ミンダナオ子ども図書館の創設ディレクター:松居友(日本文芸家協会会員)の活動日記
ミンダナオ子ども図書館日記
ミンダナオ子ども図書館日記
2023年(1)


2022A
2023年前半の
ミンダナオ子ども図書館:日記
目次
 
新たなモスクが建った! GO!
機関誌『ミンダナオの風』紹介! GO!
日本政府の草の根支援で
地震倒壊した学校が完成
GO!
MCL日本人スタッフ
宮木梓さんの結婚式
GO!
MCLの子どもたち(1)
薪集めに行った!
GO!
16歳で結婚した
スカラー調査と読み語り
GO!
2023年のお正月
市場の買い物と海と町
GO!

2023年後半の自由日記

mos 
新たなモスクが建った!

 以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、
以下をクリックしてください!
12分
新たなモスクが建った! ビデオ映像は ここを クリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!
1)新たなモスクが建った! GO!
2)もうじきラマダンだから! GO!
3)大地震が襲った! GO!
4)
各地で土砂崩れが発生し GO!
5)ラマダンのイスラムの子たちも GO!
6)山の子どもたちは大喜び!
GO!
7)読み語りは愛と友情の支援
GO! Go!
8)食料と古着の支援GO!
9)ミンダナオ子ども図書館の建物は GO!
10)震災後の最後の問題 GO!

11)皆で草刈りをしてあげよう! GO!
12)中村氏がモスクの再建を約束!
GO!
13)モスクが完成!
GO!
14)子どもたちが食事の準備! GO!
15)パーティーが始まった! GO!
16)感謝の色紙が渡された
GO!
17)食べられるだけでも幸せ!
GO! Go!
mos1
新たなモスクが建った!

2019年の大地震で
ミンダナオ子ども図書館の
モスクが崩壊した!

それ以降、
経費の問題があり、
モスクの再建が
延び延びになっていたが、

ようやく五年後の
2023年に
中村様のおかげで
モスクを建てることが出来ました!


ミンダナオ子ども図書館は、
山岳地域の極貧の原住民の子たちや
家庭が崩壊した
クリスチャンの子たち、

そして、
戦闘が絶えないイスラム地域で、
親が殺されたりした
イスラムの子たちを収容して、

大学まで行ける
スカラシップを提供し
孤児施設の許可を得て、
本部にも住めるようにしているけれど、

子どもたちは、
民族や宗教が違っていても
わたしたちは、兄弟姉妹!
一つの家族なのと言って、

驚くほど仲良く
平和に暮らしている。


mos2
もうじき
ラマダンだから!


イスラムの子たちは、
年一回、一ヶ月ほど、
ラマダンという
祈祷時期を迎える。

ラマダンの時期には、
断食をして終日祈り、
夜のみ食事をして過ごすけれど、
クリスチャンと原住民の子たちが、言った!

イスラムにとって大事な時期なので
「もうじきラマダンだから、
モスクのまわりに生えた草を
刈ってキレイにしてあげよう!」


mos3
大地震が襲った!

ところが2019年に
大地震が襲った!

とりわけ、
原住民の住む山岳地帯では
地滑りが起こり、

多くの建物が、
崩壊した。

ミンダナオ子ども図書館で建てた
保育所も、
いくつも倒壊した。


しかし、ミンダナオ子ども図書館の建物は、
理事長でプロの設計技師でもある
ダニー氏が、
耐震構造で建てて下さっていたので、

倒壊は、免れたものの
ヒビが入り、
修復が必要となった。


MCLに住んでいる子たちも、
建物の補修が完了するまでは、
家に戻れず、

庭に
ビニールシートの屋根を張って、
その下で寝泊まりする
避難生活を余儀なくされた。

しかし、
子どもたちは、
本当にたくましい。
嫌な顔一つせずに、
シートの下で寝泊まりし、


皆で助けあって
炊事をしていく。


ただ、
イスラムの子たちにとって大切な、
モスクだけは、

ダニー氏の設計ではなく、

イスラムの技師の施工のせいか、
柱が崩れ、
壁にもヒビが入り、
修復は不可能であることがわかった。

結局、
現在のモスクは解体して、
新たに別のモスクを
建てなければならない!

mos4
各地で
土砂崩れが発生し


しかし、
あちらこちらの山岳地帯で
地震のために、
各地で土砂崩れが発生し、


山に住んでいる
原住民たちは、
自分の村や家を放棄して、

ふもとの
安全地帯に避難して、
避難生活を
始めなければならなかった。

屋根代わりに
ビニールシートを
張れれば良いほうで、

雨よけの
シートも足りず、

シートがあっても
草や土の上で、

何日も
時には何か月も
寝ざるを得ず。

たとえ草の上に
寝られたとしても、
食べるものが、
なかなか見つからない!


We need food!

mos5
ラマダンの
イスラムの子たちも


ミンダナオ子ども図書館に住んでいる
子どもたちも、

日々の生活は大変で、
寝る場所にも困窮する
日々だったけれど、

イスラムの子たちも
本来はラマダンの期間で、
断食をして、

日常の活動は、
控える時期であるにも
関わらず、

地震で困窮を極めている
極貧の原住民や
クリスチャンの子たちを
放っておけず、

スタッフと一緒に
みんなで力を合わせて
救済活動を開始した!


mos6
山の子どもたちは
大喜び!

山の子どもたちは
大喜び!

「ミンダナオ子ども図書館が、
来てくれたよーーー!」

「スカラーになっている
***ちゃんも、
いるよーーー!」

ミンダナオ子ども図書館では、
こうした山の貧しい集落に
くり返し来ては
読み語りをしている。


そのなかから
とりわけ極貧で
親がいなかったり
片親の子を奨学生採用したり、

病気の子がいると
医師のもとに連れて行って
時には手術もしているので、

村の子たちも村人たちも
MCLのことは知っていて、
大喜びで迎えてくれる!

今回も、
原住民やクリスチャンの
歌と踊りにまじって、

イスラムの歌や踊りも
いっしょに楽しんだ!

mos7
読み語りは
愛と友情の支援


読み語りは
子どもたちに対する
愛と友情の支援だけれど、

子どもたちが
大喜びすることによって、

落ち込んでいた
親たちも大人たちも
笑顔をとりもどしていく。

mos8
食料と古着の支援

そして、
読み語りを終えた後、
MCLの子どもたちと話し合って、

いよいよ、
食料の支援と

日本から送られてきた
古着の支援を
開始した。

お腹をすかせていた子も
ご飯を食べさせてもらって、
大喜び!

そして、
袋に詰めた
お米や缶詰と、

日本から送られてきた
古着のはいった
ビニールの袋をもらって
避難場所にもどっていった。

MCLの子どもたちは、
トラックに乗ると
次の避難場所に向かった。

子どもたちは、
手をふって見送ってくれた!
「また来てねーーー!」
「また、くり返し来るからねーーー!」

mos9
ミンダナオ子ども図書館の
建物は


ミンダナオ子ども図書館の建物は、
MCLの理事長で、
設計技師のダニー氏によって、
耐震構造で建てられていたため、

倒壊は免れたものの、
コンクリートの壁に亀裂が入り、

修復が完了するまでは
住むことが出来ず、

子どもたちは、
一時的に庭のシートの下で
避難生活を
余儀なくされましたが、

ダニー氏によるチェックと、
皆さまからの
ご支援による修復のおかげで、

さらに強度も加えて
無事に再建できました!

オフィスと訪問者が泊まれる
本館と、
スタッフが住んでいる第二棟

そして食堂件、
女子寮である第三棟に
住むことが可能になりました。

皆さま
本当にありがとうございます!
心から感謝いたします。
台所もしっかりと整備され、

訪問者の方々が、
泊まれる部屋も出来ましたよ!

mos10
震災後の
最後の問題


しかし、
震災後の最後の問題は、



モスクを再建するための
予算が見いだせないことだった。


倒壊の可能性があるために
モスクの周囲に
ロープを張り、


イスラムの子たちに
「モスクの中に入っては駄目だよ!」


と言っているのに、
イスラムの子たちは、

「アッラーが、
守って下さっているからだいじょうぶ!」
といって、


モスクの中で
いつものように
祈祷をささげることを止めない!
 

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講演、公演の予定表など


MCL映像サイト

MCL文庫
mos11
皆で
草刈りをしてあげよう!


今年もラマダンに入るよ。
皆で草刈りをしてあげよう!

ラマダンは、
イスラムの子たちにとって
とっても大事な時!



以下:ウィキペディアから
この月において、ムスリムは日の出から日没にかけて、
一切の飲食を断つことにより、空腹や自己犠牲を経験し、
飢えた人や平等への共感を育むことを重視する。
また親族や友人らと共に苦しい体験を分かち合うことで、
ムスリム同士の連帯感は強まり、
多くの寄付(ザカート)や施し(イフタール)が行われる
原住民の子もクリスチャンの子たちも、
兄弟姉妹と感じて
いっしょに生活している
イスラム教徒の子たちにとって、

ラマダンは、
昼間は、断食をして
食事も水も断ってモスクで祈っている。

イスラムの子たちにとってラマダンが、
キリスト教徒のクリスマス同様に、
いかに大切な時かを
知っているので、

ラマダンが近づくと
モスクの周りに
雑草が生えているのを見て

「イスラムの子たちのために
モスクのまわりを
きれいにしてあげよう!」

といって、
モスクの周りの
掃除と草刈りをしてあげる。

ラマダンに参加する子たちは、
昼間は、断食をするけれど、
夜は、
御馳走を食べてもいいので、

クリスチャンの子たちが、
イスラムの子たちのために
鶏を焼いたりして
御馳走を準備したりする。

そのとき
クリスチャンの子が言ったことは、

「パパとも、
イスラムの子たちのために、
モスクを再建してあげて!」


驚いたのは、
あるクリスチャンの子が、
「わたしも、ラマダンに参加していも良い?」
と聞くと、

イスラムの子が、「うん、良いよ!」
「いっしょにお祈りしよう!」
そして、なんと一緒に
ラマダンを過ごしている事だ!

mos12
中村氏が
モスクの再建を約束!


2019年の地震で
MCLのモスクが、
倒壊寸前になってから
5年目2023年のある日、

日本から
建設会社を運営なさっている
中村氏が、

フィリピン人のスタッフと
訪れられて、

モスクを見て
心を痛められて、
驚いたことに、

モスクの再建を
約束された!

子どもたちは、
大喜び!

中村氏は、
奥様がフィリピン人で、
結婚して子どものいる息子さんと、
未婚の二人の娘さんがいらっしゃる。


そして、後日
奥様と娘さんたちといっしょに
ミンダナオ子ども図書館を訪れられた。

子どもたちは、大喜びで、
「いっしょにあそぼ―ーー!」
と叫んで、

草の上で
こちらの伝統的な遊びである、
「お手て、つないでーーー」や
「うしろのしょうめん、だーーーれ!」
をしはじめた。

それを見て、
中村氏は、涙を流され。
娘さんも、
未来への夢と希望を
見つけられたようだ!

mos13
モスクが完成!

