日本の子どもミンダナオの子ども 生きる力ってなんだろう

 国が違っていても兄弟姉妹!

 目次
日本の子どもミンダナオの子ども
GO!  
 日本の子どもミンダナオの子ども
①生きる力って、何だろうGO!
②両親や家族を助けたいGO!
③遊びながら自分を洗濯!GO!
④笑顔をわすれずに生きていくGO!
⑤子どもこそ未来だから!GO!
⑥「子育つ」が本当!GO!
⑦この子たちが我が子だったらGO!
⑧将来の夢をもてるようにGO!
⑨日本で自殺が多いのはGO!
⑩孤独で死ぬってどういうこと?GO!
⑪いっしょに食べたら良いのにGO!
⑫母親の仕事机の横で昼寝GO!

 イケメンよりも
イクメンに未来を託せそう!
 GO!

 卒業して行った子たちから GO!

 国や言語が違っていても兄弟姉妹! GO!
 1)国や言語が違っていても兄弟姉妹! Go!
 2)ポーチでおおはしゃぎ! Go!
 3)交流もできる場所 Go!
 4)生きる力もすばらしい! Go!
 5)どこのNGOなのですか? Go!
 6)でもやってみる! Go!
 7)日本人のぼくが Go!
 8)救ってもらっている Go!
 9)どうしてあんなに語る力が? Go!
 10)本当にお話が生きている世界 Go!
11)愛と友情で溶け合って  Go!
 12)日本の子どもや若者たちも Go!

ミンダナオ子ども図書館を
立ちあげた理由とこれからの子どもたち
 GO!  
 ミンダナオ子ども図書館を創設したきっかけはGO!
日本そして世界の青少年を視野に入れてGO!

1)ミンダナオ子ども図書館の設立 GO!
2)雨が降ったら大変だ!GO!
3)サダムとせかいいち大きなワニ GO!
4)表情を失っている子どもたち GO!
5)戦争は繰り返し勃発し GO!
6)可哀そうなのは子どもたち GO!
7)山に追いやられた原住民たち GO!
8) そういった子を目の前にすると GO!
9)住んでいる家を訪ねて GO!
10)そうした子たちの場合 GO!
11)ふる里はなつかしの場所 GO!
12)この子が我が子だったら GO!
13)子どもたちが率先して GO!
14)ここが一番いい! GO!
15)子育つ社会ミンダナオ GO!
16)まるで探検旅行のよう! GO!
17)夢と希望と生きる力 GO!
18)孤独で死ぬんだよ GO!
19)これからの20年! GO!
20)平和に子育つ GO!


以下の原稿は、ミンダナオ子ども図書館が隔月に発行し
支援者の方々にお送りしている
機関誌『ミンダナオの風』2015年の新年号から転載した原稿です。
購読料として自由寄付をわずかでも送って下さり
支援して下さる方々に、お送りしています。
ご希望やご質問があれば、現地日本人スタッフの宮木梓さんに
メールしていただければ幸いです。
mclmindanao@gmail.com
 

訪問希望の方は ここをクリック!ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!

Mindanao Children`s Library English  英語版! 松居陽 制作
 

 日本の子どもミンダナオの子ども
 nihomin
日本の子どもミンダナオの子ども(目次)
①生きる力って、何だろうGO!
②両親や家族を助けたいGO!
③遊びながら自分を洗濯!GO!
④笑顔をわすれずに生きていくGO!
⑤子どもこそ未来だから!GO!
⑥「子育つ」が本当!GO!
⑦この子たちが我が子だったらGO!
⑧将来の夢をもてるようにGO!
⑨日本で自殺が多いのはGO!
⑩孤独で死ぬってどういうこと?GO!
⑪いっしょに食べたら良いのにGO!
⑫母親の仕事机の横で昼寝GO!

日本の子どもミンダナオの子ども

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①生きる力って、何だろう
比較することは、あまり好きではないのだけれども、
日本の子どもたちとミンダナオの子どもたちを比べてみると、
生きる力は圧倒的にミンダナオの子どもたちが優っている?

生きる力って、何だろう。
受験競争を勝ち抜いて、他人をけおとしてでも、
自己実現を成就すること?  
リーダーになって人の上に立ち、指導力を発揮すること?
   

ミンダナオの子どもたちは貧しくて、
三食たべることすら大変で、
場合によっては小学校を卒業することも困難だから、

社会的に高い地位について、
指導力を発揮しようと夢見ているようにも思えないし、
他人をけおとしてでも競争に勝ち抜いて、
自己実現しようとしているようにも思えない。  

早朝に、父さんと母さんが、
山に仕事にでかけるときには、
長男や次男は、親につきそって力仕事にいっしょにいくし、

長女や次女や三男は、家事育児を引き受けて、
家の掃除やご飯炊き!
末の赤ちゃんを背に抱いて終日子守。

次女は、料理と家の掃除。
三女や次男やその下の子たちは、
タライのなかにたくさんの洗濯物をいれて、
はるかしたの川や沢にまでおりていって、
母さんといっしょに川で洗濯!

男の子たちは、
山の斜面でおかずにするために山芋を掘ったり
ご飯を炊くための薪を集めたり、
晩ごはんのおかずにするためのカエルやカニや魚をって、

それがおわると子どもたちは協力して、
水をポリタンクやバケツに汲んで
洗濯物を頭に載せて、
急な斜面を我が家にむかって歩き出す。

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②両親や家族を助けたい
そんなわけで、親やお兄ちゃんお姉ちゃんの助けをかりて
学校に行けるのは、兄弟姉妹のなかでも、
4,5番目ぐらいの妹が多く、
(男の子たちは貴重な労働力!)、

家族みんなで働いて、
一人でも学校を卒業させようとこころみる。

そんなこともあって、
MCLのスカラシップに応募しようとする子たちの、
応募理由の99パーセントは、
「自分が学校にいって、少しでも良い仕事について、
両親や家族を助けたい。
妹や弟を、学校にいかせてあげたい・・・。」  

そんな貧困状況なら、
人生に夢も希望もなく、
さぞかし気持ちが暗いだろうとおもうと、
それが全く逆で、

訪問した日本の若者たちも
びっくりするほど、
表情はゆたかで明るいのだ。  

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③遊びながら自分を洗濯!
川に洗濯にいくときは
村の他の子たちもみないっしょ。
おしゃべりしながら楽しくやるし、

干しおわったら川に飛びこんで
遊びながら自分を洗濯!  

料理も、蛙をとったり煮こんだり、
ごちそうの鶏をつぶすことから、
芋掘りもおしゃべりしながら楽しくやる。  

MCLでも、
料理をするのは子どもたち

朝4時半には起きだして、
みんなで楽しく食事をつくり、
その後は、掃除や洗濯、
庭いじりから野菜そだてまで、
みんなで楽しくやっている。  

そのような子どもたちの姿を
目のあたりにして、
日本から訪れた人々は驚く。

「孤児だったり、問題家庭の子たちだったり、
戦争やアビューズなど、 背景をきくと
想像を絶する状況から来た子たちなのに、
なんでこんなに明るいの?」  

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④笑顔をわすれずに生きていく
ミンダナオの子たちの特徴は、
困難におちいっても、家庭が崩壊しても、
親が戦争で殺されたり、
貧困で家族が崩壊して
たとえストリートチルドレンになったとしても、
自殺したり引きこもったりすることなく、
笑顔をわすれずに生きていくこと。


逆に日本では、
子どもや若者の自殺や引きこもりがまんえんしている。 
子どもだけではなく、
大人や老人の自殺や孤独死もおおい。

講演会で日本にゆくたびに、
人々の顔が暗くけわしくなるばかりか、
東京ではたえず電車が停車して、
人身事故が報告される。
理由はなんと、飛び込み自殺!
 

地方は地方で商店街は閉鎖して、
街に人通りがまったくない。
公園ですら子どもが遊んでいるようすもなく、
本当にさびしい世界になってしまった? 

急速に子どもの数がへったということは、
少子化政策が、成功したという事だろうけど、
結婚した大人の視点からみるならば、
子どもを産んだとしても、
保育所にあずけて 育ててもらうのがせいぜいで、

放っておいても、我が子が幸せに成長できる環境が、
ちまたにないことが実感されて、
生まない方がましだと考えているせいだろう。
結婚を望まない若者たちも激増している。

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子どもこそ未来だから!
さらに追い打ちをかけているのが、
教育費と医療費の高騰だ。  
子どもが幸せに成長できない社会、
楽しくそだっていく事ができない国に未来はない。
なぜなら、子どもこそ未来だから!  

