こんばんわ。
さて、今回のPAGE1はドテっ腹に一発、まいむさんの登場です。キンクリ解析以来だから、かなり久し振りですねー。ジョジョ第五部は「時間」がかなり重要な要素をしめています。こう書くと、キンクリだけじゃんとか言われそうですが、今回のエピローグではそのあたりが決定的になったように思います。これじゃ誰だって考えざるを得ない。一体エピローグってなんだ?
投稿者:まいむさん
準備編
多元宇宙(パラレルワールド)としての可能性。 今回の話、どことなくおかしいですね。『涙目のルカは変死体で発見された』とブチャラティが言っていること、ミスタがブチャラティに敬語をつかっていること(といっても、「です、ます」程度だけど)、フーゴってこんなキャラだっけ?(これは単に忘却の可能性が強い(笑))等々。この程度のことは、「この時点ではこういうこともあった」というロジックで処理できなくもないですが、何かちょいおかしい。
最初のページの「楽しいお食事シーン」は、まさしく記憶のフラッシュバック(という言葉はヤク中についても使う(笑))のように見える形で挿入されています。アオリの言葉(ナランチャ、アバッキオ、それにフーゴまで‥)もなんか苦しい現実からの逃避が生んだ妄想っぽい。 とかなんとか、可能性は尽きないですが、とにかく「違和感のあるもの」として今回の過去の登場を受け止められた方も多くいるのではないかと思います。こっからは図を書かないと説明しずらいので図を出します。下が、ジョルノの時間で、一応主人公なので、第5部ジョジョの時間と一致します。上は、ブチャラティやミスタたちチームメンバーで、途中から2つの時間軸は一本化されます。
(A)ではジョルノが康一君をだまくらかしたり、最強の敵涙目のルカと無駄無駄ファイトをしたりしています。
結局違和感がある、ということはつきつめれば、今やっているエピソードは、この先、これからGIOGIOで起こるはずの展開(ジョルノが出てきて、暗殺チームが出てきて、ブチャラティが裏切りを宣言して等々‥。図でいえば(B)の部分)に矛盾するような話になるのではないか、いやむしろすでにそうなっているのではないか、ということと、何故エピローグにこういった話なのか、という問題の2点に絞られると思います。
予想編
まあ結論を先にいうならば、過去(D)によって、普通のエピローグ(C)を描く趣向でなければおかしい、いや間違い、そうだったら凄い!と思うわけです。もう1度図をだします。
今度の時間軸はは読者のそれです。 というわけで、あと数行で終わらせる!と、若い彫刻家は、破壊と死を司るボス、死んだ娘は、自らに咎なくして苦難に合うトリッシュ、を各々象徴的に意味する。彫刻家(ボス)の圧倒的パワーの前に全滅しかかるブチャチーム‥、の前に、颯爽と現われる謎の男、彼のおかげでピンチ脱出!、バックに光背負ってるよこの人、顔が逆行で見えない、消える男、貴方は‥誰?謎が謎呼ぶ展開に、 ブチャラティ「それはそれとしてジョルノとかいう小僧を痛めつけにいくぞ」
あまりに現実主義なブチャラティの前にチーム脱力。密かに軽蔑するフーゴ(おっ伏線?)。そのあとブチャラティは明らかに別人であるジョルノに、その謎の男に感じた気高い光を見い出す‥‥。という感じでブチャラティが何故あんなにかっこ良く、かつ、何故ジョルノの夢に賛同したのか、あとトリッシュを力の限り守ったこと、に対する下地として出てくるのでは、と思います。
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うすうす気がついていたと思うけど、パラレルワールドが出現、そしてそれが意外な意味で本編につながってゆく………という凄い構成。
これを読んで気がついたのですが、ミスタってあの激動のエピソードに最後まで付き合い、生き延びたんですよね。その彼が今度の主人公になるとは………。偶然でも何でもなく、意図されたところがあるとみていいかもしれません。エピローグ、ただ単に始まったわけではなさそうですね。
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