「週感ジョジョンプ」第249号！

　こんばんわ。
　さて、今週はちゃんとマクラありです。ないとクセになってしまいますからね。「今週のビデオで観るならこの一本」です。久々だなぁ。いつ以来でしょうか？　ジョン・ウォーターズ監督『I LOVE ペッカー』（1998年、アメリカ）。ビデオ発売は2000年6月7日だから、そんなに古くないでしょ？　ジョジョンプでも観たいって言っていて観に行けなかった映画なのです。くわしくはジョジョンプ増刊第7号24PAGEをご覧あれ。ここに書いてある映画、ほとんど観に行けてないや………ははは。
　あらすじは某PAGEを元にしました。すみません。

　主人公ペッカー（エドワード・ファーロング）はボルチモアでサンドイッチ店のバイトをしつつ写真に夢中な青年。中古のカメラを肌身離さず携えて、行き交う人たちや街のちょっと奇妙な光景を撮りまくっている。そんなペッカーが、バイト先で個展を開いたことから運命が急変する。ニューヨークでギャラリーを経営しているローリーが時にピントはずれだったり露出過多のペッカーのモノクロ写真をべた褒め、ぜひニューヨークで個展をと言ったのだ。しかしペッカーの名声は周りの人間にさまざまな災いを巻き起こした………。

　この映画、予告編で「この写真は何？」と一枚の写真にやたらスポットが当たっていたんですけど………正体は観てのお楽しみ。ハートフルなストーリーに見せかけて、ときおり入る奇妙な要素がいい。まずはペッカー一家。ペッカーの妹以外、全員（お祖母さんまでも）仕事をしていて、店が流行らなかろうがみんな生き生きとしています。昔の日本にもあったような家族ドラマの雰囲気で和みまくりです。そして何が起こってもあまりバカにしない！　それこそペッカーがとても口に出して言えないような写真を撮ろうが、お祖母さんが声色を使ってキリスト像に喋らせようが、兄（姉？）がゲイバーでバリバリ仕事していようが、愛を持って迎える。
　はっきり言って登場人物の大半が「ほとんどビョーキ」なのですがそれに異を唱える「常識人」の方が野暮かつ異常に見えてきてしまう。ところが、ある一点でその「ビョーキ」派と「常識人」派は繋がれる。それがペッカーのメチャクチャな写真なのです。
　かくして、芸術は素晴らしい………などという展開になると思ったら大間違い。ペッカーは大美術館で個展を、という誘いを断ってボルチモアで個展をはじめ、批評家達を自分の世界へ引き込んでしまう。かくして両者が渾然となる感動のラストへ突入するわけ。
　ラストのオチといい、毒を上手く使うというのはこういう事なのかと感心する演出の多いこの一本。ときに奇妙な笑いが入るジョジョ世界に馴染んでいる皆様にもオススメ。たったの87分ですぜ。
　ちなみにクリスティーナ・リッチがコインランドリー屋の店員として出てきますが、これもいい味出してますぜ。名キャストですねこれ。

　さて、今週のジャンプ第39号Act.35『★危険な賭け』なんですが、やっぱし引っ張りましたね。とりあえず少女の名前が明らかに。では、いってみましょう。予想のポイントを見つけるのが難しいんですけど。

　ミラ・ショーンじゃないですか。ありゃりゃ、割とメジャーな（ブランドだから、どれも一度ぐらいは聞いた事あるんでしょうけどね）。検索によると、これを予想した人はいないみたいですねぇ。ジョジョキャラらしく猫背なんですが、やっぱしあのO字は髪の毛みたいですね。
　「なんだこの違和感はッ!!」ってアオリ、皆さん突っ込んだかと思うんですが………おまえだーッ！って。

　「スデに」に続く先頭カタカナ文字、「イキなり」。
　どういう調子でこういうネームになるんだか………謎すぎる。
　このまま断っておきゃあよかったものを………。

　13回………不吉だ、不吉すぎる。これもネタとしてミラションは引っ張るんじゃあないの？　「あたし言ったわよねたしか………あと13回の時」………って。ビーティーじゃあないんですが。

　う、最後のは一体………。
　ああ、あれね！　肩凝り治す奴！　あれの事ね！　ハッハッハ、なんだぁ良かった。ちょっとジョジョンプは健全路線らしいからなぁ、ネタにできないんだよハハハ。

　とにかく、お金がないからと言って断る徐倫。
　そういや先日、池袋に映画観に行って、ちょっと時間があったんでビリヤードやっていたんですね。一人で練習していたら、温和そうな若者が「すみません、待ち合わせとかしていらっしゃいますか？　もしよかったら私のお相手など………してもらえませんか？」とか言ってきたんですよ。怪しい！　もち速攻で断りましたけど。大体、怪しくないのが怪しい。次に、私の練習を見てレベルを見ているところが嫌だ。何かある。でも話にのったらどうなっていたのでしょうか？（←騙されやすいタイプ）

