write 1999/12/14
ジャンプ第2号Act2『★二人の未来』
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「週感ジョジョンプ」第183号!


 こんばんわ。今日も一日、お疲れ様でした!………ってきっと、会社で読んでいる人もいるのだろうなぁ………。
 さて、更新履歴にも書きましたが、久々に「SFマガジン」なぞ買ってみました。実はこの時期は必ず買うんですよね。それは「ヒューゴー/ネビュラ賞」のため。昨年はうっかり買い逃してしまい、しまった!と思ったのも束の間、多忙にかまけてこの雑誌の存在を忘れていた訳ですが、冬の寒さが身にしみるこの季節、体が思い出したという感じで購入。やはり、物語フェチとして現在のSFシーンがどのようになっているのかという事は年に一度でも押さえたいものです。
 誰も教えてくれなかったので知らなかったのですが、昨年から「英米SF受賞作特集」となり、あの名文句「恒例のヒューゴー/ネビュラ賞特集をお届けします」も無くなってしまったのですね………。個人的にはとても残念です。私も雑誌を方々に売り込んだりして日々の糧を稼いでいる訳ですが、毎号買わなかった申し訳なさを今、切実に噛み締めている次第です。それが如実に現れているのが編集後記でありまして、私の知らないうちにとうとう「SFマガジン」編集部は二人になってしまったのですね。その中で奮闘している次第が誌面にも現われ、業界気質の嫌な所と申しましょうか、次第に切なさが込み上げてくる訳です。
 しかしながら一時期のようにいかないまでも、なかなかの内容で、日々刺激に乏しい私めのような人物には興味深いページばかりです。アイデンティティの喪失をテーマにしたアシモフ誌ノヴェレット部門受賞作『エシア』。結末的には凡百でもその過程が短編ならではの「行間を読ませる」ところによって奥深い人間関係を作り出す事に成功している一編でしょう。同じくショート・ストーリー部門受賞作の『輝く扉』。やや消化不良なものの、フィリップ・K・ディックを思わせる見えざる土台からのカタルシスを描いている、と言っては失礼でしょうか。その他、「おっ、あの『パーンの竜騎士』シリーズがTV映像化?」とか、「カーペンターの新作は火星SFホラーなのか!」といった情報や新聞の書評覧などカス程度だと思わせる書評覧など読みどころがあります。まるでCMの様でありますが、本年度、「その分野での最後の雑誌」の終りを見届けたものにとってはこう書かざるを得ない気迫を感じます。
 最後に、編集人・塩澤快浩の編集後記の結びの文章を抜粋(抜粋の抜粋ですな)し、結びにかえたく思います。この方は「思ってもみなかった辛い2000年を迎える事になりました」と最後に書いた後、こう引用しています。
 全てのSF者に幸いあれ。

「君の事を最後まで理解できなかった、救ってあげられなかった僕を、どうか許して下さい。君の魂がすべての不安と恐怖から解放され、どこかの世界で安楽な日々を送れている事を、心から、ほんとうに心から祈っています」

●嵌めやがった!

CUJOH JOLYNE

 こんな綴りだったんですねぇ、ジョリーンの名前。KUJOHだと思ってた。今回の「act.2」は、ジョリーンが何故、刑務所に入る事になったのか?の謎が解明される回です。

午後5時32分
10月28日
2011年西暦

ウエストパームビーチ西
23号線フロリダ州 U.S.A.

 これは前回オープニングより3分前のお話………。ジョリーンとその恋人、ロメオとのドライブ中での惨劇。その前の、何気ないやり取り。ジョリーンは、その立ち振る舞いから最初っからワルな感じがありますが、これ見ていると流石に男の前では様子違いますよね。甘えん坊というか………。「でもイチャついてるって感じがいいんだよねェ……」とかね。
 私が何よりずっこけたのは例の台詞………。

「ロッチュ〜〜お腹チュいたニャン!」

 ジョリーンよ、今時そんな事を言うヤツがいるかァーーーッ! オヤジじゃないんだから(笑)。いやー、コンビニでのけぞってしまいました。まぁその後の「プーよね」ってのもなんなんだか。「飛んで」いるのはお前だー!と全国からツッコミが来そうなシーンで、わりかし可笑しかったですね。まあそれはさて置き、私がもっとも今号で気になった例のシーン!

