ものすご〜く久々に本業(?)のポートレートを撮ってきました。この知り合いの女の子をモデルにD70でポートレートを撮影するのは4回目、今回は気合いを入れて85mm f1.4、50mm f1.4、35mm f2.0、24mm f2.8と言う単焦点フルセットで行ってきたんですが、スナップ用にはGR DIGITALを持っていたのと、天気が良くてすべて外で撮影できたので、結局50mmと85mmがメインの撮影になりました。やはり管理人は広角撮影が苦手なようです・・・。
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まずは50mm f1.4での1枚。新緑の季節ももうそろそろ終わりではありますが、光に透ける木の葉はやはり綺麗です。ポートレートの定番と言えばやはり
「逆光」ですので、日に透ける木の葉を背景に1枚。さすがに緑被りをおこしてますが、そこはそれデジタルの強みで後修正(^^ゞ。ちなみに、この木は桜の木で、まだ緑色のサクランボが成ってました。初めて見ましたが、中国にも桜があるんですね〜。花の時期だったら良かったんですけど。

次は85mm f1.4。ドアップなので写真からは分かりませんが、石で出来てるテーブル&ベンチで休憩中の1枚。普段一人でポートレートを撮るときは、レフ無しで撮ることが多いんですが、キャッチライトが入らないので苦労することが多いです。この写真では、石のテーブルがいい感じにレフ代わりになって、キャッチライトも入っているし、柔らかい光で撮れてます。この85mm f1.4、
前々回ピンぼけ量産レンズ認定していますが、D70本体の調整をしたところ、かなりの確率でピンが来るようになりました。

場所と衣装が変わりまして、これも50mm。木陰から芝生の背景をバックに撮影したんですが、木陰に入っている顔をスポット測光して撮影したので、背景との輝度差が大きすぎてバックは完全に飛んじゃってます。まだちょっと顔が暗いんですが、これ以上やると背景真っ白状態ですので(^^ゞ。通常、こういうシチュエーションだと、やはりレフで顔を起こして、背景との輝度差を縮めて撮影するのがセオリーなんですが、さすがに一人だとそううまくもいかない物で。

同じく木陰のシチュエーションですが、85mmで背景との輝度差が少なめの構図。先ほどの写真よりも輝度差が少ないので、背景は飛ばずに済んでますが、光の当たりが強い向かって右側の袖あたりは白飛びしてます。天気がいいと、撮影するのも気持ちがいいし、光量不足でシャッタースピードが稼げないって事も無いし、一見良いように思えるんですが、レフが無い場合はピーカンでの撮影も色々と難しくなったりするので厄介です。

また衣装と場所が変わって50mm。多少雲が多かったので、思い切って斜光で撮ってみましたが、やはり顔に影が出来てしまっています。丁度日が差してきた時だったってのもありますが、逆光にするかレフを使うかしないとダメかもしれません。後はアレですね、これだけ背景がごちゃごちゃしてるときは、50mmのボケでは物足りない感じがしますね。とは言っても、50mmでもかなり被写界深度が浅いので、ピンボケの確率は上がってしまうのですが。

先ほどより雲が多くなってからの1枚、これは85mmです。やはり描写の柔らかいポートレートを撮影するには、曇天が一番良いのかもしれません。光も綺麗に回ってますし、コントラストが高くなりすぎずに、良い感じに仕上がってます。最近では広角を使ったり、コントラストを高めにしたポートレートが結構流行っているようですが、管理人的にはボケの大きい柔らかいポートレートが好きです。まぁ、練習してないからそういうのが撮れないってのもありますが。(-"-;)
前回の撮影から半年以上ポートレート撮ってなかったので、さすがに感覚が鈍ってて、撮影開始はもうお見せできないような物ばかり。やはり、続けていないと感覚が鈍っていくんだなぁとつくづく思いました。ただ、ポートレートのモデルは、お花と違ってその辺に咲いてる物でもないので、モデル探しに一苦労するってのが悩みどころです。
今回掲載したデータは、市川ソフトラボラトリーの
SILKYPIX Developer Studioテスト版『SAKURA』で現像してみました。従来のSILKYPIXよりも、高速・高解像度の新エンジンを搭載し、高ダイナミックレンジを実現しているとの事。まだまだこなれていない感は有りますが、Nikon Captuerよりも低ノイズ・高ダイナミックレンジで現像出来るようです。
詳細レポートはまた別の機会に。
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