こうして、
MCLの敷地内に
新しいモスクが完成した!

子どもたちは、大喜びで、
モスクの開所式
オープニングセレモニーを準備した。

開所式が、
始まるよーーー!

子どもたち、
とりわけ
イスラムの子たちは、

イスラムの正装である
トンドをまとって
集まってきた。

イスラムのスタッフたちも、
着飾って来た。


そしていよいよ、
オープニングセレモニーが
開始された!


開所式は、
まずは、
オスタージュ(祈祷師)による
アラビア語の祈りから始まった。

オスタージュを務めているのは、
イスラムのスタッフで
かつて奨学生だった
ジェニッササンの御主人。

二人の子どもたちといっしょに
家族でMCLに住み、
ご主人は、
オスタージュ(祈祷師)も務めている。

開所式の
司会と進行は、
原住民、イスラム、クリスチャンの
奨学生たち!


そして、
いよいよテープカット!


こうして、
新しく建ったモスクが、
中村一家とスタッフの方々から、

MCLの子どもたちに
美しいモスクが
渡された!


イスラムの子たちは、
これでいつでも
モスクでお祈りが出来るね!!!

クリスチャン、
原住民の子たちも、
イスラムの子たちといっしょに
大喜び!

mos14
子どもたちが
食事の準備!


モスクの側の台所では、
子どもたちが、
パーティーの食事の準備をしている。

台所の側に
モスクを建てたのは、

イスラムの子たちや
スタッフの希望で、
理由は、

ラマダンの時には、
食事を食べるのは夜だから、

料理したご馳走を
すぐにモスクの側に
運べるように、

モスクは、
台所の側に建てるが
良いとのこと!

ラマダンの時には、
クリスチャンの子たちも
昼間から料理を作ってくれるし、
モスクの側でいっしょに食べたりもする。

このモスクでも、
その後、
滞在した日本人の若者たちが、
モスクでラマダンに参加し食事もした。

mos15
パーティーが始まった!

開所式の後、
みんな食堂に集まって、
開所祝いのパーティーが始まった。

パーティーには、
ダバオで大学に行っている
娘の友だちも参加して、


MCLの体験に
大喜び!

まずは、
イスラムの子たちが、
モスクが建った感謝の言葉を
中村氏家族に向かって語った。


そのあと、
クリスチャンのスタッフの子が
お祝いの歌をうたった!


MCLには、
20名のスタッフがいるけれど
その大半が、かつて奨学生で、
MCLの敷地内に家を建てて、

大半が結婚して
子どもを持っている。

だから、
大きくなった奨学生たちが、
スタッフの子たちの面倒を見て、
MCLは、大きな家族!

パパともだった僕も、
ロロとも(ともおじいちゃん)
と呼ばれるようになってきた。

mos16
感謝の色紙が
渡された


妻のエープリルリンが
感謝の言葉を
中村家族に述べた後、

感謝の祈りを捧げ、
みんなで祈った!

そして、
祈りを捧げた後、

感謝の色紙が
中村氏に渡された!


その後、
さらに奥様へも、
感謝状が渡された!


そして、
いよいよパーティーの
食事が始まった。

食事のあいだも、
中村氏の
フィリピン人のスタッフの方々が、

MCLの子どもたちに
歌と踊りを
披露して下さった!

ダバオの学校から来た、
娘の友だちたちも、

次女の舞花も
歌を楽しく披露してくれた!
子どもたちは大喜び!

mos17
食べられるだけでも幸せ!

子どもたちが
自分で作ってくれた
食事もとっても美味しい!

いただきまーーす!


こんな
ご馳走が食べられるなんて、
夢みたい!!!


イスラムへの偏見が強い日本の人々、
とりわけ子どもたちに
アジアのイスラムの子たちの
本当の姿を伝えたいと思って
書いた絵本です!

購入サイトへ!


無事にラマダンを迎えた
ミンダナオ子ども図書館の子どもたち

映像を 見たい方は ここをクリック
12分です!

ミンダナオ地震支援
クリックすると
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19b
地震被害調査の記録:10分

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19c
読み語り支援の記録:12分

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19d
山の先住民の状況から:10分

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19e
山崩れで亡くなった:11分

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19f
 滝の村から避難して:11分


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19g
マノボ族の酋長の依頼で
読み語りに!:10分


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19h
 スカラシップ決定調査:10分

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19i
 立正佼成会とMCL現状:12分

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kika1
機関誌『ミンダナオの風』紹介!
今回は、特別に機関誌『ミンダナオの風』初夏号:94号を4
皆さまに、ご紹介させていただきますね!

機関誌『ミンダナオの風』は、カラーで8ページ!
現地で製作し年6回
わずかな御寄付でも隔月で郵送している冊子です。
クリスマスには、子どもたちが描いた
手書きのカードも同封されています。
支援者の方々は、読まれて感動し、
大切にとっておかれる方々が多く、
サイトやネットとは異なった
充実感があるとおっしゃいます!
ご希望の方は、現地日本人スタッフのの宮木梓さんに、
メールかメッセンジャー等で
お知らせいただければ幸いです。
mclmindanao@gmail.com

ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
ミンダナオ子ども図書館
支援方法
ここをクリック!
コロナ明けで、日本からも若者たちが、訪れるようになりました!
今回、ミンダナオ子ども図書館に、
40日間滞在された近藤千咲季さんが、
この機関誌に「訪問体験記」を、書いてくださいましたが、
フェイジーなどいくつかの国々を旅したけれど、
ミンダナオ子ども図書館の滞在は、言葉では表せないほど、
感動的で良かった!とのことです。
サンタマリアの海にも行って、子どもたちと遊び、
山のマノボ4族の村に、読み語りにも行き、
庶民の文化の香りがするキダパワンの町の市場にも行き、
夜の道脇に店を広げている焼き鳥の屋台で、
地鶏やナマズや雷魚の蒲焼きを食べたり、
バロットと呼ばれる、アヒルの半熟ゆで卵を食べたりしたけれど、
何よりも感動的で心に残ったのは、子どもたちとの出会いでした!
現地語での会話が通じなくっても、心が通じるし、
MCLの子どもたちは、わたしの事を「お姉ちゃん!」と呼んでくれて、
なぜか片言の英語でも、みんなで大笑いしたり、
心のこもった、楽しい会話が出来たし、
悲しい過去の体験や、不安や想い、そして、
未来への夢や希望も率直に話してくれた!
外国人でありながら?
こうして心を分かち合えた体験こそ、
本当に深く心に残る、愛と友情の体験だった!
絶対に、また何度も何度も、ここに帰ってきますからね・・・!
(松居友が執筆)



以下は、近藤千咲季さんが、機関誌94号に書いて下さった記事です!
私の訪問体験(1)

近藤千咲季
日本に帰国して半月が経ったが、
もうMCL に帰りたいと思ってしまう。
アテチー(私の愛称)が、もう懐かしく感じる。
MCL に来て初めに感じたことは、
「なぜこんなすぐに私を受け入れてくれるのか」ということだ。
MCL に来る前、私は不安で仕方がなかった。
あまり知識を入れずに訪れようとしていた私は、
ほとんど何も知らずにミンダナオに訪れた。
子どもたちと会話できるかな。仲良くできるかな。
不安がぐるぐると回っていた。
しかし、そんな不安はすぐに消えた。
それは空港に迎えに来てくれた、スカラーの存在が大きい。
ドリアンをシェアし、車で無言の時間がなかったように感じるほど、
楽しい会話が飛び交った。
彼らのおかげで、緊張が少しずつ解けた。
最初の不安はどこにいったのかと思えるくらい、
MCL の子どもたちはみんな親切で、すぐに受け入れてくれた。
みんな元気いっぱいで、笑顔が溢れていた。
そのおかげか、三日目にしてもう一年ぐらいいるのではないか、
と思えるくらいまでなじんだ。
みんな挨拶から始まり、一人一人の距離が近いからこそ、
すぐに仲良くなれるのかもしれない。
日本人は、仲良くなるまで一定の距離を保つのが普通である。
そこは少し文化の違いを感じ、
そこはフィリピンの文化の良さだと思う。
(機関誌から抜粋)


4WDの購入を目指して
宮木梓
機関誌の活動報告に度々出てくるように、
MCLの活動地域は山間部や湿原地帯の僻地がほとんどで、
輪駆動車なしでは、現地を回ることができません。
アラカンでは橋のない川を車で突破し、
サンタマリアでは、海岸に降りる前に急斜面の山越えをし、
ピキットの湿原のぬかるんだ泥だらけの道を進みます。
MCL に来て下さり、スタッフと一緒に
アラカンの山やサンタマリアに行った訪問者の方にも、
MCL の車が、ときには道なき道を進む様子に、
「本当にここを車で渡ることができるの!?」と驚かれます。
現地を回らなければ、MCL の活動は成り立ちません。
車が使えなくなる度に、大切なご寄付でレンタカーを借りている状況なので、
スタッフたちと、どうしてももう1台四輪駆動車が必要だと
頭を悩ませていたところ、北野生涯教育振興会さまが、
130万円のご支援を用意して下さりました。
そこで、年末に、ともさんとスタッフが、
ダバオで車の値段の調査をしたところ、
三菱自動車から、山岳地帯を回ることのできる、
タイヤが大きく車高の高い車で、
たくさんの奨学生たちが乗れる4WD車が出ているのを見つけました。
ただ、フィリピンでも4WDの値段は高く、約380万円になるそうです。
380万円の4WD購入のために、あと260万円が必要です。
僻地の村々を回るための4WD購入に賛同して下さる方がおられ、
少しでもご支援をいただけましたら、大変助かります。

振込用紙の通信欄に、「車」と書いていただければ、
こちらで自由寄付の目的を把握することができます。
いつもお願いばかりで大変心苦しいのですが、
僻地で暮らす子どもたちにも教育を受ける機会があり、
将来の夢を持ち続けてほしいと願っています。 
どうぞよろしくお願い申し上げます。 (機関誌から抜粋)
ご質問などございましたら、現地日本人スタッフのの宮木梓さんに、
メールかメッセンジャー等でお知らせいただければ幸いです。
mclmindanao@gmail.com


3年のコロナ禍を経た子どもたちへ、
国際交流を届けたい!

