<hama's Home Page 作者の戯言ブログ版>

作者の戯言が完全ブログになって新登場!
ロドスタ?自転車?バイク?写真?カメラ?中国?パソコン?iPhone?携帯?PDA?何でもありのカテゴリー!
何にでも手を出す無節操さが管理人らしいと評判です。(^^ゞ

<< 撮影ツアー | main | 電力事情その後 >>

標準レンズのススメ

正月は暇だったので、結構あちこちのブログを覗いてみた。まぁ、半分以上はカメラ関係の情報収集が目的だったんだけど、色々な写真関係のブログを見てるうちに、ある事に気が付いた。それは・・・
デジタル一眼レフを買ったほとんどの人が
ズームレンズしか使った事がない

と言う事。まぁ、ボディとセットでズームレンズが売られているから、当然そうなってしまうのだろうし、コンデジからのステップアップだと、ズームが付いているのが当たり前なのかもしれない。確かにズームレンズは便利だし、昔と比べて単焦点より画質が悪いなんて事も少なくなってきてるけど、レンズの明るさで言ったら単焦点には敵わないし、ズームレンズに慣れてしまうと「画角」に対する感覚がルーズになってしまうので、ズームレンズ一辺倒というのもどうかなぁと思う。

単焦点レンズの中でも標準レンズというレンズがあり、人の視角(45度〜55度)とほぼ同じ画角を持っている。具体的には、フィルム(撮像素子)対角線とほぼ同じ焦点距離で大体この画角になる。ちなみに35mmフィルムでは対角線約43mmだけど、製造上の問題もあって標準レンズと言えば50mm(APS-Cサイズだと28〜35mmくらいか)の焦点距離になる。

管理人も始めて一眼レフで使ったレンズはこの50mm標準レンズだったし、自分で初めて買ったレンズも50mm。一眼レフと50mmレンズがセットになった「標準レンズセット」なるものも存在していた。今は、この標準レンズの焦点距離を含むズームを標準ズームと呼んで、やはりボディとセットで売られることが多い。

この標準レンズの画角は、広すぎず狭すぎず、良く言えば「自然な写り」、悪く言えば「ごく普通」。しかし、開放f値はf1.4〜f2.0程度と明るいにも関わらず、その生産数量の多さから価格も安く、明るいから光量の少ないシチュエーションでも撮れるし、絞れば被写界深度が深くなって広角風に、開ければ背景のボケを生かして望遠風にと、非常に使いでのあるレンズだと思う。

そんな標準レンズ1本で被写体との距離を自分で調整して撮影を続けるうちに、自然と自分の撮影スタイルが固まってきて、「もうちょっと広い画角が欲しいな」とか「もうちょっと背景をぼかしたいな」と、自分のスタイルに合わせて広角や望遠レンズを買い足して行くのが昔の機材選びだったような気がする。

まぁ、管理人の場合50mm標準レンズと105mmマクロレンズを最初に買って、その後撮影スタイルが変化するたびに85mm買ったり、35mm買ったりと、結局は機材地獄に陥ってるので、「最初に標準レンズありき」と薦めるのもどうかとは思うけど、やはり一眼レフで写真を撮るなら、標準レンズは1本持っていてもいいのでは。

と言うことで、標準レンズをまだお持ちでない方は、中古でもいいから、試してみるのもいいかと。(^^)
カメラ > うんちく | comments (6) | trackbacks (0)

Comments

Comment Form

Trackbacks