国境を越えたアジアと日本の 友情と愛の交流の中に |
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rf1 京都暁星高校 寄贈の保育所が完成 ![]() 京都の宮津にある、 京都暁星高校は、 前から奨学生を支援して下さっている。 ![]() フィリピンとの関係は深く、 夏休みに、 植樹プロジェクトに、 行ったりもされているが、 ![]() 今年も ミンダナオ子ども図書館の奨学生3名、 イスラム教徒の子と マノボ族の子と クリスチャンの奨学生が、 ![]() 11月末招かれて、 日本の子どもたちと 交流をする計画が進んでいる。 ![]() 今回で2度目のプロジェクト。 それ以外にも、 この保育所と下宿小屋に 支援をして下さっている。 ![]() こうした寄付は、 暁星高校の若者たちによる、 ウォーカソンと呼ばれる ボランティアプロジェクトから寄贈される。 ![]() 下の写真のアルバート君、 政府系ラジオ局スタッフで 現地取材に訪れた。 ![]() なんと、彼も、 京都暁星高校が 支援して下さった奨学生で、 ![]() キダパワンのノートルダム大学の マスコミュニケーション学科を卒業した、 マノボ族の青年なのだ。 ![]() 自分を支援してくれた日本の高校が、 同じマノボ族の集落に、 保育所を建設してくださった事を 現地取材に訪れて、 村の福祉職員にインタビューしているところ。 ![]() ミンダナオ子ども図書館から、 こうした人材が多数出ていることは、 うれしいことだ! ![]() rf2 この地から 新たな奨学生を! ![]() 保育所を建てた村から、 家庭の問題を抱えた数人の子たちを、 MCLの奨学生に採用した。 ![]() ![]() 物的支援も大事だけれど、 奨学生を採用することで、 集落との心の関係とつながりが生まれてくる。 ![]() rf3 京都暁星高校の 招待で 奨学生が日本へ ![]() 京都暁星高校は、 長年にわたってMCLの奨学生を 支援し続けて下さっている。 ![]() 保育所建設や下宿小屋も、 生徒の協力を得てすすめている。 ![]() 今回は、 支援して下さっている 3名の奨学生が招かれて交流した。 ![]() 初日は、 歓迎と紹介を兼ねて、 私が現地の映像を見せながら講演をした。 ![]() その後、彼等が、 マノボ族の踊りと、 イスラムの踊りを紹介。 ![]() ![]() 最後は、 日本の若者たちを交えて、 一緒に踊った。 ![]() 京都暁星高校は、 独自の課外授業を実施している。 ![]() その一つが、堤防での釣りだ。 宮津の漁港にめんしているだけに、 好釣り場。 ![]() イスラムのモハジール君にとっては、 飛行機に乗るのも 海を見るのも初めてだが、 ![]() ピキットの大湿原で、 漁もしているのでお手の物。 戦闘地のピキットから来て、 父親を失っているモハジール君。 大学生だ。 ![]() 「こう言う交流は、 本当に素晴らしいと思う。 ![]() 友さんが、どんなに日本で大変で、 一生懸命に支援者を 探しているかもわかったし、 ![]() ![]() 将来は、友さんのような仕事がしたい。 平和を作るためにも、 重要だと思う。」 ![]() rf4 日本の文化を 学ぶ時間も! ![]() ![]() ![]() 日常は、 他の学生さんたちと一緒に、 授業に参加もした。 ![]() ![]() ![]() 平日は学校が終わると、 生徒の家庭でホームステー。 ![]() ![]() ![]() 日本の家が、 ミンダナオの裕福な家のように 大きくはなく、 ![]() 質素な生活をしながらも、 ![]() 支援をして下さっている 様子に感動! ![]() このような体験こそが、 戦闘のトラウマを超えて、 平和を作る若者を生み出す。 ![]() 京都暁星高校の皆さん、 ありがとう! ![]() ![]() rf5 スカラーズデー! 日本に招かれた、 3名の奨学生の 報告から始まった ![]() 年四回、 中高校生、大学生が集まる イスラム、マノボ、クリスチャン文化祭に、 ![]() 12月はクリスマスだが、イスラム教徒もいるので、 奨学生みんなでシンポジウムを行い、 お祝いする日として、スカラーズデー (奨学生の日)とみんなで決めた。 ![]() とにかく一年の終わり、 みんなで楽しもうと言う日だ。 ![]() 今回はまず、 日本を訪問した三人の子たちに登場願った。 上のサイトでも紹介したが、 京都暁星高校の招きで 日本に10日間滞在した三人。 ![]() 今回の総会で、 日本での体験を語った。 マノボ族のグレンは、 初めて乗る飛行機が、どんなに恐かったか! ![]() イスラム教徒のモハジールは、 日本の人々は、 決して裕福ではないのに、 一生懸命私たちを支援して下さっていること。 ![]() マノボ族のマリテスは、 向こうの学生たちの様子、家庭の様子。 時には、水の飛び出すトイレの話。 温泉で、素っ裸にならなければならないこと等! ![]() 会場の笑いをさそいつつ、 日本の体験を語ってくれた。 何よりも、日本の人々の親切が、 深く心にしみたようだ! ![]() rf6 学校別の アトラクション ![]() その後は、 学校別にアトラクションを披露した。 ![]() 歌あり、劇あり、 その多様で上手なこと。 ![]() ![]() 彼等の表現力の豊かさは、 いったいどこから来るのだろう。 ![]() ![]() とりわけ、ドラマは感動的だ。 金持ちで傲慢な雇い主に、 とことん虐められる家政婦! ![]() ![]() 貧富の格差の中で、 自分たちも 身近に体験するような事柄が、 ![]() ![]() 表現力豊かに、 ドラマティックに演じられるものだから、 見ている方も、 涙ぐんで鑑賞している。 ![]() ![]() 日本から見ると、 まだ小学生と、 ![]() 中学生 高校学生なのに、 ![]() ![]() なんと驚くべき表現力を 身につけている事か! ![]() ![]() rf7 今年の成績優秀者と がんばった 子たちを表彰! ![]() ![]() 平均成績が、 85%以上の好成績の子たち! ![]() 学校からオナーとして、 表彰を受けた子たち! ![]() 表彰の対象となった子たちは、 全体で39名に昇った! ![]() 高校と大学生子たち (フィリピンに中学はない) 230名ほどで、 39名が受賞というのは! ![]() ![]() 成績優秀の子ではなく、 孤児、片親、問題家庭、極貧といった、 学校へ通うものも困難な子たちの集合体としては、 ![]() ![]() 高いパーセント? ![]() rf8 最後に 古着を配った! ![]() クリスマスプレゼントに 自宅の両親や 兄弟たちにあげるために! ![]() 12月の総会で、 クリスマスもかねて毎年、 古着を配る。 ![]() 家にいる両親、曾祖父、 そして、 平均7名という兄弟姉妹のために。 ![]() ![]() 古着、靴、バッグなど 一人10品に限り持ち帰れる。 ![]() 皆それはそれは、大喜びだ! ![]() rf9 日本の 若い世代からの 便り ![]() 今回、日本に滞在して、 最も強く感じたことは、 日本の若者達の心の状況だった。 ![]() それと、世界に、特に日本も含む アジアに迫っている? 戦争を起こそうとする 見えざる外からの足音だ・・・ ![]() ミンダナオのコタバトで、先日、 IMT(国際停戦監視団)の 菊地さん、落合さん達と、 福祉局のグレイスさん、 ![]() プレシデントのアスレーさん、 バイスのマージーさん、 妻のエープリルリンと話したときに グレイスさん曰く、 ![]() 「この非常に複雑な戦闘を作る状況を 解決するために必要なのは 次の世代に期待と希望を かけるしかないと思う。 ![]() その点で、 ミンダナオ子ども図書館が 行っている事は 画期的な試みだと思う。」 ![]() ここ8年あまり、 現地の若者達と関わってきて、 ぼくが今、 非常に重要に思うことは、 ![]() 現地の若者だけではなく、 日本を始め、 先進国の若者達を大切にして、 ![]() 彼らが 夢を持って未来が見えてくる 場やきっかけを作っていかなければ いけないという事だ。 ![]() そのためには、 彼らがミンダナオ子ども図書館に来て、 こちらの若者達と交友を 深める体験の機会を作る必要がある。 ![]() 大澤君は、今年、上智の大学院、 修士課程を卒業する。 現代っ子だが、真剣に 発展途上国の貧困問題を考えている。 ![]() 将来は、 国連で仕事をしたいそうだが、 こうした若者たちが日本にも 着実に増えてきていると感じる。 ![]() 閉塞的な日本に見切りを付けて、 世界の、とりわけ先進国文化から 「取り残されている」と 言われている地域に 真実の可能性を発見しつつある若者達・・・ ![]() 彼の文章を、 ときどき連載しながら、 今後も若い世代からの意見を サイトで公にしていきたいと思う。 ![]() お別れ会の日、 大澤君の顔がこわばっているな と思っていたら、 突然、堰を切ったように 号泣したのには驚いた。 ![]() 別れの時に、 泣き出す若者達は多いのだが (若者達だけではなく、中高年も・・・) その泣き方が、あまりにも激しかっただけに、 周囲の涙も誘った。 ![]() 「涙が出るとは思わなかった、 小学校以来です・・・」 一人で来ただけに、さらに深く、 若者達との友情の輪が深まったのだろう。 ![]()
![]() rf11 マノボ族の家 体験宿泊 ![]() 山元眞しんぷさんと、 MCLジャパンの面々に、 福祉を専攻している 若き女性リサさんが加わって、 キアタウのマノボの集落に一泊した。 ![]() 夜になると、 満天の星空以外は、 灯りのまったく無い世界。 ![]() 子どもたちの無邪気さに、 一生消えない、 すばらし体験だったという。 ![]() 最初に、 アラカンのミラノ宣教会のイタリア人神父、 ジョバンニ神父を訪ねた。 ![]() 有名なファウスト神父はいなかったが、 モトクロス用のバイクで、 山でミサを上げている。 ![]() 政府側の人々からも、 反政府側の人々からも、 敬意をもって見られている神父たちだ。 ![]() rf12 美しい キアタウの丘と村 ![]() この宿泊体験の企画は、 地元から上がってきたものだ。 ![]() スカラーたちのお父さんたちから、 村をあげて歓迎し、 セキュリティーも 万全を期するという条件で、 ![]() 今回、 MCLジャパンの面々で、 初めて実行した。 ![]() その体験のすばらしさは、 予想以上のものだった。 ![]() スカラーたちのいる 貧しい現地が、 多少でもうるおうプロジェクトなら、 無償で貢献したいと思っている。 ![]() 三食つきで一泊1000ペソ。 すべて直接、 宿泊家庭に渡されます。 ![]() 贅沢な スタディーツアーに慣れた人々には、 とうてい無理? ![]() 現地に適応する心の無い方には、 帰っていただく、 あくまでも現地重視の企画です。 ![]() 必ずスタッフが同行し宿泊。 MCLに住んでいる集落出身のスカラー (奨学生)たちも、 休日であれば同行します。 ![]() また、現地にも、 小学生、高校生の 奨学生たちがたくさんいる。 ![]() 彼らたち、 そして両親たちが、 皆心から歓迎してくれる。 ![]() rf13 およそ外国人が 来ることの無い世界 ![]() 外国人どころか 地元の人たちも、 この隔絶した マノボの集落を知らない。 ![]() 電気もなく、 下界から遠く離れているから、 文明の影響がほとんど無い。 ![]() 特に子どもたちは、 貧しいけれども、 本当に心が純粋で美しい。 ![]() こうした子どもたちの姿に、 私もどれだけ 救われてきたことか、 その体験を多少でも分かち合いたい。 ![]() ごらんのように、 子どもたちは普段裸足だ。 ![]() 学校に行くときには、 すり減ったゴム草履を 履いたりするけれども、 ほとんど靴は持っていない。 ![]() MCLで 古着の支援をしたことがあるので、 服は比較的良いものを、 着ていたりするのだが・・・ ![]() ここの住人の一人、オンゴイ君! 猿の事をオンゴイと呼ぶ。 まだ小さな小猿だ。 ![]() rf14 各々、 自分の宿泊先へ ![]() 宿泊先は、 普通の民家で、 家族と寝食をともにする。 ![]() 食べ物は、日常のもので、 特別に用意はしないはずだが、 ニワトリを一羽、 つぶしてくれた家族もあった! ![]() 普段は、 蛙やカニがおかずで、 ![]() ![]() ニワトリは、こちらでは、 一年に一度あるかの大変な歓迎! 米も普段は食べられず、 カサバイモだけだったりする。 ![]() ![]() ただし、マンツーマンで、 MCLスタッフや 高校生のスカラー(奨学生)が、 付き添い同宿する。 ![]() 看護師のフェさん、 空手が堪能な秀君 (亡くなった日本事務局の山田さんの息子さん) も同行した。 ![]() ちなみに、 トイレは、外の木を二本並べただけの、 和式(?)便所だが、 (うんこ以外は)落ちないようになっている・・・? ![]() ティシューと懐中電灯は必携! 飲み水は、ミネラルを買っていく。 地元のコーヒーが旨い。 その辺にたくさん生えているから! ![]() スカラーの家族と一緒に。 彼女には、 お父さんがいない 久しぶりにお父さんのような人が来て大喜び! ![]() 神父さんが、 泊まられたのは、 村の牧師さんの家。 ![]() 翌日の礼拝に、 神父さんも参加した。 ![]() MCL事務局の山本幸子さん。 スタッフのジェックジェクと一緒に! ![]() 「何しろ、夜は部屋もなにも、みんな真っ暗。 手探りで外に出たら、満天の星空!!!」 ![]() 「今回のMCL訪問で、 何よりも良かったのが、 このホームステーだった!」 ![]() 「本当の貧しい家の、 それでも、 心豊かに生活している 家族に触れて、学ぶことが本当に多かった。」 ![]()
失われた森林を 復活できないだろうか ![]() キアタウ集落があるのは、 森がなく、 一見イタリアの丘陵地帯を 思わせる高原地帯。 ![]() だが、山頂付近や谷間に、 わずかに残っている、巨大なシダや 天を目指して枝を広げる 壮大なラワン木を見ると、 ![]() ここが昔、水の豊かな深いジャングルで、 たくさんの虫や鳥、 猿やイノシシが住んでいる、 豊かな大地であったことがわかる。 ![]() その視点で見ると、 どこまでも森の無い丘陵地帯が、 いかに不自然な自然破壊の 残骸であるかが理解できる。 ![]() 見渡す限り、 木の無い、広大な草原地帯。 ここは、かつてジャングルだった。 ![]() 1900年代後半、 ちょうど日本の高度経済成長期に、 ミンダナオのジャングルは、 伐採され、 ![]() ラワン、マホガニーといった 熱帯材の多くが、 切られて日本に輸出され 建材や家具、ベニヤ板された。 ![]() その後、さらに雑木も伐採されて、 土地が安く売却されると同時に、 低地に住んでいた先住民族 (マノボ族バゴボ族等)たちは、 こうした山岳地の斜面に追いやられた。 ![]() 山岳地は、 すでに森林が伐採された後で、 飲料水の供給もままならない。 斜面は、腐葉土が流出して作物が育たない。 ![]() キアタウの村人たちは、写真のように、 遙か谷間の下の多少は保水力の残っている 傾斜地にかろうじて、 バナナやトウモロコシを植えて収穫し、 口糊をしのいでいる。 ![]() かつて森林が豊かであったころは、 このような、 貧困はなかっただろう。 森林破壊によって作られた貧しさ。 ![]() 下の写真は、望遠レンズで撮影した、 低地のバナナプランテーション。 日本資本のAJMR(スミフル)の 展開するプランテーションで、 いわゆる、皆さんが食べている高原バナナ。 ![]() プランテーションに雇用されるのは、 おもに移民系の人々で、 最低限でも高校大学を卒業した 学歴のある人々。 ![]() 日雇いですら、 出生届や、 中学校卒業程度の学歴は要求されるから、 山の貧しいマノボ族には、 仕事はほとんど回ってこない。 ![]() この広大な伐採跡の大高原地帯。 見た目は、 イタリアの丘陵地帯のようなのだが、 ここは、ピキットに注ぐ大河川 プランギ川の上流地帯にあるために、 ![]() ここに降る集中豪雨は、 信じがたい鉄砲水となって 毎年、ピキットをおそう。 ![]() rf17 2008年の ピキットの洪水を 救済支援した時の 写真と映像記録引用 松居陽撮影 ![]() 水につかった学校! ![]() 普段はトウモロコシ畑で 車で活動している地域! ![]() ![]() せっかく植えた作物も 小さなお店も家も水につかり、 ![]() 人々は、舟で緊急避難。 年5,6回は洪水が襲う。 ![]()
キアタウの 神秘的な石灰岩洞窟 ![]() キアタウの谷底に、 神秘的で手つかずの、 鍾乳洞があると聞いて、 私たちは向かった。 ![]() 引き水が涸れると、 キアタウの人々は、 ![]() 遙か谷底のこの地まで、 水をくみにやってくる。 ![]() ![]() かつてジャングルが、 国土を豊かに覆っていた頃は、 どこもかしこも、 このような風景だった。 ![]() ![]() 清水は美しく、 飲んでもまったく問題はない。 ![]() 巨大な洞窟は、 大きなトンネルになっている。 ![]() 手探りで登っていくと、 さまざまな鍾乳洞がある。 ![]() ![]() 真っ暗闇の向こうに、 緑のトンネルの出口が 見えたときは感動した。 ![]() ![]() 出口近くの小さな穴。 ![]() 地元の人の話だと、 その奥に、 さらに巨大な鍾乳洞が広がっていて、 いったい、どこまで続いているのか、 わからないのだという。 ![]() この鍾乳洞の奥で、 大戦後に日本軍が玉砕して 無数の遺骨が眠っているという。 ![]() 現地の人々は、 お化けが出ると言って 入ろうとしない。 ![]() かつて、一度だけ、 神父に同伴してきた外国人が、 簡単な調査をして、 驚嘆していたという。 ![]() ![]() 再び、 キアタウの村にたどりついた。 ![]() ![]() 夕暮れが、 近づいてきた。 ![]() ![]() 訪問者たちが、 地元の子どもたちと、 ![]() 本当に、 楽しそうに遊んでいた。 ![]() ![]() rf19 父親のいない子の 里親になった! ![]() ミンダナオ子ども図書館を 支え続けて、 下ださっている頭島さんが、 不幸な子の里親になってくださった! ![]() ぼくに、お父さんが出来た! 少年は、大喜び! ![]() ご主人と福岡で事業を立ちあげて、 経営者をなさると同時に、 多くの貧しい子どもたちを支える 活動をしていらっしゃる山本さん。 ![]() ご主人は、 ライオンズクラブの会員で 村の家々に、 ヤギを寄贈してくださった! ![]() 電気もない家での食事に 胸を打たれた! ![]() 下のニワトリは、飼っていた地鶏で、 一年に一度か二度、 クリスマスか父親の誕生日のお祝いに 締めて焼いて食べるおおご馳走だ! ![]() 現金収入がほとんど無いから、 お米も めったに食べられない! 一日に二食たべられれば幸せ! ![]() ふだんは、 山に生えているカサバイモ! ![]() 子どもたちには、 カサバイモだけ? ![]() それでも、明るい子どもたち! 貧しくても愛がある、 だって、家族だもん! ![]()