ミンダナオは、たしかに貧困率が高いし、
戦争などの問題もあるのだが、
子どもにかんしていうならば、
町でも山でも農村でも、子どもを見ない場所はないし、
しかも明るく生き生きとしている。
この違いはいったいどこからくるのだろう。  

ミンダナオに足をふみいれてから15年、
MCLを設立してから11年。
戦争や作られた貧困のなかで、
あえぐ家族や子どもたちを見ていたたまれずに、
読み語りと同時に、教育、医療の活動をおこなってきたが、

それにつけても近年気になりはじめたのが、
日本の子どもや若者たちの心の病や、
子育てに悩み苦しむ母親たちの切実な告白。

精神疾患の問題は、子どもや若者たちだけではなく、
出社できない中高年から、 一人暮らしの老人たち、
ひいては貧困の中に取り残された
母子家庭にまでおよんでいる。


かつてやっていた絵本や童話や評論の執筆も、
ミンダナオの子どもたちとの
出会いと感動に圧倒されて、
この一〇年ほど、ほとんどせずに過ごしてきたが、

その間の日本人の心の変わりようには唖然とせざるをえない。 
今考えているのは、
「どうしたら日本の子どもたちに、
ミンダナオから救いの風をおくれるか!」という事。


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⑥「子育つ」が本当!
ミンダナオで再婚し、
小学校の4年と5年の実の娘を育てているが、
MCLで、親のいない子や崩壊家庭の孤児たち
90名あまりと いっしょに暮らしてきているせいか、

娘たちは放っておいても
実にのびのびとそだっている。  

MCLにいると、「子育て」という言葉がへんに感じる。
「子育つ」というのが本当で、
ちまたで遊び友情をはぐくむ体験があれば、
子どもたちは、自然にそだっていくものなのだ。

「子育ての責任は、家庭にある。
特に母親の役割は大きい」
などという言葉に、違和感を感じるのは、ぼくだけだろうか。

子育ての責任が、親や家庭にあるばあい、
親がいなくなったり、家庭が崩壊した子どもたちは、
どのように育ったら良いのだろうか。  

また、子育ての責任は、
保育者や学校の先生にもある、
という考え方も、ここでは奇妙に感じられる。

もしそうだとしたら、
保育園にも学校にもいけず、 教育もうけられない
僻村の子たちは、育てられなかった子たちなのか!


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⑦この子たちが我が子だったら
先日、アジアの孤児施設をめぐっている
日本の人たちが、MCLを訪れた。
曰く「ここの子どもたちは、
本当に他の施設の子どもたちとちがいますねえ。

施設にいながら、
こんな明るい子どもたちをみるのは初めてです。
なぜこんなに明るいのかなあ?」
 

ぼく答えた。
「ここは孤児施設としての
認可は得ているけれど、
孤児施設ではないからですよ。」


現地でもオルファネージ(孤児施設)とは呼ばれないで
図書館ライブラリーと呼ばれていて、
子どもたちも学校でオルファン(孤児)とは呼ばれるずに、
スカラー(奨学生)と呼ばれている!

そして、一般の孤児施設なら高卒で
18歳が限度だけれど、
MCLでは、大学卒業までめんどうを見て、
国家試験も受けられる!
この子たちが我が子だったら
そこまでしてあげたいと思ったから・・・

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⑧将来の夢をもてるように
ぼくは孤児院をつくろうとも、
施設を運営しようともおもったことは無いし、
他の施設をほとんど知らない。

ただ、困難な状況にある
一人一人の子どもたちをみるにつけて、
放っておけない、何とかしたい・・・。
そんな思いで活動してきたら、
自然とこんな形になってしまった。

もちろんここには、母親役のスタッフたちもいるが、
彼らとて、もとは奨学生で、
必要なときには、助言や指示をあたえるものの、
不必要な干渉はしない。  

子どもたちのとって大切なのは、
愛をもって見まもり、
ときどきハグしてあげたり
愛情のある言葉を、かけてあげること。

そしてなによりも大切なのは、
自由にのびのびと遊べる環境をととのえてあげ、
将来の夢をもてるように
導いてあげることだとつくづく思う。  

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⑨日本で自殺が多いのは
まるで機関車が煙を噴いて走りぬけるように、
高度成長期をひたすら走りつづけてきた人々は、
成長期がとまり、老齢化して、
自分の事は自分で出来なくなり始めると、
落ちこむどころか精神的にパニックをおこしはじめる?

「日本で自殺が多いのは、
個人主義が行き過ぎたからでは無いだろうか」と、
マニラの修道士が話してくれた。  
「個人が尊重され過ぎる競争優先の社会では、
協調の心がうしなわれて孤独な人が増えていく・・・」  

自分の力で走れなくなった老人は、
施設のベッドにしばりつけられたまま
死をまつ以外に方法はないのだという。
それもお金があればの話で、
一人暮らしの孤独死も多いのだそうだ。  

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⑩孤独で死ぬってどういうこと?
ミンダナオでは、MCLでも同様だが、
上のお姉ちゃんが下の子に、
「ねえ、そこのお店でお塩をかってきてちょうだい」
といえば、たとえ夢中で遊んでいる最中でも、
下の子はさっとたちあがり、
明るい笑顔で、「はい」といって買いにでかける。
 

お姉ちゃんがいったことに、下の子たちは笑顔でこたえ、
ちっともいやな顔をしないのは驚きだ。
そのかわり、お姉ちゃんは、
きちんと下の子の世話をしてめんどうをみる。  

もちろん、
お年寄りを一人孤独にほうっておくなど、
考えられない。

妻のエープリルリンのおじいさんもおばあさんも、
当時まだ小学生だった
彼女の膝のうえで亡くなった。

「自分の力できりぬけろ」という言葉への、
現地の子どもたちの返答は、
「でも、自分の力なんてたかがしれている、
みんなでやるほうが、楽しいよ。」

「自分のことは自分でやれ」への返答は
「一人で出来ないことなんて山ほどあるよ。
みんなで力をあわせるほうが大事だよ。」

「日本では、自殺する人が多いんだよ」
というと、子どもたちはびっくりして
「なんで自殺するの?あんな豊かな国なのに!」
「孤独で死ぬんだよ」というとさらに驚く。
「孤独で死ぬってどういうこと?」  

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いっしょに食べたら良いのに

MCLの子たちは、
親がいなくなって一人取り残されても死のうとしない。
どこかで誰かが助けてくれるから!

一人ストリートチルドレンだった子が語ってくれた。
別のストリートチルドレンがやってきて
言葉をかけてくれたっという。
「お前ひとりで物乞いしてるのか?
一人じゃさびいだろう!俺たちの仲間になれよ。」

日本では、孤独な母子家庭がふえている、
という話をすると、
「近くの人たちといっしょに住んで、
いっしょに食べたら良いのに、なぜしないの?」

子どもの貧困が増えている話をすると、
「自分の家によんで、自分の子にしたら良いのに。
MCLみたいに!」
こういった言葉が、自然にポンポン飛びだしてくる。  

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母親の仕事机の横で昼寝

経済的な貧困で大変なのが、医療と教育。

でも日本もフィリピンもMCLのように、
医療と教育を無償にして生活を保障すれば、
子どもをたくさん産んでも、何の問題もないはずだ。
それどころか、生活の喜びが倍増し、
地方も活性化するだろう。
 

ミンダナオのように、
子どもが学校を引けたら、親の職場に直行し、
職員もお客も大喜びで子どもに声をかけてむかえたら、
親も子育てが楽しくなる?

MCLみたいに
(地方都市の役所や銀行でもそうだが)、
職場に子どもたちがはいってきたら、
「・・・ちゃん。おかえりなさーい」といって、
母親の仕事机の横に、ござをひいて昼寝をさせたり、

工場の修理工の後ろでも、木の長椅子をおいて、
そこで妊娠中の奥さんが、
ごろ寝をしている風景があれば、
仕事場と家庭の壁もくずれて、
社会は生き生きとしてくるだろう。  

個人と社会、家庭と会社、保育園や幼稚園、学校と家にしか、
意識が向かない思考は閉じこもりの壁型思考だ。
その中間に存在する曖昧な場所、
「ちまた」こそが壁をときはなち、
人々の心を解放し孤独から救う場所。

ちまたで、子どもたちがおおぜい生き生きと
お手伝いをしながらも、
遊んでいる姿をみることがない国は本当にさびしい。  
個人と個人の間に存在しつつ、
人をささえるのが愛だとすれば、 ちまたこそ愛と友情の空間。  

妖精のように存在していても見えない、
友情と愛の力こそが、
人々を幸せにし、生きる力をあたえてくれる。



 
kum
2021年に見た日本
子どもこそが未来だから、
イケメンよりも、イクメンに未来を託せそう!

 

日本に帰って5年間
娘を公立の小中学校に通わせ
まったく日本語を話せなかった娘たちもペラペラ
Go!

