1 | なぜ保育所が必要か! | 2 | 今後の保育所建設とお願い | ||
3 行政からの要望で、スタンダード保育所のみになりました |
ho1 なぜ保育所が必要か! |
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保育所は、読み語りと共に、 MCLと極貧の地域を結ぶ、 大きな意味を持つ支援活動です。 保育所支援を始めたきっかけは、 2007年の頃でしょうか、 フィリピン政府が 保育所か幼稚園を経由した子以外は、 小学校に入学できない という制度を制定した事です。 ABCや算数を学ばずに、 直接小学校に入ると、 先生が大変だから、 入学前には、必ず 幼稚園か保育所に 通わなければならない と言うのが理由です。 ですから フィリピンで言う保育所は、 日本のように、 幼い子どもを預かって、 保育をする場所では無く、 毎日、2時間ほどかよって、 ABCを学ぶ場所なのです。 バランガイセントロと呼ばれる 村の中心部は人も多く 村役場もあり、 小学校がある場合は、 幼稚園が併設されているのですが、 そこまでは遠くて通えない シティオと呼ばれる集落には、 教育省の門下である幼稚園は無く、 福祉局の門下である 保育所を建てる以外に、 小学校に入るための 基礎教育を受ける場所はありません。 政府は、幼稚園は無理でも 保育所を出れば 小学校に入れるという 規定を作っているのですが、 保育所建設の費用は、 基本的に村単位で 持つことになっており 貧しい先住民の山村などでは、 村の中心部には建てられるとしても、 山々にたくさんある集落に、 保育所を建てるのは 経済的にも不可能です。 |
多数の山奥や、 極貧地帯の人びとは、 極度に貧しく、 とても自分たちで 保育所を 建てることが出来ません。 そこで、椰子の葉で吹いた、 屋根だけある 小屋の下で 子どもたちが学んでいたり ひどいときには、 大木の下で 勉強しています。 そのような村々と 読み語りやスカラシップで 交流をもつにいたって、 あちらこちらの集落から 「なんとか、保育所を 建ててもらえないだろうか」 という 悲痛な声が聞こえてきました。 「それならば、 日本の支援者の方々に 相談してみましょう」と、 始められたのが、 保育所建設支援です。 2020年の現在までに、 80棟以上建てていますが、 まだまだ足りません。 |
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①:竹壁と 土台コンクリートで 90万円です。 ②:総コンクリート製は 130万円です。 |
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支援に関する質問はこちらへ。 現地日本人スタッフ宮木 梓 mclmindanao@gmail.com Facebook:Azusa Miyaki 電話でのお問い合わせ:日本事務局 密本眞弓 電話番号090-4277-7373 ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね! |
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スカラシップや支援方法の問い合わせ、質問は、こちらへ! 現地日本人スタッフ宮木 梓 mclmindanao@gmail.com Facebook:Azusa Miyaki 電話でのお問い合わせ:日本事務局 密本眞弓 電話番号090-4277-7373 ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね! 郵送手紙小包などは、着くまでに一週間ほどかかります ミンダナオ子ども図書館現地住所 Mindanao Children's Library : Brgy. Manongol Kidapawan City North Cotabato 9400 Philippines |
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ho2 今後の保育所建設と お願い |
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保育所建設は、 2015年度から、 福祉局からの要請で 簡易保育所をやめて、 スタンダードに 切り替えることに なりました。 広さは大きくなり、 扉もトイレも2ヶ所になります。 |