MCLジャパンの 出発 ![]() いよいよ、 ミンダナオ子ども図書館の 日本事務局が、本格的に 立ち上がるめどが見えてきました。 ![]() すでに5年前、 北九州で発足していた ミンダナオ支援;Mの会・・・ ![]() お年寄りも子どもたちも、 そして若者たちも。 個人会社の社長さんから 大きな会社の経営者、塾の先生、 ![]() コンピュータの専門家、 そして多くのボランティアの方々・・・ 仏教の住職さんや神父さん (ベトナム人、フランス人、日本人) ![]() 皆さん方が、 ボランティアの手弁当で 関わり作り上げてきたMの会。 (Mの会は、特定の宗教や 宗派にこだわらない会です) ![]() 繰り返しMCLにも訪れ、 心から子どもたちを愛し、 愛されている庶民の方々。 そこから、 日本事務局が立ち上がりました。 名前も、MCLジャパン! ![]() アジアへの玄関口、 小倉に本部を置き、 庶民的感覚を生かしながら 和気あいあいと出発します。 ![]() NPO法人化も、 意外と早く 軌道に乗せることが出来そうです。 独自の企画も考えています。 ![]() とりあえずメンバーの一部を ご紹介します。 全員の写真はまだありませんが、 ![]() 藤瀬さん、山本幸子さん、 小田崎さん、おいたてさん、 井本さん・・・ 理事を含めた構成は、 NPO法人化の進行と共にお伝えします。 ![]() rf21 MCLジャパンを強力に支える ミンダナオ支援 Mの会婦人会 ![]() 葉書の発送を手伝ってくださる方々 行橋カトリック教会の主任司祭、 フランス人のベリオン・ルイ神父様を囲む 婦人会の方々。 ![]() それから、 ミンダナオ子ども図書館に 来られた経験もある、 行橋カトリック幼稚園の先生方も 支えてくださいます。 ![]()
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rf22 明治学院経済学部の 学生さんたちが、 高島教授と いっしょに訪問 生きた経済を学んだ? ![]() ![]() 経済学部の学生たちが キアタウ村に一泊 忘れられない体験 ![]() ![]() 生きる力は、 学校教育からは得られない、 ![]() というのが持論だが、 本当にそう思う。 ![]() ここで遊んでいる、 子どもたちに出会うと、 自分の少年時代を思い出す。 ![]() 本当に、 夕暮れまでよく遊んだ。 ![]() それに加えて、 ここの子たちは、 本当に良く生活のお手伝いをする。 ![]() ![]() コミュニティーの 生きている社会では、 子どもたちが 生き生きとしている! ![]() MCLに泊まられた方々が、 口をそろえて、 フィリピンの若者たちが 自立していることに驚く! ![]() 炊事、洗濯、掃除、 身の回りのすべてのことを、 全く嫌がらずに 自分たちだけでこなしていく! ![]() 「子ども時代に一番大切なのは、 思う存分遊ぶこと、 夜に昔話を聞くこと」 ![]() 日本にいたころ、 子どもたちの現状を憂えて、 拙著や講演で繰り返し話してきたことが、 間違っていなかったことが、 ここでは良くわかる。 ![]() しかし、 その本質を体験したければ、 ![]() この地に、 足を運ぶのが最善だろう。 ![]() 昔話だけはなく、 ここには、 たくさんの妖精も生きているから! ![]() rf23 日常生活に 触れた若者たち ![]() ココヤシのジュースは、 渇いたのどにおいしい! ![]() 蒸しバナナは、 味が無く食べずらいが、 これがほとんど、 毎日3食の食事なのだ! ![]() コーヒーだけは、 いくらでも飲める。 そこら中に、 木が生えているから。 ![]() ただし、 砂糖は買わなければ 手に入らないので貴重だ! サトウキビをかじっても良いけど! ![]() ![]() コーヒーは、 干して乾燥した豆を、 ![]() 木の臼でついて粉にした物を ぼくは、ブラックで飲むけど・・・。 ![]() 砂糖を買ってあげると 子どもたちは、大喜び! たくさんたくさん入れて飲む! ![]() 子どもたちと 夜たいまつを持って川でとった蛙は、 煮込んで食べると、 とってもおいしい! ![]() 早朝と夕刻の水くみは、 子どもの 重要な仕事の一つ! ![]() エルニーニョで、 引き水が涸れると、 ここから遙か 30分以上も歩いて下る。 ![]() 子どもの足だと、 1時間近くかかるだろう 谷底のわき水から、 水をくみ、運び上げる。 ![]() 例の巨大な、 鍾乳洞のある場所から。 ![]() この引き水は、 アラカンのミラノ宣教会の プロジェクトとして完成した。 ![]() それでも、 乾燥時期になると、 水はしばしば涸れてしまう。 ![]() くんだ水でお洗濯。 子どもたちの大事な仕事の一つ。 ![]() お母さんといっしょに、 夜食べる ドジョウインゲンを収穫する。 ![]() すごく長いので、 ぼくは、 ウナギインゲンと呼んでいる。 ![]() 現地では、 バトンという。 ![]() rf24 先住民族の家庭に 案内されて宿泊 ![]() 各家庭に、 男性または女性のスタッフかスカラー (奨学生)が付きそい同宿する。 ![]() スタッフの一人、 フェさんは看護士。 (右から二人目の赤い服) 病気の事態に備えている。 ![]() 緊急の時は、スタッフのドライバー (このときは、ジェニーボーイ君下左) が、麓のダバオの病院まで 30分ぐらいで移送できる。 ![]() MCLにもあるけれど、 寝袋があるほうが良いだろう。 懐中電灯は必携。 夜のトイレもスタッフを誘って・・・ ![]() 飲み水は、 MCLから持っていくが、 ぼくは現地の水を飲む。 山だから大丈夫? ![]() 一緒に 同じものを料理して、 いっしょに食べよう! ![]() 今回も、お客様が来ているので、 特別に米を炊いて出した。 普段は、写真にある、 カサバイモかバナナがせいぜい。 ![]() 米は、 焼き畑の斜面に植えた 陸稲だろうが、 本当に貴重な食物だ。 ![]() 写真のように、 木の杵で精米する。 ![]() カエルで良いと言っているのに 大事なニワトリをつぶしてくれた。 