論のリサーチに
協力することは出来ないと、
少し厳しく書いた。
あえてメールニュースにも載せた。
ミンダナオでも、ジャーナリストや
NGO職員などが誘拐されたり
殺害されているので、
よほど現地を知って、
政府側にも反政府側にも
慎重にコンタクトをとってからでないと、
特に宿泊などは危険を伴う事。
MCLでは、そこまで
責任を負いきれないと言う事。
現地の事情、特にこれから起こる事への
動きを察知できない状況の方々からは、
「厳しすぎるのでは」という
意見もうかがったが、
先日、研究者のM氏を
ピキットに2泊の予定で、
文化と農業のリサーチをサポートしたが、
市長、副市長、福祉局の
行政から軍関係へ、
また現地のコマンダーを通して
反政府関係へも
周到にセキュリティーを事前に
確立してからの行動で、
現地出身のスタッフも数名宿泊した。
現地の副市長はそれでも心配で、
家屋に宿泊した研究者のために
夜私兵を派遣して誘拐に備えたと、
先日会ったときに話してくれた。
そのようなことを卒論や修論のために
訪れる学生のために事前準備するのは、
現地の関係者も大変なばかりではなく、
心配ばかりが高じてくるので、
現状も踏まえて
少し厳しく書いたのだが・・・。
その背後には、ミンダナオの
和平に関する現状の
不安が関係している。
 


儀式の準備


儀式の根本的な意味は、人にとりついた悪霊を払うこと。
その役割を、この夫婦がになう。
そのために準備される様々な食事
そして装飾にも、深い意味が込められている。
今回、私は参加していないので
直接インタビューはしていない。
それ故、推測の域をでないけれど・・・
とりあえず、掲載。
太陽ににているが、
殻から破って誕生する
再生の力を表している?
下に青の布をひくのは
海を表しているのだろうか?
祈祷師がかぶる帽子。
これは、天界に向かうための
舟をかたどっているように思える。
霊がのり、霊が行き来する。

沖縄でも、霊たちは
舟で旅をし、北極星を目指し
天界に昇る。
北極星は、沖縄では
天界の中枢に立って
人を導く 女神。
食べ物は、スピリットまたは
死んだ人々の霊などに
捧げられるものだろう。


舟のなかには、
御幣がある。
マノボ族も同じ。
アイヌのイナウに通じる
祭祀の中心に立ち
人々の言葉を天に届ける。


7つの食べ物
右の供え物も7つ。
七つの段階は
世界全体を表現している。
下の世界から
4界(南、西、北、東)を巡って
月と太陽に到達するのが
沖縄などの宇宙観だが
7を特別な数字とする
世界の見方とつながっている。


この櫓は、天界への道
神々の世界と
この世の世界を結ぶ
象徴的な意味だろう。

4は、方位同様に、この世の四つの方向を意味していて
沖縄では、家の4柱にそれぞれの神が宿ると言われている。
死者の魂は、下界(ウマノハノユーヌヌス)から、
南、西、北、東と右回りの螺旋で動き
中心の柱から、天界(ネノハンマティダ)に昇り
月神をへて最高神の太陽に昇る。
ミンダナオのマノボ族の最高神も太陽神だ。 
鈴のついた棒を手に持って、シャーマンは踊りながら
霊を迎え、霊を送り、自らも天界に昇る。
うえは、鈴のついた棒。シベリアのシャーマンも同じ。 


民俗学者の増田氏

驚くべきイスラムの
シャマニズム


儀式は、夜行われる。
核心の儀式は、撮影できない。


民族楽器クリンタンの
音に会わせて

悪霊払いの
儀式が進んでいく



こうした儀式は、
世界に共通する
宗教以前のモティーフで
日本の神道や仏教
キリスト教の祭儀や
イスラム教のなかにも
底辺の世界に
潜んでいると考えられる




厳格なイスラム主義にとっては
邪道とされているらしく
少しづつ廃れていくようだ
かつてMCLの文化祭で、
この土地出身の若者たちが、
この祓いの儀式を行ない、
サイトに載せたら、
ユネスコ文化保存協会から
紹介してほしいとの連絡があり、
その後、無形文化財の
調査が入ったが、
今回は、増田氏に紹介した。
 

ミンダナオ子ども図書館でも、かつて3人ほどの子たちが
霊にとりつかれて、声も目も、意識も変わり
子どもたちはおそれて近寄れなくなり
ぼくが、後ろからしっかりと抱き留めて
愛情をこめて、魂を呼び戻した。
ハッと我に返ったとたん、
本人は、何も覚えていない。
こうした精神的な崩壊は、
日本の子たちも多く経験し
それが、自殺や引きこもりの
原因になるのだろうけど、
全能の神への信頼と
愛によってのみ
救済できるような気がする。
 