西村奈々子
国際交流が私にくれた気づき
私は、ずっと引っ込み思案な小学生でした。
英語を喋ったり海外に行くなんて、当時は全く思っても見ませんでした。
けれど、中学校でカナダに短期留学に行かせてもらい、
海外って面白いと興味を持ち、英語の勉強が好きになりました。
他の教科はやる意味が見出せなかったけれど、
英語は使えるようになりたい!という意欲があったので、
いつも一番成績が良かったです。
それでも、ずっと英語のスピーキングは苦手なままで…
今でも正直英語を話すのは苦手だなあと思っています。
それでも、ミンダナオに行きたい!と思う理由は、
MCL の子どもたちとお話しするのが楽しいし、
みんなの生きるエネルギーすごい!
一緒に生きてみたい!と思ったからです。
苦手なこともやりたいと思えるほどのワクワクや、
見たいと思う景色に踏み出す一歩のきっかけに、
MCL との国際交流がなればいいなあ、と思っています。
オンラインでも、対面でも交流の機会をこれからも、
引き続き作ってゆきたいと思っています。
オンライン講演、交流会は、子どもたち対象に限らず、
皆さまいつでもご依頼をお待ちしております。
そして対面での講演、交流会は2023 年6 月〜7 月、
10 月〜2024 年2 月は日本にいる予定です。
ぜひご質問、ご依頼はお気軽に
mcl.nanako@gmail.com までお問合せください。
(機関誌から抜粋)


機関誌『ミンダナオの風』は、カラーで8ページ!現地で製作し年6回、
わずかな御寄付でも隔月で郵送している冊子です。
クリスマスには、子どもたちが描いた手書きのカードも同封されています。
支援者の方々は、読まれて感動し、大切にとっておかれる方々が多く、
サイトやネットとは異なった充実感があるとおっしゃいます!
ご希望の方は、現地日本人スタッフのの宮木梓さんに、
メールかメッセンジャー等でお知らせいただければ幸いです。
mclmindanao@gmail.com

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gako
日本政府の草の根支援で
地震倒壊した学校が完成
 以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、
以下をクリックしてください! 11分
日本政府による エンバシー学校建設 ビデオ映像は ここを クリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!
1)草の根支援で学校が完成!GO!
2)山の先住民の状況から GO!
3)学校が崩壊していた! GO!
4)かつて日本人が多く住み GO!
5)蚊帳と懐中電灯を届けた GO!
6)4年たっても避難民は帰れず GO!
7)学校に行けるだけでも幸せ! GO!
8)教室をのぞくと GO!
9)立派な校舎が建った! GO!
10)生きる力は遊びで培われる! GO!
11)中学校に行けるなんて! GO!
12)開所式の当日が来た! GO!
13)いよいよ開所式が始まった!GO!
14)地震避難民支援ビデオ集 GO!

日本政府の草の根支援で
地震倒壊した学校が完成!


2018年と19年に、
ミンダナオの最高峰2954mの
アポ山山麓を
相次いで大きな地震が襲った!

アポ山山麓は、
ミンダナオ子ども図書館の活動地域で、
山奥にも村々があり、
多くの原住民たちが住んでいる。

幸いミンダナオ子ども図書館の建物は、
理事長で設計技師のダニー氏が、
耐震も考えて建てたので、
無事だった!

むしろ大変なのは、
地震の結果、
山麓への避難生活を強いられている
原住民の人たちだった。

その中には、知り合いの酋長や
奨学生たちも沢山いる!
救済活動に走りまわったが、

ある保護地に建てられた学校が、
完全に倒壊しているのを見て
心が痛み、
日本政府のODAに応募した。

日本政府による草の根支援で、
地震で倒壊した学校の
再建をお願いしたところ、

本当に嬉しいことに
建設が認められ、
下の村に再建されました!

設計も建設指導も
MCLの理事長のダニーが請負。
建設決定のサイン会にも
代表でうかがいました。

以下の記録は、
ダバオ領事官からから
領事様が来られた時の
開所式までの記録です。



emb2
山の先住民の状況から
以下のブルー枠内の写真は、
地震避難民支援活動で
2019年ごろに
エンバシー村に行った時の記録ビデオ、

「山の先住民の状況から」
から取ったものです。
映像を直接ご覧になりたい方は、
以下をクリックしてくださいね!
映像を 見たい方は ここをクリック

掲載した写真は、
皆さんに、現地に小学校を再建した
背後の理由をご理解いただけるようにと、

5年前に起こった、
2018年にマグニチュード7.2の
大地震が起こった後、

2019年に
現地に住んでいた
避難民の方々を支援すると同時に、

崩壊した学校を調査した時の
ビデオ記録から
ピックアップした写真です。


学校が崩壊していた!

地震の結果、
山岳地の尾根先の
先住民の保護地に建てられた学校が、

倒壊していると聞き、
調査に訪れた。

MCLは、主に個人の寄付で、
スカラシップと医療を中心に
運営されている、
蚤のような小さな現地NGOで、

建物は、簡易保育所が限界で、
学校のような大きな建物は、
独自に建設は不可能なので、

いままでもJICA等と連携して、
日本政府外務省の草の根無償支援等で
イスラム戦闘地域等で
平和構築のための学校を3棟建ててきた。

今回、
キダパワン市から近い地域で
数回の強度地震が起こり、
建物も崩壊したため、

外務省から、
ミンダナオ子ども図書館のある
マノンゴル村の学校も一部崩壊したので、

「MCLの奨学生たちも通っている
マノンゴル村を
支援するのはどうだろうか」
といううれしい声が聞かれたけれど、

キダパワン市に近いこの場所には、
それなりの政府や市の支援が
入ることを考えると、

むしろ学校建設など不可能な
原住民の住む地域の方が良いと思い、
理事たちとも相談して、

極貧で先住民保護地域となっている
エンバシー村の学校を
視察すると同時に、
避難民の救済支援を行った。

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ミンダナオには
かつて日本人が多く住み


崩壊した学校の広場の
使われていない演台に
マニラ麻が干されていた。

ミンダナオには、
かつてたくさんの日本人が移住して
現地の先住民たちと結婚し、
マニラ麻を栽培していた。

しかし、第二次世界大戦が襲い
日本軍がフィリピンに投入されると、
戦況が不安になるにしたがって、
現地の先住民たちの裏切りを恐れて、

ミンダナオでも
原住民の虐殺や生き埋めが
行われたと言う。

現地人と結婚していた家族などは、
殺害を恐れて、
家族で山に逃げ込んで、

家族を守るために
自分が日本人であることを隠して、
マノボ族やバゴボ族として、
山で生き延びてきた。

そうした過去の事実を知ること無く、
ぼくもミンダナオに住み着いて、
極貧の子どもたちの
救済支援を始めたけれど、

山奥の先住民や
湿原地帯のイスラム教徒の
方々から、
自分の父親や祖父が
日本人であることを語られて驚いた!

ミンダナオには、
こうした日系人と呼ばれる人々が
非常に多く居住している。

この地域も、
そうした日系人が多く居て、
生活は厳しく、
スカラーに採用している。

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蚊帳と懐中電灯を
届けた


今回は、
皆さん方から届けられた資金で、
蚊帳と懐中電灯を購入して、

読み語りをした後に
古着や米といっしょに、
避難民の家族に届けた。

山の下に避難して、
ビニールシートの下で生活している
避難民たちの生活は
非常に厳しい!

けれど、
子どもたちの生きる力は素晴らしく、
子どもたちこそが
彼らの生きる喜び!

日本の皆様方からの
ご支援に、
みんな心から感謝していた。

以上
2019年の戦争避難民救済の記録です。
もっと知りたい方は、
以下をクリックしてサイトでご覧くださいね!

GO!

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4年たっても
避難民は帰れず


2019年以降、
地震避難民救済活動を開始して4年。
エンバシー村の学校が完成し、
2023年にダバオ市から、
領事様がお越しになる事が決まり、

その前に、
私たちは現地を訪れて、
避難民の状況を調査した。

地震が起きて
4年経ったものの
避難民たちは、
相変わらず自分の家には帰れず、

エンバシー村の外れで
避難生活を送っていた。

仮設住宅に
住んでいる家族もあるけれど、
相変わらず多くの人々が、

仮小屋のような竹の小屋や
ビニールシートの下で
生活している。


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学校に行けるだけでも
幸せ!


子どもたちも、
厳しい生活を
避難所で強いられているけれど、

それだけに、
学校に通えることが、
大きな喜びであり、
幸せだという!

学校が建っているこの地区は、
学校が崩壊した尾根上の
先住民の保護地とは異なり、

先住民に、
ビサヤやイロンゴ
そして、イスラムの人々も住む
エンバシー村の中心に建つ学校。

小学校6年までと
現地で呼ぶ
ジュニアハイスクールという
日本の中学が4年まであるけれど、

木造にベニア板の
簡易校舎しか建っていない。

そこに、
避難民の子どもたちのために
緊急の教室が
4教室増やされたが、

ビニールシートや
竹壁で覆われた
一時しのぎの粗末な教室だ!


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教室をのぞくと

教室をのぞくと
子どもたちは、
竹壁や草壁

あるいは
ビニールシートの
教室の中で
授業を受けていた。


仮設された教室は、
床が地面のままだけれど、

中で勉強している
子どもたちの表情は、
元気で明るい!

学校で友だちと出会い、
休み時間は自由に遊び、
勉強が続けられるだけでも、
幸せなのが感じられる。


ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
ミンダナオ子ども図書館
支援方法
ここをクリック!

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立派な校舎が
建った!


エンバシー村に
日本の支援で、
立派な4教室の校舎が建った。


設計と施工は、
ミンダナオ子ども図書館の理事長で
プロの建設技師である、
ダニー氏が行った。

ダニー氏は、
キダパワンやダバオ市の
コンクリートのビルも
設計施工している。


耐震性も考慮して
設計されているので、
かなり強度の地震でも
倒壊しない。

ミンダナオ子ども図書館の建物も、
ダニー氏の設計施工で
建てられていたので、

今回の地震でも
倒壊を免れたが、
多少壁にひびが入ったりしたので、

子どもたちは、
MCLの庭にシートを貼り、
数週間は、
その下で寝泊まりをした。

しかし、皆様方の支援、
そして立正佼成会さまが、
母屋の再建費用を出してくださったので、
良い強度を高めてもどることが出来た。

ただ、モスクだけはダニー氏の
設計施工ではなかったために
崩壊したまま
使用することは不可能になったが、

これも最近、
建設関係の仕事をなさっている
中村様からのご支援で
新たなモスクが完成した。

(このことは、次の記事で
書きたいと思っています!)


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生きる力は
自由遊びで培われる!


日本領事の訪問を交えた
開所式について、
校長先生や
他の先生方とも話し合った。

このような
未だ校舎らしい建物も無い、
素朴な山間の学校であるだけに、

子どもたちにとっては、
こんな立派な校舎が出来て
そこで勉強できるだけでも
大きな喜び!

それにしても、
山の子どもたちの
遊ぶ力はすばらしい!

休み時間になると、
子どもたちは、
凸凹の土だらけの校庭に飛び出して、
友だちどうしで自由に遊ぶ!