一年に一度、 あるかないかの鶏肉料理だ! ![]() 村人たちには、 日常食べているものを、 食べさせてあげれば良いのだから、 と話しているのだが、 ![]() さすがに、 恥ずかしいと思うのだろう。 ![]() 夕ご飯は灯りを中心に座って食べる。 フラッシュを使って撮影したので明るいが、 真っ暗闇に、 ほのかな石油ランプの明かりがあるだけ。 ![]() それがまた、 暖かく情緒があって心が和む。 食事の後は、みんなで語ったり唱ったり、 昔話をしたりする。 ![]() こんなにおかずがあるのは珍しい。 町で買ってきたビーフンに、 家で育てたニワトリをつぶした 鶏肉まで添えてある。 ![]() もちろん、 スプーンなどは使わずに手で食べる。 たぶんMCLで スプーンも用意したのだろう。 ![]() 数字が先行する 経済学ではなく、 幸せな暮らしを保証する経済学が 理論的に生まれないだろうか! ![]() rf25 ラナコランの 下宿小屋が完成 ![]() 初めての下宿小屋の試みが、 成功した。 ![]() 保育所の二件分で建てたが、 多少予算が足りなかったが、 その重要性が確認できた。 ![]() 下宿小屋は、 遠くて学校まで通えない子どもたちが、 そこに住み込み近くにある、 小学校や高校に、 通えるようにする試みだ。 ![]() ラナコランの下宿小屋には、 女の子30名が、 ハウスキーパーと共に住める。 ![]() ここに住むのは、 ケロハス村(片道10キロ)、 キアタウ村(片道7キロ)、 ![]() ![]() そして 今回調査した カンポゴン村の子達と、 ![]() それ以外にも、 はるかに遠い地域の子達だ。 ![]() 住むことが出来るのは、 MCLの奨学生だけではなく、 他の子達にも解放している。 ![]() この試みは、大成功で、 さらに今後の展開が楽しみ・・・ 他にも、こうした下宿小屋を 必要としている地域は多く、 ![]() マネージメントの仕方を含めて、 今後のプロジェクトとしての 可能性を秘めている事が 明らかになった。 ![]() 建設した施設には、 必ず支援者の看板を作ってかけてある。 河野優子さんと ![]() 京都暁星高校が、 今回は、 支援して下さった。 ![]() rf26 開所式には、 村人たちが集まった ![]() 部屋は、 全体を寝るスペースとしている。 外部に食堂とトイレがある。 ![]() 勉強や読書、 交流や食事は、 オープンスペースで・・・ ![]() ここに到達するには、 4WDで3時間はかかる、 大変な山の中だが、 それだけに素朴な人々たち。 マノボ族が多い。 ![]() 下宿小屋を文庫として、 地域の子どもたちにも解放! ![]() 地元の村々の 親の協力を得て運営するが、 一日に3食たべられない 極貧家庭も多く、 ![]() 子どもたちの食事は、 米はMCLが面倒を見る。 副食の野菜やバナナは村人たち。 ![]() おもに中高校生が下宿をするが、 年下の小学生もいるので その面倒を見たり、 家庭教師の役割を持つ。 ![]() 文庫としても、 地域の子どもたちに解放し。 ![]() ほぼ、月に一回の割合で、 MCLでは、 当地の子どもたちに 学用品などを支給しているので、 ![]() その都度、 運営に支障が無いかを チェックする。 ![]() 今回は、奨学生担当スタッフのマリベールと ソーシャルワーカーのマルチェジンが、 子どもたちに、文庫の使い方や勉強の仕方、 守るべき最低の規則などを語った。 二人とも、MCLの卒業生だ。 ![]() 普段は、ボロボロの家に住んでいるが故に 質素な建築であるにもかかわらず このような、新しい、 ステキな家に住めることに 子どもたちは大喜びだ。 ![]() この地域は、 ことのほか学力が低く その向上にも役立つだろう。 ![]() rf27 先住民地域の 和平構築も考慮して 保育所候補地を調査 ![]() ミンダナオに戻って、 休む暇もなく、 保育所建設候補地の調査を始めた。 ![]() 12月中に、 建設を開始するのは以下の地域。 年開けて、さらに5カ所の 建設予定が決まっている。 ![]() カパタガン・ソロプチミスト原田万紗子 / ムナリ・錺 栄美子/カンポゴン・ (財)北野生涯教育振興会 ![]() 今回は、 その中で、 カンポゴンの保育所候補地を 調査決定した。 ![]() ここは、上述した、 ラナコランの下宿小屋から さらにジャングルを小一時間入る村だ。 ![]() この先に 本当に集落があるのだろうか 行く先をジャングルが覆う。 小さな踏み跡道をたよりに集落を目指す。 ![]() 道は時々、 枯れ沢状になっている。 雨が降れば濁流となり、 家にたどり着くのも困難だろう。 ![]() こんなところを、 毎日4時や5時に起きて、 子どもたちが、 学校に通っているのだ。 ![]() 今までは、 こうした困難な地域の子たちを優先して、 MCLに住まわせてきたが、 現在、100名近くなりもう満杯状態だ。 ![]() 苦肉の策が、 下宿小屋だが 下宿小屋の重要さが良く理解できる。 ![]() rf28 谷を越え、 尾根をたどり ![]() 谷を越え、尾根をたどり、 ようやく山上に近い集落に着いた。 比較的大きな家が一軒、首領の家だ。 そこに人々が集まっている。 ![]() それ以外の家は、 ようやく建っているような 貧しい集落。 ![]() 子どもたちは、 お客様が来るというので、 最良の服を着て集まってきていた。 普段は、裸足で裸同然の生活。 ![]() 子どもたちも多いが、 今の時期、 多くの親が子どもたちを連れて、 遙か彼方のダバオの町へ行っているという。 ![]() クリスマスを控えて、 集団で、 物乞いに出かけているのだ。 ![]() ダバオの町の物乞いは、 子どもたちが中心で、 風物詩にもなっているが、 ![]() そのほとんどは、 山から下りてくる 先住民だと聞いていた。 ![]() 道ばたで寝起きしながら、 子どもたちは、 車から投げてもらう小銭を期待して 何時間も道脇にたっている。 ![]() なんと、 こんなに遠い地域から来ていたのだ。 ダバオまで、数日かけて歩くのだろう。 この方が、保育所の先生になる ![]() この集落で一人、 弟や妹を学校に行かせるために、 高校を停止して、 父親の農業を手伝っている若者に出会った。 ![]() 学校に行きたくて、 MCLに期待してやってきたのだ。 