write 2000/03/05
ジャンプ第14号予想
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「週感ジョジョンプ」第202号

PAGE6・"リゾット"Romeoさんより

Hermit Purple attack JUMP 2000 No.14!


 こんばんわ。
 いよいよ深夜となり、私の時間になってきた感じです。週感ジョジョンプ202号、6PAGE目はこの方です。"リゾット"Romeoさん。かなりお久しぶりですね! 前回投稿は99年1月、週感ジョジョンプ159PAGE6ですね。ほぼ一年以上前だったりして。また投稿してくれてありがとうございます!

投稿者:"リゾット"Romeoさん

 物語を引っ張っていく最終的な目標、「ディオを倒す」とか、「町に潜む殺人鬼を探しだす」というものが無いので、どうなるのだろうと思っていたのですが、今週号の「死ぬよりも恐ろしいこと」がこれから起こる、というのが鍵かと思いました。

 荒木先生の初期の作品で、「バオー来訪者」というものがありましたが、その中で、「人にはない能力を身に付けることは、人にはない孤独を背負うことだ」という主旨のセリフがあったと思うのですが、「死ぬよりも恐ろしいこと」とは、この事をさして言っているのでは?

 ジョーリーンは、まだスタンド能力に、完全に目覚めていません。
 グーグードールズとの出会いによって、人型になりましたが、きっとこれから、まだ成長する筈です。
 おぼろげな記憶ですが、スタンドは、より強いスタンドと出会ったり、追いつめられたりして、精神的に成長したときなどに、より強固なものになるものだった様な気がします(そういう説明があった訳ではないけど)。

 スタープラチナの存在が、未熟なスタンド達に影響を与えて、成長してしまい、スタンド使いになることが、実は「不幸なこと」なのかと。

 承太郎が現われた目的は、単に無実の罪で投獄された娘を、刑務所から出すためだけに来たのだと思います。今までに説明された刑務所の体質からして、大金を積めば釈放して貰えそうです。

 次週では、警務所長と承太郎の取引のシーンから始まり、承太郎は非常に高額な金額を要求される。承太郎は要求通りの金額をキャッシュで渡すが、部屋を出る時、浮かれている署長の手から、スタープラチナが金を取り戻す。所長は、「あれ? どこにおいたっけ」となる。

 拒むジョーリーンが、承太郎にスタンドで攻撃。承太郎は時を止めて、その攻撃を回避。それを影から見ている、他のスタンド使い。

「人は鏡無しで自分の姿を知ることは出来ない! スタンドの概念を理解する! その時はじめてスタンドは、真に自分のものになる!」

という様な展開はどうでしょうか。

「少年よ
 ある種の事がらは死ぬことより恐ろしい。
 おまえの『肉体』やわたしの『能力』がそれだ………。
 わたしもおまえも同じだ………
 『化物』だ!」

(荒木飛呂彦『バオー来訪者』2巻 p.136 ウォーケン、バオー戦の最中に勝利を確信して)

 JJNリアルタイム掲示板にこの事を書こうとしていたら先にすぎもとさんに書かれてしまいましたが私の好きな「バオー来訪者」の台詞。「死ぬことより恐ろしい」………最初は、この台詞は超常現象というものの非現実性が殺しに用いられた時の被害者の恐怖、だと思っていたのですがその後、「孤独」の事を指しているのだろうなぁ………と思ってこの漫画が好きになりましたね。
 今、角川の月刊エースで『ケロロ軍曹』を連載している吉崎観音(よしざき・みね)さんという漫画家がいるのですが、この人がある所で漫画の書き方講座みたいな連載をしていたのですよ。その最終回で漫画家に必要なものとして「孤独と戦う事」という事を挙げていたのが印象深いです。当時、若かった荒木飛呂彦が漫画家としての孤独との戦いをバオーに込めて描いたいいシーンだと(勝手に)思っています。

 ジョリーンのスタンド「ストーン・フリー」の成長性は「A」だ!と言っていた時がありましたが、ジョリーン自身の成長性もまた「A」でしょうね。承太郎の役割として「成長」という事が考えられるのを見逃してはならないでしょう(って、子育てとか考えれば当然かな?)。


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