男の子も女の子も一緒、
でも、女の子が元気で
遊ぶ力が素晴らしい?

子どもの頃の
愛と友情に満ち溢れた、
自由遊びこそが、

将来に大きになっても
失われることの無い、
愛と友情を通しての
生きる力をあたえてくれる!?

それにしても、
男の子も元気だけれど、

どうしてこんなに
女の子たちが
元気で活発なんだろう。

フィリピンは全般的に
女性の力が、
すごいけれど、
これはアジアの特徴かな?

西洋の神が
オーディンやボーダンなど
男神で戦の神だったことを考えると、
アジアは、伝統的に女神社会?

子どもの遊ぶ姿を
ビデオでご覧になりたい方は、
以下をクリックして下さいね!

映像を 見たい方は ここをクリック

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小学校を卒業して
中学校にも行けるなんて!


この村の学校は、
小学校だけだったけれど、

日本政府の支援で、
今回の4教室が加わって、
ジュニアハイスクールに登校できる!

フィリピンでは、
6年間の小学校の後に。
4年間のジュニアハイスクール。

日本で言えば中学校と
2年間のシニアハイスクール
日本で言えば高校が続く。

しかし、山の子たちは、
小学校を卒業出来るだけでも
夢みたいで、

ハイスクールには、
はるか山麓の町まで
何時間もジャングルを歩いて
通わなければならず夢のまた夢!

それが、今回の日本からの支援で
少なくとも
ジュニアハイスクールに
通えることになったのだ!


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開所式の
当日が来た!


領事様が来られるよー!
開所式が始まるから、
早くおいでーーー!

先生から言われて、
子どもたちが、
大喜びで
学校にかけてくる。

高学年の子たちは並んで
先生から
開所式の準備を請け負う。

先生には、
マノボ族、クリスチャン、
そして、イスラム教徒の
先生もいらっしゃる。

いよいよ
領事様が、到着された!

日本とフィリピンの国旗をふって
子どもたちは、
大歓迎!

着ているのは、
マノボ族の子たちは、
カラフルでとっても可愛い
マノボの衣装!

ちょうどこの時期に
ミンダナオ子ども図書館を訪問していた、
日本人の大学生の
若者たちも参加した!

MCLではスタディーツアーはしていませんが、
毎日のように山河や海を巡って
活動していますので、
こうした本当の活動に参加できますよ!


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いよいよ
開所式が始まった!


子どもたちが、
領事様をお迎えした後
いよいよ、開所式が始まった。

校長先生の
感謝と喜びの
お話の後、

わたしが、
この地に学校が
建設されるに至った経緯と、
領事様をご紹介し、

いよいよ、
領事様のお話をうかがった。

そして、いよいよ、
開所式の象徴である、
美しく作られた大きな鍵が、

領事様から、
校長先生に渡された!

子どもたちは、
歓声をあげて大喜び!

その後、
ミンダナオ子ども図書館にも
立ち寄られ、

大喜びで子どもたちは、
領事様ご一行を歓迎!


領事様からの
直接のお話を聞けて、
子どもたちは、
おお喜び!

また来てねーーー!


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地震避難民支援ビデオ集
20d
 地震の悲しみで父さんが!12分
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地震被害調査の記録:10分 
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読み語り支援の記録:12分 
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山の先住民の状況から:10分 
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山崩れで亡くなった:11分 
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滝の村から避難して:11分 
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マノボ族の酋長の依頼で:10分
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スカラシップ決定調査:10分 
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立正佼成会のおかげで:12分 
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訪問希望の方は ここをクリック!
訪問希望の方は
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MCL日本人スタッフ
宮木梓さんの結婚式

以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、
以下をクリックしてください!
11分
宮木梓さんの結婚式 ビデオ映像は ここを クリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!
1)MCLスタッフ宮木梓さんの結婚式 GO!
2)村の子たちが小学校に行こうとしても GO!
3)梓さん夫婦の場合も婚約は GO!
4)教会主催の勉強会に出席したけれど GO!
5)MCLにも婚前夫婦が二組いる GO!
6)話を元に戻すと GO!
7)いよいよ結婚式が始まった! GO!
8)酋長さんは牧師さんも司っている GO!
9)日本で言えば神主さんが GO!
10)結婚式が終わり宴会が始まった! GO!
11)MCLに帰ってきた GO!
12)原住民の結婚の儀式から始まった!GO!
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1)MCL日本人スタッフ
宮木梓さんの結婚式


ミンダナオ子ども図書館の現地スタッフ
宮木梓さんは、
山に住む原住民マノボ族で
もと奨学生の若者と夫婦になった!

すでに数日前に、
日本からいらしたお父さんと、
息子のタク君は、
現地の村に宿泊していたけれど、

私たちは、招待を受けて、
結婚式の当日に
山奥の集落を訪問した。

ここが、
夫の家族が住んでいる、
マノボ族の集落。

極貧で一日に
三食食べるのも難しく、
結婚も、村の酋長にたのんで行う
家庭内結婚がほとんどで、

「教会や施設で結婚式を行うなんて、
経費がかかって不可能だよ!
字も書けないし、
名前も書けないからね!」

そのようなわけで、
村には出生届も住民票も
出されていない夫婦や
子どもたちが多い。

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2)村の子たちが、
小学校に行こうとしても


こうした村の子たちが、
小学校に行こうとしても、
学校からは、
住民票や出生届証の提出が求められる。

住民登録や出生届だけでも、
2000ペソ(四千円ほど)かかるけれど、
「毎日、ご飯も食べられないのに、
そんなお金出せるわけないよ!」

そこで、MCL奨学生として
採用するときには、
MCLスタッフが、役所に通って、
住民登録や出生証明書の支払いと
代行登録を行っている。

そんな極貧の村だけれど、
子どもたちは、
なぜか自然で、
本当に可愛い!

貧しくても、
生きる力に満ちているのは、
子どもたち同士の
遊びが生きている世界だから?

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3)梓さん夫婦の場合も、
婚約は


梓さん夫婦の場合も、
婚約は、
すでにマノボ集落の夫の家で、
行われていたが、

息子のタク君も大きくなってきたし、
梓さんの生涯ビザの申請や、
タク君の将来も視野に入れて、

今回は、正式な?
結婚式と披露宴をして、
その後、教会と役所に
婚姻届けを出す事にした。

多少収入のあるマノボ族や
町に住んでそこそこの
生活をしている人たちでも経費を考えて、
自宅で簡単な婚約の儀式を行い、

結婚式のための貯蓄を始めて、
妊娠して子どもが生まれてから、
結婚式と披露宴を行い、

子どもの出生届も含めて、
行政に登録するケースが
町でも多い。

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4)教会主催の勉強会に
出席したけれど


ぼくも、
現在の妻との結婚式を
キダパワン市のカトリック教会の大聖堂での
集合結婚式で行うために、

司教の導きを受けて
行政への登録の仕方も含めた、
教会主催の勉強会に
妻と二人で出席したけれど、

4~50人ほど集まって来ていた
結婚式の希望者たちの半分以上が、
妊娠してお腹が大きいか
すでに子どもがいるのに驚いた!

中には、数人子供がいて、
赤ちゃんも抱っこしている
夫婦?もいる!

しかし、それでも人々には偏見がなく、
「愛しあっていれば
親の承認を得て同棲して、
子どもも生んだらいい!
愛こそが結婚だから!」

カトリックもプロテスタントも
子どもが生まれてから、
結婚式と披露宴を
するのも普通に認められている。

家庭結婚の次の段階が、
教会結婚式で、最初は戸惑ったけれど
今は、ぼくも
それで良いと思うようになった。

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5)MCLでも、
婚前夫婦が二組いる


MCLでも、親に認められて
一緒に生活しながら、
結婚費用を貯めている
新婚?夫婦が二組いる。

先日、
そのなかの一組が、
妻が妊娠したことをきっかけに、
結婚式と披露宴を行った!


結婚式は、
カトリックの大聖堂で
複数の方々と行った後、

披露宴は、お金が無いので、
妻とぼくとで資金を出して、
MCLのなかでパーティーをした!

子どもたちも、おお喜び。
「お姉ちゃん!
幸せになって、良かったねーーー!」

式を挙げた二人も
子どもたちの祝福を受けて
おお喜び!

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6)話を元に戻すと

話を元に戻すと、
今回、梓さんの結婚式は、
夫の家族が住む
山の集落で行われる事になった。

マノボ族の酋長で、
プロテスタントの教会の
牧師も兼ねている
首長のもとで、


知り合いを呼び集めて、
行われた!

即席で建てた式場に招待して、
いよいよ、
結婚式が始まった!

まずは新郎が、
父と母に導かれて入場し、
会場の中で新婦を待ち、


新婦が、
ゆっくりと入場してくる。



ミンダナオ子ども図書館 支援方法! ここをクリック!
ミンダナオ子ども図書館
支援方法
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7)いよいよ
結婚式が始まった!



梓さんのお父さんも、
新郎の父親と母親も、


MCLの理事で
マノボ族の酋長で
牧師でもあるガボン氏も、
MCLのスタッフたちも、


厳かな祈りから始まった
結婚式を
神聖な儀式として
受け取っている。

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8)酋長さんは、
牧師さんも司っている


原住民の酋長さんは、
キリスト教で
プロテスタントの牧師さんも
司っているので、

酋長の服で、
聖書に基づいて
礼拝を捧げるが、

収穫祭など、
マノボ族の行事を行う時には、

ヤギや鶏を
生贄に捧げて、

その血を飲み、
肉を食べて、

アイヌや沖縄に
そっくりな儀式を行う。

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9)日本で言えば、
神主さんが


日本で言えば、
神主さんが、

僧侶や牧師も行っているようで、
最初は、
驚いたけれど、

宗教の違いや民族や
国境の壁を越えた、
曖昧さが、

厳格に白黒を分ける、
西洋やイスラム文化と異なって、
かえってアジア的で
良いような気もしはじめた。

宗教や民族や
国籍が異なっていても、
神の愛はひとつで、
人類はみな兄弟姉妹!

MCLの子どもたちの心にも
共通する
原点を見た気がした。

聖書で
イエスが語った言葉が浮かんだ。

「信仰、希望、愛
その中で最もおおいなるのは
愛である!」

「どんなに深い信仰を
持っていても、」

「どんなに大きな
夢や希望も抱いていても、」

「愛が無ければ、無に等しい!
なぜなら神は、愛だから!」

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10)結婚式が終わり
宴会が始まった!



祝福の祝いには、
こちらでは、
豚の丸焼きを食べる!

普段は、
米すらなかなか食べられない
極貧の山の民にとっては、
豚の丸焼きも、

祝福で、
長生きの象徴でもある、
麵でゆであげたスパゲッティも、

年に、
何回も食べられないほどの、

おおご馳走!

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11)ミンダナオ子ども図書館に
帰ってきた!