日曜日は、この村の牧師の仕事も 引き受けているし、 ![]() 成績も良いし心根も良い。 将来は、大学を出て、 マノボ族を守るために 弁護士になりたいという。 ![]() 「親が、土地を取られた苦い経験から、 先住民族を守る 弁護士になりたい・・・」 ![]() 今後、同村と深い関係を持つためにも、 コンタクトパーソンとして スカラシップ候補とすることにした。 どなたか支援者になってくれませんか? ![]() ![]() rf29 北九州小倉 ライオンズクラブの 役員が訪問 ![]() 北九州小倉ライオンズクラブの 役員の方々が、 ミンダナオ子ども図書館を訪れられた。 ![]() 実際に自分たちの目で、 MCLを見、 ![]() MCLの活動を 視察するために・・・ ![]() 私たちは、 ピキットの避難民がいる地域に、 乾神父さまと共に行き、 ![]() 後日、マノボ族のいる、 カヨパトン集落を訪ね、 読み語りの活動をした。 ![]() ![]() その後、 ラナコランの下宿小屋に、 とりわけ貧しい三集落をたずねた。 ![]() ![]() ケロハス村、キアタウ村、 ![]() ムヤス村、カヨパトン村の 集落長に集まってもらい、 各集落に、雄ヤギ一頭、 雌ヤギ五頭を寄贈された。 ![]() rf30 ヤギを寄贈 ![]() 今回のヤギの寄贈は、 個人的なものだけれども、 このような山岳地域では、 ヤギは貴重だ。 ![]() ヤギの良さは、 豚や牛のように、 特別に餌を用意することなく、 山地の草を食べてくれること。 ![]() 乳は、 地元の子どもたちの 栄養になること。 ![]() 増えやすいことなど、 貧しい地域にとって、 大きな支援となる。 ![]() これらのヤギは、個人ではなく、 集落のものとして増やし、 増やした分をさらに 貧しい個人家庭に分け与えていく。 ![]() 今回の訪問は、現地の実地視察。 ベトナムやカンボジアなども、 絶えず訪問し、 現地を良く知っていらっしゃる ベテランの役員の方々も、 ![]() 思った以上に貧困度の激しい 現地の状況や ミンダナオ子ども図書館の 誠実な活動に胸を打たれた様子。 ![]() 多くのドキュメントフィルムを 撮影して帰られた。 ![]() これから、 北九州小倉ライオンズクラブとの 長いおつきあいが始まろうとしている。 ![]() rf31 亡きフレンズ幼稚園の 園長先生が 主体になって 寄付された保育園で ![]() 北九州で有名な、 フレンズ幼稚園の園長先生が亡くなられた。 去年の秋に、 病室にお見舞いにいったときは、 まだお元気そうだったのだが・・・ ![]() 親身に、ミンダナオ子ども図書館の事を 考えて下さっていた先生で、 この小笠原ライオンズクラブの保育所も、 先生が主導して作って下さったものだ。 ![]() Mの会とも関係が深く、 その追悼の意も込めて、 ボアイボアイ村を訪ねた。 ![]() 上の写真で、 青いユニセフのシャツを着て、 一緒に踊って下さっているのが 現地の保育園の先生。 ![]() 若く情熱的な若者の先生で、 この先生のおかげでユニセフから 机の支援が入っている。 ![]() 50万で建設された この保育所は、 本当に立派だ。 ![]() 非常に貧しい村だが、 古着の支援を度々しているので、 着物はそれほど悪くはない。 ![]() フレンズ幼稚園の園長先生は、 ミンダナオ子ども図書館の 活動を愛し、遺言で 100万円を寄贈して下さっていた。 ![]() 私たちは、 Mの会と相談して、 この遺産で水田を買うことにした。 ![]() ミンダナオ子ども図書館の 子どもたちの食べる、米が、 毎年2・5度収穫できて、 先生のおかげでご飯が食べられる。 ![]() 米の値上がりが激しく、 住み込みの子たちもスタッフを入れて 100人を超え、 米が足りなかったのでホッとした。 心から感謝します!!!!!!!! ![]() rf32 OTARU ワールドフレンズから 送られてきた、 靴の支援もした ![]() 毎年、数度にわたって、 北海道から 古靴を箱いっぱいに送って下さる 小樽ワールドフレンズの方々。 ![]() ミンダナオの 山の子どもたちにとっては、 靴は、 夢のまた夢なのだ。 ![]() 小学校に入ると、 特に中高校になると、 靴を履いて登校する規定がある。 ![]() しかし、もちろん、 多くの親たちは、 子どもに 靴を買ってやることが出来ない。 ![]() このボアイボアイ村も非常に貧しく、 特にマノボの人々は、 自分たちの 自給地も持っていない。 ![]() この村のそばには、 日本資本のAJMR(スミフル)の バナナプランテーションが 近年急速に広がり、 ![]() アンティパス県のほとんどは、 日本向けバナナ(完熟王)の 出荷地となってしまった。 ![]() このボアイボアイには、そのときに、 土地所有者と企業の契約で、 自給していた土地を追われた マノボの家族が多く住んでいる。 ![]() 子どもたちは、 ほとんど裸足だが、 小学校に行くときには、 せめてすり切れたゴム草履を履く。 ![]() 本当は、 ゴム草履ではなく、 靴を履く規定になっているのだが・・・ ![]() そのようなわけで、 古靴の支援は、 古着と並んで、 本当に喜ばれる支援なのだ。 ![]() 靴を持って、 大喜びで 家にかけていく子どもたち! ![]() この家などは、 屋根がトタンで家自体も大きく まだ経済的に良い方だ。 ![]() 現地に足を運び、 時には寝食をともにして、 経済的な貧しさの不幸と、 ![]() 心の豊かさと美しさを、 自分の目で見て体験する事は、 ![]() 今の日本人、 特に若者たちにとって ![]() 欧米やオーストラリアなどに 体験留学するよりも、 大きな収穫だと思う。 ![]()
追悼そして復活 ![]() 昨年から今年の復活祭までに亡くなった、 思い出深い人々。 「正義と平和」活動に心血を注いでいた 多胡さん! ![]() そして、いつもやさしく、 死の床でも、枕元に 奨学生の写真や手紙を置き 「あの子、どうしているかしら」 とおっしゃっていた土谷美知子さん。 ![]() 支援者の方々が亡くなられ、 支援を受けていた ミンダナオの奨学生たちは 激しく泣いた! ![]() 家庭が崩壊して学校に行けなかったり 親を失って 明るい未来や希望も見えず、 ![]() 極貧の中を さまよっていた彼らにとっては、 自分たちの母親や父親と同じ! ![]() 支援者から、 生きる希望をもらっていた彼らが、 激しく泣きだすのも無理はない! ![]() それと同時に、 奨学生支援が、 支援者である日本の方々にも 大きな生きがいと 喜びをもたらしていることが、 ![]() 亡くなった妻の事を 書いて送ってくださった 土屋美知子さまのご主人の 以下の手紙からも感じることが出来ます! ![]()
