write 2000/01/24
ジャンプ第8号予想
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「週感ジョジョンプ」第190号!


 こんばんわ。
 先日、ちょっと知人からMAILでこんな話があって、考え込んでしまいましたね。
 いわく、「犯罪事件の裁判とかでもよく犯人の動機が取り沙汰されるけど、あれって別にどうでもいいような気がするんだけどなあ。裁判官とかテレビの視聴者とかが事件の背景をうかがい知るために便利というだけ、言うなれば(犯人側の)得体が知れなくてキモチ悪いものを(自分たち用に)理解しやすくてキモチ良いものに変換するために必要なんで求めてるって気がするなあ」との事。
 なんでこんな話になったかをまず書いておきましょう。映画『海の上のピアニスト』で、私が「主人公"1900"の船を降りる"きっかけ"というのが何だかとってつけたようで、あの演出は変だ」とか何とか映画ゴロっぽい話をしていたのですよ。この「きっかけ」という所で、でてきた話なんですがね。
 私も犯罪学の本とかそういうのは読んだ事が無いので解らないのですが、犯人の動機を公示するというのは犯罪の再発の防止として必要なものですよね? こういった犯人は、こういった傾向が過去ある、だからこういう事が考えられる………というような。しかし、最近の事件を見ていると、決して再発の防止には役に立たず、事件が起こった後に必要とされるものかとも思います。それでも「犯人の動機」という話がニュース等で出てくるのは、社会的に他人の罪の深さを自分の尺度で測ろうとする行いによるものなのでしょう。
 私はこの動機づけという所に非常にこだわる方なのです。ただし、公的な書類として残したり、裁判結果として社会の中心に位置するものでなく、自分で考える「原因」というものに興味がありますね。それはよく人と違ったりする事が話をすると解ります。面白い所です。
 私もそんなに年ではありませんが、90年代で一番興味を惹かれた考えは何かというと、「科学」という所ですね。しかし、厳密に科学というのではなく、「科学的に考える事」です。本を読んだり映画を観たりしても、過去10年は「科学的に」という所にとりつかれてきました。文系の科学とでもいいましょうか。
 しかしこの「動機づけ」の話を考えると、学校へ行っていた時に生まれたアカデミックなものではなく、ごく一般的なものなのだろうな、と思うようになってきました。予想もそうじゃないかな、と思っています。過去の類型から未来の虚構を類推する、という………。だから週刊連載漫画の次回予想はニュースで殺人鬼の動機が求められるのと同じように、誰もが一度は考えてしまうものなのでしょう。虚構の中では、その動機を求める事が万人によって徹底されますように………というのは、ちょい臆病者の考え方でしょうか?

No.投稿者概要
PAGE1投稿者:螺愚那さん仲間にならない!
PAGE2投稿者:まつやまひろしさんスタンドじゃない!
PAGE3投稿者:あおい藍さん女の友情!
PAGE4投稿者:間黒男さんお〜い、○○○○○!
PAGE5投稿者:よーやんトリッシュ登場!
PAGE6投稿者:YEBISUさん友達と思うのなら!
PAGE7投稿者:"レクイエム"QTQさん小さくしてやる!
PAGE8投稿者:Abeさん陰険に小さくしてやる!
PAGE9投稿者:林さん閉じ込めてやる!


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