それにしても
ミンダナオから見ていると、
今世界、
特に先進国は
悪霊にとりつかれて
兵器を売却して戦争を
作ろうとしているように
見えるのだが。
今、払いの儀式を
必要としているのは
こうした地域の人々よりも
先進国の人々かもしれないと
ふと思ってしまうことがある。
石油利権と武器売却を目的に
罪のない多くの人々が
殺されることを、
誰が黙認できるだろう。
「世界がミンダナオに
営利的な関心を持ってくれさえしなければ
ここは平和なんだけどなあ」
イスラムの村長さんの言葉。



こうしたシャマニズムの
背景について
かつて沖縄やアイヌ文化に
リサーチして書いたように
調べ書かなくてはと思うのだが、
戦争や難民、貧困の問題に追われて
取り組めないでいる。
そのようなときに、増田さんが来られ
紹介できてよかった。
国立民族博物館などでも
関心を持っておられるようだが、
危険地域ゆえに、公な機関としては
なかなか入れないようだ。
マノボ族のシャーマンの儀式にも
参加しているし、
実際、奨学生の少女が
スピリットに憑りつかれて
魂を呼び戻した
体験もあるのだが・・・!

 

今、最も必要なのは
世界から悪霊を払い
戦争を阻止することかもしれない




愛こそが、悪霊を払う力があるとしたら
人々のために命を捧げた
イエスこそが、典型だろう。
「剣を持つものは、剣で滅びる」
イエスは、そういっているのに
クリスチャンの多い国家が
剣で他国の人々を殺害しようと
するのは変な話だ!
同時に、子どもたちこそ
愛に満ちた存在だといつも感じる。
ぼくも、先進国からやってきて
ミンダナオ子どもたちの愛に救われた。
今も、彼らに救われている。
子どもたちが、愛に満ちて
生きられる世界を、作れば
私たちも悪霊から救われる?





立正佼成会の方々と
戦闘で影響を受けた地域の子たちに送る

ゆめポッケの調査をした


マノボ族の村へ
立正佼成会のゆめポッケは、
子どもたちが一食を絶ち
そこで集めたお金で
恵まれない、特に戦闘地域の
子どもたちへ
学用品、おもちゃなどを
贈る企画だ。
今回も様々な村に届けた。
その実績を見に
立正佼成会から
スタッフがこられたので
現地をご案内した。
私たちの活動地域は
本当に山奥で
一日に、一カ所
行くのがせいぜい。
 

ここは、山のどん詰まりの集落。この奥で数年前から戦闘が起こっている。
子どもたちから、ゆめポッケを渡されたときに印象を聞き取り。
大喜びだった事をぼくも思い出す。 
子どもたちから贈られてきたゆめポッケのなかのぬいぐるみやノート
特に、ぬいぐるみなど、持ったことも見たこともない子たちで、大喜びだ。

イスラムの村へ


こちらは、イスラムの村
今、洪水で現地まで行けず
国道まで出て待っててくれた。

湿原のそばまで行った 


左は、ピキット市の副市長と・・・



イスラム地域の水かさが
増えているので調査 



洪水でイスラム地域が
状況が良くない。
次週に、衣料を支援することを
決定した。
そのための調査。


 
 
 
     
     

訪問の若者たちも
調査に参加した 
   

日本の若者たちと
イスラムのスタッフたちが
協力して現地を調査した。
現地は、イスラム自治区。
湿原地帯までは
今回は、入らなかったが
支援は、カルボガンの
リグアサン湿原奥の
イスラム地域に行く予定。
    
     




イスラムのリグアサン湿原の村
サパカンに日本政府で
小学校を建設



IMT国際停戦監視団に派遣されている
中川さんと現地を視察
     

洪水の避難場所としても
機能するように、
中川さんの提案で、
床を1メートル高くした。 

サパカンは、リグアサン湿原の入り口のイスラム自治区の村
背後に見える広大な平野は、実は湿原。
 反政府勢力の拠点と言われているが、、
MCLでは、保育所を建て
奨学生も多くいる。
ここに、日本政府の支援で学校を建設。
地域行政の役割だが、
MCLで推薦した。
現地の人々は大喜びだ。
しっかりしたエンジニアのもとで
良い学校がもうすぐ完成する。



