「週感ジョジョンプ」第175号！

　こんばんわ。前号の枕を書いたときは、ホント、困ってました。過去形は正しく無く、現在も同じような状況にあります。この分じゃ、電話代が払えるかどうかは怪しくなってきましたね。そんな事を言っていてもしょうがないので、今週はちょっと気分の晴れる本をご紹介しましょう。紀伊國屋本店で衝動買いした本。これ買わなきゃあしたの昼メシ食えたっつーの！　ドバカ野郎！

　『モンティ・パイソン大全』(須田泰成/洋泉社/2,800円/A5版)。映画秘宝シリーズですな。さて、モンティ・パイソンと言うと個人的には長編作品『ホーリーグレイル』ですな。私がこの映画を知ったのは「ルーンクエスト」(というRPGの本があると思いねぇ)の日本語版あとがきなので、結構前ですかね。一般的には「空飛ぶモンティ・パイソン」でしょうか。たまーにTVでやっていたりすると思います。
　この本、全シリーズの詳細と解説とメンバーの紹介その他が載っていたりするのですが、「解説？」と思ったりする人もいるかもしれませんね。エヴァの脚本とか全部読んでも「だから何？」っていう人、いるでしょ。でも、この本のCHECKはパイソンの奥深さをよけーなお世話だと思いつつ知らしめてくれるのでお得。あー、あのGAGってそんな意味だったんだ！っていう手合いばっかりではなく、当時のイギリスと現代を照らし合わせて考えてしまうかも。いったい放送って何だ！って。
　こんだけインテリなネタがあったとしても、オチがコテコテなのがいいところ。最後にその片鱗を掲載しておきましょう。いいスタッフが集まれば、ネット版パイソンが作りたいですね。

A「やあ、Bじゃないか？　久しぶり、学生時代以来だなあ！」
B「そういうお前は、Aじゃねぇか」
A「お前に会うの、確か二十年ぶりだよな！」
B「なんだ、お前は俺に会うのが、たったの二十年ぶりか？　短いな。俺なんかお前に会うの二十三年ぶりだぞ！　どうだ、俺のほうが三年も長いんだ、参ったか！」
A「馬鹿野郎！　久しぶりに会ったのに負けてたまるかよ。俺は、やっぱり、お前にあったのは三十年ぶりということにさせてもらうぜ！」
B「じゃあ俺は四十年ぶりだ！　たまに会ったのに負けるわけにはいかねえ！」
A「こんちくしょうめ。五十年ぶりでどうだ！　俺は貴様に五十年前に会ったんだ！」
B「じゃあ俺たち、生まれる前から会ってたことになるな………」

「週感ジョジョンプ」第176号へもどる
「週感ジョジョンプ」第174号へもどる
「週感ジョジョンプ」バックナンバートップページに戻る
「週感ジョジョンプ」トップページに戻る