「ロメオッ! な……何がッ!?」
「ヤ……ヤギだ!! 黒っぽいヤギだったッ!」

 黒山羊だって? 言うまでもなくスケープゴートの暗示なのですよ。こんな所にヤギがいるはずもないのですが、絵を見ても解らない。なんでまた「ヤギ」なんて言ったんですか? 答えはたった一つ、「そう見えたから」じゃないですか? 後にただのヒッチハイカーと解るこの男性(結局一人でしたね)、おもいっきし死んでしまいましたが………。

 ここまで来ると後の展開は早い。続く11月2日午後8時43分、自宅で空条ジョリーン逮捕。ジョリーンのママが出ていましたけど、あんまり物語には関わりそうにないですね、この人。

 続く11月8日にはもう檻の中。それにしてもどーやったらジョリーンが運転していたという「証拠が続々と集まって」くるのやら。最初から嵌められていたとしか思えない展開。そんなときにジョリーン、呑気に投げ捨てたペンダントの事なんて思い出している場合じゃないぞ。それにしてもペンダントを「投げ捨てた」というのがこうも強調されるとますます気になってきますね。

 そして陪審員制度と並ぶアメリカ法制度のすごいシステム「司法取引」。私は個人的に(あくまで個人的に)、人を売ると罪が軽くなる(注:それだけではないです)というこんな悪魔のようなシステムがどうしてあるのか理解し難いのですが、司法取引すると全面的に罪を認める事になり、さらに「控訴できない」というのは初めて知りました。何かの映画のネタであったように思うんですが………。それにしても裁判で「死体がもう一度殺されている」などの情報も無いまま宣言を取らされてしまうアメリカっつー所は恐いところですね。フツーはこんな事ないんだろうけど。まぁ15年たって出てこなくともあの弁護士は社会的に抹殺されるでしょうし。

 そして今回も出た問題の「紐」。これについての謎は深まる一方だ。今回は、本格的クライム・サスペンス・一部法定ものとして多いに楽しめたものの、小学生とかのウケは格段に悪いだろうなぁ〜。今からすごく心配だ。マジで今回はハガキだしたほうがいい。ホントに。

●予想結果発表!

 さて、恒例の予想結果発表であります。どうでしたか今回は?

No.投稿者概要結果
PAGE1投稿者:千尋&恵さんよーく観察すると印は………この話だけでは解らない………保留です!
PAGE2投稿者:神余みーやさんスタンド名予想「フライミートゥーザムーン」!!! 保留です!
PAGE3投稿者:Daijuさん父の愛場所はフロリダでした。しかし、その他は保留ですね。
PAGE4投稿者:dinoさん真珠「パール」がつくかどうかも保留!
PAGE5投稿者:トリッシュ=ウネさんたぶん無実うーむ、保留ですね。
PAGE6投稿者:ごうしさんハングリースパイダー能力名「ハングリースパイダー」………保留!
PAGE7投稿者:間黒男さんウイルス、海へ。これも保留ですね。アメリカ南部でしたけど。
PAGE8投稿者:FARAZさんスマイル!スタンド名予想なので保留! しかしフロリダは大正解ですよ!
PAGE9投稿者:ぶちゃおさん四代目スピードワゴン、見参SPW財団も出てきていないって事で、保留!
PAGE10投稿者:よーやんフーゴですまだ刑務所の話がちゃんと始まっていないので保留!
PAGE11投稿者:youaresirさんジョリーンのスタンド18歳カナ? その他は保留!
PAGE12投稿者:JokeJokerさん復活のサンタナ「ピンクスパイダー」か? 保留!
PAGE13投稿者:"ロマンサー"Y.Bさん逆脱獄物語これもストーリー展開の部分からして保留!
PAGE14投稿者:林さんジョリーン16歳16歳カナ? 保留です!
PAGE15投稿者:上谷さん家出少女のその後母親は出てきたんですけどねぇ………保留!

 という訳で、全員の予想がハッキリしないために、保留となりました。
 とりあえず、このままフリーズとなります。
 さて、ジャンプの次号予告を見ると、ジョリーンいきなりピンチの様子。これは一体どういう事を示すのか?なんてのも予想のポイントとなるでしょう。まだ、「紐」の詳細は明らかになりそうにないですね。


データファイル
発売日 1999/12/14
掲載順位 6位
コメント アシスタントを募集します。詳しくは編集部の東氏に連絡してください。ヨロシク。
ページ数 27p
次号予告 なし
ラスト煽り 嵌められたジョリーン!! 彼女を待ち受ける運命は?
備考 前号に引き続き『JOJO A-GOGO!』の予約券つき。


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