平和を作るには
武器を持って兵隊を送るよりも
子どもたちの未来を
考える方がよっぽどいい。



日本から送られてきた
靴を履いた子どもたち






保護者のための
ミィーティング

イスラム、先住民族、クリスチャンの保護者が一堂に集まる


一年に一回
6月に、保護者の集会をしている。
対象は、高校大学の保護者たち。
特に、ことしから高校生になる子たちの
保護者に、MCLとは、どのような場所か
どのような考えで、
読み語りや医療、
難民救済などを行っているか。
特に、MCLの奨学生は、
貧しい中でも、とりわけ
孤児、片親、崩壊家庭の子達を
優先しているし、普通交流の希薄な
イスラム、先住民、クリスチャンを
対象としているので、
平和構築を含めて
親たちに理解してもらうのは
重要な、ポイントだ。
しかし、山岳地域の僻村や
イスラムの反政府地域と
呼ばれている、湿原地域から
来る、極貧環境の保護者達なだけに
交通費が出せるわけもないので、
ミンダナオ子ども図書館でトラックや
車を出して、迎えに行く。
親がいる子もいない子もいるので
いない子の場合は、兄弟や
親せきがやってくる。
村から出たこともない、
人々もいて、交流は驚きでもある。
イスラムの人々が先住民に出会い、
クリスチャンの人々がイスラムの
人々に出会う。
そして、重要なポイントは、
彼らが地元に戻り
MCLについて語ってくれることだ。
それによって、より地域に密着した
活動を、危険を超えて行えるのだ。

 
   

三つの異なった祈りで始める 

クリスチャンの祈り 

イスラムの祈り

マノボ族の祈り 
ミンダナオ子ども図書館では、集会はいつも
イスラム、クリスチャン、先住民の
三つの祈りで始める習慣がある。
保護者会でも、三つの祈りで開始する。
 

ミンダナオ子ども図書館の
子どもたちが、みんな一緒に、
イスラムの歌、クリスチャンの歌、
マノボ族の歌を唄った 




祈りのあとに、ミンダナオ子ども図書館に住んでいる
子達のなかの、小学生が、歓迎の歌を唄った。
みんな一緒に、イスラムの歌
クリスチャンの歌、先住民族の歌を
心を込めて歌った。

MCL役員とスタッフからの報告 

今年初めて高校生になる子たちの
保護者には、とりわけMCLの
奨学制度の特徴をお話しする。
とりわけ、大学に進学する場合
4年生大学へは、平均82以上
国家試験のある、先生、社会福祉士
エンジニアなどのコースは、85以上で
88以上で卒業の場合は、
国家試験の予習も含む費用を
一回だけだが、MCLですべて負担。
また、82以下でも、薬学などの
短期大学が受けられて
成績が悪く、80以下でも
運転技術や裁縫といった
技術学校にいける。
ただし、妊娠したり
させた場合は、奨学制度を停止して
子育てに専念すること。
そういったことが話される。

とりわけ、今回、
重要なテーマは
「保護者の責任に関して」
片親であっても、
また、極貧であっても
子どもに対する責任は
保護者にある。
とりわけ、大学になって
下宿するようになると
保護者の目の届かないところで
生活をはじめるが、
こうした場合も、
MCLですべて責任を持つのは不可能で
親としてちゃんと、
せめて生活用品などの
支援をし、子どものチェックを
するように話す。

MCLの下宿の場合は、
ハウスペアレントがいるし
3食食べられない子も多く
食事を提供しているが
フリーの下宿の場合など
保護者が見守る必要がある。
 
 役員のダニー氏 代表のエープリルリン 
   
副代表のベビン    ソーシャルワーカーのアーリン
スタッフのジョマール
とイスラハイダ 

参加者からの質問 

MCLの活動を写した映像を見る
MCLへの理解を深めてもらうため 




その後、松居陽が制作した
10分の映像を写し
MCLを理解してもらう。
     

すべては、子どもたちのために


こうした地道な活動が
地域の平和構築にも
大きな役割を持っている。
    



大久保さんご一家が
キアタウ村へ


日本から家族でこられた
お父さんとお母さんと
大学生と高校生の二人の息子さん
お父さんは、
さすがにお忙しくて
それでも、MCLがどうしても見たくて
来られて早めに帰られた。
お姉ちゃんは、
オーストラリアに遊学中
写真の眼鏡をかけている
お兄ちゃんは、
マニラの大学で勉強中。
タガログ語がペラペラで、
すっかり現地に溶け込んでいる!
お父さんいわく
「なにも、日本にこだわらなくても
これからの若者たちは、
世界を見つめて
思うように、旅立っていけば、
いいんじゃないですか。」
お母さんと息子さん二人は
山のマノボ族の電気の無い村
キアタウ村に泊まられた。
スタッフと現地出身の
奨学生たちも同行
現地の子どもたちは大喜びで
自分たちのお兄ちゃんとして
心から迎えてくれた。
「物が買えて、
美味しい料理が
食べられるだけが
幸せではないと、思います。
本当の幸せについて、
考えさせられました。
また来ます。
ぜったいに!」 
   
 


母親と弟は
この家に泊まった。
電気もないキアタウ村
電気がないだけに
テレビも、携帯も
コンピューターもない。
そのぶん、人々の心は
つながりが深くあたたかい。
真のコミュニティーがあり
家族愛、地域愛のなかで
助け合う。