ミンダナオ子ども図書館に帰ってくると、
子どもたちが、
大喜びで迎えてくれた!

驚いたことに子どもたちが、
独自の披露宴を
準備してくれていた。

さっそく、
結婚披露宴の
パーティーが始まった!

新郎が、
まずは会場に入って、
入り口のそばで新婦を待つ。


子どもたちに導かれて、
新婦がやってくると、


新婦は父親といっしょに
披露宴会場
(MCLの食堂だけれど・・・)
に入場した。


入り口で、
新郎は新婦を迎え、
顔を合わせて手を取り合って、
なかに入ると、

子どもたちが、おお喜び!
大歓声で迎えて、
声をあわせて歌を謡ってくれた!
披露宴が始まるよ!!


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12)原住民の結婚の
儀式から始まった!


披露宴は、
マノボの家庭で
内輪で行われる、
結婚の儀式から始まった!

親が、
新郎新婦の頭をつけさせ、


結婚の誓いと
愛の約束を語らせる。

その後、
おたがいの口に
食べ物を入れて、


結婚の誓いの
ぶどう酒を飲みあった!
山ではぶどう酒などないから、
ヤシ酒を飲む!


そして、
愛の口づけを交わす。

子どもたちは、
悲鳴に近い声をはりあげて、
祝福する!
「結婚おめでとう!!!」


幸せになって
良かったねーーー!

みなさんも、
結婚披露宴は、
ミンダナオ子ども図書館でなされたら!



ez1
なぜここに日本人
マノボ族の首長になった
日本人

 
テレビ東京が
「なぜここに日本人」の番組で
取材に来ました。 
わたしがマノボ族の首長、
アオコイ・マオガゴンになったこと。
マノボ族の儀式の様子。
そして、危険なイスラム地域にも
読み語りにいきました。
それまでは、ほとんどのテレビも新聞も、
「取材に行きます・・・」といって、
なぜかストップしていましたので
実現したときは、
驚きでした。
現地の子どもの様子を見て、
ディレクターやカメラマンは、
涙をながしていらっしゃいました。
映像を見たい方は
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先住民族の文化祭
マノボデー
 
 ミンダナオには、
14部族の先住民が
住んでいます。
それぞれ、
異なった言葉をしゃべり、
文化にも特徴があります。
これは、初期の頃に行った、
マノボの文化祭。
準備のために、
山に食べるためのヤマイモを
とりに行ったり、
ニシキヘビもとって来て、
解体し料理しました。
文化人類学者にとっても、
珍しい映像です。
映像を見たい方は
ここをクリック!
 

マノボデーのカサバイモ
33分
 
映像を見たい方は
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マノボ族の酋長になった
2分


映像を見たい方は
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マノボ族の酋長の依頼で
読み語りに!
10分


映像を見たい方は
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土地を追われるマノボ族:20分

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訪問希望の方は ここをクリック!
訪問希望の方は
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MCLの子どもたち(1)
薪集めに行った!



以下の写真でビデオ映像を作りました
ご覧になりたい方は、
以下をクリックしてください!
12分
薪集めに行った! ビデオ映像は ここを クリックしてください!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!
 
1)MCLのスカラシップ採用の基準が GO!
2)奨学生の学費とお小遣いを支援 GO!
3)子どもたちが協力して炊事 GO!
4)
薪で料理をするほうが良いよ! GO!
5)子どもたちが薪を作っている! GO!
6)数か月すると薪は無くなり
GO!
7)ここが製材所! GO!
8)バナナを入れる木箱を作っているGO!
9)仕事場の後ろに家が見えるよ!
GO!
10)何とかつてのスカラーの子が!GO!

11)薪集めはMCLの子どもたち! GO!
12)薪がトラックにいっぱいになった!
GO!
13)仕事だけでなく遊びが大事!
GO!
14)さあ皆でお昼ご飯を作ろう! GO!
15)MCLに帰ってきたよ! GO!
16)これで美味しいごはんが炊ける!
GO!
17)
毎日食べられるだけでも幸せ!
GO!

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ミンダナオ子ども図書館の
スカラシップ採用の基準が


ミンダナオ子ども図書館は、
スカラシップ採用の基準が、
戦争孤児や極貧による崩壊家庭、

様々な事情で、
保護を必要としている子どもたちを
スカラシップの名目で採用し、

本来なら小学校すら
卒業するのも不可能な子たちを、
小学校から大学まで
行けるようにしています。

しかし、その中でも現地の戦闘地域や、
ジャングルの中を
徒歩で3,4時間かけて
踏み後道を山を越え、

川や湿原を渡って
通わななければならない
原住民やイスラムの子たち、

また、
ゲリラになるための訓練や、
継父によるアビューズ等を受けて、
保護しなければならない子たちは、

保護者と福祉局の許可を得て、
MCLの本部に住んで、
安心してすぐ近くの学校に
通えるようにしています。


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200人ほどの奨学生の
学費とお小遣いを支援


外部の下宿小屋やボーディングハウスに
住まわせてあげて、
高校や大学などに通っている
子たちを含めると、

現在は、
200人ほどの奨学生の
学費とお小遣いを支援していますが、
本部には、男子寮と女子寮があり、

男子が30人ほど、
女子が50人ほど、
80人ほどの奨学生たちが、
住んでいますが、

さらにスタッフも
敷地内に家を建てて
家族で住んで良いことになっていて、
現在スタッフは、20人ほど!

妻や夫、
娘や息子を含めると
総計で家族は、
50人ぐらいが住みついています。

とうことは、
本部だけでも130人余りの
食費と生活費と医療費を
賄っているのです。


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子どもたちが協力して、
炊事をします


食事も、一日三回、
100人分以上を
用意しなければなりません!

炊事だけでも大変なのですが、
すべて子どもたちが
朝は、4時半ごろに起きて
協力し合って朝食を準備して、

昼は、スタッフたちが、
子どもたちが庭で育てている
野菜などを採ってきて、
昼食を準備して、

子どもたちは、
近所の貧しい友だちをさそって、
学校からお昼を食べに帰ってきます。

そして、夜も
子どもたちが協力して、
炊事をします。


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薪で料理をするほうが、
良いよ!


電気もない場所で育ってきたので、
最初は、炊事や洗濯は、
電気や水道が整っているここでは、
先進国では当たり前に使われている、

大きな電気釜を買ってご飯を炊き、
洗濯も洗濯機でしたら楽だし、
子どもたちも驚いて
お喜ぶするだろうと思ったのですが、

これだけの人数の子たちを
養うとなると、
電気製品は、あっという間に壊れて、
使い物にならなくなってしまいました。

「薪でご飯や料理をするほうが、
良いよ!」という
子どもたちの意見を取り入れて、

それ以降は、
薪で作るようになりましたが、

男の子も女の子も
協力し合って、

本当にしっかりと
薪でご飯を炊いて、
美味しい料理を作ってくれます!

前にもサイトで書きましたが、
「洗濯も、洗濯機でボタンを押すだけで
洗濯できるなんてつまらない!
みんなでやる方が楽しいよ!」

日本にもかつてあった
井戸端会議の様子が、
今も残っているのです!



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子どもたちが
庭で薪を作っている!


ミンダナオ子ども図書館では、
食事の用意をするのは、
子どもたち!

庭で廃材を切り割って
料理用の薪を作ったり、

おかずの野菜を
有機農法で育てたり、

寄付で購入できた水田で
140人分の米を賄っています!
感謝です!

そこで収穫された
お米を干して、

寄付で購入できた
精米機で精米して、
(感謝です!)

コメ袋に詰めて
保存したり。

本当に、
皆さまのおかげで、
ここまで来ることが出来ました!

あと10ヘクタールあれば、
日本からの訪問の若者たちを含む
おかずも自給できます!

奈々子さんが、
宮木あずささんと連携して、
ZOOM交流やクラウドファンディングなどで
がんばっています!
よろしくお願いいたします。

西村 奈々子
mcl.nanako@gmail.com
宮木 梓
mcl.v.staff@gmail.com

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数か月すると
薪は無くなり


しかし、
数か月すると薪は無くなり、

薪にするための廃材を求めて
製材所に行かなければ、
ならなくなる!

寄贈していただいた
トラックのエルフに
スカラーたちもスタッフたちと
いっしょに乗り込んで、

さあ、みんなで
薪を獲りに行こう!



ミンダナオ子ども図書館から出発!

MCLの正門を抜けて、


マノンゴル村を
通り抜けて、

製材所のある
山麓に向かった。

かつてはほとんどが、
凸凹のラフロードだったけれど、
今は開発が進んでいるせいか、
国道は、コンクリートの道になっている。


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ここが製材所!


廃材を安く買える
製材所に着いた。

子どもたちは、
車から降りると、

製材所から、
廃材を選んでトラックに載せ始めた。

ここでは、
ゴムの木の廃材を集めたものを、

切断して板を作り、

それを組み合わせて、
輸出用のバナナを入れる
木のケースを作っている。

従業員たちは、
慣れた手つきで、
ゴムの木を切て、

板を作り、


その際に出る、
一番外側の廃材を
山のようにまとめて
積み上げていく。

ラワンなど、
自然林の木を使わずに、
ゴムの木の廃材を使えば、

自然保護にも役立つ!



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バナナを入れる
木箱を作っている


作業員たちは、
慣れた手つきで、
丸太を切って、
木の板を作っていく。

そして出来上がった
板を基にして、

母親や女性たちが、
子どもたちといっしょに、
バナナを入れる
木箱を作っている。

仕事場で、
大人だけではなく、
子どもたちも手伝って、
輸出用のバナナをいれるための、

木箱づくりの仕事を
進めていくるのには
驚いたけれど、

だれも
子どもたちが、
仕事の邪魔をしているとは
思っていない。

日本であれば、
「仕事場に子どもを入れるなど、
とんでもないことだ!」といって、

子どもたちを仕事場から
追い出すような気がする・・・

また、小さい子たちは、
廃材から出た
木材のヌカで
おままごとをしている!

仕事場で子どもたちが、
楽しそうに遊んでいても。
だれも、
文句を言わない!

むしろ親たちは、
そのような子どもの姿を
うれしそうに見守っている!

こうした仕事場の雰囲気を見て、
ぼくも、MCLのなかでは、
子どもも仕事場の中で遊んだり、

ゆりかごの中で
赤ちゃんをあやしながら
仕事をしても良いことにした。
ミンダナオ子ども図書館と同じだね!


kawa9
仕事場の後ろに
家が見えるよ!


仕事場の後ろに
山のように積まれた
木のヌカ山に登ってみると、

驚いたことに、
工場の後ろに、
たくさんの家々が
並んで建っていた!

何とそれは、
作業員の家族の住んでいる家で、
結婚している作業員たちは、
工場の後ろの敷地内に、

自分で家を建てて
住んでも良いことに
なっているのだ。

お父さんやお母さんが
働いている
工場から抜け出て、

我が家に向かう
子たちの後についていった。

仕事場と我が家が
一体になっているのも
ミンダナオ子ども図書館と同じだね!

