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b02617a:新潟・奥只見de吟醸酒

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▼水よりもさらりと喉を通る。口にした後の味と印象に強烈なインパクトはない。しかし、スグに次の一口が進み、グラスに満ちていたはずの、その無色透明な魔法の液体は空に。ほどなく呑み干した身体に浸透し、やさしく心地よき酔い加減が訪れる。

▼主張が強いことだけが個性ではない。細胞の末端までが欲しているかのごとく自然に後をひく仕上がり。そんな吟醸酒に出会った夜は不幸だ。贅沢な時間を過ごしていることすらも忘れてしまう。全身が麻痺し、ありがたささえも感じなくなるから。

▼日本酒ぽんしゅ数々あれど、数あれど、酒通でない人にこそ飲み始めのきっかけとしてオススメしたい。やや、いや、かなり高いが。アルコール度数ではない。お値段が。しかし、失敗を幾度と繰り返すことを考えれば安いもの。例えば巨大岩魚で有名な奥只見湖みやげとなる「尾瀬三郎」がその一つ。新潟銘醸謹製の吟醸酒だ。

▼地元、新潟のそばをすすりながらも良し。春先なら山菜、あるいは解禁直後の清流魚とご一緒に。「和」のテイストにこだわなければ、同じく新潟は湯之谷村・米山均さんのところの生ハムも。相性GOODなワケは塩分が控えめであること。肉の甘みと柔らかさが舌の上でとける手作りの逸品ゼヨ。けどね、今日のSeiji's Barでは新鮮胡瓜にタラバ蟹ボイル三杯酢がお通し。軽やかな酸味とも合っちゃたりするのさ。

▽──→かなりオマケに関連するローカルネタ、加えとく。栃尾又温泉の冷泉は一度お試しあれ。時間にゆとりをもって。湯気の立つ湯ばかりがリラクゼーションじゃないって発見!病み付きなりにケレケレ〜。


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