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既に書いたとおり、今回のアップデートで追加されるのは「ホームメニュー」と「名詞リーダ機能限定版」。ホームメニューは、普通の携帯電話と同じようなメニュー画面で、いわばランチャーに類する物。

名詞リーダは、その名の通り名詞を読み込んでOCRで処理し、連絡先等への登録を可能にすると言うソフト。こちらは有償ソフトなので、連絡先登録機能を使うには、ライセンスの購入が必要だという事らしい。

[es]を携帯電話として考えると、Windows MobileのPCライクなインターフェースは（普通の携帯ユーザにとって）決して使いやすいと言える物では無いと思う。ホームメニューはそんな[es]に携帯電話ライクな操作感を与えてくれ、割と使いやすいかもしれない。

特に、独立したシャッターボタンを持たない[es]にとって、２アクションでカメラが起動できるのはありがたい機能。しかも、Today画面時のカーソル・アクションキーの動作もカスタマイズ出来て、Todayプラグインの使い勝手を落とさずに、ホームメニューが使えるのは嬉しい。

エポックメイキングだったのがこちらの名刺リーダ。「携帯デジカメのOCRなんて」と思っていたら、その認識率が高いのには感心。他人の名刺なのでモザイクかけてるから分かりづらいかもしれないけど、サンプルの名詞では、なんと誤認識０。ちょっとびっくり。

さすがに中文漢字の入った名刺では認識率は落ちるが、普通の日本の名刺なら、かなりの確率で認識し、連絡先への登録が楽になること間違い無しだ。ライセンスの購入は、W-ZERO3 [es]から[ウィルコム公式サイト]へ接続する必要があるので、一時帰国時にでも購入してみようかと思うぐらいの出来。

従来のバージョンアップは、1.01、1.02と言うバージョンからも分かるとおり、安定性の向上や細かい機能修正だったけど、今回バージョンが1.50に上がり、従来無かった機能が追加になった。これで携帯としてもかなり使いやすくなってきた[es]、今後のさらなるバージョンアップにも期待したい。