その間、日本に滞在中、
得にウイルスの期間を経て
日本の子どもたちや、

親子の様子を見ていると、
最初はちまたで子どもたちが、
まったく遊んでいなかったのに、

あちらこちらで、
子育てに大切なのは、
子どもたち同士で遊ぶこと!

そして、親同士が集まって
時には、ゴザをひいて
おしゃべりをしたり食べる事!

つまり、学校でも家庭でも
保育所や幼稚園や仕事場でもない、
それを一歩出たところの第三の場所、
ちまたでの交流が大事な事に、

とりわけ若い世代が
気がつきはじめたようなのだ!!!

日本の子どもたちや青少年、
そして子持ちの親子も、

人生における本当の幸せとは、
お金や物の追求ではなく、
まずなによりも大事なのは、

友情とそして、
愛だということに、
気づき始めている気がします。

 

 子どもこそが未来だから、
イケメンよりも、イクメンに未来を託せそう!

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 NGOにとって寄付とは何か! 季刊誌『ミンダナオの風』 に寄せる思い!
kikiki
bd
卒業していった子たちから、
誕生日のメッセージが届いています。
卒業生たちがMCLをどのように思っているかの例として
その一部を紹介しますね!

先生になっている子です。
May God fill your life with a brighter smile and
more joy than ever.
Thank you for being the superman in our life.
You always made us feel special with your love and
care together with my dear siblings in MCL Family.
I want you to know that you are truly an inspiration,
a friend and a teacher to all of us.
I feel truly lucky to have such a loving, caring, and
encouraging father. Wishing you an entirely
peaceful day, full of pleasant and joyful moments!
Wishing to the Almighty for your better health and
great days in the future. May you always be happy
because you deserve it.
I wish nothing but absolute best for you as this is
what you truly deserve! Proud to call you PapaTOMO.
Thanks for making all the sacrifices silently and
working hard all day and night just to get us
a better life, you are one of the most important
persons in my life.
Thank you for always showering us with your kindness
and fatherly love. Thank you for making our life
beautiful with your existence.
You are truly one of a kind!
No exact words could measure how grateful i am to
Almighty God for giving you as our PapaTOMO
in our big Family.
Without you, I could never be the person
I am today.You are my true hero! You have always
inspired me and will always continue to do so.
May you witness the unlimited amount of joy in the
future years and expand through great possibilities.
You are an inspiration, you make days brighter
and night warmer.
HAPPY HAPPY BIRTHDAY PapaTOMO BestWishes in life
stay healthy and keep safe always po.. Please continue
to be someone's blessing not just mine and live a life
that honor and glorify God Godbless You and Family
************

 
Happy birthday Tomo san.
To the man who always stand as our second parents,
thank you is not enought but
Allah/God counts and witnessed for everything
you did to us.. Wishing you more years to come
and have a good health always..
************


 
日本公演の天才ギタリスト!
Belated Happy birthday tomo san.
stay strong. God bless you!
Walter Jhon Magbasa

************


 Before this day would end, I would like to greet a
Happy Happy Birthday to our Papa, Tomo san!
Thank you very much for all the support and love you
gave to my family! God bless you always.
I pray for your good health and strength.
Take care always.
We love you and hope to see you soon.
Stay happy with your whole family!
This is the only photo I have with,
and i will treasure this. Thank you so much To...
彼女の亡くなったお母さんとの映像をご覧になれます。
映像を 見たい方は ここをクリック
映像を 見たい方は ここをクリック
************



Happy bday tomo sang more bdays to come stay
who you are and good heart ..salamat sa tanan nga
kaayu nmu sa mga scholars ...miss you 💓💓

日本の英会話スクールで教師になっているクインクイン
Happiest Birthday Tomo San
The man behind the success of many children
in Mindanao.
May the Lord bless you more and your family.
You are a great blessing especially to the people
in Mindanao. We will always be grateful to you.
Our prayers and love are always with you.
May you have an amazing year ahead.
Thank you for helping me and my family.
Whenever I am right now, I owe this success to you
and ate Aprilyn Getuya Dizon Matsui
Thank you so much!

************

  
Happy Happy birthday to the Loving Father of MCL
Happiest birthday tomo San,god Blessed you olwiez
Thank you sa support

************

 
Happy birthday papa tumo.. I hope nga daghan pang
katuigan nga moabot sa imoha... Og i hope pud nga
padayon japon ka tabang sa mga bata para maka
skwela.. Og onta naa ka sa maayong panglawas..
Stay strong lang mo ate aprilyn .... Padayon sa pag
alagad sa ginoo .... Onta naa ka sa maayong panglawas..
Padayon sa pag ka buotan papa tumo.. Salamat sa
tanan. Wala nako masoklii imong tabang ngari nako saona... ...
Pero.. Sige lang papa tumo.. Kaloy an.. Maka padayon
pako skwela puhon.....
Og salamat osabon nako..
"'"""" HAPPY BIRTHDAY PAPA TUMO""""""
GOD BLESS

************


  Happy Birthday Tomo Matsui (Tomo San)
Di royd koopput dos konamin mgo nongo inguma
koungkay na kurso kun di pomon kikow
Sokkad kon sumbanan to langun, pomot moura ked no
Tribu Kos nongo PROFESSIONAL pomot I'd tavang du
konami no SCHOLARSHIP.
Nanoy ponayun ka nod boggayat Monama to Konokka
amoy moura Pon mgo anak no iling doy dongan I'd
ponganduy ra nod pokoipongga to kod-eskwela.
We're here tungod sa imong pagpaningkamot
Dakkon Solamat

************

 Mindanao Children`s Library English  英語版! 松居陽 制作
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 国や言語が違っていても兄弟姉妹!
 1)国や言語が違っていても兄弟姉妹! Go!
 2)ポーチでおおはしゃぎ! Go!
 3)交流もできる場所 Go!
 4)生きる力もすばらしい! Go!
 5)どこのNGOなのですか? Go!
 6)でもやってみる! Go!
 7)日本人のぼくが Go!
 8)救ってもらっている Go!
 9)どうしてあんなに語る力が? Go!
 10)本当にお話が生きている世界 Go!
11)愛と友情で溶け合って  Go!
 12)日本の子どもや若者たちも Go!
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1)国や言語が違っていても兄弟姉妹!


戦争孤児や貧困による家庭崩壊などなど
精神的にも肉体的にも
大変な状況から来た子が、
MCLに住んでいる子たちなのだけれど、

訪問者たちがいつも驚くのは、
とっても笑顔が明るく
友情と愛をもって互いに相手を認め合い、
「国や言語が違っていても兄弟姉妹!
わたしたちは、ひとつの家族!!!」

訪問してきた若者たちには、
「お兄ちゃん!お姉ちゃん!」
高齢の方々にも、
「お父さん!お母さん!」
一つの家族として接してくる。

子どもたちは僕の事は、
「パパともーーー!」と呼んで
学校に行くときとか
帰ってきたときには、手を振るし、

近くにいると駆けよって抱きついてくる。
「パパトモとママエープリルが、
日本に行ってしまうとさびしいよーーー!」

「お仕事だから、しょうがないって
ハウスペアレントの人が言うけれど、
できればいつも、ここにいてーーー!」

そんな子どもが可愛くて、
この子たちのためなら、
命のふたつやみっつ、あげてもいい!
(あればの話だけれど・・・)
と思うのは、僕だけだろうか?
訪問してこられた方々も同じ?


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2)ポーチでおおはしゃぎ!

いま僕と妻は、
息子の陽のために建てたスタジオの二階にいます。
6畳間ぐらいのところで、
小さなポーチがついていて
そこで仕事もしているけれど、

学校が終わると子どもたちは、
たくさん二階に駆けのぼってきて
「ポーチでおしゃべりしてもいい?」
「ギターで歌ってもいい?」
「コーヒーのみたーーい!」

3畳ほどのポーチで、
木の床にもすわって
夕方まで、おおはしゃぎ!

夕ご飯食べた後も、
月夜の夜も妖精たちと
唄って踊っておおはしゃぎ!

ぼくは、おおはしゃぎしている子どもたちの隅で、
パソコンで仕事をしているけれど、
なぜか、ぜんぜん気にならない!


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3)交流もできる場所

しかし、大勢の子たちが来たくても
ポーチは狭くて
大勢これないから可愛そう!


それで、思い切ってポーチにつなげて、
コミュニティースペースを
作ることを決心しました。
ポーチからは、美しいアポ山が望めますし、

子どもたちや、訪問してきた方々も、
神聖な山を仰ぎながら、
歓迎会や送別会を開いたり、
女子も男子も自由に来れて
コーヒーに砂糖をいっぱい入れて飲んだり、
おやつを食べて大勢で唄ったり踊ったり!

