「週感ジョジョンプ」第59号！

　いろいろな事情がありまして、漫画月刊誌、隔月誌の売上データを調べる事になりました。ふぅ〜この出だしを書くのに15分もかかってしまった。前も書いたけどジョジョンプは書き出しで迷う。そんな大したこと毎回書いてないけどいちおう読んでもらうもんだしと思って考え込むところもある訳っす。

　話がそれたけど、今の漫画雑誌。月刊のものは苦しいような結果が出ている。調べてみたのはごく一部なんだけど、こんなんでは絶対採算がとれていないという雑誌もあります。名の知れている出版社の雑誌でもそういう事はある。それでもコミックス単行本のために雑誌を出すのか、首をひねらざるをえません。私はまだまだ漫画については不勉強なところが多いのですが、出版社全体の回転資金上の問題とかは最近少し解るようになってきました。だけどコミックス誌がその中で重要な位置を占めるとはとても思えないし、中には膨大な経費を要する雑誌もあります。その上、実質の売れ行きはまだまだ作家が左右すると思われています。

　全くもって、漫画雑誌があれだけ世の中に出ている事が不可解と言うしかありません。皆さんの中にも、「この漫画雑誌は世の中に特に必要ないだろう」というものがあるかもしれません。

　でも、何らかの事情で出さなくてはならないときがあります。想像ですが、その原因は「人」によるところが大きいのではないでしょうか。現在、書き下ろしの長編漫画がいきなり単行本化されるという事はあまりなく、まずは雑誌に掲載されて、という事になります。それを続けなくてはならないから………、この人を会社から逃がしたくない………とかいろいろあって出ている雑誌もあるでしょう。案外、考え方はアナログなものです。だから来年あたり、漫画雑誌がばたばたと休刊になる（これはトレーディングカードなんかも同じだと思う)だろうけど、あまり驚くべきことではないと思います。そんなときどうすればいいのか………を考えるのはこのジョジョンプという場は適切でない気もしてきたので、とりあえず今週のジャンプ第52号　ジョジョ第530話『★見つけたぞ！』を見てみましょうか（なんだそりゃ）。

　うーん、いつもと違う調子で書いてしまうと内容も結構曲がってくるという事が証明された本日のジョジョンプですが、まずは前号に引き続きナランチャに注目。

　よく見ると、キャラクター性というべきか、ナランチャって全く反省していない。ホルマジオ戦のときも全部自分のせいで状況をめちゃくちゃにして（それでもって結局勝ってしまうというところがいいんだけど)いるにも関わらず、今度も状況が好転していない。ちょっと考えれば本当の事の言い方だって解るし、実際自分でやっているにもかかわらずピンチの際は冷静でなく更にピンチ。

　その上を行ったドツボ野郎がスクアーロ。「なんだと？」なんて簡単にナランチャの方を向いているというのは、もうジョジョの世界では敗北したも同然。この人、単独でよく今まで生きてられたなというのが正直なところ。

　前回気になっていたナランチャの「覚悟」が大爆発。舌を切り取ってスタンドを引っぺがすという強引な方法。ジョルノの生体部品作りが無ければ死んでいたという荒技なわけですが、それで呼吸を乱したのがスクアーロに呼吸を乱してはならないと言っていたティッツアーノ自身。

　さて、次回ティッツアーノがどう出るのかを考えてみましょう。スクアーロの「クラッシュ」ともども遠隔操作であるため、顔色一つ変えずにジョルノの始末の継続は可能。そこでティッツアーノは逃げる事なく、第三部のスタンド使いよろしく「すっとぼける」事でしょう。どうして舌を見て呼吸を乱したのか？　どうして怪我人を連れているのか？　殴って倒れている人間に味見をさせるような集団なので、そりゃ一筋縄では行かない。

　問題はティッツアーノの「トーキング・ヘッズ」が複数いた場合にどうするか？　つまり、もう既にアバッキオの喉元に住み着き、ミスタ達を混乱に陥れていたとしたら？　何よりもまず、「イタリアの人って切られた下をナイフで持ち歩いている少年には呼吸を乱さないのか？」という率直な疑問の方も解決してもらいたい気もしますがねぇ。もっともっと素朴な疑問、エアロスミスの弾丸に引火しないのか、とか………まぁそんな事はどうでもいいか、次回、「クラッシュ」は戻ってくるのか？　これが大本命。

　次回予想の締め切りは11/28（金）まで。どんどん送ってやって下さい。今後の展開でもグー。

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