家庭と仕事場に
壁や境界を作らないのも
子育つ環境に良いような気がして、
MCLをそのような場所にしたけれど、

この工場も、
家庭と仕事場の境の無い、
そのような仕組みの場所になっていた。



kawa10
何とかつての
スカラーの子が!


どのような家に住んでいるのか
興味深くなり、
居住地に降りて行ってみた。

家自体は、
こちらの山の家々のように、
良くて木か、
質素な竹小屋のような家だ!

おそらく労働者として工場で働き、
仕事で給与が貯まれば、
自分の土地を買って
家を建てるつもりだろう。

ある家の前を通りかかると、
なかから中年の女性が顔を出し、
その話を聞いて驚いた!

何とその方の娘さんは、
かつてMCLの奨学生で、

ハイスクールを卒業すると
16歳で
結婚したのだった!

母親が呼ぶと
中から女性が出てきた。
確かに見た覚えのある
顔つきの女性だった。

女性は、うれしそうに微笑むと、
自分は結婚して
母と夫と
この家に住んでいるのだという。

夫も良い人だし、
子どもも一人いて、

家族を持てて、
とても幸せだと語ってくれた。

そして、
夫も中から顔を出して、
家族がとても
幸せなのが感じられた!


kawa11
薪集めをしているのは、
MCLの子どもたち!


一生懸命に
薪を集めているのは、

ミンダナオ子ども図書館の
子どもたち!

ご飯を炊くのに適した薪を
選んで集めて

大量の薪を
袋で束ねて

肩に担いで
運んでいく!

小さい子たちも、、
女の子たちも、

嫌な顔一つせずに、
お互いに協力し合って、
薪を集め、

集めた薪を
袋で覆って手で持ったり

肩に担いで
運んでいく。

私の妻も
小さいときから山で育ち、

家族のために
山の斜面で薪集めをして、
家に運んだ。

他の子たちも
山やへき地で育ってきたので、

ミンダナオ子ども図書館の
薪集めなどお手の物!

ぼくも真似して運んだ。
かつて北海道で、
薪ストーブを炊くために、
薪割をしていたことを思い出した。



kawa12
薪がトラックに
いっぱいになった!


廃材を集めて
積んでいく子どもたち!

途中で休憩して、
パンを食べ、
コーラを飲んだけれど、

あっという間に、
トラックに積まれた薪が
いっぱいになった!

MCLの
子どもたちの力は、
本当にすごい!


薪が積まれたトラックは、
さっそくスタッフの運転で、


MCLに帰って行った!

トラックは、
MCLに帰っていくけれど、

私たちは、
子どもたちと残り、
ここから3台の車に
分散して乗り、

別の場所に向かった!
そこで昼ご飯を食べて、
川で遊ぶため!



kawa13
仕事だけでなく、
遊びが大事!


ここは、
車でも入れる山の川!

時々子どもたちと
遊びに来て、
車を川で洗った後、
水浴びを楽しむ!

今日は、ここで
泳いで遊んだ後に、

薪でご飯を炊いて
お昼を食べることにした!

子どもたちは、
大喜び!

さっそく
川に飛び込むと、
泳ぎ始めた。

海では、泳いだことも、
海を見たことも
無い子たちだけれど、

川で泳ぐのは、
慣れている!

山では、タライに
洗濯ものを詰め込んで、
川に降りていき、

川で洗濯した後に、
川に飛び込んで
自分を洗濯!

水着など
買えるわけないから、
服ごと、川に飛びこんで
はだかで泳いでいた子どもたち!


パンツだけで
泳ぐこともあるよ!
(下は、山での子どもたちの写真!)


さらに家族のために、
カエルやカニをとって
バケツに入れて持ち帰る!


カエルやカニは、
貧しい家族にとっては
おおごちそう!




kawa14
さあ皆で、
お昼ご飯を作ろう!


友だちどうしで
思う存分遊んだ後、


さあ、みんなで
お昼ご飯を作ろう!

川沿いに
落ち枝を拾って集めて、

それに火をつけて、

お鍋を置いて、
お昼ご飯を作り始めた!

さすがに、
山での炊事にも慣れていて、

子どもたちも
スタッフといっしょに、
お昼ご飯の用意をする!


あっというまに、
ご飯も炊けて、

魚も焼けて、

煮物も出来あがった!

煮物の汁は、
こちらでは、
ご飯にかけて食べるけど、

山では、
スプーンやフォークを使わずに、
手で食べるのがあたりまえ。

慣れると、
手の感触で、
食べ物が感じられて、
口に入れると美味しいよ!



kawa15
ミンダナオ子ども図書館に
帰ってきたよ!


川での遊びも楽しいけれど、
ミンダナオ子ども図書館に帰ってくると、
なぜか心がホッとする!

やはり子どもたちにとっても、
スタッフたちにとっても、
MCLは、我が家だね!

ぼくも、日本から
ミンダナオのダバオに着き、
キダパワンの街に入り、
ミンダナオ子ども図書館に着くと、

なぜか不思議なくらい
心がホッとするのは何故だろう。

自然と子どもたちに囲まれて、
最小限に食べられて、

学校に行きたければ行けて、
病気も治せて、
子どもたちにとっては、
MCLは、天国のような場所だという!

さっそく子どもたちは、
トラックの荷台から、
薪を降ろし始めた。


あっという間に、
薪は積み下ろされて、


山のように、
無造作に積み上げられた薪は、

翌日、
薪が乾燥されやすくするために
ひとつひとつ手に取って、

四角く重ねて
風通しの良い
積み上げにしていった。

乾燥された薪は、
その後、
台所の側に置かれた。


kawa16
これで美味しい
ごはんが炊ける!


薪が積まれて
子どもたちは、
おお喜び!

「これで、
美味しいご飯が炊ける!」

さっそく
薪をかまどに入れて、
ご飯やおかずを
料理し始めた!

男の子も女の子も
協働し合って
料理をしていく!

「さあ、できたよ!」

「みんな、
食べにおいでーー!」

食堂に座って
朝食をほおばる子どもたち!

庭で育てた
瓜の卵炒め!

鳥の足の煮こみ!
軟骨もおいしく食べられる!

魚のテレピアの
唐揚げ煮込みは、
頭までしっかりと
食べられて美味しい!

おこげご飯も
美味しいよ!


kawa17
毎日食べられる
だけでも幸せ!


山では、
お米のご飯も、

めったに食べられなかった
子どもたち!

MCLでは、
この子たちが
庭で野菜を育て、

お米干しや
精米もしている。


ミンダナオは、
お米は2.5期作で
2年で5回の収穫があるし、

米の値上げが心配で、
水田も購入し続けて、
現在240人分のお米は
自給しているけれど、

何とか
あと10ヘクタール
購入できれば、
お米を売ってその利益で、

魚や鳥などの
おかずも、

塩や砂糖や
野菜や調味料も
すべて自給できて、

安心して
生活していける!

こうやって
毎日ご飯が
食べられるだけでも幸せ!



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立正佼成会のゆめポッケ
17分


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kok1
16歳で結婚した
スカラー調査と読み語り




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16歳で結婚した スカラー調査と 読み語り ビデオ映像クリック
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1)活動の根幹GO!
2)
とっても賑やかな大家族 GO!
3)
本当の幸せって何だろうGO!
4)MCLが来たよー!GO!
5)読み語りの前に歌と踊り!GO!
6)
MCLの紹介!GO!
7)いよいよ読み語りが始まった!
GO!
8)原住民とイスラムとクリスチャンの歌GO!
9)山芋堀の劇をした!GO!
10)最後に絵本を手に取って GO!
11)ゆめポッケを渡した!
GO!
12)終わってからパンを渡す GO!

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ミンダナオ子ども図書館の
活動の根幹は


ミンダナオ子ども図書館の活動の根幹は、
戦争や災害による避難民や
僻村の子どもたちへの読み語り!

そこで出会った
孤児や崩壊家庭の子どもたち、
極貧で学校にも行けず、
放っておくことが出来ない子たちを

本人と保護者が望めば、
スカラシップ採用して、
小学校から大学まで行かせてあげている。

とりわけ現地に置いておけない子は、
MCLの本部や
宿舎に住めるようにして、
衣食住を提供している。

今回の山岳地域の
マノボ族の村への読み語りは、
休日が重なったので、
スカラーの子の家によった。

母も父も病気で亡くなり、
祖母が子どもたちの面倒を見ているけれど、
兄弟姉妹も多く学校にも通えず、
食べるのも厳しい!
我が家は、それでも心のふる里!

水田のなかに出来た小道を行くと、

田んぼの隅の
空き地に建てられた、
少女の実家の見えてきた。

少女の一家は、
おそらく
田んぼの草刈りを手伝って、

わずかながらの日銭を稼ぎながら、
何とかかんとか、
食べる暮らしをしているのだ!

空き地に入ると、
粗末な家が見えてきた。

竹で作られた
質素な素朴な家だけれど、
家があるだけでも
ましな生活!

台所もあって炊事もできる。
しかし、電気やガスがあるはずもなく、
周囲の林から採ってきた
薪でご飯を炊いている。

「わたし、お母さんもお父さんも
病気で死んでいないの!」
でも家に着くと、お姉ちゃんが大喜びで、
抱きしめてくれた!

「ここに住んでいるのは、
一番上のお姉ちゃん。
結婚して夫婦でここに住んでるけれど、
たくさん子供がいて、生活は大変!
でも、我が家に帰れて、幸せよ!」

家に入ると、
お姉ちゃんが出てきた。
お姉ちゃんは、MCLのスカラーだったけれど、
年末年始に里帰りして、
スカラーを辞めて結婚したの!

小学生の低学年の時から
MCLで暮らして育ててきた子だけに懐かしい。
それにしても、
16歳で結婚するとは思わなかった。

支援者の方にとっても、
ショックだったがゆえに、
今回、妹といっしょに家を訪問して

結婚の理由と
その後の状況を調査して、
支援者の方へ、
結婚理由と感謝の手紙を書いてもらった。

14,5歳から結婚するのは、
こちらでは当たり前だけれど、
両親とも病気で亡くなっているので、
親の都合で結婚させられたわけではない。

「わたし、お正月に里帰りしたら、
幼なじみに出会って恋に落ちて
それで、結婚を決めたの!
まだ、妊娠はしていないけれど、
抱いているのは、お姉ちゃんの子ども!」


sy2
とっても賑やかな
大家族


家には、
すでに結婚して子供のいるお姉ちゃん夫婦や
親戚の子どもたちも沢山いて、
とっても賑やかな大家族!

