「週感ジョジョンプ」第264号！

　こんばんわ。
　今週もいろいろと予定が詰まっておりまして、『X-MEN』観に行くのはもう一週先送りになりそうです（泣）。それよか、私はいつになったらY先輩にキュー代を払うのでしょうか？　気になります。いやあ本当にすみません。

　さて本日はボロいマクラで申し訳ないんですが、「映画版『バトル・ロワイアル』ジョジョンプ編集部としてはここが気になる」をお送りします。ネタバレ有りですが気になるところは反転して読んで下さい。それもヤダって人は恐れ入りますが以下の引用の後から読まないって方向で。

「はいはいはい静かにしなさーい」坂持が手を何度かぱんぱんと叩き、注意をひきつけた。ざわめきは急速に静まった。「じゃ説明しまーす。みんなにここに来てもらったのはほかでもありませーん」
　そして、言った。「今日は、皆さんにちょっと、殺し合いをしてもらいまーす」

………『バトル・ロワイアル』P.38より

　とまぁ、小説『バトル・ロワイアル』はこんな風にはじまる訳ですが、99年春当時、ジョジョンプでは取り上げませんでした。いろんなPAGEが取り上げていたから（笑）。その上、S･キング『死のロングウォーク』のパクりとあってはねぇ………。
　しかし今回、あの深作欣二監督によって映画化（公開は12月16日予定）されたっていうことでプレ取り上げという扱いになりました。深作欣二と言えば『仁義なき戦い』ですが、最初はシャレかと思いましたよね誰だって。でも大マジ。余談ではありますが私にとって深作欣二といえば『資金源強奪』かなぁ（ゴメン、何年製作か不明です）。何故か兄貴が観ていたのを横目で観て洗礼を………レオス・カラックスにハマったのもこのパターンだったから、深作欣二作品もちゃんと観ないといかんなぁ。
　さて、この映画、あの教師役に北野たけしとか、藤原竜也や前田亜季が出るって事で前売券も邦画とは思えないくらい売れているとか。先日、『マルコヴィッチの穴』を観に行ったら劇場で予告編が流れておりました。あの冒頭の、教師が説明をして女子18番 藤吉文世がナイフを頭に投げつけられて即死のシーンがよくできていました。もうナイフが頭に根元までちゃんと刺さっています。
　小説版では「プログラム」としか出てこなかった例のシステムも映画ではBR法とそれっぽい名前で登場したりして、ちょいマシな世界観に。現在、聞いている限りでは原作と大きく違う内容にはなっていないそうですが、何らかのアレンジがあるんじゃないか？と見ております。
　今、気になっているのはあのラスト。結局、七原と中川が逃げるところで、映画的な演出がちょっと終わり、となっている訳ですが、殺されちゃうんじゃないのかなぁ『俺達に明日はない』みたいに。いやーな感じのラストでしょ？　でも、深作欣二監督、やってくれそう………もし岡本喜八監督だったら、やるでしょう。それから謎の転校生、川田（山本太郎）。私、頭が悪いのか二度読んでもなんで川田がこのクラスに入ったのかがよく解りません。偶然にしちゃあちょっとなぁ、と思っているのでこれも何か演出があるといいなと思っております。
　最近の邦画では割と観れる内容になっているんじゃないでしょうか。第13回東京国際映画祭で10/30（月）にプレミア上映するようなので、気になる人はチェック！

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