そう考えると
耐震性も考慮して、
コンクリートでしっかり建てて
一階は図書スペースとして、

二階は交流スペースとして、
ZOOMでも、日本の青少年と
交流もできる場所にしたいと思っています。

ぼくも歳で、スタジオにはトイレも無いし、
母屋に通うのも疲れるし、
螺旋階段で目が回るので、

第一棟と同様に二階へは、
車椅子でもあがれるスロープにして、
バストイレも作り、

いくつか部屋も付け加えて、
特にお年寄りの訪問者や
小さい子のいる家族が、
安心して泊まれる部屋も加えたいと思っています。

洗濯も炊事も部屋掃除も
子どもたちが
大喜びで手伝ってくれるし、

子どもたちの
明るくかわいい笑顔が素敵で
老後を過ごすには最高な場所かな?

将来は介護を学んだ卒業生の子も雇って、
青少年だけではなく、
お年寄りも視野に入れた
ミンダナオの楽園にしようかな?

天に昇る道と言われる
神聖な山、アポ山も見えるし

森にすむ精霊や妖精たちが集まる
神聖な岩も敷地内にあって、
子どもたちの言うには、
夜になると天使や妖精も精霊も
お化けのワクワクも飛んでくるよ!

よろしかったら
いらしてくださいね!

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4)生きる力もすばらしい!

しかし、活動を開始した頃には、
原住民、イスラム、クリスチャンの
宗教や民族や言葉すら異なっている
いわゆる「孤児や問題児?」たちを、
こんなにたくさん、孤児施設?に収容し。

養護施設の運営に関する
経験も専門知識もない僕が、
同じ場所でいっしょに暮らしたら、
喧嘩や殴り合いなど
大変な事になるのではないか!と、
不安に思ったりもした。

ところが驚いたことに、
心配や不安とは、全く正反対で、
子どもたちはみんな明るく、

愛と友情に満ち溢れて、
自分たちで
料理も洗濯もやるし。

草刈りや野菜の植え付けや
花壇づくりも
楽しそうに毎日やるし、

勉強もお互いに教えあって、
助け合ってやっていく。

もちろん、当時一緒にMCLを始めた
16~18歳の若者たちの、
小さい子たちに対する
愛と友情の手助けがあったからこそ
やってこられたと思う!

そうした子たちも
その後、大学を卒業して
結婚し子どもも持って、
MCLの中で家族として住みながら、

スタッフとして20人ほど働いています。
年齢を超えて、
子どもたちや若者たちの持つ
生きる力もすばらしい!

kyou5
5)どこのNGOなのですか?

MCLの立ち上げに必要とされた
フィリピン政府公認の
特定非営利活動法人の資格をとったのも、
後に妻になってくれたエープリルも含めて
当時、16~18歳前後の若者たち!

きっかけは、
拙著『手をつなごうよ」(彩流社)
にも書きましたが、

僕が上記の若者たちと、
戦争避難民の救済に走り回っていたとき、

落ち込んでいる避難民の子どもたちに
読み語りと食事を配っていると、
病気の子どもたちがいて、

「いくらなんでも可哀そうだから、
自費で病院に運んで
治療してあげたい!」と、
同行していた福祉局の方に話すと、

「どこのNGOなのですか?」と聞かれ、
「NGOでは、ないのですが・・・」と答えると、
「それでは、ここでは活動できません!」
と言われてショックを受けた。

どうして人を救うのに
法人資格が必要なのか不思議に思い、
その方が、クリスチャンだったので、

「イエスは、病気の人たちを救ったけれど
どこのNGOに属していたのですか?」
と、聞くと困った顔をして
「もし誘拐や人身売買で、
子どもや少女が、連れ去られることもあるので・・・」

確かに、人身売買や臓器移植のための
誘拐の話を聞いていたので、
なっとくしたけれど、

しかし、残虐な戦争の結果、
不幸なめにあっている、
可愛そうな子たちを目にすると
放っておけない気持ちは、
ますます強まるばかりだった。

kyou6
6)でもやってみる!

当時7人ほど
一緒に読み語り活動をしていた若者たちに、
「医療などの活動を続けるには、
法人資格が無いとダメと言われたけれど、

僕は、現地語も使いこなせず
行政知識もまったくないし、
どうしたら良いかわからない!」

そう言うと、若者たちは笑いながら、
「極貧で育った私たちには、
法人資格なんて
何の事だかわからない!」

「でも、やってみる!」と言って、
いろんな人に聞きながら、
驚いたことに、
なんと半年で非営利活動法人の
資格を取ってしまった!

正式名は、
Mindanao Children`s Library
Foundation Inc.
省略して、MCLと呼ばれているけれど、

イスラム、クリスチャン、原住民が
共同生活しているので
M=ムスリム C=クリスチャン 
L=ルマッド(原住民)
の非営利法人だと思われていることも(笑)

それにしても、16~18歳の若者たちが、
「わからないけれど、やってみる!」
と言って笑顔で実際に行動を起こして、
法人を立ち上げてしまうとは・・・!

その辺に
ミンダナオの貧しい若者たちの
生きざまがあるように思えてならない。

当時の僕に、出来た事といえば運転手
若者たちが学校に行った後に
食器洗いと便所掃除。

kyou7
7)日本人のぼくが

読み語りで、山の村々を巡るときも、
国語のタガログ語はもとより、
ビサヤ語もたどたどしく、

原住民のマノボ語やバゴボ語
場所によっては、マンダヤ語などなどわからないし、
(ミンダナオには14部族あり、
それぞれの言葉を使っている!)

ましてや、
ムスリムのイスラム語や
ムスリム部族のマンダヤ族語や
マギンダナオ語やタウソグ語などできないし、

ミンダナオにまぎれ込んだ
日本人のぼくが、
唯一出来ることと言ったら運転手?

設立してから20年ほどたって、
すでに200人ほど卒業して
MCLから巣立っていき、

町や村の行政の福祉局員になったり、
学校の先生になったり
保育士になったりしているけれど、

それでも、活動地域を走っていると、
放っておけない子たちに出会い、
毎年10~20人ほどの子どもたちが、
MCLに入ってくる。

そのたびに、
「ああ、また引き受けてしまったなあ!
この子たちが大学を卒業するまで、
あと20年は頑張らなくっては・・・!」

孤児や虐待や崩壊家庭の子など、
救済を必要としている子は、
無限にいて、

今も200人ほど奨学生がいて、
80人ほどが本部に住んで、
敷地内で遊びながら、
近くの学校に通っています。

kyou8
8)救ってもらっている

子どもたちは、昔も今も
楽しく遊ぶ姿はかわらない!
そんな子どもたちの姿を見ていると
こちらの心の方が、癒され満たされる。

救ってあげているつもりが、
彼らから生き方を教わり、
救ってもらっているんだなあ!

奨学生たちは、
学校がない土日や休日には、
原住民の住む山の村や、

戦争で避難生活を
余儀なくされている
子たちのところに駆け寄って、
自分たちで切断したシートを渡したり、
古着や靴をくばったり、
パンをみんなに手渡したり・・・


読み語りに至っては、
楽しいことが大切だから
まずは、歌って踊って
そのあとに読み語りを開始する!

生まれた時から、
絵本なんか、見たことも無いのに!
日本語の絵本だと字も読めないのに!
絵を見てお話を作って語りだす。
語る力の素晴らしさ!


kyou9
9)どうしてあんなに語る力が?

彼らが育った僻村や山村には、
絵本も本もまったく無いし、
電気すら来てないから
テレビもラジオも無い生活だけれど、
そのような所に育っていながら、
どうしてあんなに、語る力があるのだろう?


最初は驚いたけれど、
次第にわかってきたのは、
どこでもおじいちゃんおばあちゃん
お母さんお父さん、

村の近所のお年寄りや
おばさんやおじさんたちや
酋長さんやマナナンバルという名の
巫術師や祈祷師の人たちなどが、
愉快な民話や
大木や森の泉に住む妖精やお化けの怖い話!


自分の体験談も含めて
子どもたちにいろいろなお話を
毎日のように語っていること。

その体験があるから、
子どもたちの心には、
大人になっても愛情のある言葉が聞こえてきて、
読み語りに行くと、
たとえ絵本や本が無くても
どの子も民話が語れる子たち!


ある若者は、
昔話を語りながら、
しだいにぼろぼろと涙を流し始めた。
びっくりして後で聞くと、

「この話は、
ぼくの亡くなった父さんが
いつも語ってくれた話なんだ!」

どの子もみんな、
お話を聞いて育っているから、
絵本の絵を見ただけで、
お話を作って語ることも出来る。

kyou10
10)本当にお話が生きている世界

ぼくも「わたしの絵本体験」(教文館)、
「昔話とこころの自立」(教文館)や「昔話の死と誕生」(教文館)で
お話が心に生きていることが、
将来、いろいろな困難や孤独や
社会的なさまざまな圧力にぶつかっても

それを乗り越えるための
生きる力になるという事を
自分の体験から書いたり
講演会で語り続けてきたけれど、

ミンダナオに来て
初めて体験したのが、
本当にお話が生きている世界!

