天空の山

03.03b日ノ出山山行


山域名:奥多摩・日ノ出山
(御嶽駅〜御岳神社〜日ノ出山〜つるつる温泉〜武蔵五日市駅)
実施日:03.03.29
お天気:曇〜晴
同行者:国分寺高校山岳部(KAC)卒業生一同、先生

2週間前の実踏に引き続いて、今回は21名もの卒業生+先生で登るハイク。
山から離れて久しい人もいたせいか、全体のペースはゆったりとしたものだったが、
そのお陰で、柔らかな日差しの暖かな山歩きを楽しむことができた。



御岳神社まで
普段、奥多摩方面の山に行く時、tanaは拝島駅から青梅線に乗るのだが、
今日は、立川駅06:30集合を幹事として呼びかけている身なので、素直に立川駅へ。
予定していた電車に1本乗り遅れてしまったので、立川駅到着は遅刻ぎりぎりの06:27。
幹事としては、余り褒められた時間ではないが、まあ、それでも集合時刻には間に合ったので良しとしよう。
集合場所には、既に何人かが集まっていて、初めてお会いする先輩方などに挨拶をしながら、
人数がそろっていくのを確認する。
乗る予定の列車が発車する、06:45には何とかぎりぎりで全員が集合し、無事出発。
車内では、改めてご挨拶をしたり、積もる話に花を咲かせたり、集金したりと何かと忙しい。
列車の終着、御嶽駅で降りて、バス乗り場へ移動。
2週間前の下見の時は、自分ひとりでバスに乗っていった。
が、しかし今日は、バスの発車までまだ10分近くあるというのに、20名位のおじさま、おばさまの集団が並んでいた。
そのお陰で、車内はギュウギュウ詰め。
ケーブル下のバス停につくと同時に、解き放たれるようにして、バスを降りて坂道を登って行く。
御岳ケーブルカーの滝本駅では、まとめて切符を買って配布した後、各人思い思いの場所で時間つぶし。
なんせ、バスに乗っていた人+自家用車で上がってきた人で、待合室が大賑わい。
一部の人は、券売所の前の屋根の下で写真を撮り合っていたりした。
急遽追いかけて合流することになった先輩を待つための1人を駅に残して、
08:21、2週間前の2倍は乗っていると思われるケーブルカーは、山頂目指して出発。
そして、あっという間に山頂駅へ。
何人かがトイレに行くということだったので、
その他の人は、駅の横で、下界の展望をバックに写真を撮ったり(やや霞んでいた)、
顔の部分のみが切り取られた写真撮影用の看板の前で記念撮影したりと、わいわいがやがやと過ごしていた。
10分ほどで神社に向けて移動を開始する。
ずーっとアスファルトの道なのだが、神社の山門の辺りから、風邪気味の人がついて来れなくなる。
舗装路だとはいっても、今回のコース中で、体力的にもっともきついのではないかと思われるのが、
この御嶽神社の往復の階段なのだから、仕方ない。
山門のところで、何人かと一緒に待っているということなので、その他の人は、神社まで往復することにする。
で、予定より若干遅れて、09:10過ぎ、神社についてみると、
そこには青いブルーシートに覆われた、本殿が見えてきた。



日ノ出山山頂出発まで
せっかくの御嶽神社であるが、本殿がすっぽりとビニールシートに覆われていて改装工事中らしい。
ビニールシートですっぽりと覆われた御嶽神社本殿。
↑ビニールシートですっぽりと覆われた御嶽神社本殿。まったく興ざめである。

追いついていない人がいるのと、本殿が興ざめなのとで、写真は撮らず、一部の人がお守りを買ったりしながら、
およそ15分ほどで、もと来た道を引き返す。
山門のところで、遅れていた人たちと再び合流し、
さらに、急遽参加の先輩と、彼を待つために滝本駅で待っていてもらった人も加わって、日ノ出山を目指す。
ワイワイガヤガヤ、人数相応の賑やかさで歩いて行く。
2週間前、地面がアイスバーン状態だった場所も、今日はほとんど凍っていない。
左側から首を出しているヤギにちょっかいを出したり、
後ろから来たオバサマ集団に抜いてもらったりしながら、淡々と山道を進んで行く。
首を出すヤギと、それに戯れる人たち。
↑左手の小屋から首を出すヤギと、それに戯れる人たち。日ノ出山への道は前方。

