こんばんわ。
先日は成人式でしたね。
さて、今から500年ほどまえのフランスで、とうとうこの20歳という年齢を迎えられなかった女性がいました。その者に冠せられた名は………救世主、聖処女、殉職者、戦士、狂人………もう、おわかりですね。リュック・ベッソン版『ジャンヌ』(Joan of Arc)、観てきましたぜ〜。
ジャンヌ、といえばドライヤー版とかブレッソン版とか
映画化はいろいろありますが記憶に新しい所はジャック・リヴェット版『ジャンヌ/愛と自由の天使』『ジャンヌ/薔薇の十字架』がありますね。サンドリーヌ・ボネールがジャンヌを好演し、音楽も良かったです。しかしそのエピソードを余す所なく収録したため二本分の映画(118+122分)となり見応えのあるものとなっていました。戦闘がもったり進むのがリアルな感じがしたものです。ビデオは出ているのかな?
97年に『フィフス・エレメント』でがっくしさせてくれたベッソンがあの"ジャンヌ"に挑戦(コッポラが『フランケンシュタイン』を撮ろうというようなもかね?)という事でこれは観にいかねば、と乗り込んだ訳でありますが………。
まぁ結論から言うと、★★★1/2ぐらいです。
私が日本ジャンヌファンクラブ(JJF)会員としてそのへんも考慮しての話。
ベッソンは「既存のジャンヌ像を覆す」ことには全く成功していないと思います。これは、言われても仕方のない所でしょう。
今回のベッソン版ジャンヌは私の解釈によれば「ジャンヌ・ダルクの聖戦とは復讐ではなかったのか?」というものなのですが、それも過去、ジャンヌの言うお告げとは一体なんだったのか?という観点から、精神病理学的に研究がなされていたりするのですよ。それが広く知らしめられている、とは私も思いませんが、人間としてのジャンヌに迫っているとか、そーいうすごく新しい切り口はないです。
ただし、観ると「ジャンヌって狂人だったんだなぁ………」とつくづく思います。
私から言わせると「電波系美少女、サイコーだぜ!」といったところでしょうか(笑)。
最後の牢中の葛藤がチープながら、台詞による伏線を生かしている事にも注目。ジャンヌ・ダルク裁判はその「言葉」一つ一つが後500年の後も審議されてしまうというものですが、それを裁判のシーンで見せる技量と時間が足りなかったご様子。
その分だけ、前半の「狂気・動のジャンヌ」と「後悔・静のジャンヌ」の対比はいいんじゃないでしょうか。この「動のジャンヌ」がかなり非難を浴びそうではありますが、狂人でしかもあんまし自らは戦わなかった、という事を冷めた観客に見せつける意味では大成功のハズ。観ているとき「うわー、ジャンヌ・ダルクってやだなー」と思ったらそれは術中にハマっているという事。
(余談ですが、ネオクラッシックのよっこさんはこの映画、酷評でございまして、「女の端くれとして、生理的に観ててツライ映画」とコメント(笑)。なるほど、女性が観ると全然違ってみえる映画かも?)
そして問題のラスト。最初はあれでよくまとまっている、と思っていたのですが今日になってみるといろいろと疑問と発見が………まぁ、この辺はやはり見てのお楽しみです。ジョリーンファンも観ておきましょうぜ。ただし、金は自腹でね。デートにゃ向かんよ。
今回ジャンヌを演じたミラ・ジョヴォヴィッチは来日の際、ポケモングッズを買って帰ったとか………マニアックな。
(最後にもうひとつ余談……男爵役であの「ドーベルマン」も出ているよ)
はい、また長くなってしまいましたねー。でも今日は投稿も斬新でいいっすよ。ぷにさんです。通算4回目の投稿になるんでしょうか? 前回は98年11月14日のジョジョンプ147号PAGE4。この時点で「第6部か第7部の主人公になるであろう女ジョジョですが私が勝手に推してます」と書いているのがスゴい!
投稿者:ぷにさん
こんにちは。お久しぶりです。「ぷに」でございます。
今回は、ごく近い予想からだんだん先の予想までしてみました。
<徐倫スタンドと6部予想>
6部になってもスタンドの話は続きそうですね。でも小さい力で大きな力を倒すという2部のような展開は個人的に好きですが。
徐倫ですが、私の勘ではこの人は最終的にジョルノと一緒になるでしょう。子供は末恐ろしいですが…。
<ストーンオーシャンの意味と6部以降の展開>
ストーンオーシャン(石造りの海)とは、石仮面は実はスタンドだったりする。
さて承太郎ですが、たぶんアフリカでもやってますぜ、子作り。
さて、かなり先の話ですが、私の予想から行くと宇宙に行くのは次(7部)かその次の部(8部)でしょう。 「おーい、康一く〜ん」
これでしょう(笑)。
最後に一つ気になることが。
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今なお宇宙行き説は強いなぁという事を改めて知りました。というか今や宇宙説最先端がぷにさんでしょう。これがマジ当たったら本当にスゴイなぁ。
ところで、「死者を連れ戻す」………いいですねぇ。恐ろしい愛の力というか。なんならスタンド名は「ペット・セマタリー」でどうです? そこまでキングをパクったりしないか。ロミオを殺してから連れ戻すというのはどうです? いいなぁこれ。まさにロマンホラー。じゃ、万が一だけど吉良に会ったら「連れ戻せる」訳だ。吉良がアメリカまで旅をして(もちろんファースト・クラスを二席確保)、ジョリーンvs吉良。………こう考えると5部つながりの方がよっぽどマシに思えてきましたね。しかし承太郎の子作りって………ファンからカミソリ来ちゃいますよ(笑)。カミソリメール。
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