とりわけ電気も無い
山や湿原地帯に住む人々の心の温かさと、
子どもたちが明るく生きる力に満ちていること。
真に生きるための愛と友情が、
お話を通して身近な人々から
語り伝えられている世界。


それこそ、人間愛が自然とともに
神とともに生きている
世界であると思った。

お話が生きている世界に生まれて
家族みんなで助け合い、
友だちどうしで遊びあい、
家族や近所の人たちからも
お話し=愛を受けて育った子どもたち!


経済的には貧しくても
心豊かな子どもたちが、
先進国?の私たちの
心を見事に救ってくれる!

kyou11
11)愛と友情で溶け合って

高齢者の方々が来られると
「昔の日本はこうでした・・・」
とおっしゃるけれど・・・

愛と友情で溶け合って
言語や宗教が異なっていても
独自の伝統を失わず!
下はMCLのムスリムとクリスチャンの
スタッフが結婚式した時のムスリムの獅子踊り・・・


地域や国の壁を作らず
一つの家族として接することが出来るのが、
アジアの伝統的な心のありかた?
下は原住民の子たち・・・

ミンダナオの原住民や
クリスチャンやムスリムの生活にも、
下はムスリムの悪魔祓い
この写真を載せた後、
ユネスコ国際文化保存協会が
ニューヨークから極秘に調査に入りました!


原住民の収穫祭の儀式も
アイヌや沖縄とそっくりで
ミンダナオの原住民の
祈りに使われる木幣と
北海道のアイヌのイナウはそっくり!
下の写真は、マノボ族の木幣


下の写真は、
北海道のアイヌ民族の
祭儀の時に使われるイナウ・・・


ぼくもマノボ族の酋長から、
「お前がやっていることは、
酋長がやっていることだから酋長になれ!」
と言われて酋長の洗礼を受けました。

「酋長のやることって何ですか?」と聞いたら
「親の無い子の面倒をみること。
母子や父子家庭などの子の世話をすること。」

「喧嘩があったら仲裁し、
部族間の争いが起こりそうなときは、
酋長たちが集まって平和な社会を創ること!」

「お前は、それをしているから酋長にする」
と言われて授けられた名前は、
アオコイ マオガゴン
心から人を愛する我らの友・・・

日本の神道も仏教も
北海道のアイヌ文化や沖縄の信仰にも
特に女性が強いアジアには
そうした宇宙観が生きている?

下は、ぼくが北海道の千歳と
沖縄宮古島の池間島で
アイヌのイトばあちゃんと
前泊徳生おじいさんから聞いてまとめた本です。


kyou12
12)日本の子どもや若者たちも

ミンダナオの貧困地域で生活している
大人にも子どもたちにも、
お互いに愛し合い
助け合う心が今でも生きていて、

それが、たとえ苦難に出会っても、
困難を切り抜けて
生きる力になっていると感じてなりません。

世界の国家の首長である
大統領や首相たちが、
神から愛を授かった酋長であることを
認めて人々を導いていけば、良いのになあ・・・

大統領や首相の役割は、
原住民の酋長や首長と同様に、
親の無い子の面倒をみること。
母子や父子家庭などの子の世話をすること?

喧嘩があったら仲裁し、
部族や国家間の争いや
戦争が起こりそうなときは、
酋長たちが集まって平和な社会を創ること!

そう考えると
これからの世界を築きあげていく
日本の子どもや若者たちも
ミンダナオの子たちと出会って
愛と友情に心を開かれて、
日本が失った何かを感じ心に蘇らせて、

日本に帰ってからも
夢や希望を失うことなく、
閉ざされたように見える心を
復活させていってくれたら良いなと思い始めました。

どなたでも、
宿泊費なしで何日でも
場合によっては何か月でも
滞在できることにしましたよ!

若者たちよ、
スマホや本から飛び出して、
いしょに山の子どもたちに
会いに行ってみようよ!

訪問希望の方は ここをクリック!ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!

mst
 ミンダナオ子ども図書館の
立ち上げた理由とこれからの子どもたち

創設したきっかけはGO!
日本そして世界の青少年を視野に入れてGO!
1)ミンダナオ子ども図書館の設立 GO!
2)雨が降ったら大変だ!GO!
3)サダムとせかいいち大きなワニ GO!
4)表情を失っている子どもたち GO!
5)戦争は繰り返し勃発し GO!
6)可哀そうなのは子どもたち GO!
7)山に追いやられた原住民たち GO!
8) そういった子を目の前にすると GO!
9)住んでいる家を訪ねて GO!
10)そうした子たちの場合 GO!
11)ふる里はなつかしの場所 GO!
12)この子が我が子だったら GO!
13)子どもたちが率先して GO!
14)ここが一番いい! GO!
15)子育つ社会ミンダナオ GO!
16)まるで探検旅行のよう! GO!
17)夢と希望と生きる力 GO!
18)孤独で死ぬんだよ GO!
19)これからの20年! GO!
20)平和に子育つ GO!

jyo1
ミンダナオ子ども図書館を
創設したきっかけは


ミンダナオ子ども図書館を創設したきっかけは、
2000年前後のイスラム地域での戦争を見て、
土端で避難生活をしている子どもたちが、
表情を失っているのにショックを受けて、

読み語りで心を元気にさせて、
病気の子は治療して、
親が殺されたりして生活が困難な子たちは、
奨学生として本部の宿舎に引き受けて、
大学まで行けるようにしてあげたいと思い、

当時、いっしょに住んでいた
16,7歳の5人の若者たちが、
法人資格をとったのが出発でした!


ミンダナオでは、
40年いじょも戦争や戦闘が絶えることなく、
当時UN国連の方から聞いた
「世界で避難民の累計が
世界一多いのここなんですよ!」という言葉に、

隣国でこんなことが
起こっているという事すら知らずに
生きてきた、自分にショックを受けました!


山岳地帯では、
プランテーションの開発などで
平地から山に追われた原住民の子のたちが、
裸足で服もボロボロ、

一日に二食がやっとでお米も食べられず、
斜面で採ってきた山芋が主食で、
川で採れたカエルと沢ガニがおかず。
小学校にも行かれない!


そんな子たちの中でも、
戦争で親が殺されたり、
貧困で家庭が崩壊した子たちを奨学生に採用し、

とりわけ保護を必要としている子たちは、
本部に住んで学校に通うことができる、
ミンダナオ子ども図書館を
若者たちと立ち上げてからあっという間の20年!
すでに200人以上の卒業生たちが出ています。


今でも外部をあわせると、
200人余りの子たちを奨学生に採用していて、
80人余りの子たちといっしょに、
敷地内で生活していますが、

子どもたちの笑顔に、
生きる力をもらっているのは、
ぼくのほう!

ぼくも今年の3月で71歳になり晩年を迎えて、
これからも子どもたちが20年30年、
ぼくが他界しても百年~二百年と、
幸せに育っていける場所として残すには、
これからの20年間、
最後に何ができるだろうかと考えはじめています。


jyo2
日本そして
世界の青少年を視野に入れて


今までは、ミンダナオの子どもたちに
気持ちを集中させて来ましたが、
日本の引きこもりや自殺が多い社会の子たちが、
ミンダナオ子ども図書館に来て子どもたちに会い、
驚くほど感動して愛と友情、
生きる力をもらって帰っていく様子もみるにつけて、

日本は、物質的経済的には他国よりも良くても、
青少年の自殺率は、アジアではかつて一番、
今は韓国についで二番!
フィリピンはアジアで自殺率が最低!


物は豊かで満ち溢れていても、
日本の子どもたちの多くが、
学校に行けずに引きこもったり、
生きる希望や幸せが見えなかったり、

そんな心の貧困に悩む日本の若者たちが、
ミンダナオ子ども図書館の子どもたちとで会って
生きる希望や夢を見いだして、
泣きながら帰っていく姿を見るにつけ、
これからは、
日本そして世界の青少年を視野に入れて、
活動を開始することに決めました!