お兄ちゃんは、この家に泊まった。
泊まるときには、必ず
MCLのスタッフが同宿する。


 

子どもたちと
一緒に遊んだ


この日は、ちょうど休みで
この村出身で、MCLに住んでいる
数人の奨学生たちが同行した。
それに、この村には
ここに住んで学校に通っている
スカラーの小学生もたくさんいるし、
山の下宿小屋に住んでいる子たちも
戻ってきて、みんなで遊んだ。

日本の学校教育では、
クラブ活動が重要だ
と言われるが、
必ずしもそうは思わない。
大事なのはゲームより遊びで、
ゲームは二の次ではないだろうか。
ゲームと遊びは根本が違う。
サッカーも野球もバスケットも、
社会的(大人の作った)
ルールのなかで
点数により勝ち負けを競う。
遊びとは、
花いちもんめや鬼ごっこ
やかくれんぼ、ハンカチ落としや
縄跳びのように、
点数ではなく、
子どもたち自身が作った
楽しい仲間の交流だ。
遊び場は、
体育館や運動場ではない。
学校や保育園や
幼稚園のなかでもなく、
家でゲームをするのでもない。
本当の遊び場は、
家庭と学校の中間にある、
外の「ちまた」と呼ばれる場所で、
時には森や林や川。
まさにミンダナオ子ども図書館の
子どもたちが、樹上で果物をとり、
川で泳ぎ、はないちもんめ、
はんかちおとし、のような
伝統的な遊びをする
姿こそが本物の遊びなのだ。
彼らが来た、
山の集落に泊まって
みるともっとわかる。
そうした「ちまた」で
子どもたちが友情を築いていく、
そんな姿が日本には希薄。
しかし日本の子どもも若者も、
友情や愛のすばらしさは
わかっている。
それだけに、
素直にそれを
感じ取るとき感動し、
自分の生きる道が見えてくる?
特に映像だけではなく、
本当に現地に来てみると!       

裏山に登った


皆様の宿泊のおかげで
水を引く施設が
できましたよ。



イスラム自治区ARMM
リグアサン湿原の先端
カルボガン小学校を調査




途中バロンギス
小学校・高校を抜ける
ここにも沢山の
MCLの奨学生がいる 
 

ここにも、たくさんのMCLの奨学生たちがいる。
ここの両親たちや保護者は、保護者集会にMCLまでこられた。
 

カルボガンの中心に到着
MCLの保育所がある
平和構築に重要な集落 

さらに湿原先端の
カルボガン小学校に到着 
   

校舎は3つ建っているが
どれも壊れかけている 

 第一校舎

ARMMイスラム自治区でも、
もっとも湿原の最先端に近い
カルボガン小学校。
ここが、和平にも重要な場所なので、
ここの小学校建設を
外務省に応募したいと思い調査。
しかし、2016年の和平交渉に関しては
政府側とMILF側とが
決裂するという
悲観的な意見が強く。
2008年の決裂以上に、
大きな戦争が勃発すると
現地では言われている。
ミンダナオ全域にわたる
ゲリラ戦が展開され
ダバオですら危険だと。
すでに、アキノ大統領と
オバマ大統領による
10年契約の米軍の駐留は始まり、
現地では、対中国は、言葉上の問題で
ミンダナオがターゲットに
なっていると言われている。
日本も集団的自衛権を建前に
軍をミンダナオに送り込んでくると・・・。
特に、阿部首相が、
集団的自衛権の目的を
NGOの救済も視野に入れていると、
発言して以来、現地の人々の、
MCLに対する目が、
険しくなりだした。
なにしろ、戦中の日本軍の残虐さが、
多くの人々の心に残っているから。
それもあって、2016年の戦争の前に
地域に貢献して、
子どもたちが難民になった時に
救済できる可能性を今から
準備しなくてはと思って、
ダバオに、スタッフの
避難場所も作ったのと並行して
戦争による難民救済のための
予算もためておこうと話しています。
 



フィリピン大統領が
集団的自衛権に理解を示した形で
日本の首相と握手して以来
アキノ氏を見離す動きも
高まっている。
大統領と民衆との
気持ちのかい離を
日本の人々は、本当に
理解しているのだろうか?
マニラの人々は知らないが、
特にミンダナオのイスラムや
先住民やクリスチャンの人々は、
集団的自衛権を建前に
日本は、米軍とともに、
ミンダナオに攻め込むのでは
と、感じている。
鉱物資源、とりわけ
リグアサンの石油と天然ガス、
先住民族のいる
山岳地域の希少金属。
そして、バナナなどの農業資源を
米軍とともに奪うために!!!
集団的自衛権は、
アジア在住の日本人を
とりわけ、ミンダナオ在住の日本人を
危機に陥れるだろう。
日系人も含めて。

