こんばんわ。
あちこちで話題になっておりますが、ジャンプ10号の作者コメントで作家三人が荒木飛呂彦の事について書いています。『ROOKIES』の森田まさのり(「荒木先生はいつまで経っても若いなぁ………」)、『HUNTER×HUNTER』の富樫義博(「荒木先生にお会いして大感激!! 影響受けまくりです」)、『I"s〈アイズ〉』の桂正和(「荒木さん、例のアレ、我侭言って名前まで入れてもらって嬉しいっス。大切にします)という感じ。桂正和とか森田まさのりはどうか解らないのですが、いろんな人に影響を与えているって訳ですよね。その荒木飛呂彦もいろんな映画や小説などからヒントを得て漫画を描いている事は周知の事実でありましょう。
前にも紹介したと思うのですが、荒俣宏『漫画と人生』(集英社文庫)は漫画の「模倣と独創性」という事について様々な示唆を与えてくれる快著であります。少女漫画と近代芸術とか切り口の楽しさもさる事ながら少年漫画ファンにはなかなか得られない、漫画全般というものに対するアカデミックな視点が楽しいのです。中でも、「後見人と〈めまい〉………佐藤史生『金星樹』をめぐって」にある「既製品はなぜ美しいか」という所の『超人ロック』は偉大なる平均作だ!という部分などは私もなるほどなぁと思う部分が多かったですね。
漫画とはどこかしら模倣の系譜を避けられない創作活動だという事に対してはいろいろと異論があるかと思いますが、日本のバラエティ豊かな漫画体系は積み重ねで成立する事以外ありえないかと思っています。ですから荒木漫画や車田漫画がいろんな影響をいろんな漫画に与えているのも、またいろんなものの影響を受けているのも当然の事で、必ず元ネタというものはついて回る事でしょう。
しかし現在の漫画家が影響を受けるのが漫画のみである事が多いという閉塞的な状況についてはいただけませんね。だいぶ前から解っている事なのに、ジャンプの新人の詰まり具合とか見ていると作家の育て方のセオリーというのは全く闇の中なんだな、と思わずにいられません。
さて投稿はヘリ坊やさんです。ありがとうございます。確か2回目の投稿のはずです。前回の投稿はジョジョンプ第六部予想PAGE33をご覧あれ。
投稿者:ヘリ坊やさん
え〜ジョリーンのスタンド名予想です。
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という訳で「スマイルdk」ではなく(笑)オリビア・ニュートンジョン(「ジョリーン! ジョリーン!」の人)からの名前出し。「運命のいたずら」なんていいじゃありませんか。割と謎めいた能力が有りそうですね。ただ「能力」って所が引っ掛かる訳ですね。「糸」に関連したものなのか?という所。このへん、ツボでしょうね。「クレイジーダイアモンド」みたいなのだと難しそうですけどね。
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