夢や希望が見いだせず
落ち込んでいる子たちにとって、
ミンダナオ子ども図書館が、
心を癒し将来への夢と希望を見いだせる場として、
3か月でも一年でも、
心が癒されるまで宿泊費も無く滞在できる
駆け込み寺にすることも決心しました。


現地スタッフの宮木梓(あずさ)さんに、
メールでダバオ空港に着く時間を
送っていただければ、
スタッフが空港まで迎えに行きます。

註:ダバオからキダパワンまでは車で3時間ほど。
バスや公共のバンも走っているのですが、
日本人の旅行者は、お金がたくさん入った
財布が歩いているように見えるので(誘拐など危険!)
旅慣れている人以外は、
MCLのスタッフが運転する車での移動をお願いします。

訪問希望の方は ここをクリック!ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
いまも世界で戦争が勃発して東アジアも危ない
という声が聞こえてくることもあり・・・
どうしたら戦争のない平和な世界を、
これからの若い世代が作っていけるのだろうか?

そう考えると、日本の若い世代は
本当の幸せを探し求めているだけに
心が純粋で美しく、真に未来を築けそう!!!


そんな思いも込めて、
若者たちも読めるように、
写真と文を合わせて載せた絵本スタイル?で、
ときどき自由日記をこのサイトに、
載せていこうと決心しました。

サイトや本を読んだ子たちも、
サイトや本から飛び出して、
ミンダナオ子ども図書館の子どもたちに
会い(愛)に来てみたら?

子どもたちの持つ
純粋な愛と友情こそが平和を作る!

20年間で土台ができた上に、
これからの20年間で
しっかりした家を建てる時が来た!


 



 ミンダナオ子ども図書館の設立
mst1
1)ミンダナオ子ども図書館の設立

上の写真は、
ミンダナオ子ども図書館の入り口!
下の写真は、ハウスオブジョイ!

2000年頃にマティーの孤児施設
ハウスオブジョイから、
https://hoj.jp/
キダパワンに新たな孤児施設を建てるから
いっしょに来ないかと、
佑川神父様に誘われてキダパワン市に移り、

キダパワン市の司教館に住んできたころ、
とつぜんバリエス司教から、
「この先のイスラム地域で勃発した
戦争が拡大し、100万の避難民が出ている!

現地の神父が、信徒たちと命がけで
避難所にも入れてもらえないイスラムの人々、
特に子どもたちを救済しに走っているが、
とても人手が足りない!
私たちも手助けに行かなくては・・・
いっしょに行きますか?』と言われ!

ニュースでは、耳にしていたけれど、
まさか、ここから車で
一時間半ほど先のイスラム地域で
そんなに大きな戦争が、
起こっているとは信じられず。
さそわれるままに車にのり
戦闘地域の避難民救済に向かった!

戦争地帯など見たこともなく、
平和ボケした日本から来た僕が、
リグアサン湿原と呼ばれる
東南アジア最大の湿原地帯に入ったとたん、

道路わきから
湿原沿いの平野や空き地など
見渡す限りの場所に、
避難民の仮小屋が
広がっているのに唖然とした!


mst2
2)雨が降ったら大変だ!

難民キャンプと呼ばれるからには、
避難民たちは、テントも張られた
キャンプ場と呼ばれるところに集められて、
寝たり食べているのかと思ったけれど、
ほとんどが、道端や空き地や野原で、

木の枝を折って立てた上に
バナナの葉か、ヤシの葉を
被せて雨よけにして、

土の上にもバナナの葉を敷いただけの
仮小屋とも言えないところで
暮らしている。
これじゃ、雨が降ったら大変だ!!!

それにしても、
リグアサン湿原の広大な事!
かつて、北海道でカヌーもしていた僕が
「いつか、ここをカヌーで行きたいなあー!」
と、驚きの声をあげると、
同行されていたソーシャルワーカーが言った。

「この湿原地帯には、絶対に入らないでください!
世界一の大ワニがいますから。
入って生きて
帰ってきた外国人はいませよ!」

そして、
耳元でそっとささやいた。
「人食いワニとは、ゲリラの事です!!!」

mst3
3)サダムとせかいいち大きなワニ

本当にこの湿原には、
ギネスブックにも載っている
7mを超える世界一大きなワニがいて、

そのワニと戦争をテーマに
力を合わせて困難を超えていく
イスラムの若者を主人公に
ひさびさに絵本を作りました。

「サダムとせかいいち大きなワニ」(今人社)
サダムくんも、
今はミンダナオ子ども図書館のスタッフです!
奥さんと子どもと住んでいます。

mst4
4)表情を失っている子どもたち

避難民の生活は、
とりわけ老人と子どもたちには
本当に大変で・・・

特に、表情を失っている子どもたちを見て
ショックを受けて、
笑顔をとりもどすために、
すでに若者たちと始めていた
読み語りの活動をここでしたいと思った。

そして、読み語りだけではなく、
食料の支給や古着や靴や、
医療支援もしたいと強く感じた。

それが、ミンダナオ子ども図書館の設立の動機で、
そのことは、
拙著「手をつなごうよ」(彩流社)で
書きましたので、読んでみてください。

mst5
5)戦争は繰り返し勃発し

それにしても、日本の隣の国で、
こんなことが起こっているとは、
何も知らずに育っていた自分に
強いショックを受けた!

その後、2003年ごろには、
司教館所属の孤児施設から離れて
5人ほどの16,7歳の若者たちと一緒に
アパートに住んで独立し、
読み語り活動を始めたけれど、

(独立して活動することを勧められたのは、
あまりにも積極的に
イスラムや原住民の貧困地帯などでも
読み語り活動を開始したので、
宗教団体としては、
責任を持ちきれないと思われたから・・・)

その後も戦争は、繰り返し勃発し、
政府軍とアメリカ軍の合同演習
バリカタンと呼ばれる大きな戦争になり、
国際NGOが、欧米から集まって来て、
NGOの見本市と呼ばれた時もあった。

(現在日本軍?もバリカタンには参加しているので、
次に大きな戦争が起これば、
政府軍とアメリカ軍に
日本軍も加わって攻めてくると
現地では言われています・・・)

しかし、その後、イラク戦争が勃発すると
まだ大量の避難民がいるにもかかわらず
「もう、ミンダナオじゃない、イラク、イラク・・・」と言いながら、
国際NGOは、あっという間に消えていった。

そのころ現地で会った、国連UNの方から、
「ミンダナオでは、40年以上戦闘や戦争が
起こり続けており、
世界で一番、戦争避難民の累計が多いのが
ミンダナオなのですよ!」と言われて、

隣国の日本に住み育ちながら、
フィリピンでの戦争など、
何も知らずにいた自分が理不尽で
大きなショックを感じた。
日本人は、アジアの引きこもり???

mst6
6)可哀そうなのは子どもたち

それにしても、
戦争で、何よりも可哀そうなのは、
お年寄りと子どもたち、
地べたにヤシの葉を敷いて
木の枝にバナナの葉を載せて雨露をしのいでいる。

とりわけ表情を失った子どもたちの姿を見て、
いたたまれなくなり、
絵本の読み語りを根幹に
スカラシップ、避難民救済活動を
10代後半の若者たちと始めた。

その後、病気の子どもを放っておけず
私費で病院に連れて行って
治療してあげたいと
現地の福祉士に話をすると、

「どこのNGOですか?」
「NGO法人ではないですが・・・」
「それでは、
ここでの活動は許されません!」

その方が、クリスチャンだったので
「でも、イエスは病人を救ったではないですか!
どこのNGOに属していたのですか?」
と言いうと、困った顔をして、

「でも、誘拐とか
人身売買に連れ去られると危ないので、
法人登録が必要なんです。」と言われた。

なるほどと、理解して、
当時、16,7歳の5人ぐらいの
学校に行かせてあげていた若者たちに話すと、
「わたしたち、極貧の家庭から来てるから、
法人資格の取り方なんで知らないわ。」
「でも、やってみる!!!」と言って、

何と半年で法人資格を取ってしまった。
フィリピン政府公認のNGO
ミンダナオ子ども図書館だった。
Mindanao Children‘s Library
Foundation Inc.

当時は、北コタバト州のNGOだったけれど、
現在は、フィリピン政府直轄の
特定非営利活動法人で
フィリピン全土での活動が認められている。

mst7
7)山に追いやられた原住民たち

大変なのは、イスラム地域だけではなく、
プランテーションや鉱山開発によって、
平地に住んでいたものの、
土地を奪われて山に追いやられた
マノボ族やバゴボ族といった原住民たち!

反抗すると
共産ゲリラというレッテルを張られ、
戦闘が起こされて、
避難生活を余儀なくされ、

帰ってみると自分の土地はなく、
さらに山奥に追いやられた家族の子たち。
現金収入がないので、
山芋やカエルや沢ガニしか食べられず、
病気になっても薬も買えず。

ミンダナオでは、極貧で靴もなく、
小学校の一年生に入学しても
70%の子どもたちが
2年生になると辞めていく先住民の村もある!

辞める理由は、
2年生になると、午後の授業が出てきて
お弁当なんか持っていけないから!