   
   
 

第2校舎 
   
   
     

第3校舎 
     
   

第4校舎は、
建設途中でストップした 
しかし、現在は建設に問題がない
村長、校長と話を詰める 

子どもたちの数は多い 
 
   
ここは、和平構築においても
重要な地域だ。
湿原の向こう側は、ダトゥピアン。
戦闘にもっともさいなまれてきた地域。
それだけに、2016年の和平交渉と
総選挙の前に
学校を日本政府で建設し
たとえ大きな戦争になったとしても
救済に向かえるようにしておきたい
重要な場所だ。
 




先住民族のマノボデー
ことしのテーマは、
伝統的な遊び




今年の文化祭のテーマは、
伝統的な遊びの文化。
この文化祭をきっかけに
子どもたちは
バスケットもそこそこに
楽しく庭で遊び始めた。

 
     
酋長たちも遊びを披露

MCLのスカラシップの
大きな特徴は、
文化祭と総会にあります。
MCLのスカラシップでは、
高校生と大学生は、
2ヶ月に一回、
総会に本部に集まります。
総会は、奇数月の最終日曜日です。
良かったら参加されてください!
 
5月がシンポジウムで、
平和や貧困について
グループ討論をします。
7月がマノボデー。
先住民族の文化祭。
先住民族の文化をテーマによって
披露します。
9月がビサヤデー。
移民系クリスチャンの文化祭。
11月がスカラーズデー。
この日に、卒業生たちも
集まって交流します。
1月が、イスラム文化祭。
貴重なアジアのイスラム文化が
テーマによって演じられます。
3月が、卒業送別会。
そのほか、柔軟に、
平和の祈りを開催したりします。
こうした文化祭を行う理由は、
学校教育だけでは、
異文化や異なった宗教間の
理解や交流が出来ないからで、
ミンダナオ子ども図書館のスカラシップの、
他と異なった大きな特徴の一つは、
学生総会にあります。
こうした交流を通して、
普段は相容れないと思われていた、
イスラムやクリスチャン、
文化が違うと軽蔑していた
移民や先住民族が、
敬意を持って理解し合い、
共感しあえる場が作られ
それがひいては
平和構築の実践へと
向かっていくのです。
学校教育だけで
平和が作られるのであれば、
すでに先進国は武器を持たず、
世界はとっくに平和になっているはず。
 
 
 


ゲームと遊びは根本的に違う。
ゲームは、大人の作った社会的ルール(規則)のなかで
勝ち負けを競い合う。
遊びは、友情と愛情に裏打ちされた
楽しみと愉快さのわかちあい。

ミンダナオ子ども図書館だより
2014年8月46号 
ここをクリックしてpdfへ  
幸せに安心して
育つことが出来る場所
 
ミンダナオ子ども図書館を始めたとき、
親がいなかったり、見捨てられたり。
戦争で両親とも目の前で殺されて、
孤児になったりした子達を見て、
第一に感じたのは、
様々な言い知れない悲しみを
経験して来た子たちだけに、
この子たちが安心して成長し、
思春期を迎え、やがて思い思いに
旅立っていけるような、
そんな家庭のような場所を
提供したい、ということだった。
 
それともう一つ、
常に考えの基本になったのが、
もしこの子たちが我が子だったら、
どうしてやりたいか、
という事だった。
 
孤児施設だと17歳で追い出されるけど、
我が子だったら、大学まで
行かせてやりたいと思うだろうし、
たとえ頭脳優秀でなく、
大学4年は無理であったとしても、
せめて専門学校や技術学校に
行かせてあげて、
旅立ちの糧にしてあげたい。
 
たとえ予期せぬ恋愛と妊娠があって、
学業が半ばで止まっても、
笑顔で結婚式に参列して、
幸せな家庭を作るように
祝福してあげたい。
 
困ったときはいつでも帰っておいで、
と一言残して。



訪問規定訪問希望
に以下の部分を加えましたので、ご覧下さい。


 

日本人ボランティア
学生(大学院を含む)の
リサーチとフィールドワークの件

 

外国人をほとんど見たこともない現地の山の人々は、外国人が、なぜこんな辺境に来るのかを疑われます。
ほとんどの場合、最大の目的はお金だと疑われます金鉱、資源、つまりトレジャーハンターです。
個人だけではなく、日本の資源開発会社も、しばしば狙われています。

誘拐だけではなく、NGO関係者、ジャーナリスト、先住民擁護の弁護士や
人権問題にかかわってきた議員やイタリア人神父も
わたしが現地に来てから、すでに7名ぐらい殺害されています。
特に戦争が起こる前に、事件が多発します。

