「週感ジョジョンプ」第266号！

　こんばんわ。
　す、すみません、12時半に掲示板のレス全部書き終えて、さぁーやるか！と思ったのがマチガイですね。珍しく木曜日に1PAGEアップできたんで、人のPAGEばっかし観に行ってしまいました。

　さて、今日のネタは………（ネタメモを見る）おおう！　「保留」の所に「S･キング」って書いてある！　しまったー、まだ『ライディング・ザ・ブレット』の感想を書いていなかったですよ。ホントは買ってからすぐにやる予定だったのですが、どうしてやらなかったのでしょうかねぇ。謎です。
　ジョジョンプをずっとご覧になっている方ならご存知だと思いますが、ジョジョンプ第250号PAGE7でネット通販をやっているという話をしましたよね。あれから9/6に申し込んで購入しました。で、私ずっと勘違いしていたのですが、あきらめていた「先着2000部デザイン版」をGETできたのですよ。わーいわーい（子供だ！）。
　キング新作、肝心の内容紹介なんですが………。

「この話は、いままでだれにもきかせたことがないし、話す事もぜったいにないだろうと思っていた………」
　舞台はおなじみのアメリカ・メイン州。主人公である大学生のアランは母親が急病で倒れたという連絡を受け、ヒッチハイクで遠く離れた病院に向かう事にした。しかしヒッチハイクで乗った車の「ある男」が自分の人生を大きく変えてしまう事に………。

　B6版ハードカバーという装丁なんですが、価格が1,000円とお手ごろなところからも解るように、128PAGEの割と薄い中篇なんですよね。だからといって内容がこれだけしか書く事が無い、という訳ではありません。ネタバレも含めて、キングの作品の中では異色作になるのではないでしょうか？　適切な表現かどうか解りませんが、デビッド・リンチにおける『ストレイト・ストーリー』みたいなもの。
　最初がちょっと引っ掛かるんですよ。上に書いたのはその冒頭なんですが、すごく凡庸でしょ？　ホラーとして。
　しかし、出会った二人目のドライバーからキングしかできない魔力が出てくるんですね。そうなるとああ今までのもキングっぽい演出だったのね、という事で帳消しになるこのバランス。
　そして「どうやって終わるのだろう？」と思って読んでいくと………。実はこれ、純然たるホラーという訳ではないのですね。どういう事かは読んでみてのお楽しみですが、キングを全部読んでいて中でも短編集「恐怖の四季」がお気に入りだっていう方にはオススメ。そうでない方（『シャイニング』だけ認める！とか）はちと物足りないかも。
　ところでこれ、一般の書店でもう売っているんでしょうかね？　私、あんまり見かけていないのですが………。S･キングは最近バリバリと新刊が出ているのでファンも追うのが大変ですね。

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