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Moultonという自転車

Alex Moulton AM Esprit 管理人は、先日初めて「Moulton」と名の付く自転車に乗ることが出来ました。乗ったのは通称「お城製」と言われるモールトン城謹製の下位モデル(ってもフレーム40万)AM espritと、さらに廉価版なパシュレイ社がライセンス生産するTSR-8。

雑誌やネットでよく目にする「シルキーライド」と呼ばれる乗り心地、細い鋼管をつなぎ合わせた「トラスフレーム」(Space Frameと呼ぶのが正しいそうですが)に、もうめろめろ状態。
まぁ、おいそれと買える値段ではないので、そのうち手に入れられればみたいな夢が出来た、って所ですが、そこで気になったのが「なぜモールトンはトラスフレームに小径タイヤ、サスペンション付きなのか?」という事。

早速Moulton BicycleのWEBページや、ネット上の情報を探し回って、管理人なりに調べてみることにしました。んで、行き着いたのがこちら。

・小径タイヤは空気抵抗や慣性モーメントが小さく、剛性が高い
・この小径タイヤのメリットにより、加速性と操縦性が上がる
・小径タイヤでの転がり抵抗を小さくするため、高圧タイヤを採用
・路面状態による車体の上下動は、前に進むエネルギーをロスする
・エネルギーロスを抑え、効率よく力を使うためにサスペンションが必要
・サスペンションを採用したために、フレーム自体のしなりは不要
・フレームを軽量化しつつの縦横剛性を上げるため、トラス構造を採用

書けば他にもきりがないくらい有るんですが、おおむねそう言う事らしい。う〜む、何というか理にかなっているというか、3段論法どころか考え尽くされて出来ているんだなぁと言うことに妙に納得。おまけにこれまでに乗ったどの自転車より乗り心地がいいと来てますから・・・。

限られた人間の力を使って走る「この世で最も効率の良い乗り物」と賞される自転車を、さらに突き詰めてしまうモールトン博士はまさにエンジニアの鏡。世の中アルミだカーボンだって騒いでますが、新素材を使わなくったって、こんないい乗り物が造れるんだよ、って言われてる気分です。

値段はもの凄く高いですが、フルオーダーの8kg切ってるカーボンバイクを買うより、Moultonの方がよっぽどいいよなぁ(カーボン好きの方ごめんなさい)と思った管理人でした。さぁ、夢は「いつかはMoulton」で決まりです。(^^)
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