人数が多いためであるが、どうしても、縦に長い集団になってしまい、
その結果、先頭と最後尾とでは、えらく離れてしまった。
実踏の時のように雪が降り出してくるでもなく、ドピーカンで暑いわけでもなく、
気持ち良い山歩きで、先頭集団は10:00少し前に日ノ出山山頂に到着。
何人かが遅れていたので、tanaは戻って様子を見たりしながら、
最後尾集団も10:10過ぎには山頂到着。
みんなで、記念撮影(アリバイ写真と呼ぶ)をした後、思い思いの場所に広がって、
軽くお昼を食べたり、お菓子をつまんだり、写真を撮ったりと、マッタリとした時間を過ごした。
10:50過ぎ、山頂を出発する。



つるつる温泉まで
山頂から、都心方面に向かって右手の、急な階段を下って行く。
『これを登りにしなくて良かったね〜』という声に、誰ともなしにうなずく声が聞こえる。
上養沢への分岐や、車道への近道(但し、冬季凍結のため登山路使用を推奨、という看板が有)分岐を通って、
顎掛岩(あごかけいわ)で、またも広がってしまった前後の間隔調整のため小休止。
『関八州が見渡せた』との表記に、辺りを見渡して『昔は、この付近はすべてハゲ山だったんだ』と無理に納得。
顎掛岩の直後の道。
↑顎掛岩直後の道。とても『関八州』を見渡せるような雰囲気ではない。

そして、積もる話に、しゃべりの輪を広げながら、ゆっくりと車道到着。
ほぼ予想した通の時間であった。
実踏をした感じとしては『短すぎるかな』という気もしていたのであるが、
『久々でいい運動だった』とか『これくらいでちょうどいい』など、好意的な意見が多数。
都道に合流して、左にやや坂道を登って、12:10、つるつる温泉に到着



武蔵五日市駅まで
1時間におよそ1本運行されている武蔵五日市駅行きの、次のバスの発車時刻は14:05。
温泉で2時間ほど時間をつぶしてその次のバスに乗る手もあったが、
55分後のバスでいい、という意見が多かったので、5分前にロビー集合を宣言して一時解散。
週替わりで露天風呂のある湯船と、ない湯船を、男女で入れ替えているそうで、
この日は、女性が露天風呂のあるほうだった。
で、気持ちよく入浴して、お風呂上りにアイスを食べながら、ロビーで待っていると、
集合時刻が近づいてくるというのに、人数が大幅に足りない。
13:00の集合時刻になってもまだ5、6人が集まっていない。
13:05定刻、『発車します』というバスの車掌さんの声を聞き、
『あと一分だけ待って!!!』と懇願する(周囲の話によると、脅迫に近かい顔をしていたらしい)と、
ロビーを走り回り、未だ集まっていないメンツを確認し、
ロビー内で腕時計を探していた先輩に、この後の行き先を告げてタクシーで追っかけてくるように伝えると、
バスに戻って、平謝りで発車してもらう。
発車直後に追いかけてきて、バスに止まってもらって乗った人などもいたが、
結局、5人がバスに乗り遅れ、タクシーで追いかけてくることになった。
20分ほどバスに乗り、武蔵五日市駅から5分ほど歩いて、お蕎麦屋さん(寿庵 忠左衛門)に到着。
実踏で来た時食べた建物の裏にある、『母屋』と呼ばれる外見は純和風家屋、
しかし、内装は洋風のイベントスペ−スのようなところで、お蕎麦をいただく。
ちょっとだけビールも出回ったりして、好評だった。
お蕎麦屋さんの母屋。
↑お蕎麦屋さん『寿庵』の母屋。こんな外見で、内装は意外と洋風。

そんなこんなで、夕方の宴会での再会を約して、15:05発、武蔵五日市駅からの電車で流れ解散。
tanaは、拝島駅から西武線に乗り換えて、無事帰宅。


天候も、晴天だったわけではないし、見所のある山でもなかったのだが、
そこそこに、好評をいただいて、そして、自分も山を歩けて、楽しい軽ハイクだった。



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