中国のInternet規制
各種Internetの規制が厳しく、各国からやり玉に挙げられている中国。Google中国版での検索結果に規制がかかり、「天安門事件」などの検索結果が米国版とは異なると言うニュースは記憶に新しい。
そんな中国で、新たな規制の問題が浮き彫りになった。今までのサイト規制で有れば、プロキシを使用するなどの対抗手段があり、接続速度などの弊害はあれど、中国内から見れないサイトは無いも同然だったが、管理人にとって今回の問題はもっと大きかった。
そんな中国で、新たな規制の問題が浮き彫りになった。今までのサイト規制で有れば、プロキシを使用するなどの対抗手段があり、接続速度などの弊害はあれど、中国内から見れないサイトは無いも同然だったが、管理人にとって今回の問題はもっと大きかった。
まずはこの記事を見て頂ければ分かるだろう。
※INTERNET Watch 2006/05/29の記事から抜粋
そう、企業や個人で使用している、日本国内にサーバの有るメールアドレスが、中国から受信出来ない状態になっているのだ。
専門用語が出てきているので少し説明すると、メールを受信する際には「メールサーバのアドレス」と「ポート番号」が必要になる。例えるなら、アドレスがマンションの住所で、ポート番号が何号室という具合か。メール受信に使用するポートは一般的に決まっていて、それが今回遮断されている「110番ポート」だ。
中国では、個人がInternetにアクセスした際、その接続先を監視し、特定のドメイン(yahoo.co.jpなどの名前)と、接続ポートをチェックする。その接続先が、規制の対象であったならば、通信を遮断したり、サイトを表示させないようにするのだ。
海外に居住する日本人にとって、連絡のメインとなるのはやはりE-mail。特に業務で海外へ来ている日本人の多くは、日本にサーバーのあるメールアドレス(****.co.jpとか)を使用しているのでは無いだろうか。出張者や旅行者であればなおさらである。
かく言う管理人のメールアドレスは、個人用も会社用も「jp」ドメインのアドレスで、当然サーバーは日本。今回の規制で、個人メールは約1週間全く受けられず、会社のメールは細切れにしか受信出来ないと言う状態が続いていた。
個人アドレスの方は、プロバイダーからの情報により、ポート110以外も使用できることが分かり、事なきを得ているが、会社のメールはどうにもならず、現在はこちらで中国内のアドレスを取得し、そちらへ転送をかける事でしのいでいる。
世界中どこに居ても情報の伝達が出来るはずのInternet、サイト規制ならともかく、メールを規制する中国当局の意図は良くわからないが、中国在住の方で、最近メールがおかしいと思った方は、何らかの対応を取る必要が有るかもしれない。
※INTERNET Watch 2006/05/29の記事から抜粋
先週初めから、日本のメールサーバーに置かれたメールが中国から受信できない状況が報告されている。
〜中略〜
メールの送信は問題ないことも加味すると、中国国内のファイアウォールがメール受信に用いられるPOP3のTCP 110番ポートを遮断した可能性が高い。
そう、企業や個人で使用している、日本国内にサーバの有るメールアドレスが、中国から受信出来ない状態になっているのだ。
専門用語が出てきているので少し説明すると、メールを受信する際には「メールサーバのアドレス」と「ポート番号」が必要になる。例えるなら、アドレスがマンションの住所で、ポート番号が何号室という具合か。メール受信に使用するポートは一般的に決まっていて、それが今回遮断されている「110番ポート」だ。
中国では、個人がInternetにアクセスした際、その接続先を監視し、特定のドメイン(yahoo.co.jpなどの名前)と、接続ポートをチェックする。その接続先が、規制の対象であったならば、通信を遮断したり、サイトを表示させないようにするのだ。
海外に居住する日本人にとって、連絡のメインとなるのはやはりE-mail。特に業務で海外へ来ている日本人の多くは、日本にサーバーのあるメールアドレス(****.co.jpとか)を使用しているのでは無いだろうか。出張者や旅行者であればなおさらである。
かく言う管理人のメールアドレスは、個人用も会社用も「jp」ドメインのアドレスで、当然サーバーは日本。今回の規制で、個人メールは約1週間全く受けられず、会社のメールは細切れにしか受信出来ないと言う状態が続いていた。
個人アドレスの方は、プロバイダーからの情報により、ポート110以外も使用できることが分かり、事なきを得ているが、会社のメールはどうにもならず、現在はこちらで中国内のアドレスを取得し、そちらへ転送をかける事でしのいでいる。
世界中どこに居ても情報の伝達が出来るはずのInternet、サイト規制ならともかく、メールを規制する中国当局の意図は良くわからないが、中国在住の方で、最近メールがおかしいと思った方は、何らかの対応を取る必要が有るかもしれない。
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