気をつけなければならないのは、日本人ボランティアです。
ボランティアは、原則として3ヶ月。一回切りということになっています。
ビジターは、20日間です。例外はありますが、ボランティアを 設置した理由は、
日本の若者たちで、特に悩んでいる人たちに
現地の子どもたちとの友情と生きる力の体験を、提供することが目的です。

ところが、目的が、大学のリサーチにある若者が来るようになり、
キアタウのような契約がある場所はOKですが、どこでもとなると難しい。
特に宿泊する場合は、セキュリティーが大変です。

明らかに卒論。修論など個人的目的の場合は、
スタッフの活動に同行することは、ある程度可能ですが
独自にリサーチやフィールドワークで現地に入り、
宿泊滞在したいという希望が出ても、
MCLが協力することは不可能です。

現地が日本政府指定の上から2番目の
高度危険地域に指定されていて
日本政府が公に警告を発している
地域であるにもかかわらず、政府の警告を無視して
MCLが若者を送った事になるからです。
外務省海外危険情報フィリピン

それにもかかわら ず、目的を実行したい、という場合は、リサーチを継続するのは本人の自由だが、
その前に、多少でもMCLと関係した都合上リサーチの活動が、MCLと全く関係ないという事を、
外務省に証明してもらい、その後に、独自にチームを組んで活動をしてもらいます。
そのために次の事を、自己責任としてやってもらいます。

1,一度日本にかえって、保護者と話し合うこと。わたしの方からも、電話で話し確認すること。

2,保護者のサインの入った手紙と、本人のMCLとは無関係に動くことを証明する
サイン入りの書類を領事館に提出し、領事ま たは担当者と私たちも含めて、
直接話をし、許可を求めること。


3,論文を出す大学の担当教授の責任も強く求められ、
事が起こった場合は、政府から大学側の責任を追及されるので
大学教授からの許可のサインの入った手紙も提出してもらいます。

以上の三つを、行きたい村の村長や責任者と同行して、外務省の領事館に行き、
領事または担当者に直接説明し理解を求めます。

リサーチや卒論を目的とした場合、

スタッフの活動に同行して体験するというのが限界で、
それ以上のリサーチをしたい場合は断ります。
キアタウだけは、現地の契約で宿泊
リサーチ、フィールドワークが可能です。


 

専門家や作家、教授クラス
国際停戦監視団、UNHCRなどを除く


 
専門家の場合、現地の人々に有益
または、和平構築に有益と
判断される場合は、
MCLの現地スタッフと検討をしたうえで、
現地の市長、福祉局、政府側、反政府側
およびその筋の人々とも連携をとり
協力できる部分を検討し、可能な場合
ミンダナオ子ども図書館の
プロジェクトの一環として
スタッフの安全性も考慮して
協力することも考えます。
 
 



マノボのパインツリー集落に
北野生涯教育振興会寄贈の
保育所を建設



北野生涯教育振興会
北野財団と呼ばれ
車のライトなどを製造している
スタンレー電気の財団


長年にわたって、毎年、
保育所と大学奨学生の
支援を続けてくださっています。
またいらしてくださいね!!!


ミンダナオ子ども図書館の保育所は
すでに50件近くになっている。
この件で、フィリピン政府の福祉局からも
非常に感謝されている。
しかも、現地の行政機関でも
とても手が届かない場所をあえて選んで
貧困地域のなかでも
とりわけ貧しく、しばしば反政府組織と
国軍との戦闘が行われ
自給地もない先住民族などの地域を
選んで建設している。

10年以上活動していると
次々に口コミで山深くまで
ミンダナオ子ども図書館の噂が
伝わっていて、
また、奥地の大変な状況を知っている
人々の推薦で、さらに奥地に入っていく。
すでに、フィリピン一高い山
2950メートルのアポ山周辺を活動地域に
しているから、先住民地域だけでも
富士山を一周するぐらいの活動範囲だ。

現在は、特に貧しい
しかも、ほとんど一般人が入れない
アポ山の背後地域に入って
そこの村の親のいない子たちを
奨学生にとったり
医療や学用品の支給
そして、なによりも読み語りをしている。

現地の、とりわけ大変な地域の人々に
心から喜んでいただける活動ができるのも
みなさん方のおかげです!!!!






子どもたちは多くても
保育所の建物もない集落
自分の保育所ができて
大喜びの子どもたち

バッグと学用品も届けた


日本から送られてきた
学用品も
MCLのバッグに入れて配った
バックも夢のまた夢!
 



ゆめポッケを届けた!
毎年、立正佼成会の方々が、
手作りで送ってくださる「ゆめポッケ」
ことしも戦闘に侵された地域の子どもたちに届けました。

子どもたちは、大喜び!

