こんばんわ。
今週の一冊何ですが、割と古典であります。最近、ノンフィクションづいていてホラーを紹介していなかったから、シャーリィ・ジャクスン『たたり』(創元推理文庫)です。
別名『山荘綺談』(ハヤカワ文庫)ともいいますが………そう、ヤン・デ・ボン監督の映画『ホーンティング』の原作が改題されて出ているだけです。あ、すみません。今、調べましたらロバート・ワイズ監督が最初に映画化して、そのタイトルが『たたり』です。本の方の原題は『The Haunting of Hill House』。ちなみに1959年の作品。
『たたり』の初版発行日は99年6月18日なので、つい最近なのですね。私は『山荘綺談』の方は読んだ事が無くって、これが正真正銘、初めてです。S・キングが『死の舞踏』の中で触れているので気にはなっていたのですが………。いや、正直いって今まで読んでいなかった事を深く後悔しております。所々に記憶があるので、一度読んでいるのかもしれませんけど。
今でこそ「館モノ」と言うとエロゲーの伝統的?一形式ですが、もーちょい前はホラーの定番でありました。話は簡単で、館に行く、怪異が起こる、館の過去が明らかになったりする、そして………という話(書いていて思ったんですが、エロゲーの館モノも大した違いはないですね。女性の怪物的側面を表した好例だとか書いたらまた怒られるんだろうな)。
『たたり』もまた同様。心霊学研究者モンタギュー博士が、幽霊屋敷として知られる「丘の屋敷」を調査するために三人の男女を呼び集めます。図書館に隠された書稿が紐解かれ、秘められた屋敷の過去が明らかになり………そして………というわけ。
全編に流れる恐怖が実に静か。博士以下、若者が過ごす日常で今日はこんな事が起こり、今日はこんな事が………と一日一日が流れて行くのですが、その根底にある人物描写と心理描写が細かい。次第に屋敷の怪異と、人物の行方が当分割の興味を有してくる、これが傑作たる所以でしょうか。あとはキングが書いているので『死の舞踏』の方をお読み下さい(笑)。私が書いても蛇足でしょうから。
恐怖の根元というのはすべからく描写すると薄れゆくものです。『たたり』はそういったゴシック・ホラーの基本を理解している訳ですが、心の動きというものは多くの怪異同様、見えないくせに逆に描写するたびに興味が深まる、このあたりの基本を押さえているかどうかでホラー作家の位というものが決まるのでしょうね。
「見えない」で思い出しました。私は映画『ホーンティング』は未見なんですけど、「ネオクラッシック」のよっこさんが「たった一言で感想が終わる映画」と言っていました。それがなんなのか大体見当は付くので見ていないんですが、面白かったらどうしましょうかねぇ。
さて、予想です。さくしーどさんです。前回の投稿はジョジョンプ246号PAGE1です。それではどーぞ。
投稿者:さくしーどさん 今回のFF(なんかファイナルファンタジーみたい)を見ていて気付いた事がひとつあります。
それはFF(個人的にはファイナルファイトと呼びたい)の記憶についてです。
どういうことかといいますと・・・・・・。
これに解釈を与えるとですね、
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フー・ファイターズの記憶についてはいろいろと疑問がありました。しかし、こう考える事も確かにできますね。フー・ファイターズ+スタープラチナ。うーむ強そうだ。しかしこれだと主人公を食っちまうので、逆説的に使われたり制限の上で使われたりするんでしょうね。一度限りとか。ストーンオーシャンが第五部みたいに誰かに主役の場を食われまくりかどうかはまぁ不明ですが、フー・ファイターズって事はないでしょ………た、多分。
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