鉛筆やノートなんか買えないし・・・
学校に行くなんて夢のまた夢!
学費や生活費も
貧しく苦労している親になど頼れないし、

家では、赤ちゃんや小さい子の面倒を見たり、
畑の作物を育てたり、
焚火でご飯を作ったり、

洗濯ものをいれたタライを頭にのせて
急な山の斜面の踏み跡道を
川まで下っていってそこで洗濯!

男の子は、山仕事をさせられて、
帰りに川をわたるときに、
晩御飯のおかずにする
カエルやカニを捕ったり、

炊事用の薪を拾い集めて、
背中に担いで帰ってくる。

mst8
8) そういった子を目の前にすると

それでも、
がんばってそれなりに、
幸せに生きている子もたくさんいるけれど、

親が居なくなったり、
家庭が崩壊した子たちの場合は、
時には、継父や継母から、
アビューズを受けていたり・・・

また、たとえ両親がいても、
10人以上もの兄弟姉妹がいて、
超極貧であるにがゆえに、
十分な食事もとれず、
ガリガリに瘦せてしまっている子もいる。

そういった子を目の前にすると
気持ちが,どうしてもいたたまれず、

そうした子が安心して生活し、
安心して食べられ、
友だちと手を取り合って
学校にいかせてあげて、

出来れば、大学まで行けるようにして
将来は、家族を助けるために
良い仕事に就かせてあげたいと思う。

mst9
9)住んでいる家を訪ねて

そんな気持ちで始めた
ミンダナオ子ども図書館だけれど、
うわさが広がるほどに多くの子たちが、
奨学生になりたくって
訪ねてくるようになり、

一時は、10月ごろに一か月間、
公募の期間にしたりしたけれど、
毎年、何と一か月で
300人ぐらいの応募があり、

採用の方針として
すべての子たちの現状を知ってから
最終決定するがゆえに、
どんな山奥でも必ずスタッフと一緒に
住んでいる家を訪ねて、

保護者に会い、
(家を見ると生活環境が把握でいる!)
近隣の人々からも事情を聴いて、

ソーシャルワーカーと
スタッフたちと相談して
最終決定するのだけれど、

月に300人も応募が来ると、
人数があまりにも多く、
調査作業も大変で、
本部での一般公募はあきらめて、

読み語りや医療などの活動で、
僻地を訪ねた折に、
それとなく村人や学校の教師に、
家庭事情や極貧で困っている子がいるか
聴いたりたずねたりして、

その後に、
学校にも来れずに苦労している子に
直接会いに行って、

保護者にも会って、
隣近所の人々からも話を聞き、
最終決定するようにしている。

mat10
10)そうした子たちの場合

特に両親ともに居なくなり、
近所の人が養っていたり、
生活自体も困難で
保護を必要としている子たちや、

山の奥に住んでいて、
ジャングルのふみ踏み跡道を、
朝晩3時間もかけて、
歩いて通わなければならない子たちなど、

とりわけそうした子たちの場合は、
本人と保護者を車に乗せて
ミンダナオ子ども図書館に来てもらい、
奨学生の子たちにも会わせてあげて
学校も近くにあるの行ってみて、

食事や洗濯も、
みんなで助け合って、

楽しくしている様子も
見せてあげてから、

ここに住んで学校に通いたいか、
それとも、里にとどまって
学校に通いたいかを
最終的に判断してもらう。

mst11
11)ふる里はなつかしの場所

でも、ふる里はなつかしの場所で、
幼馴なじみや思い出もあるし、
ふる里にとどまって、学校に通いたい子や、
MCLにいたけれど、
里にもどって、学校に通いたくなった子は、
それもOK!

そうした、外部に住んでいる奨学生には、
スタッフが車で山野を巡り、
学用品やお小遣い
支援者からの贈り物や手紙などを届け、

奨学生からは、
支援者へのお礼の手紙や絵をもらって帰り、

それらを、機関紙「ミンダナオの風」と一緒に
支援してくださる方々に
お送りしています!

ミンダナオ子ども図書館は、
図書館という名ではあるものの、
孤児施設としての認可も受け、
孤児として本部で住めるようにしています。

設立した後も10年以上
イスラム地域での戦争や
原住民地域での家庭崩壊が続き、
本部には、多い時には100名以上の
子どもたちが住んでいたときもありました。

mst12
12)この子が我が子だったら

「オルファン・孤児」という言葉で、
本人も呼ばれると辛いだろうと思い
「スカラシップスチューデント・奨学生」
という名で学校でも呼ばれ!

普通の孤児施設だと
ハイスクール(中高生)までが多いけれど、
「この子が我が子だったら、
大学まで行かせてあげたい!」と思い、
大学まで可能なスカラシップにしました。

現地では、大学に行けるなんて夢のまた夢!
モールでも買い物ができるような
20%の富裕層の子だけ!

でも、戦争なども体験した
極貧の孤児たちだけれど、
ミンダナオ子ども図書館に住んでいる
原住民、イスラム、クリスチャンの子たちが、
「宗教や部族が違っていても、
大事なのは愛と友情!
わたしたちは兄弟姉妹、一つの家族!」
と言って育っていき、


読み語りや、
時には、避難民救済といった活動を、
みんな手をつないで行い、
原住民、イスラム、クリスチャンの
子たちを救っていく!

本部でも
お互いの状況や気持ちも理解して
助け合って生きていく。

ミンダナオ子ども図書館子どもたちは、
辛い体験をしてきただけに、
他の子たちにも
思いやりと愛を注ぐことが
自然にできる子どもたち・・・!

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13)子どもたちが率先して

それゆえに、大学を卒業しても
行政の市役所や村役場などで評価され、
ソーシャルワーカー・社会福祉士などで
雇ってもらえるケースが多く、

村に戻って学校の先生や
幼稚園や保育所の先生に採用されたり・・・
本当にいろいろな場所や会社でも
好感をもって受け入れられて行っています。

採用してくださった福祉局の職員曰く
「MCLの子たちは、
宗教や部族の違いを超えて、
助け合って生きることを知っているし、

戦争や災害で窮地に陥っている子たちを救い、
読み語りで、
僻村に多くの友だちを作ったりして、
貧困の子たちの心も
良く理解できる子たちね!

平和を構築するすべを、
実体験でして来ているから、
福祉局や役所の職員、
学校や保育園の先生になっても、
子どもたちの状況や気持ちが良く理解できる!」

これからも
ミンダナオ子ども図書館では、
子どもたちが率先して話し合い、
原住民の住む山奥の寒村や、

戦闘が絶えず、洪水も頻繁に起こり
避難生活の続く、
湿原地帯のイスラムの村々をまわって、
読み語りや医療の活動をしていきます。

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14)ここが一番いい!

2024年現在、
卒業生たちは200名を超しました。
サウジやドバイや台湾や日本など、
海外に行く子もいますが、

「できるだけ、ふる里を良くする方が良いよ!
海外に行っても寂しいだけだぞ!」
と言っていたのですが、

やはり家族を置いて海外に出稼ぎに行くというのは、
結果的には寂しいようで、
帰ってくると必ず
「やっぱり、ここが一番いい!!!」
と言います。

でも、海外で頑張って貯金をためて。
古里に土地を買って家を建てて、
両親と一緒に住んで
子どもの将来の教育費も積み立てて。

良い家庭を築いて
子育てを続けていくのも
良い選択なのもしれないと
思い始めるようになりました。

海外に出稼ぎに行きたいという
ほとんどの理由が、
「家族を助けたい!」
「ぼくが、わたしが、がんばって、
弟や妹を学校に行かせてあげたい!」
学校に行きたいのとほぼ同じ理由!

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15)子育つ社会ミンダナオ

本部には、小学校から大学までの奨学生が、
現在は、80名あまり住んでいます。
奨学生以外にも、約20名のスタッフが、
敷地内に住んでいますが、
ほとんどがかつての奨学生。

ほとんどが、結婚して子どもも数人持ち、
仕事場で赤ちゃんをあやしたり
子どもたちが、
入って遊んでも良いようにしています。

子どもが生まれても奨学生たちも大喜びで
みんなで赤ちゃんや
子どもたちの面倒を見てくれるし!

給料は、そこそこだけれど、
衣食住は、ほぼタダ!
医療費と学費も大学までOK!
年金と保険も保証しています。

奨学生たち80人に、
スタッフの妻や夫や赤ちゃんや
子どもたちを加えると本部には、
120名ほどが敷地内に住み、
子育てしなくても、
子育つ社会ミンダナオ子ども図書館!

また、下宿小屋や自分の村に住んで
学校に通ってる奨学生も100名近くいて、
皆様からのご支援で、
学用品やプロジェクト代、お小遣いからお米、
古着やバックなども渡しています。

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16)まるで探検旅行のよう!