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現地からの 強い要請で始められた 保育所支援ですが、 とりわけ貧しい寒村の 子どもたちを対象に 活動している ミンダナオ子ども図書館としては、 比較的恵まれた村よりも 極端に貧しい寒村を選んで 保育所を建ててきました。 福祉局からは、 とにかく貧しい地域の 子どもたちが 木下で勉強している、 だからせめてもの 簡易保育所を 作ってあげてくれないか! ということで、 小さめの簡易保育所を 作ってきました。 すでに80棟近く 建ててきましたが、 ここへ来て いくつかの問題も 見えてきました。 政府としては、 今後、保育所はすべて、 大きくて ドアもトイレも二つある スタンダードにして欲しい! とのこと。 それと、 山の極貧地域ですと 場所によっては、 僻村化が激しく 人がいなくなってしまい 保育所が使われなくなる ケースも起こりました。 またイスラム地域では、 地域の実力者が、 保育所を私物化して 自分の家の倉庫にしたり、 息子の家にしてしまったり・・・。 これは保育所に限らず 国際的な支援による 公共施設等の建設でも、 しばしば起こることなのです。 現在では、 そのような体験を経て、 保育所建設は 非常に注意深く調査し 実行しています。 もう一つ 建物支援の難しいところは、 カベの老朽化や トタン屋根などの劣化です。 本来、 村との開所式では、 公式な書類が作られ、 村長や保育士 そしてMCL側との 公的なサイン式が行われ、 その書類のなかにも、 「贈与後の修理や修復は 村で責任を持って行うこと」 と言う文言が、 入っているのですが、 結局は、 村自体が貧しいこともあり、 なかなか修理が行き届かず、 劣化して行くまま 使われていたりしています。 (右上に文章は続きます) |
2019年の 大きな地震では、 セメントの建造物に 大きな被害が出て MCLの奨学生も含めて 数十万の避難民が 避難生活をしました。 山の地域では 地滑りが起こり 政府が建てた 学校も崩壊。 この地域に MCLが建てた保育所も 亀裂が入ったり 崩壊してしまいました。 そのような経過から、 MCLの内部では、 「保育所建設は 辞めた方が良いのでは」 という意見も 出されたのですが、 保育所の無い 貧しい村は、 まだまだたくさんあり、 また すでに建てた保育所を 見回りますと、 修理が必要な保育所のなかで、 子どもたちが、 一生懸命、学んでいます。 その姿を見るにつけて やはり貧しい 子どもたちのためにも、 支援して下さった 方々のためにも、 集落の崩壊により 使用不可能な保育所は、 補修が出来ないので 仕方ないにしても、 別の場所に 新しく再構築したり、 使われている保育所の場合は、 たとえ子どもたちが 数人であったとしても、 今後も、可能な限り、 子どもたちのために、 修復を継続していく 決断をいたしました。 MCLでは、 現地の子供たちの事、 そして、 支援者の方々の事も考えて、 これから数年間かけて、 全保育所をチェックし直し、 修理が可能な 保育所の場合は、 スタッフが現地の人々と 協働して、 時には、 日本からの訪問者にも 手伝っていただきながら、 なるべく業者に頼まず、 自分たちの手で 土台や壁の補修と ペンキ塗りをしていこうと 思っています。 崩れた場合や 私物化されてしまった場合も、 可能である限りは、 子どもたちの事を考えて、 建て替えていく事にしました。 皆さん、 よろしければ 修復のための寄付を お願いいたします。 |
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ho3 行政からの要望もあり、 簡易保育所はストップして、 スタンダード保育所 のみになりました。 |
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簡易(テンポラリー)保育所との違いは、 規模が大きく、 扉と便所が二つあります。 またスタンダード保育所も、 支援者と現地の要望により、 2種類にしました。 ①,竹壁を残して建てる。 熱帯の暑くなる地域の場合は、 竹壁を残した方が風通しが良く、 子どもたちが 過ごしやすいからです。 また、地震などの災害があっても 崩れたりしにくい良さがあります。 ②,総セメント製 洪水が頻繁に起こったり、 山岳地域で強い風雨にさらされて 痛みやすい場所は、 総セメント製で建てます。 費用は、 ①90万円、 ②130万円 保育所建設費と 振替用紙に書いて 振り込んでいただければ スタッフからご連絡さしあげます。 |
開所式に 参加可能です 到着時刻を 日本人スタッフの 宮木梓(あずさ)さんに メールで伝えていただければ mclmindanao@gmail.com ダバオ空港まで スタッフと車で お迎えにうかがい、 ご一緒に開所式に 参加していただき、 ミンダナオ子ども図書館でしたら 何泊でも宿泊費なしで お泊まりいただけます。 |
hoiku 全保育所を調査して 修復を開始! |
