write 2000/11/28
ジャンプ第52号予想
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「週感ジョジョンプ」第274号!


 こんばんわ。
 さて、今週の一本はご想像通り、クリント・イーストウッド監督兼主演『スペースカウボーイ』(2000年アメリカ)です。クリント・イーストウッド、トミー・リー・ジョーンズ、ドナルド・サザーランド、ジェームズ・ガーナーというキャストでお送りする宇宙ものですな。もう上映も終わっちゃうんじゃないかと思うんですが、いちおうストーリーはこんな感じ。

 かつてアメリカ空軍に、“チーム・ダイダロス”と呼ばれる四人の男たちがいた。アメリカ建国以来の重要な任務………宇宙探索の実験飛行のために、あらゆる訓練に耐え、厳しいテストを経てロケットの打ち上げに向け待機していた。しかし土壇場になって、衝撃の事実が明らかになる。1958年、記念すべき初のロケットに乗る栄誉を手にしたのは、一匹のチンパンジーだった。それから約40年。チームの一員だったフランク・コービン (クリント・イーストウッド) のもとに、ある日、NASAから1本の電話が入る。ロシアの宇宙衛星アイコンのシステムが故障して通信網が壊滅の危機に瀕しており、それを修理できるのは、アイコンと同じシステムをもつアメリカの通信衛星スカイラブを設計したコービンしかいないというのだ。彼はこの任務を引き受けるのにあたって、一つだけ条件をつけた。それは、プロジェクトのメンバーを自分自身が選ぶことだった。こうして、ついにあの“チーム・ダイダロス”が再結成されることになった……!

 最初にストーリーを聞いたのはSF大会の会場で、なんですがその時に「なんだそりゃ」と思いつつとうとう観に行ってしまった映画。で、実は割とアタリだったり………。
 「クリント・イーストウッドを観に行く」という人でなければ、この映画のポイントは一つかな。それは「老後をどうやって過ごすか」という事。なんか「老人が宇宙に!」という映画の外枠とは外れたショボーイねたのような気もしますが、そうとしか思えなくなってくるシーンが幾つも。
 昔のエピソード、惑星アイコンの危機をコンビニ感覚で解りやすく紹介した後、クリント・イーストウッドをはじめとする「チーム・ダイダロス」の4人のその後の余生を次々と紹介していく訳ですがいやーもうイーストウッドからしていい生活してるんだもん! アメリカの軍隊の勧誘ビデオかと思いましたよ。
 忘れちゃならないのがホーク役のトミー・リー・ジョーンズ。赤い複葉機で青臭いガキを載せてゲロらせる様な曲乗りなんかをやっています。赤い複葉機でピンと来た人も多いと思いますが登場シーンはチェアに深々と座り込んだ所を後ろから、という『紅の豚』のポルコ・ロッソみたいな感じ。カッコイイ方程式なのですな、コレ。
 「老後をどうやって過ごすか」というのはそのまま、「今、男をどーやって磨いておくか」という事にも通じるようで、チームの四人に役立たずはとりあえず一人もいないって設定。みんなその道のプロフェッショナルで未だに図面が読めるイーストウッドなんてシビれますぜ!
 世の諸君、とにかく実力をつけておかんとNASAに40年前のメンバーを集めやがれ!なんてタンカを切る事もできないって事らしいですぜ。
 クリント・イーストウッド、細かいアメリカンジョーク、広大な土地(その他はCGで日本でもできますわな)とアメちゃんでしかできない要素を詰めたこの映画、最後あたりが小理屈系の方には「?」という感じですがそれも笑って見逃せばなかなか楽しめるハズ。誰かと観に行くっていうのなら無難にコレ選んどいて正解かもよ。

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