外部の奨学生たちに学用品や支援物資、
お小遣いなどを届けたり、
成績表やお手紙や

小学生の場合は、
お礼の絵を描いてもらったりするためにも、

スタッフは、毎日のように
山岳地帯の村々を車で走り巡っていますので、
皆さんが来られたら、
活動に同行して体験することもできますよ!

スタディーツアーはしないけれど
実体験として、
スタッフと一緒に海沿いや
山野や僻村や先住民の村々を巡り、

時には舟にのって、
イスラムの湿原地帯を
巡ることが出来ますよ!
まるで探検旅行のよう!!


mst17
17)夢と希望と生きる力

特に引きこもりがちだった
日本の若い世代の子たちが、
ミンダナオ子ども図書館の子どもたちや、

山や海の僻村の子と出会って心が癒やされて、
これからも生きていく
夢と希望と生きる力が湧き上がってくる
そんな様子を見るに及んで!

日本の若者たちも視野に入れて、
宿泊費なしで何か月でも滞在でき、
ミンダナオ子ども図書館の子どもたちと遊び、
ご飯を炊き、洗濯をし、

唄ったり踊ったりして
心を癒すことのできる場にしようと決めました。
帰るときには、ほとんどの
訪問してきた若者たちが泣きながら、
「帰りたくなーーーい!!」
「ずっとここにいたいーーー!!」

「でももう日本に帰っても、大丈夫!!
いざという時は、ここに来ればいいもん!!」
ミンダナオ子ども図書館は、
まずは日本の子たち
ゆくゆくは世界の子たちの駆け込み寺?

「また絶対に帰ってくるからねーーー!!!」
そう言って、笑顔の上に
涙しながら旅立っていきます。
それを見て、日本の青少年たちから話を聞きますと、

学校では、受験競争やクラブ活動で
勝ち負けや競争の毎日で
学校が終わっても塾通い・・・
友だち同士で遊ぶ時間も無く、
引きこもりや孤独な子も多いということ!

mst18
18)孤独で死ぬんだよ

自殺率も、以前はアジアで一位。
今でも、韓国についで二位!
それに比べると、フィリピンは、
アジアで最低の自殺率!

MCLの子どもたちに、話すとビックリして!
「何で死ぬの?あんな豊かな国なのに!」
「孤独で死ぬんだよ。」
「えっ!孤独で死ぬってどういうこと?」

「みんなは、孤独なとき無いの?」
「あるよー!でもだいじょうぶ。
だって、友だちがいるもーーん!」
「ここでは、みんな、家族だもーーん!」

孤独で死ぬことが、想像できない子供たち。
ゆいいつ自殺で考えられるのが、
「LOVEだね!」
聞くと、失恋したり結婚を認めてくれなくて、
彼女と彼氏といっしょに木から飛び降りたり・・・

華厳の滝で飛び降りて心中した話を
子どものころに聞いたけれど、
日本も昔は、そうだった?

そんなMCLの子たちに会うと、
日本の子たち若者たちが、
信じられないくらい感動し笑顔をとりもどし、
生きる夢や力を得て
再会を約束して帰っていく!

mst19
19)これからの20年!

そんな、日本の子たちを放っておけず、
いよいよこれからの20年!
日本の若者たち、
子どもたちを視野に入れて、

母子家庭や崩壊家庭を含む親子が、
宿泊費なしで滞在し心を癒し、
生きる希望を見いだせる場所として、
開放することにいたしました。

飛行機代だけでも自分で出して(6~7万円?)
ダバオ空港に、着く日と時間を、
現地日本人スタッフの宮木あずささんに、
伝えていただければ、
スタッフが、車でお迎えに行きますよ。
訪問の詳しい情報は、以下をクリック!
訪問希望の方は ここをクリック!ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
いま、日本に大切なのは、
子どもたちや若者たちが、
生きる希望と夢と喜びと、生きる力を復活させ!
彼らの力で、これからの日本や世界を
愛に満ちた平和な世界に作り上げていくこと!


mst20
20)平和に子育つ

世界が、子どもたちの事を一番上に考えて、
その下に母親たち、さらに父親たち
そして、家庭の下で大人たちが
政治、経済、医療を支え、
平和に子育つ社会が出来ればいいなあ・・・

貧しいからと言って、
必ずしも不幸とは限らない
私たちの生活の方が、
豊かな国の人々の生活よりも
はるかに美しいと感じるときだってある。

けれども、どうにもならないのが、
食べられないときと、
学校に行きたくてもいけないとき、
病気になっても治せないとき・・・

クレジットカードによる寄付が可能になりました!
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店番 
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店名:
〇一九店ゼロイチキユウ店
口座番号 
0018057
口座名:
ミンダナオ子ども図書館

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隔月で機関紙『ミンダナオの風』に同封して、
子どもたちの絵が描かれた、お礼の手紙などを
現地からお送りしています!
ご質問や領収書等が必要な方は、
宮木梓か密本眞弓までご連絡ください。

現地日本人スタッフ 
宮木 梓
mclmindanao@gmail.com
日本事務局
:密本眞弓 電話番号 090-4277-7373
ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!


主要な目次を集めました!
クリックして飛んでくださいね
ミンダナオ子ども図書館だより 宮木梓・松居陽 制作
子どもたちの日常や
活動報告を掲載しています。

MCLの子どもたちの日々の様子
支援活動に地域を駆けまわって活動している
スタッフの最新の活動状況を
お伝えしているサイトです
ミンダナオ子ども図書館 若者の友情:日記
若者の友情:日記
訪問や講演でMCLと出会った
若者たちの想いです!
ミンダナオ子ども図書館:日記 松居友制作
MCL創設者の松居友の編集による
活動報告や子どもたちへの想いや
ミンダナオの状況を
写真と映像を組み合わせて
平和への想いを込めて作成している
自由日記です!

 Mindanao Children`s Library English  英語版! 松居陽 制作
松居陽制作のMCLの英語版サイトです
英語を学びたい子も見てくださいね!
  
 戦争と貧困と平和構築 過去の記録 総合目次へ! 
2000年にMCLがスタートして以来の詳細な活動記録が、
写真とともに掲載されている、年代別サイトへ飛べる総合目次に移れます!
 
ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック! 訪問希望の方は ここをクリック! メールニュース 希望!
松居友と陽が執筆の、
MCL過去の体験や人生の記憶
そして現地の子どもたちへの想いなどの自由日記!

「0」ゼロに 立つための支援を
青少年時代の悩みやミンダナオの子どもに出会って救われた体験など、
とくに、生きる希望を失って、ひきこもりや自殺などを考え、
意識している若者たちには、ぜひ読んでほしいと思ってサイトを作りました。
 

ミンダナオ子ども図書館では、
宿泊費なしで訪問を受け入れています。

また、ZOOMや対面の講演も家庭集会も、宮木梓さん、松居陽
松居友やエープリルリンが行っています。
支援方法の詳細などは、
メールかメッセンジャーで宮木梓(Azusa Miyaki)さんにおたずねいただくか、
mclmindanao@gmail.com

電話でのお問い合わせも可能です。
日本事務局 密本眞弓 電話番号090-4277-7373
ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね!
 
MCL映像サイト
何故ここに日本人など
貴重な活動映像を掲載

機関誌『ミンダナオの風』 にこめた思い!  MCL文庫
民話、絵本原稿、
自由購読で提供しています。

小学生や若者たちの 講演感想! ミンダナオオから発送の 機関誌「ミンダナオの風」
ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
 日本の子ども ミンダナオの子ども MCLへの 若者たちの想い! 無題3;松居陽
イクメンに 未来をたくせそう! 2021年 今後のMCL  愛に捧ぐ黙想 松居 陽
ぼくの少年時代と 思春期から 子育てよりも 子育つ世界! 原住民、イスラム、クリスチャン 私たちは一つの家族!
近年の若者たちの訪問体験記!
ミンダナオ子ども図書館の活動とは?

MCLを知っていただくために、多くの映像のなかから選びました。
  
 山の下宿小屋に! 海の下宿小屋に! 奨学生を決定に山へ!
酋長の依頼で! 地震の悲しみで 父さんが! アポ山へGo!
地震避難民の 救済と読み語り! イスラム避難民の 救済支援! 洪水が襲った! 
イスラム湿原に 保育所を建てた! 土地を追われる マノボ族!  サンタマリアの 海辺で遊ぶ子どもたち!
クリスチャンの文化祭 ビサヤデー! イスラムの文化祭 原住民の文化祭
戦争と平和 洪水と植林活動 平和構築と学校建設
ミンダナオ子ども図書館の 日常から 総合活動報告の 記録映像 海の下宿小屋 サンタマリア
何故ここに日本人 TV録画! 池上彰の番組 パックンが来た! NHK国際放送 ミンダナオから来日!
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