「週感ジョジョンプ」第111号！

　こんばんわ。今日は仕事を休んでまたまた映画を観に行ってきました。久しぶりに新作ゲームの人のつき具合を見てみようというのもあったんですが。

　今週ご紹介するのは前々から騒いでいたダニー・ボイル監督、"a life less ordinary"、「普通じゃない」です。都営新宿線の宣伝ポスターに使われていたり、キネ旬(私はあんまり買わない)の表紙になった時から「むむ？」という感じがしていたのですが、やっぱり「トレインスポッティング」とは全く違ったタイプの映画。もちろん、ボイルチームの看板、ユアン・マクレガーも出てます。そのユアン・マクレガーも語る通り、「トレスポ」のファンにはソッポを向かれてもしゃーないぐらいのタイプ違い。最近、「ツイン・タウン｣をイチ押しの私でしたが、はっと我に返ってみれば自分の勝手な期待が貧弱なんでは、とか思うところもあります。あのデビッド・リンチも「デューン」とか「エレファントマン」(！)とか撮っている訳ですし、タランティーノも「トゥルー・ロマンス」を撮っている訳ですからねぇ。いろいろやんないと現代の監督は成長しない監督になってしまうのかも。

　感じとしては「トゥルー・ロマンス」と「未来は今」をぶっつけてニコイチ車にしたような映画。それに最後が収集つかなくなってちょっとエヴァ風味(おいおいダニー・ボイル監督がエヴァを見るかね？　アホ臭い)。誘拐犯が人質にどやされたり、天使がからんだりというアメリカンちっくな要素満載なんですが、「ロバートは主人公じゃない」っていうのが一番の観るポイントなんでしょうね。彼ばっか見ているとどうもピンボケな感じがするんですが、最初からピントを合わせて見なきゃいいんでしょう。という訳で「エイリアン4」を蹴ってまで作ったらしいこの映画、まだやってますがお早めに。こーなったら今月はあと『真夜中のサバナ』などを観に行く事にしましょうか。レオス・カラックスの新作ががらっと変わったものなのか、今から心配になってきました。

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