write 2000/11/14
ジャンプ第50号予想
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「週感ジョジョンプ」第270号!


 こんばんわ。
 さて、今週の一本はチャン・ユニョン監督『カル』(1999年韓国)です。うわー、ジョジョンプで紹介する韓国映画としては『シュリ』に続いて2本目じゃないですか? ホント、映画ファンなんて決して言えないですね。これからは韓国映画や邦画ももっと強化していこうとは思っているのですが、なかなか私の興味のあるモノがなくって………。
 で、これはたまたまなんですが封切りで観てきたので、もう観たよーなんて人も少ないんじゃないかと思いますが………猟奇殺人モノなのですよ! これはジョジョンプとしてはチェックしておかなければマズいでしょう。さて、韓国語で"刃物"を意味するこの映画のストーリーの方はといいますと………。

 ソウル市内で、3体の奇妙な死体が発見された。体を切断され、それぞれを持ち去られている死体。捜査を進めるチョ・ミンスク刑事は3人の接点である美女、チェ・スヨンに近づくが、事件は全く進展しない。警察はにスヨンに近づいていた青年・ギヨンに焦点を当て、尋問を行う。しかしそれは悪夢の始まりに過ぎなかった。事件はスヨンの哀しい過去にも絡み、チョ刑事を困惑させつつ驚くべき結末に向かって突き進む………。

 謎めいた猟奇殺人事件、しかもバラバラ殺人で、遺体の一部を次の被害者に繋げて放置する、というタイプ。韓国ではまだまだこういう猟奇ものというのはタブーらしく、それもあって大ヒットだったらしいのですが………。
 うーむ、正直いって「様々な謎が放置されつつ進む」というペイト兄弟監督『ライアー』(ジョジョンプ113号で紹介)みたいな映画なのですね。それにスリラーであって本格ミステリではないので、次々に新事実が明らかになっていきます。このへんの言葉は悪いのですが「ほったらかし系謎映画」が好きな人にはたまらないでしょう。パンフレットではその辺の謎をいろいろ突っ込んでいるので買い。観て、Webとかで語り合ってしまうのもいいかもしれません。
 個人的には主演のハン・ソッキュがどういう人物として演技をしているのかが解りづらく、ちと不満でしたね。この人、『シュリ』にも主演として出ていてすごい人気役者だそうですけど、私にはそのよさというのがピンとこない。ま、実はとても言葉が美しいらしいので、そのあたりは日本人では少し解らないのも無理はないようなのですが………。
 ヒロイン役?は『8月のクリスマス』(すまん、未見)にも出ていたシム・ウナ。この人がハン・ソッキュの分まで引っ張って帳消しにしたかな?と思っております。つらい過去のある陰のあるオンナというコテコテの役どころに説得力あるキャストですね。も、萌え〜(笑)。もはや日本人ではこういう人、いないでしょ。で、映画の中ではラストでああいう役回りだしなぁ………。この人も韓国映画では最近、注目の一人らしいのですが知らなかったとは迂闊、と思っております。
 ま、なんだかんだ言って私もこういうPAGEをやっているために小理屈が好きなのでそれなりに観た人と話して楽しもうかな?と思っております。話の種にどうぞ、という感じですね。
 あ、ちなみにちょっとグロいので、血とかニガテな人は絶対観に行かない方がいいです。冒頭から腕を切るシーンがあったりして………。遠慮がなくてよろしいほどに。

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PAGE2投稿者:"グリーンドルフィン"目白(YEBISU)さん月光蝶!
PAGE3投稿者:yooichiさんクッション!
PAGE4投稿者:A・ドライさんやれやれだわ!
PAGE5投稿者:ファクトリーさんそこで問題だ!
PAGE6投稿者:もりっし〜さんオレはここだッ!
PAGE7投稿者:柴田@九大さん離れるしかない!
PAGE8投稿者:イシュマールさんオマエも同じ!
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PAGE10投稿者:ラバーソウルさんいつのまに!
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PAGE12投稿者:GBFプレコさんそうでもない!


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