こんばんわ。
さて、今週のマクラは「夏本番!納涼特別企画『クロスファイア』 vs 『ファイアスターター』」でお送りしております。………ラーメン? ネズミ? なんですかそれは。今回は名脇役にスポットを当ててみましょう。
『ファイアスターター』の名脇役はやっぱしジョージ・レインバードでしょう。CIAの下部組織『店(ザ・ショップ)』の優秀な工作員。アメリカ先住民チェロキー族で、大柄なレインバードは『店』のチーフ、キャップ・ホリスターをも恐れさせる存在です。彼がこの世で興味があるものはたったの三つです。「死」、「靴」、そしてパイロキネシスの少女チャーリー。『店』から出る給料のほとんどを靴を買う事に費やし、一軒の家にそのコレクションを鎮座させています。これは彼の今一つの関心………「死」と結び付け難く思えますが、映画『レオン』の主人公レオンが鉢植えに執着したように、自分をあるべき場所に根差すものとしての「靴」にレインバードもまた執着せざるを得なかったのでしょう。
レインバードの「死」への興味はもっぱら自分の「死」に向けられています。「彼のような職業にあると、死はしばしば急激に、前ぶれなく襲ってくる」「近ごろますます彼は、自分が手にかけた人間の顔を観察し、目のなかにその秘密を読みとろうとすることが多くなっている」という部分が、レインバードのその後の一挙一動に目を向けざるを得なくしています。
この冷静な殺し屋が、雑役係を装って捕らわれの身となったチャーリーの心に入り込もうとする所が後半の見所なのですが、その狡猾さが恐ろしいのです。超能力という一見派手なものを扱いつつ、じわじわとした心理戦を描いていく事は賛否両論あるかと思いますが、私はこのチャーリーの葛藤があってこその『ファイアスターター』だと思っています。『ファイアスターター』は父親アンディの心を「押す」能力と、チャーリーのパイロキネシス以外の能力というのはほとんど出てきません。他は全て普通の人間であり、一部はレインバードの様にとても暴力的です。そこで対等な心理面での話が出てきたというのは必然なのですが、そこを上手く描写するというのはS・キングの筆力ならではなのです。
最後に身辺整理を行い、戦いにおもむくレインバードは『バオー来訪者』の最強の敵・ウォーケンを彷彿とさせます。ウォーケンは能力者でしたが、組織の枠組みを外れつつも最後の戦いに執着していくそのシンプルな展開が見る者の心を打つ訳ですね。
さて、投稿です。ZEHさん。ありがとうございます。ジョジョンプ202号PAGE4以来でしょうか?
投稿者:ZEHさん
嘘つき探しで、今週も緊張感は頂点に!
え〜、結論からいくと、犯人は「8」です。
エ
『お、おい、なにやってるんだジョリーン!? 何であいつの鼻にストーンフリーを』
腹痛の要領で鼻血を出させたジョリーン。 徐「ええ、嘘だわ。けどマヌケは見つかったようね」 だいたい「8」ってのが、嘘八百だよね〜。承太郎のパチモンくさいし。
「さすがだな。ジョリーン」
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相変わらず怪しげな?犯人「8」に一票。
やっぱりあの鼻血はストーンフリーによるもの? そして血は争えないのか、親父ゆずりのスタンド犯人当て by ダークブルームーン戦。主人公の貫禄もこれでバッチシでしょうか? それにしても、これで命を取り留めるハズの二人はジョリーンに一生頭が上がりませんね。死刑囚だったらそんな事も考えないかもしれませんけど………。いろいろと協力をしてくれるようになるのではないでしょうか? 「スタンド」というものをどう理解するかは不明ですけどね。
で、結局、歩いて帰るんでしょうかね?
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