「週感ジョジョンプ」第129号！

　黒沢監督が亡くなった。
　そして、129号用に用意しておいたネタは亡くなった。

　まぁ、ここの部分はPAGE更新当日に急いでばたばたと仕上げる事が多いため、本当はタイムリー的には前号のネタだったわけですが、なかなか書けなかったのは言うまでもないでしょう。誰もがすでに語り尽くしている所の国民的大作、『七人の侍』。こんな事をこのPAGEで書くのは気が引けますが、これがなければジョジョファンでなかったかもと確実に言える映画でありますので、ここに書き留める事をお許しいただきたい。行詰めて書くから許して。当然の事ながら『七人の侍』の内容について書くわけにも行かないので、ジョジョ第五部もやっぱし『七人の侍』だった、と言いきってしまいましょう。当初のアバッキオのジョルノに対する敵対度、トリックスターたるナランチャ、冷静沈着のブチャラティ、そして紅顔の美青年（純情にあらず）ジョルノ、さらには出会いの場面まで………と書くと、こりゃ苦しい。やはりジョジョ第五部と『七人の侍』はその仲間意識からして少しだけズレてはいます。緊張感のある会話、態度的にはえらい冷たいのに人をそんなに殺しはしない（ここいらのジョジョのシーンはぱっと見ると「なんで？」という事になるんだろうなぁ、きっと）構成員のアウトローさなどがそれを錯覚させますが、やはり黒沢。ここの違いはそのまま日本映画との違いと言えなくもないのでは。生きている人間には、まだ負ける余裕があるぞ。『天皇』の崩御には、無理がないぞ。さてさて、ジャンプ第42号予想、始まり、始まりぃ………。

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