毎日生活をしていると、いろんな情報が入ってきます。その中で、「どれを選んで、どれを選ばない｣、究極的に言ってしまうと、「どれを現実として、どれを現実としないか｣、これを瞬時に選択して生きていく訳です。
私は仕事で毎日書店に行く訳なんですが、書店の方というのは、行くとたいてい荷解きをしているか、ストックから欠本の補充をしています。その日、取次から本が届いている訳です。もちろん、配本というものがありますので、注文した商品以外のものもどっさりきます。それらの「生き死に」を瞬時に判断して、本棚を整理し、やってくるお客さんに商品を提示する訳です。助産婦みたいなものですね。中には本好きなのかずぼらなのか解りませんが、とにかく並べちゃえ、という人もいます。そういう書店さんの棚はきゅうきゅうです。
私が注文を取りに伺う時でも、前述のような書店さんはどんぶり勘定のような、景気のいい取り方をしてくれます。その他の書店さんは売れ筋を聞いてきて、注文上で生き死にをある程度決めておく訳です。
そこまでしても、まだ書店に来ない本、忘れられた本があります。その本の世界というのは、もう「現実」ではない訳です。そんなものは生活には無くて、これからも生き長らえていけるんだというものは、「現実」ではない。一部の人にとっては強烈な「現実」でも、選択されなかったら「現実」にはならない。今、この線引きが簡単にできる時代かと思います。ボーダレスなんてのは大嘘です。皆さんも気をつけて現実を選択しましょうね。何に気をつけるか、それが一番の問題ではありますが………。
冒頭、のっけから撃ち込まれるヤツ。そりゃーそこまで撃たれれば即死でしょうに………って、脳組織が半分以上破壊されるとやっぱりゴールド･Eでも再生できないようで。これはいい事を聞いたというべきか。急いで離陸する飛行機に飛び乗り（気圧はいいのか？）、無事テイクオフ！
この空路は失敗するんではないかと思われていましたが、無事？出てしまいました。これでまず私の予想は一つ外れ。そして髪型の変わっているトリッシュ登場。なぜにトリッシュの髪型は変わっていなければならないのか？ そのあたり誰も指摘しそうにありませんがとりあえずボスと母親が知り合った場所は「カーラ・ディ・ヴォルペ（キツネの尾)」という場所らしい。意味深な地名。エメラルドの海岸が一行をいざなう、って訳。
そしてブっ飛ばして最後のシーン（ミスタが食べ物の本を読んでいたのは特筆に価するか？)。どう見てもヤツの「指」。死体の一部か、ギアッチョの時みたくミスタがうっかりして自分の指を置いてでもいない限り、これは確かにヤツのもの。いや、画面に出ていないだけですでに仲間が襲われている、という事もある。一体誰の指か解らない事がまず第一のポイント。
仮に奴の指だったとして、どうやって「侵入｣したのか？ まぁジョルノの能力が一行を安心させる為のデタラメだったとしても、偶然選んだ飛行機に「仕込み｣をしていたとは考えにくい。まず考えられるのが、「気体化」するやつなんではないかという事。飛行機に紛れて入ってしまえば後は再生するだけ、という訳。
しかし、まだ問題がある。仮に指一本ずつ再生していったとしよう。ジョルノ達も馬鹿じゃないから、何らかの手段をとると思う。あるいは逆に、手段をとらせなくさせるか。つまり、「一行をなんらかの能力で無力化させる事」が必要となってくる訳です。GIOGIO第5部では一人の刺客が一行を襲う、という構図が多い訳ですが、ズッケェロや前回のスクアーロ＆ティッツアーノのようにスナイプ（狙撃)型のものとプロシュート兄貴のグレイトフル・デッドのようにジェノサイド（無差別同時攻撃)のものがある訳ですが、今回のように場所が限られてくると、後半ではないのか？と思う訳です。
無力化させる方法は、まだあります。それは「不用意に動けなくさせる事｣です。攻撃がどこから来ているのか解らない、何が攻撃しているのか解らない………など。もし、「スタンドにとりつくスタンド」だった場合、前回のトーキング・ヘッズ同様、どこから攻撃（あれは「口撃」か)されているのかされていないのか解らなければ、動き用がなく、手のうちようが無い。これは恐ろしい。
まだある可能性として、「あの手が幻影だったら?」という事があります。もし幻影だったら………ポルポの手の事も証明できますかね。さて次号第6号、「ピッツァが食べたい！」への予想、どんどんお待ちしています。ポイントをもう一度書いておきますと1.奴はどこから侵入したか、2.奴の攻撃方法は？というところ。お待ちしています。
「週感ジョジョンプ」第65号へ進む
「週感ジョジョンプ」第63号へもどる
「週感ジョジョンプ」バックナンバートップページに戻る
「週感ジョジョンプ」トップページに戻る
CON$ E-mail: condor@edit.or.jp