　このあたりもちょっと解らないな、という所だと思うんですが、要は金は「貸す」って事なんでしょうね。でないとその後のエルメェスの言葉が繋がらない。

　ジョリーンの考え方の正しさを裏付ける一言。そこをエルメェスが「あの女は単なる欲望破滅型の人間さ………」って言う………どんな根拠があるんだそれはーッ！
　囚人を使って困る事は騒ぎになる事ですよね？　そう考えると、これからの敵？はこんなんばっかりなのかも。あ、マックイイーンがどういう処罰を受けるのか知りませんが。

　ま、今回でエルメェスがしっかり者だっていうのはよく解りましたね。第一話からそんな感じがしましたが、パーティー内にいてはじめてその役割がよく分かってくるものです。

　ここの台詞に今回は注目！
　まずこのポーズ………。「荒木飛呂彦ギャンブラーポーズ」ですな。久々にでてきました。そして最後の「あたしのもの」ってとこ。「ボール」が「あたしのもの」なの？　これが能力？
　S･キングの『ニードフル・シングス』は骨董品屋にある品物を人々が死ぬほど欲しがってしまい破滅と混乱が訪れる………という話でしたが、ボールを落とすと死んでしまう！という暗示をかけられ、実際死んでしまうようなスタンドなのでは？
　………それだったらナイフで攻撃した方が早い。つまり、「倒す」ことが目的ではないスタンドですよね。DISCを取り戻すスタンド。それが何なのか………。

　前回のはこの伏線だったのね。やっぱしフー・ファイターズのこの弱点、今後かなりマズいような気が………。またあの農場に行って、水のないところだったらどうするのやら。

　ところでキャッチボール見ていて思ったんですが、普通は体の中心で受けますよね。ただ、ジョリーンが受けた89回目の受け方。これが私、できないんですよ。バックハンドで補球するようなのが。本当に野球とか駄目なもんで………。こうやって受けたらまずボール落しちゃいそうです。やっぱし子供の頃からこういうのやらなくちゃ駄目ですね。

　秒読みをするミラション。特に何をしているわけでもないっていうのがポイント。本当に何もしていないのかも。これはただの前振りで、やっぱり………「きっかけ」なんでしょうかね。

　後ろからバスケットボール。まさかここまでミラションが読めていたって事は………ないですよね。ジョンガリ・Ａじゃあるまいし。
　最初、いきなりボールがジョリーンの背後にあった！というシーンかと思いましたよ。しかしストーン・フリーで直接ボールを取るのはやっぱし難しかったんでしょうかね？

　このあたりを見ていると、フー・ファイターズのキャラ位置もよく解るような………。ナランチャみたいなキャラクターに落ち着きそうですね。って事はもしや最後は………？

　うーん、ここ数ページを見ている限り、エルメェスが言う事ではないような………。

　これを引き出すために最初のキャッチボールを？
　さて、次回、的は絞れているもののやっぱし予想は難しいですね。ミラションの能力、そして1,000ドルはどうなるのか？　こんな郊外でDISCのありかを知る方法とは？　心理的なものなんでしょうけど、その方法が解りませんね。今週も金曜日までが締め切りです。予想の方、宜しく！

　さて、恒例の予想判定であります。今回は割と予想がしやすかったかな、という事で12通です。しかし名前は当たらないもんですねぇ。ミラ・ショーンなんて当たりそうなもんですけどね。

　さて、今回のMAILはこんな所。続いて掲示板の書き込みも見ていきましょうか。8/22からの適用です。百合族とかパタリロ、『恐怖の報酬』の話題が中心でした（おい）………あんましこれといった書き込みはないですねぇ。そのぶんパワーがメールに来て個人的には嬉しいです。

　全体として、「ボールに何かしたに違いない」という見方が多かったんではないでしょうか？　まぁ賭けなので「ボールに細工する」か、「投げる者に心理的細工をする」のどちらかがないとお話にならないですね。掛け金は上がったものの、まだ同じような状態なので、予想も続行！　来週こそミラションは動いてくるでしょう。結局エルメェスの勧めで賭けに乗って、ね。来週のポイント！

• あの少女の能力は一体？（肘鉄に意味はあるの？）（←前号引き続き）
• 少女の名前はミラション、ではスタンドの名前は？
• ミラションのスタンド能力は？
• 次回投げるのは本当にジョリーン？　エルメェスじゃないの？
• 結果として、1000$の賭けには負けるの？　どういう展開に？

　最後は抽象過ぎ（笑）。1000球もあるから三話ぐらい引っ張るんじゃないかな〜と私は見ているんですけどね。次回はとにかくこの賭けを受けるかというところでジョリーンとエルメェスで意見が分かれそう。また顔を突きつけての言い争い！　結局、投げるのはどっちなんでしょうね。フー・ファイターズが外されるかも。
　また、ジャッジ役を要求されるって展開でグェスのゲスト出演に望みをたくす場合もあり。とにかく、1000球の間に様々な疑念が………。その心理描写があるとグーですね。そんな感じでちょっと予想してみて下さいよ。神父も出てくるかもしれませんけど。
　締め切りは9/1（金）です。よろしく！

「週感ジョジョンプ」第250号へ進む
「週感ジョジョンプ」第248号へもどる
「週感ジョジョンプ」バックナンバートップページに戻る
「週感ジョジョンプ」トップページに戻る