![]() rf36 死を知って 激しく泣いた ![]() 土谷美知子さんに、 支援してもらって 卒業したマリベールは、 その死を知って激しく泣いた。 ![]() 彼女は、2009-10年度の ミンダナオ子ども図書館のプレシデント。 温厚な性格ながら芯は強く、 最も難しい時期を乗り切ってくれた。 ![]() 奨学生全員の事を良く把握しており、 今年から、最も重要な スカラシップセクションのリーダを スタッフたちの満場一致で選ばれた。 ![]() 会った当時は、 ホウキを売って生活していた。 極貧のマノボ族。 ![]() 今は、農業スタッフのトト君と結婚して、 一児(男の子)をもうけた。 最初の娘サンシャインも元気で、今は保育園。 本当に可愛い子。 みんなで育てているのでご心配なく。 ![]() rf37 懐かしい多湖さん ![]() ノルハナさんやアスレーさん イスラム教徒の若者たちを 支援してくださっていた 大阪の多湖さんご夫妻。 ご主人が亡くなった。 ![]() 2008年3月、大学を退職。 2008年12月にすい臓がんがみつかり、 その後、抗がん剤治療で 1年余りの闘病生活の後、 2009年12月27日に帰天。 ![]() 大学教員としての研究、 講義と平行して、 「正義と平和」活動に心血を注いでいた。 ![]() 奥様の敬子さんは、 正紀さんの意志を継いで Sarah Rumiko Miyashiro さんと hannah Yumiko Miyashirさんの支援を 続けていきたいと思っている。 ![]() ミンダナオ子ども図書館を心から愛して これからの出会いが楽しみだったのに・・・ ミンダナオにこられたら、 子どもたちは、どんなに喜んだことだろう! ![]() 子ども好きのご本人の 笑顔を思い浮かべると 残念でならない。 ![]() アスレーさんは、何と、 上のマリベールさんを継いで 2010年からのプレシデントで、 活動を始めた。 ![]() 奇しくも、彼女のお父さんは、 イスラム教徒のオスタージュで、 ピキット現地のNGO活動も推進。 MCLのボードメンバーだったが、去年他界。 ![]() その悲しみから立ち上がるように アスレーさんは、MIFLとMNLFなどの 狭間に立ちながら 正義と平和のために活動を開始している。 ![]() 下の写真は、 日本にイスラムの踊りの公演に 行ったときのもの ![]() rf38 懐かしい、 小野智子さん ![]() もうお一人、思い浮かぶのは、 小野智子さん。 軽井沢の一画から、 いつも葉書をくださった。 ![]() どこに住んでいらっしゃるのかは わからないが、 カトリックの教会に属していらして 病気がちで、 裕福ではない事は良くわかった。 ![]() 卒業するジミー・マリンバくんを 長く支援してくださっていた。 (下の写真は、今回のシンポジウムで 発表しているジミー君。 ![]() すでに30代だが、 マノボ族で極貧の家庭。 仕事を見つけて結婚し、 家庭を作ることを夢見ている。 ![]() 結婚相手は、スカラーのMさん。 27歳で、今度大学に。 父親の子を産まざるを得なかった子だが、 ジミー君の明るさで・・・・・) ![]() 小野さんのお手紙には、 いつも、懐かしいミンダナオ。 わたしは、子ども時代、 ミンダナオで育ちました。 ![]() 懐かしい、懐かしい。 出来ればそちらで暮らしたい。 でも、病気もありますし、 もう本当に年ですから。 ![]() ミンダナオの様子を教えてください。 ジミー君によろしく。 ![]() 日系人が多く住んでいた カリナンで育たれたのだろうか? 戦争と同時に、 日本に帰られたのだろうか? ![]() 病床にあっても、死の床にあっても、 お葉書が届いた。 亡くなられて、 娘さんから手紙が来た。 ![]()
亡くなられて自由に ミンダナオのなつかしい地を、 ソロイソロイ(散歩)しているような気がする。 ![]() rf39 支援者と共に アポ山へ ![]() 支援者の西村章さんと一緒に、 スタッフのジケロ君、 大学生のララン君が、 フィリピンの最高峰アポ山に登った。 ![]() キダパワン市は、 アポ山へ登るための登山口として有名で、 登山名簿を見ると 世界から登りに来ていることがわかる。 ![]() ただし、登るためには、 市に登録し、 現地のガイドをつける必要がある。 ![]() 今回の市が選んだガイドは、 なんとMCLに 奨学生応募をしてきた 若者の弟だった。 ![]() キダパワン市は、 日本の川崎市の姉妹都市でもあり、 大学が7つほどあり、 その一つは州立大学、 ![]() 医療大学もあり、 CTスキャンもある総合病院が二つ、 その他の病院も4つほどある 高原の学園都市のような存在なのだ。 ![]() もちろん、フィリピンの マクドナルドと呼ばれる ジョリビーもある。 ![]() 地域的には、 ダバオよりのクリスチャンエリアで、 ここまでは戦闘もなく安全であると言われている。 (もちろん、マニラより遙かに安全) ![]() ただし、 コタバト州の端に属しているので、 日本政府の 高度危険地域に入るが・・・ ![]() rf40 今回彼らが たどったのは ![]() 今回彼らがたどったのは、 メインルート。 私がかつて下ったルート。 ![]() ここが一般的で、 世界から来る人々は、 ほぼこのルートをたどる。 ![]() これ以外に、より深い、 バージンフォーレスト(原生林)を抜けるのが、 ご存じ、スカラーもいる、 ウオーターフォールのルート。 ![]() そして、ニューイスラエルのルート、 さらに踏み跡程度で ジャングルを抜けていく アラカンルートもあるのだが、 ![]() ただし、現地とつながりがあり、 ガイドとポーターを良く知っている (奨学生のお父さんだったりする) ミンダナオ子ども図書館でなければ、 アレンジできない地域だろう。 ![]() 山自体は、3000メートル弱だが、 裾野のジャングルがすばらしい。 アプローチを含めると、 最低3泊出来れば5泊は、山中でする。 ![]() 下から仰ぐと、 単純な山に見えるが、 登ってみると意外に 複雑な地形で、 ![]() 美しい山上の湖沼が いくつもあったりして、 峰も入り組んだ岩峰だ。 ![]() 何しろ、手つかずの 自然がすばらしく まさに原生林の中にいる気配がある。 ![]() つまり、妖精たちが、 たくさん今も 活動している地域なのだ。 ![]() rf41 なんと野生の ブルーベリー! ![]() なんとこれは野生のブルーベリー! いたるところに生えていて、 歩きながらの食べ放題だ! ![]() 地元に人たちは、 食べられるって知らない! ![]() 山頂からは、 はるかダバオ湾が見渡せる。 ![]() 絶景だ! ![]() ああ、 これぞミンダナオ。 一度は経験すると良いだろう。 ![]() 登りたい方は、 いつでもどうぞ。 ガイドやポーターをご紹介します! ![]() とりわけ、 貧しいマノボの人たちで 奨学生のお父さんやおじさんたちを! ![]() 山道を裸足で登ります。 ジャングルのなかで、 薪で食事も作ってくれますよ! ![]() 貧しく収入の無い 奨学生たちのいる原住民の村の 活性化にもなるので 歓迎します! ![]() |
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金額を選択し寄付をするをクリック! 通信欄やメールで宮木梓 |
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毎回振込後に、宮木梓からお礼のメールとが届きます! 奨学金は物価高騰もあり、2021年より以下に変更いたしました。 一年間、小学校42000円、中高60000円、大学72000円 卒業後も支援額を変更して継続、別の子を紹介希望、終了希望は、 通信欄かメールで宮木梓宛に、寄付の内容や要望をお書きいただければ、 宮木梓が、対応いたします。 メールが難しい方は、日本事務局に携帯かお電話で対応いたします。 |
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郵便局、銀行またはコンビニ、ATM、ネット振込は以下です! 基本は、自由寄付です。振り込まれた方には、隔月に機関誌をお送りします。 |
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![]() 何故ここに日本人などのテレビ映像 その他の貴重な活動映像を掲載 |
![]() 機関誌『ミンダナオの風』編集にこめた思い! |
![]() ミッション・ビジョンとボードメンバー |
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![]() 民話、絵本原稿、青少年から大人までの読みものを 自由購読で提供しています。 |
![]() 過去の機関誌PDF |
![]() 会計報告 |
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![]() 日本の子ども ミンダナオの子ども |
![]() 機関誌『ミンダナオの風』若者たちの想い! |
![]() 無題3:松居陽 |
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![]() イクメンに未来をたくせそう! |
![]() 今後の活動指針 |
![]() 愛に捧ぐ黙想:松居陽 |
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![]() ほくの少年時代と思春期から |
![]() 子育てよりも、子育つ世界! |
![]() 講演、公演の予定表など |
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![]() メールニュース希望! |
![]() 原住民、イスラム、クリスチャン、私たちは一つの家族! |
![]() 講演感想 |
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近年の若者たちの訪問体験記! ミンダナオ子ども図書館の活動とは? MCLを知っていただくために、多くの映像のなかから選びました。 |
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![]() 山の下宿小屋に |
![]() 海の下宿小屋に |
![]() 奨学生決定に山へ |
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![]() 酋長の依頼で |
![]() 地震の悲しみでお父さんが |
![]() アポ山へGO! |
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![]() 地震避難民の救済と読み語り |
![]() イスラム避難民の救済支援 |
![]() 洪水が襲った |
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![]() イスラム湿原に保育所を建てた |
![]() 土地を追われるマノボ族 |
![]() サンタマリアの海辺で遊ぶ子ども |
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![]() クリスチャンの文化祭 |
![]() イスラムの文化祭 |
![]() 原住民の文化祭 |
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![]() 戦争と平和 |
![]() 洪水と植林活動 |
![]() 平和構築と学校建設 |
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![]() ミンダナオ子ども図書館の日常 |
![]() 総合活動報告の記録映像 |
![]() 海の下宿小屋 |
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![]() テレビ東京なぜここに日本人 |
![]() 池上彰の番組、パックン |
![]() NHK国際放送 |
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