食べさせていくだけでも大変だろうけれど、
お姉ちゃんのご主人も、
田んぼの草刈りや種まきなどなど、
頑張って家族を養っている。

「お父さんもお母さんも病気で亡くなって、
ときには、
お姉ちゃんも働いているので、
子どもたちのめんどうを見る人もいないし、

だからわたし、結婚して、
夫とこの家に住んで、

わたしが、
子どもたちの
めんどうを見ることにしたの!

彼氏も幼なじみで、
とっても良い人だし、
ここでみんなで助け合って、
子どもたちを育てていきたいの!」

若くして結婚しても、
幸せだったら何よりだね!


sy3
本当の幸せって
何だろう


スカラーの家に寄った後、
さらに山を車で登って、
山奥に住む原住民
マノボ族の住む村へ向かった!

先進国の視点から見ると、
貧しくってお米も食べられず、
電気もガスも届いていない
原住民の村は、

極貧地域であるだけに、
貧困=不幸のように
思えるけれど、

兄弟姉妹で助けあい、
隣人同士で支え合って暮らしている
貧困地域の人々の
幸せそうな笑顔を見ると、

貧しくっても、
何よりも子どもを大切に愛して
暮らしている様子に、

むしろ電気もガスも
冷蔵庫も洗濯機もある街から来た、
私たちの方が、
彼らから、

生きる喜びと力とを
もらっているような気持になって、
本当の幸せって何だろうと
考えさせられるようになる。


sy4
MCLが来たよー!

村について、
スカラーたちが
読み語りの準備を始めた。

土の上にビニールシートを引いて、
子どもたちが
座る場所を作る。

こんな辺ぴな寒村なので、
どこから
こんなに多くの子どもたちが
集まって来るのだろう!

子どもたちは、
ビニールシートの上に
座り始めた。

マノボ族の住むこの村には、
過去も何回か訪れて、
奨学生も採用している。

日本の支援者の方々から、
送られてくる古着や靴も
届けているので、

以前は、裸足で
穴だらけの服で
裸同然の子たちだったけれど、

今日は、子どもたちは皆、
皆さんから送ってもらった
古着を着ているので
とってもおしゃれで可愛い!!!


sy5
読み語りの前に
歌と踊り!


読み語りの目的は、
何よりもみんなで、
楽しい時を過ごすこと!

愛と友情のなかで、
楽しい時を過ごすことが
読み語りの目的だから、

まずは、
みんな総立ちになって、
読み語りの前に、
歌と踊りが始まった!

ロラレの歌と踊りは、
ミンダナオ子ども図書館に
来られた方々なら、
だれでも記憶に残っているに違いない!

ロラロラローーラ
ロラロラレ

ロラローラーローラー
ロラロラレ
ヘイ!!!


MCLに来た人ならば、
必ず思い出す
懐かしい歌と踊り!


こうした歌や踊りも
誰かが教えたのではなく、
子どもたちが自分たちの体験から、

ギターと太鼓の伴奏も付けて
みんなで踊って
歌うもの!


スカラーたちの
歌って踊る姿を見て、

初めて歌って踊る
村の子たちも、
歌と踊りに大喜び!


ロラレの後にもう一曲、
「楽しくって幸せなの!」
という名の歌と踊りを楽しんだ!


この歌と踊りを
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読み語りの前に、
MCLの紹介!


読み語りの直前に、
スカラーたちは、
MCLの紹介をした。

「MCLは、戦争で親が殺されたり、
極貧で家庭が崩壊した子を
奨学生に採用して、
大学まで行けるようにしています!」

「遠くて村から学校に通えない子や
家に住めなくなった子は、
ミンダナオ子ども図書館の本部に住んで、
学校に通えます!」

「小学校から大学まで、
今は、全部で200人ぐらいの奨学生がいるけれど、
今、本部に住んでいるのは、
80人ぐらい!」

「この子は、パパトモの娘さん!
次女の舞花ちゃんで高校生!」

「MCLでは、
イスラム、クリスチャン、先住民が
仲良く一緒に暮らしています。


宗教や部族が違っていても、
私たちは兄弟姉妹、一つの家族!
大事なのは、愛と友情!」


sy7
いよいよ
読み語りが始まった!


最初の読み語りは、
戦争で親を失ったイスラムの若者。

マギンダナオ族で、
母語は、マギンダナオ語だけれど、

フィリピンの国語になっている
タガログ語を使って、
マノボ族の子どもたちに
お話しをした。


選んだのは、
日本から寄贈された、
日本語の絵本だけれど、
日本語は、ぜんぜんわからないのに、

絵を見ながら、
お話を理解して
自分で作って語っていく!

今度は、マノボ族のスカラーが、
マノボ語で絵本を読み語った。

母語は、大事だから、
必ずその地域の言葉でも
読み語りをする。

ミンダナオの子どもたちは、
本当にお話を語るのが上手!
なぜこんなにお話が出来るのか
最初は、ぼくも驚いたけれど、

ある子が、
「絵本が無くっても、語れるよ!」
といって、
何と民話を語り始めた。

するとほとんどの子が、
「ぼくも、わたしも、語れるよーーー}

幼いころから、
お話を身近に
語ってもらって育ってきた子たち!

だから、
お話を語ることが出来るのが
当たり前の社会だった。
お話の生きている世界ミンダナオ!


マノボデーのカサバイモ:33分
 
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sy8
原住民とイスラムと
クリスチャンの歌も唄った!


お話とお話のあいだに、
原住民とイスラムとクリスチャンの
伝統的な子どもの歌も
唄うことにしている。

同じミンダナオの
違った文化の美しさに
触れることも大事だから!

まず最初に
イスラムの歌を唄った。

エキゾチックで
独特なメロディーに、
子どもたちは、
すっかり引き込まれていく。

次に唄ったのは、
マノボ族の子どもの歌!

子どもたちにとっては、
なじみ深い歌で、

合いの手を入れて
大喜びで歌う
マノボ族の子どもたち!

そして最後に、
ビサヤ語で
クリスチャンの歌を唄った。

この地域には、
ビサヤ語を話す子たちもいて、

みんなにとっても
なじみ深い童謡だ!

以下に、イスラムの歌とマノボの歌を
唄った時の映像を載せました。
クリックしてみてくださいね!
ビデオ映像には、 ここをクリック!

sy9
山芋堀の劇をした!

読み語りでは、
いつも最後に劇をする。
劇の名は、
「おおきなカサバイモ」

わたしの父が編集した福音館の
絵本「おおきなカブ」にヒントをえて
ミンダナオには、
カブが植わっていないので、
カブをカサバイモに変えて
子どもたちが作った劇だ!

カサバイモは、
山や庭にも植わっていて、
ミンダナオでは自然に生えている
長芋の一種。

ジャングルのなかでも生えていて、
米を買うお金もない
山に住む人々にとっては、
重要な主食!

とりわけ子どもたちは、
親が仕事に忙しいときに、
カサバイモを掘りに
仲間といっしょに山に入り、

カサバイモを見つけると、
「うんとこしょ!」「どっこいしょ!」と、
カサバイモを引っこ抜いて、
肩や背中にかついで持ち帰る。

学校にもいけない
極貧家庭の子たちだけれど、
こうやって仲間と協力して、
家族を助ける。

帰る途中で
川を渡るときには、
カエルや蟹をとって帰る。

カエルや蟹は、
大ご馳走!
ヤシの実の汁で
炊いて食べるとおいしいよ!

ときには、
ヘビもとらえて食べる!

カサバイモの劇に話をもどすと、
原本の絵本には出てこない、
猿やカエルも出てきて、
うんとこしょ!どっこいしょ!

そして最後の結末は、
ネズミが出てきて、
カサバイモのまわりを
コツコツほって、

みんなで力をあわせて
見事にお芋を引っこぬく!

ネズミが、
芋の周りをコツコツほって、
カサバイモを抜くわざは、
大きなお芋が、
ひっぱってもぬけない時に、

子どもたちが、最後に、
カサバイモのまわりを
コツコツ掘って、
引っこ抜く時の体験から来ている。

ミンダナオの子どもたちの
表現力と想像力は
素晴らしい!

日本だったら先生に
「絵本のお話と違うじゃない!
原本の通りにやりなさい!」
と、怒られそう?


sy10
最後に
絵本を手に取って


読み語りが終わると、
最後に子どもたちに絵本を渡す。
プレゼントするわけではないけれど、

絵本や本など手に取って
見たことも無い子どもたちにとって
こうして自分の手に取って、
開いてみることで、

たとえ日本語が読めなくっても
絵を見るだけで
深い興味が湧いてくる!

「自分も絵を描いてみたい!」
「字が読めるようになりたいなあ!」

親の話を聞くところによると、
学校にいくことへの
深い興味も沸いているという。

その後、
子どもたちとスカラーたちが、
レロンレロン シンターを
唄って踊っていっしょに遊んだ!!

これは、日本でも知られている
「後ろの正面だーーーれ!」

敵と味方に分かれて
勝ち負けを競う
バスケットや野球などの
ゲームも良いのだろうけれど、

みんなで手をつないで
楽しく歌ったり踊ったりする
こうした伝統的な遊びからこそ、

心の基層に息づいている、
愛と友情で平和を作る
希望と勇気が培える気がする!

そして、子どもの頃の
こうした遊びの体験こそが、
将来つらい事があったとしも
死なずに生きる勇気になる!

MCLの子たちは、
貧しく親に見捨てられたり
殺されたり、
辛い体験をしてきた子たちだけれど、

明るく死なずに生きる力があるのは、
家庭も大事だけれど、
ちまたの遊びの体験が、
彼らを支えているのだと感じる!


sy11
ゆめポッケを
渡した!


ゆめポッケは、
仏教団体の
立正佼成会の子どもたちが、

一食ぬいて貯めたお金で、
世界の貧しい子どもたちのために、
オモチャやぬいぐるみや
学用品を買って、


それを親や会員の方々が、
手縫いして作った布袋に入れて
子どもたちに届けるプロジェクト!


ミンダナオ子ども図書館の子どもたちが、
貧困の子たちが住んでいる
僻村や都市の貧民街に
出かけて行っては、読み語りをしたり、

病気の子どもがいると
薬から手術まで
無償で行っているのを見て、

佼成会のスタッフたちが感動して
ゆめポッケを配る活動を開始した。

佼成会の若者たちが、
次期代表の庭野光祥さまとMCLを訪れて、
自らの手で「ゆめポッケ」を
現地の子たちに渡された。

その時の若者たちの
感動的な様子は素晴らしく、
今も心に沁みとおる!