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ch18 2021年に ミンダナオに帰省後、 全保育所を調査して 修復を開始! 2020年現在は、 ドアが一つ、トイレが一つの 簡易保育所は、建てなくなったが、 政府が、小学校と併設された幼稚園か、 保育所を出なければ、 小学校に入れないとした当時は、 貧しい山岳地帯の集落では、 資材の運搬でも、 集落の経費では、とても建てられず。 当時は、何百という村々が、 大樹の影な 外で保育をしている状態であり、 「小規模な簡易保育所でも良いから、 とにかく建てて欲しい」という、 福祉局からの要請に応えて実行! 現在では、 ドアとトイレが二つあるスタンダードが基本だが、 保育所の無い村々は、いまだに実に多い! 急速な需要に応えるために 2020年現在、すでにMCLでは、 80棟ほどの保育所を建てているが、 5年から10年が経過すると、 土台は良いものの竹壁に傷みが入り、 トタン屋根にも、 サビが目立ちはじめる! 2019年の地震被害のために、 土台が崩れている保育所もある。 地震被害地以外の保育所は、 セメントの土台はしっかりしているものの 竹壁が破損がひどく、 村で修復する規定だが 貧困村では、修復もままならない。 保育所を毎日使う かわいい子どもたちの 事を考えると 集落の責任ではあるものの 放っておくことが出来ず、 2021年に松居友、エープリルが 娘二人とミンダナオに帰省後、 全保育所を調査して、 建てた保育所は、MCLが、責任を持って、 竹壁等を修復し、 コンクリートの土台と 下壁をピンクに塗装し、 屋根のサビの修復と ペンキ塗りを 松居友を含めMCLスタッフや村人、 そして日本からの訪問者の 若者たちとも一緒に、 順次修復を実行していきます! 以下の映像では、 日本から訪問してきた若者たちが、 山の保育所のペンキ塗りを している場面が出てきます! 映像を見たい方は、上をクリックしてください! これが先住民の子どもたちが、 学校に通う道なんだ! 小さな子では、 あんな遠くまで通えない! だから、ここに MCLで保育所を建てたんだね! |
保育所 デイケアセンターまたは プレスクールの問題! 保育所は、現地ではデイケアセンター またはプレスクールと呼ばれており、 小学校就学前の4歳から 5歳の子どもたちが通う施設。 日本の保育所のように 遊び中心の子どもを預かる施設ではなく、 就学前にアルファベットや簡単な算数などを 2時間ほど教える場所。 2006年よりフィリピン政府は、 小学校入学前に幼稚園に入ることを義務づけた。 理由は、アルファベットも知らない子が 小学校に入学すると、 先生の指導が面倒になるため。 幼稚園は、おもに小学校に併設されるが、 山の集落や湿原の子どもたちは、 遠くて歩いて通えない。 そこで、集落単位で保育所を建てて、 そこで学んでも良いことになった。 建物は、バランガイ(村)単位で 建設することになっている。 4~5坪ほどの簡便なものでよく、 3っつのランク付けがされている。 A:木造で竹壁。草葺き屋根。 B:コンクリートブロックの基礎で竹壁。 トタン屋根。 C:全体がコンクリートブロック。トタン屋根。 Aタイプが最も安価だが、床は土のままで、 屋根がトタンでも、 竹壁の下部に腐りがはいりやすい。 Cタイプは、壁もコンクリートで長持ちするが、 高価であり、子どもの数が多く、 学校の教室のような大きなものだと良いが、 山の村の一室の部屋では、 熱帯の日差しの下では蒸し暑くなる。 ミンダナオ子ども図書館では、 町に近い地域では、 上下の写真のようなコンクリート製を推薦するが、 町に近く、電気も通っており、 子どもの数が多く経済的のも豊かな地域なら クーラーや扇風機も設置できて良いが、 電気もない極貧地区では、扇風機も置けない! そこで、現地からの要望もあり、 MCLの優先的活動地域である 山や湿原などの貧困地域においては、 基礎がコンクリートで腐ることなく、 壁と窓は竹で涼しく 現地の気候に適していて、 値段もそこそこのBタイプを推薦している。 教室の中には、黒板を置き、 子どもたちの人数に合わせて 机とイスも設置する。 机とイスは、プラスティックだと すぐに壊れて山では、修復が出来ないので、 あえて木の机をMCLで作り、 イスも現地で修理のきく竹イスにしている。 開所式の時は、MCLの子どもたちと 現地の子どもたちといっしょに、 奨学生たちが、読み語りを行う! 下の写真は、山の保育所で読み語りの 踊りを踊るMCLの奨学生たち
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毎回振込後に、宮木梓からお礼のメールが届きます! 奨学金は、物価高騰もあり、 小学校と大学のみ2000円加えた額に変更しました。 年間、小学42000円、中高60000円、大学72000円 卒業後も支援継続されたい方、別の子を希望、終了を希望等は、 メールか振り込みの通信欄で 現地日本人スタッフ宮木 梓 mclmindanao@gmail.com Facebook:Azusa Miyaki 電話でのお問い合わせ:日本事務局 密本眞弓 電話番号090-4277-7373 ぜひいつか、子どもたちに会いにしらしてくださいね! |
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