山岳地の戦闘に侵されてきた
マノボのカンティモン集落に
ゆめポッケを届けた

マノボのダトゥインダ集落にも
ゆめポッケを届けた
この村には、丹原さん寄贈の
保育所が建っている


再貧困地域のマノボ集落
ここに建つ丹原美穂さん寄贈の
保育所で読み語り 
     
 マノボ族の正装の老婆 保育所の先生  マノボの酋長 

戦闘で疲弊した
イスラムのサパカン集落
 
 

サパカン集落へは
舟でわたり
リグアサン湿原の入り口に入る
現在ここに
MCLで推薦し
IMT国際停戦監視団に
派遣されている
中川さんを通して
JICAが学校を建設している
 
 
    

ゆめポッケは、
立正佼成会の家族が
各々の思いを込めて、
戦闘被災地の子に送る
心のこもったお土産 
  
この地は、イスラム自治区に属し
しかも、MILF反政府勢力の
中枢に位置するリグアサンの入り口
湿原地帯でしばしば洪水に襲われる
数年おきに戦争に見舞われ
子どもたちも避難民生活を
長いときには
一年以上過ごしてきた。
立正佼成会のゆめポッケは
会員が一つ一つ
戦禍で被害を受けた地域の
子どもたちのために
心を込めて作った贈り物
子どもたちが大喜び。 
子どもたちに
ゆめポッケなどの
支援物資を渡すのも
ミンダナオ子ども図書館の
奨学生たちの活動の一つだ

現地の人々の最大の懸念は、
2016年の和平交渉調印
2008年の時のように、直前で決裂し
政府軍との大規模戦争 が勃発すれば
ミンダナオ全域に拡大する
本格的なものになる
それを予期して、アキノ大統領は、
米軍の駐留を認め
さらに、集団的自衛権を建前に、
米軍とともに、
日本軍が送られてくるのではないか
その脅威が、
人々の中に高まってきている。
日本軍の大戦中の残虐さが
語られ続ける場所だけに
人々の気持ちも複雑だ。

現地の村長と、
MCLとしては、
日本の海外の軍派遣には
賛成できない。
あらゆる戦争に賛成できなと
話しておいたが・・・
微笑みながら理解してくださった。



フィリピン政府に提出している、外部監査士による 2013~4年度の会計監査報告書を PDFで掲載しました。  会計監査報告書へ Go!
フィリピン政府に提出している
外部監査士による
会計報告書
  松居友のつぶやき

昨年も今年も、きびしい財政状況です。円安で、年間で600万円が消し飛んでいます。
その結果、がんばって奨学生のお小遣いを、多少戻したものの、まだ完全に戻すことができません。
物価の値上がりが激しく、米は以前の倍、大学の授業料も同様で
医療費もあがり、ガソリン代も高止まりで、財政状況は赤字ではないもののぎりぎりです。
近く医療レポートもだしますが、年間およそ140名の治療を入院にいたるまで行ってます。
ただし、今年度から、皆様方にはご負担だと想うのですが、
大学と小学校の奨学金を上げさせていただいて、何とかしのいでいる状況です。
個人的には、給与ももらわず、再販した本の印税もMCLに寄付し、子どもたちのためにがんばっていますが・・・
「いくらなんでも、子どもたちのために使いすぎ、もうすこしゆとりを持って運営するように」
監査士にアドバイスされています。
現在、スカラシップの子たちは620名ほど。
そのなかの100名強が、孤児や片親、生活困難や諸事情で、MCL本部に住んで学校に通わせています。
大学生や山の男子寮と女子寮の下宿小屋の子たちを入れると、200名の米を支給。
一日に一〇〇キロの米がなくなります。
ただ、うれしいことに昨年度は今年度も含めて、台湾赤十字社、東京メソニックおよびM氏から
水田購入に、総額千三百万円の寄付がありました。
現在、灌漑があり耕作に良いものを慎重に探しています。
購入されれば、すでにある田んぼも含めて、200人の若者と子どもたちの米が自給でき、経費の削減が期待できます。
これからもさらに、農業で自給をめざします。


昨年は、レイテの台風支援のための交通費、支援物資購入費、
ガソリン代から車の諸経費が特別費として大きく約300万円かかっています。
現地からは、母親が亡くなった高校生を一人受けいれて、MCLに住んでいます。


   



奨学生に学用品の入ったバッグを届ける
台湾赤十字社から寄贈されたばかりの、トヨタハイラックスが大活躍!!!

6月は、新学期が始まるとき。
MCLのスタッフにとっては、
一番忙しいときだ。
進学、進級の調査をしたり
支援者に送るための
卒業のお礼の手紙や成績表を
集めたり。
問題がないか、学校継続が可能か
調査したり。
さらに、学用品やバッグを届けたり。

MCLでは、僻地の中のさらに僻地
4WDの車でしか入れない場所が
奨学生のいる場所。
今まで、日産のナバラ一台で
がんばってきたが
毎日のように仕事が多く
さらに、一台が山で動けなくなれば
救出するすべがなかった。

幸い、台湾の赤十字社が
トヨタのハイラックスを
寄贈してくださった!
本当に、本当に、
本当にありがとう!!!
とても、とても、
とても助かっています!!!