その時の映像をご覧になりたい方は、
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ゆめポッケ17分

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ぼくは、新興宗教については無知だけれど、
ゆめポッケには、
ひとつひとつに作り手の
真の心がこもっていて、

小さいとき受け取った
手作りの袋やぬいぐるみを、

大学を卒業するまで子どもたちは、
大事に持っていたり、
その後も結婚して子どもが生まれるまで、
大切に持ち続けていたりしている。

立正佼成会とは、
長年のお付き合いで、
地震があったときには、
母屋の修復費も出してくださったし、

毎年贈られてくるゆめポッケを
今年もMCLのスカラーたちが、
貧困地域の子どもたちに
心をこめて手渡している。


sy12
終わってから
パンを渡す


また、読み語りの時には、
必ず終わってからパンを渡すか、
炊き出しをして
ココナツのおかゆを食べさせてあげる。

子どもたちの服装は、
以前この村に来た時に、
皆さまから送られてきた
古着を渡しているので、

今回は、
みんなそれを着てきて、
思った以上に
可愛らしい服装で集まってきていた。


古着を渡す以前には、
この村の子たちは、

穴の開いたボロボロの服を着て、
下着や靴もあるはずはなく、

素足で
はだか同然だった!

それでも、
ふだんは今でも、
なかなか
お米のご飯も食べられないし、

パンなんかは、
夢のまたゆめ!

普段食べているのは、
劇で出てきた
カサバイモぐらい。

それがわかっているので、
MCLでは、
読み語りに行くときには、

炊き出しをして、
お米でおかゆを作ったり、
一人一人にパンを渡す!

そんな貧困地域の
子どもたちだけれど、
なぜか笑顔が美しく、
とっても幸せそうに見えて、

私たちの心の方が、
彼らの心によって癒される!

物やお金が、
あふれているから幸せ???
お金や物がなくっても
心が豊かなら幸せ???

聖書の言葉が浮かんできた。
「貧しい人は幸いである、
天国は彼らのもの!」

貧しいからといって、
必ずしも不幸とは限らない。

私たちの生活の方が、
豊かな国の人々の生活よりも
はるかに美しいと
感じるときだってある。

けれども、どうにもならないのが、
たべられないときと、
お金が無くて学校に行けないとき、
病気になっても治せないとき・・・



なぜここに日本人
マノボ族の首長になった日本人


テレビ東京が「なぜここに日本人」
の番組で取材に来ました。 
わたしがマノボ族の首長、
アオコイ・マオガゴンになったこと。
マノボ族の儀式の様子。
そして、危険なイスラム地域にも
読み語りにいきました。
それまでは、ほとんどのテレビも新聞も、
「取材に行きます・・・」といって、
なぜかストップしていましたので
実現したときは、驚きでした。
現地の子どもの様子を見て、
ディレクターやカメラマンは、
涙をながしていらっしゃいました。
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講演、公演の予定表など



2023年のお正月
市場の買い物と海と町



以下の写真でビデオ映像を作りました
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2023年のお正月 市場の買い物と海と町 映像ビデオへGo!
深く内容をお知りになりたい方は、
サイトの文をお読みいただければ幸いです!
 
1)正月休暇は、寂しくなる時期! GO!
2)まずは市場で食料を買い入れ!GO!
3)獲りたてのマグロが並んでいるGO!
4)庶民のリゾートに泊まったGO!
5)リゾート地で物売りをしながらGO!
6)
海で泳ぐのは、あこがれの一つ!GO!
7)リゾートとしては、まだ庶民的?GO!
8)今では、夜でも歩ける街GO!
9)ダバオのモールに寄った!GO!
10)
年越しの焼きそばを食べたGO!
umi1
正月休暇は、
寂しくなる時期!


MCLの奨学生には、親のいない子が多く、
クリスマスから正月の休みには、
里帰り出来る子は帰るけれど、
複雑な事情で帰れない子もいる。


そんな子たちにとって
クリスマスから正月休暇は、
寂しくなる時期!

そのことを考慮して、
毎年この時期には、
海に泳ぎに行ったり、

ダバオに家で、
お正月を迎えたりする。

今年は、毎年行くサンタマリアの浜に
行くことが出来ず、
ダバオとキダパワン市の中間の
ディゴスの海辺のリゾートに泊まった。


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まずは市場で
食料を買い入れ!


まずは、スタッフとディゴスの町に出て、
街の市場で、
休暇中に食べるための
食料を市場で買い入れた。

スーパーやモール
最近はやりの
コンビニでも買えるけれど、
市場の素材は新鮮で、

生活の匂いと活気があって、
なぜか心が暖まる。


「この貝、生きているよー!」

「イカも貝も魚も
捕りたてだよー!」



「モズクも
海ブドウもおいしいよー!」


小さな女の子が、
一人で売っているので、聞いてみた。
「一人で、お仕事しているの?」
「ええ!」

「お母さん、お父さんは?」
「お父さんは居ないの!
お母さんは、別のお仕事・・・」

頑張っている少女を見て
放っておくことが出来ず買ってあげた。

寂しいときもあるだろうけれど、
市場のまわりの人も知っていて
見守り支えてあげているのがわかる。


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獲りたてのマグロが
並んでいる


ここは、南海マグロの漁業基地でもあり、
本当に大きな獲りたてのマグロが
新鮮に切られて並んでいる。

さっそく、マグロの切り身を買った。
こちらでは、わずかに酢をかけて、
刻んだキュウリといっしょに
刺身マグロを食べる習慣がある。

料理の下味も、
ラマスと呼ばれている、
ニンニクや玉ねぎやショウガを刻んで
下味を作ってから煮たり焼いたり・・・
コクがあって美味しい。

訪問者が、
ミンダナオの料理を食べて必ずいう事。
「味に深みとコクがあって、
本当においしいね!」


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庶民のリゾートに
泊まった

今回の海水浴には、
キダパワンとダバオの中間にある
ディゴス市のそばの
リゾートに泊まった。

リゾートと呼ばれているけれど、
質素なヤシの葉でふかれた
屋根の小屋で寝る
庶民的なリゾート地。

河口の向こう側には、
漁師さんたちの
素朴な村が見える。

河のほとりに立っていると、
リゾートで魚を売った
母親と息子が、

バケツを抱いたまま
二人で河口に立ち、

泳ぎながら、
河を渡って
漁村に帰っていくのが見えた。

お父さんが捕った魚を
リゾートで売りながら、
生活を支えているのだ!

漁民たちの生活は、
決して裕福ではなく、

逆にリゾート開発で
住んでいた土地を追われて、
対岸や山に
移らざるを得なくなり、

貧困にさらに
追い打ちをかけられていく
漁師さん家族も多い。


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リゾート地で
物売りをしながら


川沿いには、
リゾート地で物売りをしながら、


かろうじて食べている
漁民もいた。


その生活は、
決して豊かとは言えない。

柵の向こう側は
リゾート地だけれど、


日常は、
入ることが許されていない。



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海で泳ぐのは、
あこがれの一つ!


極貧の山で育った
原住民の子たちは、

靴すら履いていず
裸足ゆえに、

山裾の町まですら
降りたことがなく、
山裾からは、
遠くに海が見えるのだけれど・・・

海に行ったことも無く、
ましてや海などで泳ぐのは、
夢のまた夢!!!

川では
泳いだことはあっても、

初めて海で泳いで、ビックリするのは、
「うわーーー、ショッパイ!!!」
海の水が、塩辛い事すら
知らない子がいる。

でも、広大な海を前に
波にのって浮かれて
大喜び!

砂で遊ぶのも
初めて!!!


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リゾートとしては、
まだ庶民的?


休暇中に
家族親戚みんなで訪れて、
ファミリーバンディング!

みんなで食べて
飲んで唄って?

酔っぱらっても
孫たちが
面倒を見てくれる???

漁師さんたちも許可を得て
カヌーで息子と
漁をした後、、

リゾートに
カヌーを入れて、

魚を売りに来ても
良いことになっている。

バケツに魚を入れて
息子といっしょに
売りに来た漁師さん。

みんなで
楽しく遊んだ後、


子どもたちは、
自分たちで
夕ご飯の支度をしてくれた。

いつもの事だけれど、
本当に自立して
しっかりした子たち!

ぼくは、この子たちを
養っているのではなく、
この子たちに
養ってもらっていると感じる・・・

彼らにとっては、
毎日食べられるだけでも
幸せ!




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今では、
夜でも歩ける街


ダバオは、フィリピンでは
ルソン島のマニラに次ぐ
大きな町だけれど、

40年以上続いた
ミンダナオ島の
イスラム地域での紛争ゆえに、
危険なイメージが強い。

確かに、イスラム地域は
今年も小さな紛争や殺害が起こり、
安全とは言い難いが、

ドゥテルテ大統領が
かつて長年市長を務め
今では、
夜でも歩ける街になった。

マニラとダバオを訪れた
多くの人は、
マニラよりもダバオの方が、
安全で住みよいという。

最近は、
大きなモールも次々と出来て、
海外からも、インド人、韓国人、
中国や台湾の人々が住み、
大学などに通っている。


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ダバオの
モールに寄った!


ここ数年で
ダバオの町は発達?して、
たくさんのモールが建った。

山で育った
スカラーたちにとっては、
大きなモールは驚きの場所。

エスカレーターにも
あまり乗ったことがないので、
怖くて乗れない子もいる。


ぼくとしては、良し悪しは別にして、
一つの体験だと思う。


しかし、この格差に
彼らは、何を感じているのだろうか?

確かに物は、
豊かにあふれているけれど、
たとえダバオ市に住んでいても、
貧しい子たちには別世界?


食べ物の値段も、
市場と比べてみると、

格段に違うし、
海外からの輸入物資も
たくさん売られていて、

それなりの良さはあるけれど・・・
大学を卒業して、町の企業に就職したり、
海外に出稼ぎに行った子たちが、
ミンダナオ子ども図書館に戻ってきて
必ず言う言葉は、

「町に住んでも、海外に出稼ぎに行っても
さびしいよーーー!
MCLとふる里が一番いい!
本当の幸せって何だろう。」



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年越しの焼きそばを
食べた


まさかこんな立派な家を
買うとは思わなかったけれど、
この地区の所有者が、
私たちの事を気に入って、

「この家は、
息子の想いのこもった家で、
古いけれども、
MCLに買って欲しい・・・」

と言って、
当時500万円ぐらいで譲り受けた家。
古いのでエアコンも無いけれど、
心を込めて建てたことが良くわかる。

この家が持てたおかげで、
ダバオでの活動で
スタッフたちも
毎回、ホテルを予約しなくても済み、

空港からも近く、
訪問者も泊まったり
娘たちもここに住んで、
大学に通っている。

スカラーたちも
しばしば皆でここに泊まり、
クリスマスやお正月を
お祝いしている。

今年もお正月をここで迎え、
大晦日には、
焼き鳥と焼きそばと
フルーツを食べた。

焼き鳥は、
お祝いのときの
食べもの!

それと長生きを願って、
麺類と
フルーツを食べるけれど、

こちらでは、
年越しの焼きそばか、
スパゲティー!

年が明けると
花火が空を飛ぶ!
「明けましておめでとうこございます!
今年もよろしくお願いします!」





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