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"b97202a:新潟の余韻を酒で楽しむ"


国内旅行の楽しさはなんどいっても日本酒。たとえ蔵元にいけずとも駅ビルの酒屋でさえ東京ではなかなか手に入らないようなその地の酒だ手に入る。車でないのであまり荷物にならぬよう、いろいろ楽しめるよう冷蔵ケースに陳列されていた酒を先週新潟で買ってきた。今日はそれを楽しむことにする。


First Order   <゜)))彡


冷蔵された缶入りの酒には生酒があったりしてうまいものが多い。その反面保存いは気を使わなければならないので人への土産には向かないが、自分への土産にする分にはその点安心なのでこうして買い込んできた。

吟醸酒というとフルーティーな香りのするものが多いが、この新発田の酒はちがう。余計は香りはない。米のほのかな香りがあるのみだ。純米酒とは思えないほどすっきりとシャープな味わいだ。いっさいまじりけ(醸造用アルコール)もなくこのきりっとしまった飲み口はすばらしい。一口味見をするつもりがあっという間に一缶飲み干してしまう。

つまみは軽く網であぶった剣先するめ。表面の白い粉はアミノ酸。うまみだ。旨味調味料といえば味の素というのもあるが、天然のうまみタップリのするめにはあえて加える必要はない。少しばかり醤油をかける。もちろんあぶりたての熱いうちに。醤油の香ばしさがなんともいえない。そしてマヨネーズ何ぞを少々つけたりなんかするという事はない。これを傾きかけた西日の下でいただくのが最高の晩酌なのだ。


Second Order


最近は便利なもんで、火がなくともその場で自らお燗してくれる缶がある。本来はお燗ができない状況で役立つのだか、今日はあえてここでいただく。というのもこれは土産としてではなく、帰りの新幹線でいただこうかと買っておいたものなのだ。乗る前は不自由のなきよう買い込むが、いざ暖かな車内に腰掛けると1も2もなく眠りの境地へのお誘いがやってきて結局開けずじまいだったのだ。

お燗機能のついた酒は東京でもメジャーな数銘柄しかない.新潟で手に入れたのは白瀧酒造の「燗して旨い酒」だ。最近では「上善如水」がすっかり有名になった湯沢の蔵元の酒である。もちろんこの酒には上善如水のような香りはなく、寒さを忘れあたたまるのにふさわしい味わいがある。しかし、この手の酒の欠点は重さの割に量が少ないことだ。まあお燗が出来るほどの燃料を積みこんでるわけであるから仕方がない。だいぶきつくなった最近の東京の寒さを凌ぐのにはこれくらいの代償はいたしかたないとしよう。

つまみは水で戻した海藻。生にはかなわないが、歯ごたえとかすかな磯の香りを楽しむ。ああ、それにしても出来ることならやはり新鮮な海の幸をたらふく食えるところへ行って新鮮な海の幸を食いたいもんだ。


Third Order


新鮮さが命の生酒。柏崎の地酒「越の誉」生貯蔵酒の出番だ。瓶のキャプをあけれはそこには米、米、米のいい香り。ああ日本酒はやっぱり米から造るのね、ああこのいい香り。飲んでしまうのがもったいない・・・。

もう我慢できない。できれば新鮮なとりたてをL食いたいところではあったが背に腹は代えられぬ。見よ!このイクラのつやを!!というわけで、米といえば江戸前にぎり、鮨を出前してしまった。奥に見えるはまぎれもなくトロ。そして(写真には写っていないが)ウニ、甘えび、サーモン…。そして吸い物を飲んで温まる。うーたまらん!!!

 


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