これで、緊急の病人も救済できる。

イスラム地域の子たちへ
学用品をバックに入れて届ける。
新しくスタッフになった
ズライハさん。
去年、大学を卒業した奨学生。
卒業して、ダバオの会社に
合格したが、
強制的にベールを外すように言われて
就職を断念した。
今は、MCLで幸せに活躍している。


山のマノボ族の子たちにも
学用品を届けた
 
台湾赤十字社の方々
ありがとう!!!
またいつでも、いらしてください。
いつか、お伺いしたいと
思っています。

MCLの子どもたちの未来を考えて
現地で、日本語教室と
中国語教室を開始しようかな。
 
 



完成間近のラウィタンの保育所
日本からの訪問者もいっしょに、訪ねた!

ラウィタン集落へは
車で入れるところまで行った後に
さらに数時間、徒歩で行き
さらに、河を渡ってたどりつく。
この河は、プランギ川の上流だ。

この集落には、イスラム教徒と
クリスチャンと先住民族のマノボ族が
仲良く協力し合いながら住んでいる。
非常に貧しいのと、学校までが
非常に遠く
高校生でも、通うのが大変な場所。

MCLでは、まずはボロボロの
保育所を、新しく建てることにした。
同時に、スカラシップに
クリスチャンとイスラムと先住民の
親のない子たちを、二人ずつ採用。
さらに、古着の支援を行った。

この場所は、1990年代に
戦闘の非常に激しかった地域だ。
2000年の頃にも、戦闘があり
村自体が疲弊したが
その語、イスラムの人々
(MILFに関係している)が
中心になって、
クリスチャンの人々
マノボ族の人々と協力して
村を再建してきた。

小学校も、村で協力して
みんなで初等小学校を建て
ロハス市でも、役所や福祉局が関係し
学校の先生を派遣している。

今回は、日本からの訪問者も
一緒に現地を訪れた。
保育所建設も進み
開所式を待つばかりだ。
   
   
  
 

子どもたちもがんばって
保育所の資材を運ぶ 
 

村の子どもたちも手伝って
自分たちの村の保育所を建てる。
こういうところが、何ともいえず
美しい風景だと思う。

日本の村に、こうした風景があるだろうか。
みんなで協力して、喜びのうちに
自分たちの村を作っていく。

昔は、きっとあったのではないか、
と思うのだが。
いつのまにか、個人がばらばらになって
孤独な世界になってしまった?


 
    

イスラム教徒と先住民族、クリスチャンの子たちが仲良く通う
ラウィタンの学校
村人たちが作ったが、あまりにも粗末で、新築を希望されたが、
MCLでは、保育所がせいぜいで予算がない!

   
    

村からもう一つ言われたのが
初等小学校を
何とか作ってもらえないだろうか・・・
と言う話だ。
先生も泊まり込みでこの村を助けているし
ここから学校までは、
歩いて4時間あまりもかかり
幼い低学年の子たち
河が洪水であふれたら
高校生でも
学校に通うことは不可能だ。
イスラム教徒とクリスチャン、先住民が
自主的に平和を作っている上でも
ピキットのイスラム地域と関連する
地域として
日本政府で、3教室でも良いので
学校出来ませんか。
平和構築でも重要な地域ですが・・・
 
    

日本からの靴と古着を渡した
小樽ワールドフレンズを初めとする皆さんありがとう!


ここに、小樽ワールドフレンドから
送られてきた
靴をわたした。
裸足の子も多い地域で
本当に喜ばれた。
この後、
戦闘の耐えなかったこの地域に
立正佼成会から送られてくる
ゆめポッケを配る予定。
この河の下は、すぐにイスラム自治区。
近い将来、野田知之さんたちと
カヌーでここから、
リグアサン湿原に下ろうかと思うのだが。

 
  
  

完成もまじか 最後の仕上げ 

保育所もおおよそ完成し
イスを届けた。
日本の若者たちも
一緒に、現地にペンキ塗りに参加。
こうした経験を通して
真に現地の人々を知り
現地の人々と友情を結び
金持ち国を標榜して
リーダー気取りで接するのではなく
友情で接する事が出来る
次世代の若者たちが
育っていく?


まずは、友達になること
一緒に仕事をして
一緒に食べて
一緒に遊んで
友達になること。

友達になれば
相手の気持ちが理解できるし
困っていたら
自然となにをすれば良いかがわかる。

ミンダナオ子ども図書館だより2014年3月ー5月

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